JP2003039049A - 攪拌部出し入れ自在型発酵分解処理装置 - Google Patents

攪拌部出し入れ自在型発酵分解処理装置

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JP2003039049A JP2001229019A JP2001229019A JP2003039049A JP 2003039049 A JP2003039049 A JP 2003039049A JP 2001229019 A JP2001229019 A JP 2001229019A JP 2001229019 A JP2001229019 A JP 2001229019A JP 2003039049 A JP2003039049 A JP 2003039049A
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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】建物内に業者が入ることによるプライバシーの
侵害や犯罪行為の発生等の不安をなくして、メンテナン
スを容易なものにする。 【解決手段】処理槽21の前壁43を、攪拌部出し入れ
開口を有するベース壁45と、その攪拌部出し入れ開口
を覆って閉鎖し、攪拌部22と駆動部23を支持する装
着脱自在な支持壁46とから構成し、処理槽21の後壁
44に攪拌部22の回転軸38の後端部の引き抜き差し
込みを自在に行える回転軸抜き差し自在型シール軸受5
4を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人や家畜の糞尿、生
ごみ等の廃棄有機物を発酵分解する処理装置、特にトイ
レに好適な発酵分解処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トイレとして人や家畜の糞尿、生
ごみ等の廃棄有機物を発酵分解する処理装置が使用され
ている。この発酵分解処理装置1は図7に示すように処
理槽2とその処理槽内に設置した攪拌部3とその処理槽
外に設置した駆動部4とから構成する。そして、処理槽
2はその上壁を全て一枚の開閉自在な上蓋5にし、そこ
に糞用開口、尿用開口、排気用開口、コンポスト取り出
し用開口等を設け、糞尿を開口に導入し、排気を開口か
ら導出するための各接続管6、7、8を夫々立設し、更
にコンポスト取り出し用開口に取っ手9付き置き蓋10
をする。
【0003】又、攪拌部3は回転軸11とその回りに軸
線12に沿って中央で2分割して螺旋状に配置した帯状
部材13(13a、13b)とそれ等の帯状部材13を
軸線12より等距離離して支える多数の支持棒14とか
ら構成する。そして、回転軸11の両端部を処理槽2の
前後壁15(15a、15b)の各中央に設けた支持穴
(軸穴)に挿通して架設する。なお、回転軸11に対す
る帯状部材13の巻き方向は前部と後部とで反対にす
る。
【0004】又、駆動部4には通常モータを用い、その
回転軸16と攪拌部3の回転軸11とを例えばチェーン
軸継手17によって連結する。このようにチェーン軸継
手17を用いるのは攪拌部3を製作する際、円筒管を回
転軸11の中央部に用い、その円筒管の軸線12に沿っ
て多数の支持棒14を分配して、各支持棒14の一端部
を夫々溶接により円筒管に固定するため、どうしても回
転軸11にねじれ、曲がり等の変形が発生し易く、両回
転軸11、16の軸線同士が一致しないからである。な
お、モータ4はその取付台18の一端を処理槽2の前壁
15bに溶接して固定する。
【0005】このような発酵分解処理装置1を用いる
と、接続管6等から処理槽2内に投入したおが屑中に糞
尿や生ごみ等の廃棄有機物を入れ、それ等を攪拌部3に
より攪拌して、その軸線12に沿って前後方向に適宜搬
送しながら微生物によって発酵させ、コンポストを製造
することができる。その際、処理槽2中に特に水等を入
れる必要はない。
