JP2003026564A - 繊維を含有する起泡性美容クリーム - Google Patents

繊維を含有する起泡性美容クリーム

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JP2003026564A
JP2003026564A JP2002129209A JP2002129209A JP2003026564A JP 2003026564 A JP2003026564 A JP 2003026564A JP 2002129209 A JP2002129209 A JP 2002129209A JP 2002129209 A JP2002129209 A JP 2002129209A JP 2003026564 A JP2003026564 A JP 2003026564A
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カロル・ギラマン
Valerie Hurel
ヴァレリー・ユレル
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LOreal SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも45℃までは優れた物理的安定性
を有する、濯ぎ落とし可能な起泡性組成物、特に皮膚、
頭皮、及び/または髪の清浄化のための、またはメイク
アップ除去のための製品としてのこの組成物の使用を提
供する。 【解決手段】 水性媒体中に、繊維及び界面活性剤系を
含有する局所適用のための起泡性組成物を調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、局所適用のための
クリームを成し、繊維及び特定の界面活性剤系を含有
し、更に少なくとも45℃までは優れた物理的安定性を
有する濯ぎ落とし可能な起泡性組成物、並びに化粧品ま
たは皮膚科分野におけるその使用、特に皮膚、頭皮、及
び/または髪の清浄化のための、またはメイクアップ除
去のための製品としての使用に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚の清浄化は、顔の手入れのために非
常に重要である。これは、脂性残留物、例えば過剰な皮
脂、日々使用される化粧品及びメイクアップ製品、特に
耐水性の「ウォータープルーフ」製品の残留物が、皮膚
のひだに蓄積し、皮膚の毛穴に詰まって吹き出物の出現
を引き起こしうるため、出来る限り有効でなくてはなら
ない。
【0003】ヒトの皮膚のための清浄化製品の、皮膚の
清浄化及びさらに化粧品品質を改善するため、これらの
清浄化製品中に、該製品の滑らかさ及びテクスチャーを
も改善することのできる装入物であって、研磨剤または
剥離剤である場合に皮膚から死亡細胞を除去するその能
力によって清浄化効果を完全にすることのできる装入物
を導入することが知られている。これらの装入物の他
に、研磨剤としての繊維の使用または清浄化製品中に存
在する研磨剤の研磨作用の向上のための繊維の使用が試
みられている。このように、文献JP-A-61-779
07及びJP-A-9-20647には、清浄化製品であ
って、これら製品の洗浄及び研磨作用を向上させるため
繊維を含有する清浄化製品が記載されており、文献EP
-A-336900には、研磨剤としてポリエステル繊維
を含有する清浄化組成物が記載されている。
【0004】しかしながら、清浄化組成物中への繊維の
導入は、繊維が、非常に低率の場合でも組成物の化粧品
品質及び粘度の変性に寄与しうるという問題を含んでい
る。このように、化粧品品質の変性は、その調製方法が
加熱工程を含む際に起こりうる組成物の黄変によって、
臭気の発生によって、または該組成物の外観に滑らかさ
が減ぜられることによって証明される。更に、繊維はこ
れらの組成物の物理化学的安定性に有害な変化を引き起
こしうる。しかしながら、このタイプの製品が広範な温
度に亘って安定なことは必須である。実際、その使用期
間の間に、該製品は天候、貯蔵、及び/または移動の状
況によって、最低でも−20℃乃至45℃の範囲の温度
に曝されうる。例えば、日光の下に、すなわち容易に5
0℃に達する温度下に長時間おかれる恐れのある自動車
で輸送される製品が、安定性を維持することが必要であ
る。また、これらの清浄化製品は、その輸送及びその保
存に問題を呈することなく暑い国々において使用できる
ことが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、環境温度
よりも高い温度、例えば少なくとも45℃においてさえ
も安定であり、かなりの繊維割合を有してさえも安定性
を維持し、優れた起泡性能及び優れた化粧品品質を保持
する、繊維を含有する清浄化組成物が依然求められてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、出願人
は、特定の界面活性剤系を有する起泡性組成物中に、か
なりの量の繊維(例えば5%より多量の繊維)を導入し
ても、一方では優れた化粧品特性、優れた起泡性品質、
均一な広がり及び物理化学的安定性(経時的及び様々な
温度における)を維持することが可能であり、こうした
ことが様々な種類の繊維を用いて可能であることを見い
だした。更に、本発明による繊維を含有する組成物は、
よりてかりのないその外観によって従来の起泡性クリー
ムとは区別される。
【0007】
【発明の実施の形態】使用される界面活性剤系は、前記
組成物が30℃より高温に加熱された際に直接(direc
t)または立方六方晶タイプの少なくとも一のパラ結晶
相が現れ、このパラ結晶相が少なくとも45℃までは維
持されるようなものである。
【0008】得られる組成物は、起泡性クリームの形態
である。「起泡性クリーム」とは、ここでは、しばしば
チューブに入れて市販され、一般的に界面活性剤の混合
物を含有する水性媒体から形成される、不透明な、粘性
組成物を意味すると理解される。
【0009】必要とされる安定性を得るためには、形成
されるパラ結晶相(または液晶相)が直接六方晶相タイ
プであることが好ましい。パラ結晶相が環境温度にて存
在することは必要ではないが、温度が30℃乃至45℃
を越えれば現れることは必須である。
【0010】このように、本出願の一つの主題は、水性
媒体中に繊維と、温度が30℃より高温に上昇した際に
直接六方晶及び/または立方タイプの少なくとも一のパ
ラ結晶相が出現し、またこのパラ結晶相が少なくとも4
5℃までは存在し続けるような界面活性剤系とを含有す
る、局所適用向けの起泡性組成物である。
【0011】「局所適用」は、ここではケラチン物質へ
の外用を意味し、「ケラチン物質」は特に皮膚、頭皮、
睫、眉毛、爪、及び粘膜を意味するものと理解される。
【0012】本発明による局所適用を企図する組成物
は、生理学的に許容される媒体、すなわち、頭皮を含む
皮膚、爪、粘膜、目、及び髪、または身体の他のあらゆ
る皮膚領域などの全てのケラチン物質に適合性の媒体を
含む。これには特に、化粧品または皮膚科用組成物を形
成しうる。
【0013】本発明の繊維を含有する組成物は、優れた
起泡特性を有するのみならず、優れた化粧品特性:適用
