JP2003037633A - メールサーバおよびメールサーバにおけるメール処理方法 - Google Patents
メールサーバおよびメールサーバにおけるメール処理方法Info
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- JP2003037633A JP2003037633A JP2001226155A JP2001226155A JP2003037633A JP 2003037633 A JP2003037633 A JP 2003037633A JP 2001226155 A JP2001226155 A JP 2001226155A JP 2001226155 A JP2001226155 A JP 2001226155A JP 2003037633 A JP2003037633 A JP 2003037633A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の課題は、ユーザにとって管理が容易
な、バーチャルドメインによるメールシステムを提供す
ることである。 【解決手段】 本発明は、リアルドメインおよびバーチ
ャルドメインを管理するメールサーバであって、宛先メ
ールアドレスが示す前記リアルドメインまたは前記バー
チャルドメインのいずれかのドメインにおけるユーザ情
報を管理するドメイン管理テーブルと、所定のメール配
送プロトコルにしたがって、外部からメールを受け付け
る機能と、前記ドメイン管理テーブルを参照し、前記受
け付けたメールのユーザ情報を特定する機能と、前記特
定されたユーザ情報にしたがって、前記受け付けたメー
ルを所定のスプール領域にスプールする機能と、を備え
たことを特徴とするメールサーバである。
な、バーチャルドメインによるメールシステムを提供す
ることである。 【解決手段】 本発明は、リアルドメインおよびバーチ
ャルドメインを管理するメールサーバであって、宛先メ
ールアドレスが示す前記リアルドメインまたは前記バー
チャルドメインのいずれかのドメインにおけるユーザ情
報を管理するドメイン管理テーブルと、所定のメール配
送プロトコルにしたがって、外部からメールを受け付け
る機能と、前記ドメイン管理テーブルを参照し、前記受
け付けたメールのユーザ情報を特定する機能と、前記特
定されたユーザ情報にしたがって、前記受け付けたメー
ルを所定のスプール領域にスプールする機能と、を備え
たことを特徴とするメールサーバである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールを扱う
メールサーバに関し、特に、電子メールの受信・スプー
ルおよびスプールした電子メールの引き出しを行うメー
ルサーバおよびこのようなメールサーバにおける処理方
法に関する。
メールサーバに関し、特に、電子メールの受信・スプー
ルおよびスプールした電子メールの引き出しを行うメー
ルサーバおよびこのようなメールサーバにおける処理方
法に関する。
【0002】
【従来技術】近年のインターネットの急速な広がりとと
もに、いわゆるインターネットメールの利用も普及して
きた。このインターネットメールでは、メールアドレス
は、“<ユーザ名>@<ドメイン名>”で構成され、メ
ールはメールヘッダとメールボディで構成される(RF
C821等)。なお、インターネットメールは、狭義に
は、メール配送プロトコルであるSMTP(Simple Mai
l Transfer Protocol)にしたがった電子メールをいう
が、事実上、電子メールそれ自体がインターネットメー
ルを指して使用されているので、ここでは、特にこだわ
らない限り、インターネットメールを「電子メール」ま
たは単に「メール」と呼ぶことにする。
もに、いわゆるインターネットメールの利用も普及して
きた。このインターネットメールでは、メールアドレス
は、“<ユーザ名>@<ドメイン名>”で構成され、メ
ールはメールヘッダとメールボディで構成される(RF
C821等)。なお、インターネットメールは、狭義に
は、メール配送プロトコルであるSMTP(Simple Mai
l Transfer Protocol)にしたがった電子メールをいう
が、事実上、電子メールそれ自体がインターネットメー
ルを指して使用されているので、ここでは、特にこだわ
らない限り、インターネットメールを「電子メール」ま
たは単に「メール」と呼ぶことにする。
【0003】ユーザAがユーザBに対して電子メールを
送る場合、メールシステム上の動作は次のように説明す
ることができる。すなわち、ユーザAは、自身のシステ
ム上のMUA(Mail User Agent)を呼び出す。このM
UAは、いわゆる「メーラ」が相当し、メール作成の機
能を補助的に提供するものである。ユーザAがMUAの
「送信」ボタンを選択すると、作成されたメールをMT
A(Mail Transport Agent)に引き渡す。MTAは、メ
ールヘッダを解析し、ドメイン名からユーザBのシステ
ム(ここではメールサーバ)を決定し、特定のサービス
ポートを介してそのメールをユーザBのMTAに引き渡
す。ユーザBのMTAはメールを受け取ると、そのメー
ルヘッダに所定のヘッダメッセージを付加して、LDA
(LocalDelivery Agent)に引き渡す。LDAは、ユー
ザBのメールボックス(スプールファイル)に追加す
る。
送る場合、メールシステム上の動作は次のように説明す
ることができる。すなわち、ユーザAは、自身のシステ
ム上のMUA(Mail User Agent)を呼び出す。このM
UAは、いわゆる「メーラ」が相当し、メール作成の機
能を補助的に提供するものである。ユーザAがMUAの
「送信」ボタンを選択すると、作成されたメールをMT
A(Mail Transport Agent)に引き渡す。MTAは、メ
ールヘッダを解析し、ドメイン名からユーザBのシステ
ム(ここではメールサーバ)を決定し、特定のサービス
ポートを介してそのメールをユーザBのMTAに引き渡
す。ユーザBのMTAはメールを受け取ると、そのメー
ルヘッダに所定のヘッダメッセージを付加して、LDA
(LocalDelivery Agent)に引き渡す。LDAは、ユー
