JP2003056020A - 浄水器接続用分岐止水栓 - Google Patents

浄水器接続用分岐止水栓

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JP2003056020A
JP2003056020A JP2001241765A JP2001241765A JP2003056020A JP 2003056020 A JP2003056020 A JP 2003056020A JP 2001241765 A JP2001241765 A JP 2001241765A JP 2001241765 A JP2001241765 A JP 2001241765A JP 2003056020 A JP2003056020 A JP 2003056020A
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water purifier
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JP2001241765A
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Sumiko Nagai
壽美子 永井
Tsutomu Shimomura
努 下村
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MEISUI KK
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MEISUI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浄水器を設置した台所の流し台内部にある混
合水栓給水用配管等の主給水路から浄水器通水路への分
岐部を構成し、分岐流路を開閉する機能を備えた浄水器
接続用分岐止水栓として、主給水路から浄水器への流路
分岐部をコンパクトに構成でき、配管の材料コストの低
減と配管施工の省力化を可能にするものを提供する。 【解決手段】 所要水栓への主給水路40から浄水器通
水路への分岐部を構成し、主給水路40の上流側及び下
流側配管40a,40bに対する接続口2a,2bと、
浄水器側配管44に対する接続口2cとを有するチーズ
管体2に、内部の浄水器側流路4を開閉操作する止水栓
3が一体に設けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浄水器を設置し
た台所の流し台内部にある混合水栓給水用配管等の主給
水路に介在させ、該主給水路から浄水器通水路への分岐
部を構成すると共に、この浄水器通水路への分岐流路を
開閉する機能を備えた浄水器接続用分岐止水栓に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般家庭で使用される浄水器として、台
所の流し台内部に設置し、内臓する合成樹脂中空糸膜等
の濾材を通して浄化した水を配管によって浄水蛇口へ導
くようにしたものが汎用されている。
【0003】従来、このような浄水器に対する配管は、
図6に示すように、混合水栓給水用配管(水道管)等の
主給水路(40)にチーズ(41)を介在させ、このチ
ーズ(41)の分岐接続口(41a)に手動止水栓(4
2)を連結し、該手動止水栓(42)の接続口(42
a)と浄水器(43)の原水入口(43a)との間に、
ワンダーチューブ等よりなる原水導入管(44)を連結
する一方、流し台天板(45)に取り付けた蛇口(4
6)と該浄水器(43)の浄水出口(43b)との間
に、同様にワンダーチューブ等よりなる浄水導出管(4
7)を連結している。(48)は浄水器(43)の載置
台である。
【0004】そして、一般的な仕様では、原水導入管
(44)の途中に電磁開閉弁(49)を介装し、蛇口
(46)の根元に設けたレバー型等の操作スイッチ(4
6a)が止水位置にあるときは該電磁開閉弁(49)を
閉止状態に保ち、浄水使用のために操作スイッチ(46
a)を吐水位置に切り換えた際に該電磁開閉弁(49)
が開放し、原水(水道水)を浄水器(43)内に流入さ
せると共に、浄水器(43)を出た浄水を浄水導出管
(47)を通して蛇口(46)から流出させるようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、流し台
の内部は調理や洗浄に関連した器具及び材料の収納空間
として広く使えることが望まれるが、前記従来の浄水器
用配管では、特に主給水路(40)から浄水器(43)
への流路分岐部において、チーズ(41)と手動止水栓
(42)の2部品の連結部分が嵩張って場所をとり、流
し台内部の収納空間を狭くするという難点があった。ま
