JP2003024531A - 遊技機の制御装置 - Google Patents

遊技機の制御装置

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JP2003024531A
JP2003024531A JP2001217860A JP2001217860A JP2003024531A JP 2003024531 A JP2003024531 A JP 2003024531A JP 2001217860 A JP2001217860 A JP 2001217860A JP 2001217860 A JP2001217860 A JP 2001217860A JP 2003024531 A JP2003024531 A JP 2003024531A
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JP
Japan
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power supply
control
board
control board
signal
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Application number
JP2001217860A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takeuchi
正博 竹内
Yoshio Wakana
芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
Seiichi Yanagawa
誠市 梁川
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Takeya Co Ltd
Original Assignee
Takeya Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源供給の途絶えた制御基板上の回路が他の
基板からの入力信号によって破壊されてしまうことがな
く使い勝手の良い遊技機の制御装置を提供する。 【解決手段】 コネクタ11のストローブ端子STRを
介して他基板から入力されるストローブ信号は、フィル
タ回路21にてノイズを除去され、インバータからなる
レシーバ回路22にて波形整形された後、基板内部に取
り込まれる。フィルタ回路21からレシーバ回路22に
到る信号ラインには、カソードが電源VDDに接続され、
アノードが信号ラインに接続されたダイオード26から
なる保護回路が接続されている。当該基板への電源供給
が遮断(VDD=0V)された異常時には、ダイオード2
6がオン状態となり、レシーバ回路22への入力信号の
電圧レベルを、ダイオード26の順電圧程度に制限す
る。このため、他基板からの入力信号によってレシーバ
回路22が破壊されてしまうことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機等
の遊技機において各種処理を行う遊技機の制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ遊技機等の遊技機に
おいて各種処理を行う制御装置は、複数の制御基板によ
って構成されている。ここで、図8は、遊技機の制御装
置の一例(以下「従来装置」という)を表す構成図であ
る。
【0003】図8に示すように、従来装置は、外部から
の受電して装置内部への給電を行う電源基板P0、装置
全体の制御を統括する主基板P1、遊技機の主要な制御
である賞球制御を行う賞球制御基板P2、遊技板上に設
けられた表示画面の図柄を制御する図柄制御基板P3、
遊技板上或いは遊技板を支持する枠に設けられた各種L
EDの点灯状態を制御するランプ制御基板P4、制御の
状態に応じてスピーカから発生させる音声を制御する音
声制御基板P5、発射装置の状態を制御する発射制御基
板P6等を備えている。
【0004】そして、主基板P1及び賞球制御基板P2
は、それぞれケーブルC01,C02を介して電源基板P0
から電源供給を受け、両者間の信号の入出力は、ケーブ
ルC12を介して行うように構成されている。また、図柄
制御基板P3及びランプ制御基板P4は、それぞれケー
ブルC13,C14を介して主基板P1から電源供給を受け
たり各種制御信号が入力されるように構成され、同様
に、音声制御基板P5及び発射制御基板P6は、それぞ
れケーブルC25,C26を介して賞球制御基板P2から電
源供給を受けたり各種制御信号が入力されるように構成
されている。
【0005】つまり、電源基板から直接電源供給を受け
る制御基板(以下「上位の制御基板」という)P1,P
2は、互いの間で電源供給を行う必要がないため、両者
間を接続するケーブルC12では各種信号の入出力のみを
行い、上位の制御基板P1,P2を介して間接的に電源
供給を受ける制御基板P3〜P6(以下「下位の制御基
板」という)は、同じケーブルを用いて電源供給と各種
信号の入出力とを行うようにされている。なお、ケーブ
ルC12を介して入力される信号は、フォトカプラを介し
て基板内に取り込まれ、それ以外のケーブルを介して入
力される信号は、電気信号のまま基板内に取り込まれる
ようにされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各制御基板
P1〜P6上の回路は、様々な集積回路(以下「IC」
という)を用いて構成されており、その入力信号の許容
電圧範囲は、一般的に、電源電圧に依拠している。具体
的には、例えば、電源電圧がVcc[V]であれば、I
Cへの入力電圧の許容範囲は−0.5〜Vcc+0.5
[V]等となり、従って、電源線が断線する等して電源
供給が途絶えた基板上のICでは、その入力信号の許容
電圧範囲は−0.5〜0.5[V](Vcc=0
[V])となる。
【0007】このような電源供給の途絶えた基板上のI
Cに、ケーブルを介して他基板からの信号が直接印加さ
れると、この信号の信号レベルがICの入力信号の許容
電圧範囲を越えてしまう場合があり、ICが破壊されて
しまうという問題があった。なお、上位の制御基板P
1,P2と下位の制御基板P3〜P6とを接続するケー
ブルC13,C14,C25,C26は、上述のように信号線と
電源線と一体にされているため、ケーブルが基板上のコ
ネクタから外れて下位の制御基板P3〜P6への電源供
給が途絶えたとしても、これと同時に、上位の制御基板
