JP2003033602A - 油水分離装置 - Google Patents

油水分離装置

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JP2003033602A
JP2003033602A JP2001223763A JP2001223763A JP2003033602A JP 2003033602 A JP2003033602 A JP 2003033602A JP 2001223763 A JP2001223763 A JP 2001223763A JP 2001223763 A JP2001223763 A JP 2001223763A JP 2003033602 A JP2003033602 A JP 2003033602A
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oil
water
water separation
mixed liquid
adsorbent
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Application number
JP2001223763A
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English (en)
Inventor
Kazunari Nakajima
一成 中島
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Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化することなく、所望位置への移動も容
易としつつ、油水混合液の流れに沿って油吸着材を配置
し、油水混合液の油水を確実に分離し得るようにする。 【解決手段】 油水混合液中の比較的大きな異物を除去
する濾過装置10、油水混合液を汲み上げるポンプ装置
11、油水混合液中の比較的小さな異物を除去するフィ
ルタ装置12を順に備え、それらの下流に油水分離槽1
3を設ける。油水分離槽には、箱形状の仕切り部材45
で仕切って複数の油水分離室47を形成し、仕切り部材
に互い違いに連通孔46を設けて複数の油水分離室を連
続するとともに、油水分離室に油吸着材を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、工作機
械などで用いる、水溶性切削油・水溶性研削油等のクー
ラント液の浄化や、エアポンプなどで生成したドレンの
油分除去や、グリースストップなどの油分除去や、ため
池・水溜まりなどの油分除去などに用いる油水分離装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の油水分離装置としては、
例えば図13に示すガソリンスタンド等の排水処理設備
のように、地中に埋設して、第一槽1、第二槽2、第三
槽3、第四槽4を設け、それらをエルボ状の導水路5で
順に連結して、図13(A)に示すように第一槽1に水
溶性の袋6に入れて油吸着材7を投入し、(B)に示す
ように袋6を溶かして油吸着材7を分散するようにした
ものがある。
【0003】そして、給油時等にこぼれた油類を洗浄水
などで洗い流して周囲の浅溝に入れ、その浅溝内に入れ
た油水混合液を入口8へと導いて第一槽1内に入れ、油
吸着材7で油を吸着する。その後、導水路5を通して第
二槽2、第三槽3、第四槽4へと順に排出し、最後に出
口9から排出していた。(特開2000−170145
号公報参照。)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の油水分離装置では、油水混合液の流れに沿って油
吸着材を配置しないから、油の除去が不十分である、と
いう問題があった。また、装置全体が大型化し、所望位
置へと移動可能につくることが難しい、という問題もあ
った。
【0005】そこで、この発明の第1の目的は、大型化
することなく、所望位置への移動も容易としつつ、油水
混合液の流れに沿って油吸着材を配置し、油水混合液の
油水を確実に分離し得るようにすることにある。
【0006】この発明の第2の目的は、油水を分離しよ
うとする油水混合液の量や汚れ具合に合わせて油水分離
槽の大きさを簡単に変更可能とすることにある。
【0007】この発明の第3の目的は、油吸着材で油水
混合液の油分を確実に吸着し、また油分を吸着した油吸
着材の取り扱いを容易とし、廃棄等の処分も簡単とする
ことにある。
【0008】この発明の第4の目的は、油吸着材をまと
めて取り扱い可能として作業性を向上することにある。
【0009】この発明の第5の目的は、油水の分離をな
お一層確実にすることにある。
【0010】この発明の第6の目的は、油吸着材で吸着
し切れなかった油を確実に除去し得るようにすることに
ある。
【0011】この発明の第7の目的は、油水混合液中の