ザBのメールボックス(スプールファイル)に追加す
る。
【0004】現在、パーソナルユーザの多くは、ISP
(Internet Service Provider)経由でインターネット
に接続しており、自分自身のドメインを管理していな
い。このようなユーザは、ISPのシステム上にユーザ
アカウントを持っており、そこへのメールは、ISPの
システム上のユーザアカウントごとのメールボックスに
配送される。ユーザは、PPP(Point-to-Point Proto
col)により断続的にISPに接続し、リモートメール
プロトコルを用いて、自身のメールボックスに配送され
たメールを取り出す。このようなリモートメールプロト
コルとしては、POP3(Post Office Protocol Versi
on 3)やIMAP4(Internet Message Access Protoc
ol Version 4)が知られている(RFC1939、RF
C2060等)。
(Internet Service Provider)経由でインターネット
に接続しており、自分自身のドメインを管理していな
い。このようなユーザは、ISPのシステム上にユーザ
アカウントを持っており、そこへのメールは、ISPの
システム上のユーザアカウントごとのメールボックスに
配送される。ユーザは、PPP(Point-to-Point Proto
col)により断続的にISPに接続し、リモートメール
プロトコルを用いて、自身のメールボックスに配送され
たメールを取り出す。このようなリモートメールプロト
コルとしては、POP3(Post Office Protocol Versi
on 3)やIMAP4(Internet Message Access Protoc
ol Version 4)が知られている(RFC1939、RF
C2060等)。
【0005】電子メールは、ドメインごとに管理される
ユーザアカウントに配送され、個々のドメインは基本的
には1つメールサーバ上で実現されるが、1つのメール
サーバをあたかも複数のメールサーバ(つまり複数のド
メイン)があるように見せかけるバーチャルドメイン化
により、1つのメールサーバにおいて1人のユーザに異
なったドメインのメールアドレスを複数割り当てること
が可能である。ここでは、実際に存在するユーザアカウ
ントに対応する本来のメールアドレスを「リアルメール
アドレス」と呼び、バーチャルドメイン上のメールアド
レスを「バーチャルメールアドレス」と呼ぶことにす
る。
ユーザアカウントに配送され、個々のドメインは基本的
には1つメールサーバ上で実現されるが、1つのメール
サーバをあたかも複数のメールサーバ(つまり複数のド
メイン)があるように見せかけるバーチャルドメイン化
により、1つのメールサーバにおいて1人のユーザに異
なったドメインのメールアドレスを複数割り当てること
が可能である。ここでは、実際に存在するユーザアカウ
ントに対応する本来のメールアドレスを「リアルメール
アドレス」と呼び、バーチャルドメイン上のメールアド
レスを「バーチャルメールアドレス」と呼ぶことにす
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなバーチ
ャルドメインを実現したメールサーバにおいて、1人の
ユーザが、ユーザ名(ユーザアカウント)が同一のリア
ルメールアドレスとバーチャルメールアドレスとを利用
しようとする場合、そのユーザの唯一のメールボックス
にメールがスプールされ、ユーザは、リアルメールアド
レスに配送されたメールとバーチャルメールアドレスに
配送された電子メールとを区別して取り出すことができ
なかった。
ャルドメインを実現したメールサーバにおいて、1人の
ユーザが、ユーザ名(ユーザアカウント)が同一のリア
ルメールアドレスとバーチャルメールアドレスとを利用
しようとする場合、そのユーザの唯一のメールボックス
にメールがスプールされ、ユーザは、リアルメールアド
レスに配送されたメールとバーチャルメールアドレスに
配送された電子メールとを区別して取り出すことができ
なかった。
【0007】このため、バーチャルメールアドレスに対
するメールをエイリアス機能により他のリアルメールア
ドレスに振り替えることにより、かかる問題を回避して
いた。例えば、ユーザ“taro”のリアルメールアドレス
“taro@abc.com”について、バーチャルメールアドレス
“taro@xyz.net”を設定し、POPサーバ“mail.xyz.n
et”に対してPOPアカウント“v-taro”でスプールさ
れたメールを取り出していた。このことは、メールアド
レス“v-taro@abc.com”に対してメールを送ることと等
価であることを意味している。したがって、ユーザ“ta
ro”は、1つのメールサーバ上で複数のメールアドレス
を持つことができる一方、POP3等によるメールの取
り出しに際しては、個々のリアルメールアドレスに対し
て行わなければならず、管理が煩雑であった。
するメールをエイリアス機能により他のリアルメールア
ドレスに振り替えることにより、かかる問題を回避して
いた。例えば、ユーザ“taro”のリアルメールアドレス
“taro@abc.com”について、バーチャルメールアドレス
“taro@xyz.net”を設定し、POPサーバ“mail.xyz.n
et”に対してPOPアカウント“v-taro”でスプールさ
れたメールを取り出していた。このことは、メールアド
レス“v-taro@abc.com”に対してメールを送ることと等
価であることを意味している。したがって、ユーザ“ta
ro”は、1つのメールサーバ上で複数のメールアドレス
を持つことができる一方、POP3等によるメールの取
り出しに際しては、個々のリアルメールアドレスに対し
て行わなければならず、管理が煩雑であった。
【0008】そこで、本発明は、ユーザにとって管理が
容易な、バーチャルドメインによるメールサーバを提供
することを課題としている。
容易な、バーチャルドメインによるメールサーバを提供
することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、リアルドメインおよびバーチャルドメイン
を管理するメールサーバであって、宛先メールアドレス
