JP2003058656A - Idカード更新発行システム及びidカード更新発行方法 - Google Patents

Idカード更新発行システム及びidカード更新発行方法

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JP2003058656A
JP2003058656A JP2001250709A JP2001250709A JP2003058656A JP 2003058656 A JP2003058656 A JP 2003058656A JP 2001250709 A JP2001250709 A JP 2001250709A JP 2001250709 A JP2001250709 A JP 2001250709A JP 2003058656 A JP2003058656 A JP 2003058656A
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JP2001250709A
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Takeshi Katsuta
剛 勝田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発行要求者がわざわざ更新窓口に出向かなく
とも、在宅したままでインターネット等の通信基盤上で
IDカードの更新手続を実行できるようにする。 【解決手段】 顔画像入りのIDカードを更新発行する
システムであって、IDカードの発行要求者の顔部位を
撮影して顔画像情報を取得する撮影装置100と、この
撮影装置100によって取得された顔画像情報を既存の
通信基盤を通じて送信する通信機能付きの情報処理装置
#iと、この情報処理装置#iから顔画像情報を受信し
てIDカードの更新発行処理をする通信機能付きのカー
ド発行管理システム200とを備えるものである。この
構成によって、発行要求者がわざわざ更新窓口に出向か
なくとも、在宅したままでインターネット等の通信基盤
を利用してIDカードの更新手続を取ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は顔画像の入った、
キャッシュカード、会員証、社員証、従業者証、学生
証、外国人登録証及び各種運転免許証などのIDカード
の自動発行システムに適用して好適なIDカード更新発
行システム及びIDカード更新発行方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、顔写真の入ったキャッシュカー
ド、従業者証、社員証、会員証、学生証、外国人登録
証、パスポート、図書館利用カード及び各種運転免許証
などのIDカード発行システムが使用される場合が多く
なってきた。例えば、従業者数の多い企業では従業者証
発行システムが採用される場合が多い。このシステムで
は、本社にホストコンピュータが設けられ、そのコンピ
ュータには支社に配属された従業者の個人情報が登録さ
れている。
【0003】ここで、個人情報とは氏名、住所、生年月
日、従業者証の交付年月日及びその有効期限等をいう。
個人情報は文字画像としてカード部材に形成されるもの
である。支社で例えば従業者証の満期を迎えた者が、そ
の更新を要求する場合に、その者が本社又は支社におい
て、本社のコンピュータにその従業者の個人情報が照会
され、本社で照会の結果、その従業者が本社に登録され
た者であることが確認されると、本社で従業者証を発行
するようなされる。更新対象者が多くなると、従業者証
発行処理も流れ作業化される場合が多い。
【0004】図19は従業者証更新発行システム10の
構成例を示す概念図である。図19に示す従業者証更新
発行システム10は本社にコンピュータ1を有してい
る。このデータバス8には例えばコンピュータ1、従業
者証登録用の端末装置2、撮影装置4、ファイリング装
置5及び従業者証プリンタ6が接続されている。
【0005】このシステム10では、まず、従業者証の
更新発行を要求する者(以下単に発行要求者という)2
0は従業者証に係る発行申請書に氏名、住所などの必要
事項を記載し、その発行申請書に自分自身の顔写真、必
要に応じて手数料としての証紙等を貼付した後に、その
発行申請書を本社の総務部などの受付窓口に提出する。
【0006】ここで、発行要求者20は視力・聴力など
の適正検査を受けるようになされる。その検査結果は発
行申請書に記載される場合もある。この発行申請書の記
載内容が適切であれば、その発行申請書が受理される。
【0007】その後、本社の窓口では本社のコンピュー
タ1に接続された従業者証登録用の端末装置2などにそ
の発行要求者20の個人識別番号IDが入力され、本社
のコンピュータ1に対して、その発行要求者20の個人
識別番号IDに係る個人情報D2が登録されているか、
また、その従業者証の有効期限や、更新時期等が照会さ
れる。
【0008】そして、本社のコンピュータ1から照会結
果が得られ、その照会結果によってその者の個人情報D
2が正しく登録されていることが確認されると、発行要
求者20は、その発行申請書を持って例えば撮影室に行
く。その撮影室には専属の撮影者が配置されている場合
が多く、その撮影者は発行要求者20から発行申請書を
受取り、撮影装置4に発行要求者20の個人識別番号I
Dを入力する。その後、撮影装置4によって発行要求者
20の顔画像が撮影され、発行申請書の記録内容が図示
しないイメージスキャナなどによって読み取られる。こ
の発行要求者20の顔画像データD1と発行申請書のイ
メージデータD3’はファイリング装置5に転送されて
保管される。
【0009】一方、発行要求者20の顔画像データD1
と個人識別番号IDは従業者証プリンタ6に転送され、
従業者証用の生カード基板に発行要求者20の氏名、住
所、顔画像、個人識別番号、有効期限、再発行日などが
画像形成されて、新しい従業者証30が作成される。そ
の後、その従業者証30の記載内容に誤りがないか検査
した後に、発行要求者20に新しい従業者証(以下でI
Dカードという)30が手渡される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来方
式の従業者証更新発行システム(以下でIDカード更新
発行システムという)によれば、以下のような問題があ
る。
【0011】 IDカードを更新する本人が直接、I
Dカード発行窓口に出向し、その窓口で更新手続をしな
ければならない。順番待ち等で更新手続に多くの時間を
費やすことになる。
【0012】 IDカード発行窓口で更新手続をする
場合、更新窓口に来た発行要求者20の本人確認は受付
窓口の担当者が、旧従業者証30に形成された顔画像
と、発行申請書に貼付された顔写真とを比較等すること
により行っている。このときの本人確認レベルは担当者
が顔特徴量を抽出する判断能力に左右されてしまう。
【0013】従って、更新時期が5年後等を経た発行要
求者20の経時変化(顔、風貌の変化)に対しては担当
者の判断能力にレベル差が生じ、他人を本人として受け
付けてしまうおそれがある。
【0014】 IDカードに形成する顔画像は、限ら
れた時間の中での顔部位の写真撮影がなされる。このた
め、表情が固くなり長い年月所持するIDカードの顔画
像として相応しいものが得られず、発行要求者20から
改善が望まれている。
【0015】 更新手数料等の支払いは現金取引が基
本であり、当該システムで多額の更新手数料を取り扱う
ようになった場合は金額的に盗難等の危険が懸念され
る。
【0016】 IDカードの更新に関して、本人の適
正が確認される場合であって、身体能力等の検査項目に
は、会社や学校等他所で審査されている内容が含まれる
場合が多い。
【0017】従って、当該システムで身体能力等の検査
をすると重複検査となってしまう。また、他人の大勢い
る中で身体能力等を検査される場合が多く、その検査結
果が思わしくない場合にはプライバシーの面で不快を与
えるおそれがある。スピーディな検査ができず、発行が
滞留するおそれががあった。
【0018】そこで、この発明は上述した課題を解決し
たものであって、発行要求者がわざわざ更新窓口に出向
かなくとも、在宅したままでインターネット等の通信基
盤上でIDカードの更新手続を実行できるようにしたI
Dカード更新発行システム及びIDカード更新発行方法
を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るIDカード更新システムは、顔画像入
りのIDカードを更新発行するシステムであって、ID
カードの発行要求者の顔部位を撮影して顔画像情報を取
得する撮影装置と、この撮影装置によって取得された顔
画像情報を送信する情報処理装置と、この情報処理装置
から顔画像情報を受信してIDカードの更新発行処理を
するカード発行管理システムとを備えることを特徴とす
るものである。
【0020】本発明に係るIDカード更新発行システム
によれば、顔画像入りのIDカードを更新発行する場合
に、例えば指定された撮影装置によってIDカードの発
行要求者の顔部位を撮影して顔画像情報が取得される。
この撮影装置によって取得された顔画像情報は既存の通
信基盤等を使用して情報処理装置からカード発行管理シ
ステムへ送信される。
【0021】このとき、情報処理装置ではカード発行管
理システムが呼び出されると、当該発行要求者の個人識
別情報又は/及び個人情報が入力手段を操作して入力さ
れる。一方で、撮影装置によって取得された顔画像情報
が記憶手段から読み出される。通信手段では個人識別情
報をカード発行管理システムへ送信すると共に、当該発
行管理装置から更新手続情報を受信するようになされ
る。通信手段によって受信された更新手続情報に基づく
更新手続画面は表示手段に表示される。情報処理用の制
御手段では発行要求者の個人識別情報、顔画像情報及び
個人情報を既存の通信基盤等を使用してカード発行管理
システムへ送信するようになされる。
【0022】カード発行管理システムでは情報処理装置
から顔画像情報を受信してIDカードの更新発行処理を
するようになされる。従って、発行要求者がわざわざ更
新窓口に出向かなくとも、在宅したままでインターネッ
ト等の通信基盤を利用してIDカードの更新手続を取る
ことができる。
【0023】本発明に係るIDカード更新発行方法は顔
画像入りのIDカードを更新発行する方法であって、I
Dカードを更新発行する発行者側に通信機能付きのカー
ド発行管理システムを配置し、IDカードの更新を要求
する発行要求者側では予め当該発行要求者の顔部位を撮
影して顔画像情報を取得すると共に、通信機能付きの情
報処理装置を準備し、情報処理装置とカード発行管理シ
ステムとの間を既存の通信基盤より接続し、先に取得さ
れた顔画像情報を通信基盤等を通じてカード発行管理シ
ステムに送信し、カード発行管理システムでは情報処理
装置から顔画像情報を受信してIDカードの更新発行処
理をすることを特徴とするものである。
【0024】本発明に係るIDカード更新発行方法によ
れば、顔画像入りのIDカードを更新発行する際に、発
行要求者がわざわざ更新窓口に出向かなくとも、在宅し
たままでインターネット等の通信基盤上でIDカードの
更新手続を取ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態に係るIDカード更新発行システム及び
IDカード更新発行方法について説明をする。 (1)実施形態 図1は、本発明の実施形態としてのIDカード更新発行
システム300の構成例を示す概念図である。
【0026】この実施形態では顔画像入りのIDカード
を更新発行する場合に、IDカード発行センター等に通
信機能付きのカード発行管理システムを備え、発行要求
