JP2003028445A - 暖房システム - Google Patents
暖房システムInfo
- Publication number
- JP2003028445A JP2003028445A JP2001216963A JP2001216963A JP2003028445A JP 2003028445 A JP2003028445 A JP 2003028445A JP 2001216963 A JP2001216963 A JP 2001216963A JP 2001216963 A JP2001216963 A JP 2001216963A JP 2003028445 A JP2003028445 A JP 2003028445A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- heating
- air
- heat medium
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
Landscapes
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
- Central Heating Systems (AREA)
Abstract
房システムを提供する。 【解決手段】 太陽熱集熱器1、ボイラ5、送風機3
1、及び2つの熱交換器35、37を備え、送風機31
及び2つの熱交換器35、37は、建物55の床57の
下に形成された空気流路59に設けられ、2つの熱交換
器35、37のうち第1熱交換器35には、太陽熱集熱
器1で加熱された液体熱媒が第1熱媒管路9を介して供
給され、第2熱交換器37には、ボイラ5で加熱された
液体熱媒が第2熱媒管路11を介して供給され、送風機
31は、室内75の空気を吸い込み口77から空気流路
59に吸い込み、第1熱交換器35と第2熱交換器37
とを順次通して吹き出し口87から室内75に吹き出す
構成とする。
Description
り、特に、太陽熱を利用して暖房を行う暖房システムに
関する。
ムとして、太陽熱で熱媒となる空気を暖め、この暖まっ
た空気を床下に通流させたり、室内に吹き出すことで床
暖房や室内の暖房を行う空気式の暖房システムや、太陽
熱で熱媒となる液体を暖め、この暖まった液体を床下に
通流させることで床暖房を行う液体式の暖房システムが
ある。空気式の暖房システムとしては、特開平4−37
1730号公報、特開平5−248710号公報、そし
て特開平8−5159号公報などに提案されているもの
がある。特開平4−371730号公報などに提案され
ている暖房システムでは、太陽熱で太陽熱集熱器内の空
気を暖め、この暖まった空気を建物の床下に設けられた
蓄熱パネル内に通流させて床暖房を行っている。特開平
5−248710号公報や特開平8−5159号公報な
どに提案されている暖房システムでは、屋根に空気流路
を形成して太陽熱集熱器とし、この太陽熱集熱器に空気
を通流させて空気を暖め、この暖まった空気を建物の床
下に形成された空気流路に通流させて床暖房を行うと共
に、床下に形成された空気流路から室内に暖まった空気
を吹き出すことで室内暖房を行っている。
−26463などに提案されているものがある。特開平
5−26463などに提案されている暖房システムで
は、太陽熱で不凍液などの液体熱媒を暖め、この暖まっ
た液体熱媒を建物の床下に設けられた蓄熱コンクリート
層内に形成された液体熱媒の流路に通流させて床暖房を
行っている。
りも単位体積あたりの熱交換効率が低いため、熱媒とし
て空気を利用する空気式の暖房システムは、熱媒として
液体を用いる液体式の暖房システムに比べて集熱効率が
低い。このため、空気式の暖房システムでは、液体式の
暖房システムに比べ同じ熱量を得るために大きな集熱面
積を必要とする。このため、太陽熱集熱器を設置する場
所によって集熱面積が制限されことがあり、集熱面積が
制限されると、省エネルギー性が低下してしまう場合が
ある。
気式の暖房システムに比べて太陽熱の利用効率が高く、
同じ熱量を得るために必要な集熱面積が小さくて済むこ
とにより、十分な集熱面積を確保し易いため、省エネル
ギー性を向上できる。しかし、液体式の暖房システムで
は、床下の蓄熱コンクリート中に液体が通流する管路を
暖房が必要な床の形状などに応じて配管して埋め込まれ
ているため、床暖房を行う範囲が、液体が通流する管路
が埋め込まれた位置、つまり液体が通流する管路が配管
された位置近傍に限られ、また、室内の空気を暖めるこ
とはほとんどできない。したがって、液体式の暖房シス
テムでは、暖房能力が床暖房に限られ、室内の広範囲に
わたって暖房を行えない。
では、省エネルギー性が低下してしまう場合があり、ま
た、従来の液体式の暖房システムでは、省エネルギー性
を向上できるが、暖房能力が床暖房に限られてしまう。
及び省エネルギー性を向上することにある。
は、太陽熱集熱器と、熱媒加熱手段と、送風機と、2つ
の熱交換器とを備え、送風機及び2つの熱交換器は、建
物の床下に形成された空気流路に設けられ、2つの熱交
換器のうち第1の熱交換器には、太陽熱集熱器で加熱さ
れた第1の液体熱媒が第1の熱媒管路を介して供給さ
れ、第2の熱交換器には、熱媒加熱手段で加熱された第
2の液体熱媒が第2の熱媒管路を介して供給され、送風
機は、室内の空気を吸い込み口から前記空気流路に吸い
込み、第1の熱交換器と第2の熱交換器とを順次通して
吹き出し口から室内に吹き出してなる構成とすることに
より上記課題を解決する。
おいて、太陽熱は、空気よりも集熱効率が高い第1の液
体熱媒に集熱されるため、太陽熱の利用効率を向上でき
