JP2003032681A - 画像処理装置、及び画像処理方法、並びにプログラムコード、記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、及び画像処理方法、並びにプログラムコード、記憶媒体

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JP2003032681A
JP2003032681A JP2001218666A JP2001218666A JP2003032681A JP 2003032681 A JP2003032681 A JP 2003032681A JP 2001218666 A JP2001218666 A JP 2001218666A JP 2001218666 A JP2001218666 A JP 2001218666A JP 2003032681 A JP2003032681 A JP 2003032681A
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Kinya Oosa
欣也 大佐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原画像の所定の領域、特にROIに含まれる
領域に別画像の変換係数を埋め込んで符号化し、また、
符号化された原画像を復号する際に、原画像の所定の領
域、特にROIに対して当てはめる復号画像を現画像と
埋め込まれた別画像の間で選択的に復号する画像処理装
置及びその方法、プログラムコード、記憶媒体を提供す
ること。 【解決手段】 ROIシフト部103は、変換符号化部
101、量子化部102による量子化後の各変換係数を
拡張し、ROI領域に属する変換係数を上位にシフトす
る。また、非ROI領域に属する変換係数を下位に配置
する。情報埋め込み部104は、ROI領域に含まれる
変換係数をビット表現した場合に、この変換係数を表現
するのに用いられていない領域に情報ビットを埋め込
む。そして、全変換係数に対してエントロピ符号化部1
05はエントロピ符号化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、及
び画像処理方法、並びにプログラムコード、記憶媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】JPEG2000画像符号化方式(ISO/
IEC FDIS15444-1)では、画像中の特定の注目領域(ROI
= Regions of Interest)を他の領域に比べて優先的に
符号化する目的で、maximum shift方式のROI符号化
が定義されている。
【0003】ROI符号化とは図2に示すように、画像
全体21のうち、ROI領域22を非ROI領域23と
区別して優先的に符号化し、画像全体21の復号化時
に、ROI領域22だけを復号したり、ROI領域22
を非ROI領域23よりも良い画質で復号したりするこ
とを可能にするものである。
【0004】ROI符号化にはいくつもの方式が考えら
れるが、JPEG2000で採用されたmaximum shift
方式のROI符号化を実現する画像符号化装置の機能構
成例は図3のようになる。図3において変換符号化部3
01は入力された画像に対して、例えば離散ウェーブレ
ット変換などの周波数変換を行い、変換係数に変換す
る。そしてこの変換係数に対して量子化部302は圧縮
のために量子化を行う。この量子化後の変換係数に対し
て、次のROIシフト部303で復号時にROI領域と
非ROI領域の区別ができるよう後述のシフト(ROI
シフト)を行う。しかし、ROIシフト部303がRO
Iシフトを行うにはROI領域に含まれる変換係数を特
定する必要がある。ROIシフト部303には、画像中
のどの領域がROI領域であるかを示すROI領域マス
クが入力される。ROIシフト部303は入力されたR
OI領域マスクを参照して画像中のROI領域を特定
し、特定したROI領域に含まれる変換係数を特定し、
特定した変換係数に対してROIシフトを行う。
【0005】そしてROIシフトされた変換係数は、エ
ントロピー符号化部304においてエントロピー符号化
され、符号化データとして出力される。
【0006】ROIシフト部303における具体的なR
OIシフト処理を図4を用いて説明する。同図におい
て、41はROI領域に属する変換係数、42は非RO
I領域に属する変換係数であり、Mbは変換係数をビッ
ト表現した場合の、ビット幅を示す。
【0007】これらの変換係数41,42に対してRO
Iシフトを行うと、各変換係数を表現するのに使用され
る最大ビット数は拡張され、ROI領域に属する変換係
数41は変換係数43の上位Mbビット分の領域44に
シフトされる。そして変換係数43の残りの領域45に
は0のデータが埋められる。
【0008】一方、非ROI領域に属する変換係数42
は変換係数46の下位Mbビット分の領域48に配置さ
れる。そして変換係数46の上位Mbビット分の領域4
