JP2003030554A - ユーザ向け機能提供システムおよびユーザ向け機能提供方法 - Google Patents

ユーザ向け機能提供システムおよびユーザ向け機能提供方法

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JP2003030554A
JP2003030554A JP2001212224A JP2001212224A JP2003030554A JP 2003030554 A JP2003030554 A JP 2003030554A JP 2001212224 A JP2001212224 A JP 2001212224A JP 2001212224 A JP2001212224 A JP 2001212224A JP 2003030554 A JP2003030554 A JP 2003030554A
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user
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room
user terminal
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JP2001212224A
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English (en)
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Ryoji Hikichi
亮二 引地
Keiichi Amada
圭一 天田
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザ側に所望する機能が用意されていなくて
も、ネットワークを介してユーザが占有利用可能な機能
付き仮想ルームをレンタル契約しておけば、この機能付
き仮想ルームを必要に応じてアクセスするだけで、所望
する機能をその契約内容の範囲内で何時でも自由に利用
できるようにする。 【解決手段】管理サーバ1は、ユーザ端末8から機能付
き仮想ルームがアクセスされた場合に、そのユーザとの
契約内容に応じてその仮想ルームの利用可否を判別す
る。この結果、仮想ルームが利用可能でることが判別さ
れた場合に、管理サーバ1は、この仮想ルームに付加さ
れている機能をその契約ユーザ向けに開放し、この仮想
ルーム内で選択された機能に対応する処理の利用を当該
ユーザ端末8に対してレンタル提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークを
介してユーザが占有利用可能な仮想ルームを管理し、ユ
ーザ端末から仮想ルームがアクセスされた場合に、その
仮想ルームに付加設定されている機能の利用を当該ユー
ザ端末に対してレンタル提供するユーザ向け機能提供シ
ステム、プログラム、ユーザ向け機能提供方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットを利用して、ユー
ザ向けに各種のサービスが行われており、例えば、登録
ユーザ別データ保管サービス、登録ユーザ別メールサー
ビス、法人向けASP(アプリケーションサービスプロ
バイダ)事業サービス等が知られている。すなわち、登
録ユーザ別データ保管サービス、登録ユーザ別メールサ
ービスは、会員登録されているユーザ側の端末に用意さ
れている機能(アプリケーションソフト)を利用し、そ
のユーザ端末から送信されて来たスケジュールやメール
等のデータを無料にて保管するサービスを行うものであ
り、また、法人向けASP事業サービスは、会員企業等
の端末に各種のアプリケーションソフトをダウンロード
してレンタル提供するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、登録ユ
ーザ別データ保管サービス、登録ユーザ別メールサービ
スにあっては、予めユーザ端末側にアプリケーションソ
フトを用意しておく必要があり、特に、年賀葉書用の印
刷ソフト、画像編集ソフト等のように、日常利用するこ
とはないアプリケーションソフトを購入して設定してお
くことは、インストールの手間や費用の無駄となる。ま
た、法人向けASP事業サービスにあっては、会員企業
等が各種のアプリケーションソフトを購入する必要はな
く、それをレンタル利用することができるが、初期投資
費用が膨大なものとなり、個人ユーザにあっては費用の
面でそのサービスを利用することは困難であった。とこ
ろで、音楽、映画等のコンテンツを新規購入するより
も、それをレンタル店で借りた方が費用的に安上がりと
なるが、希望するコンテンツが在庫切れの場合には、長
期間待たされることもあった。また、有料のテレビジョ
ン番組を一時的に視聴したい場合においても、専用チュ
ーナが設備されていなかったり、チャンネル契約を事前
に交わしていなければ、その番組を視聴できるようにな
るまで長期間待たされたり、多大な費用を要することに
なる。
【0004】第1の発明の課題は、ユーザ側に所望する
機能が用意されていなくても、ネットワークを介してユ
ーザが占有利用可能な機能付き仮想ルームをレンタル契
約しておけば、この機能付き仮想ルームを必要に応じて
アクセスするだけで、所望する機能をその契約内容の範
囲内で何時でも自由に利用できるようにすることであ
る。第2の発明の課題は、ユーザ側に所望する機能が用
意されていなくても、ネットワークを介してユーザが占
有利用可能な仮想ルームに、各種の機能の中から任意に
選択した機能を付加設定する機能別レンタル契約を行っ
ておけば、この機能付き仮想ルームを必要に応じてアク
セスするだけで、所望する機能を契約内容に応じて何時
でも自由に利用できるようにすることである。
【0005】この発明の手段は、次の通りである。請求
項第1記載の発明(第1の発明)は、ネットワークを介
してユーザが占有利用可能な仮想ルームを管理し、ユー
ザ端末から仮想ルームがアクセスされた場合に、その仮
想ルームに付加設定されている機能の利用を当該ユーザ
端末に対してレンタル提供するユーザ向け機能提供シス
テムであって、ユーザ端末からネットワークを介して機
能付き仮想ルームがアクセスされた場合に、そのユーザ
との契約内容に応じて当該仮想ルームの利用可否を判別
する判別手段と、この判別手段によって利用可能である
ことが判別された場合に、その仮想ルームに付加されて
いる機能を当該契約ユーザ向けに開放し、この仮想ルー
ム内で選択された機能に対応する処理の利用を当該ユー
ザ端末に対してレンタル提供する機能提供手段とを具備
するものである。なお、仮想ルームとは、狭義には、一
般家庭の居間、子供部屋、オフィス、茶室、各種教室等
をイメージした画像ルームを意味しているが、広義に
は、整理ボックス、庭園等をイメージした画像ルームを
含み、更には、単なる空間であってもよい。
【0006】したがって、第1の発明においては、ユー
ザ側に所望する機能が用意されていなくても、ネットワ
ークを介してユーザが占有利用可能な機能付き仮想ルー
ムをレンタル契約しておけば、この機能付き仮想ルーム
を必要に応じてアクセスするだけで、所望する機能をそ
の契約内容の範囲内で何時でも自由に利用することがで
きるので、契約ユーザにあっては、一時的にしか利用し
ない機能の為に多大な費用をかけずに、その機能を即座
に利用することができる他、仮想ルームに付加設定され
ている各種の設定機能の中から必要に応じて希望する機
能だけを選択利用することができ、更には、家庭の居
間、オフィス等をイメージした画像ルーム内に、そのル
ーム環境に合わせて各種機能をレイアウトするようにす
れば、機能内容を直感的に理解できるようになり、使い
勝手を向上させることが可能となる。
【0007】更に、コンピュータに対して、上述した請
求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるための
プログラムを提供し(請求項10記載の発明)、また、
上述した請求項1記載の発明に示した主要手順にしたが
った処理を行うユーザ向け機能提供方法を提供するもの
である(請求項11記載の発明)。
【0008】なお、この発明は次のようなものであって
もよい。機能内容が異なる複数種のタイプ別仮想ルーム
を管理し、このタイプ別仮想ルームの中から任意にユー
ザ指定されたタイプの仮想ルームを当該ユーザが占有利
用可能な仮想ルームとしてレンタル契約する(請求項2
記載の発明)。したがって、請求項2記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、機
能内容が異なる複数種のタイプ別仮想ルームの中から任
意のタイプを指定するだけで、そのタイプに応じた機能
付き仮想ルームを占有利用することができるので、ユー
ザの選択範囲が広がり、例えば、他の仮想ルームに契約
変更するだけで、ユーザが希望する他の機能の利用も可
能となる。
【0009】前記仮想ルームに付加されている機能とし
ては、少なくとも、アプリケーション処理を実行するア
プリケーション機能、有料コンテンツを提供するコンテ
ンツ提供機能、ユーザに代わって情報の出力を代行する
出力代行機能のうち、そのいずれかの機能を含み、前記
機能提供手段は、仮想ルーム内で選択された前記機能に
対応する処理の利用を当該ユーザ端末に対してレンタル
提供する(請求項5記載の発明)。したがって、請求項
2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効
果を有する他に、その設定機能が、例えば、年賀葉書用
の印刷ソフト、画像編集ソフト等のアプリケーション機
能であれば、そのアプリケーションソフトを購入してイ
ンストールする必要はなく、また、その設定機能がコン
テンツ提供機能であれば、例えば、音楽、映画等の希望
コンテンツを即座に入手することができ、更に、その設
定機能が出力代行機能であれば、例えば、有料のテレビ
ジョン放送を一時的な視聴を希望する場合、ユーザ側に
専用チューナが設備されていなかったり、チャンネル契
約を交わしていなくても、そのテレビジョン放送を即座
に視聴することができる。
【0010】この場合、前記出力代行機能が印刷処理を
代行する機能である場合に、その印刷処理によって得ら
れた印刷物を当該ユーザ宛に配送する配送手配を行うよ
うにすれば(請求項6記載の発明)、例えば、ユーザ側
に高級プリンタが設備されていなくても、プリンタ印刷
によって得られた高品位な印刷物を即座に入手すること
ができる。
【0011】前記仮想ルームを介してユーザが機能を利
用した場合に、その使用データを保存するデータ保存手
段を設け、前記機能提供手段は、この仮想ルーム内で選
択された機能に対応する処理の利用を当該ユーザ端末に
対して提供する他に、前記データ保存手段に保存されて
いる使用データを当該ユーザ端末に対して利用可能とす
る(請求項7記載の発明)。したがって、請求項7記載
の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有
する他に、ユーザが機能を利用した場合に、その使用デ
ータ、例えば、入力データ、処理結果データが保存され
るので、機能を継続利用するような場合に、前回のデー
タをそのまま利用することが可能となり、作業を効率良
く行うことが可能となる。
【0012】この場合、前記仮想ルームを占有利用する
契約内容が複数のユーザによる共有利用を可能とするグ
ループ契約の場合に、前記データ保存手段内の使用デー
タをそのグループに属する各ユーザに対し、共有データ
として利用可能とすれば(請求項8記載の発明)、グル
ープ内において、あるユーザが使用したデータを他のユ
ーザも使用することができ、その仮想ルーム内の機能を
グループウェアとして作用させることも可能となる。
【0013】前記仮想ルームは、部屋のイメージを表現
すると共に、この仮想ルーム内に付加されている機能毎
に、その機能内容をシンボルン化した装飾図形を配置し
てなり、この装飾図形やその配置位置をユーザの希望通
りに編集する編集手段を設ける(請求項9記載の発
明)。したがって、請求項9記載の発明によれば、請求
項1記載の発明と同様の効果を有する他に、仮想ルーム
内に機能内容を示す装飾図形を内装したので、視覚的に
理解し易く、機能の誤認混同や錯誤を防止することがで
きると共に、この装飾図形やその配置位置をユーザの希
望通りに編集することにより、ユーザの好みに応じた内
装が可能となり、使い勝手や趣味性を満足させることが
できる。
【0014】請求項第3記載の発明(第2の発明)は、
ネットワークを介してユーザが占有利用可能な仮想ルー
ムを管理し、ユーザ端末から仮想ルームがアクセスされ
た場合に、その仮想ルームに付加設定されている機能の
利用を当該ユーザ端末に対してレンタル提供するユーザ
向け機能提供システムであって、予め用意されている各
種の機能の中からユーザによって任意の機能が選択指定
された場合に、選択された機能をそのユーザ対応の仮想
ルームに付加設定することにより機能付き仮想ルームを
作成する機能設定手段と、ユーザ端末からネットワーク
を介して前記機能付き仮想ルームがアクセスされた場合
に、その仮想ルームに付加されている機能を当該ユーザ
向けに開放し、この仮想ルーム内で選択された機能に対
応する処理の利用を当該ユーザ端末に対してレンタル提
供する機能提供手段とを具備するものである。
【0015】したがって、第2の発明においては、ユー
ザ側に所望する機能が用意されていなくても、ネットワ
ークを介してユーザが占有利用可能な仮想ルームに、各
種の機能の中から任意に選択した機能を付加設定する機
能別レンタル契約を行っておけば、この機能付き仮想ル
ームを必要に応じてアクセスするだけで、所望する機能
を契約内容に応じて何時でも自由に利用することができ
るので、ユーザにあっては、一時的にしか利用しない機
能の為に多大な費用をかけずに、その機能を即座に利用
することができる他、各種の設定機能の中から必要に応
じて希望する機能だけを選択利用することができる。
【0016】更に、コンピュータに対して、上述した請
求項3記載の発明に示した主要機能を実現させるための
プログラムを提供し(請求項12記載の発明)、また、
上述した請求項5記載の発明に示した主要手順にしたが
った処理を行うユーザ向け機能提供方法を提供するもの
である(請求項13記載の発明)。
【0017】なお、この発明は次のようなものであって
もよい。前記仮想ルームに付加設定されている機能毎
に、その利用契約が行われている場合において、ユーザ
端末からネットワークを介して機能付き仮想ルームがア
クセスされた際に、その機能別の契約内容に応じて当該
機能の利用可否を判別する判別手段を設け、この判別手
段によって利用可能であることが判別された場合に、そ
の仮想ルームに付加されている機能を当該ユーザ向けに
開放し、この仮想ルーム内で選択された機能に対応する
処理の利用を当該ユーザ端末に対してレンタル提供する
(請求項4記載の発明)。したがって、請求項4記載の
発明によれば、請求項3記載の発明と同様の効果を有す
る他に、例えば、必要に応じて機能別に期間契約を行う
ようにすれば、ニーズに応じたものとなり、利用料の節
約も可能となる。更に、この請求項第3記載の発明(第
2の発明)においても、上述した請求項5〜9記載の発
明であってもよく、上述と同様の効果を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図1〜図
8を参照してこの発明の第1実施形態を説明する。図1
は、この実施形態におけるユーザ向け機能提供システム
の全体構成を示したブロック図である。このユーザ向け
機能提供システムは、インターネットを介してユーザが
占有利用可能な機能付き仮想ルーム(図2参照)を管理
し、ユーザ端末から機能付き仮想ルームがアクセスされ
た場合に、その仮想ルームに付加設定されている各種機
能の利用をそのユーザ端末に対してレンタル提供するサ
ービスを行うものであり、インターネットを利用するこ
とにより誰でも自由に参加可能な広域通信システムを構
築するものである。
【0019】ここで、各種の機能とは、アプリケーショ
ン(以下、アプリと略称する)機能、コンテンツ提供機
能、出力代行機能を含むもので、アプリ機能は、スケジ
ュール管理、メール管理等の他に、例えば、文書、表、
データベース、画像、葉書等を作成したり、編集するア
プリケーション処理を実行する機能である。コンテンツ
提供機能は、ビデオ、音楽、百科辞典、ゲーム等の有料
コンテンツデータをユーザに提供する機能である。出力
代行機能は、プリンタ印刷によって得られた印刷物を配
送手配したり、TV(テレビジョン)チューナで受信し
た有料TV放送を配信する等の処理を代行する機能であ
る。
【0020】また、機能付き仮想ルームとは、例えば、
図2に示したような部屋のイメージを表現した画像であ
り、この仮想ルーム内には、各種の機能が付加設定され
ている。すなわち、機能毎にその機能内容をシンボルン
化した装飾図形が仮想ルームに内装配置されていると共
に、各装飾図形には、その機能名が付加されており、視
覚的に理解し易い内容となっている。また、仮想ルーム
内には、任意に指定したアシスタントキャラクタ(この
例では、人間を表現したキャラクタ)が配置されてい
る。なお、各種の機能を示すシンボルンとして、この例
では、各種のアプリ機能を指定する為の「アプリBO
X」およびアプリ機能時に使用されるメモ機能としての
「メモ」、各種のコンテンツ提供機能を指定する為の
「コンテンツBOX」、出力代行機能として、プリンタ
印刷および印刷物の配送手配を指定する為の「Pr」、
出力代行機能として、有料TV放送の配信を指定する為
の「TV」の他、終了を指示する「出口」が配置されて
いる。
【0021】このようなサービスを提供する事業者側に
は、図1に示すように管理サーバ1が設けられており、
この管理サーバ1には、アプリファイル群2、各種コン
テンツライブラリ3、TVチューナ4、プリンタ5が専
用回線を介して接続されていると共に、印刷物配送手配
センタ6が接続されている。また、管理サーバ1には、
ネットワーク網(インターネット、移動体通信網)7を
介してユーザ端末(パーソナルコンピュータや携帯端
末)8が接続されている。なお、ユーザは、個人、法人
を問わないが、単独ユーザの他に、複数のユーザからな
るグループユーザを含む。
【0022】アプリファイル群2を構成する各アプリケ
ーションソフトは、複数台のパーソナルコンピュータ
(PC)に分散格納されており、各PCが対応するアプ
リケーション処理、例えば、文書、表、データベース、
画像、葉書等を作成・編集するアプリケーション処理を
実行するようにしている。各種コンテンツライブラリ3
は、ビデオ、音楽、百科辞典、ゲーム等の有料コンテン
ツデータを種類別に記憶管理するものである。TVチュ
ーナ4は、有料TV放送受信用のチューナである。プリ
ンタ5は、高品位印刷を行う特殊プリンタである。印刷
物配送手配センタ6は、プリンタ5によって印刷された
印刷物をユーザ宛に宅配便等を利用して配達する手配を
行う配送センタ側のコンピュータシステムである。
【0023】管理サーバ1は、ユーザ端末8からネット
ワーク網7を介して機能付き仮想ルームがアクセスされ
た場合に、そのユーザの契約内容に応じてその仮想ルー
ムの利用可否をチェックし、利用可能なユーザからのア
クセスであれば、その仮想ルームに付加されている機能
をその契約ユーザ向けに開放し、この仮想ルーム内で選
択された機能に対応する処理の利用をそのユーザ端末8
に対してレンタル提供するようにしている。なお、管理
サーバ1側には、後述する各種のデータベース、テーブ
ル、ファイル等が設けられている。すなわち、ユーザ登
録データベース、ルーム契約データベース、ルームタイ
プ別テーブル、契約ルーム別フォルダ、Webページフ
ァイル群、ルームタイプ別ページファイル、アシスタン
トキャラクタファイル等が設けられている。
【0024】なお、この実施形態においては、例えば、
TCP/IP通信プロトコルを利用したHTTPプロト
コル等によって、管理サーバ1とユーザ端末8との間で
デジタル化(パケット化)されたデータの送受信を行う
ようにしており、また、コード化された制御情報を含む
データによって互いに必要な処理内容を認識しながら連
携し合ってデータ処理を行うようにしている。なお、管
理サーバ1は、データベースサーバ機能、Webサーバ
機能、メールサーバ機能等の各種のサーバ機能を有し、
またユーザ端末8は、Webブラウザ機能を備えてい
る。
【0025】図3(A)は、ユーザ登録データベース1
1の内容を示したもので、このユーザ登録データベース
11は、会員登録されたユーザ情報を記憶管理するもの
で、各ユーザレコードは、「ユーザID」、「ユーザ
名」、「メールアドレス」、「住所」、「クレジット番
号」の各項目を有している。なお、「ユーザID」は、
管理サーバ1側で生成されたシリアルNo.である。図3
(B)は、ルーム契約データベース12の内容を示した
もので、このルーム契約データベース12は、仮想ルー
ム別にその利用契約の内容を記憶管理するもので、各契
約レコードは、「ルームNo.」、「パスワード」、「ユ
ーザID」、「ルームタイプ」、「アシスタントN
o.」、「契約期間・時間帯」、「利用料金」の各項目を
有している。
【0026】ここで、仮想ルームは、タイプ別に複数種
用意されている。例えば、一般家庭の居間、子供部屋、
会社のフロアーや事務所をイメージした画像ルーム等の
ように、タイプ別に複数種用意されている他、同一タイ
プであっても複数の仮想ルームが用意されており、その
中からユーザが任意のタイプの仮想ルームを選択指定す
ると、「ルームタイプ」には、選択指定したタイプがセ
ットされる。なお、同一タイプの仮想ルームを複数用意
せず、勿論、コピー複製してもよい。「ルームNo.」
は、同一タイプに属する複数の仮想ルームを管理する為
に、管理サーバ1側で生成されたシリアルNo.である。
「アシスタントNo.」は、ユーザによって任意に選択指
定され、アシスタントキャラクタファイル(図1参照)
から当該アシスタントキャラクタを読み出す為の識別N
o.である。「契約期間・時間帯」は、仮想ルームを占有
利用可能な期間と時間帯を示し、例えば、7月1日〜7
月10日の期間において、午前10時〜午後2時までの
時間帯に限り占有利用することができる旨の契約内容を
示している。「利用料金」は、「ルームタイプ」、「契
約期間・時間帯」に応じて課金される料金である。
【0027】図4(A)は、ルームタイプ別テーブル1
3の内容を示した図で、このルームタイプ別テーブル1
3は、仮想ルーム内に付加設定されている各種の機能
と、その利用料金をルームタイプ別に記憶管理するテー
ブルである。すなわち、ルームタイプ別テーブル13に
は、「ルームタイプ」別に、それに付加設定されている
機能内容「アプリ」、「コンテンツ」、「TV」、「プ
リンタ」と、その「料金」が定義されている。例えば、
ルームタイプ「X」とルームタイプ「Y」を比較した場
合、ルームタイプ「Y」には、コンテンツ提供機能は設
定されておらず、しかも、アプリ機能の内容も少ない設
定となっている。
【0028】図4(B)は、契約ルーム別フォルダ14
の内容を示した図である。この契約ルーム別フォルダ1
4は、仮想ルームのレンタル契約によって、その契約ユ
ーザ占有のフォルダとして確保されたもので、ルームペ
ージ14Aとデータファイル群14Bとを有している。
ルームページ14Aは、機能付き仮想ルームがセットさ
れるルーム専用ページであり、データファイル群14B
は、機能の利用時にユーザが使用したデータファイルを
記憶保存する為のファイル群である。なお、ユーザグル
ープの場合には、そのグループに属する各ユーザ共有の
データファイルとして保存される。なお、契約ルーム別
フォルダ14内のデータファイル群14Bは、次回、当
該ユーザからそのルームページ14Aがアクセスされた
場合に、そのユーザ端末8に対して利用可能に提供され
るが、グループユーザによるアクセスの場合にも、その
グループに属する各ユーザの共有データとして提供され
る。
【0029】図5は、管理サーバ1の全体構成の概要を
示したブロック図である。CPU101は、記憶装置1
02内のオペレーティングシステムや各種アプリケーシ
ョンソフトにしたがってこの管理サーバ1の全体動作を
制御する中央演算処理装置である。記憶装置102は、
オペレーティングシステムや各種アプリケーションソフ
トの他、図1で示した各種のデータベース、テーブル、
ファイル等が格納され、磁気的、光学的、半導体メモリ
等によって構成されている記録媒体103やその駆動系
を有している。この記録媒体103はハードディスク等
の固定的な媒体若しくは着脱自在に装着可能なCD−R
OM、フロッピィデスク、RAMカード、磁気カード等
の可搬型の媒体である。また、この記録媒体103内の
プログラムやデータは、必要に応じてCPU101の制
御によりRAM(例えば、スタティックRAM)104
にロードされたり、RAM104内のデータが記録媒体
103にセーブされる。更に、記録媒体はサーバ等の外
部機器側に設けられているものであってもよく、CPU
101は伝送制御部105を介してこの記録媒体内のプ
ログラム/データを直接アクセスして使用することもで
きる。
【0030】また、CPU101は記録媒体103内に
格納されるその一部あるいは全部を他の機器側から伝送
制御部105を介して取り込み、記録媒体103に新規
登録あるいは追加登録することもできる。更に、プログ
ラム/データはサーバ等の外部機器側で記憶管理されて
いるものであってもよく、CPU101は伝送制御部1
05を介して外部機器側のプログラム/データを直接ア
クセスして使用することもできる。一方、CPU101
にはその入出力周辺デバイスである伝送制御部105、
入力部106、表示部107がバスラインを介して接続
されており、入出力プログラムにしたがってCPU10
1はそれらの動作を制御する。
【0031】次に、この第1実施形態におけるユーザ向
け機能提供システムの動作アルゴリズムを図6〜図8に
示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これ
らのフローチャートに記述されている各機能は、読み取
り可能なプログラムコードの形態で記録媒体103に格
納されており、CPU101はこのプログラムコードに
したがった動作を逐次実行する。また、CPU101は
伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコー
ドにしたがった動作を逐次実行することもできる。この
ことは後述する他の実施形態においても同様であり、記
録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラ
ム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行す
ることもできる。
【0032】図6〜図8は、ユーザ端末8からの要求に
応じて実行開始される管理サーバ1側の動作を示したフ
ローチャートである。先ず、管理サーバ1は、ユーザ端
末8からの要求を受信すると、トップページを要求元の
ユーザ端末8へ送信する(ステップA1)。このトップ
ページ画面には、「1:ユーザ登録、2:ルーム契約、
3:ルーム入室」の各メニュー項目を有し、その中から
ユーザ端末8側で所望するメニュー項目が選択指定され
ると、管理サーバ1は、選択メニュー項目を受信して
(ステップA2)、その選択項目を判別する(ステップ
A3)。
【0033】いま、「1:ユーザ登録」が選択された場
合には、ユーザ登録ページを要求元へ送信した後(ステ
ップA4)、このユーザ登録ページ内に必要事項「ユー
ザ名」、「メールアドレス」、「住所」、「クレジット
番号」が記入されて、それが返信されて来た場合には、
この登録内容を受信する(ステップA5)。そして、
「ユーザID」を生成発行して(ステップA6)、要求
元へ送信した後(ステップA7)、この「ユーザID」
に対応してその登録内容をユーザ登録データベース11
へ新規登録する(ステップA8)。なお、ユーザグルー
プからユーザ登録が要求された場合には、そのグループ
に属する各ユーザに対して同一の「ユーザID」が発行
され、また、ユーザ登録データベース11には、各ユー
ザ毎にそのユーザ情報がグループユーザとして登録され
る。
【0034】一方、ユーザ端末8から「2:ルーム契
約」の申込があった場合には(ステップA3)、ルーム
タイプメニューをそのユーザ端末8に対して送信して
(ステップA9)、ユーザ端末8からの選択ルームタイ
プを受信し(ステップA10)、次いで、アシスタント
キャラクタのメニューを送信して(ステップA11)、
ユーザ端末8からの選択アシスタントを受信する(ステ
ップA12)。更に、契約期間・時間帯の登録ページを
送信して(ステップA13)、その登録内容を受信する
(ステップA14)。このようにして契約に必要な事項
を入手したら利用料金を算出し(ステップA15)、こ
の契約事項と、利用料金とを含むルーム契約確認ページ
を要求元のユーザ端末8へ送信する(ステップA1
6)。
【0035】ここで、ユーザ端末8側では、ルーム契約
確認ページの内容を表示出力させ、その記述内容の承諾
指示を受けた場合には、管理サーバ1に対してOK応答
を行うと共に、ユーザIDを送信する。なお、ユーザグ
ループからルーム契約が要求された場合には、そのグル
ープに属する各ユーザ宛にルーム契約確認ページを送信
して、各ユーザからの承諾を得るようにしている。
【0036】管理サーバ1は、ユーザ端末8からOK応
答、ユーザIDを受信すると(ステップA17)、その
ユーザ端末8に対してパスワードの送信を要求し(ステ
ップA18)、これに応答して送信されて来たパスワー
ドを受信すると(ステップA19)、ユーザ認証を行
い、正規な会員ユーザであれば、契約ルームNo.を生成
して(ステップA20)、そのユーザ端末8へ送信する
(ステップA21)。このようにして入手した各契約事
項をルーム契約データベース12に新規登録する(ステ
ップA22)。そして、ユーザ選択された「ルームタイ
プ」に基づいてルームタイプ別ページファイル(図1参
照)をアクセスし、「ルームタイプ」対応のルームペー
ジを読み出すと共に(ステップA23)、ユーザ選択さ
れた「アシスタントNo.」に基づいてアシスタントキャ
ラクタファイル(図1参照)をアクセスし、「アシスタ
ントNo.」対応のアシスタントキャラクを読み出し、こ
のルームページ内にアシスタントキャラクタを付加する
(ステップA24)。更に、今回のルーム契約に応じて
新規な契約ルームNo.別フォルダ14を確保してルーム
ページをセットする(ステップA25)。
【0037】また、ルーム契約を行った会員ユーザから
「3:ルーム入室」の申込を受けた場合には(ステップ
A3)、図7のステップA30に移り、そのユーザ端末
8に対して「ルームNo.」、「パスワード」の送信を要
求する。これに応答してユーザ端末8から送信されて来
た「ルームNo.」、「パスワード」を受信すると(ステ
ップA31)、ユーザ認証を行うと共に、「ルームN
o.」に基づいてルーム契約データベース12をアクセス
して、このルームNo.対応の「契約期間・時間帯」を読
み出し、この「契約期間・時間帯」と現在のシステム日
時とを比較することによって、契約内か、契約外かを判
別する(ステップA32)。
【0038】いま、契約外であれば、その旨を示すメッ
セージをそのユーザ端末8にへ送信するが(ステップA
33)、契約内であれば、契約ルームNo.別フォルダ1
4をアクセスし、該当する契約ルームページを読み出し
て要求元へ送信し(ステップA34)、そのユーザ端末
8から送信されて来るページ内要求の受信待ち状態とな
る(ステップA35)。ここで、ユーザ端末8側では、
契約ルームページ内に付加されている各機能「アプ
リ」、「コンテンツ」、「TV」、「出口」のうち、そ
のいずれかの利用を要求する場合には、その機能シンボ
ルの位置をクリックする。また、契約ルームページ内の
各機能シンボルの位置やその内容を変更する場合には、
そのルームページ画面の欄外に配置されているルームカ
スタマイズボタン(図示せず)を操作する。
【0039】管理サーバ1は、このようなページ内要求
を受信すると(ステップA35)、その要求内容を判別
し(ステップA36)、ルームカスタマイズが要求され
た場合には、ルームカスタマイズ用の部品ページを送信
する(ステップA37)。この部品ページは、機能シン
ボルとしての装飾図形(部品)やその配置位置等の一覧
であり、ユーザ端末8側では、ルームカスタマイズ用の
部品ページの中から壁紙等の所望する部品を選択した
り、その配置位置を指示する。これによって変更された
カスタマイズ設定情報を受信すると(ステップA3
8)、管理サーバ1は、契約ルームNo.別フォルダ14
内にセットされている元のルームページの内装(機能シ
ンボル)をカスタマイズ設定情報に基づいて変更する編
集処理を行う(ステップA39)。
【0040】また、ページ内要求が機能の利用の場合に
は(ステップA36)、図8のフローチャートに移り、
選択機能別にその機能に応じた処理が実行開始される。
いま、アプリ機能が選択指定された場合には、ルームN
o.に基づいて契約ルームNo.別フォルダ14をアクセス
し、ルームNo.対応のデータファイルのメニューと、ル
ームタイプ対応のアプリメニューを作成して要求元へ送
信する(ステップA40)。そして、ユーザ選択された
各メニュー項目を受信すると(ステップA41)、アプ
リファイル群2のうち、選択メニュー項目対応のアプリ
が格納されているPCに、選択メニュー項目対応のデー
タファイルを送信し、選択メニュー項目対応のアプリお
よびデータファイルを起動させ(ステップA42)、そ
の起動画面を要求元へ送信する(ステップA43)。
【0041】この状態において、ユーザ端末8側からの
指示内容を受信すると(ステップA44)、アプリ終了
の指示かを判別し(ステップA45)、終了指示でなけ
れば、指示内容に応じた処理を実行させる(ステップA
46)。更に、印刷指示の有無を判別し(ステップA4
8)、印刷指示がなければ、処理画面を要求元へ送信す
る(ステップA49)。以下、終了指示、印刷指示があ
るまで、指示内容に応じた処理を実行させながらその処
理画面を送信する動作を繰り返す。ここで、印刷指示を
受けた場合には(ステップA48)、プリンタ5に対し
て印刷指令を与ると共に(ステップA50)、印刷物配
送手配センタ6に対して印刷物を当該ユーザ宛に配送す
べき旨の配送手配を通知する(ステップA51)。ま
た、終了指示を受けた場合には(ステップA45)、処
理済みデータをルームNo.対応のデータとして、契約ル
ームNo.別フォルダ14のデータファイルに保存する
(ステップA47)。なお、ユーザグループの場合に
は、そのグループに属する各ユーザ共有のデータファイ
ルとして保存される。
【0042】一方、管理サーバ1は、コンテンツ機能が
選択指定された場合、ルームNo.対応のコンテンツメニ
ューを要求元へ送信し(ステップA52)、これに応答
して送信されて来た選択メニュー項目を受信すると(ス
テップA53)、選択コンテンツに基づいて各種コンテ
ンツライブラリ3をアクセスし、選択コンテンツを読み
出す(ステップA54)。そして、このコンテンツデー
タを要求元のユーザ端末8へストリーミング配信する動
作をその終了まで繰り返す(ステップA55、A5
6)。
【0043】更に、TV配信機能が選択指定された場合
には、ルームNo.対応のTVチャンネルメニューと番組
表とを要求元へ送信し(ステップA57)、これに応答
して送信されて来た選択チャンネルを受信すると(ステ
ップA58)、選択チャンネルのTV放送電波を受信し
(ステップA59)、このTV放送映像を要求元へスト
リーミング配信する動作をその終了まで繰り返す(ステ
ップA60、A61)。なお、「出口」が選択指定され
た場合には、図6の最初のステップA1に戻る。
【0044】以上のように、この第1実施形態において
管理サーバ1は、ユーザ端末8から機能付き仮想ルーム
がアクセスされた場合に、そのユーザとの契約内容に応
じてその仮想ルームの利用可否を判別し、利用可能であ
れば、この仮想ルームに付加されている機能をその契約
ユーザ向けに開放し、この仮想ルーム内で選択された機
能に対応する処理の利用を当該ユーザ端末8に対してレ
ンタル提供するようにしたから、ユーザ端末8側に所望
する機能が用意されていなくても、機能付き仮想ルーム
をレンタル契約しておけば、この機能付き仮想ルームを
必要に応じてアクセスするだけで、所望する機能をその
契約内容の範囲内で何時でも自由に利用することができ
る。したがって、契約ユーザにあっては、一時的にしか
利用しない機能の為に多大な費用をかけずに、その機能
を即座に利用することができる他、仮想ルームに付加設
定されている各種の設定機能の中から必要に応じて希望
する機能だけを選択利用することができ、更には、家庭
の居間、オフィス等をイメージした画像ルーム内に、そ
のルーム環境に合わせて各種機能をレイアウトするよう
にすれば、機能内容を直感的に理解できるようになり、
使い勝手を向上させることが可能となる。
【0045】この場合、選択した機能が年賀葉書用の印
刷ソフト、画像編集ソフト等のアプリ機能であれば、そ
のアプリソフトを購入して設定する必要はなく、また、
その選択機能がコンテンツ提供機能であれば、例えば、
音楽、映画等の希望コンテンツを即座に入手することが
でき、更に、TV配信の出力代行機能であれば、ユーザ
側に専用チューナが設備されていなかったり、チャンネ
ル契約を交わしていなくても、そのテレビジョン放送を
即座に入手することができ、また、プリンタ印刷の出力
代行機能であれば、例えば、ユーザ側に高級プリンタが
設備されていなくても、プリンタ印刷によって得られた
高品位な印刷物を即座に入手することができる。
【0046】また、複数種のタイプ別仮想ルームの中か
ら任意にユーザ指定されたタイプの仮想ルームをそのユ
ーザが占有利用可能な仮想ルームとしてレンタル契約す
るようにしたから、任意のタイプを指定するだけで、そ
のタイプに応じた機能付き仮想ルームを占有利用するこ
とができ、ユーザの選択範囲が広がり、例えば、他の仮
想ルームに契約変更するだけで、ユーザが希望する他の
機能の利用も可能となる。
【0047】また、仮想ルームを介してユーザが機能を
利用した場合に、その使用データを保存するようにした
から、機能を継続利用する場合に、前回のデータをその
まま利用することが可能となり、作業を効率良く行うこ
とが可能となる。この場合、グループユーザの場合に
は、使用データをそのグループの共有データとして保存
するようにしたから、グループ内において、あるユーザ
が使用したデータを他のユーザも使用することができ、
グループウェアとして機能させることが可能となる。
【0048】仮想ルームは、部屋のイメージを表現する
と共に、この仮想ルーム内に付加されている機能毎に、
その機能内容をシンボルン化した装飾図形を配置してな
り、この装飾図形やその配置位置をユーザの希望通りに
編集可能としたから、視覚的に理解し易く、機能の誤認
混同や錯誤を防止することができ、更に、この装飾図形
やその配置位置をユーザの希望通りに編集することによ
り、ユーザの好みに応じた内装が可能となり、使い勝手
や趣味性を満足させることができる。
【0049】一方、コンピュータに対して、上述した各
手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記
録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデ
スク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコ
ードを有する記録媒体であって、ネットワークを介して
ユーザが占有利用可能な仮想ルームを管理している状態
において、ユーザ端末からネットワークを介して機能付
き仮想ルームがアクセスされた場合に、そのユーザとの
契約内容に応じて当該仮想ルームの利用可否を判別する
機能と、利用可能であることが判別された場合に、その
仮想ルームに付加されている機能を当該契約ユーザ向け
に開放し、この仮想ルーム内で選択された機能に対応す
る処理の利用を当該ユーザ端末に対してレンタル提供す
る機能とを実現させるためのプログラムを記録したコン
ピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにし
てもよい。
【0050】(第2実施形態)以下、この発明の第2実
施形態について図9〜図12を参照して説明する。な
お、上述した第1実施形態は、仮想ルームに付加される
機能をそのタイプに応じて固定的に設定するようにした
が、この第2実施形態は、仮想ルームに希望する機能を
任意に追加設定可能としたものであり、また、仮想ルー
ムには、基本的な機能(例えば、スケジュール機能、メ
モ機能等)のみが設定されているだけであり、上述した
第1実施形態で示したアプリ機能、コンテンツ提供機
能、出力代行機能は、全てオプション機能となってい
る。つまり、ここで、両実施形態において基本的に同一
のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略する
他、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するも
のとする。
【0051】図9は、この第2実施形態におけるユーザ
向け機能提供システムの全体構成を示したブロック図で
ある。なお、この第2実施形態においても、上述した図
1の基本構成要素と同様であるが、この第2実施形態に
おいて、管理サーバ1側には、ユーザ登録データベー
ス、Webページファイル群の他、機能契約データベー
ス、個人ルーム別フォルダが設けられている。
【0052】図10(A)は、ユーザ登録データベース
11の内容を示した図で、このユーザ登録データベース
11は、上述した第1実施形態と同様、「ユーザI
D」、「ユーザ名」、「メールアドレス」、「住所」、
「クレジット番号」の他、「パスワード」、「ルームN
o.」の各項目を有する構成となっている。図10(B)
は、機能契約データベース15の内容を示した図で、こ
の機能契約データベース15は、「ルームNo.」、「契
約機能」、「契約期間」、「利用料金」の各項目を有す
る構成となっている。「契約機能」は、ユーザが希望し
たオプション機能を示している。図10(C)は、個人
ルーム別フォルダ16の内容を示した図で、この個人ル
ーム別フォルダ16は、ルームページ、データファイル
群を有し、基本的には上述した契約ルームNo.別フォル
ダ14と同様のフォルダである。なお、個人ルームと
は、基本機能にユーザ希望のオプション機能を付加設定
したユーザ固有の仮想ルームである。
【0053】次に、この第2実施形態におけるユーザ向
け機能提供システムの動作アルゴリズムを図11および
図12に示すフローチャートを参照して説明する。図1
1、図12は、ユーザ端末8からの要求に応じて実行開
始される管理サーバ1側の動作を示したフローチャート
である。先ず、管理サーバ1は、ユーザ端末8からの要
求を受信すると、トップページを要求元のユーザ端末8
へ送信する(ステップB1)。このトップページ画面に
は、「1:ユーザ登録、2:ルーム入室」の各メニュー
項目を有し、その中からユーザ端末8側で所望するメニ
ュー項目が選択指定されると、管理サーバ1は、選択メ
ニュー項目を受信して(ステップB2)、その選択項目
を判別する(ステップB3)。
【0054】いま、「1:ユーザ登録」が選択された場
合には、ユーザ登録ページを要求元へ送信した後(ステ
ップB4)、このユーザ登録ページ内に必要事項「ユー
ザ名」、「メールアドレス」、「住所」、「クレジット
番号」が記入されて、それが返信されて来た場合には、
この登録内容を受信する(ステップB5)。そして、
「ユーザID」を生成発行すると共に、「個人ルームN
o.」を生成し(ステップB6)、この「ユーザID」を
要求元のユーザ端末8へ送信送信した後(ステップB
7)、「ユーザID」に対応してその登録内容をユーザ
登録データベース11へ新規登録する(ステップB
8)。次に、「個人ルームNo.」とルームページとの対
応をセットすると共に(ステップB9)、「個人ルーム
No.」対応のルームページを個人ルーム別フォルダ16
にセットする(ステップB10)。
【0055】一方、ユーザ端末8から「2:ルーム入
室」の申込があった場合には(ステップB3)、そのユ
ーザ端末8に対して「ユーザID」、「パスワード」の
送信を要求し(ステップB11)、「ユーザID」、
「パスワード」を受信すると(ステップB12)、「ユ
ーザID」対応の「個人ルームNo.」をユーザ登録デー
タベース11から取得し(ステップB13)、この「個
人ルームNo.」対応のルームページを個人ルーム別フォ
ルダ16から読み出して送信する(ステップB14)。
【0056】そして、ユーザ端末8から送信されて来る
ページ内要求を受信すると(ステップB15)、その要
求内容を判別し(ステップB16)、それが「機能契
約」の場合には、契約可能な機能メニューを送信して
(ステップB23)、その選択された契約機能を受信し
(ステップB24)、次いで、契約期間の送信要求を行
い(ステップB25)、ユーザ指定された契約期間を受
信する(ステップB26)。更に、利用料金を算出した
後(ステップB27)、この利用料金を含む契約確認ペ
ージを作成して送信して(ステップB28)、その確認
内容を受信し(ステップB29)、それが承諾された場
合には、この契約内容を機能契約データベース15に登
録する(ステップB30)。そして、ステップB14に
戻る。
【0057】また、ページ内要求が「機能の利用要求」
であれば(ステップB16)、機能契約データベース1
5を参照し、要求された機能は契約期間内かを判別する
(ステップB17)。この場合、契約期間外であれば、
基本機能のメニューを送信するが(ステップB22)、
契約期間内であれば、契約機能(アプリ機能、コンテン
ツ提供機能等)を基本機能にオプション機能として追加
したメニューを送信する(ステップB18)。この場
合、この機能メニューの中からユーザによって任意に選
択された機能項目を受信すると(ステップB19)、そ
の選択項目対応の機能の処理を実行開始させる(ステッ
プB20)。ここで、処理の終了が指示されると(ステ
ップB21)、その機能処理を停止し、ステップB14
に戻る。
【0058】以上のように、この第2実施形態において
管理サーバ1は、予め用意されている各種の機能の中か
らユーザによって任意の機能が選択指定された場合に、
選択された機能をそのユーザ対応の仮想ルームに付加設
定することにより機能付き仮想ルームを作成し、ユーザ
端末8からネットワークを介して機能付き仮想ルームが
アクセスされた場合に、その仮想ルームに付加されてい
る機能をそのユーザ向けに開放し、この仮想ルーム内で
選択された機能に対応する処理の利用を当該ユーザ端末
8に対してレンタル提供するようにしたから、ユーザ側
に所望する機能が用意されていなくても、各種の機能の
中から任意に選択された機能を仮想ルームに付加設定す
る機能別レンタル契約を行っておけば、この機能付き仮
想ルームを必要に応じてアクセスするだけで、所望する
機能を契約内容に応じて何時でも自由に利用することが
できるので、上述した第1実施形態と同様、ユーザにあ
っては、一時的にしか利用しない機能の為に多大な費用
をかけずに、その機能を即座に利用することができる
他、各種の設定機能の中から必要に応じて希望する機能
だけを選択利用することができ、更には、家庭の居間、
オフィス等をイメージした画像ルーム内に、そのルーム
環境に合わせて各種機能をレイアウトするようにすれ
ば、機能内容を直感的に理解できるようになり、使い勝
手を向上させることが可能となる。
【0059】この場合、仮想ルームに付加設定されてい
る機能毎に、その利用契約が行われている場合におい
て、ユーザ端末8からネットワークを介して機能付き仮
想ルームがアクセスされた際に、その機能別の契約内容
に応じて当該機能の利用可否を判別し、利用可能であれ
ば、その仮想ルームに付加されている機能をそのユーザ
向けに開放し、この仮想ルーム内で選択された機能に対
応する処理の利用を当該ユーザ端末に対してレンタル提
供するようにしたから、例えば、必要に応じて機能別に
期間契約を行うようにすれば、ニーズに応じたものとな
り、利用料の節約も可能となる。
【0060】一方、コンピュータに対して、上述した各
手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記
