JP2003034045A - プリントヘッドの温度制御システム及び温度制御方法 - Google Patents

プリントヘッドの温度制御システム及び温度制御方法

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JP2003034045A
JP2003034045A JP2001223623A JP2001223623A JP2003034045A JP 2003034045 A JP2003034045 A JP 2003034045A JP 2001223623 A JP2001223623 A JP 2001223623A JP 2001223623 A JP2001223623 A JP 2001223623A JP 2003034045 A JP2003034045 A JP 2003034045A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリントヘッド内の特定のコイルの異常過熱
をサーミスタを使用せずに検出し、全体としてのスルー
プットの向上を図る。 【解決手段】 プリントヘッド内の複数のピンの各々を
駆動する複数のコイルによる異常過熱を検出するサーミ
スタと、該サーミスタにより異常過熱が検出された場
合、前記プリントヘッド内の温度を制御する制御手段と
を備えたプリントヘッドの温度制御システムであって、
前記複数のピンを複数のグループに分けるグルーピング
手段と、前記複数のグループの各グループ単位の印字ド
ット数をカウントし、前記各グループの前記印字ドット
数の全ドット数に対する印字ドット比率を求めるカウン
ト手段と、前記印字ドット比率が異常に高いグループを
検出することによって、異常過熱しているコイルのグル
ープを判定する判定手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリントヘッド
の温度制御方法及び温度制御方法に関し、特に、プリン
トヘッド内の所定のコイルの過熱をサーミスタを使用せ
ずに検出する温度制御システム及び温度制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリントヘッド、特にドットイ
ンパクト方式のシリアルプリンタのプリントヘッドは、
往復運動を繰り返すアーマチュアと、アーマチュアの先
端にロー付けされたワイヤと、電磁コイル用のコアとな
る円筒状の磁性材料ヨークと、ヨーク上に巻線されたコ
イルスプールとから構成されている。ワイヤは、印字ピ
ンとしてプラテンとの間にインクリボンと印字用紙を挟
み、印字用紙にドットを印字する。コイルの2つの端子
は、基板上に半田付けされ、コネクタによりヘッド制御
回路に接続されている。基板上には周囲温度を検出する
ための温度検出素子としてサーミスタが実装されてい
る。このような構成のプリントヘッド内では、コイルの
発熱による異常過熱の際の温度を制御する温度制御シス
テムは、上述のサーミスタが、プリントヘッド内雰囲気
温度を計測していた。すなわち、プリントヘッド内の複
数のピンの各々を駆動する複数のコイルによる異常過熱
を、サーミスタ付近の温度で検出していたが、サーミス
タは、電磁コイルを24個接続した場合でもプリント基
板上に通常1個しか実装されておらず、コイルとの位置
関係から個々のコイルに対応した温度を検出するもので
はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、サーミスタは、電磁コイルを24個接続した
場合でもプリント基板上に通常1個しか実装されておら
ず、その位置関係から個々のコイルに対応した温度を検
出することはできなかったので、一部のコイルに対応し
たピンだけが集中して駆動された場合、例えば、サーミ
スタの位置から一番遠くにあるコイルに対応したピンだ
けによる横罫線印刷の連続等によって特定のピンのみが
異常に過熱しても、サーミスタがそれを感知せず、サー
ミスタ温度が充分上げきらないうちにコイル温度及びコ
イルスプール温度が限界を超える場合があった。また、
時間が経過してコイルの異常過熱を検出できたとして
も、特定の1本のピン又は2本のピンが集中して連続通
電されることによる短時間で急速な温度上昇は計測でき
ず、既に、特定ピンの印刷集中による損傷を引き起こし
ている場合があった。
【0004】このため、従来は、コイルスプールの材料
を高価な液晶ポリマーを使用したり、又は比較的低いサ
ーミスタ検出温度から印字速度の低下、行間待ち時間の
挿入等を行い、焼損を間接的に防止してきたが、反面、
本来のスループットが発揮できないでいた。また、この
ような保護を実施していない場合は、発煙・焼損事故を
招き、顧客の信頼を失う結果にもなっていた。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、プリントヘッド内の所定のコイルの過熱をサー
ミスタを使用せずに検出し、全体としてのスループット
の向上を図った温度制御システム及び温度制御方法を提
供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】上記課題を解決するために、請求項1記載
の発明は、プリントヘッド内の複数のピンの各々を駆動
する複数のコイルによる異常過熱を検出する温度検出手
段と、上記プリントヘッド内の温度を制御する制御手段
とを備えたプリントヘッドの温度制御システムであっ
て、上記温度検出手段は、上記複数のピンを複数のグル
ープに分けるグルーピング手段と、上記複数のグループ
の各グループ単位の印字ドット数をカウントし、上記各
グループの上記印字ドット数の全ドット数に対する印字
ドット比率を求めるカウント手段と、上記印字ドット比
率が異常に高いグループを検出することによって、異常
過熱しているコイルのグループを判定する判定手段とを
備えたことを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のプリントヘッドの温度制御システムに係り、上記グ
ルーピング手段は、上記複数のグループのうち、隣接す
るピンを1ピンづつオーバーラップしてグループに分け
ることを特徴としている。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載のプリントヘッドの温度制御システムに係り、
上記カウント手段は、上記複数のグループの数だけカウ
ンタを有することを特徴としている。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載のプリントヘッドの温度制御システムに係り、上記カ
ウント手段は、イメージ展開バッファメモリからドット
を数える1バイトを読み込み、該1バイト毎に上記各グ
ループの印字ドット数をカウントすることを特徴として
いる。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載のプリントヘッドの温度制御システムに係り、上記カ
ウント手段は、上記印字ドットのある部分にANDによ
るマスクをかけ、その結果を所定のドット数対応テーブ
