JP2003044909A - カード挿入口装置 - Google Patents

カード挿入口装置

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JP2003044909A
JP2003044909A JP2001227284A JP2001227284A JP2003044909A JP 2003044909 A JP2003044909 A JP 2003044909A JP 2001227284 A JP2001227284 A JP 2001227284A JP 2001227284 A JP2001227284 A JP 2001227284A JP 2003044909 A JP2003044909 A JP 2003044909A
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card
shutter
base
gap
cards
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Application number
JP2001227284A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Hayakawa
義彰 早川
Mitsuo Iwasaki
三男 岩崎
Osamu Fujiwara
修 藤原
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Mitsubishi Precision Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Precision Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードの挿入時に複数枚を阻止し、吐き出し
時に折れ曲がりや重なりカードは吐き出せる方向を持た
せると共に、屋外設置においても雨水の浸入を阻止す
る。 【解決手段】 シャッターから基台上にカードを通過さ
せる。厚み検出機構は、挿入の時は、カードに押されて
移動する量を規制され、基台との間にカード1枚分の通
過を許容する隙間を生じさせ、複数枚の通過を阻止す
る。排出の時は、カードに押されて移動する量を増大さ
せ、基台との間に前記カードの1枚分を超える隙間を生
じさせ、所定の複数枚の排出を許容する。第1の傾斜部
は、雨水を挿入口外部に導く。上端部のコロは、カード
は上方移動により通過可とし、カードがない時は外部と
シャッターとの間で雨水の侵入を阻止する。コロと上端
部との隙間から漏れた水は第2の傾斜部から、基台の端
部に導かれ、水はけされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、駐車場、ゲームセン
ター、交通ターミナル等で、磁気記録カード等の媒体を
用いて金銭の収受や、利用の認証を行うシステムの端末
機器のカード挿入口に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8、図9及び図10は従来のカード挿
入口装置の構造を示す図であり、図8は右側面断面図、
図9は正面図、図10は平面図である。図8、図9及び
図10において、801はカード挿入口装置の骨材とな
るフレーム、802は口金、803はカード挿入口、8
04は基台、805は前記口金802に、後述するカー
ド取り扱い機器例えば磁気カードリーダシステム方向に
取り付けられる上ガイド、806はシャッタースロー
プ、807は前記シャッタースロープ806を上下に駆
動するシャッターソレノイド、808はシャッターソレ
ノイド807を構成するプランジャー、809はシャッ
タースロープ戻りバネ、810はコロであり、これらに
よりカード挿入口装置が構成される。さらに、811は
参考表示した例えば磁気カード、812は参考表示した
例えば磁気カードリーダシステムの一部であり、カード
挿入口装置を説明するために示したものである。
【0003】フレーム801の上方には両側に延びた止
め板801aが形成され、その両方の止め板801aに
基台804の両端部と口金802の両端部がネジ止めさ
れる。基台804は前記口金802の下側に位置し、口
金802とともにカード挿入口803を形成する。そし
て、フレーム801の側面801bはカードリーダシス
テム812から延びている側面812aを覆うように取
り付けられる。基台804は、カード挿入口803から
磁気カードリーダシステム812方向に延びたほぼ平面
を形成し、その平面により形成されるカード通過面80
4a上にカードを通過させることができる。また、上ガ
