JP2003046270A - 屋外筐体ケーブル導入部の防水、防虫構造 - Google Patents

屋外筐体ケーブル導入部の防水、防虫構造

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JP2003046270A
JP2003046270A JP2001228180A JP2001228180A JP2003046270A JP 2003046270 A JP2003046270 A JP 2003046270A JP 2001228180 A JP2001228180 A JP 2001228180A JP 2001228180 A JP2001228180 A JP 2001228180A JP 2003046270 A JP2003046270 A JP 2003046270A
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grommet
insect
hole
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光司 佐藤
Shiro Soma
史郎 相馬
Misao Iwadare
巳佐雄 岩垂
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ケーブル導入穴から電子機器筐体の内部への雨
水、虫の侵入を防止することができ、且つケーブルを確
実に保持することができる屋外筐体ケーブル導入部の防
水、防虫構造を提供する。 【解決手段】外部装置からの複数の接続ケーブル33を
電子機器筐体のハウジングと一体形成された、外部から
内部方向に所定の深さの円錐形状を成し、円錐形状の底
部から電子機器筐体の内部へ円筒形状の穴が延在し、且
つ円錐形状の底部に円筒形状の穴を閉塞する薄膜を有す
る複数のケーブル導入穴を備えたグロメット30有し、
グロメット30はケーブル導入穴近傍にケーブル導入穴
を閉塞するための閉塞ピン32が一体形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外に設置する電
子機器筐体の防水、防虫構造に関し、特にケーブル導入
部の防水、防虫構造に関する。
【0002】
【従来の技術】屋外に設置する電子機器筐体は、内部に
収納する電気回路を雨水の侵入による漏電、短絡や虫に
よるケーブルの破損、回路基板に産み付けられた卵等に
よる短絡などから守るために防水、防虫対策が必要とな
る。
【0003】一般にこの種の電子機器筐体は、ハウジン
グとカバーにより構成され、ハウジング内に電子回路を
実装しカバーにより蓋をする構造であり、ハウジングと
カバーとの接合面にゴム等の弾性部材を狭着することに
より雨水や虫の侵入を防止する。
【0004】このような構造により、電子機器筐体の防
水、防虫対策は十分であるが、電子機器筐体内部に実装
された電子回路と外部装置等とをケーブルで接続する場
合があり、ケーブルも通常複数本使用する場合が多く、
ケーブル引き込み部(導入部)には上記対策とは異なる
防水、防虫対策が必要になる。
【0005】電子機器筐体の所定の位置にケーブル導入
のための導入穴を設け、ゴム等の弾性部材の中空のブッ
シングを導入穴に嵌合させ、ケーブルをブッシングの中
空に挿通しテープ等で隙間を塞ぎ、余剰の導入穴には嵌
合させたブッシングの中空穴をテープで塞いでいた。
【0006】そのため、作業者に面倒なテーピング工事
を強いることになり、またテーピング工事だけでは防
水、防虫対策は必ずしも十分でなかった。
【0007】そのため、内部が中空で外側が円錐形状で
その底部が肉薄で且つその先端に微小穴(または微小穴
が閉鎖)を有するのゴムブッシングを筐体のケーブル導
入穴に挿嵌し、ケーブルをゴムブッシングの微小穴に押
しつけ挿入することにより、微小穴の肉薄部が内側に折
曲し、微小穴が弾性により押し広げられケーブルの外周
に密着する屋外端末装置の外線引き込み構造が特開平0
9−271128号公報に開示されている(第1の従来
例)。
【0008】上記第1の従来技術は、ケーブルをゴムブ
ッシングの微小穴に押しつけ挿入することにより、微小
穴の肉薄部が内側に折曲し、微小穴が弾性により押し広
げられケーブルの外周に密着させるので、肉薄部が変形
し易く、何度かケーブルの挿抜を繰り返すことにより、
肉薄部が破損したり、肉薄部とケーブル外皮との摩擦力
が減少したり、肉薄部に空気漏れ(隙間)を生ずる危険
性がある。