る。さらに、暖められた第1の液体熱媒が床下の第1の
熱交換器に送られて第1の熱交換器で送風機からの空気
を暖め、第1の熱交換器で暖められた空気が床下に設け
られた空気流路を通流することにより床暖房が行われる
のに加えて、空気流路を通流する空気が吹き出し口から
室内に吹き出すことで室内を暖房することができるた
め、暖房能力を向上することができる。
熱から集熱した熱量が不足した場合には、熱媒加熱手段
で第2の液体熱媒を加熱して第2の熱交換器に通流させ
る。このとき、送風機側から第1の熱交換器、第2の熱
交換器の順で熱交換器が配設されているため、送風機か
ら吹き出した空気は、まず太陽熱を集熱した第1の液体
の熱で暖められ、次に熱媒加熱手段で暖められた第2の
液体の熱で暖められる。したがって、太陽熱と熱媒加熱
手段とを併用する場合でも、送風機からの空気の加熱に
対する太陽熱の利用効率を向上できるため、省エネルギ
ー性を向上できる。このように、液体集熱−空気暖房式
の暖房システムとし、送風機側から第1の熱交換器、第
2の熱交換器の順で熱交換器を配設することで、暖房シ
ステムの暖房能力及び省エネルギー性を向上できる。
の熱交換器に流れる方向と第1の熱交換器に流れない方
向とに切り換える切換弁を第1の熱媒管路に設け、暖房
運転時、第1の熱媒管路の温度を検出する熱媒管路温度
センサによって検出した温度に応じて切換弁が第1の液
体熱媒の通流方向を切り換える構成とする。このような
構成とすれば、太陽熱を集熱した第1の液体熱媒の温度
が予め設定した暖房が行える温度以上のときに、第1の
液体熱媒を第1の熱交換器へ通流させることができるの
で好ましい。
路の部分は、屋外の空気が通流する外気流路に連結され
ており、この外気流路には、外気の通流及び遮断を行う
扉が設けられている構成とすれば、吸い込み口から吸い
込んだ室内の空気に外気を混合して室内に吹き出すこと
で、室内の換気を行えるので好ましい。
る断熱層とこの断熱層上に打たれたコンクリートからな
る蓄熱コンクリート層とで形成されており、この蓄熱コ
ンクリート層の表面で第2の熱交換器の空気吹き出し側
近傍の部分が断熱材で覆われている構成とすれば、蓄熱
コンクリート層の、第2の熱交換器の空気吹き出し側近
傍部分の温度が他の部分よりも高くなるのを抑えるた
め、蓄熱コンクリート層の温度分布のばらつきを低減で
き、暖房特性をより向上できるので好ましい。
吹き出した空気が衝突する邪魔板を設けた構成とすれ
ば、邪魔板により空気の流れの方向が変わり、床下に広
がる空気流路内に空気を分散させることができ、例えば
平面形状がL字状に形成された建物などでもまんべんな
く床暖房ができるため、暖房効果をさらに向上できるの
で好ましい。
路を分岐し、各第1の熱媒管路及び第2の熱媒管路に連
結された2つの熱交換器及び送風機を複数組み設けれ
ば、2階建て以上の建物や、1つの階の床面積が広い建
物などにおいて、床暖房や室内暖房ができるので好まし
い。
システムの一実施形態について図1及び図5を参照して
説明する。図1は、本発明を適用してなる暖房システム
の概略構成と設置例を示す図である。図2は、ファンコ
イルユニットの概略構成を示す図であり、(a)は側面
図、(b)は正面図、(c)は平面図である。図3は、
建物の床下のファンコイルユニット周囲部分の概略構成
を示す図である。図4は、床下の空気流路に邪魔板を設
置したときの空気流路内の空気の流れを示す図である。
ように、太陽熱集熱器1、液体熱媒の貯槽3、熱媒加熱
手段となる補助ボイラ5、ファンコイルユニット7、第
1熱媒管路9、10、第2熱媒管路11、12、切換弁
となる三方弁13、熱媒ポンプ15、そして制御盤17
などで構成されている。また、本実施形態では、太陽熱
を給湯にも利用するため、給湯システムが併設されてい
る。給湯システムは、水を加熱するための貯湯槽19、
給湯器21、水供給管路23、給湯管路25、貯湯槽用
熱媒管路27、29などで構成されている。
は、図2に示すように、送風機31、ファンモータ3
3、第1熱交換器35、第2熱交換器37などを筐体3
9内に納めたものである。本実施形態のファンコイルユ
ニット7では、シロッコファンや軸流ファンなどからな
る送風機31を2基用いており、2基の送風機31に挟
まれる形でファンモータ33が設置され、ファンモータ
33の両側から突出する回転軸40が2基の送風機31
に各々連結されている。第1熱交換器35と第2熱交換
器37とは、送風機31からの空気の方向に直列に並べ
て配置されており、送風機31側から第1熱交換器3
5、第2熱交換器37の順に設置されている。第1熱交
換器35と第2熱交換器37とは、第1熱交換器35と
第2熱交換器37の各々の上部が、第1熱交換器35と
第2熱交換器37の各々の下部よりも送風機31から吹
き出した空気の流れの下流側に位置するように第1熱交
換器35と第2熱交換器37の各々の空気が通流する面
を傾斜させた状態で設置している。
器37との下側部分は、受け皿42となっており、受け
皿41の側面にはドレン口43が設けられている。筐体
39の送風機31側の側面には吸い込み口45が、第2
熱交換器側には吹き出し口47が形成されている。第1
熱交換器35と第2熱交換器37とは、各々、片側の端
面に第1熱媒管路9と連結するための入口側連結部49
と、第1熱媒管路10と連結するための出口側連結部5
1とを有している。第1熱交換器35、第2熱交換器3
7共に、入口側連結部49が下側に、出口側連結部51
が上側に設けられている。第1熱交換器35と第2熱交
換器37の片側の端面の入口側連結部49と出口側連結
部51との間には、第1熱交換器35と第2熱交換器3
