JP2003052063A

JP2003052063A - 無線ネットワークシステム

Info

Publication number: JP2003052063A
Application number: JP2001240909A
Authority: JP
Inventors: Shiro Nihei; 子朗二瓶; Shuichi Tanaka; 修一田中; Masahiro Kashiwamura; 正博柏村; Koichi Kato; 晃一加藤; Yoshitaka Uchida; 吉孝内田; Toshikazu Suwa; 利和諏訪
Original assignee: Clarion Co Ltd; Electronic Navigation Research Institute
Current assignee: Electronic Navigation Research Institute; Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Priority date: 2001-08-08
Filing date: 2001-08-08
Publication date: 2003-02-21
Anticipated expiration: 2021-08-08
Also published as: JP4640721B2

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】各移動体の情報をデータベース化し、制御局
又は・及びユーザ局表示装置に特定の移動局を表示し、
各移動体の固有情報を入力して関連情報を自動的に表示
装置に表示する。【解決手段】有線ＬＡＮで互いに接続された複数の基
地局４〜と、システム全体を制御する制御局制御装置７
と、データベースを保存するファイルサーバ８と、移動
局１〜の情報表示をするための制御局表示装置９と、ユ
ーザ局表示装置１０〜と、前記基地局４〜との無線通信
を行う無線通信手段と、自局位置を測位する複数の移動
局１〜とを備えた無線ネットワークシステムにおいて、
ユーザ局表示装置１０〜並びに制御局表示装置９に特定
の移動局１を指定し、予め決められた場所に表示したと
き、周辺地図と他の移動局の位置関係とを表示する表示
モードを選択可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は各移動局の移動状況
を監視するための無線ネットワークシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】ケーブルを用いた有線ネットワークは、
すでに確立した技術として社会の様々な場所で活用され
ている。しかしながら、有線であるがために移設、配置
変更に多額の費用を要するという問題点がある。このよ
うな問題点に対しケーブルの無線化、即ち無線ＬＡＮの
実現は有効な手段である。このような無線ネットワーク
と有線ＬＡＮとの結合を実現し、ＧＰＳを組み合わせた
移動局（移動体）の測位システムが知られている（特開
平１１−３５５８５９参照）。

【０００３】上述の従来の無線ネットワークを利用した
移動局測位システムでは、各移動局は、それらのＧＰＳ
受信機を用いてＧＰＳ測位を行い、結果としての座標デ
ータを無線データ通信装置を用いて各基地局へ送信す
る。これらの各移動局の位置情報は基地局から有線ＬＡ
Ｎを介して、例えばファイルサーバに設置されたデータ
ベースＤＢ内に格納される。これらの各移動局の位置情
報は制御局（管制局）制御装置等による管理下で制御局
（管制局）表示装置等に表示されることで、各移動局の
位置が監視されていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このような無線ネット
ワークを利用した移動局測位システムにおける移動局監
視方式は、無線ネットワークと有線ＬＡＮを使用してい
るため、広域において移動局監視が可能であるという特
徴を持っている。このようなシステムにおいて、例えば
ある表示装置上で特定の移動局（車両等）を見つけるた
めには画面のスクロールによって該移動局を目視により
探し出していた。しかしながら、広域地図においては、
複数の移動局の中から特定の移動局を画面スクロールに
よって見つけだすことは非常に面倒であり、表示装置上
の表示画面において短時間に特定移動局を正確に探し出
すことは非常に困難であった。

【０００５】本発明の目的は、表示装置の表示画面にお
いて、運用されている移動局中の特定の移動局を迅速に
探し出すことができ、さらに、その移動局の関連情報を
引き出し、表示することができる無線ネットワークシス
テムを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項１記載の発明は、有線ＬＡＮで互いに接続
された複数の基地局と、システム全体を制御するための
制御局制御装置と、データベースを保存するための少な
くとも一つのファイルサーバと、移動局の情報表示をす
るための制御局表示装置と、少なくとも一つのユーザ局
表示装置、および前記基地局との無線通信を行うための
無線通信手段と、自局位置を測位する測位手段とを有し
た複数の移動局とを備えた無線ネットワークシステムに
おいて、前記ユーザ局表示装置並びに前記制御局表示装
置の内の少なくとも一つの表示装置の表示画面におい
て、特定の移動局を指定したときに、該移動局を、他の
移動局の位置と識別が容易なように前記表示画面の予め
決められた特定の場所に表示し、さらに周辺地図と他の
移動局の位置を表示する表示モードを選択可能としたこ
とを特徴とする。

