JP2003023767A - 真空容器と電磁遮蔽体とを有する高温超伝導ロータ及びその組み立て方法 - Google Patents

真空容器と電磁遮蔽体とを有する高温超伝導ロータ及びその組み立て方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超伝導同期機械のためのロータが開示され
る。 【解決手段】 ロータは、ロータコアと、ロータコアの
少なくとも一部の周りに延びる超伝導コイルとを含み、
該コイルが、ロータコアの両側面上にコイル側部分を有
し、真空ハウジングが、コイル側部分のうちの少なくと
も1つを被覆し、導電遮蔽体が、真空ハウジング及びコ
イル側部分を覆って設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、同期回
転機械における超伝導ロータに関する。より具体的に
は、本発明は、同期機械のロータにおける超伝導界磁巻
線のための電磁遮蔽体及び真空容器に関する。
【0002】
【従来の技術】界磁コイル巻線を有する同期電気機械
は、それに限定するわけではないが、回転発電機、回転
モータ及びリニアモータを含む。これらの機械は、一般
的に、電磁的に結合されたステータとロータとを備え
る。ロータは、多極ロータコアと、ロータコアに取り付
けられた一つ又はそれ以上のコイル巻線とを含むことが
できる。ロータコアは、鉄製コア(鉄心)ロータのよう
な、透磁性の中実材料を含むことができる。
【0003】従来の銅巻線が、同期電気機械のロータに
一般に使用されている。しかしながら、銅巻線の電気抵
抗は、(従来の尺度では小さいが)ロータの大きな加熱
の一因となり、機械の出力効率を減少させる程である。
近年、ロータのための超伝導(SC)コイル巻線が開発
されてきた。SC巻線は、実効的には抵抗を持たず、非
常に有利なロータのコイル巻線である。
【0004】鉄心ロータは、約2テスラの空隙磁界強度
で飽和する。公知の超伝導ロータは、ロータ内に鉄がな
い空コア設計を利用して3テスラ又はそれ以上の空隙磁
界を達成する。このような高い空隙磁界は、電気機械の
出力密度を増大させ、機械の重量と寸法の著しい減少を
もたらす。空コア超伝導ロータは、多量の超伝導線を必
要とする。多量のSC線は、所要コイル数を増加させ、
コイル支持体を複雑にし、SCコイル巻線及びロータの
コストを増加させる。
【0005】高温SC(HTS)コイル界磁巻線は、脆
性の超伝導材料で形成されており、超伝導を達成しこれ
を維持するためには、例えば27°Kの臨界温度又はそ
れ以下の温度まで冷却しなければならない。SC巻線
は、BSCCO(BixSrxCaxCuxx)ベースの
導体のような、高温超伝導材料で形成することができ
る。
【0006】超伝導コイルは、例えば液体ヘリウムによ
って、極低温温度まで冷却されてきた。ロータの巻線を
通過して温められた使用済みのヘリウムは、気体ヘリウ
ムとして戻される。極低温冷却に液体ヘリウムを使用す
るには、戻された室温の気体ヘリウムを連続的に再液化
することが必要であり、このような再液化は、信頼性に
関する大きな問題を提起し、大きな補助出力を必要とす
る。
【0007】さらに、HTSコイルは、大きな曲げ歪み
及び引張歪みによる劣化に対して敏感である。これらの
コイルは、コイル巻線に応力を加え歪みを与える大きな
遠心力に耐えなければならない。電気機械の通常の作動
は、数年にわたって何千回もの始動及び停止サイクルを
伴い、その結果、ロータの低サイクル疲労負荷を生じ
る。さらに、HTSロータ巻線は、周囲温度におけるロ
ータの平衡時に25%の過速度作動に耐えなければなら
ず、また発電作動時の極低温において時たま起こる過速
度状態にもやはり耐えなければならない。これらの過速
度状態は、通常作動状態における巻線に作用する遠心力
負荷をかなり増大させる。
【0008】SCコイルは、一般的に、超伝導特性を生
じさせるために、真空によって熱的に隔離されなければ
ならない。真空は、温かいロータコアからの熱が、SC
コイルに対流によって移送されるのを防止する。SC界
磁コイルは、真空によって完全に包囲されなければなら
ない。真空は、真空容器及び関連した気密シールをロー
タ上で維持することを必要とする。
【0009】電気機械のHTSロータの界磁巻線として
使用されるSCコイルは、冷却及び通常作動時に応力及
び歪みを受ける。それらは、遠心荷重、トルク伝達及び
過渡的欠陥状態に曝される。力、応力、歪み及び周期的
荷重に耐えるため、SCコイルは、コイル支持システム
によってロータに適当に支持され、動的及び過渡的な磁
界に抗して遮蔽されなければならない。これらの支持シ
ステムは、SCコイルをHTSロータ内に保持し、ロー
タの回転による非常に大きな遠心力に抗してコイルを固
定しなければならない。さらに、コイル支持システム
は、SCコイルを保護するものであり、コイルに早期に
亀裂を生じたり、疲労その他の破壊を生じたりしないこ
とを保証するものである。
【0010】HTSコイルのための遮蔽体及びコイル支
持システムの開発においては、SCコイルをHTSロー
タに適合させるのが難しい課題であった。以前に提案さ
れているHTSロータ用のコイル支持システムの例が、
米国特許第5,548,168号、同第5,532,6
63号、同第5,672,921号、同第5,777,
420号、同第6,169,353号、及び、同第6,
066,906号に開示されている。しかしながら、こ
れらのコイル支持システムは、高価である、複雑であ
る、甚だしい数の構成部品を必要とする等の種々の課題
に苦慮している。低コストで製造し易い構成部品で作ら
れるコイル支持システムへの要請がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】HTS界磁コイル巻線
のための構造支持体は、SCコイルをロータに組み込む
主要な課題の1つであった。構造体は、大きな熱を巻線
に伝えることなしにSCコイル巻線を支持しなければな
らない。開示した新規な概念では、コイル支持構造体
は、ロータコアからの熱を冷却されたSC巻線に伝える
大きさを減少させるように、最小にされてきた。しかし
ながら、コイル支持体を最小にすることはまた、支持体
が耐えることができる力の大きさを制限する。ロータに
作用する力がコイル支持体の力支持能力を超える場合に
は、コイル支持体が破損し或いはコイル巻線が損傷する
大きな危険性がある。
【0012】ロータに作用する力の潜在的な源は、グリ
ッド故障によるトルクである。界磁巻線SCコイルを有
する高温超伝導(HTS)発電機は、電気的なグリッド
