JP2003036354A - 融資システム及びその方法及びそれを実現するためのコンピュータプログラム - Google Patents

融資システム及びその方法及びそれを実現するためのコンピュータプログラム

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JP2003036354A
JP2003036354A JP2001222873A JP2001222873A JP2003036354A JP 2003036354 A JP2003036354 A JP 2003036354A JP 2001222873 A JP2001222873 A JP 2001222873A JP 2001222873 A JP2001222873 A JP 2001222873A JP 2003036354 A JP2003036354 A JP 2003036354A
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JP2001222873A
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Ryoichi Jinnai
良一 神内
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Promise Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受取予定者の口座に迅速に資金を振込み、融
資申込者の振込の手間や振込手数料を節約するシステム
等を提供することを目的とする。 【解決手段】融資機関が利用する融資サーバー1と、融
資申込者から資金を受取る予定である受取予定者の受取
予定者口座を記憶する記憶装置とからなる。融資サーバ
ー1は融資申込者のパソコン等から融資申込データを受
信し、融資可能か否かを審査する。融資可能と判断した
場合、融資サーバー1は振込データを作成する。融資サ
ーバー1は、振込データを作成する際、振込データに含
まれる指定口座を振込先口座とする。これにより融資資
金は直接受取予定者の口座に振込まれ、上記目的が達成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消費者金融などの
金融機関が顧客に融資を行う際に利用するシステムやコ
ンピュータプログラム等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】消費者金融などの金融機関は様々な顧客
に対し資金を融資している。消費者金融が融資を行う際
の処理手順としては、まず融資申込者から融資の申込を
受付け、その融資が可能か否かを審査し、融資可能な場
合は融資申込者の銀行口座に所定の金額を振込む、とい
う手順で資金を融資している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の融
資手順では融資機関が資金を融資申込者の銀行口座に振
込んでいる。しかし、このような従来の融資手順では、
幾つかの不都合が生じる。例えば、融資申込者が自分の
母親への仕送り資金を調達するために融資の申込を行っ
た場合、融資資金はまず、消費者金融から融資申込者の
銀行口座に振込まれ、次に融資申込者が母親の銀行口座
に振込まなくてはならない。即ち、融資資金について2
度の振込処理(「消費者金融→融資申込者の銀行口座へ
の振込」と「融資申込者の銀行口座→融資申込者の親の
銀行口座への振込」)がなされるため、融資申込者には
余計な振込の手間を負担させ、振込手数料の無駄も生
じ、更には融資申込者の母親への送金も遅延してしま
う。そこで、資金を融資するにあたり、このような不都
合を回避するシステム等が求められるところである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば、次の
ような処理を行うシステム、或は次のような処理を行わ
せるコンピュータプログラムや方法である。 (1)融資機関が利用する融資手段と、融資申込者から
資金を受取る予定である受取予定者の受取予定者口座を
記憶する記憶手段とからなり、前記融資手段は、資金を
融資するための振込データを作成するにあたり、前記振
込データに含まれる振込先口座を前記受取予定者口座と
する。 (2)前記振込データには振込依頼者を前記受取予定者
に知らせるための振込依頼者情報が含まれ、前記融資手
段は、前記振込依頼者情報を前記融資申込者とする。 (3)前記記憶手段には融資の可否を判断するための融
資基準が記憶され、前記融資手段は、融資申込者が利用
