JP3852311B2 - VoDサービス提供方法及びシステム及びVoDサービス提供プログラム及びVoDサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

VoDサービス提供方法及びシステム及びVoDサービス提供プログラム及びVoDサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP3852311B2
JP3852311B2 JP2001230271A JP2001230271A JP3852311B2 JP 3852311 B2 JP3852311 B2 JP 3852311B2 JP 2001230271 A JP2001230271 A JP 2001230271A JP 2001230271 A JP2001230271 A JP 2001230271A JP 3852311 B2 JP3852311 B2 JP 3852311B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user terminal
program
segments
channel
segment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001230271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003046984A (ja
Inventor
洋 斎藤
智明 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2001230271A priority Critical patent/JP3852311B2/ja
Publication of JP2003046984A publication Critical patent/JP2003046984A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3852311B2 publication Critical patent/JP3852311B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、VoDサービス提供方法及びシステム及びVoDサービス提供プログラム及びVoDサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に係り、特に、番組を蓄積しているビデオサーバからネットワークを介してユーザ端末に要求された番組を提供するVoD(Video on Demand)サービス提供方法及びシステム及びVoDサービス提供プログラム及びVoDサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
VoD(Video on Demand) は、好きなときに所望の番組を見ることのできるサービスとして、近年の通信網の発展につれ注目を集めている。VoDは、通常、番組を蓄積するビデオサーバがあり、ネットワークを介して、ユーザ端末と結ばれている。ユーザ端末は、例えば、PCや専用セットトップボックスなどで、ビデオ要求信号の送信、ビデオ信号の受信、再生などの機能を有する。VoDユーザは、番組を観たいときに、同番組の要求を端末を通じてビデオサーバに送る。これにより、当該ビデオサーバは、要求された番組を要求元のユーザ端末に対して送信する。従って、特定の時間に特定の番組が放送される放送サービスに比し、ユーザの自由度が高いという利点がある反面、各ユーザ毎に情報送信を行なわなければならず、高コスト化しやすいという問題がある。
【0003】
このため、準VoDと呼ばれる方法が検討されている。これは、図9に示すように、完全にオンデマンド(要求に応じて)番組送信を行なうわけではなく、通常は、同一番組を、例えば、15分ずつずらして複数チャネルで提供することで、最大15分待てば、所望の番組を冒頭から受信・聴取可能となる。この最も単純な準VoDは、最大待ち時間を小さくするにつれ、必要なチャネル数が膨大となる問題がある。特に、長い番組を提供する場合、この問題は顕著である。
【0004】
そこで、VoDのサービス特性を有しつつ、多数のユーザに対して、チャネル数を抑制し、番組を提供する方法の一つとして、Kien A. Hua, Ying Cai, Simon Sheu による文献「Patching: a multicast technique for true video-on-demand services 」(ACM Multimedia'98) の提案方式がある。当該方式では、放送用チャネルで番組を放送すると共に、あるユーザが放送用チャネルで取得できなかった情報を個別チャネルを用いて提供し、端末蓄積機能を利用することで、VoDでありながら効率的な方式となっている。当該方式を図10、図11を用いて説明する。
【0005】
