JP2003022558A - 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置

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JP2003022558A
JP2003022558A JP2001205060A JP2001205060A JP2003022558A JP 2003022558 A JP2003022558 A JP 2003022558A JP 2001205060 A JP2001205060 A JP 2001205060A JP 2001205060 A JP2001205060 A JP 2001205060A JP 2003022558 A JP2003022558 A JP 2003022558A
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Japan
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light receiving
light
pickup device
semiconductor laser
optical pickup
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JP2001205060A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kase
俊之 加瀬
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体レーザーの高出力発光時に光軸ずれが発
生した場合においても、前方受光素子の出力変動を低減
し、所望の書き込み出力を確保するとともに高品質な書
き込みを実現することができる光ピックアップ装置を提
供する。 【解決手段】本発明は、半導体レーザー1Lからの光を
対物レンズ4で集光し、記録媒体5に照射して情報の記
録または再生を行う光ピックアップ装置であって、記録
または再生時に、半導体レーザー1Lから出射された光
の一部を該半導体レーザーの外部に設けられた受光手段
で受光することにより該半導体レーザーの光出力を制御
する構成の光ピックアップ装置において、前記受光手段
として一つあるいは複数の受光素子6−1,6−2を備
え、その受光素子6−1,6−2が、半導体レーザー1
Lからの出射光の光軸に対して対称に配置されている構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ピックアップ装
置及びその光ピックアップ装置を備えた光ディスクドラ
イブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザーからの光を対物レンズで
集光し、記録媒体に照射して情報の記録または再生を行
う光ピックアップ装置が知られており、光ディスクドラ
イブ装置、光カード装置、光テープ装置等の光学ヘッド
として応用されている。図7に従来の光ピックアップ装
置の一構成例を示す。図7において、図中の符号21
は、内部に光源としての半導体レーザー21Lと、信号
検出及び制御用の受光素子21Pを有し、光の出・入射
部にホログラム素子21Hが取付けられたホログラムレ
ーザーユニットであり、このホログラムレーザーユニッ
ト21の半導体レーザー21Lから出射された光束は、
コリメートレンズ22により略平行光束とされた後、ミ
ラー(または偏向プリズム)23により光路を略直角方
向に偏向されて対物レンズ24に入射し、対物レンズ2
4により集光され、記録媒体(例えば、コンパクトディ
スク(CD)、デジタル・バーサタイル・ディスク(D
VD)等の光ディスク)25上に微小なスポットとして
照射される。記録媒体25からの反射光は対物レンズ2
4を介して略平行光束となり、ミラー(または偏向プリ
ズム)23及びコリメートレンズ22を介してホログラ
ムレーザーユニット21の内部に再び戻ってくる。ホロ
グラムレーザーユニット21の内部に戻ってきた記録媒
体25からの反射光は、ホログラムレーザーユニット2
1に取り付けられたホログラム素子21Hにより回折さ
れて信号検出及び制御用の受光素子21Pに集光され、