時の快適性、広がりやすく滑らかなテクスチャーをも有
する。
【0014】+30℃より高温にて存在するパラ結晶相
は、直接または立方六方晶タイプであってよく、または
これら二つの相の混合物またはこれらの相のうち一つも
しくはこれら二つの相の、ラメラタイプの相との混合物
であってよい。パラ結晶相は、好ましくは少なくとも一
の直接六方晶相をを含む。
【0015】本願においては、ラメラ相、直接六方晶
相、及び立方晶相なる語は、当業者によって従来より用
いられる意味を有することとする。
【0016】したがって、ラメラ相(EKWALLによる相
D、Advances in Liquid Crystals, vol. 1, page 1-14
3, Acad. Press, 1975, Ed. G. H. Brownを参照のこ
と)は、面対称性を有する液晶相の意味であって、平行
に並び、一般的には水である液体媒体によって分離され
た、多数の両親媒性二重層を含むものであると理解され
る。
【0017】直接六方晶相(EKWALLによる相F、Advanc
es in Liquid Crystals, vol. 1, page 1-143, Acad. P
ress, 1975, Ed. G. H. Brownを参照のこと)は、両親
媒性分子からなり、一般的には水である液体媒体によっ
て分離された、平行な円筒の六方配列に相当する液晶相
を意味するものであると理解される。直接六方晶相にお
いては、連続な媒体は水性である。
【0018】立方晶相は、近接する別個の親水性及び親
油性領域中に双極方式で組織され、熱力学的に安定な立
方対称性を有する三次元系を形成する相を意味するもの
と理解される。こうした組織は、特に「La Recherche」
(Research), Vol. 23, pp.306-315, March 1992及び
「Lipid Technology」, Vol. 2, No. 2, pp. 42-45,Apr
il 1990に記載されている。親水性及び親油性の領域の
配列により、立方晶相は正常(normal)または逆(reve
rse)のタイプと呼称される。本発明により使用される
立方晶相なる語は、むろん、様々なタイプの立方晶相を
包括するものである。
【0019】これらの相のより正確な記載は、Revue Fr
ancais des Corps Gras (French Review of Fats), No
2., February 1969, pages 87 to 111, (Lachampt and
Vila, "Textures des phases paracristallines"(Textu
res of paracrystalline phases))に見出される。
【0020】クリームの構成相を同定するためには、様
々な技術、特に(1)小角及び大角のX線回折による測
定及び(2)偏光中における光学顕微鏡による観察を使
用することが可能である。
【0021】(X線回折技術)X線回折技術は、特に試
料中におけるパラ結晶相の組織を示すために最も適切な
技術の一つとして知られている。X線回折測定は、Cuの
対陰極を有するInel管及び対称伝送中に固定した直線状
集束チャンバを取り付けたSigma 2060 CGR generatorを
利用して実行することができる。試料は、MylarまたはC
aptonのウィンドウで密閉され、温度制御された試料ホ
ルダーに設置された測定セルに、環境温度にて導入され
る。
【0022】波長e=1.54オングストローム(銅K
a線)で得られる回折スペクトルを、Molecular Dynami
cs Phosphor Imager PSI laser scanning moduleによっ
て走査される燐で光刺激可能なスクリーンを利用して記
録する。 検出器/試料距離は、133mmに制御され、
これによりおよそ3乃至110オングストロームの格子
距離に接近できる。該スペクトルは、様々な固定温度に
て記録される。
【0023】この技術を用いれば、パラ結晶相は、小回
折角にて、Bragg反射による一連の多数の細かい線の存
在によって特徴付けられるが、前記線はd1、d2、
…、dnの距離に相当し、ここで距離の比d1/d1、
d1/d2、…、d1/dnは各相タイプの特徴であ
り、これは例えば「La structures des colloides d'as
sociation, I. Les phases liquides crystallines des
systemes amphiphile-eau」(The structure of associ
ative colloids. I. Liquid crystal phases of amphip
hile/water systems), V. Luzzati, H. Mustachi, A. S
koulios and F. Husson, Acta Cryst. (1960), 13, 660
-667またはBiochimica et Biophysica Acta(1990), 103
1, p. 1 to 69, of J. M. Seddonに示されるとおりであ
る。このように、ラメラ構造の相について、特に一般的
にLaによって示され、ニート相とも呼称される流動ラメ
ラタイプのパラ結晶相について、距離の比は、1、2、
3、4、…である。一般的にH1またはEによって示さ
れ、ミドル相とも呼称される直接六方タイプのパラ結晶
相については、距離の比は1、v3、2、v7、…であ
る。大回折角ではパラ結晶相は4.5オングストローム
のオーダーの距離に中央バンドを有する一方で、結晶相
は細い線になる。
【0024】(光学顕微鏡による観察)偏光中における
光学顕微鏡による観察も同様にパラ結晶相の同定に貢献
するが、特にX線回折によって観察される線の数が、存
在するパラ結晶相の性質をあいまいな点なしに確立する
ためには不十分な場合に貢献する。
【0025】偏光中における光学顕微鏡観察は、例え
ば、倍率10の対物レンズ、交差偏波システム、及び加
熱プレート(METTLER FP80/FP82)を取り付けたLABORLU
X S(LEITZ)顕微鏡を利用して実行される。試料は、顕微
鏡スライドとカバーガラスの間に置かれ、第二のスライ
ドによって覆われ、パラフィルムジョイントの仲介によ
り全体が密閉される。観察は、様々な固定温度にて、ま
たは環境温度とおよそ95℃との間の2℃/分の温度走
査によって、実行される。
【0026】例えば、等方性ミセル溶液が非副屈折性で
あり、立方タイプのパラ結晶相が同様に非副屈折性であ
り、また流動ラメラタイプの直接または逆の六方パラ結
晶相が、偏光中において、例えば「Textures des phase
s paracrystallines rencontrees dans les diagrammes
d'equilibres: agents de surface, lipides, eau」(T
extures of paracrystalline phases found in equibri
um diagrams: surfaceagents, lipids and water), F.
