JP2003050598A - 音声復号装置 - Google Patents

音声復号装置

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JP2003050598A
JP2003050598A JP2001238150A JP2001238150A JP2003050598A JP 2003050598 A JP2003050598 A JP 2003050598A JP 2001238150 A JP2001238150 A JP 2001238150A JP 2001238150 A JP2001238150 A JP 2001238150A JP 2003050598 A JP2003050598 A JP 2003050598A
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voice
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JP2001238150A
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Hisashi Yajima
久 矢島
Yukimasa Sugino
幸正 杉野
Shigeaki Suzuki
茂明 鈴木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DTX機能を用いても、背景音楽のある通話
や雑音レベルの高い環境下での移動体通信などにおいて
は、無音区間が出現する前に、揺らぎ吸収バッファ2が
破綻してしまうことも考えられ、音声品質劣化の原因と
なるなどの課題があった。 【解決手段】 揺らぎ吸収バッファ12に蓄積されてい
る音声符号化データのデータ量が下限データ量を下回る
と、音声信号蓄積バッファ15に蓄積させる音声信号を
補間し、揺らぎ吸収バッファ12に蓄積されている音声
符号化データのデータ量が上限データ量を上回ると、音
声信号蓄積バッファ15に蓄積されている音声信号を間
引くようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音声信号を高能
率に圧縮伝送された音声符号化データを復号する音声復
号装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、データ通信の爆発的な需要増加に
伴い、IP(Internet Protocol)ネ
ットワークの構築が急ピッチで進められている。そこ
で、通信コストの低減やメンテナンスの簡略化を目的と
して、データ伝送網に音声通信をとり込み、ネットワー
クの統合を図るべく、音声通信をIPベースで実現する
IP音声通信(以下、VoIPという)に対する要求が
高まってきている。
【0003】図22は従来の音声復号措置を示す構成図
であり、図において、1はIPパケットを分解して音声
符号化データを抽出するパケット分解部、2はパケット
分解部1により抽出された音声符号化データを一時的に
蓄積してIPパケットの伝送遅延揺らぎを吸収する揺ら
ぎ吸収バッファ、3はIPパケットのシリアル番号を監
視して、網上でのパケット廃棄の有無を検出するパケッ
ト廃棄監視部、4は所定のアルゴリズムを実行して、高
能率に圧縮符号化された音声符号化データを音声信号に
復号する復号処理部である。
【0004】5は復号処理部4により復号された音声信
号を一時的に蓄積する音声信号蓄積バッファ、6Aはク
ロック発生源、6Bはクロック発生源6Aにより生成さ
れたクロックを元に、音声信号のサンプリングクロック
を生成するサンプリングクロック生成部、6はサンプリ
ングクロック生成部6Bにより生成されたサンプリング
クロックを元に、復号処理のきっかけとなる割込み信号
を発生する割込み発生部、7は音声信号蓄積バッファ5
に蓄積されているディジタル音声信号をアナログ信号に
変換するD/A変換部、8は音声信号を再生する受話器
である。
【0005】次に動作について説明する。まず、パケッ
ト分解部1は、送信側からIPパケットが伝送されてく
ると、そのIPパケットを分解して音声符号化データを
抽出する。そして、パケット分解部1は、IP伝送特有
の劣化要因である伝送遅延揺らぎの吸収を目的として、
その音声符号化データを一旦揺らぎ吸収バッファ2に蓄
積する。揺らぎ吸収バッファ2は、いわゆるFIFO
(First−In First−Out)型の構造を
有しており、その音声符号化データを時系列で蓄積し、
復号処理部4により読み出された音声符号化データから
順次廃棄する。
【0006】復号処理部4は、割込み発生部6から割込
み信号を受けると、揺らぎ吸収バッファ2から音声符号
化データを読み出して、その音声符号化データを音声信
号に復号し、その音声信号を音声信号蓄積バッファ5に
蓄積する。VoIPでよく用いられる16kbit/s
以下の低ビットレートの音声符号化方式では、通常、フ
レームと呼ばれる固定時間長(=一定サンプル数)のブ
ロック単位で一括符号化される構成がとられている。例
えば、LD−CELP方式(ITU−T勧告G.728
準拠)では2.5msec(=20サンプル)のフレー
ム長が、CS−ACELP方式(同勧告G.729準
拠)では10msec(=80サンプル)のフレーム長
が用いられる。このような符号化方式に基づく音声コー
デックを実現するに当たり、割込み発生部6から生成さ
れる割込み信号は、通常、この符号化フレーム周期、ま
たは、その倍数で与えられることが多い。
【0007】VoIPにおいて、音声データを格納する
IPパケットは、例えば、イーサネット(登録商標)は
勿論、10−BASE−T,FDDI,ATM,ISD
N,パケット通信網(X.25)など、ほとんどの物理
伝送媒体の上で利用できるのが大きな特徴である。従っ
て、IPパケットは、異なる仕様の通信回線を経由して
伝送されることもある。この場合、送信端末−受信端末
間で動作クロックの同期が取れないため、VoIPにお
いては、通常、送信端末、受信端末が各々ローカルにク
ロック発生源6Aを具備し、そのクロックをベースに、
D/A変換部7に供給するサンプリングクロックを生成
する。ディジタル電話通信においては、通常、8kHz
のサンプリング周波数が用いられる。ここでも、サンプ
リングクロック生成部6Bは、クロック発生源6Aに同
期した8kHz周期のパルスを生成し、D/A変換部7
に供給するものとする。また、このサンプリングクロッ
クを元に、割込み発生部6において、符号化フレーム長
に見合った割込み信号を生成し、この割込み信号をきっ
かけに音声符号化、復号処理を実現する。例えば、音声
符号化方式に符号化フレーム長が0.625msec
(サンプリング周波数8kHzの場合で5サンプル)の
ものを用いた場合、割込み発生部6は、5サンプルクロ
ックに1回の割合で割込み信号を生成する。この様子を
図25に示す。
【0008】この場合、クロック発生源6Aの製品仕様
のばらつきや、端末の動作環境(温度、湿度等)によ
り、割込み発生部6で生成される割込み信号を、送受で
同期させることはほぼ不可能である。このように、送受
で割込み信号の同期が取れないため、受信端末における
揺らぎ吸収バッファ2のオーバフローやアンダフローを
起こす恐れがある。
【0009】この様子を図23を用いて詳しく説明す
る。揺らぎ吸収バッファ2のバッファサイズは、通常I
P網で想定される遅延揺らぎの幅と、音声品質との兼合
いで決定する。即ち、バッファサイズは、遅延揺らぎ幅
に相当する。なお、これを超越する伝送遅延が発生した
IPパケットについては、伝送路上でIPパケットが廃
棄されたと見なして、復号処理部4が廃棄パケットの補
償処理を実行するため、この補償処理による音声品質の
劣化と、バッファサイズを大きくすることによる伝送遅
延量とはトレードオフの関係にある。また、バッファサ
イズを大きくすれば、その分、蓄積のためのメモリサイ
ズを増やす必要があり、装置構成上からも、揺らぎ吸収
バッファ2のサイズを無限に大きくすることができな
い。
【0010】送受で動作クロックの同期がとれていない
場合は、蓄積量の長時間平均が増加傾向又は減少傾向を
示し、音声信号蓄積バッファ5のサイズ制限により、い
ずれは破綻することが考えられる。例えば、図23
(A)に示すように、送信側に比べて受信側のクロック
周波数が低い場合は、D/A変換部7に出力されるタイ
ミングが送信側のタイミングよりも遅れるため、揺らぎ
吸収バッファ2に蓄えられる音声符号化データのデータ
量が増加傾向を示すことになる。揺らぎ吸収バッファサ
イズ2は有限であるから、時間が経過するにしたがって
揺らぎ吸収バッファ2の残量に余裕がなくなり、わずか
な遅延揺らぎでも揺らぎ吸収バッファ2がオーバフロー
を起こすようになる。この場合、揺らぎ吸収バッファ2
が任意のデータを廃棄して、復号処理部4がパケット消
失時に準じた処理によって廃棄データを補間せざるを得
ず、これが音声品質劣化の原因となる。
【0011】また、図23(B)に示すように、送信側
