JP2003052736A - 加温治療装置 - Google Patents

加温治療装置

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JP2003052736A
JP2003052736A JP2001242640A JP2001242640A JP2003052736A JP 2003052736 A JP2003052736 A JP 2003052736A JP 2001242640 A JP2001242640 A JP 2001242640A JP 2001242640 A JP2001242640 A JP 2001242640A JP 2003052736 A JP2003052736 A JP 2003052736A
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laser light
heating treatment
optical fiber
laser
unit
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JP2001242640A
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Takefumi Uesugi
武文 上杉
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、医師の経験や、患者の個体差にかか
わりなく、一定の安定した治療効果を得られる加温治療
装置を提供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】マイクロ波アンテナ20による被対象部位
の加温治療時にレーザー光照射用光ファイバ21の出射
部21aから出射されたレーザー光を被対象部位に照射
した際に、被対象部位の加温治療部で散乱された散乱光
をレーザー光検知用光ファイバ22の受光部22aで間
接的に受光し、この受光部22aで受光されたレーザー
光の散乱光の強度に基づき制御部36によって被対象部
位の加温治療部の変性状態である凝固の程度を判別し、
それに応じてマイクロ波アンテナ20によるエネルギの
照射を停止するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば前立腺肥大
症の加温治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば前立腺肥大症を治療する
治療装置として例えば、特開平7−95986号公報、
特開平7−95987号公報にはレーザー光を前立腺に
照射して温熱治療するレーザーバルーンカテーテルを備
えた前立腺肥大症治療用レーザー装置が示されている。
この装置のレーザーバルーンカテーテルには光ファイバ
を包囲するルーメンチューブが設けられ、このルーメン
チューブの先端にバルーンが設けられている。
【0003】そして、レーザーバルーンカテーテルの使
用時には患者の尿道内にレーザーバルーンカテーテルを
挿入させたのち、治療対象組織である前立腺の近傍位置
でバルーンに冷却水を供給して膨張させ、バルーンを尿
道の内壁部分に固定させるようになっている。この状態
で、光ファイバの先端部から出射されるレーザー光をバ
ルーンを通して治療対象組織である前立腺に照射するこ
とにより、前立腺を温熱治療するとともに、バルーン内
の冷却水を循環させることにより、尿道の内壁部分の生
体組織を冷却し、その部分の熱障害に対する保護が加え
られるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成の前立腺
肥大症治療用レーザー装置では、レーザー照射の終了は
医師の経験による判断、または、装置の設定にまかされ
ていた。そのため、前者においては医師の経験の差異に
より、レーザー照射の終了のタイミングのずれが生じ、
治療効果にばらつきが生じるおそれがある。また、後者
においては患者の個体差による治療効果のバラツキが生
じるという問題がある。
【0005】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、医師の経験や、患者の個体差にかかわ
りなく、一定の安定した治療効果を得ることができる加
温治療装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被対
象部位に加温治療用のエネルギを加えて被対象部位を加
温治療する加温治療手段と、レーザー光を出力させるレ
ーザー光出力部と、このレーザー光出力部で出力された
レーザー光を前記被対象部位側に導光する導光手段と、
この導光手段で導光されたレーザー光を前記被対象部位
に向けて照射する出射部と、この出射部から出射された
レーザー光が前記被対象部位の加温治療部で散乱された
散乱光を受光する受光部と、この受光部で受光された前
記レーザー光の散乱光の強度に基づき前記被対象部位の
加温治療部の変性状態を判別する判別手段とを備えたこ