【0006】しかし、発酵分解処理装置1では駆動部4
の回転軸16と攪拌部3の回転軸11とをチェーン軸継
手17を用いて連結しているため、駆動部4の本体と処
理槽2の前壁15bとの間にチェーン軸継手17が介在
する。それ故、発酵分解処理装置1を狭い場所に設置で
きるようにコンパクト化し難い。又、駆動部たるモータ
4の取付台18を処理槽2に溶接により直接固定してい
るため、モータ運転時特に始動時には大きなトルクによ
る衝撃が処理槽2に強く伝達する。それ故、このような
トイレに不慣れな使用者は大便器等に伝わる不意の衝撃
に驚く。なお、通常モータ4は1日に3回8時間毎に始
動し、夫々一定時間回転を継続するように設定する。
【0007】しかも、これ等の定期的に発生するモータ
運転時のトルクに起因する衝撃は絶えず攪拌部3の回転
軸11が挿通する支持穴付近とそこに備えた軸受19
(19a、19b)とに夫々強く作用する。通常、この
ような軸受19にはすべり軸受の一種であるメタル軸受
を用いているため、長く使用しているとその軸受19と
回転軸11との間に廃棄有機物やコンポスト等の異物が
入り込んで摩擦抵抗が大きくなり、支持穴が変形してそ
れ等が外部に漏れ出るようになる。すると、回転軸11
が円滑に回転しなくなり、無理な力が作用して折れ曲が
り、全く回転できなくなったりする。
【0008】そこで、本出願人は先に出願した特願20
01−004403において、駆動部の回転軸と攪拌部
の回転軸を共通にし、その駆動部と処理槽の前壁との間
にトルクアームを介在して、処理槽後壁に開けた回転軸
の支持穴にオイルシールを施し、その回転軸の軸受にこ
ろがり軸受を用いることにより、狭い場所でも設置でき
るように装置のコンパクト化が可能で、駆動部運転時の
トルクに起因する処理槽伝達衝撃を減衰させることによ
って使用者に与える衝撃を少なくし、攪拌部に発生する
変形を少なくして長期間の使用に耐えることのできる発
酵分解処理装置を提示した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな発酵分解処理装置にしても、依然点検、修理等のメ
ンテナンスに問題がある。何故なら、発酵分解処理装置
の攪拌部は従来通り回転軸とその回りに軸線に沿って中
央で2分割して螺旋状に配置した帯状部材とそれ等の帯
状部材を軸線より等距離離して支える多数の支持棒とか
ら構成する。そして、攪拌部の製作時には一般に回転軸
に対して多数の支持棒を溶接結合し、それ等の支持棒に
対して2本の帯状部材を溶接接合する。それ故、処理装
置を長時間作動させ、攪拌部により糞尿や生ごみ等の廃
棄有機物をおが屑と共に攪拌して、その軸線に沿って反
対方向に搬送しながら発酵処理を行なっていると、その
攪拌部に当然変形力が作用し続ける。その結果、攪拌部
の結合個所が溶接により一度酸化されているので、どう
しても機械的に弱くなって分離し易く、その付近が変形
したり、欠けたりし易い。
【0010】そこで、攪拌部の分離箇所を再度溶接結合
したり、部品の取り換えや攪拌部全体を取り換える等の
修理が必要になる。そして、そのような修理等を行うに
は攪拌部を処理槽内の設置箇所から取り外して外部に取
り出さなければならない。しかも、攪拌部を取り出すに
は先に建物の中に入り、処理槽から大便器、小便器等を
取り外す。次に、建物外に出て排気管を取り外した後
に、処理槽全体を床下の収容場所から適宜引き出してそ
の処理槽から上部全面を覆う上蓋を取り外し、更にその
処理槽の前壁外側にある駆動部たるモータ、軸受等や後
壁外側の軸受等を外す。
【0011】そして、処理槽の前後壁から回転軸を抜き
取るため、廃棄有機物やコンポストを溜めるタンクを外
した後、その回転軸の後端部を後壁に設けた軸穴に連な
る縦穴に沿って上方にスライドさせ回転軸を斜めにしな
がら、その処理槽の前壁に設けた軸穴から前端部を引き
抜く等する。すると、攪拌部を処理槽の上部開口から取
り出すことができる。そこで、損傷箇所等の修理を行っ
た後、タンクを取り付け、その攪拌部又は取り換え用の
