JP2003046975A - コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラム及びコンテンツ配信プログラムを格納した記憶媒体及びコンテンツ再生プログラム及びコンテンツ再生プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラム及びコンテンツ配信プログラムを格納した記憶媒体及びコンテンツ再生プログラム及びコンテンツ再生プログラムを格納した記憶媒体

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JP2003046975A
JP2003046975A JP2001230270A JP2001230270A JP2003046975A JP 2003046975 A JP2003046975 A JP 2003046975A JP 2001230270 A JP2001230270 A JP 2001230270A JP 2001230270 A JP2001230270 A JP 2001230270A JP 2003046975 A JP2003046975 A JP 2003046975A
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Tomoaki Kumagai
智明 熊谷
Hiroshi Saito
洋 斎藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くのユーザに対して、チャネル数及び最大
待ち時間を抑えつつ、効率的な準VoD を提供する。 【解決手段】 本発明は、番組コンテンツを情報グルー
プのデータサイズがD×R(n-1) かつRが1より大きい
数であるように分割し、スケジューリングを行い、放送
し、ユーザからダウンロード要求以降に放送される最早
の情報グループをダウンロードし、k+1番目の情報グ
ループが存在する場合には、k番目の情報グループのダ
ウンロードが完了した直後にk+1番目のチャネルで放
送されているk+1番目の情報グループの再生を開始
し、存在しない場合にはk番目の情報グループを再生す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツ配信方
法及びコンテンツ配信プログラム及びコンテンツ配信プ
ログラムを格納した記憶媒体及びコンテンツ再生プログ
ラム及びコンテンツ再生プログラムを格納した記憶媒体
に係り、特に、番組サーバが複数のユーザに対して準オ
ンデマンドで番組コンテンツを配信する、ユーザ端末に
おいて配信されたコンテンツを再生するためのコンテン
ツ配信方法及びコンテンツ配信プログラム及びコンテン
ツ配信プログラムを格納した記憶媒体及びコンテンツ再
生プログラム及びコンテンツ再生プログラムを格納した
記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】VoD(Video On Demand)は、好きなときに
所望の番組を見ることのできるサービスとして、近年の
通信網の発展につれ、注目を浴びている。
【0003】VoD は、通常、番組を蓄積するビデオサー
バがあり、ネットワークを介してユーザ端末と結ばれて
いる。ユーザ端末は、例えば、PCや専用セットトップ
ボックスなどで、ビデオ要求信号の送信、ビデオ信号の
受信、再生、等の機能を有する。さらには、蓄積機能
や、早送りや巻き戻しなどへの対応機能も多くの場合提
供される。VoD ユーザは、番組を観たい時に同番組の要
求を端末を通じてビデオサーバに送る。当該ビデオサー
バは、要求された番組を要求元ユーザ端末に対して送
る。従って、特定の時間に特定の番組が放送される放送
サービスに対し、ユーザの自由度が高いという利点があ
る反面、各ユーザ毎に情報送信を行なわなければなら
ず、高コスト化しやすいという問題がある。
【0004】このため、準VoD と呼ばれる方法が検討さ
れている。これは、完全にオンデマンドで(要求に応じ
て)番組送信を行なうわけではなく、通常は、同一番組
を、例えば、図11に示すように、15分ずつずらして
複数チャネルで提供することで、最大15分待てば、所
望の番組を冒頭から受信・聴取可能となる。この最も単
純な準VoD は、最大待ち時間を小さくするにつれ、必要
なチャネル数が膨大となる問題がある。特に、長い番組
を提供する場合、この問題は顕著になる。 上記の欠点
を改善する準VoD 方式として、特開平10−56633
「平均帯域幅とピーク帯域幅の変動を減少させるために
信号の断片化及び順序付けを使用する準オンデマンドデ
ジタル情報配信システム及び方法」や、文献「Metropol
itan area video-on-demand service using pyramid br
oadcasting」(Multimedia Systems, 4, pp.197-208,199
6)が提案されている。これらの提案では、端末の蓄積機
能を利用することにより、放送型通信(即ち、不特定多
数のユーザに同じ情報を提供する通信)であるにもかか
わらず、ほぼオンデマンドで番組を受信・聴取可能とす
ることができるものである。
【0005】上記の特開平10−56633を図12〜
図14を用いて説明する。これらの図では、1つの番組
は一定の長さを有するN個の情報ブロックに分けられて
いる。これらのブロックは、小さい番号順に再生される
必要がある。準VoD サービス提供事業者は、ある規則に
沿って情報ブロックの送信スケジュールを決定し、ネッ
トワーク上に情報ブロックを流す。このネットワーク
は、放送型通信、即ち、不特定多数のユーザが同時に同
一チャネルにアクセスし、同じ情報を得ることができる
ものである。図12は、ユーザ端末がある番組を見ると
きに、捕捉すべきチャネルと情報ブロックを示してい
る。同図から分かるように、ユーザ端末は、最大3チャ
ネルを同時に捕捉する。これにより、どのタイミングで
受信要求が来ても、最大待ち時間は、図中の1つのブロ
ック長であり、平均チャネル数は、 1+1/2+1/3=1.83チャネル である。
【0006】さらに、図13のような送出スケジュール
をとることで、平均チャネル数は2に増えるが、最大チ
ャネル数は2に抑制し、最大待ち時間1単位とすること
ができる。一般的に、フラクタルチャネルパッキングと
呼ばれる方法により、図14のような送出スケジュール
が生成され、平均チャネル数と最大チャネル数をほぼ同
等とすることができる。
【0007】次に、文献「Metropolitan area video-on
-demand service using pyramid broadcasting」につい
て説明する。図15において、1つの番組に対して、K
チャネル用意する。番組は、K個のブロックに分割され
る。第iブロックは、第(i−1)ブロックのa倍の大
きさにする。第iブロックを繰り返し、第iチャネルで
放送する。ユーザは観たい時点で、第1チャネルにアク
セスし、第1ブロックの最初時点から、受信しつつ再生
する。第1ブロック再生終了時点で、第2チャネルにア
クセスし、第2ブロックの最初の時点から、受信しつつ
再生する。これを番組終了まで繰り返す。一般に再生速
度に対して番組当たりのチャネルの伝送速度がa倍以上
であれば、番組は中断なく再生可能である(但し、端末
での蓄積オーバーフローはない場合)。ユーザの待ち時
間は高々第1ブロックの送出間隔である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の特開平10−56633に記載されている方法で
は、番組長が長くなるに従って、ユーザ端末が同時にダ
ウンロードしなくてはならない情報ブロック数の最大値
が増加し、ユーザ端末が接続されているネットワークの
アクセス部分の所要帯域が増加するという問題がある。
【0009】また、従来の文献「Metropolitan area vi
deo-on-demand service using pyramid broadcasting」
による方法では、ユーザ端末が受信要求を出すタイミン
グによっては、あるブロックのダウンロード処理中に当
該ブロックの再生処理を開始しなくてはならなくなる。
以下では、図15を例として具体的に説明する。
【0010】図15において、受信要求が出された後、
まず、ユーザ端末はチャネル1で放送されている第1ブ
ロックをブロック単位でダウンロードする。その後、第
1ブロックのダウンロード完了直後に、第1ブロックの
再生を開始し、第1ブロックの再生中に、チャネル2で
放送されている第2ブロックをブロック単位でダウンロ
ードする。その後、第2ブロックのダウンロード完了直