イド805が口金802に磁気カードリーダシステム8
12に向けて取り付けられ、口金802の段部802b
と上ガイド805の間にコロ810が回転自在に保持さ
れる。コロ810と基台804のカード通過面804a
との間に磁気カード811の1枚分(例として0.2m
m厚)の隙間を残して、コロ810が口金802と上ガ
イド805に挟まれて回転及び上下に動くようになって
いる。ここで形成された隙間に磁気カード811を挿入
すれば、1枚分だけならば、コロ810のところまで挿
入できるが、2枚重ねると、隙間を通ることができず挿
入することができない。
【0004】一方、フレーム801の正面中央部には、
シャッターソレノイド807が取り付けられている。こ
のとき、プランジャー808の移動方向が上下方向にな
るように取り付けられ、その先端部とシャッターソレノ
イド807の筐体上部との間に戻りバネ809が取り付
けられる。シャッタースロープ806の水平部8061
がプランジャー808の移動と共に移動するようにプラ
ンジャー808の先端に取り付けられる。シャッターソ
レノイド807が付勢されていない間は戻りバネ809
の力でシャッタースロープ806は、図中806aの位
置にある。この状態では、シャッタースロープ806に
垂直に形成した阻止壁806cが基台804のカード通
過面804aと交差している部分があり、カード811
は磁気カードリーダシステム812の方向に進めること
ができない。
【0005】シャッターソレノイド807が付勢される
と、プランジャー808が電磁力により吸い込まれ、シ
ャッタースロープ806を806bの位置まで下降させ
る。阻止壁806cはカード通過面804aより下方に
位置して、カード811は磁気カードリーダシステム8
12の内部に向かって進むことができる。磁気カードリ
ーダシステム812は、カード811が進入してきたこ
とを感知し、内部に設けられた搬送機器により、所定位
置まで搬送し、所定のデータの読み取りまたは書き込み
を行って後、カード811を内部に収受するかまたは挿
入口803に向かって搬送し吐き出しを行う。このと
き、磁気カードリーダシステム812から吐き出されて
くるカード811をもれなく受け取るため、上ガイド8
05に上向き傾斜ホーン805b、基台804には下向
き傾斜ホーン804bが形成されている。更に、シャッ
タースロープ806にもカード811の吐き出しを受け
るための下向き傾斜ホーン806dが形成される。シャ
ッターソレノイド807が付勢されていない状態であっ
ても、カード811が吐き出されてくると、カード81
1は、上ガイド805aの上向き傾斜ホーン805b
と、シャッタースロープ806の下向き傾斜ホーン80
6dとの間に進み、両方に接触し、シャッタースロープ
806の下向き傾斜ホーン806dを806bの方に押
し下げながら、挿入口803に向かって出ることができ
る。
【0006】また、カード811が存在しないとき、コ
ロ810は基台804のカード通過面804aに接して
いて、挿入口803から侵入する雨水をある程度阻止す
る作用がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】カードは発券された後
は客の手に渡り、場合によっては折り曲げられたりシワ
を付けられたりして変形したものが再び挿入されること
がある。挿入時にのばして挿入できたとしても、磁気カ
ードリーダシステム812の中で処理して吐き出しを行
う場合、折りぐせが残って、カード811の先等に折れ
重なりが生じたり、また、2枚のカードが磁気カードリ
ーダシステム812の中で処理されたあとに吐き出す場
合、吐き出しカードの厚みが1枚分より増大することが
ある。そのまま吐き出しが行われると、コロ810と基
台804の間にはカード811の1枚分の隙間しかない
ので当然そこでツマリを生じることになる。
【0008】また、挿入口803より雨水の浸入があっ
た場合、コロ810と基台804での阻止作用は充分で
なく、屋外設置用途では更なる改善が求められている。
【0009】カードの挿入に対しては、誤挿入またはイ
タズラ等による複数枚のカードを阻止し、正しく1枚の
みのカード挿入しか出来ないようにする一方、カードリ
ーダ側から吐き出される折れ曲がりカードや重なりカー
ドは自由に吐き出せる方向を持たせると共に、屋外設置
においても雨水の浸入を阻止する機能を向上させること
を目的とした装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に係るカード挿入口装置は、カードをカード取
り扱い機器に対して挿入口より挿入及び吐き出しを受け