新しい攪拌部を処理槽内の所定位置に戻して設置し、更
に取り外しておいたモータ、軸受等を外側の所定位置に
備え付けて上蓋をする。すると、その処理槽を床下の所
定の収容場所に押し込んで戻し排気管を備え付け、再度
建物に入って大便器、小便器等を取り付けることによ
り、処理装置の使用が可能になる。しかし、建物内に業
者が入ることにより所有者がプライバシーの侵害や犯罪
行為の発生等の不安を抱き易い。又、所有者が留守の場
合、管理人等がいなければこのようなメンテナンスを行
えない。
【0012】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、建物内に業者が入ることによる
プライバシーの侵害や犯罪行為の発生等の不安がなく
て、メンテナンスの容易な発酵分解処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による攪拌部出し入れ自在型発酵分解処理装
置では廃棄有機物が入る開口を設けた処理槽内に、その
廃棄有機物を攪拌する攪拌部を設置し、その攪拌部を駆
動する駆動部を処理槽外に設置してその処理槽前壁で支
持し、その駆動部の回転軸から攪拌部の処理槽前後壁に
架設した回転軸に駆動力を伝達する。そして、上記処理
槽前壁を、処理槽外へ攪拌部を引き出し可能な大きさの
攪拌部出し入れ開口を有するベース壁と、その攪拌部出
し入れ開口を外側から覆って閉鎖し、攪拌部と駆動部を
支持する装着脱自在な支持壁とから構成し、その処理槽
後壁に攪拌部の回転軸後端部を支持し、その回転軸後端
部の引き抜き差し込みを自在に行える回転軸抜き差し自
在型シール軸受を備える。
【0014】又、上記ベース壁上部の攪拌部出し入れ開
口の左右両側に、そのベース壁に対する支持壁装着時の
位置決めに用いる位置決め突起を夫々突設し、その支持
壁にそれ等の位置決め突起が嵌まる受け穴を夫々設け、
更に支持壁の軸穴付近の後面に攪拌部の回転軸前端部を
支持する軸受への支持を補強して、ベース壁に対する支
持壁装着時の位置決めに用いる軸受支持補強兼用位置決
め部材を備え付け、そのベース壁の攪拌部出し入れ開口
の底内面をその軸受支持補強兼用位置決め部材の載置面
にすると好ましくなる。
【0015】又、上記両位置決め突起を夫々ねじ付きに
し、それ等の位置決め突起が嵌まる受け穴を夫々貫通穴
にするとよい。又、上記処理槽に開閉自在な前部上蓋を
備え付けるとよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付の図1〜6を参照し
て、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明を適
用した攪拌部出し入れ自在型発酵分解処理装置の正面
図、図2はその平面図、図3はその左側面図である。こ
の発酵分解処理装置20は処理槽21とその処理槽内に
設置した攪拌部22とその処理槽外に設置した駆動部2
3とから構成し、従来のものと基本構造をほぼ同一にす
る。そして、処理槽21はその上壁の前部のみを上蓋2
4にし、その後部上壁25に糞用開口26、尿用開口2
7等を設け、前部上蓋24に排気用開口28、コンポス
ト取り出し用開口29等を設けて、糞尿を開口26、2
7に導入し、排気を開口28から導出するための各接続
管30、31、32を夫々立設する。すると、接続管3
0には大便器を接続し、接続管31には小便器を接続
し、更に接続管32には先端部に排気ファンを設置した
長い排気管を接続することができる。又、コンポスト取
り出し用開口29を取っ手33付きの置き蓋34で覆
う。なお、35は前部上蓋24の後部上壁25上に重ね
る重ね蓋部である。
【0017】このような前部上蓋24にはその周辺部に
多数箇所例えば4箇所ねじ止め箇所を分散配置し、処理
槽21の本体前部の周壁上縁部にボルト36を用いて固
定する。しかし、後部上壁25は処理槽21の本体後部
の周壁上縁部に溶接により固定する。その際、前部上蓋
