JP2003032551A - 固体撮像素子およびその駆動方法、並びにカメラシステム - Google Patents

固体撮像素子およびその駆動方法、並びにカメラシステム

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JP2003032551A JP2001210268A JP2001210268A JP2003032551A JP 2003032551 A JP2003032551 A JP 2003032551A JP 2001210268 A JP2001210268 A JP 2001210268A JP 2001210268 A JP2001210268 A JP 2001210268A JP 2003032551 A JP2003032551 A JP 2003032551A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 50[Hz]の交流電源地域では、1/10
0[sec]よりも速い高速で電子シャッターを切る
と、シャッタースピードが蛍光灯照明の周期よりも短く
なるため、フリッカー軽減の効果が得られない。 【解決手段】 行単位で露光が行われるフォーカルプレ
ーンシャッタータイプのCMOSイメージセンサにおい
て、画素部21の各画素11における露光時間をシャッ
ター走査回路32によって2回に分けて設定するように
し、各画素11から2回の露光時間に基づく信号を、垂
直走査回路30,31の制御の下にフリッカー周期の半
分の期間だけずれたタイミングで別々に垂直信号線2
5,26を通して読み出すとともに、その2系統の信号
を遅延回路42で同時化し、加算器43で足し合わせて
1つの画素信号として導出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子およ
びその駆動方法、並びにカメラシステムに関し、特に画
素部からX-Yアドレス指定によって画素信号を順次読
み出すX‐Yアドレス型の固体撮像素子およびその駆動
方法、並びに当該固体撮像素子を撮像デバイスとして用
いたカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子は、CCDイメージセンサ
に代表される電荷転送型固体撮像素子と、CMOSイメ
ージセンサに代表されるX‐Yアドレス型固体撮像素子
とに大別される。これら2タイプの固体撮像素子には、
次の点で動作上大きな違いがある。すなわち、電荷転送
型固体撮像素子では、全画素について同一時刻に信号電
荷の蓄積が開始され、各画素から一斉に信号電荷が読み
出されるため信号電荷の蓄積時間(露光時間)が全画素
同じである。これに対して、X‐Yアドレス型固体撮像
素子では、ライン(行)ごとあるいは画素ごとに信号電
荷の蓄積が開始され、その蓄積された信号電荷に基づく
信号がアドレス指定によって各画素から順に読み出され
るため信号電荷の蓄積時間が画素ごとに異なる。
【0003】ところで、交流電源の周波数は地域によっ
て異なっている。国内では、東日本が50[Hz]、西
日本が60[Hz]である。この交流電源を用いた蛍光
灯の照明では電源周波数の倍の周波数でサイン波の点滅
を繰り返している。この蛍光灯照明下における固体撮像
素子による撮像を考えると、画素又は行単位で露光が行
われるいわゆるフォーカルプレーンシャッタータイプの
X‐Yアドレス型固体撮像素子の場合には蓄積時間が画
素又は行ごとに異なるため、高速の電子シャッターを切
ると画面上に明るい横縞と暗い横縞とが行単位で交互に
現れる、いわゆるフリッカーと呼ばれる現象が発生する
ことが知られている。
【0004】一例として、50[Hz]の交流電源での
駆動による蛍光灯照明下において、30[フレーム/s
ec]のレートで撮像を行う場合を考える。その際の特
定画素に注目すると、蛍光灯照明下での明るさ(強度)
の変化波形を示す図6において、周期が約33.3(=
1/30)[μsec]の◆印のタイミングで画素の信
号読み出しが行われる。
【0005】高速の電子シャッターが切られる際には、
画素の信号がほぼこの読み出し時の強度に比例した出力
値となるため、明るい横縞と暗い横縞との間に数倍以上
の明るさの差が生じ、これがフリッカーとなって現れ
る。従来は、このフリッカーを軽減するために、電子シ
ャッターとして、蛍光灯の駆動周波数をAとした場合、
n/2A(n=1,2,3,4,…)のシャッタースピ
ードを設定し、各画素の信号電荷の蓄積時間をフリッカ
ー周期(=1/2A)のn倍に一致させるようにしてい
た。
【0006】例えば、n=1に設定した場合には、シャ
ッタースピードが1/100[sec]となり、電源周
波数の倍の周波数でサイン波の点滅の繰り返しとなる蛍
光灯の照明周期(=1/100[sec])と一致す
る。すなわち、特定画素に注目すると、図6の波形図に
おいて、周期が10[msec]のタイミングで画素の
信号読み出しが行われる。したがって、信号読み出し時
