JP2003045568A - プラグ型コネクタ - Google Patents

プラグ型コネクタ

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JP2003045568A
JP2003045568A JP2001235127A JP2001235127A JP2003045568A JP 2003045568 A JP2003045568 A JP 2003045568A JP 2001235127 A JP2001235127 A JP 2001235127A JP 2001235127 A JP2001235127 A JP 2001235127A JP 2003045568 A JP2003045568 A JP 2003045568A
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plug
type connector
backup material
lock piece
arm portion
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JP2001235127A
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English (en)
Inventor
Takayuki Osada
孝之 長田
Yasuo Nakai
保夫 中井
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Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体の大きさに影響を及ぼさずに、ロック片
を相手方コネクタの係合部に係脱させる際の荷重の大き
さを調節することができるようにする。 【解決手段】 接点部20とロック片30と押圧操作部
材50とを備える。ロック片30が撓み変形可能なアー
ム部32と、アーム部32の撓み変形を通じて相手方コ
ネクタの係合部に係脱される係止部33とを有する合成
樹脂成形体でなる。アーム部32の背部に、アーム部3
2を支えてこのアーム部32を撓み変形させるのに必要
な動作荷重の大きさを調節するための弾力性を有するバ
ックアップ材60を配備する。バックアップ材60を板
片状のエラストマーで形成する。アーム部32の弾性
を、アーム部32の肉厚を増減することによって調節す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラグ型コネク
タ、特に相手方コネクタに接続したときに相手方コネク
タに連結されるロック機構を備えたプラグ型コネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術】特開2001−176620号公報、実
開平6−19284号公報、米国特許第6071141
号公報にこの種のプラグ型コネクタについての記載があ
り、これらのプラグ型コネクタでは、ロック機構に板金
製のばね板が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、板金製
のばね板を用いてロック機構を形成したもののうち、ば
ね板の先端が当該プラグ型コネクタの筐体の前側に突き
出て露出していると、その露出部分が不慮に何かと干渉
して変形してしまうという事態が多々起こり得る。
【0004】そこで、ロック機構に合成樹脂成形体でな
る細長いロック片を用いることが考えられる。しかし、
そのような合成樹脂製の細長いロック片でその撓み変形
に必要な荷重の大きさを調節するには、一般的にロック
片の長さを変えるということが行われ、そのようにする
と、ロック片の長さの変化がプラグ型コネクタ全体の大
きさに影響を及ぼすので、たとえば、撓み変形に必要な
荷重(変形荷重)を小さくしてロック片の変位幅を大き
くしようとすると、ロック片が長くなってプラグ型コネ
クタの全体の大きさが大きくなってしまう。
【0005】本発明は以上の状況に鑑みてなされたもの
であり、ロック機構を合成樹脂成形体でなる細長いロッ
ク片で形成することによってそのロック片の先端が当該
プラグ型コネクタの筐体の前側に突き出て露出していて
も不慮の変形が起こらないようにした上で、ロック片自
体に備わっている上記変形荷重を変えることなく、その
ロック片を撓み変形させるのに必要な動作荷重の大きさ
を調節することのできるプラグ型コネクタを提供するこ
とを目的とする。
【0006】また、本発明は、当該プラグ型コネクタの
全体の大きさに影響を及ぼさずに、ロック片を撓み変形
させるのに必要な上記動作荷重の大きさを調節すること
のできるプラグ型コネクタを提供することを目的とす
る。
【0007】さらに、本発明は、板金製のばね板や金属
製のコイルばねといった金属製部品を用いずに、安価な
合成樹脂成形体だけを用いて、上記ロック片と相手方コ
ネクタの係合部とによるロック状態をハーフロック状態
に規定したりフルロック状態に規定したりすることので
きるプラグ型コネクタを提供することを目的とする。
【0008】さらに、本発明は、板金製のばね板を用い
