JP2003030846A - 情報記録システムと情報記憶装置及び情報記録方法並びに情報記録媒体。 - Google Patents

情報記録システムと情報記憶装置及び情報記録方法並びに情報記録媒体。

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JP2003030846A
JP2003030846A JP2002128551A JP2002128551A JP2003030846A JP 2003030846 A JP2003030846 A JP 2003030846A JP 2002128551 A JP2002128551 A JP 2002128551A JP 2002128551 A JP2002128551 A JP 2002128551A JP 2003030846 A JP2003030846 A JP 2003030846A
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JP2002128551A
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Keiichi Onodera
圭一 小野寺
Hiroyuki Kurashina
裕行 倉科
Takeshi Takahashi
高橋  毅
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 識別、管理等に好適な光記録媒体を作成す
る。 【解決手段】 光記録媒体DSCに形成されている記録層
にピックアップ28によって、イメージパターンのデー
タで変調した光を照射し、その変調を施した光によりピ
ットが形成される部分とピットが形成されない非形成部
分との反射率の差に基づく光学特性の変化を上記記録層
に生じさせる。これにより、識別、管理等に適した視認
可能な様々なイメージパターンを光記録媒体DSCに形成
する。また、光記録媒体にイメージパターンが記録され
た領域を識別する環状のパターンを記録などすること
で、視認性の向上等を実現する。また、様々なイメージ
パターンを所望の向きや配置で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光記録媒体
に視認可能な情報を記録する機能を備えた情報記録シス
テム及び情報記録方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】光学的に情報記録又は情報再生が行われ
る光記録媒体として、CD(CompactDisk)、DVD(D
igital Video Disk又はDigital Versatile Disk)等が
知られている。また、情報記録が可能な追記型ディスク
と書き換え可能型ディスクが開発され、ユーザーにとっ
て優れた利便性が得られるようになっている。
【0003】例えば、ユーザーがこれら追記型や書き換
え可能型ディスクを利用すると、音楽や画像等のコンテ
ンツデータを書き込んで編集し、オリジナリティを有す
るディスクを自ら製作して楽しむことができるようにな
った。また、コンピュータ用のプログラムデータを書き
込み、必要なアプリケーションを揃えた利便性の高いデ
ィスクを自ら製作できるようになった。
【0004】しかし、利用するディスクの数が増えてく
ると、それぞれのディスクは外観上区別することが困難
であるため、多数のディスクの中から所望のディスクを
選び出したり管理することが困難になるという問題が生
じる。
【0005】そこで、図12に示すように、従来のディ
スクでは、情報書込みの用に供されない面、すなわち情
報書込みと情報読取りを行うための光ビームが照射され
る面に対して裏面となる面(以下、レーベル面という)
に、ユーザーが筆記具を用いて文字や絵柄等を手書きで
きるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に情報書込みが可能なディスクは、ユーザーに対して優
れた利便性を提供できるものの、それらのディスクを管
理するには、筆記具によって識別用の文字や絵柄をレー
ベル面に手書きするのが最も簡便となっているという技
術的後進性が残されている。また、レーベル面に手書き
すると、文字や絵柄が次第に薄れて不鮮明になったり、
外観的に美観を損ねる場合がある。このため、手書きに
代わる技術であって、手書きと同様に一見してディスク
を識別できるようにする新たな技術の開発が望まれてい
た。
【0007】本発明はこうした従来の課題を克服するた
めになされたものであり、視認可能な情報を記録する機
能を有する情報記録システム、情報記録装置、情報記録
方法、並びに視認可能な情報を記録させるコンピュータ
プログラムの記録された情報記録媒体を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
光記録媒体に情報を記録する情報記録システムであっ
て、イメージパターンのデータを生成するデータ生成手
段と、上記光記録媒体に設けられている記録層に、上記
データ生成手段で生成される上記データに応じて変調を
施した光を照射し、上記変調を施した光によりピットが
形成される部分とピットが形成されない非形成部分との
反射率の差に基づく光学特性の変化を上記記録層に生じ
させることにより、視認可能なイメージパターンを上記
記録層に形成する書込み手段と、文字情報を取得するデ
ータ取得手段とを備え、上記データ生成手段は、上記デ
ータ取得手段が取得した文字情報に基づき上記イメージ
パターンのデータを生成することを特徴とする。請求項
2に係る発明は、請求項1に係る情報記録システムであ
って、上記データ取得手段は、光記録媒体に既に記録さ
れている情報を光学的に読み取る読取り手段を備え、上
記データ生成手段は、上記読取り手段で読み取られた情
報のうちの文字情報に基づいて上記イメージパターンの
データを生成することを特徴とする。請求項3に係る発
明は、請求項2に係る情報記録システムであって、上記
文字情報は、上記読取り手段によって上記光記録媒体よ
り読み取られる目次情報に含まれていることを特徴とす
る。請求項4に係る発明は、請求項1に係る情報記録シ
ステムであって、上記データ取得手段は外部機器接続手
段を備え、上記データ生成手段は、上記外部機器接続手
段に接統された外部機器より供給されるデータのうちの
文字情報に基づいて上記イメージパターンのデータを生
成することを特徴とする。請求項5に係る発明は、請求
項4に係る情報記録システムであって、上記文字情報
は、上記読取り手段で読み取られた目次情報に含まれる
ことを特徴とする。請求項6に係る発明は、請求項1乃
至5の何れか1項に記載の情報記録システムであって、
上記イメージパターンは、上記光記録媒体の形状に沿っ
て環状に記録されることを特徴とする。請求項7に係る
発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報記録
システムであって、上記イメージパターンは、上記光記
録媒体のトラックに沿って形成されるピット列により環
状に記録されることを特徴とする。請求項8に係る発明
は、請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報記録シス
テムであって、上記光記録媒体に、既に記録されている
記録済み領域と上記イメージパターンとの境界として視
認可能な境界イメージパターンを記録することを特徴と
する。請求項9に係る発明は、請求項8に係る情報記録
システムであって、上記境界イメージパターンは、上記
光記録媒体の形状に沿って、環状であることを特徴とす
る。請求項10に係る発明は、請求項1乃至7の何れか
1項に記載の情報記録システムであって、上記光記録媒
体の既にデータが記録された記録済み領域の外側に環状
のイメージパターンを記録することを特徴とする。請求
項11に係る発明は、請求項1乃至10に記載の情報記
録システムであって、上記光記録媒体にファイナライズ
処理がされた後、イメージパターンが記録される場合に
比べて、上記光記録媒体にファイナライズ処理がされて
いないときにイメージパターンが記録される場合の記録
開始位置が、上記光記録媒体の外周側に設定されること
を特徴とする。請求項12に係る発明は、光記録媒体に
情報を記録する情報記録装置であって、イメージパター
ンのデータを生成するデータ生成手段と、上記光記録媒
体に設けられている記録層に、上記データ生成手段で生
成される上記データに応じて変調を施した光を照射し、
上記変調を施した光によりピットが形成される部分とピ
ットが形成されない非形成部分との反射率の差に基づく
光学特性の変化を上記記録層に生じさせることにより、
視認可能なイメージパターンを上記記録層に形成する書
込み手段と、文字情報を取得するデータ取得手段を有
し、上記データ生成手段は、上記データ取得手段が取得
した文字情報に基づきイメージパターンのデータを生成
し、かつ上記書込み手段は、上記データ生成手段で生成
されるイメージパターンのデータに基づいて記録するこ
とを特徴とする。請求項13に係る発明は、請求項12
に係る情報記録装置であって、上記データ取得手段は、
光記録媒体に既に記録されている情報を光学的に読み取
る読取り手段を備え、上記データ生成手段は、上記読取
り手段で読み取られた情報のうちの文字情報に基づいて
上記イメージパターンのデータを生成することを特徴と
する。請求項14に係る発明は、請求項12又は13に
記載の情報記録装置であって、上記イメージパターン
は、上記光記録媒体の形状に沿って環状に記録されるこ
とを特徴とする。請求項15に係る発明は、請求項乃至
12乃至14の何れか1項に記載の情報記録装置であっ
て、上記光記録媒体の既に記録されている記録済み領域
と上記イメージパターンとの境界として視認可能な境界
イメージパターンを記録することを特徴とする。請求項
16に係る発明は、情報記録システムに備えられたコン
ピュータで読取り可能なプログラムが記録された情報記
録媒体であって、イメージパターンのデータを生成させ
るデータ生成ステップと、上記光記録媒体に設けられて
いる記録層に、上記データ生成手段で生成される上記デ
ータに応じて変調を施した光を照射し、上記変調を施し
た光によりピットが形成される部分とピットが形成され
