JP2003030337A - 地域在宅医療ケアシステム - Google Patents

地域在宅医療ケアシステム

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JP2003030337A
JP2003030337A JP2001211726A JP2001211726A JP2003030337A JP 2003030337 A JP2003030337 A JP 2003030337A JP 2001211726 A JP2001211726 A JP 2001211726A JP 2001211726 A JP2001211726 A JP 2001211726A JP 2003030337 A JP2003030337 A JP 2003030337A
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Tetsuo Nakamura
哲生 中村
Tsutomu Komine
勉 小峰
Yutaka Kido
豊 木戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地域内の要在宅医療患者と要在宅介護者の在
宅医療ケアシステムを提供する。 【解決手段】 地域内の各診療所を相互に連携してなる
地域在宅医療機関と、該在宅医療機関と病院及び医師と
の通信連絡する地域在宅医療支援ネットワークと、該地
域在宅医療支援ネットワークとインターネットを経由し
て患者情報を送信する電子カルテ情報センターとから構
成されることを特徴とする地域在宅医療ケアシステムで
あり、また前記地域在宅医療ケアシステムに在宅医療管
理指導する訪問看護ステーションと在宅患者・要介護者
に必要な情報を提供する訪問医療専門クリニックとを連
携してなり、更に前記の地域在宅医療ケアシステムと在
宅医療事業者管理システムと全国医療機関情報検索シス
テムとから構成されることを特徴とする地域在宅医療ケ
アシステムの提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は在宅医療管理システ
ムに関するが、詳しくは地域における要在宅医療患者や
要在宅介護者などの地域在宅医療ケアシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の関連システムとしては、例えば特
開平7−262276号の医療事務処理システムや特開
2000−40193号の福祉サービスシステムなどが
開示されている。従来の医療事務処理システムは、病院
の診療データ入力を効率化するため、オーダ実施部門シ
ステムにおいて入力された検査・診察・処置等の診療デ
ータがデータ通信回線を介し本体に入力され蓄積される
方法で医療事務を処理するシステムである。すなわち、
従来方式によるシステムは会計処理端末により患者ごと
に診療データをチェックして会計用のデータとして登録
し直して画面に表示されるデータを設定できるようにな
っている。例えば、他の診療科における診療データを表
示するか否かなどを設定できるので、チェックの際の必
要なデータが得られてチェックの効率化を図ることがで
きる。また、診療科・保険種別などを確認要求項目とし
て登録できるので、必要な項目が不明のデータの誤入力
を防止することができる。更に、従来システムの具体的
な方法について図5によって説明すれば、このシステム
は医療事務会計システムとオーダエントリーシステムの
2つのシステムからなっている。医療会計事務システム
は、CPU・メモリ・ハードディスク・入出力コントロ
ーラなどからなる本体と、この本体に接続された新患者
登録端末と会計処理端末とからなっている。また、オー
ダエントリーシステムはCPU・メモリ・ハードディス
ク・入出力コントローラなどからなるサーバと、このサ
ーバに接続されたオーダ受付端末とオーダ実施部門シス
テムとからなっている。そして、本体とサーバはデータ
通信回線で接続されている。一方、医療事務会計システ
ムの新患者登録端末は病院の受付に備えられており、初
めて来院した患者の属性(患者IDコード・住所・氏名
・診療科・保険者番号・その他)の登録を行ない、また
総合病院において特定の診療科に初めて受診する患者や
従来とは異なる保険で受診する患者の属性についての入
力も通常この新患者登録端末において行なう。このよう
に入力された患者属性データは、本来内のハードディス
クに記憶される。また、患者属性データはデータ通信回
線によりサーバにも送られてサーバ内のハードディスク
にも記憶される。更に、オーダエントリーシステムで
は、医師の指示に基づき当該患者に対する診療指示内容