者の顔画像情報を通信機能付きの情報処理装置から受信
し、IDカードの更新発行処理を既存の通信基盤を通じ
て実行して、発行要求者がわざわざ更新窓口に出向かな
くとも、在宅したままでインターネット等の通信基盤上
でIDカードの更新手続を完了できるようにしたもので
ある。
【0027】図1に示すIDカード更新発行システム3
00は顔画像入りのIDカードを更新発行するシステム
であり、IDカードの一例となる従業者証30を更新発
行する従業者証更新発行システム等に応用して極めて好
適である。このシステム300ではIDカードに関して
従業者証30の他に、キャッシュカード、社員証、会員
証、学生証、身分証明書、外国人登録証及び各種運転免
許証などが対象となるが、従業者証30を更新発行する
場合について以下に説明をする。
【0028】このシステム300では従業者証発行元
(以下で従業者証発行センター201という)の認可を
得た写真店、街頭中のフォトハウスあるいはコンビニエ
ンス・ストア等に証明写真用の撮影装置100が配置さ
れており、従業者証30に形成する顔画像に関して、発
行要求者の顔部位を撮影して顔画像情報を取得するよう
になされる。発行要求者とは従業者証30の有効期限が
到来し更新をする者をいう。
【0029】この撮影装置100では発行要求者の顔画
像情報に当該撮影日に関する情報を付加するようになさ
れる。これは撮影日の古い顔画像情報を除外して最新の
顔画像情報を使用するためである。顔部位は何枚かを撮
影し、データ形式の顔画像情報をCD−ROM(コンパ
クトディスク型の読出し専用メモリ)やMD(ミニディ
スク)等の記録媒体15に格納し、自宅へ持ち帰るよう
になされる。この記録媒体15は自宅のパーソナルコン
ピュータ(以下パソコンという)等の情報処理装置で再
生され、この記録媒体15から読み出された顔画像情報
は従業者証更新時に使用するようになされる。
【0030】もちろん、顔画像情報は記録媒体15に記
録して持ち帰る方法に限られることはない。例えば、写
真店で撮影して得た顔画像情報を写真店のデータベース
に記録して置き、自宅のパソコンをインターネットに接
続して写真店からその顔画像情報をダウンロードするよ
うにして取り寄せてもよい。因みに自宅でデジタルカメ
ラを使用して顔部位を撮影し、顔画像情報を得るように
してもよいが、照明の問題、背景色の問題があり、従業
者証発行センター201で承認されるような適正画像を
得にくい。
【0031】この従業者証更新発行システム300では
発行要求者側で通信機能付きの情報処理装置#i(i=
1〜n)が個々に準備され、上述の撮影装置100によ
って取得された顔画像情報を既存の通信基盤を通じて従
業者証発行センター201に送信するようになされる。
情報処理装置#iにはディスクトップ型のパソコンの他
に携帯用のパソコンを使用するようになされる。
【0032】既存の通信基盤によれば、一般住居地域の
通信回線29Aと商業地域や公共機関の通信回線29B
との間にインターネット38が接続されており、電子商
取引等のパソコン通信が盛んに行われている。通信回線
29Aには発行要求者の情報処理装置#iが接続され、
通信回線29Bには健康診断検査機関の端末装置34
や、金融機関の端末装置35、写真店等の通信機能付き
の撮影装置100、従業者証発行センター201の通信
機能付きのカード発行管理システム200等が接続され
て使用される。
【0033】この従業者証発行センター201にはカー
ド発行管理システムの一例となるカード発行管理システ
ム200が備えられ、情報処理装置#iから通信回線2
9A、インターネット38、通信回線29B等を通じて
顔画像情報を受信し、従業者証30の更新発行処理をす
るようになされる。
【0034】カード発行管理システム200は少なくと
も、情報送受信制御装置の一例となるセンターサーバ8
0及び情報管理装置の一例となるホストコンピュータ9
0を備えており、センターサーバ80では発行要求者側
の情報処理装置#iとホストコンピュータ90との間に
接続されて従業者証30の更新処理を実行すると共に従
業者証30の発行制御をするようになされる。
【0035】ホストコンピュータ90では発行要求者の
個人識別番号ID、顔画像情報及び個人情報を関連付け
て更新履歴管理をするようになされる。センターサーバ
80とホストコンピュータ90との間はスーパーデジタ
ル通信回線(以下でSD回線ともいう)39で接続され
る。
【0036】この従業者証更新発行システム300では
従業者証30の更新発行に関して発行要求者の視力を含
む健康診断情報が要求される場合であって、従業者証発
行センター201の認可を得た健康診断機関が発行要求
者の健康診断をするようになされる。
【0037】健康診断機関の端末装置34は通信回線2
9Bに接続される。発行要求者の視力を含む健康診断情
報は記録媒体37に記憶し、持ち帰る方法が採られる。
この記録媒体37も記録媒体15と同様にして自宅のパ
ソコン等に装着可能となされる。
【0038】もちろん、健康診断情報は記録媒体37に
記録して持ち帰る方法に限られることはない。例えば、
健康診断機関で診察して得た健康診断情報を健康診断機
関のデータベースに記録して置き、自宅のパソコンをイ
ンターネット38に接続して健康診断機関からその健康
診断情報をダウンロードするようにして取り寄せてもよ
い。
【0039】いずれの場合も、情報処理装置#iに備え
付けのモニタ等で表示内容を確認できるようになされ
る。この例で従業者証30の更新発行に関して健康診断
機関から予め発行要求者の視力を含む健康診断情報が提
供される場合であって、情報処理装置#iは発行要求者
の視力を含む健康診断情報をカード発行管理システム2
00へ送信するようになされる。
【0040】続いて、従業者証更新発行システム300
で作成される従業者証30について説明する。図2は従
業者証30の構成例を示すイメージ図である。この従業
者証更新発行システム300で作成される従業者証30
は、図2において、例えば、縦の長さが6cm程度で、
横の長さが9cm程度で、厚みが0.5〜1.0mm程
度を有している。その従業者証30の所定領域P3には
文字情報が印刷される。文字情報は、例えば「○○○従
業者証」、「個人識別番号」、「氏名」、「発行日」・
・・などである。この従業者証30には顔画像形成領域
P4が割り当てられ、当該発行申請者20の顔画像が形
成される。この顔画像及び文字情報を保護するように、
そのカード表面が保護シート51によって覆うようにな
される。
【0041】続いて、従業者証更新発行システム300
で適用される撮影装置100について説明する。図3は
証明写真用の撮影装置100の構成例を示すブロック図
である。図3に示す撮影装置100は従業者証発行セン
ター201の認可を得た写真店、街頭中のフォトハウス
あるいはコンビニエンス・ストア等に配置されるもので
あり、従業者証写真の欄に顔画像を形成するための顔画
像情報(以下で顔画像データD1という)を取得するも
のである。撮影装置100は撮影ユニット11、データ
ファイル16、光源18、椅子19及び背景板56を備
えている。光源18には蛍光灯やメタルハライドランプ
が使用され、照明光Lが発行要求者20の顔に向けて照
射される。
【0042】撮影ユニット11はカメラ12、入力ツー
ル13、CPU14、EEPROM15及びRAM22
等を有しており、蛍光灯などの光源18の下で発行要求
者20の顔部位を撮影して従業者証明写真用の顔画像デ
ータD1を出力するようになされる。発行要求者20の
顔部位は目つむり等を考慮して複数枚、例えば、静止画
で4枚程度撮影される。このカメラ12には静止画用の
デジタルカメラや、動画用のビデオカメラなどが使用さ
れる。従業者証明写真の大きさは、縦の長さが30m
m、横の長さが24mmである。
【0043】カメラ12にはシステムバス28が接続さ
れている。このシステムバス28にはRAM22が接続
され、カメラ12により得られた顔画像データD1が一
時記憶される。RAM22にはシステムバス28を通じ
てCPU(中央演算装置)14が接続されている。この
CPU14にはシステムバス28を通じて入力ツール1
3が接続され、RAM22に対して発行要求者20の背
景を含めた顔画像の撮影領域のうち証明写真画像として
使用する撮影領域を設定するようになされる。発行要求
者20の個人識別番号IDは入力ツール13を使用して
入力するようになされる。
【0044】この例では発行要求者20を座らせる椅子
19及び背景画像を与える背景板56が設けられる。背
景板56は縦の長さが1.8m程度で横の長さが0.9
〜1.2m程度であり、正面が水色(青色)を有してい
る。CPU14では背景板56の輝度値を抽出し、蛍光
灯18の経時変化を含む照度変動による輝度ムラを補正
するようになされる。
【0045】CPU14は発行要求者20が椅子19に
着座した後に、背景板56の輝度値に基づいてカメラ1
2の絞り調整をするようになされる。もちろん、発行要
求者20に対するカメラ12の位置決めと同時にカメラ
12の絞り調整を行ってもよい。また、椅子19及び背
景板56が設けられる場合であって、この背景板56に
対して椅子19の位置を固定するようなされる。背景板
56の基準輝度値と、抽出後の背景部分の輝度値との測
定誤差を無くすためである。
【0046】上述のシステムバス28には記録媒体の一
例となるCD−ROM(読み出し専用メモリ)15が装
着され、発行要求者20の顔画像データD1を記録して
手渡すようになされる。
【0047】また、システムバス28にはデータベース
16及び通信モデム21が接続されている。データベー
ス16には発行要求者20の個人識別番号IDと共に、
その顔画像データD1をファイリングするようになされ
る。後日、自宅のパソコンをインターネット38に接続
して写真店の通信モデム21を通じ、その写真店から先
に取得された顔画像データD1をダウンロードできるよ
うにするためである。
【0048】更にシステムバス28にはモニタ17が接
続され、椅子19に着座した発行要求者20と当該撮影
ユニット11のカメラ12の位置合わせの際に、その発
行要求者20の顔画像がモニタ17に表示するようにな
される。発行要求者20又はオペレータはモニタ17を
見ながらカメラ12に対する撮影位置を合わせることが
できる。オペレータは撮影した発行要求者20の顔画像
(静止画)をモニタ17に表示して従業者証用写真とし
て適格か否かを確認することができる。
【0049】続いて、従業者証更新発行システム300
における顔画像の納品例について説明をする。図4A,
Bは発行要求者20へ納品される顔画像の記録例を示す
イメージ図である。
【0050】この例でCD−ROM15に記録された発
行要求者20の顔画像データD1は自宅のパソコン等の
情報処理装置#iに装着され、モニタ表示して確認でき
るようになされる。これを前提にして、図4Aに示す顔
画像の納品例では縦横比9:16の横長の表示画面を想
定したものである。
【0051】この例では画面の上方に個人識別番号ID
として「1234565789」が表示され、その下方
にはフレーム番号#Fi(i=1〜4)と共に、4枚の
顔画像が連続して表示される。この例では#F2の顔画
像が最も開眼状態の良好な顔画像として選択される。
【0052】図4Bに示す顔画像の納品例は縦横比3:
4の表示画面を想定したものである。この画面にも4枚
の顔画像が表示される。この例では、画面左側に4枚の
内から選択された顔画像が拡大して表示され、この顔画
像の隣にはフレーム番号#Fiと共に非選択に係る3つ
の顔画像が表示される。
【0053】この例でも#F2の顔画像が最も開眼状態
の良好な顔画像として選択され拡大表示される。最も開