【０００７】請求項２記載の発明は、前記特定の場所が
表示画面の中央近傍であることを特徴とする。

【０００８】請求項３記載の発明は、前記表示画面上に
表示された各移動局を前記表示画面上で選択すること
で、該移動局に関連した情報が前記表示画面上に表示さ
れることを特徴とする。

【０００９】請求項４記載の発明は、有線ＬＡＮで互い
に接続された複数の基地局と、システム全体を制御する
ための制御局制御装置と、データベースを保存するため
の少なくとも一つのファイルサーバと、移動局の情報表
示をするための制御局表示装置と、少なくとも一つのユ
ーザ局表示装置、および前記基地局との無線通信を行う
ための無線通信手段と、自局位置を測位する測位手段と
を有した複数の移動局とを備えた無線ネットワークシス
テムにおいて、前記ユーザ局表示装置並びに前記制御局
表示装置の内の少なくとも一つの表示装置の表示画面に
おいて、各移動局がアイコンを用いて表示され、各アイ
コンを選択手段を用いて選択することにより、該アイコ
ンに対応した移動局の関連情報が前記表示画面上に表示
されることを特徴とする。

【００１０】請求項５記載の発明は、前記表示画面上の
各アイコンを選択する前記選択手段はマウスからなり、
該マウスをクリックすることで各アイコンが選択される
ことを特徴とする。

【００１１】請求項６記載の発明は、前記表示画面上の
各アイコンを選択する前記選択手段はポインティングデ
バイスであることを特徴とする。

【００１２】請求項７記載の発明は、前記ファイルサー
バに保存される前記データベースは、リアルタイムで更
新される各移動局の位置情報が保存される移動局位置情
報データベースと、一度登録すると変更することのない
移動局固有のデータが保存されている移動局固有情報デ
ータベースと、運用環境によりテンポラリに変化する情
報が保存されている移動局運用情報データベースと、各
移動局が前記システムで稼働中（運用中）か非稼働中
（非運用中）かを示した状態情報が保存される移動局状
態情報データベースを備えており、前記移動局位置情報
データベース、前記移動局固有情報データベース、前記
移動局運用情報データベース及び前記移動局状態情報デ
ータベースの全てのデータベースは互いにリンクされて
おり、各移動局の固有情報に基づいて関連検索すること
で、任意のデータベースより関連情報を取得することが
できることを特徴とする。

【００１３】請求項８記載の発明は、前記固有情報は各
移動局に付与された識別番号であることを特徴とする。

【００１４】請求項９記載の発明は、前記移動局は車両
であり、前記識別番号は車両ナンバーであることを特徴
とする。

【００１５】請求項１０記載の発明は、前記ファイルサ
ーバに保存される前記データベースは、リアルタイムで
更新される各移動局の位置情報が保存される移動局位置
情報データベースと、一度登録すると変更することのな
い移動局固有のデータが保存されている移動局固有情報
データベースと、運用環境によりテンポラリに変化する
情報が保存されている移動局運用情報データベースと、
各移動局が前記システムで稼働中（運用中）か非稼働中
（非運用中）かを示した状態情報が保存される移動局状
態情報データベースを備えており、前記移動局位置情報
データベース、前記移動局固有情報データベース、前記
移動局運用情報データベース及び前記移動局状態情報デ
ータベースの全てのデータベースは互いにリンクされて
おり、各移動局の固有情報に基づいて関連検索すること
で、任意のデータベースより関連情報を取得することが
できることを特徴とする。