が示す前記リアルドメインまたは前記バーチャルドメイ
ンのいずれかのドメインにおけるユーザ情報を管理する
ドメイン管理テーブルと、所定のメール配送プロトコル
にしたがって、外部からメールを受け付ける機能と、前
記ドメイン管理テーブルを参照し、前記受け付けたメー
ルのユーザ情報を特定する機能と、前記特定されたユー
ザ情報にしたがって、前記受け付けたメールを所定のス
プール領域にスプールする機能と、を備えたことを特徴
とするメールサーバである。
の本発明は、リアルドメインおよびバーチャルドメイン
を管理するメールサーバであって、宛先メールアドレス
が示す前記リアルドメインまたは前記バーチャルドメイ
ンのいずれかのドメインにおけるユーザ情報を管理する
ドメイン管理テーブルと、所定のメール配送プロトコル
にしたがって、外部からメールを受け付ける機能と、前
記ドメイン管理テーブルを参照し、前記受け付けたメー
ルのユーザ情報を特定する機能と、前記特定されたユー
ザ情報にしたがって、前記受け付けたメールを所定のス
プール領域にスプールする機能と、を備えたことを特徴
とするメールサーバである。
【0010】また、本発明は、リアルドメインおよびバ
ーチャルドメインを管理するメールサーバであって、宛
先メールアドレスが示す前記リアルドメインまたは前記
バーチャルドメインのいずれかのドメインにおけるユー
ザ情報を管理するドメイン管理テーブルと、所定のリモ
ートメールプロトコルにしたがって、外部からメールド
ロップ要求を受け付ける機能と、前記ドメイン管理テー
ブルを参照し、前記受け付けたメールドロップ要求が示
すユーザ情報を特定する機能と、前記特定されたユーザ
情報に基づいて、所定のスプール領域にスプールされて
いるメールを取り出して、前記所定のリモートメールプ
ロトコルにしたがって、前記取り出したメールを送信す
る機能と、を備えたことを特徴とするメールサーバであ
る。
ーチャルドメインを管理するメールサーバであって、宛
先メールアドレスが示す前記リアルドメインまたは前記
バーチャルドメインのいずれかのドメインにおけるユー
ザ情報を管理するドメイン管理テーブルと、所定のリモ
ートメールプロトコルにしたがって、外部からメールド
ロップ要求を受け付ける機能と、前記ドメイン管理テー
ブルを参照し、前記受け付けたメールドロップ要求が示
すユーザ情報を特定する機能と、前記特定されたユーザ
情報に基づいて、所定のスプール領域にスプールされて
いるメールを取り出して、前記所定のリモートメールプ
ロトコルにしたがって、前記取り出したメールを送信す
る機能と、を備えたことを特徴とするメールサーバであ
る。
【0011】ここで、前記ドメイン管理テーブルは、前
記ドメインごとにそれぞれ対応するユーザパスワードフ
ァイルを含むことが望ましい。それぞれのユーザパスワ
ードファイルには、受信したメールをスプールするため
のスプール領域へのパス(スプールパス)が指定されて
いる。
記ドメインごとにそれぞれ対応するユーザパスワードフ
ァイルを含むことが望ましい。それぞれのユーザパスワ
ードファイルには、受信したメールをスプールするため
のスプール領域へのパス(スプールパス)が指定されて
いる。
【0012】上記の発明は、方法の発明としても把握す
ることができ、また、プログラムの発明あるいはプログ
ラムを記録した記録媒体の発明としても把握することが
できる。さらに、各発明のコンビネーションの発明とし
ても成立する。
ることができ、また、プログラムの発明あるいはプログ
ラムを記録した記録媒体の発明としても把握することが
できる。さらに、各発明のコンビネーションの発明とし
ても成立する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。
て、図面を参照しつつ説明する。
【0014】図1は、本実施形態に係るメールサーバ1
の構成を説明するためのブロックダイアグラムである。
このメールサーバ1は、典型的には、オペレーティング
システムを含む各種ソフトウェアと各種ハードウェアと
が共働することにより実現されるシステムである。な
お、ここでいう「メールサーバ」という語は、電子メー
ルの送受信・スプール機能を提供するいわゆるSMTP
サーバと、電子メールのダウンロード(メールドロッ
プ)機能を提供するいわゆるPOPサーバとを含む広い
意味で用いている。また、ここでいう「POPサーバ」
という語も、広くメールドロップ機能を提供するサーバ
を意味し、同様の機能を提供するIMAPサーバ等を排
除する意味で用いているのではない。
の構成を説明するためのブロックダイアグラムである。
このメールサーバ1は、典型的には、オペレーティング
システムを含む各種ソフトウェアと各種ハードウェアと
が共働することにより実現されるシステムである。な
お、ここでいう「メールサーバ」という語は、電子メー
ルの送受信・スプール機能を提供するいわゆるSMTP
サーバと、電子メールのダウンロード(メールドロッ
プ)機能を提供するいわゆるPOPサーバとを含む広い
意味で用いている。また、ここでいう「POPサーバ」
という語も、広くメールドロップ機能を提供するサーバ
を意味し、同様の機能を提供するIMAPサーバ等を排
除する意味で用いているのではない。
【0015】このメールサーバ1には、リアルドメイン
および1以上のバーチャルドメインが設定されている。
また、メールサーバ1にユーザアカウントを有するユー
ザには、リアルドメインおよびバーチャルドメインのそ
れぞれについてのメールアドレスが割り当てることが可
能である。例えば、このメールサーバ1に、リアルドメ
イン“abc.com”およびバーチャルドメイン“xyz.net”
のそれぞれが設定されているとすると、ユーザアカウン
ト“taro”についてはリアルメールアドレス“taro@ab
c.com”およびバーチャルメールアドレス“taro@xyz.ne
t”が割り当てられることが可能である。
および1以上のバーチャルドメインが設定されている。
また、メールサーバ1にユーザアカウントを有するユー
ザには、リアルドメインおよびバーチャルドメインのそ
れぞれについてのメールアドレスが割り当てることが可
能である。例えば、このメールサーバ1に、リアルドメ