に比べて受信側のクロック周波数が高い場合は、その逆
の傾向となる。即ち、時間が経過するにしたがって揺ら
ぎ吸収バッファサイズ2に蓄えられる音声符号化データ
のデータ量が減少し、わずかな遅延揺らぎでも揺らぎ吸
収バッファ2がアンダフローを起こすようになる。この
場合も、パケット消失時に準じた処理によって未着デー
タを一旦補償し、その後受信するであろう音声符号化デ
ータを破棄することで対処する必要があり、これもまた
音声品質の劣化原因となる。
【0012】ただし、例えば、通常の会話においては、
トークスパートの時間幅が揺らぎ吸収バッファ2の破綻
を招くほど長時間継続しないことを利用する音声の不連
続伝送制御(Discontinuous Trans
mission:DTX)により、揺らぎ吸収バッファ
2のオーバフローやアンダフローを回避することができ
る。
【0013】図24はこの様子を示している。例えば、
図24(A)に示すように、送信側に比べて受信側のク
ロック周波数が高い場合は、無音区間を拡張することに
より、動作クロックの送受非同期によるバッファの破綻
を吸収することができる。また、図24(C)に示すよ
うに、送信側に比べて受信側のクロック周波数が低い場
合は、無音区間を圧縮することにより吸収することがで
きる。なお、復号処理部4は擬似背景雑音を生成する機
能を備えており、無音区間は、この機能を用いて音声信
号を補充する。無音区間の圧伸は、擬似背景雑音生成機
能を制御することにより実現する。そのため、異音の発
生など、音声品質への影響は極めて少ない。
【0014】ところが、通信形態によっては長時間無音
区間が発生せず、DTX機能が効かない場合もあり得
る。例えば、背景音楽(Back Ground Mu
sic:BGM)のある通話、雑音レベルの高い環境下
での移動体通信、長時間の楽音演奏等が具体例として考
えられる。このようなケースでは、一般に無音区間の出
現する頻度が少ないため、例えDTX機能を用いたとし
ても、無音区間が出現する前に、揺らぎ吸収バッファ2
が破綻してしまうことも考えられ、音声品質劣化の原因
となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の音声復号装置は
以上のように構成されているので、DTX機能を用いて
も、背景音楽のある通話や雑音レベルの高い環境下での
移動体通信などにおいては、無音区間が出現する前に、
揺らぎ吸収バッファ2が破綻してしまうことも考えら
れ、音声品質劣化の原因となるなどの課題があった。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、無音区間の出現頻度が少ない連続
音声の伝送でも、音声品質の劣化を抑制することができ
る音声復号装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る音声復号
装置は、揺らぎ吸収バッファに蓄積されている音声符号
化データのデータ量が下限データ量を下回ると、音声信
号蓄積バッファに蓄積させる音声信号を補間するように
したものである。
【0018】この発明に係る音声復号装置は、揺らぎ吸
収バッファに蓄積されている音声符号化データのデータ
量が上限データ量を上回ると、音声信号蓄積バッファに
蓄積されている音声信号を間引くようにしたものであ
る。
【0019】この発明に係る音声復号装置は、音声符号
化データの符号化パラメータに基づいて補間サンプル数
を決定するようにしたものである。
【0020】この発明に係る音声復号装置は、音声符号
化データの符号化パラメータに基づいて間引きサンプル
数を決定するようにしたものである。
【0021】この発明に係る音声復号装置は、音声符号
化データの符号化パラメータに基づいて補間用の音声信
号を生成するようにしたものである。
【0022】この発明に係る音声復号装置は、補間手段
の処理機能を内蔵する復号処理部を用いて復号手段を構
成するようにしたものである。
【0023】この発明に係る音声復号装置は、復号処理
部が複数の動作モードの実行機能を有する場合、動作モ
ードの遷移時に内部状態の退避又は復帰を行うようにし
たものである。
【0024】この発明に係る音声復号装置は、復号処理
部が補間モードから音声復号モードに遷移する際、音声
符号化データの符号化パラメータを補正するようにした
ものである。
【0025】この発明に係る音声復号装置は、音声信号
蓄積バッファが揺らぎ吸収バッファの機能を併せ持つよ
うにしたものである。
【0026】この発明に係る音声復号装置は、揺らぎ吸
収バッファの残量を予測し、その予測結果を考慮して音
声信号の補間処理を実行するようにしたものである。
【0027】この発明に係る音声復号装置は、揺らぎ吸
収バッファの残量を予測し、その予測結果を考慮して音
声信号の間引き処理を実行するようにしたものである。
【0028】この発明に係る音声復号装置は、復号音声
波形が定常性の強い区間であると判断できる場合、補間
処理を前倒しで実行するようにしたものである。
【0029】この発明に係る音声復号装置は、復号音声
波形が定常性の強い区間であると判断できる場合、間引
き処理を前倒しで実行するようにしたものである。
【0030】この発明に係る音声復号装置は、音声レベ
ルが低い区間であると判断できる場合、補間処理を前倒
しで実行するようにしたものである。
【0031】この発明に係る音声復号装置は、音声レベ
ルが低い区間であると判断できる場合、間引き処理を前
倒しで実行するようにしたものである。
【0032】この発明に係る音声復号装置は、装置全体
の処理負荷に余裕がある場合、揺らぎ吸収バッファに蓄
積されている音声符号化データのデータ量が下限データ
量を下回っていなくても、補間処理を前倒しで実行する
ようにしたものである。
【0033】この発明に係る音声復号装置は、装置全体
の処理負荷に余裕がある場合、揺らぎ吸収バッファに蓄
積されている音声符号化データのデータ量が上限データ
量を上回っていなくても、間引き処理を前倒しで実行す
るようにしたものである。
【0034】この発明に係る音声復号装置は、補間手段
が相互に処理負荷の異なる補間処理部を複数個備え、装
置全体の処理負荷に応じて任意の補間処理部を選択して
実行させるようにしたものである。
【0035】この発明に係る音声復号装置は、連続する
フレーム間の補間処理を回避するようにしたものであ
る。
【0036】この発明に係る音声復号装置は、連続する
フレーム間の間引き処理を回避するようにしたものであ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による音
声復号装置を示す構成図であり、図において、11はI
Pパケットを分解して音声符号化データを抽出するパケ
ット分解部(パケット分解手段)、12はパケット分解
部11により抽出された音声符号化データを一時的に蓄
積してIPパケットの伝送遅延揺らぎを吸収する揺らぎ
吸収バッファ、13はIPパケットのシリアル番号を監
視して、網上でのパケット廃棄の有無を検出するパケッ
ト廃棄監視部、14は所定のアルゴリズムを実行して、
高能率に圧縮符号化された音声符号化データを音声信号
に復号する復号処理部(復号手段)である。
【0038】15は復号処理部14により復号された音
声信号を一時的に蓄積する音声信号蓄積バッファ、16
Aはクロック発生源、16Bはクロック発生源16Aに
より生成されたクロックを元に、音声信号のサンプリン
グクロックを生成するサンプリングクロック生成部、1
6は音声信号蓄積バッファ15に蓄積されている音声信
号のデータ量に応じて割込み信号を発生する割込み発生
部、17は音声信号蓄積バッファ15に蓄積されている
ディジタルの音声信号をアナログ信号に変換するD/A
変換部、18は音声信号を再生する受話器である。な
お、D/A変換部17及び受話器18から再生手段が構
成されている。
【0039】19は揺らぎ吸収バッファ12に蓄積され
ている音声符号化データのデータ量が下限データ量を下
回ると補間処理命令を発行し、そのデータ量が上限デー
タ量を上回ると削除処理命令を発行するバッファ蓄積量
監視・制御部、20は復号処理部14により復号された
過去の音声信号を一定時間蓄積するメモリ、21はバッ
ファ蓄積量監視・制御部19から補間処理命令を受ける
と、メモリ20に蓄積されている過去の音声信号と、復
号処理部14により復号された最新の音声信号に基づい
て補間用の音声信号を計算する補間サンプル計算部、2
2は通常時においてはA端子側と接続し、バッファ蓄積
量監視・制御部19から補間処理命令を受けると、B端
子側と接続する切替スイッチである。
【0040】23はD/A変換部17が音声信号蓄積バ
ッファ15から読み出す音声信号の読出しアドレスを制
御することにより、音声信号蓄積バッファ15に蓄積さ
れている音声信号を間引く読出しポインタ制御部であ
る。なお、バッファ蓄積量監視・制御部19、メモリ2
0、補間サンプル計算部21及び切替スイッチ22から
補間手段が構成され、バッファ蓄積量監視・制御部19
及び読出しポインタ制御部23から間引き手段が構成さ