ない非形成部分との反射率の差に基づく光学特性の変化
を上記記録層に生じさせることにより、視認可能なイメ
ージパターンを上記記録層に形成する書込みステップ
と、文字情報を取得するデータ取得ステップの処理を行
わせ、上記データ生成ステップでは、上記データ取得ス
テップで取得した文字情報に基づき上記イメージパター
ンのデータを生成させるイメージパターン書込みプログ
ラムが記録されていることを特徴とする。請求項17に
係る発明は、光記録媒体に情報を記録する情報記録方法
であって、イメージパターンのデータを生成するデータ
生成工程と、上記光記録媒体に設けられている記録層
に、上記データ生成手段で生成される上記データに応じ
て変調を施した光を照射し、上記変調を施した光により
ピットが形成される部分とピットが形成されない非形成
部分との反射率の差に基づく光学特性の変化を上記記録
層に生じさせることにより、視認可能なイメージパター
ンを上記記録層に形成する書込み工程と、文字情報を取
得するデータ取得工程とを備え、上記データ生成工程で
は、上記データ取得工程で取得した文字情報に基づき上
記イメージパターンのデータを生成することを特徴とす
る。請求項18に係る発明は、請求項17に係る情報記
録方法であって、上記データ取得工程は、光記録媒体に
既に記録されている情報を光学的に読み取る読取り工程
を備え、上記データ生成工程では、上記読取り工程で読
み取られる情報のうちの文字情報に基づいて上記イメー
ジパターンのデータを生成することを特徴とする。請求
項19に係る発明は請求項17又は18に記載の情報記
録方法であって、上記イメージパターンは、上記光記録
媒体の形状に沿って環状に記録されることを特徴とす
る。請求項20に係る発明は、請求項17乃至19の何
れか1項に記載の情報記録方法であって、上記光記録媒
体に、既に記録されている記録済み領域と上記イメージ
パターンとの境界として視認可能な境界イメージパター
ンを記録する境界パターン記録工程を備えることを特徴
とする。本発明の情報記録システムと情報記録装置及び
情報記録方法によれば、書込み手段が光記録媒体に形成
されている記録層に変調した光を照射し、その光によっ
て記録層にピットを形成すると共に、ピットとピットの
間には、ピットの形成されない非形成部分を生じさせ
る。これにより、ピットの形成部分とピットの形成され
ない非形成部とで光学特性の変化を生じさせる。この光
学特性の変化する部分で視認可能なイメージパターンを
形成する。すなわち、記録層にピットを形成させる部分
とピットを形成させない非形成部分を形成(記録)し、
その結果、反射率の差に基づいて、視認可能なイメージ
パターンが生じるようにする。そして、この視認可能な
イメージパターンを適宜の形状若しくは配置や向きで形
成することで、従来の手書き文字や記号や絵柄等と同様
な、識別性を有するイメージパターンを形成することが
でき、複数の光記録媒体の管理や識別等を行うことを可
能にする。また、光記録媒体にイメージパターンが記録
された領域を識別する環状のパターンを記録などするこ
とで、視認性の向上等を実現する。また、イメージパタ
ーン書込みプログラムが記録された情報記録媒体によれ
ば、コンピュータを備えた情報記録システムにそのプロ
グラムをインストール等させることにより、光記録媒体
へのイメージパターンの書込みを行わせることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。尚、好適な実施形態として、CD
−R等の追記型ディスクと、CD−RW等の書き換え可
能型ディスクと、CD−ROM、CD−DA等の再生専
用ディスクを使用することができるデジタルオーディオ
システムについて説明する。
【0010】まず、本実施形態の説明で使用される「ピ
ットアート」と「ピットアートデータ」と「ピットアー
ト記録」の用語を定義しておく。「ピットアート」と
は、データ書き込みが可能なCD−R等のディスクの記
録層にデータを記録し、データが記録された部分とデー
タが記録されてない部分における光の反射率等の違いを
利用して、視覚的に見ることができるようにしたイメー
ジパターンを言う。つまり、通常のデータ記録とは異な
り、視覚的に見ることができるように記録層に記録した
文字や記号や絵柄等のイメージパターンを「ピットアー
ト」という。「ピットアートデータ」とは、ディスクの
記録層に「ピットアート」を形成するために書き込まれ
るデータをいう。「ピットアート記録」とは、データ書
き込みが可能なディスクの記録層に「ピットアートデー
タ」を記録することをいう。
【0011】図1は本デジタルオーディオシステムの外
観構造を示す図、図2、図3は本デジタルオーディオシ
ステムの内部構成を示すブロック図である。
【0012】図1において、本デジタルオーディオシス
テム1のフロントパネル2には、光記録媒体であるディ
スクをローディングとアンローディングするためのディ
スク挿入口3と、液晶ディスプレイ等で形成された表示
部4が設けられ、ディスク挿入口3と表示部4の周辺に
は複数の操作スイッチが設けられている。
【0013】代表的な操作スイッチを列記すれば、上記
ローディングとアンローディングを行わせるためのイジ
ェクトスイッチ5、電源投入用スイッチ6、音量調節用
のロータリースイッチ7、表示部4の右側に配設された
複数のファンクションスイッチ8、表示部4の左側に配
設された複数のファンクションスイッチ9、録音開始を
指示するための録音開始スイッチ10、ジョグダイヤル
と呼ばれるロータリースイッチ11が備えられている。
【0014】ディスク挿入口3内には、ディスクを載置
するための可動トレイ(図示省略)が設けられており、
イジェクトスイッチ5が押圧操作されると、上記可動ト
レイがディスク挿入口3を介して進退移動し、ディスク
を所謂クランプ位置へローディング又はクランプ位置か
らアンローディングするようになっている。
【0015】より具体的には、上記可動トレイがディス
ク挿入口3の奥に位置している状態でイジェクトスイッ
チ5が押圧操作されると、可動トレイはディスク挿入口
3を介して前方に突き出る。これにより、既に装填され
ていたディスクを取り出したり新たなディスクを装填す
ることができるようになっている。また、可動トレイが
ディスク挿入口3を介して前方に突き出ている状態でイ
ジェクトスイッチ5が押圧操作されると、可動トレイが
自動的にディスク挿入口3の奥に移動することで、ロー
ディングが行われる。
【0016】また、本デジタルオーディオシステム1で
は、ディスクのレーベル面を可動トレイ側に向けて載置
するようになっている。これにより、ユーザーはディス
クのレーベル面を下側(可動トレイ側)に向け、ディス
クのデータ記録やデータ再生が行われる側の面を視野に
入れながら、ディスクを可動トレイに装填したり着脱す
るようになっている。
【0017】複数のファンクションスイッチ8は、ディ
スクに記録されているデータの再生開始、データ再生の
一時停止、データが記録されているトラック番号の指定
等を行うための複数の操作スイッチで構成されている。
【0018】複数のファンクションスイッチ9は、ピッ
トアートデータを追記型ディスクと書き換え可能型ディ
スクに書き込む際に操作される複数の操作スイッチで構
成されている。より具体的には、ピットアート記録の開
始を指示するためのピットアート記録開始スイッチの
他、ピットアートとして記録するための文字や記号や絵
柄等の大きさや、それらの配列等を編集するための複数
の編集スイッチと、編集した文字や記号や絵柄等を確定
するための確定スイッチを備えて構成されている。
【0019】ジョグダイヤルと呼ばれるロータリースイ
ッチ11は、ユーザーがピットアート記録しようとする
文字や記号や絵柄等を選択するために設けられている。
ユーザーがロータリースイッチ11を所定角度で回転さ
せる度に、文字や記号や絵柄等のデータが切り替わり、
上記確定スイッチが操作されると、ロータリースイッチ
11で選択された文字や記号や絵柄等をピットアートと
して確定するようになっている。
【0020】また、図1には示していないが、デジタル
オーディオシステム1の背面には、CSチューナ、BS
チューナ、CDプレーヤ、MDプレーヤ、DVDプレー
ヤ等の外部機器を接続するための外部機器接続端子と、
キーボードを接続するためのキーボード接続端子が設け
られている。
【0021】次に、本デジタルオーディオシステム1の
内部構成を図2を参照して説明する。上記の外部機器接
続端子として、デジタル入力回路12に接続されたデジ
タル入力端子13と、A/D変換器14に接続されたア
ナログ入力端子15と、デジタル出力回路16に接続さ
れたデジタル出力端子17と、D/A変換器18に接続
されたアナログ出力端子19が設けられている。
【0022】デジタル入力端子13は、光デジタル入力
端子または同軸デジタル入力端子によって形成されてお
り、デジタル入力回路12は、デジタル入力端子13を
介して供給される光または電気のデジタルデータを信号
処理可能なデジタルデータに変換して入力する。
【0023】これにより、CSチューナ、BSチュー
ナ、CDプレーヤ、MDプレーヤ等の外部機器がデジタ
ル入力端子13に接続されると、これらの外部機器から
供給されるデジタルデータをデジタルデータのままで本
デジタルオーディオシステム1に入力する。
【0024】アナログ入力端子15は、アナログ信号を
入力するために設けられている。すなわち、アナログ入
力端子15にCDプレーヤやMDプレーヤ等の外部機器
が接続されて、これらの外部機器からアナログ再生され
たオーディオ信号が供給されると、そのオーディオ信号
をA/D変換器14がデジタルデータに変換して本デジ
タルオーディオシステム1に入力する。
【0025】デジタル出力端子17は、光デジタル出力
端子または同軸デジタル出力端子によって形成されてい
る。また、デジタル出力回路16は、本デジタルオーデ
ィオシステム1が追記型ディスクや書き換え可能型ディ
スクや再生専用ディスクを再生すると、それによって得
られる再生デジタルデータを光または電気のデジタルデ
ータに変換し、デジタル出力端子17を介して外部機器
へ出力する。
【0026】D/A変換器18は、追記型ディスクや書
き換え可能型ディスクや再生専用ディスクから再生され
るデジタルデータをアナログ信号に変換し、アナログ出
