JP2003044240A

JP2003044240A - プリンタドライバ、情報処理装置、印刷システム、印刷装置、及び記憶媒体

Info

Publication number: JP2003044240A
Application number: JP2001232699A
Authority: JP
Inventors: Masashi Matsumoto; 正史松本
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2001-07-31
Filing date: 2001-07-31
Publication date: 2003-02-14

Abstract

(57)【要約】【課題】アプリケーションと印刷メディアと印刷モー
ドとの相関性を考慮し、手間が掛かるプリンタドライバ
の設定を簡略化することができる情報処理装置等を提供
する。【解決手段】アプリケーションから印刷データを受け
取り、この印刷データにプリンタの制御コマンドを含む
データを付加してプリントデータを生成するとともに、
前記プリンタの印刷モードを選択する機能を有するプリ
ンタドライバにおいて、前記アプリケーションと前記印
刷モードとの対応表である印刷モード表を有し、前記ア
プリケーションから印刷データを受け取ったときに、前
記印刷モード表により該アプリケーションに対応した印
刷モードを選択する選択手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタドライバ
から送られるプリントデータに基づいて印刷を行う印刷
装置等に関する。

【０００２】

【従来の技術】プリンタドライバは、アプリケーション
ソフトから印刷データを受け取り、プリンタの制御コマ
ンド等を付加してプリントデータを生成する。プリンタ
は、「速い」「標準」「きれい」等の複数の印刷モード
を有し、プリンタドライバには、このプリンタの印刷モ
ードを選択する機能を備えている。

【０００３】一般に、プリンタは、プリントアウトの目
的に応じて印刷用紙を変更することにより、目的に合っ
た印刷品位を実現することが可能である。例えば、デジ
タルカメラ等で撮影した写真を印刷するためには、写真
専用用紙を使い、印刷品位を向上するのが望ましい。

【０００４】しかし、テキストを大量に印刷する目的で
写真専用用紙を使うのは、経済的に無駄である。よっ
て、従来では、使用目的に応じて、用紙を選択し、それ
に合わせて、プリンタドライバの設定を変更する方法が
採られていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
タの高機能化により、プリンタで印刷するデータは、デ
ジタルカメラ等の写真印刷、グラフや表等のビジネス文
章、あるいはソフトウェアプログラム等のテキストな
ど、多種に広がっている。

【０００６】これに伴い、プリンタドライバの設定も、
選択肢が多くなり設定に手間がかかるようになってい
る。

【０００７】本発明は上記従来の問題点に鑑み、アプリ
ケーションと印刷メディアと印刷モードとの相関性を考
慮し、手間が掛かるプリンタドライバの設定を簡略化す
ることができる情報処理装置等を提供することを目的と
する。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、アプリケーションから印刷データを受
け取り、この印刷データにプリンタの制御コマンドを含
むデータを付加してプリントデータを生成するととも
に、前記プリンタの印刷モードを選択する機能を有する
プリンタドライバにおいて、前記アプリケーションと前
記印刷モードとの対応表である印刷モード表を有し、前
記アプリケーションから印刷データを受け取ったとき
に、前記印刷モード表により該アプリケーションに対応
した印刷モードを選択する選択手段を備えたことを特徴
とする。

【０００９】本発明では、アプリケーションから印刷デ
ータを受け取り、この印刷データにプリンタの制御コマ
ンドを含むデータを付加してプリントデータを生成する
とともに、前記プリンタの印刷モードを選択する機能を
有するプリンタドライバを備えた情報処理装置におい
て、前記プリンタドライバは、前記アプリケーションと
前記印刷モードとの対応表である印刷モード表を有し、
前記アプリケーションから印刷データを受け取ったとき
に、前記印刷モード表により、該アプリケーションに対
応した印刷モードを選択する選択手段を備えたことを特
徴とする。

【００１０】本発明では、アプリケーションから印刷デ
ータを受け取り、この印刷データにプリンタの制御コマ
ンドを含むデータを付加してプリントデータを生成する
とともに、前記プリンタの印刷モードを選択する機能を
有するプリンタドライバを搭載した情報処理装置と、前
記プリントデータに基づいて印刷を行うプリンタとを備
えた印刷システムにおいて、前記プリンタドライバは、
前記アプリケーションと前記印刷モードとの対応表であ
る印刷モード表を有し、前記アプリケーションから印刷
データを受け取ったときに、前記印刷モード表により、
該アプリケーションに対応した印刷モードを選択する選
択手段を備えたことを特徴とする。