とを特徴とする加温治療装置である。そして、本請求項
1の発明では、加温治療手段による被対象部位の加温治
療時に出射部から出射されたレーザー光を被対象部位に
照射した際に、被対象部位の加温治療部で散乱された散
乱光を受光部で間接的に受光し、この受光部で受光され
たレーザー光の散乱光の強度に基づき判別手段によって
被対象部位の加温治療部の変性状態である凝固の程度を
判別し、それに応じて加温治療手段によるエネルギの照
射を停止するようにしている。これにより、医師の経験
や、患者の個体差に依ることなく一定した治療効果を得
るようにしたものである。
【0007】請求項2の発明は、前記判別手段は、前記
被対象部位の加温治療部の変性の程度を把握し、前記加
温治療部の変性状態が予め設定された設定状態に達した
時点で、前記加温治療手段を停止する加温治療手段停止
機能を備えることを特徴とする請求項1に記載の加温治
療装置である。そして、本請求項2の発明では、被対象
部位の加温治療中に出射部から出射されたレーザー光を
被対象部位に照射して加温治療中の被対象部位からの散
乱光を受光部で検知し、この受光部で受光されたレーザ
ー光の散乱光の強度に基づき判別手段で被対象部位の凝
固の程度を把握し、被対象部位の凝固状態が予め設定さ
れた設定状態に達した時点で、判別手段の加温治療手段
停止機能によって加温治療手段を自動的に停止するよう
にしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図5を参照して説明する。図1は本実施の形
態の加温治療装置1全体のブロック図を示すものであ
る。本実施の形態の加温治療装置1には本体装置2と、
この本体装置2にそれぞれ接続された尿道アプリケータ
である尿道プローブ3と、直腸プローブ4とが設けられ
ている。
【0009】また、尿道プローブ3には図2(A)に示
すように患者の尿道内に挿入される挿入部としての細長
いシース状のシャフト部5と、このシャフト部5の手元
端側の基端部に連接されている手元操作部のボディ6と
が設けられている。
【0010】さらに、手元操作部のボディ6には冷却水
入口コネクタ7と、冷却水出口コネクタ8と、後述する
バルーン13に連通するバルーン活栓9と、マイクロ波
コネクタ10と、後述するレーザー光照射用光ファイバ
21に接続された光ファイバコネクタ11と、レーザー
光検知用光ファイバ22に接続された光ファイバコネク
タ12とがそれぞれ設けられている。
【0011】また、シャフト部5の先端部には膨縮変形
可能なバルーン13が設けられている。そして、患者の
尿道内にシャフト部5を挿入させて位置決めした状態で
このバルーン13を膨張させることにより、この位置決
め位置でシャフト部5を固定することができるようにな
っている。
【0012】また、シャフト部5のシース5a内には図
2(B)に示すように管状の冷却路隔壁14が配設され
ている。この冷却路隔壁14の軸心部にはマイクロ波ケ
ーブル15が挿通されている。さらに、このシャフト部
5のシース5a内には冷却路隔壁14によって仕切られ
た内外の2つの冷却水路16、17が設けられている。
ここで、冷却路隔壁14の内側の内側冷却水路16と、
冷却路隔壁14の外側の外側冷却水路17との間で冷却
水が循環するように設定されている。
【0013】また、冷却路隔壁14の表面上にはスペー
サ18が設けられている。さらに、シャフト部5のシー
ス5aの内壁部にはバルーンルーメン19がシャフト部
5の軸方向に延設されている。このバルーンルーメン1
9の先端部はバルーン13に、基端部は手元操作部のボ
ディ6のバルーン活栓9にそれぞれ連結されている。そ
して、このバルーンルーメン19を通してバルーン13
とバルーン活栓9との間が連通されている。
【0014】さらに、図3(A)に示すようにマイクロ
波ケーブル15の先端部には、マイクロ波アンテナ(加
温治療手段)20が配設されている。このマイクロ波ア
ンテナ20はバルーン13より手元側位置に配置されて
いる。
【0015】また、シャフト部5のシース5aの内壁部
にはレーザー光照射用光ファイバ(導光手段)21とレ
ーザー光検知用光ファイバ22とが埋設状態で配置され
ている。ここで、レーザー光照射用光ファイバ21の先
端部の出射部21aはバルーン13より手元側で、かつ
マイクロ波アンテナ20より先端側の位置に配置され
る。さらに、レーザー光検知用光ファイバ22の先端部
の受光部22aはマイクロ波アンテナ20よりもさらに
手元側に位置して配置される。なお、これらの光ファイ
バ21、22の先端部の出射部21a、受光部22aは
図3(B)に示すようにそれぞれ軸方向に対し約45度
の角度をもってカット/研磨されて反射面23が形成さ
れている。これにより、図3(B)中で矢印A方向から
レーザー光照射用光ファイバ21に入射したレーザー光
はこの反射面23で反射され、矢印Bの方向に90°屈
曲させた状態で出射されるようになっている。なお、反
射面23は矢印Bの方向がシャフト部5の表面方向に向
くように配向されている。
【0016】ここで、矢印Bの方向から逆に入射するレ