力端子19を介して外部へ出力する。これにより、スピ
ーカが接続されたアナログ増幅器がアナログ出力端子1
9に接続されると、再生音をスピーカで鳴動させること
ができるようになっている。また、アナログテープレコ
ーダ等のアナログ機器を接続すると、再生音をアナログ
録音することができるようになっている。
【0027】上記のキーボード接続端子20は、マイク
ロプロセッサ(MPU)を備えたシステムコントローラ
21に接続されている。そして、ユーザーがJIS規格
等に準拠したキーボード22をキーボード接続端子20
に接続すると、上記ファンクションスイッチ9とロータ
リースイッチ11の代わりに、キーボード操作によって
ピットアートデータの編集とピットアート記録の指示を
行うことができるようになっている。
【0028】デジタル入力回路12とA/D変換器14
には、システムコントローラ21によって切り替え制御
される2接点切替え回路23を介して、エンコーダ26
とLD駆動回路27が従属接続されている。
【0029】エンコーダ26は、システムコントローラ
21によって制御され、2接点切替え回路23からの入
力データD1に対してEFM変調(Eight-Fourteen Mod
ulation)とCIRC(Cross Interleave Reed-Solomon
Code)方式のインターリービングを行い、それらの処
理で生成した書き込み用データD2をLD駆動回路27
へ出力する。また、詳細については後述するが、システ
ムコントローラ21からピットアートデータDpが供給
されると、ピットアートデータDpに基づいて書き込み
用データD2を生成してLD駆動回路27へ出力する。
【0030】LD駆動回路27は、システムコントロー
ラ21によって制御され、エンコーダ26からの書き込
み用データD2を電力増幅してピックアップ28内の半
導体レーザ(図示省略)に供給する。これにより、電力
増幅された書き込み用データD3で変調された光(以
下、書き込み光という)をディスクDSCの記録層に照射
させてデータ書き込みを行わせる。
【0031】また、ディスクDSCからのデータ読み取り
の際には、LD駆動回路27は、システムコントローラ
21によって指示される一定電力をピックアップ28内
の上記半導体レーザに供給することで、一定パワーの光
(以下、読取り光という)をディスクDSCの記録層に照
射させる。
【0032】上述したクランプ位置には、ディスクDSC
をクランピングして一定の線速度で回転させるスピンド
ルモータ29と、ピックアップ28をディスクDSCの半
径方向に進退移動させる送りモータ30が備えられてい
る。
【0033】更に、データ書き込みまたはデータ読み取
りの際に書込み光または読取り光がディスクDSCに照射
されるのに応じて生じる戻り光を、ピックアップ28内
の光検出器(図示省略)が光電変換し、RFアンプ31
がその光電変換信号SRFをアドレスデコーダ32とサ
ーボ制御回路33及びデコーダ34へ供給するようにな
っている。
【0034】アドレスデコーダ32は、RFアンプ31
より出力される光電変換信号SRFから、書き込み光ま
たは読み取り光が照射されているディスクDSCのトラッ
クアドレスを検出し、検出したアドレスデータD4をエ
ンコーダ26とシステムコントローラ21に供給する。
【0035】これにより、上述したエンコーダ26は、
上記のデータ記録の際にアドレスデータD4に同期した
書き込み用データD2をLD駆動回路27に転送し、シ
ステムコントローラ21は、上記データ記録の際にピッ
クアップ28がディスクDSCの記録すべきトラックアド
レスに対してオントラック状態にあるか否か判断する。
【0036】デコーダ34は、RFアンプから出力され
る光電変換信号SRFとアドレスデコーダ32から出力
されるアドレスデータD4を入力し、アドレスデータD
4に同期して、光電変換信号SRFに含まれているオー
ディオデータ等をEFM復調とデインターリーブする。
これにより、エンコーダ26とは逆のデコード処理が行
われ、その処理よって生じるデコードデータD4がデジ
タル出力回路16とD/A変換器18に供給される。
【0037】また、データ再生によってディスクDSCか
らTOC(Table of Contents)データが読み出される
と、デコーダ34はこのTOCデータをデコード処理
し、デコードしたTOCデータDt2をシステムコントロ
ーラ21に供給するようになっている。
【0038】サーボ制御回路33は、RFアンプ31か
ら出力される光電変換信号SRFに基づいて、トラッキ
ングエラーやフォーカスエラーを検出し、その検出結果
に基づいてスピンドルモータ29と送りモータ30及び
光ピックアップ28をサーボ制御する。
【0039】更に、システムコントローラ21には、ピ
ットアートデータメモリ37と標準データメモリ38が
接続されると共に、図3に示すピットアートデータ生成
部39が設けられている。
【0040】ピットアートデータ生成部39は、文字デ
ータデコード部40とピットアートデータ編集部41及
びアドレス生成部42を備えて構成されており、システ
ムコントローラ21に設けられているマイクロプロセッ
サMPUの下でピットアートデータDpを生成する。
【0041】文字データデコード部40は、ジョグダイ
ヤルと呼ばれるロータリスイッチ11からの文字情報の
データと、キーボード22からの文字情報のデータをマ
イクロプロセッサMPUを介して入力し、それらの文字
情報のデータD6に基づいて、標準データメモリ38に
予め記憶されている標準文字データDcを検索して、ピ
ットアートデータ編集部41に供給する。
【0042】また、詳細については後述するが、既にデ
ータが記録されているCDやMD等の情報記録媒体を再
生し、その再生データに基づいてピットアート記録を行
う場合には、文字データデコード部40は、再生データ
に含まれているTOCやUTOC(User Table of Cont
ents)等の文字情報のデータを入力して、ピットアート
データ編集部41に供給する。
【0043】また、CSチューナやBSチューナ等の外
部機器から供給されるデータに基づいてピットアート記
録を行う場合には、文字データデコード部40は、その
データに含まれている文字情報のデータDpを入力し
て、ピットアートデータ編集部41に供給する。
【0044】ピットアートデータ編集部41は、標準文
字データDcをビットマップ形式のデータ(以下、ビッ
トマップデータという)Dbmpに変換し、ピットアート
データメモリ37に記憶させる。また、ユーザーがファ
ンクションスイッチ9又はキーボード22を操作して編
集を行うと、ピットアートデータ編集部41はその編集
指令のデータD7をマイクロプロセッサMPUを介して
入力し、編集指令に従ってビットマップデータDbmpを
編集してピットアートデータメモリ37に記憶させる。
【0045】アドレス生成部42は、ピットアートデー
タメモリ37に記憶されたビットマップデータDbmpを
読み出すためのアドレスデータDrを生成する。すなわ
ち、アドレスデコーダ32からマイクロプロセッサMP
Uを介して供給されるアドレスデータD4に基づいて、
ディスクDSCに対するピックアップ28の位置を判断す
る。そして、ピックアップ28がピットアート記録すべ
き位置に来たと判断すると、アドレスデータDrによっ
てピットアートデータメモリ37をメモリアクセスし、
ビットマップデータDbmpを各ドット毎のピットアート
データDpとしてマイクロプロセッサMPUを介してエ
ンコーダ26に供給してピットアート記録を行わせる。
【0046】次に、かかる構成を有する本デジタルオー
ディオシステム1の動作を説明する。
【0047】本デジタルオーディオシステム1には、シ
ステムコントローラ21の制御下でピットアート記録を
行う3種類のモードが備えられている。
【0048】ユーザーがファンクションスイッチ9によ
って、第1のモード(以下、外部データ記録モードとい
う)を選択して指示すると、デジタル入力端子13に接
続されたCSチューナやBSチューナ、CDプレーヤ、
MDプレーヤ、DVDプレーヤ等の外部機器から供給さ
れるオーディオデータを追記型ディスクまたは書き込み
可能型ディスクに記録(複写)する際に、CSチューナ
やBSチューナから供給される文字情報のデータや、C
Dプレーヤから供給されるTOCデータに含まれている
文字情報のデータや、MDプレーヤから供給されるUT
OCデータに含まれている文字情報のデータを自動編集
し、自動編集によって生成したピットアートデータDp
を追記型ディスクまたは書き込み可能型ディスクに書き
込むことで、自動的にピットアート記録を行う。
【0049】ユーザーがファンクションスイッチ9によ
って第2のモード(以下、内部データ記録モードとい
う)を選択して指示すると、本オーディオシステム1に
装填されている追記型ディスクまたは書き込み可能型デ
ィスクに既に記録されているTOCデータを再生し、そ
の再生したTOCデータに含まれている文字情報のデー
タを自動編集し、自動編集によって生成したピットアー
トデータDpを、上記装填されている追記型ディスクま
たは書き込み可能型ディスクに書き込むことで、自動的
にピットアート記録を行う。
【0050】ユーザーがファンクションスイッチ9によ
って、第3のモード(以下、マニュアルモードという)
を選択すると、ユーザーがロータリースイッチ11又は
キーボード22を操作することによってピットアートデ
ータDpを編集することができるようになっている。
【0051】まず、外部データ記録モードの動作を図
4、図5のフローチャートを参照して説明する。尚、典
型的な場合として、ユーザーがディスクDSCとしてCD
−Rを本ディジタルオーディオシステム1に装填し、外
部機器としてCDプレーヤをデジタル入力端子13に接
続し、そのCDプレーヤで再生されるCD−DAの再生
データを上記CD−RであるディスクDSCに記録(複
写)する場合の動作について説明する。
【0052】図4において、ユーザーがディスクDSCを
装填すると、ディスクDSCから目次情報であるTOCデ
ータDt2を再生し、システムコントローラ21内の第1
メモリ(図示省略)に記憶する(ステップS100)。
【0053】次に、そのTOCデータDt2に基づいて、
装填されたディスクの種類を判別する(ステップS10
2)。