Lachampt and R. M. Vila, Revue Francaisedes corps
gras (1969), 2, 87-111に、または「The aqueous phas
e behavior of surfactants」, Robert G. Laughlin, A
cademic press, (1996), p. 521-546に記載されている
ような様々な特徴的構造を示すことが知られている。
【0027】更に、本発明による組成物は、様々な程度
に流動性であるクリームを形成するが、その係数|G*
|は、温度25℃にて、10-2乃至10Hzの範囲の周波
数について102乃至105Paの範囲の値及び10°乃至
45°の範囲の損失角aを有してよい。
【0028】|G*|及びaは、「An introduction to
rheology」by H. A. BARNES, J. F.HUTTON, K. WALTER
S, pages 46 to 54, (Ed. Elsevier-1989)に説明がある
ように、粘弾性流動体の物理特性を測定するために使用
される粘弾性パラメーターである。
【0029】|G*|は複素係数G*の係数であり、aは
損失角である。G’及びG”はG*の成分である:G*
G’+iG”。G’及びG”はそれぞれ貯蔵係数及び損
失係数であり、iは(−1)1/2に等しい。複素係数の
成分G’及びG”は、正弦応力(振動応力)と正弦ひず
み(振動ひずみ)との間の関係から得られる。
【0030】|G*|及びaのレオロジー測定は、一般
的にHaake RS150 rheometerを使用し、温度25℃に
て、円錐−平面の幾何学的形状の体尺測定により行われ
るが、円錐の直径及び平面の直径は60mmであり、円錐
の角は2°であり、円錐と平面との空隙は0.1mmであ
る。。
【0031】力学的粘弾性測定(振動測定)を行うため
には、試料に、増大する振幅及び一定の周波数の正弦応
力を与えることによって直線状粘弾性領域をまず決定す
る。直線状粘弾性領域の限界を決定するためには、応力
の振幅またはひずみの振幅関数として係数が報告され
る。直線状の粘弾性領域を同定した後、直線状粘弾性領
域中に位置する一定のひずみ値について、また様々な周
波数において、力学的測定が行われる。Haake RS150 rh
eometerは、0.01乃至10Hz(または0.063乃
至62.8rad/sec)の周波数範囲を網羅することがで
きる。
【0032】応力τ0の、ひずみγ0の、並びに位相遅れ
δの振幅の値から、以下の関係が確立される: |G*|=τ0/γ0 G’=|G*|cosδ G”=|G*|sinδ G*=G’+iG”
【0033】(界面活性剤系)本発明の組成物中に使用
され、少なくとも30℃に加熱する間にパラ結晶相を出
現させることができる界面活性剤系は、好ましくは少な
くとも一の水溶性界面活性剤および水に不溶性の少なく
とも一の界面活性剤を含む。
【0034】「水溶性」とは、およそ25℃の温度にお
いて軟水中に20g/lの濃度にて、透明な等方性溶液を
呈する界面活性剤を意味すると理解される。
【0035】逆に、「水に不溶性の界面活性剤」とは、
およそ25℃の温度において軟水中に20g/lの濃度に
て、界面活性剤の水中での非可溶化を示す懸濁溶液を呈
する界面活性剤を意味すると理解される。
【0036】(水溶性界面活性剤)水に可溶性のあらゆ
る界面活性剤を使用することが可能である。これらは好
ましくは起泡性界面活性剤、すなわち水が存在すれば起
泡し易い界面活性剤である。これらは主に、アニオン
性、非イオン性、または両性の誘導体であって、これら
の生成物が該組成物の水性溶媒媒体中に環境温度にて非
常に可溶性であるために、充分に短い脂肪鎖を有するも
のである。水溶性界面活性剤またはこうした界面活性剤
の混合物を使用することも可能である。水溶性界面活性
剤としては、例えば下記のものを挙げることができる。
【0037】1.アニオン性界面活性剤 本発明の特有の実施態様によれば、使用される界面活性
剤系は、好ましくは少なくとも一の水溶性アニオン性界
面活性剤、特に少なくとも一のカルボン酸または一の水
溶性カルボン酸塩を含むが、この塩は前記酸と塩基とか
ら得られるものである。使用可能なカルボン酸は、直鎖
状または分枝状の、6乃至16の炭素原子、好ましくは
10乃至14の炭素原子を有する飽和または不飽和のア
ルキル鎖を含む脂肪酸である。こうした脂肪酸の塩は、
石鹸を形成する。石鹸が水溶性であるか否かという事実
は、アルキル鎖の長さと塩を形成するカウンターイオン
の長さの両方に依存する。塩としては、例えばアルカリ
金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニアの塩、アミノ
アルコールの塩、及びアミノ酸の塩、特にナトリウム、
カリウム、マグネシウム、トリエタノールアミン、N-
メチルグルカミン、リシン、及びアルギニンの塩を使用
することができる。これらの塩の製造に使用可能な塩基
としては、例えば、無機塩基、例えばアルカリ金属水酸
化物(水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム)、アルカ
リ土類金属水酸化物(水酸化マグネシウム)または水酸
化アンモニウム、あるいは有機塩基、例えばトリエタノ
ールアミン、N-メチルグルカミン、リシン、及びアル
ギニンが可能である。カルボン酸としては、特に、ラウ
リン酸またはミリスチン酸が可能である。
【0038】水溶性石鹸としては、例えばC10乃至C
14の脂肪酸のカリウム塩及びこれらの混合物、特にラ
ウリン酸のカリウム塩、ミリスチン酸のカリウム塩、及
びこれらの混合物を挙げることができる。
【0039】石鹸は、一般的に、一方では塩基の形態
で、他方では脂肪酸の形態で、組成物中に導入されて塩
の形成が原位置で起こる。したがって、水溶性石鹸がラ
ウリン酸のカリウム塩及び/またはミリスチン酸のカリ
ウム塩を含む場合には、該組成物はラウリン酸及び/ま
たはミリスチン酸を充分な量の水酸化カリウムと共に含
んでラウリン酸及び/またはミリスチン酸のカリウム塩
を形成することが可能である。
【0040】カルボン酸及びその上記塩に加え、水溶性
界面活性剤として本発明の組成物中に使用可能な他のア
ニオン性界面活性剤としては、例えば、エトキシル化カ
ルボン酸及びその塩;サルコシネート及びアシルサルコ
シネート及びその塩、例えばナトリウムラウロイルサル
コシネート;タウレート及びメチルタウレート及びその
塩;イセチオネート及びアシルイセチオネート、10乃
至22の炭素原子を含む脂肪酸とイセチオン酸との反応
生成物、及びその塩、例えばナトリウムイセチオネート
及びナトリウムココイル-イセチオネート;スルホスク
シネート及びその塩;アルキルスルフェート及びアルキ
ルエーテルスルフェート及びその塩、特にナトリウムま
たはトリエタノールアミンラウリルスルフェート、及び
ナトリウムまたはカリウムラウリルエーテルスルフェー
ト;ホスホン酸のモノアルキル及びジアルキルエステル
及びその塩、例えばナトリウムモノ-及びジ-ラウリルホ
スフェート、カリウムモノ-及びジ-ラウリルホスフェー
ト、トリエタノールアミンモノ-及びジ-ラウリルホスフ
ェート、ナトリウムモノ-及びジ-ミリスチルホスフェー