端末は、ネットワークを介してある番組Aをビデオサーバに要求する(ステップ11)。当該要求を受信したビデオサーバは、放送チャネル上での番組を確認する(ステップ12、13)。以下、当該番組が放送チャネルで提供され、かつ、番組Aは既に開始後である場合について説明する(図10、番組A受信要求2の場合)。
【0006】
番組Aが放送チャネルで放送中であることを確認したビデオサーバは、当該番組の冒頭から受信要求時点までの部分(図10、番組A冒頭1)を、個別チャネルで、受信要求元の端末に配信することを決定する(ステップ14)。そして、当該配信のための個別チャネルのチャネル番号と、番組Aを放送している放送チャネルのチャネル番号を、受信要求元の端末に通知する(ステップ15)。
【0007】
当該通知を受信した端末は、放送チャネルと個別チャネルの両方の受信を開始する(ステップ16、ステップ18)。まず、放送チャネル情報(受信要求時点以降の番組内容)は、端末に蓄積し、個別チャネルで受信した情報を再生する(ステップ19)。個別チャネルで受信した情報を再生することで、番組の冒頭から受信要求開始時点までの番組内容が提供できる。端末は、個別チャネルでの配信終了を検出し(ステップ21)、蓄積された放送チャネルの情報の再生を開始する(ステップ22)。放送チャネル情報の再生により、受信要求時点以降の番組内容が提供できる。この時点までに、番組Aの放送チャネルでの放送が終了していれば、蓄積はその時点で終了する(ステップ23、ステップ24)。終了していなければ、蓄積は継続し、番組終了と同じに終了する。やがて、蓄積情報の再生も終了する(ステップ25)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の個別に提供される情報が異なる(情報長が異なる)ようなシステムでは、システムが複雑となり、また、受信要求遅延などへの対応についても複雑となる。
【0009】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、VoDサービス性を有しつつ、効率よく、情報を提供することが可能なVoDサービス提供方法及びシステム及びVoDサービス提供プログラム及びVoDサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
【0012】
本発明(請求項)は、不特定多数のユーザ端末が受信できる放送システム上で、該ユーザ端末から要求された番組コンテンツを提供するためのVoDサービス提供方法において、
VoDサーバは、番組コンテンツを先頭部とそれ以外の後続部に分割し(ステップ1)、さらに、該後続部を先頭から順に複数の等しいデータサイズのセグメントに分割して番号を付与し(ステップ2)、
分割されたセグメントを一定の規則に基づいて先頭から順にグルーピングして複数のセグメントグループを生成し(ステップ3)、
セグメントグループを、それぞれ互いに異なる放送チャネルを用いて周期的に送信し(ステップ4)、
ユーザ端末から配信要求を受信し(ステップ5)、
ユーザ端末に対して、個別チャネルを用いて先頭部のデータを送信し(ステップ6)、
ユーザ端末では、個別チャネルで配信されたデータをストリーミング再生する(ステップ7)と共に、放送チャネルで放送されている1周期分のセグメントをセグメント単位でダウンロードし(ステップ8)、
セグメントの再生終了直後に、該セグメント再生中にダウンロードしたセグメントの再生を番号順に行う動作を、全ての番組コンテンツの再生が終了するまで繰り返す(ステップ9)。
【0013】
図2は、本発明の原理構成図である。
【0015】
本発明(請求項)は、不特定多数のユーザ端末が受信できる放送システム上で、所望の番組を視聴するユーザ端末と、該ユーザ端末から要求された番組コンテンツを提供するためのVoDサーバからなるVoDサービス提供システムであって、
VoDサーバ300は、
番組コンテンツを先頭部とそれ以外の後続部に分割し、さらに、該後続部を先頭から順に複数の等しいデータサイズのセグメントに分割して番号を付与する分割手段310と、
分割されたセグメントを一定の規則に基づいて先頭から順にグルーピングして複数のセグメントグループを生成するグルーピング手段320と、
セグメントグループを、それぞれ互いに異なる放送チャネルを用いて周期的に送信する放送チャネル送信手段341と、
ユーザ端末400から配信要求を受信すると、該ユーザ端末400に対して、個別チャネルを用いて先頭部のデータを送信するデータ送信手段340を有し、
ユーザ端末400は、
個別チャネルでVoDサーバ300から配信されたデータをストリーミング再生すると共に、放送チャネルで放送されている1周期分のセグメントをセグメント単位でダウンロードするダウンロード手段420と、
セグメントの再生終了直後に、該セグメント再生中にダウンロードしたセグメントの再生を番号順に行う動作を、全ての番組コンテンツの再生が終了するまで繰り返す再生手段430を有する。
【0017】
本発明(請求項)は、不特定多数のユーザ端末が受信できる放送システム上で、所望の番組コンテンツを視聴するユーザ端末から要求された番組コンテンツを提供するためのVoDサーバとして利用されるコンピュータに実行させるためのVoDサービス提供プログラムであって、