た場合に比べてロック機構を安価に構成することできる
プラグ型コネクタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプラグ型コ
ネクタは、相手方コネクタに電気的に接続される接点部
と、この接点部を挟む両側のそれぞれに配備されて相手
方コネクタの係合部に係脱される弾力性を備えたロック
片と、上記係合部に対する係合位置に位置しているロッ
ク片を上記接点部に近づく方向に押圧することによりそ
のロック片を弾力性に抗して上記係合部に対する離脱位
置に変位させる押圧操作部材とを備えている。このプラ
グ型コネクタでは、押圧操作部材を操作することによっ
て、相手方コネクタの係合部に係合しているロック片を
その係合部から離脱させることが可能である。また押圧
操作部材に対する操作力を解放することにより、ロック
片をその弾力性によって相手方コネクタの係合部に対す
る係合位置に復帰させることが可能である。
【0010】本発明では、上記ロック片が撓み変形可能
な弾性を有する細長いアーム部とこのアーム部の撓み変
形を通じて上記係合部に係脱される係止部とを有する合
成樹脂成形体でなり、上記アーム部の背部に、このアー
ム部を支えてこのアーム部を撓み変形させるのに必要な
動作荷重の大きさを調節するための弾力性を有するバッ
クアップ材が配備されている。
【0011】この構成を採用すると、ロック片に合成樹
脂成形体が用いられているので、ロック片の先端が当該
プラグ型コネクタの筐体の前側に突き出て露出していて
も不慮の変形が起こらない。
【0012】また、バックアップ材の弾力の大きさを調
節するだけで、ロック片のアーム部を撓み変形させるの
に必要な動作荷重の大きさを調節することが可能にな
る。そのため、相手方コネクタの係合部にロック片の係
止部を係合させる際にアーム部に加える必要のある荷重
の大きさや、相手方コネクタの係合部からロック片の係
止部を離脱させる際にアーム部に加える必要のある荷重
の大きさを、バックアップ材の弾力の大きさを調節する
だけで調節することが可能になり、その結果、ロック片
のアーム部の長さを調節する必要がなくなるので、当該
プラグ型コネクタの全体の大きさを変えずに上記各荷重
の大きさを変えることができるようになる。しかも、相
手方コネクタに当該プラグ型コネクタが上記ロック片を
介して連結されている状態の下で、当該プラグ型コネク
タを無理に引張ったような場合、両コネクタが外れるよ
うなハーフロック状態や、両コネクタが外れないような
フルロック状態を、バックアップ材の弾力の大きさを調
節するだけで容易につくり出すことが可能になる。
【0013】上記作用は、上記アーム部の肉厚を調節す
ることによってそのアーム部を撓み変形させ得る変形荷
重を上記動作荷重よりも小さく定め、上記動作荷重に対
する上記変形荷重の不足分を、上記バックアップ材の弾
力によって補足してある、という構成を採用することに
よっても発揮される。
【0014】本発明において、上記バックアップ材は板
片状の合成樹脂成形体、好ましくは板片状のエラストマ
ーでなることが望ましい。
【0015】上記したように、バックアップ材は、ロッ
ク片のアーム部を支えてこのアーム部を撓み変形させる
のに必要な動作荷重の大きさを調節する機能を有するも
のであるので、その限りにおいて板金製板ばねや金属製
コイルばねを用いることができるけれども、これらを用
いると、比較的広い設置スペースが必要になるだけでな
く、それらのばね自体が高価であるので、当該プラグ型
コネクタの大型化やコストアップを招きやすい。その反
面、この発明のようにバックアップ材に板片状の合成樹
脂成形体を用いると、設置スペースが狭くて済み価格も
安いので、、当該プラグ型コネクタの小形化を図りやす
くなり、コストダウンも図りやすくなる。特に、バック
アップ材に板片状のエラストマーを用いると、合成樹脂
成形体を用いる場合よりもバックアップ材の耐久性や弾
力性を向上させやすいという利点がある。
【0016】本発明では、上記バックアップ材の弾力の
大きさを、上記アーム部に対する接触面の広さを調節す
ることによって定めてあることが望ましい。これによる
と、バックアップ材を板片状の合成樹脂成形体又はエラ
ストマーで製作する場合において、大きな合成樹脂シー
ト又はエラストマーシートを成形し、それらのシートを
適切な大きさに切断するだけで済むので、バックアップ
材を量産化しやすく、そのことがさらなるコストダウン
を図ることに役立つ。
【0017】本発明では、上記接点部と上記ロック片と
が共通の筐体に収容されていると共に、その筐体の左右
両側のそれぞれに上記押圧操作部材が取り付けられ、そ
の筐体に、上記バックアップ材の背面に重なり合う壁面
と、上記バックアップ材が嵌脱される凹状又は凸状のバ
ックアップ材保持部とが備わっていることが望ましい。
これによれば、バックアップ材を上記壁面に重ね合わせ
て配備することができるので、バックアップ材による上
記動作荷重の調節作用を確実に発揮させることができ
る。しかも、バックアップ材を凹状又は凸状のバックア
ップ材保持部に嵌脱可能であるので、バックアップ材の
弾力の大きさを調節する場合に、上記した接触面の大き