眼状態の良好な顔画像は発行要求者20側の情報処理装
置#iによって選択しても、また、従業者証発行センタ
ー201においてその選択を行ってもよい。
【0054】続いて、情報処理装置#iの内部構成例に
ついて説明をする。図5は情報処理装置#iの内部構成
例を示すブロック図である。図5に示す情報処理装置#
iは通信モデム61、制御装置62、記憶装置63、マ
ウス67、キーボード68、モニタ69を備えている。
マウス67及びキーボード68は入力手段の一例であ
り、カード発行管理システム200を呼び出し、当該発
行要求者20の個人識別番号ID又は/及び個人情報D
2を入力するように操作される。個人情報D2とは氏
名、住所、生年月日、従業者証の交付年月日及びその有
効期限等をいう。個人情報D2は文字画像としてカード
部材等に形成されるものである。
【0055】制御装置62は情報処理用の制御手段の一
例であり、記憶装置63や上述した記録媒体15等が装
着され、撮影装置100によって取得された顔画像デー
タD1等を読み出すようになされる。記録媒体37の装
着によって健康診断情報(以下で健康データD6とい
う)が読み出される。
【0056】この他に制御装置62では通信モデム6
1、記憶装置63、マウス67、キーボード68及びモ
ニタ69の入出力を制御するようになされる。例えば、
制御装置62は発行要求者20の個人識別番号ID、顔
画像データD1及び個人情報D2を既存の通信基盤を使
用してカード発行管理システム200へ送信制御するよ
うになされる。更に制御装置62は従業者証30の更新
手数料の支払いに関して発行要求者20が取引する金融
機関の名称及び口座番号を含む情報をカード発行管理シ
ステム200へ送信するようになされる。
【0057】更に制御装置62には通信手段の一例とな
る通信モデム61が外部に接続され、あるいは内部に設
けられており、個人識別番号IDを従業者証発行センタ
ー201へ送信し又は/及びカード発行管理システム2
00から更新手続情報D3を受信するようになされる。
通信モデム61は通信回線29Aに接続される。
【0058】制御装置62にはモニタ69が接続されて
おり、通信モデム61によって従業者証発行センター2
01から受信された更新手続情報D3に基づく更新手続
画面P1を表示するようになされる。モニタ69には液
晶表示装置やCRT方式の表示装置が使用される。
【0059】続いて、更新手続画面P1の表示例につい
て説明をする。図6は更新手続画面P1を示すイメージ
図である。図6に示す更新手続画面P1は従業者証発行
センター201にアクセスすると、情報処理装置#iの
モニタ69に表示される。更新手続画面(申請手続きフ
ォーム)P1は従業者証発行センター201から更新手
続情報D3をダウンロードすることにより得られる。更
新手続画面P1には従業者証更新発行申請書の見出しと
共に、住所記入欄、氏名記入欄、生年月日記入欄及び個
人識別番号IDの記入欄が表示される。
【0060】発行要求者20はこれらの記入欄に情報処
理装置#iのキーボード68や、マウス67を使用して
文字情報や個人識別番号IDを入力する。これにより、
住所、氏名、生年月日等の個人情報D2及び個人識別番
号IDを情報処理装置#iへ入力することができる。
【0061】また、キーボード68や、マウス67等を
操作して情報処理装置#iから従業者証発行センター2
01へ個人識別番号ID+顔画像情報D1+個人情報D
2等の電子情報内容を送信することができる。
【0062】続いて、健康診断画面P2の表示例につい
て説明をする。図7は健康診断画面P2を示すイメージ
図である。この従業者証更新発行システム300で従業
者証30の更新発行に関して発行要求者20の視力を含
む健康データD6が要求される場合であって、従業者証
発行センター201の認可を得た健康診断機関の担当医
師等により発行要求者20が診断される。これを前提に
して、図7に示す健康診断画面P2は健康診断機関から
取得した記録媒体を情報処理装置#iに装填するとモニ
タ69に表示される。
【0063】健康診断画面P2には記録媒体から読み出
した健康データD6に基づいて健康診断書の見出しや、
認証機関名、発行要求者20の住所、氏名、生年月日及
び個人識別番号ID等が表示される。これと共に、例え
ば、視力右1.0、左1.0、聴力右正常、左正常等が
表示される。もちろん、診断結果項目はこれに限られる
ことはない。
【0064】発行要求者20はこれらの個人情報D2、
個人識別番号ID及び診断結果項目に誤りがないかをモ
ニタ画面上で確認するようになされる。これにより、健
康データD6を情報処理装置#iへ入力することができ
る。また、キーボード68や、マウス67等を操作して
情報処理装置#iから従業者証発行センター201へ個
人識別番号ID+健康データD6等の電子情報内容を送
信することができる。
【0065】続いて、センターサーバ80の内部構成例
について説明をする。図8はセンターサーバ80の内部
構成例を示すブロック図である。図8に示すセンターサ
ーバ80は発行要求者側の情報処理装置#iとホストコ
ンピュータ90との間に接続されて従業者証30の更新
処理を実行すると共に従業者証30の発行制御をするも
のであり、システムバス48を有している。システムバ
ス48には従業者証プリンタ6、通信モデム81A、8
1Bや、制御装置82、更新手続ファイル83、従業者
証ファイル84、合否判定ファイル85、発行条件ファ
イル86、認証機関判定用のファイル87、入力ツール
88、モニタ89等が接続されている。
【0066】通信モデム81A,81Bは通信手段の一
例であり、当該センターサーバ80と発行要求者20側
の情報処理装置#iとの間で通信処理をし、及び、当該
センターサーバ80とホストコンピュータ90との間で
通信処理をするものである。通信モデム81Aと通信モ
デム81Bは一体化してもよい。この場合は発行要求者
側の情報処理装置#iとの間で通信処理をし、又はホス
トコンピュータ90との間で通信処理をするようになさ
れる。
【0067】更新手続ファイル83は第1の記憶装置の
一例であり、システムバス48に接続されて従業者証3
0の更新に関する更新手続情報D3を記憶するようにな
される。センターサーバアクセス時に更新手続情報D3
が読み出される。このシステムバス48には情報送受信
用の制御手段の一例となる制御装置82が接続されてお
り、情報処理装置#iからのアクセス(呼び出し)に応
答して更新手続ファイルから更新手続情報D3を読み出
して情報処理装置#iに送信する。
【0068】これと共に、更新手続情報D3に基づいて
入力された個人識別番号ID、顔画像データD1及び個
人情報D2を情報処理装置#iから通信モデム81Aを
通じて受信する。ここで受信した個人識別番号ID、顔
画像データD1及び個人情報D2はセンターサーバ80
からホストコンピュータ90へ送信され、ホストコンピ
ュータ90から従業者証30の更新可否結果の通知を受
信するようになされる。
【0069】また、従業者証ファイル84は第2の記憶
装置の一例であり、個人識別番号ID、顔画像データD
1及び個人情報D2を記憶するようになされる。この例
では制御装置82から情報処理装置#iに対して撮影日
を付加した顔画像データD1の送信を要求するようにな
される。従業者証ファイル84には、発行要求者20の
個人識別番号IDと共に撮影日を付加した顔画像データ
D1が記憶される。これは撮影日の古い顔画像データD
1を除外して最新の顔画像データD1を使用するためで
ある。
【0070】この例では顔画像データD1に付加された
撮影日が有効期限内であるか否かが制御装置82によっ
て判定される。この顔画像データD1が有効期限内に撮
影されたものである場合に個人識別番号ID、顔画像デ
ータD1及び個人情報D2をホストコンピュータ90に
送信される。この顔画像データD1が有効期限内に撮影
されたものでない場合は、これらの電子情報内容ID+
D1+D2はホストコンピュータ90に送信されること
なく、その旨を情報処理装置#iに返信される。ホスト
コンピュータ90では、受信した顔画像データD1が、
当該ホストコンピュータ90に保存された顔画像データ
D1との同一人物か否かの照合処理がなされる。この照
合結果はホストコンピュータ90からセンターサーバ8
0に返信するようになされる。
【0071】この例で制御装置82は情報処理装置#i
に従業者証30の更新可否結果の通知を送信すると共
に、更新可の場合は当該情報処理装置#iに更新手数料
の納付に関する通知を送信するようになされる。制御装
置82では従業者証30の更新手数料の支払いに関して
発行要求者20が取引する金融機関の名称及び口座番号
を含む情報を受信し記憶する。これと共に、当該発行要
求者20の取引先の金融機関に対して発行要求者20の
口座番号の照合処理をし、その照合処理の結果を金融機
関から受信するようになされる。当該発行要求者20の
指定口座から更新手数料を自動引き落としするためであ
る。
【0072】更に、合否判定ファイル85は合否判定用
の記憶装置の一例であり、従業者証30の更新発行に関
して発行要求者20の視力を含む健康データD6が要求
される場合であって、健康データD6の合否を判定する
ための合否基準情報を記憶するようになされる。制御装
置82では情報処理装置#iに視力を含む健康データD
6を送信するように要求すると共に、情報処理装置#i
から送信されてきた健康データD6の合否を判定するよ
うになされる。
【0073】発行条件ファイル86は発行条件用の記憶
装置の一例であり、従業者証30の更新発行に関して従
業者証発行センター201の認可を得た医療認証機関等
によって、予め発行要求者20の視力を含む健康データ
D6が作成される場合であって、発行要求者20の視力
を含む健康データD6を記憶するようになされる。認証
機関判定用のファイル87は認証機関判定用の記憶装置
の一例であり、従業者証発行センター201の認証機関
に関する判定識別情報を記憶するものである。
【0074】このセンターサーバ80の制御装置82で
は情報処理装置#iから視力を含む健康データD6を受
信し発行条件ファイル86に記憶する。これと共に認証
機関判定用のファイル87に記憶された判定識別情報を
検索して健康データD6が従業者証発行センター201
の認証機関により作成されたか否かを判定するようにな
される。
【0075】また、従業者証プリンタ6はIDカード作
成手段の一例であり、従業者証ファイル84から当該発
行要求者20の個人識別番号ID、顔画像データD1及
び個人情報D2を読み出すと共に、ホストコンピュータ
90からの更新許可、当該発行要求者20の個人識別番
号ID、顔画像データD1及び個人情報D2に基づいて
従業者証30を発行するようになされる。
【0076】入力ツール88は制御装置82を操作する
ための操作情報を入力するように操作される。モニタ8
9には、入力ツール88によって操作入力された操作情
報に基づいて当該発行要求者20の個人識別番号ID、
顔画像データD1及び個人情報D2を表示したり、健康
データD6に基づく健康診断画面P2等を表示するよう
になされる。この入力ツール88は従業者証発行センタ
ー201の担当係官によって操作される。
【0077】続いて、従業者証発行センター201にお
ける従業者証プリンタ6について説明をする。この例で
は1枚の従業者証用の生カード基板30’に枚葉状の保
護シートを形成する場合について説明する。図9に示す
従業者証プリンタ6はカード供給手段60及び保護シー
ト付与部50を有している。このカード供給手段60は
第1の搬送ベルト装置41が設けられ、この搬送ベルト
装置41の一端上部には、生カード供給部42が設けら
れている。生カード供給部42には発行要求者20の個
人情報D2を書き込むために、予め枚葉状にカットされ