持つものにおいて、挿入口に位置してカードの挿入及び
吐き出しのため開閉するシャッターと、前記シャッター
とカード取り扱い機器の間に位置してカードを通過させ
る基台と、カードが前記シャッターからカード取り扱い
機器方向への挿入に際し、所定カードに押されて移動す
る量を規制されることにより基台との間に前記カードの
1枚分の通過を許容する隙間を生じさせ、かつ、カード
がカード取り扱い機器から前記シャッターへの吐き出し
に際し、前記カードに押されて移動する量を増大させる
ことにより基台との間に前記カードの1枚分を超える隙
間を生じさせる厚み検出機構とを備えたものである。
【0011】また、請求項2に係るカード挿入口装置
は、カードをカード取り扱い機器に対して挿入口より挿
入及び吐き出しを受け持つものであって、挿入口に位置
してカードの挿入及び吐き出しのため開閉するシャッタ
ーと、前記シャッターとカード取り扱い機器の間に位置
してカードを通過させる基台と、カードが前記シャッタ
ーからカード取り扱い機器方向への挿入に際し、所定カ
ードに押されて移動する量を規制されることにより基台
との間に前記カードの1枚分の通過を許容する隙間を生
じさせ、かつ、カードがカード取り扱い機器から前記シ
ャッターへの吐き出しに際し、前記カードに押されて移
動する量を増大させることにより基台との間に前記カー
ドの1枚分を超える隙間を生じさせる厚み検出機構とを
備え、更に、前記シャッター前方に位置し、前記シャッ
ターから離れるように斜め下方に傾斜した第1の傾斜部
と前記第1の傾斜部の上端部を共通にして下端が前記シ
ャッターに近づくように斜め下方に傾斜した第2の傾斜
部とを備える傾斜壁と、前記傾斜壁の上端部に接するよ
うに位置して上下方向に移動可能なコロとを備え、前記
基台の挿入口方向の端部が前記傾斜壁に近づくように斜
め下方に傾斜するとともに前記第2の傾斜部の下端より
下方に位置するようにしたものである。
【0012】
【作用】請求項1に係るカード挿入口装置において次の
ように作用する。シャッターはカードの挿入及び吐き出
しのために開閉する。シャッターとカード取り扱い機器
との間に位置する基台上にカードを通過させる。この
際、厚み検出機構は、挿入のときは、所定カードに押さ
れて移動する量を規制されることにより基台との間に前
記カードの1枚分の通過を許容する隙間を生じさせ、1
枚のみの通過を許容し、複数枚の通過を阻止する。排出
のときは、カードに押されて移動する量を増大させるこ
とにより基台との間に前記カードの1枚分を超える隙間
を生じさせ、所定の複数枚の排出を許容する。
【0013】請求項2に係るカード挿入口装置は、請求
項1について説明した作用の他に、次のように作用す
る。シャッター前方に位置する傾斜壁の第1の傾斜部
は、雨水を挿入口外部に導くことが出来る。傾斜壁の上
端部に接するように位置して上下方向に移動可能なコロ
は、カードを上端部との間で通過できるように上方に移
動すると共に、カードの通過がないときは外部とシャッ
ターとの間で雨水の侵入を阻止するようにするが、コロ
と上端部との隙間から漏れた水は第2の傾斜部から、基
台の挿入方向に向いている端部に導かれ、水はけされ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図を参照し
て説明する。図1から図3は一実施例を説明する図であ
り、図1は右側面断面図、図2は正面方向から見た斜視
図、図3は後方から見た斜視図である。図1、図2及び
図3において、101は構成部品を取り付ける骨材とな
るフレーム、102はフレーム101の中央部に位置す
るように左右の両側からネジ止めされる口金、103は
前記口金102の中央部に前面から臨んだときに水平で
横に細長い開口により形成されるカード挿入口、104
はカード挿入口103からほぼ平面上に延びた平面部1
04aを形成する基台、106はフレーム101に沿っ
て上下に移動することによりカードの進入、吐き出し及
びこれらの阻止を可能とする垂直部1061と、前記基
台104の平面部1041と合う平面部1062を備え
るシャッター、107は前記シャッター106を上下に
駆動するソレノイド、108は前記ソレノイド107の
中で付勢によって上下するプランジャー、109は一端
をソレノイド107の筐体下部に止められてプランジャ
ー108を下方に押す力を出す戻りスプリング、110
は口金102の内部に収納され、フレーム101の全面
に位置するコロ、111はカード、112は本発明に係
るカード挿入口装置に組み合わされるカード取り扱い機
器例えばカードリーダであり、本発明を説明するために
参考表示している。
【0015】113、114はフレーム101の左右に
