JP2003031872A - レーザ照明装置およびこれを用いた画像表示装置 - Google Patents

レーザ照明装置およびこれを用いた画像表示装置

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JP2003031872A
JP2003031872A JP2001220036A JP2001220036A JP2003031872A JP 2003031872 A JP2003031872 A JP 2003031872A JP 2001220036 A JP2001220036 A JP 2001220036A JP 2001220036 A JP2001220036 A JP 2001220036A JP 2003031872 A JP2003031872 A JP 2003031872A
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laser
light
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JP2001220036A
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Inventor
Keishin Aisaka
敬信 逢坂
Kazuya Miyagaki
一也 宮垣
Ikuo Kato
幾雄 加藤
Kenji Kameyama
健司 亀山
Yasuyuki Takiguchi
康之 滝口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザを情報表示装置の照明用の光源に用い
た場合において,レーザの干渉性の低減を図ってスペッ
クルを除去あるいは低減するレーザ照明装置およびこれ
を用いた画像表示装置を得る。 【解決手段】 レーザ光源1と,レーザ光源1から出射
される光を複数の光に分割する分割光学素子2と,分割
した複数の光の進行方向を変えかつ複数の光の光路長を
それぞれ変える光学素子4が集まったユニット3とを有
する。レーザ光源を複数にしてもよい。複数の独立した
レーザ光源から出射される複数の独立な光を複数の光に
分割するためにレーザ光源の数だけ配置された分割光学
素子と、複数の独立したレーザ光源から出射される複数
の独立な光の進行方向を変えかつ複数の光の光路長をそ
れぞれ変える光学素子が集まったユニットとを有してい
てもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ光を用いた照
明装置およびこれを備えた画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光源は、光強度が強い,演色性が
良い,寿命が長い,小型化が可能などの多くの利点があ
り,プロジェクタ用の固体光源として期待されている。
しかし,実現の妨げになっているのは,実装上の問題も
あるが,なによりもレーザの持つ干渉性への対策が課題
となっている。レーザの干渉性に起因した現象として,
回折,干渉縞,スペックルなどが挙げられる。このう
ち,スペックルとは、粗面や散乱粒子に干渉性のよい光
を当てたとき、反射あるいは透過の散乱光が互いに不規
則な位相関係で干渉して生じる非常にコントラストの高
い不規則な明暗の、小斑点状のパターンのことで、レー
ザをどこかに投射すると、ほとんど全ての状況において
出現する現象である。
【0003】このスペックルは,投射面上のこまかな起
伏,凹凸により生じる。これは,投射面の表面粗さがμ
mの時でも起こり,例えばスクリーンの工夫により,あ
る程度抑えることは可能であるが,それでも観察者は,
確実にスペックルを認識してしまう。
【0004】身近な例では,プレゼンテーションに使用
されるレーザポインタでさえ,スクリーン上に照射した
ときに粒状の不規則な明暗パターンを生じさせる。レー
ザポインタなどの場合は,照射領域が小さいため,観測
者は気にならないが,これが,大型のディスプレイなど
であれば,酷いノイズとなって観察者に捉えられる。
【0005】このスペックルを低減する古典的な方法と
して,スクリーンを運動させる方法,例えば,微小振動
させる方法が知られている。しかし,これはスクリーン
が大型であれば,電力を多量に消費すること,また,騒
音が発生するなどの問題がある。
【0006】また,別の方法としては,すりガラスなど
の拡散板を駆動機構とともに,プロジェクタのなかの光
学系に設置し,拡散板を運動させる方法が提案されてい
る。この方法は,スクリーンを運動させる方法に比べれ
ば消費電力の軽減という観点では有効である。しかし,
拡散板を用いているため,ここで光が拡散されてしま
い,光学系の光利用効率が著しく低減されてしまう。
【0007】拡散板を動かすなどの駆動機構を用いるこ
となく、光路長を変化させる光学素子および光学構成か
ら干渉性を低減させる照明装置が特開2000−264