た複数の従業者証用の生カード基板30’が、顔画像形
成領域面を上に向けてストックされている。ここで、個
人情報D2とは氏名、住所、生年月日、従業者証30の
発行年月日及び有効期限等をいう。この例では、生カー
ド基板30’が1枚ずつ生カード供給部42から搬送ベ
ルト装置41へ投下するように自動供給される。
【0078】その自動供給後の搬送ベルト装置41上の
生カード基板30’は左側から右側に搬送される。搬送
ベルト装置41上には画像形成部(サーマルプリンタ)
43が設けられ、生カード基板30’が左側から右側に
移動される間に、その所定領域P3に発行要求者20の
氏名や、従業者証発行日などが記録され、その画像形成
領域P4に発行要求者20の顔画像が形成される。
【0079】この搬送ベルト装置41の下流側には第2
の搬送ベルト装置49が設けられ、この例では個人情報
D2が印字された生カード基板30’が左側から右側に
搬送される。搬送ベルト装置49上には保護シート付与
部50が設けられ、生カード基板30’にフィルム状の
保護シート51が供給される。
【0080】この例で保護シート51にはラミネートフ
ィルムを枚葉状(カットシート状)に積層されたものが
備えられ、そのラミネートフィルムは一方の面に図示し
ない接着シートを有している。もちろん、保護シート5
1にはラミネートフィルムをロール状に巻き取ったもの
を使用してもよい。
【0081】また、保護シート51はラミネートフィル
ムに限定されることはなく、ホットスタンプフィルムを
ロール状に巻き取ったもの、又は、ホットスタンプフィ
ルムをカットシート状に積層されたものも使用できる。
保護シート付与部50には真空熱プレス装置52が設け
られ、搬送ベルト装置41からの生カード基板30’と
保護シート付与部50からの保護シート51とを受け、
その生カード基板30’とその保護シート51とが図示
しない接着シートを介して張り合わされる。この際に、
接着シート上の紙シートは剥離され、カス紙として巻き
取られる。
【0082】この真空熱プレス装置52は搬送路上に配
置された平型のプレス部を有しており、保護シート51
の上方から所定の圧力が加えられる。そのために、プレ
ス部が上下方向に移動できるようになされている。この
プレス部には電気ヒータ(図示せず)が設けられ、保護
シート51及び生カード基板30’を所定の温度に加熱
するようになされている。
【0083】この例では接着シートの種類にもよるが加
熱温度は40℃〜120℃程度であり、加熱時間は10
秒〜120秒程度である。この接着シートは熱を加える
と溶融し、それが冷えると固化するものである。保護シ
ート51を加熱貼合する装置は真空熱プレス装置52に
限られることはなく、通常の熱プレスでも、ヒートロー
ラ装置であってもよい。また、真空熱プレス装置52の
下流側には冷却部53が設けられ、加熱貼合された生カ
ード基板30’が冷却される。これにより、保護シート
51で保護された従業者証30が完成する。
【0084】続いて、従業者証発行センター201にお
けるホストコンピュータ90の内部構成例について説明
をする。図10はホストコンピュータ90の内部構成例
を示すブロック図である。図10に示すホストコンピュ
ータ90は発行要求者20の個人識別番号ID、顔画像
データD1及び個人情報D2を関連付けて更新履歴管理
をするものであり、システムバス96を有している。シ
ステムバス96には通信モデム91、制御装置92、顔
画像ファイル93、個人情報ファイル94、履歴管理フ
ァイル95、入力ツール98、モニタ99等が接続され
ている。
【0085】通信モデム91は通信手段の一例であり、
センターサーバ80に接続されて発行要求者20に関し
て通信処理をするようになされる。センターサーバ80
とホストコンピュータ90との間はスーパーデジタル通
信回線(SD回線)39で接続される。
【0086】顔画像ファイル93は第1の記憶装置の一
例であり、発行要求者20の個人識別番号IDと顔画像
情報D1とを関連付けて記憶するようになされる。個人
情報ファイルは第2の記憶装置の一例であり、発行要求
者20の個人識別番号IDと個人情報D2とを関連付け
て記憶するようになされる。履歴管理ファイル95は第
3の記憶装置の一例であり、発行要求者20の個人識別
番号IDと履歴情報D5とを関連付けて記憶するように
なされる。
【0087】制御装置92は情報管理用の制御手段の一
例であり、通信モデム91を通じてセンターサーバ80
から当該発行要求者20の個人識別番号IDを受信し、
その個人識別番号IDに基づいて個人情報ファイル94
及び履歴管理ファイル95から当該発行要求者20の個
人情報D2及び履歴情報D5を読み出して従業者証30
の更新可否を判別し、更新可否結果通知をセンターサー
バ80へ送信するようになされる。
【0088】また、制御装置92はセンターサーバ80
から当該発行要求者20の個人識別番号IDと共に顔画
像データD1を受信し、顔画像ファイル93から当該個
人識別番号IDに基づく顔画像データD1を読み出すと
共に、顔画像ファイル93から読み出した顔画像データ
D1と、センターサーバ80から受信した顔画像データ
D1とを照合し同一人物か否かを判別し、その判別結果
をセンターサーバ80へ返信するようになされる。この
判別は本人確認をするためである。
【0089】更に制御装置92は新たな更新要求があっ
たとき、センターサーバ80から当該発行要求者20の
個人識別番号IDと共に個人情報D2を受信し、個人情
報ファイル94に当該発行要求者20の個人識別番号I
Dと共に個人情報D2を追加して記憶するような書き込
み制御を実行する。また、制御装置92は新たな更新要
求があったとき、センターサーバ80から当該発行要求
者20の個人識別番号IDと共に顔画像データD1を受
信し、顔画像ファイル93に当該発行要求者20の個人
識別番号IDと共に顔画像データD1を追加して記憶す
るような書き込み制御を実行する。
【0090】(2)第1の実施例 続いて、本発明に係る第1の実施例としての従業者証更
新発行システム300における処理例について説明をす
る。このシステム300では顔画像入りの従業者証30
を更新発行する場合に、この従業者証発行センター20
1に通信機能付きのカード発行管理システム200を配
置し、従業者証30の更新を要求する発行要求者20側
では予め当該発行要求者20の顔部位を撮影して顔画像
データD1を取得する。
【0091】これと共に、通信機能付きの情報処理装置
#iを準備し、情報処理装置#iとカード発行管理シス
テム200との間を既存の通信基盤より接続し、先に取
得された顔画像データD1を通信基盤を通じてカード発
行管理システム200に送信する。カード発行管理シス
テム200では情報処理装置#iから顔画像データD1
を受信して従業者証30の更新発行処理をする場合を前
提とする。
【0092】以下、従業者証更新発行システム300に
おける処理について情報処理装置#i、センターサーバ
80及びホストコンピュータ90の3つに分けてその説
明をする。
【0093】[情報処理装置#i]図11及び12は情
報処理装置#iにおける処理例(その1、2)を示すフ
ローチャートである。この実施例では撮影日付きの顔画
像データD1を記録したCD−ROM15や、認証機関
による健康データD6を記録した記録媒体37が予め準
備されており、情報処理装置#iにはこれらの記録媒体
37等をいつでも装填し、これらのデータを送信可能な
ようになされている場合を想定する。また、情報処理装
置#iでは更新手続画面P1に基づいて当該従業者証の
更新手続をする場合を前提とする。
【0094】また、更新手数料の支払いに関しては発行
要求者20が取引する金融機関の名称及び口座番号を含
む情報をカード発行管理システム200へ送信する場合
を例に挙げる。
【0095】これを更新手続条件にして、図11に示す
フローチャートのステップA1で発行要求者20はマウ
ス67及びキーボード68等を操作して情報処理装置#
iを立ち上げ、従業者証発行センター201と通信回線
29Aや、インターネット38、通信回線29Bを接続
してセンターサーバ80にアクセスする。申請手続フォ
ーム送付を依頼するためである。
【0096】その後、ステップA2でセンターサーバ8
0から更新手続情報D3を受信する。この更新手続情報
D3はセンターサーバアクセスと共に通信モデム61を
通じて制御装置62に取り込まれ、モニタ69には更新
手続情報D3に基づく図6に示したような更新手続画面
(申請手続きフォーム)P1が表示される。更新手続画
面P1には従業者証更新発行申請書の見出しと共に、住
所記入欄、氏名記入欄、生年月日記入欄及び個人識別番
号IDの記入欄が表示される。
【0097】そして、ステップA3に移行して発行要求
者20はマウス67及びキーボード68等を操作してこ
れらの記入欄に個人識別番号IDや、住所、氏名、生年
月日等の個人情報D2を記入するように制御装置62に
入力する。この個人識別番号IDや個人情報D2は、マ
ウス67及びキーボード68等を操作することにより情
報処理装置#iから既存の通信基盤を通じてセンターサ
ーバ80へ送信される。
【0098】従業者証発行センター201では個人識別
番号IDに基づいて当該発行要求者20の個人情報D2
及び履歴情報を検索照合して従業者証30の更新可否が
判別される。更新可否結果通知はセンターサーバ80を
通じて情報処理装置#iへ送信するようになされる。
【0099】従って、ステップA4で制御装置62は通
信モデム61を通じてセンターサーバ80から更新可否
結果通知を受信するようになされる。更新可否結果通知
はモニタ69に表示される。そして、ステップA5では
更新可否結果に応じて制御を分岐する。更新許可の場合
はステップA6に移行して更新手数料納付通知を受信す
る。更新手数料納付通知はモニタ69に表示される。
【0100】ここで従業者証30の更新手数料の支払い
に関して発行要求者20の取引先の金融機関の名称及び
口座番号を含む情報の入力を指示するようになされる。
なお、更新拒否の場合はステップA15に移行する。
【0101】そして、ステップA7に移行して発行要求
者20が取引先の金融機関の名称及び口座番号を含む情
報を指定すると、制御装置62ではこれらの名称及び口
座番号を含む情報をカード発行管理システム200へ送
信するようになされる。
【0102】その後、図12のフローチャートのステッ
プA8に移行してセンターサーバ80からの顔画像デー
タ送信依頼を通信モデム61を通じて受信する。この依
頼に対して制御装置62は記録媒体15の装着を指示す
る。
【0103】この記録媒体15が装着されると、先に撮
影装置100によって取得された顔画像データD1が記
録媒体15から読み出される。この読出しにより、ステ
ップA9で情報処理装置#iから従業者証発行センター
201へ個人識別番号ID+顔画像情報D1等の電子情
報内容を送信するようになされる。もちろん、顔画像デ
ータD1の送信の前に、図4に示した顔画像をモニタ6
9に表示して内容を確認するようにしてもよい。ここで
従業者証発行センター201では受信した顔画像データ
D1が、当該センターに保存された顔画像データD1と
の同一人物か否かの照合処理がなされる。
【0104】その後、ステップA10で制御装置62で
は通信モデム61を通じてセンターサーバ80から本人
確認結果通知を受信する。本人確認結果通知はモニタ6
9に表示してもよいが、本人確認結果通知に換えて次に
手続すべき指示情報により応答するようにしてもよい。
【0105】そして、ステップA11では本人確認結果
に応じて制御を分岐する。本人確認合格(OK)の場合
はステップA12に移行して健康データD6の送信依頼