ーザー光は反射面23で反射され、レーザー光検知用光
ファイバ22内を伝導して矢印A方向に向け照射される
ようになっている。
【0017】また、図1に示すように加温治療装置1の
本体装置2にはマイクロ波を発生するマイクロ波出力部
31と、レーザー光出力部32と、レーザー光検出部3
3と、冷却水還流部34と、温度測定部35と、これら
を制御する制御部(判別手段)36と、ユーザーの表示
・設定を行うための表示・操作部37と、フットスイッ
チ38とがそれぞれ図示する如く接続されている。
【0018】さらに、マイクロ波出力部31は尿道プロ
ーブ3のマイクロ波コネクタ10によってマイクロ波ケ
ーブル15に接続され、マイクロ波アンテナ20にマイ
クロ波を供給するようになっている。また、レーザー光
出力部32は光ファイバコネクタ11によってレーザー
光照射用光ファイバ21に接続され、出射部21aにレ
ーザー光を供給するようになっている。レーザー光検出
部33は光ファイバコネクタ12によってレーザー光検
知用光ファイバ22に接続され、受光部22aに入射す
るレーザー光を受光するようになっている。
【0019】また、冷却水還流部34は、冷却水入口コ
ネクタ7および冷却水出口コネクタ8に接続されて尿道
プローブ3のシャフト部5内の外側冷却水路17および
内側冷却水路16に連通され、シャフト部5に冷却水を
循環供給するようになっている。
【0020】さらに、温度測定部35は直腸プローブ4
と接続されている。そして、直腸プローブ4上に設けら
れた図示しない温度センサからの測定信号を受信するよ
うになっている。
【0021】また、制御部36はレーザー光検出部33
および温度測定部35からの出力信号に基づいてマイク
ロ波出力部31と、レーザー光出力部32と、冷却水還
流部34とを制御するようになっている。ここで、制御
部36にはレーザー光検出部33からの出力信号に基づ
いて被対象部位の凝固の程度を把握し、被対象部位の凝
固状態が予め設定された設定状態に達した時点で、マイ
クロ波出力部31を停止するマイクロ波の照射停止機能
を備えている。なお、表示・操作部37には操作者の操
作によってマイクロ波出力値、冷却水温度、流量等の設
定値が入力され、制御部36に送られるようになってい
る。さらに、フットスイッチ38のフットスイッチ信号
は制御部36に入力され、このフットスイッチ38のフ
ットスイッチ信号に応じてマイクロ波出力部31、レー
ザー光出力部32のオンオフ動作が制御部36によって
制御されるようになっている。
【0022】次に、上記構成の本実施の形態の加温治療
装置1の作用について説明する。図4は患者Hに本実施
の形態の加温治療装置1をセットした状態を示すもので
ある。なお、図4中で、H1は肛門、H2は直腸、H3
は前立腺、H4,H5は直腸壁、H6は尿道、H7は膀
胱である。
【0023】ここでは、先ず尿道プローブ3のシャフト
部5を生体の尿道H6内に挿入し、先端バルーン13が
膀胱H7の内部に達するようにする。続いて、バルーン
活栓9から一定量の液体あるいは気体を注入してバルー
ン13を膨張させる。そして、バルーン活栓9を閉塞し
た後、尿道プローブ3を外尿道側へ軽く牽引することに
よりバルーン13を膀胱H7の内壁に当接させるように
して尿道プローブ3の位置決めを行う。このとき、マイ
クロ波アンテナ20が前立腺H3に対向する好適な位置
関係となるように位置決めされる。その後、肛門H1よ
り直腸プローブ4を直腸H2内に挿入する。
【0024】また、図4に示すように尿道プローブ3お
よび直腸プローブ4がそれぞれセットされた後、加温治
療が開始される。図5は本実施の形態の加温治療装置1
の加温治療時の作用を示すフローチャートである。
【0025】この加温治療の開始時にはまず、最初のス
テップS1でフットスイッチ38がONされる。この操
作時にはマイクロ波出力部31、レーザー光出力部32
および冷却水還流部34がONされる(ステップS
2)。このとき、マイクロ波がマイクロ波アンテナ20
より放出され、前立腺H3の組織部分が加温される。こ
れと同時に冷却水がシャフト部5の内部の冷却路隔壁1
4の内側の内側冷却水路16と、冷却路隔壁14の外側
の外側冷却水路17との間で還流して、前立腺H3の尿
道表面組織を冷却する。なお、加温治療中は直腸プロー
ブ4からの出力信号によって直腸壁H5の温度が温度測
定部35によって測定される。
【0026】また、レーザー光出力部32のON動作に
よって出力されるレーザー光はレーザー光照射用光ファ
イバ21の出射部21aから側方の前立腺組織に向け照
射される。このレーザー光は前立腺組織の内部で図4中
に矢印で示すように複雑に散乱・反射を繰返しながら次
第に吸収されていく。そして、そのレーザー光の一部は
前立腺組織に吸収されること無くレーザー光検知用光フ
ァイバ22の受光部22aに入射し、本体装置2のレー
ザー光検出部33にて検出される。
【0027】また、前立腺組織の内部でのレーザー光の
散乱は生体の水分、血液量等に関係して変化する。すな
わち、前立腺内部の温度が上昇し、前立腺組織の凝固が
