JP2003052838A

JP2003052838A - 天然ゴム健康帯

Info

Publication number: JP2003052838A
Application number: JP2001278912A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Nomura; 武志野村
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2001-08-10
Filing date: 2001-08-10
Publication date: 2003-02-25

Abstract

(57)【要約】【課題】腰部、骨盤部、膝部の各部に巻き、その各々
を構成する骨格を固定、矯正する天然ゴムを主体として
形成された健康帯に各部の骨格の固定、矯正だけでな
く、関連する筋肉等で生じる疲防、コリ、痛みを予防、
解消するのに有効な機能を付与する健康帯とその製造方
法を提供する。【解決手段】健康帯の生ゴム部に、トルマリン微粉末
を混入、混練し、更に磁石を内包して一体的に形成する
健康帯とその製造方法を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、腰部、骨盤部、
膝部の各部に巻き、その各々を構成する骨格を固定、矯
性する生ゴムを主体とした健康帯に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】骨格の異常は、各部、各関節を形成する
硬骨と軟骨、それを支える筋肉と靱帯、腱が老化や他の
原因で弱りバランスが崩れたとき生じ、周辺の分岐神経
を圧迫して痛みとなる。又、その箇所の筋肉の内部にエ
ネルギー作りの副産物として発生する疲労物質と呼ばれ
るる乳酸が溜り、疲労、コリ、痛みの原因となり、更に
症状を悪化させる。しかし、従来の生ゴム健康帯は、腰
部、骨盤部、膝部の骨格を固定、矯正する目的のため
の、デザイン、サイズ等には数々の工夫が凝らされてい
たが、各部の骨格を維持形成する筋肉細胞等を活性化さ
せる工夫、効果を付与されているものは少なかった。
又、上記工夫、効果を付与しようとする時は、収縮性の
ある布に血行促進作用のあるセラミックや磁石を装着
し、生ゴム本体に貼り形成されていたので、このような
構造の健康帯は材料間の収縮係数の違いののため、使用
中に構造的な破壊や性能の劣化を免れない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】以上説明した生ゴム健
康帯には次のような欠点があった。イ．本体が生ゴムのみの健康帯では、各部の骨格の固
定、矯正は可能であるが、それらを支える筋肉等の疲
労、コリ、痛みの予防、解消には効果が無かった。ロ．本体の生ゴムに、セラミックや磁石を装着して布を
貼り形成された健康帯はセラミックからでる遠赤外線や
磁石からでる磁力線の作用により、血行が促進され筋肉
等の疲労、コリ、痛みの予防解消に効果を示すが、材料
間の収縮係数の違いのため使用中及び洗濯時に構造的な
破壊や性能の劣化を免れず、更に生産工程が増え価格が
高くなる。本発明は、以上の欠点を解決するためになされたもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】及び

【作用】上述の課題を解決し、目的を達成するために、
本発明の健康帯では、本体生ゴム部に、トルマリン微粉
末を混練し、更に磁石を内包するとより効果があること
を発見した。トルマリンは電気石と呼ばれている鉱石
で、その結晶構造から電場のなかに置かなくても初めか
ら電気分極をしている極性結晶体であり、加圧や加熱が
あると結晶の両端や柱面間の各稜ごとにプラス電荷とマ
イナス電荷をもち、微弱電流を発生し、更に優れた遠赤
外線放射体でもある。又、磁石はこれを人体に装着する
と、磁力線の作用により血液、人体組織の中に微弱電流
を発生し、イオン化を生じ、血行を促進する。本発明で
は、トルマリンを微粉末化し、平均粒度１．２ミクロン
の黒トルマリンと３．０ミクロンの赤トルマリン微粉末
を形成し、（イ）１０：０、（ロ）７：３、（ハ）５：
５、（ニ）３：７、（ホ）０：１０の比率で混合したも
のをつくる。その各々を、生ゴムとの重量比２−８％の
比率で混合、混練し、１３０℃の温度で加硫し、帯状に
形成加工することによって製造することが出来る。更
に、磁石を内包するときは、上記方法で形成された各々
の生ゴムの上の所定の位置に、厚さ１−２ｍｍ、サイズ
７×４ｍｍの磁石素材を置き、別の生ゴムを重ねてサン
ドイッチ状にして、加圧加熱し溶着して一体的に形成
し、着磁器でその磁石素材の各々を、５０−２００ミリ
テスラに磁化して形成するか、或は上記の磁気力をもつ
大きさの磁石を生ゴム部に乗せ、接着剤を塗布した生ゴ
ムを重ねて、加圧し、張り合わせて形成する。上記方法
で製造すると、健康帯の生ゴム本体にトルマリンと磁石
が内包されて形成されるので、（イ）トルマリンからは
微弱電流と赤外線、（ロ）磁石からは磁力線が放射さ
れ、血行を良くして筋肉をほぐし、（ハ）上記放射体は
生ゴムに一体的に内含されているので、異材料接着によ
る収縮係数の違いから生じる構造的な破壊や性能の劣化
もなく、（ニ）生産工程も短絡され、価格を安くするこ
とが可能になる。

【０００５】

【実施例】以下、試験例及び実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら制限さ
れるものではない。試験例１生ゴム本体に、平均粒度１．２ミクロンの赤外線放射物
質である黒トルマリンと３．０ミクロンの赤トルマリン
を３：７の比率で混合し、生ゴムと重量比４％の比率で
混練し、１３０℃の温度で加硫し、２ｍｍの厚さに帯状
に加工した生ゴムと、トルマリンを混合、混練しない２
ｍｍの厚さの従来の生ゴムとの（イ）赤外線放射エネル
ギーと、（ロ）分光放射率を比較し試験、分析してみた
（於、北海道立工業試験場。平成１３年７月２５日）試験結果：第１表に示す。

【０００５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によるこの
健康帯を、長時間人体に装着して置く時は、トルマリン
の微弱電流と赤外線放射による温熱効果や磁石の磁力線
の作用により、血官内に微弱電流が発生し、血液をイオ
ン化することにより、血行を良くし各細胞内の新陳代謝
と細胞胞賦活作用を促進して、各部の骨格の固定、矯正
と、それらを支える筋肉等の疲労、コリ、痛みの予防、
解消に有効である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の断面図である。

【図３】本発明の、測定温度１００℃における、（Ａ）
黒体、（Ｂ）トルマリン入り生ゴム、（Ｃ）従来の生ゴ
ムの赤外線放射エネルギー測定結果のグラフ表である。
（於、北海道立工業試験場）

【図４】図３に於ける測定結果のエネルギーを、（Ａ）
黒体を１とする分母とし、（Ｂ）、（Ｃ）のエネルギー
を分子として算出した分光放射率を、グラフに表したも
のである。

【符号の説明】

１生ゴム本体２内包磁石３通気穴４マジックテープ（登録商標）Ａ黒体Ｂトルマリンいり生ゴムＣ従来の生ゴム

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】天然ゴムを主体として形成し、腰部、骨
盤部、膝部の各部に巻き、その各々を構成する骨格を固
定、矯正するベルトに於いて、そのゴム部が赤外線放射
物質であるトルマリン微粉末２〜８重量％を混練して成
ることを特徴とする天然ゴム（以下生ゴムと称す）健康
帯とその製造方法。
【請求項２】前記健康帯に、５０〜２００ミリテスラ
の磁束密度をもつ磁石を、４〜１６個ゴム部に内包して
成る、生ゴム健康帯とその製造方法。