JP2003038897A - 直列式寝具乾燥機 - Google Patents

直列式寝具乾燥機

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JP2003038897A
JP2003038897A JP2001226546A JP2001226546A JP2003038897A JP 2003038897 A JP2003038897 A JP 2003038897A JP 2001226546 A JP2001226546 A JP 2001226546A JP 2001226546 A JP2001226546 A JP 2001226546A JP 2003038897 A JP2003038897 A JP 2003038897A
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bedding
drying chamber
hot air
drying
air
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JP2001226546A
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English (en)
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Kazuhiko Yamazaki
和彦 山崎
Koji Koike
幸司 小池
Junji Nakagawa
順司 中川
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Original Assignee
TANABE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数枚の布団やマットレス等の寝具をムラな
く、且つ、短時間で乾燥させることができ、しかも乾燥
終了までを自動運転することが可能な、しかも乾燥作業
と相まって消毒処理をも確実に行うことが可能な布団乾
燥機を提供する。 【解決手段】熱風の取入口5及び排出口6が形成された
乾燥室2と、布団又はマットレス等の寝具1が展開した
状態で載置されると共にその載置範囲内にのみ多数の通
気孔8が形成され、上記乾燥室2内の熱風流路に対して
直列的に配置された複数枚の棚段7a,7b,7cと、
上記乾燥室2の取入口5に対して空気を圧送するブロワ
3と、このブロワ3によって圧送された空気を加熱して
熱風とする空気加熱器4とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、布団やマットレス
といった寝具を複数枚同時に乾燥させることが可能な寝
具乾燥機に係り、詳細には、複数枚の寝具をムラなく効
率的に乾燥させ、更に消毒処理も効果的に行うための改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、病院など医療機関では、院内感染
の危険性を避けるために、定期的に布団を交換し、ある
いはベッドのマットレスを交換し、これらを洗濯乾燥す
ることが行われている。また、人口の老齢化に伴い、寝
たきりの生活を行う人も増加しているが、失禁などによ
る汚れや、食事時の汚れ等が放置された布団には細菌が
繁殖し易く、これを原因とした感染症が間題となってく
る。まだ、汚れた布団に寄生するダニとその糞によるア
レルギーも増加している。
【0003】こうしたことから、布団、マットレス等の
寝具に対する水洗丸洗いの必要性が増加している。これ
ら寝具の丸洗いにおいては、水洗い後に確実に乾燥する
ことが必須であり、また、医療機関で使用する寝具につ
いては、感染症のおそれを排除するため、乾燥と同時に
確実に消毒する必要がある。
【0004】従来、布団やマットレス等の寝具を複数枚
同時に乾燥させることが可能な寝具乾燥機としては、特
開平10−295998号公報、特開2000−157
795号公報、実用新案掲載公報第3062217号等
に開示されるものが知られている。これらの寝具乾燥機
では、熱風の取入口及び排出口を有する乾燥室が設けら
れると共に、この乾燥室内には布団等の寝具を載置する
ための棚段が上記取入口と排出口を離隔するように複数
設けられており、各棚段に寝具を収容させた状態で該寝
具の乾燥が行われるように構成されている。また、熱風
によって寝具の温度が効果的に上昇するよう、各棚段に
は寝具の載置範囲内にのみ多数の通気孔が設けられてお
り、寝具を棚段にセットした状態では通気孔が寝具によ
って閉塞されるようになっている。このため、熱風は棚
段にセットされた寝具を通り抜けて循環するようになっ
ており、寝具の内部に熱風が積極的に導かれる構造とな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
寝具乾燥機では、寝具を載置する棚段が乾燥室内の熱風
の流路に対して並列的に設けられており、取入口から乾