【0054】次に、記録可能なディスクが装填されたか
否か判断する(ステップS104)。ここで、仮にCD
−ROM等の再生専用ディスクが装填された場合には、
記録できない旨を表示部4に表示するなどの記録禁止処
理を行って(ステップS106)、強制的に処理を終了
する。
【0055】一方、ディスクDSCがCD−Rであれば、
記録可能なディスクが装填されたと判断してステップS
108に移行する。
【0056】ステップS108では、記録開始スイッチ
10がオン操作されたか否か判断し、オン操作されるま
で待機する。この待機状態で、ユーザーが外部機器であ
るCDプレーヤを再生動作させ、更に記録開始スイッチ
10をオン操作すると、CDプレーヤからの再生データ
を入力データD1として入力する。
【0057】次に、入力データD1に含まれている目次
情報であるTOCデータDt1をエンコーダ26が取得
し、システムコントローラ21内の第2メモリ(図示省
略)に記憶させる(ステップS110)。
【0058】次に、ピックアップ28をディスクDSCの
記録開始アドレスに移動させ、ディスクDSCに既にデー
タが記録されていた場合には、そのデータに付随したト
ラック番号TRNOに1を加算した値を新たなトラック
番号TRNOにする(ステップS112)。
【0059】次に、エンコーダ26が入力データD1を
エンコードし、上記新たなトラック番号TRNOを先頭
のトラック番号として、ピックアップ28によるデータ
記録を開始させる(ステップS114)。
【0060】次に、複写元であるCDプレーヤからのデ
ータD1に付随しているトラック番号が変化したか否か
判断し(ステップS116)、変化していなければステ
ップS114のデータ記録を継続する。
【0061】一方、ステップS116において、上記デ
ータD1に付随しているトラック番号が変化したと判断
すると、ステップS118に移行し、CDプレーヤから
のデータD1の供給が終了したか否か判断する。ここ
で、データD1の供給が終了していなければ、次のトラ
ック番号のデータD1が供給されたと判断し、ステップ
S112において、次のトラック番号を設定して、デー
タD1の記録を継続する(ステップS114)。
【0062】そして、CDプレーヤからのデータD1を
全て記録し終えると、ステップS120に移行してファ
イナライズ処理を行い、ディスクDSCのリードインエリ
アに、今まで記録したデータD1に関する目次情報をT
OCデータDt2と共に書き込み、更にリードアウトエリ
アを記録した後、一時停止状態となってから(ステップ
S122)、図5のステップS200に移行する。
【0063】図5のステップS200では、上記の一時
停止状態の間に、ユーザーがファンクションスイッチ9
中のピットアート記録開始スイッチをオン操作したか否
か判断する。ここで、所定時間の間にピットアート記録
開始スイッチがオン操作されない場合には、ステップS
202に移行してピットアート記録禁止処理を行い、ピ
ットアート記録を行わずに一連のデータ記録処理を終了
する。
【0064】一方、ピットアート記録開始スイッチがオ
ン操作されると一時停止状態となった後(ステップS2
04)、ステップS206に移行する。
【0065】ステップS206では、ステップS100
で取得したTOCデータDt2とステップS120で書き
込んだ目次情報のデータからディスクDSCに残っている
未記録エリアの先頭アドレスADRSを検出する。更に、リ
ードインエリアのウォブルにATIP情報として記録さ
れている最大リードアウト開始位置情報(リードアウト
の記録開始アドレスとして規格化されている位置情報の
うち最も遅いアドレスを示す位置情報)に基づいて、未
記録エリアの終端アドレスADREを検出する。そして、そ
れらのアドレスデータADRS,ADREを、編集指令のデータ
D7と共に、図3に示したピットアートデータ編集部4
1に供給する。
【0066】更に、ピットアートデータ編集部41が、
上記のアドレスデータADRS,ADREに基づいて、未記録エ
リアの形状を演算する。すなわち、図6に示すように、
ディスクDSCの半径方向における未記録エリアの幅Wを
算出し、その幅Wに合った円環状の未記録エリアの形状
を演算する。
【0067】次に、ステップS208において、上記第
2メモリに記憶したTOCデータDt1に含まれているC
D−TEXT規格に準拠した文字情報のデータ(アルバ
ムタイトルや楽曲名やアーチスト名などのデータ)D6
を、図3に示した文字データデコード部40に供給す
る。
【0068】次に、ステップS210において、文字デ
ータデコード部40が文字情報のデータD6に対応する
標準文字データDcを検索してピットアートデータ編集
部41へ供給し、ピットアートデータ編集部41が標準
文字データDcをビットマップデータDbmpに変換す
る。
【0069】次に、ステップS212において、ピット
アートデータ編集部41が、ビットマップデータDbmp
の大きさと未記録エリアの形状とを比較し、ピットアー
トが未記録エリアからはみ出ないように、ビットマップ
データDbmpの解像度(単位面積当たりのドット密度)
と大きさを自動編集する。そして、編集したビットマッ
プデータDbmpをピットアートデータメモリ36に記憶
させる。
【0070】次に、ステップ214において、マイクロ
コンピュータMPUを通じて、ピットアートデータメモ
リ36に記憶したビットマップデータDbmpを表示部4
に供給し、ディスクDSCの未記録エリアにどのようにピ
ットアートが形成されるかの表示を提示、すなわちプレ
ビュー表示する。
【0071】図7は、プレビュー表示の一例を示す図で
ある。例えば、上記の文字情報のデータD6が「ABC
DE」というアルバムタイトルであったとすると、ディ
スクDSCの形状とその未記録エリアの形状が表示され、
更に、その未記録エリアの表示中に、編集した「ABC
DE」のビットマップデータDbmpを表示する。
【0072】また、このビットマップデータDbmpに基
づいてピットアート記録を開始しても良いか否かの指示
を促すための表示、例えば「表示されているイメージで
OKですか?」などの表示を行う。
【0073】これにより、ユーザーは、ピットアートと
して記録されるであろう「ABCDE」の文字の大きさ
や配置などを予め知ることができるようになっている。
【0074】次に、このプレビュー表示に対して、ステ
ップS216においてファンクションスイッチ9により
ピットアート記録継続の指示がなされると、ステップS
218に移行する。一方、ファンクションスイッチ9に
よりピットアート記録を中止する旨の指示がなされる
と、ステップS202に移行し、ピットアート記録禁止
処理を行って一連のデータ記録処理を終了する。例え
ば、ユーザーがプレビュー表示を見て、ピットアートと
して記録されるであろう「ABCDE」の文字が小さす
ぎると判断したり、未記録エリアにおけるピットアート
の位置が適切でない等の判断をした場合に、ピットアー
ト記録を中止する旨の指示をすると、無用なピットアー
ト記録を行わないようになっている。
【0075】尚、ピットアートデータ編集部41が、未
記録エリアの形状とビットマップデータDbmpの大きさ
を比較し、未記録エリアの形状(特に、未記録エリアの
幅W)が小さいためにピットアートが小さくなりすぎる
場合には、自動的にステップS202の処理に移行し
て、ピットアート記録を行わないようにしてもよい。
【0076】次に、ステップS218では、ピックアッ
プ28を未記録エリアの開始アドレスADRSから半径方向
外側の所定トラック数N1(本実施形態では、N1=1
000トラック)離れた位置に移動させた後、その移動
位置から半径方向外側の所定トラック数N2分(本実施
形態では、N2=1000トラック分)に所定パワーの
書き込み光を照射することにより、環状のピットアート
を形成する。これにより、リードインエリアから開始ア
ドレスADRSまでの既にデータが記録された記録済みエリ
アの外側に、上記N1トラック分の環状の未記録部分
と、上記N2トラック分の環状のピットアートが同心円
状に並ぶため、この環状のピットアートを、上記記録済
みエリアと後述のピットアートとの境界線として視認で
きるようになっている。
【0077】尚、上記ステップS212においてピット
アートデータ編集部41が、ビットマップデータDbmp
の解像度(単位面積当たりのドット密度)と大きさを自
動編集する際にも、上記N1トラック分の環状の未記録
部分及びN2トラック分の環状のピットアートの部分の
半径方向外側に存在する未記録エリアの形状に基づい
て、ビットマップデータDbmpを自動編集するようにな
っている。
【0078】次に、ステップS220では、環状のピッ
トアートが形成された部分よりディスクDSCの半径方向
外側の位置のアドレスにピックアップ28を位置させ、
更に、ステップS222において、ピットアートデータ
メモリ36からビットマップデータDbmpの最初の1ド
ット分を読み出し、ピットアートデータDpとしてピッ
クアップ28に供給することでディスクDSCの未記録エ
リアに書き込ませる。
【0079】次に、ステップS224において、ピット
アート記録が完了したか否か判断し、未だであればステ
ップS220に戻って次の1ドット分のビットマップデ
ータDbmpをピットアートデータDpとしてピックアッ
プ28に供給し、未記録エリアの次のアドレスに記録さ
せる(ステップS222)。
【0080】そして、ピットアート記録が完了すると、
ステップS226において、表示部4にピットアート記
録が完了した旨の表示をした後、ピットアート記録の処
理を終了する。
【0081】こうしてピットアート記録が行われると、
図8に示すように、記録済みエリアと未記録エリアとの
境界線を示す環状のピット列から成るピットアートPA
1と、「ABCDE」などの文字のピットアートPA2
が形成される。
【0082】そして、環状のピットアートPA1とピッ
トアートPA2の文字の部分が、CD−Rの記録層に多
数のピットとして記録され、背景部分にはピットが形成
されない。そして、ピットが形成された部分と形成され
ない部分とでは光に対する反射率に違いが生じるため、
この反射率の違いによって「ABCDE」などのピット
アートPA2を視認することができる。
【0083】このように、外部データ記録モードによっ
