JP2003037507A - 制御電圧調整装置、及び制御電圧調整方法 - Google Patents
制御電圧調整装置、及び制御電圧調整方法Info
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Abstract
る携帯通信端末の送信回路において、RF段可変利得デ
バイスの制御電圧特性の安定領域における制御電圧を基
準にして、各可変利得デバイスの制御電圧を調整するこ
とで、良好なRF出力を実現させることである。 【解決手段】 マイクロコンピュータ1は、携帯通信端
末100の出力段に接続されたRF−GC7の、制御電
圧Vgc対RF出力特性の安定領域において、RF−GC
7の最大制御電圧値RFVgc@MAX、及び最小制御電
圧値RFVgc@MINを決定し、このRFVgc@MA
X、及びRFVgc@MINに基づいて、任意のRF出力
値に対応するIF−GC4及びRF−GC7の制御電圧
値を設定する。
Description
置、及び制御電圧調整方法に関する。
通信端末のアクセス方式として、スペクトラム拡散通信
により、同一の周波数帯域の信号を使って複数の同時通
信が可能なW−CDMA(Wideband-Code Division Mul
tiple Access)と呼ばれる方式が採用されている。この
W−CDMA方式の携帯通信端末では、基地局からの指
示に応じて、基地局と携帯通信端末間が近い場合には、
携帯通信端末の送信電力を小さくし、基地局と携帯通信
端末間が離れている場合には、携帯通信端末の送信電力
を大きくするように、送信電力を調整させる必要があ
る。
信端末の送信電力(以下、RF出力を称す)の絶対値を
指定するものと、RF出力の変化量を指定するものとの
2種類あり、基地局からの、RF出力調整指示に応じ
て、携帯通信端末は、端末内に備える可変利得デバイス
の制御電圧Vgcを制御することによって、例えば、1d
B毎の出力の制御を74ステップ以上(すなわち、変化
量74dB以上)行う。
が備える送信系の回路は、可変利得デバイス一つだけで
74dB以上ものRF出力調整に対処することが困難で
あることから、IF段可変利得デバイス(以下、IF−
GCと称す)と、RF段可変利得デバイス(以下、RF
−GCと称す)の2種類の可変利得デバイスを設け(図
1参照)、送信信号のS/N比を確保するために、高い
出力レベルの制御にはRF−GCを使用し、低い出力レ
ベルの制御にはIF−GCを使用している。
力と、可変利得デバイスの制御電圧Vgcとの関係を示す
グラフを作成すると、一般に、IF−GCの制御電圧
(以下、IFVgcと称す)特性曲線は、比較的直線的領
域が広く、特性の安定している領域が広いが、RF−G
Cの制御電圧(以下、RFVgcと称す)特性曲線は、比
較的直線的領域が狭く、特性の安定している領域も狭い
傾向がある。
応じて各可変利得デバイスの出力電圧を制御するために
は、携帯通信端末の工場出荷時に、各利得デバイスの制
御電圧対出力特性に基づいて、任意のRF出力に対応す
る各可変利得デバイスの制御電圧値を決定(調整)する
必要がある。しかしながら、W−CDMA方式の携帯通
信端末の送信系回路は、2種類の可変利得デバイスを備
えていることから、一つのRF出力値に対応するIFV
gc及びRFVgcの組み合わせは無限に存在するため、制
御電圧の決定(調整)は困難であった。そこで、従来
は、これら制御電圧の決定方法として、以下の図4に示
すRF出力調整処理を行っていた。
F−GCのVgc特性曲線から、比較的直線になっている
部分を取り出し、この直線部分において使用されるRF
−GCの最大電圧RFVgc@MAXを決定する(ステッ
プT1)。次いで、ステップT1で決定されたRFVgc
@MAXにて、RF出力が規定最大値Pmax(dB)と
なるように、IF−GCの最大電圧IFVgc@MAXを
決定する(ステップT2)。
れたIFVgc@MAXであるときに、RF出力が(Pma
x−α)(dB)=Pc(dB)となるRFVgcを、RF
−GCの最小電圧RFVgc@MINに決定する(ステッ
プT3)。ここで、α(dB)は、RF−GCのRF出
力可変ノルマである。
れたRFVgc@MINであるときに、RF出力が(Pc
−β)(dB)=Pmin(dB)となるIFVgcを、I
F−GCの最小電圧IFVgc@MINに決定する(ステ
ップT4)。ここで、β(dB)は、IF−GCのRF
