JP2003052900A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003052900A
JP2003052900A JP2001246091A JP2001246091A JP2003052900A JP 2003052900 A JP2003052900 A JP 2003052900A JP 2001246091 A JP2001246091 A JP 2001246091A JP 2001246091 A JP2001246091 A JP 2001246091A JP 2003052900 A JP2003052900 A JP 2003052900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lending
game
display
credit
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001246091A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Kosuge
真人 小菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP2001246091A priority Critical patent/JP2003052900A/ja
Publication of JP2003052900A publication Critical patent/JP2003052900A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貸し出されるべき有価価値が確実に貸し出さ
れていることを遊技者に実感させる。 【解決手段】 度数の記録されたカードを挿入可能なカ
ードユニットにスロットマシン本体が接続されている。
遊技者がカードユニットから遊技に必要なメダルの貸し
出しを受けた場合、メダルを外部に排出することなくク
レジットとして蓄積させる(但し、クレジット数が50
に達するまで)。遊技者が貸出操作を行うと、貸出数表
示部(メダルの貸出予定数を示すもの)、クレジット表
示部、度数表示部には、それぞれ初期状態として50、
0、30と表示される(a)。その後順次、貸出予定数
が1ずつ減算、クレジット数が1ずつ加算されていく
が、その間の度数表示部の表示は30(点滅)となる
(b〜f)。貸出予定数が0、クレジット数が50に最
終的に更新された場合、度数表示部の表示は、貸し出し
を受けたメダルの数に対応した度数10をマイナスした
20となる(g)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシン、
パチンコなどの遊技機に関し、特に記録媒体に記録され
た情報に基づいて遊技媒体を貸し出す遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】スロットマシンは、一般に、外周部に複
数種類の図柄が描かれた複数のリールを有する可変表示
装置を備えており、各リールの回転を停止したときにお
ける表示態様に従って、メダルを払い出すものである。
遊技者がこのような各回のゲームを行っていくために
は、メダルを投入することによって賭数を設定する必要
がある。賭数は、スロットマシンの内部にデータとして
蓄積されたクレジットから設定することもできるが、ク
レジットの蓄積のためには、やはりメダルを投入しなけ
ればならない。つまり、スロットマシンで遊技を行うた
めには、遊技者は、有価価値としてメダルの貸し出しを
受けることが不可欠となる。
【0003】遊技者は、通常、現金を支払うことによっ
てメダルの貸し出しを受ける。これに対して、例えば、
特許第3086611号公報、特許第3086618号
公報或いは特開2001−79148号公報などに示す
ように、スロットマシン本体の横に設置されたカードユ
ニットにプリペイドカード(以下、単にカード)を挿入
し、カードに記録されている度数からメダルの貸し出し
を受けるものも提案されている。そして、カードユニッ
トから貸し出されたメダルの数をそのままクレジットと
してスロットマシンの内部に蓄積させることも可能であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カード
ユニットから貸し出されたメダルをスロットマシンの外
部に排出せずに、そのままクレジットとして蓄積させる
場合には、遊技者は、カードから減算された度数に対応
しただけのメダル(実際にはクレジットとして蓄積)が
確実に貸し出されているかどうかを確認する手だてがな
かった。このため、遊技者に無用な疑念を抱かせる原因
となっていた。
【0005】また、パチンコ機の場合、ほとんどの機種
においてカードユニットから遊技者に貸し出される遊技
媒体としての遊技球は、一旦、パチンコ機の外部に排出
される。このため、遊技者は、カードから減算された度
数に対応しただけの遊技球が確実に貸し出されているこ
とを目視によって確認することができる。
【0006】しかしながら、一部には、スロットマシン
と同様のクレジット機能を備えるパチンコ機や、遊技球
が全く外部に排出されることのない完全封入型のパチン
コ機(遊技者の有する遊技球の数がクレジットとして蓄
積されることとなる)も存在する。このようなパチンコ
機では、遊技者がカードユニットから貸し出しを受けた
遊技球の数を確認することができないので、貸し出した
遊技球の数について遊技者に疑念を抱かせることがある
という問題を生じていた。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点を解消す
るためになされたものであり、貸し出されるべき有価価
値が確実に貸し出されていることを遊技者に実感させる
ことができる遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の遊技機は、遊技者からの指示が入力される
ことによって、記憶媒体に記憶された情報に基づいて所
定の遊技用有価価値の貸し出しを受けることが可能な遊
技機であって、貸し出された有価価値に応じて遊技に使
用可能にクレジットとして蓄積させることが可能なクレ
ジット手段と、前記クレジット手段に蓄積されたクレジ
ットの数を表示するクレジット数表示手段とを備え、貸
出予定数表示手段に最初に表示された貸し出される予定
の有価価値の数が、前記有価価値の貸し出しが行われる
のに従って順次減算更新されるのに伴って、該減算更新
された数に応じて前記クレジット数表示手段の表示を順
次加算更新することを特徴とする。
【0009】上記遊技機では、貸し出された有価価値が
クレジットとして蓄積される場合に、遊技者は、そのク
レジットとして蓄積されていく様子を視覚によって認識
することができる。このため、有価価値の貸し出しが確
実に行われていることを実感することができる。
【0010】なお、本発明においては、貸出予定数表示
手段に表示された有価価値に応じた数の更新に伴ってク
レジット数表示手段に表示されるクレジットが更新され
た時点で、有価価値の貸し出しが完了したものとする。
すなわち、有価価値が遊技に使用可能となった時点で貸
し出しが完了したものとする。なお、有価価値の貸し出
しについては、貸出予定数表示手段に貸出予定数が表示
された段階、或いは、貸し出しの基礎となる記憶媒体に
記憶された情報が更新された時点で、貸し出しが終了し
たとみなすことも可能である。ただし、この発明では、
上述のように、有価価値が遊技に使用可能となった時点
で貸し出しが完了したものとみなすこととする。
【0011】また、貸出予定数表示手段は、上記遊技機
内に設けられているものであっても、遊技機外に設けら
れているものであっても構わない。遊技機内に貸出予定
数表示手段が設けられている場合には、当該遊技機内に
設けられた制御手段が、クレジット数表示手段と貸出予
定数表示手段の表示の両方を制御するものとすることが
できる。
【0012】上記遊技機は、前記クレジット手段に蓄積
可能なクレジットの数には、上限が設けられていてもよ
い。この場合において、貸し出された有価価値のうちで
前記クレジット手段に蓄積可能な上限を超えた有価価値
に対応した遊技媒体を、遊技媒体排出手段から遊技機の
外部に排出させるものとすることができる。
【0013】なお、クレジットの1単位に対応する有価
価値数は、単数または複数のいずれでもよい。貸出予定
数表示手段には、貸し出される予定の有価価値の数を最
初に表示するものとすることができる。この表示がクレ
ジットの1単位に対応した数だけ減算更新される度に遊
技媒体を1つずつ排出させるものとしてもよい。ここ
で、クレジットの数が一定数に達するまでは、貸出予定
数表示手段の表示がクレジットの1単位に応じた数だけ
減算更新される度に、クレジットの数を1だけ加算更新
させるものとすることができる。
【0014】この場合には、蓄積可能なクレジットの数
に上限が設けられていても、これを超える有価価値に対
応した数の遊技媒体を外部に排出することで、有価価値
の貸し出しが可能となる。このような構成とすることに
より、蓄積可能なクレジットの数に上限が設けられてい
る遊技機にも本発明を適用することが可能となる。
【0015】上記遊技機は、前記貸出予定数表示手段に
表示される有価価値の数が減算更新される度に、所定の
貸出音を出力する貸出音出力手段をさらに備えるもので
あってもよい。ここで、前記貸出予定数表示手段に表示
される有価価値の数が前記クレジットの1単位に応じた
数だけ減算更新される度に、前記貸出音とは態様の異な
る所定の貸出払出音を出力する貸出払出音出力手段をさ
らに備えるものであってもよい。また、所定の入賞条件
が成立することにより、入賞に応じた数だけ順次、遊技
者に有価価値を付与する有価価値付与手段と、前記有価
価値付与手段によって遊技者が有する有価価値の数が増
加する度に、前記貸出音とは態様の異なる所定の入賞払
出音を出力する入賞払出音出力手段とをさらに備えるも
のであってもよい。
【0016】上記のように貸し出される予定の有価価値
の数の減算更新に伴って出力される貸出音によって、遊
技者は、有価価値の貸し出しを聴覚的にも認識できるよ
うになる。また、クレジットの1単位に応じた数だけ貸
出予定の有価価値の数が減算更新されるのに伴って出力
される貸出払出音によって、遊技者は、クレジットが蓄
積された(或いは遊技媒体が外部に排出された)こと
を、有価価値の貸し出しとは区別して聴覚的に認識する
ことができる。さらに、入賞による付与で有価価値の数
が増加していくこと(クレジットの蓄積或いは遊技媒体
の外部への排出)を、入賞貸出音によって有価価値の貸
し出しとは区別して聴覚的に認識することができる。
【0017】上記遊技機において、前記記憶媒体は、貸
出可能な有価価値の数に応じた度数を情報として記憶す
るものとすることができる。この場合、上記遊技機は、
前記記憶媒体に記憶された度数を表示する度数表示手段
をさらに備えるものとすることができ、前記貸出予定数
表示手段に表示された有価価値の数の減算更新に従っ
て、前記度数表示手段に表示される度数を減算更新させ
ることができる。
【0018】ここで、前記貸出予定数表示手段による表
示の更新が行われている期間、前記度数表示手段に表示
される度数の表示態様を他の期間の表示態様とは異なる
ものとさせることが好ましい。
【0019】遊技者は、貸し出された有価価値の数と記
憶媒体の度数との関係を容易に把握できるようになる。
また、貸し出される予定の有価価値の表示更新の期間に
おける度数の表示態様を異なるものとすることによっ
て、遊技者は、有価価値の貸し出しが実行中であること
が容易に分かる。
【0020】上記遊技機は、例えば、1ゲームに対して
賭け数を設定することによりゲームを進行させることが
可能となり、可変表示装置の表示結果が導出表示される
ことにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結
果に応じて所定の入賞が発生可能であるスロットマシン
とすることができる。
【0021】スロットマシンでは、クレジットを内部に
蓄積させて遊技を進行していくことが一般的である。こ
のように遊技機としてスロットマシンに本発明を適用す
ることによって、遊技者が貸し出された有価価値に対応
したクレジットの蓄積を実感でき、遊技者に無用な疑念
を抱かせることがない。
【0022】上記遊技機がスロットマシンである場合に
おいて、前記有価価値の貸し出しは、前記賭け数の設定
が可能な期間において可能となるものであってもよい。
また、前記可変表示装置の表示結果に応じてリプレイ入
賞が発生した場合には、次のゲームにおける賭け数が自
動的に設定されてゲームを進行させることが可能となる
ものとしてもよく、この場合、前記有価価値の貸し出し
は、前記リプレイ入賞が発生した次のゲームにおいて不
能となるものであってもよい。
【0023】賭け数の設定が可能な期間以外の期間、或
いはリプレイ入賞した次のゲームの期間は、遊技者にと
って新たな有価価値の貸し出しを特に必要としない。こ
のような新たな有価価値の貸し出しを特に必要としない
期間において、有価価値が貸し出されてしまうのを防ぐ
ことができる。
【0024】上記遊技機がスロットマシンである場合に
おいて、前記有価価値の貸出動作中は、ゲームを進行さ
