JP2003029791A - 音声録音再生装置 - Google Patents

音声録音再生装置

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JP2003029791A
JP2003029791A JP2001214533A JP2001214533A JP2003029791A JP 2003029791 A JP2003029791 A JP 2003029791A JP 2001214533 A JP2001214533 A JP 2001214533A JP 2001214533 A JP2001214533 A JP 2001214533A JP 2003029791 A JP2003029791 A JP 2003029791A
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adpcm
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Hiroshi Nishi
弘史 西
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 録音中でも録音音質や録音時間に応じてビッ
トレートの設定が変更できると共に、使用者がビットレ
ートや入力ビット数を誤って設定しても音声録音や再生
が適正に行われるようにする。 【解決手段】 使用者は、設定入力部14を使って録音
条件情報としてのビットレートや入力ビット数を設定
し、その設定に伴ってADPCM符号器3内部の各種パ
ラメータを設定する。マイク1からアナログ音声入力が
あると、A/D変換器2でデジタル信号に変換し、AD
PCM符号器3で符号化される。メモリ残量が少なくな
った場合は、録音中にビットレート値を小さくするよう
に設定することで録音時間が長くできる。再生時は符号
化データのヘッダをヘッダ判定部15で判定して、デー
タ抽出部6でビットレートや入力ビット数を抽出し、A
DPCM復号器11のビットレートや各種パラメータが
設定できるため、音声の録音や再生を適正に行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声録音再生装置
に関し、より詳しくは、適応差分パルス変調(ADPC
M)方式による音声の圧縮符号化・復号化を行って録音
した音声を再生出力する音声録音再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電話機、ファクシミリ装置、
PHSなどにおいて、音声を録音したり、これを再生出
力する音声録音再生装置が用いられている。
【0003】この種の音声録音再生装置では、一般に適
応差分パルス変調(ADPCM)方式などが使用され、
アナログの音声信号をデジタル信号に変換してADPC
M符号化したデジタル圧縮信号をメモリに書き込むこと
で録音を行い(送信側)、再生出力時にはメモリからデ
ジタル圧縮信号を読み出してADPCM復号化を行い、
アナログの音声信号に変換して音声を再生していた(受
信側)。
【0004】図15は、従来のADPCM方式による音
声録音再生装置の概略構成を示すブロック図である。
【0005】図15に示した音声録音再生装置の送信側
は、音声を入力するマイク21、アナログ信号をデジタ
ル信号に変換するA/D変換器22、およびデータを符
号化するADPCM符号器23などから構成されてい
る。
【0006】また、音声録音再生装置の受信側は、符号
化データを復号化するADPCM復号器30、デジタル
信号をアナログ信号に変換するD/A変換器29、およ
び音声出力するスピーカ28などから構成されている。
【0007】そして、上記したADPCM符号器23と
ADPCM復号器30には、メモリ制御部A24、メモ
リ制御部B31、音声データ等を記憶するRAM(Rand
om Access Memory)やフラッシュメモリなどから成る音
声メモリ部32が接続されている。
【0008】また、設定入力部33は、ビットレート制
御部A25、ビットレート制御部B26、および入力ビ
ット数制御部27が接続されている。
【0009】さらに、ビットレート制御部A25はAD
PCM符号器23に、ビットレート制御部B26はAD
PCM復号器30に、入力ビット数制御部27は、メモ
リ制御部B31にそれぞれ接続されている。
【0010】このように構成された従来の音声録音再生
装置の動作について説明する。音声録音再生装置の録音
時は、マイク21から入力されたアナログ音声信号がA
/D変換器22によりデジタル音声信号に変換され、A
DPCM符号器23において所定のADPCMビットレ
ートで符号化される。符号化された音声データは、メモ
リ制御部A24を介して音声メモリ部32に格納され
る。
【0011】音声録音再生装置の再生時は、音声メモリ
部32に格納された符号化音声データをメモリ制御部B
31を介して所定のビット数ずつ読み出して、ADPC
M復号器30で所定のADPCMビットレートで復号化
し、D/A変換器29でアナログ音声信号に変換して、
スピーカ28から再生出力される。
【0012】上述したADPCM符号器23におけるビ
ットレートならびに内部の各種パラメータは、設定入力
部33から送られてくる信号に応答してビットレート制
御部A25からの制御信号によって設定される。また、
ADPCM復号器30のビットレートならびに内部の各
種パラメータは、設定入力部33から送られてくる信号
に応答してビットレート制御部B26からの制御信号に
よって設定される。さらに、メモリ制御部B31内のA
DPCM復号器30への符号化データ読込みビット数
(入力ビット数)は、設定入力部33から送られてくる
信号に応答して入力ビット数制御部27からの制御信号
によって設定される。
【0013】なお、上記のADPCM符号化/復号化技
術については、公知の技術であるので、ここでは説明を
省略する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の音声録音再生装置にあっては、録音時に使用
者が設定入力部33でADPCM符号化するときのAD
PCMビットレートを設定する。このように設定された
ADPCM符号器23で変換されたADPCMの符号化
データの1サンプルあたりのビット数(符号化ビット
数)は、2〜5ビットであり、ADPCMビットレート
と符号化ビット数との関係は、ADPCMビットレート
(対応する符号化ビット数)のように、40kbps
(5ビット)、32kbps(4ビット)、24kbp
s(3ビット)、16kbps(2ビット)の関係にあ
る。
【0015】例えば、録音時のADPCMビットレート
が32kbpsに設定された場合に録音動作を行うと、
ADPCM符号器23で符号化された符号化データは4
ビットに符号化され、メモリ制御部A24を介して音声
メモリ部32に格納される。この符号化音声データを再
生するには、使用者が設定入力部33からADPCM復
号器30のADPCMビットレートが32kbps、メ
モリ制御部B31の入力ビット数が4ビットとなるよう
に設定する。その後、再生動作を開始して、音声メモリ
部32から符号化データが4ビット読み込まれ、ビット
レート32kbpsのADPCM復号器30で復号化さ
れた後、D/A変換器29でアナログ音声データに正し
く変換され、スピーカ28より出力される。
【0016】ところが、再生時の設定において使用者が
ADPCM復号器30のビットレートを16kbps、
メモリ制御部B31の入力ビット数を4ビットと設定し
た場合、この状態で再生動作を行うと、音声メモリ部3
2からは符号化データが4ビットで読み込まれるが、A
DPCM復号器30のビットレートが16kbpsの設
定になっているため、読み込まれたデータのうちの2ビ
ットだけしか復号処理が行われず、また、ADPCM復
号器30内の各種パラメータもビットレートが32kb