24の前側2隅と後部上壁25の後側2隅にいずれも頭
部37をリング状にしたボルト36を配置し、処理槽2
1を吊下げ移動可能にして設置し易くする。又、取っ手
33付きの置き蓋34は簡単に装着脱できるので、コン
ポスト取り出し用開口29を処理槽21内部の点検窓と
しても利用し易い。
【0018】又、攪拌部22にはその回転軸38の中央
部に円筒管39を用い、その円筒管39の回りに軸線4
0に沿って中央で2分割して螺旋状に配置した帯状部材
41(41a、41b)と、それ等の帯状部材41を軸
線40より等距離離して支える多数の支持棒42とを備
え付ける。なお、回転軸38に対する帯状部材41の巻
き方向は前部と後部で反対にする。そして、回転軸38
の両端部を処理槽21の前後壁43、44の各中央に設
けた軸穴に挿通して架設する。
【0019】この処理槽前壁43は1枚板とせず、溶接
によって取り付けるベース壁45と、そのベース壁45
の中央付近より上部に重ねてねじ止めする支持壁46と
から構成する。そして、ベース壁45は図4に示すよう
な縦に長い大略長方形状の板体にし、その上部中央に上
方まで抜いて、処理槽外へ攪拌部22を引き出し可能な
大きさにした攪拌部出し入れ用のU字状開口47を設け
る。又、ベース壁45にはその攪拌部出し入れ開口47
の周囲近傍に結合用貫通穴48を多数箇所例えば10箇
所分散配設する。なお、その攪拌部出し入れ開口47は
周囲内面の中央部を底49にする。
【0020】又、支持壁46は図5に示すような縦方向
が僅かに短い長方形状の板体にし、その下寄り中央に回
転軸38を挿通する軸穴50を設け、その左右両側に少
し離して軸受支持のために結合用貫通穴51(51a、
51b)を設ける。そして、支持壁46にはその周辺部
にベース壁45の結合用貫通穴48に対応させて結合用
貫通穴52を10箇所分散配設する。又、支持壁46の
軸穴50にオイルシールを施し、その軸受53としてこ
ろがり軸受を用いる。しかし、処理槽後壁44には一枚
の板体を用いて溶接により取り付け、その軸穴に備える
軸受54として回転軸抜き差し自在型シール軸受例えば
船のスクリュー用軸受として水中等で使用されている無
給油式自動調心型軸受ユニットを用いる。
【0021】そして、支持壁46の前後両側に図6に示
すように攪拌部22と駆動部23を取り付ける。その
際、駆動部23にはモータ例えば回転数を1200:1
に減速するギャドモータを用い、その回転軸を攪拌部2
2の回転軸38と共通にする。なお、攪拌部22に用い
る各部材の寸法、材質等を選び、加工精度を上げること
により、回転軸38にねじれ、曲がり等の変形が少ない
ものを製作して用いる。そして、モータ23と処理槽2
1との間に大略正三角形板状のトルクアーム55を介在
し、そのトルクアーム55の底辺側一端部をモータ23
の処理槽側に配置したモータ取付板56に2組のボルト
57等を用いて固定する。又、トルクアーム55の頂点
側一端部に支持穴を設け、その支持穴に首部にねじのな
いボルト58を遊嵌して処理槽前壁43の支持壁46に
固定する。すると、モータ23と一体に結合したトルク
アーム43を支持壁46で僅か回動可能に軸支すること
ができる。なお、図5における65がボルト58が嵌ま
る支持穴である。
【0022】このようにして、モータ23と攪拌部22
とを共通の回転軸38にし、モータ23をトルクアーム
55等を介して処理槽21の前壁43を構成する支持壁
46に設置すると、前後両側に攪拌部22と駆動部23
を支持する支持壁46が装着脱自在になる。そこで、支
持壁46には更にその軸穴50付近の後面に、攪拌部2
2の回転軸38の前端部を支持する軸受53への支持を
補強して、ベース壁45に対する支持壁装着時の位置決
めに用いる長方形板状の軸受支持補強兼用位置決め部材
59を備え付けておく。なお、軸受支持補強兼用位置決
め部材59には図4に示すようにその中央に軸穴60を
設け、その左右両側に少し離して結合用貫通穴61(6
1a、61b)を夫々設ける。
【0023】このような前後両側に攪拌部22と駆動部
23を備え付けて一体にした支持壁46を装着する場
合、先にベース壁45の攪拌部出し入れ開口47の左右
両側の最上部にある各結合用貫通穴48に後側からボル
ト62(62a、62b)を夫々嵌め込み、そのねじ付
き軸部を外方に突出しておく。すると、支持壁46の装
着時にベース壁45に備え付けた両ボルト62のねじ付
き軸部を位置決め突起として用いることができる。そこ
で、装着の際には処理槽21の前部上蓋24を開いて上
壁に設けた前部開口(上壁開口)を開けておき、ベース
壁45の上部中央に設けた攪拌部出し入れ開口47より
攪拌部22を差し込みながら、支持壁46の左右両側の
最上部にある対応する貫通穴52にそのねじ付き軸部が
夫々挿通するように、ベース壁45に対し支持壁46を
位置決めする。
【0024】又、支持壁46の軸穴50付近の後面に備
え付けた軸受支持補強兼用位置決め部材59をベース壁
45の攪拌部出し入れ開口47の底内面49上に載置す
る。すると、ベース壁45に対し支持壁46を正確に位
置決めでき、支持壁46を後方に押して攪拌部22の回
転軸38の後端部を処理槽後壁44に備え付けた回転軸
抜き差し自在型シール軸受54に簡単に挿入できる。な
お、ベース壁45と支持壁46との間には前以ってシー
ル部材を介在しておく。
【0025】このようにして、ベース壁45の攪拌部出
し入れ開口47を支持壁46で外側から覆って閉鎖し、
処理槽21の前壁43を形成した後、その左右両側の最
上部から突出しているボルト62のねじ付き軸部にナッ
トを夫々嵌め、その他の対応する結合用貫通穴48、5
8については対となるボルト63と、ナットを夫々用い
てベース壁45に対し支持壁46を結合する。それ故、
攪拌部出し入れ開口47を有するベース壁45を備えた
処理槽21に対し、前後両側に攪拌部22と駆動部23
を備えた支持壁46が装着脱自在となって、駆動部23
が処理槽21の前壁43に近付き、発酵分解処理装置2
0をコンパクト化することができる。そこで、前部上蓋
24を閉じてその上蓋24をやはりボルト36やナット
等を用いて装着脱自在に処理槽21の本体に結合する。
すると、発酵分解処理装置20が完成し、床下等の狭い
収容場所でも設置し易くなる。なお、駆動部23に用い
るモータはその頭部を前部上蓋24の右縁部中央に固定
した上閉筒状カバー64で覆って保護する。
【0026】このような発酵分解処理装置20は使用に
先立って大便器を通じて糞用開口26より或いは置き蓋
34を取ってコンポスト取り出し用開口29よりおが屑
を処理槽21の内部に投入しておく。そして、使用時に
は大便器や小便器等を通じておが屑中に糞尿や生ごみ等
の廃棄有機物を入れ、それ等をモータ23により駆動さ
れる攪拌部22より定期的に例えば1日に3回、一定時
間攪拌する。そして、毎回攪拌部22の始動時には攪拌
しながら最初に廃棄有機物や製造したコンポスト等を処
理槽21の内部中央に集め、その後前後方向に搬送を繰
り返し微生物で発酵させるようにする。その際、モータ
23の運転による特に始動時の大きなトルクにより発生
する衝撃をトルクアーム55で吸収し減衰させて処理槽
21に伝達させることができる。それ故、攪拌部22の
回転軸38の中央部を形成する円筒管39が折れ曲がる
ような円滑回転の障害となる変形が発生しない。しか
も、処理槽21の前後壁43、44等に開けた回転軸3
8の両軸穴50、60等に前壁43ではオイルシールを
施してころがり軸受53を用い、後壁44では回転軸抜
き差し自在型シール軸受54を用いたため、廃棄有機物
やコンポストの一部が軸穴50等から外部に漏れること
がなく、回転軸38が円滑に回転し続ける。
【0027】しかし、長期間に亘り使用を続けている
と、攪拌部22の溶接による結合箇所等が分離し、一部
が変形したり欠けたりする。その際には点検、修理等の
メンテナンスを必要とする。そこで、メンテナンスの際
には発酵分解処理装置20を構成する処理槽21の前部
上蓋24から排気管を取り外し、更にその前部上蓋24
をボルト36やナット等を外して取り外せばよく、建物
内に入って処理槽21の後部上壁25から大便器や小便
器を取り外す必要がない。それ故、建物内に業者が入る
ことによるプライバシーの侵害や犯罪行為の発生等の虞
がない。そこで、更に処理槽21の前壁43を構成する
支持壁46のボルト62、63、ナット等を外す。する
と、処理槽21の前部上蓋24の取り外しによる上壁開
口やベース壁45の上部中央の攪拌部出し入れ開口47
を利用して、駆動部23と共に支持壁46に一体に備え
付けた攪拌部22を前方に適宜移動させ或いは処理槽2
1から全部取り出して必要箇所の点検、修理等を行え
る。そして、修理等の後にはその攪拌部22を元通りに
処理槽21内に戻して設置し、ベース壁45に支持壁4
6を結合して前壁43を形成し、上壁開口を前部上蓋2
4で閉鎖し、排気管を取り付ける等すると、発酵分解処
理槽20の使用を再開できる。それ故、発酵分解処理槽
20のメンテナンスが簡単である。
【0028】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、請求項1
記載の発明では処理槽前壁を構成するベース壁からその
攪拌部出し入れ開口の外側を覆って閉鎖している装着脱
自在な支持壁を外し、攪拌部の回転軸後端部を処理槽後
壁に備えられている回転軸抜き差し自在型シール軸受か
ら引き抜き、その攪拌部出し入れ開口から駆動部と共に
支持壁に一体に備え付けられている攪拌部を前方に適宜
移動させて、その攪拌部の一部又は全部を取り出し、必
要個所の点検、修理等を速やかに行うことができる。
又、修理等の後に攪拌部出し入れ開口から攪拌部を処理
槽内に戻し、所定位置に設置する等して速やかに使用を
再開できる。それ故、建物内に業者が入ることによるプ
ライバシーの侵害や犯罪行為の発生等の不安がなくて、
メンテナンスを容易に行える。
【0029】又、請求項2記載の発明では処理槽前壁を
構成しているベース壁に支持壁を装着する際、そのベー
ス壁上部の攪拌部出し入れ開口の左右両側に備えられて
いる位置決め突起が支持壁に設けられている受け穴に夫
々嵌まるようにしてその支持壁を位置決めし、更にその
支持壁の軸穴付近の後面に備えられている軸受支持補強
兼用位置決め部材をベース壁の攪拌部出し入れ開口の底
内面に載置することによって支持壁を位置決めできる。
それ故、ベース壁の所定位置に支持壁を正確に装着でき
る。しかも、軸受支持補強兼用位置決め部材により攪拌
部の回転軸前端部を支持する軸受の支持を補強して、そ
の支持壁の前後両側に備えられている攪拌部と駆動部を
所定位置に正確に位置決めできる。
【0030】又、請求項3記載の発明では両位置決め突
起を夫々ねじ付きにし、それ等の位置決め突起が嵌まる
受け穴を夫々貫通穴にすることにより、それ等の位置決
め突起をベース壁に対する支持壁の位置決めと固定に用
いることができる。それ故、ベース壁に対する支持壁の
装着作業を適切に行える。
【0031】又、請求項4記載の発明では処理槽に開閉
自在な前部上蓋を備えることにより、その前部上蓋の取
り外しによってできる処理槽の上壁開口とベース壁の攪
拌部出し入れ開口を利用して、それ等の開口から駆動部
と共に支持壁に一体に備えられている攪拌部を上方や前
方に適宜移動させて、その攪拌部の一部又は全部を速や
かに取り出すことができるため好都合となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した攪拌部出し入れ自在型発酵分
解処理装置の正面図である。
【図2】同発酵分解処理装置の平面図である。
【図3】同発酵分解処理装置の左側面図である。
【図4】同発酵分解処理装置の処理槽前壁を構成するベ
ース壁の正面図である。
【図5】同処理槽前壁を構成する支持壁の正面図であ
る。
【図6】同発酵分解処理装置の前後両側に攪拌部と駆動
部を備え付けて一体にした支持壁の左側面図である。
【図7】従来の発酵分解処理装置の左側面図である。
【符号の説明】
20…攪拌部出し入れ自在型発酵分解処理装置 21…
処理槽 22…攪拌部23…駆動部 24…前部上蓋
25…後部上壁 26…糞用開口 27…尿用開口 2
8…排気用開口 29…コンポスト取り出し用開口 3
0、31、32…接続管 34…置き蓋 36、57、
58、62、63…ボルト 38…回転軸 40…軸線
41…帯状部材 42…支持棒 43…前壁 44…
後壁45…ベース壁 46…支持壁 47…攪拌部出し
入れ開口 48、51、52、61…結合用貫通穴 5
0、60…軸穴 49…底内面 53…ころがり軸受5
4…回転軸抜き差し自在型シール軸受 55…トルクア
ーム 56…モータ取付板 59…軸受支持補強兼用位
置決め部材
フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA03 BA04 CA19 CB21 CB28 CB50 4D059 AA01 AA07 BA01 BA46 BJ03 BJ20 4G037 DA02 DA05 DA30 EA03 4G078 AA13 AB20 BA01 CA01 CA05 CA15 CA17 DA30 DB10 4H061 AA03 CC35 CC55 EE64 GG16 GG43 GG49 GG69

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄有機物が入る開口を設けた処理槽内
    に、その廃棄有機物を攪拌する攪拌部を設置し、その攪
    拌部を駆動する駆動部を処理槽外に設置してその処理槽
    前壁で支持し、その駆動部の回転軸から攪拌部の処理槽
    前後壁に架設した回転軸に駆動力を伝達してなる発酵分
    解処理装置において、上記処理槽前壁を、処理槽外へ攪
    拌部を引き出し可能な大きさの攪拌部出し入れ開口を有
    するベース壁と、その攪拌部出し入れ開口を外側から覆
    って閉鎖し、攪拌部と駆動部を支持する装着脱自在な支
    持壁とから構成し、処理槽後壁に攪拌部の回転軸後端部
    を支持し、その回転軸後端部の引き抜き差し込みを自在
    に行える回転軸抜き差し自在型シール軸受を備えること
    を特徴とする攪拌部出し入れ自在型発酵分解処理装置。
  2. 【請求項2】 上記ベース壁上部の攪拌部出し入れ開口
    の左右両側に、そのベース壁に対する支持壁装着時の位
    置決めに用いる位置決め突起を夫々突設し、その支持壁
    にそれ等の位置決め突起が嵌まる受け穴を夫々設け、更
    に支持壁の軸穴付近の後面に攪拌部の回転軸前端部を支
    持する軸受への支持を補強して、ベース壁に対する支持
    壁装着時の位置決めに用いる軸受支持補強兼用位置決め
    部材を備え付け、そのベース壁の攪拌部出し入れ開口の
    底内面をその軸受支持補強兼用位置決め部材の載置面に
    することを特徴とする請求項1記載の攪拌部出し入れ自
    在型発酵分解処理装置。
  3. 【請求項3】 上記両位置決め突起を夫々ねじ付きに
    し、それ等の位置決め突起が嵌まる受け穴を夫々貫通穴
    にすることを特徴とする請求項2記載の攪拌部出し入れ
    自在型発酵分解処理装置。
  4. 【請求項4】 上記処理槽に開閉自在な前部上蓋を備え
    付けることを特徴とする請求項1、2又は3記載の攪拌
    部出し入れ自在型発酵分解処理装置。
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CN108310994A (zh) * 2018-01-30 2018-07-24 贵州云峰药业有限公司 一种制药混合机械用搅拌桨
CN108608572A (zh) * 2018-04-20 2018-10-02 芜湖市涵润智能科技有限公司 一种震动型建筑用混凝土搅拌设备

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