する融資申込手段から送信された融資申込データを受付
け、前記融資申込データに含まれる融資金額と融資申込
者の前記融資基準に基づいて融資するか否かを判断し、
融資すると判断した場合に限り前記振込データを作成す
る。 (4)前記受取予定者口座は、前記融資申込手段から送
信されたデータである。 (5)前記融資手段は、前記振込データを、振込機関が
利用する振込手段に送信する。 (6)前記振込データには、前記融資機関を特定するた
めの融資機関特定情報が含まれる。 (7)前記融資手段は、前記融資機関特定情報を、前記
振込機関には前記融資機関であることを特定できるが前
記受取予定者には前記融資機関であることを特定できな
いデータに変換する。 (8)前記振込データは受取予定者への振込通知手段に
表示されるデータと表示されないデータとからなり、前
記融資手段は前記融資機関特定情報を前記振込通知手段
に表示されないデータに含める。
【0005】
【発明の実施形態】本発明の実施形態を図に基づいて説
明する。図1は本発明の実施に必要なハードウェアとそ
のハードウェアの結びつきを表した概略図である。これ
らハードウェアは、融資サーバー1(消費者金融等が利
用するサーバー)、融資申込者が所有するPC2(パー
ソナルコンピュータ)、振込元となる銀行のホストコン
ピュータ(振込元ホスト3)、振込先となる銀行のホス
トコンピュータ(振込先ホスト4)とからなる。この融
資サーバー1とPC2はインターネット5(第一通信手
段)を通じてデータの送受信が可能になるよう接続され
ており、融資サーバー1と振込元ホスト3とは専用回線
6(第二通信手段)を通じてデータの送受信が可能にな
るよう接続されており、振込元ホスト3と振込先ホスト
4とは銀行間のネットワーク7(第三通信手段)を通じ
てデータの送受信が可能になるよう接続されている。融
資サーバー1、PC2、振込元ホスト3、振込先ホスト
4はデータを記憶するための記憶装置を各々内蔵すると
共にデータを送受信するためのデータ送信部並びにデー
タ受信部とを各々内蔵し、それらを用いてデータの送受
信を行う。各々の記憶装置には本発明を実現するための
コンピュータプログラムや所定のデータが記憶されてお
り、各装置はこのコンピュータプログラムの命令を受け
て各データを処理し、本発明を実施する。PC2にはデ
ータを表示するための表示モニタ11、データ入力用の
キーボード12、入力用マウス13が備えられている。
なお、本実施形態では、融資サーバー1が融資手段とし
ての役割を果し、PC2が融資申込手段としての役割を
果し、振込元ホスト3が振込手段としての役割を果し、
融資サーバー1に備えられた記憶装置が記憶手段として
の役割を果す。
【0006】次に、本実施形態の処理手順を説明する
(図2)。本実施形態は、<指定口座登録:STEP1
>→<融資申込及び融資審査:STEP2>→<振込デ
ータ作成・送信:STEP3>の手順で処理されるもの
である。以下、この処理手順に従って説明する。
【0007】<指定口座登録:STEP1>東京で働い
ている三田一夫さんは、故郷の旭川に住む母親(三田春
子さん)に毎月10万円の仕送りをしている。しかし、
今月は思わぬ出費が重なったために10万円を用意でき
ないでいる。そこで、三田一夫さんはドリームローンと
いう融資機関としての消費者金融機関から10万円を借
入れて、それを仕送りにあてようと考えた。消費者金融
「ドリームローン」には、融資資金を直接母親の銀行口
座に振込んでくれる便利なサービスがあるので、三田一
夫さんはそれを利用することにした。 このサービスを
利用するには、まず、母親の銀行口座を登録する必要が
あるので、三田一夫さんは自宅のパソコン(PC2)か
らインターネット5を経由してドリームローンのホーム
ページにアクセスした。これによりPC2の表示モニタ
11には図3のような内容(口座入力を促す内容)が表
示される。三田一夫さんは所定事項を入力し、画面右下
の「送信」の部分をマウス13でクリックした。これに
よりPC2は、口座登録情報「氏名:三田一夫/顧客I
D:9715/パスワード:0944/指定口座:海山
銀行 旭川支店 普通 1234567 三田 春子」を作
成し、これを融資サーバー1に対して送信する。なお、
本実施形態では三田春子さんが融資申込者(三田一夫さ
ん)から資金を受取る予定である受取予定者であり、口
座登録情報に含まれる指定口座が受取予定者口座として
の役割を果す。また、図3ではパスワードが「***
*」となっているが、これはセキュリティー上「***
*」と表示しているだけであり、PC2には「パスワー
ド=0944」が入力されているものとする。
【0008】口座登録情報を受信した融資サーバー1