【００１１】本発明では、ホスト装置に搭載されたプリ
ンタドライバから送られるプリントデータに基づいて、
印刷を行う印刷装置において、前記ホスト装置にデータ
転送を行うインタフェース手段と、印刷用紙の紙種を判
断する紙種センサとを有し、前記プリンタドライバから
送られるプリントデータに含まれる紙種と前記紙種セン
サから判断される紙種とが異なる場合は、前記ホスト装
置に紙種不一致情報を送信することを特徴とする。

【００１２】本発明では、アプリケーションから印刷デ
ータを受け取り、この印刷データにプリンタの制御コマ
ンドを含むデータを付加してプリントデータを生成する
とともに、前記プリンタの印刷モードを選択する処理を
実行するためのプログラムを記憶した記憶媒体におい
て、前記制御プログラムは、前記アプリケーションから
印刷データを受け取ったときに、前記アプリケーション
と前記印刷モードとの対応表である印刷モード表によ
り、該アプリケーションに対応した印刷モードを選択す
る選択ステップを備えたことを特徴とする。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。

【００１４】［第一実施形態］図１は、本発明の第一実
施形態に係る情報処理システムの全体構成を示すブロッ
ク図である。

【００１５】この情報処理システムは、ホストコンピュ
ータ３００に、プリンタ１５０が直接接続されている
か、あるいはネットワーク経由で接続されている。

【００１６】ホストコンピュータ３００は、ＲＯＭ３の
プログラム用ＲＯＭあるいは外部メモリ１１に記憶され
た文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文
字、表（表計算等を含む）等が混在した文書処理を実行
するＣＰＵ１を備え、システムバス４に接続される各デ
バイスをＣＰＵ１が総括的に制御する。

【００１７】また、ＲＯＭ３のプログラム用ＲＯＭある
いは外部メモリ１１には、ＣＰＵ１の制御プログラムで
あるオペレーティングシステムプログラム（以下ＯＳ）
等を記憶し、ＲＯＭ３のフォント用ＲＯＭあるいは外部
メモリ１１には上記文書処理の際に使用するフォントデ
ータ等を記憶し、ＲＯＭ３のデータ用ＲＯＭあるいは外
部メモリ１１には、本発明の特徴を成す「印刷モード
表」や、上記文書処理等を行う際に使用する各種データ
を記憶する。ＲＡＭ２は、ＣＰＵ１の主メモリ及びワー
クエリア等として機能する。

【００１８】キーボードコントローラ（ＫＢＣ）５は、
キーボード９や不図示のポインティングデバイスからの
キー入力を制御する。ＣＲＴコントローラ（ＣＲＴＣ）
６は、ＣＲＴディスプレイ（ＣＲＴ）１０の表示を制御
する。

【００１９】７はディスクコントローラ（ＤＫＣ）で、
ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォント
データ、ユーザファイル、編集ファイル、及びプリンタ
制御コマンド生成プログラム（以下プリンタドライバ）
等を記憶するハードディスク（ＨＤ）やフロッピー（登
録商標）ディスク（ＦＤ）等の外部メモリ１１とのアク
セスを制御する。

【００２０】プリンタコントローラ（ＰＲＴＣ）８は、
双方向性インタフェース（インタフェース）２１を介し
てプリンタ１５０に接続されて、プリンタ１５０との通
信制御処理を実行する。なお、ＣＰＵ１は、例えばＲＡ
Ｍ２上に設定された表示情報ＲＡＭへのアウトラインフ
ォントの展開（ラスタライズ）処理を実行し、ＣＲＴ１
０上でのＷＹＳＩＷＹＧを可能としている。また、ＣＰ
Ｕ１は、ＣＲＴ１０上の不図示のマウスカーソル等で指
示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインド
ウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷
を実行する際、印刷の設定に関するウインドウを開き、
プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタド
ライバに対する印刷処理方法の設定を行える。

【００２１】プリンタ１５０は、ＣＰＵ１２により制御
される。プリンタＣＰＵ１２は、ＲＯＭ１３のプログラ
ム用ＲＯＭに記憶された制御プログラム等あるいは外部
メモリ１４に記憶された制御プログラム等に基づいてシ
ステムバス１５に接続される印刷部（プリンタエンジ
ン）１７に出力情報としての画像信号を出力する。ま
た、このＲＯＭ１３のプログラムＲＯＭには、ＣＰＵ１
２の制御プログラム等を記憶する。ＲＯＭ１３のフォン
ト用ＲＯＭには上記出力情報を生成する際に使用するフ
ォントデータ等が記憶され、ＲＯＭ１３のデータ用ＲＯ
Ｍには、ハードディスク等の外部メモリ１４がないプリ
ンタの場合には、ホストコンピュータ３００上で利用さ
れる情報等が記憶されている。