故障を受けやすい。グリッド故障は、機械のステータが
結合される電力システムグリッドにおける電流スパイク
である。グリッド故障状態の下では、過剰な電流がステ
ータに流れる。この電流は、ステータ巻線に電気妨害を
引き起こし、これが強力な磁束を誘起し、この磁束が、
ロータ界磁巻線コイルに浸透する。
【0013】この潜在的な可能性のあるロータ界磁巻線
コイル内への磁界の浸透は、ロータコイル巻線に大きな
トルクを生じさせる。このトルクは、SCコイル及び脆
弱なコイル支持構造体を傷つけることがある。この機械
的作用に加えて、ロータへの磁界浸透は、ロータ構造
体、特にHTS線における交流(AC)損失を引き起こ
すことがある。誘起されるグリッド故障及び他の磁界に
よるロータの浸透を最少にするのが有利である。グリッ
ド故障によるロータのトルクの減少は、コイル構造支持
体を最小にするのを可能にする。ロータへの磁界浸透の
最少化はまた、HTSロータにおけるAC電流損失を減
少させる。
【0014】ロータの遮蔽は、ステータの交番及び時間
変動する磁界がロータに浸透するのを阻止する。ロータ
の界磁巻線コイルが十分に遮蔽されていない場合には、
ステータからの磁束がロータに浸透し、磁気ロータ及び
SCコイルにトルクを生じさせる。トルクを生じさせる
このようなステータの磁束が一般的には従来の延性の銅
ロータコイルを傷つけないとしても、このようなトルク
は、脆いSCコイルを傷つけることがある。SCコイル
を有するロータが適当に遮蔽されていない場合には、故
障を引き起こすトルクに耐えるように、コイル支持体を
補強しなければならない。しかしながら、コイル支持体
を補強する欠点は、それが支持体の大きさを増大させ、
冷たいSCコイルへの大きな熱伝達を伴う問題となり得
ることである。
【0015】コイル支持体の大きさを増大させる代わり
に、交番磁束がロータに浸透してコイルにトルクを生じ
させるのを阻止する電磁(EM)遮蔽体を設けることが
好ましい。ロータコア全体を被覆する円筒形のEM遮蔽
体及び真空容器は、その寸法故に、大きなSC機械に対
して製造するのが困難である。厳密な公差に合わせて銅
又はアルミニウムの大きな円筒体を形成することには、
円筒形のEM遮蔽体及び真空容器を作る点で別の難しさ
がある。EM遮蔽体及び真空容器が、一方が他方の上を
摺動する円筒体である場合には、真空を維持し交番磁束
がロータに入るのを阻止するために、両方の円筒体を接
合するのが好ましい。ステンレス鋼の真空容器と銅又は
アルミニウムで形成されたEM遮蔽体のような、異なる
金属の接合は、問題がある。
【0016】円筒形のEM遮蔽体と真空容器の組合せに
伴う問題は、それらの物理的寸法のため大きな機械の場
合に生じる。しかしながら、円筒形のEM遮蔽体と容器
は、EM円筒体と円筒形の真空容器を比較的容易に製造
することができる程に小さいロータを有する小さな機械
については適当である。
【0017】大きな機械については、EM遮蔽体又は真
空容器に必要とされる所要の精度及び公差を備えた円筒
形遮蔽体の大きな連続した片を製造し、組み立て、釣合
わせることには大きな問題がある。円筒形電磁遮蔽包囲
体が真空境界部としても使用される場合には、ロータ本
体は、真空容器によって被覆されるものとなる。従っ
て、ロータの表面は、一般的に接近不能であり、ロータ
の適切な釣合いをとるために該ロータに接近することが
できない。
【0018】ロータの釣合いをとることは、一般的に、
ロータ本体にその軸線方向長さ全体に沿ったその周囲の
周りの種々の個所において、釣合い重りを加えることを
伴い、これらの理由のため、ロータ本体の表面全体への
接近を必要とする。真空容器が鍛造品全体を被覆する場
合には、容器をロータに取り付ける前にロータを釣合わ
さなければならない。しかしながら、真空容器及びEM
遮蔽体の組み立て前におけるロータの事前釣合わせは、
製造サイクル時間と処理コストを増大させる。さらに、
ロータの事前釣合わせは、周囲温度において行われるこ
とになるが、ロータは、極低温温度で作動する。ロータ
の釣合いは、SC巻線に必要とされる低温状態によって
影響を及ぼされることがある。従って、冷たい極低温状
態の下でロータを釣合わせるのが好ましい。
【0019】
【課題を解決するための手段】新規なEM遮蔽体及び真
空容器の概念が、モータ又は発電機のような大型の超伝
導機械に使用するために開発されてきた。この機械は、
鉄製コアを有するロータと、超伝導ロータ界磁巻線コイ
ルとを含む。コイルは、コイルを覆って嵌まる真空チャ
ネル形ハウジングによって形成される真空により絶縁さ
れる。真空チャネルは、ロータコアの表面全体を被覆し
ない。従って、冷たいロータの釣合い作業時にロータに
接近することができる。
【0020】SCコイルはまた、電磁遮蔽体によっても
保護される。遮蔽体は、真空容器とは別のものである。
EM遮蔽体は、交番或いは時間変動する磁束のロータ内
への浸透を阻止する。これらの磁界は、突然の短絡又は
グリッド故障のような過渡現象によって、及び機械荷重
の不釣合いによる負の連続磁界によって発生する。さら
に、EM遮蔽体は、ステータ起磁力の空間と時間の調和
によって発生される調和磁界を減衰させる。
【0021】HTSロータは、SCコイルを含むように
独自に設計された同期機械のためのものとすることがで
きる。別の構成では、HTSロータは、従来の発電機の
ような既存の電気機械の銅コイルロータと置き換えるも
のでもよい。ロータ及びそのSCコイルは、ここでは発
電機に関連して記載されているが、HTSロータはま
た、他の同期機械に使用するのにも適している。
【0022】コイル支持システムは、コイルとロータが
一体化されているのが好ましくい。さらに、コイル支持
システムは、最終のロータ組み立ての前の該コイル支持
システムとコイルとロータとの事前組み立てを容易にす
る。事前組み立てにより、コイル及びロータの組み立て
時間が減少され、コイル支持品質が向上し、コイル組立
体のばらつきが減少される。
【0023】第1の実施形態では、本発明は、ロータコ
アと、ロータコアの少なくとも一部の周りに延びる超伝
導コイルとを含み、超伝導コイルが、ロータコアの対向
する側面にコイル側部分を有し、真空ハウジングが、コ
イルの側部分のうち少なくとも1つを被覆し、導電遮蔽
体が、真空ハウジング及びコイルの側部分を覆って設け
られる、同期機械のためのロータである。
【0024】別の実施形態では、本発明は、コイル巻線
とロータコアを組み立てる段階と、端シャフトをコアに
同軸に取り付ける段階と、コイル巻線の側部分を覆って