の信号強度が各画素で等しくなるため、フリッカーの発
生を抑えることができるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、駆動周波数Aが50[Hz]の蛍光灯照明下で撮像
する場合において、1/100[sec]よりも速いシ
ャッタースピードを設定すると、シャッタースピードが
蛍光灯照明の周期よりも短くなるため、図6に実線で示
す波形の一山の異なるタイミングで画素の信号読み出し
が行われる。したがって、明るい横縞と暗い横縞との間
に数倍以上の明るさの差が生じることになるため、50
[Hz]の交流電源地域では1/100[sec]より
も速い高速で電子シャッターを切る場合にフリッカー軽
減の効果が得られないという課題があった。
【0008】因みに、交流電源周波数が60[Hz]の
地域において、30[フレーム/sec]のレートで撮
像を行う場合には、交流電源周波数が固体撮像素子のフ
レームレートに対して整数倍の関係にあるため、原理的
に、フリッカーの問題は発生しない。ただし、交流電源
周波数が60[Hz]の地域であっても、交流電源周波
数が固体撮像素子のフレームレートに対して整数倍の関
係に無い場合にはこの限りでない。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、蛍光灯照明下の撮像
の場合において、高速の電子シャッターを切る際に発生
するフリッカーを大幅に軽減可能とした固体撮像素子お
よびその駆動方法、並びにカメラシステムを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、単位画素が行列状に配置されてなる画
素部を有し、この画素部からアドレス指定によって画素
信号を順次読み出す固体撮像素子において、画素部の各
画素における露光時間を少なくとも2回に分けて設定す
る。そして、画素部の各画素からその少なくとも2回の
露光時間に基づく信号を、照明のフリッカー周期の半分
もしくはその近傍の設定期間だけずれたタイミングで別
々に読み出するとともに、これら信号を同時化して足し
合わせるようにする。
【0011】上記の構成の固体撮像素子またはこれを撮
像デバイスとして用いたカメラシステムにおいて、1つ
の画素について、異なるタイミングで読み出された少な
くとも2つの信号を同時化して足し合わせることで、そ
の画素信号は少なくとも2つの信号の平均値をとる形と
なる。これにより、1つの画素について1回ずつ信号を
読み出した場合にはその読み出しタイミング間で出力値
が数倍以上の強度のばらつきを持つのに対して、そのば
らつきを数十%程度に抑えることができる。したがっ
て、蛍光灯照明下での高速電子シャッター時の特有の現
象として画面上に交互に現れる明るい横縞と暗い横縞と
の間の明るさの差を小さく抑えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、X‐Yアドレス型固体撮像素子である例えばCMO
Sイメージセンサに適用した場合を例に採って図面を参
照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態に係るCMO
Sイメージセンサを示す概略構成図である。図1におい
て、破線で囲まれた領域が単位画素11を表している。
この単位画素11は、光電変換素子であるフォトダイオ
ード(PD)12に対して、読み出しトランジスタ1
3、読み出し選択トランジスタ14、増幅トランジスタ
15、リセットトランジスタ16および出力選択トラン
ジスタ17の5つのNchMOSトランジスタを有する
構成となっている。そして、この単位画素11が行列状
に配置されて画素部21を構成している。
【0014】なお、ここでは、図面の簡略化のために、
画素部21が2列(m−1列目,m列目)2行(n行
目,n+1行目)の画素構成の場合を例にとって示して
いる。この画素部21には、水平信号線22n+1,2
2nおよび読み出し線23n+1,23nが行単位で配
線されている。さらに、水平選択線24m−1,24m
が列単位で配線されている。
【0015】ここで、m列n+1行目の単位画素11を
例に採ってその具体的な構成について説明する。単位画
素11において、フォトダイオード12は、光電変換と
電荷蓄積の各機能を兼ね備えている。すなわち、入射光
をその光量に応じた電荷量の信号電荷(本例では、電
子)に光電変換し、かつその信号電荷を蓄積する機能を
持っている。このフォトダイオード12は、埋め込みダ
イオードのセンサ構造、例えばnpダイオードの基板表
面側にp+ 層からなる正孔蓄積層を付加した構造となっ
ている。
【0016】フォトダイオード12のカソードには読み
出しトランジスタ13のソースが接続されている。読み
出しトランジスタ13は、ドレインが蓄積部である浮遊
拡散領域FDに接続され、ゲートが読み出し選択トラン
ジスタ14のソース/ドレインに接続されている。読み