【００１６】請求項１１記載の発明は、前記固有情報は
各移動局に付与された識別番号であることを特徴とす
る。

【００１７】請求項１２記載の発明は、前記移動局は車
両であり、前記識別番号は車両ナンバーであることを特
徴とする。

【００１８】請求項１３記載の発明は、前記特定の移動
局を指定したときに、前記ユーザ局表示装置並びに前記
制御局表示装置の内の少なくとも一つの前記表示装置の
前記表示画面において、該移動局を前記表示画面の前記
特定の場所に表示する手順は、前記移動局状態情報デー
タベースにアクセスするステップと、該移動局状態情報
データベースから現在稼働中の移動局を検索し、稼働中
の場合は該移動局の移動局情報を取得するステップと、
前記表示装置の利用者に、現在稼働している移動局を提
示するステップと、前記提示された移動局から、前記利
用者が移動局を選択しなかった場合は処理を終了する
か、または、前記利用者が移動局を選択した場合は、該
選択移動局の固有情報を表した移動局検索キーコードを
抽出するステップと、前記移動局検索キーコードを利用
して、前記移動局位置情報データベースから目的の移動
局の位置データを取得するステップと、前記取得した位
置データに基づいて、前記選択移動局を前記表示画面の
前記特定の場所に表示するステップとからなることを特
徴とする。

【００１９】請求項１４記載の発明は、各アイコンを選
択することにより該アイコンに対応した移動局の関連情
報を前記表示画面に表示する手順は、前記表示画面上の
移動局のアイコンが前記選択手段により選択されたかど
うかを判定するステップと、選択された移動局の移動局
検索キーコードを抽出し、前記移動局位置情報データベ
ース、前記移動局固有情報データベース、前記移動局運
用情報データベース及び前記移動局状態情報データベー
スのうちの任意のデータベースから移動局情報を検索し
て検索結果を取得するステップと、前記表示装置の前記
表示画面上で、移動局情報表示設定項目を参照して、別
ウィンドウに前記検索結果を表示するステップと、利用
者が前記ウィンドウを閉じたかどうかを判定し、前記ウ
ィンドウが閉じられたときに情報表示を終了するステッ
プとからなることを特徴とする。

【００２０】請求項１５記載の発明は、前記測位手段
が、ＧＰＳ又はＤＧＰＳによる測位機能を利用して自局
位置を検出することを特徴とする。

【００２１】請求項１６記載の発明は、移動局と各基地
局との無線通信が、スペクトル拡散通信を用いることで
行われることを特徴とする。

【００２２】

【発明の実施の形態】以下、本発明による無線ネットワ
ークを利用した移動局測位システムにおける移動局監視
方式の一実施形態を図面に基づいて説明する。

【００２３】図１は、移動局の測位システム全体の構成
例を示したものである。

【００２４】本システムは、システム全体を制御する少
なくとも一つの制御局（管制局）の制御装置７と、各移
動局の位置情報等を格納するデータベースＤＢが設置さ
れた少なくとも一つのファイルサーバ局８と、移動局の
位置情報等の情報を表示する少なくとも一つの制御局
（管制局）表示装置９及び複数のユーザー局の表示装置
１０，１１と、実際に移動局とのデータ通信を行う複数
の基地局４，５，６と、システムにおける監視対象とな
り、自局位置を測位するＧＰＳ受信機と基地局との無線
通信を行うデータ通信機を有する複数の移動局１，２，
３とで構成されている。各移動局１，２，３とそれが所
属するエリアＡ、Ｂの基地局４，５，６とは、無線ネッ
トワーク（例えばスペクトル拡散通信方式に基づく無線
通信ネットワーク）を介してデータ通信を行っており、
制御局（管制局）制御装置７、制御局（管制局）表示装
置９、ファイルサーバ８、各ユーザ局の表示装置１０，
１１、各基地局４，５，６は有線ＬＡＮ（例えばイーサ
ネット（登録商標））を介してデータ通信を行ってい
る。

【００２５】図１では、移動局１，２はそれらが所属す
るエリアＡ内で稼働しており、エリアＡの基地局４と無
線ネットワークを介してデータ通信を行っている。ま
た、移動局３はそれが所属するエリアＢ内で稼働してお
り、エリアＢの基地局５と無線ネットワークを介してデ
ータ通信を行っている。各移動局と各基地局とのデータ
通信では、各移動局の位置情報等の情報（移動局情報）
交換が行われている。また、各基地局４，５，６は有線
ネットワークを介してデータベースＤＢを有するファイ
ルサーバ８に、各移動局から得た位置情報等を送信して
いる。ファイルサーバ局８はこれらの各移動局から送信
された位置情報等をそのデータベースＤＢへ格納する。