番組コンテンツを先頭部とそれ以外の後続部に分割し、さらに、該後続部を先頭から順に複数の等しいデータサイズのセグメントに分割して番号を付与する分割ステップと、
分割されたセグメントを、一定の規則に基づいて先頭から順にグルーピングして複数のセグメントグループを生成するグルーピングステップと、
セグメントグループを、それぞれ互いに異なる放送チャネルを用いて周期的に送信する放送チャネル送信ステップと、
ユーザ端末から配信要求を受信すると、該ユーザ端末に対して、個別チャネルを用いて先頭部のデータを送信するデータ送信ステップ、をコンピュータに実行させるプログラムである。
【0021】
本発明(請求項)は、不特定多数のユーザ端末が受信できる放送システム上で、所望の番組コンテンツを視聴するユーザ端末から要求された番組コンテンツを提供するためのVoDサーバとして利用されるコンピュータに実行させるためのVoDサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
番組コンテンツを先頭部とそれ以外の後続部に分割し、さらに、該後続部を先頭から順に複数の等しいデータサイズのセグメントに分割して番号を付与する分割ステップと、
分割されたセグメントを、一定の規則に基づいて先頭から順にグルーピングして複数のセグメントグループを生成するグルーピングステップと、
セグメントグループを、それぞれ互いに異なる放送チャネルを用いて周期的に送信する放送チャネル送信ステップと、
ユーザ端末から配信要求を受信すると、該ユーザ端末に対して、個別チャネルを用いて先頭部のデータを送信するデータ送信ステップと、をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である
【0024】
上記のように、本発明では、VoDサーバ上に番組コンテンツの冒頭部分を蓄積しておき、個別チャネルによりユーザ端末に送信し、ユーザ端末は、当該個別チャネルにより提供される番組コンテンツの冒頭部分のみを再生し、次に、放送チャネルにより提供される放送番組コンテンツを受信して、個別チャネルより提供された番組コンテンツの冒頭部分の再生が終了するまで蓄積しておき、当該再生が終了した時点で、放送番組コンテンツを再生することにより、放送での情報配信の占める割合が高くなるため効率化を図ることが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
【0026】
以下の実施の形態では、準VoDによる放送の実施が有効であるので、放送チャネルは準VoDの適用を前提に説明するが、準VoDを放送チャネルで適用する必要は必ずしもない。
【0027】
[第1の実施の形態]
図3は、本発明の第1の実施の形態におけるシステム構成を示す。
【0028】
同図に示すシステムは、VoDサーバ100、ユーザ端末200、個別チャンネル網700、及び放送網800から構成される。
【0029】
VoDサーバ100は、配信要求受信部110、チャネル情報送信部120、情報配信部130、蓄積装置140、及び時計150から構成される。
【0030】
蓄積装置140は、番組コンテンツの予め定められた一部(番組(動画・音声)の冒頭部)を蓄積する。
【0031】
配信要求受信部110は、ユーザ端末200からの配信要求を受信する。
【0032】
チャネル情報送信部120は、ユーザ端末200が受信すべきチャネル情報をユーザ端末200に通知する。
【0033】
情報配信部130は、蓄積装置140に蓄積された予め定められた一部の情報を配信する。
【0034】
ユーザ端末200は、配信要求入力部210、配信要求送信部220、チャネル情報受信部230、放送チャネル受信部240、個別チャネル受信部250、蓄積部260、再生部270、個別チャネル送信終了検出部280、放送チャネル番組開始検出部290、表示部295から構成される。
【0035】
配信要求入力部210は、ユーザからの配信要求を入力する。
【0036】
配信要求送信部220は、入力された配信要求を個別チャネル網700を介してVoDサーバ100に送信する。
【0037】
チャネル情報受信部250は、VoDサーバ100からチャネル情報を個別チャネルにて受信する。
【0038】
放送チャネル受信部240は、放送網800を介して番組を受信し、蓄積部260に蓄積する。
【0039】
個別チャネル受信部250は、個別チャネル網700を介して個別チャネルの番組コンテンツ(一部)を受信する。
【0040】
蓄積部260は、放送網800を介して受信した番組コンテンツを蓄積する。再生部270は、個別チャネルまたは、放送チャネルの番組コンテンツを再生する。
【0041】
個別チャネル送信終了検出部280は、個別チャネルでの送信終了を検出する。
【0042】
放送チャネル番組開始検出部290は、放送チャネル番組の開始を検出する。
表示部295は、再生部270で再生されたコンテンツを表示する。
【0043】
なお、同図中の放送網800と個別チャネル網700は、同一網で論理チャネルだけ異なる等の形態も可能である。
【0044】