れている。
【0041】図2はバッファ蓄積量監視・制御部19の
内部を示す構成図であり、図において、31は揺らぎ吸
収バッファ12に蓄積されている音声符号化データのデ
ータ量を計算するバッファ蓄積量計算部、32はバッフ
ァ蓄積量計算部31により計算されたデータ量の長時間
平均値を計算する長時間平均計算部、33は長時間平均
計算部32により計算された長時間平均値と予め設定さ
れた閾値である下限データ量又は上限データ量と比較
し、その比較結果に応じて補間処理命令又は削除処理命
令を発行する閾値判定部である。
【0042】次に動作について説明する。まず、パケッ
ト分解部11は、送信側からIPパケットが伝送されて
くると、そのIPパケットを分解して音声符号化データ
を抽出する。そして、パケット分解部11は、IP伝送
特有の劣化要因である伝送遅延揺らぎの吸収を目的とし
て、その音声符号化データを一旦揺らぎ吸収バッファ1
2に蓄積する。揺らぎ吸収バッファ12は、いわゆるF
IFO(First−In First−Out)型の
構造を有しており、その音声符号化データを時系列で蓄
積し、復号処理部14により読み出された音声符号化デ
ータから順次廃棄する。
【0043】復号処理部14は、割込み発生部16から
割込み信号を受けると、揺らぎ吸収バッファ12から音
声符号化データを読み出して、その音声符号化データを
音声信号に復号し、その音声信号を音声信号蓄積バッフ
ァ15に蓄積する。通常、切替スイッチ22はA端子側
に接続されている。また、割込み発生部16は、本復号
処理部を備える電話端末が具備するクロック発生源を用
いて生成するものとする。復号処理部14は、この割込
み信号により駆動されるため、送信端末の符号化処理部
の駆動タイミングとは同期していない。
【0044】VoIPでよく用いられる16kbit/
s以下の低ビットレートの音声符号化方式では、通常、
フレーム処理を行っており、複数の音声信号を一度に復
号するため、音声信号蓄積バッファ15に、復号された
音声信号を一旦蓄積した後、D/A変換部17が、サン
プリングクロック生成部16Bで生成されたクロック信
号を元に、音声信号をディジタル信号からアナログ信号
に変換し、受話器18が音声信号を再生する。この際、
D/A変換部17により読み出された音声信号は音声信
号蓄積バッファ15から破棄される。
【0045】バッファ蓄積量監視・制御部19のバッフ
ァ蓄積量計算部31は、揺らぎ吸収バッファ12に蓄積
されている音声符号化データのデータ量を計算する。こ
こで計算されるデータ量は瞬時値であるため、伝送遅延
揺らぎ等の影響を受けて、図23に示すように、短時間
では必ずしも単調増加、或いは単調減少の傾向を示さな
い事に注意する。そのため、長時間平均計算部32がバ
ッファ蓄積量計算部31により計算されたデータ量の長
時間平均を計算して、遅延揺らぎ等による短時間の変動
成分を取り除くことにより、バッファ蓄積量が増加傾向
にあるのか、減少傾向にあるのか、いずれかを判定す
る。
【0046】バッファ蓄積量監視・制御部19の閾値判
定部33は、長時間平均計算部32により計算された長
時間平均値と下限データ量又は上限データ量と比較す
る。例えば、データ量の長時間平均値が下限データ量を
下回る場合、音声信号の補間処理命令を補間サンプル計
算部21及び切替スイッチ22に発行する。また、デー
タ量の長時間平均値が上限データ量を上回る場合、音声
信号の削除処理命令を読出しポインタ制御部23に発行
する。なお、データ量の長時間平均値が上限データ量と
下限データ量の間にある場合は、バッファ蓄積量監視・
制御部19からは命令信号を出力しない。
【0047】補間サンプル計算部21は、バッファ蓄積
量監視・制御部19から補間処理命令を受けると、メモ
リ20に蓄積されている過去の音声信号と、復号処理部
14により復号された最新の音声信号に基づいて補間用
の音声信号を計算する。例えば、線形補間処理を実施す
ることにより、過去の音声信号と最新の音声信号との平
均値を計算し、その平均値を補間用の音声信号とする。
切替スイッチ22は、符号化フレームの先頭において、
A端子側からB端子側に切り替えて、補間サンプル計算
部21により計算された補間用の音声信号を音声信号蓄
積バッファ15に出力する。その後、再びB端子側から
A端子側に切り替えて、復号処理部14により復号され
た音声信号を音声信号蓄積バッファ15に出力する。
【0048】読出しポインタ制御部23は、バッファ蓄
積量監視・制御部19から削除処理命令を受けると、D
/A変換部17が音声信号蓄積バッファ15から読み出
す音声信号の読出しアドレスを制御することにより、音
声信号蓄積バッファ15に蓄積させる音声信号を間引く
処理を実行する。例えば、音声信号の読出しアドレスを
示す読出しポインタを1サンプル分シフトすることによ
り、音声信号蓄積バッファ15に蓄積されている音声信
号を1サンプル分削除する。
【0049】図3は以上の振舞いを示している。前提条
件として、例えば、符号化フレームが0.625mse
c(サンプリング周波数8kHzの場合で5サンプル)
の音声符号化方式を用いたと仮定する。まず、バッファ
蓄積量監視・制御部19のバッファ蓄積量計算部31、
長時間平均計算部32の結果、揺らぎ吸収バッファ12
の蓄積量が減少傾向にあると判定された場合、蓄積量が
閾値を下回った時点で、バッファ蓄積量監視・制御部1
9から補間処理命令が発行される。このとき、1フレー
ムの復号処理が完結した時点で、補間サンプルを含めて
合計6サンプルを音声信号蓄積バッファ15に追加す
る。同時に、補間処理命令は割込み発生部16にも供給
される。これにより、割込み発生部16は、通常、割込
み信号を5サンプルクロックに1回の割合で生成してい
るところを、上記補間処理命令が発行された割込み周期
に限り、1サンプルクロック分割込み信号の生成を遅ら
せる。その様子を図26(a)に示す。この動作によ
り、復号処理部14が揺らぎ吸収バッファ12から読み
出すタイミングが遅れるため、揺らぎ吸収バッファ12
のバッファ蓄積量を回復させることが出来る。
【0050】また、バッファ蓄積量監視・制御部19の
バッファ蓄積量計算部31、長時間平均計算部32の結
果、揺らぎ吸収バッファ12の蓄積量が増加傾向にある
と判定された場合、蓄積量が閾値を上回った時点で、バ
ッファ蓄積量監視・制御部19から削除処理命令が発行
される。このとき、1フレームの復号処理が完結した時
点で、復号処理部14にて生成された音声信号5サンプ
ルのうち1サンプルを間引く。この間引き動作は、音声
信号蓄積バッファ15の読出しポインタを制御すること
によって実現する事ができる。同時に、削除処理命令は
割込み発生部16にも供給される。これにより、割込み
発生部16は、通常、割込み信号を5サンプルクロック
に1回の割合で生成しているところを、上記削除処理命
令が発行された割込み周期に限り、1サンプルクロック
分割込み信号の生成を早める。その様子を図26(b)
に示す。この動作により、復号処理部14が揺らぎ吸収
バッファ12から読み出すタイミングが早まるため、揺
らぎ吸収バッファ12のバッファ蓄積量を間接的に減少
させることが出来る。
【0051】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、長時間平均計算部32により計算された長時
間平均値と予め設定された閾値である下限データ量又は
上限データ量と比較し、その比較結果に応じて補間処理
命令又は削除処理命令を発行するように構成したので、
揺らぎ吸収バッファ12におけるアンダフローやオーバ
フローを防止できる結果、無音区間の出現頻度が少ない
連続音声の伝送でも、音声品質の劣化を抑制することが
できる効果を奏する。
【0052】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2による音声復号装置を示す構成図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説
明を省略する。41は補間サンプル計算部21と同様の
機能を有し、補間用の音声信号を計算する際、復号処理
部14により計算されたピッチ周期(音声符号化データ
の符号化パラメータ)の長さに応じて補間サンプル数を
決定する補間サンプル計算部(補間手段)である。
【0053】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、特に言及していないが、補間サンプル計算部
41が補間用の音声信号を計算する際、復号処理部14
により計算されたピッチ周期の長さに応じて補間サンプ
ル数を決定するようにしてもよい。これにより、補間サ
ンプル計算部41は、決定したサンプル数分だけ補間用
の音声信号を計算して音声信号蓄積バッファ15に出力
する。
【0054】図5は上記した動作の結果を示している。
今日汎用的に用いられている16kbit/s以下の低
ビットレート音声符号化方式では、復号処理部14が音
声の基本周波数に相当するピッチ周期情報を算出する。
