JP2003026089A - 水底走行装置 - Google Patents

水底走行装置

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JP2003026089A
JP2003026089A JP2001217105A JP2001217105A JP2003026089A JP 2003026089 A JP2003026089 A JP 2003026089A JP 2001217105 A JP2001217105 A JP 2001217105A JP 2001217105 A JP2001217105 A JP 2001217105A JP 2003026089 A JP2003026089 A JP 2003026089A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 藻場でも藻類の絡みつきを避けながら活動で
きると共に、岩場等の凹凸のある場所でも転倒せずに走
行でき、しかも、移動機構や移動制御が比較的単純で比
較的低コストで製造できる水底走行装置を提供する。 【解決手段】 水底や海底等の底地に接地して移動する
二輪走行手段等の接地移動手段21、22を備えた水底
走行装置1であって、重心位置Gよりも高い位置に浮心
位置Bを設けて浮力により転倒に対する復元力を発生さ
せて水中における姿勢を維持するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湖沼や港湾等の環
境を調査するための観測機器や測定機器を搭載して水底
及び海底等の底地を移動する水底走行装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】湖沼等の環境を調査するための湖沼調査
装置として、図15や図16(a)に示すような無索式
自律型水中ロボット6Aがある。この潜水艇タイプの無
索式自律型水中ロボット6Aは、浮力と重量が略等しい
状態で、本体61に水平スラスタ62、横スラスタ6
3、垂直スラスタ64の3方向の推進装置を備えたり、
スラスタの角度を変更できるようにして、水中を3次元
的に移動できる装置である。
【0003】そして、AUV(Autonomous Underwater
Vehicle)機能を使用して、無索にて予め指定した測線や
湖底面に沿って、浮上状態又は潜航状態で、深浅測量や
水質計測等の環境計測を自動で行うことができ、また、
ROV(Remotely Operated Vehicle) 機能を使用して、
有索における遠隔操作により、湖底ダムの堤体・ゲート
等の観察・観測を行うことができる。
【0004】また、水底や海底における水中作業を行う
装置として、特開平9−236688号公報や特開平9
−296477号公報などの水中作業用の装置や、図1
6(b)に示す、潜水浚渫装置等のようなクローラベル
ト71で水底及び海底を走行するクローラ走行タイプの
水底走行装置7がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図16
(a)に示す潜水艇タイプの装置6は、藻場においては
プロペラ65に藻が絡んで走行が困難となるため、ま
た、ヘドロ場においてはプロペラ65で起こす水流によ
りヘドロが巻き上げられるため、測定が困難となる場合
が生じるという問題がある。
【0006】また、潜水艇タイプの装置6の場合には、
浮力と重量とが釣り合った状態で運航するのが好ましい
ため、底地の土や泥のサンプル等を採取するような場合
には、重量が増加してある程度以上重くなると、移動制
御が難しくなるため、多くのサンプルを採取できないと
いう問題や、水流に流され易いため底地に対して静止す
るのが苦手であるという問題がある。
【0007】その上、3次元的に移動可能であるため、
水深に関係なく水中探査が可能である反面、移動に必要
なセンサ類や移動用推進装置や移動用制御装置が複雑と
なり、高価に成り易いという問題もある。
【0008】また、図16(b)に示すクローラ走行タ
イプの水底走行装置7では、クローラベルト71に藻が
絡み易く、ヘドロ場においてはクローラベルト71がヘ
ドロを巻き上げるという問題がある。また、岩場等の凹
凸のある場所では、移動時に転倒し易く、一旦転倒する
と自力で元の姿勢に戻るのは殆ど不可能であるという問
題がある。
【0009】そして、図16(c)に示す、接地面圧を
小さくできヘロド場でも走行できそうなソリ走行タイプ
の水底走行装置8も考えられる。この水底走行装置8で
は、平板ソリ81により接地圧力を低下でき埋没を防止
できる。