psの場合と16kbpsの場合とで異なるため、結果
として正しい音声信号に変換されないという問題点を生
ずる。
【0017】また、再生時の設定で使用者がADPCM
復号器30のビットレートを32kbps、メモリ制御
部B31の入力ビット数は2ビットと設定した場合は、
この状態で再生動作を行うと、音声メモリ部32からは
符号化データが2ビットで読み込まれるが、これは32
kbpsのADPCMビットレート時における1サンプ
ルデータの半分でしかなく、また、ADPCM復号器3
0のビットレートが32kbpsなので、4ビットの符
号化データの復号化処理となるが、この場合、4ビット
のうち半分の2ビットは符号データとして読み込まれた
データではない(不定の状態)ので、このまま復号化処
理を行っても、結果として正しい音声信号に変換されな
いという問題点を生ずる。
【0018】さらに、上記したADPCM符号器23で
符号化された音声データA(ビットレートが32kbp
s、入力ビット数4ビット)と音声データB(ビットレ
ート16kbps、入力ビット数2ビット)の2つの音
声データが音声メモリ部32に存在する場合に、使用者
が設定入力部33より再生時のADPCM復号器30の
ビットレートを32kbpsとし、メモリ制御部B31
の入力ビット数を4ビットに設定したとする。この設定
で、音声データAを再生すると、音声メモリ部32から
符号化データが4ビットで読み込まれ、ビットレート3
2kbpsのADPCM復号器30で復号化された後、
D/A変換器29でアナログ信号に正しく変換される。
しかし、上記設定で、音声データBを再生すると、音声
データAの再生時と同じように、音声メモリ部32から
は符号化された音声データが4ビットずつ読み出される
が、これは、16kbpsのADPCMビットレート時
におけるサンプルデータでは2サンプル分に相当するこ
とになる。また、ADPCM復号器30内の各種パラメ
ータも32kbpsと16kbpsの場合とでは異なる
ため、このままADPCM復号化処理を行ったとしても
正しい音声信号に変換されないという問題点を生ずる。
【0019】また、従来のADPCM方式による音声録
音再生装置を用いて音声を録音する場合に、ビットレー
ト値を大きくして良好な音質で録音しようとすると、長
い時間録音することができなくなるため、途中で音声メ
モリ部32の残量が無くなって、録音をやり直さなくて
はならないという問題点があった。
【0020】本発明は、これらの問題点に鑑みてなされ
たものであり、録音音質や録音時間に応じて録音中であ
ってもビットレートの設定変更を自由に行うことができ
ると共に、使用者が録音時と再生時のビットレートや入
力ビット数を設定する際に誤った設定がなされたとして
も、音声の録音や再生が適正に行われる音声録音再生装
置を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、入力されたアナログの音
声データをデジタルの音声データに変換するA/D変換
手段と、デジタルの音声データをADPCM信号に符号
化するADPCM符号化手段と、符号化したデータを格
納するメモリと、該メモリから符号化データを所定のビ
ット数ずつ読み出すメモリ制御手段と、読み出した符号
化データを復号化するADPCM復号化手段と、復号化
したデジタルの音声データをアナログの音声データに変
換するD/A変換手段とを有し、録音した音声を再生出
力する音声録音再生装置において、前記ADPCM符号
化手段のビットレートを制御する符号化ビットレート制
御手段に対してビットレートの設定を行うビットレート
設定手段と、前記メモリから読み出されたヘッダを判定
するヘッダ判定手段と、前記ヘッダ判定手段で判定され
たヘッダの録音条件情報からビットレートと入力ビット
数を抽出する第1の抽出手段と、前記第1の抽出手段で
抽出されたビットレートに基づいて前記ADPCM復号
化手段のビットレートを制御する復号化ビットレート制
御手段と、前記第1の抽出手段で抽出された入力ビット
数に基づいて前記メモリ制御手段の入力ビット数を制御
する入力ビット数制御手段と、を備えていることを特徴
とする。
【0022】この請求項1に記載の発明によれば、ビッ
トレート設定手段によりADPCM符号化手段のビット
レートを制御する符号化ビットレート制御手段に対して
ビットレートを設定し、ヘッダ判定手段によりメモリか
ら読み出されたヘッダを判定し、第1の抽出手段により
ヘッダの録音条件情報の中からビットレートと入力ビッ
ト数を抽出して、その抽出されたビットレートに基づい
て復号化ビットレート制御手段によりADPCM復号化
手段のビットレートを制御し、抽出された入力ビット数
に基づいて入力ビット数制御手段によりメモリ制御手段
の入力ビット数を制御するようにしたため、録音中にメ
モリ残量が少なくなって最後まで録音できない場合で
も、小さいビットレート値に設定変更することで、録音
すべき内容をメモリ内に収めることが可能となる。
【0023】請求項2に記載の発明は、入力されたアナ
ログの音声データをデジタルの音声データに変換するA
/D変換手段と、デジタルの音声データをADPCM信
号に符号化するADPCM符号化手段と、符号化したデ
ータを格納するメモリと、該メモリから符号化データを
所定のビット数ずつ読み出すメモリ制御手段と、読み出
した符号化データを復号化するADPCM復号化手段
と、復号化したデジタルの音声データをアナログの音声
データに変換するD/A変換手段とを有し、録音した音
声を再生出力する音声録音再生装置において、前記AD
PCM符号化手段のビットレートを制御する符号化ビッ
トレート制御手段と、前記ADPCM復号化手段のビッ
トレートを制御する復号化ビットレート制御手段と、前
記メモリ制御手段の入力ビット数を制御する入力ビット
数制御手段とに対してビットレートと入力ビット数の設
定を行う設定手段と、前記メモリから読み出されたAD
PCM符号化データのヘッダからビットレートを抽出す
る第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段から抽出した
ビットレートと、前記設定手段で設定されたビットレー
トとを比較するビットレート比較手段と、を備え、前記
復号化ビットレート制御手段は、前記ビットレート比較
手段による比較結果に基づいてビットレートを切換える
ようにしたことを特徴とする。
【0024】この請求項2に記載の発明によれば、設定
手段により符号化ビットレート制御手段と復号化ビット
レート制御手段と入力ビット数制御手段に対してビット
レートと入力ビット数の設定を行い、第2の抽出手段に
よりメモリから読み出されたADPCM符号化データの
ヘッダからビットレートを抽出して、ビットレート比較
手段により第2の抽出手段から抽出されたビットレート
と設定手段で設定されたビットレートとを比較し、その
比較結果に基づいてADPCM復号化手段のビットレー
トを制御する復号化ビットレート制御手段のビットレー
トを切換えるようにしたため、使用者が誤った値のビッ
トレートを入力したとしても、ADPCM符号化手段で
符号化したときと同じビットレートで復号化できるよう
になり、録音された音声を適正に再生することができ
る。
【0025】請求項3に記載の発明は、入力されたアナ
ログの音声データをデジタルの音声データに変換するA
/D変換手段と、デジタルの音声データをADPCM信
号に符号化するADPCM符号化手段と、符号化したデ
ータを格納するメモリと、該メモリから符号化データを
所定のビット数ずつ読み出すメモリ制御手段と、読み出
した符号化データを復号化するADPCM復号化手段
と、復号化したデジタルの音声データをアナログの音声
データに変換するD/A変換手段とを有し、録音した音
声を再生出力する音声録音再生装置において、前記AD
PCM符号化手段のビットレートを制御する符号化ビッ
トレート制御手段と、前記ADPCM復号化手段のビッ