ただし、ピッチ周期情報は符号化パラメータとして、送
信側から伝送されてくることが多い。例えば、ITU−
T勧告G.728(LD−CELP方式)に準拠した復
号方式であれば、長周期ポストフィルタの適応処理にお
いて計算される。また、ITU−T勧告G.729(C
S−ACELP方式)準拠した音声符号化方式や、GS
M−AMR(ACELP方式)に基づく音声符号化方式
が用いられていれば、符号化パラメータの一つにピッチ
周期に相当するものが存在する。
【0055】図5の復号波形において、枠Aで囲った波
形はピッチ周期1周期分の音声波形である。上記の動作
は、この波形を繰返し補間することに相当する。同時
に、補間処理命令及びピッチ周期情報は、割込み発生部
16にも供給される。割込み発生部16では図27
(a)に示すように、上記補間処理命令が発行された割
込み周期に限り、上記決定したサンプル数(=ピッチ周
期)に相当するサンプルクロックだけ分割込み信号の生
成を遅らせる。例えば、ピッチ周期が20サンプル分と
計算されたフレームにおいて補間処理命令が発行された
場合、割込み信号の発生を20サンプル分遅らせる。こ
のような補間処理を行うことにより、上記実施の形態1
で説明した通り、間接的に揺らぎ吸収バッファ12の蓄
積量を回復することが可能となる。
【0056】一方、バッファ蓄積量監視・制御部19か
ら削除処理命令が発行されたときは、読出しポインタ制
御部23において、D/A変換部17に転送する音声信
号のアドレスを示す読出しポインタを制御する。具体的
には、復号処理部14により計算された音声信号の符号
化パラメータを元に決定したサンプル数分だけ、音声信
号蓄積バッファ15の読出しポインタをシフトすること
により実現する。同時に、削除処理命令及びピッチ周期
情報は、割込み発生部16にも供給される。割込み発生
部16では図27(b)に示すように、上記削除処理命
令が発行された割込み周期に限り、上記決定したサンプ
ル数に相当するサンプルクロック分割込み信号の生成を
早める。また、上記決定したサンプル数がフレーム長を
上回ってしまった場合は、割込み発生部16では図27
(b)に示すように、(ピッチ周期−フレーム長)に相
当するサンプルクロック分割込み信号の生成を早めると
同時に、揺らぎ吸収バッファ12から2フレーム分に相
当する符号化データを抽出し、1回の割込みで2フレー
ム分の復号処理を実行した上で、音声信号蓄積バッファ
15の読出しポインタをシフトする。
【0057】以上の振る舞いを図6に示している。図6
の信号波形において、枠Aで囲った波形がピッチ周期1
周期分の音声波形であり、上記の動作は、この波形を丸
ごと間引かれていることに相当する。また、割込み周期
が一時的にではあるが早まっているため、復号処理部1
4が揺らぎ吸収バッファ12から読み出すタイミングが
早まり、上記実施の形態1で説明した通り、揺らぎ吸収
バッファ12のバッファ蓄積量を間接的に減少させるこ
とが出来る。
【0058】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3による音声復号装置を示す構成図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説
明を省略する。42は補間サンプル計算部21と同様の
機能を有し、音声符号化データの符号化パラメータに基
づいて補間用の音声信号を生成する信号補間処理部(補
間手段)である。
【0059】図8はITU−T勧告G.729(CS−
ACELP方式)準拠した音声符号化方式を用いた場合
の復号処理部14及び信号補間処理部42の実現例を示
す構成図である。なお、CS−ACELP方式の詳細な
アルゴリズムの説明は、ITU−T Recommen
dation G.729,“Coding ofSp
eech at 8kbit/s using Con
jugate−Structure Algebrai
c−Code−Excited Linear Pre
diction(CS−ACELP)”を参照された
い。
【0060】図8において、51は多重化された符号化
パラメータを個別に分離する多重分離部、52は受信し
たLSP符号帳インデックスを用いて、音声のスペクト
ル包絡情報(線形予測係数)を復号する線形予測係数復
号部、53はピッチ周期情報を用いて、励振信号の周期
成分(適応符号帳)を復号する適応符号帳復号部、54
は受信した利得符号帳インデックスを用いて、適応符号
帳利得及び代数符号帳利得を復号する利得復号部、55
は受信した代数符号帳インデックスを用いて、励振信号
の雑音成分(代数符号帳)を復号する代数符号帳復号
部、56,57は入力信号に所定の利得を乗ずる乗算
器、58は加算器、59は線形予測係数を用いて、励振
信号から音声信号を合成する合成フィルタ、60はポス
トフィルタである。
【0061】61は受信した過去のピッチ周期情報と過
去の励振信号系列を記憶するメモリ、62は利得復号部
54により復号された過去の代数符号帳利得を記憶する
メモリ、63は利得復号部54により復号された過去の
適応符号帳利得を記憶するメモリ、64は線形予測係数
復号部52により復号された線形予測係数を格納するメ
モリ、65,66は入力された利得の値を所定の値で減
衰させる減衰器、67はピッチ周期情報を用いて、励振
信号の周期成分(適応符号帳)を復号する適応符号帳復
号部、68は励振信号の雑音成分(代数符号帳)を模し
たパルス列を生成するランダムパルス生成部、69,7
0は入力信号に所定の利得を乗ずる乗算器、71は比較
器、72は切替スイッチ、73は線形予測係数を用い
て、励振信号から音声信号を合成する合成フィルタ、7
4はポストフィルタである。
【0062】次に動作について説明する。バッファ蓄積
量監視・制御部19から命令信号が出力されない場合
は、上記実施の形態1で述べた動作と全く同一である。
また、バッファ蓄積量監視・制御部19の内部動作につ
いても、上記実施の形態1で説明した動作と同一であ
る。
【0063】バッファ蓄積量監視・制御部19から補間
処理命令が発行されたときは、信号補間処理部42を駆
動させるのと同時に、上記実施の形態1と同様に、切替
スイッチ22を一旦B端子側に接続して、信号補間処理
部42から出力される補間用の音声信号を所定のサンプ
ル数分だけ出力して音声信号蓄積バッファ15に格納す
る。その後、再び切替スイッチ22をA端子側に接続し
て、復号処理部14により復号された音声信号を音声信
号蓄積バッファ15に格納する。同時に、補間処理命令
及びピッチ周期情報は、割込み発生部16にも供給され
る。割込み発生部16では図27(a)に示すように、
上記補間処理命令が発行された割込み周期に限り、上記
決定したサンプル数に相当するサンプルクロックだけ分
割込み信号の生成を遅らせる。
【0064】信号補間処理部42は、復号処理部14に
より生成された過去の音声信号の符号化パラメータを一
定期間蓄積するメモリ61〜64を有しており、復号処
理部14で復号処理が実行される毎に内容を逐一更新す
る。信号補間処理部42は、これらの信号を用いること
により補間用の音声信号を生成する機能を有する。以
下、その詳細な動作を説明する。
【0065】信号補間処理部42が駆動されると、適応
符号帳復号部67は、メモリ61に格納されている直前
のフレームのピッチ周期を読出して、合成フィルタ73
及びポストフィルタ74に転送する。さらにメモリ61
に格納されている直前の励振信号系列を上記ピッチ周期
分読出して、乗算器69に出力する。乗算器69は、メ
モリ63に格納されている直前のフレームの適応符号帳
利得に所定の値で減衰した値を上記信号系列に乗ずる。
また、乗算器70は、メモリ62に格納されている直前
のフレームの代数符号帳利得に所定の値で減衰した値
を、ランダムパルス生成部68により生成されたパルス
系列に乗ずる。
【0066】比較器71では、補間された上記適応符号
帳利得と、代数符号帳利得とを比較する機能を有する。
適応符号帳利得の値が優勢と判断された場合は、補間す
べき区間は有声音源と判定し、切替スイッチ72をA端
子側に接続する。また、代数符号帳利得の値が優勢と判
断された場合は、補間すべき区間は無声音源と判定し、
切替スイッチ72をB端子側に接続する。
【0067】切替スイッチ72を経由した信号系列を合
成フィルタ73、ポストフィルタ74にて調音し、補間
信号を生成する。なお、合成フィルタ73に用いる線形
予測係数は、メモリ64に記憶されている直前フレーム
の線形予測係数を繰返し用いる。また、合成フィルタ7
3及びポストフィルタ74は、適応符号帳復号部67に
より生成されたピッチ周期情報により、合成すべき音声
サンプル数を可変にできる機能を有している。それ以外
は、復号処理部14の合成フィルタ59及びポストフィ
ルタ60と同じ構成である。
【0068】このような動作を行うことにより、図5に
示した波形補間動作と同等の補間動作を実現することが
できる。これにより、上記実施の形態1で説明した通
り、間接的に揺らぎ吸収バッファ12の蓄積量を回復す
ることが可能となる。