がオーダ受付端末より入力されてサーバのハードディス
ク内に記憶される。また、オーダ実施部門システムはサ
ーバ内のハードディスク内に記録された指示内容を表示
又は印刷する。このようにして実施できた診療行為につ
いては、オーダ実施システム内の入力端末から実施済み
の入力がなされ、実施した処理についてのオーダ実施デ
ータがサーバ内のハードディスク内に記憶されるととも
にデータ通信回線を通じて本体に供給されて本体内のハ
ードディスクに記憶される。更に、会計処理端末では本
体のハードディスク内におけるオーダエントリーシステ
ムから送られてきた患者のオーダ実施データを患者の属
性データと共に画面上に表示されて内容を確認しながら
医療事務会計処理プログラムにデータを転送し、この医
療事務会計処理プログラムにて患者ごとに診療データを
記録して患者本人への負担金額請求書を作成したり診療
報酬明細書を作成する。
【0003】一方、従来の福祉サービスシステムは入手
や手間をかけることなく各一人暮し老人が病気などで寝
込んでいたりすでに亡くなっていたりしたとき、これを
確実に検知して自治体の職員や周辺の住民に知らせて適
切な対処をとらせるシステムである。このシステムは、
CATV配信装置により各CATV受診装置の電源オン
/オフを検知するとともにサービス処理装置により電源
オン/オフ内容を分析して朝なのにCATV受信装置が
つけられておらず昼夜を問わずにCATV受信装置がつ
けっぱなして通常の受信形態と異なる受信が行われてい
るとき、これを検知して表示部上に一人暮らし老人など
に何らかの異常が発生したことを表示する方法である。
更に、従来システムの具体的な方法について図6によっ
て説明すれば、この福祉サービスシステムは予め決めら
れたエリア内にある各家庭に映像信号を配信するCAT
V配信装置と同軸ケーブル又は光ファイバーケーブルな
どによって構成され、更にエリア内にある各家庭とCA
TV配信装置とを接続する信号ケーブルとエリア内に居
住する各家庭毎に配置されており、チャネルが選択され
たときに映像要求を出してCATV配信装置から送信さ
れる映像信号を受信して映像を表示する複数のCATV
受信装置とCATV配信装置の映像配信内容に基づき、
各家庭にいる一人暮しの老人などの活動状態などを分析
するサービス処理装置とを備えている。この福祉サービ
スシステムでは、各CATV受信装置からの映像要求に
基づきCATV配信装置によって各CATV受信装置に
映像信号を配信する一方、サービス処理装置によって各
CATV受信装置の受信状態を監視する。更に、CAT
V配信装置は信号ケーブルを介して各CATV受信装置
からの映像要求が供給されたとき画像データベースに登
録されている各映像信号又はスタジオなどから出力され
る各映像信号のうち映像要求に応じた映像信号を選択し
て、これを信号ケーブル上に送出して映像要求があった
CATV受信装置に供給する映像配信部と、この映像配
信部から各CATV受信装置に配信されている映像信号
の送信内容に基づき、各家庭毎の利用状況を検出して統
計処理・料金精算処理などを行ない各映像毎の利用率情
報や各家庭毎の料金精算情報などをサービス処理装置に
供給する受信検出部とを備えている。また、各CATV
受信装置は各家庭の住人や一人暮しの老人などによって
電源オン/オフ操作やチャネル選択操作が行なわれたと
き、これに応じた映像要請を生成してCATV配信装置
に供給するチャネル選択部とこのチャネル選択部から出
力される映像要求を取り込んで通信ケーブル上に送出
し、CATV配信装置に供給するとともにCATV配信
装置から映像信号が送出されているとき、通信ケーブル
を介してこれを取り込む映像受信部とこの映像受信部で
受信されている映像信号を取り込んで、TV信号を生成
する映像表示処理部とこの映像表示処理部から出力され
るTV信号を取り込んで番組の内容を画面表示するとと
もにスピーカから音声を出力するCATV受像機とを備
えている。更に、サービス処理装置はCATV配信装置
から出力される各映像毎の利用率情報や各家庭毎の料金
精算情報などを受信するデータ受信部と、このデータ受
信部によって受信された各映像毎の利用率情報や各家庭
毎の料金精算情報などに基づき各映像毎の利用率を計算
する処理・各家庭毎の料金を精算する処理・各CATV
受信装置の電源オン/オフ状態を検知する処理などや、
この処理結果とルールデータに予め登録されているルー
ルと比較して朝なのにCATV受信装置がつけられてい
ないで昼夜を問わずにCATV受信装置がつけっぱなし
にされているなど通常の受信形態と異なる受信が行われ
ているときやこれを検知する処理などを行う情報処理部
とこの情報処理部から出力される処理結果に基づき各映