該受光素子21Pの出力信号が図示しない信号検出部で
演算され、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー
信号などの制御信号と、記録または再生信号が検出され
る。また、検出された上記制御信号によって記録媒体2
5上のスポットの位置制御やフォーカス制御が行なわれ
る。
【0003】また、図7に示す構成の光ピックアップ装
置では、ホログラムレーザーユニット21の半導体レー
ザー21Lからの光束の出射方向前方でコリメートレン
ズ22の近傍には前方受光素子26が設けられており、
記録または再生時に、ホログラムレーザーユニット21
の半導体レーザー21Lからの光束の一部は前方受光素
子26に導かれて光量が検出され、その前方受光素子2
6の出力が半導体レーザー21Lの駆動制御部にフィー
ドバックされて光出力の制御に用いられる。尚、半導体
レーザーの光出力と前方受光素子の出力の関係は一般的
には一次の比例関係になっており、レーザーの出力制
御、特に書き込み時においてはこの関係を利用して書き
込み出力の決定を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例におい
て、光量モニター用の前方受光素子26は、ホログラム
レーザーユニット21の半導体レーザー21Lからの出
射光束のうちの一部の光束を受光するように配置されて
いる。一般的な半導体レーザーの発光特性として、高出
力発光になるにつれて半導体レーザー21Lからの光軸
角度が変化する現象が見られる。このとき前方受光素子
26は固定されているため、この前方受光素子26の出
力が変化し、図8に示す図のように、半導体レーザーの
光出力と前方受光素子の出力の関係の直線性が損なわれ
てしまう。その結果、所望の出力が得られず、特に書き
込み品質が低下してしまうという問題がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、半導体レーザーの高出力発光時の光軸ずれが発生
した場合においても、前方受光素子の出力変動を低減
し、所望の書き込み出力を確保するとともに高品質な書
き込みを実現することができる光ピックアップ装置を提
供することを目的とし、さらには、その光ピックアップ
装置を備え、書き込み品質が安定した高信頼性の光ディ
スクドライブ装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、半導体レーザーからの光を
対物レンズで集光し、記録媒体に照射して情報の記録ま
たは再生を行う光ピックアップ装置であって、記録また
は再生時に、前記半導体レーザーから出射された光の一
部を該半導体レーザーの外部に設けられた受光手段で受
光することにより該半導体レーザーの光出力を制御する
構成の光ピックアップ装置において、前記受光手段とし
て一つあるいは複数の受光素子を備え、その一つの受光
素子の受光領域、あるいは複数の受光素子が、前記半導
体レーザーからの出射光の光軸に対して対称に配置され
ている構成としたものである。また、請求項2に係る発
明は、請求項1記載の光ピックアップ装置において、前
記受光素子は、半導体レーザーの発光面からの距離が等
しく、且つ光軸ずれが生じる前のレーザー光軸の一点か
らの距離が等しい受光領域を有する構成としたものであ
る。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1記載の光
ピックアップ装置において、前記受光手段として、前記
半導体レーザーからの出射光の光軸に対し対称な位置
に、前記光軸中心付近を遮光しないように偶数個の受光
素子が配置され、それらの受光素子の出力信号の和信号
によって半導体レーザーの出力を制御する構成としたも
のである。また、請求項4に係る発明は、請求項3記載
の光ピックアップ装置において、前記受光素子は、半導
体レーザー光の偏波面に対して、水平または垂直に配置
されている構成としたものである。
【0008】請求項5に係る発明は、請求項1記載の光
ピックアップ装置において、前記受光手段として、中央
部が空洞または光透過部であるドーナツ状の受光領域を
有する受光素子を備えた構成としたものである。また、
請求項6に係る発明は、請求項1記載の光ピックアップ