ルで変換して上記印字ドット数を求めることを特徴とし
ている。
【0011】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載のプリントヘッドの温度制御システムに係り、上記カ
ウント手段は、1行印字する毎に行われることを特徴と
している。
【0012】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載のプリントヘッドの温度制御システムに係り、上記カ
ウント手段は、上記印字ドット数のカウントを1ドット
列(3バイト分)行った後、印刷幅分繰り返すことを特
徴としている。
【0013】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載のプリントヘッドの温度制御システムに係り、上記カ
ウント手段は、上記全ドット数を、上記印刷幅と各グル
ープの印字ピンの数との積により求めることを特徴とし
ている。
【0014】また、請求項9記載の発明は、請求項8記
載のプリントヘッドの温度制御システムに係り、上記判
定手段は、上記印字ドット比率の上の基準となる上のし
きい値と下の基準となる下のしきい値とを定義しておく
ことを特徴としている。
【0015】また、請求項10記載の発明は、請求項9
記載のプリントヘッドの温度制御システムに係り、上記
判定手段は、上記各グループの上記印字ドット数と、上
記上のしきい値及び上記下のしきい値とを比較する比較
手段を有し、該比較手段の結果により、上記異常発熱し
ているコイルのグループを判定することを特徴としてい
る。
【0016】また、請求項11記載の発明は、請求項1
0記載のプリントヘッドの温度制御システムに係り、上
記判定手段は、所定の1つのグループが上記上のしきい
値を超え、他のグループが上記下のしきい値を下回って
いる場合に、上記所定の1つのグループが上記異常発熱
しているコイルのグループであると判定することを特徴
としている。
【0017】また、請求項12記載の発明は、請求項1
乃至11のいずれか1に記載のプリントヘッドの温度制
御システムに係り、上記判定手段により、異常発熱して
いるコイルのグループが判定された場合、上記制御手段
は、印刷速度を低下させることを特徴としている。
【0018】また、請求項13記載の発明は、請求項1
乃至11のいずれか1に記載のプリントヘッドの温度制
御システムに係り、上記判定手段により、上記異常発熱
しているコイルのグループが判定された場合、上記制御
手段は、各印刷行間に印刷待ち時間を挿入するか、印刷
待ち時間を長くすることを特徴としている。
【0019】また、請求項14記載の発明は、請求項1
乃至11のいずれか1に記載のプリントヘッドの温度制
御システムに係り、上記判定手段により、上記異常発熱
しているコイルのグループが判定された場合、上記制御
手段は、両方向印刷から片方向印刷に変更することを特
徴としている。
【0020】また、請求項15記載の発明は、請求項1
乃至14のいずれか1に記載のプリントヘッドの温度制
御システムに係り、上記プリントヘッドは、ドットイン
パクトシリアルプリンタのプリントヘッドであることを
特徴としている。
【0021】また、請求項16記載の発明は、請求項1
乃至15のいずれか1に記載のプリントヘッドの温度制
御システムに係り、上記温度検出手段は、サーミスタを
備えたことを特徴としている。
【0022】また、請求項17記載の発明は、プリント
ヘッド内の複数のピンの各々を駆動する複数のコイルに
よる異常過熱を検出するステップと、上記プリントヘッ
ド内の温度を制御するステップとを含むプリントヘッド
の温度制御方法であって、上記異常過熱を検出するステ
ップは、上記複数のピンを複数のグループに分けるグル
ーピングステップと、上記複数のグループの各グループ
単位の印字ドット数をカウントし、上記各グループの上
記印字ドット数の全ドット数に対する印字ドット比率を
求めるカウントステップと、上記印字ドット比率を一定
のしきい値と比較し、異常過熱しているコイルのグルー
プを判定する判定ステップとを含むことを特徴としてい
る。
【0023】また、請求項18記載の発明は、請求項1
7記載のプリントヘッドの温度制御方法に係り、 上記
グルーピングステップは、上記複数のグループのうち、
隣接するピンを1ピンづつオーバーラップしてグループ
に分けることを特徴としている。
【0024】また、請求項19記載の発明は、請求項1
7又は18記載のプリントヘッドの温度制御方法に係
り、上記カウントステップは、上記複数のグループ毎に
カウントすることを特徴としている。
【0025】また、請求項20記載の発明は、請求項1
9記載のプリントヘッドの温度制御方法に係り、上記カ
ウントステップは、イメージ展開バッファメモリからド
ットを数える1バイトを読み込み、該1バイト毎に上記
各グループの印字ドット数をカウントすることを特徴と
している。
【0026】また、請求項21記載の発明は、請求項2
0記載のプリントヘッドの温度制御方法に係り、上記カ
ウントステップは、上記印字ドットのある部分にAND
によるマスクをかけ、その結果を所定のドット数対応テ
ーブルで変換して上記印字ドット数を求めることを特徴
としている。
【0027】また、請求項22記載の発明は、請求項2
1記載のプリントヘッドの温度制御方法に係り、上記カ
ウントステップは、1行印字する毎に行われることを特
徴としている。
【0028】また、請求項23記載の発明は、請求項2
2記載のプリントヘッドの温度制御方法に係り、 上記
カウントステップは、上記印字ドット数のカウントを1
ドット列(3バイト分)行った後、印刷幅分繰り返すこ
とを特徴としている。
【0029】また、請求項24記載の発明は、請求項2
3記載のプリントヘッドの温度制御方法に係り、上記カ
ウントステップは、上記全ドット数を、上記印刷幅と各
グループの印字ピンの数との積により求めることを特徴
としている。
【0030】また、請求項25記載の発明は、請求項2
4記載のプリントヘッドの温度制御方法に係り、 上記
判定ステップは、上記印字ドット比率の上の基準となる
上のしきい値と下の基準となる下のしきい値とを定義し
ておくことを特徴としている。
【0031】また、請求項26記載の発明は、請求項2
5記載のプリントヘッドの温度制御方法に係り、上記判
定ステップは、上記各グループの上記印字ドット数と、
上記上のしきい値及び上記下のしきい値とを比較する比
較ステップを含み、該比較ステップの結果により、上記
異常発熱しているコイルのグループを判定することを特
徴としている。
【0032】また、請求項27記載の発明は、請求項2
6記載のプリントヘッドの温度制御方法に係り、上記判
定ステップは、所定の1つのグループが上記上のしきい
値を超え、他のグループが上記下のしきい値を下回って
いる場合に、上記所定の1つのグループが上記異常発熱
しているコイルのグループであると判定することを特徴
としている。
【0033】また、請求項28記載の発明は、請求項1
7乃至27のいずれか1に記載のプリントヘッドの温度
制御方法に係り、上記判定ステップにより、異常発熱し