7の熱媒の流路内の空気を抜くためのエア抜きバルブ5
3が各々設けられている。
1に示すように、建物55の床57の下に形成された空
気流路59内に設置されている。空気流路59は、底部
が断熱材、例えばポリスチレンフォームや発泡スチロー
ル、ウレタンフォームなどで形成した断熱層61と、断
熱層61上に打たれたコンクリートで形成された蓄熱コ
ンクリート層63とで形成されている。また、空気流路
59の側壁65は、床57と、断熱層61及び蓄熱コン
クリート層63からなる底部と共に、空気流路59内へ
外気が侵入しないように形成されており、さらに外気の
温度が空気流路59内の空気に影響し難いように側壁6
5は、底部の断熱層61と同じ断熱材で形成されてい
る。なお、空気流路59は、床暖房を行う床57に対応
する床下全体に形成されている。
ート層63上にファンコイルユニット7が設置されてい
る。ファンコイルユニット7の吸い込み口45は、空気
流路59内の建物55の壁67際に他の空気流路59の
部分と区画されて形成された吸い込み口チャンバ69の
側壁71に形成された穴に連結されている。吸い込み口
チャンバ69の上部は、床57に形成した穴にフィルタ
ー付きのがらり73を着脱自在に填め込み、床57に室
内75内の空気の吸い込み口77を形成している。吸い
込み口チャンバ69の1つの側壁のうち、建物55の壁
67側の側壁65には、建物55の壁67を介して屋外
に連通する外気吸い込み流路79が形成されている。外
気吸い込み流路79の屋外側端部には内部にがらりを有
するフード81が、吸い込み口チャンバ69側端部に
は、電動式で開閉可能な扉83が設けられている。吸い
込み口チャンバ69の底面となる蓄熱コンクリート層6
3の表面は、断熱層61と同じ断熱材73で覆われてい
る。なお、外気吸い込み流路79の径は、要求される換
気量によって決定される。
壁の近傍に設置されていない場合で、吸い込み口チャン
バ69が建物の壁際に設置されていない場合には、図4
に示すように、外気吸い込み流路79と吸い込み口チャ
ンバ69との間にダクト80を連結する。一方、ファン
コイルユニット7が、建物の壁の近傍に設置されていな
い場合で、吸い込み口チャンバ69が建物の壁際に設置
されている場合には、吸い込み口チャンバ69の開口と
ファンコイルユニット7の吸い込み口45との間にダク
トを連結する。このときダクトの径は、要求される換気
量によって決定される。
つまり吸い込み口77が設けられている部分、つまりフ
ァンコイルユニット7が設置されている位置に対応する
床57の部分からできるだけ離れた部分に、空気流路5
9を通流した空気が室内75に吹き出すための吹き出し
口87を設け、ファンコイルユニット7から吹き出した
温風が、床暖房を行う床57の部分の床下に形成された
空気流路59にできるだけまんべんなく通流するように
する。吹き出し口87は、部屋の広さなどに応じて1つ
または複数設ける。例えば、図1に示すように、床57
の壁67と対向する壁85近傍部分に吹き出し口87を
形成する。また、空気流路59の蓄熱コンクリート層6
3の表面でファンコイルユニット7の吹き出し口47近
傍、つまり第2熱交換器37の空気が吹き出す側の近傍
部分は、断熱層61を形成した断熱材と同じ断熱材89
によって覆われている。例えば、ファンコイルユニット
7の吹き出し口47直後の1〜2m四方を覆うように、
蓄熱コンクリート層63の表面に略方形状の断熱材を貼
っている。
から吹き出した空気が衝突する位置には、空気の流れ方
向を変えるための邪魔板91が設けられている。邪魔板
91は、図4に示すように、例えば空気流路59の平面
形状が略L字形状で、その一端部にファンコイルユニッ
ト7が設置されている場合、空気流路59が屈曲する部
分に、金属製または木製の板などを約90度に折り曲
げ、平面形状が略L字形状に形成したものを用いる。こ
のとき、平面形状が略L字形状の邪魔板91の頂点がフ
ァンコイルユニット7方向に向くように、空気流路59
が屈曲する部分に邪魔板91を設置する。これによりフ
ァンコイルユニット7から吹き出した空気の動圧は、邪
魔板91に衝突することによって分散されるため、平面
形状が略L字形状の空気流路59、つまり平面形状が略
L字形状の床57の床下に温風を分散させることができ
る。なお、邪魔板91の形状は、空気流路59の形状に
よって選択され、例えば空気流路に煙りを流し、床57
に複数設置された吹き出し口87の各々からの煙の吹き
出し量によって空気の流れの分散状態を確認し、邪魔板
91の形状や設置位置などを調整する。
太陽熱集熱器1に、他端がファンコイルユニット7の第
1熱交換器35の入口側連結部49に連結されている。
第1熱媒管路9には三方弁13が設けられており、三方
弁13で貯湯槽用熱媒管路27が分岐している。第1熱
媒管路10は、一端がファンコイルユニット7の第1熱
交換器35の出口側連結部51に連結されており、他端
が太陽熱集熱器1に連結されている。第1熱媒管路10
には、第1熱媒管路9、10などを通流する液体の熱
媒、例えば水や不凍液などを収容する貯槽3が設けられ
ている。貯槽3は、貯槽3の側壁上部からファンコイル
ユニット7の第1熱交換器35から流出した液体熱媒が
流入し、貯槽3の底部から太陽熱集熱器1に向けて熱媒
が流入する。
れに対して下流側部分に、液体熱媒を循環させるための
熱媒ポンプ15が設けられている。第1熱媒管路9に設
けられた三方弁13で分岐した貯湯槽用熱媒管路27
は、貯湯槽19内に設けられた給湯用熱交換器93の流
路の入口側に連結されている。給湯用熱交換器93の流
路の出口側には、貯湯槽用熱媒管路29の一端が連結さ