次に、上記の構成における動作を説明する。
【0045】
まず、準備段階として番組を2つの部分に分ける。冒頭の部分は、VoDサーバ100から個別チャネルで配信するようVoDサーバ100の蓄積部140に蓄積する。残りの部分は、放送チャネルで放送される。準VoDが適用される場合は、番組の冒頭部の長さは、番組放送周期にとるのが望ましい。
【0046】
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるVoDサービス提供動作のシーケンスチャートである。
【0047】
ステップ101) ユーザ端末200は、配信要求入力部210を用いて配信要求を入力し、配信要求送信部220を用いて個別チャネル網700を介してVoDサーバ100に要求する。
【0048】
ステップ102) VoDサーバ100は、配信要求受信部110でユーザ端末200からの配信要求を受信する。
【0049】
ステップ103) VoDサーバ100は、チャネル情報送信部120において時計150を参照し、次の放送チャネル上での番組開始となる放送チャネルを特定する。
【0050】
ステップ104) チャネル情報送信部120は、当該放送チャネルのチャネル番号と、当該ユーザ端末200に番組コンテンツの冒頭部分を配信する個別チャネルのチャネル番号とを、配信要求元のユーザ端末200に通知する。
【0051】
ステップ105) ユーザ端末200は、チャネル情報受信部230において、VoDサーバ100から受信した放送チャネル、個別チャネル通知を受信する。
【0052】
ステップ106) 情報配信部130は、蓄積装置140より番組コンテンツの冒頭部を読み出して、個別チャネル網700を介してユーザ端末200に配信する。
【0053】
ステップ107) ユーザ端末200は、個別チャネル受信部250により個別チャネルの番組コンテンツの受信を開始すると共に、受信した個別チャネルの番組コンテンツを再生部270で再生し、表示部295に表示する。
【0054】
ステップ108) 個別チャネル情報の再生時間内に、上記で通知された放送チャネルより番組の放送が開始される。
【0055】
ステップ109) ユーザ端末200では、放送チャネル番組開始検出部290により、放送を検出する。個別チャネル情報再生中は、放送チャネル情報は、放送チャネル受信部240により受信され、蓄積部260に蓄積される。
【0056】
ステップ110) VoDサーバ100は、個別チャネルの送信を終了する。ステップ111) ユーザ端末200は、個別チャネル送信終了検出部280で個別チャネルでの配信終了を検出し、個別チャネル受信は停止する。
【0057】
ステップ112) 個別チャネルの情報再生終了と共に、蓄積部260に蓄積された放送チャネルの番組コンテンツの再生を開始する。
【0058】
ステップ113) 選択された放送チャネルの番組コンテンツの送信が終了する。
【0059】
ステップ114) ユーザ端末200での放送チャネルの番組コンテンツの蓄積は、番組終了と同時に終了する。
【0060】
ステップ115) ユーザ端末200において、やがて蓄積部260に蓄積されている番組コンテンツの再生も終了する。
【0061】
図5は、本発明の第1の実施の形態における個別チャネル・放送チャネルより配信される状況を示す。同図において、放送チャネル1〜5において、番組1の後ろの部分が、準VoDで提供されている。ユーザ端末200から配信要求に応じて、個別チャネルにて、番組の冒頭部分が、各ユーザに提供される。同図中、最初の受信要求に対しては、個別チャネル1で、番組1の冒頭部分が提供され、ユーザ端末200は、これを受信しつつ番組1の冒頭部分が終了する前に放送チャネル1での番組後部を受信開始する。そして、同番組後部を全て受信するまで、放送チャネル1を受信し続ける。
【0062】
図5において、第2の配信要求に対しては、個別チャネル1とは別の個別チャネルで、番組1の冒頭部が提供される。以下、第1の受信要求と同様である。
【0063】
第3の配信要求は、個別チャネル1が空いているので、個別チャネル1にて番組1の冒頭部が提供される。以下、これも第1の配信要求と同じく、番組冒頭部受信終了前に放送チャネル(放送チャネル4)での番組後部受信を開始し、番組終了まで受信する。
【0064】
[第2の実施の形態]
前述の第1の実施の形態においては、番組コンテンツの再生速度は、通常、放送チャネルの伝送速度と同じであるが、本実施の形態においては、放送チャネルの伝送速度が、番組コンテンツの再生速度を上回ることを前提としている。
【0065】
図6は、本発明の第2の実施の形態におけるシステム構成を示す。
【0066】
同図に示すシステムは、VoDサーバ300とユーザ端末400及び、これらを接続するネットワーク500から構成される。なお、当該ネットワーク500は、個別チャネル網と放送網を1つのネットワークとし、異なる論理チャネルを用いるものとする。
【0067】
VoDサーバ300は、コンテンツ分割部310、グルーピング部320、配信要求受信部330、データ送信部340から構成される。
【0068】