せることを不能とするものであってもよい。
【0025】スロットマシンでは、発生した入賞によっ
て付与される有価価値に対応してクレジットが蓄積され
るか、遊技媒体が外部に排出されることとなるが、有価
価値の貸出動作中のゲームの進行を不能としたため、有
価価値の貸し出しと入賞による有価価値の付与とが混同
されることがない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。
【0027】図1は、この実施の形態にかかるCRスロ
ットマシンの全体構造を示す正面図である。このCRス
ロットマシンは、スロットマシン本体1と、カードユニ
ット300とから構成されている。図2は、スロットマ
シン本体1の前面扉を開放した状態で視認される内部構
造を示す図である。図3は、スロットマシン本体1の前
面扉の背面側の構造を示す図である。スロットマシン本
体1の前面扉は、施錠装置19(図1)にキーを差し込
み、時計回り方向に回動操作することにより開放状態と
することができる。
【0028】このCRスロットマシンは、メダルを遊技
媒体として使用するものであるが、内部に蓄積されるク
レジットに基づいて遊技を行うこともできるものであ
る。すなわち、遊技媒体であるメダルを、遊技を進める
ための遊技用有価価値として適用している。メダル1枚
は、クレジット1つ分に対応しており、これが有価価値
の1単位として取り扱われる。
【0029】図1〜図3を参照して説明すると、このス
ロットマシン本体1の上部前面側には、可変表示装置2
が設けられている。可変表示装置2の内部には、3つの
リール3L、3C、3Rから構成されるリールユニット
3が設けられている。リール3L、3C、3Rは、それ
ぞれリールモータ3ML、3MC、3MRの駆動によっ
て回転/停止させられる。
【0030】リール3L、3C、3Rの外周部には、そ
れぞれ「色なし7」、「色つき7」、「BAR」、「J
AC」、「スイカ」、「チェリー」、「ベル」といった
図柄が所定の順序で描かれている。リール3L、3C、
3Rの外周部に描かれた図柄は、可変表示装置2におい
て上中下三段に表示される。また、リールユニット3内
には、リール3L、3C、3Rのそれぞれに対して、そ
の基準位置を検出するリールセンサ3SL、3SC、3
SRと、背面から光を照射するリールランプ3LPとが
設けられている。
【0031】また、可変表示装置2の周囲には、各種表
示部が設けられている。可変表示装置2の下側には、ゲ
ーム回数表示部21と、クレジット表示部22と、ペイ
アウト表示部23と、貸出数表示部251と、度数表示
部252とが設けられている。ゲーム回数表示部21
は、7セグメント表示器によるゲーム回数表示器51に
よって構成され、後述するビッグボーナスやレギュラー
ボーナス時にゲーム数、入賞数をカウントするカウンタ
の値を表示する。
【0032】クレジット表示部22は、7セグメント表
示器によるクレジット表示器52によって構成され、後
述するようにメダルの投入枚数及び払い出し枚数に応じ
てデータとして蓄積されたクレジットの数を表示する。
ペイアウト表示部23は、7セグメント表示器によるペ
イアウト表示器53によって構成され、入賞が成立した
場合に払い出されるメダルの枚数を表示する。
【0033】貸出数表示部251は、7セグメント表示
器による貸出数表示器201によって構成され、カード
ユニット300から貸し出される予定のメダルの数(貸
出予定数)を表示する。遊技者がメダルの貸し出しを受
ける場合、貸し出しを受けるメダル数、すなわち貸出予
定数(ここでは、50)が初期値として表示され、メダ
ルの実際の貸し出しによって順次減算更新されるのに伴
ってクレジットが加算される。度数表示部252は、7
セグメント表示器による度数表示器202によって構成
され、カードユニット300のカード挿入口305に挿
入されたカードに記録された度数を表示する。メダルの
貸し出し期間中は、点滅表示となり、貸し出しを終了す
ると、貸し出されたメダルの数に対応した度数(ここで
は、10)だけマイナスされた数が表示される。
【0034】可変表示装置2の左側には、1枚賭け表示
部24、2枚賭け表示部25、26、及び3枚賭け表示
部27、28が設けられている。1枚、2枚、3枚賭け
表示部24〜28は、賭数に応じて有効化されたライン
(以下、有効ラインという)に対応してそれぞれ1枚、
2枚、3枚賭けランプ54〜58が点灯状態となること
で、各ゲームにおける有効ラインを遊技者に示す。1
枚、2枚、3枚賭け表示部24〜28は、また、後述す
る役への入賞があった場合に1枚、2枚、3枚賭けラン
プ54〜58が点滅状態となることで、後述する役に入
賞した有効ラインを遊技者に示す。
【0035】可変表示装置2の右側には、投入指示表示
部29と、スタート表示部30と、ウェイト表示部31
と、リプレイ表示部32と、ゲームオーバー表示部33
とが設けられている。投入指示表示部29は、投入指示
ランプ59が点灯状態となることで、メダルが投入可能
なことを示す。スタート表示部30は、スタートランプ
60が点灯状態となることで、スタート可能、すなわち
スタートレバー11の操作受付可能であることを示す。
ウェイト表示部31は、ウェイトランプ61が点灯状態
となることで、後述するウェイトがかかっていることを
示す。リプレイ表示部32は、リプレイランプ62が点
灯状態となることで、後述するリプレイ入賞をしたこと
を示す。ゲームオーバー表示部33は、ゲームオーバー
ランプ63が点灯状態となることで、スロットマシン本
体1が打ち止めになったことを示す。
【0036】可変表示装置2の上側には、演出手段とし
ての液晶表示器4が設けられている。液晶表示器4は、
遊技状態に応じた様々な演出用の画像を表示する。演出
用の画像は、例えば、一連の動画像によって構成される
もので、その演出の過程や最終画面によって、後述する
内部抽選へ当選したこと、またはその可能性があること
が告知(内部抽選の当選確率が100%であることを報
知するもの)または予告(内部抽選に当選している可能
性があることを報知するもの)される。
【0037】また、可変表示装置2の下方に設けられた
台状部分の水平面には、メダル投入口13と、1枚BE
Tボタン14と、MAXBETボタン15と、精算ボタ
ン16と、貸出ボタン253と、返却ボタン254とが
設けられている。1枚BETボタン14及びMAXBE
Tボタン15には、データとして蓄積されたクレジット
(最大50)から賭数の設定を可能としているときに点
灯するBETボタンランプ70a、70b(図4参照)
が内部に配されている。貸出ボタン253の内部には、
メダルの貸し出しが可能であることを示す貸出可能ラン
プ204(図4参照)が内部に配されている。
【0038】メダル投入口13は、遊技者がここからメ
ダルを投入するものであり、投入指示表示部29が点灯
しているときにメダルの投入が投入メダルセンサ44に
よって検出されると、賭数が設定され、或いはクレジッ
トがデータとして蓄積される。1枚BETボタン14及
びMAXBETボタン15は、データとして蓄積されて
いるクレジットから賭数(それぞれ1、3)を設定する
際に遊技者が操作するボタンであり、遊技者によって操
作されたことが1枚BETスイッチ45(図4参照)ま
たはMAXBETスイッチ46(図4参照)によって検
出されると、クレジットからの賭数の設定が行われる。
精算ボタン16は、蓄積されたクレジットに応じた数の
メダルの排出を指示するためのボタンであり、精算スイ
ッチ47(図4参照)によって操作が検出されると、デ
ータとして蓄積されたクレジットに応じたメダルが外部
に排出される。
【0039】貸出ボタン253は、遊技者がカードユニ
ット300からのメダルの貸し出しを指示するためのボ
タンであり、遊技者によって操作されたことが貸出スイ
ッチ203(図4参照)によって検出されると、メダル
の貸し出し処理が行われる。返却ボタン254は、遊技
者がカードユニット300のカード挿入口305に挿入
されたカードの返却を指示するためのボタンであり、遊
技者によって操作されたことが返却スイッチ205(図
4参照)によって検出されると、カードを返却するため
の処理が行われる。
【0040】その台状部分の垂直面には、スタートレバ
ー11と、停止ボタン12L、12C、12Rとが設け
られている。さらに、停止ボタン12L、12C、12
Rを覆うパネルが、ボーナス告知部36として適用され
ている。
【0041】スタートレバー11は、ゲームを開始する
際に遊技者が操作するもので、その操作がスタートスイ
ッチ41(図4参照)によって検出されると、リールモ
ータ3ML、3MC、3MRが駆動開始され、リール3
L、3C、3Rが回転開始する。停止ボタン12L、1
2C、12Rは、それぞれ遊技者が所望のタイミングで
リール3L、3C、3Rの回転を停止させるべく操作す
るボタンであり、その操作がストップスイッチ42L、
42C、42R(図4参照)で検出されると、リール3
L、3C、3Rの回転が停止される。
【0042】停止ボタン12L、12C、12Rの操作
が可能となっていることを、その内部に備えられた操作
有効ランプ63L、63C、63R(図4参照)が点灯
状態となることにより、遊技者に示す。ボーナス告知部
36は、ボーナス告知ランプ66(図4参照)が点灯状
態となることで、後述するビッグボーナス当選フラグま
たはレギュラーボーナス当選フラグが100%の確率で
設定されていることを遊技者に告知する。また、停止ボ
タン12Lの右側には、メダルが詰まったときなどにお
いてスロットマシン本体1に機械的に振動を与えるメダ
ル詰まり解消ボタン18が設けられている。
【0043】スロットマシン本体1の下部前面側には、
メダル払い出し口71と、メダル貯留皿72とが設けら
れている。メダル払い出し口71は、ホッパー80によ
って払い出しが行われたメダルを外部に排出するもので
ある。ホッパー80は、メダルの排出動作を行うホッパ
ーモータ82と、メダルの排出を検知する払い出しセン
サ81とから構成されている。メダル貯留皿72は、払
い出されたメダルを貯めておくためのものである。メダ
ル貯留皿72の上の前面パネルには、内部に設置された
蛍光灯6(図4参照)が発した光が照射される。ホッパ
ー80からオーバーフローしたメダルを貯留するオーバ
ーフロータンク95の内部には、貯留するメダルが満タ
ンになったことを検知する満タンセンサ90が設けられ
ている。
【0044】スロットマシン本体1の下部前面側と、上
部前面側の左右とには、それぞれ演出手段としてのスピ
ーカ7U、7L、7Rが設けられている。スピーカ7
U、7L、7Rは、入賞時及びビッグボーナス、レギュ
ラーボーナス突入時の効果音の出力や、異常時における
警報音の出力を行うと共に、遊技状態に応じた様々な演
出用の音声の出力を行う。
【0045】さらに、スロットマシン本体1の前面側に
は、可変表示装置2及び液晶表示器4の周囲を取り囲む
ように、演出手段としての遊技効果ランプ75A〜75
Mの発光により光による演出を行う遊技効果表示部5A
〜5Mが設けられている。遊技効果表示部5A〜5M
は、遊技の進行状況に応じた様々なパターンで光による
演出を行うものである。なお、遊技効果表示部5A〜5
Mの発光色は、単色からなるものであっても、複数色か
らなるものであっても構わない。
【0046】また、スロットマシン本体1の内部には、
後述する内部抽選への当選確率を設定する設定スイッチ
91、設定スイッチ91を開錠操作により操作可能とす
る設定キースイッチ92、内部状態(RAM112(図
6参照))をリセットする第2リセットスイッチ93、
及び電源のON/OFF切り替えを行うメインスイッチ
94を備える電源ユニット9が設けられている。また、
第2リセットスイッチ93と同様の機能を有する第1リ
セットスイッチ48が、前面扉背面側の施錠装置19に
対応する位置に設けられている。
【0047】一方、カードユニット300は、その前面
側に動作ランプ301と、カード挿入口305と、カー
ドインジケータ306とが設けられている。カード挿入
口305には、メダルの貸し出しのための度数とカード
IDなどの情報が記録されたICカードなどによって構
成される遊技用カード(以下、単にカードという)が挿
入される。カード挿入口305の内部には、カードに記
録された情報を読み書きするカードリーダライタ310
(図5参照)が設けられている。
【0048】動作ランプ301は、カードユニット30
0の動作状態を遊技者に報知するためのランプである。
カードインジケータ306は、カード挿入口305から
カードが排出されたことを遊技者に報知するためのラン
プである。なお、カードユニット300は、スロットマ
シン本体1の他にホールに設けられた管理コンピュータ
にも接続されている。
【0049】上記の各部を制御する制御基板として、ス
ロットマシン本体1には、内部下側に配された電源基板
100、内部上側にそれぞれ配された遊技制御基板10
1、リール中継基板103、リールランプ中継基板10
4及び外部出力基板105、並びに前面扉裏側に配され
た演出制御基板102が設けられている。カードユニッ
ト300にも、制御基板が設けられている。
【0050】図4は、各制御基板100〜105を含
む、このスロットマシン本体1の制御回路の構成を示す
図である。図5は、スロットマシン本体1の側及びカー
ドユニット300の側の制御基板、並びに接続関係を示