像毎の利用率・各家庭毎の料金精算・各家庭内にいる一
人暮しの老人などの活動状態などを表示する表示部とを
備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のシス
テムは、病院内部のみの医療事務処理システムと一人暮
しの老人や要介護者などの在宅の患者や介護者の状況を
一方的に病院等に送信する福祉サービスシステムであ
り、いずれのシステムも病院側の効率化を図るためのシ
ステムでもあって、特定地域内の医療機関と直結されて
いる医療ケアシステムではない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の如き課題
を解決するために開発したものであって、地域内の各診
療所を相互に連携してなる地域在宅医療機関と、該在宅
医療機関と病院及び医師との通信連絡する地域在宅医療
支援ネットワークと該地域在宅医療支援ネットワークと
インターネットを経由して患者情報を送信する電子カル
テ情報センターとから構成されることを特徴とする地域
在宅医療ケアシステムの提供にあり、また前記地域在宅
医療機関の各診療所内にパスワード生成器からなるワン
タイムパスワードとクライアント端末を設置して各診療
所間で担当医不在の往診依頼を相互に行なう地域在宅医
療ケアシステムの提供にあり、また前記地域在宅医療支
援ネットワークの病院及び医師との通信手段が病院内に
設置されているクライアント端末と医師携帯のiモード
(電話)を介して電子カルテ情報の閲覧・入力・ワンタ
イム・パスワード認証・病歴・投薬歴等の患者情報を相
互に送信される地域在宅医療ケアシステムの提供にあ
り、また前記電子カルテ情報センターにサーバに患者情
報を蓄積しかつ登録された地域医療機関からインターネ
ットを経由してアクセスし該アクセスを介して各診療所
相互間の情報を共有して在宅医療分野でのグループ診療
を実施する地域在宅医療ケアシステムの提供にあり、前
記地域在宅医療ケアシステムに在宅医療管理指導する訪
問看護ステーションと在宅患者・要介護者に必要な情報
を提供する訪問医療専門クリニックとを連携してなる地
域在宅医療ケアシステムの提供にあり、更に前記の地域
在宅医療ケアシステムと在宅医療事業者管理システムと
全国医療機関情報検索システムとから構成されることを
特徴とする地域在宅医療ケアシステムの提供にある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態は、地域内の各
診療所を相互に連携してなる地域在宅医療機関と該在宅
医療機関と病院及び医師との通信連絡する地域在宅医療
支援ネットワークと該地域在宅医療支援ネットワークと
インターネットを経由して患者情報を送信する電子カル
テ情報センターとから構成されることを特徴とする地域
在宅医療ケアシステムであり、また前記地域在宅医療機
関の各診療所内にパスワード生成器からなるワンタイム
パスワードとクライアント端末を設置して各診療所間で
担当医不在の往診依頼を相互に行なう地域在宅医療ケア
システムであり、また前記地域在宅医療支援ネットワー
クの病院及び医師との通信手段が病院内に設置されてい
るクライアント端末と医師携帯のiモード(電話)を介
して電子カルテ情報の閲覧・入力・ワンタイム・パスワ
ード認証・病歴・投薬歴等の患者情報を相互に送信され
る地域在宅医療ケアシステムであり、また前記電子カル
テ情報センターにサーバに患者情報を蓄積しかつ登録さ
れた地域医療機関からインターネットを経由してアクセ
スし該アクセスを介して各診療所相互間の情報を共有し
て在宅医療分野でのグループ診療を実施する地域在宅医
療ケアシステムであり、更に地域在宅医療ケアシステム
に在宅医療管理指導する訪問看護ステーションと在宅患
者・要介護者に必要な情報を提供する訪問医療専門クリ
ニックとを連携してなる地域在宅医療ケアシステムであ
るから、地域内の要在宅患者や要介護者と地域内の医療
機関や医師などの医療関係者とインターネットを経由し
て対応することのできるシステムを提供することが可能
となる。特に、患者からの緊急連絡時には各医療関係者
がすばやく対応できるので、地域内の医療ケアシステム
としては最適なシステムと言える。
【0007】また、本発明の実施形態は前記の地域在宅
医療ケアシステムと在宅医療事業者管理システムと全国
医療機関情報検索システムとから構成されているので、
本発明の地域在宅医療ケアシステムと併設させて看護婦
等の人事労務管理システムと全国の医療機関の情報検索
システムとを併用活用することが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施例について
説明する。図1乃至図3は、本発明の地域医療ケアシス
テムのシステム構成とソフトウェア構成の各フローチャ
ートである。まず図1と図2に示したシステム構成は、
地域内の各診療所を相互に連携してなる地域在宅医療機
関と、該在宅医療機関と病院及び医師との通信連絡する
地域在宅医療支援ネットワークと、該地域在宅医療支援
ネットワークとインターネットを経由して患者情報を送
信する電子カルテ情報センターと、から構成されてい
る。そして、前記地域在宅医療機関の各診療所内にはパ
スワード生成器からなるワンタイムパスワードとクライ
アント端末を設置して各診療所間で担当医不在の往診依
頼を相互に行なうようシステム化されており、また前記
地域在宅医療支援ネットワークの病院及び医師との通信
手段が病院内に設置されているクライアント端末と医師
携帯のiモード(電話)を介して電子カルテ情報の閲覧
・入力・ワンタイム・パスワード認証・病歴・投薬歴等
の患者情報を相互に送信されるようシステム化されてい
る。また、前記電子カルテ情報センターにサーバに患者
情報を蓄積しかつ登録された地域医療機関からインター
ネットを経由してアクセスし、該アクセスを介して各診
療所相互間の情報を共有して在宅医療分野でのグループ
診療を実施することができ、更に地域在宅医療ケアシス
テムに在宅医療管理指導する訪問看護ステーションと在
宅患者・要介護者に必要な情報を提供する訪問医療専門
クリニックとを連携してなるようシステム化されてい
る。
【0009】このように構成してなる本発明システムの
具体的な操作方法について説明すれば、まず電子カルテ
情報センターのサーバに患者情報を蓄積しあらかじめ登
録された医療機関からインターネットを通じてアクセス
することにより医療機関相互の情報共有を実現すること
ができる。この共有情報によって、在宅医療分野でのグ
ループ診療による夜間・休日等における診療所時間連携
や緊急時における在宅医療の診療所と、後方支援病院間
の連携を支援することが可能となる。また、医師は訪問
先の患者宅からもモバイル端末により、診療所内と同様
にインターネット経由で患者情報の取得やリアルタイム
な情報の入力が可能となり、また同様に携帯電話(iモ
ード)から電子カルテにアクセスして患者の基本情報を
表示することも可能であるから、医師は診療所外におい
ていつでも患者の基本情報が取得でき緊急時における迅
速な対応を実現することが可能となる。更に、看護婦は
患者宅でiモードにより患者情報(バイタルサイン)の
入力が可能となるからリアルタイムな情報を電子カルテ
に反映させることができ、更にインターネットは携帯電
話(iモード)によって電子カルテにアクセスする際に
は変動パスワード生成器により、その都度違うパスワー
ドを利用して本人確認(認証)を行なうとともにSSL
技術によって情報の暗号化を実施して充分なセキュリテ
ィを確保することも可能となる。
【0010】次に、図3に示したソフトウェア構成は、
ファイアウォール・コンパクトHTML自動変換ソフト
ウェア・認証サーバソフトウェア・ワンタイムパスワー
ド生成ソフト・電子カルテデータベースソフト・暗号化
ソフトウェア・電子カルテ入力インターフェイス・認証
ID入力インターフェイスとから構成されている。ま
た、本発明のソフトウェアは、認証ソフトウェアの認証
サーバ・電子カルテデータベースのDBサーバ・自動変
換ソフトウェアのiモード用サーバ・ログオンプログラ
ムのWWWサーバからなるSSLサーバ用ソフトウェア
のSSLサーバと、ネットワークルーティング設定用ソ
フトウェアのルータと、セキュリティ設定用ソフトウェ
アのファイアウォールと、ロードバランス用ソフトウェ
アのロードバランサとから構成されている。このように
構成されたソフトウェアを用いて、コンパクトHTML
用Webブラウザを有する医師の携帯電話(iモード)
にインターネットを経由して送返信し、またWebブラ
ウザ・クライアント用パスワード認証ソフトを有する各
診療所のクライアント端末にインターネットを経由して
送受信できるように構成されている。このようなソフト
ウェアを用いて、次のような手順で操作する。まず、各
診療所からはクライアント端末上のWebブラウザを用
いて患者情報を取得する。その際、サーバへのアクセス
時にユーザ名とクライアント用パスワード認証ソフトに
よって生成されるパスワードを入力して認証サーバのサ
ーバ用パスワード認証ソフトウェアで本人確認(認証)
を行なって認証を得られたユーザに対してサーバへ接続
を許可する。一方、医師は携帯電話(iモード)上のコ
ンパクトHTML用Webブラウザを用いて患者情報を
取得する。その際、サーバへのアクセス時にユーザ名と
パスワード生成器によって生成されるパスワードを入力
して各診療所からのアクセス時と同様に認証サーバで本
人確認を行なう。このようにして、許可されたユーザは
WWWサーバと連動したDBサーバ上の電子カルテデー
タベースから、SSLサーバ上のSSSサーバ用ソフト
ウェアにより暗号化するとともにインターネットを経由
して患者情報を取得することができる。なお、WWWサ
ーバのHTMLファイルは自動的にiモード用サーバ上
のコンパクトHTML自動変換ソフトウェアでコンパク
トHTMLに自動変換されるので、特別な操作を必要と
せずiモードからの参照が可能となり、これによって同
一情報の二重投入が不要となる。
【0011】更に、図4に示した一般的なソフトウェア
はソフトウェア・データベース・コンピュータを用いて
利用情報を取得する方法である。まず、クライアントコ
ンピュータが起動すると利用情報蓄積プログラムも同時
に起動(S11O)し、利用情報蓄積プログラムが起動
するとOSからイベント関数を入力してコンピュータの
作動を監視(S120)する。このイベント関数の出力
値により、キーの入力・マウスのクリック・ウインドウ
の切換え操作の種類と使用ソフトウェアの種類と入力命
令の種類とを把握することができるようにしている。一
方、利用情報蓄積プログラムはキーボード操作とマウス
のクリックの操作の内容を時刻とともに記録する。これ
によりユーザが何らかの操作を行なったときにユーザの
操作や命令の種類を判断して課金の対象になっているソ
フトウェアやデータベースに対する操作を検出すること
ができる。次に、利用情報蓄積プログラムは「利用状況
判断」の処理(S130)を行ない、利用状況判断は、
課金対象となっているソフトウェアがアクティブになっ
ている場合においてソフトウェアが実際に使用されてい
る時間を抽出するための処理である。また、利用情報蓄
積プログラムはコンピュータのクロックを使ってユーザ
が一定の時間(アイドル時間)キー操作やマウスのクリ
ックを行なわなければ使用していないと判断し、それ以
上の使用時間のカウントを停止する。以上の処理によ
り、ユーザが実際にはソフトウェアを使用していないと
判断した場合には、ステップS120に戻り、次のイベ
ントの検出のために待機する。これに対して、ユーザが
実際にはソフトウェアを使用していると判断した場合に
は、その時間を使用時間としてカウントし利用情報ファ
イルに蓄積(ステップS140)する。利用情報ファイ
ルに利用情報を蓄積した後にステップS120の処理に
戻って次のイベントを検出する。なお、クライアントコ
ンピュータを操作する際に操作者のID(認証情報)を
入力させるようにするこにより、以上のイベント情報は
使用者のIDとともに記録することができる。また、利
用情報蓄積プログラムは、クライアントコンピュータの
停止処理のイベント関数を検出することができるので、
ステップS130においてクライアントコンピュータの
停止を検出した場合はそれ自身の停止処理(ステップS
135)を行なう。このようにして、各クライアントP
Cには一定期間が経過するとソフトウェアやデータベー
スの使用実績を記録した利用情報ファイルが生成され
る。クライアントPCは、一定期間ごとに生成された利
用情報ファイルをサーバ機に転送(ステップS150)
する、サーバ機では、転送された利用情報ファイルを格
納し一定期間ごとに利用情報集計分析プログラムを起動
して、ソフトウェアやデータベースの利用情報を集計及
び分析(ステップ160)する。この利用情報集計分析
プログラムによる情報処理は、ソフトウェア・データベ
ース分析データ、利用コンピュータ分析データ、利用ユ
ーザ・分析データなどを出力する。
【0012】次に、本発明の地域在宅医療ケアシステム
に在宅医療事業者管理システムと全国医療機関情報検索
システムとを併設した場合について説明する。まず、在
宅医療事業者管理システムであるが、在宅医療及び介護
事業者におけるデータベースを利用した人事考課・労務
管理システムを取り入れたものであって、在宅医療・訪
問看護ステーション・ヘルパーステーション等での現場
への直行直帰・夜間訪問・車両移動等による業務時間の
確認を明確にするシステムである。特に、ヘルパーの時
給単価の算定に移動時間が算定されていない現在の介護
システムには必要な労務管理となる。このシステムは、
在宅者からのフリーダイヤルで本部に電話を入れデータ
ベース及びCTIシステムの組合わせによって患者の着
信履歴(入室時間と退出時間)の集計を行なう方法であ
る。このようなシステムを導入することによって、デー
タベースで自動的に訪問データによる給与計算を行なう
ことにより数千人規模のパート職員の採用も可能とな
り、また看護婦の訪問件数を自動的にカウントとし、介
