JP2003042786A - 経路案内装置および経路案内方法 - Google Patents

経路案内装置および経路案内方法

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JP2003042786A
JP2003042786A JP2001230039A JP2001230039A JP2003042786A JP 2003042786 A JP2003042786 A JP 2003042786A JP 2001230039 A JP2001230039 A JP 2001230039A JP 2001230039 A JP2001230039 A JP 2001230039A JP 2003042786 A JP2003042786 A JP 2003042786A
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center
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Kenji Mori
健司 森
Masayuki Irimoto
昌之 圦本
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 案内経路の再経路探索結果が同一となる区域
において再経路探索の繰り返しを防止すること。 【解決手段】 ナビゲーション装置20の制御部21
は、車両の現在位置および目的地を表す情報とともに、
目的地までの案内経路の探索要求をセンター10の制御
部11に送信する。センター10の制御部11は、経路
探索処理部13により探索された案内経路を表す情報と
ゾーンデータベース17に予め記憶された「ノンリルー
トゾーン」を表す情報とをナビゲーション装置20の制
御部21に送信する。制御部21はセンター10から受
信した情報に基づいて経路を案内する。制御部21は、
車両が案内経路を逸脱した際に、車両の現在位置が「ノ
ンリルートゾーン」内に位置しているか否かを判定し、
車両が「ノンリルートゾーン」内に位置しているとき
は、センター10に対して再経路探索を要求しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センターにて探索
された探索経路にしたがって出発地から目的地まで案内
する経路案内装置および経路案内方法、並びに同経路案
内方法に用いられるに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、特開平11−187
456号公報に示されているような通信型のナビゲーシ
ョンシステムは知られている。このナビゲーションシス
テムにおいて、センターは、車両に搭載されたナビゲー
ション装置から送信された出発地および目的地を表す情
報を受信し、出発地から目的地までの案内経路を探索し
て、同探索された案内経路を表す情報をナビゲーション
装置に送信する。ナビゲーション装置は、センターから
送信された案内経路を表す情報を受信し、同情報に基づ
いて、運転者に経路を案内する。また、ナビゲーション
装置は、車両が案内経路から逸脱したとき、自動的にセ
ンターと通信して、車両の現在位置および目的地を表す
情報と、車両の現在位置から目的地までの経路を再経路
探索するように要求する。そして、センターは、同要求
に応じて車両の現在位置から目的地までの経路を再探索
し、ナビゲーション装置に再探索経路を送信するように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ナビゲーションシステムにおいては、車両がセンターに
て探索された案内経路上を走行しているときに、例え
ば、同案内経路沿いの大きな駐車場に入ると、ナビゲー
ション装置は、センターに対して、案内経路を再探索す
るように要求する場合がある。この要求によってセンタ
ーにて再探索された案内経路は、元の案内経路と同一と
なることがある。また、ナビゲーション装置は、前記駐
車場内で車両が移動したときにも、センターと通信し
て、案内経路を再探索するように要求する場合がある。
この要求によってセンターにて再探索された案内経路
も、元の案内経路と同一となる場合がある。このよう
に、案内経路沿いの大きな駐車場内に車両が位置すると
き、車両が駐車場内を移動するごとに、センターとナビ
ゲーション装置との間で通信が繰り返される場合があ
る。この場合、センターにて繰り返し再探索された案内
経路がすべて元の案内経路と同一であると、センターと
ナビゲーション装置との間の通信に係る通信コストが無
駄となる。
【0004】また、例えば、車両が案内経路から逸脱し
てセンターのデータベースに記憶されていないような道
路へ侵入した場合にも、ナビゲーション装置はセンター
に対して案内経路を再探索するように要求する。しかし
ながら、センターのデータベースには前記道路の経路情
報が記憶されていないため、センターにより再探索され
た案内経路は、運転者の要望する案内経路と異なる場合
がある。そして、車両が前記道路上に位置している間
は、運転者の要望する案内経路と異なった案内経路がセ
ンターにて繰り返し再探索される場合がある。このた
め、運転者の要望する案内経路が再探索されるまで、セ
ンターとナビゲーション装置との間で通信が繰り返され
て、センターと案内装置との間の通信に係る通信コスト
が無駄となる場合がある。
【0005】
【発明の概略】本発明は、上記した問題に対処するため
になされたものであり、その目的は、車両が案内経路を
逸脱したときに、センターおよび経路案内装置間の再探
索経路を表す情報の送受信に係る通信回数を低減するこ
とにある。
【0006】本発明は、車両側に設けた経路案内装置か
ら出発地および目的地を表す情報をセンターに送信し、
センターにて、前記経路案内装置からの出発地および目
的地を表す情報を受信し、前記受信した出発地から目的
地までの案内経路を探索して、同探索結果を表すセンタ
ー探索経路を前記経路案内装置に送信し、前記経路案内
装置にて、前記送信されたセンター探索経路情報を受信
して、同センター探索経路情報と車両の現在位置とに基
づいて出発地から目的地までの経路を案内する経路案内
の装置および方法を改良しようとすることにある。
【0007】本発明の特徴は、前記センター探索経路情
報と車両の現在位置とにより車両が前記センター探索経
路情報により表された経路から逸脱したことを検出し、
前記経路の逸脱が検出されたとき、車両が前記案内経路
に復帰すべき予め決められた特定区域に位置するか否か
を判定し、車両が前記特定区域に位置しないと判定され
たときセンターにて案内経路を再探索して、同再探索経
路を表す情報を前記車両側に設けた経路案内装置に送信
し、車両が前記特定区域に位置すると判定されたとき前
記再探索経路を表す情報を送信しないようにしたことに
ある。
【0008】これによれば、車両が案内経路を逸脱し、
特定区域内に位置すると判定されると、再探索された案
内経路はすべて元の案内経路と同一となるため、再探索
経路を表す情報を送信しない。このため、センターと経
路案内装置間の無駄な通信がなくなるため、無駄な通信
コストをなくすことができる。
【0009】この場合、センターは、前記センター探索
経路情報と共に、車両が前記案内経路に復帰すべき予め
決められた特定区域を表す特定区域情報を車両側に設け
た経路案内装置に送信し、前記車両側に設けた経路案内
装置は、前記センターから送信されたセンター探索経路
情報の受信時に前記特定区域情報も併せて受信し、車両
の現在位置と前記受信したセンター探索経路情報とによ
り車両が前記センター探索経路情報により表された経路
から逸脱したことを検出し、前記経路の逸脱が検出され
たとき、前記受信した特定区域情報と車両の現在位置と
に基づいて、車両が前記特定区域に位置するか否かを判
定し、車両が前記特定区域に位置しないと判定されたと
きセンターに対して案内経路の再探索を要求し、車両が
前記特定区域に位置すると判定されたときセンターに対
して案内経路の再探索を要求しないようにしてもよい。