発生すると、その部位の水分は蒸発するためレーザー光
の散乱状態が変化する。具体的には散乱係数が増加す
る。従って、レーザー光検出部33で検出されるレーザ
ー光の強度が増加する。
【0028】そして、加温治療中、制御部36ではレー
ザー光検出部33で検出されるレーザー光の強度が予め
定められた閾値を超えたか否かが判断される(ステップ
S3)。このステップS3でレーザー光の強度が予め定
められた閾値を超えていないと判断された場合には次の
ステップS4に進む。
【0029】このステップS4では温度測定部35によ
って直腸プローブ4を介して測定される直腸壁H5の温
度が予め定められた閾値を超えたか否かが判断される。
このステップS4で直腸壁H5の温度が予め定められた
閾値を超えていないと判断された場合には次のステップ
S5に進む。
【0030】このステップS5ではフットスイッチ38
がOFF操作されたか否かが判断される。このステップ
S5でフットスイッチ38がOFF操作されていないと
判断された場合にはステップS3に戻る。
【0031】また、ステップS3でレーザー光検出部3
3で検出されるレーザー光の強度が予め定められた閾値
を超えた時点で制御部36はマイクロ波出力部31と、
レーザー光出力部32とを停止させ、マイクロ波の出力
とレーザー光の出力をフットスイッチ38の操作如何に
関わらずに停止する(ステップS6)。さらに、ステッ
プS4で直腸壁H5の温度が予め定められた閾値を超え
たと判断された場合や、ステップS5でフットスイッチ
38がOFF操作されたと判断された場合も同様にステ
ップS6に進み、マイクロ波の出力とレーザー光の出力
が停止される。
【0032】そこで、上記構成の本実施の形態の加温治
療装置1にあっては次の効果を奏する。すなわち、本実
施の形態の加温治療装置1では尿道プローブ3のマイク
ロ波アンテナ20よりマイクロ波が放出され、前立腺H
3の組織部分が加温されることにより、前立腺H3の組
織部分の加温治療が行なわれる。この被対象部位の加温
治療時にはレーザー光照射用光ファイバ21の先端部の
出射部21aから出射されたレーザー光を前立腺H3の
組織部分に照射し、加温治療時に凝固させた前立腺H3
の組織部分の散乱光をレーザー光検知用光ファイバ22
の受光部22aで検知し、この受光部22aで受光され
たレーザー光の強度に基づき制御部36で前立腺H3の
組織部分の凝固の程度を把握し、前立腺H3の組織部分
の凝固状態が予め設定された設定状態に達した時点で、
制御部36のレーザー光の照射停止機能によってレーザ
ー光の照射を自動的に停止するようにしている。そのた
め、無駄な加温あるいは不十分な加温が防げるので、医
師の経験や、患者の個体差にかかわりなく、一定の安定
した治療効果を得ることができる効果がある。
【0033】また、本実施の形態では加温治療用のエネ
ルギ源としてマイクロ波を用いたが、加温治療用のエネ
ルギ源としてはレーザー光や、高周波等の他のエネルギ
を用いても良い。
【0034】また、図6(A),(B)および図7
(A),(B)は本発明の第2の実施の形態を示すもの
である。本実施の形態は加温治療装置1の加温治療用の
エネルギ源として第1の実施の形態(図1乃至図5参
照)のマイクロ波出力部31に代えて治療用レーザー光
を出力するレーザー光出力部41を設けたものである。
なお、これ以外の大部分は第1の実施の形態の加温治療
装置1と同一構成になっており、第1の実施の形態の加
温治療装置1と同一部分には同一の符号を付してここで
はその説明を省略する。
【0035】すなわち、本実施の形態では図6(B)に
示すように尿道プローブ3の手元操作部のボディ6には
第1の実施の形態と同様に冷却水入口コネクタ7と、冷
却水出口コネクタ8と、バルーン活栓9と、レーザー光
検知用ファイバ22に接続された光ファイバコネクタ1
2とが設けられている他、後述する治療用レーザー光フ
ァイバ42に接続された光ファイバコネクタ43が設け
られている。
【0036】また、シャフト部5のシース5a内には図
7(A)に示すように軸心部に治療用レーザー光ファイ
バ42が配置されている。図7(B)に示すようにこの
治療用レーザー光ファイバ42の先端には、レーザー光
を透過する媒質中にレーザー散乱体を混合して成る、散
乱キャップ44が設けられている。そして、治療用レー
ザー光ファイバ42の先端部から出射されたレーザー光
はすべて散乱キャップ44中に照射されるようになって
いる。
【0037】また、シャフト部5のシース5aの内壁部
にはバルーンルーメン19およびレーザー光検知用光フ
ァイバ22のみが配置されている。ここで、レーザー光
検知用光ファイバ22の先端は斜め45度に研磨されて
いる。そして、このレーザー光検知用光ファイバ22の
先端部は散乱キャップ44よりも手元側の位置に配置さ
れている。
【0038】また、本実施の形態の本体装置2には第1
の実施の形態と同様にレーザー光検出部33、冷却水還
流部34、温度測定部35、制御部36、表示・操作部
37、フットスイッチ38が設けられている他、加温治
療用のエネルギ源として使用される治療用レーザー光の