さの異なるバックアップ材をバックアップ材保持部に嵌
合するという操作で付け替えることが可能になり、この
ことが、当該プラグ型コネクタの量産化を促進すること
に役立つ。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るプラグ型コネ
クタを一部省略して示した部分破断平面図、図2には要
部を破断して示した概略斜視図、図3〜図5は作用を説
明するための一部破断部分平面図である。
【0019】図1のように、このプラグ型コネクタA
は、ベース部11とそのベースと組み合わされたカバー
部12とによって形成された偏平な横長の筐体10の内
部に、コンタクトを形成する板金製の多数の接点部20
と、これらの接点部20の列を挟む両側のそれぞれに配
備されたロック片30,30と、筐体10の左右両側の
それぞれに取り付けられた押圧操作部材50,50と、
バックアップ材60とを備えていて、上記接点部20…
やロック片30,30は、筐体10の前端面13の前側
へ突き出ている。
【0020】図1及び図2のように、ロック片30は、
ベース部11の矩形凹所14に嵌め込まれて動かないよ
うに保持された取付部31と、上記凹所14に連続して
形成されている縦長凹所15内で取付部31から前方へ
延び出されたアーム部32と、アーム部32の前端に設
けられて左右方向で外向きに突出された突起状の係止部
33とを備えていて、係止部33は先窄まり形状に形成
されている。このロック片30は合成樹脂の一体成形体
でなり、アーム32に合成樹脂に特有の弾性が備わって
いるのに対し、係止部33には、他の物との干渉や衝撃
などによって容易に欠損や破損を起こさないような厚さ
と大きさとが与えられている。
【0021】バックアップ材60は板片状のエラストマ
ーで製作されていて、弾力性を有している。このバック
アップ材60は、その裏面がベース部11に備わってい
る壁面16に重ね合わされていると共に、バックアップ
材60の下端に具備されている突片61が、ベース部1
1の下壁17に備わっている凹状のバックアップ材保持
部18に嵌合されている。このため、バックアップ材6
0は、突片61とバックアップ材保持部18とが嵌合す
ることによって壁面16に重なり合う位置に位置決めさ
れており、こうして位置決めされたバックアップ材60
の表面が、上記ロック片30の無負荷状態でのアーム部
32の背面に重なり合っている。
【0022】押圧操作部材50は、ベース部11に左右
方向端部に備わっている凹所19に一定範囲内でのみ左
右方向出退自在に遊嵌合されていて、その外側端面が押
圧操作面51として形成されていると共に、その内側端
部に、上記ロック片30のアーム部32に対峙された押
圧作用部52が備わっている。
【0023】なお、上記したロック片30、バックアッ
プ材60及び押圧操作部材50は、筐体10の左右方向
両端部のそれぞれに対称な関係で配備されている。
【0024】図3〜図5に相手方コネクタであるジャッ
ク型コネクタBを示してある。図例のジャック型コネク
タBは、横長中空の筐体100の左右方向両端部に、上
記ロック片30の係止部33が嵌まり込む凹入部110
を有し、この凹入部110の開口120の縁部に、上記
係止部33が係脱する係合部130を備えている。ま
た、左右の凹入部110の間に、上記接点部20の列が
挿入される開口とそれらの接点部20の列に接触する電
極(不図示)を備えている。
【0025】次に図3〜図5を参照して作用を説明す
る。なお、以下の作用についての説明では、片側のロッ
ク片30やバックアップ材60、押圧操作部材50だけ
を説明するけれども、他側のロック片やバックアップ
材、押圧操作部材50も片側のそれらと併行して作用す
るので、その説明を省略する。
【0026】プラグ型コネクタAをジャック型コネクタ
Bに対向させて図3の矢印aのように接点部20の列を
ジャック型コネクタBの開口に差し込んでいく操作を行
うと、ロック片30の先窄まり状の係止部33が開口1
20の縁部121に当たった状態で矢印aのように押し
込まれるので、アーム部32が、バックアップ材60を
その弾力に抗して圧縮させながら左右方向内側に撓み変
形し、それによって係止部33が開口120の縁部12
1を乗り越える。こうして、係止部33が開口120の
縁部121を乗り越えると、アーム部32自体の弾性と
バックアップ材60の弾力とによりアーム部32が初期
位置に復帰し、図4のように係止部33が係合部130
に係合する。また、接点部20の列がジャック型コネク
タBに差し込まれてその電極に接触する。この状態で
は、係止部33と係合部130との係合によってプラグ
型コネクタAがジャック型コネクタBに連結される。
【0027】この実施形態によると、ロック片30に合
成樹脂成形体が用いられているので、ロック片30の係
止部33が筐体10の前側に突き出て露出しているとし
ても、その係止部33が不慮に何かと干渉して衝撃を受
けたりしても、その係止部33が欠損したり損壊したり
するという事態は容易に起こりえない。
【0028】次に、図5の矢印Pのように手の指で押圧
操作部材50を押し込むと、その押圧作用部52がロッ
ク片30のアーム部32を左右方向内側へ押圧するの