【0069】一方、バッファ蓄積量監視・制御部19か
ら削除処理命令が発行されたときは、上記実施の形態2
で示したのと同様に、読出しポインタ制御部23がD/
A変換部17に転送する音声信号のアドレスを示す読出
しポインタを制御する。具体的には、復号処理部14に
より計算された音声信号の符号化パラメータを元に決定
したサンプル数分だけ、音声信号蓄積バッファ15の読
出しポインタをシフトすることにより実現する。同時
に、削除処理命令及びピッチ周期情報は、割込み発生部
16にも供給される。割込み発生部16では図27
(b)に示すように、上記削除処理命令が発行された割
込み周期に限り、ピッチ周期に相当するサンプルクロッ
ク分割込み信号の生成を早める。
【0070】以上の振るまいを図6に示している。図6
の復号波形において、枠Aで囲った波形がピッチ周期1
周期分の音声波形であり、上記の動作は、この波形を丸
ごと間引かれていることに相当する。このような間引き
処理を行うことにより、上記実施の形態1で説明した通
り、間接的に揺らぎ吸収バッファ12の蓄積量を減じる
ことが可能となる。
【0071】この実施の形態3によれば、上記実施の形
態1と同様の効果を奏するとともに、波形の切り貼りと
いう手段によらず、音声信号のパラメータ補間により補
間信号を生成しているため、補間信号をより自然に近い
形で供給することが可能となる。
【0072】実施の形態4.図9はこの発明の実施の形
態4による音声復号装置を示す構成図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説
明を省略する。81は復号処理部14と同様の機能を有
するとともに、補間処理機能及び復号処理制限機能を有
する付加機能付き復号処理部(復号手段、補間手段、間
引き手段)である。
【0073】図10はITU−T勧告G.729(CS
−ACELP方式)準拠した音声符号化方式を用いた場
合の付加機能付き復号処理部81の実現例を示す構成図
であり、図において、図8と同一符号は同一または相当
部分を示すので説明を省略する。91〜95は切替スイ
ッチ、96は逆量子化部、97は復号された利得をフレ
ーム間予測するMA予測部、98はピッチプレフィル
タ、99はLSP逆量子化部、100はLSP補間処理
部、101はLSP内挿部、102はLSPを線形予測
係数(LPC)に変換するLSP→LPC変換部であ
る。
【0074】次に動作について説明する。付加機能付き
復号処理部81は、3つの動作モードを有する。即ち、 モード1:音声復号モード モード2:補間処理モード モード3:復号処理制限モード である。
【0075】バッファ蓄積量監視・制御部19から命令
信号が出力されない場合は、付加機能付き復号処理部8
1は、モード1(音声復号モード)で動作する。それ以
外は、上記実施の形態1で述べた動作と全く同一であ
る。また、バッファ蓄積量監視・制御部19の内部動作
についても、上記実施の形態1で説明した動作と同一で
ある。
【0076】バッファ蓄積量監視・制御部19から補間
処理命令が発行されたときは、付加機能付き復号処理部
81は、一旦モード2(補間処理モード)で動作させた
後、モード1に戻して引き続き動作を継続させる。この
とき、付加機能付き復号処理部81は、符号化方式本来
のフレーム長分の音声信号に加えて、補間処理によって
追加された1ピッチ周期分の音声信号を出力し、音声信
号蓄積バッファ15に格納する。同時に、補間処理命令
及び付加機能付き復号処理部81で計算されたピッチ周
期情報は、割込み発生部16にも供給される。割込み発
生部16では図27(a)に示すように、上記補間処理
命令が発行された割込み周期に限り、上記決定したサン
プル数に相当するサンプルクロックだけ分割込み信号の
生成を遅らせる。
【0077】例えば、音声符号化方式に上記CS−AC
ELP方式(符号化フレーム長10msec=80サン
プル)を用い、ピッチ周期25サンプルの復号音声につ
いて補間処理を施した場合、付加機能付き復号処理部8
1が出力するサンプル数は、80+25=105サンプ
ルとなる。また、割込み発生部16で生成する割込み信
号は、本来の割込みタイミングより25サンプルクロッ
ク分遅らせる。このような動作を行うことにより、図5
に示した波形補間動作と同等の補間動作を実現する事が
できる。これにより、上記実施の形態1で説明した通
り、間接的に揺らぎ吸収バッファ12の蓄積量を回復す
ることが可能となる。
【0078】一方、バッファ蓄積量監視・制御部19か
ら削除処理命令が発行されたときは、付加機能付き復号
処理部81は、モード3(復号処理制限モード)で動作
する。このとき、付加機能付き復号処理部81は、符号
化方式本来のフレーム長分の音声信号より、1ピッチ周
期分少ない音声信号を出力する。同時に、削除処理命令
及び付加機能付き復号処理部81で計算されたピッチ周
期情報は、割込み発生部16にも供給される。割込み発
生部16では図27(b)に示すように、上記削除処理
命令が発行された割込み周期に限り、ピッチ周期に相当
するサンプルクロック分割込み信号の生成を早める。
【0079】例えば、音声符号化方式に上記CS−AC
ELP方式(符号化フレーム長10msec=80サン
プル)を用い、ピッチ周期25サンプルの復号音声につ
いて復号制限処理を施した場合、付加機能付き復号処理
部81が出力するサンプル数は、80−25=55サン
プルとなる。また、割込み発生部16で生成する割込み
信号は、本来の割込みタイミングより25サンプルクロ
ック分早める。このような動作を行うことにより、図6
に示した波形間引き動作と同等の間引き動作を実現する
事ができる。こうして、上記実施の形態1で説明した通
り、間接的に揺らぎ吸収バッファ12の蓄積量を減じる
ことが可能となる。
【0080】次に、付加機能付き復号処理部81の各処
理モードについて詳細に説明する。モード1(音声復号
モード)では、切替スイッチ91〜95はそれぞれA端
子に接続する。また、合成フィルタ73及びポストフィ
ルタ74は、上記実施の形態3で述べたものと同様に、
適応符号帳復号部53により生成されたピッチ周期情報
により、合成すべき音声サンプル数を可変にできる機能
を有するが、モード1においては、フレーム長分動作す
るよう設定する。これにより、上記実施の形態1等で示
した復号処理部14と同等の動作を実現する。
【0081】また、モード2(補間処理モード)では、
切替スイッチ91〜95はそれぞれB端子に接続する。
また、合成フィルタ73及びポストフィルタ74は、モ
ード1と同様にフレーム長分動作するよう設定する。こ
れにより、上記実施の形態3で示した信号補間処理部4
2と同様の動作を実現する。
【0082】また、モード3(復号処理制限モード)で
は、切替スイッチ91〜95は、モード1と同様に、そ
れぞれA端子に接続する。また、合成フィルタ73及び
ポストフィルタ74は、上記実施の形態3で述べたもの
と同様に、適応符号帳復号部53により生成されたピッ
チ周期情報により、合成すべき音声サンプル数を可変に
できる機能を有効とする。上記両フィルタで実行するサ
ンプル数は、上記で示した通り、フレーム長からピッチ
周期分を差し引いたサンプル数とする。これにより、上
記実施の形態1等で示した読出しポインタ制御部23と
同等のサンプル間引き処理を実現することができる。
【0083】この実施の形態4によれば、上記実施の形
態1〜3と同様の効果を奏するとともに、補間機能の一
部処理ブロックを、復号処理部14が元々有しているパ
ケット消失補償機能と共通化が可能であることから、構
成を簡略化できる効果を奏する。
【0084】実施の形態5.図11はこの発明の実施の
形態5による音声復号装置を示す構成図であり、図にお
いて、図9と同一符号は同一または相当部分を示すので
説明を省略する。82は付加機能付き復号処理部81に
より生成されるパラメータを一時的に退避するメモリで
ある。図12はITU−T勧告G.729(CS−AC
ELP方式)準拠した音声符号化方式を用いた場合の付
加機能付き復号処理部81及びメモリ82の実現例を示
す構成図であり、図において、図8と同一符号は同一ま
たは相当部分を示すので説明を省略する。
【0085】次に動作について説明する。この実施の形
態5の構成は、上記実施の形態4の構成とほぼ同じであ
り、唯一、メモリ82を備えている点が異なる。付加機
能付き復号処理部81が3つの動作モードを有し、バッ
ファ蓄積量監視・制御部19からの命令信号により動作
モードを変更する点は、上記実施の形態4で説明した通
りである。付加機能付き復号処理部81が3つの動作モ
ードを実現する手段も、上記実施の形態4と同じであ
る。また、バッファ蓄積量監視・制御部19の内部動作
についても、上記実施の形態1で説明した動作と同一で
ある。
【0086】付加機能付き復号処理部81のモードが、
モード1からモード2に遷移する時に、付加機能付き復
号処理部81の内部で、静的に割り当てられているパラ
メータをメモリ82に一時退避する。退避する必要のパ
ラメータは、例えば、符号化方式にITU−T勧告G.