装置において、前記受光手段として一つの受光素子を備
え、該受光素子と前記半導体レーザーとの間にビームス
プリッターを配置し、該ビームスプリッターによって分
離された光束の何れか一方の光軸上に前記受光素子の受
光領域の中心が配置されている構成としたものである。
【0009】請求項7に係る発明は、請求項1記載の光
ピックアップ装置において、前記受光手段として複数の
受光素子を備え、該受光素子は、半導体レーザー、ホロ
グラム素子、制御用受光素子とが一体となったホログラ
ムレーザーユニットに内蔵されており、前記半導体レー
ザーから出射された光束の外縁部は前記ホログラムレー
ザーユニット内の反射面にて対称に反射されて前記受光
素子に導かれ、該受光素子の出力信号の和信号によって
前記半導体レーザーの出力を制御する構成としたもので
ある。
【0010】請求項8に係る発明は、光源からの光を対
物レンズで集光し、記録媒体である光ディスクに照射し
て情報の記録または再生を行う光ピックアップ装置を備
えた光ディスクドライブ装置において、前記光ピックア
ップ装置として、請求項1〜7の何れか一つに記載の光
ピックアップ装置を備えた構成としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成、動作及び作
用を、図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0012】(実施例1)図1は本発明の一実施例を示
す光ピックアップ装置の概略構成図である。図1におい
て、図中の符号1は、内部に光源としての半導体レーザ
ー1Lと、信号検出及び制御用の受光素子1Pを有し、
光の出・入射部にホログラム素子1Hが取付けられたホ
ログラムレーザーユニットであり、このホログラムレー
ザーユニット1の半導体レーザー1Lから出射された光
束は、コリメートレンズ2により略平行光束とされた
後、ミラー(または偏向プリズム)3により光路を略直
角方向に偏向されて対物レンズ4に入射し、対物レンズ
4により集光され、記録媒体(例えば、コンパクトディ
スク(CD)、デジタル・バーサタイル・ディスク(D
VD)等の光ディスク)5上に微小なスポットとして照
射される。記録媒体5からの反射光は対物レンズ4を介
して略平行光束となり、ミラー(または偏向プリズム)
3及びコリメートレンズ2を介してホログラムレーザー
ユニット1の内部に再び戻ってくる。ホログラムレーザ
ーユニット1の内部に戻ってきた記録媒体5からの反射
光は、ホログラムレーザーユニット1に取り付けられた
ホログラム素子1Hにより回折されて信号検出及び制御
用の受光素子1Pに集光され、該受光素子1Pの出力信
号が図示しない信号検出部で演算され、フォーカスエラ
ー信号やトラッキングエラー信号などの制御信号と、記
録または再生信号が検出される。また、検出された上記
制御信号によって記録媒体5上のスポットの位置制御や
フォーカス制御が行なわれる。
【0013】また、図1に示す構成の光ピックアップ装
置では、ホログラムレーザーユニット1の半導体レーザ
ー1Lからの光束の出射方向前方でコリメートレンズ2
の近傍には光量モニター用の受光手段として2つの前方
受光素子6−1,6−2が設けられており、この2つの
前方受光素子6−1,6−2は、半導体レーザー1Lか
らの出射光の光軸に対し対称な位置に、前記光軸中心付
近を遮光しないように配置されている。そして、記録ま
たは再生時に、ホログラムレーザーユニット1の半導体
レーザー1Lからの出射光束の一部は2つの前方受光素
子6−1,6−2に導かれて光量が検出され、その2つ
の前方受光素子6−1,6−2の出力信号は演算回路7
によって加算され、その加算された和信号が半導体レー
ザー1Lの駆動制御部にフィードバックされて光出力の
制御に用いられる。
【0014】ところで、前述の図7に示した従来例にお
いては、一つの前方受光素子26がホログラムレーザー
ユニット21の半導体レーザー21Lからの光束の一部
を受光するよう配置されている関係で、半導体レーザー
21Lからの光束の光軸角度が変化した場合、受光素子
出力が変化してしまうという問題があった。これに対し
て、図1に示す実施例の光ピックアップ装置において
は、2つの前方受光素子6−1.6−2は光軸に対して
対称な位置に配置されており、且つ各受光素子6−1.