【００２２】ＣＰＵ１２は入力部１８を介してホストコ
ンピュータ３００との通信処理が可能となっており、プ
リンタ内の情報等をホストコンピュータ３００に通知で
きる。ＲＡＭ１９は、ＣＰＵ１２の主メモリやワークエ
リア等として機能するＲＡＭで、図示しない増設ポート
に接続されるオプションＲＡＭによりメモリ容量を拡張
することができるように構成されている。なお、ＲＡＭ
１９は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、ある
いはＮＶＲＡＭ等に用いられる。

【００２３】前述したハードディスク（ＨＤ）及びＩＣ
カード等の外部メモリ１４は、メモリコントローラ（Ｍ
Ｃ）２０によりアクセスを制御される。外部メモリ１４
は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミ
ュレーションプログラム、及びフォームデータ等を記憶
したり、展開したプリントデータのスプール用として使
われる。また、１８は前述した操作パネルで操作のため
のスイッチ及びＬＥＤ表示器等が配されている。

【００２４】また、前述した外部メモリ１４は１個に限
らず複数個備えられ、内蔵フォントを加えたオプション
カード、展開したプリントデータのスプール用メモリ、
言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラム
を格納した外部メモリを複数接続できるように構成され
ていてもよい。さらに、図示しないＮＶＲＡＭを有し、
操作パネル１５１からのプリンタモード設定情報を記憶
するようにしてもよい。

【００２５】図２は、ホストコンピュータにおけるプリ
ントデータ生成処理を示す構成図である。

【００２６】ワープロソフト、画像編集ソフト、メール
ソフト等のアプリケーション２０１、グラフィックエン
ジン２０２、プリンタドライバ２０３、及びシステムス
プーラ２０４は、外部メモリ１１に保存されたファイル
として存在し、実行される場合にＯＳやそのモジュール
を利用するモジュールによってＲＡＭ２にロードされ実
行されるプログラムモジュールである。

【００２７】また、アプリケーション２０１及びプリン
タドライバ２０３は、外部メモリ１１のＦＤや不図示の
ＣＤ−ＲＯＭ、あるいは不図示のネットワークを経由し
て外部ディスク１１のＨＤに追加することが可能となっ
ている。外部メモリ１１に保存されているアプリケーシ
ョン２０１はＲＡＭ２にロードされて実行されるが、こ
のアプリケーション２０１からプリンタ１５０に対して
印刷を行う際には、同様にＲＡＭ２にロードされ実行可
能となっているグラフィックエンジン２０２を利用して
出力（描画）を行う。

【００２８】グラフィックエンジン２０２は、印刷装置
ごとに用意されたプリンタドライバ２０３を同様に外部
メモリ１１からＲＡＭ２にロードし、アプリケーション
２０１の出力をプリンタドライバ２０３に設定する。そ
して、アプリケーション２０１から受け取るＧＤＩ（Ｇ
ｒａｐｈｉｃＤｅｖｉｃｅＩｎｔｅｒｆａｃｅ）関
数からＤＤＩ（ＤｅｖｉｃｅＤｒｉｖｅｒＩｎｔｅ
ｒｆａｃｅ）関数に変換して、プリンタドライバ２０３
へＤＤＩ関数を出力する。

【００２９】プリンタドライバ２０３は、グラフィック
エンジン２０２から受け取ったＤＤＩ関数に基づいて、
プリンタ１５０が認識可能な制御コマンド、例えばＰＤ
Ｌ（ＰａｇｅＤｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎＬａｎｇｕａ
ｇｅ）に変換する。変換されたプリンタ制御コマンド
は、ＯＳによってＲＡＭ２にロードされたシステムスプ
ーラ２０４を経てインタフェース２１経由でプリンタ１
５０へプリントデータとして出力される仕組みとなって
いる。

【００３０】本実施形態の印刷システムには、印刷モー
ドとして、品位又は速度を特定する「速い」「標準」
「きれい」、レイアウトを特定する「割り付け印刷」
「拡大縮小印刷」、「カラー補正」等の印刷モードが設
けられており、ユーザは、図３に示すように、アプリケ
ーションの種類と印刷モードの対応表である「印刷モー
ド表」を予め作成して外部メモリ１１に登録しておく。
すなわち、初めて印刷するアプリケーションの場合に、
「印刷モード表」の入力画面を表示し、ユーザの入力操
作により「印刷モード表」の作成登録作業を行う。