は、それを記憶装置に記憶する。融資サーバー1に備え
られた記憶装置には、図4に示すように、顧客の情報
(顧客レコードファイル)が記憶されている。三田一夫
さんは、以前にもドリームローンから融資を受けたこと
があるため、三田一夫さんの情報も顧客レコードとして
記憶されている。なお、三田一夫さんの情報は「氏名:
三田一夫/顧客ID:9715/住所:東京都港区赤坂
○−○−○/電話番号:03−3582−XXXX/顧
客口座番号:南北銀行 新宿支店 普通 1471477
三田一夫/パスワード:0944/融資限度額:150
万円」という内容になっている。このうち融資限度額は
ドリームローンが三田一夫さんの年収や収入の安定度等
から算出したものであり、本実施形態ではこの融資限度
額が融資基準としての役割を果す。融資サーバー1は、
PC2から受信した口座登録情報に含まれる「顧客I
D:9715」を検索キーにして、顧客レコードファイ
ルから「顧客ID:9715」に該当する顧客レコード
を検索する。そして、口座登録情報に含まれる「氏名:
三田一夫」「パスワード:0944」が顧客レコード
(図4)の内容と一致するかを確認する。一致すること
を確認した融資サーバー1は、口座の登録を行う(な
お、本実施形態では、これらデータは一致している)。
【0009】融資サーバー1の記憶装置には複数の指定
口座からなる指定口座レコードファイル(図5)が記憶
されており、融資サーバー1はそこに三田一夫さんから
送信されたデータ等を追加する。即ち、指定口座レコー
ド「指定口座ID:9715−001/氏名:三田一夫
/顧客ID:9715/指定口座:海山銀行 旭川支店
普通 1234567 三田 春子」が追加され、記憶さ
れる。なお、指定口座IDとは融資サーバー1が登録さ
れた口座に各々割当てる番号である。また、融資申込者
を特定する情報(氏名:三田一夫や顧客ID:971
5)及び指定口座を特定する情報(指定口座ID:97
15−001)と指定口座とは各々関連づけて(対応づ
けて)記憶装置に記憶されているものである。次に、融
資サーバー1は登録が完了した旨を知らせるため、登録
確認情報「◎口座登録が完了しました。 三田一夫様 /
指定口座ID:9715−001/指定口座:海山銀行
旭川支店 普通 1234567 三田 春子」を作成
し、それをPC2に対し送信する。それを受信したPC
2の表示モニタ11には図6のような内容が表示され
る。以上が、<指定口座登録:STEP1> である。
【0010】<融資申込及び融資審査:STEP2>次
に、三田一夫さんは融資申込のためのウェブページにア
クセスする。これによりPC2の表示モニタ11には図
7のような内容(融資の申込のためのデータ入力を促す
内容)が表示される。三田一夫さんは所定事項(氏名や
融資申込額等)を入力し、画面右下の「送信」をマウス
13でクリックした。これによりPC2は、融資申込デ
ータ「氏名:三田一夫/顧客ID:9715/パスワー
ド:0944/指定口座ID:9715−001/指定
口座名:三田 春子/融資申込額:100,000円」
を作成し、これを融資サーバー1に対して送信する。な
お、本実施形態では、融資申込データに含まれる顧客I
Dが申込者情報としての役割を果し、融資申込額が融資
金額としての役割を果す。融資申込データを受信した融
資サーバー1は、それを記憶装置に記憶し、前述のST
EP1と同様の処理により(図4のデータと対比し
て)、融資申込データの「氏名」、「パスワード」の正
当性を確認する。更に、融資申込データに含まれる「融
資申込額:100,000円」が顧客レコード(図4)
の融資限度額を超えていないかを確認する(即ち、融資
サーバー1は融資するか否かの判断をする)。融資申込
データに含まれる融資申込額(10万円)は、融資限度
額(150万円)の範囲内なので、三田一夫さんの融資
申込は審査をパスし、融資可能と判断されたことにな
る。よって、融資サーバー1は次の振込データ作成処理
に移る。なお、融資不能と判断した場合、融資サーバー
1は、融資を断るための処理を行う。以上が、<融資申
込及び融資審査:STEP2>である。
【0011】<振込データ作成・送信:STEP3>融
資可能と判断した融資サーバー1は、融資申込データ及
び顧客レコード(図4)等に基づいて融資を行うための
振込データ(図8)を作成する。 融資サーバー1は、
振込データ「振込先口座:海山銀行 旭川支店 普通 1
234567三田 春子/振込元口座:春秋銀行 青山
支店 普通 9876543 株式会社ドリームローン/
振込金額:100,000円/摘要欄:ミタ カズオ…
…<中略>……K024」を作成する。なお、ここで振