【0010】しかしながら、移動用の推力発生装置にプ
ロペラ82やウォータジェット(ジェットポンプ)を使
用すると藻の絡みつきやヘドロの巻き上げの問題を生
じ、また、岩場等の凹凸のある場所では、転倒し易く、
一旦転倒すると自力で元の姿勢に戻るのは殆ど不可能で
あるという問題がある。
【0011】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、藻場でも藻類の絡み
つきを避けながら活動できると共に、岩場等の凹凸のあ
る場所でも転倒せずに走行でき、しかも、移動機構や移
動制御が比較的単純で比較的低コストで製造できる水底
走行装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するための水底走行装置は、次のような特徴を有して構
成される。
【0013】1)水底や海底等の底地に接地して移動す
る接地移動手段を備えた水底走行装置であって、重心位
置よりも高い位置に浮心位置を設けて浮力により転倒に
対する復元力を発生させて水中における姿勢を維持する
ことを特徴とする。
【0014】この浮力によって水中姿勢を維持すること
により、水底や海底の凹凸に出会っても転倒することな
く移動できる。
【0015】また、水底、湖底、海底等の底地に接地し
て移動することにより、サンプルを採取したり物体を回
収して装置重量が増加しても、支障無く移動及びサンプ
ル採取や物体の回収を継続できる。その上、底地に対す
る停止状態を簡単に実現でき、浮力により常に自立状態
を保つことができるので、停止状態であっても、装置の
姿勢を維持できる。
【0016】その上、接地して移動するため、上下方向
移動手段が不要となり、装置の機構及び移動制御が簡単
になる。そのため、装置が低コストとなる。
【0017】2)そして、上記の水底走行装置におい
て、前記接地移動手段として、二輪走行手段を備えて構
成する。
【0018】上記の水底走行装置では、重心位置よりも
高い位置に浮心位置を設けて浮力により水中における姿
勢を維持するので、車輪走行やクローラ走行やソリ走行
等の様々な走行手段を有する水底走行装置に適用可能で
あるが、車輪走行とすることにより、移動にプロペラや
ウォータジェット等の水流作用を利用する必要が無くな
るので、水中を攪乱することが少なくなり、水質測定等
に対する悪影響を少なくできる。
【0019】また、重量と浮力とを調整することにより
接地荷重を選定して、底地の状態に適した接地荷重で走
行できるので、活動可能な領域が広がる。特に、車輪の
径を大きくして回転速度を小さくすることにより、車輪
に藻類等が絡まることを防止できるので、藻場でも容易
に移動できる。
【0020】そして、二輪走行とすることにより、狭い
場所における移動が可能となり、底地に接する部分、即
ち、走行跡を少なくできる。しかも、陸上用の自動二輪
車の構造を応用することができ、左右方向への旋回が走
行車輪の操舵によって行えるので、簡単な構造及び制御
となる。
【0021】3)上記の水底走行装置において、前記浮
力の少なくとも一部を、該走行装置と別体で形成した浮
体を、該走行装置に取り付けることにより得るように構
成する。
【0022】この水底走行装置において、浮力による復
元力を効果的に確保するためには。重心位置より高い位
置に浮力発生体(浮体)を配置する必要がある。この浮
力発生体は水底走行装置と一体に形成することもできる
が、接地荷重調整のための浮力調整や復元力の調整のた
めの浮心位置の調整を考慮して、別体で形成し、走行装
置に取り付ける構造にすることもできる。
【0023】4)上記の水底走行装置において、前記浮
力の少なくとも一部を水中に浮遊する浮体を係留するこ
とによって得るように構成する。
【0024】浮力調整や配置上の問題で大きな浮体を取
り付けることが困難な場合には、浮体をワイヤ等で係留
し、この係留ワイヤに作用する浮力を利用して、水底走
行装置の姿勢を保持する。なお、水中に浮遊する浮体の
場合には水深によらず浮力は一定となる。但し、浮体に
対する水流の影響は受ける。
【0025】この水中に浮遊する浮体を使用する場合に
は、この浮体や浮体を係留するワイヤの途中等にも計測
装置を配置して、水深方向の計測もできるようにするこ
とができる。
【0026】5)上記の水底走行装置において、前記浮
力の少なくとも一部を浮上した浮体を張力調整装置を介
して所定の範囲内の引張力で係留することによって得る
ように構成する。
【0027】また、水中に浮遊する浮体の代りに、水面
や海面に浮上した浮体を利用することもできる。この場
合には水深によって、浮体と水底走行装置との距離が変
化するので、係留力が変化するので、張力調整装置を使
