JP2003037912A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2003037912A
JP2003037912A JP2001222786A JP2001222786A JP2003037912A JP 2003037912 A JP2003037912 A JP 2003037912A JP 2001222786 A JP2001222786 A JP 2001222786A JP 2001222786 A JP2001222786 A JP 2001222786A JP 2003037912 A JP2003037912 A JP 2003037912A
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Tomoyuki Nagamine
智之 長峰
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続箱本体とカバーとの間に挟まれて、電線
の断線や被覆部損傷等の接続不良を生じることを未然に
防止することができる電気接続箱を提供する。 【解決手段】 接続箱本体11の外壁12には、カバー
15の内側からはみ出した電線28をカバー15の外側
に押し出す突出部31を設け、カバー15には、突出部
31に対応する位置に、電線28を覗かせる開口部30
を設ける。カバー15には、電線28を収容する樋状の
電線収容部24を設け、電線収容部24の外側に電線2
8を開口部30に誘導する電線誘導溝32を設ける。突
出部31をカバー15の側壁17に近接して設けること
も有効である。側壁17の上端部にテーパ状のガイド面
18を設ける。このようにすれば、接続箱本体とカバー
との間に挟まれた電線の一部を突出部が開口部へ向かっ
て押し出し、開口部から電線を覗かせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リレーやヒューズ
等の電子部品が設置される接続箱本体に、接続箱本体か
ら引き出された複数の電線を内部に収容するカバーが装
着される電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気接続箱に関連する技術の一
例として、特開2001−112148号公報に記載さ
れているものが知られている。
【0003】図5に示すように、電気接続箱40は、リ
レー等の複数の電子部品46が収納される接続箱本体4
1と、接続箱本体41の下部に装着されるカバー45と
から構成されている。カバー45は、各種のロック手段
により接続箱本体41に取付けられるようになってい
る。接続箱本体41の下部からは、複数の電線52が引
き出されており、これら複数の電線52は、カバー45
の内側に収納されるようになっている。
【0004】カバー45は、上部に開口を有する直方体
状のケースとして形成されている。カバー45の一側の
側壁42には、略半円形の電線導出口43が設けられて
いる。この電線導出口43から、複数の電線52が集束
された状態で外部に導出されて、ワイヤハーネス50や
各種電装品等に接続されるようになっている。カバー4
5は、合成樹脂材料を構成材料とし、射出成形法によっ
て成形されている。
【0005】防水キャップを有するリレー等の複数の電
子部品46は、接続箱本体41の上面側に取付けられて
いる。接続箱本体41の下面側には、電子部品46のコ
ネクタ接続部48が露出しており、コネクタ接続部48
に電線付き端子を収容するコネクタ47が接続されるよ
うになっている。
【0006】コネクタ47には電線引出口49が設けら
れ、この電線引出口49から引き出される電線52は、
複数の電線52を束ねたワイヤハーネス50の分岐線で
ある。電線52は、縺れることなく、蛸足状に配索され
ている。電線52の分岐部近傍には、把持具51が取付
けられている。
【0007】把持具51は、筒状をなしており、ワイヤ
ハーネス50の端部において、各電線52を集束するた
めのクランプである。各電線52を弛ませることなく、
緊張した状態で集束することにより、カバー45装着時
の電線52の挟みこみが防止されている。
【0008】このように構成することによって、接続箱
本体41に、水や塵埃等が浸入することが阻止されて、
電子部品46の導通不良を防止することができ、また、
カバー45の装着作業性も向上する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電気接続箱では、解決すべき以下の問題点がある。
【0010】まず一つには、接続箱本体41にカバー4
5を装着する際に、接続箱本体41から引き出された電