込データに含まれる幾つかの項目について説明する。 (1)振込先口座。 振込データに含まれる振込先口座は三田一夫さんが登録
した指定口座(三田一夫さんの母親の口座:図5)であ
る。これは融資サーバー1が融資申込データに含まれる
「指定口座ID:9715−001」を検索キーにして
指定口座レコードファイルから図5に示すレコードを検
索し、そのレコードに含まれる指定口座を振込先口座に
代入したものである。これにより、ドリームローンから
の融資資金10万円は三田一夫さんの口座を経由するこ
となく、直接、三田一夫さんの母親(三田春子さん)の
口座に振込まれることになり、三田一夫さんは無駄な振
込手続を行う必要がなくなり、振込手数料も節約できる
のである。更に、融資資金はより早く三田春子さんの口
座に振込まれることになる。
【0012】(2)摘要欄。 本実施形態において、振込データに含まれる摘要欄は4
0桁のデータである(図9は摘要欄を詳細に表したもの
である)。融資サーバー1は摘要欄の1桁目から6桁目
までに「ミタ カズオ」を代入し、37桁目から40桁
目に「K024」を代入している。融資サーバー1がこ
のようなデータを摘要欄に代入したのは、次の3つの機
能を実現するためである。 機能1:まず、資金の最終的受取人である三田一夫さん
の母親(三田春子さん)には、その資金が息子の三田一
夫さんから振込まれたものであること(振込依頼人の
名)を知らせる必要がある。よって、融資サーバー1は
摘要欄に「ミタ カズオ」を代入している(即ち、振込
依頼者情報としての摘要欄の一部を融資申込者である
「ミタ カズオ」としたものである)。なお、この「ミ
タ カズオ」というデータは、融資サーバー1が融資申
込データの「顧客ID:9715」を検索キーにして顧
客レコードファイル(図4)を検索し、取得したデータ
である。また、融資サーバー1は摘要欄の1桁目から6
桁目までにこれを代入しているが、1桁目から6桁目ま
でに代入した理由は次の通りである。摘要欄に代入され
たデータは、原則として預金通帳の摘要欄に印字される
データである。しかし、預金通帳の印字スペースは限ら
れているため、殆どの場合、1桁目から20桁目までに
入力されたデータのみを預金通帳に印字し、残りの21
桁目から40桁目までは印字されないのが現状である
(即ち、摘要欄の1桁目から20桁目までが振込通知手
段に表示されるデータであり、21桁目から40桁目ま
でが振込通知手段に表示されないデータである)。よっ
て、本実施形態では1桁目から6桁目までに「ミタ カ
ズオ」を代入し、「ミタ カズオ」が預金通帳に印字さ
れるようにし、その印字内容を見た受取人(三田一夫さ
んの母親)には息子の三田一夫さんから振込があったと
認識できるようにしているのである。
【0013】機能2:本実施形態における指定口座は三
田一夫さんが登録した口座であり、三田一夫さんが口座
登録を正確に行っていれば何ら問題はない。しかし、登
録された口座に誤りがあった場合(例えば、間違った口
座番号を登録した場合)、銀行は振込み処理が行えず、
資金を組み戻さなければならない。この際、資金の組み
戻し先は振込を行ったドリームローンであり、三田一夫
さんではない。よって、振込を行う銀行には、組み戻し
先がドリームローンであることを知らせておかなければ
ならない。そこで融資サーバー1はドリームローンを表
す記号(融資機関特定情報としての記号)「K024」
を摘要欄に代入しているのである。なお、ドリームロー
ンを「K024」に変換する方法は次の通りである。融
資サーバー1の記憶装置には図10に示す「振込元変換
データ」が記憶されており、それに基づいて融資サーバ
ー1は「ドリームローン=K024」と認識し、「K0
24」という記号に変換して摘要欄に代入する。
【0014】機能3:三田春子さんには振込まれた資金
がドリームローンから融資を受けた資金であることを察
知されないようにしなければならない。融資を受けた資
金で仕送りをしていることを三田春子さんが察知する
と、息子が資金不足で苦しんでいるのではないか等の心
配をかけてしまうからである。よって、融資サーバー1
は、ドリームローンを「K024」に変換して、それが
何を意味するか受取人(三田春子さん)には分らないよ
うにしているのである。即ち、受取人(三田春子さん)
には「振込元変換データ」(図10)の内容は当然知ら
されていないので受取人には「K024」が「ドリーム
ローン」であるとは特定できないようになっているので
ある。一方、振込を行う銀行にはこの「振込元変換デー
タ」(図10)の内容が知らされている。即ち、銀行が
利用する振込元ホスト3の記憶装置には「振込元変換デ