ているコイルのグループが判定された場合、上記制御ス
テップは、印刷速度を低下させることを特徴としてい
る。
【0034】また、請求項29記載の発明は、請求項1
7乃至27のいずれか1に記載のプリントヘッドの温度
制御方法に係り、上記判定ステップにより、上記異常発
熱しているコイルのグループが判定された場合、上記制
御ステップは、各印刷行間に印刷待ち時間を挿入する
か、印刷待ち時間を長くすることを特徴としている。
【0035】また、請求項30記載の発明は、請求項1
7乃至27のいずれか1に記載のプリントヘッドの温度
制御方法に係り、 上記判定ステップにより、上記異常
発熱しているコイルのグループが判定された場合、上記
制御ステップは、両方向印刷から片方向印刷に変更する
ことを特徴としている。
【0036】また、請求項31記載の発明は、請求項1
7乃至30のいずれか1に記載のプリントヘッドの温度
制御方法に係り、上記プリントヘッドは、ドットインパ
クトシリアルプリンタのプリントヘッドであることを特
徴としている。
【0037】また、請求項32記載の発明は、請求項1
7乃至31のいずれか1に記載のプリントヘッドの温度
制御方法に係り、上記異常過熱を検出するステップは、
サーミスタにより検出するステップを含むことを特徴と
している。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照してこの発明の
実施の形態について詳細に説明する。説明は実施例を用
いて具体的に説明する。なお、この発明のプリントヘッ
ドの温度制御システムは、あらゆるプリンタのプリント
ヘッドに適用できるが、ここでは、ドットインパクトシ
リアルプリンタのプリントヘッドの温度制御システムに
ついて説明する。
【0039】図1は、この発明の実施例である温度制御
システムが適用されるドットインパクトシリアルプリン
タのプリントヘッドの構成を示す断面図である。この例
のドットインパクトシリアルプリンタのプリントヘッド
は、往復運動を繰り返すアーマチュア1と、アーマチュ
ア1の先端にロー付けされたワイヤ2と、電磁コイル用
のコアとなる円筒状の磁性材料ヨーク3と、ヨーク上に
巻線されたコイル4とからなる。アーマチュア1とワイ
ヤ2とは、アーマチュアアセンブリを構成し、ヨーク3
とコイル4とは、ヨークアセンブリを構成する。ワイヤ
2は、印字ピンとしてプラテン(図示せず)との間にイ
ンクリボンと印字用紙を挟み、印字用紙にドットを印字
する。コイル4の2つの端子は、基板5上に半田付けさ
れ、コネクタ(図示せず)によりヘッド制御回路に接続
されている。基板5上には周囲温度を検出するための温
度検出素子としてサーミスタ6が実装されている。
【0040】図2は、この発明の温度制御システムが適
用されるドットインパクトシリアルプリンタのプリント
ヘッド内のヘッド制御回路を示す図である。この例のヘ
ッド制御回路は、上述したように、コネクタによって接
続されたコイル4のうちの1つのコイル分の回路を代表
して図示したものである。通常、このような回路が24
回路分存在する。コイルLの一端は、電源電圧VD
Dに直接接続され、他端は、スイッチングのシンク側ト
ランジスタTrのコレクタ端子に接続される。シン
ク側トランジスタTrのエミッタ端子は、GNDに
接続され、ベース端子は、抵抗を通して駆動信号S
に接続されている。また、コイルLの両端には、コ
モン側トランジスタTr1 が接続され、コイルL
ループ電流(I)を流す回路を構成する。このコモ
ン側トランジスタTr1 には、ツェナーダイオードZD
が内蔵されており、コイルLからのトランジスタ
Tr1 のコレクタ端子側の電圧がツェナー電圧以上にな
った場合に、コモン側トランジスタTrにベース電
流を流してトランジスタTr1 をON状態にして、コイ
ルLにループ電流(I)を流す働きをする。トラ
ンジスタTrのコレクタ端子側の電圧がツェナー電
圧以下の場合には、TrがOFF状態になり、電源
電圧VDDからの電流がコイルLを通過し、そのま
まGNDに流れる回路(I)を構成する。
【0041】図3は、タイミングチャートとコイルに流
れる電流波形との関係を示す図である。TPの区間
では、シンク側トランジスタTrがONして、コイ
ルに電流を通電させる。時間と共に時定数に従い、電流
が増加する。TPの区間では、シンク側トランジス
タTrがOFFすると共に、コモン側トランジスタ
Tr1 がONし、コイルにある起電力によりコイルにル
ープ電流を流す。この区間では、次第に電流が減少して
いく。TP 区間が終了時には、上記2つのトランジ
スタが共にOFFするように制御信号が加わるが、フラ
イバック電圧がツェナーダイオードZDを経由して
コモン側トランジスタTr1 に加わるので、この電圧が
ツェナー電圧以下に下がるまでトランジスタTr1 はO
Nする。しかし、図示の通り、短時間でOFFして、T
の区間となり、再びTPの区間に移行する。
【0042】次に、図1乃至図3を参照して、この発明
の実施例である温度制御システムが適用されるプリント
ヘッドの動作について詳述する。ドットインパクトシリ
アルプリンタのプリントヘッド(以下、プリントヘッド
という)、電磁コイルLに通電することにより、発
生する電磁力によってワイヤ2とアーマチュア1からな
るアーマチュアアセンブリが前方に押し出される。この
動作を行っているのが、図3に示す電流波形のTP
と呼ばれる部分である。アーマチュア1の先端にあるワ
イヤ2は、電流の増加により次第に加速されていく。こ
の間は、シンク側トランジスタTrがONしている
が、一定時間経過後にこのシンク側トランジスタTr
はOFFし、次にコモン側トランジスタTr1 が代
わってON状態になり、コイルLにループ電流を流
す。この動作を行っているのが電流波形のTPと呼
ばれる部分である。この動作により電流のピーク電流を
抑制し、アーマチュアアセンブリをしばらくの間押し出
した状態、つまりワイヤ先端がインクリボンや用紙をイ
ンパクトし続けている状態を作り出す。その後、コモン
側トランジスタTr1 もOFF状態にするが、極短時間
はコイルLに発生するフライバック電圧によってツ
ェナーダイオードZD からベース電流が供給されて
この発生エネルギーを吸収する。この繰り返しにより、
ワイヤ2の先端が往復運動を行って印刷を行う。例え
ば、24ピンの日本語漢字プリンタの場合は、24回路
の構成になっている。
【0043】上記の通電により、電磁コイルLは、
発熱を繰り返す。24ピン各々の通電、印刷によりプリ
ントヘッド内部の温度は、上昇する。その結果、基板5
上にあるサーミスタ6にも抵抗変化が現れ、この抵抗値
変化からヘッド内の温度を計測してヘッドコイルの過熱
防止や温度別の印加パルス制御などを行う。
【0044】ヨーク3に並ぶコイル4の配列は、図1と
図5(c)に示すように、中心から円形に配置されてい
る。サーミスタ6から最も遠い位置にあるピンに対応す
るコイルが集中的に発熱してその他のピンが殆ど発熱し
ない場合に該当コイルが異常発熱を引き起こさないよう
に制御を行う必要がある。
【0045】図4は、この発明の実施例であるプリント
ヘッドの温度制御システムに係るピンのグルーピングを
