JP2003050027A - 蒸気拡散噴霧式加湿方法及び加湿装置 - Google Patents

蒸気拡散噴霧式加湿方法及び加湿装置

Info

Publication number
JP2003050027A
JP2003050027A JP2001238685A JP2001238685A JP2003050027A JP 2003050027 A JP2003050027 A JP 2003050027A JP 2001238685 A JP2001238685 A JP 2001238685A JP 2001238685 A JP2001238685 A JP 2001238685A JP 2003050027 A JP2003050027 A JP 2003050027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diffusion
spray
steam
vapor
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001238685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3605378B2 (ja
Inventor
Masayoshi Sakaki
政義 坂木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wetmaster Co Ltd
Original Assignee
Wetmaster Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wetmaster Co Ltd filed Critical Wetmaster Co Ltd
Priority to JP2001238685A priority Critical patent/JP3605378B2/ja
Publication of JP2003050027A publication Critical patent/JP2003050027A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3605378B2 publication Critical patent/JP3605378B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Humidification (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加湿空間への均一な蒸気供給をなし、しか
も、蒸気の拡散距離及び蒸発距離の短縮を図り、効率の
良い加湿を得るとともに、結露及び蒸気の凝縮を極力防
止して、空調機各部への悪影響をなくし、衛生的とす
る。 【解決手段】 噴霧孔を有する噴霧管を設けて噴霧孔を
風上側に配置し、開口部を有する拡散箱を設けてその開
口部を風下側に配置し、上記噴霧管と拡散箱とを該噴霧
管を該拡散箱が形成する負圧領域内に位置付けて対向配
置し、噴霧管の噴霧孔から噴霧する蒸気を拡散箱によっ
て生ずる渦流によって拡散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に使用
される加湿方法及び加湿装置に関し、特に蒸気拡散噴霧
式の加湿方法及び加湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蒸気噴霧管の風下側に拡散板を設置し、
拡散板によって生ずる渦流によって蒸気を拡散させる方
法は公知である。また、図16に示すような蒸気噴霧部
の風上側に拡散板を配し、拡散板によって生ずる渦流に
よって蒸気を拡散させる方法も公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】蒸気加湿装置において
は、速やかに蒸気が気流中に溶け込み、理想の加湿が行
えるように思われるが、実際には噴霧後の蒸気が凝縮
し、空調機内面やファン等に結露していることがよく見
受けられる。この蒸気の凝縮や結露は、ダクト、ファン
その他の部分の錆発生原因及び細菌繁殖の原因となる可
能性もあり、きわめて好ましくない。一方近年の空調機
は、小型化されており、この小型化された空調機内に具
備される加湿装置では、蒸気噴霧後のきわめて短い距離