ト、カリウムモノ-及びジ-ミリスチルホスフェート、ジ
エタノールアミンモノ-及びジ-ミリスチルホスフェー
ト、トリエタノールアミンモノ-及びジ-ミリスチルホス
フェート;アルカンスルホネート及びその塩;胆汁塩、
例えばコーレート、デオキシコーレート、タウロコーレ
ート、及びタウロデオキシコーレート;リポアミノ酸及
びその塩、例えばモノ-及びジ-ナトリウムアシルグルタ
メート;ジェミナルの二極界面活性剤、例えばSurfacta
nt Science series, vol. 74 Edition Krister Homberg
に記載のもの;及びこれらの混合物を挙げることができ
る。
【0041】2.両性及び双性イオン性界面活性剤 水溶性界面活性剤として使用することのできる両性また
は双性イオン性界面活性剤としては、例えば、ジメチル
ベタイン、ココ−ベタイン、及びココ-アミドプロピル-
ベタイン等のベタイン;ココ-アミドプロピル-ヒドロキ
シスルタイン等のスルホベタイン;ココ-アンフォジア
セテート等のアルキルアンフォアセテート;及びこれら
の混合物を挙げることができる。
【0042】3.非イオン性界面活性剤 水溶性界面活性剤として使用することのできる非イオン
性界面活性剤としては、例えば、 ・脂肪鎖(8乃至30の炭素原子)を含むポリオールエ
ーテル、例えばソルビトールまたはオキシエチレン化グ
リセリルの脂肪エーテル; ・ポリグリセリンエーテル及びエステル; ・エチレンオキシドユニット及び、10乃至22の炭素
原子を有する少なくとも一の脂肪アルコール鎖からなる
エーテルであって、その溶解性がエチレンオキシドの数
及び脂肪鎖の長さに依存するポリオキシエチレン化脂肪
アルコール;例えば、炭素原子12を含む脂肪鎖に対し
ては、エチレンオキシドの数は7を越えねばならず、ポ
リオキシエチレン化脂肪アルコールの例としては7より
大なるオキシエチレン化基を含むラウリルアルコールの
エーテルを挙げることができる; ・アルキル基が1乃至30の炭素原子を含むアルキルポ
リグルコシド、例えばデシルグルコシド、例えばSEPPIC
社よりORAMIX NS 10の名で市販の製品またはKAO社よりM
YDOL 10の名で市販の製品、ラウロイルグルコシド、ケ
トステアリルグルコシド、COGNIS社よりPLANTACARE 818
の名で市販の製品のような、ココ-グルコシド;・アル
キルグルコピラノシド及びアルキルチオグルコピラノシ
ド; ・アルキルマルトシド; ・アルキルN-メチルグルカミド; ・一般的に1乃至100のエチレングリコールユニット
及び好ましくは2乃至40のエチレンオキシド(EO)
ユニットを含むグリセリンまたはソルビタンのポリオキ
シエチレン化エステル、例えばPEG-7グリセリルココア
レート、例えばCOGNIS社よりCETIOL HEの名で市販の製
品; ・アミノアルコールのエステル; ・及びこれらの混合物;を挙げることができる。
【0043】本発明の組成物中においては、組成物全重
量に対して水溶性界面活性剤の含量は、例えば(活性物
質が)10乃至50重量%、好ましくは15乃至35重
量%の範囲をとりうる。本発明の好ましい実施態様によ
れば、本発明の組成物は、該組成物全重量に対して、水
溶性界面活性剤の活性物質を少なくとも10重量%、好
ましくは少なくとも15重量%、更に好適には少なくと
も20重量%含有する。
【0044】(水に不溶性の界面活性剤)水に不溶性の
界面活性剤は、特に最終組成物のテクスチャー(稠性)
に貢献する。更に、およそ25℃乃至45℃の間の温度
範囲においては、これらの界面活性剤は部分的に水溶性
界面活性剤と会合して、少なくとも45℃までは生成物
の安定性の原因となるパラ結晶相の形成に貢献する。
【0045】本発明による組成物中に使用される水に不
溶性の界面活性剤としては、特にカルボン酸及びその塩
で水に不溶性のもの、その塩が酸と塩基とから得られる
もの、したがって水に不溶性の石鹸、すなわち飽和また
は不飽和の6乃至30の炭素原子、好ましくは12乃至
24の炭素原子を有する直鎖状または分枝状のアルキル
鎖を含むカルボン酸の不溶性塩を挙げることができる。
単一の飽和脂肪鎖を含む誘導体については、該鎖は12
乃至30の炭素原子、好ましくは14乃至22の炭素原
子、更に好適には16乃至20の炭素原子を有利に含
む。モノ不飽和またはポリ不飽和または分枝状の脂肪鎖
を含む誘導体については、該鎖は16乃至30の炭素原
子、好ましくは18乃至24の炭素原子を有利に含む。
【0046】カルボン酸としては、特にパルミチン酸及
びステアリン酸を挙げることができる。塩としては、ア
ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニアの塩、
アミノアルコールの塩、及びアミノ酸の塩、特にナトリ
ウム、、カリウム、マグネシウム、トリエタノールアミ
ン、N-メチルグルカミン、リシン、及びアルギニンの
塩を使用することができる。これらの塩の製造に使用可
能な塩基としては、例えば、無機塩基、例えばアルカリ
金属水酸化物(水酸化ナトリウム及び水酸化カリウ
ム)、アルカリ土類金属水酸化物(水酸化マグネシウ
ム)または水酸化アンモニウム、あるいは有機塩基、例
えばトリエタノールアミン、N-メチルグルカミン、リ
シン、及びアルギニンが可能である。
【0047】不溶性石鹸としては、例えば、C12乃至
C22の脂肪酸のナトリウム塩、C16乃至C22の脂
肪酸のカリウム塩、及びこれらの混合物、特にパルミチ
ン酸のカリウム塩、ステアリン酸のカリウム塩及びこれ
らの混合物を挙げることができる。
【0048】カルボン酸及びその上記塩に加え、不溶性
界面活性剤として本発明の組成物中に使用可能な他の界
面活性剤としては、例えば、非イオン性またはアニオン
性の不溶性界面活性剤、特に下記のものを挙げることが
できる。 ・14乃至30の炭素原子を含むグリセリル及び脂肪酸
エステル、例えばStearineries Dubois社よりstearate
de glycerolの名で市販の製品、グリセリルステアレー
トとPEG-100ステアレートとの混合物であって、Uniqema
社よりArlacel 165の名で、またSeppic社よりSimulsol
165の名で市販のもの、Goldschmidt社よりTegin Mの名
で市販の製品、Goldschmidt社よりTegin Pelletsの名で
市販のグリセリルモノステアレートとカリウムステアレ
ートとの混合物等のグリセリルステアレート;Goldschm
idt社よりTegin L90の名で市販のグリセラルラウレー
ト; ・ステロール及びフィトステロールの任意にオキシエチ
レン化された誘導体; ・コレステロールスルフェートのアルカリ金属塩、特に
ナトリウム塩; ・コレステロールホスフェートのアルカリ金属塩、特に
ナトリウム塩; ・少数のオキシエチレン化基、特に10未満のオキシエ
チレン化基を有するオキシエチレン化鎖を含むポリオキ
シエチレン化脂肪アルコール; ・ジアルキルホスフェート、例えばジセチルホスフェー
トのアルカリ金属塩、特にナトリウム及びカリウムの
塩;及び ・ジミリスチルホスフェートのアルカリ金属塩、特にナ
トリウム及びカリウムの塩; ・レシチン; ・スフィンゴミエリン; ・セラミド;及び ・これらの混合物。