【0009】また、ケーブル外皮との接触部が肉薄であ
るためケーブルの保持力が十分確保できない。
【0010】また、ゴムブッシングにケーブルを一旦接
続後、改修工事、保守工事等により使用しないゴムブッ
シングがある場合、微小穴の初期状態への復旧が不十分
で、所定の微小穴を維持することが難しい。
【0011】また、「外線の導入前に微小穴が閉鎖して
いると埃や雨水の侵入の防止に一層効果がある」との記
載が段落[0012]にある以外な説明が無く、また図
面も微小穴を有するゴムブッシング以外の図面は無く詳
細が不明である。仮に微小穴がないゴムブッシングを使
用する場合を想定すると、ケーブルをゴムブッシングに
挿通するとき挿入位置が不明で挿通作業が困難であるば
かりか、肉薄部の中心に挿通できなかった場合には、上
記肉薄部の破損、ケーブル外皮との摩擦力、空気漏れ、
ケーブルの保持力低下等の問題を生ずる危険性がある。
【0012】また、電気機器間を接続する防水コネクタ
において、複数の挿通穴を有する防水用弾性部材からな
るグロメットをコネクタのハウジング内に配置し、グロ
メットの挿通穴にケーブルを挿通し、ケーブルの外周面
とグロメットの挿通穴の内周面とをグロメット自体の弾
力性により圧接させることで、ケーブル挿通部における
水密性を保ち、コネクタ内部への水の侵入を防止し、防
水コネクタの複数のコンタクトすべてにケーブルを接続
せずに一部が解放状態になるグロメットの挿通穴をグロ
メット栓を挿入して閉塞するグロメット用埋め栓が特開
平11−135191号公報に提案されている(第2の
従来技術)。
【0013】上記第2の従来技術は、グロメットの挿通
穴に挿入され挿通穴を塞ぐ軸状の防水部と、防水部の軸
方向後端に軸方向に沿って延在する一対のバネ部材が連
接され、一対のバネ部材それぞれに防水部を系止するた
めの系止部とからなり、グロメット用埋め栓をグロメッ
トの挿通穴を押し広げるようにして挿通し、ケーブルを
保持するリアカバーの内側でリアカバーの貫通穴により
系止することにより未使用の挿通穴を塞ぐので、グロメ
ットの未使用の挿通穴を水密状態に塞ぐことができる
が、グロメット用埋め栓が本体(コネクタ)に付属せず
に別体でるため、紛失しやすく、管理が面倒である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来技術
は、ケーブルをゴムブッシングの微小穴に押しつけ挿入
することにより、肉薄部が内側に折曲し、微小穴は弾性
により押し広げられケーブルの外周に密着させるので、
肉薄部が変形し易く、何度かケーブルの挿抜を繰り返し
た場合、肉薄部が破損したり、肉薄部とケーブル外皮と
の摩擦力が低下したり、肉薄部に空気漏れ(隙間)を生
ずる危険性がある。
【0015】また、ケーブル外皮との接触部が肉薄であ
るためケーブルの保持力を十分確保できない。
【0016】また、ゴムブッシングにケーブルを一旦接
続後、改修工事、保守工事等により使用しないゴムブッ
シングがある場合、微小穴の初期状態への復旧が不十分
で、所定の微小穴を維持することが難しい。
【0017】また、微小穴がないゴムブッシングを使用
する場合は、ケーブルをゴムブッシングに挿通するとき
挿入位置が不明で挿通作業が困難であるばかりか、肉薄
部の中心に挿通できなかった場合には、上記肉薄部の破
損、ケーブル外皮との摩擦力、空気漏れ、ケーブルの保
持力低下等の問題を生ずる危険性がある。
【0018】また、第2の従来技術は、グロメットの挿
通穴に挿入され挿通穴を塞ぐ軸状の防水部と、防水部の
軸方向後端に軸方向に沿って延在する一対のバネ部材が
連接され、一対のバネ部材それぞれに防水部を系止する
ための系止部とからなるグロメット用埋め栓をグロメッ
トの挿通穴を押し広げるようにして挿通し、ケーブルを
保持するリアカバーの内側でリアカバーの貫通穴により
系止することにより未使用の挿通穴を塞ぐので、グロメ
ットの未使用の挿通穴を水密状態に塞ぐことができる
が、グロメット用埋め栓が本体(コネクタ)に付属せず
に別体でるため、紛失しやすく、管理が面倒である。
【0019】本発明の目的は、ケーブル導入穴から電子
機器筐体の内部への雨水、虫の侵入を防止することがで
き、且つケーブル保持が確実な屋外筐体ケーブル導入部
の防水、防虫構造を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の屋外筐体ケーブ
ル導入部の防水、防虫構造は、屋外に設置する電子機器
筐体において、外部装置からの複数の接続ケーブルを前