において蒸気の充分な蒸発が望まれ、この短い距離にお
ける蒸発が得られなければ、上記したような発錆,細菌
繁殖を防ぐとする課題が解決できないという問題点があ
る。
【0004】また、図16に示すような加湿装置におい
ては、拡散板の下方から蒸気を供給する構造となってい
るため、噴霧孔より鉛直上方に噴出される蒸気の立ち上
がり距離は噴出される蒸気量によって異なり、図17に
示すように蒸気量が少ない場合には低く、図18に示す
ように蒸気量が多い場合には高くなる。この時生じる蒸
気の立ちあがり距離の差による噴霧面上の蒸気密度差
は、上流に設置された拡散板の効果をもってしても均一
化させることはできない。
【0005】また、上記公知の加湿装置では、供給蒸気
圧が噴霧管の末端噴霧孔で高くなる場合もあり、その結
果、図19に示すように末端噴霧孔での蒸気量が多くな
ったりする場合がある。また、図20に示すようにその
逆の場合もあるため、均一な蒸気供給ができないという
問題点もある。
【0006】また、蒸気は空気との比重差により、加湿
装置後の気流において徐々に鉛直上方に集まる特性を有
する。上記公知の加湿装置では、この現象に対する方策
を有した機構が無いため、充分な距離を確保しても空調
機内面やファン等を濡らすこととなる。
【0007】本発明は、上記公知技術の問題点に鑑み、
加湿空間への均一な蒸気供給をなし、しかも、蒸気の拡
散距離及び蒸発距離の短縮を図り、効率の良い加湿を得
るとともに、結露及び蒸気の凝縮を極力防止して、空調
機各部への悪影響をなくし、衛生的とすることを目的と
しており、また、噴霧蒸気中にドレン水が混入すること
を防ぎ、加湿装置からは均質な蒸発しやすい蒸気だけが
加湿空間に供給されるようにして、効果的な加湿を得る
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明蒸気
拡散噴霧式加湿方法及び蒸気拡散噴霧式加湿装置は、噴
霧孔を有する噴霧管を設けて噴霧孔を風上側に配置し、
開口部を有する拡散箱を設けてその開口部を風下側に配
置し、上記噴霧管と拡散箱とを該噴霧管を該拡散箱が形
成する負圧領域内に位置付けて対向配置し、噴霧管の噴
霧孔から噴霧する蒸気を拡散箱によって生ずる渦流によ
って拡散するようにした。即ち、本発明では、蒸気の拡
散を拡散箱とし、この拡散箱が形成する負圧領域内に位
置付けて噴霧管を配置してあるから、噴霧孔から噴出さ
れる蒸気流速が変化しても、蒸気は常に同じ状態で拡散
箱に誘引され、拡散箱内に誘引された蒸気は、拡散箱内
壁に沿って渦を形成しながら移動していくため、その時
に粗い蒸気粒子は拡散箱内壁に補足され、均質な蒸発の
しやすい蒸気のみが拡散箱外に放出される。
【0009】また、本発明蒸気拡散噴霧式加湿方法及び
蒸気拡散噴霧式加湿装置は、上記拡散箱の外側に負圧部
領域を設けて、蒸気を再拡散するようにした。即ち、一
度拡散箱から放出された蒸気が拡散箱の外側の負圧部領
域に再度誘引されることとなり、空気との接触時間が延
長されて蒸発距離を短縮させるものである。
【0010】さらに、本発明蒸気拡散噴霧式加湿装置で
は、上記噴霧孔からの蒸気を拡散箱の中心軸線位置に向
けて噴射するように該噴霧孔を指向させてある。これに
よって、蒸気の四方への拡散を均一化し、蒸気の蒸発距
離が短くなる。
【0011】また、本発明蒸気拡散噴霧式加湿装置で
は、上記拡散箱の開口部の面積が、拡散箱の開口部と相
反する面の投影面積より等しいか小さくなるような拡散
箱の形状としてあり、拡散箱の外側に負圧部領域を形成
する。例えば具体的には、上記拡散箱の外側に再拡散板
を設けて、又は、上記拡散箱の側壁を内向きに傾けて、
負圧部領域を形成してある。即ち、この構成によって拡
散箱の周囲で形成される負圧領域が拡大され、蒸気の蒸
発距離をより短縮させることができる。
【0012】さらに、本発明蒸気拡散噴霧式加湿装置で
は、上記拡散箱を複数有し、1個又は2個以上の噴霧孔
からなる噴霧孔グループごとに該拡散箱を対向して設け
た。即ち、噴霧孔グループと拡散箱との対向配置により
蒸気拡散の均一化が図れる。
【0013】また、本発明蒸気拡散噴霧式加湿装置で
は、上記拡散箱間に気流が通過する空間を設け、拡散箱
を間隔配置させた。即ち、噴霧孔グループにそれぞれ対
向して設けられた拡散箱間に気流を通過させ、隣接する
拡散箱で拡散される蒸気が下流で相互干渉することを防
止できる。
【0014】さらに、本発明蒸気拡散噴霧式加湿装置で