トレートを制御する復号化ビットレート制御手段と、前
記メモリ制御手段の入力ビット数を制御する入力ビット
数制御手段とに対してビットレートと入力ビット数の設
定を行う設定手段と、前記メモリから読み出されたAD
PCM符号化データのヘッダから入力ビット数を抽出す
る第3の抽出手段と、前記第3の抽出手段から抽出した
入力ビット数と、前記設定手段で設定された入力ビット
数とを比較する入力ビット数比較手段と、を備え、前記
入力ビット数制御手段は、前記入力ビット数比較手段に
よる比較結果に基づいて入力ビット数を切換えるように
したことを特徴とする。
【0026】この請求項3に記載の発明によれば、設定
手段により符号化ビットレート制御手段と復号化ビット
レート制御手段と入力ビット数制御手段に対してビット
レートと入力ビット数の設定を行い、第3の抽出手段に
よりメモリから読み出されたADPCM符号化データの
ヘッダから入力ビット数を抽出し、入力ビット数比較手
段により第3の抽出手段から抽出された入力ビット数と
設定手段で設定された入力ビット数とを比較し、その比
較結果に基づいて入力ビット数制御手段がメモリ制御手
段の入力ビット数を切換えるようにしたため、使用者が
誤った値の入力ビット数を入力したとしても、ADPC
M符号化したときと同じ符号化ビット数(入力ビット
数)でADPCM復号化できることから、録音された音
声を適正に再生することができる。
【0027】請求項4に記載の発明は、入力されたアナ
ログの音声データをデジタルの音声データに変換するA
/D変換手段と、デジタルの音声データをADPCM信
号に符号化するADPCM符号化手段と、符号化したデ
ータを格納するメモリと、該メモリから符号化データを
所定のビット数ずつ読み出すメモリ制御手段と、読み出
した符号化データを復号化するADPCM復号化手段
と、復号化したデジタルの音声データをアナログの音声
データに変換するD/A変換手段とを有し、録音した音
声を再生出力する音声録音再生装置において、前記AD
PCM符号化手段のビットレートを制御する符号化ビッ
トレート制御手段と、前記ADPCM復号化手段のビッ
トレートを制御する復号化ビットレート制御手段と、前
記メモリ制御手段の入力ビット数を制御する入力ビット
数制御手段とに対してビットレートと入力ビット数の設
定を行う設定手段と、前記メモリから読み出されたAD
PCM符号化データのヘッダからビットレートと入力ビ
ット数とを抽出する第4の抽出手段と、前記第4の抽出
手段から抽出したビットレートと、前記設定手段で設定
されたビットレートとを比較するビットレート比較手段
と、前記第4の抽出手段から抽出した入力ビット数と、
前記設定手段で設定された入力ビット数とを比較する入
力ビット数比較手段と、を備え、前記復号化ビットレー
ト制御手段は、前記ビットレート比較手段による比較結
果に基づいてビットレートを切換え、前記入力ビット数
制御手段は、前記入力ビット数比較手段による比較結果
に基づいて入力ビット数を切換えるようにしたことを特
徴とする。
【0028】この請求項4に記載の発明によれば、設定
手段により符号化ビットレート制御手段と復号化ビット
レート制御手段と入力ビット数制御手段に対してビット
レートと入力ビット数の設定を行い、第4の抽出手段に
よりメモリから読み出されたADPCM符号化データの
ヘッダからビットレートと入力ビット数とを抽出し、ビ
ットレート比較手段によって第4の抽出手段から抽出さ
れたビットレートと設定手段で設定されたビットレート
とを比較すると共に、入力ビット数比較手段によって第
4の抽出手段から抽出された入力ビット数と設定手段で
設定された入力ビット数とを比較し、ビットレート比較
手段による比較結果に基づいて復号化ビットレート制御
手段のビットレートを切換え、入力ビット数比較手段に
よる比較結果に基づいて入力ビット数制御手段の入力ビ
ット数を切換えるようにしたため、使用者がADPCM
ビットレートまたは入力ビット数を誤った値で入力して
も、ADPCM符号化したときと同じビットレートや符
号化ビット数(入力ビット数)でADPCM復号化がで
きることから、録音された音声を適正に再生することが
できる。
【0029】請求項5に記載の発明は、入力されたアナ
ログの音声データをデジタルの音声データに変換するA
/D変換手段と、デジタルの音声データをADPCM信
号に符号化するADPCM符号化手段と、符号化したデ
ータを格納するメモリと、該メモリから符号化データを
所定のビット数ずつ読み出すメモリ制御手段と、読み出
した符号化データを復号化するADPCM復号化手段
と、復号化したデジタルの音声データをアナログの音声
データに変換するD/A変換手段とを有し、録音した音
声を再生出力する音声録音再生装置において、前記AD
PCM符号化手段のビットレートを制御する符号化ビッ
トレート制御手段に対してビットレートの設定を行うビ
ットレート設定手段と、前記メモリから読み出されたA
DPCM符号化データのヘッダからビットレートと入力
ビット数を抽出する第5の抽出手段と、前記第5の抽出
手段から抽出したビットレートに基づいて前記ADPC
M復号化手段のビットレートを制御する復号化ビットレ
ート制御手段と、前記第5の抽出手段から抽出した入力
ビット数に基づいて前記メモリ制御手段の入力ビット数
を制御する入力ビット数制御手段と、を備えていること
を特徴とする。
【0030】この請求項5に記載の発明によれば、ビッ
トレート設定手段によりADPCM符号化手段のビット
レートを制御する符号化ビットレート制御手段に対して
ビットレートを設定し、第5の抽出手段によりメモリか
ら読み出されたADPCM符号化データのヘッダからビ
ットレートと入力ビット数とを抽出し、その抽出された
ビットレートに基づいて復号化ビットレート制御手段に
対してADPCM復号化手段のビットレートを制御する
と共に、抽出された入力ビット数に基づいて入力ビット
数制御手段に対してメモリ制御手段の入力ビット数を制
御するようにしたため、ADPCM復号化手段のビット
レートとメモリ制御手段の入力ビット数を直接設定する
ことが可能となり、音声再生時における処理時間を短縮
することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明に係る音声録音再生装置の好適な実施の形態を詳細に
説明する。以下の各実施の形態では、音声録音再生装置
としてPHSを例にあげて説明する。
【0032】(実施の形態1)図1は、本実施の形態1
における音声録音再生装置の概略構成を示すブロック図
である。図1の音声録音再生装置の送信側は、音声を入
力するマイク1、アナログ信号をデジタル信号に変換す
るA/D変換器2、および音声データをADPCM符号
化するADPCM符号器3などにより構成されている。
【0033】図1の音声録音再生装置の受信側は、符号
化データを復号化するADPCM復号器11、デジタル
信号をアナログ信号に変換するD/A変換器10、およ
び音声出力するスピーカ9などにより構成されている。
【0034】そして、上記したADPCM符号器3とA
DPCM復号器11には、メモリ制御部A4、メモリ制
御部B12、音声データ等を記憶するRAM(Random A
ccess Memory)やフラッシュメモリなどから成る音声メ
モリ部13が接続されている。
【0035】また、ビットレート制御部A5はADPC
M符号器3に、ビットレート制御部B7はADPCM復
号器11に、入力ビット数制御部8はメモリ制御部B1
2にそれぞれ接続されている。
【0036】そして、設定入力部14は、ここではAD
PCM符号器3のビットレートを制御するビットレート
制御部A5に接続されていて、録音の途中であってもビ
ットレートを設定変更できるようになっている。ADP
CM符号器3のビットレートがビットレート制御部A5
によって新たに設定された場合は、ADPCM符号器3