てピットアートを形成すると、ユーザーはピットアート
PA2を見るだけで簡単にディスクを識別したり管理す
ることができる。
【0084】また、従来の手書きの場合には、不鮮明に
なったり美観を損ねる等の問題があったが、上記ピット
アートはディスクの記録層に形成されるので鮮明性が保
たれ、美観を損ねる等の問題が発生しない。
【0085】また、環状のピットアートPA1を見るだ
けで、記録済みエリアと未記録エリアを区別することが
できる。このため、ユーザーはピットアートPA2が形
成された未記録エリアを手で触ってもよいが、データ記
録がなされている記録済みエリアを触らないようにする
等の判断をすることができる。
【0086】また、データ再生の際にも、環状のピット
アートPA1を検出してピットアートが形成されている
未記録エリアの存在を発見するようにすることで、誤っ
てピットアートをデータ再生しないようにすることがで
きる。
【0087】また、CD−Rの記録層は有機色素によっ
て形成されているため、ピットアート記録をすると、ピ
ットアートを鮮明に形成することができる。特に、シア
ニン系またはアゾ系の色素で形成された記録層を有する
CD−Rにピットアート記録をすると、コントラストの
高いピットアートを形成することができる。
【0088】また、上述したように本ディジタルオーデ
ィオシステム1は、CD−Rの記録層側の面を上側、レ
ーベル面を下側に向けてローディング/アンローディン
グを行うので、ユーザーはピットアートを視界に入れな
がら、CD−Rを取り扱うことができる。このため、ユ
ーザーにとってはピットアートに基づいてディスクを管
理したり識別することが容易となり、よって、ピットア
ートの利便性をより効果的に提供することができる。た
だし、CD−Rの記録層側の面を下側、レーベル面を上
側に向けてローディング/アンローディングを行い、下
側に向けられた記録層側からピットアートを記録するよ
うにしてもよい。
【0089】また、この外部データ記録モードでは、C
Dプレーヤから供給される目次情報中の文字情報のデー
タを自動的にピットアートデータとして複写先のディス
クに記録するので、ユーザーに対して簡便なピットアー
ト記録の方法を提供することができる。
【0090】また、外部機器としてCDプレーヤを接続
する場合を説明したが、MDプレーヤを接続すれば、U
TOCデータに含まれている文字情報のデータをピット
アートデータとしてピットアート記録することができ
る。また、CSチューナやBSチューナを接続すれば、
これらCSチューナやBSチューナが受信した文字情報
のデータをピットアートデータとしてピットアート記録
することができる。
【0091】尚、以上に説明した外部データ記録モード
では、上記ステップS120においてファイナライズ処
理を行った後に、図5に示すピットアート記録のための
処理を行うようにしたが、変形例として、ファイナライ
ズ処理をしないでピットアート記録のための処理を開始
するようにしてもよい。
【0092】但しこの場合には、上記ステップS120
では、データD1の書込みが完了した際に、ディスクDS
Cのリードインエリアより内側のプログラムマネージメ
ントエリア(Program Managemennt Area:PMA)に、
データD1に付随する目次情報を仮TOCとして記録
し、その後、図5に示したピットアート記録のための処
理を行う。
【0093】更に、ステップS206〜S214のピッ
トアート編集とプレビュー表示のための処理では、仮T
OCの情報に基づいて未記録エリアの開始アドレスADRS
を検出し、その開始アドレスADRSよりも比較的多数のト
ラック(本実施形態では、10000ないし30000
トラック)分半径方向外側に離れたトラックの位置をピ
ットアート記録可能な先頭位置とし、更にその先頭位置
から半径方向外側の未記録エリアをピットアート記録が
可能なエリアとしてピットアート編集とプレビュー表示
を行う。
【0094】更に又、ステップS218〜S224にお
ける環状のピットアートPA1とピットアートPA2の
記録の際にも、上記の開始アドレスADRSより10000
ないし30000トラック分離れた位置よりも半径方向
外側の未記録エリアに、これらの環状のピットアートP
A1とピットアートPA2を記録する。
【0095】この変形例によれば、図8に示したN1ト
ラック分の未記録エリアが10000ないし30000
トラック分確保され所謂パーシャルディスクを制作する
ことができる。これにより、ユーザーは、10000な
いし30000トラック分確保された未記録エリアに追
記録を行うことができる。このため、より利便性が高
く、記録されたピットアートによって管理等をし易いパ
ーシャルディスクを提供することができる。
【0096】尚、追記録可能な未記録エリアを1000
0ないし30000トラック分確保する際に、ユーザー
にこれらのトラック数の範囲内で所望のトラック数を選
択指定させるようにしてもよいし、トラック数を限定す
ること無く、ユーザーに所望のトラック数を指定させた
り、そのトラック数を時間換算した量として指定させ、
その指定された分の未記録エリアを追記録可能なエリア
として確保するようにしてもよい。
【0097】次に、内部データ記録モードの動作を図9
のフローチャートを参照して説明する。尚、典型的な場
合として、ユーザーが既にフィナライズ済みのCD−
R、すなわちリードインエリアに既にTOC情報が記録
され且つリードアウトエリアが記録されているCD−R
を本ディジタルオーディオシステム1に装填し、そのC
D−Rにピットアート記録を行う場合の動作を説明す
る。
【0098】図9において、ユーザーが上記フィナライ
ズ済みのCD−Rを装填すると、その装填されたディス
クDSCからTOCデータDt2を再生してシステムコント
ローラ21内の第1メモリに記憶し(ステップS30
0)、一時停止状態となる(ステップS302)。
【0099】この一時停止状態においてユーザーがファ
ンクションスイッチ9中の所定の操作スイッチを操作し
て内部データ記録モードを選択すると、ステップS30
4に移行し、第1メモリ中の上記TOCデータDt2に基
づいて、ディスクの種類を判別する。
【0100】次に、記録可能なディスクが装填されたか
否か判断する(ステップS306)。ここで、仮にCD
−ROM等の再生専用ディスクが装填された場合には、
記録できない旨を表示部4に表示する等の記録禁止処理
を行って(ステップS308)、強制的に内部データ記
録モードを終了する。一方、ディスクDSCがCD−Rで
あれば、記録可能なディスクが装填されたと判断してス
テップS310に移行する。
【0101】ステップS310では、第1メモリ中のT
OCデータDt2からディスクDSCに残っている未記録エ
リアの先頭アドレスADRSを検出する。更に、リードイン
エリアのウォブルにATIP情報として記録されている
最大リードアウト開始位置情報(リードアウトの記録開
始アドレスとして規格化されている位置情報のうち最も
遅いアドレスを示す位置情報)に基づいて、未記録エリ
アの終端アドレスADRE検出する。そして、それらのアド
レスデータADRS,ADREを、編集指令のデータD7と共
に、図3に示したピットアートデータ編集部41に供給
する。
【0102】更に、ピットアートデータ編集部41が、
上記のアドレスデータADRS,ADREに基づいて、未記録エ
リアの形状を演算する。すなわち、図6に示すように、
ディスクDSCの半径方向における未記録エリアの幅Wを
算出し、その幅Wに合った円環状の未記録エリアの形状
を演算する。尚、このステップS310においても、図
5中のステップS206の処理と同様に、未記録エリア
の開始アドレスADRSよりもN1トラック分半径方向外側
の未記録エリアの幅Wと形状を演算する。
【0103】次に、ステップS312において、上記第
1メモリに記憶したTOCデータDt1に含まれている文
字情報のデータ(アルバムタイトルや楽曲名やアーチス
ト名などのデータ)D6を、図3に示した文字データデ
コード部40に供給する。
【0104】次に、ステップS314において、文字デ
ータデコード部40が文字情報のデータD6に対応する
標準文字データDcを検索してピットアートデータ編集
部41へ供給し、ピットアートデータ編集部41が標準
文字データDcをビットマップデータDbmpに変換す
る。
【0105】次に、ステップS316において、ピット
アートデータ編集部41が、ビットマップデータDbmp
の大きさと未記録エリアの形状とを比較し、ピットアー
トが未記録エリアからはみ出ないように、ビットマップ
データDbmpの解像度(単位面積当たりのドット密度)
と大きさを自動編集する。そして、編集したビットマッ
プデータDbmpをピットアートデータメモリ36に記憶
させる。
【0106】次に、ステップ318において、マイクロ
コンピュータMPUを通じて、ピットアートデータメモ
リ36に記憶したビットマップデータDbmpを表示部4
に供給し、追記型ディスクDSCの未記録エリアにどのよ
うにピットアートが形成されるかプレビュー表示する。
【0107】例えば、図7に示したのと同様に、上記文
字情報のデータD6が「ABCDE」というアルバムタ
イトルであったとすると、ディスクDSCの形状とその未
記録エリアの形状が表示され、更に、その未記録エリア
の表示中に、編集した「ABCDE」のビットマップデ
ータDbmpを表示する。また、このビットマップデータ
Dbmpに基づいてピットアート記録を開始しても良いか
否かの指示を促すための表示、例えば「表示されている
イメージでOKですか?」などの表示を行う。
【0108】これにより、ユーザーは、ピットアートと
して記録されるであろう「ABCDE」の文字の大きさ
や配置などを予め知ることができるようになっている。
【0109】次に、このプレビュー表示に対して、ステ
ップS320においてファンクションスイッチ9により
ピットアート記録継続の指示がなされると、ステップS
322に移行する。一方、ファンクションスイッチ9に
よりピットアート記録を行わない旨の指示がなされる
と、ステップS308に移行し、ピットアート記録禁止
処理を行って一連のデータ記録処理を終了する。
【0110】ステップS322では、ピックアップ28
を未記録エリアの開始アドレスADRSからN1トラック分