燥室内に導かれて特定の棚段を通過した熱風は、他の棚
段を通過することなく乾燥室から排出されるように構成
されている。このため、特定の棚段にセットした布団の
通風性が他の棚段にセットした布団よりも良好な場合、
通風性の良好な布団は熱風の通風量が他の布団よりも多
くなることから、他の棚段にセットした布団よりも速く
乾燥し、通風性の悪い布団は乾燥が遅れる結果となる。
【0006】また、含水率が大きいと通気抵抗が増加す
ることから、乾燥が進むに連れて布団等の通風性は良く
なる傾向にある。そのため、乾燥を始めた布団にはより
多くの熱風が通風され、乾燥が更に促進されるが、乾燥
の遅れた布団に対する熱風の通風量はその分だけ低下
し、更に乾燥が遅れる結果になる。
【0007】このことから、従来の寝具乾燥機では、特
定の棚段にセットした布団やマットレス等の寝具が他の
棚段にセットした寝具よりも速く乾燥してしまう場合が
あり、一部の寝具が他の寝具よりも先に乾燥してしまう
と、未だ乾燥していない他の寝具はなかなか乾燥しない
といった問題点があった。
【0008】更に、棚段を熱風の流路に対して並列的に
設けた従来の寝具乾燥機では、総ての棚段を使用せずに
一部の棚段のみを使用する場合は、熱風が未使用の棚段
を通過してバイパスされてしまうのを防止するため、未
使用の棚段に開設された通気孔をシート物等によって塞
がなくてはならず、中途半端な数量の寝具を乾燥させる
場合にその作業が面倒であった。
【0009】一方、これら従来の寝具乾燥機では乾燥工
程の終了が判断し難いといった問題点もある。通常、棚
段にセットした寝具の乾燥が終了しないうちは、気化熱
によって熱風の熱が寝具に奪われることから、乾燥室か
ら排出される熱風の温度は乾燥室に吹き込んだ熱風の温
度よりも低い筈である。しかし、棚段を乾燥室内で並列
的に設けている従来の寝具乾燥機では、一部の棚段にセ
ットした寝具が乾燥してしまうと、乾燥室の排気温度も
上昇してしまうので、排気温度からのみでは寝具の乾燥
が終了したか否かを判断することはできず、いちいち乾
燥室内の寝具を触って乾燥度合いを確かめなくてはなら
ず、乾燥運転を自動で行うことが困難であった。
【0010】また、前述の如く熱風を乾燥室に収容され
た総ての寝具に対して万遍なく通風させることが困難な
ので、総ての寝具を一様に高温に保つことができず、乾
燥作業と同時に消毒処理を行うことができないといった
欠点もある。
【0011】更に、特開2000−157795号公報
に開示される寝具乾燥機では、寝具をセットする棚段が
上方へ向けた凸面状に形成されており、布団は両端部を
下方へ垂れ下げた状態で棚段にセットされている。この
ように両端部を垂れ下げた状態で乾燥を行うと、かかる
両端部に水分が移動することから、これら両端部は中央
部に比べて乾燥が遅れてしまう。特に、布団の端部は綿
が押し付けられて固まっている傾向にあり、元々通気性
の悪い箇所である。従って、水分が両端部に移動してし
まうと、かかる両端部の乾燥は中央部に比べて著しく遅
れ、中央部が乾燥しているにも拘らず、両端部はいつま
でも乾燥しないといった悪循環に陥り易い。
【0012】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、複数枚の布団や
マットレス等の寝具をムラなく、且つ、短時間で乾燥さ
せることができ、しかも乾燥終了までを自動運転するこ
とが可能な寝具乾燥機を提供することにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、乾燥作業と相
まって消毒処理をも確実に行うことが可能な寝具乾燥機
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の寝具乾燥機は、熱風の取入口及び排出口が
形成された乾燥室と、布団又はマットレス等の寝具が展
開した状態で載置されると共にその載置範囲内にのみ多
数の通気孔が形成され、上記乾燥室内の熱風流路に対し
て直列的に配置された複数枚の棚段と、上記乾燥室の取
入口に対して空気を送る送風手段と、上記乾燥室に送ら
れる空気を加熱して熱風とする空気加熱器とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0015】このような技術的手段によれば、空気加熱
器によって加熱された熱風が乾燥室に吹き込まれるので
あるが、かかる乾燥室内に設けられた複数の棚段は熱風
流路に対して直列的に配置されていることから、熱風は
総ての棚段にセットされた布団等の寝具を通過しなけれ
ば、乾燥室から排出されることがない。このため、熱風
の取入口に最も近い棚段にセットされた寝具が一番最初
に乾燥するが、乾燥した寝具を通過した熱風は残る総て
の棚段にセットされた寝具を通過しなくては乾燥室から
排出されない。従って、棚段にセットされた総ての寝具
に対して熱風を十分に供給することができ、いずれか一
つの棚段の寝具が乾燥してしまった後に残りの寝具の乾