49号公報に述べられている。これは,レーザ光源から
出た光をいくつかに分離し,段階的に厚さを変えること
によって光路長を変えることのできる形状に特徴のある
光学素子を使用することにより、レーザの干渉性の低減
をはかるものである。レーザの光路長を変える光学素子
を出た複数の光は,対応するレンズアレイに入射したの
ちレンズで集光され被照射面で重ねあわせられる。
【0008】上記公報記載の発明によれば、スペックル
の低減という点では所期の目的を達成することができ
る。しかし,多くの光学素子を必要とするため,装置の
小型化,低コスト化には不利である。干渉低減機能を損
なわず,できる限り光学素子の数を減らすことができれ
ば,より低コスト,装置の小型化が可能である。
【0009】また,単一のレーザのみならず,複数の独
立なレーザ光源を用い、干渉性を低減する機能を備えた
照明装置が特開2000−26863号公報に示されて
いる。この公報記載の発明は,例えば半導体レーザから
出射した光をレンズで平行化し,これをレンズアレイで
分割し,分割した光を2枚のレンズにより被照射面で重
ね合わせることによりスペックルを低減するものであ
る。
【0010】複数の独立なレーザを光源として用いれ
ば,それ自体で用いた光源数の平方根の逆数に比例して
スペックルが低減すると言われている。しかし,スペッ
クルは低減するが,観察者が認識できない程度にスペッ
クルを落すには多数の光源が必要となる。このため,ス
ペックルをさらに低減するためには、レーザの干渉性を
積極的に低減するデバイス等を導入する必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術に鑑みてなされたもので、第1の課題は,レー
ザを情報表示装置の照明用の光源に用いると、スペック
ル等の、レーザの干渉性の高さに起因する現象が出現
し,所望の表示画像に対してノイズとなるので,このレ
ーザの干渉性の低減をはかってスペックルを除去あるい
は低減することができるレーザ照明装置を提供すること
である。
【0012】第2の課題は、レーザの干渉性低減に関し
ては第1の課題と同様であるが,さらに,複数の独立し
た複数のレーザを光源として使うことにより,より効率
的にスペックルを低減することができ,かつ強度の強い
レーザ照明装置を提供することである。
【0013】第3の課題は、レーザの干渉性低減に関し
ては,第1,2の課題と同様であるが,さらに複数の独
立した光源と、その数に対応した光分割光学素子を用
い,さらり効率的に干渉性が低減できるレーザ照明装置
を提供することである。
【0014】第4の課題は、レーザの干渉性低減に関し
ては第1から第3の課題と同様であるが,さらに相似形
の複数のユニットを用いることにより,光学的配置,構
成が簡単なレーザ照明装置を提供することである。
【0015】第5の課題は、レーザの干渉性低減に関し
ては第1から第4の課題と同様であるが,さらに複数の
相似形のユニットを用い,相似比を定めることにより,
効率的にスペックルの低減をはかり,かつ複数のビーム
の成形が可能なレーザ照明装置を提供することである。
【0016】第6の課題は、レーザの干渉性低減に関し
ては第1から第5の課題と同様であるが,さらに複数の
独立したレーザ光源としてレーザダイオードアレイを用
い,汎用性が高くまた装置の小型化が可能なレーザ照明
装置を提供することである。
【0017】第7の課題は、レーザの干渉性低減に関し
ては第1から第6の課題と同様であるが,さらにユニッ
ト内に入射光を反射するのに2重の光学素子を用い,効
率良くスペックルを低減しかつ装置の小型化が可能なレ
ーザ照明装置を提供することである。
【0018】第8の課題は、レーザの干渉性低減に関し
ては第1から第7の課題と同様であるが,さらにユニッ
トの入射光に対する部位の角度により,所望のビーム成
形が可能なレーザ照明装置を提供することである。
【0019】第9の課題は、レーザの干渉性低減に関し
ては第1から第8の課題と同様であるが,さらにユニッ
トの入射光に対する部位の角度および,ユニットの数に
より,効率のよい所望のビーム成形が可能なレーザ照明
装置を提供することである。
【0020】第10の課題は、レーザの干渉性低減に関
しては第1から第9の課題と同様であるが,さらに光学
素子にミラーを用い,汎用性が高く低コストなレーザ照
明装置を提供することである。
【0021】第11の課題は、レーザの干渉性低減に関
しては第1から第10の課題と同様であるが,さらにユ
ニットを一体とすることで装置の小型化が可能なレーザ
照明装置を提供することである。
【0022】第12の課題は、レーザの干渉性低減に関
しては第1から第11の課題と同様であるが,さらにコ
リメートレンズを用いることにより、光利用効率の高い
レーザ照明装置を提供することである。
【0023】第13の課題は、レーザの干渉性を低減す
るレーザ照明装置を光源とした画像表示装置(プロジェ