線52が接続箱本体41とカバー45との間に挟まれ、
電線52の断線や、電線52の被覆部損傷を生じて、接
続不良を引き起こすことがある。
【0011】そして、カバー45をロック手段を利用し
て接続箱本体41に装着すると、電気接続箱40の外観
を見ただけでは、電線52が挟み込まれているか否かを
視認することができないゆえに、電線52が挟まれたま
まの状態で電気接続箱40が自動車等の車体に取付けら
れて、使用されることとなる。このような場合は、電線
52の接続不良を原因とするトラブルが走行中に生ずる
こともあり、安全上好ましくなかった。
【0012】また、接続箱本体41の下側から引き出さ
れた電線52を集束する際には、各電線52に所定の引
張力を加えて束ねる必要があり、そうすると、コネクタ
47から電線52が外れることがある。逆に、引張力を
弱めると、電線52に弛みや緩みを生じ、上述したよう
に挟み込みを招いてしまう。従って、電線52をある程
度緊張させた状態で集束させる必要があり、力加減の調
整等が煩わしく、集束作業性が悪かった。
【0013】さらに、引き出された電線52は、把持具
51を利用して一箇所で集束されるものであるが、電線
引出口49から把持具51までの配索経路の長い場合に
は、電線52がばたついて、自動車の走行中の振動に起
因して異音等を発生する心配もある。
【0014】本発明は、上記した点に鑑み、接続箱本体
から引き出された電線が、接続箱本体とカバーとの間に
挟まれて、電線の断線や被覆部損傷等の接続不良を生じ
ることを未然に防止することができる電気接続箱を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、接続箱本体から引き出され
た電線を内部に収容するカバーが備わる電気接続箱にお
いて、前記接続箱本体の外壁には、該カバーの内側から
はみ出した電線を該カバーの外側に押し出す突出部が設
けられ、前記カバーには、該突出部に対応する位置に、
該電線を覗かせる開口部が設けられたことを特徴とす
る。
【0016】上記構成のように、接続箱本体に突出部を
設け、カバーに開口部を設ければ、カバーの内側から浮
き上がり、弛み遊んでいる電線が、接続箱本体とカバー
との間に挟まれた際に、挟まれた電線の一部を突出部が
押し出し、開口部から電線を覗かせる。そして、カバー
の開口部から電線を視認することで、電線の挟み込みを
見分けることができるようになる。
【0017】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の電気接続箱において、前記カバーには、前記電線を
収容する樋状の電線収容部が設けられ、該電線収容部の
外側に該電線を前記開口部に誘導する電線誘導溝が設け
られたことを特徴とする。
【0018】上記構成のように、電線収容部の側壁の外
側に開口部を有する電線誘導溝を設ければ、電線収容部
からはみ出した電線は、電線誘導溝に誘導されて、突出
部の先端部に押し出されて、開口部から電線を覗かせ
る。
【0019】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載の電気接続箱において、前記カバー
の側壁の端部には、テーパ状のガイド面が設けられ、該
ガイド面に案内されながら、前記電線が前記突出部の下
側に潜り込むことを特徴とする。
【0020】上記構成のように、側壁の端部にテーパ状
のガイド面を設ければ、カバーからはみ出した電線は、
ガイド面に案内されながら、カバーの装着動作に連動し
てスムーズに電線誘導溝に誘導される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の具
体例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図4は、本
発明に係る電気接続箱の一実施形態を示すものである。
【0022】図1および図2に示すように、電気接続箱
10は、リレー、ヒューズまたはコネクタ等の電子部品
が取付けられる配線基板(図示せず)と、配線基板が収
容される接続箱本体11と、この接続箱本体11の下面
部12bを覆うカバー15とからなっている。
【0023】なお、上部に開口を有する接続箱本体(図
示せず)と、接続箱本体の上部開口を覆う上カバー(図
示せず)と、電線が引き出される接続箱本体の下部を覆
う下カバー(図示せず)とを備えるように、電気接続箱
を構成してもよい。接続箱本体に上部開口を備えれば、
リレー等の電子部品が搭載される配線基板の取付作業性
が向上する利益がある。
【0024】本実施形態における接続箱本体11とカバ
ー15とは、ロック手段を利用して着脱自在にロックさ
れるようになっている。ロックは、後述するカバー15