燥能力が低下してしまうといった不都合はなく、総ての
棚段にセットした寝具を短時間で乾燥させることができ
るものである。
【0016】また、棚段を熱風流路に対して直列的に配
置していることから、未使用の棚段が存在する場合であ
っても、セットされた寝具に対して熱風を確実に通風さ
せることができ、未使用の棚段をシート物で覆う等の作
業を行う必要がなく、棚段を熱風流路に対して並列的に
設けた従来の装置に比べて使い勝手が良好なものとなっ
ている。
【0017】このような本発明においては、棚段が熱風
流路に対して直列的に配置され、しかも各棚段に開設さ
れた通気孔はセットされた寝具によって閉塞されること
から、寝具が未だ湿っている状態では乾燥室内における
熱風の流路抵抗が大きく、上記送風手段は熱風を大きな
圧力で乾燥室に吹き込み、あるいは吸い出さなければ、
総ての寝具に対して熱風を通風させることができない。
このため、乾燥室における熱風の取入口を棚段よりも下
方にもうけたのでは、送風圧力によって寝具が棚段から
吹き上げられてしまい、寝具に対して熱風を十分に吹き
込むことが不可能になってしまう。従って、かかる観点
からすれば、乾燥室における熱風の取入口は棚段よりも
上方に設けられ、排出口は棚段よりも下方に設けられて
いるのが好ましい。
【0018】また、布団の周辺部は中央部に比べて綿が
詰まり易く、熱風の通風性が悪いことから、布団を棚段
にセットした状態で該周辺部に水分が多く含まれている
と、かかる周辺部の乾燥が中央部に比べて著しく遅くな
ってしまう。従って、かかる観点からすれば、棚段は中
央部が周辺部よりも僅かに窪んだ凹面状に形成され、寝
具をこの棚段にセットした際に、かかる寝具の中央部に
水分が集まるように構成するのが好ましい。
【0019】更に、乾燥室の排出口から排気される熱風
の温度は棚段にセットされた総ての寝具の乾燥がある程
度まで進行しない限り、取入口における熱風の温度より
も低い温度に抑えられることになるので、排出口におる
熱風の温度をチェックすることにより、乾燥室内にセッ
トされた総ての寝具の乾燥が終了したか否かを把握する
ことが可能となる。つまり、排出口における熱風温度を
温度センサでチェックし、その検出温度が100℃を超
えるようであれば、棚段にセットした総ての寝具に含ま
れる水分が完全に蒸発したと判断することができ、これ
を契機として自動で乾燥運転を終了することができる。
【0020】また更に、乾燥が終了した直後の寝具は依
然として高温なので、これを直ちに積み上げた場合には
発火の危険性がある。このため、かかる危険を排除して
乾燥後の寝具の取り扱いを容易なものにするという観点
からすれば、上記空気加熱器を経ることなく外気を乾燥
室に導入するための冷気導入手段を設け、乾燥運転の終
了と同時にこの冷気導入手段を作動させるのが好まし
い。この冷気導入手段としては、空気加熱機を迂回する
バイパス流路を設け、冷たい外気をこのバイパス流路経
由で乾燥室に吹き込むように構成することが可能であ
る。また、乾燥室の上流側に冷気の導入口を設ける一
方、乾燥室の下流側には冷気吸引用のブロワを設け、乾
燥運転の終了と同時に上記導入口を開放すると共に、吸
引用ブロワを動作させるように構成しても良い。
【0021】一方、本発明の寝具乾燥機では乾燥運転の
終了時に高温高湿の熱風が乾燥室から排気されることか
ら、この高温高湿の熱風を利用して乾燥室内にセットさ
れた寝具の消毒処理を行うことが可能である。すなわ
ち、乾燥室から排気された高温高湿の熱風を送風手段を
経て空気加熱機へ循環させ、再加熱して乾燥室に吹き込
めば、乾燥室内を殺菌処理機としてのオートクレーブ内
と略同じ環境条件に維持することができ、このような熱
風の再循環を所定時間継続することにより、細菌の殺菌
や滅菌、ダニの退治等の消毒処理を寝具に対して実施す
ることができる。従って、乾燥室の排気温度の上昇から
乾燥運転が終了したと判断される場合には、直ちに乾燥
室の排気を送風手段及び空気加熱器に再循環させて所定
時間だけ消毒運転を行い、その後に前述した冷却運転を
行うのが好ましい。もっとも、消毒処理が不要な場合に
は、乾燥室の排気を循環させることなく直ちに冷却運転
を行うことも可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の寝具乾燥機を詳細に説明する。図1は本発明を適用し
た寝具乾燥機の第1実施例を示すものである。この寝具
乾燥機は、水洗い及び脱水後の布団、マットレス、毛布
等の寝具1を収容する乾燥室2と、この乾燥室2内に空
気を圧送する送風手段としてのプロワ3と、このブロワ
3によって送られた空気を加熱して熱風を作り出す空気
加熱器4とを備えており、上記ブロワによって圧送され
た空気を空気加熱機4を通して乾燥室2に継続的に吹き
込むことにより、この乾燥室2に収容された寝具1を乾
燥させるように構成されている。
【0023】上記乾燥室2の上部には空気加熱器4から
送られてきた熱風を取り入れるための取入口5が形成さ
れる一方、下部には乾燥室2内の熱風を大気中へ排気す
るための排出口6が設けられており、乾燥室2に吹き込
まれた熱風は上部から下部へ向かって流動する。また、
この乾燥室2内には寝具1を載置するための複数の棚段
7a,7b,7cが設けられており、各棚段7は熱風の
流路を遮るようにして上下に多重配置されている。各棚
段7a,7b,7cは金属板から形成されており、熱風
が通過する多数の通気孔8が設けられている。このた
め、乾燥室2に吹き込まれた熱風は第1の棚段7aの通
気孔を通過しなくては第2の棚段7bに到達することが
できず、また、第2の棚段7bの通気孔を通過しなくて
は第3の棚段7cに到達することができないようになっ
ている。つまり、これら3段の棚段7a,7b,7cは
熱風の流路に対して直列的に配置されていることにな
る。尚、棚段は複数段であれば何段設けても差し支えな
い。
【0024】図2は棚段7a(7b,7c)に布団1を
載置した様子を示すものである。上記通気孔8は布団1
の載置範囲内にのみ設けられており、布団1を棚段7a
に載置した際には通気孔8が該布団1によって閉塞され
るようになっている。このため、図3に示すように、棚
段7aに寝具1を収容した状態では、熱風は寝具1を通
り抜けずしては通気孔8に到達することが出来ず、熱風
が第1の棚段7aにセットした寝具1を迂回して第2の
棚段へ吹き抜けることができないように配慮されてい
る。従って、上記取入口5から乾燥室2内に吹き込まれ
た熱風は、各棚段7a,7b,7cにセットされた寝具
1を順に通り抜け、最終的に排出口6に到達する。
【0025】各棚段7a,7b,7cに受けられる通気
孔8はセットされる寝具1の周縁部から100mm以上
内側に設けられるのが好ましい。これにより、熱風が寝
具1をバイパスして通気孔8に流入するのを防止すると
共に、熱風が寝具1の端部から該寝具1内に入り込むの
を促進し、寝具1の端部の乾燥遅れを防止することが可
能となる。通気孔8の総面積は寝具1の載置面積に対し
て10〜80%程度で適宜変更することが可能である
が、布団においては中央部よりも周辺部の方が綿の詰ま
り具合が密であり、中央部は通気性の良い分だけ乾燥し
易い傾向にある。そのため、乾燥ムラを抑えるという観
点からすれば、寝具1の載置範囲の中央付近に位置する
通気孔8の面積を、周辺部に位置する通気孔8の面積に
対して20〜40%程度に減少させ、中央部の通気抵抗
と周辺部のそれとが同程度となるようにしても良い。ま
た、寝具1の端部は中央部に比べて乾燥が遅れ易いこと
から、図1に示す通り、各棚段7a,7b,7cを周辺
部よりも中央部が窪んだ凹面状に形成し、寝具1に含ま
れる水分が中央部に集まるように構成すると、かかる寝
具1の端部と中央部との間の乾燥ムラを抑えることがで
きる。
【0026】また、この実施例の寝具乾燥機では、寝具
の乾燥運転が終了した後、乾燥室2内に寝具1をセット
したままの状態で該寝具1の冷却運転を行い得るよう、
空気加熱器4を迂回するバイパス流路9が設けられてお
り、ブロワ3によって圧送した大気を加熱することなく
乾燥室2に供給することができるようになっている。こ
のバイパス流路9には冷却運転の際に開放される第1バ
ルブ10が設けられる一方、空気加熱機4が設けられた
流路11には冷却運転の際に閉塞される第2バルブ12
が設けられ、これのバルブ10,12を操作することで
常温の大気を乾燥室2に供給することができる。すなわ
ち、乾燥運転の際には、第1バルブ10を閉じると共に
第2バルブ12を開放することで、流路11に送られた
外気は空気加熱器4を介して乾燥室2に吹き込まれる
(図1中に白抜き矢印で示すルート)。また、冷却運転
の際には、第1バルブ10を開放すると共に第2バルブ
12を閉じることで、ブロワ3によって吸引された空気
はバイパス流路9を介して乾燥室2に吹き込まれる(図
1中に黒ベタ矢印で示すルート)。
【0027】そして、このように構成された本実施例の
寝具乾燥機では、水洗いした寝具を遠心脱水機等によっ
て脱水した後、上記乾燥室2の各棚段7a,7b,7c
の所定位置に通気孔8を塞ぐようにしてセットし、乾燥
室2の扉を閉じた後に上記ブロワ3及び空気加熱器4を
起動することによって乾燥運転がスタートする。この乾
燥運転では、ブロワ3によって圧送された空気を空気加
熱器4によって高温に加熱して熱風とし、この熱風を乾
燥室2に吹き込むことによって、棚段7a,7b,7c
にセットされた水洗い後の寝具の乾燥が行われる。
【0028】このとき、乾燥室2内の棚段は熱風の流路
に対して前述の如く直列的に設けられていることから、
かかる熱風は第1の棚段7aにセットされた寝具1を通
過した後でなければ、第2の棚段7bにセットされた寝
具1に吹きつけることはない。このため、乾燥運転の開
始当初は、120℃程度にまで加熱した熱風を乾燥室2
に吹き込んだとしても、かかる熱風の熱量は第1の棚段
7aにセットした寝具1を通過する際に水分の気化熱と
して奪われてしまうことから、第2の棚段7bの寝具1