れており、貯湯槽用熱媒管路29の他端は、貯槽3の側
壁中央部に挿通されている。
が補助ボイラ5内の燃焼部に設置された加熱用流路95
の液体熱媒、例えば水や不凍液などの出口側に、他端が
ファンコイルユニット7の第2熱交換器37の入口側連
結部49に連結されている。第2熱媒管路12は、一端
がファンコイルユニット7の第2熱交換器37の出口側
連結部51に連結されており、他端が補助ボイラ5内の
燃焼部に設置された加熱用流路95の液体熱媒の入口側
に連結されている。補助ボイラ5内の第2熱媒管路11
部分には、液体熱媒を循環させるためのボイラ内ポンプ
97が設けられている。なお、太陽熱集熱器1と第1熱
交換器35との間を循環する液体熱媒と、補助ボイラ5
と第2熱交換器37との間を循環する液体熱媒は、同じ
ものを用いることもできるし、各々の使用環境に合わせ
て異なる液体熱媒を用いることもできる。
の液体熱媒の温度を検出する高温用温度センサ99が、
第1熱媒管路9の太陽熱集熱器1と三方弁13との間の
部分には、管の表面温度を検出する三方弁制御用温度セ
ンサ101が、ファンコイルユニット7の送風機31の
吸い込み口には、吸い込む空気の温度つまり室内の温度
を検出する床暖房用温度センサ103と低温用温度セン
サ105が設けられている。また、貯湯槽3には、貯湯
槽3内の水の温度を検出すする貯湯槽用温度センサ10
6が設けられている。建物55の室内75の壁67に取
り付けられた制御部17は、補助ボイラ5、三方弁制御
用温度センサ101、床暖用温度センサ103、低温用
温度センサ105、そして貯湯槽用温度センサ106な
どと配線107を介して電気的に接続されており、ま
た、高温用温度センサ99、三方弁13、そして熱媒ポ
ンプ15などとは、配線107、中継ボックス109、
そして配線111を介して電気的に接続されている。
に内部に給湯用熱交換器93を備えており、貯湯槽用熱
媒管路27、29に連結されている。水供給管路23
は、一端が図示していない水道管に、他端が貯湯槽19
の底部に連結されている。水道供給管23には、貯湯槽
19への水の供給を制御する弁113、115が設けら
れている。また、貯湯槽19の底部には、貯湯槽19な
いの水を排出するための排出弁117が設けられた排出
管路119が連結されている。給湯管路25は、一端が
貯湯槽3の上部に連結されており、他端が建物55内
の、例えば風呂場や台所、洗面所などに設けられた給湯
用蛇口121に連結されている。給湯管路25には、給
湯器21が設けられており、給湯器21は、太陽熱を集
熱した液体熱媒の熱で加熱された貯湯槽19内の水の温
度が要求された温度になっていない場合、要求された温
度になるように水を加熱し給湯を行う。給湯管路25の
貯湯槽3と給湯器21との間の部分には、安全弁123
が設けられており、安全弁123で、安全弁が作動した
ときに液体熱媒を排出するための排出管路125が分岐
している。
発明の特徴部について説明する。なお、各図において、
破線の矢印や液体熱媒の流れを示し、実線の矢印は空気
の流れを示す。
設定され、床暖房用温度センサ103で検出した室内温
度が設定された温度以下であると、送風機31が駆動さ
れて暖房運転が開始される。このとき、暖房運転のため
の液体熱媒の加熱に太陽熱を利用するか、補助ボイラを
用いるかが判断される。すなわち、制御盤17は、高温
用温度センサ99で太陽熱集熱器1内の液体熱媒の温度
を検出し、また、低温用温度センサ105で室内の温度
を検出する。高温用温度センサ99と低温用温度センサ
105とで検出された温度の差、つまり液体熱媒と室温
の温度差が太陽熱を利用した運転を行うために予め設定
された値以上であると、熱媒ポンプ15を駆動して太陽
熱集熱器1を通る液体熱媒の循環を開始する。
センサ101が太陽熱集熱器1から第1熱媒管路9に流
入した液体熱媒の温度を第1熱媒管路9の表面温度とし
て検出し、第1熱媒管路9を通流する液体熱媒の温度が
暖房可能な温度以上になり、これに応じて三方弁制御用
温度センサ101で検出した第1熱媒管路9の表面温度
が予め設定した温度以上であると、三方弁13を切り換
え、太陽熱集熱器1からの液体熱媒が第1熱媒管路9へ
流れてファンコイルユニット7に向かうようにする。な
お、第1熱媒管路9の表面温度が予め設定した温度未満
の場合には、液体熱媒が貯湯槽用熱媒管路27へ流れて
貯湯槽3に向かうように三方弁13を切り換え、給湯に
太陽熱を利用するようにし、暖房運転は、補助ボイラ5
による液体熱媒の加熱のみで行われる。
陽熱を利用した運転を行うために予め設定された値以上
であり、第1熱媒管路9の表面温度が予め設定した温度
以上であると、熱媒ポンプ15を駆動し、液体熱媒を太
陽熱集熱器1とファンコイルユニット7の第1熱交換器
35との間で循環させる。このとき、ファンコイルユニ
ット7の送風機31の駆動により、床57の吸い込み口
77から吸い込み口チャンバ69そしてファンコイルユ
ニット7に流入した室内75内の空気は、ファンコイル
ユニット7の第1熱交換器35で暖められ、、ファンコ
イルユニット7から空気流路59内に吹き出される。そ
して、空気流路59内を流れる暖められた空気つまり温
風の熱は、床57を暖めて床暖房を行う共に、蓄熱コン
クリート層65に蓄熱される。
した温風の温度が最も高いファンコイルユニット7直後
の蓄熱コンクリート層65の表面には断熱材89が設け
られているため、蓄熱コンクリート層65の蓄熱量、つ
まり蓄熱コンクリート層65の温度分布のばらつきを低
減できる。さらに、空気流路59内を通流した温風は、
床57の吹き出し口87から吹き出し、室内75内を循
環して室内75を暖めて暖房を行い、再び床57の吸い