イン“abc.com”およびバーチャルドメイン“xyz.net”
のそれぞれが設定されているとすると、ユーザアカウン
ト“taro”についてはリアルメールアドレス“taro@ab
c.com”およびバーチャルメールアドレス“taro@xyz.ne
t”が割り当てられることが可能である。
【0016】このようなメールアドレスにしたがってメ
ールサーバ1に配送された電子メールを、ユーザが自身
のクライアントへダウンロードする場合には、それぞれ
のドメインに対応するPOPサーバ名(ホストネーム)
を指定することにより行う。例えば、リアルドメイン
“abc.com”については、POPサーバは“mail.abc.co
m”で指定され、バーチャルドメイン“xyz.net”につい
ては、POPサーバは“mail.xyz.net”で指定される。
ユーザは、それぞれのドメインのPOPサーバに対し
て、それぞれのユーザアカウント(つまり“taro”)で
メールのダウンロードを行う。
ールサーバ1に配送された電子メールを、ユーザが自身
のクライアントへダウンロードする場合には、それぞれ
のドメインに対応するPOPサーバ名(ホストネーム)
を指定することにより行う。例えば、リアルドメイン
“abc.com”については、POPサーバは“mail.abc.co
m”で指定され、バーチャルドメイン“xyz.net”につい
ては、POPサーバは“mail.xyz.net”で指定される。
ユーザは、それぞれのドメインのPOPサーバに対し
て、それぞれのユーザアカウント(つまり“taro”)で
メールのダウンロードを行う。
【0017】すなわち、同図において、メール配送エー
ジェント11は、ネットワークNおよび通信ポート12
を介して、図示しない外部のメール配送エージェントと
の間で、所定のメール配送プロトコルにしたがって、電
子メールの送受信サービスを行う。より具体的には、メ
ール配送エージェント11は、通信ポート12の所定の
ポート(例えば25番)を監視しており、ネットワーク
Nを介してそのポートに、図示しない外部のメール配送
エージェントからコネクション接続要求があった場合に
は、これとの間で所定のメール配送プロトコルにしたが
って電子メールの受信を行うとともに、電子メールの送
信を行う際には、所定のポートを介して外部のメール配
送エージェントに対してコネクション接続要求を行った
後、所定のメール配送プロトコルにしたがって、電子メ
ールの送信を行う。メール配送エージェント11は、典
型的にはSMTP機能を実現するとともに、後述するよ
うに、本発明の特徴的な機能を実現している。
ジェント11は、ネットワークNおよび通信ポート12
を介して、図示しない外部のメール配送エージェントと
の間で、所定のメール配送プロトコルにしたがって、電
子メールの送受信サービスを行う。より具体的には、メ
ール配送エージェント11は、通信ポート12の所定の
ポート(例えば25番)を監視しており、ネットワーク
Nを介してそのポートに、図示しない外部のメール配送
エージェントからコネクション接続要求があった場合に
は、これとの間で所定のメール配送プロトコルにしたが
って電子メールの受信を行うとともに、電子メールの送
信を行う際には、所定のポートを介して外部のメール配
送エージェントに対してコネクション接続要求を行った
後、所定のメール配送プロトコルにしたがって、電子メ
ールの送信を行う。メール配送エージェント11は、典
型的にはSMTP機能を実現するとともに、後述するよ
うに、本発明の特徴的な機能を実現している。
【0018】ドメインファイル13は、システム上に実
現されているそれぞれのドメインにおけるユーザアカウ
ントに対する所定のユーザパスワードファイルへのパス
を指定している。
現されているそれぞれのドメインにおけるユーザアカウ
ントに対する所定のユーザパスワードファイルへのパス
を指定している。
【0019】リアルユーザパスワードファイル14a
は、リアルドメインにおけるユーザアカウントに関する
情報(ユーザ情報)を保持する。より具体的には、リア
ルパスワードファイル14aは、ユーザアカウントごと
に1つのレコードから構成され、それぞれのレコード
は、「ユーザアカウント」、「パスワード」、「ユーザ
ID」、「グループID」、「付加情報」、「スプール
パス」および「シェル」等のフィールドから構成され
る。「スプールパス」には、リアルメールアドレスに対
して配送されてきたメールがスプールされるべきリアル
スプール領域15aへのパスが指定される。なお、ここ
でいう「パス」とは、メールサーバ1が扱うことができ
るファイルシステム上のファイルの位置を示す情報であ
り、例えば、“/home/vpopmail/users/taro/Maildir/”
というように表現される。リアルユーザパスワードファ
イル14aは、例えば“/etc/passwd”ファイルとして
保持される。
は、リアルドメインにおけるユーザアカウントに関する
情報(ユーザ情報)を保持する。より具体的には、リア
ルパスワードファイル14aは、ユーザアカウントごと
に1つのレコードから構成され、それぞれのレコード
は、「ユーザアカウント」、「パスワード」、「ユーザ
ID」、「グループID」、「付加情報」、「スプール
パス」および「シェル」等のフィールドから構成され
る。「スプールパス」には、リアルメールアドレスに対
して配送されてきたメールがスプールされるべきリアル
スプール領域15aへのパスが指定される。なお、ここ
でいう「パス」とは、メールサーバ1が扱うことができ
るファイルシステム上のファイルの位置を示す情報であ
り、例えば、“/home/vpopmail/users/taro/Maildir/”
というように表現される。リアルユーザパスワードファ
イル14aは、例えば“/etc/passwd”ファイルとして
保持される。
【0020】また、バーチャルユーザパスワードファイ
ル14aは、バーチャルドメインにおけるユーザアカウ
ントについてのユーザ情報を保持する。より具体的に
は、バーチャルパスワードファイル14bは、ユーザア
カウントごとに1つのレコードから構成され、それぞれ
のレコードは、「ユーザアカウント」、「パスワー
ド」、「ユーザID」、「グループID」、「付加情
