JP2003044124A - マグネットフロート式液面計故障診断システム - Google Patents

マグネットフロート式液面計故障診断システム

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JP2003044124A JP2001227853A JP2001227853A JP2003044124A JP 2003044124 A JP2003044124 A JP 2003044124A JP 2001227853 A JP2001227853 A JP 2001227853A JP 2001227853 A JP2001227853 A JP 2001227853A JP 2003044124 A JP2003044124 A JP 2003044124A
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徳三郎 大高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ液面計の故障監視を、ネットワークを
通して随時行い、故障判定時には故障部位に応じた故障
修復情報を、ネットワークを通してユーザに提供する。 【解決手段】 通信ネットワークを通して各ユーザより
送信されてきたセンサ信号を入力するセンサ信号入力手
段101、このセンサ信号の内容を判定する信号内容判
定手段103,判定されて信号内容に応じて故障診断処
理ロジックを判定する診断ロジック判定手段105、こ
の故障診断処理ロジックに入力されたセンサ信号をかけ
て故障診断処理判定を行う故障判定手段107、故障判
定時にセンサ信号と共に送信されてきたユーザ情報より
ユーザ先の液面計に対応した故障修復情報等をデータベ
ースDBより検索する修復情報検索手段109、この情
報を通信ネットワークNによりユーザCLに送る修復情
報提供手段110を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は各ユーザに設置し
たマグネットフロート式液面計より各種故障監視信号を
通信ネットワークにより故障監視サーバに入力し、この
サーバで故障監視信号を所定の故障診断ロジックにかけ
て故障部位を特定すると共に、特定された故障部位に応
じた故障修復情報を、通信ネットワークを通してユーザ
に返送するマグネットフロート式液面計故障診断システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマグネットフロート式液面計の一
種として、図23(a)の縦断面図,図23(b)の横
断面図に示すように、タンク1に上部連通管2Uと下部
連通管2Lで連通されタンク1内の液面に対応する液面
を有する非磁性体からなるチャンバー3内に、マグネッ
トMGを有するフロート4を浮遊させ、浮遊位置よりタ
ンク1内の液面を計測するものがある。尚、チャンバー
3の上端部フランジF1,下端部フランジF2は蓋部が
設けられている。
【0003】このマグネットフロート式液面計は、チャ
ンバー3に沿って、マグネットMGと吸引し合う或いは
反発し合うと円周方向に所定角度だけ回転し、円周面の
色を白から赤に変える円柱状のマグネットよりなる複数
の指示体5を横方向にして縦列したインジケータ6をチ
ャンバー3内のフロート浮遊方向に沿って配置してい
る。
【0004】フロート4がタンク1内の液面の移動に従
ってチャンバー3内を移動すると、各指示体5はマグネ
ットMGの磁力によりその円周面の色を順次白から赤に
変え、赤色の範囲を連続的に変えて行くことでタンク1
内の液面を表示する。
【0005】従来のマグネットフロート式液面計は、複
数の指示器の変色範囲を目視してタンク内の水位を計測
するとき、計測する人間は過去の例えば温水ボイラの運
転履歴等から現状表示の妥当性を確認することで、指示
器の表示が実際の水位を示しているかを判断していた。
そして、指示器による液面表示に異常を認めると液面計
を分解・点検して故障部位を特定していた。
【0006】また、マグネットフロート式液面計に遠隔
で水位を確認できる遠隔水位検出器が併設されている場
合は、マグネットフロート式液面計の指示器と併設され
た遠隔水位検出器の検出値とを比較し、検出値が指示器
の表示と相違していると判断したならばマグネットフロ
ート式液面計を分解・点検し故障部位を特定していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来はこのようにマグ
ネットフロート式液面計の液面表示に異常を見つける
と、液面計を分解・点検し故障部位を特定していたが、
実際に故障部位を特定しても液面計を設置してから年月
が経過して型式プレートが破損等すると型式に応じた交
換部品の要求が困難となったり、交換部品を入手しても
交換方法が分からずメーカと連絡を取り合う等をすると
故障修復までに時間を要しプラントの稼働に影響を与え
ることになる。
【0008】しかも、係員は常にマグネットフロート式
液面計の故障監視を行うことがないため、視認により故
障を判定した時点では、故障の度合いが著しく進行して
いることもあり、その場合に故障修復にかなりの時間を