後に、第2ブロックの再生を開始するが、第2ブロック
の再生開始直後の時点では、チャネル3で放送されてい
る第3ブロックは送信の途中であるため、第3ブロック
を先頭部分からダウンロードするために少し時間が経過
してから第3ブロックをブロック単位でダウンロードし
なくてはならない。このような処理を行なった場合、第
2ブロックの再生が終了する時点では、第3ブロックの
ダウンロードは完了していないことになる。従って、番
組コンテンツを連続して再生するためには、第3ブロッ
クがダウンロード中であるにもかかわらず、第3ブロッ
クの再生を開始する必要がある。
【0011】上述のような処理を可能とするためには、
各ブロックが特殊なファイル形式でなければならないな
どの制約が多く、また、番組コンテンツを再生するため
のアプリケーションソフトウェアにおいて複雑な処理が
必要になるなどの問題がある。
【0012】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、多くのユーザに対しても、チャネル数(帯域)及び
最大待ち時間を抑えつつ、効率的な準VoD を提供するこ
とが可能なコンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プロ
グラム及びコンテンツ配信プログラムを格納した記憶媒
体及びコンテンツ再生プログラム及びコンテンツ再生プ
ログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。
【0014】本発明(請求項1)は、番組サーバがユー
ザ端末に対して準オンデマンドで番組コンテンツを配信
するコンテンツ配信方法において、番組サーバが、n番
目の情報グループのデータサイズがD×R(n-1) (但
し、Dは、番組コンテンツの先頭部に相当する1番目の
情報グループのデータサイズ、Rは、番組コンテンツの
再生速度に対する各チャネルの伝送速度の比)かつRが
1より大きい数であるように、番組コンテンツを先頭か
ら順に分割して複数の情報グループを生成する第1のス
テップ(ステップ1)と、第1のステップで生成された
情報グループのうち、n番目の情報グループが、番組コ
ンテンツの再生速度のR倍の伝送速度を有する複数のチ
ャネルのうちのチャネル番号nのチャネルを介して周期
的に連続的に放送されるよう、全ての情報グループに対
してスケジューリングを行なう第2のステップ(ステッ
プ2)と、第2のステップにおけるスケジューリングの
結果に従って、各情報グループを放送する第3のステッ
プ(ステップ3)と、第3のステップで放送された情報
グループのうち、チャネル番号1のチャネルで周期的に
放送されている1番目の情報グループで、かつ、ユーザ
がダウンロード要求した時点以降に放送される最早の情
報グループをグループ単位でユーザ端末にダウンロード
する第4のステップ(ステップ4)と、チャネル番号k
(k=1,2,3…)のチャネルで放送されているk番
目の情報グループのダウンロードが完了した直後に、チ
ャネル番号k+1のチャネルで放送されているk+1番
目の情報グループが存在する場合には、ユーザ端末にダ
ウンロードされているk番目の情報グループの再生を開
始すると共に、チャネル番号k+1のチャネルで放送さ
れているk+1番目の情報グループのダウンロードを開
始して、該k番目の情報グループの再生が完了した時点
で、該k+1番目の情報グループのユーザ端末へのダウ
ンロードを終了し、チャネル番号k+1のチャネルで放
送されているk+1番目の情報グループが存在しない場
合には、チャネル番号kのチャネルで放送されているk
番目の情報グループのダウンロードが完了した直後に、
該ユーザ端末にダウンロードされている該k番目の情報
グループの再生を開始する第5のステップ(ステップ
5)からなる。
【0015】本発明(請求項2)は、第1のステップに
おいて、番組サーバが、番組コンテンツを時間順に番号
付けされた一定のデータサイズDの複数の情報ブロック
に分割すると共に、n番目の情報グループのデータサイ
ズがD×R(n-1) かつ、Rが2以上の整数となるよう
に、ブロック番号が(R(n -1) −1)/(R−1)+1
以上であり、かつ、(Rn −1)/(R−1)以下であ
るようなR(n-1) 個の情報ブロックがn番目のグループ
に含まれるように全ての情報ブロックに対してグルーピ
ングを行なうことにより情報グループを生成し、第5の
ステップにおいて、ユーザ端末にダウンロードされてい
る情報ブロックで、かつ、まだ再生されていない情報ブ
ロックのうち、最小のブロック番号を持つ情報ブロック
を再生することにより、番組コンテンツの最後部に相当
する最大のブロック番号を持つ情報ブロックの再生が完
了するまで連続してブロック番号順に情報ブロックの再
生を行なうと同時に、全ての情報ブロックのダウンロー
ドが完了するまで、第3のステップで放送された情報ブ
ロックのうち、再生中の情報ブロックが放送されている
チャネルのチャネル番号に1を加えたチャネル番号を持
つチャネルにより周期的に放送されている情報ブロック
で、かつ、ユーザ端末にまだダウンロードされていない
ダウンロード可能な最早の情報ブロックを該ユーザ端末
にダウンロードする。
【0016】本発明(請求項3)は、ユーザ端末におい
て、当該ユーザ端末にダウンロードされた番組コンテン
ツのデータのうち、再生が終わったデータを、少なくと
も該番組コンテンツの再生が完了するまで保持する。
【0017】本発明(請求項4)は、ユーザ端末におい
て、当該ユーザ端末にダウンロードされて保持されてい
る番組コンテンツのデータのうち、再生が終わったデー
タが存在する場合に、該データに別のデータを上書きし
ながらダウンロードする。
【0018】本発明(請求項5)は、ユーザ端末に対し
て準オンデマンドで番組コンテンツを配信する番組サー
バが実行するコンテンツ配信プログラムであって、n番
目の情報グループのデータサイズがD×R(n-1) (但
し、Dは、番組コンテンツの先頭部に相当する1番目の
情報グループのデータサイズ、Rは、番組コンテンツの
再生速度に対する各チャネルの伝送速度の比)かつRが
1より大きい数であるように、番組コンテンツを先頭か
ら順に分割して複数の情報グループを生成する情報グル
ープ生成プロセスと、情報グループ生成プロセスで生成
された情報グループのうち、n番目の情報グループが、
番組コンテンツの再生速度のR倍の伝送速度を有する複
数のチャネルのうちのチャネル番号nのチャネルを介し
て周期的に連続的に放送されるよう、全ての情報グルー
プに対してスケジューリングを行なうスケジューリング
プロセスと、スケジューリングプロセスにおけるスケジ
ューリングの結果に従って、各情報グループを放送する
放送プロセスとを有する。
【0019】本発明(請求項6)は、情報グループ生成
プロセスにおいて、番組コンテンツを時間順に番号付け
された一定のデータサイズDの複数の情報ブロックに分
割すると共に、n番目の情報グループのデータサイズが
D×R(n-1 ) かつ、Rが2以上の整数となるように、ブ
ロック番号が(R(n-1) −1)/(R−1)+1以上で
あり、かつ、(Rn −1)/(R−1)以下であるよう
なR (n-1) 個の情報ブロックがn番目のグループに含ま
れるように全ての情報ブロックに対してグルーピングを
行なうことにより情報グループを生成するプロセスを含
む。
【0020】本発明(請求項7)は、番組サーバから準
オンデマンドで番組コンテンツを受信・再生するユーザ
端末が実行するコンテンツ再生プログラムであって、番
組サーバから放送された情報グループのうち、チャネル
番号1のチャネルで周期的に放送されている1番目の情
報グループで、かつ、ユーザがダウンロード要求した時
点以降に放送される最早の情報グループをグループ単位
でユーザ端末にダウンロードするダウンロードプロセス
と、チャネル番号k(k=1,2,3…)のチャネルで
放送されているk番目の情報グループのダウンロードが
完了した直後に、チャネル番号k+1のチャネルで放送
されているk+1番目の情報グループが存在する場合に
は、ユーザ端末にダウンロードされているk番目の情報
グループの再生を開始すると共に、チャネル番号k+1
のチャネルで放送されているk+1番目の情報グループ
のダウンロードを開始して、該k番目の情報グループの
再生が完了した時点で、該k+1番目の情報グループの
ユーザ端末へのダウンロードを終了し、チャネル番号k
+1のチャネルで放送されているk+1番目の情報グル
ープが存在しない場合には、チャネル番号kのチャネル
で放送されているk番目の情報グループのダウンロード
が完了した直後に、該ユーザ端末にダウンロードされて