ネジ止めして本発明部分をカードリーダ112の先端下
方から延びた結合辺1121、1122に結合するとと
もに前記基台104の幅方向の両側を下方に折り曲げた
辺1043をネジ止めするL字型の保持金具、115は
フレーム101の裏面上部にネジ止めされ、ソレノイド
107をL字型部分にネジ止めし、シャッター106を
平面部にネジ止めして連結するサブフレーム、116,
117は前記保持金具113,114のそれぞれにネジ
止めされるL字型のスライドフレーム、118は後述す
るようにカード厚み検知のためのベアリング、119は
前記ベアリング118を支持する移動軸、1201,1
202は移動軸119によりベアリング118を後方す
なわち挿入口よりもカードリーダ方向に付勢しておくた
め、一端をスライドフレーム116,117に、他端を
移動軸119に接触する振子用スプリング、121は前
記基台104の平面部104aと前記フレーム101に
平行でかつ両端を前記スライドフレーム116,117
に亘って支持され、前記振子用スプリング1201,1
202を両端に巻き付ける振子軸、1221は、一方を
振子軸121の一端に回動可能に取り付け、他方を移動
軸119の一端に取り付けた第1の振子支持板、122
2は、一方を振子軸121の他端に回動可能に取り付
け、他方を移動軸119の他端に取り付けた第2の振子
支持板である。移動軸119は振子軸121と平行にな
るように連結される。移動軸119に支持されるベアリ
ング118の最下部は、基台104の平面部104aと
の間に最小の隙間を生じさせ、この隙間はカード111
の1枚分の厚さである。移動軸119が振子軸121を
中心に回動することにより、カード1枚分の厚さの隙間
又はこれ以上の厚さの隙間を、ベアリング118と基台
104の平面部104aとの間に生じさせる。隙間の適
当な間隔はスライドフレーム116,117を保持金具
113,114上で止める位置をスライドさせながら調
節することにより得られる。123は停止軸であり、振
子軸121と平行になるようにスライドフレーム11
6,117に亘って支持され、移動軸119が振子軸1
21を中心に回転移動するときにカードリーダ112方
向への回転移動を制限してベアリング118の停止位置
を定める。124は結合軸であり、ソレノイド107の
プランジャー108の下端に結合して、前記戻りスプリ
ング109の他端を止めると共に、シャッター106の
駆動突起106dの溝と結合する。125はシャッター
106をサブフレーム115を介してフレーム101に
沿って上下に滑動させるためのスペースを設けた小軸固
定ネジである。
【0016】1021は口金102の内部にシャッター
106から離れるように斜め下方に傾斜するように形成
した第1の傾斜部、1022は前記第1の傾斜部102
1の最上の個所であってコロ110が接するように位置
する上端部、1023は前記第1の傾斜部1021の上
端部1022を共通にして下端が前記シャッター106
に近づくように斜め下方に傾斜した第2の傾斜部、10
24は口金102の内部にシャッター106から離れる
ように斜め上方に傾斜するように形成した第3の傾斜
部、1025は第3の傾斜部1024の先端が機能する
コロ停止部であり、第1の傾斜部1021の斜め上方に
位置する。1026は口金102内に設けられ、コロ1
10の両端を填めて、上下移動を規制する溝である。こ
のように口金102は内部に傾斜壁を形成する。104
2は基台104の端部であり、前記傾斜壁としての口金
102の内部に近づくように斜め下方に傾斜するととも
に前記第2の傾斜部1023の下端より下方に位置する
ように形成される。
【0017】実施例による主要部を拡大した図1、図
4、図5及び正常なカードを示す図6、異常状態にある
カードを示す図7により、実施例の作用、動作を説明す
る。
【0018】図1は、ソレノイド107の付勢を“OF
F”にし、戻りスプリング109の力でシャッター10
6が106aの位置まで降下し、シャッター106の平
面部1062が基台104の平面部104aに密着し
て、シャッター106の垂直部1061が口金102の
カード挿入口103を閉止した状態を示す。この場合、
カード111を装置外部から図示しないカードリーダの
方向すなわち矢印方向に挿入しても上下可動のコロ11
0を通過しても、その先にはシャッター106の垂直部
1061に阻止されて進むことは出来ない。シャッター
106の前下端に設けられたツメ106bは、カード1
11の先端が下方へ曲がり込むことを防止するために設
けられている。この状態はシステム全体がカードの受け
入れを阻止している状態であり、このときに必要なこと
は、露天設置等で雨水でさらされた場合、水がカード挿
入方向に侵入しないことである。雨水がかかった場合、
コロ110の働きでひとまずここに溜まった水は、口金
102の前下方の第1の傾斜部1021を伝って前方に
滴下するが、一部はコロ110と上端部1022の隙間
を経てコロ110よりも右方向に侵入する。ここでもう
一段の水はけを促すために第2の傾斜部1023の下端
より下方に基台104の端部付近を滴下ガイド104b
として位置させ、再度ここで水切りを行わせることが出
来る。
【0019】図4は、システムが受け入れ状態となり、
ソレノイド107が付勢されてシャッター106が10
6cの位置まで上昇して、カード挿入口103が開口状
態になったところを示す。ここで必要なことは、カード
111を1枚だけ通過させることである。振子式カード
厚み検知部は、振子機構とベアリングを含む。振子機構
は移動軸119、振子用スプリング1201,120
2、振子軸121、振子支持板1221,1222から
なる。この振子機構と、移動軸119に嵌挿されるベア
リング118と基台104の平面部104aと停止軸1
23とで厚み検知部を構成し、ベアリング118と基台
104の平面部104aとの間で厚みを検知する。ベア
リング118が118aの位置にある場合は、基台10
4の平面部104aとの間にカード1枚分の隙間(例え
ば0.22mm)しか生じないよう設定されているた
め、カード111が1枚のみの厚みが検知されてここを
通過することが出来る。ここに、客の誤操作またはイタ
ズラ等で2枚目のカード又はシート状の異物126aが
重なり並行挿入されようとしても、126bの所で阻止
されて誤挿入を防ぐことが出来る。ベアリング118
は、基台104の平面部104aとの間で設定された所
定の隙間寸法になるべき点で、停止軸123に当たって
止まるため、カード挿入口103の方向から2枚目のカ
ード又はシート状の異物126aを強く押してもベアリ
ング118を押し上げて右方向に行くことが出来ず、1
枚のみを通過させるという目的を達することが出来る。
【0020】図5は、いったんカードリーダ(図示しな
い)の中に搬送されたカード111が、例えば図7のよ
うに客の取り扱い中に折りぐせがつけられていたような
場合、カードを返却するモードで吐き出す時の作用を示
す。カードリーダー側から矢印の方向に先の折れ曲がっ
たカード127が吐き出されてくると、たとえソレノイ
ド107が付勢されていなくても、カードの折れ曲がり
127aのところでシャッター106は106cの所ま
で押し上げられる。更に進んだカード127により振子
式検知部ベアリング118が押し上げられる。ベアリン
グ118は、振子軸121を中心に振子支持板122
1,1222に支持されてフレーム101方向に回動し
て押し出されるため、基台104の平面部104aとの
間の隙間が増大する。カード127は127bの状態と
なってここをくぐり抜け、127c,127dと進んで
吐き出される。カード127が吐き出された後は、振子
用スプリング1201,1202の働きにより、移動軸
119を図示しないカードリーダーの方向に戻す。移動
軸119の戻りにより、ベアリング118は図3中の1
18aの元の位置に自動復帰して、再び正常カード1枚
のみの挿入を許す状態に戻る。例示のような折りぐせの
ついたカードだけでなく、カードリーダ内で2枚の処理
が行われて後、2枚重なって吐出する場合も同様の働き
をなす。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下のような利点を有する。 1.客の手によるカードの挿入は異常に変形していない
正常なもの一枚のみ通過させることが出来る。 2.客の扱いあるいは何らかの原因により、折れ曲がり
等を生じた変形カードは挿入口で阻止されるので内部の
カードリーダ等の処理機構にカード詰まり、その他のサ
ービスを要する不具合を招来するおそれがない。 3.折れ曲がり履歴のあるカードを伸ばして挿入された
場合あるいは内部のカードリーダー部等で2枚のカード
が処理されて、返却のため吐き出し方向に搬送されるこ
とがあるが、吐き出し方向でのカード厚が2枚分以上に
なっても挿入時のような1枚分の隙間規制を受けること
なく吐出することができる。 4.カード挿入口からの雨水侵入阻止機構があるためカ
ード挿入口を屋外暴露してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例を説明する主要部を拡大した右側面
断面図であり、シャッターが閉止した状態を示す。
【図2】 一部を省略した一実施例の正面方向から見た
斜視図である。
【図3】 一部を省略した一実施例の後方から見た斜視
図である。
【図4】 一実施例を説明する主要部を拡大した図であ
り、カード挿入口の開口状態を示す。
【図5】 一実施例を説明する主要部を拡大した図であ
り、カードを吐き出す状態を示す。
【図6】 正常なカードを示す。
【図7】 異常状態にあるカードの例を示す。
【図8】 従来のカード挿入口装置の構造を示す右側面
断面図である。
【図9】 従来のカード挿入口装置の構造を示す正面図
である。
【図10】 従来のカード挿入口装置の構造を示す平面
図である。
【符号の説明】
101…フレーム、102…口金、103…カード挿入
口、104…基台、106…シャッター、107…ソレ
ノイド、108…プランジャー、109…戻りスプリン
グ、110…コロ、111…カード、112…カードリ
ーダ、113、114…保持金具、115…サブフレー
ム、116,117…スライドフレーム、118…ベア
リング、119…移動軸、1201,1202…振子用
スプリング、121…振子軸、1221,1222…、
振子支持板、123…停止軸、124…結合軸、125
…小軸固定ネジ。
フロントページの続き (72)発明者 藤原 修 神奈川県鎌倉市上町屋345番地 株式会社 青菱コミュニティ内 Fターム(参考) 3E044 BA04 FA01 FA03 FB14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードをカード取り扱い機器に対して挿
    入口より挿入及び吐き出しを受け持つカード挿入口装置
    において、挿入口に位置してカードの挿入及び吐き出し
    のため開閉するシャッターと、前記シャッターとカード
    取り扱い機器の間に位置してカードを通過させる基台
    と、カードが前記シャッターからカード取り扱い機器方
    向への挿入に際し、所定カードに押されて移動する量を
    規制されることにより基台との間に前記カードの1枚分
    の通過を許容する隙間を生じさせ、かつ、カードがカー
    ド取り扱い機器から前記シャッターへの吐き出しに際
    し、前記カードに押されて移動する量を増大させること
    により基台との間に前記カードの1枚分を超える隙間を
    生じさせる厚み検出機構とを備えたことを特徴とするカ
    ード挿入口装置。
  2. 【請求項2】 カードをカード取り扱い機器に対して挿
    入口より挿入及び吐き出しを受け持つカード挿入口装置
    であって、挿入口に位置してカードの挿入及び吐き出し
    のため開閉するシャッターと、前記シャッターとカード
    取り扱い機器の間に位置してカードを通過させる基台
    と、カードが前記シャッターからカード取り扱い機器方
    向への挿入に際し、所定カードに押されて移動する量を
    規制されることにより基台との間に前記カードの1枚分
    の通過を許容する隙間を生じさせ、かつ、カードがカー
    ド取り扱い機器から前記シャッターへの吐き出しに際
    し、前記カードに押されて移動する量を増大させること
    により基台との間に前記カードの1枚分を超える隙間を
    生じさせる厚み検出機構とを備えたカード挿入口装置に
    おいて、前記シャッター前方に位置し、前記シャッター
    から離れるように斜め下方に傾斜した第1の傾斜部と前
    記第1の傾斜部の上端部を共通にして下端が前記シャッ
    ターに近づくように斜め下方に傾斜した第2の傾斜部と
    を備える傾斜壁と、前記傾斜壁の上端部に接するように
    位置して上下方向に移動可能なコロとを備え、前記基台
    の挿入口方向の端部が前記傾斜壁に近づくように斜め下
    方に傾斜するとともに前記第2の傾斜部の下端より下方
    に位置するようにしたことを特徴とするカード挿入口装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013020372A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 記録媒体受付装置
WO2017221853A1 (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 サンデン・リテールシステム株式会社 商品自動搬出機
JP2019066972A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 日本電産サンキョー株式会社 カードリーダ

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