6−2は、半導体レーザーの発光面からの距離が等し
く、且つ光軸ずれが生じる前のレーザー光軸の一点から
の距離が等しい位置に受光領域を有する構成であるの
で、この光軸に対して均等に配置された2つの前方受光
素子6−1,6−2に対し、半導体レーザー21Lから
の光束の光軸がずれた場合においては、例えば図2に示
すように、一方の受光素子(1)の出力は増加するが、
他方の受光素子(2)の出力は減少し、その結果、半導
体レーザー1Lを制御する前方受光素子出力(演算回路
7によって加算された和信号)としては一定値を保つこ
とができる。したがって、半導体レーザー1Lの光出力
と前方受光素子出力の直線性を損なうことがなく、安定
した書き込みまたは再生を実現することができる。
【0015】(実施例2)次に図3は、図1に示すホロ
グラムレーザーユニット1の半導体レーザー1Lからの
出射光の偏波面に対する受光素子の配置位置の説明図で
ある。半導体レーザーの特性上、光軸ズレが発生するの
はレーザー光の偏波面に対して、水平または垂直方向が
ほとんどである。そこで本実施例では、この偏波面に対
して水平または垂直な方向に、対称で対になるように2
つの前方受光素子6−1,6−2を配置する。このよう
な配置とすることにより、光軸ズレの方向が特定できて
いるため、最小限の受光素子にて効率よく光軸ズレの影
響を低減することができる。
【0016】(実施例3)次に図4は本発明の別の実施
例を示す光ピックアップ装置の要部構成の説明図であ
る。本実施例では、図1に示した光ピックアップ装置の
2つの受光素子に代えて、光量モニター用の受光手段と
して一つの受光素子8を備え、その一つの受光素子の受
光領域が、半導体レーザーからの出射光の光軸に対して
対称に配置されている構成としたものである。より詳し
くは、受光素子8は、半導体レーザーの発光面からの距
離が等しく、且つ光軸ずれが生じる前のレーザー光軸の
一点からの距離が等しい受光領域を有する構成であり、
具体的には、図4に示すように、中央部が空洞(または
光透過部)であるドーナツ状の受光領域を有する受光素
子8を用いたものである。
【0017】このようにドーナツ状の受光領域を有する
受光素子8を用い、その受光領域が、ホログラムレーザ
ーユニット1の半導体レーザーからの出射光の光軸に対
して対称に配置されている構成とすることにより、全方
向の光軸ズレに対応が可能となり、出射光の光軸ずれが
発生しても受光素子8の出力が変化することがなく、受
光素子8の設置誤差による影響も低減することができ
る。従って、ホログラムレーザーユニット1の半導体レ
ーザーを制御する前方受光素子出力としては一定値を保
つことができ、半導体レーザーの光出力と前方受光素子
出力の直線性を損なうことがなく、安定した書き込みま
たは再生を実現することができる。
【0018】(実施例4)次に図5は本発明のさらに別
の実施例を示す光ピックアップ装置の概略構成図であ
る。図5において、図1と同符号を付したものは同じ構
成部材であり、同様の構成、動作を有するものである
が、本実施例では、光量モニター用の受光手段として一
つの受光素子10を備え、ホログラムレーザーユニット
1の半導体レーザー1Lと受光素子10との間にビーム
スプリッター9を配置し、該ビームスプリッター9によ
って分離された光束の何れか一方の光軸上に受光素子1
0の受光領域の中心が配置されている構成としたもので
ある。
【0019】すなわち本実施例では、半導体レーザー1
Lと前方受光素子10間にビームスプリッタ9を設け、
半導体レーザー1Lからの光束をビームスプリッタ9に
より反射光と透過光に分離し、その分離された光束の一
方(図示の例では反射光)を記録再生信号として用い、
他方(図示の例では透過光)を前方受光素子10による
モニター用として用いる。この時、前方受光素子10の
受光領域の中心を光軸中心と一致させるように素子を配
置する。従来は図7に示したように半導体レーザーの光
強度分布変化の急峻な外縁部で受光していたために、光
軸ずれに対しての前方受光素子の出力変動が大きかった
が、本実施例では、光強度分布変化の少ない光束の中心
に前方受光素子10の受光領域の中心があるために、出
力変動が軽減され、安定した書き込みまたは再生を実現
することができる。
【0020】(実施例5)次に図6は本発明のさらに別
の実施例を示す光ピックアップ装置の概略構成図であ
る。図6において、図中の符号11は、内部に光源とし
ての半導体レーザー11Lと、信号検出及び制御用の受
光素子(図示せず)を有し、光の出・入射部にホログラ
ム素子11Hが取付けられたホログラムレーザーユニッ
トであり、このホログラムレーザーユニット11の半導
体レーザー11Lから出射された光束は、対物レンズ1
2に入射し、対物レンズ12により集光され、記録媒体
13上に微小なスポットとして照射される。記録媒体1
3からの反射光は対物レンズ12を介してホログラムレ
ーザーユニット11の内部に再び戻り、ホログラムレー
ザーユニット11に取り付けられたホログラム素子11
Hにより回折されて信号検出及び制御用の受光素子(図
示せず)に集光され、該受光素子の出力信号が図示しな
い信号検出部で演算され、フォーカスエラー信号やトラ
ッキングエラー信号などの制御信号と、記録または再生
信号が検出される。また、検出された上記制御信号によ
って記録媒体13上のスポットの位置制御やフォーカス
制御が行なわれる。
【0021】また、図6に示す構成の光ピックアップ装
置では、半導体レーザーの光量モニター用の受光手段と
して、半導体レーザーの光軸に対して対称に配置された
2つの受光素子14−1,14−2を備え、該受光素子
14−1,14−2は、半導体レーザー、ホログラム素
子、制御用受光素子とが一体となったホログラムレーザ
ーユニット11に内蔵されている。そして半導体レーザ
ー11Lから出射された光束の外縁部は、ホログラムレ
ーザーユニット11のホログラム素子下面に設けた反射
面11Rにて対称に反射され、2つの受光素子14−
1,14−2に導かれるようになっており、2つの受光
素子14−1,14−2の出力信号の和信号によって半
導体レーザー11Lの出力を制御する構成としたもので
ある。
【0022】このように、本実施例では、前方受光素子
14−1,14−2を半導体レーザー、ホログラム素
子、制御用受光素子が一体となったホログラムレーザー
ユニット11に内蔵しているので、小型化、組み立て性
を向上させることができる。また、半導体レーザー11
Lから出力された光束の外縁部はホログラム素子11H
の下面に設けた反射面11Rにて対称に反射され、ホロ
グラムレーザーユニット11内に設けられた2つの前方
受光素子14−1,14−2に導かれて受光され、半導
体レーザー11Lの出力制御はそれらの前方受光素子1
4−1,14−2の出力信号の和信号によって行うの
で、実施例1と同様の効果が得られる。従って、半導体
レーザー11Lを制御する前方受光素子出力(和信号)
としては一定値を保つことができ、半導体レーザー11
Lの光出力と前方受光素子出力の直線性を損なうことが
なく、安定した書き込みまたは再生を実現することがで
きる。
【0023】(実施例6)次に、上記の実施例1〜5で
説明した光ピックアップ装置を備えた光ディスクドライ
ブ装置の一実施例を説明する。図9に本実施例の光ディ
スクドライブ装置の基本的なブロック図を示す。この図
は記録再生型の光ディスクドライブのブロック図である
が、記録補償回路34を省略した再生型ドライブであっ
てもよい。信号入力/出力には信号の利用目的によりオ
ーディオ回路や、画像圧縮/伸張回路、あるいはコンピ
ュータと接続のためのインターフェイスが接続されてい
る。記録補償34は記録信号によるレーザ変調など、ま
た、RF信号処理回路35は読取り信号の波形整形など
の回路を含んでいる。そしてサーボ手段38は、光ピッ
クアップ装置33の読取り信号よりトラッキングエラー
信号やフォーカスエラー信号等の誤差成分を検出し、光
ピックアップ装置33やディスクモータ(スポンドルモ
ータ)32にフィードバックして制御している。このサ
ーボ手段38には、フォーカスサーボやトラッキングサ
ーボ、ピックアップ送りサーボがある。また、ピックア
ップ送り機構としては、送りねじ方式やラックピニオン
方式、リニヤモータ方式等が知られている。
【0024】情報の再生動作は、前述の実施例1〜5の
何れかに示したような構成の光ピックアップ装置33に
より、光ディスク31上の記録された情報信号を読出
し、その信号をRF信号処理回路35に入力する。RF
信号処理回路35では入力信号の波形整形等を行い、そ
の後、信号を変調・復調回路36に入力して復調する。
復調後の信号出力は図示しないホストコンピュータ等に
出力される。情報の記録動作は、まず記録したい信号の
入力があると、信号は変調・復調回路36により、光デ