た、このように流路分岐部に2部品を用いることによ
り、配管のための材料コストが高く付くと共に、両部品
の連結のために配管施工に手間がかかるという問題もあ
った。
【0006】この発明は、上述の事情に鑑みて、主給水
路から浄水器への流路分岐部をコンパクトに構成できる
と共に、配管の材料コストの低減と配管施工の省力化を
可能にする浄水器接続用分岐止水栓を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の請求項1に係る浄水器接続用分岐止水栓
は、所要水栓への主給水路から浄水器通水路への分岐部
を構成し、主給水路の上流側及び下流側配管に対する接
続口と、浄水器側配管に対する接続口とを有するチーズ
管体に、その内部の浄水器側流路を開閉操作する止水栓
が一体に設けられてなるものとしている。
【0008】上記構成では、主給水路から浄水器通水路
への分岐部をなすチーズ管体自体に止水栓が一体化され
ているから、該分岐部を一つの部品のみでコンパクトに
構成できる上、配管の材料コストが低減され、また配管
施工に際して従来のように2部品を連結する操作が不要
となる。
【0009】請求項2の発明は、前記請求項1の浄水器
接続用分岐止水栓において、前記浄水器側流路における
前記止水栓による開閉部と前記接続口との間に、定流量
弁が介装されてなる構成としている。この場合、主給水
路側の水栓の開閉に伴うウォーターハンマー等により、
浄水器の使用中に主給水路側の水圧が変化しても、前記
定流量弁によって浄水器側への供給水量及び水圧が略一
定に保たれ、もって急激な加減圧による浄水器内部の過
負荷が回避される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る浄水器接続
用分岐止水栓の実施例について図面を参照して具体的に
説明する。図1〜図3は第一実施例の分岐止水栓(1
A)、図4は該分岐止水栓(1A)を用いた浄水器の配
管、図5は第二実施例の分岐止水栓(1B)を示す。な
お、図4において、既述の図6に示す従来の浄水器の配
管との共通部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0011】第一実施例の分岐止水栓(1A)は、図1
(A)(B)及び図2に示すように、チーズ管体(2)
における直管部(21)と分岐管部(22)とのT字形
の分岐位置に、水栓保持筒部(23)が直管部(21)
及び分岐管部(22)の両者に対して90度の角度をな
すように突設され、該水栓保持筒部(23)に無ハンド
ル型の止水栓(3)が嵌装されている。そして、チーズ
管体(2)の直管部(21)の両端部は、図4に示す混
合水栓給水用配管(水道管)等の主給水路(40)の上
流側配管(40a)と下流側配管(40b)に対する接
続口(2a)(2b)を構成し、また分岐管部(22)
の端部は浄水器(43)側の原水導入管(44)に対す
る接続口(2c)を構成している。
【0012】チーズ管体(2)の分岐管部(22)と水
栓保持筒部(23)との基部間には膨出部(24)が形
成され、該膨出部(24)の内側が分岐管部(22)の
中心流路部(4a)と保持筒部(23)の内部とを連通
する連絡流路部(4b)を形成すると共に、この連絡流
路部(4b)と直管部(21)内の主流路(5)との間
の隔壁(25)には円形の分岐口(6)が水栓保持筒部
(23)の内底に位置して開口しており、該分岐口
(6)より連絡流路部(4b)及び前記中心流路部(4
a)を経て分岐管部(22)の接続口(2c)に至る浄
水器側流路(4)が構成されている。しかして、分岐管
部(22)の中心流路部(4a)には、定流量弁(7)
がスナップリング(8)を介して嵌装されている。ま
た、分岐口(6)の浄水器側流路(4)側の開口縁は、
隔壁(25)から若干膨出して止水栓(3)に対する弁
座(30)を形成している。
【0013】止水栓(3)は、軸状の栓本体(31)の
内端にリング状のコマパッキン(32)がビス(33)
を介して固着され、該栓本体(31)の内端側が太径の
雄ねじ部(31a)となり、この雄ねじ部(31a)に
おいてチーズ管体(2)の水栓保持筒部(23)の内周
雌ねじ部(23a)に螺合しており、該栓本体(31)
外端側の細径部(31b)の端面に設けた径方向の溝
(34)を利用し、専用の捻回具やコイン等で栓本体
(31)を捻回操作することにより、弁座(30)に対
して離接動作して分岐口(6)を開閉する。(35)は
抜止めスリーブであり、栓本体(31)の雄ねじ部(3
1a)と細径部(31b)間の段部に嵌装したリング状
の金属製パッキン受け(36)及び平パッキン(37)
を介して当該細径部(31b)に外嵌すると共に、内周
雌ねじ部(35a)においてチーズ管体(2)の水栓保