す図である。図6は、遊技制御基板101及び演出制御
基板102に搭載された回路構成要素及び信号配線を示
す図である。
【0051】電源基板100は、AC100Vの外部電
源電圧を変圧し、遊技制御基板101その他のスロット
マシン本体1の各部に動作電力を供給する。なお、図4
では、遊技制御基板101及びホッパー80にのみ接続
されているが、他の各部への電力の供給も行っている。
また、電源基板100には、設定スイッチ91、設定キ
ースイッチ92、第2リセットスイッチ93、メインス
イッチ94が接続されており、これらのスイッチの検出
信号を遊技制御基板101へと送る。
【0052】遊技制御基板101は、スロットマシン本
体1における遊技の進行全体の流れを制御するメイン側
の制御基板であり、CPU111、RAM112、RO
M113及びI/Oポート114を含む1チップマイク
ロコンピュータからなる制御部110を搭載している。
また、乱数発生回路115、サンプリング回路116、
バッファ回路117、スイッチ回路118、モータ回路
119その他の回路を搭載している。
【0053】CPU111は、計時機能、タイマ割り込
み機能を備え、ROM113に記憶されたプログラム
(後述)を実行して、遊技の進行に関する処理を行うと
共に、スロットマシン本体1内の制御回路の各部を直接
的または間接的に制御する。RAM112は、CPU1
11がプログラムを実行する際の作業領域として使用さ
れるもので、後述する各種当選フラグや各種遊技状態フ
ラグ、或いは各種のカウンタの値の記憶領域が設けられ
る。ROM113は、CPU111が実行するプログラ
ムや固定的なデータを記憶する。I/Oポート114
は、遊技制御基板101に接続された各回路との間で制
御信号を入出力する。
【0054】乱数発生回路115は、所定時間(例え
ば、2ミリ秒)間隔でカウントするカウンタによって構
成され、サンプリング回路116は、乱数発生回路11
5が発生している数値を取得する。CPU111は、そ
の処理に応じてサンプリング回路116に指示を送るこ
とで、乱数発生回路115が示している数値を乱数とし
て取得する(以下、この機能をハードウェア乱数機能と
いう)。CPU111は、I/Oポート114及びバッ
ファ回路117を介して演出制御基板102に、後述す
る各種のコマンドを送信する。また、CPU111は、
カードユニット300側の制御基板との間で後述する各
種の信号をやりとりする。なお、遊技制御基板101か
ら演出制御基板102へ情報は一方向のみで送られ、演
出制御基板102から遊技制御基板101へ向けて情報
が送られることはない。
【0055】遊技制御基板101には、1枚BETスイ
ッチ45、MAXBETスイッチ46、スタートスイッ
チ41、ストップスイッチ42L、42C、42R、精
算スイッチ47、第1リセットスイッチ48、投入メダ
ルセンサ44、ボーナス告知ランプ66、貸出スイッチ
203、返却スイッチ205が接続されており、これら
のスイッチ/センサ類の検出信号が入力される。また、
リール中継基板103を介して、リールセンサ3SL、
3SC、3SRの検出信号が入力される。I/Oポート
114を介して入力されるこれらスイッチ/センサ類の
検出信号、或いは前述したように電源基板100を介し
て入力される各種スイッチの検出信号に従って、遊技制
御基板101上のCPU111は、処理を行っている。
【0056】遊技制御基板101には、また、流路切り
替えソレノイド49、ゲーム回数表示器51、クレジッ
ト表示器52、ペイアウト表示器53、投入指示ランプ
59、1枚賭けランプ54、2枚賭けランプ55、5
6、3枚賭けランプ57、58、ゲームオーバーランプ
63、スタートランプ60、リプレイランプ62、BE
Tボタンランプ70a、70b、操作有効ランプ63
L、63C、63R、貸出数表示器201、度数表示器
202、貸出可能ランプ204が接続されており、CP
U111は、遊技の進行状況に従ってこれらの動作を制
御している。また、遊技制御基板101には、リール中
継基板103を介してリールモータ3ML、3MC、3
MRが接続されており、CPU111は、モータ回路1
19及びリール中継基板103を介して後述する引き込
み制御を行っている。
【0057】演出制御基板102は、スロットマシン本
体1における演出の実行を制御するサブ側の制御基板で
あり、CPU121、RAM122、ROM123及び
I/Oポート124を含む1チップマイクロコンピュー
タからなる制御部120を搭載している。また、乱数発
生回路125及びサンプリング回路126を搭載してお
り、CPU121は、サンプリング回路126により乱
数発生回路125がカウントしている値を取得すること
により、遊技制御基板101と同様のハードウェア乱数
機能を形成している。
【0058】CPU121は、ROM123に記憶され
たプログラム(後述)を実行して、演出の実行に関する
処理を行うと共に、演出制御基板102内の各回路及び
これに接続された各回路を制御する。演出の実行は、バ
ッファ回路127及びI/Oポート124を介して遊技
制御基板101から受信したコマンドに基づいて行われ
る。特に告知演出や予告演出は、告知演出決定テーブル
または予告演出決定テーブルを参照し、当選状況通知コ
マンドと取得した乱数とに基づいて行われるものとな
る。
【0059】RAM122は、例えば、後述する当選状
況通知コマンドの一時保存のためなど、CPU121が
プログラムを実行する際の作業領域として使用される。
ROM123は、CPU121が実行するプログラム
や、告知演出決定テーブルや予告演出決定テーブルを始
めとする固定的なデータを記憶する。I/Oポート12
4は、演出制御基板102に接続された各回路との間で
制御信号を入出力する。
【0060】演出制御基板102には、遊技効果ランプ
75A〜75M、液晶表示器4、スピーカ7L、7R、
7U、蛍光灯6、ウェイトランプ61が接続されてお
り、これらを駆動するため、スピーカ駆動回路131、
表示駆動回路132、ランプ駆動回路133等を備えて
いる。また、リールランプ中継基板104を介してリー
ルランプ3LPが接続されている。演出制御基板102
の制御部は、これら各部をそれぞれ制御して、演出を行
っている。
【0061】リール中継基板103は、遊技制御基板1
01と外部出力基板105及びリールユニット3との間
を中継している。リール中継基板103には、また、満
タンセンサ90が接続されており、その検出信号が入力
される。リールランプ中継基板104は、演出制御基板
102とリールユニット3との間を中継している。外部
出力基板105は、ホールの管理コンピュータなどの外
部装置に接続されており、遊技制御基板101からリー
ル中継基板103を介して入力されたビッグボーナス中
信号、レギュラーボーナス中信号、リール制御信号、ス
トップスイッチ信号、メダルIN信号、メダルOUT信
号を、当該外部装置に出力する。
【0062】一方、カードユニット300側の制御基板
には、図5に示すように、CPU313と、I/Oポー
ト314と、通信部312と、記憶部315とが設けら
れている。また、CPU313には、I/Oポート31
4、通信部312及び記憶部315の他に、前述した動
作ランプ301、カードインジケータ306及びカード
リーダライタ310が接続されている。
【0063】記憶部312は、カード挿入口305に挿
入されたカードからカードリーダライタ310が読み出
した情報、及びカードに書き込まれる情報を記憶すると
共に、個々のカードユニット300の装置IDや、CP
U313が実行するプログラムを記憶している。I/O
ポート314は、スロットマシン本体1側の遊技制御基
板101との間で後述する各種の信号を入出力する。通
信部312は、管理コンピュータとの間でデータ通信を
行う。
【0064】なお、カードユニット300のCPU31
3にスロットマシン本体1の遊技制御基板101から入
力される信号には、EXS信号、SRDY信号、貸出入
力信号及び返却入力信号が含まれる。一方、カードユニ
ット300のCPU313からスロットマシン本体1の
遊技制御基板101に出力される信号には、BRDY信
号、MRQ信号及び度数表示信号が含まれる。これら各
種信号の詳細については後述する。
【0065】次に、内部抽選について説明する。内部抽
選は、後述する各役への入賞を許容するかどうかを事前
に決定するものであり、ハードウェア乱数機能を用いて
取得した乱数、設定スイッチ91による設定、遊技者が
設定した賭数、及び現在の遊技状態に基づいてROM1
13内に用意された当選判定用テーブルを参照し、CP
U111が行うことで、このような事前決定のための手
段が構成される。内部抽選に当選した場合は、当選した
役に対応した当選フラグが遊技制御基板101のRAM
112に設定される。
【0066】上記した各種当選フラグがRAM112に
設定されていると、それぞれに対応した役、或いはビッ
グボーナス中のJACINが発生可能となる。すなわ
ち、リール3L、3C、3Rが停止させられたときに、
可変表示装置2の賭数に応じて設定された有効ライン上
に役図柄の入賞が可能となる。入賞の際には、メダルの
払い出しが行われ、また、入賞に伴って遊技状態が変化
させられる。遊技制御基板101側で制御する遊技状態
としては、通常の遊技状態、ビッグボーナス及びレギュ
ラーボーナスの3つがある。以下、これらの入賞と判定
される“役”について説明する。
【0067】賭数に応じた有効ライン上に、例えば「B
AR」が3つ揃った場合、遊技状態がレギュラーボーナ
スに移行する。レギュラーボーナスは、レギュラーボー
ナスゲームと称されるゲームを所定回(例えば、12
回)だけ行うこと、または所定回(例えば、8回)だけ
入賞する(有効ライン上に「JAC」が揃う)ことによ
り終了する。遊技制御基板101には、レギュラーボー
ナスゲームの回数及びその入賞回数をカウントするカウ
ンタが設けられている。なお、このレギュラーボーナス
に移行した状態、すなわちレギュラーボーナスゲームが
提供されている遊技状態を第1の特別遊技状態といい、
遊技制御基板101内のRAM112にレギュラーボー
ナス中フラグが設定される。
【0068】賭数に応じた有効ライン上に、例えば「色
つき7」が3つ、または「色なし7」が3つ揃った場合
には、遊技状態がビッグボーナスに移行する。ビッグボ
ーナスにおいては、小役ゲームと称されるゲームを最大
30ゲーム行うことができる。この小役ゲームでは、比
較的高い確率で有効ライン上に「JAC」が揃い(JA
CIN)、JACINすると、前述したレギュラーボー
ナスが提供される(最大3回)。
【0069】ビッグボーナスは、30回の小役ゲームが
終了するか、3回目のJACINに基づいたレギュラー
ボーナスが終了することにより終了する。遊技制御基板
101には、小役ゲーム回数、JACINの回数、レギ
ュラーボーナスゲームのゲーム数及びその入賞数、並び
にビッグボーナス中におけるメダルの獲得枚数をカウン
トするカウンタが設けられている。なお、このビッグボ
ーナスに移行した状態を第2の特別遊技状態といい、遊
技制御基板101内のRAM112にビッグボーナス中
フラグが設定される。
【0070】また、レギュラーボーナスゲーム(ビック
ボーナス中に提供された場合を含む)以外のゲームで、
「スイカ」、「チェリー」または「ベル」が揃った場合
には、小役入賞となる。これらの小役は、内部抽選にお
いて重複して当選することはない。さらに、ビッグボー
ナス期間中において提供される小役ゲームとレギュラー
ボーナスゲームとを除き、有効ライン上に「JAC」が
揃った場合には、リプレイ入賞となる。
【0071】以上説明した役への入賞があった場合に
は、リプレイ入賞であった場合を除いて、それぞれの役
に応じた枚数のメダルが払い出され、メダル払い出し口
71から排出される(但し、クレジット数が50に達す
るまでは、役に応じた数のクレジットがデータとして蓄
積され、この場合もメダルと同様に有価価値を払い出し
たこととなる)。リプレイ入賞した場合には、当該ゲー
ムで設定されていた賭数が次のゲームにおいて自動的に
設定され、遊技者が賭数設定操作を行うことなく、次の
ゲームを行うことができるようになる。
【0072】次に、メダルの貸し出しについて説明す
る。遊技者がカードユニット300からメダルの貸し出
しを受ける場合には、まず、カード挿入口305にカー
ドを挿入する。カードリーダライタ310は、挿入され
たカードに記憶された度数とカードIDとを読み出し、
記憶部315に記憶する。また、通信部312は、度数
及びカードIDと共に使用許諾要求を管理コンピュータ
に送信し、管理コンピュータから使用許諾が返信された
場合に、挿入されたカードを用いてメダルを貸出可能
し、管理コンピュータから使用不可が返信された場合に
は、カード挿入口305に挿入されたカードを返却する
受付処理を実施するようにしている。
【0073】また、カードリーダライタ310から読み
取られた度数は、度数表示信号に従って、スロットマシ
ン本体1の度数表示部252に表示されるようになって
いる。スロットマシン本体1の貸出ボタン253の操作
により貸出入力信号が入力されることで、記憶部315
に記憶された度数を使用してメダルを貸し出すための処
理を行うものとしている。返却ボタン254の操作によ
り返却入力信号が入力されることで、カードに記録され