記電子機器筐体のハウジングと一体形成されたグロメッ
トの複数のケーブル導入穴にそれぞれ挿通して前記電子
機器筐体内部の電子回路と接続することを特徴とする。
【0021】また、前記グロメットは複数のケーブル導
入穴を備え、前記ケーブル導入穴は、前記電子機器筐体
の外部から内部方向に所定の深さの円錐形状を成し、前
記円錐形状の底部から前記電子機器筐体の内部へ円筒形
状の穴が延在し、且つ前記円錐形状の底部に前記円筒形
状の穴を閉塞する薄膜を有することを特徴とする。
【0022】また、前記ケーブル導入穴の前記円錐形状
の最大系は前記接続ケーブルの外径より大きく、且つ前
記円錐形状底部の径は前記接続ケーブルの外径より小さ
いことを特徴とする。
【0023】また、前記グロメットは、前記ケーブル導
入穴近傍に前記ケーブル導入穴を閉塞する閉塞ピンが一
体形成されていることを特徴とする。
【0024】また、前記閉塞ピンは、先端に閉塞部材を
有し前記閉塞部材の一端が可撓性アームにより前記グロ
メットに一体形成されていることを特徴とする。
【0025】また、前記閉塞部材は、円筒形状であるこ
とを特徴とする。
【0026】また、前記閉塞部材は、前記円筒形状の外
周の一部が外方へ膨出していることを特徴とする。
【0027】また、前記閉塞部材は、可撓性アーム側か
ら先端方向に円錐形状であることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は本発明に電子機器筐体の概
略を示す斜視図、図2は本発明の電気機器筐体へのグロ
メットの取り付け構造の一例を示す図であり、(A)は
グロメットを示し、(B)はハウジングを示す図、図3
は本発明のグロメットにケーブルを挿通した状態の斜視
図、図4は本発明のグロメットの構造を示す図であり、
図3に示したグロメットのA−A断面図である。
【0029】本発明の電子機器筐体1は図1に示すよう
に、ハウジング10と、ハウジングを密閉するためのカ
バー20と、ハウジングと一体形成されたグロメット3
0とから構成されている。
【0030】なお、ハウジング10とカバー20との密
閉構造は、本発明の目的とする所では無いため(密閉構
造が前提)、詳細な説明は省略するが、例えばゴム等の
弾性部材によるパッキンにより密閉構造を実現すること
ができる。
【0031】ハウジング10は図2(B)に示すように
グロメット30を装着するための切り欠き部を有し、切
り欠き部の端面に所定の幅および高さのレール11がハ
ウジング10と一体形成されている。
【0032】グロメット30は図2(A)に示すよう
に、長方形状の弾性部材で、3方の端面に所定に幅およ
び深さの溝36を有し、且つ長手方向の面に複数のケー
ブル導入穴34が形成され、グロメット30の溝36
を、ハウジング10のレール11に沿って挿入すること
により、ハウジング10とグロメット30は一体に形成
され密閉される。
【0033】図3は図2に示したようにハウジング10
にグロメット30を挿入して組み立てた状態で、グロメ
ット30のケーブル導入穴34にケーブル33を挿入し
た状態を示し、グロメット30のケーブル導入穴34の
下部には閉塞ピン32を備えている。
【0034】閉塞ピン32は、ケーブル導入穴34にケ
ーブル33を導入しないとき(ケーブル導入穴を未使用
のとき)ケーブル導入穴を閉塞するためのものである。
【0035】図4はケーブル導入穴の形状を示し、グロ
メット30のケーブル導入穴34は、ハウジング10の
外部側が幅広(d1)で内部側が幅の狭い所定の深さ
(h1)の円錐形状を成し、円錐形状の下部(底面)は
薄膜35で閉塞され、薄膜35からハウジング10の内
側までは円錐形状の下部の幅(d2)と同一な円筒形状
の穴(h2)が貫通している。
【0036】ケーブル33は、ハウジングの外部からケ
ーブル導入穴34に挿入し、途中薄膜を破りハウジング
内部へ貫通する。
【0037】電子機器筐体1は、内部に電子回路(プリ
ン基板等)が実装されており、工場出荷時に十分な試験
が行われており、現場では直ちに電子機器筐体1を屋外
の所定の場所に設置した、ケーブル33の接続工事を行
う。
【0038】ケーブル接続工事は、最初にケーブル33
の心線の端末処理を行った後、ハウジング1の外側から
ケーブル33をグロメット30のケーブル導入穴34へ
挿入しハウジング1の内部へ挿通する。
【0039】このケーブル33のケーブル導入穴34へ
の挿通過程において、ケーブル33の外皮がケーブル導