録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデ
スク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコ
ードを有する記録媒体であって、予め用意されている各
種の機能の中からユーザによって任意の機能が選択指定
された場合に、選択された機能をそのユーザ対応の仮想
ルームに付加設定することにより機能付き仮想ルームを
作成する機能と、ユーザ端末からネットワークを介して
前記機能付き仮想ルームがアクセスされた場合に、その
仮想ルームに付加されている機能を当該ユーザ向けに開
放し、この仮想ルーム内で選択された機能に対応する処
理の利用を当該ユーザ端末に対してレンタル提供する機
能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュ
ータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしても
よい。
【0061】なお、上述した第1および第2実施形態に
おいては、仮想ルームを介してユーザが機能を利用した
場合に、その使用データをルーム対応のデータとして保
存するようにしたが、機能対応のデータ、あるいはユー
ザ対応のデータとして保存するようにしてもよい。この
場合、機能対応のデータとして保存するようにすれば、
機能別に前回使用したデータを今回も引き続いて利用す
ることができ、また、ユーザ対応のデータとして保存す
るようにすれば、同一ユーザが他の仮想ルームを利用し
ている場合には、そのユーザが使用している複数の仮想
ルームのうち、そのいずれかの仮想ルームがアクセスさ
れた際に、複数の仮想ルームで使用した前回までの全て
のデータを今回も引き続いて利用することができる。
【0062】また、上述した第1および第2実施形態に
おいては、出力代行機能が印刷処理を代行する機能の場
合、アプリ処理によって得られたデータを印刷するよう
にしたが、百科辞典、写真等を提供するコンテンツ提供
機能の利用時に、その提供コンテンツを高品位印刷し、
その印刷物をユーザ宛に宅配便等を利用して配送するよ
うにしてもよい。この場合、製本等のサービスを行うよ
うにしてもよい。
【0063】また、上述した第1および第2実施形態に
おいては、仮想ルームとして図2に示したように、一般
家庭の居間を例示したが、子供部屋、茶室、各種教室等
をイメージした画像ルームあるいは整理ボックス、庭園
等をイメージした画像ルームであってもよい。つまり、
仮想ルームは、屋内、屋外を問わず、広がりを持った背
景画像や単なる空間であってもよい。更に、仮想ルーム
は、2次元グラフィック画像に限らず、3次元グラフィ
ック画像であってもよい。この場合、仮想ルーム内にユ
ーザが擬似的に入室して進行してゆく感覚を持った動的
な3次元グラフィックのビデオ画像であってもよい。し
かも、仮想ルームは、単体に限らず、複数の仮想ルーム
によって構成したものであってもよい。この場合、各仮
想ルーム毎に異なる機能を付加しておけばよく、また、
複数の仮想ルームを有機的に結合したり、階層構造とす
れば、体系的、階層的な処理も可能となる。
【0064】また、仮想ルーム別にスポンサーを募集
し、そのスポンサー広告を仮想ルーム内に貼り付けるこ
とによって、仮想ルームのレンタル料金を割り引きする
ようにしてもよい。また、課金方法としては、レンタル
期間が長い程、利用回数が多い程、割安にしてもよい。
更に、上述した第1および第2実施形態においては、予
め用意されている仮想ルームを使用するようにしたが、
仮想ルームは、私製のものであってもよい。例えば、自
宅の部屋等を撮影した写真を仮想ルームとして使用し、
その私製仮想ルーム内に基本機能と共に、ユーザ希望の
各種オプション機能を任意に貼り付けるようにしてもよ
い。
【0065】
【発明の効果】第1の発明(請求項1記載の発明)によ
れば、ユーザ側に所望する機能が用意されていなくて
も、ネットワークを介してユーザが占有利用可能な機能
付き仮想ルームをレンタル契約しておけば、この機能付
き仮想ルームを必要に応じてアクセスするだけで、所望
する機能をその契約内容の範囲内で何時でも自由に利用
することができるので、契約ユーザにあっては、一時的
にしか利用しない機能の為に多大な費用をかけずに、そ
の機能を即座に利用することができる他、仮想ルームに
付加設定されている各種の設定機能の中から必要に応じ
て希望する機能だけを選択利用することができ、更に
は、家庭の居間、オフィス等をイメージした画像ルーム
内に、そのルーム環境に合わせて各種機能をレイアウト
するようにすれば、機能内容を直感的に理解できるよう
になり、使い勝手を向上させることが可能となる。第2
の発明(請求項3記載の発明)によれば、ユーザ側に所
望する機能が用意されていなくても、ネットワークを介
してユーザが占有利用可能な仮想ルームに、各種の機能
の中から任意に選択した機能を付加設定する機能別レン
タル契約を行っておけば、この機能付き仮想ルームを必
要に応じてアクセスするだけで、所望する機能を契約内
容に応じて何時でも自由に利用することができるので、
ユーザにあっては、一時的にしか利用しない機能の為に
多大な費用をかけずに、その機能を即座に利用すること
ができる他、各種の設定機能の中から必要に応じて希望
する機能だけを選択利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユーザ向け機能提供システムの全体構成を示し
たブロック図。
【図2】機能付き仮想ルームを例示した図。
【図3】(A)は、ユーザ登録データベース11の内容
を示した図、(B)は、ルーム契約データベース12の
内容を示した図。
【図4】(A)は、ルームタイプ別テーブル13の内容
を示した図、(B)は、契約ルーム別フォルダ14の内
容を示した図。
【図5】管理サーバ1の全体構成の概要を示したブロッ
ク図。
【図6】ユーザ端末8からの要求に応じて実行開始され
る管理サーバ1側の動作を示したフローチャート。
【図7】図6に続く、管理サーバ1側の動作を示したフ
ローチャート。
【図8】図6および図7に続く、管理サーバ1側の動作
を示したフローチャート。
【図9】第2実施形態におけるユーザ向け機能提供シス
テムの全体構成を示したブロック図。
【図10】第2実施形態において、(A)は、ユーザ登
録データベース11の内容を示した図、(B)は、機能
契約データベース15の内容を示した図、(C)は、個
人ルーム別フォルダ16の内容を示した図。
【図11】第2実施形態において、ユーザ端末8からの
要求に応じて実行開始される管理サーバ1側の動作を示
したフローチャート。
【図12】図11に続く、管理サーバ1側の動作を示し
たフローチャート。
【符号の説明】
1 管理サーバ 2 アプリファイル群 3 各種コンテンツライブラリ 4 TVチューナ 5 プリンタ 6 印刷物配送手配センタ 7 ネットワーク網 8 ユーザ端末 11 ユーザ登録データベース 12 ルーム契約データベース 13 ルームタイプ別テーブル 14 契約ルームNo.別フォルダ 15 機能契約データベース 16 個人ルームNo.別フォルダ 101 CPU 102 記憶装置 103 記録媒体 105 伝送制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天田 圭一 埼玉県入間市宮寺4084番地 カシオ電子工 業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを介してユーザが占有利用可
    能な仮想ルームを管理し、ユーザ端末から仮想ルームが
    アクセスされた場合に、その仮想ルームに付加設定され
    ている機能の利用を当該ユーザ端末に対してレンタル提
    供するユーザ向け機能提供システムであって、ユーザ端
    末からネットワークを介して機能付き仮想ルームがアク
    セスされた場合に、そのユーザとの契約内容に応じて当
    該仮想ルームの利用可否を判別する判別手段と、この判
    別手段によって利用可能であることが判別された場合
    に、その仮想ルームに付加されている機能を当該契約ユ