【0010】これによれば、経路案内装置は、センター
探索経路情報とともに特定区域情報を入手して、車両が
特定区域に位置するか否かの判定をする。このため、前
記本発明の特徴と同様の効果を得ることができる。ま
た、センター探索経路情報とともに特定区域情報を入手
することにより、通信が良好な状態で行われるため、通
信障害などの影響を受けにくく、より確実にセンター探
索経路情報および特定区域情報を受信することができ
る。
【0011】また、車両側に設けた経路案内装置は、車
両の現在位置と前記受信したセンター探索経路情報とに
より車両が前記センター探索経路情報により表された経
路から逸脱したことを検出し、前記経路の逸脱が検出さ
れたとき、車両の現在位置を表す情報をセンターに送信
し、センターは、前記送信された車両の現在位置を表す
情報を受信し、同車両の現在位置を表す情報と車両が前
記案内経路に復帰すべき予め決められた特定区域を表す
特定区域情報とに基づいて車両が前記特定区域に位置す
るか否かを判定し、車両が前記特定区域に位置しないと
判定されたとき案内経路を再探索して、同再探索経路を
表す情報を前記車両側に設けた経路案内装置に送信し、
車両が前記特定区域に位置すると判定されたとき前記再
探索経路を表す情報を送信しないようにしてもよい。
【0012】これによれば、センターにより車両が特定
区域内に位置するか否かが判定される。このため、前記
本発明の特徴と同様の効果を得ることができる。また、
経路案内装置は案内経路上の特定区域情報を受信して記
憶しておく必要がないため、情報記憶用メモリーの記憶
容量が小さい経路案内装置であっても適用することがで
きる。
【0013】前記のような発明において、特定区域情報
は、センターに予め記憶されているものである。これに
よれば、特定区域情報はセンターに予め記憶されている
ため、経路案内装置に予め記憶しておく必要がない。こ
のため、情報記憶用メモリーの記憶容量が小さい経路案
内装置であっても、必要な特定区域情報を受信して同情
報を利用することができる。また、特定区域情報は車両
に設けた経路案内装置からセンターへの再探索要求に応
じて作成されるものである。これによれば、特定区域情
報は、車両の経路案内装置からセンターへの再探索要求
に応じて作成される。このため、センターに予め記憶さ
れていない特定区域情報であっても、センターは特定区
域情報を追加して記憶することができる。したがって、
経路案内装置を利用する運転者に対して、特定区域情報
を適宜提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】a.第1実施形態 以下に、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明す
る。図1は本実施形態に係り、センター10および端末
経路探索装置としてのナビゲーション装置20とからな
るナビゲーションシステムを概略的に示している。
【0015】センター10は、CPU、ROM、RA
M、ハードディスクなどからなるコンピュータを主要構
成部品とし、各種プログラムを記憶するとともに同各種
プログラムの実行によって各種機能を実現する。なお、
本実施形態の説明においては、前記各種機能を、制御部
11、送受信部12、経路探索処理部13および経路情
報送信処理部14として説明する。
【0016】制御部11は、図6および図8のセンター
側プログラムを記憶しており、同プログラムを実行して
このセンター10の動作を統括的に制御する。送受信部
12は、各車両のナビゲーション装置20と互いに無線
通信して、各種データをナビゲーション装置20に送信
するとともに、同ナビゲーション装置20から各種デー
タを受信する。経路探索手段としての経路探索処理部1
3は、2点間(車両の現在位置から目的地まで)の案内
経路を探索する。経路情報送信処理部14は、経路探索
処理部13により探索された経路と後述するゾーンデー
タベース17に記憶されている特定区域としての「ノン
リルートゾーン」を表す情報とを併せてナビゲーション
装置20に送信するための処理を行う。なお、これら各
部の具体的な処理プログラムに関しては図示しない。
【0017】また、センター10は、ROM、RAM、
ハードディスクなどによって構成された地図情報データ
ベース15、センター経路情報データベース16および
ゾーンデータベース17とを備えている。地図情報デー
タベース15は、全国の詳細な地図情報を予め記憶して
おり、センター経路情報データベース16は、目的地ま
での経路探索および経路案内に必要なその他のデータと
を予め記憶している。ゾーンデータベース17は、ある
道路群に接続されており、後述する再経路探索条件が成
立し、かつその該当する道路群に必ず復帰する区域(以
下、「ノンリルートゾーン」という。)を記憶してい
る。また、このゾーンデータベース17には、センター
10のセンター管理人が「ノンリルートゾーン」を表す
情報を追加して記憶することができるようになってい
る。
【0018】ここで、「ノンリルートゾーン」について
例を示して詳細に説明する。「ノンリルートゾーン」に
は、例えば、高速道路のサービスエリアまたはパーキン
グエリアや、ショッピングセンターの駐車場などのよう
に、案内経路に接続されている大きな駐車場が該当す
る。具体的には、図2に示すように、再経路探索条件が
「経路Rから所定距離L以上離れたときにセンターに対
して再経路探索を要求する」とされている場合におい
て、大きな駐車場P内では、斜線で示したように、再経
路探索条件を満足している区域が存在する。この場合、
例えば、車両Xの現在位置が、経路Rから所定の距離L
以上離れた位置P1であるときには、再経路探索の対象
となり、ナビゲーション装置はセンターに対して目的地
までの案内経路を再探索するように要求する。
【0019】しかしながら、この再探索においては、車
両Xが駐車場Pから経路Rに出て、経路Rを案内経路と
する経路が探索される。また、例えば、車両Xが図2の
位置P2に移動した場合であっても、同様に車両Xが駐
車場Pから経路Rに出て、経路Rを案内経路とする経路
が再探索される。このように、経路R以外の道路が接続
していないため、再探索しても同じ結果が繰り返される
区域が「ノンリルートゾーン」とされる。なお、再経路
探索条件を満たさない場合には、ナビゲーション装置は
センターに対して案内経路の再探索を要求しない。
【0020】次に、センター10のセンター管理人がゾ
ーンデータベース17に追加する「ノンリルートゾー
ン」のデータ作成方法について説明する。「ノンリルー
トゾーン」のデータを作成する方法は、図3および図4
に示すように、「ノンリルートゾーン」とすべき区域の
各頂点を指定した頂点データ列として作成する。具体的
には、地図情報データベース15に記憶されている地図
情報に基づいて、図3(A)に示すように、「ノンリル
ートゾーン」として指定したい区域、すなわち再経路探
索された結果がすべて同じとなる区域の頂点データ列
を、図3(B)に示すように、A,B,C,Dとして右
回りに指定する。また、例えば、図4(A)に示すよう
に、指定したい区域が複雑な形状であるときは、各頂点
AからJまでを右回りに指定して区域を作成することが
できるが、区域の頂点を指定する作業が煩雑となり、ま
た、車両が「ノンリルートゾーン」内に位置するか否か
の判定処理に負担がかかる。
【0021】そこで、指定したい区域が複雑な形状であ
るときには、図4(B)に示すように、複雑な形状の区
域を凸型多角形としてゾーンデータベース17記憶する
ことにより、頂点の数を少なくすることができるととも
に、「ノンリルートゾーン」内外の判定を容易に行うこ
とができる。すなわち、図4に示したように、複雑な形
状の区域を凸型多角形(この場合では、凸型五角形)と
することにより、頂点の数が10個から5個に減少させ
ることができる。また、「ノンリルートゾーン」内外の
判定において、車両が「ノンリルートゾーン」内に位置
していると判定するには、外辺のベクトルに対してすべ
て右側にあるか否かを判定することにより可能となる。
例えば、図5に示したように、「ノンリルートゾーン」