真空ハウジングを跨がせ、真空ハウジングをロータコア
に対してシールする段階と、真空ハウジングを端シャフ
トに対してシールして、コイル巻線の周りに真空領域を
形成する段階とを含む、同期機械のロータコアにおける
超伝導コイル巻線の周りに真空を形成するための方法で
ある。
【0025】本発明の別の実施形態は、軸線を有するロ
ータコアと、コアの両端部から軸線方向に延び、コアの
端部に隣接するスロットを各々が有する一対の端シャフ
トと、コア軸線に対して平行でコアの対向した側部に隣
接するコイル側部を有する超伝導コイルとを含み、コイ
ルが、コア軸線に対して直交し、コアの端部に隣接する
コイル端部分を有し、コイル端部分の各々が、端シャフ
トのスロットの1つを貫通して延び、真空ハウジング
が、各コイル側部分を覆って設けられ、スロットの1つ
に対して各々がシールされる端部を有し、コイルの周り
の真空領域が、対の端シャフトのスロット及び各コイル
側部分を覆って設けられた真空ハウジングによって形成
される、ロータである。
【0026】本発明の更に別の実施形態は、軸線を有す
るロータコアと、コアの端部から軸線方向に延び、コア
端部に隣接するスロットを有する端シャフトと、コア軸
線に対して平行な少なくとも1つのコイル側部と、コア
軸線と直交する少なくとも1つのコイル端部とを有する
超伝導ロータコイルとを含み、コイル端部が端シャフト
のスロットを貫通して延び、真空ハウジングが、コイル
側部を覆って設けられ、スロットに対してシールされ
て、コイルの周りに真空領域を形成する、ロータであ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】本明細書に関連する添付図面に、
本発明の実施形態を記載する。
【0028】図1は、ステータ12とロータ14とを有
する例示的な同期発電機械10を示す。ロータは、ステ
ータの円筒形のキャビティ16内に嵌まる界磁巻線コイ
ルを含む。ロータは、ステータのキャビティ16内に嵌
まる。ロータがステータ内で回転すると、磁界18は、
ステータを通って回転する。ロータとロータコイルによ
って発生する磁界線は、図1の断面に対して直交する平
面内にあり(従って、図1に示すことができず)、ステ
ータを通って移動し回転し、ステータコイル19の巻線
に電流を生じさせる。この電流は、発電機によって電力
として出力される。
【0029】ロータ14は、ほぼ長さ方向に延びる軸線
20と、全体的に中実のロータコア22とを有する。中
実のコア22は、大きな透磁率を有し、鉄のような強磁
性材料で形成するのが普通である。低電力密度の超伝導
機械では、ロータの鉄心を使用して、起磁力を減少さ
せ、従ってコイル巻線に必要とされる超電導(SC)線
の量を最小にする。例えば、中実の鉄製ロータコアは、
約2テスラの空隙磁界強度で磁気的に飽和させることが
できる。
【0030】ロータ14は、少なくとも1つの長さ方向
に延びるレーストラック形の高温超伝導(HTS)コイ
ル巻線34(図2参照)を支持する。別の構成では、H
TSコイル巻線は、サドル形にしてもよく、或いは、特
定のHTSロータ設計に適した幾つかの他の形状を有し
てもよい。レーストラック形SCコイル巻線のためのコ
イル支持システムがここに開示される。このコイル支持
システムは、中実のロータコアに取り付けられたレース
トラック形コイル以外のコイル形態に適合させることが
できる。
【0031】ロータは、コレクタ端シャフト24と、駆
動端シャフト30とを含む。これらの端シャフトは、ロ
ータコアに取り付けられてこれを支持し、それら自体
は、軸受25によって支持される。コレクタ端シャフト
は、SCロータコイルに対して外部電気接続を行うコレ
クタリング78を含むことができる。コレクタ端シャフ
ト24はまた、ロータのSCコイル巻線を冷却するのに
使用される極低温冷却流体の源への極低温剤移送継手2
6を有する。極低温剤移送継手26は、極低温冷却流体
の源に結合される固定セグメントと、HTSコイルに冷
却流体を供給する回転セグメントとを含む。ロータの反
対側の端シャフト30は、動力タービン継手32によっ
て駆動させることができる。例示的な目的のため、図1
は、十分なトルク伝達に適した寸法ではないコレクタ側
の端シャフトを示しており、該端シャフトは、発電機が
一方のシャフト端のみからタービンによって駆動される
動力伝達形態を代表するものである。しかしながら、こ
こに開示される概念は、発電機の両端シャフトが大きな
トルクを伝達する2つのタービンの間に取り付けられる
発電機にも同様に適用できる。
【0032】図2は、例示的なHTSレーストラック形
の界磁コイル巻線34を示す。ロータのSC界磁巻線3
4は、高温超伝導(SC)コイル36を含む。各々のS
Cコイルは、固体状エポキシ含浸巻線複合材料で積層さ
れたBSCCO(BixSrxCaxCuxx)導線のよ
うな、高温超伝導導体を含む。例えば、一連のBSCC
O2223線を、積層し、互いに接着し、巻いて中実の
エポキシ含浸コイルとすることができる。
【0033】SC線は、脆くて、傷つき易い。SCコイ
ルは、一般的に、エポキシ含浸されたSCテープが巻か
れた層である。SCテープは、厳密な寸法公差を得るた
めに、精密なコイル形態に巻かれている。テープは螺旋
に巻かれ、レーストラック形SCコイル36を形成す
る。しかしながら、幾つかのパンケーキ状コイルによっ
て、SCパンケーキ状コイルを構成することもできる。
【0034】レーストラック形コイルの寸法は、ロータ
コアの寸法で決まる。一般的に、各々のレーストラック
形SCコイルは、ロータコアの磁極を囲み、ロータ軸線
に対して平行である。コイル巻線は、レーストラックの
周りで連続している。SCコイルは、ロータコアの周り
及び該コアの磁極の間に、無抵抗の電流路を形成する。
コイルは、該コイルをコレクタ78に電気的に接続する
電気接点79を有する。
【0035】極低温冷却流体のための流路38が、コイ
ル巻線34に含まれる。これらの流路は、SCコイル3
6の外縁部の周りに延びることができる。流路は、コイ
ルに極低温冷却流体を供給し、該コイルから熱を除去す
る。冷却流体は、SCコイル巻線において、該コイルに
電気抵抗がない場合を含む超伝導状態をもたらすのに必
要とされる低温、例えば27°Kを維持する。冷却路
は、入口流体ポート39と出口流体ポート41を有す
る。これらの流体(気体)ポートは、SCコイル上の冷
却路38を、極低温剤移送継手28に接続する。
【0036】各々のHTSレーストラック形コイル巻線
34は、ロータ軸線20に対して平行でほぼ真っ直ぐな