出力可変ノルマである。
力(dBm)、縦軸を制御電圧Vgc(V)にしたグラフ
上で、RF出力がPmax、Pcに対応するRFVgc@MA
XとRFVgc@MINの2点間を直線で結ぶことで、P
cとPmax間の任意出力に対応するRFVgcを、近似的に
この直線上の値にするとともに、Pc以下の任意出力に
対応するRFVgcをRFVgc@MINに固定すること
で、Pmax以下の任意出力に対応するRFVgcを示すR
F−GCテーブル(図5の実線)を作成する(ステップ
T5)。
がPmax以上では、図中のPmaxとPcに対応するRFVg
c@MAXとRFVgc@MINの2点間を結ぶ直線を、
Pmax以上に延長させ、Pmax以上の出力に対応するRF
Vgcは、この延長直線上の値としたRF−GCテーブル
を作成する。
に対応するIFVgc@MAXとIFVgc@MINの2点
間を直線で結ぶことで、PminとPc間の任意出力に対応
するIFVgcを、近似的にこの直線上の値とするととも
に、Pc以上の任意出力に対応するIFVgcをIFVgc
@MAXに固定することで、Pmin以上の任意出力に対
応するIFVgcを示すIF−GCテーブル(図5の点
線)を作成する(ステップT6)。
がPmin以下では、図中のPcとPminに対応するIFVg
c@MAXとIFVgc@MINの2点間を結ぶ直線を、
Pmin以下に延長させ、Pmin以下の出力に対応するIF
Vgcは、この延長直線上の値としたIF−GCテーブル
を作成する。
段階において、RF出力と、そのRF出力値を調整する
IF−GCの制御電圧(IFVgc)、及びRF−GCの
制御電圧(RFVgc)の組を決定し、GC制御テーブル
として端末内のROM(ReadOnly Memory)に格納す
る。携帯通信端末の実使用時には、ROMに格納された
GC制御テーブルから、基地局からのRF出力調整指示
に応じた制御電圧(IFVgc、RFVgc)を選択して、
IF−GC及びRF−GCの各出力電圧を制御すること
になる。
示した従来の制御電圧決定方法にあっては、予め決めら
れた、RF−GCデバイス、及びIF−GCデバイスの
RF出力レベルの変化量(RF出力可変ノルマαdB、
βdB)を基準に制御電圧RFVgc及びIFVgcを決定
していたため(図4のステップT3及びT4)、デバイ
ス毎にVgc特性が異なる場合等に、上記で求められるR
FVgc@MINの値が大きく変動し、RFVgc特性の直
線性の良好でない部分や、特性の安定しない部分が制御
電圧として使用されてしまう可能性があった。
する携帯通信端末の送信回路において、RF段可変利得
デバイスの制御電圧特性の安定領域における制御電圧を
基準にして、各可変利得デバイスの制御電圧を調整する
ことで、良好なRF出力を実現させることである。
内の送信回路が備える複数の可変利得デバイスの各制御
電圧を調整する制御電圧調整装置において、前記携帯通
信端末の出力段に接続された可変利得デバイスの制御電
圧対出力特性の安定領域において、該可変利得デバイス
の最大制御電圧値、及び最小制御電圧値を決定する決定
手段と、前記決定手段により決定された可変利得デバイ
スの最大制御電圧値、及び最小制御電圧値に基づいて、
任意の出力値に対応する前記各可変利得デバイスの制御
電圧値を設定する設定手段と、前記設定手段により設定
された、任意の出力値に対応する前記各可変利得デバイ
スの制御電圧値を前記携帯通信端末内の記憶装置に記憶
する記憶手段と、を備えることを特徴としている。
の形態を詳細に説明する。まず、構成を説明する。
式の携帯通信端末100内の送信回路構成を示すブロッ
ク図である。図1に示すように、携帯通信端末100の
送信回路は、マイクロコンピュータ1、ベースバンド部
2、MOD3、IF−GCデバイス4、BPF5、UP
−CONV6、RF−GCデバイス7、BPF8、PA
9、DUP10により構成される。
PU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only
Memory)、RAM(Random Access Memory)を有し、
各部から入力される信号に応じて、ROMに格納されて
いる携帯通信端末用の各種制御プログラム、及びアプリ
ケーションプログラム等を読み出してRAM内のプログ
ラム格納領域に展開して、各種処理を実行し、これらの
処理に際して生じる各種データをRAM内に形成される
