JP2003025313A - 軽量木質繊維板 - Google Patents
軽量木質繊維板Info
- Publication number
- JP2003025313A JP2003025313A JP2001220445A JP2001220445A JP2003025313A JP 2003025313 A JP2003025313 A JP 2003025313A JP 2001220445 A JP2001220445 A JP 2001220445A JP 2001220445 A JP2001220445 A JP 2001220445A JP 2003025313 A JP2003025313 A JP 2003025313A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- weight
- fiber length
- fiber
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量で適度なソフト感と強度があり、畳床に
用いるのに好適な木質繊維板を提供すること。 【解決手段】 木質繊維を結合剤により結合して板状な
いしはマット状に成形してなる木質繊維板において、原
料とする木質繊維の繊維長が0.4mm〜30mmの範
囲にあるとともに、木質繊維の繊維長分布は4mm以下
が85〜95重量%、7mm以上が5〜15重量%の範
囲にあり、且つ累積繊維長分布は4mm以下が80〜9
0重量%、7mm以上が10〜30重量%の範囲である
軽量木質繊維板。
用いるのに好適な木質繊維板を提供すること。 【解決手段】 木質繊維を結合剤により結合して板状な
いしはマット状に成形してなる木質繊維板において、原
料とする木質繊維の繊維長が0.4mm〜30mmの範
囲にあるとともに、木質繊維の繊維長分布は4mm以下
が85〜95重量%、7mm以上が5〜15重量%の範
囲にあり、且つ累積繊維長分布は4mm以下が80〜9
0重量%、7mm以上が10〜30重量%の範囲である
軽量木質繊維板。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量で適度なソフ
ト感と強度があり、特に畳床に用いるに好適な軽量木質
繊維板に関する。
ト感と強度があり、特に畳床に用いるに好適な軽量木質
繊維板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、木質繊維とコーンスターチな
どの結合剤とを主成分とし、湿式抄造法により、板状や
マット状に成形した比重が0.23程度の木質繊維板は
良く知られている。そしてこのような木質繊維板を複数
枚積層したものは、軽量でソフト感があるため、藁床に
替わって畳床として用いられている。また、このような
畳床を更に軽量化して、畳の運搬や施工作業を良くする
ことも行われており、このような例として、上記木質繊
維板とこれよりも低比重のポリスチレンフォームとを複
合化した畳床が広く知られている。
どの結合剤とを主成分とし、湿式抄造法により、板状や
マット状に成形した比重が0.23程度の木質繊維板は
良く知られている。そしてこのような木質繊維板を複数
枚積層したものは、軽量でソフト感があるため、藁床に
替わって畳床として用いられている。また、このような
畳床を更に軽量化して、畳の運搬や施工作業を良くする
ことも行われており、このような例として、上記木質繊
維板とこれよりも低比重のポリスチレンフォームとを複
合化した畳床が広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の木質繊維板からなる畳床は、更に軽量化しようとす
ると畳床に必要な強度が低くなるという問題があった。
また、上記ポリスチレンフォームと複合化した畳床は、
軽量で適度な強度を有しているが、廃棄処分の問題があ
り、またリサイクルする場合には、木質繊維板とポリス
チレンフォームとを分離回収し再利用するのが面倒な作
業になるという問題があった。
来の木質繊維板からなる畳床は、更に軽量化しようとす
ると畳床に必要な強度が低くなるという問題があった。
また、上記ポリスチレンフォームと複合化した畳床は、
軽量で適度な強度を有しているが、廃棄処分の問題があ
り、またリサイクルする場合には、木質繊維板とポリス
チレンフォームとを分離回収し再利用するのが面倒な作
業になるという問題があった。
【0004】本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、従来の木質繊維板よりも更に軽
量で、しかも廃棄やリサイクルもし易い軽量木質繊維板
を提供しようとすることにある。
のであり、その目的は、従来の木質繊維板よりも更に軽
量で、しかも廃棄やリサイクルもし易い軽量木質繊維板
を提供しようとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の軽量木質繊維板は、木質繊維を結
合剤により結合して板状ないしはマット状に成形してな
る木質繊維板において、該木質繊維板に用いる木質繊維
の繊維長が0.4mm〜30mmの範囲にあるととも
に、木質繊維の繊維長分布は4mm以下が85〜95重
量%、7mm以上が5〜15重量%の範囲にあり、且つ
