JP2003047750A - 遊技球検出器の診断方法および装置ならびに遊技機 - Google Patents

遊技球検出器の診断方法および装置ならびに遊技機

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JP2003047750A
JP2003047750A JP2001239407A JP2001239407A JP2003047750A JP 2003047750 A JP2003047750 A JP 2003047750A JP 2001239407 A JP2001239407 A JP 2001239407A JP 2001239407 A JP2001239407 A JP 2001239407A JP 2003047750 A JP2003047750 A JP 2003047750A
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Yoshiaki Katayama
芳明 片山
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球検出器の故障を的確に診断すること。 【解決手段】 発光部1および発光部1からの光を受光
する受光部2とを有する遊技球検出器4の診断する際
に、遊技球3を検出していない状態で発光部1を駆動す
る定電流値を所定時間毎に順次増加させ、所定時間中に
受光部2の出力電位が遊技球検出状態を示したときは、
遊技球検出器4が故障したと診断して、異常状態フラグ
をセットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技球検出器の診
断方法および装置ならびに遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機等の遊技機において始
動入賞口、大入賞口、球払い出し装置等に設けられる遊
技球の検出手段の一例として、例えば、特開平6−25
4241号公報に記載の検出手段が知られている。これ
は、発光部および受光部を有するフォトスイッチを具え
たものであって、遊技球が受光部が受光している発光部
からの光を遮ることによって、遊技球を検出するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
検出手段では、遊技機が設置される環境によっては、埃
や、遊技球に付着した油脂、金属などの汚れ等が発光部
または受光部に付着することがあり、これによって、フ
ォトスイッチの検出感度が劣化し、遊技球の検出が不安
定(誤カウント)になったり、検出不能になったりする
ことがあった。また、このようになった場合、発光部ま
たは受光部そのものの劣化または故障なのか、または、
発光部または受光部そのものが劣化または故障していな
いにもかかわらず、発光部または受光部に汚れ等が付着
したことが原因なのかが、フォトスイッチをいちいち分
解してみなければ分からないという問題もあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、以上のような問
題を解消した遊技球検出器の故障診断方法および装置な
らびに遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、発光
部および当該発光部からの光を受光する受光部とを有す
る遊技球検出器の診断方法であって、遊技球を検出して
いない状態で前記発光部を駆動する定電流値を所定時間
毎に順次増加させ、前記所定時間中に前記受光部の出力
電位が遊技球検出状態を示したときは、前記遊技球検出
が故障したと診断することを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、さ
らに、遊技球を検出していない状態で、前記発光部を駆
動する前に、前記受光部の出力電位を監視し、前記受光
部の出力電位が遊技球検出状態を示したときは、前記遊
技球検出が故障したと診断することを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、発光部および当該発光
部からの光を受光する受光部とを有する遊技球検出器の
診断装置であって、遊技球を検出していない状態で前記
発光部を駆動する定電流値を所定時間毎に順次増加させ
る駆動手段と、前記所定時間中に前記受光部の出力電位
が遊技球検出状態を示したときは、前記遊技球検出が故
障したと診断する出力電位監視手段とを具えたことを特
徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項3において、前
