JP2003040314A - トロ箱 - Google Patents

トロ箱

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JP2003040314A
JP2003040314A JP2001236196A JP2001236196A JP2003040314A JP 2003040314 A JP2003040314 A JP 2003040314A JP 2001236196 A JP2001236196 A JP 2001236196A JP 2001236196 A JP2001236196 A JP 2001236196A JP 2003040314 A JP2003040314 A JP 2003040314A
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JP
Japan
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lid
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transparent
frame
toro box
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Pending
Application number
JP2001236196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Mizukami
洋一 水上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichimo Co Ltd
Original Assignee
Nichimo Co Ltd
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Publication date
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋を開けることなく内容物を確認でき、しか
も十分な強度を有し、内容物の鮮度および質を高く維持
することのできるトロ箱を提供することを目的とする。 【解決手段】トロ箱1は、容器2と蓋3とにより形成さ
れている。蓋3は、容器2と同一の材料から構成される
枠4と、枠4に固着した透明部材5とを有している。枠
4は、蓋3の上面部分に開口6を設けたものであり、開
口6の縁には透明部材5を保持するための段7または窪
み8が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保存または搬送用
のトロ箱に関し、特に、生鮮食品(例えば魚介類、肉、
野菜、果物等)の保存または搬送に使用されるトロ箱に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トロ箱は、生鮮食品の保存また
は搬送に広く使用されており、内部を低温に維持し内容
物の鮮度および質を保持するため、断熱性および密閉性
が必要である。また、専有面積を減らすために箱積みに
するからある程度の強度も必要である。そのため、トロ
箱の容器および蓋の材料は、断熱性および強度を有する
木、プラスチック、発泡スチロール、ボール紙等を使用
していた。
【0003】トロ箱の容器および蓋の材料(木、プラス
チック、発泡スチロール、ボール紙等)は不透明である
ため、内容物の種類、質、量、鮮度等を確認する時は蓋
を開けて確認していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
は、トロ箱の内容物を確認する時に蓋を開けていた。そ
のため、トロ箱内部が外気に曝されてしまい、内部の温
度が上がり、内容物の鮮度および質を下げてしまった。
また、いちいち蓋を開けて確認する作業も煩雑であっ
た。
【0005】本発明は、上記した問題を解決するために
なされたものであり、蓋を開けることなく内容物を確認
でき、しかも十分な強度を有し、内容物の鮮度および質
を高く維持することのできるトロ箱を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明の蓋と容器とからなるトロ箱は、蓋全体ま
たは蓋上面の少なくとも一部を透明に形成したことを特
徴とする。
【0007】このように形成されている本発明によれ
ば、蓋全体または蓋上面の透明な部分から、蓋を開ける
ことなくトロ箱内の内容物を確認することができ、その
確認作業もきわめて容易となり、内容物の鮮度維持も良
好に行うことができる。
【0008】さらに、トロ箱は、保存や搬送時に箱積み
されるため、トロ箱の容器側壁の一部を透明とすると、
強度が低下してしまうが、本発明のようにトロ箱の蓋全
体または蓋上面を透明とすれば、箱積みの際の強度は損
なわれない。
【0009】また、本発明の一つの構成として、トロ箱
の蓋は枠および透明部材を有し、前記透明部材は枠に固
着して蓋の上面の少なくとも一部を構成していることを
特徴とする。このように形成された本発明によれば、蓋
の側壁は枠で構成されており従来と同じ構成なので、蓋
と容器の嵌合に関しては密閉性は損なわれない。
【0010】また、本発明の他の構成として、トロ箱の
蓋は透明部材からなり、前記蓋の側面の下端は蓋を容器
にはめるために折り曲げられていることを特徴とする。
このように形成された本発明によれば、単一材料からな
る蓋は、組み立て作業などが不要で大量生産に適してお
り安価に提供することができる。
【0011】さらに、本発明の他の構成として、前記透
明部材は、2枚の透明な板またはフィルムと、それらの
間の断熱層とからなることが好ましい。
【0012】この構成を採ることにより透明部材の断熱
性が向上され、ひいては本発明のトロ箱の断熱性の向上
につながる。
【0013】さらに、本発明の他の構成として、前記透
明部材は紫外線(UV)の透過を妨げる処理がなされて
いることとが好ましい。
【0014】トロ箱は内容物の鮮度および質を保持する
必要があるが、透明部材を設けることにより内容物に紫
外線が照射されてしまい鮮度および質の低下をもたら
す。この構成を採ると、紫外線の影響を減らし、内容物
の鮮度および質をより高く維持することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
について説明する。
【0016】図1および図2は本発明の実施の形態を示
しており、蓋の上面の少なくとも一部を透明に構成した
例である。図1はトロ箱1の構造を示す概略図であり、
図2A乃至Dは蓋3の断面の概略図である。
【0017】本実施の形態におけるトロ箱1は、容器2
と蓋3とにより形成されている。蓋3は、容器2と同一
の材料から構成される枠4と、枠4に固着した透明部材
5とを有している。容器2および枠4は、公知の断熱性
および強度を有する材料、例えば木、プラスチック、発
泡スチロールあるいはボール紙を用いればよい。枠4
は、蓋3の上面部分に開口6を設けたものであり、開口
6の縁には透明部材5を保持するための段7または窪み
8が設けられている。透明部材5は、透明な板またはフ
ィルムからなる。
【0018】透明部材5に使用する材料は、断熱性の高
い合成樹脂やガラス等を用いることができる。また、透
明部材5の断熱性を高めるため、透明な板またはフィル
ムを2枚使用して、それらの間に断熱層を挟んだ構造と
することは好ましい。断熱層として簡易なものは空気で
あるが、食品に対して不活性な窒素ガス等を充填するこ
とも可能である。また、結露を防止するために乾燥した
空気を用いることは有効である。
【0019】さらに透明部材5を紫外線が透過すること
を妨げるため、紫外線に対して不透明な材料を用いた
り、片面または両面にUVフィルターをコーティングす
ることは有効である。特に、透明部材5として合成樹脂
を用いたときは、合成樹脂自体が紫外線により劣化し不
透明となることを防ぐために、外部と接する表面にUV
フィルターをコーティングすることが好ましい。
【0020】以下、枠4と透明部材5の構成について、
図2A乃至Dを用いて説明する。
【0021】図2Aは、蓋3の上面の一部を透明とした
構成である。枠4は、蓋3の側壁および上面の一部を構
成しており、上面の他部に設けられた開口6の縁には透
明部材を保持するための段7を有している。開口6の大
きさおよび形状は、内容物を確認できるように適宜設定
される。この開口6の形状の例を図3A乃至Dに示す。
図3A乃至Dはそれぞれ蓋3の上面図である。図3Aに
示すように、開口6は一つだけでもよいし、図3B乃至
Dに示すように、内容物の種類や配置に合わせて複数箇
所の開口を設けてもよい。透明部材5は合成樹脂やガラ
ス等の透明な板を用いており、枠4の段7に接着剤を用
いて固着している。図2Aにおいては、開口6の大きさ
を適宜設定することができるため、その大きさを小さく
すれば、透明部材5による熱の移動の影響を小さくでき
る。そのため、透明部材を図2Aに示すように1枚にし
てコストを下げてもよい。ただし、図2Bと同様に、透
明な板を2枚使用し、その間に断熱層を挟んだ構成とし
てもよい。また、透明部材5の片面または両面にUVフ
ィルターを設けてもよい。
【0022】図2Bにおいて、枠4は、蓋3の側壁で構
成されており、透明部材5を保持するための窪み8が設
けられている。透明部材5は、断熱性を向上させるた
め、透明な板を2枚使用し、その間に断熱層として空気
の層を挟んだ構成としている。透明部材5の透明な板
は、枠の窪み8にはめ込まれて枠4と固着している。単
にはめ込むだけでも固着できるが、より強固に固着する
ため接着剤等を使用してもよいし、密閉性を高めるため
にパッキンを介在させてもよい。また、紫外線を遮るた
めに、透明な板の一方または両方の片面または両面にU
Vフィルターをコーティングしてもよい。
【0023】この構成を採ると、蓋3の上面のほぼ全体
を透明にしたため蓋3を開けることなく、トロ箱1の内
容物全部を確認することができる。
【0024】図2Cは、透明部材5として透明な合成樹
脂のフィルムを用いた構成である。枠4は、上面の一部
に開口6と周辺部に透明部材であるフィルムを保持する
ための段9とが設けられている。押さえ10は、枠4の
周辺部に設けられた段9と対になる形状であり、間に透
明部材5であるフィルムを挟んだ状態で段9にはめ込む
ことにより、フィルムを枠4に固着することができる。
合成樹脂のフィルムとして、合成樹脂層の間に断熱層を
挟んだ3層構造のフィルムを用いれば、断熱性は向上す
る。また、透明部材5の片面または両面にUVフィルタ
ーをコーティングしてもよい。
【0025】図2Dは、透明部材5として透明な合成樹
脂のフィルム15,16を2枚用いた構成である。枠4
は、上面の一部に開口6と、開口側の縁に段11と、周
辺部に段12とが設けられている。第一の押さえ13
は、間にフィルム15を挟んだ状態で開口部の段11に
はめ込むことにより、内側のフィルム15を固着する。
第二の押さえ14は、間にフィルム16を挟んだ状態で
周辺部の段12にはめ込むことにより、外側のフィルム
16を固着している。この構成を採ると内側のフィルム
15と外側のフィルム16との間に断熱層ができるた
め、断熱性が向上される。また、内側のフィルム15ま
たは外側のフィルム16の片面または両面(特に好まし
いのは外側のフィルム16の外部と接する面である)に
UVフィルターをコーティングしてもよい。
【0026】このように、蓋3の上面の少なくとも一部
を透明にした構成を採ると、蓋3の側壁は枠4で構成さ
れており従来と同じなので、蓋3と容器2の嵌合に関し
ては密閉性は損なわれない。
【0027】次に、図4および図5に示す他の実施の形
態を説明する。この実施の形態は、蓋全体を透明に構成
した例である。図4および図5は、トロ箱1の構造を示
す概略図である。
【0028】本実施の形態におけるトロ箱1は容器2と
蓋3からなる。蓋3は、透明部材である硬質の合成樹脂
等からなり、蓋3の側壁の下端は蓋3を容器2にはめる
ために折り曲げられている。透明部材である硬質の合成
樹脂として、合成樹脂層の間に断熱層を挟んだ3層構造
のものを用いれば、断熱性は向上する。また、透明部材
の片面または両面にUVフィルターをコーティングする
とよい。
【0029】図4においては、蓋2の上面と折り曲げら
れた部分とで容器2を挟むようにして、蓋3を横からス
ライドさせることで容器2を密閉することができる。図
5においては、蓋3の折り曲げられた部分を容器2の側
面に設けられた溝17にはめて、蓋3を横からスライド
させることで容器2を密閉することができる。
【0030】このように、蓋3の全体を透明部材とした
場合、合成樹脂による射出成形等により安価に大量に生
産することが可能である。
【0031】なお、本発明は、前述した実施の形態に限
定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能
である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、蓋
を開けることなくトロ箱の内容物を確認できるため、確
認作業もきわめて容易となり、しかも内容物の鮮度およ
び質は保たれる。
【0033】また、トロ箱の蓋全体または蓋上面の一部
を透明としたことにより、箱積みされる際に必要な強度
を持たせることができる。
【0034】また、透明部材として、2枚の透明な板ま
たはフィルムと、それらの間の断熱層とすることによ
り、透明部材の断熱性が向上され、ひいては本発明のト
ロ箱の断熱性の向上につながる。
【0035】さらに、透明部材に紫外線の透過を妨げる
処理をすることにより、透明部材を設けても、紫外線の
影響を減らし、内容物の鮮度および質をより高く維持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トロ箱の構造を示す概略図
【図2】A乃至Dはそれぞれ蓋の概略断面図
【図3】A乃至Dはそれぞれ蓋の上面図
【図4】トロ箱の構造を示す概略図
【図5】トロ箱の構造を示す概略図
【符号の説明】
1 トロ箱 2 容器 3 蓋 4 枠 5 透明部材 6 開口 7 段 8 窪み 9 段 10 押さえ 11 段 12 段 13 押さえ 14 押さえ 15 フィルム 16 フィルム 17 溝
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 85/50 B65D 85/50 C F Fターム(参考) 3E035 AA04 AA05 AA11 BA01 BB03 BD05 3E067 AB02 AB04 AB08 AB09 BA05A BB14A BC07A CA11 CA18 EE20 FA01 FC01 GA01 GA11 GD01 3E084 AA05 AA14 AA24 AA34 AA35 AB10 BA02 CA03 CC03 CC06 CC07 CC08 DA03 DC03 DC07 FA09 GA08 GA10 GB12 GB30 JA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋と容器とからなるトロ箱において、蓋
    全体または蓋上面の少なくとも一部を透明に形成したこ
    とを特徴とするトロ箱。
  2. 【請求項2】 前記蓋は枠および透明部材を有し、前記
    透明部材は枠に固着して蓋の上面の少なくとも一部を構
    成していることを特徴とする請求項1に記載のトロ箱。
  3. 【請求項3】 前記蓋は透明部材からなり、前記蓋の側
    面の下端は蓋を容器にはめるために折り曲げられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のトロ箱。
  4. 【請求項4】 前記透明部材は、2枚の透明な板または
    フィルムと、それらの間の断熱層とからなることを特徴
    とする請求項2または3に記載のトロ箱。
  5. 【請求項5】 前記透明部材は紫外線の透過を妨げる処
    理がなされていることを特徴とする請求項2乃至請求項
    4のいずれか1項に記載のトロ箱。
JP2001236196A 2001-08-03 2001-08-03 トロ箱 Pending JP2003040314A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011218417A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Senju Metal Ind Co Ltd はんだ付け装置及び蓋体支持密閉構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011218417A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Senju Metal Ind Co Ltd はんだ付け装置及び蓋体支持密閉構造

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