を通信モデム61を通じて受信する。この依頼に対して
制御装置62は記録媒体37の装着を指示する。
【0106】この記録媒体37が装着されると、先に健
康診断機関によって取得された健康データD6が記録媒
体37から読み出される。この読出しにより、ステップ
A13で情報処理装置#iから従業者証発行センター2
01へ個人識別番号ID+健康データD6等の電子情報
内容を送信するようになされる。もちろん、健康データ
D6の送信の前に、図7に示した健康診断画面P2をモ
ニタ69に表示して内容を確認するようにしてもよい。
【0107】この健康診断画面P2には記録媒体37か
ら読み出した健康データD6に基づく健康診断書の見出
しや、認証機関名、発行要求者20の住所、氏名、生年
月日及び個人識別番号ID等が表示される。これと共
に、例えば、視力右1.0、左1.0、聴力右正常、左
正常等が表示される。
【0108】その後、ステップA14で制御装置62で
は通信モデム61を通じてセンターサーバ80から更新
登録許可(済み)通知を受信する。更新登録許可通知は
モニタ69に表示される。なお、上述のステップA5で
更新拒否通知の場合及びステップA11で本人確認不合
格(NG)の場合はステップA15に移行して、更新不
可事由をモニタ69に表示するようになされる。
【0109】この更新不可事由としては更新時期に到達
していない、個人識別番号IDが異なっている、本人確
認が不能、従業者証更新発行条件に達していない等であ
る。ここでは更新未登録の旨がモニタ69に表示され
る。そして、ステップA16に移行して接続回線「断」
を検出して従業者証更新手続を終了する。
【0110】[センターサーバ]図13〜図15はセン
ターサーバ80における処理例(その1〜3)を示すフ
ローチャートである。この実施例でセンターサーバ80
では、情報処理装置#iからの呼び出し(アクセス)に
応答して更新手続情報D3を当該情報処理装置#iに送
信すると共に、この更新手続情報D3に基づいて入力さ
れる個人識別番号ID、顔画像データD1及び個人情報
D2を情報処理装置#iから受信する。
【0111】ここで受信した個人識別番号ID、顔画像
データD1及び個人情報D2をホストコンピュータ90
に送信し、ホストコンピュータ90から従業者証30の
更新可否結果の通知を受信する。そして、ホストコンピ
ュータ90からの更新許可、当該発行要求者20の個人
識別番号ID、顔画像データD1及び個人情報D2に基
づいて従業者証30を発行する場合を想定する。
【0112】これを更新手続条件にして、図13に示す
フローチャートのステップB1で当該センターサーバ8
0は情報処理装置#iからの呼び出し(アクセス)を待
機する。センターサーバ80は24時間中、随時アクセ
スされる。もちろん、受付時間を区切ってもよいが、更
新手続を分散させることで、特定の時間に呼び出しが集
中しなくなり、通信回線29A等が混雑しなくなる。
【0113】そして、情報処理装置#iから当該センタ
ーサーバ80がアクセスされると、ステップB2で制御
装置82は更新手続ファイル83から更新手続情報D3
を読み出して情報処理装置#iに送信するようになされ
る。更新手続情報D3は従業者証30の更新に関する申
請手続フォームである。そして、ステップB3で情報処
理装置#iから通信モデム81Aを通じて個人識別番号
ID及び個人情報D2を受信する。この個人識別番号I
D及び個人情報D2は従業者証ファイル84に記憶する
ようになされる。
【0114】その後、ステップB4でセンターサーバ8
0からホストコンピュータ90へ個人識別番号ID+個
人情報D2が転送される。これらの電子情報内容ID+
D2を受信したホストコンピュータ90では個人識別番
号IDに基づいて当該発行要求者20の個人情報D2及
び履歴情報D5を検索照合して従業者証30の更新可否
が判別される。
【0115】この判別によって得られた更新可否結果通
知はホストコンピュータ90からセンターサーバ80へ
返信される。この更新可否結果通知をステップB5で受
信したセンターサーバ80はステップB6で更新可否結
果通知を情報処理装置#iへ転送する。このとき、制御
装置82は更新許可の場合は当該情報処理装置#iに更
新手数料の納付に関する通知を送信するようになされ
る。更新不許可の場合は更新手数料の納付に関する通知
は行われない。
【0116】そして、ステップB7に移行して従業者証
30の更新手数料の支払いに関して、金融機関名、引き
落とし口座名等を情報処理装置#iから受信する。制御
装置82では発行要求者20が指定した取引先の金融機
関の名称及び口座番号を含む情報を個人識別番号IDと
共に受信し記憶する。
【0117】その後、図14に示すフローチャートのス
テップB8に移行して指定された金融機関に対して制御
装置82は口座名、口座番号等を照合する。制御装置8
2はステップB9でこの照合結果を金融機関から受信す
るようになされる。当該発行要求者20の指定口座から
更新手数料を自動引き落としするためである。
【0118】そして、ステップB10で照合結果に応じ
て制御を分岐する。照合結果合格(OK)の場合はステ
ップB11に移行する。照合結果不合格(NG)の場合
はステップB22に移行して支払い方法不備通知を送信
する。その後、ステップB23に移行する。
【0119】このステップB11では従業者証発行セン
ター201から発行要求者20に対して顔画像データD
1の送信が依頼される。このとき、制御装置82から情
報処理装置#iに対して撮影日を付加した顔画像データ
D1の送信を要求するようになされる。
【0120】その後、ステップB12で制御装置82は
通信モデム81Aを通じて顔画像データD1を受信す
る。この発行要求者20の個人識別番号IDと共に撮影
日を付加した顔画像データD1は従業者証ファイル84
に記憶される。
【0121】そして、ステップB13に移行して顔画像
データD1に付加された撮影日が有効期限内であるか否
かが周知の方法により制御装置82によって判定され
る。この顔画像データD1が有効期限内に撮影されたも
のである場合(OK)は、ステップB14に移行する。
【0122】このステップB14ではセンターサーバ8
0からホストコンピュータ90へ個人識別番号ID、顔
画像データD1及び個人情報D2が送信される。ここで
ホストコンピュータ90では受信した顔画像データD1
が、当該ホストコンピュータ90に保存された顔画像デ
ータD1との同一人物か否かの照合処理がなされる。
【0123】そして、ステップB15でセンターサーバ
80はホストコンピュータ90から本人確認結果通知を
受信する。その後、ステップB16で従業者証発行セン
ター201から発行要求者20に対して、視力を含む健
康データD6の送信が依頼される。このとき、制御装置
82から情報処理装置#iに対して、視力を含む健康デ
ータD6を送信するように要求される。
【0124】その後、図15に示すフローチャートのス
テップB17に移行して情報処理装置#iからの健康デ
ータD6は通信モデム81Aを通じて受信される。健康
データD6は発行条件ファイル86に記録される。そし
て、ステップB18で制御装置82は発行条件ファイル
86から健康データD6を読み出してその合否を判定す
るようになされる。
【0125】このとき、制御装置82では合否判定ファ
イル85から合否基準情報が読み出される。発行要求者
20の視力を含む健康データD6が合否基準情報と比較
され、この合否基準情報に基づく更新発行条件、例え
ば、左右の視力0.8以上に満たない場合はステップB
23に移行する。この健康データD6が従業者証30の
更新発行条件をクリアする場合(OK)にはステップB
19に移行する。
【0126】ステップB19では健康データD6の取得
先が当該従業者証発行センター201の認証機関である
かが判別される。このとき、制御装置82では認証機関
判定用のファイル87から判定識別情報が読み出され、
健康データD6の取得先が従業者証発行センター201
の認証機関に該当するかが制御装置82により検索され
てチェックされる。
【0127】この健康データD6が当該従業者証発行セ
ンター201の認証機関により作成されたものである場
合(OK)は、ステップB20に移行して制御装置82
は情報処理装置#iに対して更新登録許可(済み)通知
を送信する。その後、ステップB21で従業者証プリン
タ6に対して従業者証30の作成を指示するようになさ
れる。
【0128】なお、ステップB13で顔画像データD1
が有効期限内に撮影されたものでない場合(NG)、ス
テップB18で健康データD6が更新発行条件をクリア
しない場合(NG)及び、ステップB19で健康データ
D6が認証機関により作成されたものではない場合(N
G)はステップB23に移行して更新不許可通知を送信
するようになされる。
【0129】その後、ステップB24に移行して回線接
続を「断」してネット上における更新受付処理を終了す
る。そして、ステップB25で当日の更新受付処理を全
部終了したかがチェックされる。当日の更新受付処理を
全部終了していない場合は、ステップB1に戻って処理
が継続される。その後、従業者証発行センター201で
は更新後処理を実行すると共に、従業者証プリンタ6で
は従業者証ファイル84から当該発行要求者20の個人
識別番号ID、顔画像データD1及び個人情報D2を読
み出すと共に、ホストコンピュータ90からの更新許可
に基づいて従業者証30を作成するようになされる。出
来上がった従業者証30は郵送等により発行要求者20
の手元へ送り届けられる。
【0130】[ホストコンピュータ]図16はホストコ
ンピュータ90における処理例を示すフローチャートで
ある。この例では発行要求者20の個人識別番号ID、
顔画像データD1及び個人情報D2を関連付けて更新履
歴管理をする場合であって、従業者証30の更新処理を
する際に、発行要求者側の情報処理装置#iからセンタ
ーサーバ80を通じて当該発行要求者20の個人識別番
号IDを受信し、この個人識別番号IDに基づいて当該
発行要求者20の個人情報D2及び履歴情報D5を検索
照合して従業者証30の更新可否を判断し、この更新可
否結果の通知をセンターサーバ80を通じて情報処理装
置#iへ送信する場合を前提とする。
【0131】もちろん、顔画像ファイル93には発行要
求者20の個人識別番号IDと顔画像データD1とが関
連付けて記憶されており、個人情報ファイル94にはそ
の個人識別番号IDと個人情報D2とが関連付けて記憶
されており、履歴管理ファイル95にはその個人識別番
号IDと履歴情報D5とが関連付けて記憶される場合を
例に挙げる。
【0132】これらを更新履歴管理条件として、図16
に示すフローチャートのステップC1でホストコンピュ
ータ90はセンターサーバ80からの照会処理を待機す
る。ホストコンピュータ90の制御装置92は24時間
中、随時、センターサーバ80からアクセスされる。も
ちろん、受付時間を区切ってもよい。このとき、センタ
ーサーバ80とホストコンピュータ90とがSD回線3
9によって接続される。
【0133】センターサーバ80とホストコンピュータ
90とはSD回線39によって四六時中接続して置いて
もよいが、複数のセンターサーバ80と唯一のホストコ
ンピュータ90を備えたシステムを構築しようとした場
合は、SD回線39を逐次接続し切り離し可能な構成に
することもできる。
【0134】そして、センターサーバ80から当該ホス
トコンピュータ90がアクセスされると、ステップC2
で制御装置92は照会処理に係る発行要求者20の個人
識別番号IDを通信モデム91を通じて受信する。その
後、ステップC3で制御装置92ではその個人識別番号
IDに基づいて個人情報ファイル94から当該発行要求
者20の個人情報D2を検索して読み出し、履歴管理フ