が三角形ABCで表される区域である場合において、車
両がこの「ノンリルートゾーン」内に位置していると判
定するには、外辺のベクトルAB,BC,CAの右側、
すなわち図5にて斜線を付した位置に車両が位置してい
れば、「ノンリルートゾーン」内に車両が位置している
と判定することができる。
【0022】ナビゲーション装置20も、図1に示すよ
うに、CPU、ROM、RAM、ハードディスクなどか
らなるコンピュータを主要構成部品とし、各種プログラ
ムを実行するとともに同各種プログラムの実行によって
各種機能を実現する。なお、本実施形態の説明において
は、前記各種機能を、制御部21、送受信部22、位置
検出部23、入力部24、再経路探索判定部25、ゾー
ン判定部26、経路情報受信処理部27、RAM28お
よび経路情報データベース29として説明するが、これ
ら各部の具体的な処理プログラムに関しては図示しな
い。
【0023】制御部21は、図6および図8のナビゲー
ション装置側プログラムと図7のプログラムとを実行し
て、このナビゲーション装置20の動作を統括的に制御
する。送受信部22は、センター10と互いに無線通信
して、各種データをセンター10に送信するとともに、
同センターから各種データを受信する。位置検出部23
は、地磁気センサ、ジャイロ、GPS(Global Positio
ning System)、位置ビーコン、車速センサ、車輪速セ
ンサなどを用いて、車両の現在位置を検出する。入力部
24は、目的地の設定などの必要とされる各種データを
入力するために利用される。
【0024】再経路探索判定部25は、同判定部25に
予め記憶されている再経路探索条件と、位置検出部23
により検出された車両の現在位置を表す情報と、センタ
ー10から受信した案内経路を表す情報とに基づいて、
車両が案内経路から逸脱したか否かを判定する。ここ
で、再経路探索条件として、例えば、「案内経路から所
定の距離以上離れた場合にはセンター10に対して再経
路探索要求を送信する」などが予め記憶されている。ゾ
ーン判定部26は、位置検出部23にて検出された車両
の現在位置を表す情報と、センター10から受信した
「ノンリルートゾーン」を表す情報とに基づいて、車両
が「ノンリルートゾーン」内に位置しているか否かを判
定する。経路情報受信処理部27は、センター10の送
受信部12により送信された案内経路を表す情報と「ノ
ンリルートゾーン」を表す情報とを併せて送受信部22
を介して受信し、それぞれ別個の情報として「ノンリル
ートゾーン」を表す情報をRAM28に記憶し、案内経
路を表す情報を経路情報データベース29に記憶する。
そして、RAM28に記憶された「ノンリルートゾー
ン」を表す情報および経路情報データベース29に記憶
された案内経路を表す情報は、運転者に対する経路の案
内に利用される。
【0025】次に、上記のように構成した実施形態の動
作について、図6ないし図8に示すフローチャートを参
照して説明する。ナビゲーション装置20が作動される
と、制御部21は、図6に示すメインプログラムのステ
ップN10にてプログラムの実行を開始し、ステップN
11にて、運転者または同乗者に対して目的地を表す情
報を入力するように促す。運転者または同乗者は、目的
地の電話番号、番地、施設名など目的地を表す情報を入
力部24を利用して入力する。この入力された情報は、
制御部21のRAMに一時的に記憶されて、ステップN
12に進む。ステップN12においては、制御部21
は、センター10の制御部11に対して、前記ステップ
N11にて、制御部21のRAMに一時的に記憶された
目的地を表す情報、および位置検出部23にて検出され
た車両の現在位置すなわち出発地を表す情報と、出発地
から目的地までの案内経路の探索要求とを送信する。
【0026】センター10の制御部11は、ステップC
10において、前記ステップN12にてナビゲーション
装置20から送信された出発地を表す情報、目的地を表
す情報および出発地から目的地までの案内経路の探索要
求を送受信部12を介して受信し、経路探索処理部13
に対して案内経路を探索するように指示する。次に、ス
テップC11において、経路探索処理部13がセンター
経路情報データベース16を用いて、出発地から目的地
までの案内経路を探索し、探索された案内経路を表す情
報を制御部11に供給して、ステップC12に進む。
【0027】ステップC12においては、経路探索処理
部13が、前記ステップC11にて探索した案内経路上
の「ノンリルートゾーン」を探索する。具体的には、経
路探索処理部13は、案内経路を表す情報とゾーンデー
タベース17に予め記憶されている「ノンリルートゾー
ン」を表す情報とに基づいて、出発地から目的地までの
案内経路に接続している「ノンリルートゾーン」が存在
するか否かを探索し、探索された「ノンリルートゾー
ン」を表す情報を制御部11に供給する。
【0028】次に、ステップC13にて、制御部11
は、案内経路上に「ノンリルートゾーン」が存在するか
否かを判定する。経路探索処理部13により案内経路上
に「ノンリルートゾーン」が探索されていなければ、制
御部11は、ステップC13にて「NO」と判定して、
ステップC14に進む。ステップC14においては、制
御部11は、経路情報送信処理部14に対して、前記ス
テップC11にて経路探索処理部13により探索された
案内経路を表す情報のみを供給する。次に、ステップC
16にて、経路情報送信処理部14は、前記ステップC
14の処理により、制御部11から供給された出発地か
ら目的地までの案内経路を表す情報を、送受信部12を
介してナビゲーション装置20に送信する。
【0029】また、制御部11は、経路探索処理部13
により案内経路上に「ノンリルートゾーン」が探索され
ていれば、ステップC13において「YES」と判定し
て、ステップC15に進む。ステップC15において
は、制御部11は、前記経路探索処理部13により探索
された出発地から目的地までの案内経路を表す情報と、
案内経路上の「ノンリルートゾーン」を表す情報とを経
路情報送信処理部14に供給する。
【0030】経路情報送信処理部14は、制御部11か
ら供給された出発地から目的地までの案内経路と案内経
路上の「ノンリルートゾーン」を表す情報とを併せてナ
ビゲーション装置20に送信することができるように、
例えば、それぞれの情報を識別するための識別情報を付
加する。前記ステップC15の処理後、ステップC16
にて、経路情報送信処理部14は、前記識別情報を付加
したそれぞれの情報を、送受信部12を介して、ナビゲ
ーション装置20に送信する。
【0031】一方、ナビゲーション装置20において
は、制御部21は、ステップN13において、センター
10の経路情報送信処理部14により送信された案内経
路を表す情報のみ、または案内経路を表す情報と「ノン
リルートゾーン」を表す情報とを併せた情報を、送受信
部22を介して受信し、受信した情報を経路情報受信処
理部27に供給する。経路情報受信処理部27は、制御
部21より供給された情報が、案内経路を表す情報のみ
であるときには、同情報を経路情報データベース29に
記憶する。また、制御部21より供給された情報が、案
内経路を表す情報と「ノンリルートゾーン」を表す情報
とを併せた情報であるときには、経路情報受信処理部2
7は、同情報のそれぞれに付加された識別情報に基づい
て、「ノンリルートゾーン」を表す情報をRAM28に
記憶し、案内経路を表す情報を経路情報データベース2
9に記憶する。
【0032】前記ステップN13の処理後、制御部21
は、ステップN14にて、図7に詳細に示された経路案
内ルーチンを実行して、運転者に対して案内経路を案内
する。なお、以下において経路案内ルーチンを説明する
にあたり、前記ステップN13にて、案内経路を表す情
報および「ノンリルートゾーン」を表す情報を受信した
場合と、案内経路を表す情報のみを受信した場合とをそ
れぞれ分けて説明する。
【0033】まず、前記ステップN13にて、案内経路
を表す情報および「ノンリルートゾーン」を表す情報を