累積繊維長分布は4mm以下が80〜90重量%、7m
m以上が10〜30重量%の範囲にある構成とした。
め、請求項1の発明の軽量木質繊維板は、木質繊維を結
合剤により結合して板状ないしはマット状に成形してな
る木質繊維板において、該木質繊維板に用いる木質繊維
の繊維長が0.4mm〜30mmの範囲にあるととも
に、木質繊維の繊維長分布は4mm以下が85〜95重
量%、7mm以上が5〜15重量%の範囲にあり、且つ
累積繊維長分布は4mm以下が80〜90重量%、7m
m以上が10〜30重量%の範囲にある構成とした。
【0006】ここにおいて、繊維長4mm以下の短い木
質繊維と7mm以上の長い木質繊維とを上記の繊維長分
布にしているので、軽量で適度な強度を備え、生産性も
良い畳床に用いるに適した木質繊維板を得ることができ
る。
質繊維と7mm以上の長い木質繊維とを上記の繊維長分
布にしているので、軽量で適度な強度を備え、生産性も
良い畳床に用いるに適した木質繊維板を得ることができ
る。
【0007】尚、繊維長4mm以下の短い木質繊維の割
合が85重量%未満になったり、或いは7mm以上の長
い木質繊維の割合が15重量%を超えたりすると、木質
繊維板の比重が低くなり過ぎて強度不足になる。また、
繊維長4mm以下の短い木質繊維の割合が95重量%を
超えたり、或いは7mm以上の長い木質繊維の割合が5
重量%未満になると、木質繊維板の比重が高くなって、
重く且つ硬くなるので、畳床に用いるに好適ではない。
合が85重量%未満になったり、或いは7mm以上の長
い木質繊維の割合が15重量%を超えたりすると、木質
繊維板の比重が低くなり過ぎて強度不足になる。また、
繊維長4mm以下の短い木質繊維の割合が95重量%を
超えたり、或いは7mm以上の長い木質繊維の割合が5
重量%未満になると、木質繊維板の比重が高くなって、
重く且つ硬くなるので、畳床に用いるに好適ではない。
【0008】また、木質繊維の累積繊維長分布を、4m
m以下が80〜90重量%、7mm以上が10〜30重
量%の範囲になるようにすると、軽量で適度な強度を備
え、生産性の良い木質繊維板を一層確実に得ることがで
きる。ここにおいて累積繊維長分布とは、木質繊維板を
構成する繊維全体の長さの総和に対する、木質繊維のあ
る範囲における長さの総和の割合を示す。すなわち、累
積繊維長分布を4mm以下が80〜90重量%とあるの
は、(4mm以下の木質繊維の長さの総和/繊維全体の
長さの総和)×100で示されるものである。
m以下が80〜90重量%、7mm以上が10〜30重
量%の範囲になるようにすると、軽量で適度な強度を備
え、生産性の良い木質繊維板を一層確実に得ることがで
きる。ここにおいて累積繊維長分布とは、木質繊維板を
構成する繊維全体の長さの総和に対する、木質繊維のあ
る範囲における長さの総和の割合を示す。すなわち、累
積繊維長分布を4mm以下が80〜90重量%とあるの
は、(4mm以下の木質繊維の長さの総和/繊維全体の
長さの総和)×100で示されるものである。
【0009】この累積繊維長分布も、4mm以下が80
重量%未満になったり、或いは7mm以上が30重量%
を超えたりすると、木質繊維板の比重が低くなって、強
度不足になる。また、4mm以下が90重量%を超えた
り、或いは7mm以上が10重量%未満になると、木質
繊維板の比重が高くなって、重く且つ硬くなるので、畳
床に用いるに好適ではない。
重量%未満になったり、或いは7mm以上が30重量%
を超えたりすると、木質繊維板の比重が低くなって、強
度不足になる。また、4mm以下が90重量%を超えた
り、或いは7mm以上が10重量%未満になると、木質
繊維板の比重が高くなって、重く且つ硬くなるので、畳
床に用いるに好適ではない。
【0010】請求項2の発明の軽量木質繊維板は、木質
繊維を結合剤により結合して板状ないしはマット状に成
形してなる木質繊維板において、該木質繊維板に用いる
木質繊維の繊維長が0.4mm〜30mmの範囲にある
とともに、木質繊維の繊維長分布は2mm以下が60〜
80重量%、10mm以上が5〜10重量%の範囲にあ
り、且つ累積繊維長分布は2mm以下が50〜60重量
%、10mm以上が1〜10重量%の範囲にある構成と
した。
繊維を結合剤により結合して板状ないしはマット状に成
形してなる木質繊維板において、該木質繊維板に用いる
木質繊維の繊維長が0.4mm〜30mmの範囲にある
とともに、木質繊維の繊維長分布は2mm以下が60〜
80重量%、10mm以上が5〜10重量%の範囲にあ
り、且つ累積繊維長分布は2mm以下が50〜60重量
%、10mm以上が1〜10重量%の範囲にある構成と
した。
【0011】ここにおいて、繊維長2mm以下の短い木
質繊維と10以上の長い木質繊維とを上記の分布割合に
しているので、軽量で適度な強度を備え、生産性も良い
畳床に用いるに適した木質繊維板を得ることができる。
質繊維と10以上の長い木質繊維とを上記の分布割合に
しているので、軽量で適度な強度を備え、生産性も良い
畳床に用いるに適した木質繊維板を得ることができる。
【0012】尚、繊維長2mm以下の短い木質繊維の割
合が60重量%未満となったり、或いは10mm以上の
長い木質繊維の割合が10重量%を超えたりすると、木
質繊維板の比重が低くなって、強度不足になる。また、
繊維長2mm以下の短い木質繊維の割合が80重量%を