報」、「スプールパス」および「クォータ」等のフィー
ルドから構成される。「スプールパス」には、バーチャ
ルメールアドレスに対して配送されてきたメールがスプ
ールされるべきバーチャルスプール領域15bへのパス
が指定され、「クォータ」にはスプール領域におけるそ
のユーザに対する最大記憶容量を示す値が指定される。
ル14aは、バーチャルドメインにおけるユーザアカウ
ントについてのユーザ情報を保持する。より具体的に
は、バーチャルパスワードファイル14bは、ユーザア
カウントごとに1つのレコードから構成され、それぞれ
のレコードは、「ユーザアカウント」、「パスワー
ド」、「ユーザID」、「グループID」、「付加情
報」、「スプールパス」および「クォータ」等のフィー
ルドから構成される。「スプールパス」には、バーチャ
ルメールアドレスに対して配送されてきたメールがスプ
ールされるべきバーチャルスプール領域15bへのパス
が指定され、「クォータ」にはスプール領域におけるそ
のユーザに対する最大記憶容量を示す値が指定される。
【0021】スプール領域15は、配送されてきたメー
ルをスプールするための領域であり、典型的にはファイ
ルシステムとして表現される。スプール領域15は、リ
アルスプール領域15aおよびバーチャルスプール領域
15bから構成されている。スプール領域15a,15
bのそれぞれは、ユーザアカウントごとにディレクトリ
によって区切られ、そのディレクトリ以下に1つの電子
メールごとに1つのファイルとして格納される。
ルをスプールするための領域であり、典型的にはファイ
ルシステムとして表現される。スプール領域15は、リ
アルスプール領域15aおよびバーチャルスプール領域
15bから構成されている。スプール領域15a,15
bのそれぞれは、ユーザアカウントごとにディレクトリ
によって区切られ、そのディレクトリ以下に1つの電子
メールごとに1つのファイルとして格納される。
【0022】メール取り出しエージェント16は、図示
しない外部のクライアントとの間で、所定のリモートメ
ールプロトコルにしたがって、スプールされた電子メー
ルのメールドロップサービスを行う。つまり、クライア
ントからみれば、スプールされた電子メールのダウンロ
ードサービスを提供している。より具体的には、メール
取り出しエージェント16は、通信ポート12の所定の
ポート(例えば110番)を監視しており、ネットワー
クNを介してそのポートに、図示しない外部のクライア
ントからメールドロップ要求があった場合には、所定の
ユーザ認証を行った後、これとの間で所定のリモートメ
ールプロトコルにしたがって、所定のスプール領域15
からスプールされている電子メールを取り出して、これ
をクライアントに送信するとともに、取り出した電子メ
ールをスプール領域15から削除する。メールドロップ
要求は、リアルドメインについてのPOPサーバまたは
バーチャルドメインについてのPOPサーバのいずれか
に対して行われる。メール取り出しエージェント16
は、典型的にはPOP機能を実現するとともに、後述す
るように、本発明の特徴的な機能を実現している。
しない外部のクライアントとの間で、所定のリモートメ
ールプロトコルにしたがって、スプールされた電子メー
ルのメールドロップサービスを行う。つまり、クライア
ントからみれば、スプールされた電子メールのダウンロ
ードサービスを提供している。より具体的には、メール
取り出しエージェント16は、通信ポート12の所定の
ポート(例えば110番)を監視しており、ネットワー
クNを介してそのポートに、図示しない外部のクライア
ントからメールドロップ要求があった場合には、所定の
ユーザ認証を行った後、これとの間で所定のリモートメ
ールプロトコルにしたがって、所定のスプール領域15
からスプールされている電子メールを取り出して、これ
をクライアントに送信するとともに、取り出した電子メ
ールをスプール領域15から削除する。メールドロップ
要求は、リアルドメインについてのPOPサーバまたは
バーチャルドメインについてのPOPサーバのいずれか
に対して行われる。メール取り出しエージェント16
は、典型的にはPOP機能を実現するとともに、後述す
るように、本発明の特徴的な機能を実現している。
【0023】図2は、本実施形態に係るメールサーバに
おける電子メール受信時の動作を説明するためのフロー
チャートである。
おける電子メール受信時の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【0024】同図に示すように、メールサーバ1のメー
ル配送エージェント11は、電子メールを受信すると
(STEP201)、その電子メールのメールヘッダで
示される宛先メールアドレス中のドメイン名を抽出する
(STEP202)。次に、メール配送エージェント1
1は、ドメインファイル13を参照し、抽出したドメイ
ン名に対応するユーザパスワードファイルを決定する
(STEP203)。すなわち、受信した電子メールが
リアルドメインに対するもの、つまりその宛先メールア
ドレスがリアルメールアドレスであれば、メール配送エ
ージェント11は、リアルユーザパスワードファイル1
4aへのパスを取得し、一方、受信した電子メールがバ
ーチャルドメインに対するもの、つまりその宛先メール
アドレスがバーチャルメールアドレスであれば、バーチ
ャルユーザパスワードファイル14bへのパスを取得す
る。
ル配送エージェント11は、電子メールを受信すると
(STEP201)、その電子メールのメールヘッダで
示される宛先メールアドレス中のドメイン名を抽出する
(STEP202)。次に、メール配送エージェント1
1は、ドメインファイル13を参照し、抽出したドメイ
ン名に対応するユーザパスワードファイルを決定する
(STEP203)。すなわち、受信した電子メールが
リアルドメインに対するもの、つまりその宛先メールア
ドレスがリアルメールアドレスであれば、メール配送エ
ージェント11は、リアルユーザパスワードファイル1
4aへのパスを取得し、一方、受信した電子メールがバ
ーチャルドメインに対するもの、つまりその宛先メール
アドレスがバーチャルメールアドレスであれば、バーチ
ャルユーザパスワードファイル14bへのパスを取得す