ァイル95から当該発行要求者20の履歴情報D5を検
索して読み出してこれらの情報を照合し、従業者証30
の更新可否を判別する。この際の判別では履歴情報D5
に違反歴や犯罪歴等が含まれるか否かがチェックされ
る。
【0135】ここで発行要求者20に関して違反歴や犯
罪歴等がなければ更新許可が発行される。履歴情報D5
に違反歴や犯罪歴が含まれる場合には更新不許可が発行
される。そして、ステップC4で当該ホストコンピュー
タ90からセンターサーバ80へ更新可否結果通知を送
信する。その後、ステップC5で制御装置92はセンタ
ーサーバ80から個人識別番号ID+顔画像データD1
を通信モデム91を通じて受信する。
【0136】そして、ステップC6では制御装置92に
より本人確認処理が行われる。このとき、制御装置92
では顔画像ファイル93から当該個人識別番号IDに基
づく顔画像データD1が読み出される。これと共に、制
御装置92では顔画像ファイル93から読み出した顔画
像データD1と、センターサーバ80から受信した顔画
像データD1とが照合され、同一人物か否かが判別され
る。この際の判別では顔画像の特徴部分を比較される
(パターン認識技術)。
【0137】その後、ステップC7で当該ホストコンピ
ュータ90からセンターサーバ80へ本人確認結果通知
を送信する。そして、ステップC8でSD回線を「断」
する。その後、ステップC9で当日の更新履歴管理処理
を全部終了したかがチェックされる。当日の更新履歴管
理処理を全部終了していない場合は、ステップC1に戻
って処理が継続される。
【0138】そして、ホストコンピュータ90では更新
後処理を実行する。例えば、新たな更新要求があったと
きは、制御装置92は顔画像ファイル93や個人情報フ
ァイル94等を書き込み制御するようになされる。顔画
像ファイル93には当該発行要求者20の個人識別番号
IDと共に顔画像データD1を追加して記憶される。個
人情報ファイル94には当該発行要求者20の個人識別
番号IDと共に個人情報D2を追加して記憶される。
【0139】このように、本発明に係る実施形態として
の従業者証更新発行システム300によれば、顔画像入
りの従業者証30を更新発行する場合に、従業者証発行
センター201から指定された写真店等の撮影装置10
0によって従業者証30の発行要求者20の顔部位を撮
影して顔画像データD1が取得される。
【0140】この撮影装置100によって取得された顔
画像データD1は既存の通信基盤を使用して情報処理装
置#iから従業者証発行センター201のセンターサー
バ80へ送信される。従業者証発行センター201では
情報処理装置#iから顔画像データD1を受信して従業
者証30の更新発行処理をするようになされる。
【0141】従って、発行要求者20がわざわざ更新窓
口に出向かなくとも、在宅したままでインターネット等
の通信基盤を利用して従業者証30の更新手続を取るこ
とができる。従来方式に比べて申請時にかかる時間が短
縮できる。従来例に比べて従業者証発行業務を民間に分
割委託できるので、従業者証発行センター等の労力を大
幅に削減することができる。
【0142】この実施形態では本人確認手段として顔画
像の特徴量を比較する場合について説明したが、これに
限られることはなく、指紋・声紋等を使用して本人を判
断するようにしてもよい。本人確認精度が向上し、従業
者証30の不正発行を防止できる。
【0143】(3)第2の実施例 図17は本発明に係る第2の実施例としての従業者証更
新発行システム400における処理例を示す回線接続遷
移図である。図17に示す従業者証更新発行システム4
00では通信回線を利用して顔画像入りの従業者証30
を更新発行する場合に、第1の実施例で記録媒体37に
入れて準備していた顔画像データD1や、健康データD
6に関して、図17に示す遷移図のステップA1で、セ
ンタサーバ80に申請手続きフォーム送付依頼をする前
に、ステップA01で健康診断機関の端末装置34をア
クセスするようになされる。このアクセスは例えば、か
かりつけの医師の検査結果や定期検診等の健康データD
6の転送依頼のためである。この端末装置34では健康
データ転送依頼をステップF1で受信した後に、当該発
行要求者20に係る健康データD6をステップF2で情
報処理装置#iに転送するようになされる。
【0144】この健康データD6はステップA02でイ
ンターネット等を利用して情報処理装置#iに取り込ま
れる。もちろん、予め発行要求者20はかかりつけの医
療機関等において検診を行っていることが前提である。
【0145】同様にして予め通信機能付きの撮影装置1
00が準備された認証機関で顔撮影がなされている場合
を前提にして、そのリモート撮影手段または写真店に対
してステップA03でアクセスする。このアクセスは顔
画像データD1の転送依頼のためである。顔画像データ
転送依頼時に発行要求者20の個人識別番号IDを指定
するようになされる。
【0146】この写真店等の撮影装置100はステップ
G1で転送依頼を受信した後に、ステップG2で依頼が
有った発行要求者20の顔画像データD1を送信するよ
うになされる。この顔画像データD1はインターネット
等を利用してステップA04でダウンロードされ、当該
情報処理装置#iに取り込まれる。発行要求者20はモ
ニタ等によって自己の顔画像を確認することができる。
【0147】その後、センターサーバ80に対して申請
手続きフォーム送付依頼のためのアクセスがなされる。
その後の更新手続処理については第1の実施例と同様で
ある。この例でも、指定された金融機関の端末装置35
に対してセンターサーバ80は口座名、口座番号等を照
合する。この照会依頼はリアルタイムにステップE1で
端末装置35で受信される。その後、ステップE2で端
末装置35は照合結果をセンターサーバ80に返信する
ようになされる。センターサーバ80ではステップB9
でこの照合結果を受信する。当該発行要求者20の指定
口座から更新手数料を自動引き落としするためである。
【0148】なお、図17に示す回線接続遷移図におい
て、情報処理装置#iにおけるステップA1〜A4、ス
テップA8,9、ステップA12〜14等、センターサ
ーバ80におけるステップB1〜B9、ステップB1
1,B12、ステップB14〜18、ステップB21
等、ホストコンピュータ90におけるステップC2,C
4,C5,C6,C9等については第1の実施例と同様
であるのでその説明を省略する。
【0149】このように通信回線を利用して顔画像デー
タD1や健康データD6を予め取得することができ、第
1の実施例のようにこれらのデータD1,D6を記録媒
体37に記録して持ち帰ることが無くなる。第2の実施
例では顔画像データD1に関してリモート撮影手段また
は認証機関としての写真店からインターネット等を経由
してダウンロードする場合を例に挙げたが、これに限ら
れることはなく、前回撮影時にファイリングされた顔画
像データD1を再度利用するようにしてもよい。
【0150】(4)第3の実施例 図18は本発明に係る第3の実施例としての従業者証更
新発行システム500における処理例を示す回線接続遷
移図である。図18に示す従業者証更新発行システム5
00では多重通信回線を利用して顔画像入りの従業者証
30を更新発行する場合に、センターサーバ80にアク
セスした状態で、健康機関の端末装置34や、通信機能
付きの撮影装置100をアクセスして顔画像データD1
や健康データD6を一連の手続処理の中で当該センター
サーバ80にデータ転送するようにしたものである。
【0151】こうすることで、顔画像データD1や、健
康データD6に関して、第2の実施例のように予め情報
処理装置#i内に準備しておかなくても済むようにな
る。つまり、図18に示す遷移図のステップA1でセン
タサーバ80に申請手続きフォーム送付依頼をした後
に、第1の実施例で説明したステップA2〜A4、ステ
ップA7等の処理を経た後に、センターサーバ80にお
ける回線接続状態を維持したまま、リアルタイムにステ
ップA71で健康診断機関の端末装置34をアクセスす
るようになされる。
【0152】この端末装置34ではステップF1で健康
データ転送依頼を受信した後に、当該発行要求者20に
係る健康データD6をステップF2で情報処理装置#i
に転送するようになされる。健康データD6はステップ
A72でインターネット等を利用して情報処理装置#i
に取り込まれる。もちろん、予め発行要求者20は第2
の実施例と同様にしてかかりつけの医療機関等において
検診を行っていることが前提である。
【0153】また、予め第2の実施例と同様にして認証
機関等で顔撮影がなされている場合を前提にして、その
リモート撮影手段または写真店に対してステップA73
でアクセスする。このアクセスは顔画像データD1の転
送依頼のためである。写真店等の撮影装置100はステ
ップG1で転送依頼を受信した後に、ステップG2で依
頼が有った発行要求者20の顔画像データD1を送信す
るようになされる。この顔画像データD1はインターネ
ット等を利用してステップA74でリアルタイムにダウ
ンロードされ、当該情報処理装置#iに取り込まれる。
【0154】このとき、顔画像データD1を情報処理装
置#iにダウンロードせずに、直接、撮影装置100か
らセンターサーバ80へ顔画像データD1を転送するよ
うにしてもよい。こうすると、発行要求者20は自己の
顔画像は確認できないが、写真店等に個人識別番号ID
を指定するだけで済むようになる。顔画像データD1に
関しては、センターサーバ80へ個人識別情報IDと共
に顔撮影した認証機関を通知し、後日、その認証機関か
らセンターサーバ80が顔画像データD1を取り寄せる
ようにしてもよい。
【0155】その後は第1の実施例と同様にして、情報
処理装置#iにおけるステップA12〜14等、センタ
ーサーバ80におけるステップB14〜18、ステップ
B21等、ホストコンピュータ90におけるステップC
5,C6,C9等の処理が行われる。これらの処理につ
いては第1の実施例と同様であるのでその説明を省略す
る。
【0156】このように情報処理装置#iとセンターサ
ーバ80との接続回線状態を維持したまま多重通信回線
を利用して、顔画像データD1や健康データD6を撮影
装置100や健康診断機関の端末装置34からリアルタ
イムに取得することができ、第2の実施例のようにこれ
らのデータD1,D6を予め情報処理装置#iに取り込
んで準備して置く必要が無い。
【0157】また、各実施例ではクレジットカード等、
発行要求者20が指定する金融機関から更新手数料を自
動引き落しするので、現金の取り扱いが無くなり、昨今
の強盗等の危険が回避できる。
【0158】更に、上述した各実施例では健康データD
6に関しては、かかりつけの医師の検査結果や定期検診
の検査結果証明をデジタル化したものが使用でき、本人
の適正確認に十分応用できる。検査の重複や、検査結果
を他人に知られてしまうプライバシーを保護することが
できる。
【0159】各実施例ではIDカードに関して、ICチ
ップ非内蔵型の従業者証30の場合について説明した
が、これに限られることはなく、ICチップ内蔵型の電
子カードを適用する場合も本発明を応用することができ
る。
【0160】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るID
カード更新発行システムによれば、顔画像入りのIDカ
ードを更新発行する場合に、発行要求者の顔画像情報を
通信機能付きの情報処理装置から受信し、IDカードの
更新発行処理を既存の通信基盤を通じて実行する通信機
能付きのカード発行管理システムを備えるものである。
【0161】この構成によって、発行要求者がわざわざ
更新窓口に出向かなくとも、在宅したままでインターネ