ィスク上に記録しやすい信号に変調される。次に変調さ
れた信号は記録補償回路34に入力され、レーザー変調
等を行い、信号に応じたレーザー駆動電流を光ピックア
ップ装置33に流す。一般に情報記録時に流す電流は情
報再生時よりも大きい。次に入力信号に基づいて光ピッ
クアップ装置33内の半導体レーザーが発光され、光ピ
ックアップ装置33からレーザー光を光ディスク31の
記録面に照射することにより情報記録を行う。この動作
の間、サーボ制御は常になされている。
【0025】本実施例の光ディスクドライブ装置では、
光ピックアップ装置33として、前述の実施例1〜5の
何れかに示したような構成の光ピックアップ装置を備え
ることにより、半導体レーザーの出力光量の安定した記
録または再生を行うことができ、書き込み品質が安定し
た高信頼性の光ディスクドライブ装置を実現することが
できる。
【0026】(実施例7)次に、実施例1〜5で説明し
た光ピックアップ装置を備えた光ディスクドライブ装置
のより具体的な構成例について説明する。図10は、光
ディスクドライブ装置の要部構成の一例を示す機能ブロ
ック図である。図10において、図中の符号41は光デ
ィスク、42はスピンドルモータ、43は光ピックアッ
プ装置、44はモータドライバ、45はリードアンプ、
46はサーボ手段、47はCDデコーダ、48はATI
Pデコーダ、49はレーザコントローラ、50はCDエ
ンコーダ、51はCD−ROMエンコーダ、52はバッ
ファRAM、53はバッファマネージャ、54はCD−
ROMデコーダ、55はATAPI/SCSIインター
フェース、56はD/Aコンバータ、57はROM、5
8はCPU、59はRAMを示し、LBはレーザー光、
Audioはオーディオ出力信号を示す。この図10に
おいて、矢印はデータが主に流れる方向を示しており、
また、図を簡略化するために、図10の各ブロックを制
御するCPU58には、矢印のみを付けて各ブロックと
の接続を省略している。
【0027】図10に示す光ディスクドライブ装置の構
成と動作は次の通りである。光ディスク41は、スピン
ドルモータ42によって回転駆動される。このスピンド
ルモータ42は、モータドライバ44とサーボ手段46
により線速度が一定になるように制御される。また、こ
の線速度は、階段的に変更することが可能である。光ピ
ックアップ装置43は前述の実施例1〜5の何れかに示
した構成であり、図示されない半導体レーザー、光学
系、フォーカスアクチュエータ、トラックアクチュエー
タ、受光素子およびポジションセンサを内蔵しており、
レーザー光LBを光ディスク41に照射する。また、こ
の光ピックアップ装置43は、シークモータによってス
レッジ方向への移動が可能である。これらのフォーカス
アクチュエータ、トラックアクチュエータ、シークモー
タは、受光素子とポジションセンサから得られる信号に
基いて、モータドライバ44とサーボ手段46により、
レーザー光LBのスポットが光ディスク41上の目的の
場所に位置するように制御される。
【0028】そして、リード時(再生時)には、光ピッ
クアップ装置43によって得られた再生信号が、リード
アンプ45で増幅されて2値化された後、CDデコーダ
47に入力される。入力された2値化データは、このC
Dデコーダ47において、EFM(Eight to Fourteen
Modulation)復調される。尚、記録データは、8ビット
ずつまとめられてEFM変調されており、このEFM変
調では、8ビットを14ビットに変換し、結合ビットを
3ビット付加して合計17ビットにする。この場合に、
結合ビットは、それまでの「1」と「0」の数が平均的
に等しくなるように付けられる。これを「DC成分の抑
制」といい、DCカットされた再生信号のスライスレベ
ル変動が抑圧される。
【0029】復調されたデータは、デインターリーブと
エラー訂正の処理が行われる。その後、このデータは、
CD−ROMデコーダ54へ入力され、データの信頼性
を高めるために、さらにエラー訂正の処理が行われる。
このように2回のエラー訂正の処理が行われたデータ
は、バッファマネージャ53によって一旦バッファRA
M52に蓄えられ、セクタデータとして揃った状態で、
ATAPI/SCSIインターフェース55を介して、
図示しないホストコンピュータへ一気に転送される。
尚、音楽データの場合には、CDデコーダ47から出力
されたデータが、D/Aコンバータ56へ入力され、ア
