JP2003030855A - 光ディスク、光ディスク再生装置、光ディスク再生方法、光ディスク記録装置、及び光ディスク記録方法 - Google Patents

光ディスク、光ディスク再生装置、光ディスク再生方法、光ディスク記録装置、及び光ディスク記録方法

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JP2003030855A
JP2003030855A JP2001215838A JP2001215838A JP2003030855A JP 2003030855 A JP2003030855 A JP 2003030855A JP 2001215838 A JP2001215838 A JP 2001215838A JP 2001215838 A JP2001215838 A JP 2001215838A JP 2003030855 A JP2003030855 A JP 2003030855A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘッダデータ記録位置からトラッキングエラー
信号を得ることができ、且つトラック走査の偏りが検出
できるように構成された光ディスクの提供。 【解決手段】情報記録面を有する光ディスクであって、
この情報記録面は、半径方向に対してグルーブトラック
(GT1、GT2)とランドトラック(LT1、LT
2)とが交互に配置されて形成された記録トラックを有
し、この記録トラックは、各トラックの境界壁の一部
に、夫々がトラックに沿った方向に対して所定距離ずつ
順にずれた位置に配置された複数の凹凸境界壁(W1〜
W4)を有し、各凹凸状境界壁は、アドレスデータを含
むヘッダデータが反映された凹凸により形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半径方向に対し
てグルーブトラックとランドトラックとが交互に配置さ
れて形成された記録トラックを有する光ディスクに関す
る。また、この発明は、このような光ディスクから情報
を再生する光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法
に関する。さらに、この発明は、このような光ディスク
に対して情報を記録する光ディスク記録装置及び光ディ
スク記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】相変化記録方式を利用した書換え型の光
ディスクの一例として、DVD−RAMが知られてい
る。この光ディスクは、螺旋状に設けられた一定周期で
不連続な案内溝を備えており、溝内(グルーブトラッ
ク)と溝間(ランドトラック)の両方が記録トラックと
して使用される。案内溝の不連続部分は、半径方向にア
ラインされており、この不連続部分にはヘッダデータが
プリピットにより記録されている。このヘッダデータの
先頭からトラック方向に向かって次のヘッダデータの先
頭までが1セクタと呼ばれる。光ディスクに対する情報
の記録及び再生は、セクタ単位で実行される。光ディス
クに対するデータの記録再生時には、このヘッダデータ
に含まれているアドレスデータが読み取られ、後続のト
ラックに対して相変化記録マークにより情報が記録され
たり、既に後続のセクタに記録されている相変化記録マ
ークが再生されたりする。
【0003】DVD−RAMにおいては、ヘッダデータ
は、互いに隣接するグルーブトラックとランドトラック
の境界の延長線上の案内溝の不連続部分に記録されてお
り、このヘッダデータはこれら両トラックに対する記録
再生処理に利用される。ヘッダデータ(プリピット)を
再生したときに生じるクロストークの影響は、相変化記
録マークを再生したときに生じるクロストークの影響よ
り大きい。このため、ヘッダデータは半径方向に対して
1トラックピッチ毎にジグザグ記録されており、結果的
に半径方向に対するヘッダデータ記録ピッチは1トラッ
クピッチより広くなっている。記録トラックに対して光
ビームを走査させると、案内溝の不連続部分ではトラッ
クの一方の境界延長線上に配置されたヘッダデータと、
トラックの他方の境界延長線上に配置されたヘッダデー
タとが順に再生される。このとき、二つのヘッダデータ
の再生信号のレベルを比較することにより、トラック走
査の偏りを検出することが可能となる。続いて、案内溝
の連続部分から溝の影響を受けたトラッキングエラー信
号が得られる。このトラッキングエラー信号からトラッ
ク外れを検出することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
に、ヘッダデータ記録部分では案内溝が不連続になって
いるため、このヘッダデータ記録部分ではトラッキング
エラー信号を得ることができないという問題があった。
複数セクタを連続再生しているときには、ヘッダデータ
の記録位置がある程度予測できる。このため、ヘッダデ
ータ記録部分を走査するときには、直前に得られたトラ
