JP2003046890A - デジタル放送受信機およびそれにおける付加情報処理方法 - Google Patents

デジタル放送受信機およびそれにおける付加情報処理方法

Info

Publication number
JP2003046890A
JP2003046890A JP2001235510A JP2001235510A JP2003046890A JP 2003046890 A JP2003046890 A JP 2003046890A JP 2001235510 A JP2001235510 A JP 2001235510A JP 2001235510 A JP2001235510 A JP 2001235510A JP 2003046890 A JP2003046890 A JP 2003046890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
additional information
stored
eit
search position
size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001235510A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Toida
隆 樋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001235510A priority Critical patent/JP2003046890A/ja
Publication of JP2003046890A publication Critical patent/JP2003046890A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】可変長、可変個の付加情報を記憶媒体に効率よ
く記憶する。記録媒体に記憶される付加情報の内容保証
を可能にする。記憶媒体の効率的な使用を可能とする。 【解決手段】トランスポートストリームTSから抽出さ
れたEITを記憶するためのEIT記憶メモリ部は、8
日分の連続した記憶領域を有し、各日分の記憶領域は3
時間毎の時間帯に対応した8セグメントからなり、各セ
グメントはkブロック(ブロックサイズはEITの最大
サイズと同じ)からなる。EITを書き込むべき記憶領
域の検索では、当該EITに含まれる日時の日付に対応
する記憶領域内に存在しかつその日時の時刻に対応する
セグメントの先頭位置を最初の検索位置とする。EIT
記憶メモリ部内の所定のEITを使用する場合、そのC
RCチェックを行い、誤りがないときのみ読み出しをす
る。EIT記憶メモリ部に記憶されるEITの管理デー
タを、当該EITのヘッダ部分に挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばBS(Bro
adcasting Satellite)デジタル放送、CS(Communicati
on Satellite)デジタル放送、地上波デジタル放送など
を受信するデジタル放送受信機に適用して好適なデジタ
ル放送受信機およびそれにおける付加情報処理方法に関
する。
【0002】詳しくは、この発明は、受信された放送信
号より抽出して記憶媒体に記憶されている所定の付加情
報に誤りがあるか否かを、その所定の付加情報を構成す
る誤り検出符号部の情報を用いてチェックすることによ
って、例えば書き込み途中に電源が切断されて不完全な
状態で記憶されている付加情報等の異常な付加情報の使
用を選択的に回避できるようにしたデジタル放送受信機
等に係るものである。
【0003】また、この発明は、受信された放送信号よ
り抽出して記憶媒体に記憶される付加情報のヘッダ部に
当該付加情報の管理データを挿入することによって、記
憶媒体に管理データ用の領域を設けることが必要なくな
り、当該記憶媒体を効率的に使用できるようにしたデジ
タル放送受信機等に係るものである。
【0004】また、この発明は、受信された放送信号よ
り抽出した付加情報を書き込むべき記憶媒体の記憶領域
を、当該付加情報に含まれる日時の情報に基づいて求め
られた最初の検索位置から検索していくことによって、
可変長、可変個の付加情報を記憶媒体に効率よく記憶で
きるようにしたデジタル放送受信機などに係るものであ
る。
【0005】
【従来の技術】デジタル放送において、現在の日時から
数日分の電子番組ガイド(EPG:Electronic Program
Guide)情報を送出する規格がある。
【0006】受信機において、この規格を利用したEP
G機能を実現する際には、利用者が所望の時刻の番組情
報を得るために待つことができる時間と比べ、EPG情
報を送出する周期が非常に長い場合、取得したEPG情
報を予めメモリに保持しておき、利用者が所望するとき
には直ちにメモリ上から情報を与えることができるよう
にする必要がある。
【0007】このメモリとしては、「利用者によって受
信機の電源を切断された場合の操作性の確保」や、「節
電のためにスタンバイ時に受信機への給電をできるだけ
止める」ことなどが推奨されていることから、給電を止
めても内容を保持できる不揮発性の記憶媒体が使用され
る。
【0008】このメモリに必要とされるサイズは、BS
デジタル放送の場合は規格書(TR−B15、第4編第
4部付録D等)にも記されているが、放送ネットワーク
の全サービス×数日分のイベント(番組)情報となるた
め、数MBのオーダーとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】数MBのEPG情報を
不揮発性メモリに記憶する場合、この不揮発性メモリに
必要な領域の2倍の領域を持たせておき、2面に分け
て、初めは2面に同じ内容を書き込み、以後更新する際
には、各面に交互に書き込みを行うことが考えられる。
この場合、一方の面に書き込みを行っている間他方の面
はバックアップの機能を果たすため、書き込み途中に電
源を切断された場合にも、EPG情報の内容保証が可能
となる。しかし、このように不揮発性メモリに必要な領
域の2倍の領域を持たせておくものによれば、必要とす
る領域および処理に無駄が多くなる。
【0010】また、不揮発性メモリの領域全体を数kB
のページに分割し、ページ単位でバックアップ領域を用
意して書き込みを行うことなども考えられるが、やは
り、ページを管理するための領域や処理がある程度は必
要となる。
【0011】また、イベントの最大数や、1件当たりに
必要な最大サイズは、規格書の記述により見積もること
ができるが、この値を利用して固定値で不揮発性メモリ
の領域を確保すると、無駄な領域が大量に発生すること
となる。可変長で不特定の領域を一定の領域内に割り振
る技術としては、C言語のalloc()やC++言語
のnewなどで実用されているメモリ管理方式がある
が、いずれも、確保された領域を管理するためのヘッダ
部分の領域が別途必要となる。また、可変長の領域を頻
繁に確保、開放することによって、メモリの空き領域が
断片化するので、ガベージコレクトの必要も生じる。
【0012】この発明の目的は、記憶媒体の領域および
処理の無駄を多くすることなく、この記録媒体に記憶さ
れるイベント情報等の付加情報の内容保証を可能にする
ことにある。また、この発明の他の目的は、記憶媒体に
管理データ用の領域を設けることが必要なく、この記憶
媒体の効率的な使用を可能とすることにある。また、こ
の発明のさらに他の目的は、可変長、可変個の付加情報
を記憶媒体に効率よく記憶可能とすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデジタル
放送受信機は、放送信号を受信する受信手段と、この受
信手段で受信された放送信号からヘッダ部、データ部お
よび誤り検出符号部で構成される付加情報を抽出する付
加情報抽出手段と、この付加情報抽出手段で抽出された
付加情報を記憶媒体に記憶する記憶手段と、記憶媒体に
記憶されている所定の付加情報に誤りがあるか否かを、
この所定の付加情報の誤り検出符号部の情報を用いてチ
ェックする誤りチェック手段とを備えるものである。
【0014】また、この発明に係るデジタル放送受信機
における付加情報処理方法は、受信された放送信号から
ヘッダ部、データ部および誤り検出符号部で構成される
付加情報を抽出する工程と、この抽出された付加情報を
記憶媒体に記憶する工程と、記憶媒体に記憶されている
所定の付加情報に誤りがあるか否かを、この所定の付加
情報の誤り検出符号部の情報を用いてチェックする工程
とを備えるものである。
【0015】この発明においては、受信された放送信号
からイベント情報等の付加情報が抽出される。この付加
情報はヘッダ部、データ部および誤り検出符号部で構成
される。そして、抽出された付加情報は記憶媒体に記憶
される。記憶媒体は、例えば不揮発性のものとされる。
【0016】このように記憶媒体に記憶されている所定
の付加情報に誤りがあるか否かが、この所定の付加情報
の誤り検出符号部の情報を用いてチェックされる。これ
により、例えば書き込み途中に電源が切断されて不完全
な状態で記憶されている付加情報等の異常な付加情報の
使用を選択的に回避でき、記憶媒体の領域および処理の
