JP2003056868A - 再生貝殻を利用した雪氷による冷水循環型冷房装置用濾過装置 - Google Patents
再生貝殻を利用した雪氷による冷水循環型冷房装置用濾過装置Info
- Publication number
- JP2003056868A JP2003056868A JP2001275750A JP2001275750A JP2003056868A JP 2003056868 A JP2003056868 A JP 2003056868A JP 2001275750 A JP2001275750 A JP 2001275750A JP 2001275750 A JP2001275750 A JP 2001275750A JP 2003056868 A JP2003056868 A JP 2003056868A
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- snow
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- shells
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- Pending
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- Filtering Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の冷水循環型の雪氷冷房装置では、
雪氷内の不純物を濾過する際、フィルターの目詰まりや
透過性の減衰、周辺機器の目詰まりが問題となる。ま
た、北海道や東北地方沿岸部において、水産副産物であ
る貝殻が山積みにされ放置されている。 【解決手段】 雪氷による冷水循環型冷房装置用濾過装
置のフィルター1部分に透水性及び浄化性能の非常に高
い再生貝殻を利用する。貝殻によるリサイクル品である
フィルターは、貝殻を洗浄、乾燥後、細かく粉砕し、セ
メントと樹脂を混合し、常温で平板状に固めたものであ
る。フィルターの目詰まりや透過性の減衰を発生させ
ず、確実に雪氷内の汚泥等の不純物を除去し、熱交換機
や放熱器などの周辺機器の目詰まりを起こしにくい。
雪氷内の不純物を濾過する際、フィルターの目詰まりや
透過性の減衰、周辺機器の目詰まりが問題となる。ま
た、北海道や東北地方沿岸部において、水産副産物であ
る貝殻が山積みにされ放置されている。 【解決手段】 雪氷による冷水循環型冷房装置用濾過装
置のフィルター1部分に透水性及び浄化性能の非常に高
い再生貝殻を利用する。貝殻によるリサイクル品である
フィルターは、貝殻を洗浄、乾燥後、細かく粉砕し、セ
メントと樹脂を混合し、常温で平板状に固めたものであ
る。フィルターの目詰まりや透過性の減衰を発生させ
ず、確実に雪氷内の汚泥等の不純物を除去し、熱交換機
や放熱器などの周辺機器の目詰まりを起こしにくい。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は、雪氷の冷熱エネル
ギーを利用した冷房装置の内、雪氷の融解水を濾過する
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の冷水循環型の雪氷の冷熱エネルギ
ー利用技術では、濾過装置内のフィルターとして樹脂製
のフィルターや金属製メッシュのフィルターが広く利用
されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】雪氷内には非常に多く
の汚泥等の不純物が含まれている。従来の雪氷の冷熱エ
ネルギー利用装置における濾過装置では、樹脂製のフィ
ルター等を利用し、フィルターの除去性能が高い場合に
は、フィルターの目詰まりや透過性の減衰が問題とる。
また、金属製メッシュ等を利用し、フィルターの除去性
能が低い場合には熱交換機や放熱器などの周辺機器の目
詰まりが問題となる。 【0004】北海道や東北地方沿岸部において、山積み
にされているホタテ等の貝殻はその大部分が産業廃棄物
として処理する他はなく放置されている。 【0005】 【課題を解決するための手段】フィルターの目詰まりや
透過性の減衰を発生させず、確実に雪氷内の汚泥等の不
純物を除去し、熱交換機や放熱器などの周辺機器の目詰
まりを起こさないような性能を発揮する為に、フィルタ
ー1部分に透水性、浄化機能の非常に高い再生貝殻を利
用した濾過装置2を用いる。 【0006】 【発明の実施の形態】図1に示すように、パッケージ2
内にホタテ貝殻によるリサイクル品であるフィルター1
を組み込む。目詰まりを防止するために1は縦に配置す
る。パッケージ2内、水流の上流側に、大型の不純物を
除去するための金属製メッシュ3を設置する。フィルタ
ーの上流側に雪氷からの融解冷水を注ぎ込み、フィルタ
ーの下流側から冷房用の冷却水を取り出す。冷熱エネル
ギーの損失を防ぐため、断熱材4によってパッケージ2
を覆う。 【0007】ホタテ貝殻によるリサイクル品であるフィ
ルターは、ホタテの貝殻を洗浄、乾燥後、細かく粉砕
し、セメントと樹脂を混合し、常温で平板状に固めたも
のである。 【0008】フィルターの原料となる貝殻は、ホタテ貝
以外の貝殻でも構わない。また、フィルター1の形状は
平板に限らずとも枡形など、他の形状であっても、同等
の効果を得られる。フィルターの設置個所についても、
水槽内に利用するばかりではなく、雪庫内にすのこの代
替品として敷き詰めても良い。水槽に係わる配管の接続
に関しては、上記の限りにはあらず、水槽内で直接熱交
換する等の利用方法も可能である。 【0009】 【発明の効果】濾過装置内のフィルターの透水性、浄化
性能が非常に高いため、目詰まりや透過性の減衰を発生
させず、確実に雪氷内の汚泥等の不純物を除去し、熱交
換機や放熱器などの周辺機器の目詰まりを起こしにくい
ような性能を発揮する。 【0010】また、貝殻を再利用することで、産業廃棄
物の有効活用が可能となり、環境保全に貢献する。
ギーを利用した冷房装置の内、雪氷の融解水を濾過する
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の冷水循環型の雪氷の冷熱エネルギ
ー利用技術では、濾過装置内のフィルターとして樹脂製
のフィルターや金属製メッシュのフィルターが広く利用
されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】雪氷内には非常に多く
の汚泥等の不純物が含まれている。従来の雪氷の冷熱エ
ネルギー利用装置における濾過装置では、樹脂製のフィ
ルター等を利用し、フィルターの除去性能が高い場合に
は、フィルターの目詰まりや透過性の減衰が問題とる。
また、金属製メッシュ等を利用し、フィルターの除去性
能が低い場合には熱交換機や放熱器などの周辺機器の目
詰まりが問題となる。 【0004】北海道や東北地方沿岸部において、山積み
にされているホタテ等の貝殻はその大部分が産業廃棄物
として処理する他はなく放置されている。 【0005】 【課題を解決するための手段】フィルターの目詰まりや
透過性の減衰を発生させず、確実に雪氷内の汚泥等の不
純物を除去し、熱交換機や放熱器などの周辺機器の目詰
まりを起こさないような性能を発揮する為に、フィルタ
ー1部分に透水性、浄化機能の非常に高い再生貝殻を利
用した濾過装置2を用いる。 【0006】 【発明の実施の形態】図1に示すように、パッケージ2
内にホタテ貝殻によるリサイクル品であるフィルター1
を組み込む。目詰まりを防止するために1は縦に配置す
る。パッケージ2内、水流の上流側に、大型の不純物を
除去するための金属製メッシュ3を設置する。フィルタ
ーの上流側に雪氷からの融解冷水を注ぎ込み、フィルタ
ーの下流側から冷房用の冷却水を取り出す。冷熱エネル
ギーの損失を防ぐため、断熱材4によってパッケージ2
を覆う。 【0007】ホタテ貝殻によるリサイクル品であるフィ
ルターは、ホタテの貝殻を洗浄、乾燥後、細かく粉砕
し、セメントと樹脂を混合し、常温で平板状に固めたも
のである。 【0008】フィルターの原料となる貝殻は、ホタテ貝
以外の貝殻でも構わない。また、フィルター1の形状は
平板に限らずとも枡形など、他の形状であっても、同等
の効果を得られる。フィルターの設置個所についても、
水槽内に利用するばかりではなく、雪庫内にすのこの代
替品として敷き詰めても良い。水槽に係わる配管の接続
に関しては、上記の限りにはあらず、水槽内で直接熱交
換する等の利用方法も可能である。 【0009】 【発明の効果】濾過装置内のフィルターの透水性、浄化
性能が非常に高いため、目詰まりや透過性の減衰を発生
させず、確実に雪氷内の汚泥等の不純物を除去し、熱交
換機や放熱器などの周辺機器の目詰まりを起こしにくい
ような性能を発揮する。 【0010】また、貝殻を再利用することで、産業廃棄
物の有効活用が可能となり、環境保全に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 濾過装置の断面概略図である。
【符号の説明】
1 ホタテ貝殻再生品フィルター
2 パッケージ(水槽)
3 金属製メッシュ
4 断熱材
5 給水管(雪氷の融解冷水)
6 排水管(冷房利用水)
7 排水管(オーバーフロー水)
8 水面
9 矢印は水の流れ方向を示す
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 丸亀 力也
札幌市中央区北4条西4丁目1番地 伊藤
組土建株式会社内
(72)発明者 森 美津男
札幌市中央区北1条西19丁目2番3号 北
海道アサヒ冷熱工事株式会社内
Fターム(参考) 3L054 BH01
4D019 AA03 BA07 BB01 CB06
4D041 AA16 AA28 AB02 AB18 AB21
AD12 CB00 CC08
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】雪氷の冷熱エネルギーを冷房利用するため
に、雪氷の融解冷水を冷熱利用する際の、雪氷の融解冷
水を濾過するためのフィルターとして、再生貝殻を利用
した濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001275750A JP2003056868A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | 再生貝殻を利用した雪氷による冷水循環型冷房装置用濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001275750A JP2003056868A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | 再生貝殻を利用した雪氷による冷水循環型冷房装置用濾過装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003056868A true JP2003056868A (ja) | 2003-02-26 |
Family
ID=19100560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001275750A Pending JP2003056868A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | 再生貝殻を利用した雪氷による冷水循環型冷房装置用濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003056868A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007029A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Itogumi Construction Co Ltd | 浸透性舗装材を利用した二重構造浸水式冷水槽をもつ雪氷冷房用冷熱回収装置 |
-
2001
- 2001-08-07 JP JP2001275750A patent/JP2003056868A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007029A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Itogumi Construction Co Ltd | 浸透性舗装材を利用した二重構造浸水式冷水槽をもつ雪氷冷房用冷熱回収装置 |
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