ナログのオーディオ出力信号Audioとして取り出さ
れる。
【0030】また、ライト時(記録時)には、ATAP
I/SCSIインターフェース55を通して、ホストコ
ンピュータから送られてきたデータは、バッファマネー
ジャ53によって一旦バッファRAM52に蓄えられ
る。そして、バッファRAM52内にある程度の量のデ
ータが蓄積された状態で、ライト動作が開始されるが、
この場合には、その前にレーザースポットを書き込み開
始地点に位置させる必要がある。この地点は、トラック
の蛇行により予め光ディスク41上に刻まれているウォ
ブル信号によって求められる。
【0031】ウォブル信号には、ATIPと呼ばれる絶
対時間情報が含まれており、この情報が、ATIPデコ
ーダ48によって取り出される。また、このATIPデ
コーダ48によって生成される同期信号は、CDエンコ
ーダ50へ入力され、光ディスク41上の正確な位置へ
のデータの書き込みを可能にしている。バッファRAM
52のデータは、CD−ROMエンコーダ51やCDエ
ンコーダ50において、エラー訂正コードの付加や、イ
ンターリーブが行われ、レーザーコントローラ49、光
ピックアップ装置43を介して、光ディスク41に記録
される。
【0032】尚、EFM変調されたデータは、ビットス
トリームとしてチャンネルビットレート4.3218M
bps(標準速)でレーザを駆動する。この場合の記録
データは、588チャンネルビット単位でEFMフレー
ムを構成する。チャンネルクロックとは、このチャンネ
ルビットの周波数のクロックを意味する。以上が、図1
0の光ディスクドライブ装置の構成と動作の概要であ
る。
【0033】本実施例の光ディスクドライブ装置では、
光ピックアップ装置43として、前述の実施例1〜5の
何れかに示したような構成の光ピックアップ装置を備え
ることにより、半導体レーザーの出力光量の安定した記
録または再生を行うことができ、書き込み品質が安定し
た高信頼性の光ディスクドライブ装置を実現することが
できる。
【0034】
【発明の効果】従来の光ピックアップ装置の前方受光素
子の構成においては、半導体レーザーの出力変動に伴う
光軸ズレが発生した場合には、前方受光素子の出力が変
化し、その結果、特に書き込み時のレーザー出力制御が
所望の値にならずに書き込み品質の低下が発生してい
た。これに対して、本発明の光ピックアップ装置におい
ては、受光手段として一つあるいは複数の前方受光素子
を備え、その一つの受光素子の受光領域、あるいは複数
の受光素子が、前記半導体レーザーからの出射光の光軸
に対して対称に配置されている構成としたことにより、
仮に光軸ズレが生じた場合においても、前方受光素子の
出力変化が発生せず、安定して半導体レーザーの光出力
制御が可能となり、安定した記録または再生を行なうこ
とができる。そして本発明の光ディスクドライブ装置に
おいては、上記光ピックアップ装置を備えることによ
り、半導体レーザーの出力光量の安定した記録または再
生を行うことができ、書き込み品質が安定した高信頼性
の光ディスクドライブ装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す光ピックアップ装置の
概略構成図である。
【図2】図1に示す構成の光ピックアップ装置の2つの
前方受光素子の出力信号と、その2つの出力信号を加算
した前方受光素子出力(和信号)の例を示す図である。
【図3】図1に示すホログラムレーザーユニットの半導
体レーザーからの出射光の偏波面に対する受光素子の配
置位置の説明図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す光ピックアップ装置
の要部構成の説明図である。
【図5】本発明のさらに別の実施例を示す光ピックアッ
プ装置の概略構成図である。
【図6】本発明のさらに別の実施例を示す光ピックアッ
プ装置の概略構成図である。
【図7】従来の光ピックアップ装置の一例を示す概略構
成図である。
【図8】図7に示す光ピックアップ装置の半導体レーザ
ーの光出力と前方受光素子の出力の関係を示す図であ
る。
【図9】本発明のさらに別の実施例を示す図であって、
光ディスクドライブ装置の基本的な構成例を示すブロッ
ク図である。
【図10】本発明のさらに別の実施例を示す図であっ
て、光ディスクドライブ装置の要部構成の一例を示す機
能ブロック図である。
【符号の説明】