クタ)を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】第1の課題は、請求項1
記載の「レーザ光源と,このレーザ光源から出射される
光を複数の光に分割する分割光学素子と,分割した複数
の光の進行方向を変えかつ複数の光の光路長をそれぞれ
変える光学素子が集まったユニットとを有することを特
徴とするレーザ照明装置」により達成される。
【0025】第2の課題は、請求項2記載の「複数の独
立したレーザ光源と,この複数の独立したレーザ光源か
ら出射される複数の独立な光の進行方向を変えかつ複数
の光の光路長をそれぞれ変える光学素子が集まったユニ
ットとを有することを特徴とするレーザ照明装置」によ
り達成される。
【0026】第3の課題は、請求項3記載の「複数の独
立したレーザ光源と,この複数の独立したレーザ光源か
ら出射される複数の独立な光を複数の光に分割するため
に上記複数の独立したレーザ光源の数だけ配置された分
割光学素子と、上記複数の独立したレーザ光源から出射
される複数の独立な光の進行方向を変えかつ複数の光の
光路長をそれぞれ変える光学素子が集まったユニットと
を有することを特徴とするレーザ照明装置」により達成
される。
【0027】第4の課題は、請求項4記載の「請求項
1,2または3記載のレーザ照明装置において,上記ユ
ニットが複数あり,上記ユニットの形状はそれぞれ相似
形であることを特徴とするレーザ照明装置」により達成
される。
【0028】第5の課題は、請求項5記載の「請求項
1,2,3または4記載のレーザ照明装置において,相
似形の上記ユニットがN個あるとき,i番目(1<i<
N)のユニットの大きさは,1番目のユニットの1/2
i倍であることを特徴とするレーザ照明装置」により達
成される。
【0029】第6の課題は、本発明請求項6記載の「請
求項2または3記載のレーザ照明装置において,上記複
数の独立したレーザ光源がレーザダイオードアレイであ
ることを特徴とするレーザ照明装置」により達成され
る。
【0030】第7の課題は、請求項7記載の「請求項,
1,2,3,4,5または6記載のレーザ照明装置にお
いて,上記ユニットの数は2以上で,上記ユニットにお
ける光の進行方向を変えかつ光路長をそれぞれ変える前
記光学素子を第1の光学素子としたとき,この第1の光
学素子以外に,光の進行方向を変えかつ光路長をそれぞ
れ変える第2の光学素子を有し,第1の光学素子はレー
ザ光源から出射された光の一部を反射し光の残り部分を
透過させ,この透過した光を上記第二の光学素子が反射
することを特徴とするレーザ照明装置」により達成され
る。
【0031】第8の課題は、請求項8記載の「請求項
1,2,3,4,5,6または7記載のレーザ照明装置
において,上記ユニットの入射光に対する部位の角度
が,光源から出射した光が光学素子により進行方向を変
えられる角度以下であることを特徴とするレーザ照明装
置」により達成される。
【0032】第9の課題は、請求項9記載の「請求項
1,2,3,4,5,6,7または8記載のレーザ照明
装置において,複数あるユニットのうちn番目のユニッ
トに複数の反射体が等間隔に配列され,その間隔はdn
であり,この間隔dnで複数の光が入射し,また上記ユ
ニットに入射する光に垂直な方向と複数の光学素子との
なす角度をα度としたとき,ユニットから出射する複数
の光の間隔はtanα・dnであり,さらにn番目以降
のユニットから出射するときに複数の光の間隔がこの比
率で狭まっていくことを特徴とするレーザ照明装置」に
より達成される。
【0033】第10の課題は、請求項10記載の「請求
項1から9までのいずれかに記載のレーザ照明装置にお
いて、上記ユニットがミラーからなることを特徴とする
レーザ照明装置」により達成される。
【0034】第11の課題は、請求項11記載の「請求
項1から9までのいずれかに記載のレーザ照明装置にお
いて、上記ユニットが1つの光学素子からなることを特
徴とするレーザ照明装置」により達成される。
【0035】第12の課題は、請求項12記載の「請求
項2から11までのいずれかに記載のレーザ照明装置に
おいて,上記複数のレーザ光源と1番目のユニットとの
間に上記複数の光源の数だけコリメートレンズが設けら
れていることを特徴とするレーザ照明装置」により達成
される。
【0036】第13の課題は、請求項13記載の「請求
項1から12までのいずれかに記載のレーザ照明装置を
光源として備え、画像をスクリーンに投射することを特
徴とする画像表示装置」により達成される。また、上記
課題は、請求項14記載の「請求項13記載のレーザ照
明装置において、光源からの照明光が被投射体に照射さ
れ、被投射体の画像をスクリーンに投射する投射光学系
を有する画像表示装置」により、さらには、請求項15
記載の「請求項13記載のレーザ照明装置において、光
源からの照明光を偏向してスクリーンに画像を投射する
光偏向器を有する画像表示装置」により達成される。
【0037】