示す概略図である。この例の温度制御システムに係るピ
ン配列は、単純に縦列にピン番号を示し、横列にグルー
プ番号を示した。図の黒丸の部分がそのグループに入る
ピンである。このように、プリントヘッドの24ピンを
隣接のオーバーラップを含む4ピン毎の8グループに分
け、それぞれのグループの印刷幅に占める印刷ドットの
割合を求める。単純にオーバーラップなしに4ピンづつ
6つのグループに分けた場合は、グルーピングした隣接
コイル同士の発熱を充分把握できないので、1ピンづつ
重複したグループを作る。4ピンづつのグループにする
理由は、単独1ピンの集中印刷と隣接した2ピンの集中
印刷を異常発熱の対象にしているからである。また、グ
ループ分け数が小さく、少ないグループにした場合は、
集中的な発熱を検出しにくくなり、逆にグループ分け数
が大きく、多くのグループにした場合は、計算するCP
Uの負荷が増大しすぎる懸念がある。この選択は当該プ
リントヘッドの特性に依存するので、最適な組み合わせ
を選択すべきである。
【0046】図5は、この発明の実施例であるプリント
ヘッドの温度制御システムに係るピンのグルーピングの
例を具体的に示す概略図である。この例のプリントヘッ
ドのワイヤ先端のピン配列は、いずれもピン数が24本
の場合の例を示す。図5(a)にはプリントヘッド先端
の列状の配列、図5(b)にはプリントヘッド先端の分
散千鳥配列、図5(c)にはコイルの円状の配列を示し
ている。
【0047】図5(a)に示す列状の配列では、24本
のピンを偶数列と奇数列とに分け、順に、奇数列の先頭
ピンをピン番号1,偶数列の先頭ピンをピン番号2,奇
数列の2番目のピンをピン番号3,・・・とし、偶数列
の最後のピンをピン番号24し、グループ分けは、奇数
列のピン番号1,3,5,7をグループ1、奇数列のピ
ン番号7,9,11,13をグループ2、奇数列のピン
番号13,15,17,19をグループ番号3、奇数列
のピン番号19,21,23,偶数列のピン番号24を
グループ4,偶数列のピン番号24,22,20,18
をグループ5、偶数列のピン番号18,16,14,1
2をグループ6,偶数列のピン番号12,10,8,6
をグループ7、偶数列のピン番号6,4,2,奇数列の
ピン番号1をグループ8としている。ちなみに、ワイヤ
線先端(ピン)径は約0.2mm、ピン間の1/2ピッ
チAは約1/160インチ(0.159mm)、ピン列
間の間隔Bは約7,5/160インチ(1.192m
m)である。
【0048】図5(b)に示す分散千鳥配列では、24
本のピンを偶数列と奇数列とに分け、さらに、偶数列,
奇数列を3ピンずつ分けている。ピン番号は、上述した
列状の配列と同様に、奇数列の先頭ピンをピン番号1,
偶数列の先頭ピンをピン番号2,奇数列の2番目のピン
をピン番号3,・・・とし、偶数列の最後のピンをピン
番号24としている。グループ分けも、奇数列のピン番
号1,3,5,7をグループ1、奇数列のピン番号7,
9,11,13をグループ2、奇数列のピン番号13,
15,17,19をグループ番号3、奇数列のピン番号
19,21,23,偶数列のピン番号24をグループ
4,偶数列のピン番号24,22,20,18をグルー
プ5、偶数列のピン番号18,16,14,12をグル
ープ6,偶数列のピン番号12,10,8,6をグルー
プ7、偶数列のピン番号6,4,2,奇数列のピン番号
1をグループ8としている。従って、各グループに1ピ
ンだけ離れたピンが含められている。ちなみに、ワイヤ
線先端(ピン)径は約0.2mm、ピン間の1/2ピッ
チAは約1/160インチ(0.159mm)、ピン列
間の間隔Bは約7,5/160インチ(1.192m
m)であり、列状の配列と同様であるが、特に、この分
散千鳥配列では、列毎に3つのピンが分散されており、
その分散の間隔Cは約1/(160×8)インチ(0.
020mm)である。
【0049】図5(c)に示す円状の配列は、コイルス
プールの配置を示したものであり、24本のピンを円状
に配列し、ピン番号を時計回りに1,3,5,7,・・
・,23,24,22,20,・・・6,4,2とし、
グループ分けは、隣接するピン1,3,5,7をグルー
プ(GRP)1、隣接するピン番号7,9,11,13
をグループ2、隣接するピン番号13,15,17,1
9をグループ番号3、隣接するピン番号19,21,2
3,24をグループ4,隣接するピン番号24,22,
20,18をグループ5、隣接するピン番号18,1
6,14,12をグループ6,隣接するピン番号12,
10,8,6をグループ7、隣接するピン番号6,4,
2,1をグループ8としている。
【0050】このようにして、24ピンを複数のグルー
プに分け、かつ、各グループは、隣接グループと1ピン
づつ重複したグループを構成した後、このグループの1
行における印刷ドット数を計数して1行の全ドットに対
する比率を求め、1つのグループが他のグループに対し
て特段に印刷ドット比率が高いことを検出する。1つの
グループが、所定の条件に該当すれば、印刷速度をやや
低下させて温度制御を行う。具体的には、印刷の駆動周
波数を10〜20%程度低下させたり、あるいは各行間
に印刷の待ち時間を挿入したり、両方向印刷を片方向印
刷に変更したりして、該当するコイル温度が限界を超え
ないように制御する。このようにして、温度検出素子サ
ーミスタのみでは検出不可能な特定ピンの印刷集中、す
なわち、1本又は2本の横罫線印刷による特定ピンのコ
イル過熱を温度検出素子を使用せずに検出し、過熱を防
止できる。また、サーミスタと組み合わせて行うこと
で、この発明の検出処理の負荷を最小限に抑え、確実な
過熱検出ができる。
【0051】図6は、この発明の実施例であるプリント
ヘッドの温度制御方法を示すフローチャートである。ま
ず、印刷幅が、フル印刷(13.6インチ)の半分に満
たさない場合は、発熱量が小さくコイルが過熱する恐れ
がないため処理は不要であり、以下の処理はしない。
【0052】処理の流れとして、まず、イメージ展開バ
ッファメモリからドットを数える1バイトを読み込み
(ステップA1)、グループ毎に黒のドットをカウント
する(ステップA2)。グループ毎にカウンタが8個必
要である。カウントは当該グループのある1バイトに該
当グループのドットがある部分にANDによるマスクを
掛け、その結果は256通りのドット数対応テーブルで
変換してドット数を求める(ステップA3)。グループ
によっては、2バイトにまたがっているため、1ドット
列、つまり文字でいう縦1列ドット分(3バイト)で1
2回のカウントが必要である。これを、印刷幅分繰り返
す(ステップA4)。但し、途中でさらにもっと厳しい
印刷速度制限の条件が成立した場合は、そこで処理を終
了する。次に、ドットの割合を求める(ステップA
5)。1つのグループは、4ドット毎になるため、1行
のグループの総ドット数は、印刷幅×4となる。これ
に、例えば下の(低い)しきい値,上の(高い)しきい
値として、10%,37%を掛け、基準となるドット数
を求める。
【0053】上のしきい値=印刷幅×4×37÷100 下のしきい値=印刷幅×4×10÷100
【0054】判定基準は、1つのグループが上のしきい