ット等の通信基盤上でIDカードの更新手続を取ること
ができる。
【0162】本発明に係るIDカード更新発行方法によ
れば、顔画像入りのIDカードを更新発行する場合に、
IDカードの更新発行者側に通信機能付きのカード発行
管理システムが配置されることを前提にして、発行要求
者側では予め当該発行要求者の顔部位を撮影して顔画像
情報を取得すると共に、通信機能付きの情報処理装置を
準備し、この情報処理装置とカード発行管理システムと
の間を既存の通信基盤より接続し、先に取得された顔画
像情報をこの通信基盤を使用してカード発行管理システ
ムに送信し、カード発行管理システムでは情報処理装置
から顔画像情報を受信してIDカードの更新発行処理を
するようになされる。
【0163】この構成によって、発行要求者がわざわざ
更新窓口に出向かなくとも、在宅したままでインターネ
ット等の通信基盤上でIDカードの更新手続を取ること
ができる。
【0164】この発明は、顔画像の入った、キャッシュ
カード、会員証、社員証、従業者証、学生証、外国人登
録証及び各種運転免許証などのIDカードの自動発行シ
ステムに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としてのIDカード更新発行
システム300の構成例を示す概念図である。
【図2】従業者証30の構成例を示すイメージ図であ
る。
【図3】証明写真用の撮影装置100の構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】A及びBは発行要求者20へ納品される顔画像
の記録例を示すイメージ図である。
【図5】情報処理装置#iの内部構成例を示すブロック
図である。
【図6】更新手続画面P1を示すイメージ図である。
【図7】健康診断画面P2を示すイメージ図である。
【図8】センターサーバ80の内部構成例を示すブロッ
ク図である。
【図9】従業者証発行センター201における従業者証
プリンタ6の構成例を示す概念図である。
【図10】ホストコンピュータ90の内部構成例を示す
ブロック図である。
【図11】第1の実施例に係るIDカード更新発行シス
テム300の情報処理装置#iにおける処理例(その
1)を示すフローチャートである。
【図12】情報処理装置#iにおける処理例(その2)
を示すフローチャートである。
【図13】センターサーバ80における処理例(その
1)を示すフローチャートである。
【図14】センターサーバ80における処理例(その
2)を示すフローチャートである。
【図15】センターサーバ80における処理例(その
3)を示すフローチャートである。
【図16】ホストコンピュータ90における処理例を示
すフローチャートである。
【図17】第2の実施例に係るIDカード更新発行シス
テム300における処理例を示すフローチャートであ
る。
【図18】第3の実施例に係るIDカード更新発行シス
テム300における処理例を示すフローチャートであ
る。
【図19】従業者証更新発行システム10の構成例を示
す概念図である。
【符号の説明】
11 撮影ユニット 12 カメラ 15 CD−ROM(記録媒体) 29A,29B 通信回線(通信手段) 21,61,81A,81B,91 通信モデム(通信
手段) 30 従業者証(IDカード) 34,35 端末装置 37 記録媒体 38 インターネット(通信手段) 62,82,92 制御装置(制御手段) 63,85,86,87 記憶装置 80 センターサーバ(情報送受信制御装置) 83 更新手続ファイル(第1の記憶装置) 84 従業者証ファイル(第2の記憶装置) 90 ホストコンピュータ(情報管理装置) 93 顔画像ファイル(第1の記憶装置) 94 個人情報ファイル(第2の記憶装置) 95 履歴管理ファイル(第3の記憶装置) 100 撮影装置 200 カード発行管理システム 300 従業者証更新発行システム #i(i=1〜n) 情報処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/00 G06F 15/00 330F G06K 17/00 G06K 17/00 B V G07F 7/08 G07F 7/08 M

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔画像入りのIDカードを更新発行する
    システムであって、 前記IDカードの発行要求者の顔部位を撮影して顔画像
    情報を取得する撮影装置と、 前記撮影装置によって取得された顔画像情報を送信する
    情報処理装置と、 前記情報処理装置から顔画像情報を受信して前記IDカ
    ードの更新発行処理をするカード発行管理システムとを
    備えることを特徴とするIDカード更新発行システム。
  2. 【請求項2】 前記発行要求者の顔画像情報に撮影日に
    関する情報を付加することを特徴とする請求項1に記載
    のIDカード更新発行システム。
  3. 【請求項3】 前記情報処理装置は、 少なくとも、前記カード発行管理システムを呼び出し、
    当該発行要求者の個人識別情報又は/及び個人情報を入
    力する入力手段と、 前記撮影装置によって取得された顔画像情報を記憶する
    記憶手段と、 前記個人識別情報を送信し及び前記カード発行管理シス
    テムから更新手続情報を受信する通信手段と、 前記通信手段によって受信された更新手続情報に基づく
    更新手続画面を表示する表示手段と、 前記入力手段、記憶手段、通信手段及び表示手段の入出
    力を制御する情報処理用の制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記発行要求者の個人識別情報、顔画像情報及び個人情
    報を前記カード発行管理システムへ送信することを特徴
    とする請求項1に記載のIDカード更新発行システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 前記IDカードの更新手数料の支払いに関して前記発行
    要求者が取引する金融機関の名称及び口座番号を含む情
    報を前記カード発行管理システムへ送信することを特徴
    とする請求項3に記載のIDカード更新発行システム。
  5. 【請求項5】 前記IDカードの更新発行に関して発行
    要求者の視力を含む健康診断情報が要求される場合であ
    って、 前記発行要求者の視力を含む健康診断情報を記憶する記
    録媒体が設けられることを特徴とする請求項1に記載の
    IDカード更新発行システム。
  6. 【請求項6】 前記IDカードの更新発行に関してID
    カード発行元の認証機関で予め前記発行要求者の視力を
    含む健康診断情報が作成される場合であって、 前記情報処理装置は、 前記発行要求者の視力を含む健康診断情報をカード発行
    管理システムへ送信することを特徴とする請求項1に記
    載のIDカード更新発行システム。
  7. 【請求項7】 前記カード発行管理システムは、 前記発行要求者の個人識別情報、顔画像情報及び個人情
    報を関連付けて更新履歴管理をする情報管理装置と、 少なくとも、前記情報管理装置に接続されて前記発行要
    求者側の情報処理装置と当該情報管理装置との間で前記
    IDカードの更新処理を実行すると共に当該IDカード
    の発行制御をする情報送受信制御装置とを備えることを
    特徴とする請求項1に記載のIDカード更新発行システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記情報管理装置は、 前記情報送受信制御装置に接続されて発行要求者に関し
    て通信処理をする通信手段と、 前記発行要求者の個人識別情報と顔画像情報とを関連付
    けて記憶する第1の記憶装置と、 前記発行要求者の個人識別情報と個人情報とを関連付け
    て記憶する第2の記憶装置と、 前記発行要求者の個人識別情報と履歴情報とを関連付け
    て記憶する第3の記憶装置と、 前記通信手段を通じて前記情報送受信制御装置から当該
    発行要求者の個人識別情報を受信し、該個人識別情報に
    基づいて前記第2及び第3の記憶装置から当該発行要求
    者の個人情報及び履歴情報を読み出して前記IDカード
    の更新可否を判断し、前記更新可否結果の通知を前記情
    報送受信制御装置へ送信する情報管理用の制御手段とを
    有することを特徴とする請求項7に記載のIDカード更
    新発行システム。
  9. 【請求項9】 前記情報管理用の制御手段は、 前記情報送受信制御装置から当該発行要求者の個人識別
    情報と共に顔画像情報を受信し、 前記第1の記憶装置から当該個人識別情報に基づき顔画
    像情報を読み出し、 前記第1の記憶装置から読み出した顔画像情報と、前記
    情報送受信制御装置から受信した顔画像情報とを照合し
    同一人物か否かを判断し、該判断結果を前記情報送受信
    制御装置へ送信することを特徴とする請求項8に記載の
    IDカード更新作成システム。
  10. 【請求項10】 前記情報管理用の制御手段は、 新たな更新要求があったとき、前記情報送受信制御装置
    から当該発行要求者の個人識別情報と共に顔画像情報を
    受信し、当該発行要求者の個人識別情報と共に顔画像情
    報を追加して前記第1の記憶装置に記憶するような書き
    込み制御をすることを特徴とする請求項8に記載のID
    カード更新作成システム。
  11. 【請求項11】 前記情報管理用の制御手段は、 新たな更新要求があったとき、前記情報送受信制御装置
    から当該発行要求者の個人識別情報と共に個人情報を受
    信し、当該発行要求者の個人識別情報と共に個人情報を
    追加して前記第2の記憶装置に記憶するような書き込み
    制御をすることを特徴とする請求項8に記載のIDカー
    ド更新作成システム。
  12. 【請求項12】 前記情報送受信制御装置は、 前記発行要求者側の情報処理装置との間で通信処理を
    し、又は/及び前記情報管理装置との間で通信処理をす
    る通信手段と、 前記IDカードの更新に関する更新手続情報を記憶する
    第1の記憶装置と、 前記情報処理装置からの呼び出に応答して前記第1の記
    憶装置から更新手続情報を読み出して前記情報処理装置
    に送信すると共に、前記更新手続情報に基づいて入力さ
    れた個人識別情報、顔画像情報及び個人情報を前記情報
    処理装置から受信し、 受信した個人識別情報、顔画像情報及び個人情報を前記
    情報管理装置に送信し、前記情報管理装置からIDカー
    ドの更新可否の結果の通知を受信する情報送受信用の制
    御手段と、 前記個人識別情報、顔画像情報及び個人情報を記憶する
    第2の記憶装置と、 前記第2の記憶装置から読み出した当該発行要求者の個
    人識別情報、顔画像情報及び個人情報と、前記情報管理
    装置からの更新許可とに基づいてIDカードを作成する
    IDカード作成手段とを備えることを特徴とする請求項
    7に記載のIDカード更新発行システム。
  13. 【請求項13】 前記情報送受信用の制御手段は、 前記情報処理装置に対して撮影日を付加した顔画像情報
    の送信を要求することを特徴とする請求項12に記載の
    IDカード更新発行システム。
  14. 【請求項14】 前記第2の記憶装置には、 前記発行要求者の個人識別情報と共に前記撮影日を付加
    した顔画像情報を記憶するようになされることを特徴と
    する請求項12に記載のIDカード更新発行システム。