【発明の実施形態】以下、図面を参照しながら本発明に
かかるレーザ照明装置およびこれを用いた画像表示装置
の実施形態について説明する。請求項1記載の発明に対
応するレーザ照明装置の一実施形態の態概念を図1に示
す。この実施形態にかかるレーザ照明装置は、基本的
に,図1において,一つのレーザ光源1と、このレーザ
光源1から出射した光を分割する分割部2と,分割され
た各光の角度と光路長を変える干渉性低減ユニット3と
を備えている。レーザ光源1は,固体レーザ,半導体レ
ーザ,ガスレーザなどであり,波長,高次の波長の有無
に制約はない。また,光を分割する分割部2は,例え
ば,透過率と反射率がそれぞれ異なる一連のミラーを直
線状に配列させたものからなる。したがって、光源1か
らのレーザ光は、一部が第1のミラーで反射され、第1
のミラーを透過した残りのレーザ光は一部が第2のミラ
ーで反射され、第2のミラーを透過した残りのレーザ光
は一部が第3のミラーで反射され、・・・というよう
に、反射と透過を繰り返しながら複数の光に分割され
る。分割された光相互の間隔は、等間隔であってもよい
し不等間隔であってもよい。図1では,1本の光線が5
本に分割されているが,分割数に制限はない。
【0038】分割された複数の光線は,干渉性低減ユニ
ット3に入射する。このユニット3は以下に詳しくのべ
るが,複数のミラーで構成されたもの,または,透明光
学ガラス等から成形されたものであってもよい。図1に
示す実施形態では、透明光学ガラスからなり、このユニ
ット3内には入射した複数のレーザの進行方向を変える
複数の光学素子4が並んでいる。この光学素子4は,ユ
ニット3の入射面である底辺5に対してほぼ45度の角
度で傾いたミラー面になっていて、各入射光は各光学素
子4によって90度その進行方向を変えられる。ただ
し,この光学素子4の傾きは45度に限定されるもので
なく,入射光の進行方向の変化も90°に限定されるも
のではない。光方向を変えられた複数の光は,ユニット
3から出射されるが,上記複数の光学素子4は、ユニッ
ト3の入射面5からの距離が段階的に異なる位置に形成
されているため,出射される複数の光の光路長には差が
生じている。また、干渉性低減ユニット3の上記入射面
5と複数の光学素子4が並ぶ傾斜辺とのなす角度αは、
45度以下、例えば30℃程度になっていて、これによ
り、入射する光相互の間隔8dに対し、出射する光相互
の間隔は例えば8d/2程度に狭まっている。
【0039】ユニット3から出射した光を,始めに1本
の光を複数にしたときと逆の手順で,複数の透過率と反
射率の異なるミラーを用いて再び1本の光に統合すれ
ば,干渉性は低減される。ただし、干渉性低減効果をさ
らに望むのであれば、次に説明するように、上記干渉性
低減ユニットを複数用いるとよい。
【0040】請求項2記載の発明に対応するレーザ照明
装置の実施形態の概念を図2に示す。複数の光を用いる
という考え方は,請求項1記載の発明と同様であるが,
請求項1記載の発明では光源が一つであるのに対し,こ
の実施形態では,複数の独立のレーザ光源7を用いるこ
とが異なる。この光源としては後で説明するが、例えば
レーザダイオードアレイを考えればよい。また,固体レ
ーザ,半導体レーザ,ガスレーザが複数並んだものであ
っても差し支えないし,これらのレーザを組み合わせた
ものであっても差し支えない。複数のレーザ光源7は独
立した光源であるため,複数のビーム間での干渉性は低
い。しかし,もともとレーザであるため,部分的ながら
スペックルは出現する。そこで,干渉性低減ユニット3
1を用いることにより,これらの互いに異なる光源から
出射したビームが重ね合わせられ,さらに干渉性を低減
することができる。干渉性低減ユニット31は、前述の
干渉性低減ユニット3と実質同一の構成のもので、光の
入射面である底面51と、入射した複数のレーザの進行
方向を変える複数の光学素子41を有している。
【0041】次に、請求項3記載の発明に対応するレー
ザ照明装置の実施形態について説明する。図2では、光
源7の数とユニット31内の光学素子41の数とが同じ
で、光源7と光学素子41とが1対1の関係で対応して
いた。しかし,光源7とユニット内の光学素子41の対
応関係は1対1でなくともよく,各光源7から出た光
を,請求項1記載の発明に対応する実施形態について述
べたように,反射率と透過率の異なる複数のミラーを用
いて分割し,分割されたそれぞれの光を光学素子41に
対応させればよい。このような光分割を複数の光源7ご
とに行い、最終的に各光を統合させると,干渉性はさら
に低下され,スペックル低減には極めて効果的である。
【0042】請求項1および2に対応する発明の概念を
表す図1,図2では,干渉性低減ユニットが1つしか描
かれていないが,これは一つに制限されるものでなく,
複数あった方が干渉性低減にはより効果的である。請求
項4記載の発明はこのような発想に基づくもので、その
実施形態の概念を図3に示す。このレーザ照明装置で