油のみならず、異物も確実に除去し得るようにすること
にある。
【0012】この発明の第8の目的は、円筒状フィルタ
部材の全面をムラなく有効に使用可能とすることにあ
る。
【0013】この発明の第9の目的は、円筒状フィルタ
部材の上部にできるエア溜りをなくして円筒状フィルタ
部材を有効に使用可能とすることにある。
【0014】この発明の第10の目的は、工作機械等で
用いるクーラント液の浄化を可能とすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、油水分
離装置において、油水混合液の油と水を分離する油水分
離槽に仕切り部材で仕切って複数の油水分離室を形成
し、仕切り部材に互い違いに連通孔を設けて複数の油水
分離室を連続するとともに、油水分離室に油吸着材を配
置してなる、ことを特徴とする。
【0016】請求項2に記載の発明は、上述した第2の
目的を達成すべく、請求項1に記載の油水分離装置にお
いて、仕切り部材を箱形状につくり、その仕切り部材を
積み重ねて複数の油水分離室を形成してなる、ことを特
徴とする。
【0017】請求項3に記載の発明は、上述した第3の
目的を達成すべく、請求項1または2に記載の油水分離
装置において、油吸着材として、黒曜石パーライトの表
面に、疎水性シリカ粉をバインダを介して接着被覆した
ものを用いてなる、ことを特徴とする。
【0018】請求項4に記載の発明は、上述した第4の
目的を達成すべく、請求項3に記載の油水分離装置にお
いて、油吸着材を通水性包装部材内に入れて油水分離室
内に配置してなる、ことを特徴とする。
【0019】請求項5に記載の発明は、上述した第5の
目的を達成すべく、請求項1ないし4のいずれか1に記
載の油水分離装置において、油水分離層の上部に、油吸
着材で除去し切れなかった油を溜める油溜めを設けてな
る、ことを特徴とする。
【0020】請求項6に記載の発明は、上述した第6の
目的を達成すべく、請求項5に記載の油水分離装置にお
いて、油溜め中のエアを抜くエア抜きを設けてなる、こ
とを特徴とする。
【0021】請求項7に記載の発明は、上述した第7の
目的を達成すべく、請求項1ないし6のいずれか1に記
載の油水分離装置において、油水混合液中の比較的大き
な異物を除去する濾過装置、油水混合液を汲み上げるポ
ンプ装置、油水混合液中の比較的小さな異物を除去する
フィルタ装置を順に備え、それらの下流に油水分離槽を
設けてなる、ことを特徴とする。
【0022】請求項8に記載の発明は、上述した第8の
目的を達成すべく、請求項7に記載の油水分離装置にお
いて、フィルタ装置に、油水混合液が外側から内側へと
通過する円筒状のフィルタ部材を設け、そのフィルタ部
材の外周面に沿ってまわる流れをつくるように、油水混
合液を吐出する流入口を設けてなる、ことを特徴とす
る。
【0023】請求項9に記載の発明は、上述した第9の
目的を達成すべく、請求項8に記載の油水分離装置にお
いて、フィルタ部材を立ててその上下端内に軸部をはめ
付けて保持するとともに、上端側の軸部に流出口を設け
かつ縦方向のスリットを形成してなる、ことを特徴とす
る。
【0024】請求項10に記載の発明は、上述した第1
0の目的を達成すべく、請求項7ないし9のいずれか1
に記載の油水分離装置において、クーラント液の循環路
に設けてなる、ことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図1には、この発明に
よる油水分離装置の配管構成の一例を示す。
【0026】図示油水分離装置は、水やクーラント液等
の液体の浄化を行う装置であり、吸込み側から吐出側へ
と順に、油水混合液中の比較的大きな異物を除去する濾
過装置10、油水混合液を汲み上げるポンプ装置11、
油水混合液中の比較的小さな異物を除去するフィルタ装
置12を備え、それらの下流に油水分離槽13を設けて
なる。
【0027】図中符号V1〜V6は弁であり、14は呼
び水筒である。濾過装置10やポンプ装置11内に空気
が大量に入り込んだときには、弁V1を閉じ、弁V2、
V3、V4、V5を開く。すると、弁V5を通して空気
が入り、弁V4、V3を経て、油水分離槽13内の油水
混合液が濾過装置10内に入り込み、弁V2から空気を
押し出す。これにより、呼び水筒14から濾過装置10
に呼び水を入れなくても、油水分離装置を再作動するこ
とができる。
【0028】また、濾過装置10の清掃を行うときに
は、弁V1、V2、V3を開ける。すると、弁V2を通
して空気が入り、弁V3、V1から油水混合液を抜い
て、油水混合液が漏れ出したりすることなく、濾過装置
10を開けることができる。
【0029】ところで、工作機械等で使用する、水溶性
切削油・水溶性研削油等のクーラント液には、使用によ
り、防錆油・ドレン・機械油・グリース等の油が混入し
て油水混合液となる。そこで、クーラント液の循環路
に、図1に示すような油水分離装置を設けてクーラント