【0049】該組成物は、一以上の水溶性界面活性剤、
及び一以上の不溶性界面活性剤を含有可能であり、これ
らの界面活性剤はアニオン性、非イオン性、及び/また
は両性であってよい。
【0050】本発明の組成物は、好ましくは、水に不溶
性の界面活性剤を、組成物全重量に対して(活性物質と
して)5乃至50重量%、好ましくは5乃至30重量%
含む。
【0051】界面活性剤系(水溶性及び不溶性の界面活
性剤)は、本発明の組成物中に活性物質として、例えば
組成物全重量に対して15乃至65重量%、好ましくは
20乃至65重量%、更に好適には30乃至45重量%
の量で存在する。好ましくは、本発明の組成物は、一以
上の石鹸(水溶性及び不溶性)を、組成物全重量に対し
て少なくとも10重量%、更に好適には少なくとも20
重量%の総量で、好ましくは組成物全重量に対して30
乃至40重量%の範囲で含有し、水溶性石鹸の量は組成
物全重量に対して、好ましくは少なくとも5重量%、更
に好適には少なくとも10重量%である。
【0052】繊維 本発明の組成物中に使用可能な繊維は、親水性または疎
水性の繊維であってよく、合成または天然の、無機また
は有機由来のものであってよい。これらの繊維は、短く
ても長くてもよく、単体でも構成化されていても、例え
ば編組形態であってもよい。これらの形態または組織と
しては、本願の特に企図するところによれば、あらゆる
タイプのもの、特に円形または多角形(四角、六角、ま
たは八角)の断面のものが可能である。特に、これらの
末端は、傷害を避けるために鈍化及び/または研磨され
る。
【0053】特に、前記繊維は、1μm(0.001m
m)乃至10mm、好ましくは0.1μm乃至5mm、更に好
適には0.1mm乃至1.5mmの長さ(L)を有してよ
い。これらの断面は、1nm(0.001μm)乃至10
0μm、好ましくは1nm(0.001μm)乃至50μ
m、更に好適には5μm乃至40μmのの直径(D)の円
内に入るとよい。
【0054】好ましくは、本発明により使用される繊維
は、3.5乃至2500、更に好適には5乃至500、
更に好適には5乃至150の形状係数、すなわち比L/
D(長さ/直径)を有する。
【0055】前記繊維の番手は、しばしばデニールまた
はデシテックスで与えられる。デニールは、糸9km当た
りの重量(グラム)である。本発明により使用される繊
維は、好ましくは0.15乃至30デニール、更に好適
には0.18乃至18デニールの番手を有する。
【0056】繊維の形状係数、番手、及び形態は、繊維
を定義するための重要な三要素である。
【0057】前記繊維は、織物の製造に使用されるもの
であってよく、特に絹、綿、羊毛、または亜麻繊維、特
に木、植物、または海草から抽出されたセルロース繊
維、ポリアミド(ナイロン(登録商標))繊維、変性セ
ルロース(レーヨン、ビスコースまたはアセテート、特
にレーヨンアセテート)繊維、ポリ-p-フェニレンテレ
フタルアミド繊維、特にケブラー(登録商標)繊維、ア
クリル繊維、特にポリメチルメタクリレートまたはポリ
(2-ヒドロキシエチルメタクリレート)繊維、ポリオ
レフィン繊維、特にポリエチレンまたはポリプロピレン
繊維、ガラス、シリカ、またはアラミド繊維、炭素繊
維、特にグラファイトの形態のもの、テフロン(登録商
標)繊維、不溶性コラーゲン繊維、ポリエステル、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコー
ル、ポリアクリロニトリル、キトサン、ポリウレタン、
またはポリエチレンフタレート繊維、上述のもの等のポ
リマーの混合物から形成される繊維、例えばポリアミド
/ポリエステル繊維であるとよい。
【0058】挙げることのできるポリウレタン繊維の例
は、ポリ(ウレタン-尿素)ポリマー繊維であって、エ
ラスタン族に属するもの、特に、DuPon社によりLycra
(登録商標)の名称で市販のものである。
【0059】手術において使用される再吸収可能合成繊
維を使用してもよく、例えばグリコール酸とカプロラク
トンとから調製される繊維(Johnson & Johnson社製のM
ONOCRYL);再吸収可能合成繊維、例えば乳酸とグリコ
ール酸とのコポリマー(Johnson & Johnson社製のVICRY
L);テレフタルポリエステル繊維(Johnson & Johnson
社製のETHIBOND);及びステンレススチール糸(Johnso
n & Johnson社製のACIER)を使用してよい。前述の繊維
の混合物もまた使用してよい。
【0060】更にまた、前記繊維は表面処理されていて
もいなくても、被覆されていても未被服でも良い。これ
らは特に被覆及び/または官能化されていてよく、「官
能化された」なる語は、繊維がその特性を変更するよう
に表面処理されているとの意味である。
【0061】本発明において使用してもよい被覆繊維と
しては、静電防止効果のために硫化銅で被覆したポリア
ミド繊維(例えば、RHODIA社製のR-STAT)あるいは、繊
維に独自の構成(特定の表面処理)または、色/ホログ
ラム効果を誘発させる表面処理(例えばSHIDOREX社製の
LUREX繊維)を与えられる別のポリマーを挙げることが
できる。
【0062】前記繊維は官能化可能でもあり、すなわち
特定の機能を有するように変性することが可能である。
繊維の官能化は、繊維表面及び繊維内のいずれにも行う
ことができ、化合物を繊維に結合させるかまたは繊維の
幾何図形的配列によって形成される空洞内に捕捉される
ようにすることのできる、いかなる方法によっても行う
ことができる。方法としては、例えば、活性成分で繊維
を被覆すること;繊維に活性成分を封入した粒子、例え
ばナノカプセルまたはナノスフェアを固着させること;
繊維内への吸収;または化学反応により固定することが
挙げられる。このようにして特定の機能目的を有する繊
維、例えば化学または物理的サンスクリーンを用いた変
性によりUV光線に対して安定化させた繊維;保存料ま
たは抗菌剤を用いた変性により殺菌性または滅菌性とし
た繊維;着色分子を用いた変性により着色された繊維;
角質溶解剤または剥離剤を用いた変性により角質溶解性
または剥離性とした繊維;水和剤または保水性ポリマー
を用いた変性により水和性とした繊維;香料を用いた変
性により芳香性とした繊維;抗炎症剤または緩和剤を用
いた変性により鎮痛性または緩和性とした繊維;または
制汗剤を用いた変性により発汗に対して耐性とした繊維
を使用することができる。
【0063】その特性により、本発明に使用される繊維
は、水性媒体、油性媒体、または粉末中に導入してもよ
い。
【0064】本発明によって使用してもよい繊維は、好
ましくはポリアミド繊維、ポリ-p-フェニレンテレフタ
ルアミド繊維、及び綿繊維、並びにこれらの混合物から
選択される。これらの長さは、0.1乃至10mm、好ま
しくは0.1乃至1mmの範囲でよく、その平均直径は5
乃至50μmの範囲であってよく、形状係数は好ましく
は5乃至150の範囲であってよい。
【0065】特に、15乃至20μmの平均直径、約
0.9dtex(0.81デニール)の番手、及び0.3乃
至1.5mmの範囲の長さを有する、ETABLISSEMENTS P.