729(CS−ACELP方式)準拠した音声符号化方
式を用いる場合、図12に示すようなパラメータを退避
する。この実施の形態5によれば、モード2で補間処理
を行った後は、モード1に遷移して通常の復号処理を実
行するが、その際、メモリ82に退避したパラメータ
を、付加機能付き復号処理部81に復帰させる。
【0087】これにより、補間処理によるパラメータの
更新が行われたとしても、更新前の状態を復帰させるこ
とができるため、送信側の符号器との内部状態の一致が
図られ、復号音声をより高品質にすることができる効果
を奏する。
【0088】実施の形態6.この実施の形態6では、装
置構成が上記実施の形態4と全く同一の構成であり、付
加機能付き復号処理部81が4つの動作モードを有する
点が異なる。即ち、 モード1:音声復号モード モード2:補間処理モード モード3:復号処理制限モード モード4:補間処理後の補正処理モード である。
【0089】バッファ蓄積量監視・制御部19から命令
信号が出力されない場合は、付加機能付き復号処理部8
1は、モード1(音声復号モード)で動作する。それ以
外は、上記実施の形態1で述べた動作と全く同一であ
る。また、バッファ蓄積量監視・制御部19の内部動作
についても、上記実施の形態1で説明した動作と同一で
ある。
【0090】バッファ蓄積量監視・制御部19から補間
処理命令が発行されたときは、付加機能付き復号処理部
81は、一旦モード2(補間処理モード)で動作させた
後、モード4に遷移して引き続き動作を継続させる。こ
のようなモード遷移の一例を図13に示す。このとき、
付加機能付き復号処理部81は、符号化方式本来のフレ
ーム長分の音声信号に加えて、補間処理によって追加さ
れた1ピッチ周期分の音声信号を出力する。
【0091】例えば、音声符号化方式にCS−ACEL
P方式(符号化フレーム長10msec=80サンプ
ル)を用い、ピッチ周期25サンプルの復号音声につい
て補間処理を施した場合、付加機能付き復号処理部81
が出力するサンプル数は、80+25=105サンプル
となる。このような動作を行うことにより、図5に示し
た波形補間動作と同等の補間動作を実現することができ
る。これにより、上記実施の形態1で説明した通り、間
接的に揺らぎ吸収バッファ12の蓄積量を回復すること
が可能となる。
【0092】なお、バッファ蓄積量監視・制御部19か
ら削除処理命令が発行されたときは、付加機能付き復号
処理部81のモード及び音声復号装置全体の動作は、上
記実施の形態4で示した動作と全く同一である。このよ
うなモード遷移の一例を図14に示す。
【0093】次にモード4の実現方法について説明す
る。図10において、切替スイッチ91〜95はそれぞ
れA端子に接続する。即ち、励振信号利得をあらかじめ
減衰させておくことにより、送受の内部状態の齟齬によ
る異音の発生を抑圧させる。また、合成フィルタ73及
びポストフィルタ74は、上記実施の形態3で述べたも
のと同様に、適応符号帳復号部53により生成されたピ
ッチ周期情報により、合成すべき音声サンプル数を可変
にできる機能を有するが、モード1においては、フレー
ム長分動作するよう設定する。これにより、上記実施の
形態1等で示した復号処理部14と同等の動作を実現す
る。
【0094】この実施の形態6によれば、漸近的に送信
側の符号器との内部状態の一致を図っているため、上記
実施の形態5で必須であったメモリ82を用いることな
く、復号音声をより高品質にすることができる効果を奏
する。
【0095】実施の形態7.図15はこの発明の実施の
形態7による音声復号装置を示す構成図であり、図にお
いて、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので
説明を省略する。83は受信パケットの分解処理終了
後、復号処理部14を起動させる割込み信号を発生させ
る割込み発生部、84は揺らぎ吸収バッファ12の機能
を有する音声信号蓄積バッファ、85は音声信号蓄積バ
ッファ84に蓄積されているデータ量を監視して、周辺
処理ブロックに制御命令を発行するバッファ蓄積量監視
・制御部である。
【0096】この実施の形態7は、上記実施の形態1に
おける揺らぎ吸収バッファ12の機能を、音声信号蓄積
バッファ84に併せ持たせるようにしたものである。音
声パケットを受信したら、パケット分解部11が分解処
理を行う。分解処理終了直後、割込み発生部83が割込
み信号を復号処理部14に発行する。即ち、揺らぎ吸収
バッファ12を経ることなく、パケット分解処理と音声
復号処理とを連続して実行する。この場合、復号処理の
きっかけとなる割込みタイミングを、パケット受信タイ
ミングに同期させたため、割込みタイミングは実施の形
態1とは異なり不定期となる。その代わり、実施の形態
1における割込み発生部16で実現したような、割込み
信号生成のための制御は不要となる。以下の処理は、上
記実施の形態1で述べた動作と全く同一である。また、
バッファ蓄積量監視・制御部85の内部動作について
は、監視対象が音声信号蓄積バッファ84になっている
点、割込み発生部83が、パケット受信タイミングに基
づいている点以外は、上記実施の形態1で説明した構成
及び動作と同一である。
【0097】この実施の形態7によれば、上記実施の形
態1と同様の効果を奏するとともに、音声信号蓄積バッ
ファ84に揺らぎ吸収バッファ12の機能を併せ持たせ
た分だけ、装置構成を簡略化できる効果を奏する。
【0098】実施の形態8.図16はこの発明の実施の
形態8による音声復号装置を示す構成図であり、図にお
いて、図7と同一符号は同一または相当部分を示すので
説明を省略する。86は揺らぎ吸収バッファ12に蓄積
される音声符号化データのデータ量を監視するバッファ
蓄積量監視部、87はバッファ蓄積量監視部86の監視
結果を参照して、揺らぎ吸収バッファ12の残量を適応
的に予測するバッファ残量予測部、88は補間処理又は
間引き処理の実行を最終的に判断する補間/削除実行判
定モジュールである。
【0099】図17はITU−T勧告G.729(CS
−ACELP方式)準拠した音声符号化方式を用いた場
合の補間/削除実行判定モジュール88の実現例を示す
構成図であり、図において、111はピッチ変化量計算
部、112は適応符号帳利得変化量計算部、113は代
数符号帳利得変化量計算部、114は適応符号帳利得の
値と代数符号帳利得の値を比較する比較器、115はL
SP変化量計算部、116は上記パラメータなどをもと
に補間処理又は間引き処理の実行を判定する判定部、1
17〜120はメモリである。
【0100】次に動作について説明する。この実施の形
態8では、揺らぎ吸収バッファ12の残量を適応的に予
測する機能を持たせることにより、音声波形の状態やシ
ステム状態等に応じて、自律的な復号音声波形の補間や
間引き処理を可能としたものである。補間/削除実行判
定モジュール88は、バッファ蓄積量監視部86の監視
結果と、バッファ残量予測部87の予測結果と、符号化
パラメータの値とを総合的に評価して、補間処理や間引
き処理の実行を決定する。
【0101】例えば、図18に示すように、符号化パラ
メータより対象としている区間が母音部のように、音声
波形の補間が比較的スムースに実現できる区間や、補間
処理による劣化が比較的目立たない音声レベルの比較的
低い区間であった場合など(図18で「実行」と記した
区間)では、残量予測で補間が可能と判定されたら、バ
ッファ蓄積量に比較的余裕がある段階でも、補間処理を
前倒しで実行するようにする。
【0102】この実施の形態8によれば、上記実施の形
態1等と同様の効果を奏することができる他、揺らぎ吸
収バッファ12の残量を適応的に予測する機能を持たせ
ることにより、音声波形の状態やシステム状態等に応じ
て、自律的な復号音声波形の補間や間引き処理を可能と
したため、不都合な状態で補間処理や間引き処理を実行
する確率が減少して、音声品質の向上が図れる効果を奏
する。
【0103】実施の形態9.図19はこの発明の実施の
形態9による音声復号装置を示す構成図であり、図にお
いて、図16と同一符号は同一または相当部分を示すの
で説明を省略する。121は音声復号装置を実現するプ
ロセッサの処理負荷を監視する処理負荷監視部である。
【0104】この実施の形態9では、上記実施の形態8
の構成に、処理負荷監視部121を追加したものであ
り、プロセッサ全体の処理負荷に余裕のある状態では、
優先的に補間処理や間引き処理を実現するものである。
これにより、処理負荷が瞬間的に重くなるなど、処理負
荷の偏りが緩和されるため、上記実施の形態8よりもプ
ロセッサの性能を落とすことができる効果を奏する。
【0105】実施の形態10.図20はこの発明の実施
の形態10による音声復号装置を示す構成図である。こ
の実施の形態10では、処理負荷の異なる補間処理手段
を複数個備え、処理負荷の状態に応じて適応的に選択で
きる構成としたものである。例えば、処理負荷に余裕が