た度数を記憶部315に記憶された度数に更新させる処
理を行うものとなっている。
【0074】メダルの貸し出しを行う場合、スロットマ
シン本体1の側のCPU111とカードユニット300
の側のCPU313との間で信号がやりとりされる。図
7は、両者間でメダルの貸し出しのためにやりとりされ
る各種信号のタイミングチャートである。
【0075】スロットマシン本体1において、賭数設定
操作が可能な状態となり、遊技の実質的な進行が停止し
た状態となると、スロットマシン本体1のCPU111
は、SRDY信号をハイレベル(H)からローレベル
(L)に変化させる(T1)。
【0076】SRDY信号がローレベルとなっている状
態において遊技者が貸出ボタン253を操作し、貸出入
力信号が入力されると、カードユニット300のCPU
313は、BRDY信号をハイレベルからローレベルに
変化させる(T2)。このタイミングからメダルの貸し
出しのための処理が始まる。さらに続けて、MRQ信号
をハイレベルからローレベルに変化させる(T3)。
【0077】MRQ信号がローレベルに変化したことを
認識したCPU111は、EXS信号をハイレベルから
ローレベルに変化させる(T4)。MRQ信号がローレ
ベルに変化したことを認識したCPU313は、記憶部
315に記憶された度数の更新を開始し、度数の更新が
終了すると、MRQ信号をローレベルからハイレベルに
変化させる(T5)。MRQ信号がハイレベルに変化し
たことを認識したCPU111は、後述する貸出数表示
部251、クレジット表示部22及び度数表示部252
の表示の更新の処理を行い、終了すると、EXS信号を
ローレベルからハイレベルに変化させる(T6)。
【0078】EXS信号がハイレベルに変化したことを
認識したCPU313は、BRDY信号をローレベルか
らハイレベルに変化させる(T7)。ここで、一連のメ
ダルの貸し出しのための処理が完了する。その後、遊技
者によってスタートレバー11が操作されると、CPU
111は、SRDY信号をローレベルからハイレベルに
変化させる(T8)。次ゲーム以降で賭数設定可能とな
るまでSRDY信号はハイレベルに保たれ、メダルの貸
し出しのための処理が行えなくなる。
【0079】T7でメダルの貸し出しのための処理が完
了したとき、カードユニット300のCPU313は、
通信部312からカードIDと使用された度数とを管理
コンピュータに送信するようになっている。また、この
ような貸し出し処理によって、カードに記録された度数
のうちの10度数に対応する50枚のメダルが遊技者に
貸し出されるようになっており、遊技者は、貸し出され
たメダルを用いて、このCPUスロットマシンにおける
遊技を行うことができるようになる。
【0080】以下、この実施の形態にかかるCRスロッ
トマシンにおける遊技動作について説明する。なお、以
下の説明において“ゲーム”といった場合には、賭数を
設定してから、リール3L、3C、3Rを回転/停止す
るまでの一連の過程を含むものとする。さらに、リール
3L、3C、3Rの回転停止に伴って、その後に何らか
の処理(例えば、メダルの払い出しや遊技状態の移行)
が行われる場合には、これも1ゲーム内の処理として含
まれるものとする。
【0081】このCRスロットマシンにおいて遊技者が
賭数を設定して遊技を行うために必要となるメダル(ク
レジットとして蓄積される場合を含む)は、遊技者によ
るメダル貸出操作に従ってカードユニット300から貸
し出される。メダルの貸し出しは、各回のゲームにおい
て遊技者が賭数を設定可能なタイミングでのみ行うこと
ができ、各回のゲームの進行の処理と連動している。
【0082】図8は、遊技制御基板101のCPU11
1が実行する1ゲーム分の処理を示すフローチャートで
ある。1ゲームの処理が開始すると、まず、初期処理が
行われる(ステップS1)。なお、通常に遊技が進行し
ている場合には、初期処理としては何も行われない。す
なわち、この初期処理は、電源投入時やエラーからの復
帰時に、設定のチェックやバックアップされた情報の復
元などを行うものである。
【0083】次に、1枚BETボタン14またはMAX
BETボタン15を操作することにより、或いはメダル
投入口13からメダルを投入することにより賭数を設定
し、スタートレバー11を操作することにより当該ゲー
ムの実質的な開始を指示するBET処理を行う(ステッ
プS2)。なお、BET処理の詳細については後述す
る。
【0084】BET処理により賭数が設定され、スター
トレバー11が操作されると、上記した各役への入賞を
許容するかどうかを決定する抽選処理を行う(ステップ
S3)。この抽選処理における抽選結果に基づいて、各
種当選フラグコマンドがRAM112に設定されると共
に、各役への当選状況を示す当選状況通知コマンドが演
出制御基板102へと送られる。
【0085】抽選処理が終了すると、次にリール変動開
始処理が行われる(ステップS4)。リール変動開始処
理では、前回のゲームでのリール3L、3C、3Rの回
転開始から1ゲームタイマが計時する時間が所定時間
(例えば、4.1秒)が経過していることを条件に、リ
ールモータ3ML、3MC、3MRを駆動させ、左、
中、右の全てのリール3L、3C、3Rを回転開始させ
る。これにより、可変表示装置2において図柄が可変表
示される。前回のゲームでの回転開始から所定時間が経
過していない場合、回転開始待ちとなり、ウェイトラン
プ61を点灯させることによりその旨をウェイト表示部
31で報知する。なお、リール3L、3C、3Rを回転
開始させる順序は、RAM112に設定されている各種
フラグの状態に従って変化させてもよい。また、回転開
始時にリール停止タイマ及び次回のゲームのための1ゲ
ームタイマの計時を開始する。
【0086】その後、リール変動停止処理が行われる
(ステップS5)。リール変動停止処理では、リールの
回転開始から所定の条件(回転速度が一定速度に達した
後、リールセンサ3SL、3SC、3SRにより基準位
置を検出すること)が成立した後、停止ボタン12L、
12C、12Rを操作有効とし、それぞれ遊技者によっ
て操作されることにより、リールモータ3ML、3M
C、3MRを駆動停止させ、リール3L、3C、3Rの
回転を停止させる。このとき、RAM112に設定して
いる各種当選フラグと遊技状態とに基づいて、リール3
L、3C、3Rの駆動停止を制御する引き込み制御によ
り停止図柄を選択している。また、リール停止タイマが
計時する時間が所定時間(例えば、30秒)を経過する
と、リール3L、3C、3Rの駆動を強制的に停止させ
る。
【0087】リール3L、3C、3Rの駆動がそれぞれ
停止すると、その停止時における表示態様において、ス
テップS2のBET処理で設定した賭数に応じた有効ラ
イン上に上記したいずれかの役図柄が揃ったかどうかを
判定する入賞判定処理が行われる(ステップS6)。こ
の入賞判定処理でいずれかの役に入賞したと判定される
と、遊技制御基板101において入賞の種類に応じた各
種設定が行われると共に、入賞情報コマンドが演出制御
基板102へと送られる。また、ビッグボーナスの終了
となった場合には、ビッグボーナス終了コマンドが演出
制御基板102へと送られる。
【0088】入賞判定処理が終了すると、払い出し処理
が行われ、入賞判定処理において設定した払い出し予定
メダル枚数だけだけクレジットを増加させる。但し、デ
ータとして蓄積されているクレジットの数が50に達し
た場合は、ホッパーモータ82を駆動させることによ
り、超過した枚数のメダルをメダル払い出し口71から
排出させる。また、払い出しの際の効果音として払出音
を出力させるため、演出制御基板102に払出音コマン
ドを送信する(ステップS7)。そして、1ゲーム分の
処理が終了し、次の1ゲーム分の処理が開始する。な
お、払い出し処理の詳細については後述する。
【0089】次に、上記したステップS2のBET処理
について詳しく説明する。図9は、CPU111がステ
ップS2で実行するBET処理を詳細に示すフローチャ
ートである。
【0090】BET処理では、まず、前回のゲームにお
いてリプレイ入賞し、今回のゲームがリプレイゲームで
行われるかどうかを判定する(ステップS101)。リ
プレイゲームかどうかは、リプレイ入賞時に設定される
リプレイフラグによって判断することができる。リプレ
イゲームでなければ、遊技者による賭数設定操作が可能
となる。そこで、メダルの貸し出しが可能になっている
かどうかを示すSRDY信号をハイレベルからローレベ
ルに変化させる(ステップS102)。
【0091】次に、カードユニット300から送られて
くる度数表示信号に従って、カード挿入口305に挿入
されたカードに記録されている度数を度数表示部252
に表示する(ステップS103)。さらにメダルの貸し
出しが可能になっていることを示す貸出可能ランプ20
4を点灯させる(ステップS104)。もっとも、カー
ド挿入口305に有効なカードが挿入されておらず、度
数表示信号が送られてきていない場合には、ステップS
103及びS104の処理は実行しなくてもよい。
【0092】次に、遊技者によってスタートレバー11
が操作され、その旨を示す信号がスタートスイッチ41
から入力されたかどうかを判定する(ステップS10
5)。スタートレバー11が操作されていなければ、遊
技者によって1枚BETボタン14またはMAXBET
ボタン15の操作、もしくはメダル投入口13からのメ
ダルの投入(賭数設定操作)が行われたかどうかを判定
する(ステップS106)。賭数設定操作も行われてい
なければ、ステップS105の処理に戻る。
【0093】賭数設定操作が行われた場合には、遊技者
が設定した賭数に応じたBET通知コマンドを演出制御
基板102へ送信する(ステップS107)。BET通
知コマンドによって、後述するような賭数設定音が出力
されることとなる。そして、ステップS105の処理に
戻る。また、ステップS105でスタートレバーが操作
されたと判定した場合は、ステップS106の賭数設定
操作において1から3までのいずれかの賭数が設定され
た状態にあるかどうかを判定する(ステップS10
8)。賭数が設定された状態になければ、ステップS1
05の処理に戻る。
【0094】賭数が設定された状態にある場合には、そ
のままリール3L、3C、3Rの回転が開始されて賭数
設定操作が不可能となるので、まず、貸出可能ランプ2
04を消灯させ(ステップS109)、度数表示部25
2からカードの度数を非表示状態にさせ(ステップS1
10)、さらにSRDY信号をローレベルからハイレベ
ルに変化させる(ステップS111)。そして、BET
処理を終了し、メインルーチン(図8)の処理に復帰す
る。
【0095】一方、ステップS101においてリプレイ
ゲームであると判定された場合には、前回のゲームで設
定されていた賭数を今回のゲームの賭数として自動的に
設定する(ステップS112)。そして、この自動設定
した賭数を示すBET通知コマンドを演出制御基板10
2に送信する(ステップS113)。但し、このリプレ
イゲームで送信されるBET通知コマンドは、ステップ
S107で送信されるBET通知コマンドとは異なるも
ので、演出制御基板102において賭数設定音を出力さ
せない。
【0096】その後、遊技者によってスタートレバー1
1が操作され、その旨を示す信号がスタートスイッチ4
1から入力されるのを待機する(ステップS114)。
スタートレバー11が操作されると、BET処理を終了
し、メインルーチン(図8)の処理に復帰する。
【0097】次に、上記したステップS7の払い出し処
理について詳しく説明する。図10は、CPU111が
ステップS7で実行する払い出し処理を詳細に示すフロ
ーチャートである。
【0098】払い出し処理では、まず、払出予定数が
“0”となったかどうかを判定する(ステップS20
1)。入賞判定処理において、リプレイ以外の役に入賞
していなかった場合の払出予定数は元々“0”となって
いる。リプレイ以外の役に入賞していた場合の払出予定
数は、後述するステップS204またはS207で順次
減算されて、最終的に“0”となる。払出予定数が
“0”になっていなければ、メダルの払い出しに応じた
効果音を出力させるべく、払出音コマンドを演出制御基
板102に送信する(ステップS202)。
【0099】次に、このスロットマシンに蓄積されてい
るクレジットが最大値の50に達しているかどうかを判
定する(ステップS203)。クレジットが50に達し
ていれば、払出予定数を“1”だけマイナスすると共
に、払出数を“1”だけプラスする(ステップS20
4)。流路切り替えソレノイド49及びホッパーモータ
82を制御して、メダル払い出し口71からメダルを排
出させる(ステップS205)。さらにペイアウト表示
部23に払出数を表示させて(ステップS206)、ス
テップS201の処理に戻る。
【0100】一方、クレジットが50に達していなけれ
ば、払出予定数を“1”だけマイナスすると共に、払出
数を“1”だけプラスさせ、さらにメダルを排出するこ
となくクレジット数を“1”だけプラスする(ステップ
S207)。次に、クレジット表示部22に蓄積されて
いるクレジットの数を、ペイアウト表示部23に払出数
をそれぞれ表示させて(ステップS208)、ステップ
S201の処理に戻る。
【0101】また、ステップS201において払出予定
数が“0”となった場合には、ペイアウト表示部23へ