【００２６】図２は、図１で示される移動局の測位シス
テムにおける各移動局監視の流れを示した図である。

【００２７】図２で、各移動局１，２，３はそれぞれの
ＧＰＳ受信機により得られた測位データを、自局が属す
るエリアを管理する基地局に無線データリンク（無線ネ
ットワーク）を用いて送信する。各基地局は、無線デー
タリンクによって送信してきた移動局の測位データを有
線ＬＡＮで接続されているファイルサーバ８上のデータ
ベースＤＢへと保存する。制御局（管制局）表示装置９
及びユーザー局表示装置１０，１１は、このファイルサ
ーバ上の各移動局の位置情報を用いて、電子地図上へ対
応する移動局位置の表示を行い、これにより移動局の監
視を実現している。

【００２８】図３は本実施態様の移動局監視方式におけ
るデータベースＤＢの構成例を示したものである。な
お、以下の説明では、各移動局を移動体（車両）もしく
は移動体（車両）に載置されたものとした場合を例とし
て説明しているが、移動局は車両等の移動体に限定され
るものではなく、また、移動体（車両）以外のものに載
置されてもよい。

【００２９】本実施態様のデータベースの種類として、
その用途別に車両位置情報データベースＤＢ１、車両固
有情報データベースＤＢ２、車両運用データベースＤＢ
３，車両状態情報データベースＤＢ４が設けられてい
る。これらのデータベースは、各移動体の固有情報（車
両ナンバー等）を用いて互いに関連付け（リンク）がな
されており、特定の固有情報を入力することで、全ての
データベース中のこの固有情報に対応する関連情報を検
索することができる。

【００３０】車両位置情報データベースＤＢ１には、リ
アルタイムで更新される、各移動体からの位置情報（緯
度、経度、高度、速度等）が情報として保存されてい
る。車両固有情報データベースＤＢ２には、一度登録す
ると変更することのない車両固有のデータ（車両ナンバ
ー、車種名等）が保存されている。車両運用データベー
スＤＢ３には、運用部署（運用環境）によりテンポラリ
（一時的）に変化するテンポラリ情報（移動体名、所属
部署、ＧＰＳタイプ等）が保存されている。車両状態情
報データベースＤＢ４には、システム内で稼働中の状態
情報（電源状態、移動エリア、運用中・非運用中等）が
保存されている。

【００３１】従って、制御局（管制局）表示装置９およ
び・またはユーザ局表示装置１０，１１の表示画面上
で、特定の移動体の固有情報（例えば車両ナンバー）を
車両検索キーコードで入力することで所望のデータベー
ス（ＤＢ１，ＤＢ２，ＤＢ３，ＤＢ４）にアクセスし、
その移動体の位置情報のみならず、他の情報（車両固有
データ、テンポラリ情報及び状態情報）も関連検索によ
り得ることができ、これを表示画面上に表示することが
できる。

【００３２】図４は、移動体の移動情報を取得した後、
特定の移動体を表示装置の地図画面上の特定の場所（例
えば、中央部もしくは中央部近傍）に表示する機能を実
現するための手順を示したフローチャートである。

【００３３】制御局（管制局）表示装置９および・また
はユーザ局表示装置１０，１１上で、現システム内で稼
働している移動局情報をユーザに提示するため、この情
報が格納されている車両状態情報データベースＤＢ４に
アクセスする。データベースＤＢ４内から現在稼働中の
移動局を検索し、稼働中の場合にはその移動局状態情報
を取得する。移動中の移動局の検索が終了すると（Ｓ
１）、移動（稼働）中の移動体のリストを利用者に表示
し（Ｓ２）、特定の移動体を利用者が選択したかどうか
を判断する（Ｓ３）。利用者が特定の移動体を選択しな
かった場合は、処理を終了する。一方、特定の移動体を
利用者が選択した場合、選択された移動体の車両検索キ
ーコードを抽出する（Ｓ４）。この車両検索キーコード
を利用して車両位置情報データベースＤＢ１から目的の
移動体の位置データを取得する（Ｓ５）。ここで、取得
した特定移動体の位置データに基づいて、特定移動体が
表示装置の表示画面の中心に位置するように地図を再描
画する。