る。
【0025】メール配送エージェント11は、参照すべ
きユーザパスワードファイル14aまたは14bを決定
した後、そのユーザパスワードファイル14aまたは1
4bを参照し、宛先メールアドレス中のユーザ名にした
がって、そのユーザ名に対応するスプールパスを取得す
る(STEP204)。そして、メール配送エージェン
ト11は、受信した電子メールを、取得したスプールパ
スで示されるスプール領域にスプールする。すなわち、
受信した電子メールの宛先メールアドレスがリアルメー
ルアドレスであれば、メール配送エージェント11は、
そのユーザのリアルスプール領域15aにその電子メー
ルをスプールし、一方、受信した電子メールの宛先メー
ルアドレスがバーチャルメールアドレスであれば、その
ユーザのバーチャルスプール領域15bにその電子メー
ルをスプールする。
きユーザパスワードファイル14aまたは14bを決定
した後、そのユーザパスワードファイル14aまたは1
4bを参照し、宛先メールアドレス中のユーザ名にした
がって、そのユーザ名に対応するスプールパスを取得す
る(STEP204)。そして、メール配送エージェン
ト11は、受信した電子メールを、取得したスプールパ
スで示されるスプール領域にスプールする。すなわち、
受信した電子メールの宛先メールアドレスがリアルメー
ルアドレスであれば、メール配送エージェント11は、
そのユーザのリアルスプール領域15aにその電子メー
ルをスプールし、一方、受信した電子メールの宛先メー
ルアドレスがバーチャルメールアドレスであれば、その
ユーザのバーチャルスプール領域15bにその電子メー
ルをスプールする。
【0026】図3は、本実施形態に係るメールサーバに
おける電子メール取り出し時の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
おける電子メール取り出し時の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【0027】すなわち、同図に示すように、メールサー
バ1のメール取り出しエージェント16は、ネットワー
クNを介して外部のクライアントからメールドロップ要
求を受信すると(STEP301)、ドメインファイル
13を参照し、そのメールドロップ要求のあったドメイ
ンに対応するユーザパスワードファイルを決定する(S
TEP302)。すなわち、メールドロップ要求がリア
ルドメインに対するものであれば、メール取り出しエー
ジェント16は、リアルユーザパスワードファイル14
aへのパスを取得し、一方、メールドロップ要求がバー
チャルドメインに対するものであれば、バーチャルユー
ザパスワードファイル14bへのパスを取得する。
バ1のメール取り出しエージェント16は、ネットワー
クNを介して外部のクライアントからメールドロップ要
求を受信すると(STEP301)、ドメインファイル
13を参照し、そのメールドロップ要求のあったドメイ
ンに対応するユーザパスワードファイルを決定する(S
TEP302)。すなわち、メールドロップ要求がリア
ルドメインに対するものであれば、メール取り出しエー
ジェント16は、リアルユーザパスワードファイル14
aへのパスを取得し、一方、メールドロップ要求がバー
チャルドメインに対するものであれば、バーチャルユー
ザパスワードファイル14bへのパスを取得する。
【0028】次に、メール取り出しエージェント16
は、参照すべきユーザパスワードファイル14aまたは
14bを決定した後、クライアントからユーザ認証情報
を受け取り、そのユーザパスワードファイル14aまた
は14bを参照し、ユーザ認証を行う(STEP30
3)。その結果、ユーザ認証に成功した場合には(ST
EP304のYes)、メール取り出しエージェント1
6は、さらにそのユーザパスワードファイルを参照し、
そのユーザに対応するスプールパスを取得する(STE
P305)。そして、メール配送エージェント11は、
取得したスプールパスで示されるスプール領域15にフ
ァイル形式で保存されている電子メールをそこから取得
し(STEP306)、これをクライアントに送信する
(STEP307)。なお、メール取り出しエージェン
ト16は、スプール領域15から取り出して送信した電
子メールを削除する。
は、参照すべきユーザパスワードファイル14aまたは
14bを決定した後、クライアントからユーザ認証情報
を受け取り、そのユーザパスワードファイル14aまた
は14bを参照し、ユーザ認証を行う(STEP30
3)。その結果、ユーザ認証に成功した場合には(ST
EP304のYes)、メール取り出しエージェント1
6は、さらにそのユーザパスワードファイルを参照し、
そのユーザに対応するスプールパスを取得する(STE
P305)。そして、メール配送エージェント11は、
取得したスプールパスで示されるスプール領域15にフ
ァイル形式で保存されている電子メールをそこから取得
し(STEP306)、これをクライアントに送信する
(STEP307)。なお、メール取り出しエージェン
ト16は、スプール領域15から取り出して送信した電
子メールを削除する。
【0029】例えば、ユーザアカウント“taro”を有す
るユーザは、このメールサーバ1に設定されたリアルド
メイン“abc.com”について、リアルメールアドレス“t
aro@abc.com”を有し、バーチャルドメイン“xyz.net”
についてバーチャルメールアドレス“taro@xyz.net”を
有しているものとする。また、リアルユーザパスワード
ファイル14aのユーザアカウント“taro”のスプール
パスは“/home/vpopmail/users/taro/Maildir/”が指定
され、バーチャルユーザパスワードファイル14bのユ
ーザアカウント“taro”のスプールパスは“/home/vpop
mail/domains/xyz.net/taro/Maildir/”が指定されてい
るものとする。
るユーザは、このメールサーバ1に設定されたリアルド
メイン“abc.com”について、リアルメールアドレス“t
aro@abc.com”を有し、バーチャルドメイン“xyz.net”
についてバーチャルメールアドレス“taro@xyz.net”を