データ格納領域に一時的に記憶させる。また、図示しな
い入力部から入力される指示信号に従って、前記処理結
果をROM内の指示された保存先に保存する。
通信端末100の出荷時に、任意のRF出力に対する、
IF−GC4及びRF−GC7への制御電圧(IFVg
c、RFVgc)を決定(調整)してGC制御テーブル
(図3参照)を作成するRF出力調整処理を実行する
(図2参照)。
コンピュータ1は、RF−GC7の制御電圧対出力特性
の安定領域において、RF−GC7の最大制御電圧値R
FVgc@MAX、及び最小制御電圧値RFVgc@MIN
を決定する決定手段としての機能を有する。
定手段により決定されたRF−GC7の最大制御電圧値
RFVgc@MAX、及び最小制御電圧値RFVgc@MI
Nに基づいて、任意のRF出力値に対応するIF−GC
4及びRF−GC7の制御電圧値を設定する設定手段と
しての機能を有する。
F出力調整処理において作成されたGC制御テーブルを
格納する記憶手段としての機能を有する。
基地局からのRF出力絶対値、又はRF出力変化指示が
あると、マイクロコンピュータ1は、ROMに格納され
た上記GC制御テーブルに基づいて、IF−GC4及び
RF−GC7を制御する。
理が施され、互いに直行関係にあるI相の送信信号Iデ
ータ、及びQ相の送信信号QデータをMOD3に出力す
る。
から入力される中間周波数(380MHz)の発信信号
を、ベースバンド部2から入力されるIデータ及びQデ
ータに応じて位相変調する。
は、MOD3で変調された信号を、マイクロコンピュー
タ1から入力される制御電圧信号で定まる利得で増幅す
る。
3で変調され、IF−GC4で増幅された信号の不要成
分を除去する。
は、BPF5から入力される中間周波数(380MH
z)帯域の変調信号を、伝送路周波数(1.9GHz)
帯域の信号に周波数変換する。
は、UP−CONV6で周波数変換された信号(RF信
号)を、マイクロコンピュータ1から入力される制御電
圧信号で定まる利得で増幅する。
換されて、RF−GC7で増幅されたRF信号の不要成
分を除去し、PA(パワーアンプ)9は、この不要成分
が除去されたRF信号を電力増幅する。
用アンテナ10aを有する送受信共用器であり、端子T
Xには、ベースバンド部2〜PA9により構成される送
信回路が接続され、端子RXには、受信回路(図示せ
ず)が接続されている。DUP10は、端子TXを介し
て入力された、PA9で電力増幅されたRF信号を、送
受信共用アンテナ10aに送り、基地局に向けて出力さ
せる。
2のフローチャートを参照して、携帯通信端末100の
工場出荷時に実行されるRF出力調整処理について説明
する。
測定した1dB変化時のRFVgc特性曲線から、比較的
直線になっている部分を取り出し、この直線部分におい
て使用するRF−GC7の最大電圧RFVgc@MAX、
及び最小電圧RFVgc@MINを決定する(ステップS
1)。
VgcがステップS1で決定されたRFVgc@MAXであ
るときに、RF出力が規定の最大値Pmaxになるよう
に、IF−GC4の最大電圧IFVgc@MAXを決定す
る(ステップS2)。
VgcがIFVgc@MAX、RFVgcがRFVgc@MIN
であるときのRF出力Pcを測定し、測定値Pcをマイク
ロコンピュータ1内のRAMに記憶させる(ステップS
3)。ここで、測定値Pcから、RF−GC7の出力変
化量A(dB)が、(Pmax−Pc)(dB)となること
がわかる。
VgcがRFVgc@MIN固定時に、RF出力が最小値P
minとなるときの、IF−GC4の最小電圧IFVgc@
MINを決定する(ステップS4)。ここで、IF−G
C4の出力変化量BdBは、BdB=(Pc−Pmin)d
Bで表される。
に示すように、横軸をRF出力(dBm)、縦軸を制御
電圧Vgc(V)にしたグラフ上で、RF出力がPmax、
Pcに対応するRFVgc@MAXとRFVgc@MINの
2点間を直線で結ぶことで、PcとPmax間の任意出力に
対応するRFVgcを、近似的にこの直線上の値とすると
もに、Pc以下の任意出力に対応するRFVgcをRFVg
c@MINに固定することで、Pmax以下の任意出力に対
応するRF−GCテーブル(図3の実線)を作成し(ス
テップS5)、マイクロコンピュータ1内のROMに格
納する。
がPmax以上では、RF出力がPmaxとPcに対応するR
FVgc@MAXとRFVgc@MINの2点間を結ぶ直線