【００３４】なお、移動体はアイコン等により表示され
ることが可能である。この場合、広域地図内から特定の
車両を簡単に検索し、画面中央に特定の車両を表示する
ことができるので、利用者は容易にしかも短時間で特定
の移動体の位置を認識することができる。さらに、特定
移動体を表示画面中央部に位置するように描画している
ので、その特定移動体の周囲の状況も容易に認識するこ
とが可能となる。

【００３５】なお、以上のような特定の移動体を表示画
面中央部に表示する表示モードは、利用者により任意に
選択可能なものであり、切替動作により、これ以外に通
常の表示モード（従来の表示モード）にて表示を行える
ことはいうまでもない。

【００３６】さて、表示画面上に表示された特定の移動
体もしくは表示画面上の他の移動体を、マウス、ライト
ペン等のポインティングデバイスやキーボード等の選択
手段を用いて（例えば、マウスを用いた場合は、クリッ
クすることにより）選択することで、各移動体の位置情
報のみならず、他の関連情報をも得る手順について図５
のフローチャートを参照して説明する。以下の説明では
マウスを用いて、地図上の特定の移動体（アイコン）を
クリックすることで選択する場合について説明する。

【００３７】まず、表示画面の地図上の任意の移動体ア
イコンがマウスによってクリックされたかどうかを判定
する（Ｓ７）。クリックされたと判定された場合、クリ
ックされた移動体の車両検索キーコードを抽出する（Ｓ
８）。この抽出車両検索キーコードに基づいて、車両位
置データベースＤＢ１、車両固有情報データベースＤＢ
２，車両状態情報データベースＤＢ４，車両運用情報デ
ータベースＤＢ３の内の必要なデータベースにアクセス
し（Ｓ９，Ｓ１０，Ｓ１１，Ｓ１２）、各データベース
から必要な移動体情報を検索する。ここで、各データベ
ースにおける検索が終了すると（Ｓ１３，Ｓ１４，Ｓ１
５，Ｓ１６）、検索結果が利用者に提示される。すなわ
ち、各データベースから必要な情報（車両位置データ、
車両固有情報、車両状態情報、車両運用情報）が取得さ
れる（Ｓ１７，Ｓ１８，Ｓ１９，Ｓ２０）。ここで、移
動体情報項目の設定を参照し、別ウィンドに必要な車両
情報を表示する（Ｓ２２）。さらに、利用者がウィンド
ウを閉じたと判断したときは、情報表示を終了する（Ｓ
２３）。この処理により、地図上のアイコンをクリック
するという簡単な操作のみで、任意の移動体に対する関
連情報のすべてが表示可能となる。

【００３８】上述の本実施態様では、各移動局の位置情
報を格納するデータベースはファイルサーバ中に設けら
れていたが、表示装置内に設けるか、もしくはその外部
に単独で設置してもよい。いずれにせよ、制御局表示装
置、ユーザ局表示装置においてすべてのデータベースＤ
Ｂ１，ＤＢ２，ＤＢ３，ＤＢ４より有線・無線を問わず
移動体の関連車両情報を取得可能であれば、データベー
スの設置場所は特に限定されるものではない。

【００３９】なお、本実施態様では、各移動局と基地局
とのデータ通信は、スペクトル拡散通信方式を用いたＳ
Ｓ（スペクトル拡散）無線ネットワークを利用したもの
であるが、他の通信方式を用いても同様な効果が得られ
る。

【００４０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特定の移動体を表示装置の表示画面の特定の位置、例え
ば、画面中央近傍に自動的に表示することができるの
で、広域地図の中から、特定の移動体を簡単に検索で
き、且つ、追跡表示も実現できる。また、移動体の関連
情報を移動体の固有情報（車両ナンバー等）を入力する
だけで簡単に参照できる。また、一定時間毎に中央表示
する移動体を設定することによって、複数の移動体を自
動監視する機能も実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による無線ネットワークを利用した移動
局測位システムによる移動体監視システムの一実施形態
を示す概略図である。

【図２】制御局（管制局）表示装置もしくはユーザ局表
示装置における各移動体の監視の流れを示す概略図であ
る。

【図３】本実施態様の移動局監視方式におけるデータベ
ースＤＢの構成例を示したものである。

【図４】移動体の移動情報を取得した後、特定の移動体
を表示装置の地図画面上の特定の場所（例えば、中央部
もしくは中央部近傍）に表示する機能を実現するための
手順を示したフローチャートである。