込み口77から吸い込まれる。
度差が太陽熱の利用を停止するために予め設定された値
以下になると、熱媒ポンプ15を停止し、液体熱媒の太
陽熱集熱器1とファンコイルユニット7の第1熱交換器
35との間での循環を止め、補助ボイラ5を駆動して補
助ボイラ5とファンコイルユニット7の第2熱交換器3
7との間で液体熱媒を循環させ、第2熱交換器37のみ
で空気を加熱して暖房を行う。また、制御盤17は、所
定時間経過しても床暖房用温度センサ103で検出した
室内温度が上昇しないとき、つまり太陽熱集熱器1から
流出する液体熱媒の温度が暖房可能な温度として設定さ
れた温度以上になっているが、要求される室内温度や外
気温度などの条件により太陽熱集熱器1で液体熱媒に集
熱した熱量では十分な暖房能力を得られないとき、太陽
熱の集熱と並行して補助ボイラ5を駆動し、補助ボイラ
5とファンコイルユニット7の第2熱交換器37との間
で液体熱媒を循環させる。これにより、ファンコイルユ
ニット7の送風機31から吹き出した空気は、まず第1
熱交換器35で太陽熱を集熱した液体熱媒の熱で暖めら
れ、次に第2熱交換器37で補助ボイラ5で加熱された
液体熱媒の熱で不足した熱量を補うように暖められ、空
気流路59に吹き出される。
17で換気運転を設定することなどで、外気吸い込み流
路79に設けられた扉83を開けることにより、吸い込
み口チャンバ69で室内からの空気と外気とが混合し、
ファンコイルユニット7で暖めて室内75に循環させる
ことができる。また、外気温が低い場合などは、外気吸
い込み流路79に設けられた扉83を閉めれば、外気の
流入を防ぐことにより、循環させる空気の温度低下を防
ぎ、暖房効率を向上することができる。
度が要求された温度以上になった場合には、制御盤17
は、ファンコイルユニット7の送風機31を停止し、室
温の上昇を抑える。さらに、三方弁13を切り換え、太
陽熱集熱器1で加熱された液体熱媒を給湯用熱交換器9
3に通流させる。このため、太陽熱は、貯湯槽3内の水
の加熱に用いられる。したがって、暖房運転が設定され
ていても、暖房の必要がない季節になり、室温が設定温
度以上になれば、自動的に太陽熱が給湯に用いられるこ
ととなる。
には、制御盤17で、暖房運転を解除し、換気運転のみ
を選択すれば、液体熱媒が貯湯槽用熱媒管路27へ流れ
て貯湯槽3に向かうように三方弁13が切り換わり、外
気吸い込み流路79に設けられた扉83を開けた状態で
ファンコイルユニット7の送風機31が駆動されること
により、外気を室内75に循環させて、室内75の換気
のみが行える。このとき、太陽熱は専ら給湯に用いられ
る。なお、太陽熱を利用して給湯を行う場合には、高温
用温度センサ99と貯湯槽用温度センサ106とで検出
された温度の差、つまり液体熱媒と貯湯槽3内の水の温
度との温度差が太陽熱を利用した運転を行うために予め
設定された値以上であると、太陽熱を利用した暖房運転
の場合と同様に、熱媒ポンプ15を駆動して太陽熱集熱
器1を通る液体熱媒の循環を開始する。また、これらの
温度差が太陽熱の利用を停止するために予め設定された
値以下であると、熱媒ポンプ15を停止する。
ろう時期の2週間から1ヶ月前くらいに太陽熱利用のみ
による暖房運転を設定しておくと、高温用温度センサ9
9で検出した太陽熱集熱器1から流出する液体熱媒の温
度と、床暖用温度センサ103で検出した送風機31の
吸い込み口での空気の温度との温度差が予め設定した温
度差の値以上になったら、暖房運転を行うようになって
いる。これにより、昼間、太陽熱を液体熱媒及び空気を
介して蓄熱コンクリート層65に蓄熱することができ、
この蓄熱コンクリート層65に蓄熱された熱で、気温が
低下する夜間に室温が低下するのを抑えることができ
る。
は、太陽熱集熱器1において、太陽熱は、空気よりも集
熱効率が高い液体熱媒に集熱されるため、太陽熱の利用
効率を向上できる。さらに、暖められた液体熱媒がファ
ンコイルユニット7の第1熱交換器35に送られて第1
熱交換器35で送風機31が吹き出した空気を暖め、第
1熱交換器35で暖められた空気が床57の下に設けら
れた空気流路59を通流することにより床暖房が行われ
る。加えて、空気流路59を通流する空気が床57の吹
き出し口87から室内に吹き出されることで室内75を
暖房する。したがって、床暖房と室内暖房の両方が行え
るので暖房能力を向上できる。加えて、要求された暖房
温度に対して太陽熱から集熱した熱量が不足した場合に
は、補助ボイラ5で液体熱媒を加熱して第2熱交換器3
7に通流させる。
35、第2熱交換器37の順で配設されているため、送
風機31から吹き出した空気は、まず第1熱交換器35
により、太陽熱集熱器1で太陽熱を集熱した液体熱媒の
熱で暖められ、次に第2熱交換器37により、補助ボイ
ラ5で暖められた液体熱媒の熱で暖められる。したがっ
て、太陽熱と補助ボイラ5による加熱とを併用する場
合、送風機31から吹き出した空気は、まず第1熱交換
器35で加熱され、その後、不足した熱量を補うように
第2熱交換器37で加熱され、送風機31から吹き出し
た空気の加熱に対する太陽熱の利用効率を向上できるた
め、省エネルギー性を向上できる。すなわち、液体集熱
−空気暖房式の暖房システムとし、送風機31側から第
1熱交換器35、第2熱交換器37の順で配設すること
により、暖房システムの暖房能力及び省エネルギー性を
向上できる。
太陽熱集熱器1からの液体熱媒の通流方向を第1熱交換
器に流れる方向と第1熱交換器に流れない方向、つまり
貯湯槽3方向とに切り換える切換弁である三方弁13を
第1熱媒管路9に設け、暖房運転時、第1熱媒管路9の
温度を検出する熱媒管路温度センサ101によって検出