ッキングエラー信号のレベルを維持したままトラックサ
ーボを中断することにより、走査動作を適切に続行させ
ることができる。しかし、トラックサーチ時には、ヘッ
ダデータの記録位置を予測することができない。このた
め、偶然、ヘッダデータ記録部分にトラックサーチが試
みられた場合には、トラック外れとトラックサーチの再
試行とが繰り返されてしまい、結果的に目的セクタへの
アクセスに多大な時間が費やされてしまう。
【0005】このような問題を解決するための技術が、
特願2000−303855に開示されている。簡単に
説明すると、隣接するグルーブトラックとランドトラッ
クの一方の境界の壁面位置を変動させてヘッダデータを
記録する。これにより、案内溝をすべて連続させること
ができる。従って、ヘッダデータ記録部分にトラックサ
ーチが試みられても、案内溝の影響を受けたトラッキン
グエラー信号を得ることができる。しかしながら、トラ
ックの両端の境界の壁面位置が変動されるわけではな
く、トラックの一方の境界の壁面位置だけが変動され
る。このため、ヘッダ記録位置の再生信号から、トラッ
ク走査の偏りを検出することはできない。
【0006】また、近年では、書換え型の情報記録層が
複数積層された光ディスクについての開発が進められて
いる。このような光ディスクでは、各記録層に対して独
立に情報を記録したり再生したりすることができる。各
記録層が、上記説明したDVD−RAMのようなヘッダ
データを有していると、このヘッダデータが記録されて
いるトラックの不連続部分が他層の記録再生に影響を及
ぼす。ヘッダデータは、上記したように、半径方向に対
して1トラックピッチ毎にジグザグ記録されているが、
トラックの不連続部分は半径方向に対して略一直線に並
んでいる(トラックの不連続部分は纏まって配置されて
いる)。各記録層におけるトラックの連続部分と不連続
部分とが、常に、光ビームの光軸方向に対して一致して
いるとは限らない。つまり、ある記録層のトラックに対
して光ビームを照射しデータを記録したり再生したりす
るときに、別の記録層のトラックの連続部分の光透過率
又は光反射率の影響を受けるときもあれば、別の記録層
のトラックの不連続部分の光透過率又は光反射率の影響
を受けるときもある。これにより、データの記録再生時
の信頼性に問題が生じる。
【0007】この発明の目的は、上記したような事情に
鑑み成されたものであって、下記の光ディスク、光ディ
スク再生装置、光ディスク再生方法、光ディスク記録装
置、及び光ディスク記録方法を提供することにある。
【0008】(1)ヘッダデータ記録位置からトラッキ
ングエラー信号を得ることが可能なように構成されてお
り、且つトラック走査の偏りが検出可能なように構成さ
れた光ディスク。
【0009】(2)記録再生信頼性の損失を低減するこ
とが可能な複数の記録層を有する光ディスク。
【0010】(3)ヘッダデータ記録位置からトラッキ
ングエラー信号を得ることが可能なように構成されてお
り、且つトラック走査の偏りが検出可能なように構成さ
れた光ディスクから、ヘッダデータを再生する光ディス
ク再生装置及び光ディスク再生方法。
【0011】(4)ヘッダデータ記録位置からトラッキ
ングエラー信号を得ることが可能なように構成されてお
り、且つトラック走査の偏りが検出可能なように構成さ
れた光ディスクから、ヘッダデータを再生し、目的位置
にデータを記録する光ディスク記録装置及び光ディスク
記録方法。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、この発明の光ディスク、光ディスク再
生装置、光ディスク再生方法、光ディスク記録装置、及
び光ディスク記録方法は、以下のように構成されてい
る。
【0013】(1)この発明の光ディスクは、情報記録
面を有する光ディスクであって、前記情報記録面は、半
径方向に対してグルーブトラックとランドトラックとが
交互に配置されて形成された記録トラックを有し、前記
記録トラックは、各トラックの境界壁の一部に、夫々が
トラックに沿った方向に対して所定距離ずつ順にずれた
位置に配置された複数の凹凸境界壁を有し、各凹凸状境
界壁は、アドレスデータを含むヘッダデータが反映され
た凹凸により形成されている。
【0014】(2)この発明の光ディスクは、前記情報
記録面を複数有する。
【0015】(3)この発明の光ディスク再生装置は、
前記凹凸状境界壁からヘッダデータを再生する再生手段
を備えている。
【0016】(4)この発明の光ディスク再生方法は、
前記凹凸状境界壁からヘッダデータを再生する。
【0017】(5)この発明の光ディスク記録装置は、
前記凹凸状境界壁からヘッダデータを再生する再生手段
と、再生されたヘッダデータに基づき記録トラックに設
けられた目的記録フィールドに目的情報を記録する記録
手段とを備えている。
【0018】(6)この発明の光ディスク記録方法は、
前記凹凸状境界壁からヘッダデータを再生し、再生され
たヘッダデータに基づき記録トラックに設けられた目的