【図５】表示画面上に表示された特定の移動体もしくは
表示画面上の他の移動体をクリックすることにより、各
移動体の移動体関連情報を得る手順を示す図である。

【符号の説明】

１，２移動局４，５，６基地局７制御局（管制局）制御装置８ファイルサーバ９制御局（管制局）表示装置１０、１１ユーザ局表示装置ＤＢ１車両位置情報データベースＤＢ２車両固有情報データベースＤＢ３車両運用情報データベースＤＢ４車両状態情報データベース

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者柏村正博東京都文京区白山５丁目35番２号クラリオン株式会社内 (72)発明者加藤晃一東京都文京区白山５丁目35番２号クラリオン株式会社内 (72)発明者内田吉孝東京都文京区白山５丁目35番２号クラリオン株式会社内 (72)発明者諏訪利和東京都文京区白山５丁目35番２号クラリオン株式会社内Ｆターム(参考） 5J062 AA08 BB01 CC07 EE04 HH04 5K067 AA34 BB26 BB36 DD20 EE02 EE10 EE16 FF03 FF23 FF31 GG01 GG11 JJ52 JJ56 JJ66

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】有線ＬＡＮで互いに接続された複数の基
地局と、システム全体を制御するための制御局制御装置
と、データベースを保存するための少なくとも一つのフ
ァイルサーバと、移動局の情報表示をするための制御局
表示装置と、少なくとも一つのユーザ局表示装置、およ
び前記基地局との無線通信を行うための無線通信手段
と、自局位置を測位する測位手段とを有した複数の移動
局とを備えた無線ネットワークシステムにおいて、前記
ユーザ局表示装置並びに前記制御局表示装置の内の少な
くとも一つの表示装置の表示画面において、特定の移動
局を指定したときに、該移動局を、他の移動局の位置と
識別が容易なように前記表示画面の予め決められた特定
の場所に表示し、さらに周辺地図と他の移動局の位置を
表示する表示モードを選択可能としたことを特徴とする
無線ネットワークシステム。
【請求項２】前記特定の場所が表示画面の中央近傍で
あることを特徴とする請求項１記載の無線ネットワーク
システム。
【請求項３】前記表示画面上に表示された各移動局を
前記表示画面上で選択することで、該移動局に関連した
情報が前記表示画面上に表示されることを特徴とする請
求項１または２記載の無線ネットワークシステム。
【請求項４】有線ＬＡＮで互いに接続された複数の基
地局と、システム全体を制御するための制御局制御装置
と、データベースを保存するための少なくとも一つのフ
ァイルサーバと、移動局の情報表示をするための制御局
表示装置と、少なくとも一つのユーザ局表示装置、およ
び前記基地局との無線通信を行うための無線通信手段
と、自局位置を測位する測位手段とを有した複数の移動
局とを備えた無線ネットワークシステムにおいて、前記
ユーザ局表示装置並びに前記制御局表示装置の内の少な
くとも一つの表示装置の表示画面において、各移動局が
アイコンを用いて表示され、各アイコンを選択手段を用
いて選択することにより、該アイコンに対応した移動局
の関連情報が前記表示画面上に表示されることを特徴と
する無線ネットワークシステム。
【請求項５】前記表示画面上の各アイコンを選択する
前記選択手段はマウスをクリックすることで各アイコン
が選択されることを特徴とする請求項４記載の無線ネッ
トワークシステム。
【請求項６】前記表示画面上の各アイコンを選択する
前記選択手段はポインティングデバイスであることを特
徴とする請求項４記載の無線ネットワークシステム。
【請求項７】前記ファイルサーバに保存される前記デ
ータベースは、リアルタイムで更新される各移動局の位
置情報が保存される移動局位置情報データベースと、一
度登録すると変更することのない移動局固有のデータが
保存されている移動局固有情報データベースと、運用環
境によりテンポラリに変化する情報が保存されている移
動局運用情報データベースと、各移動局が前記システム
で稼働中（運用中）か非稼働中（非運用中）かを示した
状態情報が保存される移動局状態情報データベースを備
えており、前記移動局位置情報データベース、前記移動