コンテンツ分割部310は、番組コンテンツを先頭部とそれ以外の後続部に分割し、さらに、後続部を先頭から順に等しいデータサイズのセグメントに分割し、順に番号を付与する。
【0069】
グルーピング部320は、コンテンツ分割部310で分割されたセグメントをセグメント単位でグルーピング処理を行なう。
【0070】
配信要求受信部330は、ユーザ端末400から配信要求を受信する。
【0071】
データ送信部340は、k番目のセグメントグループを放送チャネルkで周期的に送信する。また、ユーザ端末400から配信要求があった時点で、個別チャネルを用いて、分割された先頭部のデータを配信する。
【0072】
ユーザ端末400は、配信要求送信部410、ダウンロード部420、再生部43、表示部440及び蓄積部450から構成される。
【0073】
配信要求送信部410は、配信要求をVoDサーバ300に送信する。
【0074】
ダウンロード部420は、VoDサーバ300からの放送チャネルのデータを蓄積部450にダウンロードする。
【0075】
再生部430は、VoDサーバ300から個別チャネルで配信されたデータを再生すると共に、放送チャネルで放送され、蓄積部450にダウンロードされているセグメントをストリーミング再生する。
【0076】
蓄積部450は、ダウンロード部420でダウンロードされた放送チャネルのデータを蓄積する。
【0077】
図7は、本発明の第2の実施の形態における番組コンテンツの分割の例を示す。同図において、VoDサーバ100のコンテンツ分割部310は、番組コンテンツを先頭部とそれ以外の後続部の2つに予め分割する。その後、後続部を先頭から順に複数の等しいデータサイズのセグメントに分割する。本実施の形態では、先頭部のデータサイズがN、コンテンツ再生速度に対する各放送チャネルの伝送速度の比がR(>1)のとき、セグメントサイズMがN×R/2以下となるように分割を行なう。また、各セグメントに分割するの同時に、同図に示すように、セグメント単位で先頭から順に番号付けも行なう。
【0078】
なお、場合によっては、番組コンテンツの最後部に相当する最終のセグメントのデータサイズが他のセグメントのデータサイズよりも小さくなってしまう場合がある。このような場合には、最終のセグメントのデータサイズは小さいまま1つのセグメントとして扱うこととする。さらに、k番目のグループに上述のようにして分割したセグメントが、
【0079】
【数1】
Figure 0003852311
個含まれるように、1つ以上の連続するセグメントからなるセグメントグループを生成するために、セグメント単位で順にグルーピング処理を行なう。なお、場合によっては、最終のn番目のセグメントグループに含まれるセグメントの個数が、
【0080】
【数2】
Figure 0003852311
に満たない場合も考えられるが、そのような場合には、n番目のセグメントグループに含まれるセグメントの個数は少ないまま1つのセグメントグループとして扱うこととする。
【0081】
次に、VoDサーバ100は、図8に示すように、k番目のセグメントグループを放送チャネルkで周期的に送信する(k=1,2,…)。ユーザから受信要求があった時点で、VoDサーバ100のデータ送信部340は、個別チャネルを用いて前述の先頭部のデータを配信する。ユーザ端末200の再生部430は、個別チャネルで配信されたデータをストリーミング再生すると共に、ダウンロード部420において、放送チャネル1で放送されている1周期分のセグメントをセグメント単位でダウンロードし、それが終わり次第、放送チャネル2で放送されているセグメントのダウンロードを開始する。
【0082】
一方、再生部430においてストリーミング再生が終わり次第、ストリーミング再生中にダウンロードしたセグメントを番号順に連続的に再生する。
【0083】
以後、ユーザ端末200は、放送チャネルkで放送されているセグメントの再生が終わるまでに、放送チャネルk+1で放送されている1周期分のセグメントのダウンロードを行い、セグメントの再生終了直後に、当該セグメント再生中にダウンロードしたセグメントの再生を開始するという動作を、番組コンテンツの再生が完了するまで繰り返す。以上のように、所要帯域を低減しつつ、オンデマンド型サービスを提供可能なシステムを実現する。
【0084】
また、上記の実施の形態におけるVoDサーバ、ユーザ端末の動作をプログラムとして構築し、VoDサーバ、ユーザ端末として利用されるコンピュータにインストールする、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。また、構築されたプログラムをVoDサーバ、ユーザ端末として利用されるコンピュータに接続されるハードディスク装置や、フロッピーディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実施する際に、インストールすることにより、容易に本発明を実現できる。
【0085】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