レーザー光出力部41が設けられている。そして、この
レーザー光出力部41には尿道プローブ3の治療用レー
ザー光ファイバ42が接続されている。
【0039】次に、上記構成の本実施の形態の作用につ
いて説明する。本実施の形態の加温治療装置1では第1
の実施の形態と同様に、患者の尿道H6内に尿道プロー
ブ3が挿入され、バルーン13による位置決めが行われ
る。このとき、治療用レーザー光ファイバ42の散乱キ
ャップ44が前立腺H3に対向する好適な位置関係とな
るように位置決めされる。
【0040】また、尿道プローブ3の位置決め後、フッ
トスイッチ38のON操作によって加温治療が開始され
る。このとき、フットスイッチ38のON操作と同期し
てレーザー光出力部41および冷却水還流部34がON
し、レーザー光が治療用レーザー光ファイバ42に供給
される。そして、治療用レーザー光ファイバ42の先端
から出射されるレーザー光は散乱キャップ44により散
乱し、全周囲方向に散乱照射される。
【0041】さらに、レーザー光は前立腺H3の組織内
で吸収・散乱・反射される。このとき、吸収されたエネ
ルギは前立腺H3の組織内で熱に変換されて前立腺H3
の組織部の加温を行う。また、レーザー光の一部は反射
・散乱を繰返しながらも前立腺H3の組織に吸収される
こと無く、レーザー光検知用光ファイバ22の受光部2
2aに入射し、本体装置2のレーザー光検出部33にて
検出される。本検出値は前立腺H3の組織の凝固状態に
より変化するので、予め定められた閾値を超えた時点で
レーザー光出力部41が停止され、治療用レーザー光の
出力が停止される。
【0042】そこで、上記構成の本実施の形態の加温治
療装置1にあっては加温治療時には治療用レーザー光フ
ァイバ42の先端から出射されたレーザー光が散乱キャ
ップ44を介して全周囲方向に散乱照射され、前立腺H
3の組織内で熱に変換されて前立腺H3の組織部の加温
が行なわれる。さらに、この被対象部位の加温治療時に
は凝固させた前立腺H3の組織部分の散乱光をレーザー
光検知用光ファイバ22の受光部22aで検知し、この
受光部22aで受光されたレーザー光の強度に基づき制
御部36で前立腺H3の組織部分の凝固の程度を把握
し、前立腺H3の組織部分の凝固状態が予め設定された
設定状態に達した時点で、制御部36のレーザー光の照
射停止機能によってレーザー光の照射を自動的に停止す
るようにしている。そのため、無駄な加温あるいは不十
分な加温が防げるので、医師の経験や、患者の個体差に
かかわりなく、一定の安定した治療効果を得ることがで
きる効果がある。
【0043】さらに、本実施の形態では、加温治療装置
1の加温治療用のエネルギ源として第1の実施の形態の
マイクロ波出力部31に代えて治療用レーザー光を出力
するレーザー光出力部41を設けたので、第1の実施の
形態のようにレーザーの出力部の他にマイクロ波の出力
部を設ける必要がない。そのため、第1の実施の形態に
比べて装置の小型化・低価格化を図ることができる。
【0044】さらに、本実施の形態では尿道プローブ3
内に第1の実施の形態のレーザー照射用光ファイバ21
の布設が必要ないため、尿道プローブ3の構成において
も細径化・低価格化を図ることができる。
【0045】また、図8(A),(B)および図9
(A),(B)は本発明の第3の実施の形態を示すもの
である。本実施の形態は第2の実施の形態(図6
(A),(B)および図7(A),(B)参照)の加温
治療装置1の尿道プローブ3に前立腺組織に穿刺する穿
刺プローブ51を追加したものである。
【0046】すなわち、本実施の形態の尿道プローブ3
の手元操作部のボディ6には、図8(B)に示すように
第2の実施の形態と同様に冷却水入口コネクタ7と、冷
却水出口コネクタ8と、バルーン活栓9と、治療用レー
ザー光ファイバ42に接続される光ファイバコネクタ6
2とが設けられている他、穿刺プローブ51を導入する
ための穿刺プローブ口金52が設けられている。
【0047】また、図9(A)に示すように尿道プロー
ブ3のシャフト部5の内壁部には穿刺プローブ51を進
退可能に挿通する穿刺プローブルーメン53が設けられ
ている。この穿刺プローブルーメン53の基端部は穿刺
プローブ口金52に連結されている。さらに、シャフト
部5の先端部の周面上には出針孔54が斜め前方へ向け
て開口するように形成されている。この出針孔54は治
療用レーザー光ファイバ42の先端部の散乱キャップ4
4よりも手元側に配置されている。この出針孔54は穿
刺プローブルーメン53の先端部に連結されている。
【0048】そして、穿刺プローブ口金52から穿刺プ
ローブルーメン53に導入された穿刺プローブ51はこ
の穿刺プローブルーメン53を通じて出針孔54側に誘
導され、出針孔54からシャフト部5の側方へ突き出さ
れて斜め前方に延出される状態で展開されるようになっ
ている。
【0049】また、穿刺プローブ51にはレーザー光検
知用光ファイバ55と、このレーザー光検知用光ファイ
バ55の先端部に連結された鋭利な尖頭56とが設けら
れている。この穿刺プローブ51の尖頭56は前立腺組