    ーザ向けに開放し、この仮想ルーム内で選択された機能
    に対応する処理の利用を当該ユーザ端末に対してレンタ
    ル提供する機能提供手段と、を具備したことを特徴とす
    るユーザ向け機能提供システム。
  2. 【請求項2】機能内容が異なる複数種のタイプ別仮想ル
    ームを管理し、このタイプ別仮想ルームの中から任意に
    ユーザ指定されたタイプの仮想ルームを当該ユーザが占
    有利用可能な仮想ルームとしてレンタル契約する、よう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のユーザ向け機能
    提供システム。
  3. 【請求項3】ネットワークを介してユーザが占有利用可
    能な仮想ルームを管理し、ユーザ端末から仮想ルームが
    アクセスされた場合に、その仮想ルームに付加設定され
    ている機能の利用を当該ユーザ端末に対してレンタル提
    供するユーザ向け機能提供システムであって、予め用意
    されている各種の機能の中からユーザによって任意の機
    能が選択指定された場合に、選択された機能をそのユー
    ザ対応の仮想ルームに付加設定することにより機能付き
    仮想ルームを作成する機能設定手段と、ユーザ端末から
    ネットワークを介して前記機能付き仮想ルームがアクセ
    スされた場合に、その仮想ルームに付加されている機能
    を当該ユーザ向けに開放し、この仮想ルーム内で選択さ
    れた機能に対応する処理の利用を当該ユーザ端末に対し
    てレンタル提供する機能提供手段と、を具備したことを
    特徴とするユーザ向け機能提供システム。
  4. 【請求項4】前記仮想ルームに付加設定されている機能
    毎に、その利用契約が行われている場合において、ユー
    ザ端末からネットワークを介して機能付き仮想ルームが
    アクセスされた際に、その機能別の契約内容に応じて当
    該機能の利用可否を判別する判別手段を設け、この判別
    手段によって利用可能であることが判別された場合に、
    その仮想ルームに付加されている機能を当該ユーザ向け
    に開放し、この仮想ルーム内で選択された機能に対応す
    る処理の利用を当該ユーザ端末に対してレンタル提供す
    る、ようにしたことを特徴とする請求項3記載のユーザ
    向け機能提供システム。
  5. 【請求項5】前記仮想ルームに付加されている機能とし
    ては、少なくとも、アプリケーション処理を実行するア
    プリケーション機能、有料コンテンツを提供するコンテ
    ンツ提供機能、ユーザに代わって情報の出力を代行する
    出力代行機能のうち、そのいずれかの機能を含み、前記
    機能提供手段は、仮想ルーム内で選択された前記機能に
    対応する処理の利用を当該ユーザ端末に対してレンタル
    提供する、ようにしたことを特徴とする請求項1あるい
    は3記載のユーザ向け機能提供システム。
  6. 【請求項6】前記出力代行機能が印刷処理を代行する機
    能である場合に、その印刷処理によって得られた印刷物
    を当該ユーザ宛に配送する配送手配を行う、ようにした
    ことを特徴とする請求項5記載のユーザ向け機能提供シ
    ステム。
  7. 【請求項7】前記仮想ルームを介してユーザが機能を利
    用した場合に、その使用データを保存するデータ保存手
    段を設け、前記機能提供手段は、この仮想ルーム内で選
    択された機能に対応する処理の利用を当該ユーザ端末に
    対して提供する他に、前記データ保存手段に保存されて
    いる使用データを当該ユーザ端末に対して利用可能とす
    る、ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは3記
    載のユーザ向け機能提供システム。
  8. 【請求項8】前記仮想ルームを占有利用する契約内容が
    複数のユーザによる共有利用を可能とするグループ契約
    の場合に、前記データ保存手段内の使用データをそのグ
    ループに属する各ユーザに対し、共有データとして利用
    可能とする、ようにしたことを特徴とする請求項7記載
    のユーザ向け機能提供システム。
  9. 【請求項9】前記仮想ルームは、部屋のイメージを表現
    すると共に、この仮想ルーム内に付加されている機能毎
    に、その機能内容をシンボルン化した装飾図形を配置し
    てなり、この装飾図形やその配置位置をユーザの希望通
    りに編集する編集手段を設けた、ことを特徴とする請求
    項1あるいは3記載のユーザ向け機能提供システム。
  10. 【請求項10】コンピュータに対して、ネットワークを
    介してユーザが占有利用可能な仮想ルームを管理してい
    る状態において、ユーザ端末からネットワークを介して
    機能付き仮想ルームがアクセスされた場合に、そのユー
    ザとの契約内容に応じて当該仮想ルームの利用可否を判
    別する機能と、利用可能であることが判別された場合
    に、その仮想ルームに付加されている機能を当該契約ユ
    ーザ向けに開放し、この仮想ルーム内で選択された機能
    に対応する処理の利用を当該ユーザ端末に対してレンタ
    ル提供する機能と、を実現させるためのプログラム。
  11. 【請求項11】ネットワークを介してユーザが占有利用
    可能な仮想ルームを管理し、ユーザ端末から仮想ルーム
    がアクセスされた場合に、その仮想ルームに付加設定さ
    れている機能の利用を当該ユーザ端末に対してレンタル
    提供するユーザ向け機能提供方法であって、ネットワー
    クを介してユーザが占有利用可能な仮想ルームを管理し
    ている状態において、ユーザ端末からネットワークを介
    して機能付き仮想ルームがアクセスされた場合に、その
    ユーザとの契約内容に応じて当該仮想ルームの利用可否
    を判別し、利用可能であることが判別された場合に、そ
    の仮想ルームに付加されている機能を当該契約ユーザ向
    けに開放し、この仮想ルーム内で選択された機能に対応
    する処理の利用を当該ユーザ端末に対してレンタル提供
    する、ようにしたことを特徴とするユーザ向け機能提供
    方法。
  12. 【請求項12】コンピュータに対して、予め用意されて
    いる各種の機能の中からユーザによって任意の機能が選
    択指定された場合に、選択された機能をそのユーザ対応
    の仮想ルームに付加設定することにより機能付き仮想ル
    ームを作成する機能と、ユーザ端末からネットワークを
    介して前記機能付き仮想ルームがアクセスされた場合
    に、その仮想ルームに付加されている機能を当該ユーザ
    向けに開放し、この仮想ルーム内で選択された機能に対
    応する処理の利用を当該ユーザ端末に対してレンタル提
    供する機能と、を実現させるためのプログラム。
  13. 【請求項13】ネットワークを介してユーザが占有利用
    可能な仮想ルームを管理し、ユーザ端末から仮想ルーム
    がアクセスされた場合に、その仮想ルームに付加設定さ
    れている機能の利用を当該ユーザ端末に対して提供する
    ユーザ向け機能提供方法であって、予め用意されている
    各種の機能の中からユーザによって任意の機能が選択指
    定された場合に、選択された機能をそのユーザ対応の仮
    想ルームに付加設定することにより機能付き仮想ルーム
    を作成し、この機能付き仮想ルームがユーザ端末からネ
    ットワークを介してアクセスされた場合に、その仮想ル
    ームに付加されている機能を当該ユーザ向けに開放し、
    この仮想ルーム内で選択された機能に対応する処理の利
    用を当該ユーザ端末に対してレンタル提供するようにし
    たことを特徴とするユーザ向け機能提供方法。
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