出し選択トランジスタ14は、ドレイン/ソースが読み
出し線23n+1に接続され、ゲートが水平選択線24
mに接続されている。増幅トランジスタ15は、ゲート
が浮遊拡散領域FDに接続され、ドレインが電源VDD
に接続されている。
【0017】リセットトランジスタ16は、ソースが浮
遊拡散領域FDに、ドレインが電源VDDにそれぞれ接
続され、ゲートが隣接するm−1列目の水平信号線24
m−1に接続されている。このリセットトランジスタ1
6は、浮遊拡散領域FDの電位を電源電圧VDDにリセ
ットするためにデプレッション型となっている。出力選
択トランジスタ17は、ドレインが増幅トランジスタ1
5のソースに、ソースが水平信号線22n+1にそれぞ
れ接続され、ゲートが水平選択線24mに接続されてい
る。
【0018】また、複数行分、本例では2行分の水平信
号線22n,22n+1に対して、これらと直交する方
向に第1,第2垂直信号線25,26が、画素部21外
の領域において配線されている。そして、水平信号線2
2n,22n+1の各々と第1,第2垂直信号線25,
26との間には、垂直選択トランジスタ27n,27n
+1,28n,28n+1がそれぞれ接続されている。
これら垂直選択トランジスタ27n,27n+1,28
n,28n+1も、NchMOSトランジスタからなっ
ている。
【0019】画素部21の周辺部には、列選択のための
水平走査回路29が水平駆動系として、行選択のための
第1,第2垂直走査回路30,31および電子シャッタ
ーのためのシャッター走査回路32が垂直駆動系として
それぞれ設けられている。これらの走査回路29,3
0,31,32は例えばシフトレジスタによって構成さ
れ、タイミングジェネレータ(TG)33から与えられ
る駆動パルス(タイミングパルス)に応答してシフト動
作(走査)を開始するようになっている。
【0020】水平走査回路29からは、水平走査(選
択)パルスφHm−1,φHmが順次出力される。これ
ら水平走査パルスφHm−1,φHmは、水平選択線2
4m−1,24mを通して列単位で単位画素11の読み
出し選択トランジスタ14、リセットトランジスタ16
および出力選択トランジスタ17の各ゲートに与えられ
る。第1垂直走査回路30からは第1垂直走査パルスφ
V1n,φV1n+1が順次出力され、第2垂直走査回
路31からは第2垂直走査パルスφV2n,φV2n+
1が順次出力され、シャッター走査回路32からはシャ
ッターパルスφSn,φSn+1が順次出力される。
【0021】第1垂直走査パルスφV1n,φV1n+
1は、行ごとに3入力のORゲート34n,34n+1
にその第1の入力として与えられるとともに、垂直選択
線35n,35n+1を通して垂直選択トランジスタ2
7n,27n+1のゲートに与えられる。第2垂直走査
パルスφV1n,φV2n+1は、行ごとにORゲート
34n,34n+1にその第2の入力として与えられる
とともに、垂直選択線36n,36n+1を通して垂直
選択トランジスタ28n,28n+1のゲートに与えら
れる。シャッターパルスφSn,φSn+1は、行ごと
にORゲート34n,34n+1にその第3の入力とし
て与えられる。
【0022】ORゲート34n,34n+1の各出力
は、2入力のANDゲート37n,37n+1に各一方
の入力として与えられる。ANDゲート37n,37n
+1の各他方の入力としては、タイミングジェネレータ
33から出力される読み出しパルスφPRDが与えられ
る。ANDゲート37n,37n+1の各出力は、読み
出し線23n,23n+1を通して各画素における読み
出し選択トランジスタ14のドレインに与えられる。
【0023】第1,第2垂直信号線25,26の出力端
側には、信号電流を信号電圧に変換するI(電流)‐V
(電圧)変換回路38,39と、差分回路としての例え
ば相関二重サンプリング回路(以下、CDS(Correlate
d Double Sampling)回路と称す)40,41とが設けら
れている。I‐V変換回路38,39は、垂直信号線2
5,26を通して信号電流として供給される画素信号を
信号電圧に変換してCDS回路40,41に供給する。
【0024】CDS回路40,41は、タイミングジェ
ネレータ33から与えられるサンプリングパルスに基づ
いて、画素リセット直後のノイズレベルと信号レベルと
の差分をとる処理を行う。ここで、垂直信号線25を通
して読み出される信号と垂直信号線26を通して読み出
される信号とは、後述するように、同一の画素から例え
ば2回に分けて読み出される画素信号である。したがっ
て、両信号の間には一定の時間差が存在する。具体的に
は、垂直信号線25を通して読み出される信号は、垂直
信号線26を通して読み出される信号に対して一定時間
だけ遅れて出力される。
【0025】この時間差を補償し、垂直信号線25を通
して読み出される信号と垂直信号線26を通して読み出
される信号とを同時化するために、例えばCDS回路4
1の後段にその出力信号を上記一定時間だけ遅延させる