の内部の各種パラメータもこの設定されたビットレート
に応じた値で設定される。例えば、ADPCM符号器3
の内部の各種パラメータ値は、40kbps、32kb
ps、24kbps、16kbpsのそれぞれのビット
レートで異なってくるので、ビットレートが変更された
場合には、これらのパラメータも変更(再設定)する必
要がある。
【0037】そして、このビットレート等の設定変更が
あると、対応する符号化データのヘッダ部に録音条件情
報としてのビットレートや入力ビット数がその都度書き
込まれる。図2は、ビットレートが設定変更される度に
ヘッダ部に録音条件情報が書き込まれたファイルフォー
マット例を示す図である。
【0038】本実施の形態1の特徴的な構成であるヘッ
ダ判定部15は、上記録音条件で録音された音声データ
を再生する際に、音声データのヘッダ部に録音条件が記
録されていて、それに基づいた再生を行うことが可能な
もので、音声メモリ部13から音声データを読み出す際
に、図2に示したフォーマットの各ヘッダ部に記録され
た録音条件に応じて再生することができる。
【0039】そして、第1の抽出手段としてのデータ抽
出部6は、ヘッダ判定部15で再生したヘッダ部に書き
込まれた録音条件情報(ビットレートや入力ビット数)
の抽出を行い、そのビットレートに基づいてビットレー
ト制御部B7を制御すると共に、入力ビット数に基づい
て入力ビット数制御部8を制御する。
【0040】その結果、ADPCM復号器11のADP
CMビットレートは、ヘッダ判定部15により符号化デ
ータではなく録音条件情報であると判定され、データ抽
出部6によって抽出されたビットレートデータに基づい
て、ビットレート制御部B7により設定される。この
時、ADPCM復号器11内部の各種パラメータも設定
されたビットレートに応じた値が設定され、さらにビッ
トレートが変更されると、これらのパラメータの値もそ
れに伴って再度変更されることになる。
【0041】次に、動作について説明する。図3は、本
実施の形態1に係る音声録音再生装置の録音時の動作を
説明するフローチャートである。
【0042】図3に示すように、使用者は、予め設定入
力部14を使って初期設定を行う。この初期設定は、録
音条件情報としてのビットレートや入力ビット数を設定
すると共に、それらの設定に応じて符号器内部の各種パ
ラメータが設定される(ステップS1)。
【0043】次いで、マイク1からアナログ音声入力が
あると(ステップS2)、A/D変換器2においてアナ
ログ音声信号がデジタル音声信号に変換される(ステッ
プS3)。
【0044】そして、ADPCM符号器3において、初
期設定されたビットレートに基づいてG.726符号化
が行われる(ステップS4)。
【0045】そこで、録音中にメモリ残量が少なくなっ
て、録音すべき内容が音声メモリ部13に全部収まらな
い場合は、録音の途中であっても使用者が設定入力部1
4を使って、ビットレート値を下げるように変更する
(ステップS5)。
【0046】ビットレートが変更されると、ADPCM
符号器3内部の各種パラメータもこれに伴って再設定が
行われ(ステップS6)、上記ステップS2〜S5が繰
り返される。
【0047】ステップS5でビットレートが変更されな
い場合は、符号化処理が終了したか否かを判断して(ス
テップS7)、終了していない場合は上記ステップS2
〜S7が繰り返される。全ての符号化処理が終わると、
終了する。
【0048】図4は、本実施の形態1に係る音声録音再
生装置の再生時の動作を説明するフローチャートであ
る。図4に示すように、音声メモリ部13に格納された
音声データの読み出しが開始されると、ヘッダ判定部1
5により音声データのヘッダ部が判定され(ステップS
11)、符号化データとヘッダ部とが判別される(ステ
ップS12)。ヘッダ部である場合は、データ抽出部6
によりビットレートデータと入力ビット数データとを抽
出して、ビットレートデータはビットレート制御部B7
に設定され、入力ビット数データは入力ビット数制御部
8に設定される(ステップS13)。
【0049】また、この設定に応じて、ADPCM復号
器11内部の各種パラメータが設定される(ステップS
14)。
【0050】そして、ステップS15でADPCM復号
器11に符号化データが入力され(ステップS15)、
上記設定されたビットレートに基づいてG.726復号
化が行われ(ステップS16)、D/A変換器10にお
いて復号化されたデジタル音声信号がアナログ音声信号
に変換され(ステップS17)、スピーカ9などからア
ナログ音声出力が行われる(ステップS18)。
【0051】ステップS19で復号化処理が終了すると
再生も終了するが、未だ復号化処理が終了していない場
合は、上記ステップS11〜ステップS19が繰り返さ
れる。
【0052】このように、本実施の形態1によれば、録
音中にメモリ残量が少なくなって最後まで録音できない
事態が発生したとしても、録音の途中でビットレート値
を小さくするといった設定変更を行うことにより、録音
時間を伸ばすことが可能となり、録音すべき内容をメモ
リ内に確実に収めることができる。
【0053】なお、上記とは逆に録音時間に余裕はある
が、良好な音質で録音したい場合、録音の途中であって
もビットレート値を大きくする設定変更を行うようにし
ても良い。
【0054】(実施の形態2)図5は、本実施の形態2
における音声録音再生装置の概略構成を示すブロック図
である。図5に示す音声録音再生装置の送信側と受信
側、ADPCM符号器3、ADPCM復号器11、メモ
リ制御部A4、メモリ制御部B12、音声メモリ部1
3、ビットレート制御部A5、ビットレート制御部B
7、および入力ビット数制御部8の構成については、上
記実施の形態1と略同様であるので、同一符号を付して
説明を省略する。
【0055】本実施の形態2における特徴的な構成とし
ては、設定入力部14からビットレート制御部A5およ
びビットレート制御部B7に対してビットレートが設定
され、入力ビット数制御部8に対して入力ビット数が設
定される。
【0056】ADPCM符号器3にてデジタル音声信号
を符号化する場合、ADPCM符号器3のADPCMビ
ットレートは、設定入力部14から入力されビットレー
ト制御部A5によって設定されたものである。
【0057】そして、ADPCM符号器3でデジタル音
声信号を符号化する場合は、符号化に用いたADPCM
ビットレートのデータを符号化音声データのヘッダとし
て付加し(図6参照)、メモリ制御部A4を介して音声
メモリ部13に格納するようにする。
【0058】また、第2の抽出手段としてのデータ抽出
部6は、符号化音声データのヘッダから符号化されたと
きのADPCMビットレートのデータを抽出する。この
データ抽出部6で抽出されたADPCMビットレートデ
ータは、ビットレート制御部B7に入力され、ビットレ
ート制御部B7内に設けられたビットレート比較ブロッ
ク71(図5参照)にて、データ抽出部6で抽出された
ADPCMビットレートデータと、設定入力部14から
設定されたビットレートとが比較される。
【0059】ビットレート比較ブロック71の比較結果
が同じ場合は、使用者のデータ入力ミスが無かったこと
を意味するため、設定入力部14より入力されたビット
レートが選択される。
【0060】また、ビットレート比較ブロック71の比
較結果が異なる場合は、使用者のデータ入力ミスが有っ
たことを意味するため、データ抽出部6より入力された
ビットレートが選択される。
【0061】ADPCM復号器11は、ビットレート制
御部B7からの制御信号によってADPCMビットレー
ト、ならびにADPCM復号器11内部の各種パラメー
タが設定される。
【0062】また、メモリ制御部B12の入力ビット数
は、設定入力部14から入力され、入力ビット数制御部
8によって設定される。
【0063】次に、動作について説明する。図7は、本
実施の形態2以下に共通の音声録音再生装置の録音時の