超えたり、或いは10mm以上の長い木質繊維の割合が
5重量%未満となると、木質繊維板の比重が高くなっ
て、重く且つ硬くなるので、畳床に用いるに好適ではな
い。
合が60重量%未満となったり、或いは10mm以上の
長い木質繊維の割合が10重量%を超えたりすると、木
質繊維板の比重が低くなって、強度不足になる。また、
繊維長2mm以下の短い木質繊維の割合が80重量%を
超えたり、或いは10mm以上の長い木質繊維の割合が
5重量%未満となると、木質繊維板の比重が高くなっ
て、重く且つ硬くなるので、畳床に用いるに好適ではな
い。
【0013】また、累積繊維長分布を2mm以下が50
〜60重量%、10mm以上が1〜10重量%の範囲に
なるようにすると、軽量で適度な強度を備え、生産性の
良い木質繊維板を一層確実に得ることができる。
〜60重量%、10mm以上が1〜10重量%の範囲に
なるようにすると、軽量で適度な強度を備え、生産性の
良い木質繊維板を一層確実に得ることができる。
【0014】尚、この累積繊維長分布も、2mm以下が
50重量%未満になったり、或いは10mm以上が10
重量%を超えると、木質繊維板の比重が低くなって強度
不足になる。また、2mm以下が60重量%を超えた
り、或いは10mm以上が1重量%未満となると、木質
繊維板の比重が高くなって、重く且つ硬くなるので、畳
床に用いるに好適ではない。
50重量%未満になったり、或いは10mm以上が10
重量%を超えると、木質繊維板の比重が低くなって強度
不足になる。また、2mm以下が60重量%を超えた
り、或いは10mm以上が1重量%未満となると、木質
繊維板の比重が高くなって、重く且つ硬くなるので、畳
床に用いるに好適ではない。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の実施形態
1に係る軽量木質繊維板は、長さが0.4mm〜30m
mの範囲にある木質繊維と結合剤とを混合したスラリー
を湿式抄造してウェットマットに形成し、このウェット
マットを所定の厚さにウェットプレスしたのち乾燥する
ことにより形成されたものである。
1に係る軽量木質繊維板は、長さが0.4mm〜30m
mの範囲にある木質繊維と結合剤とを混合したスラリー
を湿式抄造してウェットマットに形成し、このウェット
マットを所定の厚さにウェットプレスしたのち乾燥する
ことにより形成されたものである。
【0016】木質繊維は、例えば木材チップを蒸煮装置
で蒸煮し、パルパーやリファイナーなどの解繊装置で解
繊して得られる。また、このような木質繊維以外に、例
えばリサイクルされた古紙や木質繊維板をハイドロパル
パーやリファイナーなどにより再解繊して得られたもの
を使用することもできる。
で蒸煮し、パルパーやリファイナーなどの解繊装置で解
繊して得られる。また、このような木質繊維以外に、例
えばリサイクルされた古紙や木質繊維板をハイドロパル
パーやリファイナーなどにより再解繊して得られたもの
を使用することもできる。
【0017】木質繊維の長さは、0.4mm未満となる
と繊維の絡み合いが弱くなり、また30mm以上となる
とスラリーの均一分散性が悪くなるので好ましくない。
と繊維の絡み合いが弱くなり、また30mm以上となる
とスラリーの均一分散性が悪くなるので好ましくない。
【0018】結合剤としては、コーンスターチ、タピオ
カスターチなどの澱粉類を主に用いることができ、ま
た、種々の合成樹脂液を用いることもできる。そして、
これらに必要に応じて、サイズ剤、消泡剤、定着剤など
の添加剤を加えることもできる。
カスターチなどの澱粉類を主に用いることができ、ま
た、種々の合成樹脂液を用いることもできる。そして、
これらに必要に応じて、サイズ剤、消泡剤、定着剤など
の添加剤を加えることもできる。
【0019】また、木質繊維は、その繊維長分布が4m
m以下85〜95重量%、7mm以上5〜15重量%の
範囲にあることが望ましく、且つ累積繊維長分布が4m
m以下80〜90重量%、7mm以上10〜30重量%
の範囲にあることが一層望ましい。
m以下85〜95重量%、7mm以上5〜15重量%の
範囲にあることが望ましく、且つ累積繊維長分布が4m
m以下80〜90重量%、7mm以上10〜30重量%
の範囲にあることが一層望ましい。
【0020】あるいは、木質繊維は、その繊維長分布は
2mm以下が60〜80重量%、10mm以上が5〜1
0重量%の範囲にあり、且つ累積繊維長分布は2mm以
下が50〜60重量%、10mm以上が1〜10重量%
の範囲にある構成のものも、好適に使用できる。
2mm以下が60〜80重量%、10mm以上が5〜1
0重量%の範囲にあり、且つ累積繊維長分布は2mm以
下が50〜60重量%、10mm以上が1〜10重量%
の範囲にある構成のものも、好適に使用できる。
【0021】このように本願発明に用いる木質繊維は、
短い木質繊維と長い木質繊維とを組み合わせ、その中間
長さの木質繊維を少なくするという繊維長分布にするこ
とで、軽くて、適度な強度があり、畳床に用いるに適し
た木質繊維板が形成できるようにしたものである。
短い木質繊維と長い木質繊維とを組み合わせ、その中間
長さの木質繊維を少なくするという繊維長分布にするこ
とで、軽くて、適度な強度があり、畳床に用いるに適し
