JP2003055666A - 有機廃液、有機汚泥、生ゴミ、動植物性残渣、動物の糞尿、木くず、雑草、木の枝、葉等を乾燥・造粒後、乾留炉によりガス化し燃料と炭としてリサイクルするプロセスおよび装置。 - Google Patents

有機廃液、有機汚泥、生ゴミ、動植物性残渣、動物の糞尿、木くず、雑草、木の枝、葉等を乾燥・造粒後、乾留炉によりガス化し燃料と炭としてリサイクルするプロセスおよび装置。

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    • Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/78—Recycling of wood or furniture waste

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】有機汚泥・動植物性残渣・家畜糞尿及び工場濃
厚廃液などを直接乾燥処理することができると共に、乾
溜炉でのガス化を安定的に行うことができる方法および
装置を提供する。 【解決手段】 有機汚泥・動植物性残渣・家畜糞尿及び
工場濃厚廃液などに木屑、生木、葉、雑草などどをチッ
プ化したものを加えて蒸発乾燥機で加温蒸発処理し、乾
燥物をペレット化した後、ペレットを乾溜炉でガス化、
炭化する。得られたガスは蒸発乾燥機及び乾溜炉での熱
源として利用し、炭化物は燃料、土壌改質剤、水処理、
脱臭処理に有効利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機汚泥・動植物
性残渣、家畜ふん尿の汚泥および濃厚排液の処理に用い
る。濃縮乾燥機は、木くず、生木、葉、雑草等のチップ
化を行う。破砕機、乾燥物をペレット化するペレタイザ
−およびペレットをガス化、炭化させる乾留炉よりな
る。有機汚泥等リサイクル装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の汚泥、動植物性残渣、家
畜の糞尿等の処理については、焼却処理、発酵堆肥化、
地中埋設等により主に処理されている。この種の汚泥、
動植物性残渣、家畜の糞尿等や高粘度・高濃度BOD廃液
については、直接濃縮、乾燥することが困難であり、乾
燥方法は現在まで利用されていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】有機汚泥、動植物性残
渣、家畜の糞尿等の高粘度・高濃度廃棄物に木くず、生
木、葉、雑草等をチップ化したものを混合することによ
り、直接乾燥処理を行えるようにすると共に、乾燥物を
ペレット化し、乾留炉でのガス化を安定的に行えるよう
にする。乾燥処理で発生する蒸発物は、乾留炉で脱臭処
理を行うこととする。
【０００４】従来例では、高粘度・高濃度廃棄物を後ガ
ス化工程で不可欠な乾燥物のペレット化を行える状態ま
で乾燥することができなかった。我々は、木くず等をチ
ップ化したものを加えることにより、また、パドル式乾
燥機を用いることにより、高粘度・高濃度廃棄物の乾燥
を比較的容易にすると共に、木くず、生木、葉、雑草等
をもそれぞれの廃棄物として混合し、ガス化炉用の燃料
化が行えるようにした。
【０００５】以下、図を参考にして本発明の実施形態の
例について説明する。図１は、本発明に係る有機汚泥等
ガス化燃料転換プロセスのフローシート。
【図面の簡単な説明】
【図１】１．有機汚泥、廃油、硫酸ピッチ、動植物性残
渣、有機性廃液、家畜の糞尿等を建設廃材（木屑）、紙
屑、刈られた雑草、木の枝、葉などの廃棄物を粉砕、チ
ップ化したものと混合、蒸発濃縮機（ボイラーのスチー
ムを熱源とする）にて乾燥処理を行う。 ２．ペレタイザーで乾燥品のペレット化を行う。 ３．ペレット化したものを乾留ガス炉へ送り、乾留ガス
化炉の原料とする。乾留ガス化炉では、それらの熱分解
を行い、二酸化炭素、一酸化炭素、水素、メタン等のク
リーンなガスを得ると共に炭化物を得る。 ４．熱分解ガスは、ボイラー燃料、発電用燃料として有
効利用を行う。炭化物は、水処理用、脱臭用活性炭とし
て又、土壌改良用の吸湿剤として有効利用を行う。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ０２Ｆ 11/10 Ｃ０９Ｋ 17/32 Ｈ ４Ｈ０２６ Ｃ０９Ｋ 17/32 Ｃ１０Ｂ 53/02 Ｃ１０Ｂ 53/02 Ｃ１０Ｌ 5/42 Ｃ１０Ｌ 3/06 5/44 5/42 5/46 5/44 Ｃ０９Ｋ 101:00 5/46 Ｂ０９Ｂ 3/00 ３０３Ｚ // Ｃ０９Ｋ 101:00 Ｃ１０Ｌ 3/00 Ａ Ｆターム(参考） 4D004 AA02 AA04 AC04 BA02 BA03 BA10 CA14 CA15 CA27 CA42 CB11 CB28 CC15 4D034 AA26 BA01 CA12 4D059 AA01 AA07 AA08 BB03 BD11 BJ01 BK01 DB32 4H012 HA00 JA02 JA09 JA11 4H015 AA01 AA02 AA03 AA09 AA13 AB01 BA01 BA09 BA13 BB03 BB05 CA03 CB01 4H026 AA15 AB01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 有機物を多く含む廃液、有機汚泥（脱水