有しているものとする。また、リアルユーザパスワード
ファイル14aのユーザアカウント“taro”のスプール
パスは“/home/vpopmail/users/taro/Maildir/”が指定
され、バーチャルユーザパスワードファイル14bのユ
ーザアカウント“taro”のスプールパスは“/home/vpop
mail/domains/xyz.net/taro/Maildir/”が指定されてい
るものとする。
【0030】このような場合において、リアルメールア
ドレス“taro@abc.com”宛の電子メールは、“/home/vp
opmail/users/taro/Maildir/”以下にファイル形式で保
存され、バーチャルメールアドレス“taro@xyz.net”宛
の電子メールは、“/home/vpopmail/domains/xyz.net/t
aro/Maildir/”以下にファイル形式で保存されることに
なる。
ドレス“taro@abc.com”宛の電子メールは、“/home/vp
opmail/users/taro/Maildir/”以下にファイル形式で保
存され、バーチャルメールアドレス“taro@xyz.net”宛
の電子メールは、“/home/vpopmail/domains/xyz.net/t
aro/Maildir/”以下にファイル形式で保存されることに
なる。
【0031】そして、それぞれのスプール領域15aま
たは15bにスプールされた電子メールは、リアルPO
Pアカウント“taro”およびバーチャルPOPアカウン
ト“taro”で、それぞれのドメインに対するPOPサー
バ(“mail.abc.com”および“mail.xyz.net”)からダ
ウンロードすることになる。
たは15bにスプールされた電子メールは、リアルPO
Pアカウント“taro”およびバーチャルPOPアカウン
ト“taro”で、それぞれのドメインに対するPOPサー
バ(“mail.abc.com”および“mail.xyz.net”)からダ
ウンロードすることになる。
【0032】以上のように、本実施形態によれば、リア
ルドメインに対して配送される電子メールとバーチャル
ドメインに対して配送される電子メールとは、それぞれ
別々のスプール領域にスプールされることになる。
ルドメインに対して配送される電子メールとバーチャル
ドメインに対して配送される電子メールとは、それぞれ
別々のスプール領域にスプールされることになる。
【0033】また、本実施形態によれば、スプール領域
にスプールされた電子メールを取り出す際には、それぞ
れのドメインについてのスプール領域(POPサーバ)
に対して、同一のユーザアカウントで取り出すことがで
きるようになる。
にスプールされた電子メールを取り出す際には、それぞ
れのドメインについてのスプール領域(POPサーバ)
に対して、同一のユーザアカウントで取り出すことがで
きるようになる。
【0034】上記実施形態は、本発明を説明するための
例示であり、本発明をこの実施形態にのみ限定する趣旨
ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さま
ざまな形態で実施することができる。例えば、上記機能
実現手段の動作をシーケンシャルに説明したが、特にこ
れにこだわるものではない。従って、動作に矛盾が生じ
ない限り、処理の順序を入れ替えまたは並行動作するよ
うに構成しても良い。
例示であり、本発明をこの実施形態にのみ限定する趣旨
ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さま
ざまな形態で実施することができる。例えば、上記機能
実現手段の動作をシーケンシャルに説明したが、特にこ
れにこだわるものではない。従って、動作に矛盾が生じ
ない限り、処理の順序を入れ替えまたは並行動作するよ
うに構成しても良い。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、メールアドレス上のユ
ーザ名と、スプールされたメールを取り出す際のユーザ
アカウント名とが統一され、ユーザ操作に誤解を与える
ことなく、管理が容易なメールサーバが提供されること
になる。
ーザ名と、スプールされたメールを取り出す際のユーザ
アカウント名とが統一され、ユーザ操作に誤解を与える
ことなく、管理が容易なメールサーバが提供されること
になる。
【図1】本発明の一実施形態に係るメールサーバの構成
を説明するためのブロックダイアグラムである。
を説明するためのブロックダイアグラムである。
【図2】本発明の一実施形態に係るメールサーバにおけ
る電子メール受信時の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
る電子メール受信時の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図3】本発明の一実施形態に係るメールサーバにおけ
る電子メール取り出し時の動作を説明するためのフロー
チャートである
る電子メール取り出し時の動作を説明するためのフロー
チャートである
1…メールサーバ
11…メール配送エージェント
12…通信ポート
13…ドメインファイル
14…ユーザパスワードファイル
15…スプール領域
16…メール取り出しエージェント
N…ネットワーク
Claims (7)
- 【請求項1】リアルドメインおよびバーチャルドメイン
を管理するメールサーバであって、 宛先メールアドレスが示す前記リアルドメインまたは前
記バーチャルドメインのいずれかのドメインにおけるユ
ーザ情報を管理するドメイン管理テーブルと、 所定のメール配送プロトコルにしたがって、外部からメ
ールを受け付ける機能と、 前記ドメイン管理テーブルを参照し、前記受け付けたメ
ールのユーザ情報を特定する機能と、 前記特定されたユーザ情報にしたがって、前記受け付け
たメールを所定のスプール領域にスプールする機能と、
を備えたことを特徴とするメールサーバ。 - 【請求項2】リアルドメインおよびバーチャルドメイン
を管理するメールサーバであって、 宛先メールアドレスが示す前記リアルドメインまたは前
記バーチャルドメインのいずれかのドメインにおけるユ