無駄を多くすることなく、この記録媒体に記憶されるイ
ベント情報等の付加情報の内容保証が可能となる。
【0017】なお、誤りがあるか否かがチェックされた
所定のイベント情報のヘッダ部のうち変化が起こらない
所定部分にチェック済みを示すフラグを挿入するように
してもよい。例えば、付加情報のフォーマットがMPE
Gのセクション形式であるとき、section_syntax_indic
atorのフィールドにチェック済みを示すフラグが挿入さ
れる。このように、ヘッダ部にチェック済みを示すフラ
グを挿入することにより、重複したチェックを回避で
き、CPU等の使用効率を高めることが可能となる。
【0018】また、チェックされて誤りがあるとされた
所定の付加情報のヘッダ部のうち変化が起こらない所定
部分に、この所定の付加情報の無効を示すフラグを挿入
するようにしてもよい。例えば、付加情報のフォーマッ
トがMPEGのセクション形式であるとき、table_idの
フィールドの上位1ビット位置に無効を示すフラグが挿
入される。このように、ヘッダ部に無効を示すフラグが
挿入されることにより、そのフラグを参照して直ちに当
該付加情報の使用を回避でき、処理を効率的に行うこと
が可能となる。
【0019】また、この発明に係るデジタル放送受信機
は、放送信号を受信する受信手段と、この受信手段で受
信された放送信号からヘッダ部、データ部および誤り検
出符号部で構成される付加情報を抽出する付加情報抽出
手段と、この付加情報抽出手段で抽出された付加情報を
記憶媒体に記憶する記憶手段と、記憶媒体に記憶される
付加情報のヘッダ部に、この付加情報の管理データを挿
入する管理データ挿入手段とを備えるものである。
【0020】また、この発明に係るデジタル放送受信機
における付加情報処理方法は、受信された放送信号から
ヘッダ部、データ部および誤り検出符号部で構成される
付加情報を抽出する工程と、抽出された付加情報を記憶
媒体に記憶する工程と、記憶媒体に記憶される付加情報
のヘッダ部に、この付加情報の管理データを挿入する工
程とを備えるものである。
【0021】この発明においては、受信された放送信号
からイベント情報等の付加情報が抽出される。この付加
情報はヘッダ部、データ部および誤り検出符号部で構成
される。そして、抽出された付加情報は記憶媒体に記憶
される。記憶媒体は、例えば不揮発性のものとされる。
【0022】このように記憶媒体に記憶される付加情報
のヘッダ部に、この付加情報の管理データが挿入され
る。この管理データは、例えば当該付加情報が有効か無
効かを示すデータ、誤り検出符号部の情報を用いて当該
付加情報の誤りをチェックしたか否かを示すデータ、当
該付加情報が古いものであるか新しいものであるかを示
すデータ、当該付加情報のサイズを示すデータ等であ
る。
【0023】例えば、付加情報のフォーマットがMPE
Gのセクション形式であるとき、table_idのフィールド
の上位1ビット位置に付加情報が有効か無効かを示すデ
ータが挿入され、section_syntax_indicatorのフィール
ドに付加情報の誤りをチェックしたか否かを示すデータ
が挿入され、current_next_indicatorのフィールドに付
加情報が古いものであるか新しいものであるかを示すデ
ータが挿入される。
【0024】このように、記憶媒体に記憶される付加情
報のヘッダ部に、この付加情報の管理データが挿入され
ることにより、記憶媒体に管理データ用の領域を設ける
ことが必要なくなり、当該記憶媒体を効率的に使用する
ことが可能となる。
【0025】また、この発明に係るデジタル放送受信機
は、放送信号を受信する受信手段と、この受信手段で受
信された放送信号から少なくとも日時の情報を含む付加
情報を抽出する付加情報抽出手段と、この付加情報抽出
手段で抽出された付加情報を記憶媒体に記憶する記憶手
段と、付加情報抽出手段で抽出された付加情報を書き込
むべき記憶媒体の記憶領域を、この付加情報に含まれる
日時の情報に基づいて求められた最初の検索位置から検
索していく書き込み領域検索手段とを備えるものであ
る。
【0026】また、この発明に係るデジタル放送受信機
における付加情報処理方法は、受信された放送信号か
ら、少なくとも日時の情報を含む付加情報を抽出する工
程と、抽出された付加情報を記憶媒体に記憶する工程
と、抽出された付加情報を書き込むべき記憶媒体の記憶
領域を、この付加情報に含まれる日時の情報に基づいて
求められた最初の検索位置から検索していく工程とを備
えるものである。
【0027】この発明においては、受信された放送信号
からイベント情報等の付加情報が抽出される。この付加
情報は少なくとも日時の情報を含んでいる。そして、抽
出された付加情報は記憶媒体に記憶される。記憶媒体
は、例えば不揮発性のものとされる。
【0028】抽出された付加情報を書き込むべき記憶媒
体の記憶領域は、この付加情報に含まれる日時の情報に
基づいて求められた最初の検索位置から検索されてい
く。例えば、記憶媒体が所定日数分の連続した記憶領域
を有し、各日分の記憶領域は1日を複数の時間帯に分割
して得られる各時間帯に対応した複数のセグメントから
なり、各セグメントは付加情報の最大サイズと等しいサ
イズの複数のブロックからなるとき、この付加情報に含
まれる日時の日付に対応する記憶領域内に存在しかつそ
の日時の時刻に対応するセグメントの先頭位置が最初の
検索位置とされる。
【0029】例えば、記憶媒体のブロックのサイズは2
のべき乗バイトであり、抽出された付加情報はそのサイ
ズが2のべき乗バイトに切り上げて記憶媒体に記憶され
る。また、記憶媒体のブロックのサイズがNバイトであ
り、付加情報の切り上げサイズがN/nバイトであると
き、この付加情報は、ブロックの先頭からN/n×a
(aは0〜n−1の整数)バイト目の位置より記憶され
る。
【0030】例えば、検索位置に有効な付加情報が記憶
されていないとき、この検索位置から記憶し得る最大サ
イズが付加情報の切り上げサイズ以上であるときは、こ
の検索位置が付加情報を書き込むべき記憶領域の先頭位
置とされ、一方この検索位置から記憶し得る最大サイズ
が付加情報の切り上げサイズに満たないときは、この検
索位置に、この検索位置から記憶し得る最大サイズを加
えた位置が新たな検索位置とされる。
【0031】また例えば、検索位置に有効な付加情報が
記憶されているとき、この検索位置に記憶されている付
加情報が古いものであって、この古い付加情報のサイズ
が付加情報の切り上げサイズ以上であるときは、この検
索位置が付加情報を書き込むべき記憶領域の先頭位置と
され、一方この検索位置に記憶されている付加情報が新
しいか、あるいはこの検索位置に記録されている付加情
報が古いものであってこの古い付加情報のサイズが付加
情報の切り上げサイズに満たないときは、この検索位置
にこの検索位置から記憶されている付加情報のサイズを
加えた位置が新たな検索位置とされる。
【0032】このように、抽出された付加情報を書き込
むべき記憶媒体の記憶領域を、この付加情報に含まれる
日時の情報に基づいて求められた最初の検索位置から検
索していくことにより、可変長、可変個の付加情報を記
憶媒体に効率よく記憶できるようになる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としてのBSディジタル放送受信機100の構成を示
している。この受信機100は、受信機全体の動作を制
御するためのコントローラを構成するCPU(Central P
rocessing Unit)101を有している。このCPU10
1は、コントロール系および情報系のバス102に接続
されている。バス102には、さらにCPU101の動
作に必要なデータやプログラム等が格納されたROM
(Read Only Memory)103と、CPU101の制御に
伴って生成されるデータを格納したり、ワーキングエリ
アとして用いられるRAM(Random Access Memory)1
04と、後述するように放送信号から抽出されるイベン
ト(番組)情報としてのEIT(Event_information_tab
le)やユーザ情報等を記憶するためのストレージ105
とが接続されている。ここで、ストレージ105は、E
EPROM(Electrically Erasable and Programmable
ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成され
ている。
【0034】また、受信機100は、リモコン送信機2
00からのリモコン信号SRMを受信してCPU101
に供給するためのリモコン信号受信部106と、ICカ
ード300を装着するためのICカードインタフェース
部107と、CPU101をメディアセンター等に電話
回線を介して接続するための通信制御部としてのモデム
108とを有している。これら、リモコン信号受信部1
06、ICカードインタフェース部107およびモデム
108は、それぞれバス102に接続されている。
【0035】ICカード300は、スクランブルの鍵情
報を記憶していると共に、CPU101よりICカード
インタフェース部107を介して送られてくる限定受信
情報に基づき、視聴の可/不可を判断し、可の場合には