BONTE社によりPOLYAMIDE 0.9dtex 0.3mmの名で市販の繊
維を使用してもよい。12μmの平均直径及び約1.5m
mの長さを有するポリ-p-フェニレンテレフタルアミド
繊維、例えばDU PONT FIBRES社によりKEVLAR FLOCの名
で市販のもの等を使用してもよい。これらのポリアミド
繊維は、好ましくは油性媒体中に導入されるか、乾燥経
路より粉末中に導入される。
【0066】20μmの平均直径、約0.3mmの長さ、
及び15の形状係数を有する綿繊維、例えば、Filature
de Lomme社により市販のもの、Textiles des Dunes社
製のもの、Instit Textile de France製のもの、Velfil
社製のものを使用してもよい。
【0067】上述のとおり、前記繊維は本発明の組成物
中に、組成物全重量に対して、活性物質として例えば
0.001乃至20重量%、好ましくは0.1乃至15
重量%、更に好適には0.3乃至10重量%、より一層
好適には0.5乃至10重量%の範囲の量で存在してよ
い。
【0068】(他の成分)本発明の起泡性クリームの水
性媒体は、水に加えて、1乃至6の炭素原子を含む低級
アルコール、例えばエタノール;ポリオール、例えばグ
リセリン;グリコール、例えばブチレングリコール、イ
ソプロピレングリコール、プロピレングリコール、ポリ
エチレングリコール、例えばPEG-8;ソルビトール;
糖、例えばグルコース、フルクトース、マルトース、ラ
クトース、スクロース;及びこれらの混合物から選択さ
れる一以上の溶媒を含有可能である。本発明の組成物中
の溶媒の量は、組成物全重量に対して0.5乃至30重
量%、好ましくは5乃至20重量%の範囲をとりうる。
【0069】程度によらず流動性の組成物を得るために
は、本発明の組成物に一以上の増粘剤、特にポリマー
を、組成物全重量に対して0.05乃至2重量%の範囲
の好ましい濃度で導入することが可能である。増粘剤の
例としては、多糖類生体高分子、例えばキサンタン、グ
アーガム、アルギネート、変性セルロース;合成ポリマ
ー、例えばGOODRICH社により市販のCARBOPOL 980などの
ポリアクリレート、KINGSTON社により市販のHYPANSS201
などのアクリレート/アクリロニトリルコポリマー;無
機増粘剤、例えばスメクタイト及び変性または非変性の
ヘクトライト、例えばRHEOX社により市販の製品BENTON
E、SOUTHERN CLAY PRODUCTS社により市販の製品LAPONIT
E、及びR.T.VANDERBILT社により市販の製品VEEGUM HS;
これらの混合物を挙げることができる。
【0070】本発明の組成物はまた、例えばポリクアテ
ルニウムタイプのカチオン性ポリマー等の従来使用され
ている補助剤を更に含有可能であり、これは起泡性クリ
ームの滑らかさ及び油性を付与する。これらのカチオン
性ポリマーは、好ましくは下記のポリマーから選択され
る。 ・ポリクアテルニウム5、例えばCALGON社により市販の
製品MERQUAT 5; ・ポリクアテルニウム6、例えばCIBA社により市販の製
品SALCARE SC 30、及びCALGON社により市販の製品MERQU
AT 100; ・ポリクアテルニウム7、例えばCALGON社により市販の
製品MERQUAT S、MERQUAT2200、及びMERQUAT 550、及びC
IBA社により市販の製品SALCARE SC 10; ・ポリクアテルニウム10、例えばAMERCHOL社により市
販の製品POLYMER JR400; ・ポリクアテルニウム11、例えばISP社により市販の
製品GAFQUAT 755、GAFQUAT 755N、GAFQUAT 734; ・ポリクアテルニウム15、例えばROHM社により市販の
製品ROHAGIT KF 720 F; ・ポリクアテルニウム16、例えばBASF社により市販の
製品LUVIQUAT FC905、LUVIQUAT FC370、LUVIQUAT HM55
2、及びLUVIQUAT FC550; ・ポリクアテルニウム22、例えばCALGON社により市販
の製品MERQUAT 280; ・ポリクアテルニウム28、例えばISP社により市販の
製品STYLEZE CC10; ・ポリクアテルニウム39、例えばCALGON社により市販
の製品MERQUAT PLUS 3330; ・ポリクアテルニウム44、例えばBASF社により市販の
製品LUVIQUAT CARE; ・ポリクアテルニウム46、例えばBASF社により市販の
製品LUVIQUAT HOLD; ・ポリクアテルニウム47、例えばCALGON社により市販
の製品MERQUAT 2001。
【0071】カチオン性ポリマーとして、カチオン性グ
アー、例えばRHODIA社により市販の製品JAQUARを使用す
ることもまた可能である。
【0072】更に、本発明の組成物は、化粧分野におい
て従来使用されており、親油性または親水性の活性剤、
香料、保存料、抗酸化剤、遮閉剤(EDTA)、顔料、
ナクレ、無機又は有機の装入物、例えばタルク、カオリ
ン、シリカ、またはポリエチレン粉末、可溶性着色剤、
日光遮蔽剤から選択される補助剤を含有することも可能
である。これら様々な補助剤の品質は、懸かる分野にお
いて従来使用されているとおりであり、例えば組成物全
重量の0.01乃至20%である。これらの補助剤並び
にその濃度は、本発明の組成物に得ようとする特性を変
性させるようなものであってはならない。
【0073】活性剤としては、とりわけ、特に脂性肌の
処理を行うことのできる抗菌活性剤を挙げることができ
る。この活性剤は特に、β-ラクタム誘導体、キノリン
誘導体、シプロフロキサシン、ノルフロキサシン、テト
ラサイクリン、及びその塩、エリスロマイシン及びその
塩、アミカシン及びその塩、2,4,4’-トリ-クロロ
-2’-ヒドロキシジフェニルエーテル(またはトリクロ
サン)、3,4,4’-トリクロロバニリド、フェノキ
シエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシイ
ソプロパノール、ドキシサイクリン及びその塩、カプレ
オマイシン及びその塩、クロルヘキシジン及びその塩、
クロロテトラサイクリン及びその塩、オキシテトラサイ
クリン及びその塩、クリンダマイシン及びその塩、エタ
ンブトール及びその塩、ヘキサミジンイセチオネート、
メトロニダゾール及びその塩、ペンタミジン及びその
塩、ゲンタマイシン及びその塩、カナマイシン及びその
塩、リネオマイシン及びその塩、メタサイクリン及びそ
の塩、メテンアミン及びその塩、ミノサイクリン及びそ
の塩、ネオマイシン及びその塩、ネチルマイシン及びそ
の塩、パロモマイシン及びその塩、ストレプトマイシン
及びその塩、トブラマイシン及びその塩、ミコナゾール
及びその塩、アマンファジンの塩、パラ-クロロ-メタ-
キシレノール、ニスタチン、トルナフテート、サリチル
酸及びその塩、N-オクタノイル-5サリチル酸及びその
塩、ベンゾイルペルオキシド、3-ヒドロキシ安息香
酸、4-ヒドロキシ安息香酸、アセチルサリチル酸、2-
ヒドロキシブタン酸、2-ヒドロキシペンタン酸、2-ヒ
ドロキシヘキサン酸、フィチン酸、N-アセチル-L-シ
ステイン酸、リポ酸、アゼライン酸、アラキドン酸、イ
ブプロフェン、ナプロキセン、ヒドロコルチゾン、アセ
トミノフェン、レゾルシノール、オクトピロクス、塩酸
リドカイン、クロトリマゾール、オクトキシグリセリ
ン、オクタノイルグリシン、カプリリルグリコール、1
0-ヒドロキシ-2-デカン酸、グルコン酸亜鉛等の亜鉛
の塩、ナイアシンアミド、またはビタミンB3(ビタミ
ンPP)及びこれらの混合物から選択することができ
る。
【0074】本発明による組成物は、特に局所適用のた
めの起泡性クリームを形成可能であり、特に化粧品また
は皮膚科の分野において、(身体のまたは目を含む顔
の)皮膚、頭皮、及び/または髪の清浄化のための、ま
たはメイクアップ除去のための製品として使用される。
とりわけこれは、皮膚の清浄化のための組成物、特に上
述の一以上の抗菌性活性剤を含有する場合には、脂性肌
及び/または脂性傾向の髪の清浄化のための組成物を形
成することができる。
【0075】本発明の別の主題は、皮膚、頭皮、及び/
または髪の清浄化のための、またはメイクアップ除去の
ための製品として上述したように、該組成物の化粧的使
用にある。本発明の別の主題はまた、脂性肌及び/また
は脂性傾向の髪の清浄化のための、またはメイクアップ
除去のための製品として上述したように、該組成物の化
粧的使用にある。
【0076】本発明はまた、上述のように脂性肌及び/
または脂性傾向の髪の処置を企図した製品の調製のため
の、組成物の使用にも関する。該組成物は、好ましくは
一以上の抗菌剤を含有する。
【0077】特に皮膚の清浄化を企図したこれらのクリ
ームは、水と混合されると泡沫を発生する。これらは二
つの方法で使用可能である。 ・第一の使用は、手にクリームをのばし、これを顔また
は身体に適用し、次いで水の存在下でこれをマッサージ