の払出数の表示を非表示とした後(ステップS20
9)、次の入賞時に備えて払出数をクリアする(ステッ
プS210)。そして、払い出し処理を終了し、メイン
ルーチン(図8)の処理に復帰する。
【0102】上記したゲームを行うためには、遊技者が
メダルの貸し出しを受ける必要があるが、そのために
は、遊技者が貸出ボタン253を操作する。貸出ボタン
253が操作された旨を示す貸出入力信号が貸出スイッ
チ203からCPU111に入力されると、CPU11
1に割り込みが生じる。この割り込みによって移行する
貸出処理により、カードユニット300との協働動作に
よるメダルの貸し出しのための処理が行われる。
【0103】図11は、貸出ボタン253の操作により
生じる割り込みによって、CPU111が実行する割り
込み処理を示すフローチャートである。まず、カードユ
ニット300側から入力される度数表示信号に基づい
て、カードユニット300のカード挿入口305にカー
ドが挿入されているかどうかを判定する(ステップS3
01)。カードが挿入されていなければ、メダルの貸し
出しを行うことができないので、そのままこのフローチ
ャートの処理を終了し、割り込み前の処理に復帰する。
【0104】カードが挿入されていれば、SRDY信号
がローレベルとなっていて、賭数設定を可能な状態とな
っているかどうかを判定する(ステップS302)。S
RDY信号がハイレベルとなっていれば、賭数設定が可
能な状態でなく、実質的なゲームの処理が行われている
状態であるので、メダルの貸し出しを行うことなくその
ままこのフローチャートの処理を終了し、割り込み前の
処理に復帰する。
【0105】SRDY信号がローレベルになっていれ
ば、BRDY信号がハイレベルとなっていて、メダルの
貸し出し処理が実行中でない状態かどうかを判定する
(ステップS303)。BRDY信号がローレベルとな
っていれば、既にメダルの貸し出し処理が行われてい
て、重ねてメダルの貸し出し処理を行うことができない
ので、そのままこのフローチャートの処理を終了し、割
り込み前の処理に復帰する。
【0106】BRDY信号がハイレベルになっている場
合、すなわち、カードが挿入されていて、賭数設定が可
能な状態となっていて、且つメダルの貸し出し処理が実
行中でない状態となっている場合には、度数表示部25
2に表示されるカードの残り度数を点滅表示させる(ス
テップS304)。さらに続けて、貸出スイッチ203
によって検出された貸出入力信号をカードユニット30
0に出力する(ステップS305)。その後、カードユ
ニット300側の処理によってMRQ信号がハイレベル
からローレベルに変化するのを待機する(ステップS3
06)。
【0107】MRQ信号がローレベルになると、今度は
EXS信号をハイレベルからローレベルにしてカードユ
ニット300に出力する(ステップS307)。その
後、カードユニット300側の処理によってMRQ信号
がローレベルからハイレベルに変化するのを待機する
(ステップS308)。なお、EXS信号をローレベル
にしてからMRQ信号がハイレベルに変化するまでの間
に、カードユニット300の側ではカードに記録された
度数を10度数マイナスする処理が行われている。しか
し、後述するようにカードユニット300側から入力さ
れる度数表示信号は変化せず、度数表示部252は、同
じ度数のままで点滅状態の表示を続けている。
【0108】MRQ信号がハイレベルになると、カード
の度数のマイナス分に対応したメダル数である“50”
を貸出予定数として設定する(ステップS309)。そ
の後、この貸出予定数を貸出数表示部251に表示する
(ステップS310)。なお、ステップS310の処理
は、後述するようなループ処理によって複数回実行され
ることとなるが、最初に実行されたときにおける貸出数
表示部251における表示は、“50”である。また、
ステップS310の処理終了後、次の処理に進むまでに
は一定のウェイト期間が設けられている。
【0109】貸出予定数の表示ウェイト期間が終了する
と、貸出予定数が“0”となったかどうかを判定する
(ステップS311)。貸出予定数は、後述するステッ
プS316において順にマイナスされていき、最終的に
“0”となるものが、ステップS311が最初に実行さ
れるときの貸出予定数は必ず“50”となっている。貸
出予定数が“0”になっていなければ、メダルの貸し出
しに応じた効果音を出力させるべく、貸出音コマンドを
演出制御基板102に送信する(ステップS312)。
【0110】次に、このスロットマシンに蓄積されてい
るクレジットが最大値の50に達しているかどうかを判
定する(ステップS313)。クレジットが50に達し
ていれば、さらにクレジットを蓄積することができない
ので、流路切り替えソレノイド49及びホッパーモータ
82を制御することにより、メダル1枚だけをメダル払
い出し口71から排出させる(ステップS314)。一
方、クレジットの数が50に達していなければ、クレジ
ットの数を“1”だけ増加させ、クレジット表示部22
に表示させる(ステップS315)。メダルの排出また
はクレジットの増加(すなわち、メダルの払い出し)が
終了すると、貸出予定数を“1”だけ減算させる(ステ
ップS316)。そして、ステップS310の処理に戻
る。
【0111】ステップS311において貸出予定数が
“0”になっていた場合には、EXS信号をローレベル
からハイレベルに変化させる(ステップS317)。次
に、貸出数表示部251を非表示状態にする(ステップ
S318)。さらに、度数表示部252の表示を度数表
示信号が示す度数マイナス後のカード度数に更新し、点
滅表示せずに表示させる。但し、カードの残度数が
“0”となった場合には、度数表示部252に何も表示
させなくする(ステップS319)。そして、このフロ
ーチャートの処理を終了し、割り込み前の処理に復帰す
る。
【0112】また、遊技者が返却ボタン254を操作
し、その旨を示す返却入力信号が返却スイッチ204か
らCPU111に入力された場合にも、CPU111に
割り込みが生じる。この場合の割り込み処理ルーチンで
は、最初にステップS301〜S303の判定処理が行
われる。これらの判定結果のいずれかがNOであれば、
そのまま割り込み前の処理に復帰する。
【0113】これらの判定結果が全てYESであると
き、すなわちBRDY信号がハイレベルになっている場
合、すなわち、カードが挿入されていて、賭数設定が可
能な状態となっていて、且つメダルの貸し出し処理が実
行中でない状態となっている場合には、返却スイッチ2
05によって検出された貸出入力信号をカードユニット
300に出力する。その後、割り込み前の処理に復帰す
ることとなる。
【0114】一方、図12は、メダルの貸し出しのため
にカードユニット300側のCPU313が実行する処
理を示すフローチャートである。カードユニット300
の側では、カード挿入口305にカードが挿入されてい
るかどうかを判定している(ステップS401)。カー
ドが挿入されていなければ、ステップS401の処理を
繰り返して実行し、カードが挿入されるのを待機する。
【0115】遊技者によってカードが挿入されると、そ
のカードに記録された情報をカードリーダライタ310
に読み取らせ、記憶部315に記憶させると共に、管理
コンピュータに使用許諾を要求し、その返信結果に基づ
いて有効に使用できるカードであるかどうかを判定する
(ステップS402)。有効に使用できるカードでなけ
れば、後述するステップS415の処理に進む。有効に
使用できるカードであれば、記憶部315に記憶された
度数に対応した度数表示信号をスロットマシン本体1の
側に出力する(ステップS403)。
【0116】次に、SRDY信号がローレベルになって
いて、スロットマシン本体1の側で賭数設定が可能な状
態となっているかどうかを判定する(ステップS40
4)。SRDY信号がハイレベルになっていれば、スロ
ットマシン本体1の側でゲームが実質的に進行して賭数
設定が不可能な場合であり、この場合には、次に賭数設
定が可能となってSRDY信号がローレベルになるのを
待機する。
【0117】SRDY信号がローレベルになっていて、
賭数設定が可能な状態になっていれば、貸出ボタン25
3の操作により貸出入力信号がスロットマシン本体1か
ら入力されたかどうかを判定する(ステップS40
5)。貸出入力信号が入力されていない場合には、返却
ボタン254の操作により返却入力信号がスロットマシ
ン本体1から入力されたかどうかを判定する(ステップ
S406)。返却入力信号も入力されていなければ、ス
テップS404の処理に戻る。返却入力信号が入力され
た場合には、後述するステップS415の処理に進む。
【0118】ステップS405において貸出入力信号が
入力された場合には、メダルの貸し出し処理中であるか
どうかを示すBRDY信号をハイレベルからローレベル
に変化させる(ステップS407)。その次に、カード
の度数の更新処理中であるかどうかを示すMRQ信号を
ハイレベルからローレベルに変化させる(ステップS4
08)。その後、スロットマシン本体1側の処理によっ
てEXS信号がハイレベルからローレベルに変化するの
を待機する(ステップS409)。
【0119】EXS信号がローレベルに変化すると、記
憶部315に記憶された度数を10度数だけマイナスさ
せて更新する(ステップS410)。度数の更新の処理
が終了すると、MRQ信号をローレベルからハイレベル
に変化させる(ステップS411)。その後、スロット
マシン本体1におけるメダルの貸し出しのための処理が
終了し、EXS信号がローレベルからハイレベルに変化
するのを待機する(ステップS412)。
【0120】EXS信号がハイレベルに変化すると、B
RDY信号をローレベルからハイレベルに変化させる
(ステップS413)。さらに、ステップS411で度
数を更新したカードに、残り度数があるかどうかを判定
する(ステップS414)。残り度数がある場合には、
ステップS403の処理に戻り、更新後の度数を示す度
数表示信号が出力される。一方、残り度数がない場合に
は、ステップS415の処理に進む。
【0121】ステップS415では、カード挿入口30
5に挿入されたカードを使用できないか、遊技者がカー
ドの返却を要求した場合なので、カードリーダライタ3
10により記憶部315に記憶された情報に書き替えを
行ってから、カード挿入口305に挿入されたカードを
返却させる。なお、この状態では、度数表示信号がスロ
ットマシン本体1の側に出力されなくなる。そして、ス
テップS401の処理に戻り、再びカード挿入口305
にカードが挿入されるのを待機する。
【0122】以上のようにメダルが貸し出され、毎回の
ゲームが繰り返される間、遊技制御基板101のCPU
111は、遊技の進行状況に応じたコマンド(前述した
払出音コマンド及び貸出音コマンドを含む)を演出制御
基板102に送信している。これに対して、演出制御基
板102のCPU121は、遊技制御基板101から受
信したコマンドに基づいて、独自の処理による演出を行
っている。
【0123】図13は、演出制御基板102のCPU1
21が実行するコマンド受信処理を示すフローチャート
である。演出制御基板102側では、遊技制御基板10
1から送られてくるコマンドの受信を受信したかどうか
を判定している(ステップS501)。コマンドを受信
するまでは、ステップS501の処理を繰り返し、コマ
ンドの受信を待機している状態にある。遊技制御基板1
01からいずれかのコマンドを受信すると、受信したコ
マンドの種類が何であるかを判定する(ステップS50
2)。
【0124】受信したコマンドの種類がステップS20
2で送られた払出音コマンドであった場合には、スピー
カ駆動回路131を制御して、スピーカ7L、7R、7
Uからメダルの払い出し動作に対応した効果音(払出
音)を出力させる(ステップS503)。その後、ステ
ップS501の処理に戻る。受信したコマンドの種類が
ステップS312で送られた貸出音コマンドであった場
合には、スピーカ駆動回路131を制御して、スピーカ
7L、7R、7Uからメダルの貸し出し動作に対応した
効果音(貸出音)を出力させる(ステップS504)。
なお、貸出音は、払出音とは異なる態様で出力される。
その後、ステップS501の処理に戻る。
【0125】受信したコマンドの種類がステップS10
7で送られた遊技者による賭数設定操作時のBET通知
コマンドで合った場合には、また、受信したコマンドの
種類が他のコマンドであった場合には、スピーカ駆動回
路131を制御して、スピーカ7L、7R、7Uから賭
数設定動作に対応した効果音(賭数設定音)を出力させ
る(ステップS505)。なお、賭数設定音は、払出音
及び貸出音とは異なる態様で出力される。その後、ステ
ップS501の処理に戻る。それぞれのコマンドの種類
に応じた処理(本発明と関係ないので、詳細は省略)を
実行する(ステップS506)。その後、ステップS5
01の処理に戻る。
【0126】以下、この実施の形態にかかるCRスロッ
トマシンのメダル貸し出し時における動作を、具体例に
基づいて説明する。図14は、メダル貸し出し時におけ
る貸出数表示部251、クレジット表示部22及び度数
表示部252の表示態様の変化の例を示す図である。こ
こでは、内部に蓄積されたクレジットの数が“0“であ
ったときに遊技者が貸出ボタン253を操作して、30