した温度に応じて三方弁13が液体熱媒の通流方向を切
り換えている。これにより、太陽熱を集熱した液体熱媒
の温度が、予め設定された温度、つまり暖房可能な温度
以下のときに液体熱媒を貯湯槽3へ通流させることによ
り、太陽熱を有効利用し省エネルギー性をより向上でき
る。
1との間の空気流路59の部分、つまり吸い込み口チャ
ンバ69は、屋外の空気が通流する外気吸い込み流路7
9に連結されており、この外気吸い込み流路79には、
外気の通流及び遮断を行う扉83が設けられている構成
とすれば、床57の吸い込み口77から吸い込んだ室内
75の空気に外気を混合させて室内75の換気を行うこ
とができる。
らなる断熱層61と断熱層61上に打たれたコンクリー
トからなる蓄熱コンクリート層65とで形成されてお
り、この蓄熱コンクリート層65の表面の第2熱交換器
の空気吹き出し側近傍部分が断熱材89で覆われてい
る。このため、ファンコイルユニット7から吹き出した
直後の最高温度の温風により、ファンコイルユニット7
の吹き出し口近傍の蓄熱コンクリート層65の蓄熱を抑
え、空気流路59の蓄熱コンクリート層65の温度分布
のばらつきを低減できる。
ニット7から吹き出した温風が衝突する邪魔板87を設
けているため、邪魔板87により温風の流れの方向が変
わり、床下に広がる空気流路59内に空気を分散させる
ことができる。したがって、空気流路59が形成された
位置に対応する床57全体をまんべんなく床暖房するこ
とができ、暖房能力をさらに向上できる。
太陽熱の集熱に単位体積あたりの熱容量が大きい液体熱
媒を用いているため、空気式の暖房システムに比べ、太
陽熱を集熱した熱媒を通流させるための流路は、小さな
径で済み、曲げ加工などが容易に行える径の銅管などを
用いることができる。これにより、配管工事が容易にな
り、また、配管工事のコストを削減することができる。
また、空気式の暖房システムに比べ、建物の設計や配管
に対する制限を低減できる。
液体熱媒を用いているため、空気式の暖房システムに比
べ、熱交換効率が良く、所望の熱容量に対して設置する
太陽熱集熱器1を小さくできる。太陽熱集熱器1の設置
場所は、太陽光が当たる場所で有ればどのような場所に
設置しても構わないが、スペースの有効利用の面では、
建物の屋根や屋上などに設置するのが一般的である。こ
のとき、建物によって屋根や屋上の広さに制限があるた
め、空気式の暖房システムでは、要求される暖房能力に
対して十分な面積を有する太陽熱集熱器を形成または設
置することができない場合があり、省エネルギー性を損
なう場合がある。しかし、本実施形態の暖房システムで
あれば、空気式の暖房システムに比べて太陽熱集熱器1
を小型化できるため、建物の屋根や屋上に設置する場合
でも要求される暖房能力に対して十分な面積を有する太
陽熱集熱器を形成または設置することができる。
数枚の太陽熱集熱器1を設置する場合、並列及び直列に
自由に複数枚の太陽熱集熱器1を連結することができ
る。例えば、6枚の太陽熱集熱器1を設置する必要があ
る場合、3枚の太陽熱集熱器1を各々の太陽熱集熱器1
の長辺側の側面で、液体熱媒の流路が直列になるように
連結し、この直列に連結した3枚の太陽熱集熱器1の組
み2組を各々の太陽熱集熱器1の短辺側の側面で、液体
熱媒の流路が並列に連結する。これにより、棟から軒ま
での長さに対して横幅が狭いような屋根などでも、太陽
熱集熱器の設置が可能となる。このように、建物の屋根
や屋上の広さや形に合わせた太陽熱集熱器1の設置がで
きる。なお、太陽熱集熱器1を直列に連結する枚数は、
太陽熱集熱器1内の流路を通流する液体熱媒の流速が、
液体熱媒への太陽熱の集熱効率つまり熱交換効率が低下
しないような流速にならないように選択している。
熱集熱器から床下に空気を搬送し、さらに床下の空気流
路内にこの空気を通流させる必要があるため、比較的大
型の送風機が必要であり、送風機による騒音の問題が生
じる場合がある。しかし、本実施形態では、太陽熱集熱
器から床下への熱の搬送は、液体熱媒を熱媒ポンプで送
液することで行われ、また、送風機31は、床下の空気
流路59内に空気を通流させることができる能力が有れ
ばよい。したがって、送風機に比べて送液ポンプは音が
小さい上、送風機も空気式の暖房システムに比べて容量
の小さなものを用いることができるため、暖房システム
運転時の騒音を低減することができる。
媒が通流する管路を配管し、その管路を覆うようにコン
クリートを打つといった工事が必要であるが、本実施形
態の暖房システムでは、床下に空気流路59を形成し、
その空気流路59にファンコイルユニット7などを設置
すればよいので、暖房システムの施工やメンテナンスが
容易になる。さらに、液体式の暖房システムでは、床下
の液体熱媒の流路が1つであるため、太陽熱で加熱した
液体熱媒とボイラで加熱した液体熱媒とを同時に用いる
ことはできないが、本実施形態の暖房システムでは、太
陽熱集熱器1と補助ボイラ5に対応する2つの熱交換器
35、37を備えているため、太陽熱とボイラ加熱とを
併用でき、省エネルギー性を一層向上できる。
に代えて小型の冷温水発生装置を接続すれば、冬は冷温
水発生装置が補助ボイラ5と同様に機能し、太陽熱と温
水により暖房を行える。加えて、夏は冷水を冷温水発生
装置とファンコイルユニット7の第2熱交換器37との
間で循環させ、第2熱交換器37で空気を20℃〜23
℃程度に冷やして床下の空気流路59に通流させて輻射
冷房を行うことができる。また、熱媒加熱手段として補
助ボイラ5に代えて燃料電池を接続すれば、冬は、燃料
電池で発電を行いながらこのときに発生する燃料電池の
熱で液体熱媒を加熱して暖房に用いることができ、夏は