用して係留ワイヤの引張力が所定の範囲内になるように
係留ワイヤを延ばしたり縮めたりすることにより、略一
定の係留力を得て水底走行装置の姿勢を保持する。
【0028】この場合には、浮上した浮体にアンテナを
設けることにより、DGPS(Differential Global Po
sitioning System)やSS(Spread Spectrum :スペク
トラム拡散)無線等を利用することができる。
【0029】6)上記の水底走行装置で、前記二輪走行
手段において、前記二つの走行車輪の少なくとも一方を
着底時衝撃吸収ダンパーを介して装置の本体に接続する
ように構成する。
【0030】この着底時衝撃吸収ダンパーを備えること
により、水底走行装置が水中又は海中に投入されて水底
又は海底等の底地に着底した時の衝撃や、水底又は海底
の凹凸の場所を移動する時に発生する衝撃を緩和でき、
本体及び本体に搭載した機器類を衝撃から保護すること
ができる。
【0031】7)上記の水底走行装置において、水中投
下から着底までの水中降下における沈降速度を制御する
沈降速度調整手段を設けて構成する。
【0032】フィンや小パラシュート等の抵抗体で形成
される沈降速度調整手段を設けることにより、着底時の
衝撃を更に緩和できる。
【0033】8)上記の水底走行装置において、前記浮
心位置を走行方向に移動可能にする浮心位置移動手段を
備えて構成する。
【0034】浮心位置が固定されている場合には、水底
や海底等の底地に比較的大きな傾斜面があると、前後の
走行車輪の接地荷重が異なってしまい、効率のよい走行
ができなくなるおそれが生じる。そのため、浮心位置を
前後方向に移動することにより、前後の走行車輪におけ
る接地荷重のバランスを調整する。
【0035】この浮心位置の前後方向の位置調整は、一
部の浮力発生体をステップモータとネジ棒等を使用して
前後方向のガイドに沿って移動させたり、また、浮体を
係留する場合には、係留点を前後方向に移動して行うこ
とができる。
【0036】なお、この浮心位置の位置調整は、予め設
定しておいて自動で行ってもよく、遠隔指令で観測機器
を見ながら操縦者が手動で行ってもよく、傾斜計などで
水底走行装置の前後方向の傾斜を測定し、この傾斜計の
測定値に従って自動的に対応してもよい。
【0037】また、サンプリング等の都合により水底走
行装置の姿勢を故意に傾斜させることが好ましい場合に
は、浮心位置を前後方向以外の左右方向(走行方法と垂
直な方向)等に移動する浮心位置移動手段を備えること
もできる。
【0038】9)上記の水底走行装置において、前記浮
力を変更する浮力調整手段を備えて構成する。
【0039】走行中に底地の状態が変化する場合がある
ので、この底地の状態に合わせて接地荷重を調整するた
めに、浮力を変更する。
【0040】10)上記の水底走行装置において、前記
走行車輪の前後または側方の少なくとも一部にソリを備
えて構成する。
【0041】このソリを備えることにより、ヘドロが溜
まっているような底地でも走行車輪が泥の中に埋没する
のを防止でき、また、巻き上げるヘドロの量を少なくす
ることができる。従って、このソリを備えることによ
り、ヘドロの量が少なく、ヘドロ部分が比較的浅い場所
を走行できるようになる。
【0042】11)上記の水底走行装置において、前記
水底走行装置に人が便乗して共に移動できるように便乗
手段を備えて構成する。
【0043】この便乗手段は、陸上の二輪車のように、
跨がるような座席であってもよいが、この水底走行装置
の移動を利用して、装置と共に人員が移動できれば良
く、人員が掴めるハンドルや手すり等の手段であっても
よい。この便乗手段により、観測者を同行させることが
でき、また、水中レジャー用にも使用できるようにな
る。
【0044】この人員を搭載した時には、人員による操
作で走行してもよく、遠隔操作(ROV)あるいは予め
決められたシーケンス操作やあるいは自律型ロボットと
同じ自動操作(AUV)で走行してもよい。
【0045】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明に係る
水底走行装置の実施の形態について説明する。
【0046】図1〜図4に示すように、この水底走行装
置1は、本体10と二輪走行用の走行車輪21,22と
からなる。この走行車輪21,22は少なくとも一方
(通常は後側)をモータ等の走行機構によって回転駆動
するように構成する。また、前側の走行車輪21にはス
テアリング機構(操舵機構)23を設け、走行方向を変
更制御できるように構成する。
【0047】そして、本体10には、電子機器容器3