度数を有するカードがカード挿入口305に挿入された
カードユニット300からメダルの貸し出しを受けるも
のとする。また、カードの1度数がメダル5枚に対応
し、1回の操作で10度数分の50枚のメダルが貸し出
されるものとする。
【0127】図14(a)に示すように、メダルの貸し
出しに関する表示が始まった段階では、貸出数表示部2
51、クレジット表示部22及び度数表示部252に
は、それぞれ“50”、“0”、“30”と表示され
る。一定のウェイト期間が経過すると、図14(b)に
示すように、貸出数表示部251の表示が1だけ減算さ
れて“49”となると共に、クレジット表示部22の表
示が1だけ加算されて“1”となる。これ以降、度数表
示部252の表示は、“30”で点滅状態となる。
【0128】さらに一定のウェイト期間が経過すると、
図14(c)に示すように、貸出数表示部251、クレ
ジット表示部22及び度数表示部252の表示は、それ
ぞれ“48”、“2”、“30(点滅)”となる。図1
4(d)に示すように、貸出数表示部251の表示が
“45”となったときのクレジット表示部22及び度数
表示部252の表示は、それぞれ“5”、“30(点
滅)”となる。図14(e)に示すように、貸出数表示
部251の表示が“40”となったときのクレジット表
示部22及び度数表示部252の表示は、それぞれ“1
0”、“30(点滅)”となる。
【0129】さらに図14(f)に示すように、貸出数
表示部251の表示が“1”となったときのクレジット
表示部22及び度数表示部252の表示は、それぞれ
“49”、“30(点滅)”となる。ここから一定のウ
ェイト期間が経過すると、図14(g)に示すように、
貸出数表示部251及びクレジット表示部22の表示
が、それぞれ“0”、“50”となる。このタイミング
で遊技者は、メダルの貸し出しが完了したことを認識で
きるので、度数表示部252には、貸し出されたメダル
の数に対応した10度数をマイナスして“20”とし、
点滅表示を止めて表示させる。
【0130】以上説明したように、この実施の形態にか
かるCRスロットマシンでは、カードユニット300か
らメダルの貸し出しを受けてクレジットに蓄積させる場
合、まず、貸し出されるメダルの数が貸出数表示部25
1に表示される。その後、貸出数表示部251の表示が
1ずつ減算されていくのに伴って、クレジット表示部2
2に表示されるクレジットが1ずつ加算されていく。こ
れにより、遊技者は、貸し出されるべきメダルが、実際
にクレジットとして貸し出されていることを視覚によっ
て実感することができる。スロットマシンは、クレジッ
トを蓄積させて遊技を行うのが一般的であるので、貸し
出されたメダルをそのままクレジットとして蓄積させて
も、遊技者に疑念を抱かせることがない。
【0131】上記のCRスロットマシンで蓄積可能なク
レジットの上限は50であったが、クレジットが50に
達していると、貸出数表示部251の表示を減算するの
に伴って、メダルを1枚ずつ排出するようにしている。
このため、クレジットが上限に達していても、メダルの
貸し出しが確実に行われていることを遊技者が実感でき
るようになる。
【0132】また、貸出数表示部251に表示されたメ
ダルの貸出予定数が1ずつ減算されていく都度、スピー
カ7L、7R、7Uから効果音として貸出音が出力され
る。このため、遊技者は、メダルの貸し出しが行われて
いることを聴覚的にも認識できるようになる。そして、
この貸出音は、入賞によるメダルの排出またはクレジッ
トの加算時に効果音として出力される払出音と態様が異
なるものであるため、遊技者がメダルの貸し出しと払い
出しとを誤認することがない。
【0133】また、カードに記録された度数を表示する
度数表示部252は、貸出数表示部251とクレジット
表示部22の表示の更新を終了するまでメダル貸し出し
前の度数のまま点滅表示させている。貸出数表示部25
1の表示が0となった時点で、度数表示部252に表示
される度数をメダル貸し出し後のものに切り替え、点滅
表示を停止させている。このため、遊技者は、貸し出さ
れたメダルの数とカードの度数の変化との関係を容易に
把握できるようになる。しかも、更新表示が行われてい
る期間は、度数表示部252は点滅表示となっているた
め、メダルの貸し出し処理中であることが分かり易くな
る。
【0134】また、遊技者がカードユニット300から
メダルの貸し出しを受けることができるのは、賭数設定
を行うことができる期間に限られている。リール3L、
3C、3Rが回転を開始してゲームが進行中であるとき
や、リプレイゲームで賭数が自動設定されたときには、
遊技者は、特に新たにメダルの貸し出しを受ける必要は
全くない。このようなときに遊技者が貸出ボタン253
を誤操作してメダルの貸し出しが行われ、カードの度数
が減算されてしまうのを防ぐことができる。
【0135】さらに、カードユニット300からのメダ
ルの貸し出しの処理は、割り込みによって行われ、この
割り込み処理が終了するまでは、ゲームの実行に関わる
処理が進行しない。つまり、メダルの貸し出し中に、入
賞によるメダルの払い出し(クレジットの加算を含む)
が行われることはあり得ない。このため、入賞によるメ
ダルの払い出しとメダルの貸し出しとが混同して、遊技
者がメダルが貸し出されていることが認識できなくなる
ような自体を防ぐことができる。
【0136】本発明は、上記の実施の形態に限られず、
種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可
能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
【0137】上記の実施の形態では、貸出ボタン253
及び返却ボタン254は、スロットマシン本体1の側に
配されており、貸出スイッチ203及び返却スイッチ2
05がそれぞれの操作を検知することで、CPU111
に割り込みが生じるものとなっていた。これに対して、
貸出ボタン(貸出スイッチ)及び返却ボタン(返却スイ
ッチ)を、カードユニット300の側に設けるものとし
てもよい。この場合、貸出入力信号及び返却入力信号を
カードユニット300側からスロットマシン本体1に入
力される信号とし、カードユニット300側から貸出入
力信号または返却入力信号が入力されることで、CPU
111に割り込みが生じて、上記したのと同じ処理が行
われるようにしてもよい。貸出ボタンをカードユニット
300の側に設ければ、貸出可能ランプも当然のことな
がら、カードユニット300の側に設けられることとな
る。
【0138】さらに、スロットマシン本体1の側に設け
られていた貸出数表示部251(貸出数表示器201)
及び度数表示部252(度数表示器202)について
も、カードユニット300の側に設けるものとしてもよ
い。貸出数表示部、度数表示部、貸出ボタン及び返却ボ
タンがスロットマシン本体1の側に設けられていたとし
ても、貸出数表示器、度数表示器、貸出スイッチ、貸出
可能ランプ及び返却ボタンの制御をカードユニット30
0側で行うものとしてもよく、カードユニット300の
側に設けられていたとしても、制御をスロットマシン本
体1の遊技制御基板101が行うものとしてもよい。
【0139】上記の実施の形態では、SRDY信号がロ
ーレベルになっているとき、すなわち賭数の設定操作が
可能でメダルの貸し出しを行える場合にのみ、度数表示
部252にカードに記録された度数を表示するものとし
ていた。ところが、度数表示信号は、有効に使用可能な
カードがカード挿入口305に挿入されていれば、カー
ドユニット300からスロットマシン本体1へと送られ
てくることとなっている。そこで、メダルの貸し出しを
行えるかどうかに関わらず、所定の期間において度数表
示部252にカードに記録された度数を表示するものと
してもよい。常に度数を表示するものであってもよい。
【0140】カードユニット300によりメダルの貸し
出しを行えるかどうかに関わらず度数表示部252に度
数を表示するものとした場合、その度数が表示されてい
る期間のうちで任意の期間を、メダルの貸し出しを行え
る期間として設定することもできる。貸出可能ランプ2
04は、このメダルの貸し出しを行える期間のみで点灯
させればよい。
【0141】上記の実施の形態では、カードユニット3
00からのメダルの貸し出しは、貸貸出ボタン253の
操作による割り込みで実行していた。すなわち、割り込
み処理ルーチン(図11)を実行している間は、ゲーム
の進行のためのメインルーチン(図8)の処理が中断さ
れるものとしていた。これに対して、図8の処理と図1
1の処理とを並行して実行することができるようにし、
メダルの貸し出しを行っている間においてもゲームを進
行させることができるようにしてもよい。この場合、遊
技制御基板101とカードユニット300とでやりとり
される信号に、SRDY信号を含まないものとしてもよ
い。
【0142】上記の実施の形態では、カードユニット3
00からメダルの貸し出しを行っている間、すなわちB
RDY信号がローレベルになっている間は、貸出ボタン
253を操作しても、この操作に基づくメダルの貸し出
しの処理が行われないものとしていた。これに対して、
BRDY信号がローレベルになっている間の貸出ボタン
253の操作も受け付けておいて、実行中の貸し出しの
処理が終了した後、受け付けておいた貸出ボタン253
の操作に従って、新たなメダル貸し出しの処理を行うも
のとすればよい。
【0143】上記の実施の形態では、ステップS310
で貸出予定数を貸出数表示部251に表示した後、一定
のウェイト期間を経てから次の処理に進むようにしてい
た。これは、ステップS314のメダルの排出でなく、
ステップS315のクレジットの加算を行う場合に、処
理が早くなりすぎることで、遊技者が貸出予定数の変化
を認識できなくなるのを防ぐためである。これに対し
て、ステップS315でクレジットの加算をした場合
に、メダルを1枚排出するのに要するのと同じだけのウ
ェイト期間を設けて、次の処理に進むものとしてもよ
い。これにより、ステップS314でメダルを排出する
場合も、ステップS315でクレジットを加算する場合
も、貸出予定数の更新スピードはほぼ同じになる。な
お、この場合には、ステップS310で貸出予定数を表
示した後にウェイト期間を設けなくてもよい。
【0144】上記の実施の形態では、カードに記録され
た度数を書き替える処理は、EXS信号がハイレベルに
ローレベルに変化した後、MRQ信号がローレベルから
ハイレベルに変化するまでの期間で行われていた。これ
に対して、EXS信号がローレベルからハイレベルに変
化したこと(図7のT6)をカードユニット300のC
PU313が認識した場合に、カードリーダライタ31
0にこの書き替えの処理を行わせるものとしてもよい。
【0145】上記の実施の形態では、貸出数表示部25
1に表示される貸出予定数とクレジット表示部22に表
示されるクレジット数を変化させている間、度数表示部
252の表示状態は、貸し出し前のカードの度数で点滅
状態となっていた。しかしながら、本発明はこれに限る
ものではない。図15は、メダル貸し出し時における各
種表示部の表示態様の変形例を示す図である。
【0146】図15(a)に示すように、メダルの貸し
出しに関する表示が始まった段階では、貸出数表示部2
51、クレジット表示部22及び度数表示部252に
は、それぞれ“50”、“0”、“30”と表示され
る。一定のウェイト期間が経過すると、図15(b)に
示すように、貸出数表示部251の表示が“49”に変
化し、クレジット表示部22の表示は“1”に切り替え
られるが、蓄積されたクレジットの数がカードの1度数
に対応したメダル数に達していないため、度数表示部2
52の表示は“30”で点滅状態とさせておく。
【0147】図15(c)に示すように、貸出数表示部
251の表示が“45”となり、クレジット表示部22
の表示が“5”となった場合、カードの1度数に対応し
たクレジットが蓄積されたこととなるので、度数表示部
252の表示を“29”として点滅表示させる。同じく
図15(d)に示すように、貸出数表示部251及びク
レジット表示部22の表示がそれぞれ“40”、“1
0”となったとき、度数表示部252の表示は“28
(点滅)”となる。図15(e)に示すように、貸出数
表示部251及びクレジット表示部22の表示がそれぞ
れ“5”、“45”となったとき、度数表示部252の
表示は“21(点滅)”となる。
【0148】図15(f)に示すように、貸出数表示部
251及びクレジット表示部22の表示がそれぞれ
“1”、“49”となっても、度数表示部252の表示
は“21(点滅)”であるが、図15(g)に示すよう
に、貸出数表示部251及びクレジット表示部22の表
示がそれぞれ“0”、“50”となると、度数表示部2
52の表示は“20(非点滅)”となる。
【0149】或いは、貸出数表示部251とクレジット
表示部252の表示の変化が始まった段階で、度数表示
部252の表示を貸し出し後のカードの度数(図14、
図15の例に従えば“20”)に切り替えて、点滅表示
させるものとしてもよい。さらに、貸出数表示部251
に表示される貸出予定数とクレジット表示部22に表示
されるクレジット数を変化させている間、貸し出し前後
のメダルの度数(図14、図15の例に従えば“30”
と“20”)を所定期間毎に繰り返して切り替え表示を
行うものとしてもよい。
【0150】図15のように度数を表示変化させる場