スクランブルの鍵情報をICカードインタフェース部1
07を介してCPU101に送る機能を持っている。ま
た、利用者は、リモコン送信機200を使用して、チャ
ネル(プログラム番号)の選択、利用者が番組の視聴を
決定するための番組情報の表示等を操作することができ
る。
【0036】また、受信機100は、図示しない衛星
(BS)からのデジタル放送信号を受信するアンテナ1
11と、このアンテナ111で受信されるデジタル放送
信号に対して復調処理、誤り訂正処理等を行って、この
デジタル放送信号に含まれる複数のトランスポートスト
リームのうち、いずれかのトランスポートストリームを
選択的に出力するBSフロントエンド部112とを有し
ている。このトランスポートストリームはMPEG2(M
oving Picture Experts Group 2)トランスポートストリ
ームであり、MPEG2TSパケットが順次連続されて
なっている。
【0037】また、受信機100は、BSフロントエン
ド部112より出力されるトランスポートストリームT
Sに含まれるビデオデータやオーディオデータのパケッ
トに対してスクランブルの解除処理をするデスクランブ
ラ113と、このデスクランブラ113より出力される
トランスポートストリームTSより、利用者のリモコン
送信機200の操作によって指定されたプログラム番号
(チャネル)のビデオデータやオーディオデータのパケ
ットを分離抽出し、それらのパケットから得られるビデ
オデータVDやオーディオデータADを出力すると共
に、EPG情報、限定受信情報等のセクション形式のデ
ータを含むパケットを分離抽出し、それらのパケットか
ら得られるセクションデータSCDを出力するデマルチ
プレクサ114を有している。
【0038】また、受信機100は、デマルチプレクサ
114より出力されるビデオデータVDに対してデータ
伸長処理をしてビデオ信号SVを得ると共に、デマルチ
プレクサ114より出力されるオーディオデータADに
対してデータ伸長処理をしてオーディオ信号SAを得る
AV(Audio-Visual)デコーダ115と、このAVデコー
ダ115で得られるオーディオ信号SAを出力するため
の出力端子116Aと、このAVデコーダ115で得ら
れるビデオ信号SVを出力するための出力端子116V
と、番組表の表示等を行うための表示信号SGFを作成
する表示信号作成部117と、この表示信号SGFを、
上記したAVデコーダ115からのビデオ信号SVに合
成する合成器118とを有している。
【0039】上述したBSフロントエンド部112,デ
スクランブラ113、デマルチプレクサ114、AVデ
コーダ115および表示信号作成部117は、それぞれ
バス102に接続されている。
【0040】図1に示すBSディジタル放送受信機10
0の動作を説明する。アンテナ111で受信されたディ
ジタル放送信号はBSフロントエンド部112に供給さ
れる。このBSフロントエンド部112では、デジタル
放送信号に対して復調処理、誤り訂正処理等が行われ、
このデジタル放送信号に含まれる複数のトランスポート
ストリームのうち、いずれかのトランスポートストリー
ムが選択的に出力される。
【0041】このBSフロントエンド部112より出力
されるトランスポートストリームTSはデスクランブラ
113を介してデマルチプレクサ114に供給される。
このデマルチプレクサ114では、トランスポートスト
リームTSから、利用者のリモコン送信機200の操作
で指定されたプログラム番号(チャネル)のビデオデー
タやオーディオデータのパケットが分離抽出され、それ
らのパケットよりビデオデータVDやオーディオデータ
ADが得られる。
【0042】また、デマルチプレクサ114では、トラ
ンスポートストリームTSから、EPG情報、限定受信
情報等のセクションデータを含むパケットが分離抽出さ
れ、そのパケットよりセクションデータSCDが得られ
る。このセクションデータSCDはCPU101に供給
される。CPU101は、このセクションデータに含ま
れる限定受信情報をICカードインタフェース部107
を介してICカード300に供給する。
【0043】ICカード300では、その限定受信情報
に基づき視聴の可/不可が判断される。そして、可の場
合には、ICカード300より、スクランブルの鍵情報
がICカードインタフェース部107を介してCPU1
01に送られる。この鍵情報は、CPU101により、
デスクランブラ113にセットされる。これにより、デ
スクランブラ113では、スクランブルされているビデ
オデータやオーディオデータのパケットのスクランブル
が解除され、従ってデマルチプレクサ114より出力さ
れるビデオデータVDやオーディオデータADは、スク
ランブルが解除されたものとなる。
【0044】デマルチプレクサ114より出力されるビ
デオデータVDおよびオーディオデータADはAVデコ
ーダ115に供給される。このAVデコーダ115で
は、ビデオデータVDに対してデータ伸長処理が行われ
てビデオ信号SVが得られると共に、オーディオデータ
ADに対してデータ伸長処理が行われてオーディオ信号
SAが得られる。
【0045】AVデコーダ115より出力されるビデオ
信号SVは合成器118を介して出力端子116Vに導
出される。したがって、この出力端子116Vに接続さ
れる表示装置(図示せず)にはビデオ信号SVによる画
像が表示される。また、AVデコーダ115より出力さ
れるオーディオ信号SAは出力端子116Aに導出され
る。したがって、この出力端子116Aに接続されるス
ピーカ(図示せず)からはオーディオ信号SAによる音
声が出力される。
【0046】また、デマルチプレクサ114でトランポ
ートストリームTSより抽出されるEPG情報としての
イベント情報を表すEIT(Event_information_table)
は、CPU101を介してストレージ105に供給され
て記憶される。CPU101は、このEITを、番組表
の表示データの作成等に利用する。
【0047】例えば、利用者がリモコン送信機200で
所定の日時の番組表を表示するように操作をした場合、
CPU101は、ストレージ105に記憶されている所
定の日時に対応するEITのイベント情報に基づいて、
当該所定の日時の番組の番組表を表示するための表示デ
ータを作成する。そして、CPU101は、この表示デ
ータをバス102を介して表示信号作成部117に供給
する。
【0048】表示信号作成部117では、その表示デー
タに基づいて表示信号SGFが作成され、この表示信号
SGFが、合成器118で、AVデコーダ115より出
力されるビデオ信号SVに合成される。これにより、出
力端子116Vに接続される表示装置には、上述した所
定の日時の番組表が表示される。
【0049】次に、ストレージ105に対するEITの
書き込み、読み出しの処理について説明する。最初に、
EITについて述べる。このEITは、イベント情報が
記述されており、そのフォーマットはMPEGのセクシ
ョン形式となっている。EITには、1つのサービス
(チャネル)を構成する、通常複数のイベント(番組)
について、そのイベントの開始時刻、番組長等が記述さ
れている他、ディスクリプタで各イベントの番組名、番
組ジャンル、あらすじ等の情報も記述されている。
【0050】図2は、EITのシンタックスを示してお
り、図3はその各フィールドの意味を示している。主な
内容について説明する。「table_id」には、EITであ
ることを識別するために“0x4E”〜“0x6F”を記述す
る。「section_syntax_indicator」には、当該セクショ
ンが無効であるときは“0”を、有効であるときは
“1”を記述する。「section_length」には、セクショ
ン長を記述する。全セクション長の最大は4096バイ
トであり、従ってsection_lengthの値の最大は4093
バイトとなる。「service_id」にはサービス(チャネ
ル)を識別する識別子(service_id)を記述する。「cu
rrent_next_indicator」には、当該セクションが無効で
あるときは“0”を、有効であるときは“1”を記述す
る。
【0051】「event_id」には、対象イベントを識別す
る識別子(event_id)を記述する。このevent_idはserv
ice_id内で一意に割り当てられる。「start_time」に
は、対象イベントの番組開始時刻を記述する。この記述
はMJD+BCD表記時分秒で行われる。「duration」
には、対象イベントの番組長を記述する。この記述は、
BCD表記時分秒で行われる。
【0052】このEITのシンタックスの詳細は、「A
RIB TR−B15 第4編第3部31.4.1.E
ITの構造」に記載されている。このEITについて
は、以下のことが言える。すなわち、どのEITにも、
「table_id」から「last_table_id」までと、「CRC_3
2」のフィールドが存在する。「section_syntax_indica
tor」および「current_next_indicator」には、セクシ
ョンが有効な場合には必ず“1”が記述される。「rese
rved 」および「reserved_future_use」の全てのビット
に“1”が設定される(ARIB TR−B15 第4