いる該k番目の情報グループの再生を開始する再生プロ
セスからなる。
【0021】本発明(請求項8)は、再生プロセスにお
いて、ユーザ端末にダウンロードされている情報ブロッ
クで、かつ、まだ再生されていない情報ブロックのう
ち、最小のブロック番号を持つ情報ブロックを再生する
ことにより、番組コンテンツの最後部に相当する最大の
ブロック番号を持つ情報ブロックの再生が完了するまで
連続してブロック番号順に情報ブロックの再生を行なう
と同時に、全ての情報ブロックのダウンロードが完了す
るまで、放送プロセスで放送された情報ブロックのう
ち、再生中の情報ブロックが放送されているチャネルの
チャネル番号に1を加えたチャネル番号を持つチャネル
により周期的に放送されている情報ブロックで、かつ、
ユーザ端末にまだダウンロードされていないダウンロー
ド可能な最早の情報ブロックを該ユーザ端末にダウンロ
ードするプロセスを含む。
【0022】本発明(請求項9)は、ユーザ端末にダウ
ンロードされた番組コンテンツのデータのうち、再生が
終わったデータを、少なくとも該番組コンテンツの再生
が完了するまで保持するプロセスを有する。
【0023】本発明(請求項10)は、ユーザ端末にダ
ウンロードされて保持されている番組コンテンツのデー
タのうち、再生が終わったデータが存在する場合に、該
データに別のデータを上書きしながらダウンロードする
プロセスを有する。
【0024】本発明(請求項11)は、ユーザ端末に対
して準オンデマンドで番組コンテンツを配信する番組サ
ーバが実行するコンテンツ配信プログラムを格納した記
憶媒体であって、n番目の情報グループのデータサイズ
がD×R(n-1) (但し、Dは、番組コンテンツの先頭部
に相当する1番目の情報グループのデータサイズ、R
は、番組コンテンツの再生速度に対する各チャネルの伝
送速度の比)かつRが1より大きい数であるように、番
組コンテンツを先頭から順に分割して複数の情報グルー
プを生成する情報グループ生成プロセスと、情報グルー
プ生成プロセスで生成された情報グループのうち、n番
目の情報グループが、番組コンテンツの再生速度のR倍
の伝送速度を有する複数のチャネルのうちのチャネル番
号nのチャネルを介して周期的に連続的に放送されるよ
う、全ての情報グループに対してスケジューリングを行
なうスケジューリングプロセスと、スケジューリングプ
ロセスにおけるスケジューリングの結果に従って、各情
報グループを放送する放送プロセスとを有する。
【0025】本発明(請求項12)は、情報グループ生
成プロセスにおいて、番組コンテンツを時間順に番号付
けされた一定のデータサイズDの複数の情報ブロックに
分割すると共に、n番目の情報グループのデータサイズ
がD×R(n-1 ) かつ、Rが2以上の整数となるように、
ブロック番号が(R(n-1) −1)/(R−1)+1以上
であり、かつ、(Rn −1)/(R−1)以下であるよ
うなR (n-1) 個の情報ブロックがn番目のグループに含
まれるように全ての情報ブロックに対してグルーピング
を行なうことにより情報グループを生成するプロセスを
含む。
【0026】本発明(請求項13)は、番組サーバから
準オンデマンドで番組コンテンツを受信・再生するユー
ザ端末が実行するコンテンツ再生プログラムであって、
番組サーバから放送された情報グループのうち、チャネ
ル番号1のチャネルで周期的に放送されている1番目の
情報グループで、かつ、ユーザがダウンロード要求した
時点以降に放送される最早の情報グループをグループ単
位でユーザ端末にダウンロードするダウンロードプロセ
スと、チャネル番号k(k=1,2,3…)のチャネル
で放送されているk番目の情報グループのダウンロード
が完了した直後に、チャネル番号k+1のチャネルで放
送されているk+1番目の情報グループが存在する場合
には、ユーザ端末にダウンロードされているk番目の情
報グループの再生を開始すると共に、チャネル番号k+
1のチャネルで放送されているk+1番目の情報グルー
プのダウンロードを開始して、該k番目の情報グループ
の再生が完了した時点で、該k+1番目の情報グループ
のユーザ端末へのダウンロードを終了し、チャネル番号
k+1のチャネルで放送されているk+1番目の情報グ
ループが存在しない場合には、チャネル番号kのチャネ
ルで放送されているk番目の情報グループのダウンロー
ドが完了した直後に、該ユーザ端末にダウンロードされ
ている該k番目の情報グループの再生を開始する再生プ
ロセスからなる。
【0027】本発明(請求項14)は、再生プロセスに
おいて、ユーザ端末にダウンロードされている情報ブロ
ックで、かつ、まだ再生されていない情報ブロックのう
ち、最小のブロック番号を持つ情報ブロックを再生する
ことにより、番組コンテンツの最後部に相当する最大の
ブロック番号を持つ情報ブロックの再生が完了するまで
連続してブロック番号順に情報ブロックの再生を行なう
と同時に、全ての情報ブロックのダウンロードが完了す
るまで、放送プロセスで放送された情報ブロックのう
ち、再生中の情報ブロックが放送されているチャネルの
チャネル番号に1を加えたチャネル番号を持つチャネル
により周期的に放送されている情報ブロックで、かつ、
ユーザ端末にまだダウンロードされていないダウンロー
ド可能な最早の情報ブロックを該ユーザ端末にダウンロ
ードするプロセスを含む。
【0028】本発明(請求項15)は、ユーザ端末にダ
ウンロードされた番組コンテンツのデータのうち、再生
が終わったデータを、少なくとも該番組コンテンツの再
生が完了するまで保持するプロセスを有する。
【0029】本発明(請求項16)は、ユーザ端末にダ
ウンロードされて保持されている番組コンテンツのデー
タのうち、再生が終わったデータが存在する場合に、該
データに別のデータを上書きしながらダウンロードする
プロセスを有する。
【0030】上述のように、本発明によれば、番組サー
バから放送される番組コンテンツの長さにかかわらず、
受信レートが一定のユーザ端末によって、最大待ち時間
を抑えつつ、番組コンテンツを受信することが可能とな
ることに加え、連続的に番組コンテンツを再生すること
が可能となる。
【0031】また、ユーザ端末の受信レートが一定のた
め、番組コンテンツの放送を受信する場合には、番組コ
ンテンツの長さにかかわらず、ユーザ端末が接続されて
いるアクセス部分のネットワークに比較的低速な一定の
伝送帯域があれば、複数のチャネルの情報を同時に受信
することなく、番組コンテンツの受信及び再生が可能と
なる。
【0032】さらに、前述した特開平10−56633
に記載されているフラクタルチャネルパッキングに代表
されるような複雑なスケジューリング処理を行なう必要
がないため、番組サーバ及びユーザ端末は簡便な制御メ
カニズムにて実現可能である。
【0033】また、当該番組の再生が完了するまで、既
に再生し終わった番組コンテンツ情報を保持しておくこ
とが可能となる。
【0034】これにより、例えば、巻き戻し再生などの
操作を行なうことが可能なユーザ端末を容易に実現でき
るようになり、ユーザに対して容易に高品質なサービス
を提供することが可能となる。
【0035】さらに、上述とは対照的に、番組再生中
に、再生済番組コンテンツ情報がダウンロードされてい
る場所に、後続の番組コンテンツ情報を上書きしてダウ
ンロードすることを可能とすることができるため、ユー
ザ端末に具備しなければならない記憶装置の容量を削減
することが可能となる。
【0036】これにより、例えば、必要最小限の容量の
記憶装置のみをユーザ端末に具備することにより、ユー
ザ端末のコストを低減することが可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の一実施の形態に
おけるシステム構成を示す。
【0038】同図に示すシステムは、番組サーバ10と
ユーザ端末20から構成される。
【0039】番組サーバ10は、複数のユーザ端末20
に対して準オンデマンドで番組コンテンツを配信する。
【0040】ユーザ端末20は、番組サーバ10から配
信された番組コンテンツを受信して再生する。
【0041】図3は、本発明の一実施の形態におけるコ
ンテンツ配信の動作の概要を説明するためのフローチャ
ートである。
【0042】ステップ101) 番組サーバ10は、n
番目の情報グループのデータサイズがD×R(n-1) かつ
Rが1よ大きい数であるように、番組コンテンツを先頭
から順に分割して複数の情報グループを生成する。
【0043】ステップ102) 生成された情報グルー
プのうち、n番目の情報グループが、番組コンテンツの
再生速度のR倍の伝送速度を有する複数のチャネルのう
ちのチャネル番号nのチャネルを介して周期的に連続し