を、Pmax以上に延長させ、Pmax以上に対応するRFV
gcをこの延長直線上の値としたRF−GCテーブルを作
成する。
グラフ上で、RF出力がPcとPminに対応するIFVgc
@MAXとIFVgc@MINの2点間を直線で結ぶこと
で、PminとPc間の任意出力に対応するIFVgcを、近
似的にこの直線上の値とするとともに、Pc以上の任意
出力に対応するIFVgcをIFVgc@MAXに固定する
ことで、Pmin以上の任意出力に対応するIF−GCテ
ーブル(図3の点線)を作成し(ステップS6)、RO
Mに格納して、本RF出力調整処理を終了する。
がPmin以下では、RF出力がPcとPminに対応するI
FVgc@MAXとIFVgc@MINの2点間を結ぶ直線
を、Pmin以下に延長させ、Pmin以下の任意出力に対応
するIFVgcをこの延長直線上の値としたIF−GCテ
ーブルを作成する。
いて、基地局からのRF出力制御指示(RF出力変化量
指示、RF出力絶対値指示)があった際に、上記で作成
されたGC制御テーブル(図3)に基づいてRF出力制
御を行う方法について説明する。
(例えば、YdB出力変化せよ)があった場合のRF出
力制御方法について説明する。
昇を指示するものである場合、現在のRFVgcがRFV
gc>RFVgc@MINなら、マイクロコンピュータ1
は、IF−GC4の制御電圧をIFVgc@MAXに固定
し、RF−GC7の制御電圧を、GC制御テーブルのR
F出力>Pcに対応するRFVgc直線上(図3の実線)
の電圧値として、指示されたRF出力変化量になるよう
にRF出力を上昇変化させる。
INなら、マイクロコンピュータ1は、RF−GC7の
制御電圧をRFVgc@MINに固定し、IF−GC4の
制御電圧を、GC制御テーブルのRF出力<Pcに対応
するIFVgc直線上(点線)の電圧値として、指示され
たRF出力変化量になるようにRF出力を上昇変化させ
る。指示されたRF出力変化量に達する前に、IFVgc
が最大電圧IFVgc@MAXになると、マイクロコンピ
ュータ1は、今度はIFVgcをIFVgc@MAXに固定
し、RFVgcを、GC制御テーブルのRF出力>Pcに
対応するRFVgc直線上(図3の実線)の電圧値とし
て、指示されたRF出力変化量になるようにRF出力を
上昇変化させる。
を指示するものである場合、現在のRFVgcがRFVgc
=RFVgc@MINなら、マイクロコンピュータ1は、
RF−GC7の制御電圧をRFVgc@MINに固定し、
IF−GC4の制御電圧を、GC制御テーブルのRF出
力<Pcに対応するIFVgc直線上(図3の点線)の電
圧値として、指示されたRF出力変化量になるようにR
F出力を下降させる。
INなら、マイクロコンピュータ1は、IF−GC4の
制御電圧をIFVgc@MAXに固定し、RF−GC7の
制御電圧を、GC制御テーブルのRF出力>Pcに対応
するRFVgc直線上(図3の実線)の電圧値として、指
示されたRF出力変化量になるようにRF出力を下降さ
せる。指示されたRF出力変化量に達する前に、RFV
gcが最小電圧RFVgc@MINになると、マイクロコン
ピュータ1は、今度はRFVgcをRFVgc@MINに固
定し、IFVgcを、GC制御テーブルのRF出力<Pc
に対応するIFVgc直線上(図3の点線)の電圧値とし
て、指示されたRF出力変化量になるようにRF出力を
下降させる。
(例えば、ZdBmにせよ)があった場合のRF出力制
御方法について説明する。
が、Z>Pcである場合、マイクロコンピュータ1は、
IF−GC4の制御電圧をIFVgc@MAXに固定し、
RF−GC7の制御電圧を、GC制御テーブルのRF出
力>Pcに対応するRFVgc直線上(図3の実線)の電
圧値にして、(Z−Pc)dB分の出力上昇制御を行
う。
が、Z<Pcである場合、マイクロコンピュータ1は、
RF−GC7の制御電圧をRFVgc@MINに固定し、
IF−GC4の制御電圧を、GC制御テーブルのRF出
力<Pcに対応するIFVgc直線上(図3の点線)の電
圧値にして、(Pc−Z)dB分の出力下降制御を行
う。
末100の制御電圧調整方法によれば、従来、調整が困
難であったRFVgc@MAX及びRFVgc@MINを、
RF−GCの制御電圧特性(RFVgc特性)の直線領域
(安定領域)において予め固定することで、たとえ、R
F−GC毎に制御電圧特性が異なっていても、RF−G