記録フィールドに目的情報を記録する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0020】図1は、この発明に係る光ディスクのヘッ
ダ領域の概略を示す図である。
【0021】この発明の光ディスクは単数又は複数の情
報記録面を有し、情報記録面は1周毎にランドトラック
とグルーブトラックとが入れ替わるシングルスパイラル
構造の記録トラックを有する。つまり、この光ディスク
は、半径方向に対してランドトラックとグルーブトラッ
クとが交互に配置されて形成された記録トラックを有す
る。そして、両トラックに対してデータが記録される。
【0022】図1に示すように、ランドトラックLT1
とこのランドトラックLT1に隣接するグルーブトラッ
クGT1との境界壁の一部には、凹凸状境界壁W1が配
置されている。また、グルーブトラックGT1とこのグ
ルーブトラックGT1に隣接するランドトラックLT2
との境界壁の一部には、凹凸状境界壁W2が配置されて
いる。また、ランドトラックLT2とこのランドトラッ
クLT2に隣接するグルーブトラックGT2との境界壁
の一部には、凹凸状境界壁W3が配置されている。ま
た、グルーブトラックGT2とこのグルーブトラックG
T2に隣接するランドトラックLT3との境界壁の一部
には、凹凸状境界壁W4が配置されている。
【0023】凹凸状境界壁W1〜W4は、アドレスデー
タを含むヘッダデータが反映された凹凸により形成され
ている。凹凸状境界壁W2は、W1に対して、トラック
に沿った方向に対して一つの凹凸状境界壁の長さ分ずれ
た位置に配置されている。同様に、凹凸状境界壁W3
は、W2に対して、トラックに沿った方向に対して一つ
の凹凸状境界壁の長さ分ずれた位置に配置されている。
同様に、凹凸状境界壁W4は、W3に対して、トラック
に沿った方向に対して一つの凹凸状境界壁の長さ分ずれ
た位置に配置されている。つまり、凹凸状境界壁W1〜
W4は、トラックに沿った方向に対して一つの凹凸状境
界壁の長さずつ順にずれた位置に配置されている。
【0024】グルーブトラックGT1上を光ビームが走
査する場合、凹凸状境界壁W2及びW1が一つのヘッダ
部101となり、凹凸状境界壁W2が前半ヘッダ部10
3となり、凹凸状境界壁W1が後半ヘッダ部104とな
る。ランドトラックLT2上を光ビームが走査する場
合、凹凸状境界壁W3及びW2が一つのヘッダ部101
となり、凹凸状境界壁W3が前半ヘッダ部103とな
り、凹凸状境界壁W2が後半ヘッダ部104となる。グ
ルーブトラックGT2上を光ビームが走査する場合、凹
凸状境界壁W4及びW3が一つのヘッダ部101とな
り、凹凸状境界壁W4が前半ヘッダ部103となり、凹
凸状境界壁W3が後半ヘッダ部104となる。
【0025】凹凸状境界壁W1を形成する凹凸は、グル
ーブトラックGT1上に配置される記録フィールド(デ
ータ部102)に関するヘッダデータを含む。凹凸状境
界壁W2を形成する凹凸は、ランドトラックLT2上に
配置される記録フィールド(データ部102)に関する
ヘッダデータを含む。凹凸状境界壁W3を形成する凹凸
は、グルーブトラックGW2上に配置される記録フィー
ルド(データ部102)に関するヘッダデータを含む。
凹凸状境界壁W4を形成する凹凸は、ランドトラックL
T3上に配置される記録フィールド(データ部102)
に関するヘッダデータを含む。
【0026】ヘッダ部101と後続のデータ部102と
で、一つのセクタが形成されている。つまり、各セクタ
の先頭にヘッダ部102が配置されており、このヘッダ
部102に後続のデータ部のアドレスデータが格納され
ている。
【0027】グルーブトラックとランドトラックの境界
壁面位置を両トラック側に凹凸させて、上記した凹凸状
境界壁が形成されている。凹凸状境界壁W2及びW4は
内周側がランドトラックで外周側がグルーブトラックと
なる境界壁位置を両トラック側に凹凸させて形成されて
いる。これに対して、凹凸状境界壁W1及びW3は外周
側がランドトラックで内周側がグルーブトラックとなる
境界壁位置を両トラック側に凹凸させて形成されてい
る。
【0028】上記した構成により、この発明の光ディス
クに形成されたトラックは、ヘッダ部101が配置され
ている箇所でも、連続する。従って、この発明の光ディ
スクに形成されたトラックに沿って光ビームを走査させ
ると、どの位置からでもトラッキングエラー信号を得る
ことができ、正確にトラック外れを検出することができ
る。
【0029】上記したトラック構造の光ディスクを製作
するには、例えば、光ディスクの原盤露光に2ビームを
用いる。2ビームは半径方向に僅かにずれた間隔で並べ
て、記録トラックであるグルーブトラックの露光時に
は、所定パワーの2ビームを同時に照射する。ヘッダ部
101の形成時には、ランド側へ境界壁を張り出させる
タイミングで2ビームのうちランド側に位置する方の光
ビームの強度を所定パワーより高くし、グルーブ側へ境
界壁を張り出させるタイミングで2ビームのうちグルー
ブ側に位置する方の光ビームの強度を所定パワーより低