で、そのアーム部32が、それ自体の弾性とバックアッ
プ材60の弾力性とに抗して左右方向内側に撓み変形
し、それに伴って係止部33が係合部130との係合位
置から左右方向内側に変位する。こうして係止部33が
係合部130から離脱すると、プラグ型コネクタAとジ
ャック型コネクタBとの連結状態が解除されるので、プ
ラグ型コネクタAをジャック型コネクタBから引き抜く
ことができる。そして、プラグ型コネクタAをジャック
型コネクタBから引き抜くと、アーム部32自体の弾性
とバックアップ材60の弾力とによりアーム部32が初
期位置に復帰する。
【0029】また、上記係止部33は先窄まり形状に形
成されているので、図3のように係止部33を開口12
0の縁部121に押し当てて押し込むと、係止部33の
表面の案内作用によって係止部33がアーム部32の撓
み変形を伴いながら縁部121を乗り越えて図4のよう
に凹入部110に嵌まり込む。また、図5のように押圧
操作部材50を押し込んで係止部33を少し左右方向内
側に変位させた後、プラグ型コネクタAを引張ると、係
止部33の表面の案内作用によって係止部33がアーム
部32の撓み変形を伴いながら縁部121を乗り越えて
係合部130から離脱する。
【0030】この実施形態では、ロック片30の係止部
33を凹入部110に押し込んで係合部130に係合さ
せるときに必要になる押込力(係止部押込力という)の
大きさは、アーム部32の弾性の大きさとバックアップ
材60の弾力の大きさとによって定まる。押圧操作部材
50を押し込んでアーム部32を撓み変形させるときの
押圧操作部材50の操作力(操作部材操作力という)に
ついても同様である。
【0031】以上説明した実施形態において、アーム部
32をそれ自体の弾性に抗して撓み変形させるのに必要
な荷重を変形荷重と定義し、アーム部32をそれ自体の
弾性とバックアップ材60の弾力性に抗して撓み変形さ
せるのに必要な荷重を動作荷重と定義すると、動作荷重
を大きくすればするほど、上記係止部押込力が大きくな
り、上記操作部材操作力が大きくなる。その逆に、動作
荷重を小さくすればするほど、上記係止部押込力が小さ
くなり、上記操作部材操作力が小さくなる。そして、動
作荷重は、アーム部32の弾性をそのままにして、バッ
クアップ材60の弾力性だけを変化させることによって
調節することができ、バックアップ材60の弾力の大き
さは、アーム部32に対するバックアップ材60の接触
面の広さを調節することによって調節することができ、
上記接触面の広さは、図4に示したバックアップ材60
の幅寸法Wを変えるだけで変わる。
【0032】したがって、この実施形態では、ロック片
30のアーム部32の長さを変えずに、板片状のバック
アップ材60を付け替えてその大きさを変えるだけで、
上記動作荷重を適切に調節することができる。また、上
記アーム部32を薄肉にすることによって上記変形荷重
を小さくする一方で、動作荷重の不足分をバックアップ
材60の弾力によって補足することができる。そのた
め、図4のように、ジャック型コネクタBにプラグ型コ
ネクタAが連結されている状態の下で、プラグ型コネク
タAを無理に引張ったような場合、両コネクタA,Bが
外れるようなハーフロック状態や、両コネクタA,Bが
外れないようなフルロック状態を、バックアップ材60
の弾力の大きさを調節するだけで容易につくり出すこと
ができる。
【0033】以上説明した実施形態では、バックアップ
材60に板片状のエラストマーを用いるけれども、エラ
ストマーよりも安価な通常の合成ゴムに見られるような
合成樹脂成形体としてもよい。しかし、耐用性を高め、
好ましい弾力性を得るには、エラストマーを用いること
が望ましい。
【0034】また、この実施形態では、ロック片30が
合成樹脂の一体成形体であり、バックアップ材60が板
片状のエラストマーであり、ロック片30を取り替えず
にバックアップ材60だけを取り替えて上記した動作荷
重を調節することができるので、異なる動作荷重のプラ
グ型コネクタの量産化が容易になる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ロック
片の先端が当該プラグ型コネクタの筐体の前側に突き出
て露出していても不慮の変形が起こらないようになるこ
とは勿論、ロック片自体に備わっている上記変形荷重を
変えることなく、そのロック片を撓み変形させるのに必
要な動作荷重の大きさを調節することができるので、当
該プラグ型コネクタの全体の大きさに影響を及ぼさず
に、ロック片を撓み変形させるのに必要な上記動作荷重
の大きさを調節することができるようになる。その結
果、動作荷重の大きさに係わりなくプラグ型コネクタを
小形化しやすくなる。
【0036】また、板金製のばね板や金属製のコイルば
ねといった金属製部品を用いずに、安価な合成樹脂成形
体だけを用いて、ロック片と相手方コネクタの係合部と
によるロック状態をハーフロック状態に規定したりフル
ロック状態に規定したりすることのできる安価なプラグ
型コネクタを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラグ型コネクタを一部省略して