要することになる。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、メーカ側は各ユーザとの契約
によりマグネットフロート式液面計の故障監視を遠隔に
て自動的に随時行い、故障判定時には故障部位に応じた
故障修復情報をユーザに対して通信ネットワークを通し
て即座に提供することができるマグネットフロート式液
面計故障診断システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るマ
グネットフロート式液面計故障診断システムは、液体容
器に連通され液体容器内の液面に対応する液面を有する
非磁性体のチャンバー内にマグネットを備えたフロート
を浮遊させ、前記マグネットの磁界の作用を受ける指示
体を前記チャンバーに沿って配置して液面を表示する、
各ユーザに配置されたマグネットフロート式液面計から
の各種故障監視信号を、ネットワークを通して故障監視
サーバに送り、この故障監視サーバで前記各種故障監視
信号を処理して故障診断を行う共に、故障判定時に故障
修復情報を前記ネットワークを通してユーザに送る。
【0011】請求項2の発明に係るマグネットフロート
式液面計故障診断システムの故障監視サーバは、通信ネ
ットワークを通して各ユーザより送信されてきたセンサ
信号を入力するセンサ信号入力手段101、入力された
センサ信号の内容を判定する信号内容判定手段103,
判定された信号内容に応じて故障診断処理ロジックを判
定する診断ロジック判定手段105、判定された故障診
断処理ロジックに入力されたセンサ信号をかけて故障診
断処理判定を行う故障判定手段107、故障判定時にセ
ンサ信号と共に送信されてきたユーザ情報よりユーザ先
の液面計の製造番号、この製造番号より交換部品名の部
品番号、および交換部品に対応して故障修復情報等をデ
ータベースDBより検索する修復情報検索手段109、
検索した情報を通信ネットワークNによりユーザCLに
送る修復情報提供手段110を備えている。
【0012】請求項3の発明に係るマグネットフロート
式液面計故障診断システムの故障監視サーバは、故障監
視信号に基づいてフロート水没・内圧低下を判定する第
1の故障診断手段と、フロートスティックを判定する第
2の故障診断手段と、マグネット磁力低下を判定する第
3の故障診断手段とを備えている。
【0013】請求項4の発明に係るマグネットフロート
式液面計故障診断システムの第1の故障診断手段は、チ
ャンバー内におけるフロートのマグネットの位置信号と
前記チャンバーの液相圧力に基づく液体容器内の実水位
信号との比較に基づいてフロート水没・内圧低下を判定
し、前記第2の故障診断手段は、前記位置信号の単位時
間の変化率と前記実水位信号の単位時間の変化率との比
較に基づいてフロートスティックを判定し、前記第3の
故障診断手段は、前記位置信号の繰り返しレベル変化に
基づいてマグネット磁力低下を判定する。
【0014】請求項5の発明に係るマグネットフロート
式液面計故障診断システムは、液相圧力を液体の比重で
補正した値で実水位信号を演算して前記第1、2の故障
診断手段に供する。
【0015】請求項6の発明に係るマグネットフロート
式液面計故障診断システムは、チャンバーの液相圧力と
気相圧との差圧を、前記気相圧力から演算された飽和圧
力に基づいて演算した比重で補正した値で実位信号を演
算して前記第1、2の故障診断手段に供する。
【0016】請求項7の発明に係るマグネットフロート
式液面計故障診断システムは、チャンバーの液相圧力に
基づく液体容器内の実水位信号に代えて、マグネットフ
ロート式液面計と遠隔して液体容器本体より検出した水
位情報を実水位信号とする。
【0017】請求項8の発明に係るマグネットフロート
式液面計故障診断システムの故障監視サーバは、故障内
容に応じた故障修復情報を予め記憶したデータベースを
備え、前記各故障診断手段による故障判定時に故障内容
により前記データベースを参照して故障修復情報を検索
し、前記ネットワークを通してユーザに送る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るマグネットフ
ロート式液面計故障診断システムを各添付図面に従って
説明する。図1は本発明に係るマグネットフロート式液
面計故障診断システムの構成図、図2は本システムにお
ける故障監視サーバ(メーカ)側のコンピュータのソフ
トウェア処理を機能的に示した図であり、本システムの
基本構成となる。
【0019】本システムは故障監視用の各センサを設置
したマグネットフロート式液面計を使用し、メンテナス
契約を結んでいるユーザ(客先)CL1〜CL5と、マ
グネットフロート式液面計に設置した各センサより出力
された信号に基づいて故障診断を行い、故障検出時には
故障修復情報を契約ユーザCL1〜CL5に配信する故
障監視サーバ11Sとが通信ネットワークNにより連結
されている。
【0020】通信ネットワークNはLAN、インターネ
ット、公衆回線を介したパソコン通信網、その他の任意
の有線又は無線を使用したネットワークを利用すること
ができる。故障監視サーバ11Sには、故障診断処理お