して、顔または身体表面で直接泡沫を発生させることに
ある。 ・このタイプの製品の別の可能な使用は、顔または身体
に適用する前に手のひらで泡沫を発生させことにある。
いずれの場合も、泡沫は濯ぎ流される。
【0078】本発明の別の主題は、本発明の組成物を水
の存在下にて皮膚、頭皮、及び/または髪に適用するこ
と、及び形成される泡沫及び汚れの残留物が水で濯ぎ流
されることを特徴とする、皮膚、頭皮、及び/または髪
の清浄化のための美容方法にある。
【0079】以下の実施例は、本発明を詳説する役割を
担うが、限定的性質を持つものではない。記載の量は、
特記のない限り重量%であり、化合物の名称は場合によ
って化学名またはCFTA名(International Cosmetic
Ingredient Dictionary andHandbook)である。
【0080】
【実施例】
【表1】
【0081】得られた組成物は均一な白色クリームの外
観を有する。これらのクリームの安定性は、4℃にて、
環境温度にて、及び45℃にて少なくとも2ヶ月間完全
であったが、これは顕微鏡下にて該組成物の端部が明瞭
であり、均一な様相を呈し、臭気又は色の発生を示さな
いことを意味する。
【0082】操作方法:水溶性成分(水、保存料、ED
TA、グリセリン、PEG−8)から形成される水相を
80℃とした。脂肪酸及びグリセリルステアレートから
なる脂肪相を加熱し、撹拌しつつ水相に加えた。その後
ココ-グリコシドを加えた後、水酸化カリウムを一部の
水に可溶化させた。撹拌を80℃にて10分間継続した
後、全体を撹拌しつつ冷却した。
【0083】全ての実施例において、ラウリン酸とミリ
スチン酸のカリウム塩及びココ-グルコシドから成る水
溶性界面活性剤が、組成物の重量の25%(28.6
%)より多量に存在する一方で、パルミチン酸とステア
リン酸のカリウム塩及びグリセリルステアレートから成
る水に不溶性の界面活性剤は、組成物の重量の15%
(13.3%)未満存在する。実施例1及び2の組成物
は、36%の石鹸(KOH+ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、及びステアリン酸)を含む、総計4
1.9%の界面活性剤を含有する。
【0084】感覚性能:実施例2の組成物の起泡特性
は、下記のプロトコルにしたがって評価した。製品の使
用前には、毎回手をマルセル石鹸で洗い適切に濯いで乾
燥させた。引き続き下記のプロトコルを行った。 1−手を、流水の下に通すことによって湿らせ、3回振
とうすることにより乾燥させた。 2−一方の手のくぼみに製品1gをおいた。 3−該製品を二つの手のひらの間で10秒間動かした。 4−2mlの水を加え、該製品を再度10秒間動かした。 5−手を水で濯いだ。 6−これらを乾燥させた。
【0085】下記のプロトコルの各段階において判定基
準を評価し、これらを0乃至10のスケールで記録し
た。 −工程3:カバー力の評価:帰属させた評定は、広げた
製品を通して皮膚が見えないほど高くなっている。 −工程4:起泡品質の評価 ・泡沫の体積:帰属させた評定は、体積が大であるほど
高い。 ・泡沫を成す泡のサイズ:帰属させた評定は、泡が大き
いほど高い。 ・密度:稠度、泡沫の品質:帰属させた評定は、密度が
高いほど高い。 ・泡沫の滑らかさ:帰属させた評定は、泡沫が滑らかで
あるほど高い。 −工程5:濯ぎの際の評価 ・濯ぎ:帰属させた評定は、除去の困難なつるつるした
フィルムの存在が高度であるほど低い。
【0086】これらの泡沫品質を、実施例2の組成物及
び繊維を含有しない同一の組成物(比較例2)について
評価した。各判定基準について、感覚結果を以下の表に
示した。
【0087】
【表2】
【0088】これらの結果は、得られた組成物が非常に
小さな泡サイズ、非常に高度の滑らかさ、及び非常に優
れた濯ぎ品質を有すること、及び繊維の導入が該組成物
の泡沫品質を変性させないことを示しているが、これは
添加物の添加は一般的に組成物の泡沫の品質に影響する
ことから特に驚くべきである。
【0089】つや消し試験:実施例1の組成物を同一で
あるが繊維を含有しない組成物(比較例1)と比較し
て、つや消し試験を行った。この試験を行うために、試
験しようとする組成物をゴムの支持体上に2g/cm2の割
合で広げた。乾燥後、反射を、環境温度(およそ20乃
至25度)にてゴニオレフレクトメーター(MICROMODUL
E gonioreflectometer)を利用して測定したが、結果は
正反射と拡散反射との間の比Rとした。Rの値は、つや
消し効果が著しいほど低い。
【0090】
【表3】
【0091】この表は、本発明による実施例の組成物
が、比較例の組成物よりも格段に著しいつや消し効果を
有することを示しているが、これは本発明の組成物に格
別の品質を付与するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 17/08 C11D 17/08 (72)発明者 ヴァレリー・ユレル フランス・91190・ジフ/シュル/イヴェ ット・アレ・ドゥ・ラ・ゴイアルドゥリ ー・19 Fターム(参考) 4C083 AA071 AA111 AB032 AB131 AB171 AC061 AC101 AC122 AC131 AC171 AC231 AC241 AC242 AC331 AC351 AC392 AC421 AC532 AC641 AC711 AC781 AC791 AC901 AD021 AD041 AD042 AD071 AD072 AD091 AD111 AD261 AD321 AD391 AD431 AD451 AD491 AD571 BB01 BB04 BB05 BB07 CC22 CC23 CC38 DD31 EE01 EE07 4H003 AB03 AB05 AB08 AB10 AB14 AB20 AB22 AB23 AB27 AB31 AB38 AB44 AC05 AC08 AC13 AD04 AD05 BA15 BA28 DA02 DC04 EB04 EB38 EB39 EB42 FA05 FA16 FA18

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性媒体中に、繊維及び界面活性剤系
    を含有し、温度が30℃を越えると直接及び/または立
    方六方晶タイプの少なくとも一のパラ結晶相が現れ、こ
    のパラ結晶相が少なくとも40℃までは存在し続ける、
    局所適用のための起泡性組成物。
  2. 【請求項2】 前記パラ結晶相が、少なくとも一の直
    接六方晶相を含むことを特徴とする、請求項1に記載の
    組成物。
  3. 【請求項3】 前記界面活性剤系が、少なくとも一の
    水溶性界面活性剤及び少なくとも一の水に不溶性の界面
    活性剤を含むことを特徴とする、請求項1または2に記
    載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記水溶性界面活性剤が、アニオン性
    界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、
    及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする、
    請求項3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記界面活性剤系が、少なくとも一の
    水溶性アニオン性界面活性剤を含有することを特徴とす
    る、請求項3または4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記水溶性アニオン性界面活性剤が、
    カルボン酸及びその塩、エトキシル化カルボン酸及びそ
    の塩、サルコシネート及びアシルサルコシネート及びそ
    の塩、タウレート及びメチルタウレート及びその塩、イ
    セチオネート及びアシルイセチオネート及びその塩、ス
    ルホスクシネート及びその塩、アルキルスルフェート及
    びアルキルエーテルスルフェート及びその塩、リン酸の
    モノアルキル及びジアルキルエステル及びその塩、アル
    カンスルホネート及びその塩、胆汁塩、リポアミノ酸及
    びその塩、ジェミナル界面活性剤、及びこれらの混合物
    から選択されることを特徴とする、請求項5に記載の組
    成物。
  7. 【請求項7】 前記水溶性界面活性剤が、直鎖状また
    は分枝状の、炭素原子を10乃至14有する飽和または
    不飽和のアルキル鎖を含む脂肪酸の塩から選択されるこ
    とを特徴とする、請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記水溶性界面活性剤が、C10乃至
    C14の脂肪酸のカリウム塩及びこれらの混合物から選
    択されることを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記水溶性界面活性剤が、ラウリン酸