受信した場合について説明する。経路案内ルーチンの実
行は、ステップN200にて開始され、ステップN20
2にて、再経路探索判定部25は、位置検出部23によ
り検出された車両の現在位置を表す情報と案内経路を表
す情報とに基づいて、車両と案内経路との距離を算出
し、同算出した結果を制御部21に供給する。次に、制
御部21は、ステップN204にて車両の現在位置に基
づいて、車両と案内経路の距離が所定の距離以上離れて
いるすなわち再経路探索条件が成立しているか否かを判
定する。前記算出された距離が所定の距離以上離れてい
なければ、ステップN204にて「NO」と判定して、
ステップN210に進む。また、前記算出された距離が
所定の距離以上離れていれば、ステップN204にて
「YES」と判定して、ステップN206に進む。
【0034】ステップN206においては、ゾーン判定
部26が、位置検出部23により検出された車両の現在
位置を表す情報と、前記受信しRAM28に記憶されて
いる「ノンリルートゾーン」を表す情報とに基づいて、
車両が「ノンリルートゾーン」内に位置しているか否か
を判定する。車両が「ノンリルートゾーン」内に位置し
ていれば、ゾーン判定部26により「YES」と判定さ
れて、センター10の制御部11に対して再経路探索要
求を送信することなく、ステップN210に進む。
【0035】また、ステップN206において、ゾーン
判定部26により「NO」と判定されれば、制御部21
は、ステップN208にて、図8に詳細に示された再経
路探索ルーチンを実行して、センター10の制御部11
に対して案内経路を再探索するように要求し、再探索さ
れた案内経路を受信する。再経路探索ルーチンの実行
は、ステップN300にて開始され、ステップN302
にて、制御部21は、位置検出部23により検出された
車両の現在位置を表す情報と、前記ステップN12にて
入力された目的地を表す情報と、車両の現在位置から目
的地までの案内経路の再探索要求とをセンター10の制
御部11に送信する。
【0036】センター10においては、制御部11が、
ステップC300において、送受信部12を介して、前
記ナビゲーション装置20から送信された車両の現在位
置を表す情報と目的地を表す情報と再経路探索要求とを
受信するとともに、経路探索処理部13に対して、受信
した車両の現在位置から目的地までの案内経路を再経路
探索するように指示する。前記ステップC300の処理
後、ステップC302にて、経路探索処理部13は、経
路情報データベース16を用いて、車両の現在位置から
目的地までの案内経路を再探索し、同再探索された案内
経路を表す情報を制御部11に供給する。そして、ステ
ップC304にて、制御部11は、送受信部12を介し
て、ナビゲーション装置20の制御部21に対して、前
記ステップC302にて再探索された案内経路を表す情
報を送信する。
【0037】ナビゲーション装置20においては、ステ
ップN304にて、制御部21が、送受信部22を介し
て、センター10から再経路探索された案内経路を表す
情報を受信し、同受信した情報を経路情報受信処理部2
7に供給する。経路情報受信処理部27は、制御部21
より供給された同情報を経路情報データベース29に記
憶する。前記ステップN304の処理後、制御部21
は、ステップN306にて、この再経路探索ルーチンの
実行を終了する。
【0038】ふたたび、図7の経路案内ルーチンの説明
に戻ると、制御部21は、前記ステップN208の再経
路探索ルーチンの実行後、ステップN210に進む。ス
テップN210においては、案内経路を表す情報に基づ
いて、運転者に対して案内経路が案内される。次に、ス
テップN212にて、位置検出部23により検出された
車両の現在位置と目的地を表す情報とに基づいて、車両
が目的地に到着したか否かの判定が行われ、「YES」
と判定されるまで、すなわち目的地に到着するまで経路
案内は続けられる。そして、車両が目的地に到着し、
「YES」と判定されると、ステップN214にてこの
経路案内ルーチンの実行を終了する。そして、この経路
案内ルーチンの実行後、図6のステップN15にて、メ
インプログラムの実行を終了する。
【0039】次に、前記ステップN13にて、ナビゲー
ション装置20の制御部21が案内経路を表す情報のみ
を受信した場合について説明する。この場合、ナビゲー
ション装置20の制御部21は、センター10から「ノ
ンリルートゾーン」を表す情報を受信していない。この
ため、ゾーン判定部26は、車両が「ノンリルートゾー
ン」内に位置していないと判定する。すなわち、車両が
案内経路から所定の距離以上離れて、再経路探索条件が
成立すると、制御部21は、ステップN204にて、
「YES」と判定して、ステップN206に進む。ステ
ップN206においては、ゾーン判定部26は、車両が
「ノンリルートゾーン」内に位置しないと判定すなわち
「NO」と判定して、ステップN208に進む。そし
て、ステップN208において、制御部21は、上記し
たように、再経路探索ルーチンを実行して、再経路探索
された車両の現在位置から目的地までの案内経路を表す
情報を受信する。
【0040】上記説明からも理解できるように、この第
1実施形態によれば、ナビゲーション装置20は、セン
ター10に対し、出発地および目的地を表す情報を送信
すると、案内経路とともに「ノンリルートゾーン」を表
す情報を受信し、受信した「ノンリルートゾーン」を表
す情報に基づいて、車両が「ノンリルートゾーン」内に
位置するか否かを判定することができる。これにより、
車両が「ノンリルートゾーン」に位置すると判定する
と、ナビゲーション装置20はセンター10に対して再
探索要求をしない。
【0041】このため、同一の再探索経路を受信するた
めのセンター10とナビゲーション装置20間の無駄な
通信がなくなるため、無駄な通信コストをなくすことが
できる。また、「ノンリルートゾーン」を表す情報は、
センター10のゾーンデータベース17に予め記憶され
ているため、ナビゲーション装置20に予め記憶してお
く必要がなく、RAM28および経路情報データベース
29の記憶容量が小さいナビゲーション装置20であっ
ても、「ノンリルートゾーン」を表す情報を受信して同
情報を利用することができる。
【0042】b.第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態について説明する。この第
2実施形態においては、図9にて示すように、センター
10にナビゲーション装置20から送信された車両の現
在位置と、ゾーンデータベース17に予め記憶されてい
る「ノンリルートゾーン」を表す情報とに基づいて、車
両が「ノンリルートゾーン」内に位置するか否かを判定
するゾーン判定部18が設けられている。そして、上記
第1実施形態のナビゲーション装置20のゾーン判定部
26は省略されている。なお、他の部分に関しては、上
記第1実施形態と同様に構成されている。
【0043】また、この第2実施形態においては、図6
のフローチャートに示したプログラムのステップC12
からステップC15までが省略されて、図10のように
変形されている。すなわち、センター10の制御部11
は、ステップC10にてナビゲーション装置20の制御
部21から出発地および目的地を表す情報を受信すると
ともに、経路探索処理部13に対して、出発地から目的
地までの案内経路を探索するように指示する。次に、ス
テップC11において、経路探索処理部13は、センタ
ー経路情報データベース16を利用して、出発地から目
的地までの案内経路を探索し、同探索された案内経路を
表す情報を制御部11に供給する。そして、ステップC
15において、制御部11は、前記供給された案内経路
を表す情報を、送受信部12を介して、ナビゲーション
装置20の制御部21に送信する。
【0044】ナビゲーション装置20の制御部21は、
ステップN13にて、センター10の制御部11から送
信された案内経路を表す情報を受信し、同受信した情報
を経路情報受信処理部27に供給する。経路情報受信処
理部27は、供給された案内経路を表す情報を経路情報