局固有情報データベース、前記移動局運用情報データベ
ース及び前記移動局状態情報データベースの全てのデー
タベースは互いにリンクされており、各移動局の固有情
報に基づいて関連検索することで、任意のデータベース
より関連情報を取得することができることを特徴とする
請求項１乃至３記載の無線ネットワークシステム。
【請求項８】前記固有情報は各移動局に付与された識
別番号であることを特徴とする請求項７記載の無線ネッ
トワークシステム。
【請求項９】前記移動局は車両であり、前記識別番号
は車両ナンバーであることを特徴とする請求項８記載の
無線ネットワークシステム。
【請求項１０】前記ファイルサーバに保存される前記
データベースは、リアルタイムで更新される各移動局の
位置情報が保存される移動局位置情報データベースと、
一度登録すると変更することのない移動局固有のデータ
が保存されている移動局固有情報データベースと、運用
環境によりテンポラリに変化する情報が保存されている
移動局運用情報データベースと、各移動局が前記システ
ムで稼働中（運用中）か非稼働中（非運用中）かを示し
た状態情報が保存される移動局状態情報データベースを
備えており、前記移動局位置情報データベース、前記移
動局固有情報データベース、前記移動局運用情報データ
ベース及び前記移動局状態情報データベースの全てのデ
ータベースは互いにリンクされており、各移動局の固有
情報に基づいて関連検索することで、任意のデータベー
スより関連情報を取得することができることを特徴とす
る請求項４、５又は６記載の無線ネットワークシステ
ム。
【請求項１１】前記固有情報は各移動局に付与された
識別番号であることを特徴とする請求項１０記載の無線
ネットワークシステム。
【請求項１２】前記移動局は車両であり、前記識別番
号は車両ナンバーであることを特徴とする請求項１１記
載の無線ネットワークシステム。
【請求項１３】前記特定の移動局を指定したときに、
前記ユーザ局表示装置並びに前記制御局表示装置の内の
少なくとも一つの前記表示装置の前記表示画面におい
て、該移動局を前記表示画面の前記特定の場所に表示す
る手順は、前記移動局状態情報データベースにアクセス
するステップと、該移動局状態情報データベースから現
在稼働中の移動局を検索し、稼働中の場合は該移動局の
移動局情報を取得するステップと、前記表示装置の利用
者に、現在稼働している移動局を提示するステップと、
前記提示された移動局から、前記利用者が移動局を選択
しなかった場合は処理を終了するか、または、前記利用
者が移動局を選択した場合は、該選択移動局の固有情報
を表した移動局検索キーコードを抽出するステップと、
前記移動局検索キーコードを利用して、前記移動局位置
情報データベースから目的の移動局の位置データを取得
するステップと、前記取得した位置データに基づいて、
前記選択移動局を前記表示画面の前記特定の場所に表示
するステップとからなることを特徴とする請求項７乃至
９記載の無線ネットワークシステム。
【請求項１４】各アイコンを選択することにより該ア
イコンに対応した移動局の関連情報を前記表示画面に表
示する手順は、前記表示画面上の移動局のアイコンが前
記選択手段により選択されたかどうかを判定するステッ
プと、選択された移動局の移動局検索キーコードを抽出
し、前記移動局位置情報データベース、前記移動局固有
情報データベース、前記移動局運用情報データベース及
び前記移動局状態情報データベースのうちの任意のデー
タベースから移動局情報を検索して検索結果を取得する
ステップと、前記表示装置の前記表示画面上で、移動局
情報表示設定項目を参照して、別ウィンドウに前記検索
結果を表示するステップと、利用者が前記ウィンドウを
閉じたかどうかを判定し、前記ウィンドウが閉じられた
ときに情報表示を終了するステップとからなることを特
徴とする請求項１０乃至１２記載の無線ネットワークシ
ステム。
【請求項１５】前記測位手段は、ＧＰＳ又はＤＧＰＳ
による測位機能を利用して自局位置を検出することを特
徴とする請求項１乃至１４記載の無線ネットワークシス
テム。
【請求項１６】各移動局と各基地局との無線通信は、
スペクトル拡散通信を用いることで行われることを特徴
とする請求項１乃至１５記載の無線ネットワークシステ
ム。