    のカリウム塩、ミリスチン酸のカリウム塩、及びこれら
    の混合物から選択されることを特徴とする、請求項8に
    記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記水溶性界面活性剤が、ベタイ
    ン、スルホベタイン、アルキルアンフォアセテート、及
    びこれらの混合物から選択される両性または双性イオン
    性の界面活性剤であることを特徴とする、請求項4に記
    載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記水溶性界面活性剤が、ポリオー
    ルエーテル、ポリグリセリンエーテル及びエステル、ポ
    リオキシエチレン化脂肪アルコール、アルキルポリグル
    コシド、アルキルグルコピラノシド、及びアルキルチオ
    グルコピラノシド、アルキルマルトシド、アルキルNメ
    チルグルカミド、ソルビタンの、もしくはグリセリンの
    ポリオキシエチレン化エステル、アミノアルコールのエ
    ステル、及びこれらの混合物から選択される非イオン性
    界面活性剤であることを特徴とする、請求項4に記載の
    組成物。
  12. 【請求項12】 前記の水に不溶性の界面活性剤が、
    カルボン酸及びその塩;グリセリル及び脂肪酸エステ
    ル;ステロール及びフィトステロールの任意にオキシエ
    チレン化した誘導体;コレステロールスルフェートのア
    ルカリ金属塩;コレステロールホスフェートのアルカリ
    金属塩;ポリオキシエチレン化脂肪アルコール;ジアル
    キルホスフェート;レシチン;スフィンゴミエリン;セ
    ラミド、及びこれらの混合物から選択されることを特徴
    とする、請求項4に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 前記の水に不溶性の界面活性剤が、
    飽和または不飽和の、12乃至24の炭素原子を有する
    直鎖状または分枝状のアルキル鎖を含むカルボン酸の塩
    から選択されることを特徴とする、請求項12に記載の
    組成物。
  14. 【請求項14】 前記の水に不溶性の界面活性剤が、
    C12乃至C22の脂肪酸のナトリウム塩、C16乃至
    C22の脂肪酸のカリウム塩、及びこれらの混合物から
    選択されることを特徴とする、請求項13に記載の組成
    物。
  15. 【請求項15】 前記の水に不溶性の界面活性剤が、
    パルミチン酸のカリウム塩、ステアリン酸のカリウム
    塩、及びこれらの混合物から選択されることを特徴とす
    る、請求項14に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 前記界面活性剤系が、組成物全重量
    に対して15乃至65重量%の範囲の活性物質の量で存
    在することを特徴とする、請求項1乃至15のいずれか
    一項に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 組成物全重量に対して、10乃至5
    0重量%、好ましくは15乃至35重量%の水溶性界面
    活性剤を含むことを特徴とする、請求項4乃至16のい
    ずれか一項に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 組成物全重量に対して、少なくとも
    10重量%、好ましくは少なくとも15重量%の水溶性
    界面活性剤を含有することを特徴とする、請求項4乃至
    17のいずれか一項に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 組成物全重量に対して、5乃至50
    重量%、好ましくは5乃至30重量%の、水に不溶性の
    界面活性剤を含むことを特徴とする、請求項4乃至18
    のいずれか一項に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 組成物全重量に対して、少なくとも
    20重量%の総量で一以上の石鹸を含むことを特徴とす
    る、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 組成物全重量に対して、少なくとも
    5重量%の水溶性石鹸を含むことを特徴とする、請求項
    20に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 前記繊維が、1μm乃至10mmの範囲
    の長さ(L)を有することを特徴とする、請求項1乃至
    21のいずれか一項に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 前記繊維が、1nm乃至100μmの直
    径(D)の円内に入る断面を有することを特徴とする、
    請求項1乃至22のいずれか一項に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 前記繊維が、5乃至150の形状係
    数(L/D)を有することを特徴とする、請求項1乃至
    23のいずれか一項に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 前記繊維が、0.15乃至30デニ
    ールの番手を有することを特徴とする、請求項1乃至2
    4のいずれか一項に記載の組成物。
  26. 【請求項26】 前記繊維が、絹、綿、羊毛、亜麻、
    特に木、植物、または海草のセルロース抽出物、ポリア
    ミド(ナイロン(登録商標))繊維、変性セルロース、
    ポリ-p-フェニレンテレフタルアミド、アクリル、ポリ
    オレフィン、ガラス、シリカ、アラミド、炭素、テフロ
    ン(登録商標)、不溶性コラーゲン、ポリエステル、ポ
    リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコ
    ール、ポリアクリロニトリル、キトサン、ポリウレタ
    ン、及びポリエチレンフタレートの繊維、ポリマーの混
    合物から形成される繊維、吸収可能合成繊維、及びこれ
    らの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1
    乃至25のいずれか一項に記載の組成物。
  27. 【請求項27】 前記繊維が、被覆及び/又は官能化
    されていることを特徴とする、請求項1乃至26のいず
    れか一項に記載の組成物。
  28. 【請求項28】 前記繊維が、ポリアミド繊維、ポリ-
    p-フェニレンテレフタルアミド繊維、及び綿繊維、並
    びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、
    請求項1乃至27のいずれか一項に記載の組成物。
  29. 【請求項29】 前記繊維が、組成物全重量に対して
    0.001乃至20重量%、好ましくは0.1乃至15
    重量%の量で存在することを特徴とする、請求項1乃至
    28のいずれか一項に記載の組成物。
  30. 【請求項30】 低級アルコール;ポリオール;糖;
    及びこれらの混合物から選択される少なくとも一の溶媒
    を含むことを特徴とする、請求項1乃至29のいずれか
    一項に記載の組成物。
  31. 【請求項31】 少なくとも一の抗菌性物質を含むこ
    とを特徴とする請求項1乃至30のいずれか一項に記載
    の組成物。
  32. 【請求項32】 皮膚清浄化用組成物を成すことを特
    徴とする、請求項1乃至31のいずれか一項に記載の組
    成物。
  33. 【請求項33】 皮膚、頭皮、及び/または髪の清浄
    化及び/またはメイクアップ除去のための製品として
    の、請求項1乃至31のいずれか一項に記載の組成物の
    化粧的使用。
  34. 【請求項34】 脂性肌及び/または脂性傾向の髪の
    清浄化及び/またはメイクアップ除去のための製品とし
    ての、請求項1乃至31のいずれか一項に記載の組成物
    の化粧的使用。
  35. 【請求項35】 脂性肌及び/または脂性の髪の処置
    を企図した製品の調製のための、請求項1乃至31のい
    ずれか一項に記載の組成物の使用。
  36. 【請求項36】 請求項1乃至34のいずれか一項に
    記載の組成物を、水の存在下で皮膚に、頭皮に、及び/
    または髪に適用すること、及び形成された泡沫及び汚れ
    の残留物が水で濯ぐことにより除去されることを特徴と
    する、皮膚、頭皮、及び/または髪の清浄化のための美
    容方法。
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