7には0のデータで埋められる。
【0009】以上のROIシフト処理の結果、変換係数
の復号時に、変換係数の上位Mbビットの領域がすべて
0であるかどうかによって、この変換係数が非ROI領
域に含まれる変換係数であるか、ROI領域に含まれる
変換係数であるかの判定がなされ、それぞれの領域に対
して適切な復号処理を選択することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述のROIシ
フト処理によると、例えば図4に示す変換係数43にお
いて、領域45には変換係数の値を表すためには使用さ
れておらず、復号時にはこの部分は捨てられる。
【0011】本発明は以上の問題に鑑みて成されたもの
であり、原画像の所定の領域、特にROIに含まれる領
域に別画像の変換係数を埋め込んで符号化し、また、符
号化された原画像を復号する際に、原画像の所定の領
域、特にROIに対して当てはめる復号画像を現画像と
埋め込まれた別画像の間で選択的に復号する画像処理装
置及びその方法、プログラムコード、記憶媒体を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備
える。
【0013】すなわち、画像を符号化する画像処理装置
であって、画像に対して変換処理を行って変換係数を得
る変換手段と、前記変換手段による変換係数に対して量
子化を行い、当該変換係数の量子化値を得る量子化手段
と、前記量子化手段による量子化値を表現するビット数
を拡張し、拡張されたビット数で表現される前記量子化
値のうち、前記画像の所定の領域に対応する量子化値に
おいて、前記量子化値を表現するのに用いられていない
領域に対して所定の情報を埋め込む埋め込み手段と、前
記埋め込み手段による量子化値、前記画像の所定の領域
以外に対応する量子化値に対してエントロピ符号化を行
うエントロピ符号化手段とを備える。
【0014】本発明の目的を達成するために、例えば本
発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
【0015】すなわち、符号化された原画像を復号する
画像処理装置であって、符号化された原画像に対してエ
ントロピ復号を行って、量子化値を得るエントロピ復号
手段と、前記原画像の所定の領域に復号される画像を選
択する画像選択手段と、前記エントロピ復号手段による
量子化値に対して所定の方法でビットシフト操作を行う
ことで現画像の変換係数を得ると共に、前記原画像の所
定の領域に対応する量子化値に埋め込まれた別画像の量
子化値を取り出すことで変換係数を得、前記選択手段に
より選択された画像に対応する当該変換係数を前記原画
像の所定の領域に対する変換係数とする係数選択手段
と、選択された係数を逆量子化する逆量子化手段と、前
記逆量子化された変換係数に対して逆変換処理を行うこ
とで、前記選択手段により選択された画像を復元する逆
変換手段とを備える。
【0016】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して、本発明
の画像処理装置を画像符号化装置、画像復号装置に適用
した好適な実施形態に従って詳細に説明する。
【0017】図1に本実施形態における画像符号化装置
の機能構成を示す。同図において、変換符号化部101
は入力された画像に対して、例えば離散ウェーブレット
変換などの周波数変換を行い、変換係数に変換する。そ
してこの変換係数に対して量子化部102は圧縮のため
に量子化を行う。この量子化後の変換係数に対して、次
のROIシフト部103で復号時にROI領域と非RO
I領域の区別ができるようシフト(ROIシフト)を行
う。なお、ROIシフト部103において各変換係数に
対してROIシフトを行うにはROI領域に含まれる変
換係数を特定する必要があるが、ROIシフト部103
には、画像中のどの領域がROI領域であるかを示すR
OI領域マスクが入力される。ROIシフト部103は
入力されたROI領域マスクを参照して画像中のROI
領域を特定し、特定したROI領域に含まれる変換係数
を特定し、特定した変換係数に対してROIシフトを行
う。ROIシフトの処理については図4を用いた上述の
説明に従う。尚、ROIシフトにおいて、各変換係数が
拡張されるビット数(拡張ビット数)は本実施形態では
図4に示した変換係数43,46を例に取ると、領域4
4と領域48が重ならない程度のビット数分だけ拡張す
る。
【0018】次に、情報埋め込み部104は、ROIシ
フトされた変換係数から、ROI領域に含まれる変換係
数を特定する。ROI領域に含まれる変換係数の特定
は、変換係数の上位Mbビットを参照して、このMbビ
ット分の領域がすべて0で埋められているか否かを判断
することで、この変換係数がROI領域に含まれるもの
であるか否かを特定することができる。
【0019】なお、上述の拡張ビット数が、本実施形態
では図4に示した変換係数43,46を例に取ると、領
域44と領域48が重ならない程度のものであったの
は、情報埋め込み部104でROI領域に含まれる変換
係数を上記のようにするためであった。しかし、拡張ビ
ット数はこれに限定されるものではなく、図4に示した
変換係数43,46を例に取ると、領域44と領域48
が重なるようなビット数でも良い。その場合、情報埋め
込み部104がROI領域に含まれる変換係数を特定す
る場合、ROI領域マスクを参照する必要がある。また
逆に、ROI領域マスクを参照するのであれば、情報埋め
込み部104で改めてROI領域であるか否かの判定をす
る必要はなく、この場合、図1におけるROIシフト部1
03と情報埋め込み部104が一体化した構成が可能で
ある。
【0020】そして情報埋め込み部104は、ROI領
域に含まれる変換係数をビット表現した場合に、この変
換係数を表現するのに用いられていない領域を特定す
る。具体的には図4において、変換係数43における領
域45を特定する。
【0021】そして情報埋め込み部104は入力された
情報ビットを、前述の特定した領域(図4では領域4
5)に対して埋め込む。この情報ビットとしては、例え
ば現画像とは別の画像を表現するものが考えられ、この
場合、この別画像に対して上述の変換符号化部101、
量子化部102における処理を施した結果得られる量子
化値をビット表現したものが考えられる。しかしこの別
画像の量子化値の最大ビット数は埋め込む領域のビット
数(図4に示した例では領域45のビット数)以下であ
る必要がある。よって、埋め込む情報ビットが埋め込む
領域のビット数を超える場合には、例えば埋め込む情報
のビット数を埋め込む領域のビット数以下の所定のビッ
ト数に正規化するなどの処理を行う。
【0022】図5に、情報埋め込み部104により得ら
れるROI領域に含まれる変換係数を示す。図4に示し
た部分と同じ部分には同じ番号を付けている。同図に示
した変換係数50において、図4に示した0で埋められ
た領域45に相当する領域には、情報ビット51が埋め
込まれている。
【0023】そして情報埋め込み部104により情報ビ
ットを埋め込まれた変換係数を含む全変換係数に対して
エントロピ符号化部105はエントロピー符号化を行
い、符号化データとして出力する。尚、符号化データに
は、全ての変換係数をビット表現した場合の、最大のビ
ット数(Mb)、量子化ステップなど、符号化に用いた
パラメータがヘッダとして格納される。
【0024】次に、以上の画像符号化装置によって生成
された符号化データを復号し、ROI領域に含まれる変
換係数の下位ビットに埋め込まれた情報ビットを取り出
す画像復号装置について以下説明する。
【0025】図7に本実施形態における画像復号装置の
機能構成を示す。
【0026】701はエントロピ復号部で、エントロピ
符号化部105で行ったエントロピ符号化と逆の処理
を、上述の画像符号化による符号化データに対して行
い、変換係数の量子化値(以下、単に量子化値)を得
る。
【0027】702はROI係数取り出し部702で、
エントロピ復号部701で復号された量子化値、そして
ヘッダに格納された最大ビット数を参照して、ROI領
域に含まれる量子化値を特定する。特定方法は上述の通
り、量子化値の上位Mbビットを参照して、上位Mbビ
ットが全て0である量子化値(非ROI領域に含まれる
量子化値)以外の量子化値(ROI領域に含まれる量子
化値)を特定する。しかし、ヘッダにROI領域マスク
が含まれている場合、このマスクを用いてROI領域に
含まれる量子化値を特定しても良い。
【0028】そして、復号する画像を選択する指示(復
号画像選択指示)に応じて、ROI領域に含まれる量子
化値をビット表現した場合に、上位Mbビットに含まれ
る現画像の量子化値(変換符号化部101に入力された
画像の量子化値)、もしくは上位からMbビットより下
方の領域に含まれる別画像の量子化値(情報ビットが表
現する別画像の量子化値)のいずれかを選択し、選択し
た量子化値を逆量子化部703に出力する。図5に示し
た量子化値の例では、領域44に含まれる量子化値、も
しくは領域51に含まれる量子化値のいずれかを選択す
る。また、非ROI領域に含まれる量子化値はそのまま
逆量子化部703に出力される。
【0029】逆量子化部703では入力された量子化値
に対して逆量子化を行い(量子化ステップについては上
述のヘッダを参照)、変換係数を復元し、この変換係数
に対して逆変換復号部704は変換符号化部101で行
った変換処理と逆の処理を行い、画像を復元する。
【0030】なお、以上の画像符号化装置、画像復号装
置の説明において、情報ビットの埋め込み領域(図4の
例では領域45)に埋め込む別画像は、必ずしも1枚で
ある必要はなく、領域のビット幅と埋め込む係数のビッ
ト精度が許す限り、複数毎の別画像の係数を埋め込むこ
とも可能である。この場合、画像復号装置において与え
られる復号画像選択指示は、現画像と複数の別画像の中
から一つ選択する指示を与えることになる。
【0031】図6に本実施形態における画像符号化装
置、画像復号装置の基本構成を示す。尚、本実施形態で
は画像符号化装置、画像復号装置は別の装置として説明