遅延回路42が設けられている。この遅延回路42とし
ては、フレームメモリあるいはディレイライン等の周知
の回路が用いることができる。CDS回路40の出力信
号と遅延回路42を経たCDS回路41の出力信号とは
加算器43で加算されて、一つの画素の信号として順次
出力される。
【0026】なお、加算器43の後段には、必要に応じ
てAGC(Automatic Gain Control)回路やADC(Analo
g Digital Converter)回路等の各種の信号処理回路を設
けることも可能である。
【0027】ここで、本CMOSイメージセンサを用い
る地域における交流電源の周波数をA[Hz]とする
と、第1,第2垂直走査回路30,31は、第1垂直走
査パルスφV1nと第2垂直走査パルスφV2nとの間
に、好ましくは1/4A[sec]の間隔を持たせてこ
れら2系統の垂直走査パルスφV1n,φV2nを順次
出力する構成となっている。一方、シャッター走査回路
32は、2系統の垂直走査パルスφV1n,φV2nの
前に同じ蓄積時間となるようにシャッターパルスφSn
を2個出力する構成となっている。すなわち、垂直走査
パルスφV1n,φV2nの各々と2個のシャッターパ
ルスφSnの各々との間隔が等しくなるように設定され
ている。これらのタイミング関係は、タイミングジェネ
レータ33から与えられる各種のタイミングパルスに基
づいて設定されることになる。
【0028】次に、上記構成の本発明の一実施形態に係
るCMOSイメージセンサの動作について、n行目の特
定画素に注目して図2のタイミングチャートを用いて説
明する。なお、図2のタイミングチャートは、垂直走査
の際におけるシャッターパルスφSnおよび2系統の垂
直走査パルスφV1n,φV2nのタイミング関係を示
している。
【0029】先ず、第1垂直走査回路30から出力され
る第1垂直走査パルスφV1nによってn行目の画素が
選択され、このn行目の画素から信号が読み出された時
刻t1からn行目の画素における信号電荷(本例では、
電子)の蓄積が開始される。n行目の画素では、時間の
経過に比例して信号電荷が蓄積され、ある時間が経過す
ると、図3に示すように、画素の飽和レベルに達して飽
和状態となる。
【0030】その後、シャッター走査回路32の走査に
より、当該シャッター走査回路32から時刻t2でn行
目の画素に対して1個目のシャッターパルスφSnが出
力される。このシャッターパルスφSnはORゲート3
4nを通過した後、タイミングジェネレータ33で発生
される読み出しパルスφPRDとANDゲート37nで
論理積がとられる。これにより、n行目が電子シャッタ
ー行として選択可能な状態となる。
【0031】この状態において、水平走査回路29から
水平走査パルス…,φHm−1,φHm,…が順次出力
され、水平選択線…,24m−1,24m,…を通して
m列目の各画素に供給される。ここで、例えば水平走査
パルスφHmが出力され、m列目の各画素の読み出し選
択トランジスタ14のゲートに印加された場合を考え
る。水平走査パルスφHmの発生期間において、タイミ
ングジェネレータ33から読み出しパルスφPRDが出
力されると、この読み出しパルスφPRDはANDゲー
ト37nでシャッターパルスφSnと論理積がとられ、
その結果n行目の読み出し線23nにパルスが立つ。
【0032】このとき、m列n行目の画素の読み出し選
択トランジスタ14は、そのゲートに水平走査パルスφ
Hmが印加されているためオン状態にある。したがっ
て、m列n行目の画素において、n行目の読み出し線2
3nにANDゲート37nを通して印加された読み出し
パルスφPRDは、読み出し選択トランジスタ14のド
レイン-ソースを通して読み出しトランジスタ13のゲ
ートに印加される。
【0033】これにより、読み出しトランジスタ13が
オン状態となり、フォトダイオード12で光電変換によ
って発生し、ここに蓄積された信号電荷が読み出しトラ
ンジスタ13を通して浮遊拡散領域FDに読み出される
(捨てられる)。その結果、フォトダイオード12が空
となる。このフォトダイオード12を空にするための動
作が電子シャッター動作である。この電子シャッター動
作がn行目の画素の各々に対して、水平走査回路29に
よる水平走査に同期して順に実行される。
【0034】次に、第2垂直走査回路31による垂直走
査により、当該垂直走査回路31から時刻t3で第2垂
直走査パルスφV2nが出力されると、この第2垂直走
査パルスφV2nは垂直選択線36nを通してn行目の
垂直選択トランジスタ28nのゲートに印加される。こ
れにより、n行目が読み出し行として選択される。この
n行目の選択状態において、水平走査回路29から水平
走査パルス…,φHm−1,φHm,…が順次出力さ
れ、水平選択線…,24m−1,24m,…を通してm
列目の画素11の各々に供給される。
【0035】例えば、水平走査パルスφHm−1が出力
され、m−1列目の水平選択線24m−1に印加される
と、m列目の画素のリセットトランジスタ16がオン状
態となる。これにより、浮遊拡散領域FDの電位がリセ
ットトランジスタ16を通して電源電圧VDDにリセッ
トされる。すなわち、m−1列目の水平走査パルスφH
m−1は、隣接するm列目のリセットパルスとして機能
する。
【0036】続いて、水平走査回路29から水平走査パ
ルスφHmが出力され、m列目の水平選択線24mを通
してm列目の画素の出力選択トランジスタ17のゲート
に印加されると、当該出力選択トランジスタ17がオン
状態となる。これにより、垂直選択されたn行目、水平
選択されたm列目の画素において、浮遊拡散領域FDの
リセットレベルに応じた電流が、増幅トランジスタ15
および出力選択トランジスタ17を通して水平信号線2
2nに、さらに垂直選択トランジスタ28nを通して垂
直信号線26に出力される。
【0037】また、水平走査パルスφHmの発生期間に
おいて、読み出しパルスφPRDが出力されると、この
読み出しパルスφPRDはANDゲート37nで垂直走
査パルスφV2nと論理積がとられ、その結果n行目の
読み出し線23nにパルスが立つ。このとき、m列n行
目の画素の読み出し選択トランジスタ14は、水平走査
パルスφHmがゲートに印加されていることからオン状
態にある。
【0038】したがって、読み出し線23nに印加され
た読み出しパルスφPRDは、読み出し選択トランジス
タ14のドレイン-ゲートを介して読み出しトランジス
タ13のゲートに印加される。これにより、読み出しト
ランジスタ13がオン状態となり、t3−t2の露光期
間(露光時間2)にフォトダイオード12で光電変換に
よって発生し、ここに蓄積された信号電荷が読み出しト
ランジスタ13を通して浮遊拡散領域FDに読み出され
る。
【0039】読み出しパルスφPRDが消滅すると、読
み出しトランジスタ13がオフ状態となる。そして、浮
遊拡散領域FDに読み出された信号電荷は、その電荷量
に応じて増幅トランジスタ15で増幅されて信号電流と
なり、出力選択トランジスタ17、水平信号線22nお
よび垂直選択トランジスタ28nを通して垂直信号線2
6に出力される。
【0040】上述したように、n行目の特定画素につい
て1回目の一連の動作を繰り返すことにより、その画素
のリセットレベルと信号レベルとが同一の経路(水平信
号線22nや垂直選択トランジスタ28nなど)を通し
て順に垂直信号線26上に読み出される。これらはさら
に、I-V変換回路39で電流から電圧に変換された後
CDS回路41に送られ、相関二重サンプリングによる
ノイズキャンセルが行われて出力される。
【0041】次に、時刻t4でシャッター走査回路32
からn行目の画素に対して2個目のシャッターパルスφ
Snが出力されると、このシャッターパルスφSnはO
Rゲート34nを経た後、ANDゲート37nにおいて
タイミングジェネレータ33で発生される読み出しパル
スφPRDと論理積がとられる。以降、1個目のシャッ
ターパルスφSnが出力された場合と同様の動作によ
り、同一の画素についてt4−t3の期間に亘ってフォ
トダイオード12に蓄積された信号電荷が捨てて当該フ
ォトダイオード12を空にする電子シャッター動作が実
行される。
【0042】次に、第1垂直走査回路30による垂直走
査により、時刻t1から1V(1垂直走査期間)後の時
刻t5で第1垂直走査パルスφV1nが出力されると、
この第1垂直走査パルスφV1nは垂直選択線35nを
通してn行目の垂直選択トランジスタ27nのゲートに
印加される。これにより、n行目が再び読み出し行とし
て選択される。そして、1回目に読み出し行として選択
された場合と同様の動作により、同一の画素についてt
5−t4の露光期間(露光時間1)に亘って光電変換さ
れ、かつ蓄積された信号電荷に基づく信号電流が、水平
走査回路29による水平走査に同期して順次垂直選択ト
ランジスタ27nおよび垂直信号線25を通して読み出
される。
【0043】以上の一連の動作により、1つの画素につ
いてそこに2回に分けて信号電荷が蓄積され、これら蓄
積電荷に基づく2系統の信号電流が第1,第2垂直信号
線25,26にそれぞれ読み出される。そして、n行目
の全画素について順に上述した電子シャッター動作が繰
り返されて垂直信号線25,26上に読み出される。図
4に、上述した一連の動作に対応するタイミング関係を
示す。
【0044】図5は、ある時刻における垂直走査の模式
図である。図2のタイミングチャートから明らかなよう
に、垂直走査パルスφV2nに基づく1回目の信号読み
出しのタイミングと垂直走査パルスφV1nに基づく2
回目の信号読み出しタイミングとの間には、t5−t3
の時間差が存在する。この時間差t5−t3は、図5の
模式図において、i行分のライン間隔に相当する。すな
わち、同一の行に対して2回の読み出し動作が行われる
としたが、これらの読み出し動作の間には時間差t5−
t3が存在することから、n+i行目で露光時間2に基
づく読み出しが行われるときには、i行だけ離れたn行
目で露光時間1に基づく読み出しが行われることにな
る。これを模式的に示したのが図5である。
【0045】ここで、同じ画素から垂直信号線26を通
して読み出された信号電流と垂直信号線25を通して読
み出された信号電流との間には、上述したように、t5
−t3の時間差が生じている。この時間差t5−t3
は、垂直信号線26を通して先行して読み出される信号
電流に基づく信号電圧を、CDS回路41の後段の設け
た遅延回路42で時間t5−t3だけ遅延させることで
同時化される。そして、この同時化された両信号は加算
器43で加算されて1つの画素の信号として点順次に出
力される。
【0046】なお、図2のタイミングチャートにおい
て、一例として、露光時間1(t5−t4)および露光
時間2(t3−t2)をそれぞれ1/2000[se
c]に設定した場合には、最終的にこれら露光時間1,
2で蓄積された信号電荷に基づく信号が加算されること
になるため、1/1000[sec]のシャッタースピ
ードが設定されることになる。
【0047】上述したように、行単位で露光が行われる
フォーカルプレーンシャッタータイプのCMOSイメー
ジセンサにおいて、本センサを蛍光灯照明下で用いる際
に、1つの画素についてその画素信号を例えば2回に分
けて出力するようにし、蛍光灯の駆動周波数A[Hz]
に対してその2つの出力の間に、フリッカー周期の半分
の時間差、即ち1/4A[sec]の時間差を持たせて
読み出すとともに、これらを信号処理上で同時化した後
加算して1つの画素信号として導出する構成を採ること
により、次のような作用効果が得られる。
【0048】一例として、50[Hz]の交流電源での
駆動による蛍光灯照明下において、30[フレーム/s
ec]のレートで撮像を行う場合を考えると、2つの出
力間には5[μsec](=1/(4×50)[se
c])の時間差が生じる。すなわち、この時間差が先述
した時間差t5−t3である。図6の波形図において、
◆印のタイミングで読み出すものとすると、その5[μ
sec]前の▲印のタイミングで読み出した信号と◆印
のタイミングで読み出した信号とを同時化して加算する
ことで、1つの画素についての画素信号が両読み出し信
号の平均値をとった形となる。
【0049】このように、5[μsec]の時間差を持
つ2つの信号を同一画素の信号として加算して平均値を
とることにより、図6の波形図において、×印で示す強
度の信号が得られる。この信号処理の下に、図6に実線
で示す波形に沿って信号の強度をプロットしていくと、
その強度は図6に点線で示す波形となる。図6の波形図
において、周期が約33.3(=1/30)[mse
c]の◆印のタイミングで画素の信号読み出しを行った
場合には、実線で示す波形から明らかなように、出力値
が数倍以上の強度のばらつきを持つことになる。
【0050】これに対して、1つの画素について2回に
分けて信号を出力することとし、その2つの出力間にフ
リッカー周期の半分の時間差を持たせて読み出すととも
に、これらを同時化した後加算して1つの画素信号とし
て出力することにより、図6の波形図において、点線の
波形から明らかなように、数倍以上の強度のばらつきを
持っていた出力値が数十%程度のばらつきに収まる。し
たがって、CMOSイメージセンサに代表されるX‐Y
アドレス型固体撮像素子において、蛍光灯照明下での高
速電子シャッター時の特有の現象として画面上に交互に
現れる明るい横縞と暗い横縞との間の明るさの差を小さ
く抑えることができるため、フリッカーを軽減できる。
【0051】本例では、1つの画素から2回に分けて読
み出す信号を、照明のフリッカー周期の半分(=1/4
A[sec])の期間だけずれたタイミングで読み出す
としたが、この設定期間は好ましい態様であり、フリッ
カー周期の半分の近傍期間だけずれたタイミングを読み
出すようにしても、それ相応のフリッカー軽減の効果を
得ることができる。また、露光時間1と露光時間2とを
等しく設定するとしたが、これは絶対的な条件ではな
い。ただし、2つの信号を加算して平均値をとるに当た
っては、露光時間1と露光時間2とを等しく設定した方
が、出力値のばらつきをより小さく抑えることができる
ことは明らかである。
【0052】なお、上記実施形態では、50[Hz]の
交流電源での駆動による蛍光灯照明下において、30
[フレーム/sec]のレートで撮像を行う場合を例に
採って説明したが、本発明はこれに限られるものではな
く、他のフレームレートでの撮像の場合や、60[H
z]の交流電源での駆動による蛍光灯照明下でも、交流
電源周波数が固体撮像素子のフレームレートに対して整
数倍の関係に無い場合には同様に適用可能である。
【0053】また、上記実施形態では、1つの画素につ
いて2回に分けて同一露光時間に基づく信号を出力する
としたが、2回に限定されるものではなく、3回以上に
分けて出力し、それらの出力を同時化して加算するよう
