JP2003039692A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents
インクジェット記録ヘッドInfo
- Publication number
- JP2003039692A JP2003039692A JP2001229449A JP2001229449A JP2003039692A JP 2003039692 A JP2003039692 A JP 2003039692A JP 2001229449 A JP2001229449 A JP 2001229449A JP 2001229449 A JP2001229449 A JP 2001229449A JP 2003039692 A JP2003039692 A JP 2003039692A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- element substrate
- recording
- ink
- recording head
- ink jet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回復時の泡除去性の向上を図ることができる
インクジェット記録ヘッドを提供すること。 【構成】 基板上に記録液を吐出させるための複数の記
録素子が配列された記録素子基板1と、該記録素子基板
1を保持するための支持プレート2と、該支持プレート
2を保持する支持部材3を備え、それらが接着により積
層され、各基板にはインクを供給する穴が設けられ、支
持部材3側よりインクを供給するインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、前記記録素子基板1と支持プレート2及
び支持部材3に設けられた梁が同じ位置で隣接しないよ
う構成する。
インクジェット記録ヘッドを提供すること。 【構成】 基板上に記録液を吐出させるための複数の記
録素子が配列された記録素子基板1と、該記録素子基板
1を保持するための支持プレート2と、該支持プレート
2を保持する支持部材3を備え、それらが接着により積
層され、各基板にはインクを供給する穴が設けられ、支
持部材3側よりインクを供給するインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、前記記録素子基板1と支持プレート2及
び支持部材3に設けられた梁が同じ位置で隣接しないよ
う構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体の記録面
に対してインクを吐出して記録画像を得るインクジェッ
ト記録ヘッドに関するものである。
に対してインクを吐出して記録画像を得るインクジェッ
ト記録ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録ヘッドにおい
ては、図4に示すように、記録素子基板1に設けられた
インク供給口と、アルミナプレート2の供給口と、支持
体3の供給口はほぼ一致するような位置関係の構成であ
った。
ては、図4に示すように、記録素子基板1に設けられた
インク供給口と、アルミナプレート2の供給口と、支持
体3の供給口はほぼ一致するような位置関係の構成であ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
成で長尺ヘッドを構成すると、回復性に問題が生じる。
短いヘッドの場合、ノズルよりインクを吸引して回復す
る方法が一般的であるが、長尺ヘッドの場合、吸引する
キャッピングの密着性、均一な回復性等の問題がある。
成で長尺ヘッドを構成すると、回復性に問題が生じる。
短いヘッドの場合、ノズルよりインクを吸引して回復す
る方法が一般的であるが、長尺ヘッドの場合、吸引する
キャッピングの密着性、均一な回復性等の問題がある。
【0004】そこで、液室内をインク循環させる方法が
採られる。この方法によれば、従来構成では梁の部分に
泡が溜り、十分な回復が困難である。回復で除去し切れ
ない泡は、吐出時に移動し、吐出不良を発生させる可能
性がある。
採られる。この方法によれば、従来構成では梁の部分に
泡が溜り、十分な回復が困難である。回復で除去し切れ
ない泡は、吐出時に移動し、吐出不良を発生させる可能
性がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、回復時の泡除去性の向上を図
ることができるインクジェット記録ヘッドを提供するこ
とにある。
で、その目的とする処は、回復時の泡除去性の向上を図
ることができるインクジェット記録ヘッドを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、基板上に記録液を吐出させるための複数
の記録素子が配列された記録素子基板と、該記録素子基
板を保持するための支持プレートと、該支持プレートを
保持する支持部材を備え、それらが接着により積層さ
れ、各基板にはインクを供給する穴が設けられ、支持部
材側よりインクを供給するインクジェット記録ヘッドに
おいて、前記記録素子基板と支持プレート及び支持部材
に設けられた梁が同じ位置で隣接しないようにしたこと
を特徴とする。
め、本発明は、基板上に記録液を吐出させるための複数
の記録素子が配列された記録素子基板と、該記録素子基
板を保持するための支持プレートと、該支持プレートを
保持する支持部材を備え、それらが接着により積層さ
れ、各基板にはインクを供給する穴が設けられ、支持部
材側よりインクを供給するインクジェット記録ヘッドに
おいて、前記記録素子基板と支持プレート及び支持部材
に設けられた梁が同じ位置で隣接しないようにしたこと
を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0008】図1は本発明に係るインクジェット記録ヘ
ッドの斜視図、図2は同インクジェット記録ヘッドの分
解斜視図、図3は図1のA−A線断面図である。
ッドの斜視図、図2は同インクジェット記録ヘッドの分
解斜視図、図3は図1のA−A線断面図である。
【0009】図において、1は記録素子が複数配列され
た記録素子基板であり、該記録素子基板1には、通常S
i基板上に発熱抵抗層及び配線等がフォトリソ技術によ
りパターニングされ、ノズル壁吐出口が感光性樹脂で形
成されている。ノズルへのインクを供給するためのイン
ク供給口は、異方性エッチング等により形成される。切
断により外形が形成される。
た記録素子基板であり、該記録素子基板1には、通常S
i基板上に発熱抵抗層及び配線等がフォトリソ技術によ
りパターニングされ、ノズル壁吐出口が感光性樹脂で形
成されている。ノズルへのインクを供給するためのイン
ク供給口は、異方性エッチング等により形成される。切
断により外形が形成される。
【0010】記録素子基板1と支持部材3の間には、支
持プレート2が配されている。支持プレート2は、記録
素子基板1の材料の線膨張率と同等の線膨張率を有し、
且つ、記録素子基板1の材料の熱伝導率と同等若しくは
それ以上の熱伝導率を有する材料で作られる。例えば、
シリコン(Si)、アルミナ(Al2 O3 )、窒化アル
ミニウム(AlN)、炭化珪素(SiC)、4窒化3珪
素(Si3 N4 )、モリブテン(Mo)、タングステン
(W)等が選定される。
持プレート2が配されている。支持プレート2は、記録
素子基板1の材料の線膨張率と同等の線膨張率を有し、
且つ、記録素子基板1の材料の熱伝導率と同等若しくは
それ以上の熱伝導率を有する材料で作られる。例えば、
シリコン(Si)、アルミナ(Al2 O3 )、窒化アル
ミニウム(AlN)、炭化珪素(SiC)、4窒化3珪
素(Si3 N4 )、モリブテン(Mo)、タングステン
(W)等が選定される。
【0011】記録素子基板1と支持プレート2及び支持
部材3は、それぞれ接着により接合されている。記録素
子基板1への記録信号は、プリント配線基板4、フレキ
シブル基板5を介して送られる。各接続は、ACF接続
等により行われる。
部材3は、それぞれ接着により接合されている。記録素
子基板1への記録信号は、プリント配線基板4、フレキ
シブル基板5を介して送られる。各接続は、ACF接続
等により行われる。
【0012】図2は本発明に係るインクジェット記録ヘ
ッドの記録素子基板1と支持プレート2及び支持体3の
関係を示す分解斜視図である。
ッドの記録素子基板1と支持プレート2及び支持体3の
関係を示す分解斜視図である。
【0013】図2に示すように、各部材1,2,3には
インク供給用のスリット状供給口1a,2a,3aがそ
れぞれ設けられている。各スリット状供給口1a,2
a,3aは1つのスリットにするのが好ましいが、記録
ヘッドが長尺の場合、各部材1,2,3の強度から中間
に数本の梁が必要となる。
インク供給用のスリット状供給口1a,2a,3aがそ
れぞれ設けられている。各スリット状供給口1a,2
a,3aは1つのスリットにするのが好ましいが、記録
ヘッドが長尺の場合、各部材1,2,3の強度から中間
に数本の梁が必要となる。
【0014】図3にはインク流路の断面の概略図を示
す。
す。
【0015】インクは、支持体3に設けられたインク供
給部6Aから6Bに向かって回復時に流れる。図に示す
ように、記録素子基板1と支持プレート2及び支持体3
のスリット梁の位置が隣り合わせで同じ位置にならない
ように配置されている。このようにすることにより、梁
の間にインクの流れが生じるようになり、泡の除去が容
易になる。
給部6Aから6Bに向かって回復時に流れる。図に示す
ように、記録素子基板1と支持プレート2及び支持体3
のスリット梁の位置が隣り合わせで同じ位置にならない
ように配置されている。このようにすることにより、梁
の間にインクの流れが生じるようになり、泡の除去が容
易になる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、基板上に記録液を吐出させるための複数の記録
素子が配列された記録素子基板と、該記録素子基板を保
持するための支持プレートと、該支持プレートを保持す
る支持部材を備え、それらが接着により積層され、各基
板にはインクを供給する穴が設けられ、支持部材側より
インクを供給するインクジェット記録ヘッドにおいて、
前記記録素子基板と支持プレート及び支持部材に設けら
れた梁が同じ位置で隣接しないようにしたため、回復時
の泡除去性の向上を図ることができるという効果が得ら
れる。
よれば、基板上に記録液を吐出させるための複数の記録
素子が配列された記録素子基板と、該記録素子基板を保
持するための支持プレートと、該支持プレートを保持す
る支持部材を備え、それらが接着により積層され、各基
板にはインクを供給する穴が設けられ、支持部材側より
インクを供給するインクジェット記録ヘッドにおいて、
前記記録素子基板と支持プレート及び支持部材に設けら
れた梁が同じ位置で隣接しないようにしたため、回復時
の泡除去性の向上を図ることができるという効果が得ら
れる。
【図1】本発明に係るインクジェット記録ヘッドの斜視
図である。
図である。
【図2】本発明に係るインクジェット記録ヘッドの分解
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】従来のインクジェット記録ヘッドのインク流路
の断面図である。
の断面図である。
1 記録素子基板
1a スリット状供給口
2 支持プレート
2a スリット状供給口
3 支持体
3a スリット状供給口
4 プリント配線基板
Claims (3)
- 【請求項1】 基板上に記録液を吐出させるための複数
の記録素子が配列された記録素子基板と、該記録素子基
板を保持するための支持プレートと、該支持プレートを
保持する支持部材を備え、それらが接着により積層さ
れ、各基板にはインクを供給する穴が設けられ、支持部
材側よりインクを供給するインクジェット記録ヘッドに
おいて、 前記記録素子基板と支持プレート及び支持部材に設けら
れた梁が同じ位置で隣接しないようにしたことを特徴と
するインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項2】 各供給口全長は、インク供給路に近い方
が長い(記録素子基板<支持プレート<支持体)ことを
特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項3】 各供給口幅は、インク供給路に近い方が
幅広(記録素子基板<支持プレート<支持体)であるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記
録ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001229449A JP2003039692A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | インクジェット記録ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001229449A JP2003039692A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | インクジェット記録ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003039692A true JP2003039692A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19061796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001229449A Withdrawn JP2003039692A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | インクジェット記録ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003039692A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7517058B2 (en) | 2005-03-23 | 2009-04-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording head having structural members in ink supply port |
CN104442007A (zh) * | 2013-09-20 | 2015-03-25 | 精工爱普生株式会社 | 液体容纳容器、液体容纳体以及基板支撑部件 |
-
2001
- 2001-07-30 JP JP2001229449A patent/JP2003039692A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7517058B2 (en) | 2005-03-23 | 2009-04-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording head having structural members in ink supply port |
US7934810B2 (en) | 2005-03-23 | 2011-05-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording head including beams dividing supply ports |
CN104442007A (zh) * | 2013-09-20 | 2015-03-25 | 精工爱普生株式会社 | 液体容纳容器、液体容纳体以及基板支撑部件 |
CN104442007B (zh) * | 2013-09-20 | 2017-05-10 | 精工爱普生株式会社 | 液体容纳容器、液体容纳体以及基板支撑部件 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20060201 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081007 |