ある状態のとき補間処理命令が発行された場合は、付加
機能付き復号処理部81の補間モード(モード2)を駆
動させることによって、高品質な補間処理を実行する。
【0106】また、処理負荷に余裕がない場合でも、バ
ッファ蓄積量の都合などにより、補間処理命令を発行せ
ざるを得ない状態も発生する。この場合は、補間サンプ
ル計算部21を駆動させることにより補間処理を実現す
る。これにより、処理負荷が瞬間的に重くなるなど、処
理負荷の偏りが緩和されるため、上記実施の形態9より
もプロセッサの性能を落とすことができる効果を奏す
る。
【0107】実施の形態11.図21はITU−T勧告
G.729(CS−ACELP方式)準拠した音声符号
化方式を用いた場合の補間/削除実行判定モジュール8
8の実現例を示す構成図であり、図において、図17と
同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略す
る。122は前フレームの命令内容を記憶するメモリで
ある。
【0108】この実施の形態11では、上記実施の形態
8の補間/削除実行判定モジュール88に、前フレーム
の命令内容を記憶するメモリ122を持たせ、判定部1
16が前フレームの命令内容を判定材料に加えることに
より、連続したフレームで補間処理や間引き処理が実行
されるのを防ぐことを目的とする。連続したフレームで
補間処理や間引き処理の実行を回避することにより、音
声品質の大幅な劣化を食い止めることができる効果を奏
する。
【0109】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、揺ら
ぎ吸収バッファに蓄積されている音声符号化データのデ
ータ量が下限データ量を下回ると、音声信号蓄積バッフ
ァに蓄積させる音声信号を補間するように構成したの
で、無音区間の出現頻度が少ない連続音声の伝送でも、
揺らぎ吸収バッファのオーバフローによる音声品質の劣
化を抑制することができる効果がある。
【0110】この発明によれば、揺らぎ吸収バッファに
蓄積されている音声符号化データのデータ量が上限デー
タ量を上回ると、音声信号蓄積バッファに蓄積されてい
る音声信号を間引くように構成したので、無音区間の出
現頻度が少ない連続音声の伝送でも、揺らぎ吸収バッフ
ァのアンダフローによる音声品質の劣化を抑制すること
ができる効果がある。
【0111】この発明によれば、音声符号化データの符
号化パラメータに基づいて補間サンプル数を決定するよ
うに構成したので、揺らぎ吸収バッファの蓄積量を適切
に回復することができる効果がある。
【0112】この発明によれば、音声符号化データの符
号化パラメータに基づいて間引きサンプル数を決定する
ように構成したので、揺らぎ吸収バッファの蓄積量を適
切に減じることができる効果がある。
【0113】この発明によれば、音声符号化データの符
号化パラメータに基づいて補間用の音声信号を生成する
ように構成したので、補間用の音声信号をより自然に近
い形で供給することができる効果がある。
【0114】この発明によれば、補間手段の処理機能を
内蔵する復号処理部を用いて復号手段を構成するように
構成したので、構成を簡略化することができる効果があ
る。
【0115】この発明によれば、復号処理部が複数の動
作モードの実行機能を有する場合、動作モードの遷移時
に内部状態の退避又は復帰を行うように構成したので、
補間処理によるパラメータの更新が行われても、復号音
声の品質を高めることができる効果がある。
【0116】この発明によれば、復号処理部が補間モー
ドから音声復号モードに遷移する際、音声符号化データ
の符号化パラメータを補正するように構成したので、メ
モリを用いることなく、復号音声の品質を高めることが
できる効果がある。
【0117】この発明によれば、音声信号蓄積バッファ
が揺らぎ吸収バッファの機能を併せ持つように構成した
ので、装置構成を簡略化することができる効果がある。
【0118】この発明によれば、揺らぎ吸収バッファの
残量を予測し、その予測結果を考慮して音声信号の補間
処理を実行するように構成したので、不都合な状態での
補間処理の実行が減少して、音声品質の向上が図れる効
果がある。
【0119】この発明によれば、揺らぎ吸収バッファの
残量を予測し、その予測結果を考慮して音声信号の間引
き処理を実行するように構成したので、不都合な状態で
の間引き処理の実行が減少して、音声品質の向上が図れ
る効果がある。
【0120】この発明によれば、復号音声波形が定常性
の強い区間であると判断できる場合、補間処理を前倒し
で実行するように構成したので、揺らぎ吸収バッファの
アンダフローを防止することができる効果がある。
【0121】この発明によれば、復号音声波形が定常性
の強い区間であると判断できる場合、間引き処理を前倒
しで実行するように構成したので、揺らぎ吸収バッファ
のオーバフローを防止することができる効果がある。
【0122】この発明によれば、音声レベルが低い区間
であると判断できる場合、補間処理を前倒しで実行する
ように構成したので、揺らぎ吸収バッファのアンダフロ
ーを防止することができる効果がある。
【0123】この発明によれば、音声レベルが低い区間
であると判断できる場合、間引き処理を前倒しで実行す
るように構成したので、揺らぎ吸収バッファのオーバフ
ローを防止することができる効果がある。
【0124】この発明によれば、装置全体の処理負荷に
余裕がある場合、揺らぎ吸収バッファに蓄積されている
音声符号化データのデータ量が下限データ量を下回って
いなくても、補間処理を前倒しで実行するように構成し
たので、音声復号装置を実現するプロセッサの処理負荷
の偏りを緩和することができる効果がある。
【0125】この発明によれば、装置全体の処理負荷に
余裕がある場合、揺らぎ吸収バッファに蓄積されている
音声符号化データのデータ量が上限データ量を上回って
いなくても、間引き処理を前倒しで実行するように構成
したので、音声復号装置を実現するプロセッサの処理負
荷の偏りを緩和することができる効果がある。
【0126】この発明によれば、補間手段が相互に処理
負荷の異なる補間処理部を複数個備え、装置全体の処理
負荷に応じて任意の補間処理部を選択して実行させるよ
うに構成したので、音声復号装置を実現するプロセッサ
の処理負荷の偏りを緩和することができる効果がある。
【0127】この発明によれば、連続するフレーム間の
補間処理を回避するように構成したので、音声品質の大
幅な劣化を食い止めることができる効果がある。
【0128】この発明によれば、連続するフレーム間の
間引き処理を回避するように構成したので、音声品質の
大幅な劣化を食い止めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による音声復号装置
を示す構成図である。
【図2】 バッファ蓄積量監視・制御部の内部を示す構
成図である。
【図3】 補間処理や間引き処理を説明する説明図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態2による音声復号装置
を示す構成図である。
【図5】 音声信号補間時の音声信号の波形を示す波形
図である。
【図6】 音声信号削除時の音声信号の波形を示す波形
図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による音声復号装置
を示す構成図である。
【図8】 ITU−T勧告G.729(CS−ACEL
P方式)準拠した音声符号化方式を用いた場合の復号処
理部及び信号補間処理部の実現例を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による音声復号装置
を示す構成図である。
【図10】 ITU−T勧告G.729(CS−ACE
LP方式)準拠した音声符号化方式を用いた場合の付加
機能付き復号処理部の実現例を示す構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態5による音声復号装
置を示す構成図である。
【図12】 ITU−T勧告G.729(CS−ACE
LP方式)準拠した音声符号化方式を用いた場合の付加
機能付き復号処理部及びメモリの実現例を示す構成図で
ある。
【図13】 モード遷移の一例を示す説明図である。
【図14】 モード遷移の一例を示す説明図である。
【図15】 この発明の実施の形態7による音声復号装
置を示す構成図である。
【図16】 この発明の実施の形態8による音声復号装
置を示す構成図である。
【図17】 ITU−T勧告G.729(CS−ACE
LP方式)準拠した音声符号化方式を用いた場合の補間
/削除実行判定モジュールの実現例を示す構成図であ
る。
【図18】 音声信号補間時の音声信号の波形を示す波
形図である。
【図19】 この発明の実施の形態9による音声復号装
置を示す構成図である。
【図20】 この発明の実施の形態10による音声復号
装置を示す構成図である。