したが、これに限定されるものではなく、夫々の装置の
機能を1つ装置(画像処理装置)内で実現してもよい。
その場合にはこの装置の基本構成も又、図6に従った構
成を備える。
【0032】601はCPUで、RAM602やROM
603に格納されたプログラムやデータを用いて本装置
全体の制御を行うと共に、画像もしくは符号化データに
対する上述の符号化処理、復号処理を行う。
【0033】602はRAMで、外部記憶装置604や
記憶媒体ドライブ609から読み込んだプログラムやデ
ータ(画像データや符号化データ)を一時的に格納する
エリアを備えると共に、CPU601が各種の処理を実
行する際に用いるワークエリアも備える。
【0034】603はROMで、本装置全体の制御を行
うプログラム(ブートプログラムなど)やデータ(設定
データなど)を格納する。
【0035】604はハードディスクドライブなどの外
部記憶装置で、記憶媒体ドライブ609からロードされ
たプログラムやデータなどをファイルとして保存するこ
とができる。また、CPU601が用いるワークエリア
のサイズがRAM602が許容するエリアを越えた場
合、越えた分のエリアをファイルとして提供することが
できる。また上述の例では、ROI領域マスク、情報ビ
ットなどを格納することができる。
【0036】605、606は夫々キーボード、マウス
で、ポインティングデバイスとして機能し、本装置に対
して各種の指示を入力することができ、例えば画像にお
けるROI領域を指定したり、上述の復号画像選択指示
を入力することができる。
【0037】607は表示装置で、CRTや液晶画面な
どにより構成されており、画像や文字情報などを表示す
ることができ、例えば復号する画像の選択画面や、復号
後の画像を表示することができる。
【0038】608は画像入力装置で、スキャナやディ
ジタルカメラなどを含み、画像をディタイルデータとし
て本装置に取り込むことができ、上述の画像符号化処理
の対象として用いることができる。尚、画像入力装置6
08はバス610と接続するためのインターフェースを
含むものとする。
【0039】609は記憶媒体ドライブで、CD−RO
MやDVD−ROMなどの記憶媒体からプログラムやデ
ータなどを読み込むドライブで、読み込んだプログラム
やデータは外部記憶装置604やRAM602に出力す
る。
【0040】610は上述の各部を繋ぐバスである。
【0041】以上の説明により、本実施形態における画
像符号化装置によって、ROI領域に含まれる画像を選
択可能な符号化データを生成することができる。また、
本実施形態における画像復号装置はこの符号化データを
復号する場合、ROI領域に含まれる画像を選択し、選
択した画像をROI領域に当てはめた画像を復元する事
ができる。
【0042】<変形例>また、本発明は上記実施形態を
実現する為の装置及び方法のみに限定されるものではな
く、上記システム又は装置内のコンピュータ(CPUあ
るいはMPU)に、上記実施形態を実現する為のソフト
ウェアのプログラムコードを供給し、このプログラムコ
ードに従って上記システムあるいは装置のコンピュータ
が上記各種デバイスを動作させることにより上記実施形
態を実現する場合も本発明の範疇に含まれる。
【0043】またこの場合、ソフトウェアのプログラム
コード自体が上記実施形態の機能を実現することにな
り、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコ
ードをコンピュータに供給する為の手段、具体的には上
記プログラムコードを格納した記憶媒体は本発明の範疇
に含まれる。
【0044】この様なプログラムコードを格納する記憶
媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、R
OM等を用いることができる。
【0045】また、上記コンピュータが、供給されたプ
ログラムコードのみに従って各種デバイスを制御するこ
とにより、上記実施形態の機能が実現される場合だけで
はなく、上記プログラムコードがコンピュータ上で稼働
しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは
他のアプリケーションソフト等と共同して上記実施形態
が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明
の範疇に含まれる。
【0046】更に、この供給されたプログラムコード
が、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接
続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された
後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡
張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の
処理の一部又は全部を行い、その処理によって上記実施