編第1部6.4.reservedおよびreserved_future_use
項目の運用参照)。また、「table_id」のフィールドに
は“0x4E”〜“0x6F”を記述するため、上位1ビットの
値は必ず“0”となる。
【0053】このようにEITの場合、特定の位置の値
が必ず同じ値をとり変化しない、ということが明らかで
ある。また、EITの最大サイズは4096(212)バ
イトであり、その最小サイズはループ部分が空の場合
で、18バイトとなる。
【0054】なお、EITには、「CRC_32」のフィール
ドがある。このフィールドには、伝送路上のノイズ等に
よりデータに誤りが混入された場合に、データの誤りを
検証するための巡回型冗長チェック符号(CRCC:Cyclic
Redundancy Check Codes)を記述する。
【0055】本実施の形態においては、ストレージ10
5に対するEIT(セクション)の書き込みや読み出し
の処理時に、以下の[ルール1]〜[ルール10]に基
づいて処理をする。以下、ストレージ105のうち、E
ITを記憶するための領域をEIT記憶メモリ部と呼
ぶ。
【0056】[ルール1]table_idの上位1ビットをE
IT(セクション)が存在するか否かを示すフラグとし
て使用する。“0”のときは存在し、“1”のときは存
在しない、を意味する。 [ルール2]section_syntax_indicatorのビットをCR
Cチェック済みか否かを示すフラグとして使用する。
“0”のときはチェック済みでない、“1”のときはチ
ェック済み、を意味する。受信機起動時に、EIT記憶
メモリ部に存在する全てのEITについてそのフラグを
“0”とし、その後所定のEITを使用するときにCR
Cチェックを行い、当該所定のEITについてそのフラ
グを“1”にする。CRCチェックで誤りが検出される
場合には、当該EITの内容が破壊されていることが考
えられるので、table_idの上位1ビットを“1”にし
て、当該EITを無効にする。
【0057】[ルール3]current_next_indicatorのビ
ットをEITが新しいか古いかを示すフラグとして使用
する。“0”のときは古い、“1”のときは新しい、を
意味する。新しいバージョンのEITを取得できた場
合、古いバージョンのEITの情報自体は必要なくなる
が、メモリ管理上、section_sizeを利用して、EIT記
憶メモリ部の次のEITが記憶されている位置を特定す
るために利用する。 [ルール4]section_sizeは、そのままEIT記憶メモ
リ部に割り当てる領域の大きさとして使用する。 [ルール5]EIT記憶メモリ部の先頭アドレスから4
096バイト単位(4096バイトの領域を以後ブロッ
クと呼ぶ)の位置には、必ずEITの先頭が配置される
ようにする。
【0058】[ルール6]BSデジタル放送の場合、イ
ベントの情報は8日分、3時間毎のセグメントに区切ら
れて送出される。このことを考えて、EIT記憶メモリ
部として、[4096(EITの最大サイズ)×8(8
日分)×8(1日当たりのセグメント数)×k(1セグ
メント当たりのブロック数)]バイトの領域を用意す
る。kは、放送規格で必要とされる領域の大きさや受信
機システムで割り当てることのできる大きさを考慮して
決定する。
【0059】[ルール7]ある日時のイベント情報が記
述されたEITは、EIT記憶メモリ部の先頭から[4
096×k×(I×8+m)]バイト目の位置から空き
領域を探して書き込む。ここで、Iは、「ある日時」を
修正ユリウス日に換算し、8で割った余りの値である。
この修正ユリウス日は1858年11月17日0時から
の通算の日数であって、BSデジタル放送では日付を管
理するために用いられている。この修正ユリウス日で
は、1858年11月17日が0、1858年11月1
8日が1というように値が1ずつ増えていくため、8日
毎の修正ユリウス日を8で割った余りは必ず同じ値とな
る。
【0060】[ルール8]EITのサイズを2のべき乗
の大きさに切り上げてEIT記憶メモリ部に記憶する。
つまり、全てのEITは、32,64,128,25
6,512,1024,2048,4096バイトのい
ずれかのサイズに切り上げられる。以下、このEITの
切り上げ後のサイズを切り上げサイズと呼ぶ。
【0061】[ルール9]切り上げサイズが4096の
1/n(nは1〜128の2のべき乗:1,2,4,・
・・,64,128)のサイズになるEITは、ブロッ
クの先頭から4096/n×a(aは0〜n−1の整
数)バイト目の位置より記憶する。例えば、切り上げサ
イズが1024バイトであるEITは、ブロックの先頭
から0バイト目、1024バイト目、2048バイト目
または3072バイト目より記憶する。
【0062】[ルール10]日時が変わった時点で、E
IT記憶メモリ部に記憶されているEITの内、必要で
なくなったEITのcurrent_next_indicatorのビットを
使用したフラグ(ルール3参照)を、古いを意味する
“0”にする。
【0063】次に、デマルチプレクサ114で抽出され
たある日時(日付および時刻)のEITを、ストレージ
105のEIT記憶メモリ部に書き込むための記録領域
の検索処理を説明する。なお、上述の[ルール6]か
ら、EIT記憶メモリ部は、図4に示すように、8日分
の連続した記憶領域を有している。また、各日分の記憶
領域は、3時間毎の時間帯に対応した8セグメントから
なっている。さらに、各セグメントはkブロック(図4
の例はk=3)からなっている。
【0064】記録領域の検索処理を、図5のフローチャ
ートを使用して説明する。まず、ステップST1で、対
象EIT(記憶すべきEIT)の日時の情報から、[ル
ール7]の[4096×k×(I×8+m)]の式を用
いて、最初の検索位置を求める。この場合、上述の式の
値に、EIT記憶メモリ部の先頭アドレス(最小アドレ
ス)を加えた値が最初の検索位置となる。そして、ステ
ップST2で、検索位置からEITが記憶されているか
否かを判定する。この場合、「table_id」の上位1ビッ
ト(EITが存在するか否かを示すフラグ)を参照し
て、EITの存在を判定する([ルール1])。EIT
が記憶されていないときは、ステップST3で、検索位
置から記憶し得る最大サイズ([ルール9])が、[ル
ール8]の対象EITの切り上げサイズ以上であるか否
かを判定する。
【0065】このステップST3の条件を満たすとき
は、ステップST4で、その検索位置から対象EITの
切り上げサイズだけの記憶領域を、対象EITを記憶す
べき記憶領域とし、検索処理を終了する。一方、ステッ
プST3の条件を満たさないときは、ステップST5
で、検索位置にその検索位置から記憶し得る最大サイズ
を加えた位置を新たな検索位置とし、ステップST6に
進む。
【0066】このステップST6では、検索位置がEI
T記憶メモリ部の最後アドレス(最大アドレス)を越え
たか否かを判定する。越えたときは、ステップST7
で、EIT記憶メモリ部の先頭アドレス(最小アドレ
ス)を新たな検索位置として、ステップST8に進む。
一方、越えていなときは、直ちにステップST8に進
む。
【0067】このステップST8では、EIT記憶メモ
リ部の領域を全て検索したか否かを判定する。領域の全
てを検索したときは、ステップST9で、対象EITを
記憶すべき記憶領域はないとして、検索処理を終了す
る。この場合には、対象EITはEIT記憶メモリ部に
書き込まれないこととなる。領域の全てを検索していな
いときは、ステップST2に戻って、検索処理を続け
る。
【0068】また、上述のステップST2で、検索位置
からEITが記憶されているときは、ステップST10
で、「current_next_indicator」のビット(EITが新
しいか古いかを示すフラグ)を参照して、そのEITが
古いか否かを判定する([ルール3])。記憶されてい
るEITが新しいときは、その検索位置から対象EIT
を記憶することができないので、ステップST11で、
検索位置にその検索位置から記憶されているEITの切
り上げサイズを加えた位置を新たな検索位置とし、ステ
ップST6に進む。
【0069】ステップST10で、記憶されているEI
Tが古いEITであるときは、ステップST12に進
む。このステップST12では、記憶されているEIT
の切り上げサイズが対象EITの切り上げサイズ以上で
あるか否かを判定する。このステップST12の条件を
満たすときは、ステップST4で、その検索位置から対
象EITの切り上げサイズだけの記憶領域を、対象EI
Tを記憶すべき記憶領域とし、検索処理を終了する。な
おこの場合、EIT記憶メモリ部から古いEITを削除
した後に、対象EITを書き込む。一方、ステップST
12の条件を満たさないときは、その検索位置から対象
EITを記憶することができないので、ステップST1
1で、検索位置にその検索位置から記憶されているEI
Tの切り上げサイズを加えた位置を新たな検索位置と
し、ステップST6に進む。
【0070】次に、上述した記憶領域の検索処理を、具
体例に基づいて説明する。ここでは、EIT記憶メモリ
部に何も記憶されていない状態で、2001年5月4日
の3時から6時に始まるイベント情報を持つ6個のEI
T(EIT1〜EIT6)がトランポートストリームT