合、単に度数表示部252に表示される度数を“1”ず
つ順次減らしていくだけでなく、カードユニット300
の側において実際にカードの度数を“1”ずつ減らして
いくような制御を行うことも可能である。図17は、こ
の変形例においてスロットマシン本体1側の遊技制御基
板101とカードユニット300側のCPU313との
間で、メダルの貸し出しのためにやりとりされる各種信
号のタイミングチャートである。
【0151】図17に示すように、MRQ信号がハイレ
ベルとなり、EXS信号がローレベルとなるタイミング
T5からEXS信号が再びハイレベルとなるタイミング
T6までの間に、カードの1度数に対応した5枚のメダ
ルをカードユニット300から貸し出すものとする。こ
こで、カードの度数を1度数分だけ減算する。5枚のメ
ダルの貸し出しが、以降、MRQ信号がハイレベルとな
り、EXS信号がローレベルとなっているときに5枚の
メダルを貸し出し、カードの度数を1度数減らすことを
10回繰り返す。そして、カードの10度数に対応した
50枚のメダルが貸し出されると、タイミングT7でB
RDY信号がハイレベルとなり、貸し出し処理が終了す
る。
【0152】このような処理でメダルの貸し出しを行う
ことによって、仮に50枚のメダルの貸し出しを完了す
る前に、スロットマシン本体1またはカードユニット3
00においてエラーが発生してメダルの貸し出しを続行
できなくなったとしても、その時点でカードの度数は、
貸し出しを終了したメダルに対応した度数分だけ減算さ
れていることとなる。
【0153】上記の実施の形態では、内部的なデータに
よる貸出予定数の更新と貸出数表示部251への貸出予
定数の更新表示が互いに連動し、及び内部的なデータに
よるクレジット数の更新とクレジット表示部22へのク
レジット数の更新表示も互いに連動するものとしてい
た。これに対して、内部的なデータによる貸出予定数と
クレジット数を全て先に更新した後に、貸出数表示部2
51の更新とクレジット表示部22の表示とが上記の実
施の形態と見かけ上同じになるように更新されるものと
してもよい。
【0154】上記の実施の形態では、CRスロットマシ
ンは、スロットマシン本体1とカードユニット300と
に分けられて構成されていた。これに対して、カードユ
ニット300内の各部の機能をスロットマシン本体1の
筐体内に収めたものにも本発明を適用することができ
る。このようなCRスロットマシンは、外観上は1つの
装置として構成されたものとなるが、内部的な回路とし
てはスロットマシン本体1にカードユニット300が接
続されているものと同じである。
【0155】上記の実施の形態では、遊技媒体としてメ
ダルを利用するスロットマシンに本発明を適用した場合
について説明したが、パチンコ機に使用される遊技球を
遊技媒体として適用したスロットマシン(以下、遊技球
式スロットマシンという)にも本発明を適用することが
できる。遊技球式スロットマシンは、一般に遊技球5個
をメダル1枚に対応させて遊技を行うものであり、上記
したメダル式のスロットマシンと違って遊技媒体の1単
位がクレジットの1単位とはなっていない。遊技球1個
が有価価値の1単位であるすると、クレジットの1単位
は、有価価値の5単位ということになる。図16は、こ
のようなCR遊技球式スロットマシンにおいて、遊技球
貸し出し時における各種表示部の表示態様の例を示す図
である。
【0156】図16(a)に示すように、遊技球の貸し
出しに関する表示が始まった段階では、貸出数表示部2
51、クレジット表示部22及び度数表示部252に
は、それぞれ“250”、“0”、“30”と表示され
る。一定のウェイト期間が経過すると、図16(b)に
示すように、貸出数表示部251の表示が“249”に
変化するが、1クレジット分だけ貸出数が減算されてい
ない。このため、クレジット表示部22の表示は“0”
のままとさせておく。また、表示変化が始まったので、
度数表示部252の表示は“30”で点滅状態とさせ
る。
【0157】図16(c)に示すように、貸出数表示部
251の表示が“245”となると、1クレジット分だ
け貸出数が減算されたこととなる。ここで、クレジット
表示部22の表示を“1”に変化させる。度数表示部2
52の表示は“30(点滅)”である。同じく図16
(d)に示すように、貸出数表示部251の表示が“2
40”となると、クレジット表示部22の表示が“2”
となる。図16(e)に示すように、貸出数表示部25
1の表示が“235”となると、クレジット表示部22
の表示が“3”となる。図16(f)に示すように、貸
出数表示部251の表示が“5”となると、クレジット
表示部22の表示が“49”となる。
【0158】さらに図16(g)に示すように、貸出数
表示部251の表示が“1”となったときのクレジット
表示部22の表示は“49”である。そして、図16
(h)に示すように、貸出数表示部251及びクレジッ
ト表示部22の表示がそれぞれ“0”、“50”となる
と、度数表示部252の表示は“20(非点滅)”とな
る。
【0159】上記したCR遊技球式スロットマシンで
は、クレジット表示部22に表示されるクレジット数
は、貸出数表示部251に表示される貸出予定数が5回
更新されて、1回更新される。このため、貸出予定数の
更新時にのみ貸出音を出力したのでは、クレジットが蓄
積されていることを遊技者が音声で認識できない。一
方、クレジット数の更新時にのみ貸出音を出力したので
は、遊技球が順次貸し出されていることを遊技者が音声
で認識できない。
【0160】そこで、貸出音の出力は、貸出数表示部2
51に表示される貸出予定数が更新される都度行うもの
とし、クレジットが更新された場合には、貸出音とは異
なる態様の払出音を出力するものとしてもよい。この払
出音は、入賞時におけるクレジット数の加算で出力され
る払出音と同じ態様のものであっても、異なる態様のも
のであってもよい。
【0161】ところで、上記したCR遊技球式スロット
マシンにおいてクレジットの1単位となる有価価値(遊
技媒体としての遊技球)の数は5個であり、5の倍数と
ならない半端な数で貸し出しを行ってもあまり意味がな
い。そこで、貸出数表示部251に“250”と最初に
表示した後、これを“1”ずつ減算更新していくのでは
なく、クレジットの1単位である“5”ずつで減算更新
していくものとしてもよい。これによって、貸出数表示
部251の表示が減算更新される回数と、クレジット表
示部22の表示が加算更新される回数(但し、クレジッ
トの数が50を超えないことが条件)とが一致するよう
になる。
【0162】また、上記したCRスロットマシンにおい
ても、貸出数表示部251に表示される貸出予定数の更
新で貸出音を出力し、クレジット表示部22に表示され
るクレジット数の更新(或いはメダルの排出)で払出音
を出力するものとしてもよい。この場合、貸出予定数の
更新とクレジット数の更新とは実質的に同時に行われる
ため、1回の表示更新について貸出音と払出音とが連続
して出力されることとなる。
【0163】上記の実施の形態では、スロットマシン本
体1にデータとして蓄積可能なクレジットの数は、50
に制限されていた。これに対して、蓄積可能なクレジッ
トの数に上限を設けないCRスロットマシンにも、本発
明を適用することができる。クレジットの数に上限を設
けないCRスロットマシンは、外部にメダルが排出され
ることがない完全封入型のものであってもよい。また、
本発明は、クレジット機能を有するパチンコ機にも適用
することができる。さらに、遊技機を外部に排出しない
完全封入型のパチンコ機であって、遊技者が有している
遊技機の数をクレジットとしてデータで保持するパチン
コ機にも、本発明を適用することができる。これらのパ
チンコ機に適用した場合は、貸出ボタンの操作によって
遊技者がいつでも遊技球の貸し出しを受けられるように
することが望ましい。
【0164】ところで、メダルや遊技球などの有形の遊
技媒体が外部に排出されない完全封入型のスロットマシ
ンでは、遊技者が遊技を止めてクレジットを精算した場
合に、有形の遊技媒体を外部に排出することもできる
が、例えば、蓄積された遊技媒体の数を紙に数字で印刷
して出力することもできる。つまり、実体のない無形の
遊技媒体を貸し出し、また、遊技の進行に伴って払い出
し、情報として排出する遊技機も、本発明の範囲に含ま
れる。
【0165】有価価値としてのメダルの遊技者への貸し
出しのタイミングについては、プリペイドカードの残度
数が読み取られて貸出数表示部251に貸出予定数が表
示された段階、或いは、プリペイドカードに記憶された
残度数が更新された時点で、遊技媒体の貸し出しが終了
したとみなすことも可能である。しかし、上記実施の形
態では、プリペイドカードの残度数が読み取られて、貸
出数表示部251に表示された貸出予定数の更新に伴っ
てクレジット表示部22に表示されたクレジットの数が
更新された時点(クレジットが50に達している場合に
は、メダルが外部に排出された時点)で、遊技媒体の貸
し出しが終了したものとする。すなわち、有価価値が遊
技に使用可能となった時点で貸し出しが完了したものと
する。
【0166】上記の実施の形態では、遊技媒体(有価価
値)の貸し出しに対する課金(支払)の手法としてプリ
ペイドカードを使用する例を示したが、課金の手法は、
任意である。例えば、クレジットカード、デビットカー
ド(キャッシュカード)等による支払を可能としてもよ
い。この場合には、カードユニットとして、クレジット
カード、デビットカード等の処理装置を使用する。ま
た、カードユニット300に接続された管理コンピュー
タ内の記憶装置に遊技者毎のプリペイド額や度数を登録
しておき、これを使用できるようにしてもよい。
【0167】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、遊技者は、貸
し出された遊技媒体が外部に排出されずにクレジットと
して蓄積されても、遊技媒体の貸し出しが確実に行われ
ていることを実感することができる。
【0168】請求項2の発明のよれば、クレジットの数
に上限が設けられている遊技機にも、本発明を適用する
ことができる。
【0169】請求項3の発明のよれば、遊技者は、有価
価値の貸し出しを聴覚的にも認識できる。
【0170】請求項4の発明のよれば、クレジットが蓄
積された(或いは遊技媒体が外部に排出された)こと
を、有価価値の貸し出しとは区別して聴覚的に認識する
ことができる。
【0171】請求項5の発明によれば、入賞による付与
で有価価値の数が増加していくこと(クレジットの蓄積
或いは遊技媒体の外部への排出)を、有価価値の貸し出
しとは区別して聴覚的に認識することができる。
【0172】請求項6の発明のよれば、遊技者は、貸し
出された有価価値の数と記憶媒体の度数との関係を容易
に把握できるようになる。
【0173】請求項7の発明のよれば、クレジットを蓄
積させて遊技を行うことが一般的なスロットマシンで、
遊技者に無用な疑念を抱かせることがない。
【0174】請求項8の発明のよれば、遊技者が新たな
有価価値の貸し出しを特に必要としない期間において、
有価価値が貸し出されてしまうのを防ぐことができる。
【0175】請求項9の発明のよれば、遊技者が新たな
有価価値の貸し出しを特に必要としない期間において、
有価価値が貸し出されてしまうのを防ぐことができる。
【0176】請求項10の発明のよれば、有価価値の貸
し出しと入賞による有価価値の付与とが混同されること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるCRスロットマシ
ンの全体構造を示す正面図である。
【図2】図1のスロットマシン本体の前面扉を開放した
状態で視認される内部構造を示す図である。
【図3】図1のスロットマシン本体の前面扉の背面側の
構造を示す図である。
【図4】スロットマシン本体の制御回路の全体構成を示
すブロック図である。
【図5】スロットマシン本体側及びカードユニット側の
制御基板、並びに接続関係を示す図である。
【図6】スロットマシン本体側の回路構成要素及び信号
配線の詳細を示す図である。
【図7】スロットマシン本体側の制御部とカードユニッ
ト側の制御部との間でメダルの貸し出しのためにやりと
りされる信号を示すタイミングチャートである。
【図8】遊技制御基板内の制御部が、1ゲーム毎に実行
する処理を示すフローチャートである。
【図9】図8のBET処理を詳細に示すフローチャート
である。
【図10】図8の払い出し処理を詳細に示すフローチャ
ートである。
【図11】貸出ボタンの操作により生じる割り込みによ
って実行される貸し出し処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】メダル貸し出し時にカードユニット側の制御
部が実行する処理を示すフローチャートである。
【図13】演出制御基板内の制御部が実行するコマンド
受信待機処理を示すフローチャートである。
【図14】メダル貸し出し時における各種表示部の表示
態様の例を示す図である。
【図15】メダル貸し出し時における各種表示部の表示
態様の変形例を示す図である。
【図16】本発明をCR遊技球式スロットマシンに適用
した場合に、遊技球貸し出し時における各種表示部の表
示態様の例を示す図である。
【図17】スロットマシン本体側の制御部とカードユニ
ット側の制御部との間でメダルの貸し出しのためにやり