CのRFVgc特性の直線性の良好な部分が、RF−GC
の制御電圧として使用されるようになる。これにより、
横軸をRF出力、縦軸を制御電圧Vgcにしたグラフ上
で、RF出力がPmax、Pcに対応するRFVgc@MAX
とRFVgc@MINの2点間を直線で結ぶことで、この
2点間の任意出力時の制御電圧RFVgcを、この直線上
の値として、簡単な計算によって近似的に求めることが
できる。
FVgc@MAX、RFVgc@MINの設定によって、上
記グラフ上で、これら2点間を結ぶRFVgc直線をPma
x以上に延長させることにより、Pmaxより大きいRF出
力に対する制御マージンを設定することが可能になる。
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態においては、GC制御テーブルの
作成は、携帯通信端末100内のマイクロコンピュータ
1で行うようにしたが、測定系のパーソナルコンピュー
タ等で行い、作成されたGC制御テーブルを携帯通信端
末100内のROMに格納するようにしてもよい。
に接続された可変利得デバイスの制御電圧対出力特性の
安定領域において、該可変利得デバイスの最大制御電圧
値、及び最小制御電圧値を決定し、この決定された最大
制御電圧値、及び最小制御電圧値に基づいて各可変利得
デバイスの制御電圧値を設定することで、たとえ、可変
利得デバイス毎に制御電圧対出力特性が異なっていて
も、該特性の安定している部分が、可変利得デバイスの
制御電圧として使用されるようになる。
信回路構成を示すブロック図。
工場出荷段階で実行されるRF出力調整処理を示すフロ
ーチャート。
C制御テーブルを示す図。
ト。
作成されるGC制御テーブルを示す図。
Claims (4)
- 【請求項1】携帯通信端末内の送信回路が備える複数の
可変利得デバイスの各制御電圧を調整する制御電圧調整
装置において、 前記携帯通信端末の出力段に接続された可変利得デバイ
スの制御電圧対出力特性の安定領域において、該可変利
得デバイスの最大制御電圧値、及び最小制御電圧値を決
定する決定手段と、 前記決定手段により決定された可変利得デバイスの最大
制御電圧値、及び最小制御電圧値に基づいて、任意の出
力値に対応する前記各可変利得デバイスの制御電圧値を
設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された、任意の出力値に対応す
る前記各可変利得デバイスの制御電圧値を前記携帯通信
端末内の記憶装置に記憶する記憶手段と、 を備えることを特徴とする制御電圧調整装置。 - 【請求項2】前記設定手段は、前記特性安定領域内の任
意出力に対応する、前記出力段に接続された可変利得デ
バイスの制御電圧を、前記決定手段により決定された最
大制御電圧値と最小制御電圧値の2点間を結ぶ直線上の
値として設定することを特徴とする請求項1記載の制御
電圧調整装置。 - 【請求項3】携帯通信端末内の送信回路が備える複数の
可変利得デバイスの各制御電圧を調整する制御電圧調整
方法において、 前記携帯通信端末の出力段に接続された可変利得デバイ
スの制御電圧対出力特性の安定領域において、該可変利
得デバイスの最大制御電圧値、及び最小制御電圧値を決
定する決定工程と、 前記決定工程により決定された可変利得デバイスの最大
制御電圧値、及び最小制御電圧値に基づいて、任意の出
力値に対応する前記各可変利得デバイスの制御電圧値を
設定する設定工程と、 前記設定工程により設定された、任意の出力値に対応す
る前記各可変利得デバイスの制御電圧値を前記携帯通信
端末内の記憶装置に記憶する記憶工程と、 を含むことを特徴とする制御電圧調整方法。 - 【請求項4】前記設定工程は、前記特性安定領域内の任
意出力に対応する、前記出力段に接続された可変利得デ
バイスの制御電圧を、前記決定工程により決定された最
大制御電圧値と最小制御電圧値の2点間を結ぶ直線上の
値として設定することを特徴とする請求項3記載の制御
電圧調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001224757A JP3735277B2 (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 制御電圧調整装置、及び制御電圧調整方法 |
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