Sから抽出され、それらのサイズが、 EIT1:2000バイト(2048バイト) EIT2: 500バイト( 512バイト) EIT3:1000バイト(1024バイト) EIT4: 600バイト(1024バイト) EIT5:1500バイト(2048バイト) EIT6: 400バイト( 512バイト) であったとする。なお、括弧内は[ルール8]による切
り上げサイズを示している。
【0071】2001年5月4日を修理ユリウス日で表
現すると、値は52033となる。52033を8で割
った余りは1となり、また開始時刻が3時から6時まで
のイベント情報が記述されたEITであるので、図4に
図示の1セグメント部分の左上の位置が最初の検索位置
として求まる(ステップST1)。
【0072】EIT1に関しては、ステップST1→ス
テップST2→ステップST3→ステップST4と流れ
て、書き込むべき記憶領域を見つけ、書き込みをする。
【0073】次に、EIT2に関しては、ステップST
1→ステップST2まで流れたところで、検索位置から
EIT1が記憶されており、このEITが古くないの
で、ステップST10→ステップST11と流れる。こ
のステップST11で、現在の検索位置にその検索位置
から記憶されているEIT1の切り上げサイズを加算し
た位置を新たな検索位置とする。その後、ステップST
6→ステップST8→ステップST2→ステップST3
→ステップST4と流れて、書き込むべき記憶領域を見
つけ、書き込みをする。
【0074】次に、EIT3に関しては、ステップST
1→ステップST2→ステップST10→ステップST
11→ステップST6→ステップST8→ステップST
2→ステップST10→ステップST11→ステップS
T6→ステップST8→ステップST2→ステップST
3と流れ、検索位置は図4のEIT6が書かれている位
置(この時点ではEIT6は書かれていない)にくる。
この位置は、[ルール9]により、512バイトまでの
EITしか記憶できないので、ステップST5に流れ、
現在の検索位置に512バイトを加えた位置を新たな検
索位置とする。その後、ステップST6→ステップST
8→ステップST2→ステップST3→ステップST4
と流れて、書き込むべき記憶領域を見つけ、書き込みを
する。
【0075】以下、EIT4〜EIT6に関しても同様
にして書き込むべき記憶領域を見つけ、書き込みをす
る。これにより、EIT記憶メモリ部には、図4に示す
ように、EIT1〜EIT6が配置される。
【0076】次に、所定日時の番組表を作成するため
に、ストレージ105のEIT記憶メモリ部から所定日
時のEIT(所望EIT)を検索する検索処理を説明す
る。この検索処理を、図6のフローチャートを使用して
説明する。
【0077】まず、ステップST21で、所望EIT
(検索すべきEIT)の日時の情報から、[ルール7]
の[4096×k×(I×8+m)]の式を用いて、最
初の検索位置を求める。この場合、上述の式の値に、E
IT記憶メモリ部の先頭アドレス(最小アドレス)を加
えた値が最初の検索位置となる。そして、ステップST
22で、検索位置からEITが記憶されているか否かを
判定する。この場合、「table_id」の上位1ビット(E
ITが存在するか否かを示すフラグ)を参照して、EI
Tの存在を判定する([ルール1])。
【0078】EITが記憶されていないときは、ステッ
プST23で、検索位置にその検索位置から記憶し得る
最大サイズ([ルール9])を加えた位置を新たな検索
位置とし、ステップST24に進む。このステップST
24では、検索位置がEIT記憶メモリ部の最後アドレ
ス(最大アドレス)を越えたか否かを判定する。越えた
ときは、ステップST25で、EIT記憶メモリ部の先
頭アドレス(最小アドレス)を新たな検索位置として、
ステップST26に進む。一方、越えていなときは、直
ちにステップST26に進む。
【0079】このステップST26では、EIT記憶メ
モリ部の領域を全て検索したか否かを判定する。領域の
全てを検索したときは、ステップST27で、所望EI
Tはないとして、検索処理を終了する。この場合には、
所望EITをEIT記憶メモリ部より読み出させないこ
ととなる。領域の全てを検索していないときは、ステッ
プST22に戻って、検索処理を続ける。
【0080】また、上述のステップST22で、検索位
置からEITが記憶されているときは、ステップST2
8で、「current_next_indicator」のビット(EITが
新しいか古いかを示すフラグ)を参照して、そのEIT
が古いか否かを判定する([ルール3])。記憶されて
いるEITが古いときは、日時およびサービスID等の
検索条件が所望EITと一致しているとしても所望EI
Tではないので、ステップST29で、検索位置にその
検索位置から記憶されているEITの切り上げサイズを
加えた位置を新たな検索位置とし、ステップST24に
進む。
【0081】ステップST28で、記憶されているEI
Tが新しいEITであるときは、ステップST30に進
む。このステップST30では、記憶されているEIT
が所望EITであるか否かを判定する。日時およびサー
ビスID等の検索条件が所望EITと一致しているとき
は所望EITであると判定する。所望EITでないとき
は、ステップST29で、検索位置にその検索位置から
記憶されているEITの切り上げサイズを加えた位置を
新たな検索位置とし、ステップST24に進む。一方、
所望EITであるときは、ステップST31に進む。
【0082】このステップST31では、所望EITと
判定されたEITに対して、「CRC_32」のフィールドの
巡回型冗長チェック符号を用いて、誤りがあるか否かを
判定する。誤りがあるときは、このEITを番組表の作
成に使用することができないので、ステップST23
で、検索位置にその検索位置から記憶し得る最大サイズ
を加えた位置を新たな検索位置とし、ステップST24
に進む。一方、誤りがないときは、ステップST32
で、その検索位置から記憶されいるEITが所望EIT
であるとし、検索処理を終了し、このEITを読み出す
こととなる。
【0083】なお、ステップST30で所望EITであ
ると判定した後に、ステップST31で、CRCチェッ
クを行うことで、以下のような問題を回避できる。例え
ば、書き込み時に、図4のEIT6を書き込んでいる最
中に利用者がコンセントを抜くなどして給電停止状態と
なった場合、EIT6の前半(ヘッダ部分)は記憶され
たが、後半が記憶されず、不定の状態でEIT記憶メモ
リ部に残ってしまったとする。この状態で、受信機が起
動し、番組表を作成するためにEIT6を検索する場面
に遭遇したとき、検索条件が所望EITと一致しただけ
は、その内容を確認しないと、番組表として異常な内容
を表示したり、受信機の動作不具合が発生しまうおそれ
がある。
【0084】また、言い換えると、CRCチェックで誤
りがあると判定されるとき、書き込み時の失敗だと考え
ることができる。この場合、これ以後に記録されたEI
Tが全く検索できなくなるわけではなく、ステップST
23で新しい検索位置を決定すれば、次の位置から検索
を再開することができる。図4の場合、次の位置はEI
T3の位置になる。異常な内容で記憶されてしまったE
ITの位置により、最大4096バイト分のデータが検
索できなくなるが、それ以降の情報は有効に利用するこ
とができる。
【0085】なお、CRCチェックの計算のためのCP
U101等の負荷は決して低くはない。このため、受信
機起動時に、EIT記憶メモリ部に存在する全てのEI
Tについて、section_syntax_indicatorのビット(CR
Cチェック済みか否かを示すフラグそのフラグ)は
“0”とされ、その後所定のEITを使用するときに、
図6のステップST31でCRCチェックが行われる場
合には、そのビットがチェック済みを示す“1”とされ
る。これにより、一度CRCチェックしたEITに関し
て再びCRCチェックをせずに済むようになり、CPU
101等の使用効率を高めることができる。またこの場
合、CRCチェックで誤りが検出される場合には、当該
EITの内容が破壊されていることが考えられるので、
table_idの上位1ビット(EITが存在するか否かを示
すフラグ)は、EITが存在しない(無効)を示す
“1”とされる。
【0086】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、例えば番組表を作成するために所定のEITを検
索する場合、CRCチェックを行って、EITに誤りが
あるか否かを判定し、誤りがある場合にはそのEITの
読み出しを行わない。したがって、例えば書き込み途中
に電源が切断されて不完全な状態で記憶されているEI
T等の異常なEITの使用を選択的に回避できる。この
場合、バックアップ用の記憶領域を設けて異常なEIT
の使用を回避するものではなく、記憶媒体の領域および
処理の無駄を多くすることなく、この記録媒体に記憶さ
れるEITの内容保証を行うことができる。
【0087】また、本実施の形態においては、誤りがあ
るが否かがチェックされた所定のEITのsection_synt
ax_indicatorのビット(CRCチェック済みか否かを示