P1,P2からの信号の供給も途絶えるため、このよう
な場合には、下位の制御基板P3〜P6であっても上述
のような問題は発生しないが、何らかの理由で電源線の
みが断線した場合には、上述の問題が発生することにな
る。
【0008】また、下位の制御基板P3〜P6では、上
位の制御基板P1,P2を介して電源供給を受けている
ため、これら上位の制御基板P1,P2よりも電源の立
ち上がりや立ち下がりが遅れることになり、例えば、電
源投入直後では、先に立ち上がった上位の制御基板P
1,P2からの入力信号の電圧レベルが、遅れて立ち上
がる下位の制御基板P3〜P6の電源電圧を上回ってし
まい、下位の制御基板P3〜P6上の入力インターフェ
ースを構成するICを破壊してしまう可能性があった。
【0009】これに対して、上位の制御基板P1,P2
と下位の制御基板P3〜P6とを接続するケーブルC1
3,C14,C25,C26を、信号線用と電源線用とにわ
け、信号線用のケーブルを接続するコネクタを介して入
力される信号を、上位の制御基板P1,P2間のケーブ
ルC12を接続するコネクタを介して入力される信号と同
様に、フォトカプラを介して基板内に取り込むようにす
れば、基板間に電源の供給状態に差があったとしても、
フォトカプラの出力は、その基板の電源電圧以上になる
ことはないため、入力インターフェースを構成するIC
の破壊を防止できる。
【0010】しかし、動作速度の遅いフォトカプラで
は、遊技機の制御の高度化,複雑化に伴って、制御基板
間でより多くのデータを高速に入出力できるようにする
という要求に対処できないという問題や、フォトカプラ
は耐久性に劣るため、メンテナンスに手間を要するとい
う問題があった。
【0011】本発明は、上記問題点を解決するため、電
源供給の途絶えた制御基板上の回路が他の基板からの入
力信号によって破壊されてしまうことがなく、使い勝手
の良い遊技機の制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】この様
な目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明
は、互いに信号の入出力を電線を介して電気的に行うこ
とにより、連携して遊技機の制御を行う複数の制御基板
を備えた遊技機の制御装置であって、前記制御基板のう
ち少なくとも1つは、他基板との信号の入出力を行うイ
ンターフェース部に、自基板の電源供給状態に関わら
ず、他基板からの入力信号の電圧に耐え得る保護回路を
備えることを特徴とする。
【0013】このように構成された本発明の遊技機の制
御装置では、複数の制御基板の中に、電源線が断線する
等して電源供給が遮断されたり、電源投入時に他の基板
より立ち上がりが遅れることにより、他基板からの入力
信号が自基板の電源電圧を上回ってしまうものがあった
としても、インターフェース部に保護回路を備えるもの
であれば、その保護回路が入力信号の電圧に耐えるよう
にされているため、インターフェース部を構成するIC
等の各種回路が、この入力信号によって破壊されてしま
うことを確実に防止できる。
【0014】換言すれば、本発明の遊技機の制御装置で
は、このような保護回路を設けたことにより、制御基板
間の電源電圧の立ち上がり時間の相異を考慮する必要が
なくなるため、隣接する制御基板が互いに異なる電源供
給元から電源供給を受けていたとしても、電源投入タイ
ミングの制御等を行う必要がなく、装置の設計が容易に
なると共に、設計の自由度も高くなる。
【0015】また、保護回路を備えた制御基板は、他の
制御基板を動作させたまま、単独で電源供給を遮断して
も、他の制御基板からの入力信号によってインターフェ
ース部を構成する回路が破壊されることがないため、他
の制御基板を動作させたままでの基板の点検,修理,試
験などを実施でき、この種のメンテナンス作業を簡単か
つ効率よく行うことができる。
【0016】具体的に、例えばパチンコ遊技場では、休
業日や営業時間終了後等に、所謂割数(遊技者に払い出
した球数/遊技者が打ち込んだ球数)を測定するため等
の目的で、遊技機の試し打ちを行うことがあるが、この
試し打ちにおいては、遊技自体に直接関係しない装飾ラ
ンプの点灯にかかる制御や音声出力にかかる制御等は、
不要である。このため、試し打ちに不要な制御にかかる
制御基板への電力供給だけを遮断すれば、消費電力を大
幅に削減できる。
【0017】そして、本発明では、上述のような効果を
フォトカプラを用いることなく得ており、制御基板間で
入出力されるデータを高速に転送することが可能である
ため、制御の高度化,複雑化に伴うデータ量の増加に対
しても柔軟に対処できる。次に、保護回路としては、許
容範囲を越える電圧を、ダイオードを用いてクランプす
る等の構成が考えられるが、例えば、請求項2に記載の
ように、入力信号の許容電圧範囲が電源電圧の大きさに
依拠することなく予め設定された一定の電圧範囲を有す
る固定電圧型の集積回路を用いてもよい。つまり、この
ような固定電圧型の集積回路では、入力信号の許容電圧
範囲は、電源供給の有無に関わらず変化しないため、本
発明における保護回路として使用することができるので
ある。このような固定電圧型の集積回路を用いれば、こ
の保護回路を兼ねた集積回路の外部に別途特別な保護回
路を設ける必要がないため、インターフェース部の回路
構成を簡易化できる。
【0018】また、保護回路を備えた制御基板には、請
求項3に記載のように、当該制御基板上の各部への電源
供給を一括して遮断する遮断手段を設けてもよい。この
場合、遮断手段を操作することにより、その遮断手段が
搭載された目的の制御基板の電源供給を簡単に遮断でき
る。
【0019】なお、遮断手段は、様々な態様が考えられ
るが、例えば請求項4に記載のように、押圧されている
間だけ電源供給経路を開放する押しボタンスイッチにて
構成してもよいし、請求項5に記載のように、各基板と
は別体に構成された外部指令手段からの指令信号に従っ
て動作するように構成してもよい。
【0020】前者(請求項4)の場合、押しボタンスイ
ッチを押圧するという簡単な操作で特定の制御基板への
電源供給を遮断でき、従って、制御基板を初期化するだ
けで修復を行うことができる様な軽度の故障の場合に
は、非常に短時間で修復作業を終了させることができ
る。
【0021】また、後者(請求項5)の場合、遊技場の
従業員は、外部指令手段によって駆動手段に対して指令
信号を入力すれば、遊技機の制御装置に直接触れること
なく特定の制御基板への電源供給を遮断することができ
る。例えば、遊技機の制御装置を覆う様に遊技機の背面
側に設置されている機構盤の外壁面等に外部指令手段を
設置すれば、機構盤を開けることなく特定の制御基板へ
の電源供給を遮断することができる。従って、修復作業
等を短時間で効率よく行うことができる。
【0022】更に、遮断手段は、請求項6に記載のよう
に、電源供給の遮断後、予め設定された保持時間が経過
すると電源供給を再開する時限復帰手段を備えていても
よい。この場合、遮断手段が電源供給を遮断した時点か
ら保持時間が経過する時点までの間、前述の試し打ちを
行う様にすれば、試し打ちの後、遮断手段が自動的に電
源供給を再開させることになり、従って、このような試
し打ちの際に行う装置設定の切替,復旧作業を簡略化で
きる。
【0023】そして、この時限復帰手段は、請求項7に
記載のように、保持時間を任意に設定可能なように構成
してもよい。即ち、遊技機の試し打ちは、10分間だけ
行う場合や1時間行う場合があり、試し打ちを行う時間
の長さは様々であるが、試し打ちを行う時間に合わせて
開状態保持時間を適宜設定することができるので、様々
な状況に対応することができる。尚、時限復帰手段は、
遊技機の制御装置への電源供給を行う外部電源装置から
の電源供給が停止された場合には、保持時間が経過して
いなくても元の状態へ戻す様に構成されていることが望
ましい。外部電源装置からの電源供給が停止された場合
には、全ての制御基板への電源供給が遮断されることに
なるので、特定の制御基板への電源供給を遮断する状態
を保持していても無意味だからである。
【0024】ところで、各制御基板への電源供給の方法
としては、請求項8に記載のように、他の制御基板を介
することなく、いずれも電源基板から直接的に電源供給
を受けるように構成することが望ましい。この場合、当
該装置への電源投入後には、各制御基板はほぼ同時に立
ち上がることになるため、装置全体としての動作が安定
するだけでなく、電源の立ち上げ時や立ち下げ時に、保
護回路が作動することがないため保護回路の負担を軽減
でき、その結果、保護回路の劣化を最小限に抑え、ひい
ては装置の信頼性を向上させることができる。
【0025】また、このように、電源基板に対して各制
御基板がパラレルに接続されていると、各制御基板に対
する電源供給を、他の制御基板への電源供給に全く影響
を与えることなく個別に操作でき、各制御基板の点検、
修理、試験などをより容易に行うことができる。
【0026】なお、制御基板がインターフェース部を介
して入力する電源基板からの入力信号には、請求項9に
記載のように、外部からの電源供給が途絶えたことを通
知する停電信号、当該制御基板内に保持されている情報
をクリアするためのクリア信号、当該制御基板の全体を
リセットするためのリセット信号のうち少なくとも一つ
が含まれていることが望ましい。
【0027】また、電源基板には、請求項10に記載の
ように、クリア信号を生成するクリアスイッチを設けて
もよい。この場合、クリアスイッチを操作することによ
り、装置全体の動作を停止させることなく、各制御基板
内に保持されている情報のみを簡単にクリアでき、遊技
機をより柔軟に運用することができる。
【0028】ところで、複数の制御基板は、請求項11
記載のように、遊技機の主たる制御を行うメイン制御基
板と、メイン制御基板からの入力信号に従って、所定の
制御を実行する複数のサブ制御基板とからなり、サブ制
御基板は、メイン制御基板から一方的に信号を入力する
ように構成してもよい。
【0029】この場合、メイン制御基板からサブ制御基
板への一方向通信なので、構成が簡略化されるだけでな
く、主基板のインターフェース部は、外部からの信号を
受け付けないように構成できるため、主基板に不正な操
作が加えられることを防止できる。
【0030】なお、サブ制御基板としては、例えば、請
求項12記載のように、賞品球の払い出しを制御する賞
球制御基板、図柄の表示を制御する図柄制御基板、音声
の出力を制御する音声制御基板、又はランプの点灯を制
御するランプ制御基板のいずれかを用いることができ
る。
【0031】また、サブ制御基板が入力インターフェー
スを介して入力するメイン制御基板からの入力信号に
は、請求項13記載のように、遊技の制御に関するコマ
ンドデータ及びストローブ信号が少なくとも含まれてい
ればよい。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 [第1実施例]図1は、第1実施例の遊技機の制御装置
の概略構成を表す説明図である。
【0033】図示の如く、本実施例の遊技機の制御装置
は、図8に示した従来装置と同様に、外部からの受電し
て装置内部への給電を行う電源基板P0、装置全体の制
御を統括する主基板P1、遊技機の主要な制御である賞
球制御を行う賞球制御基板P2、遊技板上に設けられた
表示画面の図柄を制御する図柄制御基板P3、遊技板上
或いは遊技板を支持する枠に設けられた各種LEDの点
灯状態を制御するランプ制御基板P4、制御の状態に応
じてスピーカから発生させる音声を制御する音声制御基
板P5、発射装置の状態を制御する発射制御基板P6等
を備えている。
【0034】そして、各制御基板Pi(i=1〜6)
は、それぞれケーブルC0iを介して電源基板P0から電
源供給を受けたり制御信号が入力されるように構成され
ている。また、賞球制御基板P2及び図柄制御基板P
3,ランプ制御基板P4は、それぞれケーブルC12,C
13,C14を介して主基板P1から制御信号が入力される
ように構成され、同様に、音声制御基板P5及び発射制
御基板P6は、それぞれケーブルC25,C26を介して賞
球制御基板P2から制御信号が入力されるように構成さ
れている。以下では、ケーブルCO1〜C06を電源系ケー
ブル、その他のケーブルを制御系ケーブルとも呼ぶ。
【0035】つまり、主基板P1から見た場合、この主
基板P1が本発明におけるメイン制御基板、制御系ケー
ブルを介して主基板P1に直結された制御基板P2〜P
4がサブ制御基板に相当し、賞球制御基板P2から見た
場合、この賞球制御基板P2がメイン制御基板、制御系
ケーブルを介して賞球制御基板P2に直結された制御基
板P5,P6がサブ制御基板に相当する。
【0036】なお、各電源系ケーブルC0iは、電源供給
用の電源線、及び基板Piをハードウェア的にリセット
するための制御信号(以下「リセット信号」という)を
伝送するための信号線を有しており、特に主基板P1及
び賞球制御基板P2への電源系ケーブルC01,C02は、
これら電源線及びリセット信号用の信号線に加え、外部
からの電源供給が途絶えたことを通知するための制御信
号(以下「停電信号」という)、及び基板Pi内に保持
されているデータをクリアするための制御信号(以下
「クリア信号」という)を伝送するための信号線を有し
ている。
【0037】一方、制御系ケーブルC12,C13,C14,
C25,C26は、制御コマンドなど制御内容を表す制御信
号(以下「データ信号」という)を伝送するための8本
の信号線、及び制御コマンドを送信するタイミングを表
す制御信号(以下「ストローブ信号」といいう)を伝送
するための信号線を有している。
【0038】そして、各制御基板Piは、電源系ケーブ
ルC0iの電源線を介して電源基板P0から、それぞれ直
接的に電源供給を受けて動作し、同じ電源系ケーブルC
0iの信号線を介して電源基板P0からリセット信号が入
力された時には、制御基板Pi全体をハードウェア的に
リセットする。また、制御基板P2〜P4は、制御系ケ
ーブルC1j(j=2〜4)の信号線を介して入力される
主基板P1からのデータ信号に従って所定の処理を実行
し、同様に、制御基板P5,P6は、制御系ケーブルC
25,C26の信号線を介して入力される賞球制御基板P2
からのデータ信号に従って所定の処理を実行すること
で、互いに連携して遊技機の制御を実現するように構成
されている。また特に、主基板P1及び賞球制御基板P
2は、電源系ケーブルC01,C02の信号線を介して電源
基板P0から停電信号が入力された時には、制御基板P
1,P2内で生成された各種データを、電源基板P0か
らの電源供給が途絶えても消去されない所定の記憶エリ
アにバックアップし、また、電源系ケーブルC01,C02
の信号線を介して電源基板P0からクリア信号が入力さ
れた時には、そのバックアップされているデータをクリ
アするように構成されている。
【0039】一方、電源基板P0は、電源立ち上げ時に
各制御基板P1〜P6に対してリセット信号を出力する
リセット制御部51と、外部からの受電が途絶えた停電
時に制御基板P1,P2に停電信号を出力する停電制御
部52と、停電が検出された時に、少なくとも制御基板
P1,P2が停電信号を受けてデータをバックアップす
る間、電源供給を継続できる程度の容量を有する補助電
源53と、手動で操作され制御基板P1,P2に対して
クリア信号を出力するクリアスイッチ54とを備えてい
る。
【0040】ここで、図2及び図3は、各制御基板Pi
上に設けられた入力インターフェース部の主要部の構成
を表す回路図であり、特に図2は、制御基板P2〜P6
が上位の制御基板P1或いはP2からそれぞれ制御系ケ
ーブルC12,C13,C14,C25,C26を介して制御信号
を入力するためのコネクタ周辺の構成3a、図3は、制
御基板P1〜P6が電源基板P0からそれぞれ電源系ケ
ーブルC01〜C06を介して電源供給を受けたり制御信号
を入力するためのコネクタ周辺の構成3bを表すもので
ある。
【0041】図2に示すように、入力インターフェース
部3aは、制御系ケーブルが接続されるコネクタ11を
備えている。このコネクタ11は、データ信号が入力さ
れる8個のデータ端子DT0〜DT7と、ストローブ信
号が入力される1個のストローブ端子STRと、3個の
グランド端子GNDとを備えている。
【0042】そして、入力インターフェース部3aは、
入力にヒステリシスを有し、データ端子DT0〜DT7
を介して入力されるデータ信号を、それぞれ波形整形し
て基板内に取り込むための8個のインバータからなるレ
シーバ回路12と、データ端子DT0〜DT7からレシ
ーバ回路12に到る各信号ラインを、それぞれ低電圧電
源VDD(+5V)にプルアップする8個の抵抗からなる
抵抗アレー13と、各信号ラインにそれぞれ直列接続さ
れ、この信号ラインに流れる電流を制限するための8個
の抵抗からなる抵抗アレー14と、一端が接地され他端
が各信号ラインにそれぞれ接続された8個のコンデンサ
からなるコンデンサアレー15と、カソードが低電圧電
源VDDに接続され、アノードが各信号ラインにそれぞれ
接続され、過大な電圧信号をクランプする保護回路とし
ての8個のダイオードからなるダイオードアレー16と
を備えている。
【0043】また、入力インターフェース部3aは、入
力にヒステリシスを有し、ストローブ端子STRを介し
て入力されるストローブ信号を、波形整形して基板内部
に取り込むインバータからなるレシーバ回路22と、ス
トローブ端子STRからレシーバ回路22に到る信号ラ
インを低電圧電源VDDにプルアップする抵抗23と、信
号ラインに直列接続され、この信号ラインに流れる電流
を制限するための抵抗24と、一端が接地され他端が信
号ラインに接続されたコンデンサ25と、カソードが低
電圧電源VDDに接続され、アノードが信号ラインに接続
された保護回路としてのダイオード26とが接続されて
いるのに加え、ストローブ端子STRと抵抗23の接続
部分との間には、ノイズ除去用のフィルタ回路21が接
続されている。
【0044】以下では、フィルタ回路21、レシーバ回
路22、抵抗23,24、コンデンサ25、ダイオード
26にて構成された回路を、個別回路Kともよぶ。ま
た、抵抗アレー13,14、コンデンサアレー15、ダ
イオードアレー16によって、データ信号が伝送される
各信号ライン上に形成される回路は、それぞれ個別回路
Kからフィルタ回路21を除いた構成を有しており、こ
れを以下では、個別回路K’とよぶ。
【0045】なお、入力インターフェース部3aは、デ
ータ信号の出力のみを行う主基板P1には存在せず、主
基板P1以外の制御基板P2〜P6に存在する(図1参
照)。また、本実施例において、抵抗アレー13を構成
する各抵抗および抵抗23は、いずれも10k[Ω]、
抵抗アレー14を構成する各抵抗及び抵抗24は、いず
れも1k[Ω]、コンデンサアレー15を構成する各コ
ンデンサおよびコンデンサ25は、いずれも100μ
[F]に設定されている。また、レシーバ回路12,2
2を構成するインバータは、いずれも集積回路(例え
ば、東芝製TC74HC7244APやTC74HC1
4AP等)として構成されたものであり、その集積回路
は、低電圧電源VDDから電源供給を受けると共に、その
電源端子とグランド端子との間には、電源電圧を平滑化
するためのコンデンサ19(本実施例では0.1μ
[F])が接続されている。但し、この集積回路は、集
積回路に供給される低電圧電源VDDの電圧を同じVDDで
表すものとして、入力信号の許容電圧範囲が−0.5〜
VDD+0.5[V]となるように構成されたものであ
る。
【0046】一方、入力インターフェース部3bは、図
3に示すように、電源系ケーブルが接続されるコネクタ
31を備えている。なお、コネクタ31は、ランプや機
械的な駆動部等を動作させるための高電圧電源、及び論
理回路等を動作させるための低電圧電源の供給を受ける
電源端子+12V,+5Vと、クリア信号,リセット信
号,停電信号がそれぞれ入力される信号端子CLR,R
ST,STPと、3個のグランド端子GNDとを備えて
いる。
【0047】そして、入力インターフェース部3bは、
信号端子CLR,RST,STPからクリア信号,リセ
ット信号,停電信号を基板内に取り込むための各信号ラ
イン上に、入力インターフェース部3aにおいてストロ
ーブ信号を取り込むための信号ライン上に設けられた個
別回路K(図2参照)と全く同様の構成を有する個別回
路K1〜K3を備えている。
【0048】また、入力インターフェース部3bは、押
圧している間だけ接点33a,33bが開状態となる遮
断手段としての押しボタンスイッチ33を備えており、
コネクタ31の電源端子+12Vは、接点33aを介し
て制御基板内の高電圧電源VCC用の電源供給ラインに接
続され、一方、コネクタ31の電源端子+5Vは、コイ
ル32及び接点33bを介して制御基板内の低電圧電源
VDD用の電源供給ラインに接続されると共に、コイル3
2の接点33b側端は、コンデンサ34を介して接地さ
れている。
【0049】但し、制御基板P3〜P4では、クリア信
号,及び停電信号は使用されないため、これに対応する
信号端子CLR,STPはグランド端子として使用され
ている。このように構成された入力インターフェース部
3a,3bを備えた制御基板P1〜P6では、コネクタ
11,31上の各信号端子を介して入力された信号は、
いずれも個別回路K,K’,K1〜K3にてノイズ除去
と波形整形とが行われた後、基板内部に取り込まれる。
【0050】また、制御基板P1〜P6は、コネクタ3
1の電源端子+12V,+5Vを介して電源供給を受け
るが、押しボタンスイッチ33が押下されると、入力イ
ンターフェース部3a,3bを含む制御基板内の各部へ
の電源供給が一斉に遮断される。
【0051】ここで、図4(a)は、個別回路K,
K’,K1〜K3を構成する保護回路としてのダイオー
ドD1周辺の回路構成を抽出して示したものであり、こ
の図に従って、保護回路(ダイオードD1)の動作につ
いて説明する。但し、ダイオードD1は、ダイオードア
レー16を構成する個別のダイオード、或いはダイオー
ド26を代表するものであり、抵抗R1(抵抗アレー1
4を構成する個別の抵抗或いは抵抗24)、コンデンサ
C(コンデンサアレー15を構成する個別のコンデンサ
或いはコンデンサ25),インバータV(レシーバ回路
12,22を構成する個別のインバータ)も同様であ
る。
【0052】図示の如く、低電圧電源VDDによる電源供
給が正常(VDD=5[V])に行われている通常時は、
ダイオードD1がオフ状態となり、コネクタ11,31
を介して入力される制御信号を、そのままインバータV
に供給する(図中経路B参照)。一方、低電圧電源VDD
による電源供給が遮断(VDD=0[V])された異常時
には、コネクタ11,31を介して入力される制御信号
がハイレベルの時に、ダイオードD1がオン状態とな
り、ダイオードD1のアノード側の電位、即ちインバー
タVの入力電圧を、ダイオードD1の順電圧降下分だけ
グランドレベルより高い0.3[V]に制限する(図中
経路A参照)。従って、異常時(VDD=0[V])にお
けるインバータVの入力信号は、その許容電圧範囲−
0.5〜+0.5[V]内の大きさとなる。
【0053】以上説明したように、本実施例の遊技機の
制御装置を構成する各制御基板P1〜P6には、他基板
から入力される信号を基板内部に取り込むための各信号
ラインに、ダイオードD1(ダイオードアレー16を構
成する個別のダイオード或いはダイオード26)からな
る保護回路が設けられており、集積回路からなり他基板
からの信号を波形整形するレシーバ回路12,22の入
力に、その入力信号の許容電圧範囲を越えた電圧が印加
されることがないようにされている。
【0054】従って、本実施例の遊技機の制御装置によ
れば、電源系ケーブルC0iがコネクタ31から外れたり
電源系ケーブルCi0中の電源線が断線する等して、特定
の制御基板Piへの電源供給が遮断されたとしても、こ
の制御基板Pi上のレシーバ回路12,22が他基板か
らの入力信号によって破壊されてしまうことを確実に防
止できる。
【0055】換言すれば、このような保護回路を有する
本実施例の遊技機の制御装置では、電源投入時に低電圧
電源VDDの立ち上がりが他の基板より遅れることによ
り、他基板からの入力信号が自基板の低電圧電源VDDの
電圧を上回ってしまうことがあったとしても、そのよう
な他基板からの入力信号によってレシーバ回路12,2
2が破壊されてしまうことがない。即ち、当該装置の設
計時には、制御基板間の電源電圧の立ち上がり時間の相
異を考慮する必要もない。
【0056】従って、例えば、当該制御装置を構成する
制御基板の数が多く、単一の電源基板では全ての制御基
板への電源供給を行うことが困難であり、複数の電源基
板が設けられ、制御コマンドを送信する側と受信する側
とで、異なる電源基板から電源供給を受けるように構成
された場合でも、電源投入タイミングの制御を行う必要
がなく、装置の設計が容易になると共に、設計の自由度
も高くなる。
【0057】また、制御基板P1〜P6は、単独で電源
供給を遮断しても、入力インタフェース部3a,3bを
構成するレシーバ回路12,22が他の制御基板からの
入力信号によって破壊されることがないため、他の制御
基板を動作させたままでの基板の点検,修理,試験など
を実施でき、この種のメンテナンス作業を簡単かつ効率
よく行うことができる。
【0058】しかも、本実施例の遊技機の制御装置によ
れば、入力インターフェース部3bに設けられた押しボ
タンスイッチ33を操作することで、電源系ケーブルの
取り外しを行うことなく、簡単に所望の制御基板への電
源供給のみを個別に遮断することができるので、上述の
メンテナンス作業を実施する際の準備作業も簡略化でき
る。
【0059】特に、制御基板を初期化するだけで修復を
行うことができる様な軽度の故障の場合には、押しボタ
ンスイッチ33を押下するだけの極めて簡易な操作によ
り、非常に短時間で修復作業を終了させることができ
る。また、パチンコ遊技場では、休業日や営業時間終了