て放送されるように、すべての情報グループに対してス
ケジューリングを行なう。
【0044】ステップ103) 上記のスケジューリン
グの結果に従い、各情報グループを放送する。
【0045】ステップ104) ユーザ端末20は、番
組サーバ10に対して視聴要求を送信する。
【0046】ステップ105) 番組サーバ10は、視
聴要求を受信する。
【0047】ステップ106) 番組サーバ10は、ス
テップ102において行なわれたスケジューリング情報
をユーザ端末20に送信する。
【0048】ステップ107) ユーザ端末20は、当
該スケジューリング情報を受信する。
【0049】ステップ108) 情報グループカウント
kを1とする。
【0050】ステップ109) 放送された情報グルー
プのうち、チャネル番号1のチャネルで周期的に放送さ
れている1番目(k=1)の情報グループで、かつ、ユ
ーザがダウンロード要求した時点以降に放送される最早
の情報グループをグループ単位でユーザ端末20にダウ
ンロードする。
【0051】ステップ110) ここで、情報グループ
k+1が存在している場合には、ステップ112に移行
する。存在していない場合には、ステップ111に移行
する。
【0052】ステップ111) ユーザ端末20は、チ
ャネル番号k(k=1,2,3,…)のチャネルで放送
されているk番目の情報グループを再生する。このと
き、必要であれば、情報グループ内でデータの並べ替え
も行なってもよい。
【0053】ステップ112) ステップ110で情報
グループk+1が存在していない場合には、チャネル番
号kのチャネルで放送されているk番目の情報グループ
のダウンロードが完了した直後に、ユーザ端末20にダ
ウンロードされているk番目の情報グループの再生を開
始する。
【0054】ステップ113) また、同時に、チャネ
ル番号k+1のチャネルで放送されているk+1番目の
情報グループのダウンロードを開始する。
【0055】ステップ114) k=k+1とし、ステ
ップ110に移行する。
【0056】なお、上記のステップ101において、番
組サーバ10が番組コンテンツを時間順に番号付けされ
た一定のデータサイズDの複数の情報ブロックに分割す
ると共に、n番目の情報グループのデータサイズがDか
けるR(n-1) かつ、Rが2以上の整数となるように、ブ
ロック番号が(R(n-1) −1)/(R−1)+1以上で
あり、かつ、(Rn −1)/(R−1)以下であるよう
なR(n-1) 個の情報ブロックがn番目のグループに含ま
れるように全ての情報ブロックに対してグルーピングを
行なうことにより、情報グループを生成することが好ま
しい。
【0057】このように、情報グループを用いる場合
に、ユーザ端末20にダウンロードされている情報ブロ
ックで、かつ、まだ再生されていない情報ブロックのう
ち、最小のブロック番号を持つ情報ブロックを再生する
ことにより、番組コンテンツの最後部に相当する最大の
ブロック番号を持つ情報ブロックの再生が完了するまで
連続してブロック番号順に情報ブロックの再生を行なう
と同時に、全ての情報ブロックのダウンロードが完了す
るまで、ステップ103で放送された情報ブロックのう
ち、再生中の情報ブロックが放送されているチャネルの
チャネル番号に1を加えたチャネル番号を持つチャネル
により周期的に放送されている情報ブロックで、かつ、
ユーザ端末20にまだダウンロードされていないダウン
ロード可能な最早の情報ブロックをユーザ端末20にダ
ウンロードする。
【0058】また、ユーザ端末20において、番組コン
テンツデータの再生を終了した場合に、当該ユーザ端末
20にダウンロードされた番組コンテンツのデータのう
ち、再生が終わったデータを少なくとも番組コンテンツ
の再生が完了するまで保持するようにしてもよい。
【0059】さらに、ユーザ端末20は、当該ユーザ端
末20にダウンロードされて保持されている番組コンテ
ンツのデータのうち、再生が終わったデータが存在する
場合に、当該データに別のデータの上書きをしながらダ
ウンロードすることも可能である。
【0060】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。
【0061】[第1の実施例]本実施例では、番組長が
W(時間)の番組コンテンツを視聴する場合で、かつ、
ユーザが番組サーバ10に視聴要求を出してから高々T
(時間)で番組が視聴可能になるようなサービスを提供
する場合を例として説明する。
【0062】なお、本実施例においては、番組コンテン
ツを放送するために用いる各チャネルは、番組コンテン
ツの再生速度のR倍の伝送速度を有しているものと仮定
する。
【0063】図4は、本発明の第1の実施例における番
組コンテンツを複数の情報グループに分割する例を示す
図である。
【0064】ユーザが視聴要求を出してから番組が視聴
可能になるまでの最大待ち時間がT(時間)、各チャネ
ルの伝送速度が番組コンテンツの再生速度のR倍(R>
1)であるような場合、本発明のコンテンツ配信方式に
おいては、図4に示すように、1番目の情報グループを
ダウンロードするための時間をT/2とし、n番目の情
報グループのデータサイズがD×R(n-1) となるよう
に、番組コンテンツを先頭から順に分割して複数の情報
グループを生成する。即ち、Dは、1番目の情報グルー
プのデータサイズであり、各チャネルの伝送速度は2D
/Tで表すことができる。なお、番組長によっては、最
後の情報グループkに含まれる番組コンテンツのデータ
サイズがD×R(k-1) よりも小さな値になる場合も出て
くるが、そのような場合には、情報グループkのデータ
サイズは、小さいまま1つの情報グループとして扱うと
とする。
【0065】次に、スケジューリングについて説明す
る。
【0066】図5は、本発明の第1の実施例におけるス
ケジューリングを説明するための図である。
【0067】上記のようにして、情報グループの生成処
理を行なった後、図5に示すように、n番目のグループ
がチャネルnを介して周期(T/2)×R(n-1) で繰り
返し送信されるように、全てのグループに対してスケジ
ューリングを行い、そのスケジューリングの結果に従っ
て送信を行なう。即ち、本実施例では、1番目の情報グ
ループをチャネル1、2番目の情報グループをチャネル
2、3番目の情報グループをチャネル3、4番目の情報
グループをチャネル4を介してそれぞれ周期T/2,
(T/2)×R,(T/2)×R2 ,(T/2)×R3
で繰り返し送信する。
【0068】図6は、本発明の第1の実施例におけるチ
ャネル毎の情報グループの放送の例である。
【0069】ユーザは、ユーザ端末20を介して図8に
示すように、当該番組のコンテンツの受信要求を行な
う。ユーザ端末20は、まず、最初に先頭部分に相当す
る情報グループ1を情報グループ単位でダウンロードし
て再生を行なうが、チャネル1で放送されている番組先
頭部分の情報グループは、図6に示すように、周期T/
2で周期的に連続して放送されており、受信要求を出し
た後に最も早く放送が開始される情報グループのダウン
ロードを開始する。従って、高々T/2の時間だけ待て
ば、情報グループの先頭からダウンロードを開始するこ
とが可能である。また、チャネル1で放送されている情
報グループは、T/2の時間でダウンロードでき、ダウ
ンロード完了直後に再生を開始することが可能となる。
即ち、ユーザ端末20から受信要求が発せられてから、
高々T時間後には番組の先頭部分の情報グループが再生
可能となる。なお、チャネル1で放送されている情報グ
ループの再生時間は、T×R/2である。
【0070】また、2番目の情報グループには、1番目
の情報グループのR倍のデータが含まれているため、2
番目の情報グループをダウンロードするのに要する時間
は(T/2)×Rとなり、1番目のグループに含まれる
情報ブロックの再生時間と同一となる。一般に、n番目
の情報グループを再生するのに要する時間は、(T×R
/2)×R(n-1) であり、n+1番目の情報グループを
ダウンロードするのに要する時間は、(T/2)×Rn
である。
【0071】即ち、両者は一致するため、n番目の情報
グループのデータを再生中に、n+1番目の情報グルー
プのデータを全てダウンロードすることが可能である。
従って、本発明によるコンテンツ配信方法において、n
番目の情報グループのデータの再生中に、n+1番目の
情報グループの全てのデータをダウンロードし、ダウン
ロード完了直後に、n+1番目の情報グループのデータ
の再生を開始する、とう処理を、ダウンロードすべき情
報グループが無くなるまで繰り返す。なお、受信要求を
発するタイミングによっては、図6に示すように、情報
グループの先頭からダウンロードを開始することができ
ない場合が考えられるが、情報グループの途中の場合で
あっても、前述したタイミングでダウンロードを開始
し、当該グループに含まれるすべてのデータに相当する
データがダウンロードされるまでダウンロードを行な
う。
【0072】任意の情報グループは、グループ単位で周
期的に繰り返し放送されているため、情報グループの途
中からデータのダウンロードを開始しても、当該情報グ
ループに含まれる全てのデータをダウンロードすること
が可能である。例えば、情報グループ2のデータは、図
6中の・と・の部分のデータから構成されており、・→
・の順にデータをダウンロードしても、・→・の順にダ
ウンロードしても情報グループ2のすべてのデータをダ
ウンロードしたことに変わりはない。なお、上述のよう
な処理を行なうことにより、結果的にはデータを順番通
りにダウンロードされないことになるが、再生時に順番
を入れ替えて再生することにより、ユーザ端末20は、
正常に番組コンテンツを再生することができる。
【0073】以上のようにして、すべての情報グループ
のデータをダウンロードしつつ、ダウンロード済のデー
タを正しい順番で連続して再生することにより、ユーザ
端末20は、番組コンテンツを連続して再生することが
可能となる。
【0074】[第2の実施例]図7は、本発明の第2の
実施例のコンテンツ配信の動作を説明するためのシーケ
ンスチャートである。
【0075】ステップ201) 番組サーバ10は、番
組コンテンツを先頭から一定サイズの情報ブロックに分
割し、各々の情報ブロックに番号を付与する。
【0076】ステップ202) 分割された情報ブロッ
クについてグルーピングを行なう。 ステップ203) 情報ブロックのグループについて、
n番目のグループがチャネルnを介して周期的に繰り返
し放送されるようにスケジューリングを行なう。
【0077】ステップ204) ステップ203による
スケジューリング結果に従って番組コンテンツを放送す
る。
【0078】ステップ205) ユーザ端末20は、視
聴要求を番組サーバ10に送信する。
【0079】ステップ206) 番組サーバ10は、ユ
ーザ端末20からの視聴要求を受信する。
【0080】ステップ207) 番組サーバ10は、ユ
ーザ端末20に対してスケジューリング情報を送信す
る。
【0081】ステップ208) ユーザ端末20は、番
組サーバ10からのスケジューリング情報を受信する。
【0082】ステップ209) グループカウントiを
1とする。
【0083】ステップ210) グループiをユーザ端
末20にダウンロードする。
【0084】ステップ211) グループi+1が存在
している場合には、ステップ215に移行し、存在しな
い場合にはステップ212に移行する。
【0085】ステップ212) 情報ブロックの並べ替
えが必要かを判断し、必要である場合には、ステップ2
13に移行し、不要である場合にはステップ214に移
行する。
【0086】ステップ213) 情報ブロックの並べ替
えを行なう。
【0087】ステップ214) グループiを再生して
終了する。
【0088】ステップ215) グループi+1が存在
する場合には、情報ブロックの並べ替えが必要であるか
を判定し、必要である場合にはステップ216に移行す
る。 ステップ216) 情報ブロックの並べ替えを行なう。
【0089】ステップ217) グループiを再生す
る。
【0090】ステップ218) 上記のステップ216
の情報ブロックの並べ替えと共に、グループi+1をダ
ウンロードする。
【0091】ステップ219) グループカウントiを
インクリメントし、ステップ211に移行する。
【0092】以下、上記の処理について詳細に説明す
る。
【0093】簡単化のため、本実施例では、番組長が3
0分の番組コンテンツを視聴する場合で、特に、ユーザ
が番組サーバに視聴要求を出してから高々2分で番組が
視聴可能になるようなサービスを提供する場合を例とし
て説明する。なお、本実施例では、番組コンテンツを放
送するために用いる各々のチャネルは、番組コンテンツ
の再生速度の2倍の伝送速度を有しているものと仮定す
る。
【0094】上述のように、ユーザが視聴要求を出して
から高々2分で番組が視聴可能になるようにするために
は、番組の冒頭部分のコンテンツをダウンロードするた
めの時間は、ちょうど1分に等しい時間でなければなら
ないことは明らかである。また、各チャネルの伝送速度
が番組コンテンツの再生速度の2倍であるため、上述の
番組冒頭部分のコンテンツの再生時間は2分間となる。
従って、本発明によるコンテンツ配信方法においては、
図8に示すように、番組サーバ10は、番組長が30分
の番組コンテンツを、先頭から順に15個の等しいデー
タサイズの情報ブロックに分割する。
【0095】このようにして分割された各々の情報ブロ
ックの再生時間は2分間であり、それぞれをダウンロー
ドするのに必要な時間はちょうど1分となる。なお、本
実施例においては、番組コンテンツを一定のデータサイ
ズを有する情報ブロックに分割することが可能である
が、番組長と情報ブロックのデータサイズの組み合わせ
によっては、番組最後部に相当する最終の情報ブロック
のデータサイズが前述の一定のサイズに満たない場合が
ある。このような場合には、最終の情報ブロックのデー
タサイズは小さいまま1つの情報ブロックとして扱うこ
ととする。
【0096】また、各情報ブロックに分割するのと同時
に、図8に示すように、情報ブロック単位で先頭から順
に番号付けも行なう。
【0097】さらに、n番目のグループに上述のように
して分割した情報ブロックが2n 個含まれるように、1
つ以上の連続する情報ブロックからなる情報グループを
生成するために、情報ブロックのグルーピング処理を行
なう。本実施例においては、1番目のグループに先頭か
ら1番目の情報グループ、2番目のグループには、2番
目と3番目の情報グループ、3番目のグループには、4
番目から7番目までの4つの情報グループ、4番目のグ
ループには8番目から15番目までの8つの情報グルー
プが含まれるようにグルーピング処理を行なう。
【0098】即ち、ユーザが視聴要求を出してから番組
が視聴可能になるまでの最大の待ち時間がT,各チャネ
ルの伝送速度が番組コンテンツの再生速度のR倍(Rは
2以上の整数)であるような場合、本発明のコンテンツ
配信方式においては、各々の情報ブロックをダウンロー
ドするための時間をT/2とし、1つの情報ブロックの
再生時間がT×R/2となるように番組コンテンツを等
分割する。
【0099】従って、番組コンテンツを2W/(T×
R)個の情報ブロックに等分割し、ブロック番号が(R
(n-1) −1)/(R−1)+1以上であり、かつ、(R
n −1)/(R−1)以下であるようなR(n-1) 個の情
報ブロックがn番目のグループに含まれるように全ての
前述の全ての情報ブロックに対してグルーピング処理を
行なう。なお、場合によっては最終のk番目のグループ
に含まれる情報ブロックの個数がR(k-1) に満たない場
合も考えられるが、そのような場合には、k番目のグル
ープに含まれる情報ブロックの個数は少ないまま1つの
グループとして扱うこととする。
【0100】以上のようにして、情報ブロックの生成及
びグルーピング処理を行なった後、図9に示すように、
n番目のグループがチャネルnを介して周期(T/2)
×R (n-1) で繰り返し送信されるように、すべてのグル
ープに対してスケジューリングを行い、そのスケジュー
リングの結果に従って送信を行なう。即ち、前述の具体
例では、1番目の情報ブロックから構成される1番目の
グループをチャネル1、2番目と3番目の情報ブロック
から構成される2番目のグループをチャネル2、4番目
から7番目までの情報ブロックから構成される3番目の
グループをチャネル3、8番目から15番目までの情報
ブロックから構成される4番目のグループをチャネル4
を介して、それぞれ周期T/2,(T/2)×R,(T
/2)×R2 ,(T/2)×R3 で繰り返し送信する。
【0101】図10は、本発明の第2の実施例のユーザ
端末における情報ブロックの受信・再生を説明するため
の図である。
【0102】ユーザは、ユーザ端末20を介して図10
に示すように当該番組コンテンツの受信要求を行なう。
【0103】ユーザ端末20は、まず最初に、番組の先
頭部分の情報ブロックを情報ブロック単位でダウンロー
ドして再生を行なうことになるが、チャネル1で放送さ
れている番組先頭部分の情報ブロックは、図10に示す
ように周期T/2で周期的に連続して放送しており、受
信要求を出した後に最も早く放送が開始される情報ブロ
ックのダウンロードを開始する。従って、高々T/2の
時間だけ待てば、情報ブロックの先頭からダウンロード
を開始することが可能である。
【0104】また、1つの情報ブロックは、T/2の時
間でダウンロードでき、ダウンロード完了直後に再生を
開始することが可能になる。即ち、ユーザ端末20から
受信要求が発せられてから、高々T時間後には番組の先
頭部分の情報ブロックが再生可能となる。
【0105】なお、1つの情報ブロックの再生時間は、
T×R/2である。また、2番目のグループに含まれる
R個の情報ブロックをダウンロードするのに要する時間
は(T/2)×R1 であり、1番目のグループに含まれ
る情報ブロックの再生時間と同一となる。一般に、n番
目のグループに含まれる全ての情報ブロックを再生する
のに要する時間は(T×R/2)×R(n-1) であり、n
+1番目のグループに含まれるRn 個の情報ブロック全
てをダウンロードするのに要する時間は(T/2)×R
n である。即ち、両者は一致するため、n番目のグルー
プに含まれる情報ブロックの再生中に、n+1番目のグ
ループに含まれるRn 個の情報ブロック全てをダウンロ
ードすることが可能である。従って、本発明によるコン
テンツ配信方法においては、n番目のグループに含まれ
る情報ブロックの再生中に、n+1番目のグループに含
まれる全ての情報ブロックをダウンロードし、ダウンロ
ード完了直後にn+1番目のグループに含まれる情報ブ
ロックの再生を開始する、という処理をダウンロードす
べき情報ブロックが無くなるまで繰り返す。なお、受信
要求を発するタイミングによっては、図10中のチャネ
ル4で放送されている情報グループ4のように、グルー
プの先頭に位置する情報ブロックからダウンロードを開
始することができない場合が考えられるが、このような
グループの途中の場合であっても、前述したタイミング
で情報ブロック単位にダウンロードを開始し、当該グル
ープに含まれる情報ブロックに相当する全ての情報ブロ
ックがダウンロードされるまでダウンロードを行なう。
【0106】上述のような処理を行なうことにより、結
果的には情報ブロックが順番通りにダウンロードされな
いことになるが、各情報ブロックに付けられた番号が小
さい情報ブロックから順に再生を行なうことにより、ユ
ーザ端末20は、正常に番組コンテンツを再生すること
ができる。即ち、図10に記載の具体例において、ユー
ザがユーザ端末20を介して受信要求を出した場合に
は、まず、ユーザ端末20はチャネル1で1分周期で周
期的に放送されている1番目の情報ブロックのうち、当
該受信要求以後に最も早く放送が開始される情報ブロッ
ク1のダウンロードを行なう。ダウンロード開始までの
待ち時間は、高々1分である。また、情報ブロック1の
ダウンロードに要する時間は、1分である。ユーザ端末
20は、情報ブロック1のダウンロードが完了した直後
に情報ブロック1の再生を開始すると共に、チャネル2
で放送されている情報ブロック2のダウンロードを開始
し、情報ブロック2のダウンロードが終了し次第、情報
ブロック3のダウンロードを開始する。情報ブロック1
の再生に要する時間を2分であり、情報ブロック2及び
情報ブロック3のダウンロードが完了する時刻は同一時
刻となる。以下、同様に、情報ブロック3のダウンロー
ドが完了した直後に情報ブロック2、3を順に再生する
と共に、チャネル3で放送されている情報ブロック4、
5、6、7のダウンロードを順に行なう。
【0107】また、情報ブロック7のダウンロードを完
了した直後に情報ブロック4、5、6、7を順に再生す
ると共に、チャネル4で放送されている情報ブロック1
2、13、14、15、8、9、10、11のダウンロ
ードを順に行なう。
【0108】情報ブロック11のダウンロードが完了し
た直後に、情報ブロック8から15までを順に再生す
る。
【0109】以上のようにしてすべての情報ブロックを
ダウンロードしつつ、情報ブロック単位に正しい順番で
連続して再生を行なうことにより、ユーザ端末20は、
番組コンテンツを連続して再生することが可能となる。
【0110】また、上記の実施例の動作をプログラムと
して構築し、番組サーバ10やユーザ端末20として利
用されるコンピュータにインストールする、または、ネ
ットワークを介して流通させることが可能である。
【0111】また、構築されたプログラムを番組サーバ
10やユーザ端末として利用されるコンピュータに接続
されるディスク装置や、フロッピー(登録商標)ディス
ク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本
発明を実施する際にインストールすることにより、容易
に本発明を実現できる。
【0112】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応
用が可能である。
【0113】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、番組サ
ーバから放送される番組コンテンツの長さにかかわら
ず、受信レートが一定のユーザ端末によって、最大待ち
時間を抑えつつ、番組コンテンツを受信することが可能
となることに加え、連続的に番組コンテンツを再生する
ことができる。
【0114】また、ユーザ端末の受信レートが一定のた
め、番組コンテンツの放送を受信する場合には、番組コ
ンテンツの長さにかかわらず、比較的低速な一定の伝送
帯域があれば、複数のチャネルの情報を同時に受信する
ことなく、番組コンテンツの受信及び再生ができる。
【0115】さらに、前述した特開平10−56633
に記載されているフラクタルチャネルパッキングに代表
されるような複雑なスケジューリング処理を行なう必要
がないため、番組サーバ及びユーザ端末は簡便な制御メ
カニズムにて実現できる。
【0116】また、当該番組の再生が完了するまで、既
に再生し終わった番組コンテンツ情報を保持しておくこ
とができるため、例えば、巻き戻し再生などの操作を行
なうことが可能なユーザ端末を容易に実現できるように
なり、ユーザに対して容易に高品質なサービスを提供す
ることができる。
【0117】さらに、上述とは対照的に、番組再生中
に、再生済番組コンテンツ情報がダウンロードされてい
る場所に、後続の番組コンテンツ情報を上書きしてダウ
ンロードすることを可能とすることができるため、ユー
ザ端末に具備しなければならない記憶装置の容量を削減
することが可能となるため、例えば、必要最小限の容量
の記憶装置のみをユーザ端末に具備することにより、ユ
ーザ端末のコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施の形態におけるシステム構成図
である。
【図3】本発明の一実施の形態におけるコンテンツ配信
の動作の概要を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例における番組コンテンツ
を複数の情報グループに分割する例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるスケジューリン
グを説明するための図である。
【図6】本発明の第1の実施例におけるチャネル毎の情
報グループのダウンロード/再生を説明するための図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施例のコンテンツ配信の動作
を説明するためのシーケンスチャートである。
【図8】本発明の第2の実施例における番組コンテンツ
を複数の情報グループに分割する例である。
【図9】本発明の第2の実施例のチャネル毎の情報グル
ープの送信状況の例である。
【図10】本発明の第2の実施例のユーザ端末における
情報ブロックの受信・再生を説明するための図である。
【図11】従来の技術における準VoD 方法を説明するた
めの図である。
【図12】第1の従来の技術における捕捉すべきチャネ
ルと情報ブロックを示す図である。
【図13】第1の従来の技術における送出スケジュール
の例(その1)である。
【図14】第1の従来の技術における送出スケジュール
の例(その2)である。
【図15】第2の従来の技術を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 番組サーバ 20 ユーザ端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C064 BA07 BB05 BB10 BC16 BC20 BD02 BD08 5K030 GA18 GA19 HB02 JT04 LD07

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 番組サーバがユーザ端末に対して準オン