入穴34の円錐形状の内壁に当接して案内され、途中で
心線が薄幕35の中心に当接する。更にケーブル33を
挿入することにより薄膜35が破れ、ケーブル33は途
中で円錐形状の内壁を押し開き挿通する。
【0040】ケーブル33がグロメット30のケーブル
導入穴34を挿通後、心線を内部の電子回路に例えば半
田付け等により接続し、カバー2をハウジング10に固
定し工事を完了する。
【0041】例えば、ケーブル33の外径がケーブル導
入穴34の円錐形状の深さ(h1)の1/2(1/2h
1)付近で円錐形状の内壁に当接するものとすれば、ケ
ーブル33の外皮とグロメット30のケーブル導入穴3
4との接触面は広くなり、ケーブル33の保持力は十分
確保できる。
【0042】なお、ケーブルの外径をD、ケーブル導入
穴34の円錐形状上部の内径をd1、円錐形状底部の内
径をd2とすると、D>d1>d2の関係であれば使用
するケーブルを特定するものではなく、更に異種ケーブ
ルを混在使用することも可能である。
【0043】汎用性を考慮した複数のケーブル導入穴3
4を備えるグロメット30を複数種の電子機器筐体に使
用する場合、ケーブル33を挿通しない余剰のケーブル
導入穴34が存在する場合があるが、余剰のケーブル導
入穴34が未使用(一度もケーブル33を挿通したこと
のない)場合は、電子機器筐体1の内部はケーブル導入
穴内部34の薄膜35により密閉され、防水、防虫性を
実現することができる。
【0044】また、改修、保守等で設置済みの電子機器
筐体を撤去し、例えば予備の電子機器内蔵の電子機器筐
体や内部の電子回路を修理あるいは交換した電子機器筐
体と交換設置する場合、ケーブル33の挿抜が必要にな
るが、ケーブル33の外皮とケーブル導入穴34の内壁
との接触面が広く、且つグロメット30が肉厚(板厚)
のため、ケーブル導入穴34の破損や、形状が変化する
ことがなく、信頼性は十分確保確保できる。
【0045】ケーブル導入穴34が使用済みの予備の電
子機器筐体1を交換設置し、使用済みのケーブル導入穴
34を使用しない場合、使用しないケーブル導入穴34
の薄膜35は破れているが、ケーブル導入穴34の下部
に一体形成されている閉塞ピン32をケーブル導入穴に
挿入し閉塞することにより、防水性、防虫性を実現する
ことができる。
【0046】閉塞ピン32は、円筒形状の一端が可撓性
のアームによりグロメット30と一体形成され、使用済
みで薄膜35が破れているケーブル導入穴34の円錐形
状部に円筒形状の他端を挿入して閉塞する。
【0047】この円筒形状の閉塞ピンは32、ケーブル
導入穴34に挿入したときケーブル導入穴34を完全に
密閉できるよう所定の外径を有している。
【0048】例えば、ケーブル導入穴34の円錐形状部
の1/2h付近で内壁に当接する外径であれば十分な防
水、防虫効果が得られる。
【0049】なお、閉塞ピン32の円筒形状部は円錐形
状であっても良く、また円筒形状部の途中が外周から外
方へ膨出した形状であっても良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の屋外筐体ケ
ーブル導入部の防水、防虫構造は、外部から内部方向に
所定の深さの円錐形状を成し、円錐形状の底部から電子
機器筐体の内部へ円筒形状の穴が延在し、円錐形状の底
部に円筒形状の穴を閉塞する薄膜を有する複数のケーブ
ル導入穴を備え、且つケーブル導入穴の近傍にケーブル
導入穴を閉塞するための閉塞ピンが一体形成されている
グロメットを電子機器筐体と一体形成し、外部装置から
のケーブルをケーブル導入穴に挿通し電子機器筐体内部
の電子回路と接続するので、ケーブル導入穴は未使用の
場合は薄膜により雨水や虫の侵入を防止することができ
る。
【0051】また、円錐形状底部の薄膜はグロメットの
肉厚内部の比較的深い部分に位置するので、誤って外部
から薄幕が破られる危険性がない。
【0052】汎用性を考慮し、グロメットに複数のケー
ブル導入穴を設け、複数種の電子機器筐体に共通して使
用する場合、ケーブルを挿通しない未使用のケーブル導
入穴は内部の薄膜により密閉されているので、防水、防
虫を完全に防ぐことができる。
【0053】また、改修、保守等で設置済みの電子機器
筐体を撤去し、予備機と交換設置するような場合、ケー
ブルの挿抜が必要になるが、ケーブル外皮とケーブル導
入穴の内壁との接触面が広く、且つが肉厚のため、ケー
ブル導入穴の破損、形状変化することがなく、信頼性は
十分確保できる。
【0054】また、交換設置した電子機器筐体のケーブ
ル導入穴が過去に使用済みで、且つ交換設置後そのケー
ブル導入穴を使用しない場合、使用しないケーブル導入
穴の下部に一体形成されている閉塞ピンをそのケーブル
導入穴に挿入し閉塞することにより、防水性、防虫性を
実現することができる。
【0055】ケーブル導入穴に挿通された接続ケーブル
は、ケーブル導入穴の円錐形状部の内壁および円錐形状
底部から延在する円筒穴とケーブルの外周との接触面が
広いので、大きな保持力で接続ケーブルを確実に保持す
ることができる。
【0056】また、閉塞ピンがケーブル導入穴の下部に
可撓性アームでグロメットと一体形成されているので、
閉塞ピンの紛失を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器筐体の概略を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の電子機器筐体へのグロメットの取り付
け構造の一例を示す図であり、(A)はグロメットを示
し、(B)はハウジングを示す図である。
【図3】本発明のグロメットにケーブルを挿通した状態
の斜視図である。
【図4】本発明のグロメットの構造を示す図であり図3
に示すグロメットのA−A断面図である。
【符号の説明】
1 電子機器筐体 10 ハウジング 11 レール 20 カバー 30 グロメット 32 閉塞ピン 33 ケーブル 34 ケーブル導入穴 35 薄膜 36 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩垂 巳佐雄 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 4E352 AA02 AA03 BB02 BB10 DR02 GG04 GG11 4E360 AB31 AB64 BD05 ED17 ED29 GA29 GB94 5G361 AA06 AB09 AC01 AC11 AE01 5G363 AA01 BA01 CB08 DC08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外に設置する電子機器筐体において、
    外部装置からの複数の接続ケーブルを前記電子機器筐体
    のハウジングと一体形成されたグロメットの複数のケー
    ブル導入穴にそれぞれ挿通して前記電子機器筐体内部の
    電子回路と接続することを特徴とする屋外筐体ケーブル
    導入部の防水、防虫構造。
  2. 【請求項2】 前記グロメットは複数のケーブル導入穴
    を備え、前記ケーブル導入穴は、前記電子機器筐体の外
    部から内部方向に所定の深さの円錐形状を成し、前記円
    錐形状の底部から前記電子機器筐体の内部へ円筒形状の
    穴が延在し、且つ前記円錐形状の底部に前記円筒形状の
    穴を閉塞する薄膜を有することを特徴とする請求項1記
    載の屋外筐体ケーブル導入部の防水、防虫構造。
  3. 【請求項3】 前記ケーブル導入穴の前記円錐形状の最
    大系は前記接続ケーブルの外径より大きく、且つ前記円
    錐形状底部の径は前記接続ケーブルの外径より小さいこ
    とを特徴とする請求項2記載の屋外筐体ケーブル導入部
    の防水、防虫構造。
  4. 【請求項4】 前記グロメットは、前記ケーブル導入穴
    近傍に前記ケーブル導入穴を閉塞する閉塞ピンが一体形
    成されていることを特徴とする請求項1乃至2記載の屋
    外筐体ケーブル導入部の防水、防虫構造。
  5. 【請求項5】 前記閉塞ピンは、先端に閉塞部材を有し
    前記閉塞部材の一端が可撓性アームにより前記グロメッ
    トに一体形成されていることを特徴とする請求項4記載
    の屋外筐体ケーブル導入部の防水、防虫構造。
  6. 【請求項6】 前記閉塞部材は、円筒形状であることを
    特徴とする請求項5記載の屋外筐体ケーブル導入部の防
    水、防虫構造。
  7. 【請求項7】 前記閉塞部材は、前記円筒形状の外周の
    一部が外方へ膨出していることを特徴とする請求項5記
    載の屋外筐体ケーブル導入部の防水、防虫構造。
  8. 【請求項8】 前記閉塞部材は、可撓性アーム側から先
    端方向に円錐形状であることを特徴とする請求項5記載
    の屋外筐体ケーブル導入部の防水、防虫構造。
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