た木質繊維板が形成できるようにしたものである。
【0022】そして、繊維長分布だけでなく、累積繊維
長分布でも繊維長を管理することにより、極端に長い繊
維や短い繊維が混入することによる木質繊維板への比重
や強度に対する影響を少なくすることができる。
長分布でも繊維長を管理することにより、極端に長い繊
維や短い繊維が混入することによる木質繊維板への比重
や強度に対する影響を少なくすることができる。
【0023】
【実施例】4mm以下の短い繊維長の木質繊維を95重
量%、7mm以上の長い繊維長の木質繊維を5重量%含
み、累積繊維長分布では4mm以下が82重量%、7m
m以上が18重量%となる木質繊維にコーンスターチを
3重量%添加して大量の水に分散させ木質繊維のスラリ
ーを得た。このスラリーを湿式抄造しウェットプレスし
た後乾燥させて、比重0.18、曲げ強さ1.1N/m
m2の木質繊維板を得た。得られた木質繊維板は軽くて
畳床に形成した場合、従来の木質繊維板製畳床に較べて
施工し易く、強度や感触も遜色ないものであった。
量%、7mm以上の長い繊維長の木質繊維を5重量%含
み、累積繊維長分布では4mm以下が82重量%、7m
m以上が18重量%となる木質繊維にコーンスターチを
3重量%添加して大量の水に分散させ木質繊維のスラリ
ーを得た。このスラリーを湿式抄造しウェットプレスし
た後乾燥させて、比重0.18、曲げ強さ1.1N/m
m2の木質繊維板を得た。得られた木質繊維板は軽くて
畳床に形成した場合、従来の木質繊維板製畳床に較べて
施工し易く、強度や感触も遜色ないものであった。
【0024】
【比較例】従来、畳床用の木質繊維板を形成するための
木質繊維に上記実施例と同様にして結合剤を加えてスラ
リーとし、上記実施例と同様にして木質繊維板を形成し
た。上記木質繊維の繊維長は、4mm以下が95重量
%、7mm以上が1重量%未満であり、累積繊維長分布
は、4mm以下が90重量%、7mm以上が1重量%で
あった。得られた木質繊維板の比重は0.23であり、
曲げ強さは1.3N/mm2であった。この木質繊維板
製畳床は、上記実施例の畳床に較べて約20%重く、両
者を比較すると、運搬、施工性に劣るものであった。
木質繊維に上記実施例と同様にして結合剤を加えてスラ
リーとし、上記実施例と同様にして木質繊維板を形成し
た。上記木質繊維の繊維長は、4mm以下が95重量
%、7mm以上が1重量%未満であり、累積繊維長分布
は、4mm以下が90重量%、7mm以上が1重量%で
あった。得られた木質繊維板の比重は0.23であり、
曲げ強さは1.3N/mm2であった。この木質繊維板
製畳床は、上記実施例の畳床に較べて約20%重く、両
者を比較すると、運搬、施工性に劣るものであった。
【0025】
【発明の効果】以上の説明からあきらかなように、本願
発明の軽量木質繊維板は、従来の畳用に用いられる木質
繊維板に較べて畳床に必要な強度や感触を低下させるこ
となく、その比重を大幅に減じることができ、運搬性や
施工性を大幅に改善させることができるものである。
発明の軽量木質繊維板は、従来の畳用に用いられる木質
繊維板に較べて畳床に必要な強度や感触を低下させるこ
となく、その比重を大幅に減じることができ、運搬性や
施工性を大幅に改善させることができるものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 木質繊維を結合剤により結合して板状な
いしはマット状に成形してなる木質繊維板において、該
木質繊維板に用いる木質繊維の繊維長が0.4mm〜3
0mmの範囲にあるとともに、木質繊維の繊維長分布は
4mm以下が85〜95重量%、7mm以上が5〜15
重量%の範囲にあり、且つ累積繊維長分布は4mm以下
が80〜90重量%、7mm以上が10〜30重量%の
範囲にあることを特徴とする軽量木質繊維板。 - 【請求項2】 木質繊維を結合剤により結合して板状な
いしはマット状に成形してなる木質繊維板において、該
木質繊維板に用いる木質繊維の繊維長が0.4mm〜3
0mmの範囲にあるとともに、木質繊維の繊維長分布は
2mm以下が60〜80重量%、10mm以上が5〜1
0重量%の範囲にあり、且つ累積繊維長分布は2mm以
下が50〜60重量%、10mm以上が1〜10重量%
の範囲にあることを特徴とする軽量木質繊維板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001220445A JP2003025313A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | 軽量木質繊維板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001220445A JP2003025313A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | 軽量木質繊維板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003025313A true JP2003025313A (ja) | 2003-01-29 |
Family
ID=19054264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001220445A Pending JP2003025313A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | 軽量木質繊維板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003025313A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010513087A (ja) * | 2006-12-20 | 2010-04-30 | アクゾ ノーベル コーティングス インターナショナル ビー ヴィ | 木材ベースの製品を製造する方法 |
JP2014151542A (ja) * | 2013-02-07 | 2014-08-25 | Panasonic Corp | 繊維板の製造方法と繊維板 |
-
2001
- 2001-07-19 JP JP2001220445A patent/JP2003025313A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010513087A (ja) * | 2006-12-20 | 2010-04-30 | アクゾ ノーベル コーティングス インターナショナル ビー ヴィ | 木材ベースの製品を製造する方法 |
JP2014151542A (ja) * | 2013-02-07 | 2014-08-25 | Panasonic Corp | 繊維板の製造方法と繊維板 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5749954A (en) | Perlite-based insulation board | |
JP5392469B2 (ja) | 複合ボード | |
CN101115880B (zh) | 可用于壁板接缝带应用中的纸质基材 | |
US3379608A (en) | Water-felted mineral wool building and insulation product including nonfibrous cellulose binder | |
Grigoriou | Waste paper–wood composites bonded with isocyanate | |
CN106795055A (zh) | 包含矿物填料的组合物、面板和片材以及其生产方法 | |
US4297311A (en) | Method of manufacturing improved mineral board | |
CN108367453A (zh) | 基于纤维素的隔热材料及其制造方法 | |
US1995145A (en) | Manufacture of artificial boards and like structures | |
KR19980018980A (ko) | 광물질 섬유판의 제조 방법(method for manufacturing a mineral fiber panel) | |
CN102206957B (zh) | 木质水泥板的制造方法 | |
KR101952441B1 (ko) | 천장타일 기초매트 | |
CN108824068A (zh) | 替代石膏板护面纸的特种贴面玻纤薄毡一次成型工艺 | |
JP2010504232A (ja) | ウエット加工パネルへのスクリム埋め込みのための方法および装置 | |
CN103952947A (zh) | 一种芳纶纸及其制备方法 | |
US3379609A (en) | Water-felted building product including nonfibrous cellulose binder | |
GB2137977A (en) | Producing Inorganic Hardened Compositions | |
US20180030654A1 (en) | Agricultural Fibre-Based Paper | |
US3300372A (en) | Fire-resistant building board and process | |
US20050031842A1 (en) | Fiberboard panel having improved acoustics and durability | |
JP2003025313A (ja) | 軽量木質繊維板 | |
JPH02229747A (ja) | 無機質製品の押出成形方法 | |
JP2008127932A (ja) | 繊維板の製造方法及びその繊維板を用いた畳床 | |
CA2637828A1 (en) | Industrial hemp low-density fiberboard | |
US2944930A (en) | Fiberboard |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040827 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061128 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070327 |