JP2003042743A - 可撓性膜堰の堰高さ検出方法、その堰高さ検出装置及び可撓性膜堰 - Google Patents
可撓性膜堰の堰高さ検出方法、その堰高さ検出装置及び可撓性膜堰Info
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- JP2003042743A JP2003042743A JP2001233591A JP2001233591A JP2003042743A JP 2003042743 A JP2003042743 A JP 2003042743A JP 2001233591 A JP2001233591 A JP 2001233591A JP 2001233591 A JP2001233591 A JP 2001233591A JP 2003042743 A JP2003042743 A JP 2003042743A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コストで且つ確実に可撓性膜の堰高さを検
出でき、しかも修理や保全管理等も容易な可撓性膜堰の
堰高さ検出方法及びその堰高さ検出装置と、この堰高さ
検出装置を備えた可撓性膜堰を得る。 【解決手段】 可撓性膜12の内面の複数の所定位置
に、傾斜計42が取り付けられる。傾斜計42で測定さ
れた傾斜角度のデータから、演算装置44において演算
を行って可撓性膜12の形状を推定し、可撓性膜堰10
の堰高さHを算出する。
出でき、しかも修理や保全管理等も容易な可撓性膜堰の
堰高さ検出方法及びその堰高さ検出装置と、この堰高さ
検出装置を備えた可撓性膜堰を得る。 【解決手段】 可撓性膜12の内面の複数の所定位置
に、傾斜計42が取り付けられる。傾斜計42で測定さ
れた傾斜角度のデータから、演算装置44において演算
を行って可撓性膜12の形状を推定し、可撓性膜堰10
の堰高さHを算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可撓性膜堰の堰高
さ検出方法、その堰高さ検出装置及び可撓性膜堰に関
し、さらに詳しくは、供給により起立し流体の排出によ
り倒伏する可撓性膜により構成され、河川等の堰として
使用される可撓性膜堰と、この可撓性膜堰の堰高さを検
出するための堰高さ検出方法及び堰高さ検出装置に関す
る。
さ検出方法、その堰高さ検出装置及び可撓性膜堰に関
し、さらに詳しくは、供給により起立し流体の排出によ
り倒伏する可撓性膜により構成され、河川等の堰として
使用される可撓性膜堰と、この可撓性膜堰の堰高さを検
出するための堰高さ検出方法及び堰高さ検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】川底等に設置される河川の堰としては、
例えば、金属製のゲートを上下させて水の流路を開閉す
るいわゆる「鉄ゲート」が広く使用されているが、近年
では、可撓性膜堰も広く使用されている。可撓性膜堰
は、川底等に可撓性膜が設置されて構成されており、流
体(空気や水等)が供給されることにより可撓性膜が起
立して河川等を閉塞する。そして、流体が排出されると
倒伏して河川等を開放する。
例えば、金属製のゲートを上下させて水の流路を開閉す
るいわゆる「鉄ゲート」が広く使用されているが、近年
では、可撓性膜堰も広く使用されている。可撓性膜堰
は、川底等に可撓性膜が設置されて構成されており、流
体(空気や水等)が供給されることにより可撓性膜が起
立して河川等を閉塞する。そして、流体が排出されると
倒伏して河川等を開放する。
【0003】これらの堰では、流量調整等の目的のため
に、その高さを検出する必要がある。上記した鉄ゲート
ではこの高さの検出が容易であるが、可撓性膜堰につい
ては堰高さの検出が難しく、種々の提案がされている。
に、その高さを検出する必要がある。上記した鉄ゲート
ではこの高さの検出が容易であるが、可撓性膜堰につい
ては堰高さの検出が難しく、種々の提案がされている。
【0004】例えば、特開平62−12124号公報に
は、図6に示すように、半導体レーザー112と、この
半導体レーザー112から一定距離Lをおいて設置され
た受光レンズ114及び半導体位置検出素子116を備
えた可撓性膜堰の堰高測定装置110が開示されてい
る。この堰高測定装置110では、半導体レーザー11
2から射出されたレーザー光120がゴム堰118の内
面の1点で散乱し、一部が半導体位置検出素子116に
照射されるため、散乱光の結像位置を読み取り、三角測
量方式によって上記の点の高さを算出する。
は、図6に示すように、半導体レーザー112と、この
半導体レーザー112から一定距離Lをおいて設置され
た受光レンズ114及び半導体位置検出素子116を備
えた可撓性膜堰の堰高測定装置110が開示されてい
る。この堰高測定装置110では、半導体レーザー11
2から射出されたレーザー光120がゴム堰118の内
面の1点で散乱し、一部が半導体位置検出素子116に
照射されるため、散乱光の結像位置を読み取り、三角測
量方式によって上記の点の高さを算出する。
【0005】しかし、この堰高測定装置110では、半
