JP2003033714A - 高粘度塗料の供給方法及び装置 - Google Patents

高粘度塗料の供給方法及び装置

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JP2003033714A
JP2003033714A JP2001223703A JP2001223703A JP2003033714A JP 2003033714 A JP2003033714 A JP 2003033714A JP 2001223703 A JP2001223703 A JP 2001223703A JP 2001223703 A JP2001223703 A JP 2001223703A JP 2003033714 A JP2003033714 A JP 2003033714A
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paint
viscosity
mixing
mixing device
mixed
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JP2001223703A
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English (en)
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Toru Takeuchi
徹 竹内
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特別な加温装置等を要することなく、高粘度の
主剤及び硬化剤を特定の混合装置に送液し混合すること
で、均一に混合されるだけでなく塗装可能に低粘度化さ
れた塗料を塗装ガンに供給できる高粘度塗料の供給方法
及び装置を提供する。 【解決手段】別々のタンクに貯蔵される高粘度の主剤及
び硬化剤をポンプを介して混合装置に送液し、該混合装
置内で混合後、混合して得られた塗料を塗装ガンに供給
する高粘度塗料の供給方法であって、該混合装置が、モ
ーターによって駆動する可動式エレメントを内蔵し、該
可動式エレメントが回転駆動することによって2液を混
合し、該混合塗料を塗装可能に低粘度化して塗装ガンに
供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特別な加温装置等
を要することなく、高粘度の主剤及び硬化剤を特定の混
合装置に送液し混合することで、均一に混合されるだけ
でなく塗装可能に低粘度化された塗料を塗装ガンに供給
できる高粘度塗料の供給方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】近年、環境に配慮しVOCを
極力抑えるために、水性塗料や、固形分が限りなく10
0%に近い溶剤型の高固形分塗料の検討が進められてい
る。高固形分塗料の中でも、仕上り性や塗膜物性の点か
ら2液型のウレタン塗料の使用が注目されているが、塗
料固形分90%ともなると主剤及び硬化剤のいずれも通
常の塗料より高粘度であり、従来の2液混合・塗装装置
では噴霧直前に2液を混合するスタティックミキサーに
おいて十分混合できない、高粘度液の圧力によってミキ
サーフレームが膨らむという問題があった。この高固形
分塗料は加温によって低粘度化することが知られてお
り、塗料タンクや送液配管、あるいはスタティックミキ
サーにおいて加温装置を併設することで、塗料を低粘度
化し均一に混合して塗装ガンに供給することが可能とな
るが、塗装ラインが停止した場合に加温状態をすぐに解
消できずミキサー内で硬化反応が進行したり、また加温
装置を設けることでエネルギー消費も上がることから望
ましい方法とは言えなかった。
【0003】本発明の目的は、特別な加温装置等を要す
ることなく、高粘度の2液塗料を均一に混合且つ塗装可
能に低粘度化して塗装ガンに供給する高粘度塗料の供給
方法及び装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、 1.別々のタンクに貯蔵される高粘度の主剤及び硬化剤
をポンプを介して混合装置に送液し、該混合装置内で混
合後、混合して得られた塗料を塗装ガンに供給する高粘
度塗料の供給方法であって、該混合装置が、モーターに
よって駆動する可動式エレメントを内蔵し、該可動式エ
レメントが回転駆動することによって2液を混合し、該
混合塗料を塗装可能に低粘度化することを特徴とする高
固形分塗料の供給方法、 2.混合装置への主剤及び硬化剤の送液量及びモーター
回転数を調整し、混合塗料粘度を制御する1項記載の供
給方法、 3.主剤タンク及び硬化剤タンクと、該主剤及び硬化剤
を夫々定量的に送液するポンプを設けてなる送液経路
と、送液された主剤及び硬化剤を混合する混合装置と、
混合して得られた塗料を塗装ガンに供給する供給経路と
を具備してなる塗料供給装置において、該混合装置が、
モーターによって駆動する可動式エレメントを内蔵し、
該可動式エレメントが回転駆動することによって2液を
混合するものであることを特徴とする塗料供給装置、 4.3項記載の塗料供給装置を具備する塗装装置、に関
する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において塗料供給装置は、
主剤タンク及び硬化剤タンクと、該主剤及び硬化剤を夫
々定量的に送液するポンプを設けてなる送液経路と、送
液された主剤及び硬化剤を混合する混合装置と、混合し
て得られた塗料を塗装ガンに供給する供給経路とを具備
する。
【0006】主剤及び硬化剤の送液は、これらの送液流
量を高精度に制御することが必要であり、これら高粘度
液に対応可能なギア等の回転体を有する流量計を具備す
る送液ポンプによって行われる。該送液ポンプは、流量
計の計測値や液粘度に応じて駆動制御されるものであ
る。
【0007】送液された主剤及び硬化剤は、必要に応じ
てミキシングブロックでおおまかに混合され、次いで均
一に混合される混合装置に送られる。この混合装置は、
モーターによって駆動する可動式エレメントを内蔵し、
該可動式エレメントが回転駆動することによって2液を