値を超え、他のグループが下のしきい値を下回った場合
なので、「1つのグループが、上のしきい値を超えてい
るか」(ステップA6a)、「1つのグループ以外は下
のしきい値を超えていないか」(ステップA6b)、の
2段階の判定を行う(ステップA6)。
【0055】2段階の判定では、まず、下のしきい値を
超えているグループが何個有るかを調べるワークエリア
を1つ用意する。グループ毎に下のしきい値を超えてい
るのかの判定を行い、超えていた場合、グループに対応
するビットを立てる。ビット数は、グループ数は8つな
ので、8ビット必要。このワークの値が、1H,2H,
4H,8H,10H,20H,40H,80Hの場合に
「1つのグループ以外は下のしきい値を超えていない」
となる。下のしきい値を超えているグループが1つだっ
た場合は、そのグループが上のしきい値を超えているか
のチェックを行う。ここで、上のしきい値を超えていた
場合は、判定基準を満たしたと判定する。
【0056】以上のようにして、異常発熱しているコイ
ルがあることが分かった場合には、印刷速度を低下させ
る等の制御を行う(ステップA7)。速度を低下させる
ためには、下記の指定フラグを制御プログラム上に設定
して行う。また、異常発熱しているコイルがない場合に
は、通常印刷を行う。
【0057】以上、説明したように、どれか1つのグル
ープが1行中に占める印刷ドット数が全ドット数の割合
が例えば37%を超え、他のグループ全部がその比率が
10%未満の組み合わせが発生した場合、例えば80%
の速度で片方向印刷に印刷速度を落とす。つまり、特定
のグループのみ印字DUTY(ドット密度又は行ドット
密度)が高く、それ以外のグループでは比較的低い印字
DUTYにあることを検出する。37%を超えるグルー
プが2つ以上あったり、他のグループが1つでも10%
以上のDUTYだった場合は、このモードには入らな
い。これは全体の印字DUTYが高い場合は、通常のサ
ーミスタで充分検出が可能だからである。また、印刷幅
が最大印刷幅(13.6インチ)の半分に満たない場合
は、この処理は行わない。これは、印刷ドット数そのも
のが少ないとの判定による。また、印刷ドット数の比率
については、当該ヘッドの構造や各定数によって代わる
もので、実験的な評価により決定されるものである。
【0058】図7は、この発明の実施例であるプリント
ヘッドの温度制御方法におけるカウント処理の流れを示
すフローチャートである。まず、イメージ展開処理でセ
ットした印刷左端,印刷右端の値を読み込み、これらの
値の差をとることにより、印刷右端から印刷左端までの
印刷幅を求める(ステップB1)。例えば、印刷幅が最
大2176ドット列であれば、1ドット列は、24ドッ
ト=24ピン=3バイトで構成され、1〜8ピンは1バ
イト目に、9〜16ピンは2バイト目に、17〜24ピ
ンは3バイト目に配列されているので、イメージ展開バ
ッファは、この24ドット(=1ドット列)×2176
ドット列で構成されている。
【0059】次に、イメージ展開バッファからドット列
の1バイト目(1〜8ピン)を読み込む(ステップB
2)。
【0060】次に、グループ分けしたグループ1(例え
ば、1,3,5,7ピン)のドットを数えるため、55
HでANDを行い、ドット数対応テーブル(1バイトの
値のドット数を設定した256バイトの配列)を用いて
ドット数を取り出し、そのドット数でグループ1用のカ
ウンタを更新する(ステップB3)。
【0061】次に、グループ分けしたグループ2(例え
ば、7,9,11,13ピン)のうち、7ピンが1バイ
ト目にあるため、40HでANDを行い、ドット数対応
テーブルを用いてドット数を取り出し、そのドット数で
グループ2用のカウンタを更新する(ステップB4)。
【0062】次に、グループ分けしたグループ7(例え
ば、6,8,10,12ピン)のうち、6,8ピンが1
バイト目にあるため、A0HでANDを行い、ドット数
対応テーブルを用いてドット数を取り出し、そのドット
数でグループ7用のカウンタを更新する(ステップB
5)。
【0063】次に、グループ分けしたグループ8(例え
ば、1,2,4,6ピン)のドットを数えるため、2B
HでANDを行い、ドット数対応テーブルを用いてドッ
ト数を取り出し、そのドット数でグループ8用のカウン
タを更新する(ステップB6)。
【0064】次に、イメージ展開バッファからドット列
の2バイト目(9〜16ピン)を読み込む(ステップB
7)。
【0065】次に、グループ分けしたグループ2(例え
ば、7,9,11,13ピン)のうち、9,11,13
ピンが2バイト目にあるため、15HでANDを行い、
ドット数対応テーブルを用いてドット数を取り出し、そ
のドット数でグループ2用のカウンタを更新する(ステ
ップB8)。
【0066】次に、グループ分けしたグループ2(例え
ば、7,9,11,13ピン)のうち、7ピンが1バイ
ト目にあるため、40HでANDを行い、ドット数対応
テーブルを用いてドット数を取り出し、そのドット数で
グループ2用のカウンタを更新する(ステップB9)。
【0067】次に、グループ分けしたグループ3(例え
ば、13,15,17,19ピン)のうち、13,15
ピンが2バイト目にあるため、50HでANDを行い、
ドット数対応テーブルを用いてドット数を取り出し、そ
のドット数でグループ3用のカウンタを更新する(ステ
ップB10)。
【0068】次に、グループ分けしたグループ6(例え
ば、12,14,16,18ピン)のうち、12,1
4,16ピンが2バイト目にあるため、A8HでAND
を行い、ドット数対応テーブルを用いてドット数を取り
出し、そのドット数でグループ6用のカウンタを更新す
る(ステップB11)。
【0069】次に、グループ分けしたグループ7(例え
ば、6,8,10,12ピン)のうち、10,12ピン
が2バイト目にあるため、0AHでANDを行い、ドッ
ト数対応テーブルを用いてドット数を取り出し、そのド
ット数でグループ7用のカウンタを更新する(ステップ
B12)。
【0070】次に、イメージ展開バッファからドット列
の3バイト目(17〜24ピン)を読み込む(ステップ
B13)。
【0071】次に、グループ分けしたグループ3(例え
ば、13,15,17,19ピン)のうち、17,19
ピンが3バイト目にあるため、05HでANDを行い、
ドット数対応テーブルを用いてドット数を取り出し、そ
のドット数でグループ3用のカウンタを更新する(ステ
ップB14)。
【0072】次に、グループ分けしたグループ4(例え
ば、19,21,23,24ピン)のドットを数えるた
め、D4HでANDを行い、ドット数対応テーブルを用
いてドット数を取り出し、そのドット数でグループ4用
のカウンタを更新する(ステップB15)。
【0073】次に、グループ分けしたグループ5(例え
ば、18,20,22,24ピン)のドット数を数える
ため、AAHでANDを行い、ドット数対応テーブルを
用いてドット数を取り出し、そのドット数でグループ5
用のカウンタを更新する(ステップB16)。
【0074】次に、グループ分けしたグループ6(例え
ば、12,14,16,18ピン)のうち、18ピンが