後等に、所謂割数(遊技者に払い出した球数/遊技者が
打ち込んだ球数)を測定するため等の目的で、遊技機の
試し打ちを行うことがあるが、この試し打ちにおいて
は、遊技自体に直接関係しない装飾ランプの点灯にかか
る制御や音声出力にかかる制御等は、不要である。この
ため、試し打ちに不要な制御にかかる制御基板を、本実
施例で説明した入力インターフェース3bを備える制御
基板にすれば、試し打ちに不要な制御にかかる制御基板
への電力供給だけを遮断することができるので、消費電
力を大幅に削減できる。 [第2実施例]次に第2実施例について説明する。
【0060】但し、本実施例では、制御基板P2〜P6
上に設けられた入力インターフェース部3a,3bの構
成が、第1実施例のものとは一部構成が異なるだけであ
るため、構成が同じ部分については同一符号を付して説
明を省略し、構成の相異する部分を中心に説明する。
【0061】図5に示すように、本実施例の入力インタ
ーフェース部3aにおいて、コネクタ11からレシーバ
回路12に到る各信号ラインでは、ダイオードアレー1
6が省略され、代わりに、レシーバ回路12からコネク
タ11に向かう方向を順方向として各信号ラインに直列
接続された8個のダイオードからなるダイオードアレー
17、及びダイオードアレー17のアノード側の各信号
ラインを、低電圧電源VDDにプルアップする8個の抵抗
からなる抵抗アレー18が接続されている。
【0062】同様に、コネクタ11からレシーバ回路2
2に到る信号ラインでは、ダイオード26が省略され、
代わりに、レシーバ回路22からコネクタ11に向かう
方向を順方向として信号ラインに直列接続されたダイオ
ード27、及びダイオード27のアノード側の信号ライ
ンを、低電圧電源VDDにプルアップする抵抗28が接続
されている。
【0063】つまり、本実施例では、フィルタ回路2
1、レシーバ回路22、抵抗23,24,28、コンデ
ンサ25、ダイオード27にて構成された回路を個別回
路Kとよび、入力インターフェース部3bを構成する各
個別回路K1〜K3も、この個別回路Kと全く同様に構
成されている。また、レシーバ回路12、抵抗アレー1
3,14,18、コンデンサアレー15、ダイオードア
レー17によって、データ信号が伝送される信号ライン
上に形成される回路は、それぞれ個別回路Kからフィル
タ回路21を除いた構成を有しており、これを個別回路
K’とよぶ。
【0064】ここで、図4(b)は、本実施例における
個別回路K,K’,K1〜K3を構成する保護回路とし
てのダイオードD2及び抵抗R2周辺の回路構成を抽出
して示したものであり、この図に従って、保護回路(ダ
イオードD2及び抵抗R2)の動作を説明する。但し、
ダイオードD2は、ダイオードアレー17を構成する個
別のダイオード或いはダイオード27を代表するもので
あり、同様に抵抗R2は、抵抗アレー18を構成する個
別の抵抗或いは抵抗28を代表するものである。また、
抵抗R1、コンデンサC、インバータVについては、第
1実施例における図4(a)での説明と同様である。
【0065】図示の如く、低電圧電源VDDによる電源供
給が正常(VDD=5[V])に行われている通常時は、
コネクタ11,31を介して入力される制御信号がハイ
レベルの時に、ダイオードD2がオフ状態となり、抵抗
R2によりプルアップされたダイオードD2のアノード
側、即ちインバータVの入力はハイレベルとなる(図中
経路Y参照)。また、コネクタ11,31を介して入力
される制御信号がロウレベルの時に、ダイオードD2が
オン状態となり、ダイオードD2のアノード側であるイ
ンバータVの入力もロウレベルとなる(図中経路X参
照)。つまり、通常時には、コネクタ11,31を介し
て入力される制御信号の信号レベルが、そのままインバ
ータVに伝達されることになる。
【0066】一方、低電圧電源VDDによる電源供給が遮
断(VDD=0[V])された異常時には、コネクタ1
1,31を介して入力される制御信号の信号レベルによ
らず、ダイオードD2はオフ状態となるため、抵抗R2
を介して低電圧電源VDDに接続されたダイオードD2の
アノード側であるインバータVの入力は、低電圧電源V
DDと同じ0Vとなる。つまり、異常時(VDD=0
[V])におけるインバータVの入力信号は、その許容
電圧範囲−0.5〜+0.5[V]内の大きさとなる。
【0067】このように、本実施例の遊技機の制御装置
を構成する各制御基板P1〜P6には、他基板から入力
される信号を基板内部に取り込むための各信号ライン
に、ダイオードD2(ダイオードアレー17を構成する
個別のダイオード或いはダイオード27)及び抵抗R2
(抵抗アレー18を構成する個別の抵抗或いは抵抗2
8)からなる保護回路が設けられており、第1実施例と
同様に、集積回路からなり他基板からの信号を波形整形
するレシーバ回路12,22の入力に、その入力信号の
許容電圧範囲を越えた電圧が印加されることがないよう
にされている。
【0068】従って、本実施例の遊技機の制御装置によ
れば、第1実施例の制御装置と全く同様の効果を得るこ
とができる。 [第3実施例]次に第3実施例について説明する。
【0069】但し、本実施例では、制御基板P2〜P6
上に設けられた入力インターフェース部3a,3bの構
成が、第1実施例のものとは一部構成が異なるだけであ
るため、構成が同じ部分については同一符号を付して説
明を省略し、構成の相異する部分を中心に説明する。
【0070】図6に示すように、本実施例の入力インタ
ーフェース部3aにおいて、コネクタ11からレシーバ
回路12に到る各信号ラインでは、ダイオードアレー1
6が省略されていると共に、入力信号の許容電圧範囲が
電源電圧に応じて変動するインバータからなるレシーバ
回路12の代わりに、入力信号の許容電圧範囲が電源電
圧に依拠しない固定電圧型のインバータからなるレシー
バ回路12aが接続されている。
【0071】同様に、コネクタ11からレシーバ回路2
2に到る信号ラインでは、ダイオード26が省略されて
いると共に、入力信号の許容電圧範囲が電源電圧に応じ
て変動するレシーバ回路22の代わりに、入力信号の許
容電圧範囲が電源電圧に依拠しない固定電圧型のインバ
ータからなるレシーバ回路22aが接続されている。
【0072】なお、レシーバ回路12a,22aを構成
する固定電圧型のインバータは、いずれも集積回路(例
えば、入力信号の許容電圧範囲が−0.5〜7.0
[V]の東芝製TC74VHC14N等)として構成さ
れたものである。つまり、本実施例では、フィルタ回路
21、レシーバ回路22a、抵抗23,24、コンデン
サ25にて構成された回路を個別回路Kとよび、入力イ
ンターフェース部3bを構成する各個別回路K1〜K3
も、この個別回路Kと全く同様に構成されている。ま
た、レシーバ回路12a、抵抗アレー13,14、コン
デンサアレー15によって、データ信号が伝送される信
号ライン上に形成される回路は、それぞれ個別回路Kか
らフィルタ回路21を除いた構成を有しており、これを
個別回路K’とよぶ。
【0073】このように構成された本実施例の遊技機の
制御装置によれば、低電圧電源VDDによる電源供給が遮
断(VDD=0[V])された異常時でも、レシーバ回路
12a,22aの入力信号の許容電圧範囲は、電源供給
時と変わらず−0.5〜7.0[V]であるため、他基
板から制御信号の入力があったとしても、この入力信号
によってレシーバ回路12a,22aが破壊されてしま
うことを確実に防止できる。従って、本実施例の遊技機
の制御装置によれば、第1実施例の制御装置と同様の効
果を得ることができる。
【0074】しかも、本実施例によれば、レシーバ回路
12a,22aに保護回路が内蔵されており、保護回路
として専用の回路を別途設ける必要がないため、回路構
成を簡略化できる。 [第4実施例]次に第4実施例について説明する。
【0075】但し本実施例では、制御基板P1〜P6上
に設けられた入力インターフェース部3bの構成が、第
1実施例のものとは一部構成が異なるだけであるため、
構成が同じ部分については同一符号を付して説明を省略
し、構成の相異する部分を中心に説明する。
【0076】図7(a)に示すように、本実施例の遊技
機の制御装置を構成する制御基板Piの入力インターフ
ェース部3bは、押圧している間だけ接点33a,33
bが開状態となる押しボタンスイッチ33の代わりに、
コイル41aが励磁されている間だけ開状態となる接点
41b及び接点41cを備えるリレー41と、外部のリ
モコン装置45からの指示に従って、コイル41aへの
通電を制御する通電制御回路43とを備えている。
【0077】なお、リモコン装置45は、図7(b)に
示すように、無線により通電制御回路43に対する指令
を出力する送信機45aと、押圧されている間だけ通電
制御回路43への電源供給ラインを通電させ、送信機4
5aに指令を出力させるリセットボタン45bとを備え
ている。従って、リモコン装置45のリセットボタン4
5bを押圧すると、リモコン装置45から指令が出力さ
れ、この指令を受けた通電制御回路43が、リレー41
のコイル41aへの通電を行うことにより、接点41b
及び接点41cが開状態となり、第1実施例と同様に、
制御基板2への電源供給が遮断される。
【0078】尚、本実施例において、リレー41が、前
述の駆動手段に相当し、リモコン装置45が、前述の外
部指令手段に相当する。このように構成された本実施例
の遊技機の制御装置では、遊技場の従業員は、制御基板
2の外部のリモコン装置45のリセットボタン45bを
押圧すれば、遊技機の制御装置に直接触れることなく制
御基板2への電源供給を遮断することができる。例え
ば、遊技機背面の機構盤の外壁面等にリモコン装置45
を設置すれば、機構盤を開けることなく制御基板2への
電源供給を遮断することができる。従って、非常に短時
間で修復作業等を終了させることができる。
【0079】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は前述した実施例に何等限定されるものでは
なく、更に種々の態様において実施しても良いことはも
ちろんである。例えば、実施例では、押圧している間だ
け接点(第1実施例では接点33a及び33b、第2実
施例では接点41b及び41c)が開状態となるリセッ
トボタンが採用されているが、この様なリセットボタン
の代わりに所謂スナップスイッチを採用して、接点の開
状態を保持できる様に構成されていても良い。試し打ち
を行う場合の様に、ある程度長い時間接点の開状態を保
持する必要がある場合には、実施例に示したリセットボ
タンよりも、スナップスイッチの方が便利である。
【0080】また、実施例では、リセットボタンを押圧
している間だけ接点が開状態となる様に構成されている
が、接点が開状態となった時点から予め設定された開状
態保持時間が経過する時点まで接点を開状態で保持し、
開状態保持時間が経過した時点で接点を閉状態へ戻すタ
イマを備えていても良い。この様に構成されている場合
には、接点が開状態となった時点から開状態保持時間が
経過する時点までの間で試し打ちを行う様にすれば、試
し打ちの後、接点が自動的に閉状態に戻るので、作業を
簡略化することができる。
【0081】また、タイマは、所望の開状態保持時間を
適宜設定するための設定つまみを備えていると更に良
い。遊技機の試し打ちは、10分間だけ行う場合や1時
間行う場合があり、試し打ちを行う時間の長さは様々で
あるが、この様に構成されている場合には、試し打ちを
行う時間に合わせて開状態保持時間を適宜設定すること
ができるので、様々な状況に対応することができる。
【0082】また、タイマは、遊技機のメインの電源装
置からの電源供給が停止された場合には、開状態保持時
間が経過していなくても接点を閉状態へ戻す様に構成さ
れていると良い。メインの電源装置からの電源供給が停
止された場合には、全ての制御基板への電源供給が遮断
されることになるので、接点を開状態を保持して特定の
制御基板への電源供給を遮断しても無意味だからであ
る。
【0083】尚、タイマが、本発明における時限復帰手
段に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の遊技機の制御装置を構成する制
御基板の入力インターフェースの概観を説明するための
概念図である。
【図2】 第1実施例の遊技機の制御装置を構成する基
板に設けられ、制御系ケーブルが接続される入力インタ
ーフェース部の構成を表す回路図である。
【図3】 第1実施例の遊技機の制御装置を構成する基
板に設けられ、電源系ケーブルが接続される入力インタ
ーフェース部の構成を表す回路図である。
【図4】 (a)は第1実施例における保護回路の動
作、(b)は第2実施例における保護回路の動作を表す
説明図である。
【図5】 第2実施例において制御系ケーブルが接続さ
れる入力インターフェース部の構成を表す回路図であ
る。
【図6】 第3実施例において制御系ケーブルが接続さ
れる入力インターフェース部の構成を表す回路図であ
る。
【図7】 (a)は第4実施例においてい電源系ケーブ
ルが接続される入力インターフェース部の構成を表す回
路図、(b)はリモコン装置の構成を表す回路図であ
る。
【図8】 従来の遊技機の制御装置を構成する各基板間
の接続状態を表す説明図である。
【符号の説明】
2…制御基板、3a,3b…入力インターフェース部、
11,31…コネクタ、12,12a,22,22a…
レシーバ回路、13,14,18…抵抗アレー、15…
コンデンサアレー、16,17…ダイオードアレー、1
9,25,34…コンデンサ、21…フィルタ回路、2
3,24,28…抵抗、26,27…ダイオード、32
…コイル、33…押しボタンスイッチ、41…リレー、
43…通電制御回路、45…リモコン装置、45a…送
信機、45b…リセットボタン、51…リセット制御
部、52…停電制御部、53…補助電源、54…クリア
スイッチ、K,K1〜K3…個別回路、P0…電源基
板、P1…主基板、P2…賞球制御基板、P3…図柄制
御基板、P4…ランプ制御基板、P5…音声制御基板、
P6…発射制御基板、C12〜C14,C25,C26…制御系
ケーブル、C01〜C06…電源系ケーブル、C…コンデン
サ、D1,D2…ダイオード、R1,R2…抵抗、V…
インバータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 英勝 愛知県春日井市東野町西二丁目14番地の15 (72)発明者 梁川 誠市 愛知県春日井市美濃町2丁目102番地 Fターム(参考) 2C088 BC56 CA35 DA23 EA10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに信号の入出力を電線を介して電気
    的に行うことにより、連携して遊技機の制御を行う複数
    の制御基板を備えた遊技機の制御装置であって、 前記制御基板のうち少なくとも1つは、他基板との信号
    の入出力を行うインターフェース部に、自基板の電源供
    給状態に関わらず、他基板からの入力信号の電圧に耐え
    得る保護回路を備えることを特徴とする遊技機の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記保護回路は、入力信号の許容電圧範
    囲が電源電圧の大きさに依拠することなく予め設定され
    た一定の電圧範囲を有する固定電圧型の集積回路を用い
    て構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊
    技機の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記保護回路を備えた制御基板は、当該
    制御基板上の各部への電源供給を一括して遮断する遮断
    手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    遊技機の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記遮断手段は、押圧されている間だけ
    電源供給経路を開放する押しボタンスイッチからなるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の遊技機の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記遮断手段は、前記各基板とは別体に
    構成された外部指令手段からの指令信号に従って動作す
    ることを特徴とする請求項3に記載の遊技機の制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記遮断手段は、電源供給の遮断後、予
    め設定された保持時間が経過すると電源供給を再開する
    時限復帰手段を備えることを特徴とする請求項3乃至5
    の何れかに記載の遊技機の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記時限復帰手段は、前記保持時間を任
    意に設定可能であることを特徴とする請求項6に記載の
    遊技機の制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載の遊技機
    の制御装置において、 外部から受電して、当該装置を構成する各部への電源供
    給を行う電源基板を備え、 前記制御基板は、いずれも前記電源基板から直接的に電
    源供給を受けることを特徴とする遊技機の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記制御基板が前記インターフェース部
    を介して前記電源基板から入力する信号には、外部から
    の電源供給が途絶えたことを通知する停電信号、当該制
    御基板内に保持されている情報をクリアするためのクリ
    ア信号、当該制御基板の全体をリセットするためのリセ
    ット信号のうち少なくとも一つが含まれていることを特
    徴とする請求項8に記載の遊技機の制御装置。
  10. 【請求項10】 前記電源基板に、前記クリア信号を生
    成するクリアスイッチを設けたことを特徴とする請求項
    8又は9に記載の遊技機の制御装置。
  11. 【請求項11】 前記制御基板は、 遊技機の主たる制御を行うメイン制御基板と、 該メイン制御基板からの入力信号に従って、所定の制御
    を実行する複数のサブ制御基板と、 からなり、前記サブ制御基板は、前記メイン制御基板か
    ら一方的に信号を入力することを特徴とする請求項1乃
    至10のいずれかに記載の遊技機の制御装置。
  12. 【請求項12】 前記サブ制御基板は、賞品球の払い出
    しを制御する賞球制御基板、図柄の表示を制御する図柄
    制御基板、音声の出力を制御する音声制御基板、又はラ
    ンプの点灯を制御するランプ制御基板のいずれかである
    ことを特徴とする請求項11に記載の遊技機の制御装
    置。
  13. 【請求項13】 前記サブ制御基板が前記入力インター
    フェースを介して入力する前記メイン制御基板からの入
    力信号には、遊技の制御に関するコマンドデータ及びス
    トローブ信号が少なくとも含まれていることを特徴とす
    る請求項11又は12に記載の遊技機の制御装置。
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