    デマンドで番組コンテンツを配信するコンテンツ配信方
    法において、 前記番組サーバが、n番目の情報グループのデータサイ
    ズがD×R(n-1) (但し、Dは、番組コンテンツの先頭
    部に相当する1番目の情報グループのデータサイズ、R
    は、番組コンテンツの再生速度に対する各チャネルの伝
    送速度の比)かつRが1より大きい数であるように、前
    記番組コンテンツを先頭から順に分割して複数の情報グ
    ループを生成する第1のステップと、 前記第1のステップで生成された前記情報グループのう
    ち、n番目の情報グループが、番組コンテンツの再生速
    度のR倍の伝送速度を有する複数のチャネルのうちのチ
    ャネル番号nのチャネルを介して周期的に連続的に放送
    されるよう、全ての情報グループに対してスケジューリ
    ングを行なう第2のステップと、 前記第2のステップにおける前記スケジューリングの結
    果に従って、各情報グループを放送する第3のステップ
    と、 前記第3のステップで放送された前記情報グループのう
    ち、チャネル番号1のチャネルで周期的に放送されてい
    る1番目の情報グループで、かつ、ユーザがダウンロー
    ド要求した時点以降に放送される最早の情報グループを
    グループ単位で前記ユーザ端末にダウンロードする第4
    のステップと、 チャネル番号k(k=1,2,3…)のチャネルで放送
    されているk番目の情報グループのダウンロードが完了
    した直後に、チャネル番号k+1のチャネルで放送され
    ているk+1番目の情報グループが存在する場合には、
    前記ユーザ端末にダウンロードされているk番目の情報
    グループの再生を開始すると共に、チャネル番号k+1
    のチャネルで放送されているk+1番目の情報グループ
    のダウンロードを開始して、該k番目の情報グループの
    再生が完了した時点で、該k+1番目の情報グループの
    ユーザ端末へのダウンロードを終了し、チャネル番号k
    +1のチャネルで放送されているk+1番目の情報グル
    ープが存在しない場合には、チャネル番号kのチャネル
    で放送されているk番目の情報グループのダウンロード
    が完了した直後に、該ユーザ端末にダウンロードされて
    いる該k番目の情報グループの再生を開始する第5のス
    テップからなることを特徴とするコンテンツ配信方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のステップにおいて、 前記番組サーバが、前記番組コンテンツを時間順に番号
    付けされた一定のデータサイズDの複数の情報ブロック
    に分割すると共に、n番目の情報グループのデータサイ
    ズがD×R(n-1) かつ、Rが2以上の整数となるよう
    に、ブロック番号が(R(n-1) −1)/(R−1)+1
    以上であり、かつ、(Rn −1)/(R−1)以下であ
    るようなR(n-1) 個の情報ブロックがn番目のグループ
    に含まれるように全ての前記情報ブロックに対してグル
    ーピングを行なうことにより情報グループを生成し、 前記第5のステップにおいて、 前記ユーザ端末にダウンロードされている情報ブロック
    で、かつ、まだ再生されていない情報ブロックのうち、
    最小のブロック番号を持つ情報ブロックを再生すること
    により、前記番組コンテンツの最後部に相当する最大の
    ブロック番号を持つ情報ブロックの再生が完了するまで
    連続してブロック番号順に情報ブロックの再生を行なう
    と同時に、全ての情報ブロックのダウンロードが完了す
    るまで、前記第3のステップで放送された情報ブロック
    のうち、再生中の情報ブロックが放送されているチャネ
    ルのチャネル番号に1を加えたチャネル番号を持つチャ
    ネルにより周期的に放送されている情報ブロックで、か
    つ、前記ユーザ端末にまだダウンロードされていないダ
    ウンロード可能な最早の情報ブロックを該ユーザ端末に
    ダウンロードする請求項1記載のコンテンツ配信方法。
  3. 【請求項3】 前記ユーザ端末において、 当該ユーザ端末にダウンロードされた前記番組コンテン
    ツのデータのうち、再生が終わったデータを、少なくと
    も該番組コンテンツの再生が完了するまで保持する請求
    項1または、2記載のコンテンツ配信方法。
  4. 【請求項4】 前記ユーザ端末において、 当該ユーザ端末にダウンロードされて保持されている前
    記番組コンテンツのデータのうち、再生が終わったデー
    タが存在する場合に、該データに別のデータを上書きし
    ながらダウンロードする請求項1または、2記載のコン
    テンツ配信方法。
  5. 【請求項5】 ユーザ端末に対して準オンデマンドで番
    組コンテンツを配信する番組サーバが実行するコンテン
    ツ配信プログラムであって、 n番目の情報グループのデータサイズがD×R
    (n-1) (但し、Dは、番組コンテンツの先頭部に相当す
    る1番目の情報グループのデータサイズ、Rは、番組コ
    ンテンツの再生速度に対する各チャネルの伝送速度の
    比)かつRが1より大きい数であるように、前記番組コ
    ンテンツを先頭から順に分割して複数の情報グループを
    生成する情報グループ生成プロセスと、 前記情報グループ生成プロセスで生成された前記情報グ
    ループのうち、n番目の情報グループが、番組コンテン
    ツの再生速度のR倍の伝送速度を有する複数のチャネル
    のうちのチャネル番号nのチャネルを介して周期的に連
    続的に放送されるよう、全ての情報グループに対してス
    ケジューリングを行なうスケジューリングプロセスと、 前記スケジューリングプロセスにおける前記スケジュー
    リングの結果に従って、各情報グループを放送する放送
    プロセスとを有することを特徴とするコンテンツ配信プ
    ログラム。
  6. 【請求項6】 前記情報グループ生成プロセスにおい
    て、 前記番組コンテンツを時間順に番号付けされた一定のデ
    ータサイズDの複数の情報ブロックに分割すると共に、
    n番目の情報グループのデータサイズがD×R (n-1)
    つ、Rが2以上の整数となるように、ブロック番号が
    (R(n-1) −1)/(R−1)+1以上であり、かつ、
    (Rn −1)/(R−1)以下であるようなR(n-1)
    の情報ブロックがn番目のグループに含まれるように全
    ての前記情報ブロックに対してグルーピングを行なうこ
    とにより情報グループを生成するプロセスを含む請求項
    5記載のコンテンツ配信プログラム。
  7. 【請求項7】 番組サーバから準オンデマンドで番組コ
    ンテンツを受信・再生するユーザ端末が実行するコンテ
    ンツ再生プログラムであって、 前記番組サーバから放送された前記情報グループのう
    ち、チャネル番号1のチャネルで周期的に放送されてい
    る1番目の情報グループで、かつ、ユーザがダウンロー
    ド要求した時点以降に放送される最早の情報グループを
    グループ単位で前記ユーザ端末にダウンロードするダウ
    ンロードプロセスと、 チャネル番号k(k=1,2,3…)のチャネルで放送
    されているk番目の情報グループのダウンロードが完了
    した直後に、チャネル番号k+1のチャネルで放送され
    ているk+1番目の情報グループが存在する場合には、
    前記ユーザ端末にダウンロードされているk番目の情報
    グループの再生を開始すると共に、チャネル番号k+1
    のチャネルで放送されているk+1番目の情報グループ
    のダウンロードを開始して、該k番目の情報グループの
    再生が完了した時点で、該k+1番目の情報グループの
    ユーザ端末へのダウンロードを終了し、チャネル番号k
    +1のチャネルで放送されているk+1番目の情報グル
    ープが存在しない場合には、チャネル番号kのチャネル
    で放送されているk番目の情報グループのダウンロード
    が完了した直後に、該ユーザ端末にダウンロードされて
    いる該k番目の情報グループの再生を開始する再生プロ
    セスからなることを特徴とするコンテンツ再生プログラ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記再生プロセスにおいて、 前記ユーザ端末にダウンロードされている情報ブロック