織に穿刺するのに好適した形状に形成されている。さら
に、穿刺プローブ51の後端には検知用光ファイバ55
に接続する光ファイバコネクタ57が設けられている。
【0050】また、本実施の形態の本体装置2のレーザ
ー光検出部33は光ファイバコネクタ57によって穿刺
プローブ51のレーザー光検知用光ファイバ55に接続
され、尖頭56から入射するレーザー光を受光するよう
になっている。なお、その他の構成については、第2の
実施の形態と同様である。
【0051】次に、上記構成の本実施の形態の作用につ
いて説明する。本実施の形態の加温治療装置1では第2
の実施の形態と同様に、患者の尿道H6内に尿道プロー
ブ3が挿入され、バルーン13による位置決めが行われ
る。このとき、治療用レーザー光ファイバ42の散乱キ
ャップ44が前立腺H3に対向する好適な位置関係とな
るように位置決めされる。
【0052】その後、尿道プローブ3の穿刺プローブ口
金52から穿刺プローブ51を挿入して出針孔54より
突き出し、展開して前立腺組織に穿刺する。この状態
で、フットスイッチ38のON操作によって加温治療が
開始される。このとき、フットスイッチ38のON操作
によってレーザー光出力部41および冷却水還流部34
がONし、レーザー光が治療用レーザー光ファイバ42
に供給される。そして、治療用レーザー光ファイバ42
の先端から出射されるレーザー光は散乱キャップ44に
より散乱し、全周囲方向に散乱照射され、前立腺組織に
照射される。
【0053】さらに、レーザー光は前立腺H3の組織内
で吸収・散乱・反射される。このとき、吸収されたエネ
ルギは前立腺H3の組織内で熱に変換されて前立腺H3
の組織部の加温を行う。また、レーザー光の一部は反射
・散乱を繰返しながらも前立腺H3の組織に吸収される
こと無く、穿刺プローブ51のレーザー光検知用光ファ
イバ55に入射し、本体装置2のレーザー光検出部33
にて検出される。本検出値は前立腺H3の組織の凝固状
態により変化するので、予め定められた閾値を超えた時
点でレーザー光出力部41が停止され、治療用レーザー
光の出力が自動的に停止される。
【0054】そこで、上記構成の本実施の形態の加温治
療装置1にあっては第2の実施の形態と同様に治療用レ
ーザー光ファイバ42の先端から出射されたレーザー光
が散乱キャップ44を介して全周囲方向に散乱照射さ
れ、前立腺H3の組織内で熱に変換されて前立腺H3の
組織部の加温が行なわれるとともに、この被対象部位の
加温治療時には凝固が完了した時点で制御部36のレー
ザー光の照射停止機能によってレーザー光の照射を自動
的に停止するようにしているので、無駄な加温あるいは
不十分な加温を防ぐことができ、医師の経験や、患者の
個体差にかかわりなく、一定の安定した治療効果を得る
ことができる効果がある。
【0055】さらに、本実施の形態によれば、第2の実
施の形態の尿道プローブ3に前立腺組織に穿刺する穿刺
プローブ51を追加したので、この穿刺プローブ51の
レーザー光検知用光ファイバ55の先端の尖頭56を加
温される前立腺組織のほぼ中央に位置させることができ
る。そのため、第2の実施の形態の尿道プローブ3で述
べた効果に加えて、一層、精度の高い凝固範囲の検知を
行うことができる効果がある。
【0056】また、図10(A),(B)および図11
(A),(B)は本発明の第4の実施の形態を示すもの
である。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図
5参照)の尿道プローブ3の構成を次の通り変更したも
のである。
【0057】すなわち、本実施の形態の尿道プローブ3
における手元操作部のボディ6には、図10(A)に示
すようにバルーン活栓9と、穿刺プローブ口金61と、
スコープ口金62とが設けられている。
【0058】また、尿道プローブ3のシャフト部5のシ
ース5a内には軸心部にスコープルーメン63が設けら
れている。このスコープルーメン63の基端部は手元操
作部のボディ6のスコープ口金62と連通されている。
そして、このスコープルーメン63にはスコープ口金6
2から内視鏡等が進退可能に挿通されるようになってい
る。
【0059】また、図11(A)に示すようにシャフト
部5のシース5aの内壁部にはバルーンルーメン19
と、穿刺プローブルーメン64と、光ファイバ用ルーメ
ン65とが設けられている。ここで、穿刺プローブルー
メン64の基端部は手元操作部のボディ6の穿刺プロー
ブ口金61と連通されている。さらに、シャフト部5の
先端部の周面上にはバルーン13よりも手元側に配置さ
れた出針孔66が斜め前方へ向けて開口するように形成
されている。この出針孔66は穿刺プローブルーメン6
4の先端部に連結されている。
【0060】また、光ファイバ用ルーメン65には検出
用光ファイバ67が挿通されて布設されている。この検
出用光ファイバ67の先端には軸方向に対し約45度の
角度をもってカット/研磨されて反射面23(図3
(B)参照)が形成された受光部67aが形成されてい
る。この受光部67aは出針孔66とバルーン13との