【００３１】なお、アプリケーションと印刷モードの対
応関係が規定される印刷モード表はテーブルとしてハー
ドディスク等に記憶しておく。たとえば、マイクロソフ
ト社のＯｕｔｌｏｏｋ（商標）等のメールのアプリケー
ションソフトに対しては、印刷モードとして「速い」を
登録し、マイクロソフト社のＷｏｒｄ（商標）等のワー
プロのアプリケーションソフトに対しては、印刷モード
として「標準」を登録し、アドビシステムズ社のフォト
ショップ（商標）等の画像編集のアプリケーションソフ
トに対して、印刷モードとして「きれい」を登録する。
また、プリンタドライバにあらかじめ登録しておき、ユ
ーザの設定により適宜変更してもよい。

【００３２】図４は、本実施形態のプリンタドライバ２
０３の設定処理を示すフローチャートである。

【００３３】ステップＳ１において、アプリケーション
２０１から印刷データがプリンタドライバ２０３に渡さ
れたとき、ステップＳ２でそのアプリケーション２０１
が上記「印刷モード表」に登録されているかどうかを判
断する。

【００３４】ステップＳ２の判断において、そのアプリ
ケーション２０１が「印刷モード表」に登録されている
場合は、ステップＳ３において、図５（ａ）に示すよう
な登録された「印刷画面」を表示する。

【００３５】この「印刷画面」は、アプリケーション
と、印刷するメディアと、印刷モードとの相関性を考慮
して、プリンタ名及びアプリケーション名に対応して、
用紙サイズ、印刷モード、及び割り付け印刷の有無等の
項目が表示される。

【００３６】次のステップＳ４において、上記、図５
（ａ）の「印刷画面」に表示された印刷モード（本例で
は「きれい」）でユーザが印刷を行いたい場合は、図５
（ａ）の「印刷」ボタン４０１を押す（ステップＳ
９）。プリンタドライバは、印刷データをプリンタ１５
０に転送し、印刷を行う（ステップＳ１０）。

【００３７】上記のように、登録されたアプリケーショ
ン２０１と、ユーザが望むドライバの設定が対応してい
る場合は、非常に簡単な操作で、所望の印刷結果を得る
ことができる。

【００３８】一方、ステップＳ４において、設定変更を
する場合、つまりユーザが登録された印刷モード以外で
印刷を行いたい場合は、「設定」ボタン４０２を押す。
その結果、ステップＳ６でプリンタドライバ２０３は、
図５（ｂ）に示すようなプリンタドライバ「登録画面」
を開く。ユーザは、この「登録画面」で各種印刷モード
の変更を行う。この時は、用紙をフォト紙から普通紙に
変更し、印刷モードを「きれい」から「標準」に変更し
たとする。

【００３９】この変更が、今回限りの場合は、設定変更
後に「OK」ボタン４１１を押す。プリンタドライバ２０
３は、印刷モードが変更された図５（ｃ）の「印刷画
面」に戻るが、「印刷モード表」の変更は行わない。よ
って、次回印刷するときは、図５（ａ）の登録された
「印刷画面」を表示する。

【００４０】印刷モードの変更を登録したい場合は、設
定変更後に「登録」ボタン４１２を押す。プリンタドラ
イバ２０３は「登録」ボタン４１２が押された場合は、
ステップＳ８で「印刷モード表」にアプリケーションと
印刷モードとの対応表を記憶し、印刷モードが変更され
た図５（ｃ）の「印刷画面」に戻る。

【００４１】また、上記ステップＳ２において、当該ア
プリケーション１が「印刷モード表」に登録されていな
い場合は、ステップＳ５でデフォルトの「印刷画面」を
開く。デフォルトの設定のまま変更の必要がない場合
は、「印刷」ボタンを押すことにより印刷が行われる。
この場合、「印刷モード表」に登録されないので、メモ
リを少なくする効果がある。また、デフォルトの設定
と、ユーザの希望する設定が一致しているので、次回、
このアプリケーションから印刷を行う場合も、希望の
「印刷画面」を表示することが可能である。

【００４２】デフォルト設定の変更が必要な場合は、
「設定」ボタンを押す。その後は、上記したステップＳ
６からステップＳ９までの処理を経て、ステップＳ１０
で印刷が行われる。

【００４３】上述したように、アプリケーション２０１
の種類に応じて、プリンタドライバ２０３の設定を選択
することにより、手間が掛かるプリンタドライバ２０３
の設定を省略することができる。

【００４４】［第二実施形態］アプリケーション２０１
とプリンタドライバ２０３の設定について、上記第１実
施形態では1対１であったが、本実施形態では多対多に
対応したものである。

【００４５】図６の「印刷画面」に示すように、「設定
１」「設定２」のようなボタンを設け、一つのアプリケ
ーション２０１に複数の印刷モードを設定する。これに
より、パワーポイント等のOHP用のアプリケーション
で、設定１の場合は、OHP用紙に「きれい」に印刷する
モードを設定し、設定２の場合は、普通紙に「標準」モ
ードで、４ページの割り付け印刷を設定する等の設定が
可能になる。

【００４６】また、アドビシステムズ社のフォトショッ
プ（商標）やＪａｃｓｓｏｆｔ社のペイントショップ
（商標）等の複数の同様のアプリケーションがある場合
は、印刷モードを共通にすることにより、「印刷モード
表」の容量を減らすことが可能になる。

【００４７】［第三実施形態］図７は、本発明の第三実
施形態に係る印刷システムの全体構成を示すブロック図
である。

【００４８】本実施形態の印刷システムでは、上記図１
に示す構成において、プリンタ１５０本体に紙種センサ
５０１が搭載され、センサ入力部５０２を通してシステ
ムバス１５に接続されている。

【００４９】プリンタドライバ２０３から「印刷」ボタ
ンが押されたときに、ホストコンピュータ３００からプ
リンタ１５０に紙種の応答命令を発行する。これを受け
たプリンタ１５０は、紙種の情報をホストコンピュータ
３００に返答する。

【００５０】上記第二実施形態のマイクロソフト社のパ
ワーポイント（商標）等のプレゼンテーション用のアプ
リケーションソフトの例では、プリンタドライバは、OH
P用紙がプリンタ１５０にセットされているときは、OHP
用紙に「きれい」に印刷するモードを設定し、普通紙が
プリンタ１５０にセットされているときは、普通紙に標
準モードで、４ページの割り付け印刷を設定する。

【００５１】また、プリンタドライバ２０３で登録され
た用紙と、プリンタ１５０にセットされた用紙の紙種が
異なるときは、警告画面を表示する。

【００５２】これにより、プリンタドライバ２０３によ
る用紙設定が、プリンタ１５０にセットされている用紙
実態を正確に反映したものとすることができる。

【００５３】なお、上述した図４のフローチャートに従
ったプログラムをホストコンピュータ３００内のＲＯＭ
３のプログラム用ＲＯＭ等に格納し動作することによ
り、上述の制御方法を実現させることが可能となる。

【００５４】本発明は、上述した実施形態の装置に限定
されず、複数の機器から構成されるシステムに適用して
も、一つの機器から成る装置に適用してもよい。前述し
た実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム
コードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供
給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ（また
はＣＰＵやＭＰＵ）が記憶媒体に格納されたプログラム
コードを読み出し実行することによっても、完成される
ことは言うまでもない。

【００５５】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー
（登録商標）ディスク、ハードディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、磁気テー
プ、不揮発性のメモリカード、ＲＯＭを用いることがで
きる。また、コンピュータが読み出したプログラムコー
ドを実行することにより、前述した実施形態の機能が実
現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているＯＳなどが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述
した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。

【００５６】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指
示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニット
に備わるＣＰＵなどが処理を行って実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。

【００５７】

【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、アプリケーションと印刷メディアと印刷モードとの
相関性を考慮し、手間が掛かるプリンタドライバの設定
を簡略化することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第一実施形態に係る情報処理システム
の全体構成を示すブロック図である。

【図２】ホストコンピュータにおけるプリントデータ生
成処理を示す構成図である。

【図３】印刷モード表を示す図である。

【図４】第一実施形態に係るプリンタドライバ２０３の
設定処理を示すフローチャートである。

【図５】第一実施形態に係る印刷画面と登録画面を示す
図である。

【図６】第二実施形態に係る印刷画面を示す図である。

【図７】本発明の第三実施形態に係る印刷システムの全
体構成を示すブロック図である。

【符号の説明】

１５０プリンタ２０１アプリケーション２０２グラフィックエンジン２０３プリンタドライバ２０４システムスプーラ３００ホストコンピュータ５０１紙種センサ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】アプリケーションから印刷データを受け
取り、この印刷データにプリンタの制御コマンドを含む
データを付加してプリントデータを生成するとともに、
前記プリンタの印刷モードを選択する機能を有するプリ
ンタドライバにおいて、前記アプリケーションと前記印刷モードとの対応表であ
る印刷モード表を有し、前記アプリケーションから印刷データを受け取ったとき
に、前記印刷モード表により該アプリケーションに対応
した印刷モードを選択する選択手段を備えたことを特徴
とするプリンタドライバ。
【請求項２】前記選択手段は、外部より選択項目を選
択するための選択画面を表示する手段を有することを特
徴とする請求項１記載のプリンタドライバ。
【請求項３】前記選択画面は、少なくともアプリケー
ションと印刷メディアと印刷モードとの相関性に基づい
た選択項目を有することを特徴とする請求項２記載のプ
リンタドライバ。
【請求項４】前記印刷モード表を作成するためのモー
ド表作成手段を備えたことを特徴とする請求項１乃至請
求項３記載のプリンタドライバ。
【請求項５】前記モード表作成手段は、外部より印刷
モード表作成用のデータを入力するための入力画面を表
示する手段を有し、前記アプリケーションを初めて使用
する場合には、前記入力画面を表示することを特徴とす
る請求項１乃至請求項４記載のプリンタドライバ。
【請求項６】前回選択された印刷モードを印刷モード
表に記憶する手段を有し、前記選択手段は、前回と同一のアプリケーションから印
刷データを受け取ったときは、前記印刷モード表により
前回の印刷モードを選択することを特徴とする請求項１
乃至請求項５記載のプリンタドライバ。
【請求項７】前回までに最も選択回数が多い印刷モー
ドを前記印刷モード表に記憶する手段を有し、前記選択手段は、前回と同一のアプリケーションから印
刷データを受け取ったときは、前記印刷モード表により
前記最も選択回数が多い印刷モードを選択することを特
徴とする請求項１乃至請求項５記載のプリンタドライ
バ。
【請求項８】前記印刷モード表は、前記アプリケーシ
ョンと前記印刷モードの対応を多対多にしたことを特徴
とする請求項１乃至請求項７記載のプリンタドライバ。
【請求項９】前記印刷モード表をエクスポートする手
段を有することを特徴とする請求項１乃至請求項８記載
のプリンタドライバ。
【請求項１０】アプリケーションから印刷データを受
け取り、この印刷データにプリンタの制御コマンドを含
むデータを付加してプリントデータを生成するととも
に、前記プリンタの印刷モードを選択する機能を有する
プリンタドライバを備えた情報処理装置において、前記プリンタドライバは、前記アプリケーションと前記印刷モードとの対応表であ
る印刷モード表を有し、前記アプリケーションから印刷データを受け取ったとき
に、前記印刷モード表により、該アプリケーションに対
応した印刷モードを選択する選択手段を備えたことを特
徴とする情報処理装置。
【請求項１１】前記選択手段は、外部より選択項目を
選択するための選択画面を表示する手段を有することを
特徴とする請求項１０記載の情報処理装置。
【請求項１２】前記選択画面は、少なくともアプリケ
ーションと印刷メディアと印刷モードとの相関性に基づ
いた選択項目を有することを特徴とする請求項１１記載
の情報処理装置。
【請求項１３】前記印刷モード表を作成するためのモ
ード表作成手段を備えたことを特徴とする請求項１０乃
至請求項１２記載の情報処理装置。
【請求項１４】前記モード表作成手段は、外部より印
刷モード表作成用のデータを入力するための入力画面を
表示する手段を有し、前記アプリケーションを初めて使
用する場合には、前記入力画面を表示することを特徴と
する請求項１０乃至請求項１３記載の情報処理装置。
【請求項１５】前回選択された印刷モードを印刷モー
ド表に記憶する手段を有し、前記選択手段は、前回と同一のアプリケーションから印
刷データを受け取ったときは、前記印刷モード表により
前回の印刷モードを選択することを特徴とする請求項１
０乃至請求項１４記載の情報処理装置。
【請求項１６】前回までに最も選択回数が多い印刷モ
ードを前記印刷モード表に記憶する手段を有し、前記選択手段は、前回と同一のアプリケーションから印
刷データを受け取ったときは、前記印刷モード表により
前記最も選択回数が多い印刷モードを選択することを特
徴とする請求項１０乃至請求項１４記載の情報処理装
置。
【請求項１７】前記印刷モード表は、前記アプリケー
ションと前記印刷モードの対応を多対多にしたことを特
徴とする請求項１０乃至請求項１６記載の情報処理装
置。
【請求項１８】前記印刷モード表をエクスポートする
手段を有することを特徴とする請求項１乃至請求項１７
記載の情報処理装置。
【請求項１９】アプリケーションから印刷データを受
け取り、この印刷データにプリンタの制御コマンドを含
むデータを付加してプリントデータを生成するととも
に、前記プリンタの印刷モードを選択する機能を有する
プリンタドライバを搭載した情報処理装置と、前記プリ
ントデータに基づいて印刷を行うプリンタとを備えた印
刷システムにおいて、前記プリンタドライバは、前記アプリケーションと前記印刷モードとの対応表であ
る印刷モード表を有し、前記アプリケーションから印刷データを受け取ったとき
に、前記印刷モード表により、該アプリケーションに対
応した印刷モードを選択する選択手段を備えたことを特
徴とする印刷システム。
【請求項２０】前記選択手段は、外部より選択項目を
選択するための選択画面を表示する手段を有することを
特徴とする請求項１９記載の印刷システム。
【請求項２１】前記選択画面は、少なくともアプリケ
ーションと印刷メディアと印刷モードとの相関性に基づ
いた選択項目を有することを特徴とする請求項２０記載
の印刷システム。
【請求項２２】前記印刷モード表を作成するためのモ
ード表作成手段を備えたことを特徴とする請求項１９乃
至請求項２１記載の印刷システム。
【請求項２３】前記モード表作成手段は、外部より印
刷モード表作成用のデータを入力するための入力画面を
表示する手段を有し、前記アプリケーションを初めて使
用する場合には、前記入力画面を表示することを特徴と
する請求項１９乃至請求項２２記載の印刷システム。
【請求項２４】前回選択された印刷モードを印刷モー
ド表に記憶する手段を有し、前記選択手段は、前回と同一のアプリケーションから印
刷データを受け取ったときは、前記印刷モード表により
前回の印刷モードを選択することを特徴とする請求項１
９乃至請求項２３記載の印刷システム。
【請求項２５】前回までに最も選択回数が多い印刷モ
ードを前記印刷モード表に記憶する手段を有し、前記選択手段は、前回と同一のアプリケーションから印
刷データを受け取ったときは、前記印刷モード表により
前記最も選択回数が多い印刷モードを選択することを特
徴とする請求項１９乃至請求項２３記載の印刷システ
ム。
【請求項２６】前記印刷モード表は、前記アプリケー
ションと前記印刷モードの対応を多対多にしたことを特
徴とする請求項１９乃至請求項２５記載の印刷システ
ム。
【請求項２７】前記印刷モード表をエクスポートする
手段を有することを特徴とする請求項１９乃至請求項２
６記載の印刷システム。
【請求項２８】ホスト装置に搭載されたプリンタドラ
イバから送られるプリントデータに基づいて、印刷を行
う印刷装置において、前記ホスト装置にデータ転送を行うインタフェース手段
と、印刷用紙の紙種を判断する紙種センサとを有し、前記プリンタドライバから送られるプリントデータに含
まれる紙種と前記紙種センサから判断される紙種とが異
なる場合は、前記ホスト装置に紙種不一致情報を送信す
ることを特徴とする印刷装置。
【請求項２９】前記プリンタドライバからプリントデ
ータが送られたとき、前記紙種センサから判断される紙
種情報を前記ホスト装置に送信することを特徴とする請
求項２８記載の印刷装置。
【請求項３０】アプリケーションから印刷データを受
け取り、この印刷データにプリンタの制御コマンドを含
むデータを付加してプリントデータを生成するととも
に、前記プリンタの印刷モードを選択する処理を実行す
るためのプログラムを記憶した記憶媒体において、前記制御プログラムは、前記アプリケーションから印刷データを受け取ったとき
に、前記アプリケーションと前記印刷モードとの対応表
である印刷モード表により、該アプリケーションに対応
した印刷モードを選択する選択ステップを備えたことを
特徴とする記憶媒体。
【請求項３１】前記選択ステップは、外部より選択項
目を選択するための選択画面を表示するステップを有す
ることを特徴とする請求項３０記載の記憶媒体。
【請求項３２】前記選択画面は、少なくともアプリケ
ーションと印刷メディアと印刷モードとの相関性に基づ
いた選択項目を有することを特徴とする請求項３１記載
の記憶媒体。
【請求項３３】前記印刷モード表を作成するためのモ
ード表作成ステップを備えたことを特徴とする請求項３
０乃至請求項３２記載の記憶媒体。
【請求項３４】前記モード表作成ステップは、外部よ
り印刷モード表作成用のデータを入力するための入力画
面を表示するステップを有し、前記アプリケーションを
初めて使用する場合には、前記入力画面を表示すること
を特徴とする請求項３０乃至請求項３３記載の記憶媒
体。
【請求項３５】前回選択された印刷モードを印刷モー
ド表に記憶するステップを有し、前記選択ステップは、前回と同一のアプリケーションか
ら印刷データを受け取ったときは、前記印刷モード表に
より前回の印刷モードを選択することを特徴とする請求
項３０乃至請求項３４記載の記憶媒体。
【請求項３６】前回までに最も選択回数が多い印刷モ
ードを前記印刷モード表に記憶するステップを有し、前記選択ステップは、前回と同一のアプリケーションか
ら印刷データを受け取ったときは、前記印刷モード表に
より前記最も選択回数が多い印刷モードを選択すること
を特徴とする請求項３０乃至請求項３４記載の記憶媒
体。
【請求項３７】前記印刷モード表は、前記アプリケー
ションと前記印刷モードの対応を多対多にしたことを特
徴とする請求項３０乃至請求項３６記載の記憶媒体。
【請求項３８】前記印刷モード表をエクスポートする
ステップを有することを特徴とする請求項３０乃至請求
項３７記載の記憶媒体。
【請求項３９】アプリケーションから印刷データを受
け取り印刷処理する際に、アプリケーションを認識する
認識手段と、前記認識手段による認識に応じて印刷モードを設定する
設定手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項４０】前記認識手段はアプリケーションと用
紙の種類とを認識し、前記設定手段は前記認識手段による認識に応じて印刷モ
ードを設定することを特徴とする請求項３９記載の情報
処理装置。
【請求項４１】前記印刷モードは、印刷品位または印
刷速度を特定するモードを含むことを特徴とする請求項
３９記載の情報処理装置。
【請求項４２】前記印刷モードは、印刷レイアウトを
特定するモードを含むことを特徴とする請求項３９また
は４１記載の情報処理装置。
【請求項４３】アプリケーションと印刷モードとの対
応を記憶する記憶手段を有し、前記設定手段は前記記憶手段に記憶されている対応関係
に基づき設定することを特徴とする請求項３９記載の情
報処理装置。
【請求項４４】アプリケーションから印刷データを受
け取り印刷処理する際に、アプリケーションを認識する
認識ステップと、前記認識ステップによる認識に応じて印刷モードを設定
する設定ステップとを有することを特徴とする情報処理
方法。
【請求項４５】前記認識ステップはアプリケーション
と用紙の種類とを認識し、前記設定ステップは前記認識ステップによる認識に応じ
て印刷モードを設定することを特徴とする請求項４４記
載の情報処理方法。
【請求項４６】前記印刷モードは、印刷品位または印
刷速度を特定するモードを含むことを特徴とする請求項
４４記載の情報処理方法。
【請求項４７】前記印刷モードは、印刷レイアウトを
特定するモードを含むことを特徴とする請求項４４また
は４６記載の情報処理方法。
【請求項４８】前記設定ステップはアプリケーション
と印刷モードとの対応を記憶する記憶手段に記憶されて
いる対応関係に基づき設定することを特徴とする請求項
４４記載の情報処理方法。
【請求項４９】アプリケーションから印刷データを受
け取り印刷処理する際に、アプリケーションを認識する
認識ステップと、前記認識ステップによる認識に応じて印刷モードを設定
する設定ステップとを有することを特徴とするコンピュ
ータ可読なプログラム。
【請求項５０】前記認識ステップはアプリケーション
と用紙の種類とを認識し、前記設定ステップは前記認識ステップによる認識に応じ
て印刷モードを設定することを特徴とする請求項４９記
載のコンピュータ可読なプログラム。
【請求項５１】前記印刷モードは、印刷品位または印
刷速度を特定するモードを含むことを特徴とする請求項
４９記載のコンピュータ可読なプログラム。
【請求項５２】前記印刷モードは、印刷レイアウトを
特定するモードを含むことを特徴とする請求項４９また
は５１記載のコンピュータ可読なプログラム。
【請求項５３】前記設定ステップはアプリケーション
と印刷モードとの対応を記憶する記憶手段に記憶されて
いる対応関係に基づき設定することを特徴とする請求項
４９記載のコンピュータ可読なプログラム。
【請求項５４】アプリケーションから印刷データを受
け取り印刷処理する際に、アプリケーションを認識する
認識ステップと、前記認識ステップによる認識に応じて印刷モードを設定
する設定ステップとを有することを特徴とするコンピュ
ータ可読なプログラムを記憶する記憶媒体。
【請求項５５】前記認識ステップはアプリケーション
と用紙の種類とを認識し、前記設定ステップは前記認識ステップによる認識に応じ
て印刷モードを設定することを特徴とする請求項５４記
載のコンピュータ可読なプログラムを記憶する記憶媒
体。
【請求項５６】前記印刷モードは、印刷品位または印
刷速度を特定するモードを含むことを特徴とする請求項
５４記載のコンピュータ可読なプログラムを記憶する記
憶媒体。
【請求項５７】前記印刷モードは、印刷レイアウトを
特定するモードを含むことを特徴とする請求項５４また
は５６記載のコンピュータ可読なプログラムを記憶する
記憶媒体。
【請求項５８】前記設定ステップはアプリケーション
と印刷モードとの対応を記憶する記憶手段に記憶されて
いる対応関係に基づき設定することを特徴とする請求項
５４記載のコンピュータ可読なプログラムを記憶する記
憶媒体。