導体レーザー112、受光レンズ114及び半導体位置
検出素子116等の高額な光学精密機器が必要となる。
また、これらの機器を正確に作動させるために、除湿等
によって膜内環境を一定に保たなければならず、高いコ
ストを要する。
導体レーザー112、受光レンズ114及び半導体位置
検出素子116等の高額な光学精密機器が必要となる。
また、これらの機器を正確に作動させるために、除湿等
によって膜内環境を一定に保たなければならず、高いコ
ストを要する。
【0006】さらに、これらの光学機器はゴム堰118
の内部に配置しなければならないので、修理や保全管理
が困難となっている。
の内部に配置しなければならないので、修理や保全管理
が困難となっている。
【0007】これに対し、特開平62−150113号
公報には、図7に示すように、一定間隔で配置された複
数組の計測器本体142から巻取り巻戻し可能に可撓性
長尺体144が巻き回された可撓性膜堰の堰高測定装置
140が開示されている。可撓性長尺体144の先端は
ゴム堰146の内壁面の特定点に固着されており、可撓
性長尺体144の繰り出し長さから、特定点と計測器本
体142とで構成される三角形の3辺hの長さが分かる
ので、ゴム堰146の堰高が測定される。
公報には、図7に示すように、一定間隔で配置された複
数組の計測器本体142から巻取り巻戻し可能に可撓性
長尺体144が巻き回された可撓性膜堰の堰高測定装置
140が開示されている。可撓性長尺体144の先端は
ゴム堰146の内壁面の特定点に固着されており、可撓
性長尺体144の繰り出し長さから、特定点と計測器本
体142とで構成される三角形の3辺hの長さが分かる
ので、ゴム堰146の堰高が測定される。
【0008】しかし、この堰高測定装置140では、ゴ
ム堰146の内部に可撓性長尺体144を配置している
ので、ゴム堰146の起立倒伏を繰り返すと、可撓性長
尺体144が絡み合い、正確に堰高さを測定できないこ
とがある。
ム堰146の内部に可撓性長尺体144を配置している
ので、ゴム堰146の起立倒伏を繰り返すと、可撓性長
尺体144が絡み合い、正確に堰高さを測定できないこ
とがある。
【0009】しかも、この堰高測定装置140も図6に
示した堰高測定装置110と同様、計測器本体142は
可撓性長尺体144をゴム堰146の内部に配置しなけ
ればならないため、修理や保全管理が困難となってい
る。
示した堰高測定装置110と同様、計測器本体142は
可撓性長尺体144をゴム堰146の内部に配置しなけ
ればならないため、修理や保全管理が困難となってい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、低コストで且つ確実に可撓性膜の堰高さを検出で
き、しかも修理や保全管理等も容易な可撓性膜堰の堰高
さ検出方法及びその堰高さ検出装置と、この堰高さ検出
装置を備えた可撓性膜堰を得ることを課題とする。
慮し、低コストで且つ確実に可撓性膜の堰高さを検出で
き、しかも修理や保全管理等も容易な可撓性膜堰の堰高
さ検出方法及びその堰高さ検出装置と、この堰高さ検出
装置を備えた可撓性膜堰を得ることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、流体の供給により起立し流体の排出により倒伏する
可撓性膜により構成された可撓性膜堰の堰高さを検出す
る堰高さ検出方法であって、前記可撓性膜が起立した状
態で可撓性膜の特定位置での傾斜角度を測定する傾斜角
度測定工程と、前記傾斜角度測定工程によって得られた
可撓性膜の特定位置での傾斜角度から可撓性膜の高さを
演算する演算工程と、を有することを特徴とする。
は、流体の供給により起立し流体の排出により倒伏する
可撓性膜により構成された可撓性膜堰の堰高さを検出す
る堰高さ検出方法であって、前記可撓性膜が起立した状
態で可撓性膜の特定位置での傾斜角度を測定する傾斜角
度測定工程と、前記傾斜角度測定工程によって得られた
可撓性膜の特定位置での傾斜角度から可撓性膜の高さを
演算する演算工程と、を有することを特徴とする。
【0012】この可撓性膜堰の堰高さ検出方法によって
堰高さを検出するには、可撓性膜が起立した状態で、ま
ず、傾斜角度測定工程により、可撓性膜の特定位置での
傾斜角度を測定する。次に、演算工程で、測定された傾
斜角度から可撓性膜の形状を特定し、可撓性膜の高さ、
すなわち可撓性膜堰の堰高さを演算する。
堰高さを検出するには、可撓性膜が起立した状態で、ま
ず、傾斜角度測定工程により、可撓性膜の特定位置での
傾斜角度を測定する。次に、演算工程で、測定された傾
斜角度から可撓性膜の形状を特定し、可撓性膜の高さ、
すなわち可撓性膜堰の堰高さを演算する。
【0013】傾斜角度測定工程による傾斜角度の測定
は、例えば加速度計やクリノメータ等の汎用の傾斜計を
使用できるので、コスト高を招くことがない。可撓性膜
の内部に従来のような可撓性長尺体を配置する必要もな
いので、可撓性膜の起立及び倒伏を繰り返しても傾斜角
度の測定が困難になったり誤差が生じたりすることがな
い。このため、長期にわたって確実に、堰高さを検出す
ることが可能となる。これらの傾斜計の修理や保守管理