    汚泥及び生汚泥）、動植物性残渣で水分及び液体分を多
    く含んだ処理物に木材、雑草、生木、生葉等をチップ化
    した物を加え、蒸発乾燥機で加温蒸発処理し、処理物を
    ペレット化し易い水分としてペレットを行い、乾燥炉に
    投入する。そこでガス化させ燃料と炭化物にリサイクル
    化する有機廃液、有機汚泥等の処理方法。
  2. 【請求項２】 焼酎製造時に蒸留釜残として残るいわゆ
    る焼酎粕廃液は、焼却には非常に困難であり、かつ濾
    過、廃液処理でも非常に処理が困難なものであると認識
    されている。この焼酎粕廃液に、ヒノキ、杉材他の木く
    ずを混合し蒸発乾燥機で加温蒸発処理する。焼酎粕廃液
    中のアルコール分は、凝縮・分留し回収を行い、焼酎粕
    廃液中の固形物と木くずの混合物の乾燥品はペレット化
    し、乾燥炉に投入、ガス化させ燃料として蒸発乾燥機及
    び乾留炉の熱源として利用すると共に余分のガスは、ガ
    スタービンにて発電させるなどのエネルギーリサイクル
    を行う。ガス化後に残る炭化物については、燃料、土壌
    改質材、水処理、脱臭処理に有効利用を行う、処理方法
    および装置。
  3. 【請求項３】 畜産産業においては、牛、豚、鶏等のし
    尿および糞の処理さらに、それぞれの家畜舎の排水処理
    が経営上の大きな問題の一つになっています。牛、豚、
    鶏の糞に尿や木くず等を加えて、蒸発乾燥機で加温、蒸
    発する。乾燥後の糞混合物はペレット化し、乾留炉に投
    入しガス化させる。ガスは、蒸発乾燥機および乾留炉の
    燃料としてリサイクルを行う。蒸発水分等は、乾留炉に
    導き、脱臭処理後放出する。
  4. 【請求項４】 動植物性残渣、生ゴミの多量の処理につ
    いては、微生物を使った処理方法でも困難であり、処理
    後の菌床の処理についても問題を抱えている。一方、焼
    却処理については、将来的にはダイオキシン処理、焼却
    灰中の重金属の処理等排ガスおよび灰処理に多くの問題
    を抱えている。これらの処理についても、木くず、生
    木、葉のチップ等を混合乾燥してペレット化し、これを
    乾留炉に投入、ガス化、炭化処理する。そこでのリサイ
    クルされた熱は、乾燥機に有効利用すると共に余剰分は
    発電にも利用する。炭化物は、建築用床材、水処理用・
    脱臭用活性炭や燃料として有効利用、販売する。蒸発物
    は、乾留炉で脱臭処理後放出する。
  5. 【請求項５】 食品製造工場においては、乳製品・油脂
    製品、ケチャップ、ドレッシング、麺つゆ、焼肉のた
    れ、味噌、しょうゆ、ソース、マヨネーズ、ジャム、ク
    リーム、米の研ぎ汁他さまざまな高濃度BOD,CODを含む
    商品を製造販売している。これらの不良品、返品、賞味
    期限切れ品の処理については通常の水処理では膨大な設
    備が必要であり、設備費用も莫大なものになる。また、
    焼却処理については、排ガス、焼却灰の処理に困難を伴
    う。これも将来的には、費用的にも困難になってくると
    思われる。これら高粘度、高BOD、処理物についても、
    木くず、生木、葉、雑草等のチップと混合・乾燥し、こ
    れをペレット化して、燃料とし、乾留炉に投入する。そ
    こでガス化、炭化してガスは乾燥用として有効利用する
    と共に、余剰分は発電にも利用する。炭化物は、建築床
    材、水処理用、脱臭用活性炭として、また、燃料として
    有効利用、販売する。蒸発物は、乾留炉で脱臭処理後放
    出する。
  6. 【請求項６】 石油精製工場他より発生する、タール状
    廃棄物、油泥状廃棄物については、一般的に処理困難な
    廃棄物とされていて、主に、海上投棄、地中埋設によっ
    て処理されている。これらについては、中和、希釈、抽
    出等の前処理を行った上で木くず、生木、葉、雑草等の
    チップと混合乾燥し、燃料化して乾留炉に投入し、ガス
    化、炭化を行う。ガスは、乾燥用として有効利用すると
    共に、余剰分は発電にも利用する。炭化物は、建築用床
    材、水処理用・脱臭用活性炭や燃料として有効利用、販
    売する。蒸発物は、乾留炉で脱臭処理後放出する。
  7. 【請求項７】 請求項１〜６の部分で、乾燥品をペレッ
    トにし燃料化するまでは同じで、これを乾留炉に入れ、
    ガス化、炭化する場合を変更して、ボイラー用燃料とす
    ることとする項。
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