形態が実現される場合も本発明の範疇に含まれる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明により、本発明によって、原
画像の所定の領域、特にROIに含まれる領域に別画像
の変換係数を埋め込んで符号化し、また、符号化された
原画像を復号する際に、原画像の所定の領域、特にRO
Iに対して当てはめる復号画像を現画像と埋め込まれた
別画像の間で選択的に復号する画像処理装置及びその方
法、プログラムコード、記憶媒体を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における画像符号化装置の機能構成を
示す図である。
【図2】ROI符号化を説明する図である。
【図3】JPEG2000で採用されたmaximum shift
方式のROI符号化を実現する画像符号化装置の機能構
成例を示す図である。
【図4】ROIシフト部303における具体的なROI
シフト処理を説明する図である。
【図5】情報埋め込み部104により得られるROI領
域に含まれる変換係数を示す図である。
【図6】本実施形態における画像符号化装置、画像復号
装置の機能構成を示す図である。
【図7】実施形態における画像復号装置の機能構成を示
す図である。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を符号化する画像処理装置であっ
    て、 画像に対して変換処理を行って変換係数を得る変換手段
    と、 前記変換手段による変換係数に対して量子化を行い、当
    該変換係数の量子化値を得る量子化手段と、 前記量子化手段による量子化値を表現するビット数を拡
    張し、拡張されたビット数で表現される前記量子化値の
    うち、前記画像の所定の領域に対応する量子化値におい
    て、前記量子化値を表現するのに用いられていない領域
    に対して所定の情報を埋め込む埋め込み手段と、 前記埋め込み手段による量子化値、前記画像の所定の領
    域以外に対応する量子化値に対してエントロピ符号化を
    行うエントロピ符号化手段とを備えることを特徴とする
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段は前記画像に対して、離散
    ウェーブレット変換を含む周波数変換を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記埋め込み手段は、前記量子化手段に
    よる量子化値のうち前記画像の所定の領域に対応する量
    子化値を、拡張されたビット数の上位にシフトすること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記埋め込み手段は、前記画像の所定の
    領域を示すマスク情報を用いて前記画像の所定の領域に
    対応する量子化値を特定し、特定した量子化値を拡張さ
    れたビット数の上位にシフトすることを特徴とする請求
    項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記埋め込み手段は、前記画像の所定の
    領域に対応する量子化値の拡張されたビット数の上位か
    ら、前記量子化手段による量子化値のビット数より下位
    のビット位置に前記所定の情報を埋め込むことを特徴と
    する請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記埋め込み手段は、前記画像の所定の
    領域を示すマスク情報を用いて前記画像の所定の領域に
    対応していない量子化値を特定し、特定した量子化値を
    拡張されたビット数の下位に配置することを特徴とする
    請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記埋め込み手段は、前記画像の所定の
    領域に対応していない量子化値の拡張されたビット数の
    上位から、少なくとも前記量子化手段による量子化値の
    ビット数分に所定の値を埋め込むことを特徴とする請求
    項6に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記埋め込み手段は、拡張されたビット
    数で表現される量子化値において、上位から前記量子化
    手段による量子化値のビット数分を参照することで前記
    画像の所定の領域に対応する量子化値を特定し、特定し
    た量子化値の拡張されたビット数の上位から、前記量子
    化手段による量子化値のビット数より下位のビット位置
    に前記所定の情報を埋め込むことを特徴とする請求項1
    乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の情報は、画像を前記変換手段
    により変換し、得られる変換係数を前記量子化手段によ
    り量子化した量子化値であることを特徴とする請求項1
    乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記所定の領域はROIであることを
    特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像
    処理装置。
  11. 【請求項11】 符号化された原画像を復号する画像処
    理装置であって、 符号化された原画像に対してエントロピ復号を行って、
    量子化値を得るエントロピ復号手段と、 前記原画像の所定の領域に復号される画像を選択する選
    択手段と、 前記エントロピ復号手段による量子化値に対して所定の
    ビット取り出し操作を行うことで現画像の変換係数を得
    ると共に、前記原画像の所定の領域に対応する量子化値
    に埋め込まれた別画像の量子化値を取り出すことで変換
    係数を得、前記選択手段により選択された画像に対応す
    る当該変換係数を前記原画像の所定の領域に対する変換
    係数とする係数選択手段と、 選択された係数を逆量子化する逆量子化手段と、 前記逆量子化された変換係数に対して逆変換処理を行う
    ことで、前記選択手段により選択された画像を復元する
    逆変換手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記逆量子化手段は、前記エントロピ
    復号手段による量子化値の上位から所定のビット数分を
    参照することで、前記原画像の所定の領域に対応する量
    子化値を特定することを特徴とする請求項11に記載の
    画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記逆変換手段は、逆離散ウェーブレ
    ット変換を含む逆周波数変換を行うことを特徴とする請
    求項11に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 画像を符号化する画像処理方法であっ
    て、 画像に対して変換処理を行って変換係数を得る変換工程
    と、 前記変換工程による変換係数に対して量子化を行い、当
    該変換係数の量子化値を得る量子化工程と、 前記量子化工程による量子化値を表現するビット数を拡
    張し、拡張されたビット数で表現される前記量子化値の
    うち、前記画像の所定の領域に対応する量子化値におい
    て、前記量子化値を表現するのに用いられていない領域
    に対して所定の情報を埋め込む埋め込み工程と、 前記埋め込み工程による量子化値、前記画像の所定の領
    域以外に対応する量子化値に対してエントロピ符号化を
    行うエントロピ符号化工程とを備えることを特徴とする
    画像処理方法。
  15. 【請求項15】 符号化された原画像を復号する画像処
    理方法であって、 符号化された原画像に対してエントロピ復号を行って、
    量子化値を得るエントロピ復号工程と、 前記原画像の所定の領域に復号される画像を選択する選
    択工程と、 前記エントロピ復号手段による量子化値に対して所定の
    ビット取り出し操作を行うことで現画像の変換係数を得
    ると共に、前記原画像の所定の領域に対応する量子化値
    に埋め込まれた別画像の量子化値を取り出すことで変換
    係数を得、前記選択手段により選択された画像に対応す
    る当該変換係数を前記原画像の所定の領域に対する変換
    係数とする係数選択工程と、 選択された係数を逆量子化する逆量子化工程と、 前記逆量子化された変換係数に対して逆変換処理を行う
    ことで、前記選択工程により選択された画像を復元する
    逆変換工程とを備えることを特徴とする画像処理方法。
  16. 【請求項16】 請求項14又は15のいずれか1項に
    記載の画像処理方法を実行するプログラムコード。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のプログラムコード
    を格納し、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
JP2001218666A 2001-07-18 2001-07-18 画像処理装置、及び画像処理方法、並びにプログラムコード、記憶媒体 Withdrawn JP2003032681A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100396102C (zh) * 2004-06-11 2008-06-18 庆熙大学校产学协力团 用于预测视频数据单元的直流系数的方法和设备
JP2009130931A (ja) * 2007-11-19 2009-06-11 Samsung Electronics Co Ltd 映像の解像度の調整を通じて動画を効率的に符号化/復号化する方法及び装置

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