よび故障修復情報の検索などを行う計算機111、キー
パッドやポインティングデバイス(マウス、ペン等)等
の操作者が情報を入力する入力装置112、登録された
後述するデータベース情報、故障診断処理結果および故
障修復情報を画面又は紙媒体に可視的に表示する出力装
置113等が配置されている。
【0021】また、故障監視サーバ11Sの図示しない
記憶部には、異常/部品交換データベースDB1、製品
情報データベースDB2、部品情報データベースDB
3、作業手順書データベースDB4、工数管理データベ
ースDB5、ユーザ情報データべースDB6が構築され
ている。
【0022】また、出力装置113としては例えばCR
Tディスプレイ、液晶ディスプレイ、プリンタ装置等が
用いられる。また上記データベースが構築されたり、計
算機111が実行するプログラムや大量のデータファイ
ルを格納する記憶装置としては、磁気ディスク、光ディ
スク、光磁気ディスクや半導体メモリ等が用いられる。
【0023】通信ケーブル115は、電話回線のように
情報を伝達するためのもので、光ケーブルのように大量
のデータを高速に通信できるようにしたものが望まし
い。この場合、無線通信回線を用いて通信ネットワーク
Nとの間でデータの送受信を行うような構成をとる場
合、通信ケーブル115に代えて無線通信回線インター
フェースが設けられる。
【0024】ユーザCL1〜CL5には、図示しないが
マグネットフロート式液面計に設けた故障監視用の各種
センサからの信号を、故障監視サーバ11S向けの送信
信号に変換して通信ケーブル114−1〜114−5に
より通信ネットワークNに送信したり、通信ネットワー
クNを通して故障監視サーバ11Sより送信されてきた
故障修復情報を受信して画面表示を行う送受信部を備え
る。
【0025】次に上記各データベースのリンク構成を図
17に従って説明する。先ず、通信ネットワークNを通
して客先、即ちユーザCLに設置したマグネットフロー
ト式液面計に設けた故障監視用のセンサから信号が入力
されると、その信号に基づいてマグネットフロート式液
面計の故障診断を行い、異常が判定されると異常内容を
キーワードとして交換する部品を検索する異常/部品交
換データベースDB1、該当部品と図示しないユーザデ
ータベースより検索したユーザ先のマグネットフロート
式液面計の製造番号をキーワードとして交換部品の部品
番号を検索する製品情報データベースDB2、部品番号
をキーワードとして当該部品の在庫状況を検索する部品
情報データベースDB3、製品情報データベースDB2
より検索した部品番号をキーワードとして当該部品の作
業手順を示した手順書の番号(手順手番号)を検索する
作業手順書データベースDB4、手順書番号をキーワー
ドとして故障修復にかかる作業時間、作業者数を検索す
る工数管理データベースDB5がそれぞれリンクしてい
る。
【0026】部品情報データベースDB3より検索され
た部品の在庫数或いは標準納期、作業手順書データベー
スDB4より検索された手順書番号、工数管理データベ
ースDB5より検索された作業時間、作業者数は故障修
復情報として通信ネットワークNを通してユーザCLに
送られる。
【0027】次に各データベースの詳細とデータベース
検索結果に基づく次のデータベース検索への展開を図1
8〜図22に基づいて説明する。図18(a)に示すよ
うに、故障診断の結果、異常内容が判定されると、同図
(b)のその内容を示す異常/部品交換データベースD
B1より、例えば、異常内容としてフロートスティック
をキーワードとし交換部品であるフロート、チャンバ
ー、ガスケットを検索する。次に、同図(c)に示すよ
うに検索された交換部品は交換のための該当部品名とし
て製品情報データベースDB2に送られる。
【0028】次に、図19(a)に示すように、該当部
品名と製造番号が製品情報データベースDB2送られる
と、同図(b)に示すように製造番号より液面計の型式
等を検索、更に製造番号と該当部品名より、部品番号を
検索する。部品名がフロートであれば部品番号L000
000、部品名がチャンバーであれば部品番号L000
001である。更に、同図(c)に示すように検索され
た製造番号、部品名は交換対象部品名として部品情報デ
ータベースDB3、作業手順データベースDB4に送ら
れる。
【0029】次に、図20(a)に示すように、交換対
象部品名が部品情報データベースDB3に送られると、
同図(b)に示すように部品番号より該当部品の在庫数
量、標準納期を検索する。部品番号L000000であ
れば当フロートの在庫数量15、標準納期3週間(W)
であることが検索される。次に、同図(c)に示すよう
に検索された在庫数量あるいは標準納期はユーザに故障
修復情報として提供される。
【0030】次に、図21(a)に示すように、交換対
象部品(部品番号)が作業手順書データベースDB4に
送られると、同図(b)に示すように部品番号より手順
書番号を検索される。この作業手順書番号は同図(c)
に示すように故障修復情報としてユーザに提供される一
方、工数管理データベースDB5に送られる。
【0031】次に、図22(a)に示すように、作業手
順書番号が工数管理データベースDB5に送られると、
