JP2003032664A - ディジタル情報受信装置および送信装置 - Google Patents

ディジタル情報受信装置および送信装置

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JP2003032664A
JP2003032664A JP2001217509A JP2001217509A JP2003032664A JP 2003032664 A JP2003032664 A JP 2003032664A JP 2001217509 A JP2001217509 A JP 2001217509A JP 2001217509 A JP2001217509 A JP 2001217509A JP 2003032664 A JP2003032664 A JP 2003032664A
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Hiroo Okamoto
宏夫 岡本
Hitoaki Owashi
仁朗 尾鷲
Atsushi Yoshioka
厚 吉岡
Kenji Katsumata
賢治 勝又
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者参加番組のクイズ、勝敗予想、ショッ
ピングなどの期限切れ回答を低減し、番組進行をスムー
ズに行わせる。 【解決手段】 一時記録(タイムシフト視聴)を禁止す
る制御ビットを設ける。または、回答制限時間を規定し
た一時記録を認め、期限切れであれば視聴者の回答が放
送局へ送れないようにする。または、放送局から、回答
期限切れを示す回答終了フラグと対象番組コードを送出
し、視聴者の回答が放送局へ送れないようにする。また
は、記録媒体から再生した場合の回答を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像、音声などの
ディジタル情報を記録する記録装置、再生装置および送
信装置に関り、たとえばディジタル放送の双方向性を生
かした視聴者参加番組などの双方向番組を、スムーズに
進行させる方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送、およびこれを記録し
再生する装置、さらには映画ソフトなどのパッケージメ
ディアの分野では、ディジタル放送が開始され、これに
対応した民生用のディジタル記録再生装置が発売されて
いる。ディジタル放送、ディジタル記録装置は、情報の
伝送過程や記録再生過程での品質劣化がない、もしくは
ごく少ないことが長所である。また、情報を放送局側か
ら一方的に送出するだけでなく、視聴者側から番組のリ
クエストや質問の回答を出すなどという、データの双方
向サービスが可能なことを特徴としている。
【0003】一方、記録再生過程での品質劣化が少ない
ために、情報の良質なコピーが、著作権者の預かり知ら
ぬところで多数作成されて出回り、またコピーを繰返し
た場合、その著作権者に利益が還元されない問題があ
る。そこで、米国特許No.5,896,454では、
情報に2ビットのコピー制御情報を付して、これを解決
する方法が開示されている。これは著作権者、情報作成
者の意志により、コピー禁止(Copy Never)、コピー認可
(Copy Free)、一世代のみコピー認可(Copy One Generat
ion)の三つのうち、いずれかを選択することで、記録装
置の動作を制御するものである。記録装置は、コピー禁
止ならば記録動作をせず、コピー認可なら記録動作を行
う。一世代のみコピーが認可されるなら、記録装置はこ
の制御情報を、これ以上のコピーを認めない情報(Copy
No More)に書替えたうえで、記録動作を行う。
【0004】放送において、コピー制御情報をコピー禁
止とした場合、たまたま来客があった時など、ユーザは
その放送を視聴する手段がなくなる問題がある。そこで
特開2000−149417号公報では、コピー制御情
報がコピー禁止を示す場合にも、一時記録という手段を
用いて、この問題を解消する方法が開示されている。こ
れは物理的には一旦記録媒体に情報を記録するのである
が、再生し視聴する期間に、たとえば90分などという
制限を設け、再生後もしくは制限時間後に消去するもの
である。すなわち永く保存し多目的利用するために記録
するのではなく、等価的に放送を90分以内で遅らせて
視聴(タイムシフト視聴)することとなる。記録媒体が
永く残ることはないため、著作権者に不利益を与えるこ
となく、上記したユーザの不便を解消できる。なお、一
時記録はその性格上、受信装置に内蔵したハードディス
クレコーダなどを用いて行うことが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た一時記録を行えるようにすると、ディジタル放送の特
徴である、データの双方向性を生かした番組が制作しに
くくなる問題がある。これは、クイズ番組の回答やスポ
ーツの結果予想に視聴者を参加させて、当選者に景品を
与えたり、期間限定でテレビショッピングを行ったりす
る場合を考えれば容易に理解できる。一時記録し、タイ
ムシフトして視聴した者が回答する場合、期限を過ぎた
後に回答するケースが多発し、これらは無効となる。そ
の結果、限られた伝送媒体の利用や集計作業の無駄の点
で、放送局側及び視聴者側の双方で損失となる。ひいて
は、放送局の番組制作に関する正常な運営の障害ともな
りかねない。
【0006】本発明の目的は、上記した問題に鑑み、こ
れを解決して、ディジタル放送の双方向性を生かした視
聴者参加番組などの双方向番組を、無駄なくスムーズに
進行させる方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるディジタル情報受信装置は、ディジタ
ル情報を受信するための受信回路と、情報提供者に向け
回答を送信するための送信回路、または外部に送信装置
を接続して送信可能とするための出力部と、ディジタル
情報を記録媒体に記録再生する記録再生部、または外部
に記録再生装置を接続して記録再生可能とするための入
出力部と、記録再生を制御する記録再生制御回路とを有
する。そして、提供されたディジタル情報に関し受信者
が回答することを求められている場合は、そのディジタ
ル情報を記録することを禁止する構成とする。
【0008】または本発明によるディジタル情報受信装
置は、さらに送信回路または送信装置を制御する送信制
御回路を有し、提供されたディジタル情報に関し受信者
が制限時間以内に回答することを求められている場合
は、送信制御回路は、記録再生部または記録再生装置に
て再生された情報が制限時間を過ぎた後は、送信回答す
ることを禁止する構成とする。
【0009】または本発明によるディジタル情報受信装
置は、提供者からその回答期限が切れていることを示す
回答終了フラグを受信している場合には、送信制御回路
は、再生された情報に関して回答することを禁止する構
成とする。
【0010】または本発明によるディジタル情報受信装
置は、提供された情報に関して記録再生した後の回答が
禁止されている場合には、送信制御回路は、再生された
情報に関して回答することを禁止する構成とする。
【0011】さらに本発明によるディジタル情報送信装
置は、ディジタル情報を送信するための送信回路と、視
聴者から回答を受信するための受信回路と、送信するデ
ィジタル情報に制御情報を付加するための制御情報付加
回路とを有し、制御情報付加回路は、制御情報として視
聴者が回答を送信する制限時間を示す情報を付加する構
成とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を必要に
応じて、図面を用いながら説明する。図1は本発明を適
用するシステム全体の実施形態を示すブロック図であっ
て、放送で情報を送受信し、また記録再生する場合を例
にとって示したものである。これには、本発明を適用し
た装置が含まれている。1は放送局などの情報提供局、
2は中継局、3は受信装置、4は第一の記録再生装置、
5はディスプレイ、6は第二の記録再生装置、7は第三
の記録再生装置である。なお、ここで放送などを記録す
る際は、これに付されたコピー制御情報に応じ、第一の
記録再生装置4、第二の記録再生装置6、第三の記録再
生装置7の全て、あるいは、いずれか一ないし二台に記
録することができる。また、第一の記録再生装置4は、
ここでは受信装置3に内蔵されるディジタル記録方式に
よるものとして述べる。その記録媒体としては、たとえ
ばハードディスクなど取外しのできないものであって良
い。ビデオディスク、ビデオテープなど取外しのできる
ものでも良いが、受信装置に内蔵する記録再生装置は、
情報を比較的短い期間保存する場合に用いられることが
あり、たとえば前記した一時記録を主な目的にする場合
など、取外しのできないものでも使用できる。第二の記
録再生装置6は、ここではディジタル記録方式を、第三
の記録再生装置7は、ここではアナログ記録方式を用い
たものとして説明する。本発明が目的とする動作を行う
うえでは、少なくも第一の記録再生装置4、第二の記録
再生装置5のうち、いずれか一方は必要である。第三の
記録再生装置7は、接続されていなくとも差し支えな
い。
【0013】放送局など情報提供局1は、たとえば放送
用衛星などの中継局2を介して、情報によって変調され
た信号電波を伝送する。勿論、それ以外のたとえばケー
ブルによる伝送、電話線による伝送、地上波放送による
伝送などを用いても良い。受信側の受信装置3で受信さ
れたこの信号電波は、後に述べるように、復調されて情
報信号となった後、必要に応じ、第一の記録再生装置
4、第二の記録再生装置6、ないし第三の記録再生装置
7へ記録するに適した信号となって記録される。また、
ディスプレイ5へ送られる。ここでユーザは、情報内容
を直接視聴することができる。また、上記した第一の記
録再生装置4、第二の記録再生装置6で再生された情報
は、受信装置3を介してディスプレイ5へ与えられ、元
の映像音声などの情報が視聴される。第三の記録再生装
置7で再生された情報も、同様の経路でディスプレイ5
へ与えても良いが、これは従来から汎用されるアナログ
装置であるから、その再生出力をディスプレイ5のアナ
ログ入力端子へ、直接与えても良い。情報が予め記録さ
れた取外し可能な記録媒体、たとえばパッケージソフト
が提供される時は、これを取付けた、たとえば第二の記
録再生装置6ないし第三の記録再生装置7での再生動作
以降が行われる。なお、装置間の情報の授受はディジタ
ル信号で行われることが多いが、たとえば受信装置3と
ディスプレイ5の間は、アナログ信号で接続することも
ある。また、受信装置4から情報提供局1へは、番組の
リクエスト、クイズの回答、ショッピングへの参加な
ど、視聴者からの情報が送られる。これは、たとえば有
線や無線の電話回線などを利用して伝送されるが、これ
により双方向サービスを可能にしている。
【0014】図2は、上記システムのうち、放送局など
の情報提供局1の構成例を示すブロック図である。11
はソース発生部、12はMPEG方式等で圧縮を行うエ
ンコード回路、13はスクランブル回路、14は変調回
路、15は送信アンテナ、16は管理情報付与回路、1
7は入力端子、18は回答集計回路である。
【0015】カメラ、記録再生装置などから成るソース
発生部11で発生した映像音声などの情報は、より少な
い占有帯域で伝送できるよう、エンコード回路12でデ
ータ量の圧縮が施される。必要に応じてスクランブル回
路13で、特定の視聴者のみが視聴可能となるように伝
送暗号化される。変調回路14で伝送するに適した信号
となるよう変調された後、送信アンテナ15から、たと
えば放送用衛星などの中継局2に向けて電波として発射
される。この際、管理情報付与回路16では、前記した
コピー制御情報を始め現在時刻等の情報を付加する。ま
た入力端子17からは、上記した双方向サービスでの、
視聴者からの情報が入力される。たとえばビデオオンデ
マンドなど、視聴者のリクエストに応えて送出する情報
を決定するシステムでは、このリクエスト情報が、クイ
ズ番組ではその回答が、電話回線などを介して入力され
る。これはソース発生部11のほか、回答集計回路18
にも供給され、たとえば正解か否かを判定し、賞品の当
選者を決めるうえで活用される。従って、図2には記し
ていないが、回答集計回路18は多数の視聴者からの情
報を受け付ける。
【0016】なお、実際には一つの電波には複数の情報
が、時分割、スペクトル拡散などの方法で多重されるこ
とが多い。簡単のため図2には記していないが、この場
合、ソース発生部11とエンコード回路12の系統が複
数個あり、エンコード回路12とスクランブル回路13
との間に、複数の情報を多重するマルチプレクス回路が
置かれる。
【0017】図3は、図1のシステムにおける受信装置
3の構成の一例を示すブロック図である。301はRF
/IF変換回路、302は復調回路、303は誤り訂正
回路、304は信号に施された伝送暗号を解除するデス
クランブル回路、305は第一のデマルチプレクス回
路、306は入出力端子、307は第二のデマルチプレ
クス回路、308はデコード回路、309,310は出
力端子、311は受信装置3の全体を制御する制御回
路、312は情報管理回路、313はコマンド入力回
路、314は入力端子、315は応答発生回路、316
は通信用のモデム回路、317は出力端子である。4は
第一の記録再生装置であり、ここでは図1で記したよう
に、受信装置3に内蔵されるものとする。なお、第一の
記録再生装置4や、応答するための構成部分(情報管理
回路312、コマンド入力回路313、入力端子31
4、応答発生回路315、通信用のモデム回路316、
出力端子317など)は、受信装置3の外部に接続され
ても、もちろん可能である。
【0018】図中、実線は映像音声など主となる情報の
流れを、点線は各構成要素間の制御信号情報の流れを示
す。ここでまず、301から310の構成要素に関し、
実線で示した映像音声などの情報の流れを説明する。
【0019】RF/IF変換回路301には、たとえば
放送用衛星などの中継局からの電波が入力される。ここ
でRF帯域の電波はIF帯域 (Intermediate Frequenc
y) に周波数変換され、また受信チャネルに依存しない
一定の帯域の信号となり、復調回路302で伝送のため
に施された変調操作が復調される。さらに誤り訂正回路
303で、伝送途中で発生した符合の誤りが検出さらに
は訂正された後、デスクランブル回路304で伝送暗号
の解除を行う。その後、第一および第二のデマルチプレ
クス回路305および307へ送られる。上記したとお
り、特にディジタル放送の場合、一つのチャネルには複
数の情報が、時分割、スペクトラム拡散などの方法で多
重されることが多い。デマルチプレクス回路は、これか
ら所望の情報だけを分離するものである。2つのデマル
チプレクス回路を設ける理由は、いわゆる裏番組記録を
可能にするのみならず、第一のデマルチプレクス回路3
05で、記録に値しない情報を除去するためである。す
なわち、情報の中には天気予報、番組の放送予定などの
付加情報が付されていることが多く、これは放送時点で
見るなら良いが、記録して後日見るには値しないため、
ここで除去することも可能にしている。
【0020】第一のデマルチプレクス回路305の出力
は、第一の記録再生装置4へ与えられ、必要に応じて、
その記録媒体へ記録される。また入出力端子306へも
与えられ、ここに接続される第二の記録再生装置6と信
号の授受を行う。入出力端子306は双方向の端子であ
って、第二の記録再生装置6との間で、記録再生する情
報などをたとえばディジタルデータで授受する。一般に
はIEEE1394規格による接続が多く用いられる。
さきの第二のデマルチプレクス回路307には、デスク
ランブル回路304から送られた情報、第一の記録再生
装置4で再生された情報、あるいは、入出力端子306
からの第二の記録再生装置6で再生された情報が接続さ
れており、そのいずれか視聴したい情報が選択され、さ
らに所望の情報を分離する。次のデコード回路308で
は、伝送前に施された動画像のデータ圧縮がデコードさ
れ、出力端子309,310を介して外部の装置へ送ら
れる。ディジタル放送には、走査線数がたとえば100
0本を越すHD(High Definition)情報と、500本
前後のSD(Standard Definition)情報がある。これ
に応じて、前者をHD出力、後者をSD出力とすれば、
HD対応のディスプレイには出力端子309の情報を、
SD対応のディスプレイ並びに、図1の第三の記録再生
装置7には、出力端子310の情報を供給すると良い。
従って、出力端子310の情報はアナログに変換されて
いる方が良いが、出力端子309の情報はディスプレイ
の入力次第で、ディジタル、アナログのいずれであって
も良い。
【0021】次に点線で示した制御信号に関して述べ
る。制御回路311は、上記した301より305、3
07、308の各構成要素との間で制御信号の授受を行
い、受信装置3の全体が所望の動作を行うように制御す
る。情報管理回路312は、制御回路311が制御を行
う時の管理データを要求に応じて供給する。たとえば、
ここには受信契約の情報が管理されている。ユーザが視
聴したいチャネルを指定した時、この指定は入力端子3
14から入力され、コマンド入力回路313を介して制
御回路311に送られる。制御回路311は情報管理回
路312に、受信契約情報を要求する。ユーザが指定し
たチャネルと契約があると判断した場合、上記した各構
成要素に制御信号を送り、該当チャネルの受信動作を指
示する。また、情報管理回路312には、ユーザによる
タイマ予約情報が管理されている。視聴を予約した時間
になると、制御回路311は上記した各構成要素に制御
信号を送り、受信動作を開始させる。
【0022】また、第一の記録再生装置4が受信装置3
に内蔵されている場合には、入力端子314から入力さ
れたユーザの指示に応じて記録再生の動作を行う。この
ため、コマンド入力回路313の出力が供給されてい
る。この制御信号は、制御回路311から供給されるよ
うにしても良い。
【0023】さらに、応答発生回路315では、コマン
ド入力回路313からの指令により、前記したような番
組のリクエスト、クイズの回答、ショッピングへの参加
など、視聴者からの応答情報を発生させる。これは、た
とえば電話回線を用いて伝送する場合は、通信用のモデ
ム回路316、出力端子317を介して送出され、図2
の入力端子17に向けて伝送される。
【0024】次に図4、図5を用いて、ディジタル記録
再生装置の記録再生動作を述べる。さきに示した第一の
記録再生装置4と第二の記録再生装置6とは、基本的な
回路ブロック構成は同様であって良く、その例をここに
示している。第三の記録再生装置7は、ここではアナロ
グ記録による装置であり、その構成は従来から汎く知ら
れているので、図面を用いた説明は省略する。
【0025】一般用のディジタル記録再生装置は、ディ
ジタル伝送あるいは放送された圧縮ビットストリームを
そのまま記録するものが多い。この場合、受信装置3
と、たとえば第二の記録再生装置6との情報の授受は、
前記したとおりIEEE1394規格などによりディジ
タル方式で行うのが良い。またその記録媒体は、テープ
のみならず、ディジタルビデオディスクなどの取外し可
能なディスク、ハードディスクなどの装置に内蔵された
ディスクなど、様々なものが可能である。前記したよう
に、第一の記録再生装置4はハードディスクを、第二の
記録再生装置6は取外し可能なディスクを媒体とし、用
途に応じて使い分けても良い。
【0026】図4は、ディジタル記録再生装置の回路ブ
ロック図である。特に記録媒体として、ディスクを用い
るものに適している。41は記録回路、4101は記録
する信号の入力端子、4102は半導体メモリなどの記
憶手段、4103は暗号化回路、4104は暗号化キー
の入力端子、4105は記録符号化回路、4106は記
録媒体へ記録する信号の出力端子、4107は媒体検知
回路、4108は制御検出回路、4109は記録制御回
路、4110は制御信号の入出力端子、4111は制御
信号の出力端子である。また、42は再生回路、420
1は再生信号の入力端子、4202は再生復号回路、4
203はブロック再生回路、4204は半導体メモリな
どの記憶手段、4205は誤り訂正回路、4206は暗
号復号回路、4207は暗号を復号するキーの入力端
子、4208は信号出力回路、4209は受信機などへ
再生信号を送る出力端子、4210は制御信号の検出回
路、4211は時計、4212は再生制御回路、421
3は制御信号の入出力端子、4214は制御信号の出力
端子である。
【0027】図5は、記録再生装置の記録媒体の周辺を
示すブロック図である。43は記録再生部、4301は
入力端子、4302は記録増幅器、4303はハードデ
ィスク、ビデオディスク、ビデオテープなどの記録媒体
を搭載した記録媒体ドライブ、4304は再生増幅器、
4305は出力端子、4306は機構制御回路、430
7は入力端子である。
【0028】まず、図4を用いて動作の説明を行う。記
録回路41から述べる。入力端子4101からは、記録
する情報が入力される。これは、図3の第一のマルチプ
レクス回路305から供給されるものである。デスクラ
ンブル回路304で伝送暗号を復号した後の情報である
が、もちろん、これを復号せずに供給される場合も本発
明の範疇にある。
【0029】第二の記録再生装置6の場合は、この情報
はさらに入出力端子306を介して供給され、また、後
に述べる再生回路42で再生した情報の出力端子420
9の出力も、図3の入出力端子306へ与えられる。従
って、第二の記録再生装置6では、4101と4209
とを一つにし入出力端子としても良い。これはIEEE
1394規格で規定するものでも良い。
【0030】入力された情報は、一旦、記憶手段410
2にブロック毎に蓄積される。これには、映像音声など
のディジタル情報のほか、たとえば後述する図6(a)
で示したような様々の制御情報が付されている。放送の
場合、たとえば図2の管理情報付与回路16で付与され
たものである。これは制御検出回路4108に与えら
れ、制御情報が検出される。後で詳しく述べるように、
これを基に記録制御回路4109では、この信号を記録
して良いか否か、記録する際に暗号化するか否かなどを
判断し、その結果を暗号化回路4103と記録符号化回
路4105へ送る。
【0031】一方、記憶手段4102の映像音声などの
情報は、暗号化回路4103において、記録制御回路4
109からの制御信号に従い、必要に応じて暗号化が行
われる。暗号化は、たとえば入力端子4104からの情
報に基づいて行われる。これは、装置の識別番号などの
デバイスキー、ユーザの所持するICカードを装置に装
着して読み取られた個人IDなどのユーザキー、あるい
は記録する情報(コンテンツ)ごとに乱数的に発生させ
たコンテンツキーなどが用いられる。映像音声などのデ
ィジタル情報に付与されたコピー制御情報が、記録を禁
止することを意味する Copy Never、一世代のみ記録を
認可することを意味する Copy One Generation である
場合などは、高いセキュリティを要求されるため、前記
した条件付きの一時記録を行う場合などには第三者に利
用されないよう、暗号化することがある。
【0032】暗号化をプログラム(コンテンツ)単位で
行った場合、同じコンテンツの中で、時間とともにキー
を変え、たとえばセクタ単位でキーを変えても良い。暗
号化された情報は、記録符号化回路4105に与えられ
る。記録符号化回路4105では、コピー制御情報など
に基づく記録制御回路4109からの制御情報により、
記録を行わない場合はここで情報を遮断し、記録を行う
場合は使用する媒体に適した変調を施し出力端子410
6へ出力する。
【0033】記録制御回路4109から記録符号化回路
4105へは、時計4211から出力される記録時の現
在時刻も与えられており、記録が可能な場合には、必要
に応じてこれも同時に記録する。現在時刻は、受信した
情報に含まれている場合はそれを用いてもよいし、ま
た、受信した情報で時計4211を校正するようにして
もよい。
【0034】さらに、出力端子4106の情報信号は、
図5に示した記録再生部43の入力端子4301へ与え
られる。この信号は、レーザ発生素子や磁気ヘッドを駆
動できるよう記録増幅器4302で増幅された後、記録
媒体ドライブ4303で上記したような記録媒体へ記録
される。4306は記録媒体ドライブ4303を駆動す
るモータなどの機構制御回路であって、入力端子430
7からの制御信号で記録媒体を制御する。
【0035】なお、さきに示した図4の記録制御回路4
109の出力は、出力端子4111に与えられている。
必要に応じ、これを図5の入力端子4307へ与え、前
記した一時記録を含め記録を禁止された情報が入力され
た時に、機構制御回路4306へ記録動作を停止するよ
う指示しても良い。また、図4の入出力端子4110で
は、外部の装置との制御信号の入出力を行う。たとえ
ば、制御情報を制御検出回路4108で検出せずに、映
像音声などのデータとは別に外部から与える方法もあ
り、この際に活用される。第二の記録再生装置6の場合
は、IEEE1394規格に従って、入力端子410
1、出力端子4209と共用することもできる。
【0036】次に、記録した情報を再生する時の動作を
説明する。図5の記録媒体ドライブ4303から再生さ
れた情報信号は、再生増幅器4304で後段での信号処
理が可能なレベルまで増幅された後、出力端子4305
へ出力される。入力端子4307には、図4の出力端子
4214からの制御信号が入力され、機構制御回路43
06を制御する。これは再生制御回路4212で生成し
たものである。さきの記録制御回路4109とこの再生
制御回路4212は、実際には同一の半導体デバイス上
にあるのが普通であり、この場合、4111と4214
の出力端子は共通にできる。
【0037】図5の出力端子4305の情報信号は、図
4の再生回路42の入力端子4201へ与えられる。こ
れは再生復号回路4202に供給される。ここでは媒体
に記録再生するために記録側で施した変調が復調され、
波形を等化しクロックでデータを確定する。次にブロッ
ク再生回路4203で同期信号、ID信号などの検出を
行い、これをもとに再生データは記憶手段4204の所
定の位置に一旦格納される。誤り訂正回路4205は、
格納されたデータより演算操作で、記録再生過程で発生
した符合の誤りを検出し正しい値に訂正する。誤り訂正
後のデータは、暗号復号回路4206へ与えられる。こ
れは、記録時にさきの暗号化回路4103で行われた記
録暗号化を復号するためのものである。ここで、入力端
子4207からの装置のデバイスキー、個人IDなどユ
ーザキー、あるいはコンテンツキーなどによって復号が
行われる。これが所定のものでなければ、正常な暗号の
復号は行われず視聴することはできない。従って、記録
した装置ないしユーザが視聴することは可能であるが、
記録した媒体を他の装置ないしユーザが再生し、視聴す
ることは極めて困難となる。
【0038】一方、さきの誤り訂正を施されたデータよ
り、制御信号の検出回路4210で、たとえばコピー制
御情報、記録時の時刻などが検出される。次に再生制御
回路4212では、検出されたこれらの情報のほか、時
計4211からの現在時刻などをもとに、再生出力の可
否を判断し、信号出力回路4208の出力を制御する。
あるいは、暗号復号回路4206を動作ないし停止させ
る。たとえば、再生し視聴する期間に時間制限があり、
これが過ぎている場合などは、信号出力回路4208か
ら少なくも正常に視聴できる情報は出力しないようにす
る。必要に応じて、出力端子4214から図5の入力端
子4307へ制御情報を送り、記録媒体ドライブ430
3自体の再生動作を停止しても良い。
【0039】再生した情報を出力することを認められた
時は、この情報は出力端子4209へ与えられ、図1の
受信装置3を介して、ディスプレイ5へ供給される。図
2のエンコード回路12で施されたMPEGなどによる
データ量の圧縮操作は、受信装置3のデコード回路30
8で元に戻される。このため、ユーザは情報内容を視聴
することができる。デコード回路308は、ディスプレ
イ5に内蔵されることもある。
【0040】時計4211は、当然ながらある程度の正
確さが要求される。ユーザの悪意で容易に変えられるも
のでは目的を果たさない。放送局などからの時間情報で
制御のかかるものであることが望ましい。故意に時刻を
変えた場合、以後は装置が動作しないようにしても良
い。
【0041】入出力端子4213は、外部の装置と制御
情報の授受を行うものである。たとえば再生した情報
を、さらに外部の記録装置へ記録する場合などに活用さ
れる。入出力端子4110と4213とは共通化でき
る。また、第二の記録再生装置6においては、たとえば
IEEE1394規格に従い、入力端子4101、出力
端子4209の情報も含め一系統で授受し、あるいは赤
外線などを用いて無線で授受することができる。
【0042】再生制御回路4212から記録符号化回路
4105へ与えられる制御信号は、たとえば再生時の情
報の消去を指示するものである。後に述べるように、視
聴する制限時間を過ぎた情報を消去し、また、一度再生
した情報を制限時間に関らず消去する場合に活用する。
再生した情報を他の記録媒体へ移動する時は、再生後に
消去する必要があり、この時にも活用する。記録媒体が
ディスクである場合など、この制御信号に従い、記録符
号化回路4105は情報として意味のない信号を発生
し、媒体上に記録することで情報を消去する。あるい
は、暗号化キーなどの暗号化情報を消去する。この場
合、記録媒体は消去可能なものでなければならない。媒
体検知回路4107はこのために設けられている。第二
の記録再生装置6などのように、記録媒体が取外し可能
である装置に有効である。いずれ消去することを条件に
記録を認めた情報を記録する場合、CD−Rなど情報の
消去が不可能な媒体が取付けられていれば、記録を行わ
ないようにしている。また、消去が不可能な媒体から情
報を移動しようとした際に、再生動作を停止するように
している。これらは、媒体検知回路4107から記録符
号化回路4105、再生制御回路4212へ制御信号を
送ることで実現される。以上が、図4と図5の基本的な
動作説明である。
【0043】次に図6は、本実施形態における制御情報
信号の一構成例を示すブロック図である。このうち図6
(a)は、受信装置3で受信され、第一の記録再生装置
4ないし第二の記録再生装置6へ入力され、記録側の制
御検出回路4108で検出される制御情報を示す。図6
(b)は、記録符号化回路4105において、図6
(a)の制御情報を基に必要に応じて書替えられ、ある
いは内容を追加して記録媒体へ記録され、また再生され
た際には、再生側の制御検出回路4210で検出される
制御情報を示す。パッケージソフトなどには図6(b)
の制御情報が、予め記録されている。図6(b)のうち
で、図6(a)の中の情報を基としたものには、同じ番
号を付して対応させている。図6(b)の情報は、たと
えばテープ媒体の場合、一つの記録トラックに一個記録
されれば充分であるが、当然ながら映像音声などの情報
データとは決まった関係で記録され、再生時容易に分離
できるようになされる。
【0044】図6の内容を、必要に応じて図4の回路ブ
ロック図と対比して述べながら、本発明の実施例におけ
る動作説明をする。図6(b)において、プログラム番
号100は、その媒体で何番目のプログラムであるかを
示す。
【0045】セクタ情報101は、媒体へ記録するに際
し、プログラムを所定の単位で分割したセクタの番号で
ある。分割は、固定の単位、たとえば2kバイト単位に
分割してもよいし、情報の一定単位、たとえば、エンコ
ードする時の分割の単位でもよい。また、番号はプログ
ラム内で付けてもよいし、記録媒体全体での通し番号で
もよい。後述する記録時刻107b等の情報は、このセ
クタ単位で付加される。
【0046】時間情報102は、その記録部分がそのプ
ログラム開始後、どれだけ経ているかを示す。以上は情
報を記録媒体へ記録するに際して、追加されたものであ
る。
【0047】番組コード103bは、そのプログラムが
放送された番組である場合に、どの番組であるかを示
す。たとえば放送ないし制作された日、放送局コード、
整理番号で構成するなどして、放送後にこのコードを参
照すれば、その番組を特定できるようにする。これは図
6(a)の103aで示したとおり、伝送する段階から
付されていた場合には、これをそのまま記録しても良
い。
【0048】次に、図6(a)におけるコピー制御10
4aは、その情報を媒体に記録して良いか否かを示す。
Copy Never(コピー禁止)、Copy One Generation(一
世代のみコピー認可)、Copy Free(コピー認可)のう
ちいずれかを、情報の作成者など著作権者が選択して決
めるものである。放送では、さきの図2の管理情報付与
回路16で与えられることが多い。図6(b)における
コピー制御104bは、この104aの情報を基に記録
に際し必要に応じて、図4の記録符号化回路4105で
これを書替えたものである。104aが Copy Free を
示す場合は、そのまま記録して良い。Copy One Generat
ion を示す場合は、原則として Copy Nomore (Copy On
e Generationで一回コピーされたもので、これ以上はコ
ピー禁止)と書替えて記録する。なお、一時記録が許さ
れていれば、Copy One Generation のままか、もしくは
Copy No More と書替えるか、いずれかで一時記録され
る。104aが Copy Never を示す場合は、原則として
は記録できないが、一時記録が許されていれば Copy ne
ver のままで記録する。情報ソフトが記録媒体で与えら
れる場合は、その権利者が作成時に記録する。すなわ
ち、Copy Never,Copy One Generation,Copy No Mor
e,Copy Freeといった計4つの状態があるので、2ビッ
トの情報で伝送できる。Copy Never は(1,1)、Cop
y One Generation は(1,0)、Copy No More は
(0,1)、Copy free は(0,0)などとする。
【0049】APS105aは、アナログ記録装置への
コピー制御情報(APS; Analogue Protection Syste
m;アナログコピー制御信号に相当する)である。これ
は、たとえば特開昭61−288582号公報に記され
ているような、アナログ映像信号への擬似シンクパルス
の追加等により、アナログ記録装置へのコピーの可否を
制御する。本発明とは直接は関係しないが、第三の記録
再生装置7の動作に関連したものである。これをそのま
まAPS105bとして記録しても良い。
【0050】Pause106aは、コピー制御情報1
04aが Copy Never を示すときに、前記した一時記録
をして良いか否かを示す。一時記録とは、放送をある時
間だけ休止したに等しい働きをするため、Pause機
能とよばれる。たとえば、一時記録を認めるならば
“0”、禁止するなら“1”などとすれば1ビットで伝
送できる。これにより、一時記録の可否を著作権者側で
管理できるようになる。
【0051】一時記録を認める“0”である時は、これ
を“1”と、図4の記録符号化回路4105などで書替
えて、Pause106bとして記録すると良い。制限
時間内に、他の装置へ繰返して一時記録される問題が解
消できる。
【0052】時刻107aは、たとえば、図2の管理情
報付与回路16で与えられた放送時の現在時刻である。
これをそのまま記録時刻107bとして記録しても良
く、また図4の時計4211を校正して、これを記録し
ても良い。この記録は、たとえばセクタ単位で行われ
る。
【0053】放送方式108aは、HD情報(HD;Hi
gh Definition;高精細)、SD情報(SD;Standard
Definition;標準精細)など、その情報が用いている放
送方式を示す。これをそのまま108bとして記録して
も良い。
【0054】制限時間109aは、データの双方向性を
生かしたクイズ、勝敗予想、ショッピングなどに関す
る、視聴者からの回答の制限時間である。絶対時間で
も、時刻107aを起点とした相対時間でも良い。これ
をそのまま109bとして記録しても良い。
【0055】本発明を実施する上で、図6のなかで番組
コード103a,103b、コピー制御104a,10
4b、Pause106a,106b、時刻107a,
107b、制限時間109a,109bのうちのいくつ
かが、特に重要な要素となる。
【0056】以上は必要に応じ映像のフレーム毎、或い
は決まった量のデータ毎など比較的細かい時間間隔で記
録される。図6で示した制御情報信号の構成は一例であ
り、構成、媒体上での記録位置、頻度など様々なものが
適用可能である。また本発明において、その内容は全て
が必須ではなく、いくつかが省略されていても良い。順
番がこれに限定されないことは勿論である。
【0057】次に、本発明が目的とする、特に一時記録
をした情報をタイムシフト視聴した際の、期限切れ回答
を発生させない方法について説明する。ひとつの方法
は、クイズ番組、スポーツの勝敗予想など、視聴者から
の回答を前提とする番組は、Copy Never すなわち記録
禁止とし、タイムシフト視聴用の一時記録も禁止するこ
とである。このためには、図6のコピー制御104aを
Copy Never とし、Pause106aを一時記録禁止
(前記の例では“1”)として、情報提供局1から送出
すれば良い。タイムシフト視聴をなくせば、期限切れ回
答が大幅に低減することは明らかであり、これら番組の
進行はスムーズに行われる。
【0058】これは同じ番組のなかに、複数のたとえば
クイズがあり、回答をその都度受信装置内のメモリに蓄
積し、全部のクイズが終了した後に、まとめて送信する
場合に特に有効である。最初のクイズの回答がわからな
い場合に、別途に調べた後、一時記録した情報を再生し
て回答するなど、不正な回答を防止できる効果もある。
また、ディジタル放送ではアナウンサの映像と、クイズ
などのテロップが別なパケットで伝送されることが多
い。視聴者はテロップを表示したり、消したりすること
ができるが、記録装置にはクイズなどのテロップのみ
が、記録されないようにしても良い。
【0059】別の方法として、一時記録を認めたうえ
で、期限切れ回答を防止する方法もある。たとえば、図
6(a)のコピー制御104aを Copy Never、Pau
se106aを一時記録認可(前記の例では“0”)と
し、時刻107aと制限時間109aを付して、情報提
供局1から送出する。一時記録し、タイムシフトして視
聴した際は、図4の制御検出回路4210で、記録時刻
107bと制限時間109bを検出し、これと時計42
11の示す現在時刻を再生制御回路4212で比較し、
回答期限を過ぎていないかを判断する。その結果を入出
力端子4213から、図3の応答発生回路315へ送
る。応答発生回路315では、回答期限を過ぎていれ
ば、コマンド入力回路313の指示に関らず、応答を発
生しない。過ぎていなければ、コマンド入力回路313
の指示に応じた視聴者の応答(回答)を発生して、モデ
ム回路316と出力端子317を介して情報提供局1へ
送る。
【0060】また、図6(a)の制限時間109aを情
報提供局1から送ることなく、回答の制限時間が切れて
いる場合に、該当する番組コードと回答終了フラグを情
報提供局1から送り、受信装置の情報管理回路312に
与える方法もある。一時記録し、タイムシフト視聴した
情報から、図4の制御検出回路4210で検出した番組
コード103bを、再生制御回路4212、入出力端子
4213を介して、図3の制御回路311へ送り、ここ
でこの番組の回答終了フラグが既に来ているかを判断す
る。応答発生回路315では、回答終了フラグが来てい
れば応答を発生せず、来ていなければ、コマンド入力回
路313の指示に応じた視聴者の応答(回答)を発生す
る。番組の放送が終了した後、回答終了フラグが出るま
での間が長い場合は、受信装置の電源が既に切られるな
どして、受信されないこともありうる。従って放送後、
回答終了までの時間の短い場合に特に有効である。
【0061】なお、いずれの場合でも番組コード103
aを付加して情報提供局1から送り、視聴者が回答する
時に、これも送り返すようにすれば、複数番組の回答が
混同することなく、正しく集計される。
【0062】以上のようにすれば、タイムシフト視聴を
認めたうえで、制限時間内の回答を認めることができ
る。視聴者に番組参加の機会を広げたうえで、期限切れ
回答が大幅に低減し、これら番組の進行がスムーズに行
われる効果がある。
【0063】さらに別な方法として、記録媒体を再生し
て回答することを禁止する、ないし不可能にする方法も
ある。受信装置で再生しての回答が送信されないよう
に、図3の制御回路311で応答発生回路315を制御
すると良い。また、図6(b)にさらに、回答の制限時
間内であっても、再生しての回答を禁止する制御ビット
を加えることも有効である。再生時、図4の制御検出回
路4210でこれが検出されれば、再生制御回路421
2は入出力端子4213を介して、図3の応答発生回路
315を制御し、回答が送信されないようにする。
【0064】双方向伝送を行うディジタル放送では、画
面の一部に送信ボタンを表示し、これに触れるか、クリ
ックするかにより回答の送信を開始するものがある。こ
の場合、情報を再生している時は送信ボタンを表示しな
いように、受信装置ないし再生装置の動作を設定し、ま
た再生時に上記した再生しての回答を禁止する制御ビッ
トを検出した時に、送信ボタンを表示しないようにする
方法がある。
【0065】受信装置で時刻107aないし記録時刻1
07bの情報を検出し、これが現在の時刻と異なる時
に、回答を送信されないようにし、あるいは送信ボタン
が表示されないようにしても同様の効果がある。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれは、クイ
ズ、勝敗予想、ショッピングなどの放送に視聴者が参加
した番組において、回答期限の過ぎた無効回答を低減す
ることができる。このため、放送局側では期限切れ回答
の無駄な処理に手間をかけることがなくなり、番組をス
ムーズに進行させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するディジタル情報送受信記録シ
ステム全体の一実施形態を示すブロック図。
【図2】図1における放送局などの情報提供局1の構成
例を示すブロック図。
【図3】図1における受信装置3の構成例を示すブロッ
ク図。
【図4】図1における記録再生装置の構成例を示すブロ
ック図。
【図5】図1における記録再生装置の記録媒体周辺の一
例を示すブロック図。
【図6】本発明における制御情報信号の構成の一例を示
すブロック図。(a)は情報提供局より送られるもの、
(b)は記録媒体へ記録するものを示す。
【符号の説明】
1・・・・・・放送局などの情報提供局 16・・・・・管理情報付与回路 103a、103b・・・番組コード 104a、104b・・・コピー制御 106a、106b・・・Pause 107a、107b・・・時刻 109a、109b・・・制限時間 2・・・・・・中継局 3・・・・・・受信装置 311・・・・制御回路 312・・・・情報管理回路 313・・・・コマンド入力回路 315・・・・応答発生回路 316・・・・モデム回路 4・・・・・・第一の記録再生装置 41・・・・・記録回路 4108・・・制御検出回路 4109・・・記録制御回路 42・・・・・再生回路 4210・・・制御検出回路 4211・・・時計 4212・・・再生制御回路 43・・・・・記録再生部 5・・・・・・ディスプレイ 6・・・・・・第二の記録再生装置 7・・・・・・第三の記録再生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾鷲 仁朗 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所デジタルメディアグル ープ内 (72)発明者 吉岡 厚 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 勝又 賢治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 5C053 FA13 FA15 FA20 FA21 FA23 FA25 FA27 FA29 FA30 KA01 KA20 KA24 LA11 LA15 5C064 BA01 BA07 BB07 BB10 BC06 BC10 BC18 BC20 BC25 BD02 BD08 BD09 CA01 CA14 CC01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報提供者から提供された映像情報または
    音声情報を含むディジタル情報を受信するとともに、上
    記提供者に向け該受信した情報に対する回答可能なディ
    ジタル情報受信装置において、 上記ディジタル情報を受信するための受信回路と、 上記情報提供者に向け回答を送信するための送信回路、
    または外部に送信装置を接続して送信可能とするための
    出力部と、 上記ディジタル情報を記録媒体に記録再生する記録再生
    部、または外部に記録再生装置を接続して記録再生可能
    とするための入出力部と、 上記記録再生部または記録再生装置の記録再生を制御す
    る記録再生制御回路とを有し、 上記提供されたディジタル情報に関し受信者が上記送信
    回路または送信装置にて回答することを求められている
    場合は、上記ディジタル情報を上記記録再生部または記
    録再生装置にて記録することを禁止する構成としたこと
    を特徴とするディジタル情報受信装置。
  2. 【請求項2】前記記録再生部または記録再生装置への記
    録を禁止する情報は、受信者が回答する上で必要とする
    テロップ情報であることを特徴とする請求項1に記載の
    ディジタル情報受信装置。
  3. 【請求項3】情報提供者から提供された映像情報または
    音声情報を含むディジタル情報を受信するとともに、上
    記提供者に向け該受信した情報に対して回答可能なディ
    ジタル情報受信装置において、 上記ディジタル情報を受信するための受信回路と、 上記情報提供者に向け回答を送信するための送信回路、
    または外部に送信装置を接続して送信可能とするための
    出力部と、 上記送信回路または送信装置を制御する送信制御回路
    と、 上記ディジタル情報を記録媒体に記録再生する記録再生
    部、または外部に記録再生装置を接続して記録再生可能
    とするための入出力部とを有し、 上記提供されたディジタル情報に関し受信者が上記送信
    回路又は送信装置にて制限時間以内に回答することを求
    められている場合は、 上記送信制御回路は、上記記録再生部または記録再生装
    置にて再生された情報が上記制限時間を過ぎた後は、上
    記送信回路又は送信装置にて回答することを禁止する構
    成としたことを特徴とするディジタル情報受信装置。
  4. 【請求項4】情報提供者から提供された映像情報または
    音声情報を含むディジタル情報を受信するとともに、上
    記提供者に向け該受信した情報に対して回答可能なディ
    ジタル情報受信装置において、 上記ディジタル情報を受信するための受信回路と、 上記情報提供者に向け回答を送信するための送信回路、
    または外部に送信装置を接続して送信可能とするための
    出力部と、 上記送信回路又は送信装置を制御する送信制御回路と、 上記ディジタル情報を記録媒体に記録再生する記録再生
    部、または外部に記録再生装置を接続して記録再生可能
    とするための入出力部とを有し、 上記提供されたディジタル情報に関し受信者が上記送信
    回路又は送信装置にて回答することを求められており、
    かつ上記提供者からその回答期限が切れていることを示
    す回答終了フラグを受信している場合には、 上記送信制御回路は、上記記録再生部または記録再生装
    置にて再生された情報に関して上記送信回路又は送信装
    置にて回答することを禁止する構成としたことを特徴と
    するディジタル情報受信装置。
  5. 【請求項5】情報提供者から提供された映像情報または
    音声情報を含むディジタル情報を受信するとともに、上
    記提供者に向け該受信した情報に対して回答可能なディ
    ジタル情報受信装置において、 上記ディジタル情報を受信するための受信回路と、 上記情報提供者に向け回答を送信するための送信回路、
    または外部に送信装置を接続して送信可能とするための
    出力部と、 上記送信回路又は送信装置を制御する送信制御回路と、 上記ディジタル情報を記録媒体に記録再生する記録再生
    部、または外部に記録再生装置を接続して記録再生可能
    とするための入出力部とを有し、 上記提供されたディジタル情報に関し受信者が上記送信
    回路又は送信装置にて回答することを求められており、
    かつ上記情報に関して記録再生した後の回答が禁止され
    ている場合には、 上記送信制御回路は、上記記録再生部または記録再生装
    置にて再生された情報に関して上記送信回路又は送信装
    置にて回答することを禁止する構成としたことを特徴と
    するディジタル情報受信装置。
  6. 【請求項6】請求項3ないし5のいずれか1項に記載の
    ディジタル情報受信装置において、 前記送信回路又は送信装置は回答を送信するための送信
    キーを表示する機能を有し、 前記送信制御回路は、前記送信回路又は送信装置にて回
    答することを禁止する場合は、上記送信キーの表示を停
    止することを特徴とするディジタル情報受信装置。
  7. 【請求項7】視聴者に対し映像情報または音声情報を含
    むディジタル情報を送信するとともに、上記情報に関し
    て上記視聴者からの回答を受信可能なディジタル情報送
    信装置において、 上記ディジタル情報を送信するための送信回路と、 上記視聴者から回答を受信するための受信回路と、 上記送信するディジタル情報に制御情報を付加するため
    の制御情報付加回路とを有し、 上記制御情報付加回路は、制御情報として上記視聴者が
    回答を送信する制限時間を示す情報を付加することを特
    徴とするディジタル情報送信装置。
  8. 【請求項8】視聴者に対し映像情報または音声情報を含
    むディジタル情報を送信するとともに、上記情報に関し
    て上記視聴者からの回答を受信可能なディジタル情報送
    信装置において、 上記ディジタル情報を送信するための送信回路と、 上記視聴者から回答を受信するための受信回路と、 上記送信するディジタル情報に制御情報を付加するため
    の制御情報付加回路とを有し、 上記制御情報付加回路は、制御情報として番組を識別す
    るための番組コードを付加し、上記送信回路は、視聴者
    の回答期限が切れている場合には回答期限が切れている
    ことを示す回答終了フラグを送信することを特徴とする
    ディジタル情報送信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007169361A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Asahi Kasei Chemicals Corp 2液型ポリウレタン被覆組成物用硬化剤
JP2008252358A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Kyocera Corp 放送受信装置

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