1,11:ホログラムレーザーユニット 1L,11L:半導体レーザー 1H,11H:ホログラム素子 1P:信号検出及び制御用の受光素子 2:コリメートレンズ 3:ミラー(または偏向プリズム) 4,12:対物レンズ 5,13,31,41:記録媒体(光ディスク) 6−1,6−2,8,10,14−1,14−2:前方
受光素子 9:ビームスプリッタ 11R:反射面 33,43:光ピックアップ装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザーからの光を対物レンズで集
    光し、記録媒体に照射して情報の記録または再生を行う
    光ピックアップ装置であって、記録または再生時に、前
    記半導体レーザーから出射された光の一部を該半導体レ
    ーザーの外部に設けられた受光手段で受光することによ
    り該半導体レーザーの光出力を制御する構成の光ピック
    アップ装置において、 前記受光手段として一つあるいは複数の受光素子を備
    え、その一つの受光素子の受光領域、あるいは複数の受
    光素子が、前記半導体レーザーからの出射光の光軸に対
    して対称に配置されていることを特徴とする光ピックア
    ップ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ピックアップ装置におい
    て、 前記受光素子は、半導体レーザーの発光面からの距離が
    等しく、且つ光軸ずれが生じる前のレーザー光軸の一点
    からの距離が等しい受光領域を有することを特徴とする
    光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の光ピックアップ装置におい
    て、 前記受光手段として、前記半導体レーザーからの出射光
    の光軸に対し対称な位置に、前記光軸中心付近を遮光し
    ないように偶数個の受光素子が配置され、それらの受光
    素子の出力信号の和信号によって半導体レーザーの出力
    を制御することを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の光ピックアップ装置におい
    て、 前記受光素子は、半導体レーザー光の偏波面に対して、
    水平または垂直に配置されていることを特徴とする光ピ
    ックアップ装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の光ピックアップ装置におい
    て、 前記受光手段として、中央部が空洞または光透過部であ
    るドーナツ状の受光領域を有する受光素子を備えたこと
    を特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の光ピックアップ装置におい
    て、 前記受光手段として一つの受光素子を備え、該受光素子
    と前記半導体レーザーとの間にビームスプリッターを配
    置し、該ビームスプリッターによって分離された光束の
    何れか一方の光軸上に前記受光素子の受光領域の中心が
    配置されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の光ピックアップ装置におい
    て、 前記受光手段として複数の受光素子を備え、該受光素子
    は、半導体レーザー、ホログラム素子、制御用受光素子
    とが一体となったホログラムレーザーユニットに内蔵さ
    れており、前記半導体レーザーから出射された光束の外
    縁部は前記ホログラムレーザーユニット内の反射面にて
    対称に反射されて前記受光素子に導かれ、該受光素子の
    出力信号の和信号によって前記半導体レーザーの出力を
    制御することを特徴とする光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】光源からの光を対物レンズで集光し、記録
    媒体である光ディスクに照射して情報の記録または再生
    を行う光ピックアップ装置を備えた光ディスクドライブ
    装置において、 前記光ピックアップ装置として、請求項1〜7の何れか
    一つに記載の光ピックアップ装置を備えたことを特徴と
    する光ディスクドライブ装置。
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