護保険の訪問単位数及び医療保険の訪問看護料を集計し
て個人ごとの給与を訪問看護料で得た収入との連動をは
かることができる。更に、将来はCDRやDVDによる
データ読みとりと、ICカードによる個人認証の組合わ
せを利用したり、または読みとり機器の進化によって患
者の個人情報と人事考課との組合わせたデータベースの
構築化を図ることが可能となる。
【0013】一方、全国医療機関情報検索システムを併
設することによって、地域の在宅医療ケアシステムを市
町村単位から都道府県単位まで拡大することができるの
で全国規模による在宅医療ケアシステムを構築すること
も可能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、地域内の各診療所を相互に連
携してなる地域在宅医療機関と、該在宅医療機関と病院
及び医師との通信連絡する地域在宅医療支援ネットワー
クと該地域在宅医療支援ネットワークとインターネット
を経由して患者情報を送信する電子カルテ情報センター
とから構成されることを特徴とする地域在宅医療ケアシ
ステムであり、また前記地域在宅医療機関の各診療所内
にパスワード生成器からなるワンタイムパスワードとク
ライアント端末を設置して各診療所間で担当医不在の往
診依頼を相互に行なう地域在宅医療ケアシステムであ
り、また前記地域在宅医療支援ネットワークの病院及び
医師との通信手段が病院内に設置されているクライアン
ト端末と医師携帯のiモード(電話)を介して電子カル
テ情報の閲覧・入力・ワンタイム・パスワード認証・病
歴・投薬歴等の患者情報を相互に送信される地域在宅医
療ケアシステムであり、また前記電子カルテ情報センタ
ーにサーバに患者情報を蓄積しかつ登録された地域医療
機関からインターネットを経由してアクセスし該アクセ
スを介して各診療所相互間の情報を共有して在宅医療分
野でのグループ診療を実施する地域在宅医療ケアシステ
ムであり、また前記地域在宅医療ケアシステムに在宅医
療管理指導する訪問看護ステーションと在宅患者・要介
護者に必要な情報を提供する訪問医療専門クリニックと
を連携してなる地域在宅医療ケアシステムであり、更に
前記の地域在宅医療ケアシステムと在宅医療事業者管理
システムと全国医療機関情報検索システムとから構成さ
れているから、従来のシステムから得られない新方式に
よるシステムを提供するものである。特に、地域内の在
宅医療制度を充実させる方法としては最適なシステムと
言える。なお、本発明システムの具体的な効果は次のと
おりである。 ア、データ入力により患者データ参照・各種帳票・デー
タ集計・データ履歴の参照・レセプトまでを同一システ
ムで管理することが可能となる。 イ、着信時に発信元の電話番号から患者データを呼び出
すシステム(CTI)とデータベースシステムとを融合
することにより、緊急時の電話の際やスタッフが該当す
る患者データをすぐ閲覧することができる。 ウ、病名・患者家族の緊急時の連絡先・紹介元病院・薬
歴・看護記録・訪問日など患者の家族がパニックをおこ
しても、また名前を言わないケースにも対応することが
できる。更に、他の患者と間違えることは全くなくな
る。 エ、同姓同名の患者が居ても間違うことが無く、また在
宅患者数がどんなに増加しても患者の管理が容易とな
る。 オ、患者が名前を言う前に声を聞いただけでこちらから
患者の名前を言うことができるため、患者からの信頼度
も向上するとともに診療所のサービスも向上することに
なる。
【0015】以上のようなシステム上の効果を有するの
で、次のような地域における在宅医療ケアシステムの課
題を解決する効果も有している。 ア、在宅療養中の患者の緊急増悪時に緊急の往診を必要
とする場合、必ずしも主治医が近隣にいるとは限らず連
携医師の往診によって迅速な対応が可能となる。 イ、自宅での治療継続が不能となった場合には速やかな
入院治療を要する。その場合、在宅主治医は迅速に入院
先の医師に患者の病態の経過・服薬中の薬の内容・治療
内容などを連絡しなければならない。本発明のソフトウ
ェアを用いたシステムによれば、電子カルテ情報を診療
所と後方支援病院で共有化することによって速やかに適
切な治療を開始することが可能となる。特に、患者の重
症化や長期入院といったデメリットを防ぐという効果が
期待できる。 ウ、在宅医療の標準化を推進することが可能となる。在
宅医療のデータを分析や評価を通じて、在宅医療のEB
Mの整備を確立することができる。 エ、在宅医療の安全性や信頼性を向上させることができ
る。医療機関側のインシデント事例のみならず、介護機
関及び家族介護を含めた問題点を検討して総合的に在宅
療養を推進することが可能となる。 オ、在宅医療の研究や教育面の不備を補なって、将来的