液を浄化すると、クーラント液を繰り返し使用すること
ができる。
【0030】図2には、クーラント液の循環路に設ける
油水分離装置の具体例を示す。この図2において、図1
と対応する部分には、図1に用いた符号をそのまま使用
し、重複説明を省略する。
【0031】図2に示す油水分離装置は、キャスタ21
を有する台車20上に載せてなり、クーラント液の浄化
を行う工作機械の近く位置へと容易に移動可能とする。
符号22は、濾過装置10へと通ずる吸込み管であり、
図示省略するが、先端を工作機械のオイルパン内に入れ
てなる。
【0032】濾過装置10は、ストレーナケース24内
に金網部材25を収納してなり、金網部材25で、ポン
プ装置11に入ると困る、アルミニウム・鉄等の切粉や
ゴミなどの比較的大きな異物を除去する。ポンプ装置1
1は、吸込み管22を介してオイルパン内の油水混合液
を汲み上げる。
【0033】フィルタ装置12は、図3(A)に示すよ
うに、円形台体27と筒部材28と円形蓋体29からな
るフィルタ容器内に、円筒状フィルタ部材30を収納し
てなる。円形台体27には、上向きに突出する軸部31
を中央に形成し、その外側にまっすぐに上下に貫通して
流入口32をあける。円形蓋体29には、図3(B)に
も示すように、下向きに突出して軸部33を中央に形成
し、その軸部33を貫通して外周に開口する流出口34
をあける。
【0034】そして、筒部材28内に円筒状フィルタ部
材30を入れ、その下端内に円形台体27の軸部31を
はめ付けて後、円形蓋体29を被せてその軸部33を円
筒状フィルタ部材30の上端内に入れて立てて保持し、
円形蓋体29を筒部材28に取り付ける。
【0035】これにより、図4(A)および(B)に示
すように、流入口32から流入した油水混合液が円筒状
フィルタ部材30の外側から内側へと通過し、流出口3
4から外部へと流出するようにする。このとき、フィル
タ部材30で、濾過装置10では取り切れなかった比較
的小さな異物を除去する。
【0036】ところで、図3に示す例では、空気の逃げ
場がなくなるから、筒部材28の上部に空気溜り35が
でき、円筒状フィルタ部材30を上部まで有効に利用す
ることができない。そこで、図5(A)および(B)に
示すように、円形蓋体29の軸部33に縦方向のスリッ
ト36を形成すると、筒部材28上部の空気溜りをなく
して円筒状フィルタ部材30を上部まで完全に利用する
ことができる。
【0037】また、図3に示す例では、円形台体27に
まっすぐに上下を貫通して流入口32をあけるから、図
4(A)および(B)に示すように、円筒状フィルタ部
材30の全面をムラなく有効に使うことができない。そ
こで、図6(A)および(B)に示すように、流入口3
2を傾けて、そこから吐出した油水混合液が、フィルタ
部材30の外周面に沿ってまわる流れをつくるようにす
ると、円筒状フィルタ部材30の全面をムラなく有効に
使うことができる。
【0038】油水混合液の油と水を分離する油水分離槽
13には、図7にも示すように、外ケース40と油水分
離ユニット41と排出ユニット42とを設ける。
【0039】外ケース40は、図示例では、縦長な角箱
形状で、底面に流入口43を有し、頂面を解放してその
まわりに鍔44を有する。
【0040】油水分離ユニット41は、連通孔46を有
する仕切り部材45を例えば図8に示すように箱形状に
つくり、その仕切り部材45を交互に左右逆向きに積み
重ね、仕切り部材45で仕切って複数の油水分離室47
を形成し、仕切り部材45に互い違いに連通孔46を設
けてそれら複数の油水分離室47を連続するとともに、
図10に示すようにボルト48とナット49とで一体化
する。
【0041】なお、連通孔46は、当然に図8に示す形
状に限るものではなく、例えば図9に示すように複数の
丸孔を設けて形成してもよい。また、ボルト48とナッ
ト49に代えて、ベルト等を用いて一体化してもよい。
【0042】そして、図10に示すように、油水分離室
47に油吸着材50を配置する。油吸着材50として
は、黒曜石パーライトの表面に、疎水性シリカ粉をバイ
ンダを介して接着被覆したものを用い、例えば水を通す
布・網状等の通水性包装部材51内に入れて各油水分離
室47内に配置する。
【0043】このような油水分離ユニット41には、頂
部に取手部材52を取り付ける。そして、図7に示すよ
うに外ケース40内に入れ、油水分離ユニット41上に
高さ調整ウレタン53を載せてから、外ケース40の鍔
44上にパッキン54を介して排出ユニット42を取り
付ける。
【0044】排出ユニット42には、図11に示すよう
に、外ケース40の開口を塞ぐ蓋板部材56と、その上
に取り付けるキャップ部材57と、その中に設ける管部
材58を設ける。蓋板部材56とキャップ部材57とに
は、流出管59に通ずる油水混合液の流出口60と、頂
部に接続した排出管62に連通する油溜め61とを形成
する。