は,干渉性低減ユニットを3つ用いた場合を示してい
る。図3において、3つの干渉性低減ユニット32、3
3、34の形状はほぼ同一であり,大きさが異なる。す
なわち、これらは相似形をしている。相似比は任意であ
る。大きさが同じであってもよいが,この場合,ユニッ
ト数分だけスペースが大きくなるので、図3に示す実施
形態のように、相似比は光の進行方向に向かって順次小
さくなる方が好ましい。各ユニット32、33、34の
反射面をなす光学素子は、いずれも入射面から直角に入
射した光を直角に反射するようになっている。そして、
第1のユニット32の出射面52と第2のユニット33
の入射面53が張り合わせられ、第2のユニット33の
出射面54と第3のユニット34の入射面55が張り合
わせられている。
【0043】各ユニット32、33、34は相似形であ
るため,複数の光の入射と反射は同じ条件で行われる。
複数の入射光は第1のユニット32,第2のユニット3
3,第3のユニット34と進んで行く。各ユニットは相
似形であるとともに、各ユニットにおいては、入射光の
相互間隔よりも出射光の相互間隔が狭くなるように反射
面からなる複数の光学素子が配置されているために,第
1のユニット32に入射するときの光と光との間隔d8
1は,第1のユニット32、第2のユニット33、第3
のユニット34と進むうちに順次狭められ、第3のユニ
ット34から出射する時の間隔d’82上記入射時の間
隔d81よりもかなり狭められている。このため,複数
のビームは平行を保ったまま,間隔のみが狭められ,こ
れにより複数のビームの成形,集光が可能となる。
【0044】請求項5記載の発明にかかるレーザ照明装
置は,請求項4記載のレーザ照明装置において,干渉性
低減ユニットの相似比を定めたものである。ユニットが
N個あり,そのi番目(1N)の大きさを1番目
のユニットの1/2iとすると,ほぼi番目ユニットの
入射面である底辺の大きさを,i―1番目のユニット
の、出射側の大きさに揃えることができ,効率的に干渉
性が低減できるだけでなく、装置の小型化をはかること
ができる。これは図3においては,第1のユニット32
の光出射面52の大きさが,第2のユニット33の光出
射面である底面53とほぼ揃うことである。各ユニット
において、光の通らないユニットの端部はなくても差し
支えない。
【0045】請求項6記載の発明にかかるレーザ照明装
置では,複数の独立したレーザダイオードを用いること
を特徴としている。これは請求項2記載の発明に対応す
る実施形態を示す図2において,複数独立の光源7がレ
ーザダイオードからなるものと考えればよい。レーザダ
イオードは汎用性が高く,また光源自体の小型化,光源
間の間隔の省スペース化が可能であるため,装置の小型
化にも向いている。さらに,レーザダイオードを用いる
利点は,それ自体による干渉性の低減効果があることで
ある。複数の独立の光源を用いた場合,スペックルコン
トラストは,レーザアレイ数の平方根の逆数に比例する
(特開2000−268603号公報参照)。このた
め,レーザダイオードアレイを用いるだけで,スペック
ルを低減することができ,さらに,干渉性低減ユニット
を用いることにより効率良く干渉性を低減することがで
きる。
【0046】請求項7記載の発明に対応するレーザ照明
装置の実施形態の概念を図4に示す。図4はi番目の干
渉性低減ユニットを部分的に拡大して描いており,光線
はi―1番目のユニットから入射したものとして描いて
ある。これまで複数の光の行路長を変化させた場合,最
後のユニットから光が出射した後にビームを集める必要
があり,また複数の透過率と反射率の異なるミラーを用
いてビームを集める必要があった。これに対して図4に
示す実施形態によれば、干渉性低減ユニットの中で部分
的に光路長の異なる光を重ねることにより複数のビーム
を1本に近づけるものである。
【0047】図4に示すように,光の方向を変える第1
の光学素子42は,入射した光をほぼ100%反射する
部分42a,入射した光をほぼ100%透過する部分4
2b,そして,透過してきた光を100%反射する部分
42cの3つの部分を有してなる。そして,上記光学素
子42に隣接する第2の光学素子43には,直接入射す
る光を反射し,かつ,隣接の反射部42cで反射された
光を透過させる部分43aが必要である。ここで、ユニ
ット内では光学素子42は端部にあるものとし,これに
隣接する光学素子43があり,ここからこの光学素子4
3と同様の光学素子が他方の端部まで配列されるものと
する。
【0048】このようにすると,例えば図4において
は,光学素子42を一旦透過した後反射された光100
と,光学素子43に直接反射された光101とが重な
り,これらの光は光路長さが異なっているため,干渉性
は低減する。また複数のユニット内で,このように光を
部分的に重ねることを繰り返せば,効率的に干渉性を低
減できる。ここでは,入射するビームの大きさが光学素
子以下の大きさを持つ必要がある。そのためには,例え