は、上記拡散箱に対応する1個又は2個以上の噴霧孔か
らなる噴霧孔グループごとの面積合計値が噴霧管への流
入方向に対して先端側にて小さくなるように設定してあ
る。即ち、これにより蒸気噴霧管の各噴霧孔での蒸気量
を均等化でき、1噴霧孔当りの蒸気流速が3m/s以上
となる場合においては、噴霧管の蒸気流入方向末端側に
おける噴霧孔の蒸気量が多くなるため、蒸気流入方向か
ら末端方向の噴霧孔径を順次小径となるように設定する
ことにより、均一な面状噴霧ができることとなる。ま
た、複数の拡散箱おのおのに対して蒸気噴霧管の噴霧孔
径を等しくし、噴霧孔個数を蒸気流入方向から末端方向
に対して順次減少させて設定することによっても均一な
面状の蒸気噴霧ができることとなる。
【0015】また、本発明蒸気拡散噴霧式加湿装置で
は、上記拡散箱に対応する1個又は2個以上の噴霧孔か
らなる噴霧孔グループ間のピッチが噴霧管への蒸気流入
方向に対して先端側にて大きくなるように設定し、拡散
箱寸法をこの噴霧孔グループ間のピッチに対応させる設
定としたものである。即ち、複数の噴霧孔を有する蒸気
噴霧管において蒸気噴霧管の各噴霧孔径は等しくし、各
噴霧孔の蒸気量に応じて噴霧孔グループ間のピッチを変
化させて割り付けることとし、この噴霧孔グループ間ピ
ッチに対応させて複数からなる拡散箱の寸法を設定する
と、個々の寸法を有する拡散箱が各噴霧孔での蒸気量に
応じた加湿空間の噴霧断面積に対して均一に蒸気を拡散
するので、いずれの拡散箱においても蒸気密度は等しく
なり、均一な面状に蒸気噴霧ができる。
【0016】また、本発明蒸気拡散噴霧式加湿装置で
は、噴霧管と拡散箱の対で、一対又は二対以上からなる
装置の個々及び全体の周囲を覆うケーシングを有する。
即ち、これによって蒸気と空気の攪拌効果が安定かつ最
良なものとなり、均一な面状に蒸気噴霧ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】実施例について図面を参照して説
明する。図1において、6が蒸気噴霧管であり、5が1
個又は2個以上の複数からなる噴霧孔である。そして噴
霧管6に設けた噴霧孔5を風上側に配置し、開口部を有
する拡散箱7を設けてその開口部を風下側に配置し、上
記噴霧管6と拡散箱7とを該噴霧管6を該拡散箱7が形
成する負圧領域8内に位置付けて対向配置し、噴霧管6
の噴霧孔5から噴霧する蒸気を拡散箱7によって生ずる
渦流によって拡散するようにしてある。上記拡散箱の深
さ、即ち、拡散箱の底面から開口面までの距離が大きい
と拡散効果が望めないので、この距離は300mm以下
が好ましい。噴霧孔6には噴霧管内方に向かう筒状突部
16を有し、蒸気と配管内で発生するドレンの分離を行
ない、拡散箱7に蒸気のみを供給するようにしてある。
【0018】図2に示すように、噴霧管6の上流に拡散
箱7が形成する負圧領域8内に噴霧管6を配置すること
によって、噴霧管6から噴出される蒸気流速が変化して
も、蒸気は常に同じ状態で拡散箱に誘引される。即ち、
蒸気の流速が遅い場合にも確実に拡散箱内に蒸気が導か
れる。図2中に示した蒸気流れ9のように、拡散箱7内
に誘引された蒸気は、拡散箱内壁に沿って渦を形成しな
がら移動していくため、その時に粗い蒸気粒子は拡散箱
内壁に補足され、均質な10μm程度の蒸発しやすい蒸
気のみが拡散箱外に放出されることとなる。また、一度
拡散箱から放出された蒸気は拡散箱上流端周囲で形成さ
れる負圧部領域10,11によって再度誘引されること
となる。空気と蒸気の接触時間を延長させるための作用
により、蒸発距離を短縮させる効果を有するものであ
る。拡散箱の上流で発生する負圧部領域で蒸気を再度誘
引するのは、拡散箱の上流端の角で渦流が発生するため
で、拡散箱の上流端の形状は直角に近いか直角未満が好
ましく、緩い湾曲(R曲げ)や鈍角では渦流が発生しづ
らく効果がない。
【0019】また、図3に示すように、拡散箱の周囲に
再拡散用の再拡散板12,13を設置すると拡散箱周囲
で形成される負圧部領域が拡大するため、より蒸発距離
を短縮させることができる。そして、この再拡散板は気
流に平行な面に対して角度を持つように配置される。こ
こで、特に拡散箱の下部で形成される負圧部領域11に
蒸気が再誘引される現象により、蒸気噴霧装置後の下流
における蒸気と空気の比重差による蒸気の鉛直上方への
移行を抑制する効果がある。また、拡散箱周囲の負圧部
領域の拡大効果を得るために、図4,5に示すように、
拡散箱の開口面面積が相対する面の投影面積よりも小さ
くなるような形状としても良い。そのために、上記再拡
散板12,13を設けてもよいし、拡散箱の側壁14,
15を内向きに傾斜させてもよい。ここで側壁とは拡散
箱の上下側壁であっても左右側壁であってもよい。
【0020】均一な蒸気拡散効果を有するための拡散箱
の幅寸法には限界があるため、噴霧管長手方向に対しひ
とつの拡散箱では幅方向に均一な密度で蒸気を拡散でき
ないから、拡散箱を細分化し、噴霧管6の複数の噴霧孔
5にそれぞれ対向して設けることにより横幅方向の蒸気
拡散の均一化が図れる(図6参照)。また図7に示すよ
うに、噴霧孔5にそれぞれ設けられた拡散箱間に気流が
通過する空間17を設けることにより、隣接する拡散箱
より噴霧される蒸気が下流側にて相互干渉することを防
止できる。したがって、より効率よく蒸発効果が得られ
ることとなる。
【0021】図8に本発明の蒸気噴霧装置における蒸気
噴霧状態の一実施例を示してあり、図9に示すグラフは
各噴霧孔5での蒸気量であり、蒸気噴霧管6での1孔当
りの総平均蒸気流速が10m/sの場合で、噴霧孔径を
φ10とした場合の一例である。噴霧管6の蒸気流入方
向末端側の噴霧孔5ほど蒸気量が多くなっていることが
判る。この各噴霧孔5での蒸気量を均一化するために、
図10に示す例では、蒸気流入方向から順次孔径をφ2
1,φ19,φ17.5,φ15,φ13(mm)と設
定することにより均一な面状噴霧ができることとなる。
また図11に示す一例のように、複数の拡散箱おのおの
に対して蒸気噴霧管の噴霧孔径を等しくし(φ9)、噴
霧孔個数を蒸気流入方向から末端方向に対して順次6,
5,4,3,2個と減少させて設定することによっても
均一な面状の蒸気噴霧ができることとなる。
【0022】図12に示す一例のように、複数の噴霧孔
5を有する蒸気噴霧管6において、蒸気噴霧管6の各噴
霧孔径は等しくし、噴霧孔5を2ケで1つのグループと
して、各グループごとの蒸気量に対応し、噴霧孔グルー
プ間ピッチを変化させて割り付けることとする。これ
は、各噴霧孔グループの蒸気量差に対して噴霧孔グルー
プ間ピッチを設定し、噴霧孔グループを蒸気流入方向手
前から順次、第1孔グループ,第2孔グループ,第3孔
グループとし、それぞれの蒸気量をG1,G2,G3と
すると、第2孔グループでは第1孔グループが拡散噴霧
する面積に対して(G2/G1)倍の面積に蒸気を拡散
噴霧させ、第3孔グループは第1孔グループの拡散噴霧
する面積に対して(G3/G1)倍の面積に蒸気を噴霧
させることにより気流断面の蒸気密度の均一化を図るこ
とを意味する。したがって、この噴霧孔グループ間ピッ
チに対応させて複数からなる拡散箱の幅寸法を個々に設
定するため、各噴霧孔の蒸気量の違いに対しても拡散箱
が加湿空間の幅方向へ均一に蒸気を拡散するので、気流
断面上における蒸気密度は均一となる。因みに、図9の
グラフでのデータをもとに、幅寸法1000mmの拡散
箱で考えた例を図13に示す。
【0023】本発明の蒸気噴霧装置においては、拡散箱
周囲の負圧部が常時安定したものであることが重要とな
り、常に拡散箱周囲に安定した気流が供給されてはじめ
て上述した蒸気と空気の攪拌及び拡散効果が得られるこ
ととなる。したがって、図14および図15に示すよう
に、噴霧管6と拡散箱周囲を覆うケーシング18を設置
することにより、安定かつ均一な面状蒸気噴霧効果が得
られることとなる。
【0024】本発明装置にて次の条件の下で試験した。 条件、入口空気温度=15℃,風速=2.5m/s, 蒸気量=飽和効率60%相当 次の通りの結果が得られた。 ケーシング有り:蒸発距離500mm ケーシング無し:蒸発距離800mm 同じく、従来の上流側に拡散板を有した蒸気噴霧装置と
本発明蒸気噴霧装置との蒸発距離を比較するため、次の
条件の下で試験した。 条件、入口空気温度=15℃,風速=2.5m/s, 蒸気量=飽和効率60%相当 次の通りの結果が得られた。 従来の上流側に拡散板を有した蒸気噴霧装置の蒸発距離:1500mm 本発明による蒸気噴霧装置の蒸発距離 : 500mm
【0025】
【発明の効果】本発明蒸気拡散噴霧式加湿方法及び蒸気
拡散噴霧式加湿装置は、噴霧孔を有する噴霧管を設けて
噴霧孔を風上側に配置し、開口部を有する拡散箱を設け
てその開口部を風下側に配置し、上記噴霧管と拡散箱と
を該噴霧管を該拡散箱が形成する負圧領域内に位置付け
て対向配置し、噴霧管の噴霧孔から噴霧する蒸気を拡散
箱によって生ずる渦流によって拡散するようにしたか
ら、噴霧孔から噴出される蒸気流速が変化しても、蒸気
は常に同じ状態で拡散箱に誘引され、拡散箱内に誘引さ
れた蒸気は、拡散箱内壁に沿って渦を形成しながら移動
していくため、その時に粗い蒸気粒子は拡散箱内壁に補
足され、均質な蒸発のしやすい蒸気のみが拡散箱外に放
出され、加湿空間への均一な面状蒸気供給をなし得るも
ので、蒸気の拡散距離及び蒸発距離を短縮することがで
き、衛生的で効率のよい加湿が得られる。また、蒸気噴
霧管の各噴霧孔での蒸気量の均一化や加湿空間断面の蒸
気密度を一定とする効果を有する。さらに、蒸気拡散と
蒸発距離の短縮によって、空調機、ダクト等の加湿スペ
ースを縮小可能とし、また、小スペースへの組込みも可
能となり、空調機のコンパクト化につながるだけでな
く、ダクト内及び空調機内の各部品の寿命を長引かせる
経済効果もある。
【0026】また、本発明蒸気拡散噴霧式加湿方法及び
蒸気拡散噴霧式加湿装置は、上記拡散箱の外側に負圧部
領域を設けて、蒸気を再拡散するようにしたから、一度
拡散箱から放出された蒸気が拡散箱の外側の負圧部領域
に再度誘引されることとなり、空気との接触時間が延長
されて蒸発距離を短縮させる効果がある。
【0027】さらに、本発明蒸気拡散噴霧式加湿装置で
は、上記噴霧孔からの蒸気を拡散箱の中心軸線位置に向
けて噴射するように該噴霧孔を指向させてあるから、蒸
気の四方への拡散を均一化し、蒸気の蒸発距離が短くな
る利点がる。
【0028】また、本発明蒸気拡散噴霧式加湿装置で
は、上記拡散箱の開口部の面積が、拡散箱の開口部と相
反する面の投影面積より等しいか小さくなるような拡散
箱の形状としてあり、拡散箱の外側に負圧部領域を形成
する。例えば具体的には、上記拡散箱の外側に再拡散板
を設けて、又は、上記拡散箱の側壁を内向きに傾けて、
負圧部領域を形成してあるから、拡散箱の周囲で形成さ
れる負圧領域が拡大され、蒸気の蒸発距離をより短縮さ
せることができる。
【0029】さらに、本発明蒸気拡散噴霧式加湿装置で
は、上記拡散箱を複数有し、1個又は2個以上の噴霧孔
からなる噴霧孔グループごとに該拡散箱を対向して設け
たから、複数の拡散箱の対向配置により蒸気拡散の均一
化が図れる利点がある。
【0030】また、本発明蒸気拡散噴霧式加湿装置で
は、上記拡散箱間に気流が通過する空間を設け、拡散箱
を間隔配置させたから、噴霧孔グループにそれぞれ対向
して設けられた拡散箱間に気流を通過させ、隣接する拡
散箱で拡散される蒸気が下流で相互干渉することを防止
でき、効率のよい加湿が得られる。
【0031】さらに、本発明蒸気拡散噴霧式加湿装置で
は、上記拡散箱に対応する1個又は2個以上の噴霧孔か
らなる噴霧孔グループごとの面積合計値が噴霧管への流
入方向に対して先端側にて小さくなるように設定してあ
るから、蒸気噴霧管の各噴霧孔での蒸気量を均等化で
き、1孔当りの蒸気流速が3m/s以上となる場合にお
いては、噴霧管の蒸気流入方向末端側における噴霧孔の
蒸気量が多くなるため、蒸気流入方向から末端方向の噴
霧孔径を順次小径となるように設定することにより、均
一な面状噴霧ができることとなる。また、複数の拡散箱
おのおのに対して蒸気噴霧管の噴霧孔径を等しくし、噴
霧孔個数を蒸気流入方向から末端方向に対して順次減少
させて設定することによっても均一な面状の蒸気噴霧が
できる効果がある。
【0032】また、本発明蒸気拡散噴霧式加湿装置で
は、上記拡散箱に対応する1個又は2個以上の噴霧孔か
らなる噴霧孔グループ間のピッチが噴霧管への蒸気流入
方向に対して先端側にて大きくなるように設定し、拡散
箱寸法をこの噴霧孔グループ間のピッチに対応させる設
定としたものであるから、複数の噴霧孔を有する蒸気噴
霧管において蒸気噴霧管の各噴霧孔径は等しくし、各噴
霧孔の蒸気量に応じて噴霧孔グループ間のピッチを変化
させて割り付けることとし、この噴霧孔グループ間のピ
ッチに対応させて複数からなる拡散箱の寸法を設定する
と、個々の寸法を有する拡散箱が各噴霧孔での蒸気量に
応じた加湿空間の噴霧断面積に対して均一に蒸気を拡散
するので、いずれの拡散箱においても蒸気密度は等しく
なり、均一な面状に蒸気噴霧ができる利点がある。
【0033】また、本発明蒸気拡散噴霧式加湿装置で
は、噴霧管と拡散箱の対で、一対又は二対以上からなる
装置の個々及び全体の周囲を覆うケーシングを有するか
ら、これによって蒸気と空気の攪拌効果が安定かつ最良
なものとなり、均一な面状に蒸気噴霧ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明加湿装置の拡散箱と蒸気噴霧管との組合
せを示す断面図
【図2】本発明加湿装置の蒸気流れを示す説明図
【図3】拡散箱に再拡散板を設けた実施例の断面図
【図4】拡散箱の側壁を内方斜めに傾斜させた実施例の
断面図
【図5】再拡散板と側壁を内方斜めに傾斜させたものと
を組み合わせた実施例の断面図
【図6】拡散箱を複数の蒸気噴霧孔にそれぞれ設けたも
のの概要図
【図7】拡散箱間に気流が通る空間を設けたものの概要
【図8】本発明の蒸気噴霧管での蒸気分布説明図
【図9】図8図示の蒸気噴霧管での1孔当たりの蒸気流
量を示すグラフ
【図10】図7の蒸気噴霧管の噴霧孔径を個々に設定し
た場合の概要図
【図11】図7の蒸気噴霧管の噴霧孔数を個々に設定し
た場合の概要図
【図12】図7の蒸気噴霧管と拡散箱の組合せにおい
て、各蒸気噴霧孔グループの蒸気量に応じて噴霧孔グル
ープ間ピッチと拡散箱の幅寸法を設定した場合の概要図
【図13】図12の設定方法における実施例
【図14】蒸気噴霧管と拡散箱の組合せにおいて、周囲
にケーシングを設置した場合の正面概要図
【図15】蒸気噴霧管と拡散箱の組合せにおいて、周囲
にケーシングを設置した場合の側面概要図
【図16】従来の蒸気加湿器の噴霧状態の一例を示す説
明図
【図17】従来の蒸気加湿器の蒸気量の少ない鉛直方向
蒸気分布の一例を示す説明図
【図18】従来の蒸気加湿器の蒸気量の多い鉛直方向蒸
気分布の一例を示す説明図
【図19】従来の蒸気加湿器への供給蒸気圧が高い場合
の蒸気分布の一例を示す説明図
【図20】従来の蒸気加湿器への供給蒸気圧が低い場合
の蒸気分布の一例を示す説明図
【符号の説明】
5 噴霧孔 6 蒸気噴霧管 7 拡散箱 8 負圧領域 9 蒸気流れ 10,11 負圧部領域 12,13 再拡散板 14,15 側壁 16 筒状突部 17 空間 18 ケーシング

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴霧孔を有する噴霧管を設けて噴霧孔を
    風上側に配置し、開口部を有する拡散箱を設けてその開
    口部を風下側に配置し、上記噴霧管と拡散箱とを該噴霧
    管を該拡散箱が形成する負圧領域内に位置付けて対向配
    置し、噴霧管の噴霧孔から噴霧する蒸気を拡散箱によっ
    て生ずる渦流によって拡散するようにした蒸気拡散噴霧
    式加湿方法。
  2. 【請求項2】 上記拡散箱の外側に負圧部領域を設け
    て、蒸気を再拡散するようにした上記請求項1に記載の
    蒸気拡散噴霧式加湿方法。
  3. 【請求項3】 噴霧孔を有する噴霧管を設けて噴霧孔を
    風上側に配置し、開口部を有する拡散箱を設けてその開
    口部を風下側に配置し、上記噴霧管と拡散箱とを該噴霧
    管を該拡散箱が形成する負圧領域内に位置付けて対向配
    置してある蒸気拡散噴霧式加湿装置。
  4. 【請求項4】 上記噴霧孔からの蒸気を拡散箱の中心軸
    線位置に向けて噴射するように該噴霧孔を指向させてあ
    る上記請求項3に記載の蒸気拡散噴霧式加湿装置。
  5. 【請求項5】 上記拡散箱の開口部の面積が、拡散箱の
    開口部と相反する面の投影面積より等しいか小さくなる
    ような拡散箱の形状としてあり、拡散箱の外側に負圧部
    領域を形成する上記請求項3又は4に記載の蒸気拡散噴
    霧式加湿装置。
  6. 【請求項6】 上記拡散箱の外側に再拡散板を設けて、
    負圧部領域を形成する上記請求項5に記載の蒸気拡散噴
    霧式加湿装置。
  7. 【請求項7】 上記拡散箱の側壁を内向きに傾けて、負
    圧部領域を形成する上記請求項5に記載の蒸気拡散噴霧
    式加湿装置。
  8. 【請求項8】 上記拡散箱を複数有し、1個又は2個以
    上の噴霧孔からなる噴霧孔グループごとに該拡散箱を対
    向して設けた上記請求項3乃至7の何れかに記載の蒸気
    拡散噴霧式加湿装置。
  9. 【請求項9】 上記拡散箱間に気流が通過する空間を設
    け、拡散箱を間隔配置させた上記請求項8に記載の蒸気
    拡散噴霧式加湿装置。
  10. 【請求項10】 上記拡散箱に対応する1個又は2個以
    上の噴霧孔からなる噴霧孔グループごとの面積合計値が
    噴霧管への流入方向に対して先端側にて小さくなるよう
    に設定した上記請求項8又は9に記載の蒸気拡散噴霧式
    加湿装置。
  11. 【請求項11】 上記拡散箱に対応する1個又は2個以
    上の噴霧孔からなる噴霧孔グループ間のピッチが噴霧管
    への蒸気流入方向に対して先端側にて大きくなるように
    設定し、拡散箱寸法をこの噴霧孔グループ間のピッチに
    対応させる設定とした上記請求項8又は9に記載の蒸気
    拡散噴霧式加湿装置。
  12. 【請求項12】 噴霧管と拡散箱の対で、一対又は二対
    以上からなる装置の個々及び全体の周囲を覆うケーシン
    グを有する上記請求項3乃至11の何れかに記載の蒸気
    拡散噴霧式加湿装置。
JP2001238685A 2001-08-07 2001-08-07 蒸気拡散噴霧式加湿方法及び加湿装置 Expired - Lifetime JP3605378B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001238685A JP3605378B2 (ja) 2001-08-07 2001-08-07 蒸気拡散噴霧式加湿方法及び加湿装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001238685A JP3605378B2 (ja) 2001-08-07 2001-08-07 蒸気拡散噴霧式加湿方法及び加湿装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003050027A true JP2003050027A (ja) 2003-02-21
JP3605378B2 JP3605378B2 (ja) 2004-12-22

Family

ID=19069561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001238685A Expired - Lifetime JP3605378B2 (ja) 2001-08-07 2001-08-07 蒸気拡散噴霧式加湿方法及び加湿装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3605378B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007099299A1 (en) * 2006-02-28 2007-09-07 Eaton-Williams Group Limited A humidifier unit
JP2010038515A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Hitachi Plant Technologies Ltd 散水管および加湿器ならびに加湿器の散水方法
JP2012080825A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Ns Foods:Kk 未利活用鳥獣類を用いるペットフードの製造装置およびその製造方法
JP2014211304A (ja) * 2014-08-22 2014-11-13 東芝三菱電機産業システム株式会社 加湿装置
WO2019058480A1 (ja) * 2017-09-21 2019-03-28 東芝三菱電機産業システム株式会社 空調装置
JP2020173070A (ja) * 2019-04-11 2020-10-22 新晃工業株式会社 蒸気加湿器

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007099299A1 (en) * 2006-02-28 2007-09-07 Eaton-Williams Group Limited A humidifier unit
JP2010038515A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Hitachi Plant Technologies Ltd 散水管および加湿器ならびに加湿器の散水方法
JP2012080825A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Ns Foods:Kk 未利活用鳥獣類を用いるペットフードの製造装置およびその製造方法
JP2014211304A (ja) * 2014-08-22 2014-11-13 東芝三菱電機産業システム株式会社 加湿装置
WO2019058480A1 (ja) * 2017-09-21 2019-03-28 東芝三菱電機産業システム株式会社 空調装置
CN111051781A (zh) * 2017-09-21 2020-04-21 东芝三菱电机产业系统株式会社 空调装置
JPWO2019058480A1 (ja) * 2017-09-21 2020-07-09 東芝三菱電機産業システム株式会社 空調装置
CN111051781B (zh) * 2017-09-21 2021-10-08 东芝三菱电机产业系统株式会社 空调装置
US11339983B2 (en) 2017-09-21 2022-05-24 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation Air conditioner
JP2020173070A (ja) * 2019-04-11 2020-10-22 新晃工業株式会社 蒸気加湿器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3605378B2 (ja) 2004-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102016434B (zh) 超声增湿器
US3990427A (en) Air humidifying method and apparatus
US9599403B2 (en) Cooling tower having plume abating means
US10989424B2 (en) Atomization humidifier
CN213480466U (zh) 一种空气加湿器
JP2003050027A (ja) 蒸気拡散噴霧式加湿方法及び加湿装置
PL176814B1 (pl) Wieża zraszająca do chłodzenia, nawilżania i/lub oczyszczania gazu oraz sposób chłodzenia, nawilżania i/lub oczyszczania gazu w wieży zraszającej
JP2001234755A (ja) ガスタービンプラント
JP2009052799A (ja) 水噴霧加湿装置
JP2012229855A (ja) 加湿装置
JPH1122487A (ja) ガスタービンプラント
JP2780009B2 (ja) 蒸気拡散噴霧式加湿方法及び加湿装置
JP2000202333A (ja) 噴霧と空気の混合促進装置
JP2803018B2 (ja) 蒸気拡散噴霧式加湿方法及び加湿装置
CN111610690B (zh) 一种雾化屏幕装置
CN106895536A (zh) 雾化结构、空调器的室内机及空调器
JP3294500B2 (ja) 蒸気加湿器
JP2011174629A (ja) 空気調和機
RU2213910C1 (ru) Кондиционер
CN111051781B (zh) 空调装置
CN216693895U (zh) 空气净化器
US11226123B2 (en) Inductive-humidification and evaporative-cooling ventilation system
JP6806831B2 (ja) 蒸気加湿器
JP6885265B2 (ja) 加湿方法
US20240200792A1 (en) Humidifier

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3605378

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071008

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121008

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term