すフラグそのフラグ)はチェック済みを示す“1”とさ
れる。これにより、一度CRCチェックしたEITに関
して再びCRCチェックをせずに済むようになり、CP
U101等の使用効率を高めることができる。
【0088】また、本実施の形態においては、チェック
されて誤りがあるとされた所定のEITのtable_idのフ
ィールドの上位1ビット(EITが存在するか否かを示
すフラグ)はEITが存在しない(無効)を示す“1”
とされる。これにより、その次回からはそのフラグを参
照して直ちに当該EITの使用を回避でき、処理を効率
的に行うことができる。
【0089】また、本実施の形態においては、EITの
table_idのフィールドの上位1ビット位置に付加情報が
有効か無効かを示すデータが挿入され、section_syntax
_indicatorのフィールドに付加情報の誤りをチェックし
たか否かを示すデータが挿入され、current_next_indic
atorのフィールドに付加情報が古いものであるか新しい
ものであるかを示すデータが挿入され、さらにsection_
sizeはそのままEIT記憶メモリ部に割り当てる領域の
大きさとして使用される。すなわち、本実施の形態にお
いては、EIT記憶メモリ部に記憶されるEITのヘッ
ダ部に、このEITの管理データが挿入されるものであ
り、記憶媒体(ストレージ105)に管理データ用の領
域を設けることが必要なくなり、この記憶媒体を効率的
に使用できる。この場合、EITのtable_idのフィール
ドの上位1ビット、section_syntax_indicatorのフィー
ルド、current_next_indicatorのフィールドは、各EI
Tで必ず同じ値をとり、変化が起こらない部分であるの
で、これらの位置に管理データを挿入したとしても、E
IT自体の情報に何等影響を与えない。
【0090】また、本実施の形態においては、デマルチ
プレクサ114で、トランポートストリームTSより抽
出されたEITを書き込むべきストレージ105のEI
T記憶メモリ部の記憶領域を、このEITに含まれる日
時の情報に基づいて求められた最初の検索位置から検索
される。つまり、EIT記憶メモリ部は8日分の連続し
た記憶領域を有し、各日分の記憶領域は3時間毎の時間
帯に対応した8セグメントからなり、各セグメントはk
ブロック(ブロックのサイズはEITの最大サイズと同
じ)からなり(図4参照)、EITに含まれる日時の日
付に対応する記憶領域内に存在しかつその日時の時刻に
対応するセグメントの先頭位置が最初の検索位置とされ
る。そして、ブロックのサイズは2のべき乗バイト(4
096バイト)であり、抽出されたEITはそのサイズ
が2のべき乗バイトに切り上げてEIT記憶メモリ部に
記憶される。また、EITの切り上げサイズが4096
/nバイトであるとき、このEITは、ブロックの先頭
から4096/n×a(aは0〜n−1の整数)バイト
目の位置より記憶される。
【0091】したがって、本実施の形態においては、可
変長、可変個のEITをEIT記憶メモリ部に効率よく
記憶できる。また、所定のEITをEIT記憶メモリ部
より検索する場合、この所定のEITの日時の情報に基
づいて求められた最初の検索位置から検索されるもので
あり、この所定のEITが記憶されている記憶領域の近
くから検索することができ、検索を効率的に行うことが
できる。
【0092】なお、上述実施の形態においては、トラン
スポートストリームTSより抽出されたEITをストレ
ージ105のEIT記憶メモリ部に記憶して利用するも
のであったが、その他のMPEGのセクション形式の付
加情報を記憶媒体に記憶して利用するものにもこの発明
を同様に適用することができる。また、この付加情報の
フォーマットはMPEGのセクション形式に限られるも
のではなく、ヘッダ部、データ部、誤り検出符号部から
構成される付加情報であればよい。
【0093】また、上述実施の形態においては、この発
明をBSデジタル放送受信機に適用したものであるが、
この発明はCS、地上波などのその他のデジタル放送受
信機にも同様に適用できることは勿論である。
【0094】
【発明の効果】この発明によれば、受信された放送信号
より抽出して記憶媒体に記憶されている所定の付加情報
に誤りがあるか否かを、その所定の付加情報を構成する
誤り検出符号部の情報を用いてチェックするものであ
り、例えば書き込み途中に電源が切断されて不完全な状
態で記憶されている付加情報等の異常な付加情報の使用
を、記憶媒体の領域および処理の無駄を多くすることな
く、選択的に回避できる。
【0095】また、この発明によれば、受信された放送
信号より抽出して記憶媒体に記憶される付加情報のヘッ
ダ部に当該付加情報の管理データを挿入するものであ
り、記憶媒体に管理データ用の領域を設けることが必要
なくなり、当該記憶媒体を効率的に使用できる。
【0096】また、この発明によれば、受信された放送
信号より抽出した付加情報を書き込むべき記憶媒体の記
憶領域を、当該付加情報に含まれる日時の情報に基づい
て求められた最初の検索位置から検索していくものであ
り、可変長、可変個の付加情報を記憶媒体に効率よく記
憶できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのBSデジタル放送受信機の
構成を示すブロック図である。
【図2】EIT(Event_information_table)のシンタッ
クスを示す図である。
【図3】EITシンタックスの各フィールドの意味を示
す図である。
【図4】EIT記憶メモリ部の構成を示す図である。
【図5】対象EITを書き込むための記憶領域の検索処
理を説明するためのフローチャートである。
【図6】所望EITの検索処理を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
100・・・BSデジタル放送受信機、101・・・C
PU、105・・・ストレージ、106・・・リモコン
信号受信部、107・・・ICカードインタフェース
部、108・・・モデム、111・・・アンテナ、11
2・・・BSフロントエンド部、113・・・デスクラ
ンブラ、114・・・デマルチプレクサ、115・・・
AVデコーダ、116A,116V・・・出力端子、1
17・・・表示信号作成部、118・・・合成器、20
0・・・リモコン送信機、300・・・ICカード
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/081 H04N 7/13 A 7/24 Fターム(参考) 5C025 AA30 BA25 BA27 BA30 DA01 DA05 DA10 5C059 MA00 RB02 RB09 RC11 RF02 SS02 UA05 UA38 5C063 AA01 AB03 AB07 AC01 CA36 DA07 DA13 DB10 5J065 AA01 AB03 AC02 AD00 AD04 5K014 AA01 BA01 BA05

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送信号を受信する受信手段と、 上記受信手段で受信された放送信号からヘッダ部、デー
    タ部および誤り検出符号部で構成される付加情報を抽出
    する付加情報抽出手段と、 上記付加情報抽出手段で抽出された付加情報を記憶媒体
    に記憶する記憶手段と、 上記記憶媒体に記憶されている所定の付加情報に誤りが
    あるか否かを、該所定の付加情報の誤り検出符号部の情
    報を用いてチェックする誤りチェック手段とを備えるこ
    とを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 【請求項2】 上記誤りチェック手段でチェックされた
    上記所定のイベント情報のヘッダ部のうち変化が起こら
    ない所定部分にチェック済みを示すフラグを挿入するチ
    ェック済みフラグ挿入手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項1に記載のデジタル放送受信機。
  3. 【請求項3】 上記付加情報のフォーマットはMPEG
    のセクション形式であり、 上記チェック済みフラグ挿入手段は、section_syntax_i
    ndicatorのフィールドに上記チェック済みを示すフラグ
    を挿入することを特徴とする請求項2に記載のデジタル
    放送受信機。
  4. 【請求項4】 上記誤りチェック手段でチェックされて
    誤りがあるとされた上記所定の付加情報のヘッダ部のう
    ち変化が起こらない所定部分に、該所定の付加情報の無
    効を示すフラグを挿入する無効フラグ挿入手段をさらに
    備えることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送
    受信機。
  5. 【請求項5】 上記付加情報のフォーマットはMPEG
    のセクション形式であり、 上記無効フラグ挿入手段は、table_idのフィールドの上
    位1ビット位置に上記無効を示すフラグを挿入すること
    を特徴とする請求項4に記載のデジタル放送受信機。