混合するものである。従来のスタティックミキサーで
は、内蔵する複数のエレメントが長手方向に連結され、
1エレメントは板状体を長手方向に進むに従って周方向
に捩ったような形状をなして固定されており、この中を
主剤及び硬化剤が流れる間に各エレメントによって混合
される機構であったが、本発明で用いられる混合装置で
は、可動式エレメントが羽根(スクリュー)となって混
合装置内を回転駆動し、2液を均一に攪拌混合する。こ
の攪拌混合によって発生する摩擦熱によって、混合塗料
が塗装可能に低粘度化されるものである。従って塗装ラ
イン停止時には、可動エレメントの回転駆動も停止され
るので熱の発生もなくなり硬化反応が進行する問題が解
消される。
【0008】本発明において、上記の通り得られる混合
塗料の粘度は、混合装置内で発生する摩擦熱の量によっ
て変化するものであり、混合装置への主剤及び硬化剤の
送液量及びモーターの回転数の調整によって制御するこ
とが可能である。混合装置には温度センサーを設けるこ
とが望ましく、場合によっては、混合装置内の温度を下
げるために冷却ファンを併設してもよい。
【0009】混合装置内の塗料が所定温度に到達すれば
塗装ガンへの供給を開始することができる。均一に混合
され低粘度化された塗料は、塗装ガンに供給され、塗装
ガンにおいて被塗物に噴霧される。微粒化を促進するた
め、塗装ガンへの供給経路、あるいは塗装ガンにおい
て、供給塗料に超音波振動を付与することもできる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基いて本発明を具体的に説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す塗料供給装置の構
成図である。
【0011】図1において、主剤タンク2に貯蔵された
主剤は、ギアポンプ1により三方バルブ5を介して循環
しており、硬化剤タンク4に貯蔵された硬化剤は、ギア
ポンプ3により三方バルブ6を介して循環している。こ
の主剤及び硬化剤は、三方バルブ5、6による流路変更
で混合装置(パワーミキサー)8に送液される。ギアポ
ンプ1、3は、インバータ(図示せず)で回転数を制御
可能なACサーボモーターで駆動する定量ポンプであ
り、高粘度液に対応可能である。該ギアポンプ1、3か
らの流量及び三方バルブ5、6での流路変更は、コント
ローラー10によって自動制御されている。
【0012】混合装置8は可動式エレメントを内蔵する
ものであり、上記の通り送液された主剤及び硬化剤は、
混合装置8内でミキサー駆動用モーター7によって可動
式エレメントが回転駆動し、攪拌混合されている。この
攪拌混合によって発生する熱によって混合塗料の粘度が
低下する。混合装置内の温度は、温度センサー9で検出
され、そのデータがコントローラー10に送られる。こ
の温度が所定範囲内となるように、ミキサー駆動用モー
ター7の回転数や、ギアポンプ1、3からの流量がコン
トローラー10で自動制御されている。コントローラー
10には、主剤及び硬化剤を所定の混合比で混合した時
の粘度の加温による変化を予め入力しておく。混合装置
8内の混合塗料が所定温度に到達すれば塗装ガン(図示
せず)への供給を開始するものである。
【0013】ここで、塗料として、高固形分2液型ウレ
タン硬化系塗料(固形分90重量%)を使用して、混合
装置8へ供給した。混合開始時の混合装置内の温度が2
5℃、塗料粘度が180秒/フォードカップ#4・25
℃であり、モーター7の回転数を約2000rpmで攪
拌混合したところ、混合装置8内の温度が40℃、塗料
粘度が60秒/フォードカップ#4・25℃となり、塗
装可能に低粘度化され、塗装ガンへの連続供給が可能と
なった。
【0014】
【発明の効果】本発明では、特別な加温装置等を要する
ことなく、高固形分ウレタン塗料などの高粘度の2液塗
料を特定の混合装置内で混合することにより、均一に混
合できるだけでなく塗装可能に低粘度化でき、塗装ガン
に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す塗料供給装置の構成図
である。
【符号の説明】
1 ギアポンプ 2 主剤タンク 3 ギアポンプ 4 硬化剤タンク 5 三方バルブ 6 三方バルブ 7 ミキサー駆動用モーター 8 パワーミキサー 9 温度センサー 10 コントローラー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】別々のタンクに貯蔵される高粘度の主剤及
    び硬化剤をポンプを介して混合装置に送液し、該混合装
    置内で混合後、混合して得られた塗料を塗装ガンに供給
    する高粘度塗料の供給方法であって、該混合装置が、モ
    ーターによって駆動する可動式エレメントを内蔵し、該
    可動式エレメントが回転駆動することによって2液を混
    合し、該混合塗料を塗装可能に低粘度化することを特徴
    とする高粘度塗料の供給方法。
  2. 【請求項2】混合装置への主剤及び硬化剤の送液量及び
    モーター回転数を調整し、混合塗料粘度を制御する請求
    項1記載の供給方法。
  3. 【請求項3】主剤タンク及び硬化剤タンクと、該主剤及
    び硬化剤を夫々定量的に送液するポンプを設けてなる送
    液経路と、送液された主剤及び硬化剤を混合する混合装
    置と、混合して得られた塗料を塗装ガンに供給する供給
    経路とを具備してなる塗料供給装置において、該混合装
    置が、モーターによって駆動する可動式エレメントを内
    蔵し、該可動式エレメントが回転駆動することによって
    2液を混合するものであることを特徴とする塗料供給装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の塗料供給装置を具備する塗
    装装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105327831A (zh) * 2015-11-27 2016-02-17 苏州兴亚净化工程有限公司 一种高效灌胶机
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