0,電池容器41,沈降用バラスト42,観測機器4
3、測定機器等が搭載され、これらをフレーム11で連
結し、周囲をフェアリングカバー12で包んで水中にお
ける流れを整えるように構成する。また、水中投入や陸
揚げに使用するためのワイヤを掛ける吊り金具13を備
えて構成上げ用また、観測用やレジャー用で水中呼吸装
置を装着した人員を搭載する場合には、人員搭載手段と
して、陸上の二輪車のように跨がるような座席や水中ス
クータのように寝そべる座席を設けたり、あるいは、人
員が掴めるハンドルや手すり等を設ける。
【0048】この走行車輪21,22は、藻類が絡まな
いようにスポーク無しのディスクホイールタイプで形成
され、周囲にマウンテンバイクのようにタイヤ21a,
22aを装着し、車軸部分に設けたモータ21b,22
bで回転駆動する。
【0049】また、走行車輪21,22にタイヤ21
a,22aを嵌めて弾力性を確保して着底時の衝撃吸収
を行うが、更に、走行車輪21,22の車軸及びモータ
21b,22bをそれぞれ着底時衝撃吸収ダンパー2
4,25を介して本体10に接続する。
【0050】この着底時衝撃吸収ダンパー24,25に
は、陸上のオートバイ等で使用されているプランジャ
型、テレスコーピック型、ボトムリンク型、スイングア
ーム型等の緩衝装置を応用して構成することができ、水
底走行装置10が水中又は海中に投入されて水底又は海
底等の底地に着底する時の衝撃を緩和し、本体10及び
本体10に搭載した機器類を衝撃から保護する。なお、
この構成により、水底又は海底の凹凸の場所を移動する
時に発生する衝撃も緩和し、走行を容易にする効果も得
られる。
【0051】ステアリング機構となる舵取り装置23
は、前側の走行車輪21の向きを変更させるための機構
であり、ステップモータや油圧モータにより、走行車輪
21の着底時衝撃吸収ダンパー24を支持するフレーム
を回転するように構成される。なお、ダイバー等の人を
この水底走行装置1と共に移動させるための便乗手段を
設ける場合には、ハンドル(図示しない)を設け、この
ハンドルで人員が水中で手動操作できるように構成す
る。
【0052】なお、操縦性能を向上させるためには、前
後の両方の走行車輪21,22を駆動可能にすると共
に、両方にステアリング機構(操舵機構)を設けてもよ
い。
【0053】電子機器容器30,30は、通信装置、走
行制御装置、観測機器及び測定機器の制御装置、データ
処理装置等の各機器を収容する容器であり、浮力の中心
をなす部材であり、本体10の上部中央に対称に配置さ
れる。
【0054】電池容器41,41は、走行駆動や各機器
の動力源となるリチウム二次電池等の電池を収容する容
器であり、一般に重く重心位置に大きな影響を与えるの
で、本体10の下部に中央に対称に配置する。なお、電
池駆動ではなく、有線(有索)から電力を供給し、ま
た、制御する場合には、この電池容器は不要とされる
か、又は非常用電源として小型化される。
【0055】また、沈降用バラスト42は、接地荷重を
調整するための重りであり、浮上時に切り離すことによ
り、走行装置10の水中重量を負にして浮上できるよう
にするものである。この沈降用バラスト42は環境に影
響を与えない、測定場所に近い所で採取された石等が選
定される。また、この水底走行装置1は水深の浅い所で
使用される場合が多いので、引き揚げ用の索で本体10
と連結しておき、水底走行装置1の回収時に回収できる
ようにすることもできる。
【0056】観測機器としては、アクリルドーム43に
収容されたTVカメラ43aや水中照明灯43b、ソナ
ー、ドップラーソーナー等があり、これらから得られる
画像等のデータに基づいて遠隔操縦により制御したり、
録画して走行装置の回収後に画像分析したりする。
【0057】また、測定機器としては、水温、塩分濃
度、電気伝導度、pH、クロロフィル、DO、濁度等を
測定する水質計測関連機器や水中顕微鏡、採水装置、採
泥装置、深度計測等がある。
【0058】また、制御方式としては、予め設定したプ
ログラムによる自律型制御(AUV)や有線や無線(電
波や超音波水中通信)による遠隔制御(ROV)等を使
用できる。また、便乗手段を備えた場合には、人員によ
る手動にても制御可能に構成する。
【0059】次に、この水底走行装置1における姿勢の
保持について、図5を参照しながら説明する。
【0060】この水底走行装置1を自立状態、即ち、走
行状態及び停止状態の水中において傾斜した時に元の姿
勢に戻るようにするために、浮心位置Bを重心位置Gよ
り上に配置し、浮力Ffにより水底走行装置1の姿勢を
維持する。即ち、走行車輪21,22の接地点Pを支点
にして角度α傾斜した時に、浮心Bに作用する浮力Ff
による復元モーメントMfが、重心Gに作用する重力F
gによる転倒モーメントMgより大きくなる様に、浮心
位置B、浮力Ff、重心位置G,重力(空中重量)Fg
を調整して構成し、転倒モーメントMgを上回る復元モ
ーメントMfにより水底走行装置1の姿勢を基に戻す。
【0061】つまり、それぞれのモーメントレバーは、
接地点Pと浮心Bの距離Lfと,接地点Pと重心Gの距
離Lgとなるので、Mf−Mg=Ff*Lf−Fg*L
g>0の関係があれば、元の姿勢に戻る。
【0062】従って、接地荷重Fg−Ffを底地走行に
適した値に設定した後、この復元モーメントMfを大き
くするためには、浮心位置Bを高く、重心位置Gを低く
すれば良いことになる。
【0063】次にその他の実施の形態について説明す
る。
【0064】第1の実施の形態においては、電子機器容
器30により浮力の多くの部分を得ていたが、図6に示
す第2に実施の形態のように、本体とは別体で設けた浮
体31を本体10Aに取り付けてもよい。この構造によ
れば、接地荷重調整のための浮力調整や復元力の調整の
ための浮心位置の調整を考慮して、重心位置より高い位
置に浮力発生体(浮体)31を配置でき、浮力による復
元力を効果的に確保することが容易となる。
【0065】また、図7に示す第3の実施の形態のよう
に、水中又は海中に没水する浮体32を本体10Bに係
留してもよい。この構造によれば、浮力調整や配置上の
問題で大きな浮体を取り付けることが困難な場合でも、
水深によらず浮力は一定となる水中に浮遊する浮体32
を係留し、この係留ワイヤ32wに作用する浮力を利用
して、水底走行装置1Bの姿勢を保持することができ
る。この場合には、この浮体32や浮体32を係留する
ワイヤ32wの途中等にも計測装置を配置して、水深方
向の計測もできるようにすることができる。
【0066】更には、図8に示す第4の実施の形態のよ
うに、水面又は海面に浮上した浮体33を所定の範囲内
の引張力で引張るようにして本体10Cに係留するよう
に構成してもよい。
【0067】この構成では、水深によって、浮体33と
水底走行装置1Cとの距離が変化して係留力が変化する
ので、係留ワイヤ33wの引張力が所定の範囲内になる
ように係留ワイヤ33wを延ばしたり縮めたりする張力
調整装置(図示しない)により、略一定の係留力を得て
水底走行装置1Cの姿勢を保持する。
【0068】この場合には、浮上した浮体33にアンテ
ナ33aを設けることにより、DGPS(Differential
Global Positioning System)やSS(Spread Spectru
m :スペクトラム拡張)無線等を利用することができ
る。
【0069】また、図9に示すように、ヘドロ場も走行
できるように、水底走行装置1Dの走行車輪21,22
の前後または側方にソリ14を備えてもよい。この構成
により、ヘドロが局所的に溜まっているような底地でも
走行車輪21,22がヘドロの中に埋没するのを防止で
き、また、巻き上げるヘドロの量を少なくすることがで
きる。従って、このソリ14を備えることにより、ヘド
ロの量が少なく、ヘドロ部分が散在するような場所も走
行できるようになる。
【0070】更には、図10に示すように、水中投下か
ら着底までの水中降下中における水底走行装置1Eの沈
降速度Vを低減するために、フィン等の抵抗体で形成さ
れる沈降速度調整手段15を設けて、着底時の衝撃を緩
和してもよい。
【0071】また、図11に示すように、このフィンの
角度を変更できるようにして、埋泥防止用のソリとして
も使用できるようにしてもよい。つまり、この沈降速度
調整手段としてのフィンと埋泥防止用のソリとを兼用と
した板16を備え、図11(a)に示すように、水中沈
降時は水平に対して傾斜した状態に維持して沈降速度調
整フィンとして使用し、図11(b)に示すように、着
底後は水平状態に維持してソリとして使用する。
【0072】また、図12は、浮心位置Gを走行方向X
−Xに移動可能にする浮心位置移動手段を備えた実施の
形態の例であり、図12(a)では、一部の浮体31G
を図示しないステップモータとネジ棒等を使用して前後
方向のガイドに沿って移動させることにより、また、図
12(b)では、浮体32Hや浮上物体33Hを係留す
る係留点Wを前後方向に移動することにより、浮心位置
の前後方向の位置調整を行う。
【0073】この構成により、水底や海底等の底地に比
較的大きな傾斜面がある場合であっても、図12(c)
の状態から図12(d)の状態に、浮心位置Bを前後方
向X−Xに移動して、前後の走行車輪21,22への接
地荷重Fga,Fgbのバランスを最適に調整すること
ができ、効率のよい走行ができる。
【0074】なお、この浮心位置の位置調整は、予め設
定しておいて自動で行ってもよく、遠隔指令で観測機器
を見ながら操縦者が手動で行ってもよく、傾斜計などで
水底走行装置の前後方向の傾斜を測定し、この傾斜量に
対応して行ってもよい。
【0075】また、サンプリング等の都合により水底走
行装置の姿勢を傾斜させることが好ましい場合には、浮
心位置を左右方向(走行方法と垂直な方向)に移動する
浮心位置移動手段を備えることもできる。
【0076】そして、図13は、浮力を変更する浮力調
整手段を備えた例を示す。図13(a)は、圧縮空気等
を利用してタンク内の水を注排水する浮力発生体34A
の例を示し、図13(b)は、風船を膨らますように圧
縮空気等を利用して浮力を発生する浮力発生体34Bの
例を示し、図13(c)は、水密室34aの上蓋34b
を上下動(Z−Z)して機械的に容積を拡張する浮力発
生体34Cの例を示す。
【0077】この構成により、走行中に底地の状態が変
化しても、浮力を変更することにより、この底地の状態
に好適な接地荷重を調整して走行できる。また、この浮
力調整によって前後方向の浮心位置の調整を行ってもよ
い。
【0078】図14は二輪走行手段以外の装置の例であ
り、図14(a)は三輪走行の例を、図14(b)は、
単一のクローラによる走行の例を示す。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る水底走行装置によれば、次のような効果を奏する
ことができる。
【0080】水底又は海底等の底地に接地して移動する
接地移動手段を備えた水底走行装置としており、底地に
接地して移動するため、上下方向移動手段が不要とな
り、装置の機構及び移動制御が簡単になる。そのため、
装置が低コストとなる。
【0081】また、底地に接地して移動することによ
り、サンプルを採取して装置重量が増加しても、支障無
く移動及びサンプル採取を継続できる。
【0082】そして、重心位置よりも高い位置に浮心位
置を設けて浮力により転倒に対する復元力を発生させて
水中における姿勢を維持するので、水底や海底の凹凸に
出会っても転倒することなく移動できる。また、底地に
対する停止状態を簡単に実現でき、浮力により常に自立
状態を保つことができるので、停止状態であっても、装
置の姿勢を維持できる。
【0083】更に、接地移動手段として二輪走行手段を
備えて構成することにより、移動にプロペラやウォータ
ジェット等の水流作用を利用する必要が無くなるので、
水中を攪乱することが少なくなり、水質測定等に対する
悪影響を少なくできる。
【0084】また、二輪走行であるので、狭い場所にお
ける移動が可能となり、底地に接する部分、即ち、走行
跡を少なくでき、環境への影響を少なくできる。しか
も、陸上用の自動二輪車の構造を応用することができ、
左右方向への旋回が走行車輪の操舵によって行えるの
で、簡単な構造及び制御となる。
【0085】また、重量と浮力とを調整することにより
接地荷重を選定して、底地の状態に適した接地荷重で走
行できるので、活動可能な領域を広げることができる。
特に、車輪の径を大きくして回転速度を小さくすること
により、車輪に藻類等が絡まることを防止できるので、
藻場でも容易に移動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の水底走行装置
の斜視図である。
【図2】図1の水底走行装置の側断面図である。
【図3】図1の水底走行装置の正面図である。
【図4】図1の水底走行装置のA−A断面図である。
【図5】水底走行装置の姿勢復元を説明するための図で
あり、(a)は接地荷重を示し、(b)は復元モーメン
トを示す。
【図6】本体とは別体で設けた浮体を備えた第2の実施
の形態の水底走行装置を示す図である。
【図7】没水する浮体を係留する第3の実施の形態の水
底走行装置を示す図である。
【図8】浮上した浮体を係留する第4の実施の形態の水
底走行装置を示す図である。
【図9】走行車輪の前後または側方にソリを備えた実施
の形態の水底走行装置を示す図である。
【図10】沈降速度調整手段であるフィンを備えた実施
の形態の水底走行装置を示す図である。
【図11】沈降速度調整手段としてのフィンと埋泥防止
用のソリとを兼用とした実施の形態の水底走行装置を示
す図であり、(a)は水中沈降時を示し、(b)は着底
後を示す。
【図12】浮心位置移動手段を備えた実施の形態の例で
あり、(a)は、浮体を前後方向のガイドに沿って移動
する例であり、(b)は、浮体や浮上物体の係留点を前
後方向に移動する例である。また、(c)は浮心位置移