に吹きつける熱風の温度は第1の棚段7aよりも低いも
のとなり、同様にして、第3の棚段7cの寝具1に吹き
つける熱風の温度は第2の棚段7bよりも低いものとな
る。
【0029】また、熱風に含まれる湿度ついて考察して
みると、乾燥した熱風を乾燥室2に吹き込んだとして
も、第1の棚段7aを通過した熱風には該棚段7aの寝
具1から蒸発した水分が多量に含まれることになる。し
かし、第2の棚段7bを通過する熱風が相対飽和湿度に
達しておらず、僅かでも乾いている場合には、かかる熱
風が第2の棚段7bにセットされた寝具を通過する際
に、第2の棚段7bの寝具の水分が蒸発することにな
る。このことは第3の棚段7cについても同様である。
従って、乾燥室2の出口から排出される熱風は常に相対
飽和湿度に近い湿度を有していることになり、乾燥室2
に吹き込まれた熱風を最大限利用して寝具の乾燥が行わ
れる。また、第3の棚段7cを通過する熱風が既に相対
飽和湿度に近い水分を含んでいる場合、第3の棚段にセ
ットされた寝具1は熱風によって温められはするもの
の、水分が蒸発することはなく、逆に相対飽和湿度に近
い熱風がこの第3の棚段7cの寝具によって冷却される
ことからすれば、第3の棚段7cの寝具1が既に熱風に
含まれている水分を吸い取る結果となる。
【0030】一方、乾燥運転が進行し、第1の棚段7a
にセットされた寝具1の乾燥が略終了してくると、かか
る寝具1は乾燥室2の取入口5における熱風の温度と略
同じ温度にまで加熱された状態となり、第2の棚段7b
にセットされた寝具1に対しても高温の乾燥した熱風が
供給されるようになる。これにより、第2の棚段7bに
セットした寝具1の乾燥が促進されることになる。もっ
とも、第2の棚段7bの寝具1は第1の棚段7aの寝具
1の乾燥中に徐々に温められていたことから、第1の棚
段7aの寝具1の乾燥終了後、短時間で乾燥を終了させ
ることができる。
【0031】また、第3の棚段7cにセットされた寝具
1についても、第2の棚段7bにセットされた寝具1の
乾燥が終了すると共に乾燥が促進されることになる。つ
まり、乾燥室2内の棚段7a,7b,7cを熱風の流路
に対して直列的に配置した本実施例の寝具乾燥機の場
合、熱風の上流側に位置する寝具の乾燥が終了しない限
り、下流側に位置する寝具の乾燥が完全になされること
はなく、棚段の順番に応じて寝具の乾燥が行われること
になる。
【0032】そして、この実施例の場合、第2の棚段7
bの寝具の乾燥が未だ終了していない状態では、第3の
棚段7cに供給される熱風の温度では最高でも100℃
程度であり、その熱風を第3の棚段7cにセットされた
寝具1が冷やしてしまうことから、乾燥室2の排出口6
から排気される熱風の温度は100℃に達することはな
い。しかし、第2の棚段7bの寝具の乾燥が終了し、第
3の棚段7cの寝具が乾燥し始める頃には、かかる寝具
は100℃程度にまで加熱されている筈であるから、乾
燥室2の排出口6から排気される熱風の温度も100℃
程度にまで上昇することになる。
【0033】このため、乾燥室2の排気口6に温度セン
サ13を設け、乾燥室2から排出される熱風の温度をチ
ェックしていれば、乾燥室2内における寝具1の乾燥が
どの程度まで進行したかを把握することができる。そし
て、上記温度センサ13の検出温度が100℃に達すれ
ば、最終段の棚段にセットされた寝具の乾燥が進行して
いると判断することができ、頃合いを見計らって乾燥運
転を終了させることが可能である。これにより、本実施
例の寝具乾燥機では温度センサの出力信号をトリガーと
して乾燥運転の終了をコンピュータシステムによって自
動化することも容易である。すなわち、温度センサの出
力信号から乾燥室の排気温度が100℃に達したと判断
された後、所定時間が経過してから、空気加熱器4及び
ブロワ3の運転を停止すれば良いのである。そして、こ
のような自動運転を行った場合であっても、本実施例の
寝具乾燥機では棚段の順番に寝具が乾燥していくことか
ら、乾燥不良の寝具が発生することは一切ない。
【0034】また、この温度センサ13の出力信号を利
用して乾燥運転及び冷却運転を連続的に行うことも可能
である。すなわち、図4のフローチャートに示すよう
に、第1バルブ10を閉塞する一方、第2バルブ12を
開放し、ブロワ3によって吸引された空気が空気加熱器
4に供給されるようにした後、これらブロワ3及び空気
加熱器4を起動して乾燥運転を開始する(ST1、ST
2)。乾燥運転中は所定時間毎に温度センサ13の出力
信号をチェックし(ST3)、かかる出力信号から乾燥
室2の排気温度が100℃に達したと判断される場合、
タイマーで所定時間を計数した後(ST4)、空気加熱
器4の運転を停止して乾燥運転を終了し、更に第1のバ
ルブ10を開放すると共に第2のバルブ12を閉塞して
冷却運転を自動で開始する(ST5)。そして、タイマ
ーで寝具の冷却に必要な所定時間を計数したら、ブロワ
3を停止し、冷却運転を終了する。これにより、寝具の
乾燥運転及び冷却運転を連続して自動で行うことがで
き、しかも乾燥室2内の複数の棚段にセットした総ての
寝具を確実に乾燥させることができるものである。
【0035】次に、図5は本発明の寝具乾燥機の第2実
施例を示すものである。前述した第1実施例の寝具乾燥
機では乾燥室の排気をそのまま大気中に放出していた
が、この第2実施例の寝具乾燥機では排気を再度空気加
熱器4へ送り、かかる空気加熱器4で再加熱して乾燥室
2へ循環させるように構成した。尚、第1実施例と同じ
構成については、図5中に第1実施例と同一の符号を付
してその詳細な説明は省略する。
【0036】かかる構成を実現するため、本実施例では
乾燥室2の排出口6とブロワ4とを繋ぐ循環流路15を
設け、乾燥室2から排出された空気がそのままブロワ3
に送り込まれるようになっている。もっとも、乾燥運転
が進行し、乾燥室2内における寝具1が熱風によって加
熱されてくると、かかる乾燥室2から排出される空気に
は相対飽和湿度に略近い量の水分が含まれていることか
ら、寝具1の乾燥を促進させるという観点からすれば、
乾燥室2の排気の一部を大気中に放出し、その代わりに
外部のより乾燥した空気を取り込む方が好ましい。そこ
で、乾燥室2の排出口6とブロワ3との間の循環流路1
5には外気の吸引口16を設ける一方、ブロワ3と空気
加熱器4との間の流路11には循環する空気の一部を大
気中に放出する放出口17を設け、この放出口17に設
けた換気弁18で放出する湿った空気と上記吸引口16
から取り入れる乾いた空気との交換量を調整できるよう
に構成した。尚、上記吸引口16には逆止弁17が設け
られ、循環流路15中の湿った空気が吸引口16から大
気中に逆流しないようになっている。
【0037】従って、乾燥室2から排気された湿った空
気(図5中に破線矢印で流れを表示)は、循環流路15
を経てブロワ3に達し、かかるブロワ3で加圧された後
に空気加熱器4へ送られる。このとき、一部の湿った空
気は放出口17を経て大気中に放出される。また、ブロ
ワ3の上流側に位置する循環流路15中は流速が速いた
め、大気に対して若干負圧となり、吸引口16から大気
中の乾いた空気(図5中に実線矢印で流れを表示)が吸
引される。そして、このような換気によって湿度の低下
した空気が空気加熱器4に送られる。もっとも、乾燥室
2から排気された空気が相対飽和湿度に近い量の水分を
含んでいる場合であっても、第3の棚段7cにセットし
た寝具1の乾燥がある程度進行するまでは、既に説明し
たように乾燥室2の排気温度は未だ低いことから、何ら
換気を行わずとも、空気加熱器4で湿った排気をそのま
ま加熱すれば、該排気は再度乾燥室2において水分を吸
収することが可能となる。このため、本実施例の寝具乾
燥機では放出口17の換気弁18を閉塞した状態で乾燥
運転を行っても、乾燥室2内にセットした寝具1の乾燥
を行うことは可能である。但し、換気弁18を多少なり
とも開けて換気を行った方が、寝具1の乾燥時間は短く
なる傾向にある。また、換気弁18を開け過ぎると、そ
の分だけ排気が有している熱量を大気中に棄てているこ
とになるので、乾燥機全体しての熱効率は低下すること
になる。
【0038】また、この第2実施例の寝具乾燥機では、
空気加熱器4と乾燥室2との間の流路中に冷気吸込み口
19を設け、第1実施例と同様、乾燥運転の終了後に冷
却運転を行い得るように構成した。この冷却運転では、
上記放出口17に設けられた換気弁18を全開とする一
方、空気加熱器4の上流側に設けられた第2バルブ12
を閉塞し、更に、上記冷気吸込み口19に設けた冷却弁
20を開放する。また、上記吸引口16に設けられた逆
止弁17も閉塞状態にする。この状態でブロワ3を運転
すると、乾燥室2には冷気吸込み口19から導入された
外気のみが吹き込まれ、かかる乾燥室2内で寝具1を冷
却した外気はブロワ3を経て放出口17から大気中に排
出される。
【0039】前述の如く、本発明の寝具乾燥機では乾燥
室2内における複数の棚段7a,7b,7cを熱風の流
路に対して直列的に配置していることから、乾燥運転中
は最終の棚段7cにセットされた寝具1が乾燥する迄の
間、乾燥室2の排気が常に相対飽和湿度に近い量の水分
を含んでいることになる。このため、第3の棚段7cに
セットした寝具1が熱風によって十分に加熱され、その
乾燥が進行している状態、すなわち乾燥運転の終了直前
の状態では、水蒸気分圧の高い熱風が乾燥室2から排気
されている。それ故、この第2実施例の如く乾燥室2の
排気を再循環させ、その際に外気との換気を行わないよ
うにすると、高温高湿の熱風を乾燥室2内に吹き込むこ
とができ、乾燥室2内を殺菌処理等に用いられるオート
クレーブ内と同じ状態に保つことが可能となる。つま
り、乾燥運転に引き続いて寝具に付着した細菌の殺菌や
滅菌処理、寝具に付着したダニの退治といった消毒運転
を行うことができるのである。
【0040】図6は乾燥運転、消毒運転、冷却運転を連
続的に行う際の乾燥機の制御手順を示すフローチャート
である。先ず、換気弁18の開度を調整すると共に、空
気加熱器4に繋がる第2のバルブ12を開放して、ブロ
ワ3による加圧空気が空気加熱器4に供給されるように
した後、これらブロワ3及び空気加熱器4を起動して乾
燥運転を開始する(ST11、ST12)。このときの
換気弁18の開度は任意で良いが、寝具の乾燥の促進と
熱効率を考慮した場合、換気率が20%程度となるよう
に調整するのが好ましい。乾燥運転中は所定時間毎に温
度センサ13の出力信号をチェックし(ST13)、か
かる出力信号から乾燥室2の排気温度が100℃に達し
たと判断される場合、直ちに換気弁18を閉塞する(S
T14)。これにより、乾燥機は乾燥運転から消毒運転
に移行する。
【0041】乾燥室2の排気温度が100℃に到達した
いうことは、第3の棚段7cにセットされた寝具1が十
分に加熱されて乾燥を開始していることを意味してお
り、この状態では第3の棚段7cの寝具1から蒸発した
水分が排気中に溶け込み、かかる排気は相対飽和湿度に
近い水分を含んでいる。従って、この排気を外気と換気
することなく、そのまま空気加熱器4へ循環させ、再度
120℃程度にまで加熱した後に乾燥室2に吹き込む。
これにより、乾燥室2内には高温高湿の熱風が充満する
ことになり、殺菌処理機として用いられるオートクレー
ブの庫内と近似した処理環境を維持することができ、各
棚段7a,7b,7cにセットされた寝具1の消毒処理
を行うことができる。そして、この消毒運転の開始後、
タイマーで所定時間を計数したら(ST14)、換気弁
18を開放して所定時間運転を継続し、乾いた熱風を乾
燥室内に吹き込むことによって該乾燥室内に残っている
水分を蒸発させる(ST15)。
【0042】これによって消毒運転は終了し、引き続い
て冷却運転が行われる。ST15における計数が終了し
たら、空気加熱器4の運転を停止し、更に冷気吸込み口
19を開放すると共に第2のバルブ12を閉塞して冷却
運転を自動で開始する(ST16)。そして、タイマー
で寝具の冷却に必要な所定時間を計数したら(ST1
7)、ブロワ3を停止し、冷却運転を終了する。これに
より、寝具の乾燥運転消毒運転及び冷却運転を連続して
自動で行うことができ、しかも乾燥室2内の複数の棚段
にセットした総ての寝具を確実に乾燥させることができ
るものである。
【0043】尚、上記第1及び第2実施例では、乾燥室
2内に圧送された熱風によって各棚段7a,7b,7c
にセットした寝具1が浮き上がってしうのを防止するた
め、かかる乾燥室2の上部から下部へ向かう下方流よっ
て乾燥運転及び冷却運転を行うように構成したが、乾燥
対象である寝具1が布団の場合、圧送された下方流が布
団を棚段に押し付けてしまうと、乾燥後の布団がつぶれ
てしまい、寝心地が悪くなってしまう懸念がある。従っ
て、乾燥対象物が布団であるならば、乾燥室2の下部か
ら上部へ向かう上方流よって乾燥運転及び冷却運転を行
うのが好ましい。また、乾燥運転は下方流で行っても、
冷却運転を上方流で行うことにより、中綿の目詰まりを
防止し、使い心地の良い布団とすることができる。この
際、上方流を用いて乾燥運転又は冷却運転を行うのであ
れば、布団が棚段から浮き上がらぬよう、布団をネット
等によって棚段に固定するのが好ましい。
【0044】また、乾燥対象である寝具1がマットレス
の場合、発泡プラスチックから構成されるマットレスは
形態安定性が良く、含水によって厚みが変化することも
ないので乾燥は布団等の他の寝具に比べて容易である。
しかし、マットレスに主として使用されているポリウレ
タンは耐熱性、耐水性、耐光性が十分とは言えず、乾燥
室2の取入口5におる熱風の温度設定を100℃以下に
する等の注意が必要である。本発明の乾燥機における寝
具の乾燥は、かかる寝具を通過する熱風の温度における
飽和蒸気圧に依存しているので、乾燥室2の入口温度が
100℃以下であっても、かかる乾燥室2内にセットさ
れた寝具1の乾燥は十分に行うことができる。従って、
マットレスをセットした場合は、前述の消毒処理が必要
な場合を除き、換気率を上げて乾燥運転を行うのが好ま
しい。
【0045】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の寝具
乾燥機によれば、乾燥室内に設けられた複数の棚段は熱
風流路に対して直列的に配置されていることから、熱風
は総ての棚段にセットされた布団等の寝具を通過しなけ
れば乾燥室から排出されることがなく、棚段にセットさ
れた総ての寝具に対して熱風を十分に供給することがで
き、複数枚の布団やマットレス等の寝具をムラなく、且
つ、短時間で乾燥させることが可能である。
【0046】また、乾燥室の排気温度は総ての棚段にセ
ットされた寝具が乾燥しない限り上昇することがないの
で、かかる排気温度をチェックすることで寝具の乾燥の
進行状況を的確に把握することができ、排気温度に基づ
いて乾燥終了までを自動運転することも可能である。
【0047】また、乾燥運転の終了直前には高温高湿の