  6. 【請求項6】 上記付加情報はイベント情報であること
    を特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信機。
  7. 【請求項7】 受信された放送信号からヘッダ部、デー
    タ部および誤り検出符号部で構成される付加情報を抽出
    する工程と、 上記抽出された付加情報を記憶媒体に記憶する工程と、 上記記憶媒体に記憶されている所定の付加情報に誤りが
    あるか否かを、該所定の付加情報の誤り検出符号部の情
    報を用いてチェックする工程とを備えることを特徴とす
    るデジタル放送受信機における付加情報処理方法。
  8. 【請求項8】 上記誤りチェック手段でチェックされた
    上記所定の付加情報のヘッダ部のうち変化が起こらない
    部分にチェック済みを示すフラグを挿入する工程をさら
    に備えることを特徴とする請求項7に記載のデジタル放
    送受信機における付加情報処理方法。
  9. 【請求項9】 上記誤りチェック手段でチェックされて
    誤りがあるとされた上記所定の付加情報のヘッダ部のう
    ち変化が起こらない所定部分に、該所定の付加情報の無
    効を示すフラグを挿入する工程をさらに備えることを特
    徴とする請求項7に記載のデジタル放送受信機における
    付加情報処理方法。
  10. 【請求項10】 放送信号を受信する受信手段と、 上記受信手段で受信された放送信号からヘッダ部、デー
    タ部および誤り検出符号部で構成される付加情報を抽出
    する付加情報抽出手段と、 上記付加情報抽出手段で抽出された付加情報を記憶媒体
    に記憶する記憶手段と、 上記記憶媒体に記憶される上記付加情報のヘッダ部に、
    該付加情報の管理データを挿入する管理データ挿入手段
    とを備えることを特徴とするデジタル放送受信機。
  11. 【請求項11】 上記管理データは、上記付加情報が有
    効か無効かを示すデータであることを特徴とする請求項
    10に記載のデジタル放送受信機。
  12. 【請求項12】 上記付加情報のフォーマットはMPE
    Gのセクション形式であり、 上記管理データ挿入手段は、table_idのフィールドの上
    位1ビット位置に、上記付加情報が有効か無効かを示す
    データを挿入することを特徴とする請求項11に記載の
    デジタル放送受信機。
  13. 【請求項13】 上記管理データは、上記誤り検出符号
    部の情報を用いて上記付加情報の誤りをチェックしたか
    否かを示すデータであることを特徴とする請求項10に
    記載のデジタル放送受信機。
  14. 【請求項14】 上記付加情報のフォーマットはMPE
    Gのセクション形式であり、 上記管理データ挿入手段は、section_syntax_indicator
    のフィールドに、上記付加情報の誤りをチェックしたか
    否かを示すデータを挿入することを特徴とする請求項1
    3に記載のデジタル放送受信機。
  15. 【請求項15】 上記管理データは、上記付加情報が古
    いものであるか新しいものであるかを示すデータである
    ことを特徴とする請求項10に記載のデジタル放送受信
    機。
  16. 【請求項16】 上記付加情報のフォーマットはMPE
    Gのセクション形式であり、 上記管理データ挿入手段は、current_next_indicatorの
    フィールドに、上記付加情報が古いものであるか新しい
    ものであるかを示すデータを挿入することを特徴とする
    請求項15に記載のデジタル放送受信機。
  17. 【請求項17】 上記管理データは、上記付加情報のサ
    イズを示すデータであることを特徴とする請求項10に
    記載のデジタル放送受信機。
  18. 【請求項18】 上記付加情報はイベント情報であるこ
    とを特徴とする請求項10に記載のデジタル放送受信
    機。
  19. 【請求項19】 受信された放送信号からヘッダ部、デ
    ータ部および誤り検出符号部で構成される付加情報を抽
    出する工程と、 上記抽出された付加情報を記憶媒体に記憶する工程と、 上記記憶媒体に記憶される上記付加情報のヘッダ部に、
    該付加情報の管理データを挿入する工程とを備えること
    を特徴とするデジタル放送受信機における付加情報処理
    方法。
  20. 【請求項20】 放送信号を受信する受信手段と、 上記受信手段で受信された放送信号から少なくとも日時
    の情報を含む付加情報を抽出する付加情報抽出手段と、 上記付加情報抽出手段で抽出された付加情報を記憶媒体
    に記憶する記憶手段と、 上記付加情報抽出手段で抽出された付加情報を書き込む
    べき上記記憶媒体の記憶領域を、該付加情報に含まれる
    日時の情報に基づいて求められた最初の検索位置から検
    索していく書き込み領域検索手段とを備えることを特徴
    とするデジタル放送受信機。
  21. 【請求項21】 上記記憶媒体は所定日数分の連続した
    記憶領域を有し、各日分の記憶領域は1日を複数の時間
    帯に分割して得られる各時間帯に対応した複数のセグメ
    ントからなり、各セグメントは上記付加情報の最大サイ
    ズと等しいサイズの複数のブロックからなり、 上記書き込み領域検索手段は、上記付加情報に含まれる
    日時の日付に対応する記憶領域内に存在しかつ該日時の
    時刻に対応するセグメントの先頭位置を上記最初の検索
    位置とすることを特徴とする請求項20に記載のデジタ
    ル放送受信機。
  22. 【請求項22】 記憶媒体のブロックのサイズは2のべ
    き乗バイトであり、 上記記憶手段は、 上記付加情報抽出手段で抽出された付加情報をそのサイ
    ズを2のべき乗バイトに切り上げて上記記憶媒体に記憶
    すると共に、 上記記憶媒体のブロックのサイズがNバイトであり、上
    記付加情報の上記切り上げサイズがN/nバイトである
    とき、該付加情報を、上記ブロックの先頭からN/n×
    a(aは0〜n−1の整数)バイト目の位置より記憶す
    ることを特徴とする請求項21に記載のデジタル放送受
    信機。
  23. 【請求項23】 上記付加情報のフォーマットはMPE
    Gのセクション形式であり、 上記記憶媒体のブロックのサイズは4096バイトであ
    ることを特徴とする請求項22に記載のデジタル放送受
    信機。
  24. 【請求項24】 上記書き込み領域検索手段は、 検索位置に有効な付加情報が記憶されていないとき、 上記検索位置から記憶し得る最大サイズが上記付加情報
    の切り上げサイズ以上であるときは、該検索位置を、上
    記付加情報を書き込むべき記憶領域の先頭位置とし、 上記検索位置から記憶し得る最大サイズが上記付加情報
    の切り上げサイズに満たないときは、該検索位置に該検
    索位置から記憶し得る最大サイズを加えた位置を新たな
    検索位置とすることを特徴とする請求項22に記載のデ
    ジタル放送受信機。
  25. 【請求項25】 上記書き込み領域検索手段は、 検索位置に有効な付加情報が記憶されているとき、 上記検索位置に記憶されている付加情報が古いものであ
    って、該古い付加情報のサイズが上記付加情報の切り上
    げサイズ以上であるときは、該検索位置を上記付加情報
    を書き込むべき記憶領域の先頭位置とし、 上記検索位置に記憶されている付加情報が新しいか、あ
    るいは上記検索位置に記録されている付加情報が古いも
    のであって該古い付加情報のサイズが上記付加情報の切
    り上げサイズに満たないときは、該検索位置に該検索位
    置から記憶されている付加情報のサイズを加えた位置を
    新たな検索位置とすることを特徴とする請求項22に記
    載のデジタル放送受信機。
  26. 【請求項26】 所定の日時の付加情報が記憶されてい
    る上記記憶媒体の記憶領域を、上記所定の日時の情報に
    基づいて求められた最初の検索位置から検索していく読
    み出し領域検索手段をさらに備えることを特徴とする請
    求項20に記載のデジタル放送受信機。
  27. 【請求項27】 所定の日時の付加情報が記憶された上
    記記憶媒体の記憶領域を、上記所定の日時の情報に基づ
    いて求められた最初の検索位置から検索していく読み出
    し領域検索手段をさらに備え、 上記読み出し領域検索手段は、上記所定の日時の日付に
    対応する日の記憶領域で該日時の時刻に対応するセグメ
    ントの先頭位置を上記最初の検索位置とすることを特徴
    とする請求項21に記載のデジタル放送受信機。
  28. 【請求項28】 記憶媒体のブロックのサイズは2のべ
    き乗バイトであり、 上記記憶手段は、 上記付加情報抽出手段で抽出された付加情報をそのサイ
    ズを2のべき乗バイトに切り上げて上記記録媒体に記憶
    すると共に、 上記記憶媒体のブロックのサイズがNバイトであり、上
    記付加情報の上記切り上げサイズがN/nバイトである