  15. 【請求項15】 前記情報送受信用の制御手段は、 前記顔画像情報に付加された撮影日が有効期限内である
    か否かを判定し、 前記顔画像情報が有効期限内に撮影されたものである場
    合に、 前記個人識別情報、顔画像情報及び個人情報を前記情報
    管理装置に送信し、 送信した前記顔画像情報が前記情報管理装置に保存され
    た顔画像情報との同一人物か否かの照合結果を前記情報
    管理装置から受信することを特徴とする請求項12に記
    載のIDカード更新発行システム。
  16. 【請求項16】 前記情報送受信用の制御手段は、 前記情報処理装置にIDカードの更新可否の結果の通知
    を送信すると共に、 更新可の場合は当該情報処理装置に更新手数料の納付に
    関する通知を送信することを特徴とする請求項12に記
    載のIDカード更新発行システム。
  17. 【請求項17】 前記情報送受信用の制御手段は、 前記IDカードの更新手数料の支払いに関して前記発行
    要求者が取引する金融機関の名称及び口座番号を含む情
    報を受信し記憶すると共に、前記金融機関に対して前記
    発行要求者の口座番号の照合処理をし、 照合処理の結果を前記金融機関から受信することを特徴
    とする請求項12に記載のIDカード更新発行システ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記IDカードの更新発行に関して発
    行要求者の視力を含む健康診断情報が要求される場合で
    あって、 前記健康診断情報の合否を判定するための合否基準情報
    を記憶する合否判定用の記憶装置が備えられ、 前記情報送受信用の制御手段は、 前記情報処理装置に視力を含む健康診断情報を送信する
    ように要求すると共に、前記情報処理装置から送信され
    てきた健康診断情報の合否を判定することを特徴とする
    請求項12に記載のIDカード更新発行システム。
  19. 【請求項19】 前記IDカードの更新発行に関してI
    Dカード発行元の認証機関によって、予め前記発行要求
    者の視力を含む健康診断情報が作成される場合であっ
    て、 前記発行要求者の視力を含む健康診断情報を記憶する発
    行条件用の記憶装置と、 前記IDカードの発行元の認証機関に関する判定識別情
    報を記憶する認証機関判定用の記憶装置とを備え、 前記情報送受信用の制御手段は、 前記情報処理装置から視力を含む健康診断情報を受信し
    記憶すると共に、前記認証機関判定用の記憶装置に記憶
    された判定識別情報を検索して前記健康診断情報が前記
    IDカード発行元の認証機関により作成されたか否かを
    判定することを特徴とする請求項12に記載のIDカー
    ド更新発行システム。
  20. 【請求項20】 顔画像入りのIDカードを更新発行す
    る方法であって、 前記IDカードを更新発行する発行者側に通信機能付き
    のカード発行管理システムを配置し、 前記IDカードの更新を要求する発行要求者側では予め
    当該発行要求者の顔部位を撮影して顔画像情報を取得す
    ると共に、通信機能付きの情報処理装置を準備し、 前記情報処理装置とカード発行管理システムとの間を既
    存の通信基盤より接続し、 先に取得された前記顔画像情報を前記通信基盤を通じて
    前記カード発行管理システムに送信し、 前記カード発行管理システムでは前記情報処理装置から
    顔画像情報を受信して前記IDカードの更新発行処理を
    することを特徴とするIDカード更新発行方法。
  21. 【請求項21】 前記発行要求者の顔画像情報に撮影日
    に関する情報を付加することを特徴とする請求項20に
    記載のIDカード更新発行方法。
  22. 【請求項22】 少なくとも、前記カード発行管理シス
    テムを呼び出し、当該発行要求者の個人識別情報を前記
    情報処理装置に入力し、 前記情報処理装置から前記カード発行管理システムへ個
    人識別情報を送信し、 前記カード発行管理システムからの更新手続情報を前記
    情報処理装置で受信し、 受信された更新手続情報に基づく更新手続画面を前記情
    報処理装置に表示し、 前記情報処理装置に表示された更新手続画面内容に基づ
    いて当該発行要求者の個人識別情報、顔画像情報及び個
    人情報を入力し、 前記個人識別情報、顔画像情報及び個人情報を既存の通
    信基盤を使用して前記カード発行管理システムへ送信す
    ることを特徴とする請求項20に記載のIDカード更新
    発行方法。
  23. 【請求項23】 前記IDカードの更新手数料の支払い
    に関して前記発行要求者が取引する金融機関の名称及び
    口座番号を含む情報を前記カード発行管理システムへ送
    信することを特徴とする請求項20に記載のIDカード
    更新発行方法。
  24. 【請求項24】 前記IDカードの更新発行に関して発
    行要求者の視力を含む健康診断情報が要求される場合で
    あって、 予め指定されたIDカード発行元の認証機関に出向いて
    前記健康診断情報を取得することを特徴とする請求項2
    0に記載のIDカード更新発行方法。
  25. 【請求項25】 前記IDカードの更新発行に関してI
    Dカード発行元の認証機関から予め前記発行要求者の視
    力を含む健康診断情報が作成される場合であって、 前記発行要求者の視力を含む健康診断情報をカード発行
    管理システムへ送信することを特徴とする請求項20に
    記載のIDカード更新発行方法。
  26. 【請求項26】 少なくとも、前記発行要求者の個人識
    別情報、顔画像情報及び個人情報を関連付けて更新履歴
    管理をする情報管理装置を配置すると共に、前記発行要
    求者側の情報処理装置と前記情報管理装置との間に情報
    送受信制御装置を配置し、 前記IDカードの更新処理を実行すると共に前記IDカ
    ードの発行制御をすることを特徴とする請求項20に記
    載のIDカード更新発行方法。
  27. 【請求項27】 前記IDカードの更新処理をする際
    に、 前記情報管理装置では、 前記発行要求者側の情報処理装置から前記情報送受信制
    御装置を通じて当該発行要求者の個人識別情報を受信
    し、 前記個人識別情報に基づいて当該発行要求者の個人情報
    及び履歴情報を検索照合して前記IDカードの更新可否
    を判断し、 前記更新可否の結果を前記情報送受信制御装置を通じて
    前記情報処理装置へ送信することを特徴とする請求項2
    0に記載のIDカード更新発行方法。
  28. 【請求項28】 前記情報管理装置では、 当該発行要求者の個人識別情報と共に顔画像情報を前記
    情報送受信制御装置から受信し、 当該情報管理装置で管理する前記発行要求者の顔画像情
    報と、前記情報送受信制御装置から受信した顔画像情報
    とを照合し同一人物か否かを判断し、 該判断結果を前記情報送受信制御装置へ送信することを
    特徴とする請求項20に記載のIDカード更新作成方
    法。
  29. 【請求項29】 新たな更新要求があったとき、前記情
    報管理装置では、 当該発行要求者の個人識別情報と共に個人情報を前記情
    報送受信制御装置から受信し、当該発行要求者の個人識
    別情報と共に個人情報を追加して管理することを特徴と
    する請求項20に記載のIDカード更新作成方法。
  30. 【請求項30】 新たな更新要求があったとき、前記情
    報管理装置では、 当該発行要求者の個人識別情報と共に顔画像情報を前記
    情報送受信制御装置から受信し、当該発行要求者の個人
    識別情報と共に顔画像情報を追加して管理することを特
    徴とする請求項20に記載のIDカード更新作成方法。
  31. 【請求項31】 前記IDカードの更新処理をする際
    に、 前記情報送受信制御装置では、 前記情報処理装置からの呼び出に応答して更新手続情報
    を当該情報処理装置に送信すると共に、前記更新手続情
    報に基づいて入力された個人識別情報、顔画像情報及び
    個人情報を前記情報処理装置から受信し、 受信した個人識別情報、顔画像情報及び個人情報を前記
    情報管理装置に送信し、前記情報管理装置からIDカー
    ドの更新可否の結果の通知を受信し、 前記情報管理装置からの更新許可、当該発行要求者の個
    人識別情報、顔画像情報及び個人情報に基づいてIDカ
    ードを作成し、 前記IDカードを発行要求者に発行することを特徴とす
    る請求項20に記載のIDカード更新発行方法。
  32. 【請求項32】 前記IDカードの更新処理をする際
    に、 前記情報送受信制御装置では、 撮影日を付加した顔画像情報の送信を前記発行要求者に
    要求することを特徴とする請求項20に記載のIDカー
    ド更新発行方法。
  33. 【請求項33】 前記IDカードの更新処理をする際
    に、 前記情報送受信制御装置では、 前記顔画像情報に付加された撮影日が有効期限内である
    か否かを判定し、 前記顔画像情報が有効期限内に撮影されたものである場
    合に、 前記個人識別情報、顔画像情報及び個人情報を前記情報
    管理装置に送信し、 送信した前記顔画像情報が前記情報管理装置に保存され
    た顔画像情報との同一人物か否かの照合結果を取得する
    ことを特徴とする請求項20に記載のIDカード更新発
    行方法。
  34. 【請求項34】 前記IDカードの更新処理をする際
    に、 前記情報送受信制御装置では、 前記IDカードの更新可否の結果の通知を前記発行要求
    者に送信すると共に、 更新可の場合は当該情報処理装置に更新手数料の納付に
    関する通知を送信することを特徴とする請求項20に記
    載のIDカード更新発行方法。
  35. 【請求項35】 前記IDカードの更新処理をする際
    に、 前記情報送受信制御装置では、 前記IDカードの更新手数料の支払いに関して前記発行
    要求者が取引する金融機関の名称及び口座番号を含む情
    報を前記情報処理装置から受信すると共に、前記金融機
    関に対して前記発行要求者の口座番号の照合処理をし、 照合処理の結果を前記金融機関から受信することを特徴
    とする請求項20に記載のIDカード更新発行方法。
  36. 【請求項36】 前記IDカードの更新発行に関して発
    行要求者の視力を含む健康診断情報が要求される場合で
    あって、 前記情報送受信制御装置では、 視力を含む健康診断情報を前記発行要求者に送信するよ
    うに要求すると共に、前記発行要求者から送信されてき
    た健康診断情報の合否を判定することを特徴とする請求
    項20に記載のIDカード更新発行方法。
  37. 【請求項37】 前記IDカードの更新発行に関してI
    Dカード発行元の認証機関によって、予め前記発行要求
    者の視力を含む健康診断情報が作成される場合であっ
    て、 前記情報送受信制御装置では、 視力を含む健康診断情報を前記発行要求者から受信する
    と共に、前記認証機関判定用の記憶装置に記憶された判
    定識別情報を検索して前記健康診断情報が前記IDカー
    ド発行元の認証機関により作成されたか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項20に記載のIDカード更新発
    行方法。
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