空気が乾燥室から排気されることから、この排気を再度
加熱して乾燥室に吹き込むことにより、乾燥室内をオー
トクレーブの庫内と近似した高温高湿環境に維持するこ
とができ、乾燥作業と相まって寝具の消毒処理をも行う
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した寝具乾燥機の第1実施例の
構成を示す概略図である。
【図2】 棚段に寝具をセットした状態を示す平面図で
ある。
【図3】 熱風が寝具を通過して棚段の通気孔に流入す
る様子を示した拡大断面図である。
【図4】 第1実施例に係る寝具乾燥機の自動運転の手
順を示すフローチャートである。
【図5】 本発明を適用した寝具乾燥機の第2実施例の
構成を示す概略図である。
【図6】 第2実施例に係る寝具乾燥機の自動運転の手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…寝具(布団)、2…乾燥室、3…ブロワ、4…空気
加熱器、5…取入口、6…排出口、7a,7b,7c…
棚段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 順司 埼玉県吉川市旭3番4号、田辺工業株式会 社埼玉技術センター内 Fターム(参考) 3L113 AA03 AB02 AC01 AC51 AC67 AC85 BA11 CA02 CB01 CB35 DA10 4C058 AA03 BB04 CC07 DD04 DD05 EE26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱風の取入口及び排出口が形成された乾
    燥室と、布団又はマットレス等の寝具が展開した状態で
    載置されると共にその載置範囲内にのみ多数の通気孔が
    形成され、上記乾燥室内の熱風流路に対して直列的に配
    置された複数枚の棚段と、上記乾燥室の取入口に対して
    空気を送る送風手段と、上記乾燥室に送られる空気を加
    熱して熱風とする空気加熱器とを備えたことを特徴とす
    る寝具乾燥機。
  2. 【請求項2】 上記取入口は棚段よりも上方に設けら
    れ、排出口は棚段よりも下方に設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の寝具乾燥機。
  3. 【請求項3】 上記棚段は中央部が周辺部よりも窪んだ
    凹面状に形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の寝具乾燥機。
  4. 【請求項4】 上記排出口から排気された熱風の温度を
    検出する温度センサを設け、この温度センサの検出温度
    が所定温度以上となることを条件に乾燥運転を終了する
    ことを特徴とする請求項1記載の寝具乾燥機。
  5. 【請求項5】 上記乾燥室から排出された熱風を送風手
    段及び空気加熱器を経て再度乾燥室へ吹き込むための循
    環流路を設け、乾燥運転が終了したならば、乾燥室から
    排出された高湿度の熱風をそのまま空気加熱器で加熱し
    て乾燥室へ循環させる消毒運転を所定時間だけ行うこと
    を特徴とする請求項4記載の寝具乾燥機。
  6. 【請求項6】 上記空気加熱器を経ることなく外気を乾
    燥室に送風するための冷気導入手段を設け、乾燥運転の
    終了又は消毒運転の終了と同時にこの冷気導入手段を作
    動させることを特徴とする請求項4又は5記載の寝具乾
    燥機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1722027A1 (de) * 2005-05-10 2006-11-15 Günther Schöttle Vorrichtung zur Reinigung und/oder Entkeimung von Matratzen
GB2500239A (en) * 2012-03-15 2013-09-18 David Parker Sterilisation apparatus utilising hot air
WO2022247890A1 (zh) * 2021-05-26 2022-12-01 青岛海尔洗衣机有限公司 寝具烘干装置

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EP1722027A1 (de) * 2005-05-10 2006-11-15 Günther Schöttle Vorrichtung zur Reinigung und/oder Entkeimung von Matratzen
GB2500239A (en) * 2012-03-15 2013-09-18 David Parker Sterilisation apparatus utilising hot air
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