燃料電池で発電を行いながらこのときに発生する燃料電
池の熱で貯湯槽3内の水を加熱することができる。
ルユニット7を設置しているが、床面積や建物の階数に
応じて複数のファンコイルユニット7を設置することも
できる。このとき、例えば2階建ての建物55の各階層
の床57a、57bで床暖房を行い、室内75a、75
bで室内暖房を行う場合には、図5に示すように、各階
層の床下の空気流路59a、59bに各々ファンコイル
ユニット7a、7bを設置する。さらに、第1熱媒管路
9を第1熱媒管路9a、9bに、第1熱媒管路10を第
1熱媒管路10a、10bに、第2熱媒管路11を第2
熱媒管路11a、11bに、第2熱媒管路12を第2熱
媒管路12a、12bに分岐し、第1熱媒管路9a、1
0aと第2熱媒管路11a、12aとをファンコイルユ
ニット7aに、第1熱媒管路9b、10bと第2熱媒管
路11b、12bとをファンコイルユニット7bに各々
連結する。
2の熱媒管路11、12を分岐し、各第1熱媒管路9
a、10a、9b、10b及び第2熱媒管路11a、1
2a、11b、12bに連結された2つの熱交換器3
5、37及び送風機31を複数組み、つまり複数のファ
ンコイルユニット7a、7b設ければ、2階建て以上の
建物や、1つの階の床面積が広い建物などにおいて、床
暖房や室内暖房ができる。
び吹き出し口87は床57の対向する壁67、85近傍
部分に形成したが、吸い込み口と吹き出し口は、空気流
路59を空気がまんべんなく通流する位置関係で有れ
ば、様々な床57の位置に形成でき、床以外の場所に形
成することもできる。さらに、本実施形態では、室内温
度を検出するための床暖房用温度センサ103をファン
コイルユニット7の送風機31の吸い込み口に設けてい
るが、室内温度を検出するための温度センサは、室内の
温度を検出することができれば、制御盤17や制御盤1
7に指令信号を送信する運転制御用のリモコンなどに内
蔵することもできる。
に給湯システムと組み合わせて用いる場合に限らず、単
独で用いることもできる。
力及び省エネルギー性を向上できる。
態の概略構成と設置例及び動作を示す図である。
態のファンコイルユニットの概略構成を示す図であり、
(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は平面図であ
る。
概略構成を示す図である。
流路内の空気の流れを示す図である。
を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 太陽熱集熱器と、熱媒加熱手段と、送風
機と、2つの熱交換器とを備え、前記送風機及び前記2
つの熱交換器は、建物の床下に形成された空気流路に設
けられ、前記2つの熱交換器のうち第1の熱交換器に
は、前記太陽熱集熱器で加熱された第1の液体熱媒が第
1の熱媒管路を介して供給され、第2の熱交換器には、
前記熱媒加熱手段で加熱された第2の液体熱媒が第2の
熱媒管路を介して供給され、前記送風機は、室内の空気
を吸い込み口から前記空気流路に吸い込み、前記第1の
熱交換器と前記第2の熱交換器とを順次通して吹き出し
口から室内に吹き出してなる暖房システム。 - 【請求項2】 前記第1の液体熱媒の通流方向を前記第
1の熱交換器に流れる方向と前記第1の熱交換器に流れ
ない方向とに切り換える切換弁を前記第1の熱媒管路に
設け、暖房運転時、前記第1の熱媒管路の温度を検出す
る熱媒管路温度センサによって検出した温度に応じて前
記切換弁が前記第1の液体熱媒の通流方向を切り換えて
なることを特徴とする請求項1に記載の暖房システム。 - 【請求項3】 前記吸い込み口と前記送風機との間の前
記空気流路の部分は、屋外の空気が通流する外気流路に
連結されており、該外気流路には、外気の通流及び遮断
を行う扉が設けられていることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の暖房システム。 - 【請求項4】 前記空気流路の底部が、断熱材からなる
断熱層と該断熱層上に打たれたコンクリートからなる蓄
熱コンクリート層とで形成されており、該蓄熱コンクリ
ート層の表面で前記第2の熱交換器の空気吹き出し側近
傍の部分が断熱材で覆われていることを特徴とする請求
項1乃至3のいずれか1項に記載の暖房システム。 - 【請求項5】 前記空気流路内に、前記第2の熱交換器
から吹き出した空気が衝突する邪魔板を設けたことを特
徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の暖房シ
ステム。 - 【請求項6】 前記第1の熱媒管路及び前記第2の熱媒
管路を分岐し、前記各第1の熱媒管路及び前記第2の熱
媒管路に連結された前記2つの熱交換器及び前記送風機
を複数組み設けたことを特徴とする請求項1乃至5のい
ずれか1項に記載の暖房システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001216963A JP3909405B2 (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | 暖房システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001216963A JP3909405B2 (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | 暖房システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003028445A true JP2003028445A (ja) | 2003-01-29 |