にしても良く、その回数が増えれば増える程、フリッカ
ーをより軽減できることになる。
【0054】さらに、上記実施形態では、単位画素11
の構成において、増幅トランジスタ15のドレインを電
源VDDに接続し、ソースを出力選択トランジスタ17
を介して水平信号線22n+1に接続する構成とした
が、その他の構成例として、図7に示すように、増幅ト
ランジスタ15のドレインを水平信号線22n+1に接
続し、ソースを出力選択トランジスタ17を介してグラ
ンドに接続する構成も、I‐V変換回路38,39の構
成次第で可能となる。また、これらの構成は一例に過ぎ
ず、これに限定されるものではなく、本発明は、単位画
素が少なくとも、フォトダイオード等の光電変換素子、
その蓄積電荷を読み出す読み出しトランジスタおよびそ
れを選択する読み出し選択トランジスタを有する構成の
X‐Yアドレス型固体撮像素子全般に適用可能である。
【0055】また、上記実施形態においては、CMOS
イメージセンサが遅延回路42および加算器43を持つ
構成としたが、遅延回路42および加算器43について
は、本CMOSイメージセンサが搭載される例えばカメ
ラシステムの信号処理系に持たせるようにすることも可
能である。
【0056】図8は、本発明に係るカメラシステムの構
成の概略を示すブロック図である。図8から明らかなよ
うに、本発明に係るカメラシステムは、撮像デバイス5
1、その駆動回路52、レンズ53を含む光学系、アナ
ログ信号処理回路54およびディジタル信号処理回路
(DSP)55を有する構成となっている。かかる構成
のカメラシステムにおいて、撮像デバイス51として、
先述した実施形態に係るCMOSイメージセンサが用い
られる。
【0057】なお、本例に係るカメラシステムでは、撮
像デバイス51として用いるCMOSイメージセンサ
が、同一画素から読み出された2系統の信号をCDS処
理した状態で2系統のまま出力する構成となっているも
のとする。ただし、これに限られるものではなく、図1
に示すように、遅延回路52および加算器53を内蔵し
たCMOSイメージセンサであっても良いことは勿論で
ある。
【0058】駆動回路52は、図1におけるタイミング
ジェネレータ33に対してマスタークロックや制御信号
などを与えることにより、先述した電子シャッター動作
を含むCMOSイメージセンサの撮像動作のための駆動
を行う。この駆動回路52にタイミングジェネレータ3
3を内蔵させる構成を採っても良い。レンズ53は、被
写体(図示せず)からの入射光(像光)を撮像デバイス
51の撮像面上に結像させる。本例の場合、撮像デバイ
ス51からは同一画素について時間差を持った2系統の
信号OTT1,OUT2が画素単位で出力され、アナロ
グ信号処理回路54に供給される。
【0059】アナログ信号処理回路54は、遅延回路5
41および加算器542を有する構成となっている。遅
延回路541は、先述した時間差t5−t3に対応した
遅延時間を有し、この遅延時間だけ信号OUT2を信号
OUT1に対して遅延することによって当該時間差を持
った2系統の信号OTT1,OUT2を同時化する。こ
の遅延回路541としては、フレームメモリあるいはデ
ィレイライン等の周知の回路が用いることができる。こ
の同時化された2系統の信号OTT1,OUT2は、加
算器542で加算されて一つの画素の信号として順次出
力される。この画素信号は、ディジタル信号処理回路5
5でホワイトバランス調整や自動ゲイン調整などの信号
処理が施される。
【0060】このように、撮像デバイス51として、C
MOSイメージセンサに代表されるX-Yアドレス型固
体撮像素子を用いたカメラシステムにおいて、1つの画
素について少なくとも2回に分けて同一露光時間に基づ
く信号を出力する一方、その2つの出力間にフリッカー
周期の半分の時間差を持たせて読み出すとともに、これ
らを同時化した後加算して1つの画素信号として出力す
る構成を採ることにより、蛍光灯照明下での撮像の際の
フリッカーを軽減できるため、高画質の撮像が可能とな
る。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
単位画素が行列状に配置されてなる画素部を有し、この
画素部からアドレス指定によって画素信号を順次読み出
す固体撮像素子において、蛍光灯照明下での高速電子シ
ャッター時の特有の現象として画面上に交互に現れる明
るい横縞と暗い横縞との間の明るさの差を小さく抑える
ことができるため、フリッカーを軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るCMOSイメージセ
ンサを示す概略構成図である。
【図2】垂直走査のタイミングチャートである。
【図3】画素の時間-蓄積電荷量の特性図である。
【図4】信号読み出し時のタイミングチャートである。
【図5】電子シャッター動作時の垂直走査の模式図であ
る。
【図6】蛍光灯照明下で高速シャッターを切る場合の強
度(明るさ)の変化を示す波形図である。