間の略中間位置に配置されている。さらに、この検出用
光ファイバ67の基端部は手元操作部のボディ6の外側
に延出され、この延出端部に光ファイバコネクタ68が
設けられている。
【0061】また、穿刺プローブルーメン64の内部に
は穿刺プローブ69が挿脱可能に挿入されている。この
穿刺プローブ69の内部には治療用レーザー光ファイバ
70が布設されている。この光ファイバ70の先端には
レーザー光を受容して散乱させる散乱キャップ71と、
前立腺組織に好適に穿刺し得る鋭利な尖頭72とが設け
られている。さらに、穿刺プローブ69の後端部には治
療用光ファイバ70に接続した光ファイバコネクタ73
が設けられている。
【0062】そして、穿刺プローブ口金61から穿刺プ
ローブルーメン64に導入された穿刺プローブ69はこ
の穿刺プローブルーメン64を通じて出針孔66側に誘
導され、出針孔66からシャフト部5の側方へ突き出さ
れて斜め前方に延出される状態で展開されるようになっ
ている。
【0063】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の加温治療装置1では第1の実施の形態と
同様に、患者の尿道H6内に尿道プローブ3が挿入さ
れ、バルーン13による位置決めが行われる。
【0064】その後、尿道プローブ3の穿刺プローブ口
金61から穿刺プローブ69を挿入して出針孔66より
突き出し、展開して前立腺組織に穿刺する。このとき、
前立腺組織内に刺入された穿刺プローブ69の散乱キャ
ップ71は尿道プローブ3の表面に設けられた検出用光
ファイバ67の受光部67aと対向した位置に設置され
る。
【0065】この状態で、フットスイッチ38のON操
作によって加温治療が開始される。このとき、フットス
イッチ38のON操作によってレーザー光出力部41が
ONし、レーザー光が治療用レーザー光ファイバ70に
供給される。そして、治療用レーザー光ファイバ70の
先端から出射されるレーザー光は散乱キャップ71によ
り散乱し、前立腺組織に照射される。
【0066】さらに、レーザー光は前立腺H3の組織内
で吸収・散乱・反射される。このとき、そのエネルギの
一部は前立腺組織に吸収されることにより熱に変換し前
立腺の加温を行う。また、レーザー光の一部は透過して
検出用光ファイバ67の受光部67aに入射し、本体装
置2のレーザ光検出部42にて検出される。本検出値は
前立腺H3の組織の凝固状態により変化するので、予め
定められた閾値を超えた時点で凝固が完了したとしてレ
ーザー光出力部41が停止され、治療用レーザー光の出
力が自動的に停止される。
【0067】そこで、上記構成のものにあっては治療用
レーザー光ファイバ70の先端から出射されたレーザー
光が散乱キャップ71を介して散乱照射され、前立腺H
3の組織内で熱に変換されて前立腺H3の組織部の加温
が行なわれるとともに、この被対象部位の加温治療時に
は凝固が完了した時点で制御部36のレーザー光の照射
停止機能によってレーザー光の照射を自動的に停止する
ようにしているので、無駄な加温あるいは不十分な加温
を防ぐことができ、医師の経験や、患者の個体差にかか
わりなく、一定の安定した治療効果を得ることができる
効果がある。
【0068】さらに、本実施の形態によれば、第3の実
施形態の効果に加え、次の効果がある。すなわち、穿刺
プローブ69を前立腺組織に穿刺させ、前立腺組織内に
刺入された穿刺プローブ69の散乱キャップ71を介し
てレーザー光を照射するようにしているので、前立腺組
織内部から加温を行うことができる。そのため、尿道表
面の冷却が必要なく、尿道プローブ3および本体装置2
の構成が簡略化され、より安価に製造できる。また、内
視鏡下による穿刺が可能となるため、より安全な穿刺行
為が可能となる。
【0069】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 被対象部位に照射するレーザー光を導光
する導光手段と、前記導光手段で導光された前記レーザ
ー光を前記被対象部位に向けて照射する出射部と、前記
出射部から出射されたレーザー光を、前記被対象部位を
介して間接的に受光する受光部と、前記受光部で受光さ
れた前記レーザー光の強度に基づき、前記被対象部位の
変性状態を判別する判別手段とを備えたことを特徴とす
る加温治療装置。
【0070】(付記項1の従来技術) 本発明は前立腺
肥大症治療用レーザー装置に関する。特開平7−959
86号公報、特開平7−95987号公報。
【0071】(付記項1が解決しようとする課題) 従
来前立腺肥大症治療用レーザー装置においては、レーザ
ー照射の終了は医師の経験による判断または、装置の設
定にまかされていた。そのため、前者においては経験の
少ない医師の判断ミスの恐れが、後者においては患者の
個体差による効果のバラツキが生じるという問題点があ
った。本発明はこうした問題点に鑑みたものである。
【0072】(付記項1の課題を解決するための手段)
凝固させる部位にレーザー光を照射して、その散乱光
を検知し凝固の程度を把握することで、それに応じてエ