2バイト目にあるため、02HでANDを行い、ドット
数対応テーブルを用いてドット数を取り出し、そのドッ
ト数でグループ6用のカウンタを更新する(ステップB
17)。
【0075】次に、印刷幅のドット列分3〜16を繰り
返す(ステップB18)。次に、印刷幅からしきい値を
求める。各グループは、4ピンで構成されているので、 高いしきい値=印刷幅×4×高いしきい値の率(37
%) 低いしきい値=印刷幅×4×低いしきい値の率(10
%)で計算する。
【0076】例えば、印刷幅が最大の13.6インチ
(2176ドット列)の場合は、 高いしきい値=2176×4×37/100=3220 低いしきい値=2176×4×10/100=870 となり、3220と870とが各グループのカウンタの
上下のしきい値となる。
【0077】図8乃至図10は、この発明の実施例であ
るプリントヘッドの温度制御方法における判定処理を示
すフローチャートである。図8において、まず、グルー
プ1だけが高いしきい値を超えているか否かを判定し
(ステップC1)、超えていれば、グループ3乃至7が
全て低いしきい値以下であるか否かを判定し(ステップ
C2)、全て低いしきい値以下であれば、温度制御を行
う。グループ1が高いしきい値を超えていない場合、も
しくは超えていてもグループ3乃至7のいずれかが低い
しきい値以上である場合には、ステップC3に進む。次
に、グループ2だけが高いしきい値を超えているか否か
を判定し(ステップC3)、超えていれば、グループ4
乃至8が全て低いしきい値以下であるか否かを判定し
(ステップC4)、全て低いしきい値以下であれば、温
度制御を行う。グループ2が高いしきい値を超えていな
い場合、もしくは超えていてもグループ4乃至8のいず
れかが低いしきい値以上である場合には、ステップC5
に進む。次に、グループ3だけが高いしきい値を超えて
いるか否かを判定し(ステップC5)、超えていれば、
グループ1,5乃至8が全て低いしきい値以下であるか
否かを判定し(ステップC6)、全て低いしきい値以下
であれば、温度制御を行う。グループ3が高いしきい値
を超えていない場合、もしくは超えていてもグループ
1,5乃至8のいずれかが低いしきい値以上である場合
には、ステップC7に進む。次に、グループ4だけが高
いしきい値を超えているか否かを判定し(ステップC
7)、超えていれば、グループ1,2,6乃至8が全て
低いしきい値以下であるか否かを判定し(ステップC
8)、全て低いしきい値以下であれば、温度制御を行
う。グループ2が高いしきい値を超えていない場合、も
しくは超えていてもグループ1,2,6乃至8のいずれ
かが低いしきい値以上である場合には、図9に進む。
【0078】図9において、次に、グループ5だけが高
いしきい値を超えているか否かを判定し(ステップC
9)、超えていれば、グループ1乃至3,7,8が全て
低いしきい値以下であるか否かを判定し(ステップC1
0)、全て低いしきい値以下であれば、温度制御を行
う。グループ5が高いしきい値を超えていない場合、も
しくは超えていてもグループ1乃至3,7,8のいずれ
かが低いしきい値以上である場合には、ステップC11
に進む。次に、グループ6だけが高いしきい値を超えて
いるか否かを判定し(ステップC11)、超えていれ
ば、グループ1乃至4,8が全て低いしきい値以下であ
るか否かを判定し(ステップC12)、全て低いしきい
値以下であれば、温度制御を行う。グループ6が高いし
きい値を超えていない場合、もしくは超えていてもグル
ープ1乃至4,8のいずれかが低いしきい値以上である
場合には、ステップC13に進む。次に、グループ7だ
けが高いしきい値を超えているか否かを判定し(ステッ
プC13)、超えていれば、グループ1乃至5が全て低
いしきい値以下であるか否かを判定し(ステップC1
4)、全て低いしきい値以下であれば、温度制御を行
う。グループ7が高いしきい値を超えていない場合、も
しくは超えていてもグループ1乃至5のいずれかが低い
しきい値以上である場合には、ステップC15に進む。
次に、グループ8だけが高いしきい値を超えているか否
かを判定し(ステップC15)、超えていれば、グルー
プ2乃至6が全て低いしきい値以下であるか否かを判定
し(ステップC16)、全て低いしきい値以下であれ
ば、温度制御を行う。グループ8が高いしきい値を超え
ていない場合、もしくは超えていてもグループ2乃至6
のいずれかが低いしきい値以上である場合には、図10
に進む。
【0079】図10において、グループ1,8,4,5
が特に耐久性がなく、異常発熱する場合が多いので、以
下の処理を行う。まず、グループ1,8だけが高いしき
い値を超えているか否かを判定し(ステップC17)、
超えていれば、グループ3乃至6が全て低いしきい値以
下であるか否かを判定し(ステップC18)、全て低い
しきい値以下であれば、温度制御を行う。グループ1,
8が高いしきい値を超えていない場合、もしくは超えて
いてもグループ3乃至6のいずれかが低いしきい値以上
である場合には、ステップC19に進む。次に、グルー
プ4,5だけが高いしきい値を超えているか否かを判定
し(ステップC19)、超えていれば、グループ1,
2,7,8が全て低いしきい値以下であるか否かを判定
し(ステップC20)、全て低いしきい値以下であれ
ば、温度制御を行う。グループ4,5が高いしきい値を
超えていない場合、もしくは超えていてもグループ1,
2,7,8のいずれかが低いしきい値以上である場合に
は、通常の温度制御を行う。すなわち、この発明の検出
法で検出されない場合はサーミスタで検出可能である。
【0080】次に、この発明の他の実施例について説明
する。上述の実施例では、プリントヘッドのコイル発熱
を対象としていたが、この実施例は、温度制御システム
をトランジスタに適用し、プリントヘッドを駆動するト
ランジスタの損傷防止についての実施例である。通常、
コモン側又はシンク側のトランジスタは、4個内蔵され
たトランジスタアレイを使用することが多い。これらの
トランジスタは、4個同時に駆動された場合に最も発熱
するが、通常の使用状況では、使用率として1/3以下
であり、最大負荷時の発熱を考えた設計では高価なトラ
ンジスタを選定することになる。そこで、プリントヘッ
ドの24ピンをトランジスタアレイの振り分け単位であ
る4ピン毎の6グループに分け、それぞれのグループ毎
の印刷幅に占める印刷ドットの割合を求めて、発熱量が
過大になる場合に、印刷速度を低下させることで、発熱
を抑制する。印刷ドットの割合が、70%を超えるグル
ープが1つでもあった場合は、片方向印刷を行う。但
し、間引きで印刷する場合は、しきい値を35%に設定
して判定を行う。
【0081】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0082】例えば、上述の実施例においては、ドット
インパクトシリアルプリンタのプリントヘッドの温度制
御システム及び温度制御方法について説明してきたが、
これに限定されず、インクジェットプリンタ、あるいは
他の全てのプリンタにも可能な限り適用できる。
【0083】また、上述の実施例においては、24ピン