とりされる信号の変形例を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 スロットマシン本体 7L、7R、7U スピーカ 22 クレジット表示部 80 ホッパー 101 遊技制御基板 251 貸出数表示部 252 度数表示部 300 カードユニット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者からの指示が入力されることによっ
    て、記憶媒体に記憶された情報に基づいて所定の遊技用
    有価価値の貸し出しを受けることが可能な遊技機であっ
    て、 貸し出された有価価値に応じて遊技に使用可能にクレジ
    ットとして蓄積させることが可能なクレジット手段と、 前記クレジット手段に蓄積されたクレジットの数を表示
    するクレジット数表示手段とを備え、 貸出予定数表示手段に最初に表示された貸し出される予
    定の有価価値の数が、前記有価価値の貸し出しが行われ
    るのに従って順次減算更新されるのに伴って、該減算更
    新された数に応じて前記クレジット数表示手段の表示を
    順次加算更新することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記クレジット手段に蓄積可能なクレジッ
    トの数には、上限が設けられており、 貸し出された有価価値のうちで前記クレジット手段に蓄
    積可能な上限を超えた有価価値に対応した遊技媒体を、
    遊技媒体排出手段から遊技機の外部に排出させることを
    特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記貸出予定数表示手段に表示される有価
    価値の数が減算更新される度に、所定の貸出音を出力す
    る貸出音出力手段をさらに備えることを特徴とする請求
    項1または2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記貸出予定数表示手段に表示される有価
    価値の数が前記クレジットの1単位に応じた数だけ減算
    更新される度に、前記貸出音とは態様の異なる所定の貸
    出払出音を出力する貸出払出音出力手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】所定の入賞条件が成立することにより、入
    賞に応じた数だけ順次、遊技者に有価価値を付与する有
    価価値付与手段と、 前記有価価値付与手段によって遊技者が有する有価価値
    の数が増加する度に、前記貸出音とは態様の異なる所定
    の入賞払出音を出力する入賞払出音出力手段とをさらに
    備えることを特徴とする請求項3または4に記載の遊技
    機。
  6. 【請求項6】前記記憶媒体は、貸出可能な有価価値の数
    に応じた度数を情報として記憶するものであり、 前記記憶媒体に記憶された度数を表示する度数表示手段
    をさらに備え、 前記貸出予定数表示手段に表示された有価価値の数の減
    算更新に従って、前記度数表示手段に表示される度数を
    減算更新させることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか1項に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記遊技機は、1ゲームに対して賭け数を
    設定することによりゲームを進行させることが可能とな
    り、可変表示装置の表示結果が導出表示されることによ
    り1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じ
    て所定の入賞が発生可能であるスロットマシンであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    遊技機。
  8. 【請求項8】前記有価価値の貸し出しは、前記賭け数の
    設定が可能な期間において可能となることを特徴とする
    請求項7に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】前記可変表示装置の表示結果に応じてリプ
    レイ入賞が発生した場合には、次のゲームにおける賭け
    数が自動的に設定されてゲームを進行させることが可能
    となり、 前記有価価値の貸し出しは、前記リプレイ入賞が発生し
    た次のゲームにおいて不能となることを特徴とする請求
    項7または8に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】前記有価価値の貸出動作中は、ゲームを
    進行させることを不能とすることを特徴とする請求項7
    乃至9のいずれか1項に記載の遊技機。
JP2001246091A 2001-08-14 2001-08-14 遊技機 Withdrawn JP2003052900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001246091A JP2003052900A (ja) 2001-08-14 2001-08-14 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001246091A JP2003052900A (ja) 2001-08-14 2001-08-14 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003052900A true JP2003052900A (ja) 2003-02-25

Family

ID=19075719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001246091A Withdrawn JP2003052900A (ja) 2001-08-14 2001-08-14 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003052900A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004290290A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2005279196A (ja) * 2004-03-05 2005-10-13 Syscom Inc 遊技装置及び遊技台
JP2006246969A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Toyomaru Industry Co Ltd スロットマシン
JP2007054111A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Heiwa Corp 回胴式遊技機、及びその遊技媒体の貸出制御方法
JP2008104662A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Jb:Kk 弾球遊技機及びゲームプログラム
JP2013248442A (ja) * 2013-07-29 2013-12-12 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014050639A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2015057250A (ja) * 2014-12-26 2015-03-26 株式会社三洋物産 遊技機
US9053606B2 (en) 2007-01-25 2015-06-09 Igt Gaming system and method for providing enhanced wagering opportunities
JP2017051755A (ja) * 2016-12-20 2017-03-16 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017093586A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社ニューギン 遊技機
JP2018187062A (ja) * 2017-05-02 2018-11-29 山佐株式会社 遊技機
JP2021058761A (ja) * 2016-10-13 2021-04-15 株式会社三共 遊技機

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004290290A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2005279196A (ja) * 2004-03-05 2005-10-13 Syscom Inc 遊技装置及び遊技台
JP4557586B2 (ja) * 2004-03-05 2010-10-06 シスコン株式会社 遊技装置及び遊技台
JP2006246969A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Toyomaru Industry Co Ltd スロットマシン
JP2007054111A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Heiwa Corp 回胴式遊技機、及びその遊技媒体の貸出制御方法
JP2008104662A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Jb:Kk 弾球遊技機及びゲームプログラム
US9646457B2 (en) 2007-01-25 2017-05-09 Igt Gaming system and method for providing enhanced wagering opportunities
US9053606B2 (en) 2007-01-25 2015-06-09 Igt Gaming system and method for providing enhanced wagering opportunities
US10438444B2 (en) 2007-01-25 2019-10-08 Igt Gaming system and method for providing enhanced wagering opportunities
JP2014050639A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2013248442A (ja) * 2013-07-29 2013-12-12 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015057250A (ja) * 2014-12-26 2015-03-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017093586A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社ニューギン 遊技機
JP2021058761A (ja) * 2016-10-13 2021-04-15 株式会社三共 遊技機
JP2017051755A (ja) * 2016-12-20 2017-03-16 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018187062A (ja) * 2017-05-02 2018-11-29 山佐株式会社 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4417167B2 (ja) スロットマシン
JP6744562B2 (ja) 遊技機
JP2005160651A (ja) スロットマシン
JP4649439B2 (ja) スロットマシン
JP2003052900A (ja) 遊技機
JP5684471B2 (ja) スロットマシン
JP4476560B2 (ja) スロットマシン
JP2009273896A (ja) 遊技機
JP4727911B2 (ja) スロットマシン
JP2004337272A (ja) スロットマシン
JP6541459B2 (ja) 遊技台
US20070149274A1 (en) Gaming machine
JP4421212B2 (ja) スロットマシン
JP2005152614A (ja) 遊技機
JP4524603B2 (ja) 遊技機
JP2005342046A (ja) 遊技機
JP2005065800A (ja) スロットマシン
JP5121112B2 (ja) 遊技機
JP2008125647A (ja) 遊技機
JP2004344496A (ja) スロットマシン
JP2006034860A (ja) 遊技機
JP2006034860A5 (ja)
JP6544451B2 (ja) スロットマシン
JP6540864B2 (ja) 遊技機
JP2005312499A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081104