データベース29に記憶する。続いて、ステップN14
にて、ナビゲーション装置20の制御部21は、経路案
内ルーチンを実行し、運転者に対して、案内経路を案内
する。
【0045】また、この第2実施形態における経路案内
ルーチンは、図7に示したフローチャートのステップN
206が省略されて、図11のように変形されている。
すなわち、ステップN204にて、制御部21が「YE
S」、すなわち車両の現在位置に基づいて、車両と案内
経路の距離が所定の距離以上離れており、再経路探索条
件が成立したと判定すると、ステップN208にて、制
御部21は再経路探索ルーチンを実行する。
【0046】この第2実施形態の再経路探索ルーチン
は、図12に詳細に示すように、図8のフローチャート
にステップN308およびステップC306,C308
が追加されている。すなわち、ステップC306にて、
ゾーン判定部18は、前記ステップC300の処理によ
り、供給された車両の現在位置を表す情報と、ゾーンデ
ータベース17に予め記憶されている「ノンリルートゾ
ーン」を表す情報とに基づいて、車両が「ノンリルート
ゾーン」内に位置しているか否かを判定する。車両が
「ノンリルートゾーン」内に位置していれば、ゾーン判
定部18はステップC306にて「YES」と判定しス
テップC308に進む。この場合、センター10の制御
部11は、経路探索処理部13に対して案内経路を再探
索させない。
【0047】ステップC308においては、制御部11
は、送受信部12を介して、車両の現在位置に該当する
「ノンリルートゾーン」を表す情報をナビゲーション装
置20の制御部21に送信する。ナビゲーション装置2
0においては、制御部21が、ステップN308にて、
センター10の制御部11から送信された「ノンリルー
トゾーン」を表す情報を受信するとともに、経路情報受
信処理部27に対して、受信した「ノンリルートゾー
ン」を表す情報を供給する。経路情報受信処理部27
は、供給された「ノンリルートゾーン」を表す情報をR
AM28に記憶する。これにより、ナビゲーション装置
20の制御部21は、車両の現在位置に基づいて、再経
路探索条件が成立していると判定しても、受信した「ノ
ンリルートゾーン」内に車両が位置している場合には、
センター10の制御部11に対して、案内経路の再探索
を要求しない。前記ステップN308の処理後、ステッ
プN306にてこの再経路探索ルーチンの実行を終了す
る。
【0048】また、車両が「ノンリルートゾーン」内に
位置していなければ、ゾーン判定部18は、ステップC
306にて「NO」と判定し、ステップC302に進
む。ステップC302においては、制御部11は、経路
探索処理部13に対して、車両の現在位置から目的地ま
での案内経路を再探索するように指示し、経路探索処理
部13は、案内経路を再探索する。前記ステップC30
2の処理後、ステップC304にて、制御部11は、送
受信部12を介して、再探索された案内経路を表す情報
をナビゲーション装置20の制御部21に送信する。ナ
ビゲーション装置20においては、制御部21が、ステ
ップN304にて、送受信部22を介して、前記送信さ
れた案内経路を表す情報を受信し、ステップN306に
てこの再経路探索ルーチンの実行を終了する。
【0049】上記説明からも理解できるように、この第
2実施形態によれば、センター10の制御部11は、ナ
ビゲーション装置20制御部21から車両の現在位置を
表す情報を受信し、この受信した車両の現在位置を表す
情報と「ノンリルートゾーン」を表す情報とに基づい
て、車両が「ノンリルートゾーン」内に位置するか否か
の判定をすることができる。また、センター10は、車
両が「ノンリルートゾーン」内に位置すると判定したと
きは、再探索経路を表す情報をナビゲーション装置20
に送信しない。これにより、車両が「ノンリルートゾー
ン」内に位置するときは、同一の再探索経路を受信する
ためのセンター10とナビゲーション装置20間の無駄
な通信をなくすことができるため、無駄な通信コストを
なくすができる。また、センター10にて車両が「ノン
リルートゾーン」内に位置するか否かを判定することが
できるため、ナビゲーション装置20は案内経路上の
「ノンリルートゾーン」を表す情報をセンター10より
受信して記憶しておく必要がない。このため、RAM2
8の記憶容量が小さいナビゲーション装置20であって
も適用することができる。
【0050】c.第2実施形態の第1変形例 上記第2実施形態においては、ナビゲーション装置20
にゾーン判定部26を設けず、車両の現在位置をセンタ
ー10に送信することにより、センター10にて車両が
「ノンリルートゾーン」内に位置するか否かを判定する
ように実施したが、図9にて破線で示すように、ナビゲ
ーション装置20にゾーン判定部26を設けて実施して
もよい。この場合、第2実施形態における経路案内ルー
チンは、図7に示したフローチャートとなる。このた
め、車両の現在位置に基づいて再経路探索条件が成立し
ており、制御部21が、ステップN204にて「YE
S」と判定すると、ステップN206にて、ゾーン判定
部26は、車両の現在位置が「ノンリルートゾーン」内
に位置するか否かを判定する。
【0051】ところで、この場合には、センター10か
ら「ノンリルートゾーン」を表す情報を受信していな
い。しかしながら、例えば、車両が以前に同じ出発地か
ら目的地まで移動しているときに、案内経路を逸脱し、
センター10から「ノンリルートゾーン」を表す情報を
受信している場合がある。この受信した「ノンリルート
ゾーン」を表す情報を経路情報データベース29に記憶
しておくことにより、ゾーン判定部26は、同記憶され
た情報に基づいて、判定することが可能となる。すなわ
ち、ナビゲーション装置20にゾーン判定部26を設け
ることにより、ゾーン判定部26は、以前に位置した
「ノンリルートゾーン」内に車両がふたたび位置したと
きには、経路情報データベース29に記憶した「ノンリ
ルートゾーン」を表す情報を利用することができる。こ
のため、ナビゲーション装置20は、センター10の制
御部11から「ノンリルートゾーン」を表す情報を受信
する必要がなくなり、センター10とナビゲーション装
置20の通信回数をより少なくすることができる。
【0052】d.第3実施形態 次に、上記第1実施形態の一部を変形した第3実施形態
について説明する。この第3実施形態は、上記第1実施
形態のナビゲーションシステムにおいては、センター1
0の地図情報データベース15およびセンター経路情報
データベース16に記憶されていない道路(以下、「グ
レイゾーン」という。)に位置している車両のナビゲー
ション装置20により、センター10に対して、車両の
現在位置から目的地までの再経路探索要求がされると、
センター10とナビゲーション装置20間で再経路探索
要求および再経路探索結果の送受信が繰り返し行われる
場合がある。そこで、この第3実施形態では、特定区域
としての「グレイゾーン」内であって再経路探索要求が
された地点(以下、再経路探索要求地点という。)を、
ゾーンデータベース17に記憶するようにして、再経路
探索要求地点の近傍では再経路探索を行わないようにし
たものである。
【0053】「グレイゾーン」内に存在する道路は、地
図情報データベース15およびセンター経路情報データ
ベース16に未だ記憶されていない道路である。この道
路は、例えば図13にて破線で示すように、実線で表さ
れた地図情報データベース15およびセンター経路情報
データベース16に記憶されている道路に対して、新規
に設けられた道路である。車両Xが、図13に示すよう
に、「グレイゾーン」内に位置している場合には、セン
ター10は、ナビゲーション装置20から案内経路の再
探索要求に従って案内経路を再探索しても、「グレイゾ
ーン」内の道路に関する経路情報が記憶されていないた
め、再探索された案内経路は、運転者が所望する経路が
得られない可能性が高くなる。以下、この第3実施形態
について説明するが、上記第1実施形態と同一部分につ
いての説明を省略し、上記第1実施形態と異なる部分に
ついてのみ説明する。
【0054】まず、センター10のゾーンデータベース