ばユニット入射時に、請求項12記載の発明に対応する
実施形態について述べるように、コリメータレンズ等
で,ビームの断面形状を所定の形状に成形しておけばよ
い。
【0049】既に説明したが,請求項8記載の発明に対
応する実施形態では,入射光に対するユニットの傾き,
例えば図1において光の入射面である底面5と複数の光
学素子4が配列された斜面とのなす角度αを、入射光が
光学素子4により変化させられる角度以下にするもので
ある。例えば,この角度αが45度であれば,複数の光
の間隔は変化せず,45度未満にすることにより,常に
複数の光の間隔を狭めていく配置にすることが可能であ
る。
【0050】請求項9記載の発明に対応する実施形態
は,光の成形,集光率および程度を指定するものであ
る。これまでの実施形態で説明してきたように,ある程
度の大きさを持った複数の光がある間隔で配列された状
態でユニットに入射し,複数の相似形のユニットを抜け
る度に,光の断面が小さくなり,あるいは,光相互の間
隔が狭くなっていく。これは,上記のように、ユニット
の傾き角αと,入射光のサイズと,複数の光間の間隔d
により定められる。間隔はtanα・dに従って狭まっ
ていく。最終のユニットから出射したときの所望のサイ
ズを設定すれば,ユニットの上記傾き角度、必要なユニ
ット数,光学素子の数を求めることができる。
【0051】請求項10記載の発明に対応する実施形態
は,ユニットの構成が簡単になるように,光の進行方向
および光路長を変える光学素子を有するユニットがミラ
ーからなるものである。
【0052】請求項11記載の発明に対応する実施形態
は,光の進行方向および光路長を変える光学素子の調整
が不要となるように,光学素子が集まったユニットを一
体化するものである。また,ユニットを一体化すること
によってレーザ照明装置の小型化にも繋がる。このユニ
ットの素材は透明部材であれば良く,樹脂,ガラス,鉱
物などがよい。また,反射部,透過部には所望の反射
率,透過率が得られるように薄膜処理を行う。
【0053】レーザ光源から出射した光は多少なりとも
発散し,光源と,ユニットまでの距離が長いと,ユニッ
ト内の光学素子以上の大きさにビームが広がってしまう
ことがある。そこで、請求項12記載の発明に対応する
実施形態では、ビーム拡散に対する対応策を施してい
る。その概念を図5に示す。図5に示す実施形態は,配
列された複数のレーザ光源71から出射し発散していく
光をできる限りコリメートレンズ72により平行化使用
とするものであり、これにより,光利用効率を向上させ
るものである。
【0054】請求項13記載の発明は、請求項1から1
2までのいずれかに記載のレーザ照明装置を光源として
用いた画像表示装置(プロジェクタ)に関するものであ
る。既存のプロジェクタに使われている光源はランプで
ある。ランプの代わりにレーザを光源として用いること
は,光学系の設計,効率,安全性等の問題があり,中で
も、レーザ特有の干渉性によるスペックルにまつわる課
題が大きい。これまで説明してきたレーザ照明装置の実
施形態によれば,レーザの干渉性の低減が可能であるた
め,これを画像表示装置の光源として用い、画像をスク
リーンに投射するようにしても、投射画像にスペックル
のない画像を表示することが可能なプロジェクタを得る
ことができる。
【0055】プロジェクタには、ライトバルブなどの被
投射体を使い、この被投射体に照明光を照射し、被投射
体の画像をスクリーンに投射する投射光学系を有する方
式と,ポリゴンモータまたはガルバノミラーなどの光偏
向器を用いて光源からの光を偏向し、スクリーン上を走
査することによって画像を表示するスキャン方式とがあ
るが,本発明にかかるレーザ照明装置は光源部分である
ため、光源以降の光学系には影響を与えず,どちらの方
式にも利用可能である。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば,一つのビ
ームを複数のビームに分割し、分割した複数の光の進行
方向と光路長とを変える光学素子が集まった干渉性低減
ユニットを具備しているため,干渉性の低いレーザ光源
装置を提供することができる。
【0057】請求項2記載の発明によれば,複数の独立
のレーザを使い,かつ、上記干渉性低減光学ユニットを
用いるため、より一層良好にスペックルを低減すること
ができるレーザ照明装置を提供することができる。
【0058】請求項3記載の発明によれば,複数の独立
のレーザを用い,さらにその個々の光を複数に分割し,
各分割光を干渉性低減ユニットに導いて干渉性を低減す
るようにしたため,スペックルの生じないレーザ照明装
置を提供することができる。
【0059】請求項4記載の発明によれば,請求項1、
2また3記載の発明において、干渉性低減ユニットを複
数具備し、各干渉性低減ユニットは相似形としたため,
光学配置が簡単でかつ装置の小型化を図ることができる
レーザ照明装置を提供することができる。
【0060】請求項5記載の発明によれば,請求項1、
2、3または4記載の発明において,干渉性低減ユニッ
トが複数あり、各ユニットは相似形でその相似比がユニ
ット数に比例するため,小型化を図ることができるレー
ザ照明装置を提供することができる。
【0061】請求項6記載の発明によれば,請求項2ま
たは3記載の発明において,複数の独立したレーザ光源
として、汎用性の高いレーザダイオードアレイを用いる
ため,設計が簡単でかつ装置の小型化を図ることがで
き,なおかつ大幅な干渉性低減を図ることができるレー
ザ照明装置を提供することができる。
【0062】請求項7記載の発明によれば,請求項1か
ら6のいずれかに記載の発明において,半透過な反射体
を用いるため,反射を繰り返す度に光のサイズを小さく
でき,かつ干渉性の低減を図ることができるレーザ照明
装置を提供することができる。
【0063】請求項8記載の発明によれば,請求項1か
ら7のいずれかに記載の発明において,干渉性低減ユニ
ットの角度が入射光の変化角度以下であるため,反射を
繰り返す毎にビーム間隔が狭まり,あるいはビームが重
なり,これによって干渉性を低減することができ,かつ
ビームの成形を行うことができるレーザ照明装置を提供
することができる。
【0064】請求項9記載の発明によれば,請求項1か
ら8のいずれかに記載の発明において,干渉性低減ユニ
ットの入射光に対する部位の角度および,ユニットの数
により,効率のよい所望のビーム成形が可能なレーザ照
明装置を提供することができる。
【0065】請求項10記載の発明によれば,請求項1
から9のいずれかに記載の発明において,干渉性低減ユ
ニットがミラーで構成されるため、汎用性の高いレーザ
照明装置を提供することができる。
【0066】請求項11記載の発明によれば,請求項1
から9のいずれかに記載の発明において,干渉性低減ユ
ニットが,一つの光学素子からなるものであるため,構
成が簡単で,小型化が可能なレーザ照明装置を提供する
ことができる。
【0067】請求項12記載の発明によれば,請求項2
から11のいずれかに記載の発明において,複数のレー
ザ光源と1番目のユニットとの間に複数の光源の数だけ
コリメートレンズが設けられているため,光の利用効
率,集光率を向上させることができるレーザ照明装置を
提供することができる。
【0068】請求項13記載の発明によれば,請求項2
から12のいずれかに記載のレーザ照明装置を光源とし
て備え,画像をスクリーンに投射する画像表示装置を構
成したため、請求項1から12までのいずれかに記載の
レーザ照明装置により、干渉性の低いレーザ光を得るこ
とが可能なため,表示画像におけるスペックルを低減す
ることが可能なレーザを光源とした画像表示装置を提供
することができる。
【0069】請求項14および15記載の発明において
も、請求項13記載の発明と同様の効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるレーザ照明装置の一実施形態を
示す光学配置図である。
【図2】本発明にかかるレーザ照明装置の別の実施形態
を示す光学配置図である。
【図3】本発明にかかるレーザ照明装置のさらに別の実
施形態を示す光学配置図である。
【図4】本発明にかかるレーザ照明装置のさらに別の実
施形態の要部を示す光学配置図である。
【図5】本発明にかかるレーザ照明装置のさらに別の実
施形態を示す光学配置図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2 分割光学素子 3 ユニット 4 光学素子 7 レーザ光源 31 ユニット 32 ユニット 33 ユニット 41 分割光学素子 42 第1の光学素子 43 第2の光学素子 71 レーザ光源 72 コリメートレンズ
フロントページの続き (72)発明者 加藤 幾雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 亀山 健司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 滝口 康之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5C058 EA05 EA13 EA14 EA42 5F072 AB13 JJ20 KK05 KK15 KK30 YY20

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源と,このレーザ光源から出射
    される光を複数の光に分割する分割光学素子と,分割し
    た複数の光の進行方向を変えかつ複数の光の光路長をそ
    れぞれ変える光学素子が集まったユニットとを有するこ
    とを特徴とするレーザ照明装置。
  2. 【請求項2】 複数の独立したレーザ光源と,この複数
    の独立したレーザ光源から出射される複数の独立な光の
    進行方向を変えかつ複数の光の光路長をそれぞれ変える
    光学素子が集まったユニットとを有することを特徴とす
    るレーザ照明装置。
  3. 【請求項3】 複数の独立したレーザ光源と,この複数
    の独立したレーザ光源から出射される複数の独立な光を
    複数の光に分割するために上記複数の独立したレーザ光
    源の数だけ配置された分割光学素子と、上記複数の独立
    したレーザ光源から出射される複数の独立な光の進行方
    向を変えかつ複数の光の光路長をそれぞれ変える光学素
    子が集まったユニットとを有することを特徴とするレー
    ザ照明装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載のレーザ照明
    装置において,上記ユニットが複数あり,上記ユニット
    の形状はそれぞれ相似形であることを特徴とするレーザ
    照明装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載のレーザ
    照明装置において,相似形の上記ユニットがN個あると
    き,i番目(1<i<N)のユニットの大きさは,1番
    目のユニットの1/2i倍であることを特徴とするレー
    ザ照明装置。
  6. 【請求項6】 請求項2または3記載のレーザ照明装置
    において,上記複数の独立したレーザ光源がレーザダイ
    オードアレイであることを特徴とするレーザ照明装置。
  7. 【請求項7】 請求項,1,2,3,4,5または6記
    載のレーザ照明装置において,上記ユニットの数は2以
    上で,上記ユニットにおける光の進行方向を変えかつ光
    路長をそれぞれ変える前記光学素子を第1の光学素子と
    したとき,この第1の光学素子以外に,光の進行方向を
    変えかつ光路長をそれぞれ変える第2の光学素子を有
    し,第1の光学素子はレーザ光源から出射された光の一
    部を反射し光の残り部分を透過させ,この透過した光を
    上記第二の光学素子が反射することを特徴とするレーザ
    照明装置。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6または7
    記載のレーザ照明装置において,上記ユニットの入射光
    に対する部位の角度が,光源から出射した光が光学素子
    により進行方向を変えられる角度以下であることを特徴
    とするレーザ照明装置。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5,6,7また
    は8記載のレーザ照明装置において,複数あるユニット
    のうちn番目のユニットに複数の反射体が等間隔に配列
    され,その間隔はdnであり,この間隔dnで複数の光
    が入射し,また上記ユニットに入射する光に垂直な方向
    と複数の光学素子とのなす角度をα度としたとき,ユニ
    ットから出射する複数の光の間隔はtanα・dnであ
    り,さらにn番目以降のユニットから出射するときに複
    数の光の間隔がこの比率で狭まっていくことを特徴とす
    るレーザ照明装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9までのいずれかに記載
    のレーザ照明装置において、上記ユニットがミラーから
    なることを特徴とするレーザ照明装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から9までのいずれかに記載
    のレーザ照明装置において、上記ユニットが1つの光学
    素子からなることを特徴とするレーザ照明装置。
  12. 【請求項12】 請求項2から11までのいずれかに記
    載のレーザ照明装置において,複数のレーザ光源と1番
    目のユニットとの間に上記複数の光源の数だけコリメー
    トレンズが設けられていることを特徴とするレーザ照明
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から12までのいずれかに記
    載のレーザ照明装置を光源として備え、画像をスクリー
    ンに投射することを特徴とする画像表示装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のレーザ照明装置にお
    いて、光源からの照明光が被投射体に照射され、被投射
    体の画像をスクリーンに投射する投射光学系を有する画
    像表示装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載のレーザ照明装置にお
    いて、光源からの照明光を偏向してスクリーンに画像を
    投射する光偏向器を有する画像表示装置。
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