の腕部20,22に設けられるロック部(図示せず)
と、接続箱本体11に設けられる被ロック部(図示せ
ず)とを係合させることにより行われる。ロック部には
係止枠(図示せず)が採用され、被ロック部には係止突
起(図示せず)が採用される。他のロック手段として
は、孔部と係止突起(いずれも図示せず)等の組み合わ
せが挙げられる。
【0025】図1は接続箱本体11とカバー15とがロ
ック手段により装着した状態の部分断面図を示し、図2
は接続箱本体11とカバー15とが装着する前の状態の
部分断面図を示したものである。両側の腕部20,22
の長さは左右で異なっている。このように腕部20,2
2の長さを互い違いにすれば、先ず、一方の長い腕部2
2が接続箱本体11のスライド進入部14に進入して位
置決めが行われ、続いて、他方の短い腕部20が接続箱
本体11に引っかかりなく進入するゆえ、電気接続箱1
1とカバー15との装着を円滑に行うことができる。
【0026】接続箱本体11およびカバー15は、とも
にポリエチレン、ポリプロピレンその他の熱可塑性樹脂
材料を構成材料とし、射出成形法により一体的に成形さ
れている。熱可塑性樹脂材料は、軽量で、絶縁性および
防水性に優れるためである。また、射出成形法によれ
ば、薄肉で、寸法精度の高い精密な製品を成形すること
ができるからである。
【0027】ここで、説明の都合上、電気接続箱10の
上下、前後および左右の概念を次のように定めることと
する。接続箱本体11に対して、電子部品または配線基
板が配置される側を上側とし、カバー15を装着する側
または電線28が引き出される側を下側とする。前後に
ついては、電線28の導出口(図示せず)の備わる側を
前側とし、その反対側を後側とする。左右は、電気接続
箱10にロック手段の備わる側をいうものとする。
【0028】図3等に示すように、接続箱本体11は、
概ね直方体状をなしている。その外壁12は、上面部1
2aと、電線28の引き出し側である下面部12bと、
上面部12aと下面部12bとを繋ぐ周壁12cとから
なっている。左右の周壁12cには、カバー15の腕部
20,22に対する図示しないロック手段(係止突起)
が設けられている。
【0029】接続箱本体11の内部には、配線基板が収
容される内部空間(図示せず)が設けられている。配線
基板上の電子部品に接続された電線28は、下面部12
bから垂下して、接続箱本体11の外側に引き出される
ようになっている。
【0030】なお、接続箱本体11は、本実施形態の構
成に拘泥するものではなく、従来技術の欄で説明したよ
うに、電子部品46を接続箱本体41の上面側にそのま
ま直付けし、接続箱本体41の下面側に電子部品46の
コネクタ接続部48を露出させ、コネクタ接続部48に
電線付き端子を有するコネクタ47を接続するようにし
て接続箱本体を構成してもよい。
【0031】接続箱本体11の下面部12bには、電線
28の引出部(図示せず)が所定の箇所に設けられてい
る。電線28の引出部は、電線28の外径や電線本数に
対応する大きさであれば、孔であっても、スリット状の
開口であってもよい。電線28は、前後方向に引き出さ
れた格好になっており、下面部12bの中央部寄りに集
中して、下面部12bを這うように横に寝かされた状態
で配索されている。
【0032】また、下面部12bには、接続箱本体11
とカバー15との間に挟まれた電線28をカバー15の
開口部(図4)30へ向けて押し出す突出部31が設け
られている。この突出部31は、後述するカバー15の
片側側壁17の外側に設けられた電線誘導溝(図2)3
2に対応する位置に設けられている。
【0033】突出部31は、柱状に突出形成されてい
る。接続箱本体11に対してカバー15を装着した状態
においては、突出部31はカバー15の側壁17に近接
して位置している。突出部31が、カバー15の内側に
位置したのでは、本発明の目的が達成されないからであ
る。
【0034】すなわち、突出部31は、接続箱本体11
とカバー15との間に挟まれた電線28をカバー15の
開口部30へ向けて押し出して、開口部30から電線2
8を覗かせて、電線28を視認できるようにするための
ものであり、突出部31をカバー15の内側に位置させ
たのでは、このような機能を発揮し得ないからである。
そして、このような構成により、電気接続箱10を車体
に搭載する前段階において、従来見分けることができな
かった電線28の断線や被覆部の損傷等を見分けること
ができるようになる。
【0035】突出部31の先端部31aは、電線28を
押し出しやすいように、平坦面に形成されている。突出
部31の形状は、電線28を押し込んだ際に、撓んだり
曲がったりしないものであれば、柱状でなくてもよく、