【0045】管部材58は、外ケース40内から立ち上
がり、油溜め61内に入って途中で分岐し、一方の管a
は油溜め61内の上方までのび、他方の管bは流出口6
0から流出管59内に入る。
【0046】そして、図12の(A)に示すように、外
ケース40が油水混合液で満たされていないときには、
図中鎖線で示すように外ケース40および油溜め61内
のエアが流出口60および管部材58を通して流出管5
9から排出される。外ケース40が油水混合液で満たさ
れて油水混合液が図12の(B)に示す位置まで上昇し
たときも同様である。このとき、油吸着材50で除去し
切れなかった油63を浮上し、油水分離槽13の上部に
設ける油溜め61内に溜める。
【0047】油水混合液の液面が上がって図12の
(C)に示す位置まで上昇すると、流出口60からの油
水混合液が流出管59から排出されると同時に、管部材
58の一方の管a内に吸い込まれた油溜め61内のエア
が、他方の管bを通してその流出口60からの油水混合
液と一緒になって流出管59から排出される。そして、
油溜め61内のエアが管部材58の一方の管a内に吸い
込まれることにより、油溜め61内の液面が次第に上昇
する。
【0048】油溜め61内の液面が図12の(D)に示
す位置まで上昇すると、管部材58内の油水混合液が管
部材58の他方の管bを通して流出口60の油水混合液
と一緒になって流出管59から排出される。すると、や
がて油溜め61内の液面が低下し、図12の(E)に示
す位置となる。すると、油溜め61内のエアが一方の管
a内に吸い込まれ、他方の管bを通して流出口60の油
水混合液と一緒になって流出管59から排出される。
【0049】そして、油溜め61内のエアが管部材58
の一方の管a内に吸い込まれることにより、再び油溜め
61内の液面が上昇する。この繰り返しにより、油63
を油溜め61内に保持することができる。
【0050】なお、図示例では、弁V5を開くことによ
り手動で油溜め61中のエアを抜くエア抜きを設け、油
溜め61中のエアを抜くとともに、油63を外部へと排
出することができる。
【0051】また、流出管59を2つ設け、浄化後のク
ーラント液を、一方はタンク内に入れてクーラントポン
プで汲み上げて工作機械に再使用し、他方はオイルパン
の汚れやすい所に戻してオイルパンの汚れた部分を洗い
流し、再びこの油水分離装置内に入れて浄化するように
してもよい。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、仕切り部材に互い違いに連通孔を設けるから、
油水混合液が油水分離室内を完全に横切って通過するこ
とができ、その油水分離室に配置した油吸着材で油水を
確実に分離することができる。また、油水混合液の通過
流路長さの割りに全体を小型化することができ、所望位
置への移動も容易とすることができる。
【0053】請求項2に記載の発明によれば、仕切り部
材を積み重ねて複数の油水分離室を形成するから、油水
を分離しようとする油水混合液の量や汚れ具合に合わせ
て仕切り部材を増減し、適宜大きさの油水分離槽に簡単
に変更することができる。
【0054】請求項3に記載の発明によれば、油吸着材
として、黒曜石パーライトの表面に、疎水性シリカ粉を
バインダを介して接着被覆したものを用いるから、油水
混合液中の油のみを確実に吸着することができる。水を
吸着しないから、体積の膨張もほとんどなく、重量も吸
着した油分の分しか増加せず、例えば取り出したときに
も油水が多量に滴り落ちることなく、取り扱いを簡単と
することができる。加えて、油吸着後の油吸着材は、熱
やバクテリアにより分解して容易に無害化することがで
きる利点がある。
【0055】請求項4に記載の発明によれば、油吸着材
を通水性包装部材内に入れて油水分離室内に配置するか
ら、油吸着材をまとめて取り扱うことができ、油分離室
に対して出し入れするときなどの作業性を向上すること
ができる。
【0056】請求項5に記載の発明によれば、油水分離
槽の上部に油溜めを設けてそこに油吸着材で除去し切れ
なかった油を溜めるようにするから、油水の分離を一層
確実にすることができる。
【0057】請求項6に記載の発明によれば、油溜め中
のエアを抜くエア抜きを設けるから、手動でエアを抜い
て油を外部へ排出することができる。
【0058】請求項7に記載の発明によれば、濾過装
置、ポンプ装置、フィルタ装置、油水分離装置で、油水
混合液中の油のみならず、大小の異物も確実に除去し、
液体の浄化を行うことができる。
【0059】請求項8に記載の発明によれば、フィルタ
装置の流入口から吐出した油水混合液が円筒状フィルタ
部材の外周面に沿ってまわる流れをつくるようにするか
ら、円筒状フィルタ部材の全面をムラなく有効に使うこ
とができる。
【0060】請求項9に記載の発明によれば、円筒状フ
ィルタ部材の上端側を保持する軸部に流出口を設けると
ともに縦方向のスリットを形成するから、円筒状フィル
タ部材の上部にできるエア溜りを極力小さくして円筒状
フィルタ部材を有効に使用可能とすることができる。
【0061】請求項10に記載の発明によれば、クーラ
ント液の循環路に設けるから、クーラント液を浄化して
簡単に再使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による油水分離装置の配管構成図であ
る。
【図2】クーラント液の循環路に設ける油水分離装置の
具体例の斜視図である。
【図3】(A)はそれに用いるフィルタ装置の縦断面
図、(B)はその円形蓋体の斜視図である。
【図4】そのフィルタ装置内の油水混合液の流れを示
す、(A)は縦断面図、(B)は筒部材および円形蓋体
を取り外した斜視図である。
【図5】他例であるフィルタ装置の、(A)は縦断面
図、(B)はその円形蓋体の斜視図である。
【図6】その他例であるフィルタ装置内の油水混合液の
流れを示す、(A)は縦断面図、(B)は筒部材および
円形蓋体を取り外した斜視図である。
【図7】前記油水分離装置で用いる油水分離槽の縦断面
図である。
【図8】それに用いる仕切り部材の斜視図である。
【図9】他例である仕切り部材の斜視図である。
【図10】油水分離槽で用いる油水分離ユニットの縦断
面図である。
【図11】油水分離槽で用いる排水ユニットの縦断面図
である。
【図12】排水ユニットの油溜めにおける液面の動きを
説明する説明図である。
【図13】従来の油水分離装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 濾過装置 11 ポンプ装置 12 フィルタ装置 13 油水分離槽 30 フィルタ部材 31 軸部 32 流入口 33 軸部 34 流出口 36 スリット 42 排出ユニット 45 仕切り部材 46 連通孔 47 油水分離室 50 油吸着材 51 通水性包装部材 61 油溜め 62 排出管 V5 弁
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/40 C02F 1/40 A Fターム(参考) 3C011 EE00 4D024 AA04 AB06 BA05 BA14 BB01 BC01 4D051 AA01 AB02 EA09 EA12 EB03 EC08 EC13 4G066 AA22B AA67C BA09 CA05 DA08 FA28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油水混合液の油と水を分離する油水分離
    槽に仕切り部材で仕切って複数の油水分離室を形成し、
    前記仕切り部材に互い違いに連通孔を設けて前記複数の
    油水分離室を連続するとともに、前記油水分離室に油吸
    着材を配置してなる、油水分離装置。
  2. 【請求項2】 前記仕切り部材を箱形状につくり、その
    仕切り部材を積み重ねて前記複数の油水分離室を形成し
    てなる、請求項1に記載の油水分離装置。
  3. 【請求項3】 前記油吸着材として、黒曜石パーライト
    の表面に、疎水性シリカ粉をバインダを介して接着被覆
    したものを用いてなる、請求項1または2に記載の油水
    分離装置。
  4. 【請求項4】 前記油吸着材を通水性包装部材内に入れ
    て前記油水分離室内に配置してなる、請求項3に記載の
    油水分離装置。
  5. 【請求項5】 前記油水分離槽の上部に、前記油吸着材
    で除去し切れなかった油を溜める油溜めを設けてなる、
    請求項1ないし4のいずれか1に記載の油水分離装置。
  6. 【請求項6】 前記油溜め中のエアを抜くエア抜きを設
    けてなる、請求項5に記載の油水分離装置。
  7. 【請求項7】 油水混合液中の比較的大きな異物を除去
    する濾過装置、油水混合液を汲み上げるポンプ装置、油
    水混合液中の比較的小さな異物を除去するフィルタ装置
    を順に備え、それらの下流に前記油水分離槽を設けてな
    る、請求項1ないし6のいずれか1に記載の油水分離装
    置。
  8. 【請求項8】 前記フィルタ装置に、油水混合液が外側
    から内側へと通過する円筒状のフィルタ部材を設け、そ
    のフィルタ部材の外周面に沿ってまわる流れをつくるよ
    うに油水混合液を吐出する流入口を設けてなる、請求項
    7に記載の油水分離装置。
  9. 【請求項9】 前記フィルタ部材を立ててその上下端内
    に軸部をはめ付けて保持するとともに、前記上端側の軸
    部に流出口を設けかつ縦方向のスリットを形成してな
    る、請求項8に記載の油水分離装置。
  10. 【請求項10】 クーラント液の循環路に設けてなる、
    請求項7ないし9のいずれか1に記載の油水分離装置。
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