【0086】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、個別チャネルで番組コンテンツの冒頭部分のみを配信し、他の情報は、放送チャネルにより放送することにより、VoDのサービス性を有しつつ、情報配信の多くを放送で行なうため、効率のよいシステムが提供できる。
【0087】
さらに、サーバは、固定的な情報(番組コンテンツの冒頭部分)をユーザ端末に配信するだけであり、簡易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるシステム構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるVoDサービス提供動作のシーケンスチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態における個別チャネル・放送チャネルより配信される状況を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における番組コンテンツの分割の例である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるシステム構成図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるセグメントグループの送信を説明するための図である。
【図9】従来の技術における準VoDを説明するための図である。
【図10】従来の技術における情報配信を説明するための図である。
【図11】従来の技術におけるVoD提供動作を説明するための図である。
【符号の説明】
100 VoDサーバ
110 要求受信手段、配信要求受信部
120 チャネル情報通知手段、チャネル情報送信部
130 個別チャネル情報送信手段、情報配信部
140 蓄積部
150 時計
200 ユーザ端末
210 配信要求送信部
220 配信要求送信手段、配信要求送信部
230 チャネル情報受信手段、チャネル情報受信部
240 放送チャネル受信部
250 個別チャネル受信部
260 番組開始蓄積手段、蓄積部
270 放送チャネル情報再生手段、再生部
275 個別チャネル情報再生手段
280 個別チャネル送信終了検出部
290 番組開始検出手段、放送チャネル番組開始検出部
295 表示部
300 VoDサーバ
310 コンテンツ分割部
320 グルーピング部
330 配信要求受信部
340 データ送信部
400 ユーザ端末
410 配信要求送信部
420 ダウンロード部
430 再生部
440 表示部
450 蓄積部
500 ネットワーク
700 個別チャネル網
800 放送網

Claims (4)

  1. 不特定多数のユーザ端末が受信できる放送システム上で、該ユーザ端末から要求された番組コンテンツを提供するためのVoDサービス提供方法において、
    VoDサーバは、番組コンテンツを先頭部とそれ以外の後続部に分割し、さらに、該後続部を先頭から順に複数の等しいデータサイズのセグメントに分割して番号を付与し、
    分割されたセグメントを一定の規則に基づいて先頭から順にグルーピングして複数のセグメントグループを生成し、
    前記セグメントグループを、それぞれ互いに異なる放送チャネルを用いて周期的に送信し、
    前記ユーザ端末から配信要求を受信し、
    前記ユーザ端末では、前記個別チャネルで配信されたデータをストリーミング再生すると共に、放送チャネルで放送されている1周期分のセグメントをセグメント単位でダウンロードし、
    前記セグメントの再生終了直後に、該セグメント再生中にダウンロードしたセグメントの再生を前記番号順に行う動作を、全ての番組コンテンツの再生が終了するまで繰り返すことを特徴とするVoDサービス提供方法。
  2. 不特定多数のユーザ端末が受信できる放送システム上で、所望の番組を視聴するユーザ端末と、該ユーザ端末から要求された番組コンテンツを提供するためのVoDサーバからなるVoDサービス提供システムであって、
    前記VoDサーバは、
    番組コンテンツを先頭部とそれ以外の後続部に分割し、さらに、該後続部を先頭から順に複数の等しいデータサイズのセグメントに分割して番号を付与する分割手段と、
    分割されたセグメントを一定の規則に基づいて先頭から順にグルーピングして複数のセグメントグループを生成するグルーピング手段と、
    前記セグメントグループを、それぞれ互いに異なる放送チャネルを用いて周期的に送信する放送チャネル送信手段と、
    前記ユーザ端末から配信要求を受信すると、該ユーザ端末に対して、個別チャネルを用いて前記先頭部のデータを送信するデータ送信手段と、を有し、
    前記ユーザ端末は、
    前記個別チャネルで前記VoDサーバから配信されたデータをストリーミング再生すると共に、放送チャネルで放送されている1周期分のセグメントをセグメント単位でダウンロードするダウンロード手段と、
    前記セグメントの再生終了直後に、該セグメント再生中にダウンロードしたセグメントの再生を前記番号順に行う動作を、全ての番組コンテンツの再生が終了するまで繰り返す再生手段と、を有することを特徴とするVoDサービス提供システム。