記出力電位監視手段は、遊技球を検出していない状態
で、前記発光部を駆動する前に、前記受光部の出力電位
を監視し、前記受光部の出力電位が遊技球検出状態を示
したときは、前記遊技球検出が故障したと診断すること
を特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項3または4の遊
技球検出器の診断装置を有する遊技機を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。なお、各図面において同様の
箇所には同一の符号を付し、重複する説明はしない。ま
た、パチンコ機の機械構造はたとえば、特開平11−3
19252号公報等に示されるような従来例と同様とす
ることができるので、説明は本発明に関わる構成部とそ
の補足部位のみに留める。
【0011】図1は、パチンコ機の遊技盤の正面概観の
一例を示す。
【0012】図1において、本実施形態のパチンコ機
は、パチンコ機の役物等を盤面に据え付ける遊技盤20
1、特別図柄表示装置202、始動入賞口203、左側
普通図柄表示装置作動ゲート204、右側普通図柄表示
装置作動ゲート205、普通図柄表示装置206、普通
電動役物207、可変入賞球装置208を含む。
【0013】特別図柄表示装置202は、数字や図形等
の特別図柄(以下、単に図柄とする)を変動表示させ、
その他画像を表示する。
【0014】始動入賞口203は、遊技者により打ち出
された球が入賞すると、内部の特別図柄始動スイッチ3
01(後述)のトリガ発生により入賞を検知し、特別図
柄表示装置202の図柄変動の契機を与える。
【0015】左側普通図柄表示装置作動ゲート204お
よび右側普通図柄表示装置作動ゲート205は、遊技者
により打ち出された球が通過すると、内部の普通図柄作
動スイッチ302(後述)のトリガ発生により、普通図
柄表示装置206の普通図柄の変動契機を与える。
【0016】普通図柄表示装置206は、7セグメント
LED等が表示する普通図柄を変動表示する。
【0017】普通電動役物207は、普通図柄表示装置
206が特定の普通図柄を停止表示した場合に開放し、
始動入賞口203への入賞をアシストする。
【0018】可変入賞球装置208は、特別図柄表示装
置202の停止図柄が予め定めた特定の図柄の組み合わ
せとなった場合、すなわち、大当たりになった時に、可
変入賞球装置208前面の大入賞口の開放動作を行う。
可変入賞球装置208内には、大入賞口スイッチ303
(後述)と、大当たり時に次回の大入賞口の開放を決定
するための特定領域(すなわち、いわゆるVゾーン)通
過検出スイッチ304(後述)とが設けられており、こ
れらのスイッチを入球が通過して発生したトリガに基づ
いて、後述する主制御部(図3)が、大入賞口に入球し
た球をカウントする。
【0019】図2に示すような構造の球検出器4は、上
述した各スイッチ301〜304のいずれにも、さらに
は、賞球払出装置に設けた賞球数カウンタの一部を構成
する球検出器にも適用することができる。図2におい
て、1は発光部、2は発光部1からの光を受光する受光
部であり、遊技球3がこれらの間を通過すると、受光部
2が受光している光を遮断するので、後述するような動
作原理によって遊技球の通過が検出される。
【0020】図3は、パチンコ機の制御回路構成を示
す。
【0021】主制御部308は、パチンコ機全体を制御
するCPUであり、ROM309およびRAM310を
内蔵する1チップCPUを使用しても、ROM309お
よびRAM310を外付けでバス接続したCPUを使用
してもよい。ROM309は、主制御部308用のパチ
ンコ機を制御するプログラム(大当たり抽選等のプログ
ラムおよび後述する本発明の診断プログラム等を含む)
が記憶されている。RAM310は、主制御部308に
対する入出力データや演算処理のためのデータ、遊技に
関連する乱数カウンタを初めとする各種カウンタ等を一
時記憶する。
【0022】主制御部308は、入力ポート307を介
して、特別図柄始動スイッチ301、普通図柄作動スイ
ッチ302、大入賞口スイッチ303、特定領域通過検
出スイッチ304からのトリガ(球検出信号)を入力
し、ROM309内の制御プログラムにしたがって後述
する各部を制御するための制御信号を生成し、生成した
制御信号を出力ポート311を介して、特別図柄表示装
置202、普通図柄表示装置206、大入賞口作動ソレ
ノイド312、普通電動役物作動ソレノイド313、可
動片作動ソレノイド318、ランプ表示装置314、効
果音発生装置315、賞球払出装置316に供給する。
さらに、主制御部308は、後述するように出力ポート