持筒部(23)の外周雌ねじ部(23b)に螺合緊締す
ることにより、栓本体(31)の抜け止めと外部に対す
る水密封止を担っている。
【0014】しかして、チーズ管体(2)における直管
部(21)の一端側の接続口(2a)には、該直管部
(21)に螺挿した取付筒(9)の外端フランジ部(9
a)と当該接続口(2a)の端面との間に構成される外
周溝部(10)に、締付けナット(11)が一端側の内
周フランジ部(11a)を係嵌して回転自在に嵌装され
ており、主給水路(40)の上流側配管(40a)の端
部外周に設けた雄ねじ部(図示省略)に該締付けナット
(11)を螺合緊締することにより、当該接続口(2
a)に上流側配管(40a)を連結するようになされて
いる。(9b)はその連結部を液密封止するために取付
筒(9)の端面に固着したパッキンであり、連結される
上流側配管(40a)の端面に押接して連結部を液密封
止する。
【0015】一方、直管部(21)の他端側の接続口
(2b)と分岐管部(22)の接続口(2c)には、各
々外周に雄ねじ(27)が刻設されている。そして、分
岐管部(22)の接続口(2c)は、図3に示すよう
に、浄水器(43)側の原水導入管(44)の端部に取
り付けた締付けナット(12)を雄ねじ(27)に外嵌
螺合して締め付けることにより、当該接続口(2c)に
原水導入管(44)を連結するようになっている。この
原水導入管(44)の締付けナット(12)は、チーズ
管体(2)の接続口(2b)に取り付けられた締付けナ
ット(11)と同様に、原水導入管(44)の接続口
(44a)に螺挿した取付筒(13)の外端フランジ部
(13a)と当該接続口(44a)の端面との間の外周
溝部(14)に一端側の内周フランジ部(12a)を係
嵌して回転自在に嵌装されている。(15)は取付筒
(13)の端面に固着した液密封止用のパッキンであ
る。
【0016】また、直管部(21)の接続口(2b)に
は、図4に示すように、主給水路(40)の下流側配管
(40b)の端部に取り付けられた同様の締付けナット
(15)を雄ねじ(27)に外嵌螺合して締め付けるこ
とにより、当該接続口(2b)に下流側配管(40b)
を連結するようになっている。
【0017】上記構成の分岐止水栓(1A)は、図4に
示すように、チーズ管体(2)の直管部(21)の両端
接続口(2a)(2b)を主給水路(40)の上流側及
び下流側配管(40a)(40b)に接続すると共に、
分岐管部(22)の接続口(2c)に浄水器(43)側
の原水導入管(44)を接続し、止水栓(3)を適度の
開放状態に設定する。これにより、蛇口(46)の操作
スイッチ(46a)を吐水位置として電磁開閉弁(4
9)が開放した際に、主給水路(40)の原水(水道
水)が分岐止水栓(1A)の浄水器側流路(4)より原
水導入管(44)を通して浄水器(43)内に流入する
と共に、浄水器(43)を出た浄水が浄水導出管(4
7)を通して蛇口(46)から流出する。
【0018】しかして、この分岐止水栓(1A)ではチ
ーズ管体(2)自体に止水栓(3)が一体化しているた
め、配管施工に際して従来のようにチーズ(41)と手
動止水栓(42)の2部品を連結する操作が不要とな
り、それだけ配管作業が容易になると共に、主給水路
(40)から浄水器(43)への分岐部が嵩張らずコン
パクトにまとまるから、浄水器(43)を設置した部位
の周辺空間、例えば流し台の内部を調理や洗浄に関連し
た器具及び材料の収納空間として広く使えることにな
る。また、この分岐止水栓(1A)は構造簡単で安価に
製作できるから、これを使用すれば、従来のチーズ(4
1)と手動止水栓(42)の2部品を用いる場合に比較
し、配管の材料コストを低減できるという利点がある。
なお、図4の配管構成では、電磁開閉弁(49)を浄水
器(43)の載置台(48)に取り付けることにより、
配管による空間占拠率をより低下させている。
【0019】更に、この分岐止水栓(1A)にあって
は、浄水器側流路(4)に定流量弁(7)が介装されて
いることから、主給水路(40)側の水栓の開閉に伴う
ウォーターハンマー等により、浄水器(43)の使用中
に主給水路(40)側の水圧が変化しても、当該定流量
弁(7)によって浄水器(43)側への供給水量及び水
圧が略一定に保たれることになる。従って、浄水器(4
3)は、急激な加減圧による内部の過負荷が回避され、
この過負荷による破損や内部の傷損が防止されると共
に、内圧変動に伴う歪みが小さくなって耐久性も向上す
る。
【0020】上記第一実施例の分岐止水栓(1A)で
は、3つの接続口(2a)〜(2c)の内、接続口(2
a)に締付けナット(11)を備え、他の接続口(2
b)(2c)の外周に雄ねじ(27)を有するが、この
発明の分岐止水栓においては、接続相手側の管端部の形