  3. 不特定多数のユーザ端末が受信できる放送システム上で、所望の番組コンテンツを視聴するユーザ端末から要求された番組コンテンツを提供するためのVoDサーバとして利用されるコンピュータに実行させるためのVoDサービス提供プログラムであって、
    番組コンテンツを先頭部とそれ以外の後続部に分割し、さらに、該後続部を先頭から順に複数の等しいデータサイズのセグメントに分割して番号を付与する分割ステップと、
    分割されたセグメントを、一定の規則に基づいて先頭から順にグルーピングして複数のセグメントグループを生成するグルーピングステップと、
    前記セグメントグループを、それぞれ互いに異なる放送チャネルを用いて周期的に送信する放送チャネル送信ステップと、
    前記ユーザ端末から配信要求を受信すると、該ユーザ端末に対して、個別チャネルを用いて前記先頭部のデータを送信するデータ送信ステップと、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とするVoDサービス提供プログラム。
  4. 不特定多数のユーザ端末が受信できる放送システム上で、所望の番組コンテンツを視聴するユーザ端末から要求された番組コンテンツを提供するためのVoDサーバとして利用されるコンピュータに実行させるためのVoDサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    番組コンテンツを先頭部とそれ以外の後続部に分割し、さらに、該後続部を先頭から順に複数の等しいデータサイズのセグメントに分割して番号を付与する分割ステップと、
    分割されたセグメントを、一定の規則に基づいて先頭から順にグルーピングして複数のセグメントグループを生成するグルーピングステップと、
    前記セグメントグループを、それぞれ互いに異なる放送チャネルを用いて周期的に送信する放送チャネル送信ステップと、
    前記ユーザ端末から配信要求を受信すると、該ユーザ端末に対して、個別チャネルを用いて前記先頭部のデータを送信するデータ送信ステップと、
    を前記コンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とするVoDサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2001230271A 2001-07-30 2001-07-30 VoDサービス提供方法及びシステム及びVoDサービス提供プログラム及びVoDサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Expired - Fee Related JP3852311B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001230271A JP3852311B2 (ja) 2001-07-30 2001-07-30 VoDサービス提供方法及びシステム及びVoDサービス提供プログラム及びVoDサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001230271A JP3852311B2 (ja) 2001-07-30 2001-07-30 VoDサービス提供方法及びシステム及びVoDサービス提供プログラム及びVoDサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003046984A JP2003046984A (ja) 2003-02-14
JP3852311B2 true JP3852311B2 (ja) 2006-11-29

Family

ID=19062505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001230271A Expired - Fee Related JP3852311B2 (ja) 2001-07-30 2001-07-30 VoDサービス提供方法及びシステム及びVoDサービス提供プログラム及びVoDサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3852311B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8665963B2 (en) 2008-08-25 2014-03-04 The University Of Electro-Communications Communication terminal, content reproduction method, content reproduction program, and content reproduction system for distributing and reproducing video contents with reduced stress