動の無い状態の接地荷重を示す図で、(d)は浮心位置
移動をした状態の接地荷重を示す図である。
【図13】浮力調整手段を備えた実施の形態の例であ
り、(a)は注排水方式の例を示し、(b)は風船方式
の例を示し、(c)は機械的容積拡張方式の例を示す。
【図14】二輪走行手段以外の実施の形態の例であり、
(a)は三輪走行の例を、(b)は、単一のクローラに
よる走行の例を示す。
【図15】従来技術の潜水艇タイプの装置を示す図で、
(a)は平面図で、(b)は側面図で、(c)は正面図
である。
【図16】水中作業用装置の例を示す図で、(a)は潜
水艇タイプの装置の図で、(b)はクローラ走行タイプ
の装置の図で、(c)はソリ走行タイプの装置の図であ
る。
【符号の説明】
1 水底走行装置 10 本体 14 ソリ 15 フィン(沈降速度調整手段) 21,22 走行車輪 24,25 着底時衝撃吸収ダンパー 23 ステアリング機構(操舵機構) 30 電子機器容器(浮力発生体) 32 浮体 33 浮上した浮体 41 電池容器 42 沈降用バラスト 43 アクリルドーム(観測機器) 43a TVカメラ 43b 水中照明 P 接地点 B 浮心位置 G 重心位置 Ff 浮力 Fg 重力による Mf 復元モーメント Mg 転倒モーメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池本 貴 東京都中央区築地5丁目6番4号 三井造 船株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水底や海底等の底地に接地して移動する
    接地移動手段を備えた水底走行装置であって、重心位置
    よりも高い位置に浮心位置を設けて浮力により転倒に対
    する復元力を発生させて水中における姿勢を維持するこ
    とを特徴とする水底走行装置。
  2. 【請求項2】 前記接地移動手段として、二輪走行手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載の水底走行装
    置。
  3. 【請求項3】 前記浮力の少なくとも一部を、該走行装
    置と別体で形成した浮体を、該走行装置に取り付けるこ
    とにより得ることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    水底走行装置。
  4. 【請求項4】 前記浮力の少なくとも一部を水中に浮遊
    する浮体を係留することによって得ることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の水底走行装置。
  5. 【請求項5】 前記浮力の少なくとも一部を浮上した浮
    体を張力調整装置を介して所定の範囲内の引張力で係留
    することによって得ることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の水底走行装置。
  6. 【請求項6】 前記二輪走行手段において、前記二つの
    走行車輪の少なくとも一方を着底時衝撃吸収ダンパーを
    介して装置の本体に接続することを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1項に記載の水底走行装置。
  7. 【請求項7】 水中投下から着底までの水中降下におけ
    る沈降速度を制御する沈降速度調整手段を設けることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の水底走
    行装置。
  8. 【請求項8】 前記浮心位置を走行方向に移動可能にす
    る浮心位置移動手段を備えることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれか1項に記載の水底走行装置。
  9. 【請求項9】 前記浮力を変更する浮力調整手段を備え
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載
    の水底走行装置。
  10. 【請求項10】 前記走行車輪の前後または側方の少な
    くとも一部にソリを備えることを特徴とする請求項1〜
    9のいずれか1項に記載の水底走行装置。
  11. 【請求項11】 前記水底走行装置に人が便乗して共に
    移動できるように便乗手段を備えることを特徴とする請
    求項1〜10のいずれか1項に記載の水底走行装置。
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