ーザ情報を管理するドメイン管理テーブルと、 所定のリモートメールプロトコルにしたがって、外部か
らメールドロップ要求を受け付ける機能と、 前記ドメイン管理テーブルを参照し、前記受け付けたメ
ールドロップ要求が示すユーザ情報を特定する機能と、 前記特定されたユーザ情報に基づいて、所定のスプール
領域にスプールされているメールを取り出して、前記所
定のリモートメールプロトコルにしたがって、前記取り
出したメールを送信する機能と、を備えたことを特徴と
するメールサーバ。 - 【請求項3】前記ドメイン管理テーブルは、前記ドメイ
ンごとにそれぞれ対応するユーザパスワードファイルを
含むことを特徴とする請求項1または2記載のメールサ
ーバ。 - 【請求項4】リアルドメインおよびバーチャルドメイン
を管理するメールサーバにおける電子メールの処理方法
であって、 宛先メールアドレスが示す前記リアルドメインまたは前
記バーチャルドメインのいずれかのドメインにおけるユ
ーザ情報を管理するドメイン管理テーブルを有し、 所定のメール配送プロトコルにしたがって、外部からメ
ールを受け付けるステップと、 前記ドメイン管理テーブルを参照し、前記受け付けたメ
ールのユーザ情報を特定するステップと、 前記特定されたユーザ情報にしたがって、前記受け付け
たメールを所定のスプール領域にスプールするステップ
と、を備えたことを特徴とするメールサーバにおける電
子メールの処理方法。 - 【請求項5】リアルドメインおよびバーチャルドメイン
を管理するメールサーバにおける電子メールの処理方法
であって、であって、 宛先メールアドレスが示す前記リアルドメインまたは前
記バーチャルドメインのいずれかのドメインにおけるユ
ーザ情報を管理するドメイン管理テーブルを有し、 所定のリモートメールプロトコルにしたがって、外部か
らメールドロップ要求を受け付けるステップと、 前記ドメイン管理テーブルを参照し、前記受け付けたメ
ールドロップ要求が示すユーザ情報を特定するステップ
と、 前記特定されたユーザ情報に基づいて、所定のスプール
領域にスプールされているメールを取り出すステップ
と、 前記所定のリモートメールプロトコルにしたがって、前
記取り出したメールを送信するステップと、からなるこ
とを特徴とするメールサーバにおける電子メールの処理
方法。 - 【請求項6】リアルドメインおよびバーチャルドメイン
を管理するメールサーバで実行されるプログラムであっ
て、 所定のメール配送プロトコルにしたがって、外部からメ
ールを受け付ける機能と、 宛先メールアドレスが示す前記リアルドメインまたは前
記バーチャルドメインのいずれかのドメインにおけるユ
ーザ情報を管理するドメイン管理テーブルを参照し、前
記受け付けたメールのユーザ情報を特定する機能と、 前記特定されたユーザ情報にしたがって、前記受け付け
たメールを所定のスプール領域にスプールする機能と、
を備えたことを特徴とするプログラム。 - 【請求項7】リアルドメインおよびバーチャルドメイン
を管理するメールサーバで実行されるプログラムであっ
て、 所定のリモートメールプロトコルにしたがって、外部か
らメールドロップ要求を受け付ける機能と、 宛先メールアドレスが示す前記リアルドメインまたは前
記バーチャルドメインのいずれかのドメインにおけるユ
ーザ情報を管理するドメイン管理テーブルを参照し、前
記受け付けたメールドロップ要求が示すユーザ情報を特
定する機能と、 前記特定されたユーザ情報に基づいて、所定のスプール
領域にスプールされているメールを取り出して、前記所
定のリモートメールプロトコルにしたがって、前記取り
出したメールを送信する機能と、を備えたことを特徴と
するプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001226155A JP2003037633A (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | メールサーバおよびメールサーバにおけるメール処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001226155A JP2003037633A (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | メールサーバおよびメールサーバにおけるメール処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003037633A true JP2003037633A (ja) | 2003-02-07 |
Family
ID=19059024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001226155A Withdrawn JP2003037633A (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | メールサーバおよびメールサーバにおけるメール処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003037633A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007109165A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Fujitsu Broad Solution & Consulting Inc | 受信メール表示プログラム |
-
2001
- 2001-07-26 JP JP2001226155A patent/JP2003037633A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007109165A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Fujitsu Broad Solution & Consulting Inc | 受信メール表示プログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081007 |