311を介して各スイッチに対して状態診断プログラム
を実行するための信号を出力する。
【0023】321はパチンコ機を設置した店等に設置
されたホールコンピュータ等の管理装置であって、入力
ポート307および出力ポート311を介して主制御部
308との間で信号の授受を行う。
【0024】リセット回路305は、主制御部308を
初期状態にする。電源回路306は、図3の回路全体に
電力を供給する。
【0025】特別図柄始動スイッチ301は、遊技者に
より打ち出されて始動入賞口203に入賞した球が、こ
のスイッチを通過する時に、トリガを発生して入賞検知
し、特別図柄表示装置202の図柄変動の契機を与え
る。
【0026】普通図柄作動スイッチ302は、遊技者に
より打ち出されて左側普通図柄表示装置作動ゲート20
4および右側普通図柄表示装置作動ゲート205を通過
した球が、このスイッチを通過する時にトリガを発生
し、普通図柄表示装置206の普通図柄の変動契機を与
える。
【0027】大入賞口スイッチ303は、大当たりにな
った時に、可変入賞球装置208内への球の入賞検知を
行う。
【0028】普通電動役物作動ソレノイド313は、普
通図柄表示装置206が特定の普通図柄を停止表示した
場合に、普通電動役物207を開放する。
【0029】可動片作動ソレノイド318は、大入賞口
内の特定領域を開閉するための可動片(シャッタ)を駆
動するものであって、大当たり中の大入賞口開放時にお
いて、特定領域(Vゾーン)に1個の球しか入給させな
いようにするために、特定領域に入球したことを検知し
た特定領域通過検出スイッチ304からのトリガに応答
した主制御部308からの制御信号に基づいて可動片を
閉じる。
【0030】ランプ表示装置314は、遊技に関連する
ランプ類の表示装置であり、主制御部308の指示で複
数のランプを選択的に点灯/消灯させる。
【0031】効果音発生装置315は、遊技に関連する
音響を発生する。賞球払出装置316は、特別図柄始動
スイッチ301、大入賞口スイッチ303、その他の入
賞口スイッチで入賞検知がされた場合の、賞球の払出を
する。
【0032】球発射装置317は、パチンコ機ハンドル
で遊技者の球発射動作を検知すると、球を遊技盤201
へ発射する。
【0033】遊技者が発射した球が始動入賞口に入賞し
たタイミングに応答して、予め定められた確率で、遊技
者に有利にゲームが展開する特別遊技状態(いわゆる大
当たり)を発生させるか否かの抽選が行われ、これによ
って、大当たりが決定されると、特別遊技状態に移行す
る。また、大当たりの決定と同時に、次回の大当たりの
発生確率を、通常の確率にするか、または遊技者にとっ
て有利な確率に移行するか(すなわち、確率変動(確
変)するか)を抽選して決定し、特別図柄表示装置上
に、通常の確率での大当たりであるか、または確変での
大当たりであるかを示す所定の図柄を停止表示させると
ともに、以降、大入賞口を例えば1回あたり10球入球
または30秒経過を条件として最大16回開放して遊技
者に有利なゲーム展開を実現可能な状態とする。
【0034】図4は、図2に示すような遊技球検出器に
設けられる診断装置の回路図であって、この診断装置の
一部は主基板400上に設けられる。図4では、主基板
400は、本実施例の動作説明に必要な構成を主に示し
てあり、その他の構成は図示省略してある。詳細は後述
するが、遊技球検出器4は、発光部としての発光ダイオ
ード5と、この発光ダイオード5からの光を受光する受
光部としてのフォトトランジスタ6とを有し、通常状態
では、フォトトランジスタ6は、発光ダイオード5から
の光を受光するとオンし、そのコレクタ電圧がローとな
り、遊技球がこの光を遮断すると、フォトトランジスタ
6のコレクタ電圧がハイとなり、この変化がシュミット
バッファIC1、入力ポート307を介してトリガとし
て主基板400に入力されることによって、主制御部3
08によって遊技球の検出が行われることになる。一
方、出力ポート311から出力された遊技球の状態を診
断するための処理プログラムに従って生成された信号
は、シュミットバッファIC2、抵抗R1およびコンデ
ンサC1からなるCR積分器、増幅器IC3、(抵抗R
2、抵抗R3、差動増幅器IC4、トランジスタTr1
および抵抗R4からなる)定電流回路を介して発光ダイ
オード5を後述するようにして駆動する。
【0035】前記の遊技球の状態を診断するための処理
プログラムは、電源投入時に、動作するものであって、
発光部を構成する発光ダイオードの駆動電流を段階的に
変化させ、その時の受光部を構成するフォトトランジス
タの出力電圧が安定動作状態であるか判定し、当該判定