一対の側部分40と、該ロータ軸線に直交する一対の端
部分54とを有する。コイルの側部分は、最も大きな遠
心応力に曝される。従って、その側部分は、コイルに作
用する遠心力を打ち消すコイル支持システムによって支
持される。
【0037】図3は、高温超伝導コイルのためのロータ
コア22とコイル支持システムの一部切欠図である。支
持システムは、コイルハウジング44に接合されるテン
ションロッド42を備える。ハウジングは、ロータ内に
コイル巻線34の側部分40を保持し、支持する。図3
において、一つのテンションロッド及びコイルハウジン
グが示されているが、一般的に、コイル支持システム
は、一連のテンションロッドを含み、その各々が該ロッ
ドの両端にコイル支持ハウジングを有する。さらに、図
3は、例示の目的のため、コイルを超えて延びるテンシ
ョンロッドの端部を示す。実用の用途では、テンション
ロッドの端部は、コアに面するコイルの表面に当接する
ことになる。テンションロッド及びコイルハウジング
は、ロータ作動中のコイル巻線の損傷を防ぎ、遠心力及
び他の力に対してコイル巻線を支持し、該コイル巻線に
防護のための遮蔽を与える。
【0038】鉄製コアロータにおけるHTSコイル巻線
34の主な荷重は、ロータの回転時の遠心加速度による
ものである。効果的なコイル構造支持体が、遠心力を打
ち消すために必要とされる。コイル支持体は、最も大き
な遠心加速度を受けるコイルの側部分40に沿うことが
とりわけ必要とされる。コイルの側部分を支持するた
め、テンションロッド42は、コイルの側部分の間を跨
ぎ、コイルの対向した側部分を把持するコイルハウジン
グ44に取り付けられる。テンションロッドは、ロータ
コアの導管46、例えば孔を貫通して延び、該ロッド
は、同一コイルの側部分の間、又は隣接するコイルの間
を跨ぐことができる。
【0039】導管46は、真っ直ぐな軸線を有する、ロ
ータコア内のほぼ円筒形の通路である。導管の直径は、
ロータの凹状の表面付近における導管端部を除いて、ほ
ぼ一定である。導管は、断熱チューブ52を受けるた
め、それらの端部のところで大きな直径に拡張すること
ができる。このチューブは、ロッド42を導管内に整合
させ、ロータコアとテンションロッドとの間の熱的絶縁
を行う。
【0040】導管46の数とロータコアにおけるそれら
の位置は、HTSコイルの位置とコイルの側部分を支持
するのに必要とされるコイルハウジングの数によって決
まる。導管46の軸線は、レーストラック形コイルによ
って定められる平面内にほぼある。さらに、導管の軸線
は、コイルの側部分に対して直角である。さらに、導管
は、ここに示される実施形態では、ロータ軸線に対して
直角で、これと交差している。
【0041】ここに開示される例示的なコイル支持シス
テムは、テンションロッド42及び関連するチャネル形
ハウジング44が極低温又はその付近に維持される、低
温支持体である。コイル支持部材が低温なので、これら
の部材は、例えば断熱チューブ52によって、ロータコ
ア及びロータの他の「高温」構成部品から熱的に隔離さ
れる。
【0042】ロータコアは、周囲の「高」温度状態にあ
る。コイル支持体は、熱がロータコアからHTSコイル
に到達するのを許す熱伝導源となる可能性がある。ロー
タコアは、作動時に高温になる。コイル巻線を超冷却状
態に保持しようとすると、コアからコイルへの熱伝導を
回避しなければならない。
【0043】コイル支持システムは、ロータコアから熱
的に隔離される。例えば、テンションロッド及びボルト
は、ロータと直接接触しない。このように接触しないこ
とにより、ロータからテンションロッド及びコイルへの
熱伝導が回避される。さらに、ロータコアから支持組立
体を通るコイル巻線内への熱伝導を減少させるため、コ
イル支持システム構造体の大きさは最小にされてきた。
【0044】各々のテンションロッド42は、レースト
ラック形コイルの平面内においてロッドの長さ方向に沿
って連続したシャフトである。テンションロッドは、一
般的に、チタニウム、アルミニウム又はインコネル合金
のような、高強度の非磁性合金で作られる。テンション
ロッドの長さ方向の連続性は、コイルに対して横剛性を
与え、これは、ロータに動的利点をもたらす。さらに、
テンションロッドの横剛性は、コイル支持体をコイルと
一体にするのを可能にし、ロータの最終的な組み立ての
前にコイルをロータコア上にコイル支持体と共に組み立
てることができる。
【0045】テンションロッドの端部の平坦な面86
は、コイル巻線の側部の内面を支持する。コイルハウジ
ング44は、全体として、各コイルの側部分40のほぼ
全体にわたってコイルに作用する力、例えば遠心力を分
散させる。
【0046】複数のコイルハウジング44は、遠心力に
よる影響なしにコイルを適所に効果的に保持する。コイ
ルハウジングが互いに密接しているものとして示されて
いるが、ハウジングは、遠心荷重、トルク伝達及び過渡
的な欠陥状態の際の大きな曲げ歪みと引張歪みによって
引き起こされるコイルの劣化を防ぐのに必要とされる程
度に近接させるだけでよい。
【0047】コイル支持体は、ガスタービンの通常の始
動/停止作動時に生ずる熱による長さ方向の膨張及び収
縮に対してコイルを拘束しない。具体的には、熱膨張
は、主として、側部分の長さに沿って向けられる。従っ
て、コイルの側部分は、コイルハウジング及びテンショ
ンロッドに対して長さ方向に僅かに摺動する。
【0048】U形のコイルハウジング44は、極低温に
おいて延性である軽量の高強度材料で形成される。コイ
ルハウジングのための一般的な材料は、非磁性体である
アルミニウム、インコネル又はチタニウム合金である。
U形ハウジングの形状を最適にして軽量かつ高強度にす
ることができる。
【0049】止めピン80は、コイルハウジング及びテ
ンションロッドの孔を貫通して延びる。重さを軽くする
ために、止めピンは中空としてもよい。ロックナット
(図示せず)を、止めピンの両端にねじ込み、又は取り
付けて、U形ハウジングを固定し、該ハウジングの両側
面が、荷重を受けて別々に広がるのを防ぐ。止めピン
は、高強度のインコネル又はチタン合金で作ることがで
きる。テンションロッドの平坦な端部86は、ロッド、
コイル及びハウジングが互いに組み立てられるとき、H
TSコイルの内面に当接する。この組立体は、止め具を
受けるテンションロッドの孔における応力集中を減少さ
せる。
【0050】ロータ端シャフトは、一般的には、ステン
レス鋼のような非磁性材料で作られるが、ロータコア2
2は、一般的に、鉄のような磁性材料で作られる。一般
的に、ロータコア及び端シャフトは、組み立てられ、か
つボルト止め又は溶接のいずれかによって互いに固定的
に接合されている別々の構成部品である。
【0051】鉄製ロータコア22は、ステータ12のロ
ータキャビティ16内で回転するのに適したほぼ円筒形
状を有する。コイル巻線を受けるために、ロータコアは
平らな又は三角形の領域又はスロットのような凹状の表
面48を有する。これらの表面48は、円筒形のコアの
湾曲した表面に形成され、ロータコアを横切って長さ方
向に延びる。コイル巻線34は、凹状の領域48に隣接
してロータに取り付けられる。コイルは、一般的に、凹
状の領域の外表面に沿って長さ方向に、かつロータコア
の両端の周りに延びる。ロータコアの凹状の表面48
は、コイル巻線を受ける。凹状の領域の形状は、コイル
巻線に一致している。例えば、コイル巻線が、サドル形
状又は何らかの他の形状を有する場合には、ロータコア
の凹みは、巻線の形状を受けるように構成されることに
なる。
【0052】凹状の表面48は、コイル巻線の外表面が
ロータの回転によって定められる包絡面まで実質的に延
びるように、コイルを受ける。ロータコアの湾曲した外
表面50は、回転時に、円筒形の包絡面を定める。ロー
タのこの回転包絡面は、ステータにおけるロータキャビ
ティ16(図1参照)とほぼ同じ直径を有する。
【0053】ロータ包絡面とステータキャビティ16と
の間のギャップは、ロータが通風冷却を必要としないの
で、ステータのみの強制流通風冷却に必要とされるよう
な比較的小さい隙間である。ロータのコイル巻線とステ
ータの巻線との間における電磁的結合を増大させるた
め、ロータとステータとの間の隙間を最小にするのが望
ましい。さらに、ロータによって形成される包絡面まで
延びて、ロータとステータとの間の隙間ギャップのみに
よってステータから離されるように、ロータのコイル巻
線を配置するのが好ましい。
【0054】コイル巻線34の端部分54は、ロータコ
アの対向した端部56に隣接している。分割型クランプ
58は、コイル巻線の端部分の各々をロータ内に保持す
る。各々のコイル端部54における分割型クランプは、
コイル巻線34を間に挟む一対の対向するプレートを含
む。クランププレートの表面は、コイル巻線34及び該
巻線への接続部39、41及び79を受けるための溝5
9(図10)を備える。溝59は、コレクタ端シャフト
を貫通して延びる薄肉チューブ76の端部に隣接するプ
レート60の側部に開口を形成する。コレクタリング7
8とコイル接続部79との間で冷却流路及び電気接点
が、チューブ76を貫通して延びる。
【0055】分割型クランプ58は、アルミニウム又は
インコネル合金のような非磁性材料で形成することがで
きる。同じ又は同様の非磁性材料を使用して、テンショ
ンロッド、溝ハウジング、及びコイル支持システムの他
の部分を形成することができる。強磁性材料は、キュリ
ー転移温度以下の温度では脆性になり、荷重支持構造体
として使用することができないので、コイル支持システ
ムは、極低温で延性を保持するために非磁性体であるの
が好ましい。
【0056】分割型クランプ58は、端シャフトのカラ
ー62に囲まれている。しかしながら、分割型クランプ
及びコイルは、カラー62と物理的に接触しない。図3
には1つのカラーだけが示されているが、ロータコア2
2の各々の端部にカラー62が取り付けられる。カラー
は、ロータのシャフトを形成する材料と同じ又は類似の
ステンレス鋼のような非磁性材料の厚いディスクであ
る。実際には、カラーはロータシャフトの一部である。
カラーは、ロータ軸線と直交し、分割型クランプ58を
受け、かつ通過させるのに十分広いスロット64を有す
る。スロット付きカラーの高温の側壁66は、低温の分
割型クランプからギャップによって離間して配置され、
それらは互いに接触状態になることはない。コイルのス
ロット66の側壁とクランプ58及び端部分54との間
のギャップは、真空に維持される。従って、ロータカラ
ーと分割型クランプとの間の真空ギャップは、カラーと
分割型クランプ及びSCコイルとの間の熱伝達を阻止す
る断熱体となる。
【0057】カラー62は、ロータコアの隆起したディ
スク領域70(対向するカラー内に挿入される隆起した
ディスク領域については、ロータコアの反対側を参照)
を受けるために凹状のディスク領域68(スロット64
によって二分されている)を含むことができる。ロータ
コアの端部56の隆起したディスク領域を凹状のディス
ク68に挿入することにより、カラー内にロータコアが
支持され、ロータコアとカラーとの位置合わせが容易に
なる。さらに、カラーは、該カラーを貫通し、該カラー
のリムの周りを長さ方向に延びる円形配列のボルト孔7
2を有することができる。これらのボルト孔は、ロータ
コア中に部分的に延びるねじを切られた適合するボルト
孔74に対応する。ねじを切られたボルト孔75が、こ
れらの長さ方向のボルト孔72、74を貫通して延び、
カラーをロータコアに固定する。
【0058】図4は、ロータコア、コイル支持体及びコ
イルの第1の概略断面図である。さらに、この図は、真
空ハウジング100及び電磁(EM)遮蔽体102の第
1の実施形態の横断面を示す。真空ハウジングは、コイ
ル巻線の長い側部40を覆って嵌まり、ロータの長さだ
け延びるチャネルである。真空ハウジングは、ステンレ
ス鋼のような、非磁性金属で形成することができる。コ
イル34の各々の長い側部分40は、真空チャネル形ハ
ウジング100を有し、コイルの当該部分を覆って絶縁
真空を形成する。
【0059】ハウジング100は、一対の側壁104を
有し、該側壁の各々は、ロータコアの平らな表面48の
長さだけ延びるスロット106内に嵌まるダブテール脚
部を有する。コイル巻線とコイル支持体の両側にスロッ
ト106が設けられる。側壁のダブテールとロータコア
の表面48上のスロット106との間の係合は、気密シ
ールを形成する。
【0060】図4に示される実施形態では、EM遮蔽体
102が、真空容器、コイル及びコイル支持構造体を覆
って形成される。遮蔽体は導体であり、アルミニウムで
形成することができ、構造支持体にもなる。遮蔽体は、
ロータコア上の平らな表面48の一方の側から平らな表
面の反対側まで延びる弧を形成する。遮蔽体の弧は、真
空容器を覆って延びる。真空容器の頂部プレート108
は、湾曲した表面を有し、EM遮蔽体に対して支持を与
える。別の構成では、真空容器の頂部プレートは、ロー
タの他の部分を被覆するEM遮蔽体セグメントに取り付
けるEM遮蔽体の一部を形成することもできる。
【0061】EM遮蔽体はまた、EM遮蔽体の下面に及
びコア表面48とチャネル形ハウジングの側壁とによっ
て形成される隅部に嵌まる三角形ブレース110によっ
ても支持される。ブレースは、EM遮蔽体及び真空チャ
ネルのための構造支持体を形成するリブ112を有する
ことができる。さらに、ブレースは、その質量を減少さ
せるため、開放中央領域114を有することができる。
ブレースは、真空チャネルの両側にあり、コアの長さに
沿って間隔を置いて配置される。ブレースの数は、遮蔽
体に作用する可能性がある大きな力に抗して遮蔽体を支
持するように選定される。
【0062】ロータ表面48及びチャネル形ハウジング
の側壁104に当接するブレースの側部は、リップ11
6を有し、ロータ表面及びチャネルの側壁上の合致する
リップに係合することができる。これらのリップの間の
係合は、チャネル形ハウジングをブレース及びロータ表
面のスロット106に固定するのを助ける。さらに、テ
ンションボルト116は、ブレースを貫通してロータコ
ア内に延び、ブレースをロータコアに取り付ける。真空
ハウジングはまた、側壁と一体であり、SCコイル34
及びコイル支持体を覆って延びる頂部プレート108を
含む。真空チャネルの端部は、開放しており、コア22
の両端部のところでカラー62のスロット66に対して
シールされる。
【0063】図4に示される実施形態では、ブレースと
EM遮蔽体は一体である。EM遮蔽体102とブレース
は、チャネル形ハウジング100上に嵌まり、ロータ表
面48にボルト118で止められる単一の機械加工した
アルミニウム構成部品で形成される。別の実施形態で
は、EM遮蔽体は、部分的に、真空容器の頂部プレート
108によって形成することができる。EM遮蔽体はま
た、ブレースを被覆し、頂部プレートの両側にある弧状
片を含むようにすることがでできる。EM遮蔽体の弧状
表面は、ロータコアの弧状表面50によって形成される
円筒形表面に連続する。EM遮蔽体は、ロータコアの弧
状表面50上には延びない。両方のEM遮蔽体102が
ロータコアに取り付けられるとき、ロータコア及び両方
のEM遮蔽体によって完全な円筒形表面が形成される。
図4には1つのEM遮蔽体102のみが示されている
が、EM遮蔽体の実施にあたっては、コイルの両方の側
部40を覆って遮蔽体を設けることになる。
【0064】電磁(EM)遮蔽体は、真空境界部として
機能することには関係ない。内部真空境界部、例えばチ
ャネル形真空ハウジングが、超伝導コイルを取り囲むよ
うに構成される。シャフトの接続シームのところで、真
空ハウジングは、シール片を使用して端シャフトのカラ
ーのスロットにシールされる。これらのスロットは、分
割型クランプ58及びコイルハウジングの端部分を収納
する。EM遮蔽体及び遮蔽体支持体は、真空チャネル形
ハウジングに隣接して或いは真空チャネル形ハウジング
上に組み立てられる。遮蔽体は、EM保護を行うように
電気的に接続される単一の又は多数の円筒形部分で形成
される。
【0065】図5は、ブレース122から分離したEM
遮蔽体120の第2の実施形態を示す。図5に示される
チャネル形ハウジング100は、図4に示されるハウジ
ング100と同じである。この実施形態では、EM遮蔽
体120は、ロータコア上に嵌まり、コアの弧状表面5
0及び平らな表面48を被覆する円筒体である。ブレー
ス122は、ロータの表面48にボルト118で止めら
れた個々の三角形のアルミニウム片である。ブレース
は、チャネル形ハウジングをロータコア上のスロット1
06に固定し、ハウジングの側壁104を支持する。さ
らに、ブレースは、EM遮蔽体120を支持する。ブレ
ース122の数及び各真空ハウジングの両側に沿ったブ
レースの間隔は、設計上の選択事項である。内側ブレー
ス122は、主として、構造的支持のためのものであ
り、アルミニウム又は非導電性材料で形成することがで
きる。EM遮蔽体は、EM遮蔽体120の穴を介して釣
合い用の鋼鍛造品への接近を可能にし、EM遮蔽体12
0に対するロータへの直接的な接近を可能にする。
【0066】図6は、部分的に組み立てられたロータコ
ア22と端シャフト24との概略図である。ロータコ
ア、巻線、真空ハウジング及び他の構成部品の寸法は、
図6においては例示的な目的のため誇張されている。ロ
ータコア22は、コイル巻線34(真空ハウジング10
0によって部分的に隠れている)がカラーのスロット6
4(図3参照)内に嵌まるように、端シャフトのカラー
62に取り付けられる。シール124は、カラーとロー
タコアとの間に気密接合部を与える。シール124は、
図7において横断面で示されている。シールは、真空チ
ャネル形ハウジング100の端部とカラーとの間から空
気が漏れないことを保証する。チャネル形ハウジングが
ロータコアの周りに延びる時コイル34の周りに真空が
形成されることができるように、チャネル形ハウジング
の端部は、カラーのスロット64の縁部にシールされ
る。
【0067】図8、図9、図10及び図11は、コイル
支持構造体とコイル巻線のロータ内への組み立て過程を
概略的に示す。図9に示されるように、ロータコアがロ
ータの端シャフト及びロータの他の構成部品と組み立て
られる時、ロータコアを貫通して延びる導管46の各々
に、テンションロッド42が挿入される。各テンション
ロッドの各端部における断熱チューブ52は、導管46
の各端部のところの拡張端部88に置かれる。チューブ
52は、保持用ロックナット84によって適所に固定さ
れる。ボルト43は、ロータコアの導管内にテンション
ロッドを挿入する前或いは挿入した後に挿入することが
できる。
【0068】図9に示されるように、SCコイル34
は、テンションロッド42の平らな端部86がSCコイ
ルの側部分40の内面に当接するように、ロータコア上
に挿入される。コイル巻線がテンションバーの端部上に
挿入されると、コイルハウジング44が、SCコイルを
覆って挿入される。テンションロッドとコイルハウジン
グのそれぞれの孔へ止めピン80を挿入することによっ
て、コイルハウジングをテンションバーの端部に固定す
る。
【0069】複数のコイルハウジングは、遠心力による
影響を受けることなしに、コイルを適所に効果的に保持
する。コイルハウジングが互いに密接しているものとし
て示されているが、ハウジングは、遠心荷重、トルク伝
達及び過渡的な欠陥状態の際の大きな曲げ歪みと引張歪
みによって引き起こされるコイルの劣化を防ぐのに必要
とされる程に近接させるのみでよい。
【0070】ロータコアとコイルをカラー及びロータの
他の構成部品と組み立てる前に、コイルハウジング及び
テンションロッドをコイル巻線と組み立てることができ
る。従って、ロータ及び同期機械の他の構成部材の組み
立て前に、ロータコア、コイル巻線及びコイル支持シス
テムを1つのユニットとして組み立てることができる。
【0071】図10は、クランププレート60によって
形成される分割型クランプ58の組立体を示す。クラン
ププレート60は、それらの間に、コイル巻線の端部分
54を挟む。分割型クランプは、コイル巻線34の端部
に対して構造的支持を与える。分割型クランプのプレー
ト60は、それらの内表面に、コイル巻線を受ける溝を
含む。同様に、プレートは、ガスの入口/出口冷却ライ
ン39、49、及び、コイルとの電気的接続部79のた
めの溝59を含む。これらのライン及び接続部は、コレ
クタ端シャフト34内に設けられるチューブ76(図
3)を貫通して延びる。
【0072】図11は、コイルの側部分40を覆って組
み立てられた真空チャネル形ハウジング100を示す。
ブレース118は、ハウジングの両側に置かれ、ロータ
コアの表面48にボルト止めされる。コイルの端部と真
空ハウジングがカラーのスロット64と整合するよう
に、カラーは、ロータコアにボルト75で止められる。
カラーとロータコア及び真空ハウジングとの間の接合部
のところにシール124(図6参照)が配置される。コ
イル支持体、コイル、カラー及びロータコアが組み立て
られると、側部分40及び端部分56を含むコイル34
の周りに真空を形成することができる。真空は、コアの
両側における一対の真空チャネル形ハウジング、カラー
62のスロット64、及びカラーと真空ハウジングの端
部との間のシール124によって形成される。組み立て
られると、ロータは、低温コイル状態の下で釣合いを行
うことができる状態になる。
【0073】図4の形態では、EM遮蔽体は、極片22
を被覆せず、従って、釣合い重りの配置のためロータ鍛
造品への無制限の接近を与える。図5の形態では、EM
遮蔽体は、ロータの全周囲の周りに延びる。EM遮蔽体
が真空包囲体の機能を果たさないので、釣合い重りの配
置のためロータ鍛造品22に接近する幾つかの穴をEM
遮蔽体に形成することができる。従って、図4及び図5
の両方の遮蔽体の概念では、EM遮蔽体は、釣合いの目
的のためにロータへの無制限の接近を与える。その結
果、極低温状態の下でロータを釣合わせることができ
る。
【0074】本発明を、現在最も実用的かつ好ましい実
施形態である考えられるものに関連して説明してきた
が、本発明は、開示した実施形態に限定されるものでは
なく、逆に、特許請求の範囲の技術思想に含まれる全て
の実施形態を保護することを意図していることを理解さ
れたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 超伝導ロータ及びステータを有する同期電気
機械の概略側面図。
【図2】 例示的なレーストラック形超伝導コイル巻線
の斜視図。
【図3】 鉄製コアを備える高温超伝導(HTS)ロー
タの構成部品の分解図。
【図4】 真空チャネル及びEM遮蔽体の第1の実施形
態を示すロータの横断面の概略図。
【図5】 真空チャネル及びEM遮蔽体の第2の実施形
態を示すロータの横断面の概略図。
【図6】 真空チャネルを備えるロータの概略斜視図。
【図7】 ロータコアと端シャフトのカラーとの間のシ
ールの概略拡大図。
【図8】 図3に示すHTSロータの組み立て過程を示
す斜視図。
【図9】 図3に示すHTSロータの組み立て過程を示
す斜視図。
【図10】 図3に示すHTSロータの組み立て過程を
示す斜視図。
【図11】 図3に示すHTSロータの組み立て過程を
示す斜視図。
【符号の説明】
10 同期発電機械 12 ステータ 14 ロータ 16 ロータキャビティ 19 ステータのコイル巻線 20 ロータ軸線 22 ロータコア 24 コレクタ端シャフト 26 極低温剤移送継手 30 駆動端シャフト 32 動力継手 34 超伝導コイル巻線 78 コレクタリング
フロントページの続き (72)発明者 コンラート・ロマン・ウィーバー アメリカ合衆国、ニューヨーク州、レクス フォード、リバービュー・ロード、785番 (72)発明者 キルバ・シヴァサブラマニアム アメリカ合衆国、ニューヨーク州、トロ イ、アパートメント2、12ティーエイチ・ ストリート、2202番 (72)発明者 ロバート・ジョン・ニーガード アメリカ合衆国、ニューヨーク州、サラト ガ・スプリングス、ロフベリー・ロード、 57番 (72)発明者 シエンルイ・ファン アメリカ合衆国、ニューヨーク州、クリフ トン・パーク、デ・ボエ・ドライブ、16番 Fターム(参考) 5H655 AA14 AA15 BB01 BB09 BB12 CC07 CC08 CC20

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期機械におけるロータであって、 ロータコアと、 該ロータコア上に取り付けられた超伝導コイルと、 該コイルの側部分のうちの少なくとも1つを被覆する真
    空ハウジングと、 該真空ハウジング及び前記コイルの側部分を覆って設け
    られた導電遮蔽体と、を含むことを特徴とするロータ。
  2. 【請求項2】 前記真空ハウジングが、前記ロータコア
    に沿って長さ方向に延びるチャネル形ハウジングである
    ことを特徴とする、請求項1に記載のロータ。
  3. 【請求項3】 前記導電遮蔽体が、銅合金又はアルミニ
    ウムで形成されることを特徴とする、請求項1に記載の
    ロータ。
  4. 【請求項4】 カラーと該カラーのスロットとを有する
    ロータ端シャフトを更に含み、前記真空ハウジングが前
    記スロットに対してシールされ、前記コイルの端部分が
    前記スロット内に延びることを特徴とする、請求項1に
    記載のロータ。
  5. 【請求項5】 前記コイルの周りに、前記真空ハウジン
    グ及び前記カラーの前記スロットによって定められる真
    空を更に含むことを特徴とする、請求項4に記載のロー
    タ。
  6. 【請求項6】 前記ロータコアを横切って長さ方向に延
    びる平らな表面を更に含み、前記コイル側部分の1つが
    前記平らな表面に隣接し、前記真空ハウジングが前記コ
    イル側部分の1つを跨ぎ、前記側部分が、前記平らな表
    面に対してシールされることを特徴とする、請求項1に
    記載のロータ。
  7. 【請求項7】 前記真空容器がステンレス鋼であり、前
    記遮蔽体が銅合金であることを特徴とする、請求項1に