17に「グレイゾーン」を表す情報を記憶する方法につ
いて説明する。上記第1実施形態にて説明したように、
ナビゲーション装置20の制御部21は、車両が案内経
路から逸脱すると、センター10の制御部11に対し
て、車両の現在位置を表す情報と、目的地を表す情報
と、案内経路の再探索要求とを送信する。
【0055】センター10の制御部11は、前記送信さ
れた車両の現在位置を表す情報を受信すると、図14に
示すプログラムのステップC20にてプログラムの実行
を開始する。続いて、制御部11は、ステップC21に
て、前記受信した車両の現在位置を表す情報を経路探索
処理部13に供給するとともに、経路探索処理部13に
対して、車両の現在位置を表す情報と地図情報データベ
ース15に記憶されている地図情報とセンター経路情報
データベース16に記憶されている経路情報とを比較さ
せる。経路探索処理部13は、同各情報を比較して車両
の現在位置が地図情報データベース15に記憶されてい
る地図情報およびセンター経路情報データベース16に
記憶されている経路情報に基づいて、センター10にて
認識することができる位置にあるか否かの結果を制御部
11に供給する。前記ステップC21の処理後、制御部
11は、ステップC22にて、車両がセンター10の認
識することができる道路上にあるか否かを判定する。車
両がセンター10の認識することができる道路上にあれ
ば、制御部11は、「YES」と判定し、ステップN2
5にてプログラムの実行を終了する。この場合、車両は
センター10の認識することができる道路上にあるた
め、経路探索処理部13は、センター経路情報データベ
ース16を用いて、車両の現在位置から目的地までの案
内経路を再探索する。
【0056】また、車両がセンター10の認識すること
ができる道路上になければ、制御部11は、ステップC
22にて「NO」と判定する。次に、制御部11は、ス
テップC23にて車両の現在位置すなわち再経路探索要
求地点のうち、センター10に対して、同一の地点から
何回の再探索要求がされているかをカウントし、再経路
探索要求地点を表す情報とカウントされた回数とをセン
ター経路情報データベース16に記憶する。
【0057】次に、制御部11は、ステップC24にて
前記記憶したカウント数が所定の回数以上となっている
か否かを判定する。制御部11は、所定の回数未満であ
ると判定すると、ステップC26にてプログラムの実行
を終了する。また、制御部11は、カウント数が所定の
回数以上であると判定すると、ステップC25にて再経
路探索要求地点を表す情報をゾーンデータベース17に
記憶する。前記ステップC25の処理後、ステップC2
6にてプログラムの実行を終了する。
【0058】この第3実施形態においては、図6のステ
ップC12,C13,C15およびステップN13が、
図15のステップC12’,C13’,C15’および
ステップN13’のように変形されている。すなわち、
ステップC12’において、経路探索処理部13は、ス
テップC11にて探索した出発地から目的地までの案内
経路上の「ノンリルートゾーン」および「グレイゾー
ン」を探索する。具体的には、経路探索処理部13は、
案内経路を表す情報とゾーンデータベース17に予め記
憶されている「ノンリルートゾーン」および「グレイゾ
ーン」を表す情報とに基づいて、出発地から目的地まで
の案内経路に接続している「ノンリルートゾーン」およ
び「グレイゾーン」を探索し、探索された「ノンリルー
トゾーン」および「グレイゾーン」を表す情報を制御部
11に供給する。
【0059】次に、制御部11は、ステップC13’に
て案内経路上に「ノンリルートゾーン」および「グレイ
ゾーン」が存在するか否かを判定する。すなわち、前記
経路探索処理部13により案内経路上に「ノンリルート
ゾーン」および「グレイゾーン」のいずれも探索されて
いなければ、制御部11は「NO」と判定して、ステッ
プC14に進む。
【0060】また、前記経路探索処理部13により、案
内経路上に「ノンリルートゾーン」および「グレイゾー
ン」のうち少なくとも一方が探索されていれば、制御部
11は、ステップC13’にて「YES」と判定して、
ステップC15’に進む。ステップC15’において
は、制御部11は、経路情報送信処理部14に対して、
前記経路探索処理部13により探索された出発地から目
的地までの案内経路を表す情報と、前記経路探索処理部
13により探索された案内経路上の「ノンリルートゾー
ン」表す情報および「グレイゾーン」を表す情報とを供
給する。経路情報送信処理部14は、制御部11から供
給された出発地から目的地までの案内経路と案内経路上
の「ノンリルートゾーン」を表す情報および「グレイゾ
ーン」表す情報とを併せて、ナビゲーション装置20に
送信することができるように、例えば、それぞれの情報
を識別するための識別情報を付加する。ステップC1
5’の処理後、ステップC16に進む。
【0061】また、ナビゲーション装置20において
は、制御部21は、送受信部22を介して、ステップN
13’にて案内経路を表す情報と、「ノンリルートゾー
ン」および「グレイゾーン」を表す情報とを併せた情報
を受信して経路情報受信処理部27に供給する。経路情
報受信処理部27は、前記ステップC16にて、同情報
のそれぞれに付加された識別情報に基づいて、「ノンリ
ルートゾーン」および「グレイゾーン」を表す情報をR
AM28に記憶し、案内経路を表す情報を経路情報デー
タベース29に記憶する。
【0062】この第3実施形態においては、図7の経路
案内ルーチンのステップN206が、図16のステップ
N206’に変更されている。すなわち、ステップN2
06’にて、ナビゲーション装置20のゾーン判定部2
6は、車両の現在位置を表す情報と、前記ステップN1
3’にて受信した「ノンリルートゾーン」を表す情報お
よび「グレイゾーン」を表す情報とに基づいて、車両が
「ノンリルートゾーン」または「グレイゾーン」に位置
しているか否かを判定する。
【0063】なお、前記ステップC25において、ゾー
ンデータベース17に再経路探索要求地点を記憶するこ
とに加えて、同探索要求地点における車両の方位を併せ
て記憶するようにしてもよい。これにより、記憶された
車両の方位に基づいて、例えば、道路が一方通行である
と判断される場合には、ナビゲーション装置20に対し
て、「グレイゾーン」を表す情報に加えて同道路の情報
を提供することができる。
【0064】この第3実施形態においては、ナビゲーシ
ョン装置20は、センター10に対し、出発地および目
的地を表す情報を送信すると、案内経路とともに該当す
る「ノンリルートゾーン」および「グレイゾーン」を表
す情報を受信して、車両が「ノンリルートゾーン」およ
び「グレイゾーン」内に位置するか否かを判定すること
ができる。これにより、車両が「ノンリルートゾーン」
に位置すると判定すると、ナビゲーション装置20はセ
ンター10に対して再探索要求をしない。
【0065】このため、同一の再探索経路を受信するた
めのセンター10とナビゲーション装置20間の無駄な
通信がなくなるため、無駄な通信コストをなくすことが
できる。また、「グレイゾーン」は、車両のナビゲーシ
ョン装置20からセンター10への再探索要求に応じて
作成されるため、センター10に予め記憶されていない
「グレイゾーン」であっても、センター10は「グレイ
ゾーン」を追加して記憶することができる。このため、
ナビゲーション装置20を利用する運転者に対して、
「グレイゾーン」を好適に提供することができる。
【0066】e.第4実施形態 次に、上記第2実施形態の一部を変形した第4実施形態
について説明する。この第4実施形態においては、図1
2の再経路探索ルーチンのステップC306,C308
およびステップN308が、図17に示すように、ステ
ップC306’,C308’およびステップN308’
のように変形されている。すなわち、ステップC30
6’においては、ゾーン判定部18は、車両の現在位置
を表す情報と、ゾーンデータベース17に記憶されてい
る「ノンリルートゾーン」を表す情報および上記第3実
施形態にて説明したように、ゾーンデータベース17に
記憶された「グレイゾーン」を表す情報とに基づいて、
車両が「ノンリルートゾーン」または「グレイゾーン」
内に位置しているか否かを判定する。車両が「ノンリル
ートゾーン」または「グレイゾーン」内に位置している
と判定されると、制御部11は、送受信部12を介し
て、ステップC308’にて、車両の現在位置に該当す
る「ノンリルートゾーン」を表す情報または「グレイゾ
ーン」を表す情報をナビゲーション装置20の制御部2
1に送信する。
【0067】ナビゲーション装置20においては、制御
部21は、前記センター10の制御部11から送信され
た「ノンリルートゾーン」を表す情報または「グレイゾ
ーン」を表す情報を受信し、同受信した「ノンリルート
ゾーン」を表す情報または「グレイゾーン」を表す情報
を経路情報受信処理部27に供給する。経路情報受信処
理部27は、供給された「ノンリルートゾーン」を表す
情報または「グレイゾーン」を表す情報をRAM28に
記憶する。
【0068】この第4実施形態においては、センター1
0の制御部11は、ナビゲーション装置20制御部21
から車両の現在位置を表す情報を受信し、この受信した
車両の現在位置を表す情報と「ノンリルートゾーン」ま
たは「グレイゾーン」を表す情報とに基づいて、車両が
「ノンリルートゾーン」または「グレイゾーン」内に位
置するか否かの判定をすることができる。また、センタ
ー10の制御部11は、車両が「ノンリルートゾーン」
または「グレイゾーン」内に位置すると判定したとき
は、再探索経路を表す情報をナビゲーション装置20に
送信しない。これにより、車両が「ノンリルートゾー
ン」または「グレイゾーン」内に位置するときは、同一
の再探索経路を受信するためのセンター10とナビゲー
ション装置20間の無駄な通信をなくすことができるた
め、無駄な通信コストをなくすができる。また、センタ
ー10にて車両が「ノンリルートゾーン」または「グレ
イゾーン」内に位置するか否かを判定することができる
ため、ナビゲーション装置20は案内経路上の「ノンリ
ルートゾーン」または「グレイゾーン」を表す情報をセ
ンター10より受信して記憶しておく必要がない。この
ため、RAM28の記憶容量が小さいナビゲーション装
置20であっても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態および第3実施形態に
係るナビゲーションシステムの概略ブロック図である。
【図2】 駐車場内に存在するノンリルートゾーンを説
明する概略図である。
【図3】 (A)(B)は単純な形状のノンリルートゾ
ーンを指定する方法を示す概略図である。
【図4】 (A)(B)は単純な形状のノンリルートゾ
ーンを指定する方法を示す概略図である。
【図5】 ノンリルートゾーンの内外判定を説明する概
略図である。
【図6】 図1のセンターおよびナビゲーション装置に
て実行される第1実施形態に係るプログラムのフローチ
ャートである。
【図7】 図6のナビゲーション装置にて実行される第
1実施形態に係るプログラムの経路案内ルーチンを詳細
に示すフローチャートである。
【図8】 図6のナビゲーション装置にて実行される第
1実施形態に係るプログラムの再経路探索ルーチンを詳
細に示すフローチャートである。
【図9】 本発明の第2実施形態および第4実施形態に
係るナビゲーションシステムの概略ブロック図である。
【図10】 図9のセンターおよびナビゲーション装置
にて実行される第2実施形態に係るプログラムのフロー
チャートである。
【図11】 図10のナビゲーション装置にて実行され
る第2実施形態に係るプログラムの経路案内ルーチンを
詳細に示すフローチャートである。
【図12】 図10のナビゲーション装置にて実行され
る第2実施形態に係るプログラムの再経路探索ルーチン
を詳細に示すフローチャートである。
【図13】 グレイゾーンを説明するための概略図であ
る。
【図14】 図1および図9のセンターにて実行される
第3実施形態および第4実施形態に係るプログラムのフ
ローチャートである。
【図15】 図1のセンターおよびナビゲーション装置
にて実行される第3実施形態に係るプログラムのフロー
チャートである。
【図16】 図15のナビゲーション装置にて実行され
る第3実施形態に係るプログラムの経路案内ルーチンを
詳細に示すフローチャートである。
【図17】 図10のナビゲーション装置にて実行され
る第4実施形態に係るプログラムの再経路探索ルーチン
を詳細に示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…センター、11…制御部、13…経路探索処理
部、15…地図情報データベース、16…経路情報デー
タベース、17…ゾーンデータベース、18…ゾーン判
定部、20…ナビゲーション装置、21…制御部、25
…再経路探索判定部、26…ゾーン判定部、28…RA
M、29…経路情報データベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB22 HB25 HC08 HD03 HD13 HD16 HD26 2F029 AA02 AB01 AB07 AB09 AB13 AC02 AC08 AC13 5H180 AA01 BB04 BB05 FF04 FF05 FF13 FF14 FF22 FF27

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両側に設けた経路案内装置から出発地お
    よび目的地を表す情報をセンターに送信し、センターに
    て、前記経路案内装置からの出発地および目的地を表す
    情報を受信し、前記受信した出発地から目的地までの案
    内経路を探索して、同探索結果を表すセンター探索経路
    を前記経路案内装置に送信し、 前記経路案内装置にて、前記送信されたセンター探索経
    路情報を受信して、同センター探索経路情報と車両の現
    在位置とに基づいて出発地から目的地までの経路を案内
    する経路案内方法において、 前記センター探索経路情報と車両の現在位置とにより車
    両が前記センター探索経路情報により表された経路から
    逸脱したことを検出し、 前記経路の逸脱が検出されたとき、車両が前記案内経路
    に復帰すべき予め決められた特定区域に位置するか否か
    を判定し、 車両が前記特定区域に位置しないと判定されたときセン
    ターにて案内経路を再探索して、同再探索経路を表す情
    報を前記車両側に設けた経路案内装置に送信し、車両が
    前記特定区域に位置すると判定されたとき前記再探索経
    路を表す情報を送信しないようにしたことを特徴とする
    経路案内方法。
  2. 【請求項2】車両側に設けた経路案内装置から出発地お
    よび目的地を表す情報をセンターに送信し、センターに
    て、前記経路案内装置からの出発地および目的地を表す
    情報を受信し、前記受信した出発地から目的地までの案
    内経路を探索して、同探索結果を表すセンター探索経路
    を前記経路案内装置に送信し、 前記経路案内装置にて、前記送信されたセンター探索経
    路情報を受信して、同センター探索経路情報と車両の現
    在位置とに基づいて出発地から目的地までの経路を案内
    する経路案内方法において、 センターは、前記センター探索経路情報と共に、車両が
    前記案内経路に復帰すべき予め決められた特定区域を表
    す特定区域情報を車両側に設けた経路案内装置に送信
    し、 前記車両側に設けた経路案内装置は、前記センターから
    送信されたセンター探索経路情報の受信時に前記特定区
    域情報も併せて受信し、車両の現在位置と前記受信した
    センター探索経路情報とにより車両が前記センター探索
    経路情報により表された経路から逸脱したことを検出
    し、前記経路の逸脱が検出されたとき、前記受信した特
    定区域情報と車両の現在位置とに基づいて、車両が前記