動作を説明するフローチャートである。図7に示すよう
に、使用者は、予め設定入力部14を使って初期設定を
行う。この初期設定では、録音条件情報としてのビット
レートや入力ビット数を設定すると共に、その初期設定
に伴って符号器内部の各種パラメータも設定される(ス
テップS21)。
【0064】次いで、マイク1からアナログ音声入力が
あると(ステップS22)、A/D変換器2においてア
ナログ音声信号がデジタル音声信号に変換される(ステ
ップS23)。
【0065】そして、このデジタルの音声信号は、AD
PCM符号器3において初期設定されたビットレートに
基づいてG.726符号化が行われる(ステップS2
4)。このときのADPCM符号器3のADPCMビッ
トレートは、設定入力部14から入力され、ビットレー
ト制御部A5によって設定されたもので、符号化された
音声データは、メモリ制御部A4を介して音声メモリ部
13に格納される。この時、ADPCMビットレートデ
ータは、符号化音声データのヘッダとして付加される。
【0066】ステップS25では、符号化処理が全て終
了したか否かが判断され、終了していない場合は上記ス
テップS22〜S25が繰り返される。全ての符号化処
理が終わると、終了する。
【0067】次に、図8は、本実施の形態2に係る音声
録音再生装置の再生時の動作を説明するフローチャート
である。
【0068】図8に示すように、再生時には、使用者が
初期設定として設定入力部14を使ってビットレートと
入力ビット数とを設定する(ステップS31)。
【0069】また、これと同時に、データ抽出部6によ
って、符号化データのヘッダからビットレートデータを
抽出し(ステップS32)、ビットレート制御部B7の
ビットレート比較ブロック71にて、初期設定で設定し
たビットレートと抽出したビットレートとが比較され、
異同が判断される(ステップS33)。
【0070】このビットレート比較ブロック71でビッ
トレートが同じと判断されると(使用者のデータ入力ミ
スが無い場合)、設定入力部14より入力されたADP
CMビットレートが選択され、ADPCM復号器11内
部でこれに対応する各種パラメータが設定される(ステ
ップS35)。
【0071】また、ステップS33でビットレートが異
なると判断されると(使用者のデータ入力ミスが有った
場合)、データ抽出部6より入力されたADPCMビッ
トレートが選択され、ADPCM復号器11内部でこれ
に対応する各種パラメータが設定される(ステップS3
4)。
【0072】そして、ステップS36でADPCM復号
器11に符号化データが入力され、上記設定されたビッ
トレートに基づいてG.726復号化が行われて(ステ
ップS37)、D/A変換器10において復号化された
デジタル音声信号がアナログ音声信号に変換され(ステ
ップS38)、スピーカ9などからアナログ音声出力が
行われる(ステップS39)。
【0073】ステップS40で復号化処理が終了すると
再生も終了するが、未だ復号化処理が終了していない場
合は、上記ステップS36〜ステップS40が繰り返さ
れる。
【0074】このように、本実施の形態2によれば、使
用者が再生時に誤った値のビットレートを入力したとし
ても、ADPCM符号化手段で符号化したときと同じビ
ットレートで復号化できるので、録音された音声を適正
に再生することができる。
【0075】(実施の形態3)図9は、本実施の形態3
における音声録音再生装置の概略構成を示すブロック図
である。図9に示す音声録音再生装置の送信側と受信
側、ADPCM符号器3、ADPCM復号器11、メモ
リ制御部A4、メモリ制御部B12、音声メモリ部1
3、ビットレート制御部A5、ビットレート制御部B
7、入力ビット数制御部8、および設定入力部14の構
成については、上記実施の形態1および2と略同様であ
るので、同一符号を付して説明を省略する。
【0076】本実施の形態3における特徴的な構成とし
ては、ADPCM符号器3にてデジタル音声信号を符号
化する場合、ADPCM符号器3のADPCMビットレ
ートは、設定入力部14から入力されビットレート制御
部A5によって設定される。
【0077】そして、ADPCM符号器3で符号化され
た符号化データは、メモリ制御部A4を介して音声メモ
リ部13に格納されるが、このときの符号化ビット数
(入力ビット数)が符号化音声データのヘッダとして付
加される(図6参照)。
【0078】また、第3の抽出手段としてのデータ抽出
部6は、ここでは符号化音声データのヘッダから符号化
されたときの入力ビット数を抽出し、この抽出された入
力ビット数を入力ビット数制御部8に入力する。
【0079】入力ビット数制御部8では、その中に設け
られた入力ビット数比較ブロック81(図9参照)に
て、データ抽出部6で抽出された入力ビット数と、設定
入力部14で設定された入力ビット数とが比較される。
【0080】入力ビット数比較ブロック81の比較結果
が同じ場合は、使用者のデータ入力ミスが無かったこと
を意味するため、設定入力部14より入力された入力ビ
ット数が選択される。
【0081】また、入力ビット数比較ブロック81の比
較結果が異なる場合は、使用者のデータ入力ミスが有っ
たことを意味するため、データ抽出部6より入力された
入力ビット数が選択される。そして、入力ビット数制御
部8からの制御信号により、メモリ制御部B12の入力
ビット数が設定される。
【0082】また、このときのADPCM復号器11の
ADPCMビットレートは、設定入力部14から入力さ
れ、ビットレート制御部B7によって設定される。
【0083】次に、動作について説明する。本実施の形
態3の音声録音再生装置の録音時における動作は、上記
実施の形態2で説明した図7と略同じであるので、説明
を省略する。
【0084】図10は、本実施の形態3に係る音声録音
再生装置の再生時の動作を説明するフローチャートであ
る。図10に示すように、再生時には、使用者が初期設
定として設定入力部14を使ってビットレートと入力ビ
ット数とを設定すると共に、その初期設定に伴って復号
器内部の各種パラメータが設定される(ステップS4
1)。
【0085】次いで、データ抽出部6により符号化デー
タのヘッダから入力ビット数データを抽出して(ステッ
プS42)、入力ビット数制御部8の入力ビット数比較
ブロック81において、初期設定で設定した入力ビット
数とヘッダから抽出した入力ビット数とを比較すること
により、異同が判断される(ステップS43)。
【0086】この入力ビット数比較ブロック81で入力
ビット数が同じと判断されると(使用者のデータ入力ミ
スが無い場合)、設定入力部14より入力された入力ビ
ット数が選択される。
【0087】また、ステップS43で入力ビット数が異
なると判断されると(使用者のデータ入力ミスが有った
場合)、データ抽出部6で抽出されたデータに基づいて
入力ビット数が再設定される(ステップS44)。この
ように、入力ビット数制御部8で選択あるいは再設定さ
れた入力ビット数は、制御信号によってメモリ制御部B
12に設定される。
【0088】また、このときのADPCM復号器11の
ADPCMビットレートは、設定入力部14から入力さ
れ、ビットレート制御部B7によって設定される。上記
設定が完了した後、再生が開始され、符号化データは音
声メモリ部13からメモリ制御部B12を介してADP
CM復号器11に読み出され(ステップS45)、ここ
で上記設定されたADPCMビットレートに基づいて
G.726復号化が行われ(ステップS46)、D/A
変換器10において復号化されたデジタル音声信号をア
ナログ音声信号に変換して(ステップS47)、スピー
カ9などからアナログ音声出力が行われる(ステップS
48)。
【0089】そして、ステップS49で復号化処理が終
了すれば再生も終了するが、未だ復号化処理が終了して
いない場合は、上記ステップS45〜ステップS49の
処理が繰り返される。