電線28の軸方向に沿って延びる板状であってもよい。
【0036】また、本実施形態では、突出部31は側壁
17の片側の一箇所にしか設けられていないが、カバー
15の両側側壁17の2箇所に設けるようにしてもよ
い。2箇所に設けるようにすれば、挟まれた電線28を
発見する確率が高くなり、電気接続箱10の電気的接続
の信頼性が格段に向上する。
【0037】図4等に示すように、カバー15は、全体
として樋状に形成されている。カバー15は、底壁16
と、底壁16の両側から起立する側壁17と、側壁17
の外側に突出する図示しないロック部とを備えている。
底壁16と側壁17とが成す断面U字状の空間は、電線
収容部24を形成している。
【0038】ロック部は、両側の側壁17に突出形成さ
れるL字状または逆L字状の腕部20,22に設けられ
ている。一方の腕部20は短く、他方の腕部22は長く
なっている。一方の短い腕部20は、側壁17に連接す
る基部20aと、基部20aから略直角に上方に向けて
折れ曲がる先端部20bとからなっている。ロック部
は、先端部20bに設けられ、相手側の接続箱本体11
に係合するものであれば、突起状のものであっても、孔
状のものであっても、または枠状のものであってもよ
い。
【0039】他方の長い腕部22は、接続箱本体11の
スライド進入部14に奥深く進入可能になっている。腕
部22は、基部22aと先端部22bとからなってお
り、上述した一方の短い腕部20と同様である。相違す
る点は、腕部22の先端部22bに差込片22cが設け
られていて、断面二重構造になっている点である。差込
片22cが、スライドしながら奥へ進入することで、接
続箱本体11に対してカバー15がスムーズに取り付け
られるようになっている。また、一対の差込片22cに
よって、カバー15の幅方向のがたつきが防止されてい
る。ロック部は、先端部22bに設けられている。ロッ
ク部の構成としては、係止突起、係止孔または係止枠等
の種々の構成が採用可能である。
【0040】一対の対向する側壁17の内、一側の側壁
17には、接続箱本体11の突出部31に対応する位置
に、電線28を誘導させる断面U字状の電線誘導溝32
が設けられている。電線誘導溝32は、溝底32aと、
溝底32aの両側から立ち上がる溝壁32bとからな
り、側壁17に対して平行に前後方向に延在している。
また、この電線誘導溝32は、側壁17の上端部寄りに
位置している。
【0041】電線誘導溝32は、側壁17と腕部22と
の間に位置しており、所定の溝巾及び溝深さを有してい
る。溝巾と溝深さは、電線28の外径に応じて決定され
るものであり、本実施の形態では、1本の電線28を収
納できる程度の寸法に設定されている。なお、複数の電
線28を収納できるように形成してもよい。
【0042】電線誘導溝32の溝底32aには、突出部
31によって押し出された電線28を覗かせる開口部3
0が設けられている。この開口部30は、電線28が出
没自在に引っかかりなく通り抜けることができる程度の
大きさに開口している。突出部(図3)31によって押
し出された電線28が、開口部30に引っかかるような
ことがあると、電線28を視認することができないから
である。
【0043】電線誘導溝32の溝底32aに開口部30
を設ければ、接続箱本体11とカバー15との間に挟ま
れた電線28は、カバー15の装着動作に連動して、電
線誘導溝32に誘導され、そして、突出部31により下
方に押し出され、開口部30から電線28を覗かせる。
すなわち、開口部30は、突出部31により電線28が
押し出される方向に設けられているゆえ、挟まれた電線
28を開口部30から覗かせるまでの一連の動作がスム
ーズに行われて、電線28の引っかかりを生ずることな
く、電線28を視認位置へ誘導することができる。
【0044】電線誘導溝32の溝壁32bでもあるカバ
ー15の側壁17の上端部には、ガイド面18が設けら
れている。ガイド面18は、テーパ状に形成されてい
る。ガイド面18は、カバー15からはみ出し電線28
を突出部31の下側に案内する傾斜面として機能してい
る。
【0045】カバー15の底壁16と側壁17とが交差
する隅部には、倒れ防止用のリブを長手方向の複数箇所
に設けてもよい。また、リブに代えて肉盛り部を、長手
方向の複数箇所に一体的に設けるようにしてもよい。リ
ブまたは肉盛り部を設けることによって、カバー15の
強度が向上し、複数の電線28が電線収容部24に収納
された際であっても、両側の側壁17が開く方向に倒れ
ることを防止することができる。
【0046】本願発明の電気接続箱10は、自動車等に
おける車体のパネル板から突出するブラケット(図示せ
ず)に固定される。ブラケットは、板状をなし、パネル