くする。
【0030】このようにして、ランドトラック及びグル
ーブトラックの境界壁の一部を、両トラック側に凹凸さ
せて凹凸状境界壁が形成される。光ディスク装置は、あ
るトラックを再生するときに、このあるトラックとこの
あるトラックに隣接するトラックとの境界に形成された
凹凸状境界壁に対応した再生信号を得ることができる。
従来のDVD−RAMの場合、グルーブトラックとラン
ドトラックの境界延長線上にプリピットによりヘッダデ
ータが記録されている。このため、同じプリピットを、
ランドトラックに沿って再生した場合と、グルーブトラ
ックに沿って再生した場合とで、このプリピットが反映
された再生信号の極性は等しくなる。この発明の光ディ
スクの場合、同じ凹凸状境界壁を、ランドトラックに沿
って再生した場合と、グルーブトラックに沿って再生し
た場合とで、この凹凸状境界壁が反映された再生信号の
極性は逆になる。このため、凹凸状境界壁が反映された
再生信号を読み取るには、極性切換が必要となる。
【0031】図1は、凹凸状境界壁の凹凸のランド側へ
張り出した部分の位置により、ヘッダデータが反映され
ている。これは、ピットで情報を記録する場合のピット
ポジション記録に相当する。また、内周側の隣接トラッ
クとの境界と外周側の隣接トラックとの境界のどちらも
ランド側へ張り出した部分の位置により、ヘッダデータ
が反映されている。このため、再生信号の極性は、どち
らのヘッダデータを再生したときも同じになる。このよ
うな、ディスクは、上記したように、ディスク原盤露光
時のビーム強度の強弱と、記録信号極性との関係を、2
ビームで同じにすれば製作できる。
【0032】図2は、図1に示す凹凸境界壁に反映され
たヘッダデータの再生信号を説明する図である。
【0033】再生用の光ビームが、グルーブトラックの
中心を走査した場合には、図2(a)に示すように、前
半ヘッダの信号振幅と後半ヘッダの信号振幅は等しくな
る。グルーブトラックの内周側を走査した場合には、図
2(b)に示すように、前半ヘッダの信号振幅は小さく
なり、後半ヘッダの信号振幅が大きくなる。逆に、グル
ーブトラックの外周側を走査した場合には、図2(c)
に示すように、前半ヘッダの信号振幅は大きくなり、後
半ヘッダの信号振幅は小さくなる。即ち、前半ヘッダの
再生信号振幅と後半ヘッダの再生信号振幅とを比較する
ことにより、再生光のトラッキングずれ量を検出するこ
とが可能となる。この検出結果をフィードバックして、
トラックの中心を走査させることができる。なお、ラン
ドトラックを走査している場合には、ランド側へ張り出
した部分の信号極性がグルーブトラック走査時と逆にな
る。さらに、前半ヘッダの再生信号振幅と後半ヘッダの
再生信号振幅の大小関係と、トラッキングずれの方向関
係も逆になる。
【0034】この発明の光ディスクの凹凸境界壁を再生
する方法として、トラックに沿って左右の反射光量を別
に検出し、左右の反射光量の差分を求める方法もある。
この場合には、図1に示すように、内周側の境界壁と外
周側の境界壁のどちらにもランドトラック側へ張り出し
た部分の位置でヘッダデータを記録していると、再生信
号の極性が前半と後半のヘッダで逆になる。光ディスク
装置の対応としては、再生信号極性の切り換えが必要と
なる。原盤露光時のビーム強度の強弱の極性を2ビーム
で逆にすることにより、グルーブトラックの一方の境界
側はランド側へ張り出した部分の位置、他方の境界側は
グルーブ側へ張り出した部分の位置でヘッダデータが記
録される。張り出した部分の位置でヘッダデータを記録
する場合には、前半ヘッダに相当する境界壁における凹
凸と、この前半ヘッダと対になる後半ヘッダに相当する
境界壁における凹凸の比率は、等しくならない。即ち、
ヘッダデータを前後で逆に作ってしまうと、再生信号を
差で検出する場合の極性は揃っても、再生信号の振幅の
比較からトラッキングずれを検出するには、なんらかの
補正手段が必要となる。
【0035】上記では、ピットポジション記録のケース
について説明したが、凹凸状境界壁の凹部から凸部への
変化位置、及び凸部から凹部への変化位置により、ヘッ
ダデータを反映するようにしてもよい。言い換えると、
凹凸状境界壁のランド側からグルーブ側への変化点の位
置、及びグルーブ側からランド側への変化点の位置によ
り、ヘッダデータを反映するようにしてもよい。これ
は、ピットで情報を記録する場合のピットエッジ記録に
相当する。エッジ記録は、ポジション記録に比べて、一
定長当たりの情報量を多くできる点と、信号極性につい
て対称であるため左右の凹凸比率が同等になる点が、利
点である。反面、再生ビームのプロファイルとの関係を
考慮したエッジ位置形成の正確さが要求される。
【0036】なお、以上において、内周側がグルーブト
ラックで、外周側がランドトラックとなる境界壁に、前
半ヘッダを配置し、内周側がランドトラックで、外周側
がグルーブトラックとなる境界壁に、後半ヘッダを配置
するケースについて説明したが、この発明はこれに限定