【図21】 ITU−T勧告G.729(CS−ACE
LP方式)準拠した音声符号化方式を用いた場合の補間
/削除実行判定モジュールの実現例を示す構成図であ
る。
【図22】 従来の音声復号装置を示す構成図である。
【図23】 揺らぎ吸収バッファバッファのオーバフロ
ーやアンダフローを示す説明図である。
【図24】 DTXを用いた場合の復号音声波形を示す
波形図である。
【図25】 割込み信号の生成状態を示す説明図であ
る。
【図26】 割込み信号の生成状態を示す説明図であ
る。
【図27】 割込み信号の生成状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
11 パケット分解部(パケット分解手段)、12 揺
らぎ吸収バッファ、13 パケット廃棄監視部、14
復号処理部(復号手段)、15 音声信号蓄積バッフ
ァ、16 割込み発生部、16A クロック発生源、1
6B サンプリングクロック生成部、17 D/A変換
部(再生手段)、18 受話器(再生手段)、19 バ
ッファ蓄積量監視・制御部(補間手段、間引き手段)、
20 メモリ(補間手段)、21 補間サンプル計算部
(補間手段)、22 切替スイッチ(補間手段)、23
読出しポインタ制御部(間引き手段)、31 バッフ
ァ蓄積量計算部、32 長時間平均計算部、33 閾値
判定部、41 補間サンプル計算部(補間手段)、42
信号補間処理部(補間手段)、51 多重分離部、5
2 線形予測係数復号部、53 適応符号帳復号部、5
4 利得復号部、55代数符号帳復号部、56,57
乗算器、58 加算器、59 合成フィルタ、60 ポ
ストフィルタ、61 メモリ、62 メモリ、63 メ
モリ、64メモリ、65,66 減衰器、67 適応符
号帳復号部、68 ランダムパルス生成部、69,70
乗算器、71 比較器、72 切替スイッチ、73
合成フィルタ、74 ポストフィルタ、81 付加機能
付き復号処理部(復号手段、補間手段、間引き手段)、
82 メモリ、83 割込み発生部、84 音声信号蓄
積バッファ、85 バッファ蓄積量監視・制御部、86
バッファ蓄積量監視部、87 バッファ残量予測部、
88 補間/削除実行判定モジュール、91〜95 切
替スイッチ、96 逆量子化部、97 MA予測部、9
8 ピッチプレフィルタ、99 LSP逆量子化部、1
00 LSP補間処理部、101 LSP内挿部、10
2 LSP→LPC変換部、111 ピッチ変化量計算
部、112 適応符号帳利得変化量計算部、113 代
数符号帳利得変化量計算部、114 比較器、115
LSP変化量計算部、116 判定部、117〜120
メモリ、121 処理負荷監視部、122 メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 茂明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5D045 CA01 5J064 AA01 BB03 BB04 BC01 BC07 BC25 BC26 BD02 5K041 AA02 BB01 CC01 FF31 GG16 HH41 HH44 JJ25

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IPパケットを分解して音声符号化デー
    タを抽出し、その音声符号化データを揺らぎ吸収バッフ
    ァに蓄積させるパケット分解手段と、上記揺らぎ吸収バ
    ッファに蓄積されている音声符号化データを音声信号に
    復号し、その音声信号を音声信号蓄積バッファに蓄積さ
    せる復号手段と、上記音声信号蓄積バッファに蓄積され
    ている音声信号を再生する再生手段とを備えた音声復号
    装置において、上記揺らぎ吸収バッファに蓄積されてい
    る音声符号化データのデータ量が下限データ量を下回る
    と、上記音声信号蓄積バッファに蓄積させる音声信号を
    補間する補間手段を設けたことを特徴とする音声復号装
    置。
  2. 【請求項2】 IPパケットを分解して音声符号化デー
    タを抽出し、その音声符号化データを揺らぎ吸収バッフ
    ァに蓄積させるパケット分解手段と、上記揺らぎ吸収バ
    ッファに蓄積されている音声符号化データを音声信号に
    復号し、その音声信号を音声信号蓄積バッファに蓄積さ
    せる復号手段と、上記音声信号蓄積バッファに蓄積され
    ている音声信号を再生する再生手段とを備えた音声復号
    装置において、上記揺らぎ吸収バッファに蓄積されてい
    る音声符号化データのデータ量が上限データ量を上回る
    と、上記音声信号蓄積バッファに蓄積されている音声信
    号を間引く間引き手段を設けたことを特徴とする音声復
    号装置。
  3. 【請求項3】 補間手段は、音声符号化データの符号化
    パラメータに基づいて補間サンプル数を決定することを
    特徴とする請求項1記載の音声復号装置。
  4. 【請求項4】 間引き手段は、音声符号化データの符号
    化パラメータに基づいて間引きサンプル数を決定するこ
    とを特徴とする請求項2記載の音声復号装置。
  5. 【請求項5】 補間手段は、音声符号化データの符号化
    パラメータに基づいて補間用の音声信号を生成すること
    を特徴とする請求項1記載の音声復号装置。
  6. 【請求項6】 補間手段の処理機能を内蔵する復号処理
    部を用いて復号手段を構成することを特徴とする請求項
    1記載の音声復号装置。
  7. 【請求項7】 復号処理部が複数の動作モードの実行機
    能を有する場合、動作モードの遷移時に内部状態の退避
    又は復帰を行うことを特徴とする請求項6記載の音声復
    号装置。
  8. 【請求項8】 復号処理部が補間モードから音声復号モ
    ードに遷移する際、音声符号化データの符号化パラメー
    タを補正することを特徴とする請求項7記載の音声復号
    装置。
  9. 【請求項9】 音声信号蓄積バッファが揺らぎ吸収バッ
    ファの機能を併せ持つことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の音声復号装置。
  10. 【請求項10】 補間手段は、揺らぎ吸収バッファの残
    量を予測し、その予測結果を考慮して音声信号の補間処
    理を実行することを特徴とする請求項1記載の音声復号
    装置。
  11. 【請求項11】 間引き手段は、揺らぎ吸収バッファの
    残量を予測し、その予測結果を考慮して音声信号の間引
    き処理を実行することを特徴とする請求項2記載の音声
    復号装置。
  12. 【請求項12】 補間手段は、復号音声波形が定常性の
    強い区間であると判断できる場合、補間処理を前倒しで
    実行することを特徴とする請求項10記載の音声復号装
    置。
  13. 【請求項13】 間引き手段は、復号音声波形が定常性
    の強い区間であると判断できる場合、間引き処理を前倒
    しで実行することを特徴とする請求項11記載の音声復
    号装置。
  14. 【請求項14】 補間手段は、音声レベルが低い区間で
    あると判断できる場合、補間処理を前倒しで実行するこ
    とを特徴とする請求項10記載の音声復号装置。
  15. 【請求項15】 間引き手段は、音声レベルが低い区間
    であると判断できる場合、間引き処理を前倒しで実行す
    ることを特徴とする請求項11記載の音声復号装置。
  16. 【請求項16】 補間手段は、装置全体の処理負荷に余
    裕がある場合、揺らぎ吸収バッファに蓄積されている音
    声符号化データのデータ量が下限データ量を下回ってい
    なくても、補間処理を前倒しで実行することを特徴とす
    る請求項10記載の音声復号装置。
  17. 【請求項17】 間引き手段は、装置全体の処理負荷に
    余裕がある場合、揺らぎ吸収バッファに蓄積されている
    音声符号化データのデータ量が上限データ量を上回って
    いなくても、間引き処理を前倒しで実行することを特徴
    とする請求項11記載の音声復号装置。
  18. 【請求項18】 補間手段が相互に処理負荷の異なる補
    間処理部を複数個備え、装置全体の処理負荷に応じて任
    意の補間処理部を選択して実行させることを特徴とする
    請求項16記載の音声復号装置。
  19. 【請求項19】 補間手段は、連続するフレーム間の補
    間処理を回避することを特徴とする請求項1記載の音声
    復号装置。
  20. 【請求項20】 間引き手段は、連続するフレーム間の
    間引き処理を回避することを特徴とする請求項2記載の
    音声復号装置。
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