の場合を例に挙げて説明したが、ピンの数はこれに限定
されることはなく、この発明に係るグルーピングが可能
であれば、12ピン,48ピン,64ピン等、あらゆる
ピン本数でも対象とすることができる。
【0084】また、上述の実施例においては、ピン配列
を、図5に示す、列状、分散千鳥配列の例を挙げて説明
したが、これに限定されることはなく、種々の配列に適
用できる。
【0085】また、上述の実施例においては、グルーピ
ングの際、ピン1本づつオーバーラップしてグルーピン
グするとしたが、これに限定されることはなく、オーバ
ーラップせずに行うことも可能であり、また、数本づつ
オーバーラップしてグルーピングすることもできる。
【0086】また、上述の実施例においては、カウント
処理の際に下のしきい値と上のしきい値とを設定して、
各グループがこれらを基準として、異常過熱しているコ
イルを判定したが、これに限定されることはなく、しき
い値を1つにして判定することもできるし、あるいはさ
らに多数のしきい値を定めてより細かく判定することも
できる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、24ピンあるうちの特定のピンに対応する電磁
コイルのみが集中して発熱した場合にも、特定したピン
のみに印刷が集中し、かつその他のピンが比較的に軽微
な印刷になっていることを検出できるので、横罫線印字
の集中などによる特定コイルの異常発熱,発煙焼損を防
止できる。
【0088】また従来、この危険性を防止するために、
サーミスタによる印字制限、つまり速度低下や行間待ち
時間の挿入及び片方向コイル印刷などの制限を低いサー
ミスタ温度から適用する必要があったが、この発明の構
成により、低いサーミス他温度から印字制限を行う必要
がなくなり、全体としてスループットの向上を望むこと
ができる。
【0089】さらに、コイルの過剰な温度上昇防止の他
に、その他の実施例で説明した通り、トランジスタアレ
イの1つのアレイへの集中による過熱防止にも応用でき
るので、比較的コレクタ損失の小さい安価なトランジス
タアレイを使用でき、原価低減に結びつけることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である温度制御システムが適
用されるプリントヘッドの構成を示す断面図である。
【図2】この発明の実施例である温度制御システムが適
用されるプリントヘッドのヘッド制御回路である。
【図3】この発明の実施例である温度制御システムが適
用されるプリントヘッドのコイルの駆動タイミングと電
流波形との関係を示す図である。
【図4】この発明の実施例である温度制御システムが適
用されるプリントヘッドのピンのグルーピングを示す概
略図である。
【図5】この発明の実施例である温度制御システムが適
用されるプリントヘッドのピンのグルーピングを具体的
に示す概略図である。(a)プリントヘッド先端の列状
の配列、(b)はプリントヘッド先端の分散千鳥配列、
(c)はコイルの円状の配列を示す図である。
【図6】この発明の実施例である温度制御方法を示すフ
ローチャートである。
【図7】この発明の実施例である温度制御方法における
カウント処理を示すフローチャートである。
【図8】この発明の実施例である温度制御方法における
判定処理を示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施例である温度制御方法における
判定処理を示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施例である温度制御方法におけ
る判定処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アーマチュア 2 ワイヤ 3 ヨーク 4 コイル 5 基板 6 サーミスタ

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリントヘッド内の複数のピンの各々を駆
    動する複数のコイルによる異常過熱を検出する温度検出
    手段と、前記プリントヘッド内の温度を制御する制御手
    段とを備えたプリントヘッドの温度制御システムであっ
    て、 前記温度検出手段は、 前記複数のピンを複数のグループに分けるグルーピング
    手段と、 前記複数のグループの各グループ単位の印字ドット数を
    カウントし、前記各グループの前記印字ドット数の全ド
    ット数に対する印字ドット比率を求めるカウント手段
    と、 前記印字ドット比率を一定のしきい値と比較し、異常過
    熱しているコイルのグループを判定する判定手段とを備
    えたことを特徴とするプリントヘッドの温度制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記グルーピング手段は、前記複数のグル
    ープのうち、隣接するピンを1ピンづつオーバーラップ
    してグループに分けることを特徴とする請求項1記載の
    プリントヘッドの温度制御システム。
  3. 【請求項3】前記カウント手段は、前記複数のグループ
    の数だけカウンタを有することを特徴とする請求項1又
    は2記載のプリントヘッドの温度制御システム。
  4. 【請求項4】前記カウント手段は、イメージ展開バッフ
    ァメモリからドットを数える1バイトを読み込み、該1
    バイト毎に前記各グループの印字ドット数をカウントす
    ることを特徴とする請求項3記載のプリントヘッドの温
    度制御システム。
  5. 【請求項5】前記カウント手段は、前記印字ドットのあ
    る部分にANDによるマスクをかけ、その結果を所定の
    ドット数対応テーブルで変換して前記印字ドット数を求
    めることを特徴とする請求項4記載のプリントヘッドの
    温度制御システム。
  6. 【請求項6】前記カウント手段は、1行印字する毎に行
    われることを特徴とする請求項5記載のプリントヘッド
    の温度制御システム。
  7. 【請求項7】前記カウント手段は、前記印字ドット数の
    カウントを1ドット列(3バイト分)行った後、印刷幅
    分繰り返すことを特徴とする請求項6記載のプリントヘ
    ッドの温度制御システム。
  8. 【請求項8】前記カウント手段は、前記全ドット数を、
    前記印刷幅と各グループの印字ピンの数との積により求
    めることを特徴とする請求項7記載のプリントヘッドの
    温度制御システム。
  9. 【請求項9】前記判定手段は、前記印字ドット比率の上
    の基準となる上のしきい値と下の基準となる下のしきい
    値とを定義しておくことを特徴とする請求項8記載のプ
    リントヘッドの温度制御システム。
  10. 【請求項10】前記判定手段は、前記各グループの前記
    印字ドット数と、前記上のしきい値及び前記下のしきい
    値とを比較する比較手段を有し、該比較手段の結果によ
    り、前記異常発熱しているコイルのグループを判定する
    ことを特徴とする請求項9記載のプリントヘッドの温度