されるものではない。つまり、内周側がグルーブトラッ
クで、外周側がランドトラックとなる境界壁に、後半ヘ
ッダを配置し、内周側がランドトラックで、外周側がグ
ルーブトラックとなる境界壁に、前半ヘッダを配置する
ようにしてもよい。
【0037】また、ランドトラック側へ張り出した部分
の位置によりヘッダデータを反映させるとして説明した
が、この発明はこれに限定されるものではない。つま
り、グルーブトラック側へ張り出した部分の位置により
ヘッダデータを反映させるようにしてもよい。そもそ
も、ランドトラックとグルーブトラックの関係は、相対
的なものであって、ディスク製作工程において逆転もあ
り得る。従って、上記説明におけるランドとグルーブが
逆転しても、本発明は実施可能である。
【0038】続いて、図3及び図4を参照して、上記説
明したヘッダを有する記録層を複数備えた光ディスクに
ついて説明する。図3に示すように、光ディスク1は、
複数の記録層を有する。光ディスク1は、入射光側から
見て、手前側に第1記録層202を有し、その奥に透明
層204を有し、さらにその奥に第2記録層203を有
する。これら第1記録層202及び第2記録層204
は、図1に示すヘッダ構造を有する。記録再生のための
光ビーム205は、対物レンズ8(図5参照)の位置を
上下させることにより、第1及び第2記録層のうちの一
方に集光される。
【0039】図4(a)に示すように、第1記録層20
2に対して光ビームが集光されると、この第1記録層2
02からの反射光には、第2記録層203からの反射光
が重畳される。また、図4(b)に示すように、第2記
録層203に対して光ビームが集光されると、この第2
記録層203からの反射光には、第1記録層202から
の反射光が重畳されるだけでなく、第1記録層202の
透過率が影響する。図4(a)及び図4(b)から明ら
かなように、記録再生対象の目的の記録層に対して光ビ
ームが集光されるとき、他の記録層に対して光ビームは
集光されず、他の記録層上では光ビームは広がった状態
となる。複数の記録層を有する光ディスクでは、記録層
の一部に透過率や反射率の異なる領域が存在すると、目
的の記録層に対する記録再生の信頼性が損なわれる。透
過率や反射率の異なる領域が、局所的に存在する程度で
あればこのような悪影響はある程度低減される。図1に
示すこの発明の光ディスクにおけるヘッダは、次第にト
ラック方向にずれて配置されている。これに対して、従
来の光ディスクでは、トラックの不連続部分が半径方向
につながっている。つまり、この発明の光ディスクは、
従来の光ディスクに比べて、透過率や反射率の異なる領
域が局所的に存在していると言える。従って、この発明
の記録層を複数備えた光ディスクによれば、どの記録層
に対する記録再生でも信頼性が損なわれる度合いが低減
される。
【0040】図5は、この発明の一例に係る光ディスク
装置の概略構成を示す図である。この光ディスク装置
は、上記説明した凹凸状境界壁をヘッダとして持つ光デ
ィスク1に対して目的のデータを記録したり、この光デ
ィスク1に記録されたデータを再生したりする。光ディ
スク1は、上記説明したように、記録層を複数備えてい
るものでもよい。
【0041】図4に示すように、光ディスク装置は、変
調回路2、レーザ制御回路3、レーザ4、コリメートレ
ンズ5、偏光ビームスプリッタ(以下PBS)6、4分
の1波長板7、対物レンズ8、集光レンズ9、光検出器
10、信号処理回路11、復調回路12、フォーカスエ
ラー信号生成回路13、トラッキングエラー信号生成回
路14、ヘッダ検知回路15、フォーカス制御回路1
6、トラッキング制御回路17を備えている。
【0042】まず、この光ディスク装置によるデータの
記録について説明する。記録データ(データシンボル)
は、変調回路2により所定のチャネルビット系列に変調
される。記録データに対応したチャネルビット系列は、
レーザ制御回路3によりレーザ駆動波形に変換される。
レーザ制御回路3は、レーザ4をパルス駆動し、所望の
ビット系列に対応したデータを光ディスク1上に記録す
る。レーザ4から放射された記録用の光ビームは、コリ
メートレンズ5で平行光となり、PBS6に入射し、透
過する。PBS6を透過したビームは4分の1波長板7
を透過し、対物レンズ8により光ディスク1の情報記録
面に集光される。集光されたビームは、フォーカス制御
回路16によるフォーカス制御及びトラッキング制御回
路17によるトラッキング制御により、記録面上に最良
の微小スポットが得られる状態で維持される。光ディス
ク1が複数の記録層を備えている場合には、フォーカス
制御回路16により目的の記録層に対して光ビームがジ
ャストフォーカスされる。
【0043】続いて、この光ディスク装置によるデータ
の再生について説明する。データ再生指示に基づき、レ
ーザ4は再生用の光ビームを放射する。レーザ4から放
射された再生用の光ビームは、コリメートレンズ5で平
行光となり、PBS6に入射し、透過する。PBS6を
透過した光ビームは4分の1波長板7を透過し、対物レ
ンズ8により光ディスク1の情報記録面に集光される。
集光されたビームは、フォーカス制御回路16によるフ
ォーカス制御及びトラッキング制御回路17によるトラ
ッキング制御により、記録面上に最良の微小スポットが
得られる状態で維持される。このとき、光ディスク1上
に照射された再生用の光ビームは、情報記録面内の反射
膜あるいは反射性記録膜により反射される。反射光は対
物レンズ8を逆方向に透過し、再度平行光となる。反射
光は4分の1波長板7を透過し、入射光に対して垂直な
偏光を持ち、PBS6では反射される。PBS6で反射
されたビームは集光レンズ9により収束光となり、光検
出器10に入射される。光検出器10は、例えば、4分
割のフォトディテクタから構成されている。光検出器1
0に入射した光束は光電変換されて電気信号となり増幅
される。増幅された信号は信号処理回路11にて等化さ
れ2値化され、復調回路12に送られる。復調回路12
では所定の変調方式に対応した復調動作を施されて、再
生データが出力される。
【0044】また、光検出器10から出力される電気信
号の一部に基づき、フォーカスエラー信号生成回路13
によりフォーカスエラー信号が生成される。同様に、光
検出器10から出力される電気信号の一部に基づき、ト
ラッキングエラー信号生成回路14によりトラッキング
エラー信号が生成される。フォーカス制御回路16は、
フォーカスエラー信号に基づきビームスポットのフォー
カスを制御する。トラッキング制御回路17は、トラッ
キングエラー信号に基づきビームスポットのトラッキン
グを制御する。
【0045】さらに、光検出器10から出力される電気
信号に基づき、ヘッダ検知回路15によりヘッダが検知
される。つまり、このヘッダ検知回路15は、ヘッダデ
ータが反映された凹凸状境界壁を検知する。ヘッダ検知
回路15によりヘッダが検知されたタイミングで、復調
回路12から出力される再生データがヘッダデータであ
る。ヘッダデータに基づき、目的の記録フィールドから
目的のデータが再生されたり、目的の記録フィールドに
対して目的のデータが記録されたりする。また、ヘッダ
検知回路15は、図2で説明したヘッダ検知状態も検知
する。つまり、前半ヘッダ部103に反映されたヘッダ
データの再生信号レベルと、後半ヘッダ部104に反映
されたヘッダデータの再生信号レベルとを比較して、再
生用の光ビームのトラックずれを検知する。トラッキン
グ制御回路17は、この検知結果に基づき、トラックの
中央を走査するように、ビームスポットのトラッキング
を制御する。
【0046】なお、本願発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施
形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、そ
の場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形
態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複
数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発
明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成
要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、
この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば下記の光ディスク、光
ディスク再生装置、光ディスク再生方法、光ディスク記
録装置、及び光ディスク記録方法を提供できる。
【0048】(1)ヘッダデータ記録位置からトラッキ
ングエラー信号を得ることが可能なように構成されてお
り、且つトラック走査の偏りが検出可能なように構成さ
れた光ディスク。
【0049】(2)記録再生信頼性の損失を低減するこ
とが可能な複数の記録層を有する光ディスク。
【0050】(3)ヘッダデータ記録位置からトラッキ
ングエラー信号を得ることが可能なように構成されてお
り、且つトラック走査の偏りが検出可能なように構成さ
れた光ディスクから、ヘッダデータを再生する光ディス
ク再生装置及び光ディスク再生方法。
【0051】(4)ヘッダデータ記録位置からトラッキ
ングエラー信号を得ることが可能なように構成されてお
り、且つトラック走査の偏りが検出可能なように構成さ
れた光ディスクから、ヘッダデータを再生し、目的位置
にデータを記録する光ディスク記録装置及び光ディスク
記録方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光ディスクのヘッダ領域の概略
を示す図である。
【図2】図1に示す凹凸境界壁に反映されたヘッダデー
タの再生信号を説明する図である。
【図3】この発明に係る記録層を複数備えた光ディスク
の概略を示す図である。
【図4】記録層を複数備えた光ディスクに対して光ビー
ムを照射したときの反射光について説明するための図で
ある。
【図5】この発明の一例に係る光ディスク装置の概略構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…光ディスク 2…変調回路 3…レーザ制御回路 4…レーザ 5…コリメートレンズ 6…偏光ビームスプリッタ(PBS) 7…4分の1波長板 8…対物レンズ 9…集光レンズ 10…光検出器 11…信号処理回路 12…復調回路 13…フォーカスエラー信号生成回路 14…トラッキングエラー信号生成回路 15…ヘッダ検知回路 16…フォーカス制御回路 17…トラッキング制御回路 101…ヘッダ部 102…データ部 103…前半ヘッダ部 104…後半ヘッダ部 LT1、LT2、LT3…ランドトラック GT1、GT2…グルーブトラック W1、W2、W3、W4…凹凸境界壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D029 WA05 WA34 WD12 WD13 5D090 AA01 CC01 CC04 CC14 CC16 EE11 FF02 FF15 GG07 GG10 GG27 5D118 AA14 BA01 BF02 BF03 CA13 CD03 CD08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録面を有する光ディスクであって、 前記情報記録面は、半径方向に対してグルーブトラック
    とランドトラックとが交互に配置されて形成された記録
    トラックを有し、 前記記録トラックは、各トラックの境界壁の一部に、夫
    々がトラックに沿った方向に対して所定距離ずつ順にず
    れた位置に配置された複数の凹凸状境界壁を有し、 各凹凸状境界壁は、アドレスデータを含むヘッダデータ
    が反映された凹凸により形成されている、 ことを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】情報記録面を有する光ディスクであって、 前記情報記録面は、半径方向に対してグルーブトラック
    とランドトラックとが交互に配置されて形成された記録
    トラックを有し、 前記記録トラックは、 第1のランドトラックとこの第1のランドトラックに隣
    接する第1のグルーブトラックとの境界壁の一部に配置
    された第1の凹凸状境界壁と、 前記第1のグルーブトラックとこの第1のグルーブトラ
    ックに隣接する第2のランドトラックとの境界壁の一部
    に配置された第2の凹凸状境界壁と、 前記第2のランドトラックとこの第2のランドトラック
    に隣接する第2のグルーブトラックとの境界壁の一部に
    配置された第3の凹凸状境界壁と、 前記第2のグルーブトラックとこの第2のグルーブトラ
    ックに隣接する第3のランドトラックとの境界壁の一部
    に配置された第4の凹凸状境界壁と、 を有し、 前記第1、第2、第3、及び第4の凹凸状境界壁は、ア
    ドレスデータを含むヘッダデータが反映された凹凸によ
    り形成されており、 前記第1、第2、第3、及び第4の凹凸状境界壁は、ト
    ラックに沿った方向に対して一つの凹凸状境界壁の長さ
    ずつ順にずれた位置に配置されている、ことを特徴とす
    る光ディスク。
  3. 【請求項3】前記第1の凹凸状境界壁を形成する凹凸
    は、前記第1のグルーブトラック上に配置される記録フ
    ィールドに関するヘッダデータを含み、 前記第2の凹凸状境界壁を形成する凹凸は、前記第2の
    ランドトラック上に配置される記録フィールドに関する
    ヘッダデータを含み、 前記第3の凹凸状境界壁を形成する凹凸は、前記第2の
    グルーブトラック上に配置される記録フィールドに関す
    るヘッダデータを含み、 前記第4の凹凸状境界壁を形成する凹凸は、前記第3の
    ランドトラック上に配置される記録フィールドに関する
    ヘッダデータを含む、 ことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】前記第1、第2、第3、及び第4の凹凸状
    境界壁の凹部又は凸部のどちらか一方の位置によりヘッ
    ダデータを反映する、 ことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク。
  5. 【請求項5】前記第1、第2、第3、及び第4の凹凸状
    境界壁の凹部及び凸部の変化位置によりヘッダデータを
    反映する、 ことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク。
  6. 【請求項6】前記情報記録面を複数有することを特徴と
    する請求項2に記載の光ディスク。
  7. 【請求項7】光ディスクから情報を再生する光ディスク
    再生装置であって、 前記光ディスクは、情報記録面を有し、 前記情報記録面は、半径方向に対してグルーブトラック
    とランドトラックとが交互に配置されて形成された記録
    トラックを有し、 前記記録トラックは、各トラックの境界壁の一部に、夫
    々がトラックに沿った方向に対して所定距離ずつ順にず
    れた位置に配置された複数の凹凸境界壁を有し、 各凹凸状境界壁は、アドレスデータを含むヘッダデータ
    が反映された凹凸により形成されており、 この光ディスク再生装置は、 前記凹凸状境界壁からヘッダデータを再生する再生手段
    を備えたことを特徴とする。
  8. 【請求項8】所定のトラックの両側の境界壁の一部に位
    置し、トラックに沿った方向に対して所定距離だけずれ
    た二つの凹凸状境界壁に反映されたヘッダデータの再生
    信号レベルを比較して、この所定のトラックに対する再
    生光ビームのトラックずれを検知するトラックずれ検知
    手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の光ディ
    スク再生装置。
  9. 【請求項9】光ディスクから情報を再生する光ディスク
    再生方法であって、 前記光ディスクは、情報記録面を備え、 前記情報記録面は、半径方向に対してグルーブトラック
    とランドトラックとが交互に配置されて形成された記録
    トラックを有し、 前記記録トラックは、各トラックの境界壁の一部に、夫
    々がトラックに沿った方向に対して所定距離ずつ順にず
    れた位置に配置された複数の凹凸境界壁を有し、 各凹凸状境界壁は、アドレスデータを含むヘッダデータ
    が反映された凹凸により形成されており、 この光ディスク再生方法は、 前記第1及び第2の凹凸状境界壁からヘッダデータを再
    生することを特徴とする。
  10. 【請求項10】所定のトラックの両側の境界壁の一部に
    位置し、トラックに沿った方向に対して所定距離だけず
    れた二つの凹凸状境界壁に反映されたヘッダデータの再
    生信号レベルを比較して、この所定のトラックに対する
    再生光ビームのトラックずれを検知することを特徴とす
    る請求項9に記載の光ディスク再生方法。
  11. 【請求項11】光ディスクに対して情報を記録する光デ
    ィスク記録装置であって、 前記光ディスクは、情報記録面を備え、 前記情報記録面は、半径方向に対してグルーブトラック
    とランドトラックとが交互に配置されて形成された記録
    トラックを有し、 前記記録トラックは、各トラックの境界壁の一部に、夫
    々がトラックに沿った方向に対して所定距離ずつ順にず
    れた位置に配置された複数の凹凸境界壁を有し、 各凹凸状境界壁は、アドレスデータを含むヘッダデータ
    が反映された凹凸により形成されており、 この光ディスク記録装置は、 前記凹凸状境界壁からヘッダデータを再生する再生手段
    と、 前記再生手段により再生されたヘッダデータに基づき、
    記録トラックに設けられた目的記録フィールドに目的情
    報を記録する記録手段と、 を備えたことを特徴とする。
  12. 【請求項12】所定のトラックの両側の境界壁の一部に
    位置し、トラックに沿った方向に対して所定距離だけず
    れた二つの凹凸状境界壁に反映されたヘッダデータの再
    生信号レベルを比較して、この所定のトラックに対する
    再生光ビームのトラックずれを検知するトラックずれ検
    知手段を備えたことを特徴とする請求項11に記載の光
    ディスク記録装置。
  13. 【請求項13】光ディスクに対して情報を記録する光デ
    ィスク記録方法であって、 前記光ディスクは、情報記録面を備え、 前記情報記録面は、半径方向に対してグルーブトラック
    とランドトラックとが交互に配置されて形成された記録
    トラックを有し、 前記記録トラックは、各トラックの境界壁の一部に、夫
    々がトラックに沿った方向に対して所定距離ずつ順にず
    れた位置に配置された複数の凹凸境界壁を有し、 各凹凸状境界壁は、アドレスデータを含むヘッダデータ
    が反映された凹凸により形成されており、 この光ディスク記録方法は、 前記凹凸状境界壁からヘッダデータを再生し、 この再生されたヘッダデータに基づき、記録トラックに
    設けられた目的記録フィールドに目的情報を記録する、
    ことを特徴とする。
  14. 【請求項14】所定のトラックの両側の境界壁の一部に
    位置し、トラックに沿った方向に対して所定距離だけず
    れた二つの凹凸状境界壁に反映されたヘッダデータの再
    生信号レベルを比較して、この所定のトラックに対する
    再生光ビームのトラックずれを検知することを特徴とす
    る請求項13に記載の光ディスク記録方法。
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