ネルギの照射を停止する。よって医師の経験や患者の個
体差に依ることなく一定した治療効果を得ることが可能
である。
【0073】(付記項1の効果) 本発明に依れば、装
置が組織の変性状態を検知し、自動的に出力を停止する
ため、無駄な加温あるいは不十分な加温が防げる。安定
した治療効果が得られる効果がある。
【0074】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、加温治療手段
による被対象部位の加温治療時に出射部から出射された
レーザー光を被対象部位に照射した際に、被対象部位の
加温治療部で散乱された散乱光を受光部で間接的に受光
し、この受光部で受光されたレーザー光の散乱光の強度
に基づき判別手段によって被対象部位の加温治療部の変
性状態である凝固の程度を判別し、それに応じて加温治
療手段によるエネルギの照射を停止するようにしている
ので、医師の経験や、患者の個体差にかかわりなく、無
駄な加温あるいは不十分な加温が防げる。そのため、一
定の安定した治療効果が得られる効果がある。
【0075】請求項2の発明によれば、被対象部位の加
温治療中に出射部から出射されたレーザー光を被対象部
位に照射して加温治療中の被対象部位からの散乱光を受
光部で検知し、この受光部で受光されたレーザー光の散
乱光の強度に基づき判別手段で被対象部位の凝固の程度
を把握し、被対象部位の凝固状態が予め設定された設定
状態に達した時点で、判別手段の加温治療手段停止機能
によって加温治療手段を自動的に停止するようにしたの
で、医師の経験や、患者の個体差にかかわりなく、無駄
な加温あるいは不十分な加温が防げる。そのため、一定
の安定した治療効果が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の加温治療装置全
体の概略構成を示すブロック図。
【図2】 (A)は第1の実施の形態の加温治療装置の
尿道プローブを示す平面図、(B)は(A)の2B−2
B線断面図。
【図3】 (A)は第1の実施の形態の尿道プローブの
シャフトの先端部を拡大して示す要部の縦断面図、
(B)は光ファイバの先端部を示す平面図。
【図4】 第1の実施の形態の加温治療装置を患者にセ
ットした状態を説明するための説明図。
【図5】 第1の実施の形態の加温治療装置の動作を説
明するためのフローチャート。
【図6】 本発明の第2の実施の形態を示すもので、
(A)は加温治療装置全体の概略構成を示すブロック
図、(B)は第2の実施の形態の加温治療装置の尿道プ
ローブを示す平面図。
【図7】 (A)は図6(B)の7A−7A線断面図、
(B)は第2の実施の形態の尿道プローブのシャフトの
先端部を拡大して示す要部の縦断面図。
【図8】 本発明の第3の実施の形態を示すもので、
(A)は加温治療装置全体の概略構成を示すブロック
図、(B)は第3の実施の形態の加温治療装置の尿道プ
ローブを示す平面図。
【図9】 (A)は図8(B)の9A−9A線断面図、
(B)は第3の実施の形態の尿道プローブのシャフトの
先端部を拡大して示す要部の縦断面図。
【図10】 本発明の第4の実施の形態を示すもので、
(A)は加温治療装置全体の概略構成を示すブロック
図、(B)は第4の実施の形態の加温治療装置の尿道プ
ローブを示す平面図。
【図11】 (A)は図10(B)の11A−11A線
断面図、(B)は第4の実施の形態の尿道プローブのシ
ャフトの先端部を拡大して示す要部の縦断面図。
【符号の説明】
20 マイクロ波アンテナ(加温治療手段) 21 レーザー光照射用光ファイバ(導光手段) 21a 出射部 22 レーザー光検知用光ファイバ 22a 受光部 36 制御部(判別手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被対象部位に加温治療用のエネルギを加
    えて被対象部位を加温治療する加温治療手段と、 レーザー光を出力させるレーザー光出力部と、 このレーザー光出力部で出力されたレーザー光を前記被
    対象部位側に導光する導光手段と、 この導光手段で導光されたレーザー光を前記被対象部位
    に向けて照射する出射部と、 この出射部から出射されたレーザー光が前記被対象部位
    の加温治療部で散乱された散乱光を受光する受光部と、 この受光部で受光された前記レーザー光の散乱光の強度
    に基づき前記被対象部位の加温治療部の変性状態を判別
    する判別手段とを備えたことを特徴とする加温治療装
    置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、前記被対象部位の加温
    治療部の変性の程度を把握し、前記加温治療部の変性状
    態が予め設定された設定状態に達した時点で、前記加温
    治療手段を停止する加温治療手段停止機能を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の加温治療装置。
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