にはより進化し充実した在宅医療を可能とすることがで
きる。 カ、本発明の地域在宅医療ケアシステムに在宅医療事業
者管理システムを併設することによって、看護婦等の人
事考課や業務管理を公平かつ効率的に運営することがで
きる。 キ、また本発明の地域在宅医療ケアシステムに全国医療
機関情報検索システムを併設することによって、特定地
域に限定せず市町村単位から都道府県単位まで拡大でき
るので全国規模の在宅医療ケアシステムを構築すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地域在宅医療ケアシステムを示したフ
ローチャート。
【図2】本発明の地域医療ケアシステムを示したフロー
チャート。
【図3】本発明システムのソフトウェア構成フローチャ
ート。
【図4】本発明システムで使用されるソフトウェア構成
フローチャート。
【図5】従来のシステムを示した構成フローチャート。
【図6】従来のシステムを示した構成フローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木戸 豊 東京都千代田区隼町2番12号 藤和半蔵門 コープ601号室株式会社エムイーネット内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地域内の各診療所を相互に連携してなる
    地域在宅医療機関と、該在宅医療機関と病院及び医師と
    の通信連絡する地域在宅医療支援ネットワークと、該地
    域在宅医療支援ネットワークとインターネットを経由し
    て患者情報を送信する電子カルテ情報センターとから構
    成されることを特徴とする地域在宅医療ケアシステム。
  2. 【請求項2】 前項の地域在宅医療機関の各診療所内
    に、パスワード生成器からなるワンタイムパスワードと
    クライアント端末を設置して各診療所間で担当医不在の
    往診依頼を相互に行なう請求項1記載の地域在宅医療ケ
    アシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の地域在宅医療支援ネット
    ワークの病院及び医師との通信手段が、病院内に設置さ
    れているクライアント端末と医師携帯のiモード(電
    話)を介して電子カルテ情報の閲覧・入力・ワンタイム
    ・パスワード認証・病歴・投薬歴等の患者情報を相互に
    送信される請求項1記載の地域在宅医療ケアシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電子カルテ情報センター
    にサーバに患者情報を蓄積しかつ登録された地域医療機
    関からインターネットを経由してアクセスし、該アクセ
    スを介して各診療所相互間の情報を共有して在宅医療分
    野でのグループ診療を実施する請求項1記載の地域在宅
    医療ケアシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の地域在宅医療ケアシステ
    ムに在宅医療管理指導する訪問看護ステーションと、在
    宅患者・要介護者に必要な情報を提供する訪問医療専門
    クリニックとを連携してなる請求項1記載乃至4記載の
    地域在宅医療ケアシステム。
  6. 【請求項6】 前項の地域在宅医療ケアシステムと在宅
    医療事業者管理システムと全国医療機関情報検索システ
    ムとから構成されることを特徴とする地域在宅医療ケア
    システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005250807A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Rei Universe Kk 地域医療・福祉連携ネットワークシステム
JP2008276507A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Sdb:Kk 在宅診療支援システムおよび中継装置
JP2008310716A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Tosho Associate Co Ltd 医療情報処理システム
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JP2019036221A (ja) * 2017-08-19 2019-03-07 栗原 智之 医療連携システム

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