離れた位置に位置させる。そして、その位置からN2ト
ラック分に所定パワーの書き込み光を照射する。これに
より、未記録エリアと記録済みエリアの境界線を表す環
状のピットアートPA1を形成する。
【0111】次に、ステップS324では、環状のピッ
トアートが形成された部分よりディスクDSCの半径方向
外側の位置のアドレスにピックアップ28を位置させ、
更に、ステップS326において、ピットアートデータ
メモリ36からビットマップデータDbmpの最初の1ド
ット分を読み出し、ピットアートデータDpとしてピッ
クアップ28に供給することでディスクDSCの未記録エ
リアに書き込ませる。
【0112】次に、ステップS328において、全ての
ピットアート記録が完了したか判断し、未だであればス
テップS324に戻って次の1ドット分のビットマップ
データDbmpをピットアートデータDpとしてピックア
ップ28に供給し、未記録エリアの次のアドレスに記録
させる(ステップS326)。
【0113】そして、全てのビットマップデータDbmp
の書込みが完了すると、ステップS330において、表
示部4にピットアート記録が完了した旨の表示をした
後、ピットアート記録の処理を終了する。
【0114】こうしてピットアート記録が行われると、
図8に示したのと同様に、記録済みエリアと未記録エリ
アとの境界線を示す環状のピットアートPA1と、「A
BCDE」などの文字のピットアートPA2が形成さ
れ、ピットが形成された部分と形成されない部分との光
に対する反射率に違いによって、ユーザーはピットアー
トPA1,PA2を見るだけで簡単にディスクを識別し
たり管理することができる。
【0115】また、この内部データ記録モードによれ
ば、CD−Rに既に記録されている目次情報のデータを
ピットアートデータとして自動的にピットアート記憶す
ることができる。これにより、ユーザーに対して、手書
き感覚でピットアートを利用することができる等の効果
を提供することができる。
【0116】尚、以上の内部データ記録モードでは、フ
ァイナライズ済みのCD−Rにピットアート記録を行う
場合を説明したが、パーシャルディスクにもピットアー
ト記録するようにしてもよい。
【0117】この場合には、パーシャルディスクのPM
A領域に記録されている仮TOCの情報をファイナライ
ズ済みのCD−Rに記録されている上記TOC情報とし
て処理することで、パーシャルディスクにもピットアー
ト記録することが可能となる。
【0118】次に、上記マニュアルモードの動作を図1
0のフローチャートを参照して説明する。尚、典型的な
場合として、ユーザーがフィナライズ済みのCD−Rを
本ディジタルオーディオシステム1に装填し、ピットア
ートを編集してその装填したCD−Rにピットアート記
録を行う場合の動作を説明する。
【0119】図10において、ユーザーが上記CD−R
を装填すると、その装填されたディスクDSCから目次情
報であるTOCデータDt2を再生し、再生したTOCデ
ータDt2をシステムコントローラ21内の第1メモリに
記憶し、一時停止状態となる(ステップS400)。
【0120】この一時停止状態で、ユーザーがファンク
ションスイッチ9中の所定の操作スイッチを操作してマ
ニュアルモードを選択すると、ステップS402〜S4
06に移行する。
【0121】ステップS402〜S406では、上記ジ
ョグダイヤルと呼ばれるロータリースイッチ11又はキ
ーボード22によって、所望の文字や記号又は絵柄等が
入力され、それら文字等が選択されたか否か判断し、未
だの場合には上記入力と選択操作がなされるまで待機す
る(ステップS402)。
【0122】ここで、上記文字等が入力されると、入力
された文字等のデータを一旦所定のバッファレジスタに
格納すると共に、表示部4にその文字等を点滅表示す
る。そして選択操作がなされると、バッファレジスタの
文字等のデータをバッファメモリに記憶して確定すると
共に、上記点滅表示を静止画表示(点滅しない表示)に
切り替えて、入力された文字等を確定した旨を知らせる
ようになっている(ステップS404)。
【0123】より具体的には、例えばユーザーがロータ
リースイッチ11を適宜に回転させて文字列「ABCD
E」を入力し、各文字を入力する度に選択用の操作スイ
ッチ(以下、エンターキーという)を操作すると、つま
り、(A)→(エンター)→(B)→(エンター)→
(C)→(エンター)→(D)→(エンター)→(E)
→(エンター)のように操作すると、文字列「ABCD
E」を指定でき、図11(a)に示すように、文字列が
入力順に表示されるようになっている。
【0124】また、キーボード22を操作する場合に
は、キーボード22に備えられているキーによって文字
列「ABCDE」を入力し、各文字を入力する度に「改
行キー」を入力することで、文字列「ABCDE」を指
定できるようになっている。
【0125】こうしてユーザーが所望の文字列を入力
し、ファンクションスイッチ9中の所定の操作スイッチ
を操作してその文字列を最終的にピットアートとして確
定するための指示をすると、一時停止状態となった後
(ステップS408)、ステップS410に移行する。
尚、ユーザーがキーボード22を操作する場合には、キ
ーボード22に備えられている上記「改行キー」を再度
操作すると、ステップS408に移行した後、ステップ
S410に移行する。
【0126】ステップS410では、第1メモリ中の上
記TOCデータDt2に基づいて、ディスクの種類を判別
する。
【0127】次に、記録可能なディスクが装填されたか
否か判断する(ステップS412)。ここで、仮にCD
−ROM等の再生専用ディスクが装填された場合には、
記録できない旨を表示部4に表示する等の記録禁止処理
を行って(ステップS414)、強制的にマニュアルモ
ードを終了する。一方、追記型ディスクであれば、記録
可能なディスクが装填されたと判断してステップS41
6に移行する。
【0128】ステップS416では、第1メモリ中のT
OCデータDt2から、追記型ディスクDSCに残っている
未記録エリアの先頭アドレスADRSを検出する。更に、リ
ードインエリアのウォブルにATIP情報として記録さ
れている最大リードアウト開始位置情報(リードアウト
の記録開始アドレスとして規格化されている位置情報の
うち最も遅いアドレスを示す位置情報)に基づいて、未
記録エリアの終端アドレスADRE検出する。そして、それ
らのアドレスデータADRS,ADREを、編集指令のデータD
7と共に、図3に示したピットアートデータ編集部41
に供給する。
【0129】更に、ピットアートデータ編集部41が、
上記のアドレスデータADRS,ADREに基づいて、未記録エ
リアの形状を演算する。すなわち、図6に示したよう
に、追記型ディスクDSCの半径方向における未記録エリ
アの幅Wを算出し、その幅Wに合った円環状の未記録エ
リアの形状を演算する。
【0130】尚、このステップS416においても、図
5中のステップS206の処理と同様に、未記録エリア
の開始アドレスADRSよりもN1トラック分半径方向外側
の未記録エリアの幅Wと形状を演算する。
【0131】次に、ステップS418において、上記バ
ッファメモリに格納した文字列等のデータ(ユーザーが
選択した文字列等のデータ)D6を、図3に示した文字
データデコード部40に供給する。
【0132】次に、ステップS420において、文字デ
ータデコード部40がデータD6に対応する標準文字デ
ータDcを検索してピットアートデータ編集部41へ供
給し、ピットアートデータ編集部41が標準文字データ
DcをビットマップデータDbmpに変換する。
【0133】次に、ステップ422において、ピットア
ートデータ編集部41が、ビットマップデータDbmpの
大きさと未記録エリアの形状とを比較し、ピットアート
が未記録エリアからはみ出ないように、ビットマップデ
ータDbmpの解像度(単位面積当たりのドット密度)と
大きさを編集する。そして、編集したビットマップデー
タDbmpをピットアートデータメモリ36に記憶させ
る。
【0134】次に、ステップ424において、マイクロ
コンピュータMPUを通じて、ピットアートデータメモ
リ36に記憶したビットマップデータDbmpを表示部4
に供給し、追記型ディスクDSCの未記録エリアにどのよ
うにピットアートが形成されるかプレビュー表示する。
【0135】例えば、図11(b)に示すように、上記
データD6が「ABCDE」という文字列であったとす
ると、ディスクDSCの形状とその未記録エリアの形状が
表示され、更に、その未記録エリアの表示中に、編集し
た「ABCDE」のビットマップデータDbmpを表示す
る。また、このビットマップデータDbmpに基づいてピ
ットアート記録を開始しても良いか否かの指示を促すた
めの表示、例えば「表示されているイメージでOKです
か?」などの表示を行う。
【0136】これにより、ユーザーは、ピットアートと
して記録されるであろう「ABCDE」の文字の大きさ
や配置などを予め知ることができるようになっている。
【0137】次に、このプレビュー表示に対して、ステ
ップS426においてファンクションスイッチ9やキー
ボード22によりピットアート記録継続の指示がなされ
ると、ステップS428に移行する。一方、ファンクシ
ョンスイッチ9やキーボード22によりピットアート記
録を行わない旨の指示がなされると、ステップS414
に移行し、ピットアート記録禁止処理を行って一連のデ
ータ記録処理を終了する。
【0138】次に、ステップS428では、ピックアッ
プ28を未記録エリアの開始アドレスADRSからN1トラ
ック分半径方向外側の位置に位置させた後、N2トラッ
ク分に所定パワーの書き込み光を照射する。これによ
り、未記録エリアと記録済みエリアの境界線を表す環状
のピットアートPA1を形成する。
【0139】次に、ステップS430では、環状のピッ
トアートPA1が形成された部分よりディスクDSCの半
径方向外側の位置のアドレスにピックアップ28を位置
させ、更に、ステップS432において、ピットアート
データメモリ36からビットマップデータDbmpの最初
の1ドット分を読み出し、ピットアートデータDpとし
てピックアップ28に供給することでディスクDSCの未
記録エリアに書き込ませる。
【0140】次に、ステップS434において、全ての
ビットマップデータDbmpを未記録エリアに書き込んだ
か否か判断し、未だであればステップS430に戻って
次の1ドット分のビットマップデータDbmpをピットア
ートデータDpとしてピックアップ28に供給し、未記
録エリアの次のアドレスに記録させる(ステップS43
2)。
【0141】そして、全てのビットマップデータDbmp
の書込みが完了すると、ステップS436において、表
示部4にピットアート記録が完了した旨の表示をした
後、ピットアート記録の処理を終了する。
【0142】こうしてピットアート記録が行われると、
図8に示したのと同様に、記録済みエリアと未記録エリ
アとの境界線を示す環状のピットアートPA1と、「A
BCDE」などの文字のピットアートPA2が形成さ
れ、ピットが形成された部分と形成されない部分との光
に対する反射率に違いによって、ユーザーはピットアー
トPA1,PA2を見るだけで簡単にディスクを識別し
たり管理することができる。
【0143】また、このマニュアルモードによれば、ユ
ーザーが好みのタイトル名等をピットアートとして記録
できるので、ユーザーに対して手書き感覚でピットアー
トを利用することができる等の効果を提供することがで
きる。
【0144】このように本実施形態のディジタルオーデ
ィオシステムによれば、記録可能なディスクに視認可能
なピットアートを記録するようにしたので、ユーザーが
そのパターンを見ることによって、複数のディスクの管
理や識別を行うことが可能となる。
【0145】尚、以上のマニュアルモードでは、ファイ
ナライズ済みのCD−Rにユーザーが編集したピットア
ートを記録する場合を述べたが、パーシャルディスクに
もユーザーが編集したピットアートを記録することが可
能である。この場合には、パーシャルディスクのPMA
領域に記録されている仮TOCの情報をファイナライズ
済みのCD−Rに記録されている上記TOC情報として
処理することで、パーシャルディスクにもピットアート
記録することが可能となる。
【0146】尚、以上に説明した本実施形態では、CD
−Rにピットアート記録する場合を述べたが、CD−R
WやDVD−R、DVD−RW等のデータ書込みが可能
な光記録媒体にもピットアート記録をすることができ
る。
【0147】また、本実施形態のディジタルオーディオ
システムによれば、DVD−R等の両面記録が可能なデ
ィスクを用いる場合に、一方の記録可能な面をピットア
ート記録専用の面にし、他方の面を通常のデータ記録用
の面にすることができる。
【0148】また、DVD−R等の両面記録が可能なデ
ィスクを用いる場合に、一方の記録可能な面の一部分を
ピットアート記録用のエリアとし、他方の記録可能な面
の一部分もピットアート記録用のエリアとすることで、
両面にピットアートを形成すると共に、両面に通常のデ
ータ記録を行うことができる。
【0149】また、図8に示したように、文字列などの
ピットアートを一列に並べて形成する場合を説明した
が、円形のディスクの形状に合わせて、文字列などを円
弧状に配列してピットアートを形成するようにしてもよ
い。また、未記録エリア全体を従来のレーベル面と同様
に位置づけ、ビットマップデータを様々に編集すること
が可能な編集機能を持たせてもよい。
【0150】また、以上の実施形態では、通常のデータ
記録で用いられる書込み光によってピットアート記録を
行う場合を説明した。しかし、これではディスクの記録
層に照射される書込み光のスポット径が小さいため、視
認可能なピットアートを形成するのに長時間を要すると
いう問題が想定される。そこで、ピットアート記録の際
には、ピックアップに28に設けられている対物レンズ
を調整等して、スポット径の大きな書込み光によって記
録するようにしてもよい。また、スポット径の大きな書
込み光を照射するピットアート記録専用のピックアップ
を設けるようにしてもよい。
【0151】また、以上の実施形態では、外部データ記
録モードと内部データ記録モードでは、自動的にピット
アート記録を行うこととしているが、これら外部データ
記録モードと内部データ記録モードの際にも、ユーザー
がマニュアル操作によって、ピットアートデータの編集
を行うようにしてもよい。
【0152】また、図5中のステップS206、図9中
のステップS310、図10中のステップS416で
は、TOC情報あるいは仮TOCの情報とATIP情報
に基づいて、未記録エリアの形状を検出することとした
が、他の変形例として、ピックアップをディスクDSCの
半径方向へ移動させ、その移動の際に得られる戻り光
(反射光)の記録済みエリアと未記録エリアの反射光量
の差に基づいて、未記録エリアの形状を検出するように
してもよい。
【0153】また、上記の記録済みエリアと未記録エリ
アの反射光量の差ではなく、記録済みエリアからの反射
光量又は未記録エリアからの反射光量を所定のしきい値
と比較する等して、未記録エリアの形状を検出及び判定
するようにしてもよい。
【0154】また、本実施形態では、イメージパターン
(ピットアート)を形成するための書込みと通常の情報
書込みとを、書込み手段としてのピックアップ28が兼
用して行う構成としているが、イメージパターン(ピッ
トアート)を形成するためのピックアップと、通常の情
報書込みを行うためのピックアップとを備える構成にし
てもよい。
【0155】また、本実施基体では、所謂ビットマップ
のデータを生成し、そのビットマップのデータに基づい
て変調した光ビームによって光記録媒体の記録層にピッ
トアート記録を行う場合を説明したが、所謂ビットマッ
プのデータに限らず、他のデータ形式のデータに基づい
てピットアート記録をしてもよい。
【0156】また、単にピットの有り無しのみでピット
アート記録を行うだけでなく、ピットの大きさを様々に
調整したり、ピットとピットの間隔を様々に調整してピ
ットアート記録を行うことにより、視覚的に複数の階調
を与えるピットアートを記録するようにしてもよい。こ
れにより、濃淡等を表現し得るピットアート、すなわち
表現力の得られるピットアートを形成することができ
る。
【0157】また、通常の情報記録を行った領域(記録
済みエリア)とピットアート記録がなされる領域(未記
録エリア)との間に環状のピットアートPA1を記録す
る場合を説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、ピットアートPA1を記録しなくともよい。ま
た、この環状のピットアートPA1を記録するか否かを
ユーザーが選択指定するようにしてもよい。
【0158】また、以上の実施形態では、ハードウェア
で構成したディジタルオーディオシステムについて説明
した。しかし、本発明はこれ限定されるものではなく、
上記ディジタルオーディオシステムと同等のピットアー
ト記録機能をコンピュータプログラムで実現するように
してもよい。
【0159】例えばパーソナルコンピュータ等に、記録
可能な光記録媒体を用いてデータの記録と再生が可能な
レコーダブルプレーヤ(例えば、レコーダブルなCDプ
レーヤやDVDプレーヤ等)を搭載し、パーソナルコン
ピュータ等に上記ピットアート記録機能を有するコンピ
ュータプログラムをインストールし、そのコンピュータ
プログラムをパーソナルコンピュータ等に実行させるこ
とで、レコーダブルプレーヤに装填した光記録媒体にピ
ットアートを形成させるようにしてもよい。
【0160】かかる構成によると、ディジタルオーディ
オシステムに限らず、多くのユーザーに対してピットア
ート記録の利便性を提供することができる。
【0161】また、パーソナルコンピュータ等に上記ピ
ットアート記録機能を有するコンピュータプログラムを
インストールするに際に、そのコンピュータプログラム
が記録されている光記録媒体を提供して、パーソナルコ
ンピュータ等に搭載されているCDプレーヤやDVDプ
レーヤ等を用いてインストールするようにしてもよい
し、パーソナルコンピュータ等をインターネット等のネ
ットワーク(電話線、LAN等の有線、又は無線も含
む)に接続し、上記コンピュータプログラムをネットワ
ークを介して伝送(ダウンロード)し、パーソナルコン
ピュータ等にセットアップするようにしてもよい。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように本発明の情報記録シ
ステム、情報記録装置及び情報記録方法並びに情報記録
媒体によれば、光記録媒体に形成されている記録層に光
を照射して、記録層にピット形成部分と、ピットの形成
されない非形成部分とを生じさせることにより、視認可
能なイメージパターンを形成するようにしたので、その
形成されるイメージパターンを見ることによって、複数
の光記録媒体の管理や識別を行うことを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のデジタルオーディオシステムの外
観構造を示す図である。
【図2】本実施形態のデジタルオーディオシステムの内
部構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態のデジタルオーディオシステムに設
けられたピットアートデータ生成部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本実施形態のデジタルオーディオシステムにお
ける第1の自動モードの動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】本実施形態のデジタルオーディオシステムにお
ける第1の自動モードの動作を更に説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】ピットアート記録がなされる未記録エリアを示
す説明図である。
【図7】表示部のプレビュー表示の一例を示す説明図で
ある。
【図8】ピットアート記録がなされた状態の一例を示す
説明図である。
【図9】本実施形態のデジタルオーディオシステムにお
ける第2の自動モードの動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図10】本実施形態のデジタルオーディオシステムに
おけるマニュアルモードの動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図11】マニュアルモード時に表示部に表示されるプ