    で、かつ、まだ再生されていない情報ブロックのうち、
    最小のブロック番号を持つ情報ブロックを再生すること
    により、前記番組コンテンツの最後部に相当する最大の
    ブロック番号を持つ情報ブロックの再生が完了するまで
    連続してブロック番号順に情報ブロックの再生を行なう
    と同時に、全ての情報ブロックのダウンロードが完了す
    るまで、前記放送プロセスで放送された情報ブロックの
    うち、再生中の情報ブロックが放送されているチャネル
    のチャネル番号に1を加えたチャネル番号を持つチャネ
    ルにより周期的に放送されている情報ブロックで、か
    つ、前記ユーザ端末にまだダウンロードされていないダ
    ウンロード可能な最早の情報ブロックを該ユーザ端末に
    ダウンロードするプロセスを含む請求項7記載のコンテ
    ンツ再生プログラム。
  9. 【請求項9】 前記ユーザ端末にダウンロードされた前
    記番組コンテンツのデータのうち、再生が終わったデー
    タを、少なくとも該番組コンテンツの再生が完了するま
    で保持するプロセスを有する請求項7記載のコンテンツ
    再生プログラム。
  10. 【請求項10】 前記ユーザ端末にダウンロードされて
    保持されている前記番組コンテンツのデータのうち、再
    生が終わったデータが存在する場合に、該データに別の
    データを上書きしながらダウンロードするプロセスを有
    する請求項7記載のコンテンツ再生プログラム。
  11. 【請求項11】 ユーザ端末に対して準オンデマンドで
    番組コンテンツを配信する番組サーバが実行するコンテ
    ンツ配信プログラムを格納した記憶媒体であって、 n番目の情報グループのデータサイズがD×R
    (n-1) (但し、Dは、番組コンテンツの先頭部に相当す
    る1番目の情報グループのデータサイズ、Rは、番組コ
    ンテンツの再生速度に対する各チャネルの伝送速度の
    比)かつRが1より大きい数であるように、前記番組コ
    ンテンツを先頭から順に分割して複数の情報グループを
    生成する情報グループ生成プロセスと、 前記情報グループ生成プロセスで生成された前記情報グ
    ループのうち、n番目の情報グループが、番組コンテン
    ツの再生速度のR倍の伝送速度を有する複数のチャネル
    のうちのチャネル番号nのチャネルを介して周期的に連
    続的に放送されるよう、全ての情報グループに対してス
    ケジューリングを行なうスケジューリングプロセスと、 前記スケジューリングプロセスにおける前記スケジュー
    リングの結果に従って、各情報グループを放送する放送
    プロセスとを有することを特徴とするコンテンツ配信プ
    ログラムを格納した記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記情報グループ生成プロセスにおい
    て、 前記番組コンテンツを時間順に番号付けされた一定のデ
    ータサイズDの複数の情報ブロックに分割すると共に、
    n番目の情報グループのデータサイズがD×R (n-1)
    つ、Rが2以上の整数となるように、ブロック番号が
    (R(n-1) −1)/(R−1)+1以上であり、かつ、
    (Rn −1)/(R−1)以下であるようなR(n-1)
    の情報ブロックがn番目のグループに含まれるように全
    ての前記情報ブロックに対してグルーピングを行なうこ
    とにより情報グループを生成するプロセスを含む請求項
    11記載のコンテンツ配信プログラムを格納した記憶媒
    体。
  13. 【請求項13】 番組サーバから準オンデマンドで番組
    コンテンツを受信・再生するユーザ端末が実行するコン
    テンツ再生プログラムであって、 前記番組サーバから放送された前記情報グループのう
    ち、チャネル番号1のチャネルで周期的に放送されてい
    る1番目の情報グループで、かつ、ユーザがダウンロー
    ド要求した時点以降に放送される最早の情報グループを
    グループ単位で前記ユーザ端末にダウンロードするダウ
    ンロードプロセスと、 チャネル番号k(k=1,2,3…)のチャネルで放送
    されているk番目の情報グループのダウンロードが完了
    した直後に、チャネル番号k+1のチャネルで放送され
    ているk+1番目の情報グループが存在する場合には、
    前記ユーザ端末にダウンロードされているk番目の情報
    グループの再生を開始すると共に、チャネル番号k+1
    のチャネルで放送されているk+1番目の情報グループ
    のダウンロードを開始して、該k番目の情報グループの
    再生が完了した時点で、該k+1番目の情報グループの
    ユーザ端末へのダウンロードを終了し、チャネル番号k
    +1のチャネルで放送されているk+1番目の情報グル
    ープが存在しない場合には、チャネル番号kのチャネル
    で放送されているk番目の情報グループのダウンロード
    が完了した直後に、該ユーザ端末にダウンロードされて
    いる該k番目の情報グループの再生を開始する再生プロ
    セスからなることを特徴とするコンテンツ再生プログラ
    ムを格納した記憶媒体。
  14. 【請求項14】 前記再生プロセスにおいて、 前記ユーザ端末にダウンロードされている情報ブロック
    で、かつ、まだ再生されていない情報ブロックのうち、
    最小のブロック番号を持つ情報ブロックを再生すること
    により、前記番組コンテンツの最後部に相当する最大の
    ブロック番号を持つ情報ブロックの再生が完了するまで
    連続してブロック番号順に情報ブロックの再生を行なう
    と同時に、全ての情報ブロックのダウンロードが完了す
    るまで、前記放送プロセスで放送された情報ブロックの
    うち、再生中の情報ブロックが放送されているチャネル
    のチャネル番号に1を加えたチャネル番号を持つチャネ
    ルにより周期的に放送されている情報ブロックで、か
    つ、前記ユーザ端末にまだダウンロードされていないダ
    ウンロード可能な最早の情報ブロックを該ユーザ端末に
    ダウンロードするプロセスを含む請求項13記載のコン
    テンツ再生プログラムを格納した記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記ユーザ端末にダウンロードされた
    前記番組コンテンツのデータのうち、再生が終わったデ
    ータを、少なくとも該番組コンテンツの再生が完了する
    まで保持するプロセスを有する請求項13記載のコンテ
    ンツ再生プログラムを格納した記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記ユーザ端末にダウンロードされて
    保持されている前記番組コンテンツのデータのうち、再
    生が終わったデータが存在する場合に、該データに別の
    データを上書きしながらダウンロードするプロセスを有
    する請求項13記載のコンテンツ再生プログラムを格納
    した記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100834059B1 (ko) 2006-11-01 2008-06-02 김창모 이동통신단말에서 듀얼모드 비확산통신을 이용하는통화대기음 및 벨소리 서비스 제공 시스템 및 그통화대기음 및 벨소리 서비스 제공 방법
KR100853525B1 (ko) 2006-11-08 2008-08-22 김창모 이동통신단말에서 싱글모드 비확산통신을 이용하는통화대기음 및 벨소리 서비스 제공 시스템 및 그통화대기음 및 벨소리 서비스 제공 방법
JP2012105341A (ja) * 2012-01-13 2012-05-31 Thomson Licensing ダイナミックブロードキャストスケジューリングを使用したオンデマンドシステム及び方法
US8533765B2 (en) 2005-08-26 2013-09-10 Thomson Licensing On demand system and method using dynamic broadcast scheduling

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