JP2003040320A - 噴出キャップ - Google Patents
噴出キャップInfo
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Abstract
虞のない使用者の場合には、簡単な操作により、取り扱
い易く操作変更を行える噴出キャップを提案する。 【解決手段】キャップ本体周壁5から頂壁6縁部に亘り
帯状に画成するとともに、閉蓋状態の蓋体周壁14とその
内側に於いて開蓋を防止する如く上端を係合し、且つ前
記係合を解除すべく内方への押込みが可能な係合片10を
設けてなる合成樹脂製の噴出キャップであって、上記係
合片10を切り取り可能に構成したので、幼児等の手の届
く場所で使用する場合には、開蓋の際に係合片10を押し
込んで係合を解除した後でないと開蓋できずに誤使用を
防止でき、必要に応じて係合片10を切り取ると、開蓋の
煩雑さを容易になくせる如く構成した。
Description
る。
ップ本体と、該本体に開閉可能に設けた蓋体とからなる
合成樹脂製のものが極一般的な形態として知られてい
る。これらは、容器体等の口部に装着し、キャップ本体
頂部に設けた噴出口より液を噴出する如く構成したもの
である。
容易であるため、蓋体の不正開放や幼児によるいたずら
等がしばしば発生し、噴出口周囲の汚れ発生とか、内容
物の不正流出とか、内容液の品質劣化等が生じるという
問題点があった。
キャップが提案されている。このキャップは蓋体の開放
をキャップ本体に対する一定の操作を経なければ達成で
きないようにし、不正開放発生を防止するとともに、確
実な密閉性を得られるようにしたものである。
付く有頂筒形状をなす組み付き部を有し、頂板の周端縁
から延設した外鍔の延出端から短筒状の垂下筒片を垂下
設し、該垂下筒片の下端から外鍔状の外フランジを介し
てスカート筒を垂下設し、外鍔と垂下筒片と外フランジ
とスカート筒との組み合わせ物の側部に切欠を設けて弾
片を起立状に残存形成し、該弾片の上端に係止片を突出
設したキャップ本体と、該キャップ本体の後端部にヒン
ジ部により開閉回動可能にヒンジ結合され、垂下筒片に
外嵌する周壁の側部に、係止片が内方から嵌入する係止
孔を設けた蓋体とから構成された合成樹脂製のものであ
る。
止片を係止孔から外した後、操作形態の異なる開蓋を行
うため、不正使用や誤使用の虞が少なく、蓋体が妄りに
開姿勢となることがない。その結果、内容液が不正に流
出して周囲を汚すとか、蒸発により内容液が劣化すると
か、噴出口の周囲に誇り等が付着する等の不都合の発生
を確実に防止することができる等の格別の効果を発揮で
きるものである。
用や誤使用をあまり考慮する必要のない状態での使用の
場合には、いちいち弾片を押して開蓋するのがかえって
不便となり、煩わしくなるという問題がある。
で、上記した従来の噴出キャップの如き効果を発揮する
ことができるとともに、必要に応じて簡単な操作によ
り、使用時の煩わしさをなくすことができる噴出キャッ
プを提案するものである。
ャップは、上記課題を解決するため、頂部に噴出口4を
設けるとともに、下端を開口した有頂筒状をなすキャッ
プ本体2と、該本体に開閉可能に設けた蓋体3とを備
え、キャップ本体周壁5から頂壁6縁部に亘り帯状に画
成するとともに、閉蓋状態の蓋体周壁14とその内側に於
いて開蓋を防止する如く上端を係合し、且つ、前記係合
を解除すべく内方への押込みが可能な係合片10を設けて
なる合成樹脂製の噴出キャップであって、上記係合片10
を切り取り可能に構成したことを特徴とする噴出キャッ
プとして構成した。
記係合片10が、キャップ本体周壁5外方へ倒した状態で
成形させるとともに、成形後基端縁より起立させ、且
つ、上部側方に突設した突起13をキャップ本体周壁5内
側に乗越え係止させてなる係合片である請求項1記載の
噴出キャップとして構成した。
を参照して説明する。
キャップ本体2と、蓋体3とを備えている。
有頂で下端を開口した筒状をなし、容器体等の口部に嵌
着して使用する。図示例では、横長楕円筒状の周壁5上
端縁より頂壁6を延設するとともに、頂壁6前部に噴出
口4を開口している。この噴出口4は、ドーム状の突部
の前面に開口している。また、周壁5の上端部は内向き
フランジ7を介して縮径した縮径部5aに形成しており、
この縮径部5a外周に蓋体3の周壁が嵌合する如く構成し
ている。更に、頂壁6裏面中央部に噴出口4と連通する
短いシール内筒8と、該シール内筒8外方所定位置に長
いシール外筒9を垂設しており、各シール筒間に容器体
等の口部を液密に嵌合する如く構成している。
放の防止等の目的で係合片10を設けている。該係合片10
は、キャップ本体周壁5から頂壁6縁部に亘り帯状に画
成するとともに、閉蓋状態で蓋体周壁14とその内側に於
いて開蓋を防止する如く上端を係合し、且つ、前記係合
を解除すべく内方への押込みが可能に構成している。
周壁5下部より頂壁6縁部に至る帯状の窓孔11を備え、
各窓孔11内にそれぞれ係合片10を押込み可能に立設して
いる。係合片10は、窓孔11下面に下端縁を一体に連結し
たもので、キャップ本体周壁5に沿って立設した縦長板
状をなし、上端部外面をキャップ本体の縮径部5aに於い
て蓋体3の嵌合が可能に内方へ縮径し、該縮径部分外面
に係合突条12を突設し、該係合突条12を蓋体3の後述す
る係合孔に係合可能に構成している。また、係合片10の
上部側方に突設した突起13を、キャップ本体周壁5内側
に乗越え係止させて外方への傾倒を防止するとともに、
前記係合突条12と係合孔との係合を解除すべく内方への
押込みが可能に構成している。尚、係合片10は図示例の
如く2カ所設ける場合に限らず、1カ所であっても良
い。
している。切り取り可能な具体的構成としては、種々の
形態を採用でき、例えば図示例の如く薄肉線aを形成し
たり、ミシン目等を形成したりすることにより行うこと
ができる。これら薄肉線やミシン目などを形成する部分
としては、図示例の如く、係合片10の下端縁に設けると
良いが、その他の部分であっても良い。
たり、図4に示す如く、係合片10をキャップ本体周壁5
外方へ倒した状態で成形するとともに、成形後基端縁よ
り起立させ、上記突起13をキャップ本体周壁5内側に乗
越え係止させて行っている。
けたもので、その後部下端をキャップ本体2の後部上端
に薄肉ヒンジ等により回動可能に連結したものが採用さ
れる。また、単に薄肉ヒンジ等により回動可能に連結し
たものの外に、蓋体3を所定角度まで開くと開方向へ付
勢されてそれ以降自動的に開蓋し、また、開蓋状態から
所定角度まで閉じると閉方向へ付勢されてそれ以降自動
的に閉蓋する所謂弾性反転機構を備えた連結手段を用い
たものも使用できる。
周に下端を嵌合させる周壁14の上端縁より頂壁15を延設
した伏皿状をなし、周壁14の後部下端とキャップ本体2
の後部上端を薄肉ヒンジ16により連結するとともに、そ
の両側に於いてそれぞれ上下端縁を薄肉ヒンジで連結し
た一対の弾性板17を設けており、これら薄肉ヒンジと弾
性板とで公知の弾性反転機構を構成している。また、周
壁14の両側所定位置には、上記した係合片10の係合突起
13がそれぞれ係合する係合孔18を穿設している。そし
て、キャップ本体と合成樹脂により一体に形成してい
る。尚、この係合孔18に代えて係合凹部を設けても良
い。更に、頂壁15裏面所定位置には上記ドーム状突部に
嵌合して噴出口4を閉塞する栓筒19を一体に垂設してい
る。
に付いて説明する。噴出キャップ1は、上記シール内筒
8及びシール外筒9間に容器体等の口部を嵌着させて液
密に装着する。使用に当たっては、両係合片10を内方へ
押込み、係合突起13を係合孔18から外した後、蓋体3を
開き、液の噴出を行う。従って、両係合片10の係合を解
除した後その状態を維持しつつ開蓋操作を行わなければ
ならないため、幼児のいたずらや、不用意な開蓋を防止
することができる。使用後は各係合突起13と係合孔18と
を嵌合させて閉蓋することができる。
用者が取り扱う場合には、各係合片10を切断除去して使
用することができ、その場合にはいきなり開蓋すること
ができる。
は、既述構成としたことにより、幼児等のいたずらによ
る不正開放を防止でき、液の不都合な漏出を防止できる
ものである。また、使用者が不正開放を心配する必要の
無い人である場合には係合片10を切断除去することによ
り、通常の蓋体3の開閉操作を行えるものであり、係合
片10の切断も容易に行えるものである。
各係合片10が常時外方へ戻ろうとするため、係合突条12
が蓋体3に係止されて係合片10のガタ付きをより確実に
防止できる利点がある。
ある。
る。
ある。
である。
プ本体周壁,6…キャップ本体頂壁,10…係合片,14…
蓋体周壁,
Claims (2)
- 【請求項1】頂部に噴出口4を設けるとともに、下端を
開口した有頂筒状をなすキャップ本体2と、該本体に開
閉可能に設けた蓋体3とを備え、キャップ本体周壁5か
ら頂壁6縁部に亘り帯状に画成するとともに、閉蓋状態
の蓋体周壁14とその内側に於いて開蓋を防止する如く上
端を係合し、且つ、前記係合を解除すべく内方への押込
みが可能な係合片10を設けてなる合成樹脂製の噴出キャ
ップであって、上記係合片10を切り取り可能に構成した
ことを特徴とする噴出キャップ。 - 【請求項2】上記係合片10が、キャップ本体周壁5外方
へ倒した状態で成形させるとともに、成形後基端縁より
起立させ、且つ、上部側方に突設した突起13をキャップ
本体周壁5内側に乗越え係止させてなる係合片である請
求項1記載の噴出キャップ。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
JP2001230136A JP4322447B2 (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 噴出キャップ |
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Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP4322447B2 JP4322447B2 (ja) | 2009-09-02 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP4322447B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006182423A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ヒンジキャップ |
JP2012096818A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製の開閉容器 |
-
2001
- 2001-07-30 JP JP2001230136A patent/JP4322447B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006182423A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ヒンジキャップ |
JP4592415B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2010-12-01 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
JP2012096818A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製の開閉容器 |
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---|---|
JP4322447B2 (ja) | 2009-09-02 |
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