結果が不安定乃至未動作のときは、次段階の駆動電流を
発光部に供給して同様の動作を繰り返し実行することか
らに。そして、上記動作を規定回数繰り替えしても、尚
検出器が不安定乃至未動作の場合は検出器等の電気的乃
至機構的な故障であると判定し、主制御部の動作を遊技
停止状態に移行させ、当該故障内容を出力ポートを介し
て遊技盤上の表示装置に表示するとともにホールコンピ
ュータに通知すれば、遊技者乃至遊技店に与える損害を
未然に防止する事ができる。更には、段階的な判定処理
の中で検出器が安定状態に移行した感度レベルをホール
コンピュータに通知し、ホールコンピュータにおいてこ
れを管理すれば、検出器の交換時期の目安情報等として
活用することもできる。
【0036】図4の回路の動作を説明する。まず、発光
ダイオード5の発光量を段階的に変化させるために、C
R積分器の出力Vcの電圧を段階的に変化させる。この
Vcの電圧を変化させるためには、詳細は後述するが、
主基板400上のコンパレータCMPの出力バルス幅乃
至周波数を変化させ、これを出力ポート311から出力
し、シュミットバッファIC2を介してCR積分器に入
力すればよく、CR積分器は、パルス幅−電圧変換回路
として動作する。
【0037】図5はパルス幅変調の動作原理図を説明す
るためのタイミングチャートであり、図5から、CR積
分器に印加するパルス幅が(a)のように短いとパルス
オン時にコンデンサC1に蓄積された電荷は、パルスオ
フ時に多く放電されてしまうためVcの平均電位は小さ
くなるが、(b)のようにパルス幅を長くするとコンデ
ンサC1に蓄積された電荷が放電途中に次パルスで充電
される結果、Vcの平均電位は大きくなる。従って、コ
ンパレータCMPの出力バルス幅を可変することによ
り、Vc電位を可変することができる。そして、このV
c電位は定電流回路で電流に変換され、発光ダイオード
5はVc電位に相当した定電流Iで駆動される。そし
て、パルス幅変換電位:Vcと発光ダイオード5の駆動
電流:Iとの間の関係は次の計算式で表現される。 I=(R2*Vbe+R3*Vc)/(R3*R4)……(1) ここで、VbeはトランジスタTr1のべース・エミッ
タ間電圧である。
【0038】上式(1)から、IとVcは比例関係にあ
るため、パルス幅−電圧変換はパルス幅−電流変換と同
値である。そこで、実際に主制御部308のROM30
9または不揮発性メモリ(不図示)に登録するパルス幅
設定値としてのデータ値を求めるには、コンパレータC
MPからの出力パルス幅を段階的に変化させた時の抵抗
R4の電圧から、発光ダイオードの駆動電流を計算し
て、遊技球検出器の製品仕様書から発光ダイオードの光
量と駆動電流特性データを基にして、発光ダイオードの
最小光量値から最大光量値までの範囲を何段階かに分割
する。そして分割された各光量値に対する駆動電流が決
定されるため、式(1)からVc電位が計算される。従
って、既に説明したVcとパルス幅の実測値とから主制
御部308のROM309または不揮発性メモリ(不図
示)に登録すべき段階的なパルス幅設定値を求めること
ができる。次表のように各データはまとめられる。
【0039】
【表1】
【0040】そして、主制御部308に設定した上表の
パルス幅設定値である0,PW1…PW5に相当する、
段階的に変化するパルス信号を主基板400上の出力ポ
ート311から出力させていき、それに対応した遊技球
検出器のフォトトランジスタ6からの出力電圧を主制御
部308で順次に確認、判定処理する。つまり、パルス
幅設定値が0ではフォトトランジスタ6には電流が流れ
ないためオフ状態で、その出力電位はハイレベルを保持
するが、パルス幅設定値を増加させていくと発光ダイオ
ード5の駆動電流が増加するため、フォトトランジスタ
6の出力電位はロウレベルになる。ところが、上述した
ような遊技球検出器の外部環境等に因る発光ダイオード
5の発光量の減少やフォトトランジスタ6の受光量減少
に伴い、発光ダイオード5の駆動電流を増加させる必要
がある。そして、発光ダイオードの発光量を段階的に増
して行く過程を、フォトトランジスタ6が安定動作にな
るまで繰り返し、発光ダイオードの発光量の補正を実行
することで、遊技球検出器の動作を保証する。更に、パ
ルス幅設定値を最大設定値pw5を超えてもフォトトラ
ンジスタ6の出力電圧がロウレベルを保持した場合は、
遊技球検出器の故障乃至電気的な接続不具合等とみな
し、必要に応じて、主制御部308から必要に応じて遊
技状態の停止制御乃至その状態を外部に報知することが
できる。従って、当該動作保証機能を遊技開始時(電源
投入時)に実行することにより、信頼性の高い遊技機を
市場に提供し、遊技者や遊技店が安心して遊技、営業す
ることができる。
【0041】図6は、主制御部308に搭載されている
クロック発生器401に基づいて動作する内部タイマを
パルス幅変調モードで使用するために必要な主制御部3
08の処理フローを示し、この処理を実行することによ
って、出力ポート311から上述したパルスを出力する
ことができる。この制御手順はROM309内に格納さ
れており、主制御部308内のCPUが実行する。
【0042】主制御部308によって制御される内部タ
イマは、次のようにして出力パルスを生成する。すなわ
ち、発光ダイオードの駆動信号周波数を設定するために
必要なパルス周期設定用カウンタPFCに一定値を書き
込むことで出力パルスの周波数を一定にする。また、R
AM310内のPDPポインタの示すパルス幅設定デー
タをパルス幅設定用カウンタPWCに書き込み、対応す
る出力バルス幅を得る。そして、各カウンタPFC,P
WCに設定されたデータに基づき、コンパレータCMP
から設定されたパルス幅変調信号が出力される。より詳
細に説明すると、パルス周期設定用カウンタPFCは選
択された周波数で連続カウントするカウンタであって、
0〜$FFまで変化しオーバフロー時にコンパレータC
MPをクリアして出力信号を反転させる。そして、予め
設定したパルス幅設定用カウンタPWCの値とパルス周
期設定用カウンタPFCの値とが一致したときはコンパ
レータCMPの出力信号をセットするため、オーバフロ
ー時からパルス幅設定用カウンタPWCの値と一致する
までの間、コンパレータCMPからパルスが出力され、
パルス幅設定用カウンタPWC一致後オーバフロー間は
オフ状態になる。
【0043】図7は遊技球検出器の異常状態を検出する
ために必要な主制御部308の制御手順を示すものであ
って、この制御手順はROM309内に格納され、CP
Uが実行する。
【0044】この制御手順は、電源投入時に当該処理プ
ログラムが呼び出されてスタートし、まず、ステップ
(S)1において、PDPはパルス幅設定用のデータテ
ーブルの先頭ポインタを指定し、S2でパルス幅出力
(PDOUT)ルーチン(図6)を呼び出す。次いで、
S3で、受光部(フォトトランジスタ6)の出力がロウ
レベルか否かを判断する。電源投入直後は、パルス幅設
定用カウンタに0が設定されるため、コンパレータCM
Pの出力はロウレベルなる。このため、発光ダイオード
5には駆動電流が流れず、フォトトランジスタ6の電位
はハイレベルになり、この場合、正常動作であるので、
S4に進む。従って、S3で、フォトトランジスタ6の
出力電位がロウレベルのときは、S5に進んで、異常検
出フラグをセットして異常状態が発生したことを(主制
御部308内の)他の処理プログラムに報知して、遊技
動作を停止する等の回避処理を実行し、さらには、必要
なら、遊技盤上の表示装置にその旨を表示する。
【0045】そして、S4では、PDPポインタを1加
算して次のパルス幅設定用データテーブルアドレスにポ
インタを移動する。次いで、S6では当該アドレスがP
DPmaxと等しいかを判断し、等しければ、S5で異
常フラグをセットし、等しくなければS7に進んで、P
DOUTルーチンでパルス幅設定用カウンタに次の値
(例えばpw1)をセットし、S8に進む。
【0046】S8では、受光部の出力電位がロウレベル
か否かを判断し、ハイレベル状態であれば、S4に戻
り、同様にパルス幅設定用カウンタを次のパルス幅設定
用データテーブルのパルス幅設定カウンタ値に書き換え
る。すなわち、発光ダイオードの駆動電流を増加させ
る。S8で、受光部の出力電位がロウレベルであるとき
は正常動作であるからS9〜S11に進み、さらに、受
光部の出力電位として定時間ロウレベル状態が継続して
検出されるか確認する。つまり、S9で、(主制御部3
08内の)安定継続カウンタEDCを1加算し、S10
で、受光部の出力電位がロウレベルか否かを判断し、ハ
イレベル状態であれば、S4に戻り、ロウレベルである
ときはS11に進み、そこで、EDCが最大値EDCm
ax(すなわち、予め定めた時間)と等しいか否かを判
断し、等しくなければS9に戻り、等しいときはS12
に進んで、検出器異常状態フラグをクリアし、処理を終
了する。すなわち、EDCが最大値EDCmaxになる
までの間に、受光部の出力電位がハイレベルに変化した
ときは、受光部電位が不安定になった判断する。その
為、S4で、再度、発光部の駆動電流を増加させるため
PDPカウンタを移動して受光部の出力電位を確認す
る。そして、受光部の出力電位がロウレベル状態を保持
したまま、EDCカウンタがEDCmaxを超えた場合
は、検出器異常状態フラグをクリアして、検出器が正常
動作を実行したと判定し、処理を終了する。なお、主制
御部308は、S12で終了した場合、そのときのパル
ス幅設定用のデータテーブルの値を記憶しておき、その
値に基づいて発光ダイオード5を駆動する。また、その
ときのPDPの値を診断データとして出力ポート311
を介してホールコンピュータに通知することができ、ホ
ールコンピュータによって、各遊技球検出器の診断デー
タを収集して集中管理することができる。
【0047】このように、発光ダイオードの駆動電流を
段階的に調整しながら受光部の電位変化を逐次確認する
処理プログラムを遊技制御プログラムに組み入れること
により、検出器の外部環境に因る経年変化や検出器の故
障を未然に防止しすることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遊技球検出器の故障を的確に診断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のパチンコ機の遊技盤の正面概
観を示す説明図である。
【図2】遊技球検出器の外観を示す図である。
【図3】本発明実施形態のパチンコ機の制御回路構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明実施形態の診断装置の回路図である。
【図5】パルス幅と電位との関係を示す図である。
【図6】主制御部の内部タイマー設定フローを示す図で
ある
【図7】本発明実施形態の動作を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 発光部 2 受光部 3 遊技球 4 遊技球検出器 5 発光ダイオード 6 フォトトランジスタ 201 遊技盤 202 特別図柄表示装置 203 始動入賞口 204 左側普通図柄表示装置作動ゲート 205 右側普通図柄表示装置作動ゲート 206 普通図柄表示装置 207 普通電動役物 208 可変入賞球装置 301 特別図柄始動スイッチ 302 普通図柄作動スイッチ 303 大入賞口スイッチ 304 特定領域通過検出スイッチ 305 リセット回路 306 電源回路 307 入力ポート 308 主制御部 309 ROM 310 RAM 311 出力ポート 312 大入賞口作動ソレノイド 313 普通電動役物作動ソレノイド 314 ランプ表示装置 315 効果音発生装置 316 賞球払出装置 317 球発射装置 318 可動片作動ソレノイド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部および当該発光部からの光を受光
    する受光部とを有する遊技球検出器の診断方法であっ
    て、 遊技球を検出していない状態で前記発光部を駆動する定
    電流値を所定時間毎に順次増加させ、 前記所定時間中に前記受光部の出力電位が遊技球検出状
    態を示したときは、前記遊技球検出器が故障したと診断
    することを特徴とする遊技球検出器の診断方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに、 遊技球を検出していない状態で、前記発光部を駆動する
    前に、前記受光部の出力電位を監視し、 前記受光部の出力電位が遊技球検出状態を示したとき
    は、前記遊技球検出器が故障したと診断することを特徴
    とする遊技球検出器の診断方法。
  3. 【請求項3】 発光部および当該発光部からの光を受光
    する受光部とを有する遊技球検出器の診断装置であっ
    て、 遊技球を検出していない状態で前記発光部を駆動する定
    電流値を所定時間毎に順次増加させる駆動手段と、 前記所定時間中に前記受光部の出力電位が遊技球検出状
    態を示したときは、前記遊技球検出器が故障したと診断
    する出力電位監視手段とを具えたことを特徴とする遊技
    球検出器の診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記出力電位監視手段は、遊技球を検出していない状態
    で、前記発光部を駆動する前に、前記受光部の出力電位
    を監視し、前記受光部の出力電位が遊技球検出状態を示
    したときは、前記遊技球検出器が故障したと診断するこ
    とを特徴とする遊技球検出器の診断装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4の遊技球検出器の診断
    装置を有する遊技機。
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