    記載のロータ。
  8. 【請求項8】 前記真空ハウジング及び前記導電遮蔽体
    を支える複数のブレースを更に含むことを特徴とする、
    請求項1に記載のロータ。
  9. 【請求項9】 軸線を有するロータコアと、 該コアの端部から軸線方向に延び、該コアの端部に隣接
    するスロットを有する端シャフトと、 前記コア軸線に対して平行な少なくとも1つのコイル側
    部と、前記コア軸線と直交する少なくとも1つのコイル
    端部とを有する超伝導ロータコイルと、を含み、 前記コイル端部が前記端シャフトの前記スロットを貫通
    して延び、 真空ハウジングが、前記コイル側部を覆って設けられ、
    前記スロットに対してシールされて、前記コイルの周り
    に真空領域を形成する、ことを特徴とするロータ。
  10. 【請求項10】 前記コイル側部を覆って設けられた導
    電遮蔽体を更に含むことを特徴とする、請求項9に記載
    のロータ。
  11. 【請求項11】 前記真空ハウジングが、前記コイル側
    部を跨ぎ、前記コイル側部の両側において前記ロータコ
    アに対してシールされるチャネルであることを特徴とす
    る、請求項9に記載のロータ。
  12. 【請求項12】 前記真空ハウジングが、前記コイル側
    部の各々の側に側壁を含み、前記各側壁が、前記ロータ
    コアの表面に対してシールされていることを特徴とす
    る、請求項11に記載のロータ。
  13. 【請求項13】 前記ロータコアの前記表面が、前記側
    壁を受けるためにスロット状になっていることを特徴と
    する、請求項12に記載のロータ。
  14. 【請求項14】 前記ロータコアの前記表面が、前記コ
    イル側部に隣接して平らになっていることを特徴とす
    る、請求項12に記載のロータ。
  15. 【請求項15】 前記真空ハウジングに隣接し、前記ロ
    ータコアに取り付けられた複数のブレースを更に含むこ
    とを特徴とする、請求項9に記載のロータ。
  16. 【請求項16】 前記ブレースによって支持された電磁
    遮蔽体を更に含むことを特徴とする、請求項15に記載
    のロータ。
  17. 【請求項17】 軸線を有するロータコアと、 該コアの両端部から軸線方向に延び、前記コア端部に隣
    接するスロットを各々が有する一対の端シャフトと、 前記コア軸線に対して平行で前記コアの対向する側面に
    隣接する少なくとも1つのコイル側部分を有する超伝導
    ロータコイルと、を含み、 前記コイルが、前記コア軸線と直交し、前記コアの前記
    端部に隣接するコイル端部分を有し、該コイル端部分の
    各々が、前記端シャフトの前記スロットの1つを貫通し
    て延び、 真空ハウジングが、前記各コイル側部分を覆って設けら
    れ、前記スロットの1つに対して各々がシールされる端
    部を有し、 前記コイルの周りの真空領域が、前記対の端シャフトの
    前記スロット及び前記各コイル側部分を覆って設けられ
    た真空ハウジングによって形成される、ことを特徴とす
    るロータ。
  18. 【請求項18】 前記コイル側部分を覆って設けられ、
    前記端シャフトと部分的に重なる導電遮蔽体を更に含む
    ことを特徴とする、請求項17に記載のロータ。
  19. 【請求項19】 前記遮蔽体が、前記コアの周りの円筒
    体であることを特徴とする特徴とする、請求項18に記
    載のロータ。
  20. 【請求項20】 前記遮蔽体が、前記真空ハウジングの
    頂部分によって部分的に形成されることを特徴とする、
    請求項18に記載のロータ。
  21. 【請求項21】 前記遮蔽体が、前記コアの長さだけ延
    び、前記コアの円周の周りに部分的にのみ延びる弧状片
    であることを特徴とする、請求項17に記載のロータ。
  22. 【請求項22】 前記弧状片及び第2の弧状片の各々
    が、前記コイル側部分の1つを被覆することを特徴とす
    る、請求項21に記載のロータ。
  23. 【請求項23】 前記真空ハウジングに隣接し、前記ロ
    ータコアの表面に取り付けられ、前記遮蔽体を支持する
    ブレースを更に含むことを特徴とする、請求項18に記
    載のロータ。
  24. 【請求項24】 同期機械のロータコアにおける超伝導
    コイル巻線の周りに真空を形成するための方法であっ
    て、 a.前記コイル巻線と前記ロータコアを組み立てる段階
    と、 b.端シャフトを前記コアに同軸に取り付ける段階と、 c.前記コイル巻線の側部分を覆って真空ハウジングを
    跨がせ、該真空ハウジングを前記ロータコアに対してシ
    ールする段階と、 d.前記真空ハウジングを前記端シャフトに対してシー
    ルして、前記コイル巻線の周りに真空領域を形成する段
    階と、を含むことを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 前記コイルを覆って導電遮蔽体を配置
    する段階を更に含むことを特徴とする、請求項24に記
    載の方法。
  26. 【請求項26】 端シャフトの間の各接合部のところに
    スロットを形成し、該スロットが、前記コイル巻線の端
    部分を受け、前記真空ハウジングを前記スロットに対し
    てシールすることを特徴とする、請求項24に記載の方
    法。
  27. 【請求項27】 前記ロータコアを覆って円筒形の遮蔽
    体を取り付けることを特徴とする、請求項24に記載の
    方法。
  28. 【請求項28】 前記真空ハウジング及び前記ロータコ
    アに隣接してブレースを配置して、導電遮蔽体を支持す
    ることを特徴とする、請求項24に記載の方法。
  29. 【請求項29】 弧状片を前記コイル側部分を覆って取
    り付け、前記弧状片が前記端シャフトの間で前記コアに
    沿って延び、前記弧状片が前記コアの円周の周りに部分
    的にのみ延びるようにすることを特徴とする、請求項2
    4に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記弧状片及び第2の弧状片を取り付
    けて、前記コイル側部分の1つを各々が被覆するように
    することを特徴とする、請求項29に記載の方法。
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