ータ」(図10)が記憶されており、これにより振込機
関としての銀行は「K024」が「ドリームローン」で
あることを特定できるようになっている。なお、融資サ
ーバー1は「K024」という記号を摘要欄の37桁目
から40桁目までに代入している。このように37桁目
から40桁目までに代入した理由は次の通りである。
「K024」という変換された記号であれば、たとえそ
れが預金通帳に印字されたとしても、その資金がドリー
ムローンから融資を受けた資金であると三田春子さんに
察知されるおそれはないはずである。よって、「K02
4」という記号を預金通帳に印字される部分(摘要欄の
1桁目から20桁目まで)に代入しても構わないのであ
るが、これが預金通帳に印字されることにより三田春子
さんに余計な疑念を持たれるおそれもあるし、何らかの
理由により「K024」が「ドリームローン」を意味す
ると察知されるおそれもある。よって、融資サーバー1
は、預金通帳に印字されない部分である摘要欄の21桁
目から40桁目までに「K024」を代入したのである
(振込通知手段に表示されないデータに融資機関特定情
報を含めたのである)。振込データの内容については以
上である。
【0015】振込データを作成した融資サーバー1は、
振込データを振込元ホスト3に対して送信する。これを
受信した振込元ホスト3は振込先に資金を振込むための
処理を行う。即ち、振込のためのデータを銀行が利用す
るネットワーク7を介して振込先ホスト4に送信する。
これにより三田一夫さんの母親の銀行口座に10万円が
振込まれる。なお、その際、三田一夫さんの母親の預金
通帳(振込通知手段としての預金通帳)には図11のよ
うな内容が印字(表示)される。即ち、摘要欄には「ミ
タ カズオ」とのみ印字され、ドリームローンを示す
「K024」という記号は印字されない。これにより三
田一夫さんの母親は、息子が借金をして仕送りをしてい
ることを察知することはない。
【0016】なお、上記実施形態おいては特定のケース
について説明したが、本発明はこれら特定のケースに限
るものではない。例えば、次のようなケースであっても
構わない。 (1)上記実施形態では、息子が母親に仕送りするケー
スを説明したが、本発明はこのケースに限るものではな
く、その他のあらゆるケースで利用できるものである。 (2)データの内容は実施形態で説明したデータに限ら
ない。即ち、同様の役割を果たすことができれば、他の
どのようなデータであっても構わない。また、本来、融
資や振込の処理を行うには上記実施形態で示したデータ
以外にも必要なデータがあるが、本発明の内容と関係の
薄いデータについては省略してある。更に、上記実施形
態や図で示されたデータ及びデータ項目は原則として他
のデータ及びデータ項目と関連づけて(対応づけて)記
憶装置に記憶されているものである。 (3)ハードウェアも実施形態で説明したものに限らな
い。即ち、同様の役割を果たすことができれば、他のど
のようなハードウェアであっても構わない。また、振込
通知手段とは預金通帳に限らない。例えば、小型コンピ
ュータや携帯電話等が預金通帳の役割を果すことも可能
なので携帯電話等が振込通知手段としての役割を果すこ
とも考えられる。また、融資申込手段を電話とし、音声
認識システムを用いて融資申込データを受付けてもよ
い。電話を用いればパソコン等を所有していない人でも
本発明を利用できる。 (4)処理の内容や手順についても実施形態で説明した
ものに限らない。即ち、同様の役割を果たすことができ
れば、他のどのような処理内容・処理手順であっても構
わない。 (5)上記実施形態において、「情報を受付ける」とは
「情報を受信する」ことを意味するものであるがこれに
限るものではない。
【0017】
【発明の効果】本発明には次のような効果がある。 (1)本発明は、融資資金を融資申込者の口座を経由せ
ずに、受取予定者口座(資金申込者から資金を受取る予
定である受取予定者の口座)に直接資金を振込むため、
資金をより早く受取予定者の口座に振込むことができ、
融資申込者の振込の手間や手数料を節約することもでき
る。 (2)本発明は、振込データに融資機関を特定するため
の融資機関特定情報が含まれているので、銀行が組み戻
し作業を行う際は組み戻し先を容易に判明できる。即
ち、振込先口座に振込を行えない場合に、銀行がどこに
組み戻しを行うべきかが分らないといった不都合を回避
できるのである。 (3)本発明では、融資機関特定情報を振込機関(銀
行)には特定できるが受取人には特定できないように変
換しているので、受取人には受取った資金が融資された
資金であるという事実を察知されずに済む。また、融資