【0090】このように、本実施の形態3によれば、使
用者が入力ビット数を誤った値で入力した場合でも、A
DPCM符号器で符号化したときと同じ入力ビット数で
ADPCM復号化できることから、録音された音声を適
正に再生することができる。
【0091】(実施の形態4)図11は、本実施の形態
4における音声録音再生装置の概略構成を示すブロック
図である。図11に示す音声録音再生装置の送信側と受
信側、ADPCM符号器3、ADPCM復号器11、メ
モリ制御部A4、メモリ制御部B12、音声メモリ部1
3、ビットレート制御部A5、ビットレート制御部B
7、入力ビット数制御部8、および設定入力部14の構
成については、上記実施の形態1、2および3と略同様
であるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0092】本実施の形態4における特徴的な構成とし
ては、上記した実施の形態2の場合と同様にビットレー
ト比較ブロック71がビットレート制御部B7に設けら
れていると共に、実施の形態3の場合と同様に入力ビッ
ト数比較ブロック81が入力ビット数制御部8に設けら
れていて、第4の抽出手段としてのデータ抽出部6で抽
出されたビットレートおよび入力ビット数と、設定入力
部14で設定されたビットレートおよび入力ビット数を
それぞれ比較し、それらの比較結果に基づいてADPC
M復号器11のビットレートとメモリ制御部B12の入
力ビット数とを設定する点にある。
【0093】次に、動作について説明する。本実施の形
態4の音声録音再生装置の録音時における動作は、上記
実施の形態2で説明した図7と略同じであるので、説明
を省略する。
【0094】図12は、本実施の形態4に係る音声録音
再生装置の再生時の動作を説明するフローチャートであ
る。図12に示すように、再生時には、使用者が初期設
定として設定入力部14を使ってビットレートと入力ビ
ット数とを設定する(ステップS51)。
【0095】次いで、データ抽出部6により符号化デー
タのヘッダからビットレートデータと入力ビット数デー
タとを抽出し(ステップS52)、ビットレート制御部
B7のビットレート比較ブロック71において、初期設
定で設定したビットレートとヘッダから抽出したビット
レートとを比較して、異同が判断される(ステップS5
3)。
【0096】このビットレート比較ブロック71でビッ
トレートが同じと判断されると(使用者のデータ入力ミ
スが無い場合)、設定入力部14より入力されたビット
レートが選択され、それに応じてADPCM復号器11
内部の各種パラメータが設定される(ステップS5
5)。
【0097】また、ステップS53でビットレートが異
なると判断されると(使用者のデータ入力ミスが有った
場合)、データ抽出部6で抽出されたデータに基づいて
ビットレートが再設定され(ステップS54)、それに
応じてADPCM復号器11内部の各種パラメータが設
定される(ステップS55)。
【0098】次いで、ステップS56において、入力ビ
ット数比較ブロック81で入力ビット数が同じと判断さ
れると(使用者のデータ入力ミスが無い場合)、設定入
力部14より入力された入力ビット数が選択される(ス
テップS58)。
【0099】また、ステップS56で入力ビット数が異
なると判断されると(使用者のデータ入力ミスが有った
場合)、データ抽出部6で抽出されたデータに基づいて
入力ビット数が再設定される(ステップS57)。
【0100】このように、ビットレート制御部B7で選
択あるいは再設定されたビットレートは、制御信号によ
ってADPCM復号器11に設定され、入力ビット数制
御部8で選択あるいは再設定された入力ビット数は、制
御信号によってメモリ制御部B12に設定される。
【0101】上記設定が完了した後は、再生が開始さ
れ、符号化データは音声メモリ部13からメモリ制御部
B12を介してADPCM復号器11に読み出され(ス
テップS58)、ここで上記設定されたADPCMビッ
トレートに基づいてG.726復号化が行われ(ステッ
プS59)、D/A変換器10において復号化されたデ
ジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して(ステッ
プS60)、スピーカ9などからアナログ音声出力が行
われる(ステップS61)。
【0102】そして、ステップS62で復号化処理が終
了すれば再生が終了するが、未だ復号化処理が終了して
いない場合は、上記ステップS58〜ステップS62の
処理が繰り返される。
【0103】このように、本実施の形態4によれば、使
用者がADPCMビットレートまたは入力ビット数を誤
った値で入力した場合でも、ADPCM符号器で符号化
したときと同じビットレートや入力ビット数でADPC
M復号化ができることから、録音された音声を適正に再
生することができる。
【0104】(実施の形態5)図13は、本実施の形態
5における音声録音再生装置の概略構成を示すブロック
図である。図13に示す音声録音再生装置の送信側と受
信側、ADPCM符号器3、ADPCM復号器11、メ
モリ制御部A4、メモリ制御部B12、音声メモリ部1
3、ビットレート制御部A5、ビットレート制御部B
7、入力ビット数制御部8、および設定入力部14の構
成については、上記実施の形態1〜4と略同様であるの
で、同一符号を付して説明を省略する。
【0105】本実施の形態5における特徴的な構成とし
ては、第5の抽出手段としてのデータ抽出部6によって
音声メモリ部13に格納された符号化データのヘッダか
らビットレートと入力ビット数とを抽出し、その抽出デ
ータに基づいてビットレート制御部B7を介してADP
CM復号器11に対して直接ビットレートを設定すると
共に、抽出データに基づいて入力ビット数制御部8を介
してメモリ制御部B12に対して直接入力ビット数を設
定する点にある。
【0106】なお、本実施の形態5における設定入力部
14は、ビットレート制御部A5を介してADPCM符
号器3のビットレートを設定するものであり、ADPC
M符号器3で符号化されたデータには、ビットレートデ
ータと入力ビット数データとがヘッダに付加される。
【0107】次に、動作について説明する。本実施の形
態5の音声録音再生装置の録音時における動作は、上記
実施の形態2で説明した図7と略同じであるので、説明
を省略する。
【0108】図14は、本実施の形態5に係る音声録音
再生装置の再生時の動作を説明するフローチャートであ
る。図12に示すように、再生時には、データ抽出部6
により符号化データのヘッダからビットレートデータと
入力ビット数データとを抽出し、そのビットレートをビ
ットレート制御部B7を介してADPCM復号器11に
対して設定すると共に、入力ビット数を入力ビット数制
御部8を介してメモリ制御部B12に対して設定する
(ステップS71)。
【0109】次いで、ADPCM復号器11では、上記
設定されたビットレートに対応するように、ADPCM
復号器11内部の各種パラメータが設定される(ステッ
プS72)。
【0110】上記設定が完了した後は、再生が開始さ
れ、符号化データは音声メモリ部13からメモリ制御部
B12を介してADPCM復号器11に読み出され(ス
テップS73)、ここで上記設定されたADPCMビッ
トレートに基づいてG.726復号化が行われ(ステッ
プS74)、D/A変換器10において復号化されたデ
ジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して(ステッ
プS75)、スピーカ9などからアナログ音声出力が行
われる(ステップS76)。
【0111】そして、ステップS77で復号化処理が終
了すれば再生が終了するが、未だ復号化処理が終了して
いない場合は、上記ステップS73〜ステップS77の
処理が繰り返される。
【0112】このように、本実施の形態5によれば、A
DPCM復号器のビットレートとメモリ制御部Bの入力