    特定区域に位置するか否かを判定し、 車両が前記特定区域に位置しないと判定されたときセン
    ターに対して案内経路の再探索を要求し、車両が前記特
    定区域に位置すると判定されたときセンターに対して案
    内経路の再探索を要求しないようにしたことを特徴とす
    る経路案内方法。
  3. 【請求項3】車両側に設けた経路案内装置から出発地お
    よび目的地を表す情報をセンターに送信し、センターに
    て、前記経路案内装置からの出発地および目的地を表す
    情報を受信し、前記受信した出発地から目的地までの案
    内経路を探索して、同探索結果を表すセンター探索経路
    を前記経路案内装置に送信し、 前記経路案内装置にて、前記送信されたセンター探索経
    路情報を受信して、同センター探索経路情報と車両の現
    在位置とに基づいて出発地から目的地までの経路を案内
    する経路案内方法において、 車両側に設けた経路案内装置は、車両の現在位置と前記
    受信したセンター探索経路情報とにより車両が前記セン
    ター探索経路情報により表された経路から逸脱したこと
    を検出し、前記経路の逸脱が検出されたとき、車両の現
    在位置を表す情報をセンターに送信し、 センターは、前記送信された車両の現在位置を表す情報
    を受信し、同車両の現在位置を表す情報と車両が前記案
    内経路に復帰すべき予め決められた特定区域を表す特定
    区域情報とに基づいて車両が前記特定区域に位置するか
    否かを判定し、車両が前記特定区域に位置しないと判定
    されたとき案内経路を再探索して、同再探索経路を表す
    情報を前記車両側に設けた経路案内装置に送信し、車両
    が前記特定区域に位置すると判定されたとき前記再探索
    経路を表す情報を送信しないようにしたことを特徴とす
    る経路案内方法。
  4. 【請求項4】前記特定区域情報は、センターに予め記憶
    されているものである前記請求項1ないし請求項3に記
    載したいずれか一つの経路案内方法。
  5. 【請求項5】前記特定区域情報は、車両に設けた経路案
    内装置からセンターへの再探索要求に応じて作成される
    ものである前記請求項1ないし請求項4に記載したいず
    れか一つの経路案内方法。
  6. 【請求項6】センターにより探索されて出発地から目的
    地までの案内経路を表すセンター探索経路情報をセンタ
    ーから入手して記憶しておき、同記憶したセンター探索
    経路情報に基づいて経路案内を行う車両の経路案内装置
    において、 車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、 前記現在位置検出手段により検出された現在位置と前記
    記憶したセンター探索経路情報とにより車両が前記セン
    ター探索経路情報により表された経路から逸脱したこと
    を検出する逸脱検出手段と、 前記逸脱検出手段により車両が前記センター探索経路情
    報により表された経路から逸脱したことが検出されたと
    き、車両が前記案内経路に復帰すべき予め決められた特
    定区域に位置するか否かを認識する特定区域認識手段と
    を設け、 前記特定区域認識手段により車両が前記特定区域に位置
    しないと認識されたときセンターに対して案内経路の再
    探索を要求し、前記特定区域認識手段により車両が前記
    特定区域に位置すると認識されたときセンターに対して
    案内経路の再探索を要求しないようにしたことを特徴と
    する車両の経路案内装置。
  7. 【請求項7】前記請求項6に記載した車両の経路案内装
    置において、 前記センター探索経路情報の入手時に前記特定区域を表
    す特定区域情報も併せて入手するとともに記憶してお
    き、 前記特定区域認識手段を、前記記憶した特定区域情報と
    前記検出された車両の現在位置とに基づいて、車両が前
    記特定区域に位置するか否かを認識するように構成した
    ことを特徴とする車両の経路案内装置。
  8. 【請求項8】センターにより探索されて出発地から目的
    地までの案内経路を表すセンター探索経路情報をセンタ
    ーから入手して記憶しておき、同記憶したセンター探索
    経路情報に基づいて経路案内を行う車両の経路案内装置
    において、 車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、 前記現在位置検出手段により検出された現在位置と前記
    記憶したセンター探索経路情報とにより車両が前記セン
    ター探索経路情報により表された経路から逸脱したこと
    を検出する逸脱検出手段と、 前記逸脱検出手段により車両が前記センター探索経路情
    報により表された経路から逸脱したことが検出されたと
    き、前記現在位置検出手段によって検出された車両の現
    在位置を表す情報をセンターに送信し、前記送信された
    車両の現在位置を表す情報と車両が前記案内経路に復帰
    すべき特定区域を表す特定区域情報とに基づいて、セン
    ターにより判定されて車両が前記特定区域に位置するこ
    とを表す判定情報を受信する特定区域受信手段とを設
    け、 前記特定区域受信手段により車両が前記特定区域に位置
    することを表す情報が受信されたときセンターに対して
    案内経路の再探索を要求しないようにしたことを特徴と
    する車両の経路案内装置。
  9. 【請求項9】前記特定区域情報は、センターに予め記憶
    されているものである前記請求項6ないし請求項8に記
    載したいずれか一つの車両の経路案内装置。
  10. 【請求項10】前記特定区域情報は、車両に設けた経路
    案内装置からセンターへの再探索要求に応じて作成され
    るものである前記請求項6ないし請求項9に記載したい
    ずれか一つの車両の経路案内装置。
  11. 【請求項11】出発地および目的地を表す情報を車両か
    ら受信して、前記受信した出発地から目的地までの案内
    経路を探索し、同探索された案内経路を表す情報を車両
    に送信するセンターにおいて、車両が前記案内経路から
    逸脱したとき、車両の現在位置を表す情報を車両から受
    信して、同受信した車両の現在位置を表す情報と車両が
    前記案内経路に復帰すべき予め決められた特定区域を表
    す特定区域情報とに基づいて、車両が前記特定区域に位
    置するか否かを判定する特定区域判定手段と、 前記特定区域判定手段により車両が前記特定区域に位置
    しないと判定されたとき案内経路を再探索して、同再探
    索経路を表す情報を車両に送信し、前記特定区域判定手
    段により車両が前記特定区域に位置すると判定されたと
    き前記再探索経路を表す情報を車両に送信しない再探索
    経路送信手段とを設けたことを特徴とするセンター。
  12. 【請求項12】出発地および目的地を表す情報を車両か
    ら受信して、前記受信した出発地から目的地までの案内
    経路を探索し、同探索された案内経路を表す情報を車両
    に送信するセンターにおいて、 車両が前記案内経路に復帰すべき予め決められた特定区
    域を表す特定区域情報を探索する特定区域探索手段と、 前記特定区域探索手段により探索された特定区域情報と
    前記案内経路を表す情報とを併せて車両に送信する探索
    経路送信手段とを設けたことを特徴とするセンター。
  13. 【請求項13】前記特定区域情報を予め記憶した前記請
    求項11または前記請求項12に記載したセンター。
  14. 【請求項14】前記特定区域情報は、車両に設けた経路
    案内装置からセンターへの再探索要求に応じて作成され
    るものである前記請求項11または前記請求項13に記
    載したセンター。
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