示した部分破断平面図である。
【図2】要部を破断して示した概略斜視図である。
【図3】プラグ型コネクタをジャック型コネクタに連結
する段階を示した一部破断部分平面図である。
【図4】プラグ型コネクタをジャック型コネクタに連結
した段階を示した一部破断部分平面図である。
【図5】プラグ型コネクタをジャック型コネクタから引
き抜く段階を示した一部破断部分平面図である。
【符号の説明】
A プラグ型コネクタ B ジャック型コネクタ(相手方コネクタ) 10 筐体 16 壁面 18 バックアップ材保持部 20 接点部 30 ロック片 32 アーム部 33 係止部 50 押圧操作部材 60 バックアップ材 130 係合部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手方コネクタに電気的に接続される接
    点部と、この接点部を挟む両側のそれぞれに配備されて
    相手方コネクタの係合部に係脱される弾力性を備えたロ
    ック片と、上記係合部に対する係合位置に位置している
    ロック片を上記接点部に近づく方向に押圧することによ
    りそのロック片を弾力性に抗して上記係合部に対する離
    脱位置に変位させる押圧操作部材とを備えたプラグ型コ
    ネクタにおいて、 上記ロック片が撓み変形可能な弾性を有する細長いアー
    ム部とこのアーム部の撓み変形を通じて上記係合部に係
    脱される係止部とを有する合成樹脂成形体でなり、上記
    アーム部の背部に、このアーム部を支えてこのアーム部
    を撓み変形させるのに必要な動作荷重の大きさを調節す
    るための弾力性を有するバックアップ材が配備されてい
    ることを特徴とするプラグ型コネクタ。
  2. 【請求項2】 上記アーム部の肉厚を調節することによ
    ってそのアーム部を撓み変形させ得る変形荷重を上記動
    作荷重よりも小さく定め、上記動作荷重に対する上記変
    形荷重の不足分を、上記バックアップ材の弾力によって
    補足してある請求項1に記載したプラグ型コネクタ。
  3. 【請求項3】 上記バックアップ材が板片状の合成樹脂
    成形体でなる請求項1又は請求項2に記載したプラグ型
    コネクタ。
  4. 【請求項4】 上記バックアップ材が板片状のエラスト
    マーでなる請求項1又は請求項2に記載したプラグ型コ
    ネクタ。
  5. 【請求項5】 上記バックアップ材の弾力の大きさを、
    上記アーム部に対する接触面の広さを調節することによ
    って定めてある請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載したプラグ型コネクタ。
  6. 【請求項6】 上記接点部と上記ロック片とが共通の筐
    体に収容されていると共に、その筐体の左右両側のそれ
    ぞれに上記押圧操作部材が取り付けられ、その筐体に、
    上記バックアップ材の背面に重なり合う壁面と、上記バ
    ックアップ材が嵌脱される凹状又は凸状のバックアップ
    材保持部とが備わっている請求項1ないし請求項5のい
    ずれかに記載したプラグ型コネクタ。
JP2001235127A 2001-08-02 2001-08-02 プラグ型コネクタ Pending JP2003045568A (ja)

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TW091116394A TWI254498B (en) 2001-08-02 2002-07-23 Plug connector
US10/200,246 US7040910B2 (en) 2001-08-02 2002-07-23 Plug type connector
CA002395521A CA2395521C (en) 2001-08-02 2002-07-24 Plug type connector
EP02016916A EP1284525B1 (en) 2001-08-02 2002-07-31 Plug type connector
DE60218944T DE60218944T2 (de) 2001-08-02 2002-07-31 Steckverbinder
CNB021274851A CN1274063C (zh) 2001-08-02 2002-08-02 插塞式连接器
KR10-2002-0045769A KR100522518B1 (ko) 2001-08-02 2002-08-02 플럭형 커넥터
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006294580A (ja) * 2005-03-16 2006-10-26 Furukawa Electric Co Ltd:The コネクタ及びコネクタ保持構造
JP2017041377A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 Smk株式会社 コネクタの嵌合ロック構造

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