ビット数を直接設定することによって、音声再生時にお
ける処理時間を短縮することができると共に、録音され
た音声を適正に再生することができる。
【0113】なお、上記各実施の形態では、音声録音再
生装置としてPHSに適用した場合を例にあげて説明し
たが、これに限定されるものではなく、音声を録音した
り再生することが可能なファクシミリ装置などにも適用
することができる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、ビットレート設定手段によりADPCM
符号化手段のビットレートを制御する符号化ビットレー
ト制御手段に対してビットレートを設定し、ヘッダ判定
手段によりメモリから読み出されたヘッダを判定し、第
1の抽出手段によりヘッダの録音条件情報の中からビッ
トレートと入力ビット数を抽出して、その抽出されたビ
ットレートに基づいて復号化ビットレート制御手段によ
りADPCM復号化手段のビットレートを制御し、抽出
された入力ビット数に基づいて入力ビット数制御手段に
よりメモリ制御手段の入力ビット数を制御するようにし
たので、録音中にメモリ残量が少なくなって最後まで録
音できない場合でも、小さいビットレート値に設定変更
することで、録音すべき内容をメモリ内に収めることが
可能となる。
【0115】請求項2に記載の発明によれば、設定手段
により符号化ビットレート制御手段と復号化ビットレー
ト制御手段と入力ビット数制御手段に対してビットレー
トと入力ビット数の設定を行い、第2の抽出手段により
メモリから読み出されたADPCM符号化データのヘッ
ダからビットレートを抽出して、ビットレート比較手段
により第2の抽出手段から抽出されたビットレートと設
定手段で設定されたビットレートとを比較し、その比較
結果に基づいてADPCM復号化手段のビットレートを
制御する復号化ビットレート制御手段のビットレートを
切換えるようにしたので、使用者が誤った値のビットレ
ートを入力したとしても、ADPCM符号化手段で符号
化したときと同じビットレートで復号化できるようにな
り、録音された音声を適正に再生することができる。
【0116】請求項3に記載の発明によれば、設定手段
により符号化ビットレート制御手段と復号化ビットレー
ト制御手段と入力ビット数制御手段に対してビットレー
トと入力ビット数の設定を行い、第3の抽出手段により
メモリから読み出されたADPCM符号化データのヘッ
ダから入力ビット数を抽出し、入力ビット数比較手段に
より第3の抽出手段から抽出された入力ビット数と設定
手段で設定された入力ビット数とを比較し、その比較結
果に基づいて入力ビット数制御手段がメモリ制御手段の
入力ビット数を切換えるようにしたので、使用者が誤っ
た値の入力ビット数を入力したとしても、ADPCM符
号化したときと同じ符号化ビット数(入力ビット数)で
ADPCM復号化できることから、録音された音声を適
正に再生することができる。
【0117】請求項4に記載の発明によれば、設定手段
により符号化ビットレート制御手段と復号化ビットレー
ト制御手段と入力ビット数制御手段に対してビットレー
トと入力ビット数の設定を行い、第4の抽出手段により
メモリから読み出されたADPCM符号化データのヘッ
ダからビットレートと入力ビット数とを抽出し、ビット
レート比較手段によって第4の抽出手段から抽出された
ビットレートと設定手段で設定されたビットレートとを
比較すると共に、入力ビット数比較手段によって第4の
抽出手段から抽出された入力ビット数と設定手段で設定
された入力ビット数とを比較し、ビットレート比較手段
による比較結果に基づいて復号化ビットレート制御手段
のビットレートを切換え、入力ビット数比較手段による
比較結果に基づいて入力ビット数制御手段の入力ビット
数を切換えるようにしたので、使用者がADPCMビッ
トレートまたは入力ビット数を誤った値で入力しても、
ADPCM符号化したときと同じビットレートや符号化
ビット数(入力ビット数)でADPCM復号化ができる
ことから、録音された音声を適正に再生することができ
る。
【0118】請求項5に記載の発明によれば、ビットレ
ート設定手段によりADPCM符号化手段のビットレー
トを制御する符号化ビットレート制御手段に対してビッ
トレートを設定し、第5の抽出手段によりメモリから読
み出されたADPCM符号化データのヘッダからビット
レートと入力ビット数とを抽出し、その抽出されたビッ
トレートに基づいて復号化ビットレート制御手段に対し
てADPCM復号化手段のビットレートを制御すると共
に、抽出された入力ビット数に基づいて入力ビット数制
御手段に対してメモリ制御手段の入力ビット数を制御す
るようにしたので、ADPCM復号化手段のビットレー
トとメモリ制御手段の入力ビット数を直接設定すること
が可能となり、音声再生時における処理時間を短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1における音声録音再生装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】ビットレートが設定変更される度にヘッダ部に
録音条件情報が書き込まれたファイルフォーマット例を
示す図である。
【図3】本実施の形態1に係る音声録音再生装置の録音
時の動作を説明するフローチャートである。
【図4】本実施の形態1に係る音声録音再生装置の再生
時の動作を説明するフローチャートである。
【図5】本実施の形態2における音声録音再生装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態2〜5におけるファイルフォーマ
ット例を示す図である。
【図7】本実施の形態2以下に共通の音声録音再生装置
の録音時の動作を説明するフローチャートである。
【図8】本実施の形態2に係る音声録音再生装置の再生
時の動作を説明するフローチャートである。
【図9】本実施の形態3における音声録音再生装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図10】本実施の形態3に係る音声録音再生装置の再
生時の動作を説明するフローチャートである。
【図11】本実施の形態4における音声録音再生装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図12】本実施の形態4に係る音声録音再生装置の再
生時の動作を説明するフローチャートである。
【図13】本実施の形態5における音声録音再生装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図14】本実施の形態5に係る音声録音再生装置の再
生時の動作を説明するフローチャートである。
【図15】従来のADPCM方式による音声録音再生装
置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 マイク 2 A/D変換器 3 ADPCM符号器 4 メモリ制御部A 5 ビットレート制御部A 6 データ抽出部 7 ビットレート制御部B 8 入力ビット数制御部 9 スピーカ 10 D/A変換器 11 ADPCM復号器 12 メモリ制御部B 13 音声メモリ部 14 設定入力部 15 ヘッダ判定部 71 ビットレート比較ブロック 81 入力ビット数比較ブロック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたアナログの音声データをデジ
    タルの音声データに変換するA/D変換手段と、デジタ
    ルの音声データをADPCM信号に符号化するADPC
    M符号化手段と、符号化したデータを格納するメモリ
    と、該メモリから符号化データを所定のビット数ずつ読
    み出すメモリ制御手段と、読み出した符号化データを復
    号化するADPCM復号化手段と、復号化したデジタル