側の固定部と、固定部に続く取付部とを備えている。取
付部には孔部が設けられている。固定部は、車体のパネ
ル板に溶接またはボルト締め等により固定される。
【0047】取付部と電気接続箱10のロック手段とし
ては、電気接続箱10の外壁12に設けられるロックア
ーム(図示せず)等が利用される。ロックアームの係止
突起を取付部の孔部に係合させることにより、電気接続
箱10が着脱自在に取付けられるようになっている。な
お、ロックアームに孔部を設け、取付部に係止突起を設
けるようにロック手段を構成してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、接続箱本体に突出部が設けられ、カバーに開口部が
設けられているから、接続箱本体にカバーを装着した際
に、接続箱本体とカバーとの間に挟まれた電線の一部を
突出部がカバーの外側に押し出し、開口部からその電線
を覗かせる。従って、開口部から露出する電線を視認す
ることで、接続箱本体から引き出された電線の挟み込み
を見分けることができ、電線の断線や被覆部損傷等の接
続不良のない接続信頼性の高い電気接続箱を提供するこ
とができる。
【0049】また、請求項2記載の発明によれば、電線
収容部の側壁の外側に電線を開口部へ誘導する電線誘導
溝が設けられているから、接続箱本体とカバーとの間に
挟まれた電線は、開口部にスムーズに誘導されて視認位
置に到達する。従って、請求項1記載の発明の効果がよ
り一層助長されて、接続信頼性の高い電気接続箱を提供
することができる。
【0050】また、請求項3記載の発明によれば、側壁
の端部にテーパ状のガイド面が設けられているから、挟
まれた電線は、ガイド面に案内されて、突出部の下側に
誘導されるとともに、開口部側に押し出される。従っ
て、請求項1記載の発明の効果に加えて、挟まれた電線
をスムーズに開口部に誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気接続箱の一実施形態を示す部分断
面図である。
【図2】図1に示す電気接続箱の接続箱本体とカバーと
の装着前の状態を示す部分断面図である。
【図3】同じく電気接続箱の接続箱本体を示す正面図で
ある。
【図4】同じく電気接続箱のカバーを示す部分断面図で
ある。
【図5】従来の電気接続箱の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 電気接続箱 11 接続箱本体 12 外壁 12b 下面部 15 カバー 16 底壁 17 側壁 18 ガイド面 24 電線収容部 28 電線 30 開口部 31 突出部 32 電線誘導溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続箱本体から引き出された電線を内部
    に収容するカバーが備わる電気接続箱において、 前記接続箱本体の外壁には、該カバーの内側からはみ出
    した電線を該カバーの外側に押し出す突出部が設けら
    れ、前記カバーには、該突出部に対応する位置に、該電
    線を覗かせる開口部が設けられたことを特徴とする電気
    接続箱。
  2. 【請求項2】 前記カバーには、前記電線を収容する樋
    状の電線収容部が設けられ、該電線収容部の外側に該電
    線を前記開口部に誘導する電線誘導溝が設けられたこと
    を特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記カバーの側壁の端部には、テーパ状
    のガイド面が設けられ、該ガイド面に案内されながら、
    前記電線が前記突出部の下側に潜り込むことを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の電気接続箱。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7864425B2 (en) 2005-09-16 2011-01-04 Panasonic Corporation Composite material and optical component using the same

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US7864425B2 (en) 2005-09-16 2011-01-04 Panasonic Corporation Composite material and optical component using the same

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