も容易になる。
は、例えば加速度計やクリノメータ等の汎用の傾斜計を
使用できるので、コスト高を招くことがない。可撓性膜
の内部に従来のような可撓性長尺体を配置する必要もな
いので、可撓性膜の起立及び倒伏を繰り返しても傾斜角
度の測定が困難になったり誤差が生じたりすることがな
い。このため、長期にわたって確実に、堰高さを検出す
ることが可能となる。これらの傾斜計の修理や保守管理
も容易になる。
【0014】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記傾斜角度測定工程において、少
なくとも3箇所で可撓性膜の傾斜角度を測定することを
特徴とする。
載の発明において、前記傾斜角度測定工程において、少
なくとも3箇所で可撓性膜の傾斜角度を測定することを
特徴とする。
【0015】このように、少なくとも3箇所での可撓性
膜の傾斜角度を測定することで、より正確に堰高さを検
出可能となる。
膜の傾斜角度を測定することで、より正確に堰高さを検
出可能となる。
【0016】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記傾斜角度測定工程において、前
記可撓性膜が起立した状態で特定の周方向断面において
可撓性膜の傾斜角度を測定することを特徴とする。
載の発明において、前記傾斜角度測定工程において、前
記可撓性膜が起立した状態で特定の周方向断面において
可撓性膜の傾斜角度を測定することを特徴とする。
【0017】この場合、例えば、可撓性膜が起立した状
態で特定の周方向断面として断面2次元を仮定する。そ
して、この周方向断面において、3箇所で可撓性膜の傾
斜角度を測定することにより、仮定された2次元断面の
形状を正確に演算できるので、堰高さの数値としてもよ
り正確なものを得ることができる。
態で特定の周方向断面として断面2次元を仮定する。そ
して、この周方向断面において、3箇所で可撓性膜の傾
斜角度を測定することにより、仮定された2次元断面の
形状を正確に演算できるので、堰高さの数値としてもよ
り正確なものを得ることができる。
【0018】請求項4に記載の発明では、流体の供給に
より起立し流体の排出により倒伏する可撓性膜により構
成された可撓性膜堰の堰高さを検出する堰高さ検出装置
であって、前記可撓性膜の特定位置に配置され可撓性膜
の傾斜角度を測定する傾斜角度測定装置と、前記可撓性
膜の起立状態で前記傾斜角度測定装置によって測定され
た可撓性膜の特定位置での傾斜角度から可撓性膜の高さ
を演算する演算装置と、を有することを特徴とする。
より起立し流体の排出により倒伏する可撓性膜により構
成された可撓性膜堰の堰高さを検出する堰高さ検出装置
であって、前記可撓性膜の特定位置に配置され可撓性膜
の傾斜角度を測定する傾斜角度測定装置と、前記可撓性
膜の起立状態で前記傾斜角度測定装置によって測定され
た可撓性膜の特定位置での傾斜角度から可撓性膜の高さ
を演算する演算装置と、を有することを特徴とする。
【0019】この可撓性膜堰の堰高さ検出装置を使用し
て堰高さを検出するには、可撓性膜が起立した状態で、
まず、傾斜角度測定装置により、可撓性膜の特定位置で
の傾斜角度を測定する。次に、測定された傾斜角度か
ら、演算装置により可撓性膜の形状を特定し、可撓性膜
の高さ、すなわち可撓性膜堰の堰高さを演算する。
て堰高さを検出するには、可撓性膜が起立した状態で、
まず、傾斜角度測定装置により、可撓性膜の特定位置で
の傾斜角度を測定する。次に、測定された傾斜角度か
ら、演算装置により可撓性膜の形状を特定し、可撓性膜
の高さ、すなわち可撓性膜堰の堰高さを演算する。
【0020】傾斜角度測定装置としては、例えば加速度
計やクリノメータ等の汎用の傾斜計を使用できるので、
コスト高を招くことがない。可撓性膜の内部に従来のよ
うな可撓性長尺体を配置する必要もないので、可撓性膜
の起立及び倒伏を繰り返しても傾斜角度の測定が困難に
なったり誤差が生じたりすることがない。このため、長
期にわたって確実に、堰高さを検出することが可能とな
る。これらの傾斜計の修理や保守管理も容易になる。
計やクリノメータ等の汎用の傾斜計を使用できるので、
コスト高を招くことがない。可撓性膜の内部に従来のよ
うな可撓性長尺体を配置する必要もないので、可撓性膜
の起立及び倒伏を繰り返しても傾斜角度の測定が困難に
なったり誤差が生じたりすることがない。このため、長
期にわたって確実に、堰高さを検出することが可能とな
る。これらの傾斜計の修理や保守管理も容易になる。
【0021】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記傾斜角度測定装置が、前記可撓
性膜の互いに異なる位置で複数設けられていることを特
徴とする。
載の発明において、前記傾斜角度測定装置が、前記可撓
性膜の互いに異なる位置で複数設けられていることを特
徴とする。
【0022】これにより、可撓性膜の異なる2箇所での
傾斜角度を測定できるので、より正確に堰高さを検出可
能となる。
傾斜角度を測定できるので、より正確に堰高さを検出可
能となる。
【0023】請求項6に記載の発明では、請求項4又は
請求項5に記載の発明において、前記傾斜角度測定装置
が、前記可撓性膜の特定位置での重力の特定方向成分を
測定可能な加速度計とされていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明において、前記傾斜角度測定装置
が、前記可撓性膜の特定位置での重力の特定方向成分を
測定可能な加速度計とされていることを特徴とする。
【0024】このように加速度計を使用することで、低
コストで傾斜角度測定装置を構成できる。
コストで傾斜角度測定装置を構成できる。
【0025】請求項7に記載の発明では、請求項4〜請
求項6のいずれかに記載の発明において、前記傾斜角度
測定装置が、前記可撓性膜において想定された二次元断
面の少なくとも3箇所に配置されていることを特徴とす
る。
求項6のいずれかに記載の発明において、前記傾斜角度
測定装置が、前記可撓性膜において想定された二次元断
面の少なくとも3箇所に配置されていることを特徴とす
る。
【0026】このように可撓性膜が起立した状態で特定
のの周方向断面として断面2次元を仮定すると、この形
状は、実際の可撓性膜の断面形状に近い形状となる。傾
斜角度は、この二次元断面の少なくとも3箇所に配置さ
れているので、これら3箇所で可撓性膜の傾斜角度を測
定することにより、仮定された2次元断面の形状も正確
に演算できる。これにより、堰高さの数値としてより正
確なものを得ることができる。
のの周方向断面として断面2次元を仮定すると、この形
状は、実際の可撓性膜の断面形状に近い形状となる。傾
斜角度は、この二次元断面の少なくとも3箇所に配置さ
れているので、これら3箇所で可撓性膜の傾斜角度を測
定することにより、仮定された2次元断面の形状も正確
に演算できる。これにより、堰高さの数値としてより正
確なものを得ることができる。
【0027】請求項8に記載の発明では、流体の供給に
より起立し流体の排出により倒伏する可撓性膜により構
成された可撓性膜堰であって、請求項4〜請求項7のい
ずれかに記載の可撓性膜堰の堰高さ検出装置を備えてい
ることを特徴とする。
より起立し流体の排出により倒伏する可撓性膜により構
成された可撓性膜堰であって、請求項4〜請求項7のい
ずれかに記載の可撓性膜堰の堰高さ検出装置を備えてい
ることを特徴とする。
【0028】この可撓性膜堰は、可撓性膜の内部に流体
を供給することにより起立するので、河川等をせき止め
ることができる。また、河川等をせき止める必要がない
場合には、可撓性膜堰は、可撓性膜の内部の流体を排出
することにより倒伏させることができる。
を供給することにより起立するので、河川等をせき止め
ることができる。また、河川等をせき止める必要がない
場合には、可撓性膜堰は、可撓性膜の内部の流体を排出
することにより倒伏させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1及び図2には、本発明の一実
施形態に係る可撓性膜堰の堰高さ検出装置(以下、単に
「堰高さ検出装置」と略す)40を備えた可撓性膜堰1
0が示されている。なお、図1にでは、図面左側を河川
の上流としており、この河川の水流が、可撓性膜堰10
によって堰き止められた状態を示している。
施形態に係る可撓性膜堰の堰高さ検出装置(以下、単に
「堰高さ検出装置」と略す)40を備えた可撓性膜堰1
0が示されている。なお、図1にでは、図面左側を河川
の上流としており、この河川の水流が、可撓性膜堰10
によって堰き止められた状態を示している。
【0030】図1に示すように、可撓性膜堰10の可撓
性膜12は、上面側部片12Aと、下面側部片12Bと
で構成されている。上面側部片12A及び下面側部片1
2Bはそれぞれ、弾性体(例えばゴム、合成樹脂)の内
部に綿、合成繊維等からなる1枚または複数枚の織布ま
たは繊維コード等よりなる補強層を含んだものである
が、これら補強層を含んでいなくても良い。
性膜12は、上面側部片12Aと、下面側部片12Bと
で構成されている。上面側部片12A及び下面側部片1
2Bはそれぞれ、弾性体(例えばゴム、合成樹脂)の内
部に綿、合成繊維等からなる1枚または複数枚の織布ま
たは繊維コード等よりなる補強層を含んだものである
が、これら補強層を含んでいなくても良い。
【0031】上面側部片12Aと、下面側部片12Bと
は、下流側の端部が相互に一体に接合されて突状14に
形成されている。そして、可撓性膜12は、上面側部片
12Aの他側縁と下面側部片12Bの他側縁とを重ね合
わせた重ね合わせ側縁13を上流側に、突状14を下流
側に位置した状態で、河床コンクリート18の河底部2
0の両岸の法面部22間に河川を横切り、河床コンクリ
ート18の上面に敷設されている。
は、下流側の端部が相互に一体に接合されて突状14に
形成されている。そして、可撓性膜12は、上面側部片
12Aの他側縁と下面側部片12Bの他側縁とを重ね合
わせた重ね合わせ側縁13を上流側に、突状14を下流
側に位置した状態で、河床コンクリート18の河底部2
0の両岸の法面部22間に河川を横切り、河床コンクリ
ート18の上面に敷設されている。
【0032】可撓性膜12が膨張起立する時には突状1
4は下流側斜め上方を向くようになっている。これによ
り、可撓性膜12を越えて流れた水流が、突状14に沿
って斜め上方へと案内され、可撓性膜12の表面から離
れるようになっている。
4は下流側斜め上方を向くようになっている。これによ
り、可撓性膜12を越えて流れた水流が、突状14に沿
って斜め上方へと案内され、可撓性膜12の表面から離
れるようになっている。
【0033】河底部20と両岸の法面部22の河床コン
クリート18には、河幅方向(矢印W方向)全長に亘
り、埋込金具24が埋設されていると共に所定の間隔で
アンカーボルト26が配置されている。埋込金具24に
は可撓性膜12の下面側部片12Bの端部分と上面側部
片12Aの端部分とが載せられており、これら下面側部
片12B及び上面側部片12Aにアンカーボルト26が
貫通している。
クリート18には、河幅方向(矢印W方向)全長に亘
り、埋込金具24が埋設されていると共に所定の間隔で
アンカーボルト26が配置されている。埋込金具24に
は可撓性膜12の下面側部片12Bの端部分と上面側部
片12Aの端部分とが載せられており、これら下面側部
片12B及び上面側部片12Aにアンカーボルト26が
貫通している。
【0034】可撓性膜12の上面側部片12Aの端部分
の上には押え金具30が載せられており、押え金具30
を貫通したアンカーボルト26の上端付近にナット32
が螺合されて、可撓性膜12の重ね合わせ側縁13がク
ッションゴム28と共に河床コンクリート18の上面に
固定されている。
の上には押え金具30が載せられており、押え金具30
を貫通したアンカーボルト26の上端付近にナット32
が螺合されて、可撓性膜12の重ね合わせ側縁13がク
ッションゴム28と共に河床コンクリート18の上面に
固定されている。
【0035】可撓性膜12の内部に流体(例えば空気)
を供給すると図1に示すように起立し、河川等をせき止
めることができる。
を供給すると図1に示すように起立し、河川等をせき止
めることができる。
【0036】また、河川等をせき止める必要がない場合
には、可撓性膜12の内部の流体を排出し、倒伏させる
ことができる。
には、可撓性膜12の内部の流体を排出し、倒伏させる
ことができる。
【0037】図1に示すように、可撓性膜12の内面の
複数の所定位置(本実施形態では点P1〜P6)には、取
り付け部材(図示省略)を介して、傾斜計42が取り付
けられている。この傾斜計42により、可撓性膜12の
所定位置のそれぞれにおいて、可撓性膜12の局所的な
傾斜角度を測定することができる。傾斜計42の取り付
け位置としては特に限定されさないが、図1に示す可撓
性膜堰12の特定の断面において、この断面に沿って配
置することが好ましい。
複数の所定位置(本実施形態では点P1〜P6)には、取
り付け部材(図示省略)を介して、傾斜計42が取り付
けられている。この傾斜計42により、可撓性膜12の
所定位置のそれぞれにおいて、可撓性膜12の局所的な
傾斜角度を測定することができる。傾斜計42の取り付
け位置としては特に限定されさないが、図1に示す可撓
性膜堰12の特定の断面において、この断面に沿って配
置することが好ましい。
【0038】それぞれの傾斜計42は、演算装置44と
電気的に接続されており、測定された傾斜角度のデータ
を演算装置44に送ることができるようになっている。
演算装置44では、これらのデータから、演算装置44
において演算を行って可撓性膜12の形状を推定し、可
撓性膜堰10の堰高さHを算出できるように、あらかじ
めプログラムが組まれている。本実施形態の堰高さ検出
装置40は、傾斜計42と演算装置44とを含んで構成
されている。
電気的に接続されており、測定された傾斜角度のデータ
を演算装置44に送ることができるようになっている。
演算装置44では、これらのデータから、演算装置44
において演算を行って可撓性膜12の形状を推定し、可
撓性膜堰10の堰高さHを算出できるように、あらかじ
めプログラムが組まれている。本実施形態の堰高さ検出
装置40は、傾斜計42と演算装置44とを含んで構成
されている。
【0039】ここで、可撓性膜12の起立状態での所定
位置での傾斜角度データから可撓性膜12の形状を推定
し、可撓性膜12の高さ(すなわち、可撓性膜堰10の
堰高さHを算出する計算過程を説明する。
位置での傾斜角度データから可撓性膜12の形状を推定
し、可撓性膜12の高さ(すなわち、可撓性膜堰10の
堰高さHを算出する計算過程を説明する。
【0040】まず、図3に概念的に示すように、可撓性
膜12に対し断面二次元を仮定し最上位部分を基準点
O、基準点Oから水平方向上流に向かってX1軸、下流
に向かってX2軸、鉛直下方に向かってY軸をとる。以
下、単にX軸というときは、想定している可撓性膜の部
分に応じて、X1軸、X2軸のいずれかをとるものとする
が、以下の各パラメータにおいて、上流側と下流側とを
特に区別する必要があるときは、上流側を「1」、下流
側を「2」の添字で区別するものとする。また、可撓性
膜の下側部分の上流側接地点をA、下流側接地点をBと
する。
膜12に対し断面二次元を仮定し最上位部分を基準点
O、基準点Oから水平方向上流に向かってX1軸、下流
に向かってX2軸、鉛直下方に向かってY軸をとる。以
下、単にX軸というときは、想定している可撓性膜の部
分に応じて、X1軸、X2軸のいずれかをとるものとする
が、以下の各パラメータにおいて、上流側と下流側とを
特に区別する必要があるときは、上流側を「1」、下流
側を「2」の添字で区別するものとする。また、可撓性
膜の下側部分の上流側接地点をA、下流側接地点をBと
する。
【0041】この断面二次元において、可撓性膜12に
関し微小部分を考え、以下のように定義する。
関し微小部分を考え、以下のように定義する。
【0042】T:可撓性膜の張力
ΔP:可撓性膜の内外差圧
R:可撓性膜の各部位での曲率半径
dL:微小部分の長さ
dX:微小部分のX軸方向成分
dY:微小部分のY軸方向成分,
ψ:微小部分での接線が水平面と成す角
D1:可撓性膜の下側部分とY軸との交点から上流側接
地点Aまでの距離 D2:可撓性膜の下側部分とY軸との交点から下流側接
地点Bまでの距離 L1:上流側での可撓性膜の周長 L2:下流側での可撓性膜の周長 S1:上流側断面積 S2:下流側断面積 β1:上流側立上角(上流側設置点Aでの接線が水平面
と成す角) β2:下流側立上角(下流側設置点Bでの接線が水平面
と成す角) とする。
地点Aまでの距離 D2:可撓性膜の下側部分とY軸との交点から下流側接
地点Bまでの距離 L1:上流側での可撓性膜の周長 L2:下流側での可撓性膜の周長 S1:上流側断面積 S2:下流側断面積 β1:上流側立上角(上流側設置点Aでの接線が水平面
と成す角) β2:下流側立上角(下流側設置点Bでの接線が水平面
と成す角) とする。
【0043】ここで、可撓製膜の張力Tに関し、
【0044】
【数1】
【0045】が成り立つ。
【0046】また、上記定義から、
【0047】
【数2】
【0048】
【数3】
【0049】
【数4】
【0050】が成り立つ。
【0051】ここで、可撓性膜12の張力Tは、周上で
一定であるので、
一定であるので、
【0052】
【数5】
【0053】これを下流側で積分すると、
【0054】
【数6】
【0055】となって、張力Tが求まる。
【0056】D2については、まず、式(3)及び式
(4)から、
(4)から、
【0057】
【数7】
【0058】となる。ψ2とYの関係は、
【0059】
【数8】
【0060】と表す(但し、ΔP(Y)=f2(Y)・
dY)と、
dY)と、
【0061】
【数9】
【0062】となり、D2について、
【0063】
【数10】
【0064】と求まる。
【0065】下流側の周長L2については、式(3)、
(4)、(8)より
(4)、(8)より
【0066】
【数11】
【0067】なので、これを下流側の弧OBについて積
分し、
分し、
【0068】
【数12】
【0069】を得る。
【0070】下流側断面積S2については、まず、微小
断面積dS2が
断面積dS2が
【0071】
【数13】
【0072】と表されるので、これを下流側の孤OBに
ついて積分し、
ついて積分し、
【0073】
【数14】
【0074】を得る。
【0075】下流側接地点Bの座標X2、Yに関して
は、式(9)を積分して、
は、式(9)を積分して、
【0076】
【数15】
【0077】という関係が求まる。
【0078】上流側立上角β1については、式(1)、
(2)、(4)より
(2)、(4)より
【0079】
【数16】
【0080】と求まる。
【0081】このように、可撓性膜12の形状を、傾斜
計42によって測定された所定位置での傾斜角度から特
定し、堰高さHを求めることができる。特に、少なくと
も3点での傾斜角度が得られれば、可撓性膜12の形状
をより正確に知ることができるので、堰高さHとしても
より正確な値を得ることができる。しかも、堰高さHを
検出するために、可撓性膜12の内部に従来のような可
撓性長尺体等を配置する必要がない。このため、可撓性
幕12の起立及び倒伏を繰り返しても、可撓性長尺体が
絡み合ってしまうことはなく、長期にわたって確実に、
堰高さHを検出できる。
計42によって測定された所定位置での傾斜角度から特
定し、堰高さHを求めることができる。特に、少なくと
も3点での傾斜角度が得られれば、可撓性膜12の形状
をより正確に知ることができるので、堰高さHとしても
より正確な値を得ることができる。しかも、堰高さHを
検出するために、可撓性膜12の内部に従来のような可
撓性長尺体等を配置する必要がない。このため、可撓性
幕12の起立及び倒伏を繰り返しても、可撓性長尺体が
絡み合ってしまうことはなく、長期にわたって確実に、
堰高さHを検出できる。
【0082】また、図1では傾斜計42が可撓性膜12
の内面に設けられているものをあげているが、傾斜計4
2は可撓性膜12の外面に設けることも可能である。傾
斜計の点検・修理や保守管理の容易さからは、可撓性膜
12の外面に設けることが好ましい。
の内面に設けられているものをあげているが、傾斜計4
2は可撓性膜12の外面に設けることも可能である。傾
斜計の点検・修理や保守管理の容易さからは、可撓性膜
12の外面に設けることが好ましい。
【0083】傾斜計42の具体的構成については特に限
定されず、要するに可撓性膜12の所定位置に取り付け
られて、この所定位置での可撓性幕12の傾斜角度を測
定できればよい。例えば、一般的に使用されている加速
度計を使用することができる。
定されず、要するに可撓性膜12の所定位置に取り付け
られて、この所定位置での可撓性幕12の傾斜角度を測
定できればよい。例えば、一般的に使用されている加速
度計を使用することができる。
【0084】図4には、加速度計46を本発明の傾斜計
として使用した状態の概略を、図1の点P1に加速度計
を取り付けた場合を例として示している。
として使用した状態の概略を、図1の点P1に加速度計
を取り付けた場合を例として示している。
【0085】加速度計46は、加速度を測定する方向
が、可撓性膜12の法線方向と一致するように、可撓性
膜12に取り付けられる。ここで、点P1での可撓性膜
12の傾斜角度ψのとき、加速度計46によって測定さ
れる力fは、 f=g・cos(ψ) となるので、 ψ=cos-1(f/g) と求めることができる。
が、可撓性膜12の法線方向と一致するように、可撓性
膜12に取り付けられる。ここで、点P1での可撓性膜
12の傾斜角度ψのとき、加速度計46によって測定さ
れる力fは、 f=g・cos(ψ) となるので、 ψ=cos-1(f/g) と求めることができる。
【0086】傾斜計として、図5に示すものを使用して
もよい。この傾斜計52は、可撓性膜12に取り付けら
れる球状の密閉容器54を有している。密閉容器54に
は、空間56を残すようにして液体58が封入されてお
り、この液体58の液面(水平面)を基準に、可撓性膜
12の傾斜角度ψを測定することができるようになって
いる。
もよい。この傾斜計52は、可撓性膜12に取り付けら
れる球状の密閉容器54を有している。密閉容器54に
は、空間56を残すようにして液体58が封入されてお
り、この液体58の液面(水平面)を基準に、可撓性膜
12の傾斜角度ψを測定することができるようになって
いる。
【0087】上記したいずれの構成の傾斜計において
も、従来のような光学精密機器等を使用する必要がな
く、しかも可撓性膜12内の環境を一定に維持する必要
もないので、低コストとなる。例えば、可撓性膜12内
に液体を流入して起立させる構成のものであっても、本
発明を適用できる。
も、従来のような光学精密機器等を使用する必要がな
く、しかも可撓性膜12内の環境を一定に維持する必要
もないので、低コストとなる。例えば、可撓性膜12内
に液体を流入して起立させる構成のものであっても、本
発明を適用できる。
【0088】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、低コスト
で且つ確実に可撓性膜の堰高さを検出でき、しかも修理
や保全管理等も容易に行うことができる。
で且つ確実に可撓性膜の堰高さを検出でき、しかも修理
や保全管理等も容易に行うことができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る可撓性膜堰の起立時
の断面図である。
の断面図である。
【図2】可撓性膜堰を下流側から見た正面図である。
【図3】本発明の可撓性膜堰の堰高さ検出方法におい
て、堰高さの演算に使用されるパラメータの定義を示す
定義図である。
て、堰高さの演算に使用されるパラメータの定義を示す
定義図である。
【図4】本発明の可撓性膜堰の堰高さ検出装置におい
て、傾斜計として加速度計を使用した場合の傾斜角度測
定方法を示す説明図である。
て、傾斜計として加速度計を使用した場合の傾斜角度測
定方法を示す説明図である。
【図5】本発明の可撓性膜堰の堰高さ検出装置におい
て、傾斜計として図4に示すものとはことなるものを示
す断面図である。
て、傾斜計として図4に示すものとはことなるものを示
す断面図である。
【図6】従来の堰高さ測定装置を示す説明図である。
【図7】従来の堰高さ測定装置を示す断面図である。
10 可撓性膜堰
12 可撓性膜
18 河床コンクリート
42 傾斜計(傾斜角度測定装置)
44 演算装置
52 傾斜計
Claims (8)
- 【請求項1】 流体の供給により起立し流体の排出によ
り倒伏する可撓性膜により構成された可撓性膜堰の堰高
さを検出する堰高さ検出方法であって、 前記可撓性膜が起立した状態で可撓性膜の特定位置での
傾斜角度を測定する傾斜角度測定工程と、 前記傾斜角度測定工程によって得られた可撓性膜の特定
位置での傾斜角度から可撓性膜の高さを演算する演算工
程と、 を有することを特徴とする可撓性膜堰の堰高さ検出方
法。 - 【請求項2】 前記傾斜角度測定工程において、少なく
とも3箇所で可撓性膜の傾斜角度を測定することを特徴
とする請求項1に記載の可撓性膜堰の堰高さ検出方法。 - 【請求項3】 前記傾斜角度測定工程において、前記可
撓性膜が起立した状態で特定の周方向断面において可撓
性膜の傾斜角度を測定することを特徴とする請求項2に
記載の可撓性膜堰の堰高さ検出方法。 - 【請求項4】 流体の供給により起立し流体の排出によ
り倒伏する可撓性膜により構成された可撓性膜堰の堰高
さを検出する堰高さ検出装置であって、 前記可撓性膜の特定位置に配置され可撓性膜の傾斜角度
を測定する傾斜角度測定装置と、 前記可撓性膜の起立状態で前記傾斜角度測定装置によっ
て測定された可撓性膜の特定位置での傾斜角度から可撓
性膜の高さを演算する演算装置と、 を有することを特徴とする可撓性膜堰の堰高さ検出装
置。 - 【請求項5】 前記傾斜角度測定装置が、前記可撓性膜
の互いに異なる位置で複数設けられていることを特徴と
する請求項4に記載の可撓性膜堰の堰高さ検出装置。 - 【請求項6】 前記傾斜角度測定装置が、前記可撓性膜
の特定位置での重力の特定方向成分を測定可能な加速度
計とされていることを特徴とする請求項4又は請求項5
に記載の可撓性膜堰の堰高さ検出装置。 - 【請求項7】 前記傾斜角度測定装置が、前記可撓性膜
において想定された二次元断面の少なくとも3箇所に配
置されていることを特徴とする請求項4〜請求項6のい
ずれかに記載の可撓性膜堰の堰高さ検出装置。 - 【請求項8】 流体の供給により起立し流体の排出によ
り倒伏する可撓性膜により構成された可撓性膜堰であっ
て、 請求項4〜請求項7のいずれかに記載の可撓性膜堰の堰
高さ検出装置を備えていることを特徴とする可撓性膜
堰。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001233591A JP2003042743A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 可撓性膜堰の堰高さ検出方法、その堰高さ検出装置及び可撓性膜堰 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001233591A JP2003042743A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 可撓性膜堰の堰高さ検出方法、その堰高さ検出装置及び可撓性膜堰 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003042743A true JP2003042743A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19065348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001233591A Pending JP2003042743A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 可撓性膜堰の堰高さ検出方法、その堰高さ検出装置及び可撓性膜堰 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003042743A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008533459A (ja) * | 2005-03-09 | 2008-08-21 | コミッサリア タ レネルジー アトミーク | 幾何学的形状の取得のための方法及び装置 |
WO2009008530A1 (ja) | 2007-07-09 | 2009-01-15 | Olympus Corp. | 光学素子、それを備えた光学系及びそれを用いた内視鏡 |
CN109307498A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-02-05 | 江苏扬州富达液压机械集团有限公司 | 一种液压坝闸门角度检测装置及其应用 |
GB2592266A (en) * | 2020-02-24 | 2021-08-25 | Dyrhoff Ltd | Inflatable barrage condition monitoring |
-
2001
- 2001-08-01 JP JP2001233591A patent/JP2003042743A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008533459A (ja) * | 2005-03-09 | 2008-08-21 | コミッサリア タ レネルジー アトミーク | 幾何学的形状の取得のための方法及び装置 |
WO2009008530A1 (ja) | 2007-07-09 | 2009-01-15 | Olympus Corp. | 光学素子、それを備えた光学系及びそれを用いた内視鏡 |
CN109307498A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-02-05 | 江苏扬州富达液压机械集团有限公司 | 一种液压坝闸门角度检测装置及其应用 |
GB2592266A (en) * | 2020-02-24 | 2021-08-25 | Dyrhoff Ltd | Inflatable barrage condition monitoring |
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