    制御システム。
  11. 【請求項11】前記判定手段は、所定の1つのグループ
    が前記上のしきい値を超え、他のグループが前記下のし
    きい値を下回っている場合に、前記所定の1つのグルー
    プが前記異常発熱しているコイルのグループであると判
    定することを特徴とする請求項10記載のプリントヘッ
    ドの温度制御システム。
  12. 【請求項12】前記判定手段により、異常発熱している
    コイルのグループが判定された場合、前記制御手段は、
    印刷速度を低下させることを特徴とする請求項1乃至1
    1のいずれか1に記載のプリントヘッドの温度制御シス
    テム。
  13. 【請求項13】前記判定手段により、前記異常発熱して
    いるコイルのグループが判定された場合、前記制御手段
    は、各印刷行間に印刷待ち時間を挿入するか、印刷待ち
    時間を長くすることを特徴とする請求項1乃至11のい
    ずれか1に記載のプリントヘッドの温度制御システム。
  14. 【請求項14】前記判定手段により、前記異常発熱して
    いるコイルのグループが判定された場合、前記制御手段
    は、両方向印刷から片方向印刷に変更することを特徴と
    する請求項1乃至11のいずれか1に記載のプリントヘ
    ッドの温度制御システム。
  15. 【請求項15】前記プリントヘッドは、ドットインパク
    トシリアルプリンタのプリントヘッドであることを特徴
    とする請求項1乃至14のいずれか1に記載のプリント
    ヘッドの温度制御システム。
  16. 【請求項16】前記温度検出手段は、サーミスタを備え
    たことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1に記
    載のプリントヘッドの温度制御システム。
  17. 【請求項17】プリントヘッド内の複数のピンの各々を
    駆動する複数のコイルによる異常過熱を検出するステッ
    プと、異常過熱が検出された場合、前記プリントヘッド
    内の温度を制御するステップとを含むプリントヘッドの
    温度制御方法であって、 前記異常過熱を検出するステップは、 前記複数のピンを複数のグループに分けるグルーピング
    ステップと、 前記複数のグループの各グループ単位の印字ドット数を
    カウントし、前記各グループの前記印字ドット数の全ド
    ット数に対する印字ドット比率を求めるカウントステッ
    プと、 前記印字ドット比率を一定のしきい値と比較し、異常過
    熱しているコイルのグループを判定する判定ステップと
    を含むことを特徴とするプリントヘッドの温度制御方
    法。
  18. 【請求項18】前記グルーピングステップは、前記複数
    のグループのうち、隣接するピンを1ピンづつオーバー
    ラップしてグループに分けることを特徴とする請求項1
    7記載のプリントヘッドの温度制御方法。
  19. 【請求項19】前記カウントステップは、前記複数のグ
    ループ毎にカウントすることを特徴とする請求項17又
    は18記載のプリントヘッドの温度制御方法。
  20. 【請求項20】前記カウントステップは、イメージ展開
    バッファメモリからドットを数える1バイトを読み込
    み、該1バイト毎に前記各グループの印字ドット数をカ
    ウントすることを特徴とする請求項19記載のプリント
    ヘッドの温度制御方法。
  21. 【請求項21】前記カウントステップは、前記印字ドッ
    トのある部分にANDによるマスクをかけ、その結果を
    所定のドット数対応テーブルで変換して前記印字ドット
    数を求めることを特徴とする請求項20記載のプリント
    ヘッドの温度制御方法。
  22. 【請求項22】前記カウント手段は、1行印字する毎に
    行われることを特徴とする請求項21記載のプリントヘ
    ッドの温度制御方法。
  23. 【請求項23】前記カウントステップは、前記印字ドッ
    ト数のカウントを1ドット列(3バイト分)行った後、
    印刷幅分繰り返すことを特徴とする請求項22記載のプ
    リントヘッドの温度制御方法。
  24. 【請求項24】前記カウントステップは、前記全ドット
    数を、前記印刷幅と各グループの印字ピンの数との積に
    より求めることを特徴とする請求項23記載のプリント
    ヘッドの温度制御方法。
  25. 【請求項25】前記判定ステップは、前記印字ドット比
    率の上の基準となる上のしきい値と下の基準となる下の
    しきい値とを定義しておくことを特徴とする請求項24
    記載のプリントヘッドの温度制御方法。
  26. 【請求項26】前記判定ステップは、前記各グループの
    前記印字ドット数と、前記上のしきい値及び前記下のし
    きい値とを比較する比較ステップを含み、該比較ステッ
    プの結果により、前記異常発熱しているコイルのグルー
    プを判定することを特徴とする請求項25記載のプリン
    トヘッドの温度制御方法。
  27. 【請求項27】前記判定ステップは、所定の1つのグル
    ープが前記上のしきい値を超え、他のグループが前記下
    のしきい値を下回っている場合に、前記所定の1つのグ
    ループが前記異常発熱しているコイルのグループである
    と判定することを特徴とする請求項26記載のプリント
    ヘッドの温度制御方法。
  28. 【請求項28】前記判定ステップにより、異常発熱して
    いるコイルのグループが判定された場合、前記制御ステ
    ップは、印刷速度を低下させることを特徴とする請求項
    17乃至27のいずれか1に記載のプリントヘッドの温
    度制御方法。
  29. 【請求項29】前記判定ステップにより、前記異常発熱
    しているコイルのグループが判定された場合、前記制御
    ステップは、各印刷行間に印刷待ち時間を挿入するか、
    印刷待ち時間を長くすることを特徴とする請求項17乃
    至27のいずれか1に記載のプリントヘッドの温度制御
    方法。
  30. 【請求項30】前記判定ステップにより、前記異常発熱
    しているコイルのグループが判定された場合、前記制御
    ステップは、両方向印刷から片方向印刷に変更すること
    を特徴とする請求項17乃至27のいずれか1に記載の
    プリントヘッドの温度制御方法。
  31. 【請求項31】前記プリントヘッドは、ドットインパク
    トシリアルプリンタのプリントヘッドであることを特徴
    とする請求項17乃至30のいずれか1に記載のプリン
    トヘッドの温度制御方法。
  32. 【請求項32】前記異常過熱を検出するステップは、サ
    ーミスタによって検出するステップを含むことを特徴と
    する請求項17乃至31のいずれか1に記載のプリント
    ヘッドの温度制御方法。
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