JP3909405B2 JP3909405B2 (ja) | 2007-04-25 |
Family
ID=19051366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001216963A Expired - Lifetime JP3909405B2 (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | 暖房システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3909405B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012515321A (ja) * | 2009-01-18 | 2012-07-05 | ティギ エルティーディ. | 太陽熱収集システム |
CN110145782A (zh) * | 2019-05-08 | 2019-08-20 | 桂林电子科技大学 | 一种地暖复合低温余热驱动中空纤维膜加热加湿系统 |
-
2001
- 2001-07-17 JP JP2001216963A patent/JP3909405B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012515321A (ja) * | 2009-01-18 | 2012-07-05 | ティギ エルティーディ. | 太陽熱収集システム |
CN110145782A (zh) * | 2019-05-08 | 2019-08-20 | 桂林电子科技大学 | 一种地暖复合低温余热驱动中空纤维膜加热加湿系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3909405B2 (ja) | 2007-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100943356B1 (ko) | 사계절 환기형 냉난방 설비 | |
JP2023535739A (ja) | 建物の内部空間を空調するためのシステム | |
JP2004177052A (ja) | 床埋込形空調ユニット | |
US20050167080A1 (en) | Environmental air treatment system | |
JPH0670528B2 (ja) | ソーラーシステムハウス | |
CN101182950A (zh) | 建筑物系统 | |
JP2010014296A (ja) | 空調システム及びユニット建物 | |
JPH08189102A (ja) | 家屋の空調方法および空調装置を備えた家屋 | |
JP4873227B2 (ja) | ヒートポンプ式給湯装置 | |
JP2003028445A (ja) | 暖房システム | |
KR20180107494A (ko) | 통합 세대 환기장치 | |
CN109059141A (zh) | 地面调温与新风温度调节除湿联动的室内气候调节系统 | |
EA031931B1 (ru) | Установка для кондиционирования воздуха в здании | |
JPH11182893A (ja) | 住宅空調装置 | |
JPH09324933A (ja) | 蓄熱式冷暖房装置 | |
JP4980482B1 (ja) | 空調システム及び建物 | |
JP3069517B2 (ja) | 換気システムの加温ユニット | |
WO2004061375A1 (en) | Environmental air treatment system | |
JPH0555781B2 (ja) | ||
KR200363829Y1 (ko) | 팬코일유니트 연결 보일러일체형 냉난방 시스템 | |
JPH10266351A (ja) | 空調換気システムと、この空調換気システムが取り付けられたユニット建物および住宅 | |
JPH05340599A (ja) | 住宅における空調装置 | |
JP2004177050A (ja) | 床埋込形エアコン | |
US1951997A (en) | Air conditioning system | |
JP3120304B2 (ja) | 建築物における空調装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040722 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060605 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060620 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060821 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070109 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3909405 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120202 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140202 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |