JP2003043059A - 光式流向センサ - Google Patents

光式流向センサ

Info

Publication number
JP2003043059A
JP2003043059A JP2001230076A JP2001230076A JP2003043059A JP 2003043059 A JP2003043059 A JP 2003043059A JP 2001230076 A JP2001230076 A JP 2001230076A JP 2001230076 A JP2001230076 A JP 2001230076A JP 2003043059 A JP2003043059 A JP 2003043059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
flow direction
water
sensor
water level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001230076A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kawamura
武司 川村
Showa Miyauchi
将和 宮内
Tomohiro Kawamoto
智宏 川本
Masaharu Suetani
正晴 末谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2001230076A priority Critical patent/JP2003043059A/ja
Publication of JP2003043059A publication Critical patent/JP2003043059A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樋門、樋管等を通って流れる流水の流向をゲ
ートを閉じた状況下において検知できる光ファイバ使用
の光式流向センサを提供する。 【解決手段】 内水Aの水圧と外水Bの水圧を受圧部
1、2、導圧管3、4内の圧力媒体7経由で対向した可
動子11、12に伝え、両水圧のバランスが崩れたとき
に光ファイバに形成されたセンサ素子17、18の一方
が引き伸ばされ、他方が縮むようにした。そして、その
センサ素子17、18の伸び歪を測定し、内水Aと外水
Bのどちらの水圧(水位)が高いかを検出してゲートG
が開かれたときの流向を知るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、河川の水位管理
用などとして使用する光式流向センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樋門、樋管などのゲート(門扉)
制御のために、流向センサを用いて流水の流向を検出す
ることが行われている。
【0003】その流向検出に利用するセンサとしては、
超音波式流向計、放熱式流向計、電磁式流向計などがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】超音波式流向計は、超
音波送受信機を流水方向に対して予め設定した角度で設
置し、一方の送受波器から他方の送受波器に向けて超音
波パルスを打ち出すと共に逆方向にも同じことを実施
し、その超音波パルスの伝搬時間、設定角度、測線長か
ら流速と流向を計測するが、これは、計測線上に連続し
た気泡が発生すると計測が旨くできない。また、土砂混
じりの水の場合、超音波の透過が阻害されて計測精度が
低下し、加えて放熱式に比べて高価につく欠点がある。
【0005】放熱式流向計は、熱伝導ケースの内部中央
に発熱体を設置し、その前後に感熱センサを取付け、ど
ちらのセンサの温度が高いかによって流向を検知する
が、これはポイント式センサであり、渦や対流等がある
と計測に支障が出る。また、センサが小さいため、川幅
が広いと全体の把握ができない。ゴミの影響も受け易
く、水位が低下してセンサが空中に出たときの信頼性低
下もある。
【0006】電磁式流向計は、ファラデーの右手の法則
を応用し、検出器が作る磁界が水を横切ることで生じる
超電力によって流向を計測する。これもポイント式であ
り、放熱式とほぼ同じ欠点を有する。
【0007】また、いずれの方式の流向計も、ゲートが
閉じられて水の流れが止まると、その機能を発揮できな
いと云う致命的とも云える欠点を持つ。
【0008】樋門、樋管の管理では、閉じられたゲート
を開放すべきか否かの判断も重要になる。内水位(民家
のある側)が外水位(河川側)よりも少しでも高くなれ
ば、民家の浸水防止のためにゲートを用いて内水を河川
に流すことが望まれ、また、外水位が内水位よりも高け
れば逆流防止のためにゲートを閉じたままにすることが
望まれる。従来の流向計は、ゲートの閉鎖判断のための
逆流検知に利用され、ゲートを開けるか否かは、監視員
が内外の水位差を勘と経験に頼り、目視確認して決めて
いるのが実情である。これでは、自動監視ができず、判
断ミスやゲートの開放遅れなども生じてしまう。
【0009】この発明は、かかる不具合を解消すること
を課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の不具合を無くすた
め、この発明においては、可動受圧面に第1地点の流体
圧と第1圧力媒体の圧力を対向して受ける第1受圧部
と、可動受圧面に第2地点の流体圧と第2圧力媒体の圧
力を対向して受ける第2受圧部と、第1、第2受圧部か
ら第1、第2導圧管を介して個別に伝わる第1、第2圧
力媒体の圧力を個々に相反する方向に受けて変位する第
1、第2可動子を有し、第1、第2可動子の変位で光フ
ァイバに形成したセンサ素子の伸び歪を変化させる差圧
検知部とを有し、前記センサ素子の歪量を測定して第
1、第2地点のどちらの流体圧が高いかを検出し、第
1、第2地点間の流路が開かれたときの流向を差圧の発
生状況に基づいて検知するようにした光式流向センサを
提供する。
【0011】なお、このセンサの好ましい形態を以下に
列挙する。 (a)第1、第2導圧管をフレキシブル管にする。 (b)第1、第2可動子の移動量を、センサ素子に必要
以上のストレスが加わらない範囲に規制するストッパを
設ける。 (c)第1、第2可動子を一体化して第1、第2圧力媒
体の圧力を両端に対向して作用させる。 (d)前記センサ素子として、光ファイバ上にブラッグ
回折格子を形成したファイバーブラッググレーティング
素子を2個設け、第1、第2素子に、第1、第2可動子
の変位で相反する向きの伸び歪を与える。 (e)第1、第2素子に初期張力を与える。 (f)第1、第2圧力媒体として不凍液を用いる。
【0012】このほか、この発明のセンサは、水以外の
流体や気体などの流向検知にも利用できるが、流水の流
向検知に利用する場合には、第1、第2受圧部を、樋
門、樋管の両側の外水部と内水部に設置して外水部と内
水部間の流向を検知し、さらに、必要時に内水の排出が
なされる外水部に水位センサを設けてその水位センサに
よる検出水位レベルが閾値以下のときに流向検知を停止
するもの、或いは第1、第2受圧部を、樋門、樋管の両
側の外水部と内水部に設置し、さらに、第1、第2受圧
部を、流向検知水位レベル点に位置を揃えて配置したも
のにすると無用な判定を行わずに済む。
【0013】
【作用】この発明のセンサは、水の流れではなく、比較
地点の水位差(圧力差)を見て流向を検知する。水は水
位の高い方から低い方へ流れるので、比較地点のどちら
の水位が高いかを検出すれば、ゲートを開けなくても開
けたときの流向を知ることができる。
【0014】この判定を、水位計を用いて行うと、2箇
所の比較地点にそれぞれ水位計を設置する必要があり、
不経済である。また、水位計では微妙な水位差を捕える
のが難しく、判定精度が粗くなる。
【0015】この発明のセンサは、ひとつで水位差を検
出でき、また、水位差を光ファイバの伸びに変えて検出
するので、1本の光ファイバによる遠隔監視が行え、コ
スト面や監視システムの設置、運用面で非常に有利にな
る。
【0016】また、導圧管を介して水圧を伝達するので
差圧検知部を地上に設置でき、センサの点検が容易、光
ファイバの引き回しが楽と云ったメリットもある。
【0017】その他の好ましいとした構成の作用、効果
は次項で述べる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、流水の流向検知を例に挙げ
て、この発明のセンサの実施形態を説明する。
【0019】図1の流向センサは、第1受圧部1、第2
受圧部2、2つの導圧管3、4、差圧検知部5、光ファ
イバケーブル6及び圧力媒体7を用いて構成されてい
る。
【0020】差圧検知部5は、本体枠8に相反する向き
に取付けた2つのベローズタンク9、10と、各ベロー
ズタンクの底壁に止着する第1可動子11、第2可動子
12と、第1、第2可動子11、12を連結するフレー
ム13と、可動子11、12の移動量を規制するストッ
パ14、15と、本体枠8に取付けた固定子16と、ケ
ーブル6中の光ファイバの長手途中に形成した2組のセ
ンサ素子17、18と、全体を覆う防水ケース(図示せ
ず)とから成る。
【0021】センサ素子17、18は、共にファイバー
ブラッググレーティング素子(以下FBGと記す)であ
る。可動子11と固定子16に設けたローラ19a、1
9b間及び可動子12と固定子16に設けたローラ20
a、20b間に各センサ素子17、18を初期張力を加
えて巻きつけ、滑りを生じないようにローラに固定して
取付けている。ローラ間の光ファイバターン部はダミー
ファイバ21となり圧力検出には利用されない。
【0022】受圧部1、2は、ベローズポンプで構成さ
れるものを示したが、周りをネット等で囲って保護すれ
ばゴムバッグ、ゴムタンクなどで形成することもでき
る。
【0023】導圧管3、4は、フレキシブル管を用いて
いる。また、圧力媒体7は不凍液を用いている。この圧
力媒体7は、各受圧部1 、2と、導圧管3、4及びベロ
ーズタンク9、10に封入されており、受圧部1、2に
加わる水圧がこの圧力媒体7を介して各可動子11、1
2に伝達される。
【0024】図1のGは、樋門、樋管などのゲートであ
り、このゲートGの両側(内水A側と外水B側)に受圧
部1、2がそれぞれ同一高さレベルにして設置される。
また、差圧検知部5は、地上の適当な位置に設置され
る。
【0025】この図1の流向センサは、図に示すよう
に、外水Bの水位(水圧)が内水Aのそれより高いと、
可動子11、12に対向して加わる力のバランスが崩れ
て可動子11、12がフレーム13と共に中立点から図
中左方に移動し、それにより、センサ素子17が引き伸
ばされ、18が縮む。従って、両素子17、18の歪量
を測定することで、外水Bの水位が内水Aのそれよりも
高く、ゲートGを開けると外水Bが内水側に逆流するこ
とが判る。また、内水Aの水位が外水Bのそれより高け
れば、センサ素子17、18の歪の大小関係が逆転し、
ゲートGをあけたときの流向が図1の場合と逆になるこ
とが判る。
【0026】この図1の流向センサは、フレキシブルな
導圧管3、4を使っているので、差圧検知部の設置点の
選択の自由度と据え付けの自由度が高く、検知システム
の構築が容易になる。
【0027】また、可動子11、12の移動量をストッ
パ14、15で規制するので、センサ素子17、18に
無用のストレスが与えられることがなく、両素子の過大
伸びによる疲労、破断が防止されて装置の信頼性、耐久
性が高まる。なお、この発明で採用するセンサ素子は圧
力の絶対値を検出するものではない。圧力差の有無を検
出できればよく、従って、ストッパ14、15で可動子
11、12の移動量を規制しても検出には何ら悪影響は
出ない。
【0028】また、可動子11、12をフレーム13で
連結しているので、差圧検知部5が簡素化され、製造
面、コスト面で更に有利になる。
【0029】さらに、センサ素子17、18としてFB
Gを用いたので、検出感度が高く、微妙な水位差も検知
可能となる。
【0030】FBGは、Ge添加コアファイバの紫外光
誘起屈折率変化を用いて光ファイバ上にブラッグ回折格
子を形成したもので、歪付加によるグレーティングのピ
ッチ変化によって反射波長が変化する。従って、その反
射波長の値から光ファイバに生じた歪(即ち圧力)を求
めることができる。
【0031】このFBGの感度は、3.3×10-4%と
非常に高く、FBGに直接圧力が作用するとした場合、
荷重換算で0.33gを検知できる。
【0032】このFBGは、最低ひとつあればよいが、
単一FBGで圧力差の有無を確認しようとすれば、温度
変動範囲を予め想定しておいてそれを越える歪変化があ
ったときに流向判定がなされるようにしておく必要があ
り、それでもラフな計測しか行えない。これに対し、F
BGを2つ用いると水位のレベル差が小さくても、第
1、第2可動子に対向して加わる力のバランスを見て温
度補償無しで流向を検知することができる。
【0033】また、2つのセンサ素子17、18に初期
張力を与えているので、圧力差で一方の素子の伸びが増
大したときに他方の素子は縮み、両素子の伸びの差(検
出圧力の差)が明確に現われる。これによりセンサの感
度が更に良くなり、より小さな圧力(水位)差を検知す
ることが可能になる。
【0034】さらに、圧力媒体7として不凍液を用いた
ので、センサの検知精度、動作信頼性の低下が生じな
い。圧力媒体を使って圧力伝達を行うこの発明のセンサ
は、圧力伝達の正確化のために圧力を効率良く伝達で
き、しかも比熱が大きくて体積膨張率(線膨張係数)の
小さな圧力媒体が望まれる。その要求に応えられるもの
として水を用いると氷点下におかれたときに媒体が凍結
してセンサが作動しなくなる。また、シリコン油等を用
いる場合には環境汚染が考えられるが、不凍液を使用す
ればその問題が生じない。
【0035】図2は、図1の流向センサと水位センサを
組合わせた流向監視システムである。併用する水位セン
サ22は、外水B側に設置する。23は光ファイバケー
ブル6に接続する監視制御装置、24は歪測定器であ
る。これ等は監視局舎等に設置される。25は光ファイ
バ接続箱である。
【0036】この発明のセンサによる流向検知では、第
1受圧部1からベローズタンク9に至る部分と、第2受
圧部2からベローズタンク10に至る部分の環境温度が
異なると導圧管3、4内の圧力媒体の熱膨張量に差が出
て温度の高い側の圧力が上昇したと誤認する懸念があ
る。
【0037】そこで、圧力媒体7は線膨張係数が小さ
く、かつ比熱の大きなものを選択するが、それでも下記
の問題が生じる。
【0038】即ち、好天時には内外水の水位差を気にす
る必要は殆どない。水位差が問題になるのは、悪天候時
(降雨時)である(このときには、気にするほどの温度
差は発生しない)。従って、悪天候時にのみ水位比較を
行えばよいが、現地での天候観測を行わなければそのよ
うなことはできず、また、天気の良し悪しによってセン
サ情報を使い分けるのは煩雑であり、好ましいことでは
ない。
【0039】図2のセンサシステムはその不具合を無く
し得る。実施で問題となるのは河川、即ち外水Bの水位
があるレベルを越えたときである。そこで、水位センサ
22による検出値が所定の閾値以下であれば流向判定を
停止すると云う制御アルゴリズムを組合わせて無用の判
定を避ける。水位が高くなっているときには導圧管3、
4の大部分が水面下にある可能性が高く、温度差が小さ
くて誤検知の可能性は小さくなる。
【0040】なお、図2の水位センサ22を設ける代わ
りに、受圧部1、2を流向検知を行う水位レベル点に高
さを揃えて設ける構成にしてもよい。内外水の水位が水
位検知レベルよりも低ければ受圧部1、2の受圧面が水
面上に出てセンサ素子17、18の出力レベルが同じに
なる。この場合、判定出力を中立としたり、出力を出さ
ないと云った運用が可能であり、水位センサ無しで誤検
知の可能性を低くすることができる。
【0041】なお、以上の説明は、水の流向検知を例に
挙げたが、この発明のセンサは水以外の流体や気体の流
向検知にも利用できる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の流向セン
サは、流体の直接の流れを見るのではなく、比較地点間
の水位差や圧力差を検知してゲートを開けたときに生じ
る流向を検知するので、閉じたゲートを開けるべきか否
かをタイミング遅れ無く判断することが可能になる。
【0043】また、光ファイバを用いたひとつの簡単な
センサを現地に設置すればよく、安価かつ施工性のよい
監視システムを実現できる。
【0044】なお、フレキシブル導圧管を用いたものは
施工の自由度がより高まる。
【0045】また、可動子の移動をストッパで規制する
ものは、センサの信頼性、耐久性が高まり、2つの可動
子を連結一体化したものは差圧検知部の簡易化が図れ
る。
【0046】さらに、センサ素子としてFBGを用いた
もの、そのFBGを2つ用いて各FBGに初期張力を与
えたものは、小型のセンサで高感度を確保できる。
【0047】このほか、圧力媒体として不凍液を用いた
ものは、温度変化に起因した誤検知や動作信頼性の低下
が少なくなる。
【0048】また、水位センサを併用するもの、第1、
第2受圧部を水位検知レベル点に位置を揃えて設置する
ものは、無用の判定を止めて誤検知の原因を減らすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の流向センサの実施形態を示す断面図
【図2】水位センサを併用した流向監視システムの概要
【符号の説明】
1 第1受圧部 2 第2受圧部 3、4 導圧管 5 差圧検知部 6 光ファイバケーブル 7 圧力媒体 8 本体枠 9、10 ベローズタンク 11 第1可動子 12 第2可動子 13 連結フレーム 14、15 ストッパ 16 固定子 17、18 センサ素子 19a、19b、20a、20b ローラ 21 ダミーファイバ 22 水位センサ 23 監視制御装置 24 歪測定器 A 内水 B 外水 G ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川本 智宏 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 末谷 正晴 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 Fターム(参考) 2F014 AA16 AB02 BA03 2F034 AA04 AC10 DB04 DB14 2F055 AA39 BB05 CC04 DD20 EE31 FF49 GG11 2F065 AA65 FF41 FF48 LL02 LL42

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動受圧面に第1地点の流体圧と第1圧
    力媒体の圧力を対向して受ける第1受圧部と、可動受圧
    面に第2地点の流体圧と第2圧力媒体の圧力を対向して
    受ける第2受圧部と、第1、第2受圧部から第1、第2
    導圧管を介して個別に伝わる第1、第2圧力媒体の圧力
    を個々に相反する方向に受けて変位する第1、第2可動
    子を有し、その第1、第2可動子の変位で光ファイバに
    形成したセンサ素子の伸び歪を変化させる差圧検知部と
    を有し、 前記センサ素子の歪量を測定して第1、第2地点のどち
    らの流体圧が高いかを検出し、第1、第2地点間の流路
    が開かれたときの流向を差圧の発生状況に基づいて検知
    するようにした光式流向センサ。
  2. 【請求項2】 第1、第2導圧管をフレキシブル管にし
    た請求項1記載の光式流向センサ。
  3. 【請求項3】 第1、第2可動子の移動量を、センサ素
    子に必要以上のストレスが加わらない範囲に規制するス
    トッパを設けた請求項1又は2記載の光式流向センサ。
  4. 【請求項4】 第1、第2可動子を一体化して第1、第
    2圧力媒体の圧力を両端に対向して作用させるようにし
    た請求項1〜3のいずれかに記載の光式流向センサ。
  5. 【請求項5】 前記センサ素子として、光ファイバ上に
    ブラッグ回折格子を形成したファイバーブラッググレー
    ティング素子を2個設け、第1、第2素子に、第1、第
    2可動子の変位で相反する向きの伸び歪を与えるように
    した請求項1〜4のいずれかに記載の光式流向センサ。
  6. 【請求項6】 第1、第2素子に初期張力を与えた請求
    項5記載の光式流向センサ。
  7. 【請求項7】 第1、第2圧力媒体として不凍液を用い
    た請求項1〜6のいずれかに記載の光式流向センサ。
  8. 【請求項8】 第1、第2受圧部を、樋門、樋管の両側
    の外水部と内水部に設置して外水部と内水部間の流向を
    検知し、さらに、必要時に内水の排出がなされる外水部
    に水位センサを設けてその水位センサによる検出水位レ
    ベルが閾値以下のときに流向検知を停止するようにした
    請求項1〜7のいずれかに記載の光式流向センサ。
  9. 【請求項9】 第1、第2受圧部を、樋門、樋管の両側
    の外水部と内水部に設置し、さらに、第1、第2受圧部
    を、流向検知水位レベル点に位置を揃えて配置した請求
    項1〜7のいずれかに記載の光式流向センサ。
JP2001230076A 2001-07-30 2001-07-30 光式流向センサ Pending JP2003043059A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001230076A JP2003043059A (ja) 2001-07-30 2001-07-30 光式流向センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001230076A JP2003043059A (ja) 2001-07-30 2001-07-30 光式流向センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003043059A true JP2003043059A (ja) 2003-02-13

Family

ID=19062336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001230076A Pending JP2003043059A (ja) 2001-07-30 2001-07-30 光式流向センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003043059A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006078341A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光ファイバ変位計
CN113758433A (zh) * 2021-08-30 2021-12-07 武汉理工大学 一种光纤测缝计及其测缝方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006078341A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光ファイバ変位計
CN113758433A (zh) * 2021-08-30 2021-12-07 武汉理工大学 一种光纤测缝计及其测缝方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wang et al. Novel negative pressure wave-based pipeline leak detection system using fiber Bragg grating-based pressure sensors
US4812645A (en) Structural monitoring system using fiber optics
RU2326345C2 (ru) Устройство для мониторинга напряжения в стальных подъемных трубопроводах, уложенных по цепной линии
US7703331B2 (en) Instrumented tabular device for transporting a pressurized fluid
JP5510133B2 (ja) 超音波式ガスメータ
US6012337A (en) Structural monitoring sensor system
BRPI0608498A2 (pt) sistema e método para detectar de maneira remota propriedades de uma estrutura submarina
Schafer et al. An evaluation of flowmeters for the detection of kicks and lost circulation during drilling
JP2004163219A (ja) 光ファイバ河床洗掘・流速センサ及び河床洗掘・流速計測システム
Inaudi et al. Long-range pipeline monitoring by distributed fiber optic sensing
Liu et al. Bridge scour estimation using unconstrained distributed fiber optic sensors
JP4794931B2 (ja) 測定システム
JP4762620B2 (ja) 測定装置及び流速測定システム
KR20220162506A (ko) 광섬유센서, 광섬유센서 고정구 및 이를 구비한 지중관로 모니터링장치
JP2003043059A (ja) 光式流向センサ
KR20170106097A (ko) 매설 배관 모니터링 장치
TW201814106A (zh) 橋墩沖刷深度感測器
Inaudi et al. Distributed fiber-optic sensing for long-range monitoring of pipelines
TWI230218B (en) Water monitoring device and monitoring method
JP2003075464A (ja) 光式流向センサ
Glisic et al. Distributed fiber-optic sensing and integrity monitoring
JPH076883B2 (ja) 埋設配管の沈下管理方法
KR102047266B1 (ko) 원격유속 측정장치
RU2410702C2 (ru) Способ определения направления и величины потока и устройство для его осуществления
TWI810777B (zh) 地層變形監測裝置、系統與方法