レビュー表示の一例を示す説明図である。
【図12】ディスクのレーベル面に手書き文字等を記載
した状態を示す図である。
【符号の説明】
1…デジタオーディオシステム 4…表示部 9…ファンクションスイッチ 11…ロータリスイッチ 12…デジタル入力回路 13…デジタル入力端子 20…キーボード接続端子 21…システムコントローラ 22…キーボード 26…エンコーダ 27…LD駆動回路 28…ピックアップ 31…RFアンプ 32…アドレスデコーダ 34…デコーダ 37…ピットアートデータメモリ 38…標準データメモリ 39…ピットアートデータ生成部 40…文字データデコード部 41…ピットアートデータ編集部 42…アドレス生成部 DSC…ディスク PA1,PA2…ピットアート
フロントページの続き (72)発明者 高橋 毅 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 Fターム(参考) 5D029 PA01 5D090 AA01 BB03 BB05 BB11 BB13 CC01 CC14 CC16 DD03 GG36 GG38 LL08

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体に情報を記録する情報記録シ
    ステムであって、 イメージパターンのデータを生成するデータ生成手段
    と、 前記光記録媒体に設けられている記録層に、前記データ
    生成手段で生成される前記データに応じて変調を施した
    光を照射し、前記変調を施した光によりピットが形成さ
    れる部分とピットが形成されない非形成部分との反射率
    の差に基づく光学特性の変化を前記記録層に生じさせる
    ことにより、視認可能なイメージパターンを前記記録層
    に形成する書込み手段と、 文字情報を取得するデータ取得手段とを備え、 前記データ生成手段は、前記データ取得手段が取得した
    文字情報に基づき前記イメージパターンのデータを生成
    することを特徴とする情報記録システム。
  2. 【請求項2】 前記データ取得手段は、光記録媒体に既
    に記録されている情報を光学的に読み取る読取り手段を
    備え、 前記データ生成手段は、前記読取り手段で読み取られた
    情報のうちの文字情報に基づいて前記イメージパターン
    のデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の
    情報記録システム。
  3. 【請求項3】前記文字情報は、前記読取り手段によって
    前記光記録媒体より読み取られる目次情報に含まれてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の情報記録システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記データ取得手段は、外部機器接続手
    段を備え、 前記データ生成手段は、前記外部機器接続手段に接統さ
    れた外部機器より供給されるデータのうちの文字情報に
    基づいて前記イメージパターンのデータを生成すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報記録システム。
  5. 【請求項5】 前記文字情報は、前記読取り手段で読み
    取られた目次情報に含まれることを特徴とする請求項4
    に記戴の情報記録システム。
  6. 【請求項6】 前記イメージパターンは、前記光記録媒
    体の形状に沿って環状に記録されることを特徴とする請
    求項1乃至5の何れか1項に記載の情報記録システム。
  7. 【請求項7】 前記イメージパターンは、前記光記録媒
    体のトラックに沿って形成されるピット列により環状に
    記録されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1
    項に記載の情報記録システム。
  8. 【請求項8】 前記光記録媒体に、既に記録されている
    記録済み領域と前記イメージパターンとの境界として視
    認可能な境界イメージパターンを記録することを特徴と
    する請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報記録シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記境界イメージパターンは、前記光記
    録媒体の形状に沿って、環状であることを特徴とする請
    求項8に記載の情報記録システム。
  10. 【請求項10】 前記光記録媒体の既にデータが記録さ
    れた記録済み領域の外側に環状のイメージパターンを記
    録することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に
    記載の情報記録システム。
  11. 【請求項11】 前記光記録媒体にファイナライズ処理
    がされた後、イメージパターンが記録される場合に比べ
    て、前記光記録媒体にファイナライズ処理がされていな
    いときにイメージパターンが記録される場合の記録開始
    位置が、前記光記録媒体の外周側に設定されることを特
    徴とする請求項1乃至10に記載の情報記録システム。
  12. 【請求項12】 光記録媒体に情報を記録する情報記録
    装置であって、 イメージパターンのデータを生成するデータ生成手段
    と、 前記光記録媒体に設けられている記録層に、前記データ
    生成手段で生成される前記データに応じて変調を施した
    光を照射し、前記変調を施した光によりピットが形成さ
    れる部分とピットが形成されない非形成部分との反射率
    の差に基づく光学特性の変化を前記記録層に生じさせる
    ことにより、視認可能なイメージパターンを前記記録層
    に形成する書込み手段と、 文字情報を取得するデータ取得手段を有し、 前記データ生成手段は、前記データ取得手段が取得した
    文字情報に基づきイメージパターンのデータを生成し、
    かつ前記書込み手段は、前記データ生成手段で生成され
    るイメージパターンのデータに基づいて記録することを
    特徴とする情報記録装置。
  13. 【請求項13】 前記データ取得手段は、光記録媒体に
    既に記録されている情報を光学的に読み取る読取り手段
    を備え、 前記データ生成手段は、前記読取り手段で読み取られた
    情報のうちの文字情報に基づいて前記イメージパターン
    のデータを生成することを特徴とする請求項12に記載
    の情報記録装置。
  14. 【請求項14】 前記イメージパターンは、前記光記録
    媒体の形状に沿って環状に記録されることを特徴とする
    請求項12又は13に記載の情報記録装置。
  15. 【請求項15】 前記光記録媒体の既に記録されている
    記録済み領域と前記イメージパターンとの境界として視
    認可能な境界イメージパターンを記録することを特徴と
    する請求項乃至12乃至14の何れか1項に記載の情報
    記録装置。
  16. 【請求項16】 情報記録システムに備えられたコンピ
    ュータで読取り可能なプログラムが記録された情報記録
    媒体であって、 イメージパターンのデータを生成させるデータ生成ステ
    ップと、 前記光記録媒体に設けられている記録層に、前記データ
    生成手段で生成される前記データに応じて変調を施した
    光を照射し、前記変調を施した光によりピットが形成さ
    れる部分とピットが形成されない非形成部分との反射率
    の差に基づく光学特性の変化を前記記録層に生じさせる
    ことにより、視認可能なイメージパターンを前記記録層
    に形成する書込みステップと、 文字情報を取得するデータ取得ステップの処理を行わ
    せ、 前記データ生成ステップでは、前記データ取得ステップ
    で取得した文字情報に基づき前記イメージパターンのデ
    ータを生成させるイメージパターン書込みプログラムが
    記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
  17. 【請求項17】 光記録媒体に情報を記録する情報記録
    方法であって、 イメージパターンのデータを生成するデータ生成工程
    と、 前記光記録媒体に設けられている記録層に、前記データ
    生成手段で生成される前記データに応じて変調を施した
    光を照射し、前記変調を施した光によりピットが形成さ
    れる部分とピットが形成されない非形成部分との反射率
    の差に基づく光学特性の変化を前記記録層に生じさせる
    ことにより、視認可能なイメージパターンを前記記録層
    に形成する書込み工程と、 文字情報を取得するデータ取得工程とを備え、 前記データ生成工程では、前記データ取得工程で取得し
    た文字情報に基づき前記イメージパターンのデータを生
    成することを特徴とする情報記録方法。
  18. 【請求項18】 前記データ取得工程は、光記録媒体に
    既に記録されている情報を光学的に読み取る読取り工程
    を備え、 前記データ生成工程では、前記読取り工程で読み取られ
    る情報のうちの文字情報に基づいて前記イメージパター
    ンのデータを生成することを特徴とする請求項17に記
    載の情報記録方法。
  19. 【請求項19】 前記イメージパターンは、前記光記録
    媒体の形状に沿って環状に記録されることを特徴とする
    請求項17又は18に記載の情報記録方法。
  20. 【請求項20】 前記光記録媒体に、既に記録されてい
    る記録済み領域と前記イメージパターンとの境界として
    視認可能な境界イメージパターンを記録する境界パター
    ン記録工程を備えることを特徴とする請求項17乃至1
    9の何れか1項に記載の情報記録方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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