同図(b)に示すように作業手順書番号より作業に要す
る標準作業時間、必要作業者数が検索され、同図(c)
に示すように標準作業時間および必要作業者数が故障修
復情報としてユーザに提供される。
【0032】次に各ユーザに設置したマグネットフロー
ト式液面計に設けた故障監視用センサの配置についてを
図3〜図8を参照して説明する。
【0033】ユーザCL1 図3はユーザCL1に設置したマグネットフロート式液
面計の構成図である。尚、図中、図23と同一符号は同
一または相当部分を示す。図3の(a),(b)は本マ
グネットフロート式液面計の縦断面図と横断面図のそれ
ぞれを示す。同図の(c)は磁歪センサ7の概略構成図
である。本マグネットフロート式液面計はチャンバー3
の長手方向(フロート4の浮遊方向)に沿って磁歪セン
サ7を配置する。
【0034】チャンバー3は下端部フランジF2より液
相部に向けて穿孔され、孔部にキャピラリーチューブT
の一端を差し込み、他端を下部圧力センサ8Lに導きチ
ャンバー3内における液相部の圧力を計測し、計測結果
に基づいてチャンバー3(タンク1)内の実水位を計測
する。
【0035】ここで、磁歪センサの動作原理について説
明する。磁歪センサ7は図8の(a)に示すように、図
示しない非磁性体の筒体に収納された磁歪線MSの端部
にドライブコイルDCを介して瞬間的に磁界を加える
と、磁歪線MSにおいて磁界が加えられた部分は磁歪現
象により、一瞬、ΔLだけ伸びてパルス信号(磁歪線発
生信号)が発生し、磁歪線MSの軸方向に超音波振動と
して伝搬される。磁歪線MSには全長に亘ってレシーブ
コイルRCが巻いてあり、超音波振動が発磁体(フロー
ト4に収納されたマグネットMG)の位置に到達した時
点でレシーブコイルRCからパルス電圧が発生する。
【0036】ドライブコイルDCに磁界を加えてからレ
シーブコイルRCにパルス電圧が発生するまでの時間は
発磁体の位置に応じて異なるため、予め、ドライブコイ
ルDCへの磁界印加よりパルス電圧発生までの時間とフ
ロート位置との関係を求めておくことで、パルス電圧発
生時間よりフロート位置を求めることができる。
【0037】このパルス電圧発生時間をアナログ信号に
変換して出力する方法の一例として、ドライブコイルD
Cに磁界を印加した時点からレシーブコイルRCにパル
ス電圧が発生するまでの間、一定直流電圧を積分器にか
け、その積分値よりパルス電圧発生時間、即ち、フロー
ト位置を求めることもできる。
【0038】或いは、ゲート回路を設定し、磁界印加よ
りパルス電圧発生までの間ゲートを開いて基準クロック
信号を入力し、計数することでパルス電圧発生時間を計
測してもよい。
【0039】ユーザCL2 図4(a),(b),(c)はユーザCL2に設置した
マグネットフロート式液面計の構成図である。本マグネ
ットフロート式液面計は図3に示すマグネットフロート
式液面計の構成に加えてチャンバー3の下端部フランジ
F2において液相部の温度を検出する温度センサTSを
備える。
【0040】ユーザCL3 図5(a),(b),(c)はユーザCL3に設置した
マグネットフロート式液面計の構成図である。本マグネ
ットフロート式液面計は図4に示す液面計の構成に加え
てチャンバー3の上端部フランジF1において気相部の
圧力を検出する上部圧力センサ8Uを備える。
【0041】ユーザCL4 図6はユーザCL4に設置したマグネットフロート式液
面計の構成図である。本マグネットフロート式液面計
は、例えば図3(a)にその構成を示すマグネットフロ
ート式液面計3に備えた下部圧力センサ8Lに替えて遠
隔水位検出器(圧力トランスミッタ−など)10をマグ
ネットフロート式液面計3に併設する。
【0042】ユーザCL5 図7(a),(b)はユーザCL5に設置したマグネッ
トフロート式液面計の構成図である。本マグネットフロ
ート式液面計は磁歪センサ7に替えて磁気スイッチ演算
器11を用いる。
【0043】また、上記各マグネットフロート式液面計
ではマグネットMGの磁力変化を磁歪センサ7の出力に
基づいて演算し判定したが、本マグネットフロート式液
面計はフロート4中のマグネットMGの磁力を直接計測
するガウスメータからなる磁力検出器12を設ける。同
図(c)は磁気スイッチ演算器11を示す。磁気スイッ
チ演算器11は図8(b)に示すように、端子T1とT
2間に抵抗器R1〜Rn(同一抵抗値)を並列接続し、
端子T2と各抵抗器の接続点P1〜Pn間にフロート4
に設けたマグネットMGの磁力によりONするリードス
イッチRS1〜RSnを接続する。
【0044】この構成によれば、水位が高くフロート4
が浮き上がっていれば、リードスイッチRS1〜RSn
がONであるため、端子T1とT2間で計測される合成
抵抗値は抵抗器R1〜Rnを並列合成したR1//R2//
R3//・・Rnである。
【0045】タンク内の水位低下と共に、フロート4が
下降してゆくとOFFとなるリードスイッチRSは変わ
り並列接続される抵抗器が減り合成抵抗値は大きくな
る。従って、合成抵抗値の変化を電流変換することでフ
ロート位置(タンク液面)を検出することができる。
【0046】即ち、フロートが浮き上がり、並列接続さ
れる抵抗器の数が一番大きい場合は、合成抵抗値は一番
小さいため電流も一番多く流れる。しかし、水位の低下
によりフロートが降下すると、リードスイッチRSのO
FFにより並列接続される抵抗器が減り、合成抵抗値が
大きくなる。
【0047】この結果、端子より流れる電流Iは、フロ
ートが浮き上がった状態ではI=E/(R1//R2//R
3//・・Rn)であり、液面低下と共に合成抵抗値の減
少にI=E/(R2//R3//・・Rn),E/(R3//
・・Rn),・・・E/Rnとなる。磁気スイッチ演算
器11より出力される電流Iは抵抗電流変換器で増幅さ
れ、水位データに変換される。
【0048】次に故障監視サーバ11Sにおける各ユー
ザのマグネットフロート式液面計の故障診断方法を図9
に示すフローチャートおよび図10〜16に示す故障診
断ロジックに基づいて説明する。先ず故障監視サーバ1
1Sの計算機111においてユーザCLからのセンサ信
号に基づいてマグネットフロート式液面計の故障診断を
行うに当たり、先ず、センサ信号である入力データ、演
算結果、データベースのデータ等を一時記憶するメモリ
領域を初期化する(ステップS1)。次に、通信ネット
ワークNを通して取り込んだ客先(ユーザ)データを入
力する(ステップS3)。この客先データには予めユー
ザデータベースDB6に記憶させたマグネットフロート
式液面計の製造番号に対応させたユーザID、各種セン
サ信号が所定のフォーマットで納められている。従っ
て、故障監視サーバ11SはユーザIDによりユーザデ
ータベースDB6を検索することで製造番号を探し出す
ことができる。
【0049】ユーザIDより客先データを送って来たユ
ーザがユーザCL1であることが判定されたならば(ス
テップS5)、センサ信号の読み込みが完了したか否か
を判断する(ステップS7)。センサ信号の読み込みが
完了したならば、故障診断処理に入る。
【0050】故障診断処理としては、先ず、磁歪センサ
信号と下部圧力センサ信号よりフロート水没・内圧低下
演算に基づく故障診断9Aを行う(ステップS31)。
この故障診断9Aは、図10に示すように、磁歪センサ
7より出力されたフロート4の位置に応じたセンサ信号
と下部圧力センサより出力されたタンク1内の実水位に
応じたセンサ信号を比較し、偏差ΔLを求める(ステッ
プ9A1)。
【0051】この時、フロート水没を起こし、例えばフ
ロートがチャンバー3の底部まで沈むと、磁歪センサ出
力に基づいて演算された水位は「0」であるが、実水位
は「0」ではないため、偏差ΔLが現れる。従って、偏
差ΔLとステップS9A2で予め設定した基準偏差値と
を比較部COMaで比較すると、偏差ΔLは基準偏差値
を超えるためフロート水没による液面計の故障判定信号
を出力する。
【0052】次に、磁歪センサ信号と下部圧力センサ信
号よりフロートスティック演算に基づく故障診断9Bを
行う(ステップS33)。
【0053】この故障診断9Bは、フロートにさび等の
スケール付着によりスティックが発生した場合に、磁歪
センサ7の出力に基づいて検出されるフロート変位量
は、時間経過と共に変化率が小さくなり最終的には変化
が無くなりチャンバー3内にスティック状態となり、磁
歪センサ7からは図11に示す様にスティック状態とな
った位置をフロート位置として出力し続けることに注目
してフロートスティック判定処理を行うものである。
【0054】フロートスティック演算9Bとしては、磁
歪センサ7の出力に基づくフロート変位量を入力して微
分処理し、単位時間毎の変化率を演算する(ステップ9
B11)。演算されたフロート変位量の変化率とステッ
プ9B21で設定された変化率の下限値を比較部COM
b1で比較し、変化率が下限値以下の時は論理「H」レ
ベル信号が出力される。
【0055】一方、下部圧力センサ8Lの出力に基づく
実水位でのフロート変位量を入力して微分処理し、単位
時間毎の変化率を演算する(ステップ9B12)。そし
て演算された変化率とステップ9B22で設定された変
化率の上限値を比較部COMb2で比較し、変化率が上
限値以上の時は論理「H」レベル信号が出力される。
【0056】比較部COMb1,COMb2から出力さ
れた論理「H」レベル信号が論理積演算部AD1にて論
理積演算が行われると、論理「H」レベル信号がカウン
タ部CTに出力される。カウンタ部CTは予め設定され
た時間、論理「H」レベル信号が出力されたことを計数
すると、フロートステイックによるマグネットフロート
式液面計の故障を判定し、故障判定信号を出力する。
【0057】この故障判定は、図11から明らかなよう
に実水位に基づくフロート変位量は一定の大きさの変化
率で変化しているにも拘わらず、磁歪センサ7で検出さ
れたフロートの変位量の変化率は設定された下限値以下
であればフロート4にスティックが発生したと判定す
る。
【0058】次に、磁歪センサ信号よりマグネット磁力
低下演算に基づく故障診断9Cを行う(ステップS3
5)。
【0059】この故障診断9Aは、フロート4に内蔵さ
れたマグネットMGの磁力が低下すると、マグネットM
Gの磁界を受る磁歪センサ12は図12に示すように小
刻みに繰り返しセンサ出力(磁力)を急激に変化させる
状態(ハンチング)が突発的に発生することに注目して
マグネット磁力低下判定処理を行うものである。
【0060】マグネット磁力低下演算としては、磁歪セ
ンサ7よりのセンサ出力を入力して周波数と共に波高
値、周期を演算する(ステップ9C1)。演算された波
高値は比較部COMc1に入力され、そこでステップ9
C21で設定された波高値との大小比較がなされ、演算
された波高値が設定値以上の時は論理「H」レベル信号
を出力する。
【0061】また、演算された周期は比較部COMc2
に入力され、そこでステップ9C21で設定された周期
との比較がなされ、演算された周期が設定値より早い時
は論理「H」レベル信号を出力する。各比較部COMc
1,2から出力された論理レベル信号は論理積演算部A
D2に入力され、何れの論理信号も「H」レベル信号の
時はフロート内のマグネット磁力低下によるマグネット
フロート式液面計の故障を判定し、故障判定信号を出力
する。
【0062】以上のように各故障演算処理において故障
が判定されたか否かを判断し、故障判定がなされなけれ
ばステップS3に戻り(ステップS37)、次の客先デ
ータを入力する。この時、いずれかの故障診断により故
障判定がなされたならば、図17に示す各種データベー
スDB1〜DB5を検索して異常内容に応じた交換部品
の在庫数あるいは標準納期、修復作業に費やす作業時
間、作業者数、修復作業の作業手順書の番号を読み出す
(ステップS39)。これらデータベースより読み出し
た内容は、故障修復情報としてユーザCL1に通信ネッ
トワークNを通して発送する(ステップS41)。情報
発送後、ステップS3に戻り(ステップS37)、次の
客先データを入力する。
【0063】ユーザIDより客先データを送って来たユ
ーザがユーザCL2であることが判定されたならば(ス
テップS9)、センサ信号の読み込みが完了したか否か
を判断する(ステップS11)。センサ信号の読み込み
が完了したならば、故障診断処理にはいる。
【0064】図13はユーザ2に対する故障診断処理9
−2の構成を示す図である。この故障診断処理は、ユー
ザ1に対する故障診断処理9−1の構成に加えて温度セ
ンサTSにより検出された液相部の温度により液体の比
重を補正演算し、下部圧力センサ8Lの圧力の補正値a
を求める補正演算処理8Aを備えている。
【0065】これは即ち、液体は温度により液体の分子
密度が変わり比重が変わるとフロ−ト4に対する浮力も
変わるため、磁歪センサ7の出力より求めたフロート4
の位置の比較対象となる下部圧力センサ8L出力に基づ
く実水位は、比重により補正する必要があるためであ
る。
【0066】この補正演算処理8Aは、温度センサTS
により検出された液相部の温度により液体の比重を補正
演算し(ステップ8A1)、次に、圧力センサ8Lによ
り検出された圧力bを補正値aで補正して出力する(ス
テップ8A2)。
【0067】液相部の圧力の補正後は、ステップS31
における故障診断9A、ステップS33における故障診
断9Bでは、補正後の圧力を基にした実水位に基づきロ
ート水没・内圧低下演算9A、フロートスティック演算
9Bを行って液面計の故障判定を行う。他の処理はユー
ザCL1の場合と同様である。このような故障診断方法
であると、運転方法、環境条件によりタンク内の液体比
重が変化する場合においても、的確に故障診断を行うこ
とができる。
【0068】ユーザIDより客先データを送って来たユ
ーザがユーザCL3であることが判定されたならば(ス
テップS15)、センサ信号の読み込みが完了したか否
かを判断する(ステップS17)。センサ信号の読み込
みが完了したならば、故障診断処理にはいる。
【0069】図14はユーザCL3に対する故障診断処
理9−3の構成を示す図であり、ユーザCL2に対する
故障診断処理9−2の構成に加えて、上部圧力センサ8
Uと下部圧力センサ8Lにより検出された各圧力の差圧
bを、上部圧力センサ8Uで検出された圧力から演算さ
れた飽和圧力に基づいて演算された比重aで補正をして
出力する圧力補正処理8Bを備えている。
【0070】圧力補正処理8Bにおいては、上部圧力セ
ンサ8Uおよび下部圧力センサ8Lにてそれぞれ検出さ
れた圧力の差(差圧)を求めると共に(ステップ8B
4)、上部圧力センサ8Uにより検出された圧力より飽
和圧力演算を行い(ステップ8B2)、更に、飽和圧力
演算結果に基づいてタンク1内の液体比重を求める(ス
テップ8B3)。次に、液体比重で差圧に補正を加えて
フロート水没・内圧低下演算部9A、フロートスティッ
ク演算部9Bに出力して各演算に供する(ステップ8B
1)。他の処理はユーザCL1の場合と同様である。
【0071】このように液体比重に気相部と液相部との
圧力の差圧とで補正を加えることで、運転方法や環境条
件によりタンク1に大気圧以外の圧力が加わってタンク
1内の液体比重が変化した場合においても、故障診断を
的確に行うことができる。
【0072】ユーザIDより客先データを送って来たユ
ーザがユーザCL4であることが判定されたならば(ス
テップS21)、センサ信号の読み込みが完了したか否
かを判断する(ステップS23)。センサ信号の読み込
みが完了したならば、故障診断処理に入る。
【0073】ユーザL1〜3に故障診断処理では、実水
位を下部圧力センサ8Lまたは下部圧力センサ8L及び
上部圧力センサ8Uによる検出結果より演算して各種故
障診断に用いた。
【0074】本故障診断処理では、下部圧力センサ8L
に替えてマグネットフロート式液面計に併設された既存
の遠隔水位検出器により検出された実水位とマグネット
フロート式液面計に設けた磁歪センサ7により検出され
たフロート位置に基づいて各種故障診断を行う。
【0075】図15はユーザCL4に対する故障診断処
理9−4の構成を示す図であり、その構成はユーザCL
1に対する故障診断処理と同様であり、故障診断処理と
してはフロート水没・内圧低下演算処理9A、フロート
スティック演算処理9Bに入力する実水位を遠隔水位検
出器10より入力する以外はユーザCL1に対する故障
診断処理と同様である。
【0076】このように、マグネットフロート式液面計
に遠隔水位検出器10が併設されていれば、双方の水位
検出結果の比較により故障検出を容易に行える。
【0077】ユーザIDより客先データを送って来たユ
ーザがユーザCL5であることが判定されたならば(ス
テップS25)、センサ信号の読み込みが完了したか否
かを判断する(ステップS27)。センサ信号の読み込
みが完了したならば、故障診断処理9Dに入る(ステッ
プS29)。
【0078】図16はユーザCL5に対する故障診断処
理9−5の構成を示す図であり、この故障診断処理9−
5におけるマグネット磁力低下演算処理9Dにおいて
は、ガウスメータでなる磁力検出器12より入力された
フロート4中のマグネットMGの磁力信号レベルとステ
ップS9B1で予め設定された磁力低下判定値とを比較
部COMdし、磁力信号レベルが磁力低下判定値以下の
ときに磁力低下を判定する。
【0079】尚、フロート水没・内圧低下演算処理9A
およびとびロートスティック演算処理9Bは、磁歪セン
サ7の出力信号に変えて磁気スイッチ演算器12の出力
信号に基づいてフローット浮遊位置を取り入れて故障診
断処理する点以外ユーザCL1に対する故障診断処理と
同様である。
【0080】
【発明の効果】この発明によれば、各ユーザに設置した
マグネットフロート式液面計より各種故障監視信号を通
信ネットワークにより故障監視サーバに入力し、このサ
ーバで故障監視信号を所定の故障診断ロジックにかけて
故障部位を特定時に、特定された故障部位に応じた故障
修復情報を、通信ネットワークを通してユーザに即座に
提供することができるため、ユーザの故障監視の負担が
軽減されると共に、故障復旧を早期に行えるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るマグネットフロート式液面
計故障診断システムの全体構成図である。
【図2】図2は本発明に係るマグネットフロート式液面
計故障診断システムの基本構成図である。
【図3】図3はクライアントCL1に設置したマグネッ
トフロート式液面計の構成図である。
【図4】図4はクライアントCL2に設置したマグネッ
トフロート式液面計の構成図である。
【図5】図5はクライアントCL3に設置したマグネッ
トフロート式液面計の構成図である。
【図6】図6はクライアント4に設置したマグネットフ
ロート式液面計の構成図である。
【図7】図7はクライアント5に設置したマグネットフ
ロート式液面計の構成図である。
【図8】図8(a)は磁歪センサの動作原理を説明する
図であり、同図(b)は磁気スイッチ演算器の基本構成
図である。
【図9】図9は故障監視サーバによる処理動作を説明す
る図である。
【図10】図10はユーザCL1に配置したマグネット
フロート式液面計の故障診断処理を説明する図である。
【図11】図11はフロートスティックを説明する図で
ある。
【図12】図12はフロート内マグネットの磁力低下を
説明する図である。
【図13】図13はユーザCL2に配置したマグネット
フロート式液面計の故障診断処理を説明する図である。
【図14】図14はユーザCL3に配置したマグネット
フロート式液面計の故障診断処理を説明する図である。
【図15】図15はユーザCL4に配置したマグネット
フロート式液面計の故障診断処理を説明する図である。
【図16】図16はユーザCL5に配置したマグネット
フロート式液面計の故障診断処理を説明する図である。
【図17】本実施の形態における故障監視サーバに構築
した各データベースのリンク状態を説明する図である。
【図18】図18は図17に示す異常/部品交換データ
ベースの内容を示す図である。
【図19】図19は図17に示す製品情報データベース
の内容を示す図である。
【図20】図20は図17に示す部品情報データベース
の内容を示す図である。
【図21】図21は図17に示す作業手順データベース
の内容を示す図である。
【図22】図22は図17に示す工数管理データベース
の内容を示す図である。
【図23】図23は従来のマグネットフロート式液面計
の構成図である。
【符号の説明】
11S 故障監視サーバ 111 計算機 DB1〜DB6 データベース N 通信ネットワーク CL1〜CL5 ユーザ 101 センサ信号入力手段 103 信号内容判定手段 105 診断ロジック判定手段 107 故障判定手段 109 修復情報検索手段 110 修復情報提供手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 好司 東京都港区芝5丁目10番10号 金子産業株 式会社内 (72)発明者 大高 徳三郎 東京都港区芝5丁目10番10号 金子産業株 式会社内 (72)発明者 石井 哲也 東京都港区芝5丁目10番10号 金子産業株 式会社内 Fターム(参考) 2F013 AA04 BC04 BC06 CA12 5H223 AA01 BB01 BB05 DD07 DD09 EE02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体容器に連通され液体容器内の液面に
    対応する液面を有する非磁性体のチャンバー内にマグネ
    ットを備えたフロートを浮遊させ、前記マグネットの磁
    界の作用を受ける指示体を前記チャンバーに沿って配置
    して液面を表示する、各ユーザに配置されたマグネット
    フロート式液面計からの各種故障監視信号を、通信ネッ
    トワークを通して故障監視サーバに送り、この故障監視
    サーバで前記各種故障監視信号を処理して故障診断を行
    う共に、故障判定時に故障修復情報を前記通信ネットワ
    ークを通してユーザに送ることを特徴とするマグネット
    フロート式液面計故障診断システム。
  2. 【請求項2】 前記故障監視サーバは、通信ネットワー
    クを通して各ユーザより送信されてきたセンサ信号を入
    力するセンサ信号入力手段、入力されたセンサ信号の内
    容を判定する信号内容判定手段、判定された信号内容に
    応じて故障診断処理ロジックを判定する診断ロジック判
    定手段、判定された故障診断処理ロジックに、入力され
    たセンサ信号をかけて故障判定を行う故障判定手段、故
    障判定時にセンサ信号と共に送信されてきたユーザ情報
    よりユーザ先の液面計の製造番号、この製造番号より交
    換部品名の部品番号、および交換部品に対応して故障修
    復情報等をデータベースより検索する修復情報検索手
    段、検索した情報を通信ネットワークNによりユーザに
    送る修復情報提供手段を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載のマグネットフロート式液面計故障診断システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記故障判定手段、故障監視信号に基づ
    いてフロート水没・内圧低下を判定する第1の故障診断
    手段と、フロートスティックを判定する第2の故障診断
    手段と、マグネット磁力低下を判定する第3の故障診断
    手段とを備えたことを特徴とする請求項2に記載のマグ
    ネットフロート式液面計故障診断システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の故障診断手段は、チャンバー
    内におけるフロートのマグネットの位置信号と前記チャ
    ンバーの液相圧力に基づく液体容器内の実水位信号との
    比較に基づいてフロート水没・内圧低下を判定し、前記
    第2の故障診断手段は、前記位置信号の単位時間の変化
    率と前記実水位信号の単位時間の変化率との比較に基づ
    いてフロートスティックを判定し、前記第3の故障診断
    手段は、前記位置信号の繰り返しレベル変化に基づいて
    マグネット磁力低下を判定することを特徴とする請求項
    3に記載のマグネットフロート式液面計故障診断システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記液相圧力を液体の比重で補正した値
    で実水位信号を演算して前記第1、2の故障診断手段に
    供することを特徴とする請求項4に記載のマグネットフ
    ロート式液面計故障診断システム。
  6. 【請求項6】 前記チャンバーの気相圧力から演算され
    た飽和圧力に基づいて演算した比重により前記チャンバ
    ーの液相圧力と気相圧力との差圧を補正した値で、実位
    信号を演算して前記第1、2の故障診断手段に供するこ
    とを特徴とする請求項4に記載のマグネットフロート式
    液面計故障診断システム。
  7. 【請求項7】 前記チャンバーの液相圧力に基づく液体
    容器内の実水位信号に代えて、マグネットフロート式液
    面計と遠隔して液体容器本体より検出した水位情報を実
    水位信号とすることを特徴とする請求項4に記載のマグ
    ネットフロート式液面計故障診断システム。
  8. 【請求項8】 前記修復情報検索手段は、前記各故障診
    断手段による故障判定時に故障内容により前記データベ
    ースを参照して故障修復情報を検索し、前記ネットワー
    クを通してユーザに送ることを特徴とする請求項2に記
    載のマグネットフロート式液面計故障診断システム。
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