機関特定情報を振込通知手段に表示されないデータに含
めているので、尚更受取人には融資された資金を振込ん
でいるという事実を察知されずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施形態を実現するための装置の概略を示
す図である。
【図2】上記実施形態を実現するためのフローチャート
を表した図である。
【図3】口座登録を行うための登録画面を表した図であ
る。
【図4】顧客レコードファイルを表した図である。
【図5】登録口座レコードファイルを表した図である。
【図6】登録確認情報の表示内容を表した図である。
【図7】融資申込画面を表した図である。
【図8】振込データの内容を表した図である。
【図9】摘要欄の詳細をを表した図である。
【図10】振込元変換データを表した図である。
【図11】預金通帳の印字例を表した図である。
【符号の説明】
1 融資サーバー 2 PC(パソコン) 3 振込元ホスト 4 振込先ホスト 5 インターネット 6 専用回線 7 銀行間ネットワーク

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融資機関が利用する融資手段と、融資申
    込者から資金を受取る予定である受取予定者の受取予定
    者口座を記憶する記憶手段とからなり、 前記融資手段は、資金を融資するための振込データを作
    成するにあたり、前記振込データに含まれる振込先口座
    を前記受取予定者口座とすることを特徴とする融資シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記振込データには振込依頼者を前記受
    取予定者に知らせるための振込依頼者情報が含まれ、 前記融資手段は、前記振込依頼者情報を前記融資申込者
    とすることを特徴とする請求項1記載の融資システム。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段には融資の可否を判断する
    ための融資基準が記憶され、 前記融資手段は、融資申込者が利用する融資申込手段か
    ら送信された融資申込データを受付け、前記融資申込デ
    ータに含まれる融資金額と融資申込者の前記融資基準に
    基づいて融資するか否かを判断し、融資すると判断した
    場合に限り前記振込データを作成することを特徴とする
    請求項1乃至2記載の融資システム。
  4. 【請求項4】 前記受取予定者口座は、前記融資申込手
    段から送信されたデータであることを特徴とする請求項
    1乃至3記載の融資システム。
  5. 【請求項5】 前記融資手段は、前記振込データを、振
    込機関が利用する振込手段に送信することを特徴とする
    請求項1乃至4記載の融資システム。
  6. 【請求項6】 前記振込データには、前記融資機関を特
    定するための融資機関特定情報が含まれることを特徴と
    する請求項1乃至5記載の融資システム。
  7. 【請求項7】 前記融資手段は、前記融資機関特定情報
    を、前記振込機関には前記融資機関であることを特定で
    きるが前記受取予定者には前記融資機関であることを特
    定できないデータに変換することを特徴とする請求項6
    記載の融資システム。
  8. 【請求項8】 前記振込データは受取予定者への振込通
    知手段に表示されるデータと表示されないデータとから
    なり、 前記融資手段は前記融資機関特定情報を前記振込通知手
    段に表示されないデータに含めることを特徴とする請求
    項6乃至7記載の融資システム。
  9. 【請求項9】 融資申込者から資金を受取る予定である
    受取予定者の受取予定者口座を記憶する記憶手段を備え
    る融資手段に処理を命令するものであり、 前記融資手段に、資金を融資するための振込データを作
    成させるにあたり、前記振込データに含まれる振込先口
    座を前記受取予定者口座とさせることを特徴とする融資
    のためのコンピュータプログラム。
  10. 【請求項10】 前記振込データには振込依頼者を前記
    受取予定者に知らせるための振込依頼者情報が含まれ、 前記融資手段に、前記振込依頼者情報を前記融資申込者
    とさせることを特徴とする請求項9記載の融資のための
    コンピュータプログラム。
  11. 【請求項11】 前記記憶手段には融資の可否を判断す
    るための融資基準が記憶され、前記融資手段に、融資申
    込者が利用する融資申込手段から送信された融資申込デ
    ータを受付けさせ、前記融資申込データに含まれる融資
    金額と融資申込者の前記融資基準に基づいて融資するか
    否かを判断させ、融資すると判断した場合に限り前記振
    込データを作成させることを特徴とする請求項9乃至1
    0記載の融資のためのコンピュータプログラム。
  12. 【請求項12】 前記受取予定者口座は、前記融資申込
    手段から送信されたデータであることを特徴とする請求
    項9乃至11記載の融資のためのコンピュータプログラ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記融資手段に、前記振込データを、
    振込機関が利用する振込手段に送信させることを特徴と
    する請求項9乃至12記載の融資のためのコンピュータ
    プログラム。
  14. 【請求項14】 前記振込データには、前記融資機関を
    特定するための融資機関特定情報が含まれることを特徴
    とする請求項9乃至13記載の融資のためのコンピュー
    タプログラム。
  15. 【請求項15】 前記融資手段に、前記融資機関特定情
    報を、前記振込機関には前記融資機関であることを特定
    できるが前記受取予定者には前記融資機関であることを
    特定できないデータに変換させることを特徴とする請求
    項14記載の融資のためのコンピュータプログラム。
  16. 【請求項16】 前記振込データは受取予定者への振込
    通知手段に表示されるデータと表示されないデータとか
    らなり、 前記融資手段に前記融資機関特定情報を前記振込通知手
    段に表示されないデータに含めさせることを特徴とする
    請求項14乃至15記載の融資のためのコンピュータプ
    ログラム。
  17. 【請求項17】 融資申込者から資金を受取る予定であ
    る受取予定者の受取予定者口座を記憶する記憶手段を備
    える融資手段に処理を行わせるものであり、 前記融資手段に、資金を融資するための振込データを作
    成させるにあたり、前記振込データに含まれる振込先口
    座を前記受取予定者口座とさせることを特徴とする融資
    方法。
  18. 【請求項18】 前記振込データには振込依頼者を前記
    受取予定者に知らせるための振込依頼者情報が含まれ、 前記融資手段に、前記振込依頼者情報を前記融資申込者
    とさせることを特徴とする請求項17記載の融資方法。
  19. 【請求項19】 前記記憶手段には融資の可否を判断す
    るための融資基準が記憶され、 前記融資手段に、融資申込者が利用する融資申込手段か
    ら送信された融資申込データを受付けさせ、前記融資申
    込データに含まれる融資金額と融資申込者の前記融資基
    準に基づいて融資するか否かを判断させ、融資すると判
    断した場合に限り前記振込データを作成させることを特
    徴とする請求項17乃至18記載の融資方法。
  20. 【請求項20】 前記受取予定者口座は、前記融資申込
    手段から送信されたデータであることを特徴とする請求
    項17乃至19記載の融資方法。
  21. 【請求項21】 前記融資手段に、前記振込データを、
    振込機関が利用する振込手段に送信させることを特徴と
    する請求項17乃至20記載の融資方法。
  22. 【請求項22】 前記振込データには、前記融資機関を
    特定するための融資機関特定情報が含まれることを特徴
    とする請求項17乃至21記載の融資方法。
  23. 【請求項23】 前記融資手段に、前記融資機関特定情
    報を、前記振込機関には前記融資機関であることを特定
    できるが前記受取予定者には前記融資機関であることを
    特定できないデータに変換させることを特徴とする請求
    項22記載の融資方法。
  24. 【請求項24】 前記振込データは受取予定者への振込
    通知手段に表示されるデータと表示されないデータとか
    らなり、 前記融資手段に前記融資機関特定情報を前記振込通知手
    段に表示されないデータに含めさせることを特徴とする
    請求項22乃至23記載の融資方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007141181A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Promise Co Ltd 振込代行システム

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