態に応じて接続口(2a)〜(2c)の接続構造を種々
設定でき、例えば接続口(2a)〜(2c)の内の2つ
又は3つ全部が締付けナット(11)を備えるものとし
たり、逆に3つの接続口(2a)〜(2c)の全てが外
周に雄ねじ(27)を有するものとしたり、更には締付
けナット以外の接続方式に対応した構造としてもよい。
【0021】例えば、図5に示す第二実施例の分岐止水
栓(1B)では、チーズ管体(2)の直管部(21)両
端の接続口(2a)(2b)、ならびに止水栓(3)と
その装着構造は第一実施例の分岐止水栓(1A)と同様
であるが、分岐管部(22)の接続口(2c)の外周に
は雄ねじを有さず、その代わりにクイックジョイント式
の原水導入管端部(図示省略)に対応して中心流路(4
a)の出口側内周に雌ねじ(28)が刻設されており、
この雌ねじ(28)よりも内奥に定流量弁(7)が装填
されている。
【0022】また、この発明に係る浄水器接続用分岐止
水栓では、止水栓(3)の形態とチーズ管体(2)への
取付構造についても例示以外に種々設計変更可能であ
り、手回しするハンドル付きの止水栓も採用できるが、
嵩を小さくする上で例示のような無ハンドル型のものが
特に推奨される。そして、無ハンドル型の止水栓として
も、例示以外の種々の形態を採用可能であり、例えば実
施例の如き捻回用の溝(34)を設ける代わりに外方突
出部を角柱状としたものでも差し支えない。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、浄水器を設置
した台所の流し台内部にある混合水栓給水用配管等の主
給水路に介在させ、該主給水路から浄水器通水路への分
岐部を構成すると共に、この浄水器通水路への分岐流路
を開閉する機能を備えた浄水器接続用分岐止水栓とし
て、主給水路から浄水器への流路分岐部をコンパクトに
構成でき、もって台所の流し台内部等の浄水器設置部位
の周辺の利用空間を広くできると共に、配管の材料コス
トの低減と配管施工の省力化を可能にするものが提供さ
れる。
【0024】請求項2の発明によれば、上記の浄水器接
続用分岐止水栓として、浄水器の使用中に主給水路側の
水栓の開閉に伴うウォーターハンマー等によって主給水
路側の水圧が変化しても、浄水器側への供給水量及び水
圧が略一定に保つことができ、もって急激な加減圧によ
る浄水器内部の過負荷が回避され、この過負荷による浄
水器の破損や内部の傷損が防止されると共に該浄水器の
耐久性を向上させ得るものが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る第一実施例の浄水器接続用分
岐止水栓を示し、(A)図は正面図、(B)図は(A)
図のB−B線の断面矢視図である。
【図2】 同第一実施例の分岐止水栓の平面図である。
【図3】 同第一実施例の分岐止水栓と原水導入管との
接続状態を示す一部切欠平面図である。
【図4】 同第一実施例の分岐止水栓を用いた浄水器の
配管接続を示す概略正面図である。
【図5】 この発明に係る第二実施例の浄水器接続用分
岐止水栓の横断平面図である。
【図6】 従来における浄水器の配管接続例を示す概略
正面図である。
【符号の説明】
1A,1B・・・分岐止水栓 2・・・・・・・チーズ管体 2a〜2c・・・接続口 21・・・・・・直管部 22・・・・・・分岐管部 23・・・・・・水栓保持筒部 3・・・・・・・止水栓 30・・・・・・弁座 31・・・・・・栓本体 4・・・・・・・浄水器側流路 5・・・・・・・主流路 6・・・・・・・分岐口 7・・・・・・・定流量弁 40・・・・・・主給水路 40a・・・・・上流側配管 40b・・・・・下流側配管 43・・・・・・浄水器 44・・・・・・原水導入管(浄水器側配管)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D060 BA10 BB07 BB09 3H017 AA11 4D024 AA02 CA15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要水栓への主給水路から浄水器通水路
    への分岐部を構成し、主給水路の上流側及び下流側配管
    に対する接続口と、浄水器側配管に対する接続口とを有
    するチーズ管体に、その内部の浄水器側流路を開閉操作
    する止水栓が一体に設けられてなる浄水器接続用分岐止
    水栓。
  2. 【請求項2】 前記浄水器側流路における前記止水栓に
    よる開閉部と前記接続口との間に、定流量弁が介装され
    てなる請求項1記載の浄水器接続用分岐止水栓。
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