    とき、該付加情報を上記ブロックの先頭からN/n×a
    (aは0〜n−1の整数)バイト目の位置より記憶する
    ことを特徴とする請求項27に記載のデジタル放送受信
    機。
  29. 【請求項29】 上記読み出し領域検索手段は、検索位
    置に有効な付加情報が記憶されていないとき、上記検索
    位置に該検索位置から記憶し得る最大サイズを加えた位
    置を新たな検索位置とすることを特徴とする請求項28
    に記載のデジタル放送受信機。
  30. 【請求項30】 上記読み出し領域検索手段は、 検索位置に有効な付加情報が記憶されているとき、 上記検索位置に記憶されている付加情報が新しく所望の
    ものであって、誤りがないときは、該検索位置を上記付
    加情報を読み出すべき記憶領域の先頭位置とし、 上記検索位置に記憶されている付加情報が新しく所望の
    ものであるが、誤りがあるときは、該検索位置に該検索
    位置から記憶し得る最大サイズを加えた位置を新たな検
    索位置とし、 上記検索位置に記憶されている付加情報が古いか、ある
    いは上記検索位置に記憶されている付加情報が新しいも
    のであって所望の付加情報でないときは、該検索位置に
    該検索位置から記憶されている付加情報のサイズを加え
    た位置を新たな検索位置とすることを特徴とする請求項
    28に記載のデジタル放送受信機。
  31. 【請求項31】 上記付加情報はイベント情報であるこ
    とを特徴とする請求項20に記載のデジタル放送受信
    機。
  32. 【請求項32】 受信された放送信号から、少なくとも
    日時の情報を含む付加情報を抽出する工程と、 上記抽出された付加情報を記憶媒体に記憶する工程と、 上記抽出された付加情報を書き込むべき上記記憶媒体の
    記憶領域を、該付加情報に含まれる日時の情報に基づい
    て求められた最初の検索位置から検索していく工程とを
    備えることを特徴とするデジタル放送受信機における付
    加情報処理方法。
  33. 【請求項33】 所定の日時の付加情報が記憶されてい
    る上記記憶媒体の記憶領域を、上記所定の時期の情報に
    基づいて求められた最初の検索位置から検索していく工
    程をさらに備えることを特徴とする請求項32に記載の
    デジタル放送受信機における付加情報処理方法。
JP2001235510A 2001-08-02 2001-08-02 デジタル放送受信機およびそれにおける付加情報処理方法 Pending JP2003046890A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001235510A JP2003046890A (ja) 2001-08-02 2001-08-02 デジタル放送受信機およびそれにおける付加情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001235510A JP2003046890A (ja) 2001-08-02 2001-08-02 デジタル放送受信機およびそれにおける付加情報処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003046890A true JP2003046890A (ja) 2003-02-14

Family

ID=19066944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001235510A Pending JP2003046890A (ja) 2001-08-02 2001-08-02 デジタル放送受信機およびそれにおける付加情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003046890A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005109868A1 (fr) * 2004-05-09 2005-11-17 St Microelectronics Nv Procede pour ameliorer l'efficacite d'extraction d'une eit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005109868A1 (fr) * 2004-05-09 2005-11-17 St Microelectronics Nv Procede pour ameliorer l'efficacite d'extraction d'une eit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3981777B2 (ja) 情報提供装置および方法、情報受信装置および方法、並びに情報提供システム
AU761080B2 (en) A system for forming and processing program map information suitable for terrestrial, cable or satellite broadcast
EP2624548B1 (en) Receiving device, receiving method, and program
EP1013081B1 (en) A system for forming and processing text data for use in program specific information for broadcast
US7647619B2 (en) Scalable filtering table
EP1926067A2 (en) Method of transmitting broadcast signal, method of processing broadcast signal and apparatus for the same
WO1999003266A1 (en) A system for forming and processing program specific information containing text data for terrestrial, cable or satellite broadcast
WO2006077882A1 (ja) 放送受信装置
EP1250812A2 (en) System for program specific information error management in a video decoder
KR20070088192A (ko) 디지털 방송에서 psip의 방송 프로그램 등급 정보와관련된 테이블을 제어하는 방법, 상기 테이블의 데이터구조를 포함하는 방송 신호 및 이를 처리하는 방송 수신기
CN101206899A (zh) 用于编码/解码具有预览功能的多媒体数据的方法以及装置
JP3991291B2 (ja) 情報提供装置および方法、情報受信装置および方法、情報提供システム、並びに記録媒体
US20020146234A1 (en) Storage-type receiving device
US20070220557A1 (en) Apparatus and method for reducing channel switching time in receiver for digital multimedia broadcasting system using conditional access system
US20020124270A1 (en) Broadcast reception apparatus for obtaining and storing high-use-possibility reproduction programs beforehand
KR20070115121A (ko) Psip에서 방송 프로그램의 실시간 정보에 관한 방송신호, 상기 방송 신호를 제어하는 방법 및 이를 처리하는방송 수신기
JP2001359004A (ja) 録画予約システムおよび方法
JP2000078491A (ja) デジタル放送受信装置の制御プログラム書き換え方法及びデジタル放送受信装置
US7664113B2 (en) Apparatus and methods for system multiplexing and program element identification
CN108924634A (zh) 一种ts流快速识别方法及装置
JP2003046890A (ja) デジタル放送受信機およびそれにおける付加情報処理方法
JP5677052B2 (ja) 放送コンテンツサービスの送信装置、受信装置、及びそのプログラム
JP2003502953A (ja) デジタルテレビジョンシステムにおけるサービスリストの整合性を管理するための方法及び受信機
JPH11146293A (ja) ディジタル信号受信端末装置
JP2000350185A (ja) 制御プログラム送信方法及び制御プログラムダウンロード方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060601