【図7】単位画素の他の構成例を示す回路図である。
【図8】本発明の係るカメラシステムの構成の概略を示
すブロック図である。
【符号の説明】
11…単位画素、12…フォトダイオード(PD)、1
3…読み出しトランジスタ、14…読み出し選択トラン
ジスタ、15…増幅トランジスタ、21…画素部、22
n,22n+1…水平信号線、23n,23n+1…読
み出し線、24m−1,24m…水平選択線、25,2
6…第1,第2垂直信号線、27n,27n+1,28
n,28n+1…垂直選択トランジスタ、29…水平走
査回路、30,31…第1,第2垂直走査回路、32…
シャッター走査回路、33…タイミングジェネレータ、
42,541…遅延回路、43,542…加算器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位画素が行列状に配置されてなる画素
    部を有し、この画素部からアドレス指定によって画素信
    号を順次読み出す固体撮像素子であって、 前記画素部の各画素における露光時間を少なくとも2回
    に分けて設定する露光制御手段と、 前記画素部の各画素から前記露光制御手段によって設定
    された前記少なくとも2回の露光時間に基づく信号を、
    照明のフリッカー周期の半分もしくはその近傍の設定期
    間だけずれたタイミングで別々に読み出す信号読み出し
    手段と、 前記信号読み出し手段によって読み出された少なくとも
    2系統の信号を同時化して足し合わせる信号処理手段と
    を備えることを特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記露光制御手段は、少なくとも2回の
    露光時間を等しく設定することを特徴とする請求項1記
    載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 前記信号読み出し手段は、前記画素部に
    行単位で配線された複数行分の水平信号線と、前記複数
    行分の水平信号線に対して共通に配線された少なくとも
    2系統分の垂直信号線と、前記画素部の各画素を行単位
    で選択するとともに、1つの行について前記設定時間だ
    けずれたタイミングで各画素から少なくとも2系統の信
    号を前記水平信号線を介して前記少なくとも2系統分の
    垂直信号線に出力させる複数系統の垂直駆動手段とを有
    することを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 前記複数系統の垂直駆動手段は、前記複
    数行分の水平信号線の各々と前記少なくとも2系統分の
    垂直信号線との間に接続された少なくとも2系統分の垂
    直選択スイッチと、これら垂直選択スイッチを垂直走査
    によって前記設定時間だけずれたタイミングで順次駆動
    する少なくとも2系統分の垂直走査回路とを有すること
    を特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  5. 【請求項5】 単位画素が行列状に配置されてなる画素
    部を有し、この画素部からアドレス指定によって画素信
    号を順次読み出す固体撮像素子において、 前記画素部の各画素における露光時間を少なくとも2回
    に分けて設定するとともに、 前記画素部の各画素から前記少なくとも2回の露光時間
    に基づく信号を、照明のフリッカー周期の半分もしくは
    その近傍の設定期間だけずれたタイミングで別々に読み
    出し、 その読み出した少なくとも2系統の信号を同時化して足
    し合わせることを特徴とする固体撮像素子の駆動方法。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも2回の露光時間を等しく
    設定することを特徴とする請求項5記載の固体撮像素子
    の駆動方法。
  7. 【請求項7】 単位画素が行列状に配置されてなる画素
    部を有し、この画素部からアドレス指定によって画素信
    号を順次読み出す固体撮像素子を撮像デバイスとして用
    いたカメラシステムであって、 前記固体撮像素子は、 前記画素部の各画素における露光時間を少なくとも2回
    に分けて設定する露光制御手段と、 前記画素部の各画素から前記露光制御手段によって設定
    された前記少なくとも2回の露光時間に基づく信号を、
    照明のフリッカー周期の半分もしくはその近傍の設定期
    間だけずれたタイミングで別々に読み出す信号読み出し
    手段と、 前記信号読み出し手段によって読み出された少なくとも
    2系統の信号を同時化して足し合わせる信号処理手段と
    を備えることを特徴とするカメラシステム。
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