    の音声データをアナログの音声データに変換するD/A
    変換手段とを有し、録音した音声を再生出力する音声録
    音再生装置において、 前記ADPCM符号化手段のビットレートを制御する符
    号化ビットレート制御手段に対してビットレートの設定
    を行うビットレート設定手段と、 前記メモリから読み出されたヘッダを判定するヘッダ判
    定手段と、 前記ヘッダ判定手段で判定されたヘッダの録音条件情報
    からビットレートと入力ビット数を抽出する第1の抽出
    手段と、 前記第1の抽出手段で抽出されたビットレートに基づい
    て前記ADPCM復号化手段のビットレートを制御する
    復号化ビットレート制御手段と、 前記第1の抽出手段で抽出された入力ビット数に基づい
    て前記メモリ制御手段の入力ビット数を制御する入力ビ
    ット数制御手段と、 を備えていることを特徴とする音声録音再生装置。
  2. 【請求項2】 入力されたアナログの音声データをデジ
    タルの音声データに変換するA/D変換手段と、デジタ
    ルの音声データをADPCM信号に符号化するADPC
    M符号化手段と、符号化したデータを格納するメモリ
    と、該メモリから符号化データを所定のビット数ずつ読
    み出すメモリ制御手段と、読み出した符号化データを復
    号化するADPCM復号化手段と、復号化したデジタル
    の音声データをアナログの音声データに変換するD/A
    変換手段とを有し、録音した音声を再生出力する音声録
    音再生装置において、 前記ADPCM符号化手段のビットレートを制御する符
    号化ビットレート制御手段と、前記ADPCM復号化手
    段のビットレートを制御する復号化ビットレート制御手
    段と、前記メモリ制御手段の入力ビット数を制御する入
    力ビット数制御手段とに対してビットレートと入力ビッ
    ト数の設定を行う設定手段と、 前記メモリから読み出されたADPCM符号化データの
    ヘッダからビットレートを抽出する第2の抽出手段と、 前記第2の抽出手段から抽出したビットレートと、前記
    設定手段で設定されたビットレートとを比較するビット
    レート比較手段と、 を備え、前記復号化ビットレート制御手段は、前記ビッ
    トレート比較手段による比較結果に基づいてビットレー
    トを切換えるようにしたことを特徴とする音声録音再生
    装置。
  3. 【請求項3】 入力されたアナログの音声データをデジ
    タルの音声データに変換するA/D変換手段と、デジタ
    ルの音声データをADPCM信号に符号化するADPC
    M符号化手段と、符号化したデータを格納するメモリ
    と、該メモリから符号化データを所定のビット数ずつ読
    み出すメモリ制御手段と、読み出した符号化データを復
    号化するADPCM復号化手段と、復号化したデジタル
    の音声データをアナログの音声データに変換するD/A
    変換手段とを有し、録音した音声を再生出力する音声録
    音再生装置において、 前記ADPCM符号化手段のビットレートを制御する符
    号化ビットレート制御手段と、前記ADPCM復号化手
    段のビットレートを制御する復号化ビットレート制御手
    段と、前記メモリ制御手段の入力ビット数を制御する入
    力ビット数制御手段とに対してビットレートと入力ビッ
    ト数の設定を行う設定手段と、 前記メモリから読み出されたADPCM符号化データの
    ヘッダから入力ビット数を抽出する第3の抽出手段と、 前記第3の抽出手段から抽出した入力ビット数と、前記
    設定手段で設定された入力ビット数とを比較する入力ビ
    ット数比較手段と、 を備え、前記入力ビット数制御手段は、前記入力ビット
    数比較手段による比較結果に基づいて入力ビット数を切
    換えるようにしたことを特徴とする音声録音再生装置。
  4. 【請求項4】 入力されたアナログの音声データをデジ
    タルの音声データに変換するA/D変換手段と、デジタ
    ルの音声データをADPCM信号に符号化するADPC
    M符号化手段と、符号化したデータを格納するメモリ
    と、該メモリから符号化データを所定のビット数ずつ読
    み出すメモリ制御手段と、読み出した符号化データを復
    号化するADPCM復号化手段と、復号化したデジタル
    の音声データをアナログの音声データに変換するD/A
    変換手段とを有し、録音した音声を再生出力する音声録
    音再生装置において、 前記ADPCM符号化手段のビットレートを制御する符
    号化ビットレート制御手段と、前記ADPCM復号化手
    段のビットレートを制御する復号化ビットレート制御手
    段と、前記メモリ制御手段の入力ビット数を制御する入
    力ビット数制御手段とに対してビットレートと入力ビッ
    ト数の設定を行う設定手段と、 前記メモリから読み出されたADPCM符号化データの
    ヘッダからビットレートと入力ビット数とを抽出する第
    4の抽出手段と、 前記第4の抽出手段から抽出したビットレートと、前記
    設定手段で設定されたビットレートとを比較するビット
    レート比較手段と、 前記第4の抽出手段から抽出した入力ビット数と、前記
    設定手段で設定された入力ビット数とを比較する入力ビ
    ット数比較手段と、 を備え、前記復号化ビットレート制御手段は、前記ビッ
    トレート比較手段による比較結果に基づいてビットレー
    トを切換え、前記入力ビット数制御手段は、前記入力ビ
    ット数比較手段による比較結果に基づいて入力ビット数
    を切換えるようにしたことを特徴とする音声録音再生装
    置。
  5. 【請求項5】 入力されたアナログの音声データをデジ
    タルの音声データに変換するA/D変換手段と、デジタ
    ルの音声データをADPCM信号に符号化するADPC
    M符号化手段と、符号化したデータを格納するメモリ
    と、該メモリから符号化データを所定のビット数ずつ読
    み出すメモリ制御手段と、読み出した符号化データを復
    号化するADPCM復号化手段と、復号化したデジタル
    の音声データをアナログの音声データに変換するD/A
    変換手段とを有し、録音した音声を再生出力する音声録
    音再生装置において、 前記ADPCM符号化手段のビットレートを制御する符
    号化ビットレート制御手段に対してビットレートの設定
    を行うビットレート設定手段と、 前記メモリから読み出されたADPCM符号化データの
    ヘッダからビットレートと入力ビット数を抽出する第5
    の抽出手段と、 前記第5の抽出手段から抽出したビットレートに基づい
    て前記ADPCM復号化手段のビットレートを制御する
    復号化ビットレート制御手段と、 前記第5の抽出手段から抽出した入力ビット数に基づい
    て前記メモリ制御手段の入力ビット数を制御する入力ビ
    ット数制御手段と、 を備えていることを特徴とする音声録音再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016024448A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 株式会社タムラ製作所 音符号化システム

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JP2016024448A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 株式会社タムラ製作所 音符号化システム

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