JP5156594B2 (ja) 2008-11-19 2013-03-06 キヤノン株式会社 再生装置及びその制御方法
JP5587251B2 (ja) * 2011-06-24 2014-09-10 日本電信電話株式会社 再配信システム、映像再配信方法、および映像再配信プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003046984A (ja) 2003-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5025902B2 (ja) ネットワークとサーバの帯域幅最小化および拡張されたパーソナル化のためのマルチキャストネットワーク上でのストリーミングメディア配信
KR100641594B1 (ko) 데이터 전달 제어 방법, 데이터 전송 방법, 데이터 송신장치, 수신 장치
JP5580302B2 (ja) ピアツーピアネットワークのための放送シーディング
US8533765B2 (en) On demand system and method using dynamic broadcast scheduling
US9432423B2 (en) Skip feature for a broadcast or multicast media station
US20080281913A1 (en) Live video broadcasting on distributed networks
CN1371216A (zh) 用于提供即时启动多媒体内容的方法和系统
CN102845072A (zh) 改进的媒体内容回放质量
WO2008110087A1 (fr) Procédé et système de lecture multimédia, côté client et serveur
CN102487458A (zh) Ts文件的播放处理方法及装置
JP2004088315A (ja) コンテンツ配信システム、エッジサーバ及び端末装置
JP3852311B2 (ja) VoDサービス提供方法及びシステム及びVoDサービス提供プログラム及びVoDサービス提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN101459976B (zh) 一种流媒体播放控制方法、设备及系统
CN102647621B (zh) 一种视频同步回放装置及方法
WO2008007677A1 (fr) Appareil et procédé de distribution de guide de programme de diffusion
JP2004104704A (ja) 映像再生装置、映像再生方法、プログラム
US8788940B2 (en) System for generating and distributing content editing information
JP5867549B2 (ja) 送信装置及び方法、並びに受信装置及び方法
JP2003046975A (ja) コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラム及びコンテンツ配信プログラムを格納した記憶媒体及びコンテンツ再生プログラム及びコンテンツ再生プログラムを格納した記憶媒体
KR100925521B1 (ko) 주문형 멀티미디어 데이터 송수신 방법
WO2007007437A1 (ja) サブコンテンツ配信システム及び同システムを利用したサブコンテンツ配信方法
JP6604092B2 (ja) 放送コンテンツ提供システム、放送コンテンツ提供装置、再生装置、及び広告提供装置、並びにそれらの制御方法及び制御プログラム
KR20050085356A (ko) 애플리케이션 데이터 신호를 생성하기 위한 방법 및 장치
CN108600774B (zh) 基于二级分配的直播通道分配方法及播流方法
CN106303587A (zh) 一种下载音视频数据的方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060718

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060815

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060828

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090915

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100915

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100915

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110915

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees